JP2014135304A - 集光型太陽電池セル検査システム、検査装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

集光型太陽電池セル検査システム、検査装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】集光型太陽電池セルを検査すること。
【解決手段】集光型太陽電池セルCの集光板に取り付けられて、光を照射する照射手段130と、集光型太陽電池セルCの太陽電池素子の発電量を測定する発電量測定装置150と、集光型太陽電池セルCを検査する検査装置110とを備え、検査装置110は、照射手段130によって光が照射されているときに、発電量測定装置150によって測定された発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する発電量判定部を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、太集光型太陽電池セル検査システム、検査装置、制御方法、及びプログラムに関する。特に本発明は、集光型太陽電池セルを検査する検査システム、検査装置、当該検査装置を制御する制御方法、並びに当該検査装置用のプログラムに関する。
太陽電池は、太陽の光を直接電気に変えるものである。したがって、太陽電池は、半永久的に無尽蔵な太陽をエネルギー源として使用できる。現在までに開発され実際に動作している太陽電池装置は、大別すると、太陽光を降り注ぐそのままの状態で利用する平板型と、光学系等を使って太陽光を高密度化してから太陽電池素子に入射させる集光型の2つの方式に依る。
集光型太陽電池は、太陽電池素子に密度の高い太陽光を入射させることによって、太陽電池素子を有効に利用するものである。一般的な集光装置は、レンズ又は鏡により構成された光学系によって光を集めるが(例えば、特許文献1参照。)、透明板中に吸光と発光を行う染料を入れ、発光成分を板の中で横方向に導くようにした特殊なものが開発されている(例えば、特許文献2参照。)。
集光型太陽電池は、大別すると、集光板と太陽電池素子によって構成されており、いずれが劣化したとしても、発電性能が劣化してしまう。そのため、集光型太陽電池は、運用するにあたり、劣化の度合いを定期的に検査することが求められる。
特許文献3に記載の技術は、簡単な設備で確実に以上を検出でき、且つ点検が容易で運転管理の簡素化等が可能な太陽光発電設備の異常検出装置である。この異常検出装置は、太陽電池で発生する電力と日射量センサーで検出された日射量より得られる理論発電電力を比較する。そして、この異常検出装置は、比較した電力差が所定値より大きいと太陽電池の異常と判断して外部に異常信号を出力する。
特開2004−047752号公報 特許第2815666号公報 特開2000−040838号公報
しかしながら、特許文献3に記載の技術は、集光型太陽電池セルの検査に有用な技術とは言い難い。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様によると、集光型太陽電池セルを検査する集光型太陽電池セル検査システムであって、集光型太陽電池セルの集光板に取り付けられて、光を照射する照射手段と、集光型太陽電池セルの太陽電池素子の発電量を測定する発電量測定装置と、集光型太陽電池セルを検査する検査装置とを備え、検査装置は、照射手段によって光が照射されているときに、発電量測定装置によって測定された発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する発電量判定部を有する。
検査装置は、照射手段を制御する照射手段制御部を更に有してよい。
照射手段制御部は、集光板の集光機能を利用せずに太陽電池素子へ光を入射させるように照射手段を制御してよい。
照射手段制御部は、集光板の集光機能を利用して太陽電池素子へ光を入射させるように照射手段を制御してよい。
照射手段制御部による照射手段の制御状況と、発電量判定部が判定した判定結果とに基づいて、太陽電池素子、又は集光板が劣化しているか否かを判定する劣化判定部を更に有してよい。
劣化判定部は、集光板の集光機能を利用せずに太陽電池素子へ光を入射させるように、照射手段制御部が照射手段を制御しているときに、発電量の実測値がしきい値以上ではないと発電量判定部が判定した場合、太陽電池素子が劣化していると判定してよい。
劣化判定部は、集光板の集光機能を利用して太陽電池素子へ光を入射させるように、照射手段制御部が照射手段を制御しているときに、発電量の実測値がしきい値以上ではないと発電量判定部が判定した場合、集光板が劣化していると判定してよい。
集光板が蛍光集光板である場合に、集光板に取り付けられて、光量を測定する光量測定手段を更に備え、検査装置は、蛍光集光板が劣化していると劣化判定部が判定した場合に、光量測定手段によって測定された光量がしきい値以上であるか否かを判定する光量判定部と、光量判定部が判定した判定結果に基づいて、蛍光集光板に混入されている蛍光体の吸光性能が劣化しているか否かを判定する蛍光集光板劣化判定部とを更に有してよい。
複数の太陽電池セルが並べて配置されている場合、照射手段は、各集光型太陽電池セルに対してそれぞれ個別に設けられ、検査装置は、各照射手段のうち、同時に照射動作させるべき照射手段の組合せのパターンを示すデータが格納されているパターンデータ格納部を更に有し、照射手段制御部は、パターンデータ格納部に格納されているデータによって示される同時に照射動作させるべき照射手段の組合せにしたがって、各照射手段を制御してよい。
本発明の第2の態様によると、集光型太陽電池セルを検査する検査装置であって、照射手段によって集光型太陽電池セルが照射されているときに、発電量測定装置によって測定された発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する発電量判定部を備える。
本発明の第3の態様によると、集光型太陽電池セルを検査する検査装置を制御する制御方法であって、照射手段によって集光型太陽電池セルが照射されているときに、発電量測定装置によって測定された発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する発電量判定段階を備える。
本発明の第4の態様によると、集光型太陽電池セルを検査する検査装置用のプログラムであって、検査装置を、照射手段によって集光型太陽電池セルが照射されているときに、発電量測定装置によって測定された発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する発電量判定部として機能させる。
なおまた、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
以上の説明から明らかなように、この発明は、集光型太陽電池セルの検査に有用な検査システムを提供することができる。
