JP2014134726A - ディスプレイ用積層シート及びそれを用いたディスプレイ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートを用いた店舗向けディスプレイにおいて、簡便に貼り付け、貼り直したりすることができ、また、他の応用形態での利用もできるシートを提供する。
【解決手段】フィルム又はシートである基材層11の一方の面に易剥離性接着層12が積層され、他方の面にディスプレイ用の印刷層15が積層され、その印刷層15の上にさらにラミネート層16を積層したディスプレイ用積層シート10を用いる。
【選択図】図1

Description

この発明は、主に広告に用いるディスプレイシートと、それを用いたディスプレイ方法に関する。
金融商品や旅行商品などの無体物を顧客と向かい合って販売する店舗では、物品を並べる代わりにその無体物の内容を告知したり、わかりやすく表示したりする必要がある。また、携帯電話販売店のように、有体物を取り扱う店舗でも、顧客に対してイメージを喚起したり、契約内容を説明したりするために、様々な形で店舗内に掲示を行うことが望ましい。このような告知や表示は、一般にはポスターや印刷されたシート(例えば特許文献1)を貼り付け、商品の更新に伴ってこれを貼り替えることで行うことが多い。
特開平10−039757公報
しかしながら、ウインドウへの掲示においては、ポスターやシートを貼り付けた際に用いる接着剤や接着テープがあからさまに見えていると、ポスターやシートの印刷面を如何に美しく仕上げたとしても、その周囲や裏面の美観を損ねてしまう。また、貼り替えや撤去の際にそれらの接着剤が壁面や窓面に残存してしまうと、以後はその部分を常に隠し続けなければならなくなり、店舗運用上の障害となってしまうことがある。このため、貼り付けや貼り直しには細心の注意を払う必要があり、直接顧客と応対すべき店舗従業員の余分な作業負担が大きくなっていた。
そこでこの発明は、シートを用いた店舗向けディスプレイの設置、交換を容易に行えるようにすることを目的とする。
この発明は、フィルム又はシートである基材層の一方の面に易剥離性接着層を設け、他方の面にディスプレイ用の印刷層を設けるとともに、その印刷層の上にさらにラミネート層を設けたディスプレイ用積層シートにより、上記の課題を解決したのである。
基材層の一方の面に易剥離性接着層を予め設けておくことで、貼り付け時には離型紙から剥がすことで速やかに壁面やガラス面などに貼り付けることができる。このとき、接着テープなどを別途手にする必要がないため、貼り付け作業は簡便にできる。また、剥がす際にも、予め基材層に設けた易剥離性接着層のみで接着しているので、剥がす際に要する力は最小限で済み、糊残りもほとんど起こさずに済む。また、この基材層の易剥離性接着層とは反対側の面に印刷層とラミネート層とを積層することでディスプレイ用シートとして十分な構成となるが、これらを形成する作業自体は容易であり、導入し易い。
ラミネート層はマット加工と光沢加工のいずれでもよく、表示する内容に応じて適宜選択するとよい。旅行商品の広告やイメージとなる観光地の写真を印刷層で表示する場合には光沢加工となるラミネート層を用いると、顧客に与える視覚的イメージが鮮やかになるので望ましい。
また、上記のディスプレイ用積層シートの易剥離性接着層を発泡ポリ塩化ビニルのボードに貼り付けてディスプレイ用積層ボードとすると、壁面等に直接接着面を貼り付けるのではなく、そのボードを立てかけたりするだけでディスプレイに用いることができる。また逆に、ボード自体を釘打ちしたりして、強固に固定することもできるようになり、ポスターを画鋲で留めるよりも高い耐久性を保って運用することができる。不要になればボードからシートだけを剥がして貼り直すことも、ボード自体を丸ごと取り替えることもできるので、再利用も簡便にできる。
この発明にかかるディスプレイ用積層シートを用いることにより、店舗や公共スペースなどにおける広告表示を速やかに展開し、また、交換、撤去できるようになる。作業が簡便である一方、表面はラミネート層で保護された印刷層によって明瞭に表示でき、また、印刷層自体は従来の印刷方法を採用できるので、大判印刷や、何枚ものシートを組み合わせたパノラマ表示などでのディスプレイも容易に可能となる。また、四隅だけでなく全体に易剥離性接着層が設けてあることで、凹凸どちらの曲面に対しても貼り付けることができ、しかも剥がれにくい。このため、従来のポスターなどでは掲示が困難であった円柱状の柱の表面などにもディスプレイすることが可能となる。
また、発泡ポリ塩化ビニルボードに貼り付ける場合は、ボード自体がカッターナイフなどで容易に切断できるため、表示領域に合わせた加工も容易であり、高い適合性を発揮する。例えば、薄型テレビの周囲を取り囲むように加工するといったことも可能である。
