JP2014134806A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】色光毎に光変調素子を準備しなくてもフルカラー表示を行うことが可能で、かつ、従来のプロジェクターよりも光利用効率の高いプロジェクターを提供する。
【解決手段】紫外光を射出する光源装置110、インテグレーターロッド120、紫外光色光列に変換して射出するカラーホイール130及びリレー光学系160を備える照明装置100と、色光列を画像情報に応じて変調する光変調装置200と、投写光学系300とを備えるプロジェクターであって、カラーホイール130は、赤色光射出領域131Rと、緑色光射出領域131Gと、青色光射出領域131Bとが周方向に沿って配列された構造を有し、各色光射出領域は、紫外光を対応する色光に変換して放出する蛍光層を有し、照明装置200は、色光列を集光してリレー光学系160に導光する集光レンズ150をさらに備えるプロジェクター1000。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、白色光を射出する光源装置、光源装置から射出される光をより均一な面内光強度分布を有する光に変換するインテグレーターロッド、インテグレーターロッドからの光を赤色光、緑色光及び青色光からなる色光列に変換して射出するカラーホイール及びカラーホイールから射出される色光列を導光するリレー光学系を備える照明装置と、照明装置からの色光列を画像情報に応じて変調する光変調装置と、光変調装置からの色光列を投写画像として投写する投写光学系とを備えるプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このため、従来のプロジェクターによれば、赤色光、緑色光及び青色光からなる色光列を射出するカラーホイールと、当該カラーホイールから射出される色光列を画像情報に応じて変調する光変調装置とを備えるため、色光毎に光変調素子を準備しなくてもフルカラー表示を行うことが可能となる。
特開2005−266021号公報
しかしながら、従来のプロジェクターにおいては、カラーフィルターを用いて白色光から各色光を得ているため、目的としない色成分はカラーフィルターで吸収され無駄に捨てられることとなる。その結果、光利用効率が低いという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、色光毎に光変調素子を準備しなくてもフルカラー表示を行うことが可能で、かつ、従来のプロジェクターよりも光利用効率の高いプロジェクターを提供することを目的とする。
本発明のプロジェクターは、紫外光又は青色光からなる光を射出する光源装置、前記光源装置から射出される光をより均一な面内光強度分布を有する光に変換するインテグレーターロッド、前記インテグレーターロッドからの光を赤色光、緑色光及び青色光からなる色光列に変換して射出するカラーホイール及び前記カラーホイールから射出される色光列を導光するリレー光学系を備える照明装置と、前記照明装置からの色光列を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置からの色光列を投写画像として投写する投写光学系とを備えるプロジェクターであって、前記カラーホイールは、赤色光を射出する赤色光射出領域と、緑色光を射出する緑色光射出領域と、青色光を射出する青色光射出領域とが周方向に沿って配列された構造を有し、前記赤色光射出領域、前記緑色光射出領域及び前記青色光射出領域のうち少なくとも2つの領域は、前記インテグレーターロッドからの光を対応する色光に変換して放出する蛍光層を有し、前記照明装置は、前記カラーホイールと前記リレー光学系との間に配置され、前記カラーホイールから射出される色光列を集光して前記リレー光学系に導光する集光レンズをさらに備えることを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクターによれば、赤色光、緑色光及び青色光からなる色光列を射出するカラーホイールと、当該カラーホイールから射出される色光列を画像情報に応じて変調する光変調装置とを備えるため、従来のプロジェクターの場合と同様に、色光毎に光変調素子を準備しなくてもフルカラー表示を行うことが可能となる。
また、本発明のプロジェクターによれば、赤色光射出領域、緑色光射出領域及び青色光射出領域のうち少なくとも2つの領域は、インテグレーターロッドからの光を対応する色光に変換して放出する蛍光層を有するため、従来のプロジェクターのように、目的としない色成分がカラーフィルターで吸収され無駄に捨てられることがなくなる。その結果、本発明のプロジェクターは、色光毎に光変調素子を準備しなくてもフルカラー表示を行うことが可能で、かつ、従来のプロジェクターよりも光利用効率の高いプロジェクターとなる。
ところで、本発明のプロジェクターの場合、赤色光射出領域、緑色光射出領域及び青色光射出領域のうち少なくとも2つの領域においては、蛍光層により各色光を放出しているため、従来のプロジェクターの場合よりも、カラーホイールから射出される光の射出角が大きくなる傾向にある。このため、従来のプロジェクターよりも光利用効率が低下する可能性があると考えられる。
しかしながら、本発明のプロジェクターによれば、カラーホイールから射出される色光を集光してリレー光学系に導光する集光レンズを備えるため、カラーホイールから射出される光の射出角が大きくなったとしても、これに起因して光利用効率が低下するのを抑制することができる。
本発明のプロジェクターにおいては、前記光源装置は、紫外光を射出する光源装置であり、前記赤色光射出領域は、前記インテグレーターロッドからの紫外光を赤色光に変換して放出する赤色蛍光層を有し、前記緑色光射出領域は、前記インテグレーターロッドからの紫外光を緑色光に変換して放出する緑色蛍光層を有し、前記青色光射出領域は、前記インテグレーターロッドからの紫外光を青色光に変換して放出する青色蛍光層を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、紫外光を射出する光源装置を用いて、本発明のプロジェクターを実現することができる。紫外光は蛍光として変換される効率が高く、光利用効率の高いプロジェクターとなる。
