JP2014135626A - アナログスイッチ回路及びそれを用いた可変減衰器 - Google Patents

アナログスイッチ回路及びそれを用いた可変減衰器 Download PDF

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Abstract

【課題】大信号の入力時に、オン状態で耐圧を超え難く、オフ状態で確実なオフ状態を保持し易くするアナログスイッチ回路を提供する。
【解決手段】制御端子CNTLと、入力端子IN及び出力端子OUTと、バルク端子Bを有するトランジスタMと、トランジスタMのゲート端子Gと制御端子CNTLの間に接続され、トランジスタMのゲート端子Gとソース端子Sとの間の寄生容量CGS又はゲート端子Gとドレイン端子Dとの間の寄生容量CGDよりもインピーダンスの大きい第1のインピーダンス素子Rと、トランジスタMのソースSとバルク端子Bとの間及びドレインDとバルク端子Bとの間に、トランジスタMのバルク端子Bとソース端子Sとの間の寄生容量CSB又はバルク端子Bとドレイン端子Dとの間の寄生容量CDBよりもインピーダンスの小さい第2及び第3のインピーダンス素子Z,Zとを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、アナログスイッチ回路及びそれを用いた可変減衰器に関し、より詳細には、バルク端子を有するMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor:以下、単にFET又はトランジスタともいう)により主要構成された回路において、大信号の入力時に、オン状態で耐圧を超え難く、オフ状態で確実なオフ状態を保持し易いアナログスイッチ回路及びそれを用いた可変減衰器に関する。
従来から、トランジスタを用いたアナログスイッチ回路が知られている。例えば、特許文献1に記載のものは、オン・オフするスイッチ素子として3個以上のMOSトランジスタを直列接続し、それぞれのMOSトランジスタに対する印加電圧を分割低減させることによって、総合的な許容電力を改善するトランジスタスイッチ回路(以下、アナログスイッチ回路という)である。
また、例えば、特許文献2に記載のものは、複雑な制御回路を必要としない高電力トランジスタスイッチ回路である。ジャンクション型電界効果トランジスタ(JFET:Junction Field Effect Transistor)は、オフ時の耐電圧量が必ずしも十分ではないので、JFETを適宜に直列接続することにより、それぞれのJFETに対する印加電圧を分割低減させ、総合的な許容電力を改善することもあった。さらに、半導体スイッチ素子部の所要周波数帯における信号伝送路の特性インピーダンスより低く変換するインピーダンス変換手段を備えたものがある。このインピーダンス変換手段として、インダクタL及びキャパシタCによるLC回路によって、伝送路高周波電圧を下げる。その結果、オフ時のJFETに印加される高周波電圧を低下させられるので、複数のJFETを直列に接続することが不要になるというものである。
米国特許第8058922号明細書(B2) 特開平11−220371号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載のものは、バルク端子を有するMOSFETにより主要構成されたアナログスイッチ回路において、大信号の入力時に、オン状態で耐圧を超え難く、オフ状態で確実なオフ状態を保持し易くするために、回路に付加接続すべきインピーダンス素子のインピーダンス値を、MOSFETの各部が有する寄生容量に基づいて生ずるインピーダンス値に対し、明確に定義付けたものではなかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、バルク端子を有するMOSFETにより主要構成された回路において、MOSFETの各部が有する寄生容量に基づいて生ずるインピーダンス値に対し、回路に付加接続すべきインピーダンス素子のインピーダンス値を、明確に定義付けることにより、大信号の入力時に、オン状態で耐圧を超え難く、オフ状態で確実なオフ状態を保持し易くするアナログスイッチ回路を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