一実施形態に係る集光型太陽電池セル検査システム100の利用環境の一例を示す図である。 集光型太陽電池セルCの一例を示す図である。 蛍光集光板220の一例を示す図である。 形状集光板210に取り付けられた光源130の一例を示す。 形状集光板210に取り付けられた光源130の他の例を示す。 形状集光板210に取り付けられた光源130の更に他の例を示す図である。 蛍光集光板220に取り付けられた光源130、及びフォトセンサー140の一例を示す図である。 蛍光集光板220に取り付けられた光源130、及びフォトセンサー140の他の例を示す。 蛍光集光板220に取り付けられた光源130の更に他の例を示す。 検査装置110のブロック構成の一例を示す図である。 パターンデータ格納部111に格納されているデータの一例をテーブル形式で示す図である。 光源130が発光しているときの太陽電池モジュールMの一例を示す図である。 検査装置110の動作フローの一例を示す図である。 検査装置110の動作フローの一例を示す図である。 検査装置110をコンピュータ等の電子情報処理装置で構成した場合のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係る集光型太陽電池セル検査システム100の利用環境の一例を示す。集光型太陽電池セル検査システム100は、集光型太陽電池セルを検査するシステムである。集光型太陽電池セルは、太陽電池素子に密度の高い太陽光を入射させることによって、太陽電池素子を有効に利用するものである。
集光型太陽電池セル検査システム100の検査対象の集光型太陽電池セルは、太陽電池アレイを構成するものである。より具体的に説明すると、太陽電池アレイAは、複数の太陽電池モジュールM1、M2、・・・(以下、太陽電池モジュールMと総称する。)が電気的に接続されたものである。そして、太陽電池モジュールMは、複数の集光型太陽電池セルC1、C2、・・・(以下、集光型太陽電池セルCと総称する。)がマトリクス状に配置された状態で、電気的に接続されたものである。
集光型太陽電池セル検査システム100は、検査装置110、複数の光源130a、b、・・・(以下、光源130と総称する。)、複数のフォトセンサー140a、b、・・・(以下、フォトセンサー140と総称する。)、発電量測定装置150、パワーコンディショナー160、電力分配器170、二次電池180、及び出力装置190を備える。なおまた、光源130は、この発明における「照射手段」の一例であってよい。また、フォトセンサー140は、この発明における「光量測定手段」の一例であってよい。また、二次電池180は、この発明における「蓄電装置」の一例であってよい。
検査装置110は、集光型太陽電池セルCを検査する装置である。より具体的に説明すると、検査装置110は、各光源130、各フォトセンサー140、及び発電量測定装置150とそれぞれ通信接続されている。そして、検査装置110は、各光源130の動作を制御すると共に、発電量測定装置150によって測定された各集光型太陽電池セルCの発電量の実測値、及び各フォトセンサーから出力された電気信号を利用して、集光型太陽電池セルCを検査する。
光源130は、集光型太陽電池セルCを照射する器具である。より具体的に説明すると、各光源130は、各集光型太陽電池セルCに対してそれぞれ個別に取り付けられている。また、各光源130は、検査装置110と通信接続されている。また、各光源130は、電力分配器170と電気的に接続されている。そして、各光源130は、検査装置110に制御されて動作する。このとき、各光源130は、電力分配器170から供給される電力を利用して稼働する。
フォトセンサー140は、光量を測定する器具である。より具体的に説明すると、各フォトセンサー140は、各集光型太陽電池セルCに対してそれぞれ個別に取り付けられている。また、各フォトセンサー140は、検査装置110と通信接続されている。そして、各フォトセンサー140は、光を感知すると、その光量を示すデータを、検査装置110へ送信する。
発電量測定装置150は、集光型太陽電池セルCの太陽電池素子の発電量を測定する装置である。より具体的に説明すると、発電量測定装置150は、各集光型太陽電池セルCの太陽電池素子と電気的に接続されている。また、発電量測定装置150は、検査装置110と通信接続されている。そして、発電量測定装置150は、太陽電池素子の発電量を測定して、その測定結果を示すデータを、検査装置110へ送信する。
パワーコンディショナー160は、太陽電池アレイAによって発電された電力を直流から交流に変換する装置である。より具体的に説明すると、パワーコンディショナー160は、太陽電池アレイA、及び電力分配器170とそれぞれ電気的に接続されている。そして、パワーコンディショナー160は、太陽電池アレイAによって発電された電力の入力を受け付けると、直流から交流に変換して、電力分配器170へ出力する。
電力分配器170は、電力を分配して出力する装置である。より具体的に説明すると、電力分配器170は、各光源130、パワーコンディショナー160、二次電池180、複数の電力負荷L1、L2、・・・(以下、電力負荷Lと総称する。)、及び商用電源Pとそれぞれ電気的に接続されている。そして、電力分配器170は、パワーコンディショナー160、又は商用電源Pから電力の供給を受けると、その電力を、各光源130や電力負荷Lに分配して出力する。また、電力分配器170は、二次電池180の充放電を制御する。
二次電池180は、使い切ったら充電して何度も再利用できる電池である。より具体的に説明すると、二次電池180は、電力分配器170と電気的に接続されている。そして、二次電池180は、電力分配器170による制御を受けて充放電する。
出力装置190は、検査装置110からデータを受け取って、人間に認識できる形で提示する装置である。より具体的に説明すると、出力装置190は、検査装置110と通信接続されている。典型的には、画面表示を行うディスプレイやプロジェクタ、紙等に印字、印刷を行うプリンタやプロッタ、音声を発するスピーカーやイヤフォン等が含まれる。
図2は、集光型太陽電池セルCの一例を示す。なおまた、図2は、集光型太陽電池セルCの構造を分かり易く説明するために、各部材を離した状態を示している。
集光型太陽電池セルCの筐体200の内部には、形状集光板210、蛍光集光板220、及び2つの太陽電池素子230a、b(以下、太陽電池素子230と総称する。)が収められている。蛍光集光板220は、形状集光板210の下側に収められている。
形状集光板210は、光学形状を利用して太陽光を太陽電池素子230aに集光させる部材である。より具体的に説明すると、形状集光板210は、平面視において四角形の板体であって、所定の屈折率を有する樹脂によって形成されている。形状集光板210の一側面211には、粘着材240aを介して太陽電池素子230aの受光面231a側が接着されている。また、形状集光板210の下面には、側面211と直交する方向(図中Y軸方向)に、複数の凸部213が並んで形成されている。各凸部213は、側面211と平行(図中X方向)に延在しており、長い斜面213aと短い212bを有している。長い斜面213aは、側面211を向いている。短い斜面213bは、側面211の対向面を向いている。
蛍光集光板220は、発光体が発光した光を太陽電池素子230bに集光させる部材である。より具体的に説明すると、蛍光集光板220は、平面視において四角形の板体であって、蛍光体が混入された所定の屈折率を有する樹脂によって形成されている。蛍光集光板220の一側面221には、粘着材240bを介して太陽電池素子230bの受光面231bが接着されている。また、蛍光集光板220の他の側面には、光を反射させる反射板250が貼り付けられている。また、蛍光集光板220の下面223には、光を反射させる反射板260が貼り付けられている。