本発明のプロジェクターにおいては、前記カラーホイールは、前記赤色蛍光層、前記緑色蛍光層及び前記青色蛍光層を透明基板の入射面上に有することが好ましい。
このような構成とすることにより、インテグレーターロッドから射出された直後の、インテグレーターロッドの射出面とほぼ同じ面積の発光領域から、各色光が放出されることとなる。
本発明のプロジェクターにおいては、前記赤色光射出領域は、前記赤色蛍光層の入射面側に、紫外光を透過し、かつ、赤色光を反射する赤色反射層を有し、前記緑色光射出領域は、前記緑色蛍光層の入射面側に、紫外光を透過し、かつ、緑色光を反射する緑色反射層を有し、前記青色光射出領域は、前記青色蛍光層の入射面側に、紫外光を透過し、かつ、青色光を反射する青色反射層を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、蛍光層から入射面側に放出される蛍光を集光レンズ側に反射することが可能となるため、光利用効率が低下するのを抑制することができる。
本発明のプロジェクターにおいては、前記光源装置は、青色光を射出する光源装置であり、前記赤色光射出領域は、前記インテグレーターロッドからの青色光を赤色光に変換して放出する赤色蛍光層を有し、前記緑色光射出領域は、前記インテグレーターロッドからの青色光を緑色光に変換して放出する緑色蛍光層を有し、前記青色光射出領域は、前記インテグレーターロッドからの青色光を透過する青色光透過層を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、青色光を射出する光源装置を用いて、本発明のプロジェクターを実現することができる。光源装置から射出される青色光をそのまま色光として用いることが可能であるため、より少ない種類の蛍光層でフルカラー表示を行うことが可能となる。
本発明のプロジェクターにおいては、前記青色光透過層は、青色光を散乱する機能を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、青色光透過層から射出される青色光の射出角を、赤色蛍光層から放出される赤色光の射出角又は緑色蛍光層から放出される緑色光の射出角と同等の値にすることが可能となり、色光毎の照明状態をより均一なものとして画像品質を維持することができる。
本発明のプロジェクターにおいては、前記カラーホイールは、前記赤色蛍光層、前記緑色蛍光層及び前記青色光透過層を透明基板の入射面上に有することが好ましい。
このような構成とすることにより、インテグレーターロッドから射出された直後の、インテグレーターロッドの射出面とほぼ同じ面積の発光領域から、各色光が放出されることとなる。
本発明のプロジェクターにおいては、前記赤色光射出領域は、前記赤色蛍光層の入射面側に、青色光を透過し、かつ、赤色光を反射する赤色反射層を有し、前記緑色光射出領域は、前記緑色蛍光層の入射面側に、青色光を透過し、かつ、緑色光を反射する緑色反射層を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、蛍光層から入射面側に放出される蛍光を集光レンズ側に反射することが可能となるため、光利用効率が低下するのを抑制することができる。
本発明のプロジェクターにおいては、前記集光レンズは、入側面が凹形状を有し、射出面が凸形状を有するメニスカス凸レンズからなることが好ましい。
このような構成とすることにより、カラーホイールから射出された射出角が大きい光の大部分をのみ込んで後段のリレー光学系に導光することが可能となり、光利用効率の低下を抑制することができる。
本発明のプロジェクターにおいては、前記集光レンズは、入側面が平面形状を有し、射出面が凸形状を有する平凸レンズからなることが好ましい。
このような構成とすることによっても、カラーホイールから射出された射出角が大きい光の大部分をのみ込んで後段のリレー光学系に導光することが可能となり、光利用効率の低下を抑制することができる。
実施形態1に係るプロジェクター1000を説明するために示す図。 実施形態1における集光レンズ150の効果を説明するために示す図。 実施形態2に係るプロジェクター1002を説明するために示す図。 実施形態3に係るプロジェクター1004の概要を示す図。 実施形態4に係るプロジェクター1006の概要を示す図。
以下、本発明のプロジェクターについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。なお、以下に示す図面においては、説明の簡略化のために、光路や屈折の様子は概要として表示している。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るプロジェクター1000を説明するために示す図である。図1(a)はプロジェクター1000の概要を示す図であり、図1(b)はカラーホイール130を入射面側から見た正面図であり、図1(c)は図1(b)のA−A断面図である。図1において、UVは紫外光を表し、Rは赤色光を表し、Gは緑色光を表し、Bは青色光を表す。なお、図1(c)においては、説明のために赤色蛍光層132及び青色蛍光層136並びに赤色反射層142及び青色反射層146の厚みを誇張して表示している。また、図1(b)及び図1(c)においては、駆動部140を省略して表示している。
実施形態1に係るプロジェクター1000は、図1に示すように、照明装置100と、光変調装置200と、投写光学系300と、処理・制御部400とを備えるプロジェクターである。
照明装置100は、図1に示すように、光源装置110、インテグレーターロッド120、カラーホイール130、集光レンズ150及びリレー光学系160を備える。
光源装置110は、図1(a)に示すように、紫外光光源112と、楕円面リフレクター114と、補助ミラー116とを有し、紫外光を射出する。
紫外光光源112は、紫外光を射出する光源であり、紫外光を射出する点が楕円面リフレクター114の第1焦点近傍となるように配設される。紫外光光源112としては、例えば、水銀ショートアークランプを用いることができる。