、バルク端子(B)を有するトランジスタ(M)と、該トランジスタ(M)の入力端子(IN)及び出力端子(OUT)と、前記トランジスタ(M)の導通性を制御する制御端子(CNTL)と、前記トランジスタ(M)のゲート端子(G)と前記制御端子(CNTL)との間に接続され、前記トランジスタ(M)の前記ゲート端子(G)とソース端子(S)との間の寄生容量(CGS)又は前記ゲート端子(G)と前記ドレイン端子(D)との間の寄生容量(CGD)よりもインピーダンスの大きい第1のインピーダンス素子(R)と、前記トランジスタ(M)の前記ソース端子(S)と前記バルク端子(B)との間及び前記ドレイン(D)と前記バルク端子(B)との間に、前記トランジスタ(M)の前記バルク端子(B)と前記ソース端子(S)との間の寄生容量(CSB)又は前記バルク端子(B)と前記ドレイン端子(D)との間の寄生容量(CDB)よりもインピーダンスの小さい第2のインピーダンス素子(Z)及び第3のインピーダンス素子(Z)とを備えることを特徴とする。(図3)
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記トランジスタ(M)の前記バルク端子(B)と所定の電位がバイアスされたバイアス端子(VS)との間に接続され、前記トランジスタ(M)の前記バルク端子(B)と前記ソース(S)との間の前記寄生容量(CSB)又は前記バルク端子(B)と前記ドレイン(D)との間の前記寄生容量(CDB)よりもインピーダンスの大きい第4のインピーダンス素子(R)を備えることを特徴とする。(図1)
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記第2及び第3のインピーダンス素子(Z,Z)は、抵抗素子(R,R)であることを特徴とする。(図4:実施例1)
また、請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記第2及び第3のインピーダンス素子(Z,Z)はキャパシタ(C,C)であることを特徴とする。(図6:実施例2)
また、請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記第2及び第3のインピーダンス素子(Z,Z)はインダクタ(L,L)であることを特徴とする。(図7:実施例3)
また、請求項6に記載の発明は、請求項1、2又は3に記載の発明において、記載のアナログスイッチ回路(10)を用いた可変減衰器(40,50)であって、前記入力端子(IN)と前記出力端子(OUT)との間に介挿され、少なくとも1組以上の前記アナログスイッチ回路(10)が直列に接続された直列可変抵抗群と、前記入力端子(IN)から出力端子(OUT)に至る伝送経路の途中いずれかの点(K)と基準電位(GND)との間を短絡するように介挿され、少なくとも1組以上の前記アナログスイッチ回路(10)が直列に接続された短絡可変抵抗群とを備えることを特徴とする。(図8:実施例4、図9:実施例5)
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記直列可変抵抗群は、少なくとも1個以上のアナログスイッチ回路(51,52)が直列に接続されて構成され、前記短絡可変抵抗群は、少なくとも1個以上のアナログスイッチ回路(53,54)が直列に接続されて構成されていることを特徴とする。(図9:実施例5)
本発明によれば、バルク端子を有するMOSFETにより主要構成された回路において、MOSFETの各部が有する寄生容量に基づいて生ずるインピーダンス値に対し、回路に付加接続すべきインピーダンス素子のインピーダンス値を、明確に定義付けることにより、大信号の入力時に、オン状態で耐圧を超え難く、オフ状態で確実なオフ状態を保持し易くするアナログスイッチ回路を実現できる。