太陽光Sは、集光型太陽電池セルCの上面201の形状集光板210と対向する領域202から入射して、形状集光板210の上面212へ入射する。形状集光板210の外側から上面212に対して所定角度以上の角度にて入射する光は、形状集光板210の内側へ導光される。一方、形状集光板210の外側から上面212に対して所定角度未満の角度にて入射する光は、形状集光板210の上面212にて反射される。
上面212から形状集光板210の内側へ導光された光は、凸部213の長い斜面213aへ入射する。形状集光板210の内側から長い斜面213aに対して所定角度以上の角度にて入射する光は、形状集光板210の外側へ導光される。一方、形状集光板210の内側から長い斜面213aに対して所定角度未満の角度にて入射する光は、長い斜面213aにて反射される。
長い斜面213aにて反射された光は、上面212、又は凸部213の短い斜面213bへ入射する。形状集光板210の内側から上面212に対して所定角度以上の角度にて入射する光は、形状集光板210の外側へ導光される。一方、形状集光板210の内側から上面212に対して所定角度未満の角度にて入射する光は、上面212にて反射される。また、形状集光板210の内側から短い斜面213bに対して所定角度以上の角度にて入射する光は、形状集光板210の外側へ導光される。一方、形状集光板210の内側から短い斜面213bに対して所定角度未満の角度にて入射する光は、短い斜面213bにて反射される。
短い斜面213bから形状集光板210の外側へ導光された光は、長い斜面213aへ入射する。形状集光板210の外側から長い斜面213aに対して所定角度以上の角度にて入射する光は、形状集光板210の内側へ導光される。一方、形状集光板210の外側から長い斜面213aに対して所定角度未満の角度にて入射する光は、長い斜面213aにて反射される。
このようにして、形状集光板210の内側にて反射する光は、次第に側面211へ入射されて、粘着材240aを介して太陽電池素子230aの受光面231aへ入射される。太陽電池素子230aは、入射された光エネルギーを電気に変換して出力する。
長い斜面213aから形状集光板210の外側へ導光された光、又は形状集光板210の外側において長い斜面213aにて反射された光は、蛍光集光板220の上面222へ入射する。蛍光集光板220の外側から上面222に対して所定角度以上の角度にて入射する光は、蛍光集光板220の内側へ導光される。一方、蛍光集光板220の外側から上面222に対して所定角度未満の角度にて入射する光は、上面222にて反射される。
蛍光集光板220の内側へ入射された光は、蛍光集光板220に混入されている蛍光体に吸収される。そして、光を吸収した蛍光体は、発光する。一方、蛍光体に吸収されなかった光は、上面222へ入射するか、反射板250、又は反射板260によって反射される。蛍光集光板220の内側から上面222に対して所定角度以上の角度にて入射する光は、蛍光集光板220の外側へ導光される。一方、蛍光集光板220の内側から上面222に対して所定角度未満の角度にて入射する光は、上面222にて反射される。
このようにして、蛍光集光板220の内側にて反射する光、及び蛍光体が発光した光は、次第に側面221へ入射されて、粘着材240bを介して太陽電池素子230bの受光面231bへ入射される。太陽電池素子230bは、入射された光エネルギーを電気に変換して出力する。
図3は、蛍光集光板220の一例を示す。蛍光集光板220には、赤色蛍光体R、緑色蛍光体G、青色蛍光体Bの3種類の蛍光体が混入されている。各蛍光体は、それぞれ異なる波長の光を吸収する特性を有する。また、各蛍光体は、それぞれ異なる波長の光を発光する特性を有する。
図4は、形状集光板210に取り付けられた光源130の一例を示す。本例の光源130は、太陽電池素子230aが取り付けられている側面211と対向する側面214の上部に取り付けられている。また、本例の光源130は、レーザー光源131、及びLED(Light Emitting Diode)光源132を備えている。そして、本例の光源130は、検査装置110から制御されることによって、レーザー光源131、又はLED光源132のいずれか一方の光源を発光させる。
レーザー光源131は、出射されたレーザー光が形状集光板210の側面211以外の各面に当たらず、側面211に対して所定の角度以上の角度にて入射するように設けられている。したがって、レーザー光源131から出射されたレーザー光は、形状集光板210の内部において反射されることなく、太陽電池素子230aの受光面231aへ入射されることになる。
LED光源132は、所定の広がり角の指向性を有している。したがって、LED光源132から放射された光は、形状集光板210の内部において反射されてから、太陽電池素子230aの受光面231aへ入射されることになる。
図5は、形状集光板210に取り付けられた光源130の他の例を示す。本例の光源130は、太陽電池素子230aが取り付けられている側面211と対向する側面214の上部に取り付けられている。また、本例の光源130は、LED光源131を備えている。そして、本例の光源130は、検査装置110から制御されることによって、上下方向に回動する。
レーザー光源131は、検査装置110が回動することによって、出射されたレーザー光が形状集光板210の側面211以外の各面に当たらず、側面211に対して所定の角度以上の角度にて入射されるような第1のポジショニングか、出射されたレーザー光が形状集光板210の内部において反射されてから、太陽電池素子230aの受光面231aへ入射されるような第2のポジショニングをとる。したがって、レーザー光源131が第1のポジショニングをとっている場合、レーザー光源131から出射されたレーザー光は、形状集光板210の内部において反射されることなく、太陽電池素子230aの受光面231aへ入射されることになる。一方、レーザー光源131が第2のポジショニングをとっている場合、レーザー光源131から出射されたレーザー光は、形状集光板210の内部において反射されてから、太陽電池素子230aの受光面231aへ入射されることになる。
図6は、形状集光板210に取り付けられた光源130の更に他の例を示す。本例は、複数の光源130を形状集光板210取り付けた例を示している。本例の各光源130は、太陽電池素子230aが取り付けられている側面211以外の側面214、215、216の上部にそれぞれ取り付けられている。また、本例の各光源130は、LED光源132を備えている。また、本例の各光源130のうち、少なくとも1つの光源130は、レーザー光源131を備えている。そして、本例の各光源130は、検査装置110から制御されることによって、LED光源132を発光させる。また、本例のレーザー光源131を備える光源130は、検査装置110から制御されることによって、レーザー光源131、又はLED光源132のいずれか一方の光源を発光させる。
レーザー光源131は、出射されたレーザー光が形状集光板210の側面211以外の各面に当たらず、側面211に対して所定の角度以上の角度にて入射するように設けられている。したがって、レーザー光源131から出射されたレーザー光は、形状集光板210の内部において反射されることなく、太陽電池素子230aの受光面231aへ入射されることになる。
LED光源132は、所定の広がり角の指向性を有している。したがって、各LED光源132から放射された光は、形状集光板210の内部において反射されてから、太陽電池素子230aの受光面231aへ入射されることになる。