楕円面リフレクター114は、紫外光光源112及び補助ミラー116からの紫外光を、インテグレーターロッド120の入射面近傍で収束するように反射する。
補助ミラー116は、紫外光光源112からインテグレーターロッド120の方向へ向けて射出される紫外光を、楕円面リフレクター114に向けて反射する。
インテグレーターロッド120は、図1(a)に示すように、紫外光光源112から射出される紫外光をより均一な面内光強度分布を有する紫外光に変換する。インテグレーターロッド120は、例えば内面全反射タイプの中実のロッドからなり、内部で紫外光を多重反射させることができる。インテグレーターロッド120に用いる材質としては、例えば、石英ガラスを用いることができる。
カラーホイール130は、図1(a)に示すように、インテグレーターロッド120の射出面の直後に配設されている。
カラーホイール130は、図1(b)に示すように、赤色光を射出する赤色光射出領域131Rと、緑色光を射出する緑色光射出領域131Gと、青色光を射出する青色光射出領域131Bとが周方向に沿って配列された構造を有し、赤色光射出領域131Rは、インテグレーターロッド120からの紫外光を赤色光に変換して放出する赤色蛍光層132を有し、緑色光射出領域131Gは、インテグレーターロッド120からの紫外光を緑色光に変換して放出する緑色蛍光層134を有し、青色光射出領域131Bは、インテグレーターロッド120からの紫外光を青色光に変換して放出する青色蛍光層136を有する。赤色蛍光層132、緑色蛍光層134及び青色蛍光層136は、それぞれが発する蛍光を十分に透過する構成を有している。カラーホイール130は、インテグレーターロッド120からの紫外光を赤色光、緑色光及び青色光からなる色光列に変換して射出する。
また、カラーホイール130は、図1(c)に示すように、赤色蛍光層132、緑色蛍光層134及び青色蛍光層136を透明基板138の入射面上に有する。図1(c)においては緑色蛍光層134が表示されていないが、その態様は赤色蛍光層132及び青色蛍光層134と同様である。透明基板138を構成する物質としては、例えば、光学ガラスを用いることができる。
赤色蛍光層132としては、例えば、Y22S:Eu、Y23:Eu、(Y,Gd)BO3:Eu等を有する蛍光層を用いることができる。
緑色蛍光層134としては、例えば、ZnS:Cu,Al、LaPO4:Ce,Tb、Zn2SiO4:Mn等を有する蛍光層を用いることができる。
青色蛍光層136としては、例えば、BaMgAl1017:Eu、ZnS:Ag,Al、(SrCaBaMg)5(PO43Cl:Eu等を有する蛍光層を用いることが
できる。
また、図1(c)に示すように、赤色光射出領域131Rは、赤色蛍光層132の入射面側に、紫外光を透過し、かつ、赤色光を反射する赤色反射層142を有し、緑色光射出領域131Gは、緑色蛍光層134の入射面側に、紫外光を透過し、かつ、緑色光を反射する緑色反射層144を有し、青色光射出領域131Bは、青色蛍光層136の入射面側に、紫外光を透過し、かつ、青色光を反射する青色反射層146を有する。図1(c)においては緑色反射層144が表示されていないが、その態様は赤色反射層142及び青色反射層146と同様である。赤色反射層142、緑色反射層144及び青色反射層146は、例えば、石英ガラスに誘電体多層膜を蒸着したものを用いることができる。また、上記の条件を満たす限り、赤色反射層142、緑色反射層144及び青色反射層146で異なる構造としてもよいし、同一の構造としてもよい。
カラーホイール130は、駆動部140によって回転駆動され、赤色光と、緑色光と、青色光とからなる色光列を射出する。
集光レンズ150は、カラーホイール130とリレー光学系160との間に配置され、カラーホイール130から放出される色光列を集光してリレー光学系160に導光する。集光レンズ150は、入側面が凹形状を有し、射出面が凸形状を有するメニスカス凸レンズからなる。
リレー光学系160は、図1(a)に示すように、リレーレンズ162、反射ミラー164及びフィールドレンズ166を有する。リレー光学系160は、カラーホイール130から放出され、集光レンズ150により集光された色光列を、光変調装置200に導光する。
リレーレンズ162は、集光レンズ150から射出される色光列を、光変調装置200の画像変調領域に結像するように集光する。
反射ミラー164は、リレーレンズ162からの色光列を、光変調装置200の方向へ向けて反射する。
フィールドレンズ164は、図示による詳しい説明は省略するが、反射ミラー164からの色光列を光変調装置200に導光すると同時に、光変調装置200からの色光列を投写光学装置300に導光するためのレンズである。
光変調装置200は、マイクロミラー型の光変調装置であり、図1(a)に示すように、インテグレーターロッド120の射出面と共役な位置に配設される。光変調装置200は、リレー光学系160からの色光列を画像情報に応じて各画素に対応するマイクロミラーにより反射し、投写光学系300へ射出する機能を有する反射方向制御型光変調装置である。
投写光学系300は、光変調装置200からの投写画像を表す色光列を外部のスクリーンSCRに投写画像として投写する。投写光学系300は、例えば、投写レンズである。図1(a)に示すように、光変調装置200と投写光学系300とは、それぞれの中心軸が一致するように配置されている。
なお、スクリーンSCR上では、赤色の投写画像と、緑色の投写画像と、青色の投写画像とが切り替わりながら順次投写されることになるが、これらの切り替わりの速さが十分に速いため、人間の目にはカラー画像として認識される。
処理・制御部400は、画像入力信号を処理し、かつ、プロジェクター1000の他の各部を制御する制御部410と、光源装置110の駆動を制御する光源装置駆動回路420と、カラーホイール130の駆動を制御するカラーホイール駆動回路430と、画像情報に基づいて光変調装置200の駆動を制御する光変調装置駆動回路440とを有する。
このように、実施形態1に係るプロジェクター1000は、照明装置100と、光変調装置200と、投写光学系300と、処理・制御部400とを備えるプロジェクターである。