本発明に係るアナログスイッチ回路の前提技術を説明するための回路図である。 図1のスイッチ回路の等価回路及び断面構造によって、MOSFETのPN接合部に存在する寄生容量を説明するための模式説明図である。 本発明に係るアナログスイッチ回路の実施形態を説明するための回路図である。 図3のアナログスイッチ回路におけるインピーダンス素子を、それぞれ抵抗に置き換えたアナログスイッチ回路の実施例1を説明するための回路図である。 図4のアナログスイッチ回路の動作を説明するための各部電圧の変化を示す図である。 図4のアナログスイッチ回路における抵抗をキャパシタに置き換えたアナログスイッチ回路の実施例2を説明するための回路図である。 図4のアナログスイッチ回路における抵抗をインダクタに置き換えたアナログスイッチ回路の実施例3を説明するための回路図である。 図4のアナログスイッチ回路を用いた可変減衰器としての実施例4を説明するための回路図である。 図4のアナログスイッチ回路を用いた可変減衰器としての実施例5を説明するための回路図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態及び各実施例について説明する。
図1は、本発明に係るアナログスイッチ回路の前提技術を説明するための回路図である。図1に示すように、アナログスイッチ回路90は、ソース端子S及びドレイン端子D、ゲート端子G、バルク端子Bを有するNMOSFET(Negative channel metal−oxide−semiconductor field−effect transistor:以下、NMOSFET又は、単にFETともいう)Mに、抵抗R,Rのほか、不図示のダイオードなどの素子が、接続されてスイッチを構成している。抵抗Rは、ゲート端子Gと制御端子CNTLとの間に接続され、抵抗Rは、バルク端子Bと適切な電位にバイアスされた端子(以下、バイアス端子という)VSとの間に接続されている。
なお、・バルクとはNMOSFETを構成する半導体の基盤部分を意味する。このバルクに導通するバルク端子は、通常、NMOSFETでは、回路中の最も電位の低いところ、例えば、グランド電位に接続される。また、P(Positive channel)MOSFETでは、回路中の最も電位が高い端子、例えば、電源電位に接続される。そして、バルク端子、及びその接続についての記述がない場合には、NMOSFET・PMOSFETともソースS側に接続されているものと見なされる。
これら、抵抗R,Rは、各端子間に存在する寄生容量CGS,CGD,CSB,CDB及び、PN接合部の寄生容量Cよりも、十分にインピーダンスを高く設定されている。また、各寄生容量は、ゲート端子Gとソース端子Sとの間の寄生容量CGS、ゲート端子Gとドレイン端子Dとの間の寄生容量CGD、ソース端子Sとバルク端子Bとの間の寄生容量CSB、ドレイン端子Dとバルク端子Bとの間の寄生容量CDBである。なお、本明細書で例示するアナログスイッチ回路は、NMOSFETを用いた構成であるが、PMOSFET用いた構成、あるいはNMOSFET及びPMOSFETの両方を用いた構成でも同様である。
そして、所定のインピーダンス値に設定された第4のインピーダンス素子Rが、トランジスタMのバルク端子Bとバイアス端子VSとの間に接続されている。なお、バイアス端子VSには、所定の電位がバイアスされている。第4のインピーダンス素子Rは、トランジスタMのバルク端子BとソースSとの間の寄生容量CSB及びバルク端子BとドレインDとの間の寄生容量CDBに基づくインピーダンス値よりも大きいインピーダンス値である。
次に、FET(トランジスタ)Mの動作を説明する。
トランジスタMは、下記式(1)で表されるオン抵抗を有する。
Figure 2014135626
ここで、μは移動度、COXはゲート酸化膜の容量、Wはチャネル幅、Lはチャネル長、VGS,VDSは直流電圧、νgsdsは交流電圧、VTHは閾値電圧である。
ゲート端子Gと制御端子CNTLとの間に接続された抵抗Rが、ゲート端子Gとソース端子Sとの間、あるいはゲート端子Gとドレイン端子Dとの間の寄生容量CGS,CGD,と比べて、十分インピーダンス値が大きい場合、寄生容量CGS,CGDを介することで、入力信号振幅にしたがってゲート端子GのAC信号νが、下記式(2)で変動する。
Figure 2014135626
(ただし、寄生容量CGSとCGDとは、ほぼ等しい)
ゲート端子Gの交流(AC)信号νが、上記式(2)で表されるように変動することにより、下記式(3)となる。
Figure 2014135626
上記式(3)となることにより、トランジスタMのオン抵抗は、入力信号振幅に依らず、ほぼ一定で低歪の特性を実現することができる。またバルク端子Bは入力信号振幅にしたがって、AC信号は、下記式(4)で表されるように変動する。