図7は、蛍光集光板220に取り付けられた光源130、及びフォトセンサー140の一例を示す。本例の光源130は、太陽電池素子230bが取り付けられている側面221と対向する側面224の上部に取り付けられている。また、本例の光源130は、レーザー光源133、及び紫外線LED光源134を備えている。そして、本例の光源130は、検査装置110から制御されることによって、レーザー光源133、又は紫外線LED光源134のいずれか一方の光源を発光させる。
レーザー光源133は、出射されたレーザー光が蛍光集光板220の側面221以外の各面に当たらず、側面221に対して所定の角度以上の角度にて入射するように設けられている。また、レーザー光源133から出射される光は、蛍光集光板220に混入されている各蛍光体に吸収され難い。したがって、レーザー光源133から出射されたレーザー光は、蛍光集光板220の内部において反射されず、各蛍光体にも吸収されることなく、太陽電池素子230bの受光面231bへ入射されることになる。
紫外線LED光源134は、所定の広がり角の指向性を有している。紫外線LED光源134から放射される光は、蛍光集光板220に混入されている各蛍光体に吸収され易い。したがって、紫外線LED光源134から放射された光は、各蛍光体に吸収される。そして、光を吸収した蛍光体は、発光する。そして、蛍光体が発光した光は、太陽電池素子230bの受光面231bへ入射されることになる。
本例のフォトセンサー140は、蛍光集光板220の下面223における、紫外線LED光源134から放射された光を受光し得る位置に取り付けられている。また、蛍光集光板220の下面223とフォトセンサー140の受光面との間には、紫外線LED光源134から放射された光を透過させ、各発光体が発光した光を透過させないフィルターが介在されている。
図8は、蛍光集光板220に取り付けられた光源130、及びフォトセンサー140の他の例を示す。本例の光源130は、太陽電池素子230bが取り付けられている側面221と対向する側面224の上部に取り付けられている。また、本例の光源130は、レーザー光源133、及び紫外線LED光源134を備えている。そして、本例の光源130は、検査装置110から制御されることによって、レーザー光源133、又は紫外線LED光源134のいずれか一方の光源を発光させる。
レーザー光源133は、出射されたレーザー光が蛍光集光板220の側面221以外の各面に当たらず、側面221に対して所定の角度以上の角度にて入射するように設けられている。また、レーザー光源133から出射される光は、蛍光集光板220に混入されている各蛍光体に吸収され難い。したがって、レーザー光源133から出射されたレーザー光は、蛍光集光板220の内部において反射されず、各蛍光体にも吸収されることなく、太陽電池素子230bの受光面231bへ入射されることになる。
紫外線LED光源134は、所定の広がり角の指向性を有している。紫外線LED光源134から放射される光は、蛍光集光板220に混入されている蛍光体に吸収され易い。したがって、紫外線LED光源134から放射された光は、各蛍光体に吸収される。そして、光を吸収した蛍光体は、発光する。そして、蛍光体が発光した光は、太陽電池素子230bの受光面231bへ入射されることになる。
本例のフォトセンサー140は、蛍光集光板220の側面221における、紫外線LED光源134から放射された光を受光し得る位置に取り付けられている。また、蛍光集光板220の側面221とフォトセンサー140の受光面との間には、紫外線LED光源134から放射された光を透過させ、各発光体が発光した光を透過させないフィルターが介在されている。
図9は、蛍光集光板220に取り付けられた光源130の更に他の例を示す。本例は、複数の光源130を蛍光集光板220取り付けた例を示している。本例の各光源130は、太陽電池素子230bが取り付けられている側面221以外の側面224、225、226の上部にそれぞれ取り付けられている。また、本例の各光源130は、紫外線LED光源134を備えている。また、本例の各光源130のうち、少なくとも1つの光源130は、レーザー光源133を備えている。そして、本例の各光源130は、検査装置110から制御されることによって、紫外線LED光源134を発光させる。また、本例のレーザー光源133を備える光源130は、検査装置110から制御されることによって、レーザー光源133、又は紫外線LED光源134のいずれか一方の光源を発光させる。
レーザー光源133は、出射されたレーザー光が蛍光集光板220の側面221以外の各面に当たらず、側面221に対して所定の角度以上の角度にて入射するように設けられている。また、レーザー光源133から出射される光は、蛍光集光板220に混入されている各蛍光体に吸収され難い。したがって、レーザー光源133から出射されたレーザー光は、蛍光集光板220の内部において反射されず、各蛍光体にも吸収されることなく、太陽電池素子230bの受光面231bへ入射されることになる。
紫外線LED光源134は、所定の広がり角の指向性を有している。紫外線LED光源134から放射される光は、蛍光集光板220に混入されている蛍光体に吸収され易い。したがって、各紫外線LED光源134から放射された光は、各蛍光体に吸収される。そして、光を吸収した蛍光体は、発光する。そして、蛍光体が発光した光は、太陽電池素子230bの受光面231bへ入射されることになる。
図10は、検査装置110のブロック構成の一例を示す。検査装置110は、パターンデータ格納部111、光源制御部112、発電量データ受信部113、発電量判定部114、劣化判定部115、光量データ受信部116、光量判定部117、吸光性能劣化判定部118、及び判定結果データ出力部119を有する。なおまた、光源制御部112は、この発明における「照射手段制御部」の一例であってよい。以下、各構成要素の機能及び動作を説明する。
パターンデータ格納部111には、各集光型太陽電池セルCに対してそれぞれ個別に設けられている光源130のうち、同時に照射動作させるべき光源130の組合せのパターンを示すデータが格納されている。
光源制御部112は、光源130を制御する。例えば、光源制御部112は、形状集光板210や蛍光集光板220の集光機能を利用せずに太陽電池素子230へ光を入射させるように光源130を制御する。また、例えば、光源制御部112は、形状集光板210や蛍光集光板220の集光機能を利用して太陽電池素子230へ光を入射させるように光源130を制御する。また、例えば、光源制御部112は、パターンデータ格納部111に格納されているデータによって示される同時に照射動作させるべき光源130の組合せにしたがって、各光源130を制御する。
発電量データ受信部113は、太陽電池素子230の発電量を示すデータを、発電量測定装置150から受信する。
発電量判定部114は、光源130によって光が照射されているときに、発電量測定装置150によって測定された発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する。
劣化判定部115は、光源制御部112による光源130の制御状況と、発電量判定部114が判定した判定結果とに基づいて、太陽電池素子230、形状集光板210、又は蛍光集光板220が劣化しているか否かを判定する。例えば、劣化判定部115は、形状集光板210や蛍光集光板220の集光機能を利用せずに太陽電池素子230へ光を入射させるように、光源制御部112が光源130を制御しているときに、発電量の実測値がしきい値以上ではないと発電量判定部114が判定した場合、太陽電池素子230が劣化していると判定する。また、例えば、劣化判定部115は、形状集光板210や蛍光集光板220の集光機能を利用して太陽電池素子230へ光を入射させるように、光源制御部112が光源130を制御しているときに、発電量の実測値がしきい値以上ではないと発電量判定部114が判定した場合、形状集光板210や蛍光集光板220が劣化していると判定する。