以上のように構成された実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、赤色光、緑色光及び青色光からなる色光列を射出するカラーホイール130と、カラーホイール130から射出される色光列を画像情報に応じて変調する光変調装置200とを備えるため、従来のプロジェクターの場合と同様に、色光毎に光変調素子を準備しなくてもフルカラー表示を行うことが可能となる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、赤色光射出領域131R、緑色光射出領域131G及び青色光射出領域131Bは、インテグレーターロッド120からの光を対応する色光に変換して放出する蛍光層を有するため、従来のプロジェクターのように、目的としない色成分がカラーフィルターで吸収され無駄に捨てられることがなくなる。その結果、実施形態1に係るプロジェクター1000は、色光毎に光変調素子を準備しなくてもフルカラー表示を行うことが可能で、かつ、従来のプロジェクターよりも光利用効率の高いプロジェクターとなる。
ところで、実施形態1に係るプロジェクター1000の場合、赤色光射出領域131R、緑色光射出領域131G及び青色光射出領域131Bにおいては、蛍光層により各色光を放出しているため、従来のプロジェクターの場合よりも、カラーホイールから射出される光の射出角が大きくなる傾向にある。このため、従来のプロジェクターよりも光利用効率が低下する可能性があると考えられる。
しかしながら、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、カラーホイール130から射出される色光を集光してリレー光学系160に導光する集光レンズ150を備えるため、カラーホイール130から射出される光の射出角が大きくなったとしても、これに起因して光利用効率が低下するのを抑制することができる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、紫外光を射出する光源装置を用いて、本発明のプロジェクターを実現することができる。紫外光は蛍光として変換される効率が高く、光利用効率の高いプロジェクターとなる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、赤色蛍光層132、緑色蛍光層134及び青色蛍光層136を透明基板138の入射面上に有するため、インテグレーターロッドから射出された直後の、インテグレーターロッドの射出面とほぼ同じ面積の発光領域から、各色光が放出されることとなる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、赤色反射層142、緑色反射層144及び青色反射層146を有し、蛍光層から入射面側に放出される蛍光を集光レンズ150側に反射することが可能となるため、光利用効率が低下するのを抑制することができる。
また、実施形態1に係るプロジェクター1000によれば、集光レンズ150は、メニスカス凸レンズからなるため、カラーホイールから射出された射出角が大きい光の大部分をのみ込んでリレー光学系160に導光することが可能となり、光利用効率の低下を抑制することができる。
以下、比較例1及び比較例2を用いて、実施形態1における集光レンズ150の効果をさらに説明する。
図2は、実施形態1における集光レンズ150の効果を説明するために示す図である。図2(a)は比較例1に係るプロジェクター1000aの光路を表す概略図であり、図2(b)は比較例2に係るプロジェクター1000bの光路を表す概略図であり、図2(c)は実施形態1に係るプロジェクター1000の光路を表す概略図である。なお、図2においては、説明の簡略化のために、ロッドレンズ120、カラーホイール130、集光レンズ150、リレーレンズ162及び光変調装置200以外の表示を省略し、また、リレーレンズ162から光変調装置200までの光路を直線として表示する。
比較例1のプロジェクター1000aは、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するが、カラーホイール及び集光レンズを備えない点が異なる。この場合、図2(a)に示すように、ロッドレンズ120に入射した光は、入射したときと同じ角度で出射面から射出され、リレーレンズ162によって光変調装置200へ導光される。
比較例2のプロジェクター1000bは、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するが、集光レンズを備えない点が異なる。この場合、図2(b)に示すように、カラーホイール130から放出される色光は、蛍光層により各色光を放出しているため、比較例1の場合と比べて、カラーホイールから射出される光の射出角が大きくなる。このため、リレーレンズ162によって光変調装置200へ導光される色光はごく一部である。その結果、光利用効率が低下する。
これに対して、実施形態1に係るプロジェクター1000の場合は、図2(c)に示すように、集光レンズ150が、カラーホイール130から射出された光の大部分をのみ込んでリレー光学系160に導光することが可能となり、光利用効率の低下を抑制することができる。
[実施形態2]
図3は、実施形態2に係るプロジェクター1002を説明するために示す図である。図3(a)はプロジェクター1002の概要を示す図であり、図3(b)はカラーホイール180を入射面側から見た正面図であり、図3(c)は図3(b)のA’−A’断面図であり、図3(d)は図3(c)における符号Dが示す部分の部分拡大断面図であり、図3(e)は図3(c)における符号Eが示す部分の部分拡大断面図である。図3において、Rは赤色光を表し、Gは緑色光を表し、Bは青色光を表す。なお、図3(c)〜図3(e)においては、説明のために赤色蛍光層182及び青色光透過層148の厚みを誇張して表示している。