Figure 2014135626
(ただし、RB>>1/ωCとした)
ここで、PN接合部の寄生容量Cは、図2に示すように存在する。
図2は、図1のスイッチ回路の等価回路及び断面構造によって、MOSFETのPN接合部に存在する寄生容量を説明するための模式説明図である。図2に示すように、低層から順に、P基盤(Psub)、Nウェル(Deep Well)、逆ウェル(Retrograde Well)、及び各電極が形成されている。
上述したアナログスイッチ回路90では、PN接合部に存在する寄生容量Cが、バルク端子Bとソース端子Sとの間、バルク端子Bとドレイン端子Dとの間に、それぞれ存在する寄生容量CSB,CDBに比べて、十分小さな値でないために、バルク端子BのAC信号νが、下記式(5)で表されるように変動する。
Figure 2014135626
そのため、アナログスイッチ回路90に、大信号が入力された際、ゲート端子Gとバルク端子Bとの間の電圧νgbが大きく振れる。このため、オン状態では電圧νgbが、耐圧を容易に超えてトランジスタM1を破壊してしまう虞がある。一方、トランジスタMがオフ状態であっても、電圧νgbが閾値電圧を容易に超えてオンしてしまい、オフ状態を確実に保持することが困難であるという問題がある。
そこで、本実施形態では、大信号が入力されても、ゲート端子Gとバルク端子Bとの間の電圧νgbが、大きく振れることをなくすようにした。その結果、トランジスタMがオン状態では電圧νgbが耐圧を超えないためトランジスタMは破壊されない。一方、トランジスタMがオフ状態では、電圧νgbが閾値電圧を超えないので、オフ状態を確実に保持することが可能なアナログスイッチ回路を提供することができる。
図3は、本発明に係るアナログスイッチ回路の実施形態を説明するための回路図である。図3に示すように、アナログスイッチ回路100は、図1に示したアナログスイッチ回路90に対して、インピーダンス素子Z,Zを追加して接続したものである。なお、アナログスイッチ回路90は、ソース端子S及びドレイン端子D、ゲート端子G、バルク端子Bを有するNMOSFETMに、第1のインピーダンス素子(以下、単に抵抗Rともいう)が、接続されてスイッチを構成している。抵抗Rは、ゲート端子Gと制御端子CNTLとの間に接続されている。この抵抗Rは、各端子間に存在する寄生容量CGS,CGD,CSB,CDB及び、PN接合部の寄生容量Cよりも、十分にインピーダンスが高く設定されている。
アナログスイッチ回路100は、上述したアナログスイッチ回路90に加えて、ソース端子Sとバルク端子Bとの間に、第2のインピーダンス素子(以下、単にインピーダンスZともいう)が接続され、ドレイン端子Dとバルク端子Bとの間に、第3のインピーダンス素子(以下、単にインピーダンスZともいう)が接続されている。これら、インピーダンスZ,Zのインピーダンス値は、バルク端子Bとソース端子Sとの間の寄生容量CSB、バルク端子Bとドレイン端子Dとの間の寄生容量CDB、又はPN接合容量Cと比べて、インピーダンス値が同程度あるいは小さい。なお、これら、インピーダンスZ,Zとして、図4に示す抵抗や図6に示すキャパシタ、図7に示すインダクタなどが接続されている。
このように、アナログスイッチ回路100は、トランジスタMのドレインDとソースSとを、それぞれ入力端子IN及び出力端子OUTに接続し、トランジスタMのゲート端子Gに接続された制御端子CNTLに入力される制御信号により、ドレインDとソースSとの間を、オン・オフ制御するように構成されたスイッチである。また、このアナログスイッチ回路100は、トランジスタMのゲート端子Gと制御端子CNTLの間に、第1のインピーダンス素子Rが接続されている。この第1のインピーダンス素子Rのインピーダンスは、トランジスタM1のゲートGとソースSとの間の寄生容量CGSあるいはゲートGとドレインDとの間の寄生容量CGDよりも大きい。
なおかつ、アナログスイッチ回路100は、トランジスタM1のソースSとバルク端子Bとの間、及びドレインDとバルク端子Bとの間に、それぞれ第2及び第3のインピーダンス素子Z,Zが接続されている。これらの第2及び第3のインピーダンス素子Z,Zのインピーダンスは、トランジスタMのバルク端子Bとソース端子Sとの間の寄生容量CSB、バルク端子Bとドレイン端子Dとの間の寄生容量CDB、又はPN接合容量Cよりも小さい。