光量データ受信部116は、光量を示すデータを、フォトセンサー140から受信する。
光量判定部117は、蛍光集光板220が劣化していると劣化判定部が判定した場合に、フォトセンサー140によって測定された光量がしきい値以上であるか否かを判定する。
吸光性能劣化判定部118は、光量判定部117が判定した判定結果に基づいて、蛍光集光板220に混入されている蛍光体の吸光性能が劣化しているか否かを判定する。
判定結果データ出力部119は、劣化判定部115が判定した判定結果や、吸光性能劣化判定部118が判定した判定結果を示すデータを、出力装置190へ出力する。
図11は、パターンデータ格納部111に格納されているデータの一例をテーブル形式で示す。パターンデータ格納部111には、光源ID(identifier)と、発光制御とが対応付けて格納されている。
光源IDは、各光源130を一意に識別するための識別符号である。発光制御は、光源IDによって識別される光源130の発光制御を有効にすべきか無効にすべきかを示すデータである。
図12は、光源130が発光しているときの太陽電池モジュールMの一例を示す。図中の各マスは、集光型太陽電池セルCを示す。図中のハッチングされているマスは、取り付けられた光源130が発光している集光型太陽電池セルCである。一方、図中のハッチングされていないマスは、取り付けられた光源130が発光していない集光型太陽電池セルCである。
図13、及び図14は、検査装置110の動作フローの一例を示す。この動作フローは、集光型太陽電池セルCを、太陽電池素子230a、形状集光板210、太陽電池素子230b、蛍光集光板220の順に検査する動作フローである。以下の説明は、図1から図12を共に参照する。
本実施形態に係る集光型太陽電池セルCは、光源130を利用して検査されるため、太陽光Sが照射されていないことが望ましい。したがって、検査装置110は、例えば、夜間等の予め設定された時刻に検査処理を開始する。
検査処理が開始されると、検査装置110の光源制御部112は、形状集光板210の集光機能を利用せずに太陽電池素子230aへ光を入射させるように光源130を制御する(S101)。例えば、図4に示すような光源130が形状集光板210に取り付けられている場合、光源制御部112は、レーザー光源131を発光制御する。また、例えば、図5に示すような光源130が形状集光板210に取り付けられている場合、光源制御部112は、レーザー光源131が第1のポジショニングをとるように、光源130を回動制御する。また、図6に示すような複数の光源130が形状集光板210に取り付けられている場合、光源制御部112は、レーザー光源131を備えている光源130のレーザー光源131を発光制御する。そして、光源制御部112は、光源130の制御状況を示すデータを、劣化判定部115へ送る。
このようにして、光源130が制御されると、太陽電池素子230aは、電力を出力する。そうして、発電量測定装置150は、太陽電池素子230aの発電量を測定して、その実測値を示すデータを、検査装置110へ送信する。
検査装置110の発電量データ受信部113は、太陽電池素子230aの発電量を示すデータを、発電量測定装置150から受信すると(S102)、そのデータを、発電量判定部114へ送る。
検査装置110の発電量判定部114は、発電量データ受信部113からデータを受け取ると、そのデータによって示される発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する(S103)。例えば、発電量判定部114が参照するしきい値は、太陽電池素子230の出力保証値とする。そして、発電量判定部114は、その判定結果を示すデータを、劣化判定部115へ送る。
検査装置110の劣化判定部115は、光源130の制御状況を示すデータを、光源制御部112から受け取る。ここでは、光源制御部112から受け取ったデータには、形状集光板210の集光機能を利用せずに太陽電池素子230aへ光を入射させるように光源130を制御していることが示されている。したがって、劣化判定部115は、判定結果を示すデータを、発電量判定部114から受け取ると、そのデータによって示される判定結果が、発電量の実測値がしきい値以上であるとする判定結果の場合(S103:Yes)、太陽電池素子230aは劣化していないと判定する(S104)。そして、劣化判定部115は、その判定結果を示すデータを、光源制御部112、及び判定結果データ出力部119へ送る。一方、劣化判定部115は、発電量判定部114から受け取ったデータによって示される判定結果が、発電量の実測値がしきい値以上ではないとする判定結果の場合(S103:No)、太陽電池素子230aは劣化していると判定する(S105)。そして、劣化判定部115は、その判定結果を示すデータを、光源制御部112、及び判定結果データ出力部119へ送る。
光源制御部112は、判定結果を示すデータを、劣化判定部115から受け取ると、そのデータによって示される判定結果が、太陽電池素子230aは劣化していないとする判定結果の場合、形状集光板210の集光機能を利用して太陽電池素子230aへ光を入射させるように光源130を制御する(S106)。例えば、図4に示すような光源130が形状集光板210に取り付けられている場合、光源制御部112は、LED光源132を発光制御する。また、例えば、図5に示すような光源130が形状集光板210に取り付けられている場合、光源制御部112は、レーザー光源131が第2のポジショニングをとるように、光源130を回動制御する。また、図6に示すような複数の光源130が形状集光板210に取り付けられている場合、光源制御部112は、各光源130のLED光源132を発光制御する。そして、光源制御部112は、光源130の制御状況を示すデータを、劣化判定部115へ送る。
このようにして、光源130が制御されると、太陽電池素子230aは、電力を出力する。そうして、発電量測定装置150は、太陽電池素子230aの発電量を測定して、その実測値を示すデータを、検査装置110へ送信する。
発電量データ受信部113は、太陽電池素子230aの発電量を示すデータを、発電量測定装置150から受信すると(S107)、そのデータを、発電量判定部114へ送る。
発電量判定部114は、発電量データ受信部113からデータを受け取ると、そのデータによって示される発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する(S108)。例えば、発電量判定部114が参照するしきい値は、太陽電池素子230の出力保証値とする。そして、発電量判定部114は、その判定結果を示すデータを、劣化判定部115へ送る。