実施形態2に係るプロジェクター1002は、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するが、光源装置の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なる。すなわち、実施形態2に係るプロジェクター1002においては、図3に示すように、光源装置170は青色光を射出する光源装置である。また、それに付随して、実施形態2に係るプロジェクター1002は、カラーホイール、制御部及び光源装置駆動回路の構成も実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なる。図3に示すように、カラーホイール180は光源装置170に対応したカラーホイールであり、制御部412及び光源装置駆動回路422は光源装置170を駆動するためのものである。
実施形態2に係るプロジェクター1002における照明装置102は、図3に示すように、光源装置170、インテグレーターロッド120、カラーホイール180、集光レンズ150及びリレー光学系160を備える。
光源装置170は、図3(a)に示すように、青色光光源172と、光源装置集光レンズ174とを有し、青色光を射出する。
青色光源172は、青色光を射出する光源であり、光源装置集光レンズ174へ向かって青色光を射出する。青色光源172としては、例えば、基板上に配置された青色光LEDを用いることができる。
光源装置導光レンズ174は、青色光源172からの青色光を、インテグレーターロッド120の入射面近傍で収束するように集光する。
カラーホイール180は、図3(b)に示すように、赤色光を射出する赤色光射出領域181Rと、緑色光を射出する緑色光射出領域181Gと、青色光を射出する青色光射出領域181Bとが周方向に沿って配列された構造を有し、赤色光射出領域181Rは、インテグレーターロッド120からの青色光を赤色光に変換して放出する赤色蛍光層182を有し、緑色光射出領域181Gは、インテグレーターロッド120からの青色光を緑色光に変換して放出する緑色蛍光層184を有し、青色光射出領域181Bは、インテグレーターロッド120からの青色光を透過する青色光透過層148を有する。赤色蛍光層182及び緑色蛍光層184は、それぞれが発する蛍光を十分に透過する構成を有している。カラーホイール180は、インテグレーターロッド120からの青色光を赤色光、緑色光及び青色光からなる色光列に変換して射出する。
また、カラーホイール180は、図3(c)に示すように、赤色蛍光層182、緑色蛍光層184及び青色光透過層148を透明基板138の入射面上に有する。図3(c)においては緑色蛍光層184が表示されていないが、その態様は赤色蛍光層182と同様である。透明基板138を構成する物質としては、例えば、光学ガラスを用いることができる。
赤色蛍光層182としては、例えば、CaAlSiN3:Eu2+等を有する蛍光層を用いることができる。
緑色蛍光層184としては、例えば、β‐サイアロン緑色蛍光体、SrAl24:Eu2+等を有する蛍光層を用いることができる。
青色光透過層148は、図3(c)に示すように、青色光を散乱する機能を有する。実施形態2に係るプロジェクター1002においては、図3(d)に示すように、蛍光層により各色光を放出しているため、カラーホイール180から射出される光の射出角が大きくなる。このため、各色光をより均一なものとするために、カラーホイール180を透過する青色光の射出角を大きくする必要がある。青色光透過層148は,図3(e)に示すように,カラーホイール130から射出される青色光の射出角を、他の色光と同様に大きくなるようにする。青色光透過層148としては、例えば、光学ガラスからなる磨りガラスを用いることができる。
また、図3(c)に示すように、赤色光射出領域181Rは、赤色蛍光層182の入射面側に、青色光を透過し、かつ、赤色光を反射する赤色反射層192を有し、緑色光射出領域181Gは、緑色蛍光層184の入射面側に、青色光を透過し、かつ、緑色光を反射する緑色反射層194を有する。図3(c)においては緑色反射層194が表示されていないが、その態様は赤色反射層192と同様である。赤色反射層192及び緑色反射層194は、例えば、光学ガラスに誘電体多層膜を蒸着したものを用いることができる。また、上記の条件を満たす限り、赤色反射層192及び緑色反射層194で異なる構造としてもよいし、同一の構造としてもよい。
処理・制御部402は、図3(a)に示すように、制御部412と、光源装置駆動回路422と、カラーホイール駆動回路430と、光変調装置駆動回路440とを有する。
制御部412及び光源装置駆動回路422は、光源装置170を制御するためのものであり、他の点では実施形態1に係る制御部410及び光源装置駆動回路420と同様のものである。
上記したように、実施形態2に係るプロジェクター1002は、光源装置等の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なるが、赤色光、緑色光及び青色光からなる色光列を射出するカラーホイール180と、カラーホイール180から射出される色光列を画像情報に応じて変調する光変調装置200とを備え、また、赤色光射出領域181R及び緑色光射出領域181Gは、インテグレーターロッド120からの光を対応する色光に変換して放出する蛍光層を有し、さらに、カラーホイール180から射出される色光を集光してリレー光学系160に導光する集光レンズ150を備えるため、実施形態1に係るプロジェクター1000の場合と同様に、色光毎に光変調素子を準備しなくてもフルカラー表示を行うことが可能で、かつ、従来のプロジェクターよりも光利用効率の高いプロジェクターとなる。
また、実施形態2に係るプロジェクター1002によれば、光源装置170は、青色光を射出する光源装置であり、青色光を射出する光源装置を用いて、実施形態2に係るプロジェクターを実現することができる。光源装置から射出される青色光をそのまま色光として用いることが可能であるため、より少ない種類の蛍光層でフルカラー表示を行うことが可能となる。
また、実施形態2に係るプロジェクター1002によれば、青色光透過層148は青色光を散乱する機能を有するため、青色光透過層148から射出される青色光の射出角を、赤色蛍光層182から放出される赤色光の射出角又は緑色蛍光層184から放出される緑色光の射出角と同等の値にすることが可能となり、色光毎の照明状態をより均一なものとして画像品質を維持することができる。