次に、アナログスイッチ回路100の動作について説明する。
アナログスイッチ回路100は、上述したように、アナログスイッチ回路90に加えて、トランジスタM1のソースSとバルク端子Bとの間、及びドレインDとバルク端子Bとの間に、それぞれインピーダンス値の小さいインピーダンス素子Z,Zが接続されている。そのため、バルク端子Bが、ゲート端子Gと同様に(νs+νd)/2、程度で変動する。その結果、アナログスイッチ回路100は、オン状態のスイッチに大信号が入力されても、ゲートG−バルク端子B間で、耐圧を超えにくくなる。また、オフ状態のスイッチに大信号が入力されても、オフ状態が確実に維持し易いスイッチを実現できる。
以上、説明したように、本実施形態のアナログスイッチ回路100は、オン抵抗が低歪であったアナログスイッチ回路90の動作特性に加えて、大入力の信号時にも、オン時には耐圧を超えて破壊されることが少なく、オフ時にはオフ状態を保ち易いという良好な動作特性を有する。
つまり、本実施形態によれば、バルク端子を有するMOSFETにより主要構成された回路において、MOSFETの各部が有する寄生容量に基づいて生ずるインピーダンス値に対し、回路に付加接続すべきインピーダンス素子のインピーダンス値を、明確に定義付けることにより、大信号の入力時に、オン状態で耐圧を超え難く、オフ状態で確実なオフ状態を保持し易くするアナログスイッチ回路を実現できる。
図4は、図3のアナログスイッチ回路におけるインピーダンス素子を抵抗に置き換えたアナログスイッチ回路の実施例1を説明するための回路図である。図4に示すように、アナログスイッチ回路10は、スイッチ部を構成しているNMOSトランジスタM1において、そのソース端子Sとバルク端子Bとの間に、第2のインピーダンス素子Zとして抵抗Rを接続し、ドレイン端子Dとバルク端子B間に第3のインピーダンス素子Zとして、抵抗Rが接続されている。これら、第2、第3のインピーダンス素子Z,Zとしての抵抗R,Rは、バルク端子Bとソース端子Sとの間の寄生容量CSB、バルク端子Bとドレイン端子Dとの間の寄生容量CDB、又はPN接合容量Cと比べて、インピーダンス値が同程度又はそれ以下である。
次に、アナログスイッチ回路10の動作について説明する。
アナログスイッチ回路10は、上述したように、アナログスイッチ回路90に加えて、トランジスタM1のソースSとバルク端子Bとの間、及びドレインDとバルク端子Bとの間に、それぞれインピーダンス値の小さい抵抗R,Rが接続されている。そのため、バルク端子Bが、下記式(6)で変動する。
Figure 2014135626
ここで、下記式(7)に示す条件の場合、
Figure 2014135626
下記式(8)に示すことになる。
Figure 2014135626
上記式(8)は、バルク端子Bの交流電圧が、ゲート端子Gと同様に変動することを示している。また、バルク端子Bの電圧V+νと、ゲート端子Gの電圧V+νとは、それぞれ図5に示すとおりである。
図5は、図4のアナログスイッチ回路の動作を説明するための各部電圧の変化を示す図である。図5に示すように、ゲート端子Gとバルク端子B間の電圧νgbが大きく変動することがなくなる。
以上、説明したように、本実施例1のアナログスイッチ回路10は、大入力の信号時にも、オン時には耐圧を超えて破壊されることが少なく、オフ時には閾値電圧を容易に超え難くなるためオフ状態を保ち易いという良好な動作特性を有する。
図6は、図4のアナログスイッチ回路における抵抗をキャパシタに置き換えたアナログスイッチ回路の実施例2を説明するための回路図である。図6に示すように、実施例2のアナログスイッチ回路20は、図4における抵抗R,Rを、それぞれキャパシタC,Cに置き換えた回路である。すなわち、第2のインピーダンス素子Zは、キャパシタCであり、第3のインピーダンス素子Zは、キャパシタCである。そして、動作原理及び作用効果は、図4に示した実施例1のアナログスイッチ回路10と同様である。