検査装置110の劣化判定部115は、光源130の制御状況を示すデータを、光源制御部112から受け取る。ここでは、光源制御部112から受け取ったデータには、形状集光板210の集光機能を利用して太陽電池素子230aへ光を入射させるように光源130を制御していることが示されている。したがって、劣化判定部115は、判定結果を示すデータを、発電量判定部114から受け取ると、そのデータによって示される判定結果が、発電量の実測値がしきい値以上であるとする判定結果の場合(S108:Yes)、形状集光板210は劣化していないと判定する(S109)。そして、劣化判定部115は、その判定結果を示すデータを、光源制御部112、及び判定結果データ出力部119へ送る。一方、劣化判定部115は、発電量判定部114から受け取ったデータによって示される判定結果が、発電量の実測値がしきい値以上ではないとする判定結果の場合(S108:No)、形状集光板210は劣化していると判定する(S110)。そして、劣化判定部115は、その判定結果を示すデータを、光源制御部112、及び判定結果データ出力部119へ送る。
光源制御部112は、判定結果を示すデータを、劣化判定部115から受け取ると、そのデータによって示される判定結果が、太陽電池素子230aは劣化しているとする判定結果か、形状集光板210は劣化していないとする判定結果か、形状集光板210は劣化しているとする判定結果の場合、蛍光集光板220の集光機能を利用せずに太陽電池素子230bへ光を入射させるように光源130を制御する(S111)。例えば、図7、又は図8に示すような光源130が蛍光集光板220に取り付けられている場合、光源制御部112は、レーザー光源133を発光制御する。また、図9に示すような複数の光源130が蛍光集光板220に取り付けられている場合、光源制御部112は、レーザー光源133を備えている光源130のレーザー光源133を発光制御する。そして、光源制御部112は、光源130の制御状況を示すデータを、劣化判定部115へ送る。
このようにして、光源130が制御されると、太陽電池素子230bは、電力を出力する。そうして、発電量測定装置150は、太陽電池素子230bの発電量を測定して、その実測値を示すデータを、検査装置110へ送信する。
発電量データ受信部113は、太陽電池素子230bの発電量を示すデータを、発電量測定装置150から受信すると(S112)、そのデータを、発電量判定部114へ送る。
発電量判定部114は、発電量データ受信部113からデータを受け取ると、そのデータによって示される発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する(S113)。例えば、発電量判定部114が参照するしきい値は、太陽電池素子230の出力保証値とする。そして、発電量判定部114は、その判定結果を示すデータを、劣化判定部115へ送る。
劣化判定部115は、光源130の制御状況を示すデータを、光源制御部112から受け取る。ここでは、光源制御部112から受け取ったデータには、蛍光集光板220の集光機能を利用せずに太陽電池素子230bへ光を入射させるように光源130を制御していることが示されている。したがって、劣化判定部115は、判定結果を示すデータを、発電量判定部114から受け取ると、そのデータによって示される判定結果が、発電量の実測値がしきい値以上であるとする判定結果の場合(S113:Yes)、太陽電池素子230bは劣化していないと判定する(S114)。そして、劣化判定部115は、その判定結果を示すデータを、光源制御部112、及び判定結果データ出力部119へ送る。一方、劣化判定部115は、発電量判定部114から受け取ったデータによって示される判定結果が、発電量の実測値がしきい値以上ではないとする判定結果の場合(S113:No)、太陽電池素子230bは劣化していると判定する(S115)。そして、劣化判定部115は、その判定結果を示すデータを、光源制御部112、及び判定結果データ出力部119へ送る。
光源制御部112は、判定結果を示すデータを、劣化判定部115から受け取ると、そのデータによって示される判定結果が、太陽電池素子230bは劣化していないとする判定結果の場合、形状集光板220の集光機能を利用して太陽電池素子230bへ光を入射させるように光源130を制御する(S116)。例えば、図7、又は図8に示すような光源130が蛍光集光板220に取り付けられている場合、光源制御部112は、紫外線LED光源134を発光制御する。また、図9に示すような複数の光源130が蛍光集光板220に取り付けられている場合、光源制御部112は、各光源130の紫外線LED光源134を発光制御する。そして、光源制御部112は、光源130の制御状況を示すデータを、劣化判定部115へ送る。
このようにして、光源130が制御されると、太陽電池素子230bは、電力を出力する。そうして、発電量測定装置150は、太陽電池素子230bの発電量を測定して、その実測値を示すデータを、検査装置110へ送信する。
発電量データ受信部113は、太陽電池素子230bの発電量を示すデータを、発電量測定装置150から受信すると(S117)、そのデータを、発電量判定部114へ送る。
発電量判定部114は、発電量データ受信部113からデータを受け取ると、そのデータによって示される発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する(S118)。例えば、発電量判定部114が参照するしきい値は、太陽電池素子230の出力保証値とする。そして、発電量判定部114は、その判定結果を示すデータを、劣化判定部115へ送る。
検査装置110の劣化判定部115は、光源130の制御状況を示すデータを、光源制御部112から受け取る。ここでは、光源制御部112から受け取ったデータには、蛍光集光板220の集光機能を利用して太陽電池素子230bへ光を入射させるように光源130を制御していることが示されている。したがって、劣化判定部115は、判定結果を示すデータを、発電量判定部114から受け取ると、そのデータによって示される判定結果が、発電量の実測値がしきい値以上であるとする判定結果の場合(S118:Yes)、蛍光集光板220は劣化していないと判定する(S120)。そして、劣化判定部115は、その判定結果を示すデータを、判定結果データ出力部119へ送る。一方、劣化判定部115は、発電量判定部114から受け取ったデータによって示される判定結果が、発電量の実測値がしきい値以上ではないとする判定結果の場合(S118:No)、形状集光板210は劣化していると判定する(S119)。そして、劣化判定部115は、その判定結果を示すデータを、光量制御部117、及び判定結果データ出力部119へ送る。
ところで、フォトセンサー140は、光を感知すると、その光量を示すデータを、検査装置110へ送信する。
検査装置110の光量データ受信部116は、光量を示すデータを、フォトセンサー140から受信すると(S121)、そのデータを、光量判定部117へ送る。
検査装置110の光量判定部117は、光量を示すデータを、光量データ受信部116から受け取る。そして、光量判定部117は、判定結果を示すデータを、劣化判定部115から受け取ると、フォトセンサー140によって測定された光量がしきい値以上であるか否かを判定する(S122)。例えば、光量判定部117が参照するしきい値は、蛍光体の吸光性能が正常な場合に許容され得る透過光量の限界値とする。そして、光量判定部117は、その判定結果を示すデータを、吸光性能劣化判定部118へ送る。