また、実施形態2に係るプロジェクター1002によれば、カラーホイール180は、赤色蛍光層182、緑色蛍光層184及び青色光透過層148を透明基板138の入射面上に有するため、インテグレーターロッド120から射出された直後の、インテグレーターロッド120の射出面とほぼ同じ面積の発光領域から、各色光が放出されることとなる。
また、実施形態2に係るプロジェクター1002によれば、赤色反射層192及び緑色反射層194を有し、蛍光層から入射面側に放出される蛍光を集光レンズ150側に反射することが可能となるため、光利用効率が低下するのを抑制することができる。
なお、実施形態2に係るプロジェクター1002は、光源装置、カラーホイール、制御部及び光源装置駆動回路の構成以外の点においては、実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクター1000が有する効果のうち該当する効果を有する。
[実施形態3]
図4は、実施形態3に係るプロジェクター1004の概要を示す図である。
実施形態3に係るプロジェクター1004は、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するが、光変調装置の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なる。すなわち、実施形態3に係るプロジェクター1004においては、図4に示すように、光変調装置204は反射型液晶を用いた光変調装置である。また、それに付随して、実施形態3に係るプロジェクター1002は、リレー光学系、投写光学系、制御部及び光変調装置駆動回路の構成も実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なる。図4に示すように、照明装置104のリレー光学系164はリレーレンズのみからなる光学系であり、投写光学系302は光変調装置204に対応する投写光学系であり、制御部414及び光変調装置駆動回路444は光変調装置204を駆動するためのものである。
実施形態3に係るプロジェクター1004における照明装置104は、図4に示すように、光源装置110、インテグレーターロッド120、カラーホイール130、集光レンズ150及びリレー光学系164を備える。
リレー光学系164は、図4に示すように、リレーレンズのみからなる光学系である。リレー光学系164は、カラーホイール130から放出され、集光レンズ150により集光された色光列を、光変調装置204の第1反射型液晶パネル220及び第2反射型液晶パネル230に結像するように導光する。
光変調装置204は、図4に示すように、偏光ビームスプリッター210、第1反射型液晶パネル220及び第2反射型液晶パネル230を備え、画像情報に応じて変調した色光列を投写光学系302へ射出する。
偏光ビームスプリッター210は、図示による詳しい説明は省略するが、リレー光学系164からの色光列のうち、一の偏光成分を有する色光列を第1反射型液晶パネル220に向かって反射し他の偏光成分を有する色光列を通過させる。偏光ビームスプリッター210は、リレー光学系164からの色光列の光路に対して45°の角度になるように設置されている。偏光ビームスプリッター210としては、例えば、ワイヤーグリッド式の偏光ビームスプリッターや、誘電体多層膜式の偏光ビームスプリッターを用いることができる。
第1反射型液晶パネル220は、図示による詳しい説明は省略するが、一の偏光成分を有する色光列を画像情報に応じて各画素に対応する液晶装置により変調し、変調した一の偏光成分を有する色光列を反射面によって偏光ビームスプリッター210に向けて反射する。第1反射型液晶パネル220は、色光列に含まれる色光ごとに変調を行う。
第2反射型液晶パネル230は、図示による詳しい説明は省略するが、他の偏光成分を有する色光列を画像情報に応じて各画素に対応する液晶装置により変調し、変調した他の偏光成分を有する色光列を反射面によって偏光ビームスプリッター210に向けて反射する。第2反射型液晶パネル230も、色光列に含まれる色光ごとに変調を行う。
第1反射型液晶パネル220及び第2反射型液晶パネル230により変調され反射された一の偏光成分を有する色光列及び他の偏光成分を有する色光列は、偏光ビームスプリッター210上で合成され、画像情報に応じて変調した色光列として投写光学系302へ射出される。
投写光学系302は、光変調装置204からの投写画像を表す色光列を外部のスクリーンSCRに投写画像として投写する。投写光学系302は、例えば、投写レンズである。
処理・制御部400dは、図4(a)に示すように、制御部414と、光源装置駆動回路420と、カラーホイール駆動回路430と、光変調装置駆動回路444とを有する。
制御部414及び光変調装置駆動回路444は、光変調装置204を制御するためのものであり、他の点では実施形態1に係る制御部410及び光変調装置駆動回路440と同様のものである。
上記したように、実施形態3に係るプロジェクター1004は、光変調装置等の構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なるが、赤色光、緑色光及び青色光からなる色光列を射出するカラーホイール130と、カラーホイール130から射出される色光列を画像情報に応じて変調する光変調装置204とを備え、また、赤色光射出領域131R、緑色光射出領域131G及び青色光射出領域131Bは、インテグレーターロッド120からの光を対応する色光に変換して放出する蛍光層を有し、さらに、カラーホイール130から射出される色光を集光してリレー光学系164に導光する集光レンズ150を備えるため、実施形態1に係るプロジェクター1000の場合と同様に、色光毎に光変調素子を準備しなくてもフルカラー表示を行うことが可能で、かつ、従来のプロジェクターよりも光利用効率の高いプロジェクターとなる。
なお、実施形態3に係るプロジェクター1004は、リレー光学系、光変調装置、制御部及び光変調装置駆動回路の構成以外の点においては、実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクター1000が有する効果と同様の効果を有する。