図7は、図4のアナログスイッチ回路における抵抗をインダクタに置き換えたアナログスイッチ回路の実施例3を説明するための回路図である。図7に示すように、実施例3のアナログスイッチ回路30は、図4における抵抗R,Rを、それぞれインダクタL,Lに置き換えた回路である。すなわち、第2及び第3のインピーダンス素子Z,Zは、インダクタL,Lである。そして、動作原理及び作用効果は、図4に示した実施例1のアナログスイッチ回路10と同様である。
図8は、図4のアナログスイッチ回路を用いた可変減衰器としての実施例4を説明するための回路図である。図8に示すように、減衰器40は、入力端子INと出力端子OUTとの間に、アナログスイッチ回路41が介挿されている。そして、アナログスイッチ回路41の制御端子CTL1にH(Highレベル)/L(Lowレベル)の制御信号を入力することにより、入力端子INと出力端子OUTとの間がオン/オフ制御される。
さらに、減衰器40は、入力端子INと基準電位GNDとの間を短絡するように、アナログスイッチ回路42が介挿されている。同様に、出力端子OUTと基準電位GNDとの間を短絡するように、アナログスイッチ回路(短絡可変抵抗群)43が介挿されている。そして、アナログスイッチ回路42,43の制御端子CTL2にH/L又は適宜レベルの制御信号を入力することにより、入力端子IN又は出力端子OUTとの間と、基準電位GNDとの間の短絡抵抗がオン/オフ又は適宜抵抗値に制御される。その結果、入力端子IN又は出力端子OUTにおける信号レベルは短絡抵抗値に応じて減衰する。減衰器40は、入力端子INから出力端子OUTへと通過する信号レベルを適宜減衰させる目的に応じて、制御端子CTL1,制御端子CTL2にH/L又は適宜レベルの制御信号を入力する。
この減衰器40の回路において、制御端子CTL1にH、制御端子CTL2にLの制御信号を入力すれば、トランジスタMがオンし、トランジスタM,Mがオフするので、信号レベルを最大で通過させる。逆に、制御端子CTL1にL、制御端子CTL2にHの制御信号を入力すれば、トランジスタMがオフし、トランジスタM,Mがオンするので、信号レベルをゼロにまで絞ることができる。また、減衰させる目的に応じて、減衰レベルを適宜制御することも可能である。
なお、減衰器40に用いた各アナログスイッチ回路41〜43も、それらの動作原理及び作用効果は、図4で示した実施例1のアナログスイッチ回路10と同等である。ただし、図4のアナログスイッチ回路10において、説明するために明示した各端子間の寄生容量CGS,CGD,CSB,CDB及び、PN接合部の寄生容量Cを、図8では記載を省略しているが、それらが存在することに変わりない。
そして、より高い線形性を有する可変減衰器を実現する場合は、MOSFETのオン抵抗の割合を減らすような抵抗値の固定抵抗R,R16を追加した構成にすることが好ましい。さらに、この実施例4のアナログスイッチ回路40は、2組の短絡可変抵抗群42,43と、1組の直列可変抵抗群41とを備えたものについて示したが、これに限るものではない。すなわち、2組の短絡可変抵抗群42,43のうち少なくとも1組と、1組以上の直列可変抵抗群41とを備えた減衰器であれば良い。
次に、減衰器40の動作についてより具体的に説明する。
図8において、CNTL1のゲート端子GにHの制御信号を入力している状態では、トランジスタM1がオンするため、直列可変抵抗群41は小さな抵抗値となる。それと同時に、CNTRL2のゲート端子GにLの制御信号を入力している状態では、トランジスタM,Mがオフするため、入力端子INに入力した信号は大きく減衰されることなくOUT端子から出力される。すなわち、抵抗R,R,Rで構成された短絡抵抗群42は、抵抗R,R,Rの合計抵抗値、すなわち大きな抵抗値となり、抵抗R16,R17,R18で構成された短絡抵抗群43は、抵抗R16,R17,R18の合計抵抗値、すなわち大きな抵抗値となる。したがって、短絡抵抗群42,43それぞれでは、入力した信号が短絡しないので減衰もしない。
一方、図8において、CNTL1のゲート端子GにLの制御信号を入力している状態では、トランジスタM1がオフするため、直列可変抵抗群41は、R1とR2の合計抵抗値、すなわち大きな抵抗値となる。したがって、入力端子INに入力された信号は、高抵抗で相当に阻止されOUT端子から微少レベルでのみ出力される。それと同時に、CNTRL2のゲート端子GにHの制御信号を入力している状態では、トランジスタM,Mがオンするため、入力端子INに入力した信号は、グランドGNDに短絡されるで、ほとんど減衰する。