検査装置110の吸光性能劣化判定部118は、判定結果を示すデータを、光量判定部117から受け取ると、そのデータによって示される判定結果が、フォトセンサー140によって測定された光量がしきい値以上であるとする判定結果の場合(S122:Yes)、蛍光集光板220に混入されている蛍光体の吸光性能は劣化していると判定する(S123)。そして、吸光性能劣化判定部118は、その判定結果を示すデータを、判定結果データ出力部119へ送る。一方、吸光性能劣化判定部118は、光量判定部117から受け取ったデータによって示される判定結果が、フォトセンサー140によって測定された光量がしきい値以上ではないとする判定結果の場合(S122:No)、蛍光集光板220に混入されている蛍光体の吸光性能は劣化していないと判定する(S124)。そして、吸光性能劣化判定部118は、その判定結果を示すデータを、判定結果データ出力部119へ送る。
判定結果データ出力部119は、判定結果を示すデータを、劣化判定部115や吸光性能劣化判定部118から受け取ると、それのデータによって示される各判定結果を示すデータを、出力装置190へ出力する(S125)。例えば、出力装置190がディスプレイやプロジェクタの場合、判定結果データ出力部119は、各判定結果を示す情報を画面表示させるデータを出力する。また、例えば、出力装置190がプリンタやプロッタの場合、判定結果データ出力部119は、各判定結果を示す情報を印字、印刷させるデータを出力する。また、例えば、出力装置190がスピーカーやイヤフォンの場合、判定結果データ出力部119は、各判定結果を示す情報を音声出力させるデータを出力する。
このようにして、集光型太陽電池セル検査システム100は、集光型太陽電池セルCの何れの部材が劣化しているのかを、ユーザに知らしめることができる。
なおまた、本実施形態においては、光源130が形状集光板210や蛍光集光板220に取り付けられている例について説明したが、光源130は、形状集光板210や蛍光集光板220に対して着脱自在にしてもよい。
なおまた、本実施形態においては、集光型太陽電池セルCを、太陽電池素子230a、形状集光板210、太陽電池素子230b、蛍光集光板220の順に検査する例について説明したが、集光型太陽電池セルCを検査する順番は、太陽電池素子230aよりも後に形状集光板210が検査されて、太陽電池素子230bよりも後に蛍光集光板220が検査されれば、その他の検査の順は如何様であっても構わない。
なおまた、光源制御部112は、集光型太陽電池セルCの検査を行っていないときに、パターンデータ格納部111に格納されているデータよって示される同時に照射動作させるべき光源130の組合せにしたがって、各光源130を制御するようにしてもよい。例えば、図11に示すようなデータがパターンデータ格納部111に格納されているとすると、光源制御部112は、光源ID「L001」の光源130を発光させず、光源ID「L002」の光源130を発光させて、光源ID「L003」の光源130を発光させないようにそれぞれ制御する。上述したように、太陽電池モジュールMは、複数の集光型太陽電池セルCがマトリクス状に配置されている。そのため、集光型太陽電池セル検査システム100においては、太陽電池モジュールM、又は太陽電池アレイAを電光掲示板に見立てて、予め決められた文字や絵等が視認されるように、光源130を発光させる集光型太陽電池セルCを決めておき、各集光型太陽電池セルCに取り付けられている光源130の光源IDと、その光源130を発光させるか否かを示すデータを対応付けてパターンデータ格納部111に格納しておけば、太陽電池モジュールM、又は太陽電池アレイAを電光掲示板として利用することができる。
なおまた、本実施形態においては、形状集光板210と蛍光集光板220とを備える集光型太陽電池セルCを検査対象とする例について説明したが、検査対象とする集光型太陽電池セルCは、形状集光板210のみを備えるものであってもよいし、蛍光集光板220のみを備えるものであってもよい。
図15は、検査装置110をコンピュータ等の電子情報処理装置で構成した場合のハードウェア構成の一例を示す。検査装置110は、CPU(Central Processing Unit)周辺部と、入出力部と、レガシー入出力部とを備える。CPU周辺部は、ホスト・コントローラ801により相互に接続されるCPU802、RAM(Random Access Memory)803、グラフィック・コントローラ804、及び表示装置805を有する。入出力部は、入出力コントローラ806によりホスト・コントローラ801に接続される通信インターフェース807、ハードディスクドライブ808、及びCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ809を有する。レガシー入出力部は、入出力コントローラ806に接続されるROM(Read Only Memory)810、フレキシブルディスク・ドライブ811、及び入出力チップ812を有する。
ホスト・コントローラ801は、RAM803と、高い転送レートでRAM803をアクセスするCPU802、及びグラフィック・コントローラ804とを接続する。CPU802は、ROM810、及びRAM803に格納されたプログラムに基づいて動作して、各部の制御をする。グラフィック・コントローラ804は、CPU802等がRAM803内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得して、表示装置805上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ804は、CPU802等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ806は、ホスト・コントローラ801と、比較的高速な入出力装置であるハードディスクドライブ808、通信インターフェース807、CD−ROMドライブ809を接続する。ハードディスクドライブ808は、CPU802が使用するプログラム、及びデータを格納する。通信インターフェース807は、ネットワーク通信装置891に接続してプログラム又はデータを送受信する。CD−ROMドライブ809は、CD−ROM892からプログラム又はデータを読み取り、RAM803を介してハードディスクドライブ808、及び通信インターフェース807に提供する。
入出力コントローラ806には、ROM810と、フレキシブルディスク・ドライブ811、及び入出力チップ812の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM810は、検査装置110が起動時に実行するブート・プログラム、あるいは検査装置110のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ811は、フレキシブルディスク893からプログラム又はデータを読み取り、RAM803を介してハードディスクドライブ808、及び通信インターフェース807に提供する。入出力チップ812は、フレキシブルディスク・ドライブ811、あるいはパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
CPU802が実行するプログラムは、フレキシブルディスク893、CD−ROM892、又はIC(Integrated Circuit)カード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよい。プログラムは、記録媒体からハードディスクドライブ808にインストールされ、RAM803に読み出されてCPU802により実行される。CPU802により実行されるプログラムは、システム制御装置110を、図1から図14に関連して説明したパターンデータ格納部111、光源制御部112、発電量データ受信部113、発電量判定部114、劣化判定部115、光量データ受信部116、光量判定部117、吸光性能劣化判定部118、及び判定結果データ出力部119として機能させる。