[実施形態4]
図5は、実施形態4に係るプロジェクター1006の概要を示す図である。
実施形態4に係るプロジェクター1006は、基本的には実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するが、集光レンズの構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なる。すなわち、実施形態4に係るプロジェクター1006においては、図5に示すように、照明装置106の集光レンズ156は、入側面が平面形状を有し、射出面が凸形状を有する平凸レンズからなる。
このように、実施形態4に係るプロジェクター1006は、集光レンズの構成が実施形態1に係るプロジェクター1000の場合とは異なるが、赤色光、緑色光及び青色光からなる色光列を射出するカラーホイール130と、カラーホイール130から射出される色光列を画像情報に応じて変調する光変調装置200とを備え、また、赤色光射出領域131R、緑色光射出領域131G及び青色光射出領域131Bは、インテグレーターロッド120からの光を対応する色光に変換して放出する蛍光層を有し、さらに、カラーホイール130から射出される色光を集光してリレー光学系160に導光する集光レンズ156を備えるため、実施形態1に係るプロジェクター1000の場合と同様に、色光毎に光変調素子を準備しなくてもフルカラー表示を行うことが可能で、かつ、従来のプロジェクターよりも光利用効率の高いプロジェクターとなる。
また、実施形態4に係るプロジェクター1006によれば、集光レンズ156は、平凸レンズからなるため、カラーホイールから射出された射出角が大きい光の大部分をのみ込んで後段のリレー光学系に導光することが可能となり、光利用効率の低下を抑制することができる。
なお、実施形態4に係るプロジェクター1006は、集光レンズの構成以外の点においては、実施形態1に係るプロジェクター1000と同様の構成を有するため、実施形態1に係るプロジェクター1000が有する効果のうち該当する効果を有する。
以上、本発明のプロジェクターを上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その要旨を逸脱しない範囲において種々の様態において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記実施形態1及び3〜5においては、光源装置110の光源として水銀ショートアークランプを用いることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、紫外光LED、紫外光LD(レーザーダイオード)及び紫外光OLED(有機発光ダイオード)を光源として用いることもできる。
(2)上記実施形態1及び3〜5においては、光源装置110において補助ミラー112を用いることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、補助ミラーを用いなくてもよい。
(3)上記実施形態2においては、光源装置170の光源として青色光LEDを用いることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、青色光LD及び青色光OLEDを光源として用いることもできる。
(4)上記実施形態3においては、光変調装置において2枚の反射型液晶パネルを用いることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、1枚の反射型液晶パネルを用いることもできる。
(5)上記実施形態3においては、プロジェクター1004は反射型のプロジェクターであるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、透過型のプロジェクターであってもよい。ここで、「反射型」とは、反射型の液晶装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を反射するタイプであることを意味しており、「透過型」とは、透過型の液晶装置等のように光変調手段としての光変調装置が光を透過するタイプであることを意味している。透過型のプロジェクターにこの発明を適用した場合にも、反射型のプロジェクターと同様の効果を得ることができる。
(6)上記各実施形態においては、色光列は赤色光、緑色光及び青色光からなるものとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。カラーホイールの回転によって、色光を発する領域が、ある領域から次の領域に移り変わるときには、ある領域の色光と次の領域の色光とが同時に射出される(いわゆるスポーク光。)。このスポーク光を投写画像に用いることとしてもよい。例えば、色光列は、赤色光、緑色光及び青色光並びに赤色光射出領域と緑色光射出領域とが同時に色光を射出するときの略黄色光、緑色光射出領域と青色光射出領域とが同時に色光を射出するときの略シアン色光及び赤色光射出領域と青色光射出領域とが同時に色光を射出するときの略マゼンタ色光からなるものとしてもよい。この場合、光変調装置は略黄色光、略シアン色光及び略マゼンタ色光についての変調を行うこととしてもよい。
(7)上記各実施形態においては、インテグレーターロッド120として内面全反射タイプの中実のロッドを用いることとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、内面全反射タイプの中空のロッドを用いることもできる。
(8)上記各実施形態においては、投写光学系として投写レンズを用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、投写ミラーを用いることもできる。
(9)本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投射型プロジェクターに適用する場合にも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投射型プロジェクターに適用する場合にも可能である。