このように、CNTL1のゲート端子GにH、CNTRL2のゲート端子GにLの電圧を印加している状態と、CNTL1のゲート端子GにL、CNTRL2のゲート端子GにHの電圧が印加している状態と、これらの中間電位の制御信号などを入力することにより、適宜に異なるレベルの減衰量を得ることができる。また実施例4に係る減衰器40の構成においては、大信号が入力端子INに入力された場合でも、オン状態のMOSトランジスタM1のνgbが、耐圧を超えることなく、またオフ状態を保ちやすいため、大信号時でも小信号時と同様に適切に制御された減衰量を得ることができる。
図9は、図4のアナログスイッチ回路を用いた可変減衰器としての実施例5を説明するための回路図である。図9に示すように、減衰器50は、入力端子INと出力端子OUTとの間に、直列可変抵抗群が介挿されている。この直列可変抵抗群は、2個のアナログスイッチ回路51,52が直列に接続されて構成されている。なお、直列可変抵抗群には、少なくとも1個以上のアナログスイッチ回路51が含まれていれば良く、その直列接続段数は適宜増加しても構わない。
さらに、図9に示すように、減衰器50は、入力端子INから出力端子OUTまでの信号伝送経路の途中いずれかの点Kと、信号伝送経路と基準電位GNDとの間を短絡可能に、固定抵抗Rと、直列可変抵抗群とを直列接続して介挿されている。短絡可変抵抗群は、2個のアナログスイッチ回路53,54を、接続点Kで直列に接続したものである。この短絡可変抵抗群には、少なくとも1個以上のアナログスイッチ回路53又は54が含まれていれば良く、その直列接続段数は適宜増加しても構わない。このように、減衰器50は、信号伝送経経路の途中に位置する接続点Kと、基準電位GNDとを、適宜に短絡することが可能である。
また、直列可変抵抗群及び短絡可変抵抗群は、それぞれに、少なくとも1組以上のアナログスイッチ回路10が直列に接続されて構成されている。つまり、各アナログスイッチ回路51,52,53,54は、実質上、アナログスイッチ回路10と同等の構成である。そして、直列可変抵抗群及び短絡可変抵抗群を構成する各アナログスイッチ回路51,52,53,54の直列接続段数の増加に応じて減衰器50の耐電圧が増強されるとともに、減衰可能なダイナミックレンジが広げられる。
減衰器50は、減衰させる目的に応じて、制御端子CTL1,CTL2にH/L又は適宜レベルの制御信号を入力することにより、減衰レベルを適宜制御することが可能である。減衰器50の制御の方法は、図8に示した実施例4に係る減衰器40と同様である。
次に、減衰器50の動作についてより具体的に説明する。
図9において、CNTL1のゲート端子GにHの制御信号を入力している状態では、トランジスタM,Mがオンするため、直列可変抵抗群は小さな抵抗値となる。それと同時に、CNTRL2のゲート端子GにLの制御信号を入力している状態では、トランジスタM,Mがオフするため、入力端子INに入力した信号は大きく減衰されることなくOUT端子から出力される。すなわち、短絡抵抗群53,54は、抵抗R,R,R,R,Rの合計抵抗値、すなわち大きな抵抗値となる。したがって、短絡抵抗群により入力信号が短絡されることがないので減衰もしない。
一方、図9において、CNTL1のゲート端子GにLの制御信号を入力している状態では、トランジスタM,Mがオフするため、直列可変抵抗群51,52は、R,R,R,Rの合計抵抗値、すなわち大きな抵抗値となる。したがって、入力端子INに入力された信号は、高抵抗で相当に阻止されOUT端子から微少レベルでのみ出力される。それと同時に、CNTRL2のゲート端子GにHの制御信号を入力している状態では、トランジスタM,Mがオンするため、入力端子INに入力された信号のほとんどが、基準電位GNDに短絡されて減衰する。
このように、CNTL1のゲート端子GにH、CNTRL2のゲート端子GにLの電圧を印加している状態と、CNTL1のゲート端子GにL、CNTRL2のゲート端子GにHの電圧が印加している状態と、これらの中間電位の制御信号などを入力することにより、適宜に異なるレベルの減衰量を得ることができる。また実施例5に係る減衰器50の構成においては、大信号が入力端子INに入力された場合でも、オン状態のMOSトランジスタM,Mのνgbが、耐圧を超えることなく、またオフ状態を保ちやすいため、大信号時でも小信号時と同様に適切に制御された減衰量を得ることができる。