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク893、CD−ROM892の他に、DVD(Digital Versatile Disk)又はPD(Phase Disk)等の光学記録媒体、MD(MiniDisk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークあるいはインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶媒体を記録媒体として使用して、ネットワークを介したプログラムとして提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 太陽電池セル検査システム
110 検査装置
111 パターンデータ格納部
112 光源制御部
113 発電量データ受信部
114 発電量判定部
115 劣化判定部
116 光量データ受信部
117 光量判定部
118 吸光性能劣化判定部
119 判定結果データ出力部
130 光源
131 レーザー光源
132 LED光源
133 レーザー光源
133 紫外線LED光源
140 フォトセンサー
150 発電量測定装置
160 パワーコンディショナー
170 電力分配器
180 二次電池
190 出力装置
200 筐体
201 筐体の上面
202 領域
210 形状集光板
211 側面
212 上面
213 凸部
213a 長い斜面
213b 短い斜面
214 側面
215 側面
216 側面
220 蛍光集光板
221 側面
222 上面
223 下面
224 側面
225 側面
226 側面
230 太陽電池素子
231 受光面
240 粘着材
250 反射板
260 反射板
801 ホスト・コントローラ
802 CPU
803 RAM
804 グラフィック・コントローラ
805 表示装置
806 入出力コントローラ
807 通信インターフェース
808 ハードディスクドライブ
809 CD−ROMドライブ
810 ROM
811 フレキシブルディスク・ドライブ
812 入出力チップ
891 ネットワーク通信装置
892 CD−ROM
893 フレキシブルディスク
A 太陽電池アレイ
M 太陽電池モジュール
C 太陽電池セル
L 電力負荷
P 商用電源
S 太陽光

Claims (12)

  1. 集光型太陽電池セルを検査する集光型太陽電池セル検査システムであって、
    前記集光型太陽電池セルの集光板に取り付けられて、光を照射する照射手段と、
    前記集光型太陽電池セルの太陽電池素子の発電量を測定する発電量測定装置と、
    前記集光型太陽電池セルを検査する検査装置と
    を備え、
    前記検査装置は、
    前記照射手段によって光が照射されているときに、前記発電量測定装置によって測定された発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する発電量判定部
    を有する集光型太陽電池セル検査システム。
  2. 前記検査装置は、
    前記照射手段を制御する照射手段制御部
    を更に有する請求項1に記載の検査システム。
  3. 前記照射手段制御部は、前記集光板の集光機能を利用せずに前記太陽電池素子へ光を入射させるように前記照射手段を制御する
    請求項2に記載の集光型太陽電池セル検査システム。
  4. 前記照射手段制御部は、前記集光板の集光機能を利用して前記太陽電池素子へ光を入射させるように前記照射手段を制御する
    請求項2又は3に記載の集光型太陽電池セル検査システム。
  5. 前記照射手段制御部による前記照射手段の制御状況と、前記発電量判定部が判定した判定結果とに基づいて、前記太陽電池素子、又は前記集光板が劣化しているか否かを判定する劣化判定部
    を更に有する請求項4に記載の集光型太陽電池セル検査システム。
  6. 前記劣化判定部は、前記集光板の集光機能を利用せずに前記太陽電池素子へ光を入射させるように、前記照射手段制御部が前記照射手段を制御しているときに、発電量の実測値がしきい値以上ではないと前記発電量判定部が判定した場合、前記太陽電池素子が劣化していると判定する
    請求項5に記載の集光型太陽電池セル検査システム。
  7. 前記劣化判定部は、前記集光板の集光機能を利用して前記太陽電池素子へ光を入射させるように、前記照射手段制御部が前記照射手段を制御しているときに、発電量の実測値がしきい値以上ではないと前記発電量判定部が判定した場合、前記集光板が劣化していると判定する
    請求項5又は6に記載の集光型太陽電池セル検査システム。
  8. 前記集光板が蛍光集光板である場合に、
    前記集光板に取り付けられて、光量を測定する光量測定手段
    を更に備え、
    前記検査装置は、
    前記蛍光集光板が劣化していると前記劣化判定部が判定した場合に、前記光量測定手段によって測定された光量がしきい値以上であるか否かを判定する光量判定部と、
    前記光量判定部が判定した判定結果に基づいて、前記蛍光集光板に混入されている蛍光体の吸光性能が劣化しているか否かを判定する蛍光集光板劣化判定部と
    を更に有する請求項5から7のいずれか一項に記載の集光型太陽電池セル検査システム。
  9. 複数の前記太陽電池セルが並べて配置されている場合、
    前記照射手段は、前記各集光型太陽電池セルに対してそれぞれ個別に設けられ、
    前記検査装置は、
    前記各照射手段のうち、同時に照射動作させるべき照射手段の組合せのパターンを示すデータが格納されているパターンデータ格納部
    を更に有し、
    前記照射手段制御部は、前記パターンデータ格納部に格納されているデータによって示される同時に照射動作させるべき照射手段の組合せにしたがって、前記各照射手段を制御する
    請求項2から8のいずれか一項に記載の集光型太陽電池セル検査システム。
  10. 集光型太陽電池セルを検査する検査装置であって、
    照射手段によって前記集光型太陽電池セルが照射されているときに、発電量測定装置によって測定された発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する発電量判定部
    を備える検査装置。
  11. 集光型太陽電池セルを検査する検査装置を制御する制御方法であって、
    照射手段によって前記集光型太陽電池セルが照射されているときに、発電量測定装置によって測定された発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する発電量判定段階
    を備える制御方法。
  12. 集光型太陽電池セルを検査する検査装置用のプログラムであって、前記検査装置を、
    照射手段によって前記集光型太陽電池セルが照射されているときに、発電量測定装置によって測定された発電量の実測値が、予め定められたしきい値以上であるか否かを判定する発電量判定部
    として機能させるプログラム。
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