100,102,104,106…照明装置、110,170…光源装置、112…紫外光光源、114…楕円面リフレクター、116…補助ミラー、120…インテグレーターロッド、130,180…カラーホイール、131R,181R…赤色光射出領域、131G,181G…緑色光射出領域、130B,181B…青色光射出領域、132,182…赤色蛍光層、134,184…緑色蛍光層、136…青色蛍光層、138…透明基板、140…駆動部、142,192…赤色反射層、144,194…緑色反射層、146…青色反射層、148…青色光透過層、150,156…集光レンズ、160,164…リレー光学系、162…リレーレンズ、164…反射ミラー、166…フィールドレンズ、172…青色光光源、174…光源装置集光レンズ、200,204…光変調装置、210…偏光ビームスプリッター、220…第1反射型液晶パネル、230…第2反射型液晶パネル、300,302…投写光学系、400,402,404…処理・制御部、410,412,414…制御部、420,422…光源装置駆動回路、430…カラーホイール駆動回路、440,444…光変調装置駆動回路、1000,1000a,1000b,1002,1004,1006…プロジェクター、SCR…スクリーン。

Claims (10)

  1. 紫外光又は青色光からなる光を射出する光源装置、前記光源装置から射出される光をより均一な面内光強度分布を有する光に変換するインテグレーターロッド、前記インテグレーターロッドからの光を赤色光、緑色光及び青色光からなる色光列に変換して射出するカラーホイール及び前記カラーホイールから射出される色光列を導光するリレー光学系を備える照明装置と、
    前記照明装置からの色光列を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置からの色光列を投写画像として投写する投写光学系とを備えるプロジェクターであって、
    前記カラーホイールは、赤色光を射出する赤色光射出領域と、緑色光を射出する緑色光射出領域と、青色光を射出する青色光射出領域とが周方向に沿って配列された構造を有し、
    前記赤色光射出領域、前記緑色光射出領域及び前記青色光射出領域のうち少なくとも2つの領域には、前記インテグレーターロッドからの光を対応する色光に変換して放出する蛍光層が形成され、
    前記照明装置は、前記カラーホイールと前記リレー光学系との間に配置され、前記カラーホイールから射出される色光列を集光して前記リレー光学系に導光する集光レンズをさらに備えることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光源装置は、紫外光を射出する光源装置であり、
    前記赤色光射出領域には、前記インテグレーターロッドからの紫外光を赤色光に変換して放出する赤色蛍光層が形成され、
    前記緑色光射出領域には、前記インテグレーターロッドからの紫外光を緑色光に変換して放出する緑色蛍光層が形成され、
    前記青色光射出領域には、前記インテグレーターロッドからの紫外光を青色光に変換して放出する青色蛍光層が形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記カラーホイールは、前記赤色蛍光層、前記緑色蛍光層及び前記青色蛍光層が透明基板の入射面上に形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項2又は3に記載のプロジェクターにおいて、
    前記赤色光射出領域には、前記赤色蛍光層の入射面側に、紫外光を透過し、かつ、赤色光を反射する赤色反射層が形成され、
    前記緑色光射出領域には、前記緑色蛍光層の入射面側に、紫外光を透過し、かつ、緑色光を反射する緑色反射層が形成され、
    前記青色光射出領域には、前記青色蛍光層の入射面側に、紫外光を透過し、かつ、青色光を反射する青色反射層が形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  5. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光源装置は、青色光を射出する光源装置であり、
    前記赤色光射出領域には、前記インテグレーターロッドからの青色光を赤色光に変換して放出する赤色蛍光層が形成され、
    前記緑色光射出領域には、前記インテグレーターロッドからの青色光を緑色光に変換して放出する緑色蛍光層が形成され、
    前記青色光射出領域には、前記インテグレーターロッドからの青色光を透過する青色光透過層が形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項5に記載のプロジェクターにおいて、
    前記青色光透過層は、青色光を散乱する機能を有することを特徴とするプロジェクター。
  7. 請求項6に記載のプロジェクターにおいて、
    前記カラーホイールは、前記赤色蛍光層、前記緑色蛍光層及び前記青色光透過層が透明基板の入射面上に形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記赤色光射出領域には、前記赤色蛍光層の入射面側に、青色光を透過し、かつ、赤色光を反射する赤色反射層が形成され、
    前記緑色光射出領域には、前記緑色蛍光層の入射面側に、青色光を透過し、かつ、緑色光を反射する緑色反射層が形成されていることを特徴とするプロジェクター。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記集光レンズは、入側面が凹形状を有し、射出面が凸形状を有するメニスカス凸レンズからなることを特徴とするプロジェクター。
  10. 請求項1〜8のいずれかに記載のプロジェクターにおいて、
    前記集光レンズは、入側面が平面形状を有し、射出面が凸形状を有する平凸レンズからなることを特徴とするプロジェクター。
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