なお、減衰器50に用いた各アナログスイッチ回路51〜54も、それらの動作原理及び作用効果は、図4で示した実施例1のアナログスイッチ回路10と同等である。ただし、図4のアナログスイッチ回路10において、説明するために明示した各端子間の寄生容量CGS,CGD,CSB,CDB及び、PN接合部の寄生容量Cを、図9では記載を省略しているが、それらが存在することに変わりない。
そして、可変減衰器50において、より高い線形性を実現する場合は、MOSトランジスタM,Mのオン抵抗の割合を減らすような抵抗値の固定抵抗Rを、追加した構成にすることが好ましい。さらに、この実施例5のアナログスイッチ回路50は、2組のスイッチが直列接続された1連の直列可変抵抗群と、2組のスイッチが直列接続された1連の短絡可変抵抗群とを備えたものについて示したが、これに限るものではない。すなわち、直列可変抵抗群を構成するアナログスイッチ回路51,52の少なくともいずれか1組と、短絡可変抵抗群を構成するアナログスイッチ回路53,54の少なくともいずれか1組とを備えた減衰器であれば良い。
10,20,30,41,42,43,51,52,53,54,90,100 アナログスイッチ回路
40,50 減衰器
CNTL,CNTL1,CNTL2 制御端子
IN 入力端子
B バルク端子 CDB,CSB,CGD 寄生容量
GND 基準電位
OUT 出力端子
第1のインピーダンス素子
,R,C,L 第2のインピーダンス素子
,R,C,L 第3のインピーダンス素子
第4のインピーダンス素子
VS バイアス端子

Claims (7)

  1. バルク端子を有するトランジスタと、該トランジスタの入力端子及び出力端子と、前記トランジスタの導通性を制御する制御端子と、前記トランジスタのゲート端子と前記制御端子との間に接続され、前記トランジスタの前記ゲート端子とソース端子との間の寄生容量又は前記ゲート端子と前記ドレイン端子との間の寄生容量よりもインピーダンスの大きい第1のインピーダンス素子と、
    前記トランジスタの前記ソース端子と前記バルク端子との間及び前記ドレインと前記バルク端子との間に、前記トランジスタの前記バルク端子と前記ソース端子との間の寄生容量又は前記バルク端子と前記ドレイン端子との間の寄生容量よりもインピーダンスの小さい第2のインピーダンス素子及び第3のインピーダンス素子と
    を備えることを特徴とするアナログスイッチ回路。
  2. 前記トランジスタの前記バルク端子と所定の電位がバイアスされたバイアス端子との間に接続され、前記トランジスタの前記バルク端子と前記ソースとの間の前記寄生容量又は前記バルク端子と前記ドレインとの間の前記寄生容量よりもインピーダンスの大きい第4のインピーダンス素子を備えることを特徴とする請求項1に記載のアナログスイッチ回路。
  3. 前記第2及び第3のインピーダンス素子は、抵抗素子であることを特徴とする請求項1又は2に記載のアナログスイッチ回路。
  4. 前記第2及び第3のインピーダンス素子はキャパシタであることを特徴とする請求項1又は2に記載のアナログスイッチ回路。
  5. 前記第2及び第3のインピーダンス素子はインダクタであることを特徴とする請求項1又は2に記載のアナログスイッチ回路。
  6. 請求項1、2又は3に記載のアナログスイッチ回路を用いた可変減衰器であって、
    前記入力端子と前記出力端子との間に介挿され、少なくとも1組以上の前記アナログスイッチ回路が直列に接続された直列可変抵抗群と、
    前記入力端子から出力端子に至る伝送経路の途中いずれかの点と基準電位との間を短絡するように介挿され、少なくとも1組以上の前記アナログスイッチ回路が直列に接続された短絡可変抵抗群と
    を備えることを特徴とする可変減衰器。
  7. 前記直列可変抵抗群は、少なくとも1個以上のアナログスイッチ回路が直列に接続されて構成され、前記短絡可変抵抗群は、少なくとも1個以上のアナログスイッチ回路が直列に接続されて構成されていることを特徴とする請求項6に記載の可変減衰器。
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