この発明にかかるディスプレイ用積層シートの断面図 この発明にかかるディスプレイ用積層ボードの断面図 図1のディスプレイ用積層シートを貼り付けたディスプレイ方法の例図 図2のディスプレイ用積層ボードを取り付けるディスプレイ方法の例図
以下、この発明の実施形態を、図を用いて説明する。
図1は、この発明にかかるディスプレイ用積層シート10の断面図である。その構成は、フィルム又はシートである基材層11の一方の面(図1中下方の面)に易剥離性接着層12が積層され、また、基材層11の他方の面(図1中上方の面)にディスプレイ用の印刷層15が積層され、その印刷層15の上にさらにラミネート層16を積層したものである。
基材層11は、紙やプラスチックフィルム、プラスチックシートなどであって、可撓性があり、表面に印刷層15の形成が容易なものであれば特に材質は限定されない。印刷用のインクの乗りの良さや印刷しやすさの点で、紙が最も望ましい。ただし、上質紙その他の印刷に向いた緻密な紙であることが望ましい。
易剥離性接着層12は、一般的な木材やプラスチック、金属、ガラスなどからなる壁面や天井面、窓面等に対して接着可能であり、かつ、数ヶ月から一年程度の期間に亘って貼り付けておいた後に、基材層11ごと糊残り無しに手作業で剥がすことができる程度の接着力を有する層である。具体的には、ポリ塩化ビニル系接着剤やポリアクリル酸系接着剤、セルロース系接着剤などを薄めて用いたり、無機顔料を混合したりして接着力を低下させた接着剤を塗布した層や、表面に微細な吸盤構造を設けて物理的な吸着により取り付け及び剥離可能とした層などが利用可能であるが、これらに限られず、糊残り無しに容易に剥がせるものであれば本発明に利用可能である。例えば、接着剤そのものの接着力を比較的低減させて剥離を容易に出来る接着剤としては、ポリ塩化ビニル系接着剤を用いた、桜井(株)製:LLJET 光沢塩ビ グレー糊S、同社製:スターフィット、ジェットグラフ(株)製:塩ビグロスグレーなどが挙げられる。
なお、接着剤によって必要な接着力を確保できればよいので、易剥離性接着層12は必ずしも基材層11の全面を隈無く覆っている必要はない。十分な接着力を確保できるのであれば、間に接着剤の塗られていない領域があってもよい。例えば、基材層11の表面に、接着剤を塗布したラインが何本も交差するように形成されていてもよい。
また、基材層11と易剥離性接着層12とを合わせた具体的な材料としては、いずれもポリ塩化ビニル系フィルムとアクリル系接着剤からなるリンテック(株)製:エヌタック120C、エヌタック120Wが挙げられ、無機顔料により接着剤の接着力を低下させたものとして大和化成商事(株)製:ブロードタックPVCG−M2が挙げられる。
さらに、微細な吸盤構造によって接着力を発揮させる材料としては、フジコピアン(株)製:FIXFILMシリーズが挙げられる。
印刷層15は、基材層11上に印刷によって形成される染料又は顔料のインクによる層であり、この印刷層15で描かれた写真や絵によって、広告効果や演出効果を発揮するディスプレイとして作用する。この印刷層15を形成させる方法としては、インクジェット印刷機などの一般的な印刷機を用いて行うことが出来る。
ラミネート層16は、印刷層15を形成させた後にラミネートフィルムを積層し、硬化させて形成させる表面保護層であり、印刷層15に印刷された図柄を保護し、耐水性、耐久性を向上させるものである。この発明にかかるディスプレイ用積層シート10には、貼り付ける際に気泡が残らないように押し付け、擦るといった形で負荷がかかるため、印刷層15を保護する必要があるためである。マット加工と光沢加工とがあり、用途によって選択するとよい。印刷層の図柄に写真を用いる場合は光沢加工をして写真を鮮やかに見せることが好ましい場合が多い。用いるラミネートフィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートフィルムやポリプロピレンフィルムなどが挙げられる。
このディスプレイ用積層シート10を輸送、保管するにあたっては、易剥離性接着層12の面に離型紙を貼り付けて取り扱うと好ましい。巻いた状態でコンパクトにして取り扱うことができる。
この発明にかかるディスプレイ用積層シート10は、そのまま用いてもよいが、発泡ポリ塩化ビニルボード18に易剥離性接着層12を接着させた、ディスプレイ用積層ボード20として用いると、板として取り扱うことが出来るので、また異なったディスプレイ形態での使用が可能である。その断面図を図2に示す。ここで用いる発泡ポリ塩化ビニルボード18は、具体的には、所謂低発泡塩ビと呼ばれる、内部の発泡領域が比較的小さい材料が好ましい。なお図示しないが、発泡ポリ塩化ビニルボード18の表面は、易剥離性接着層12が接着しやすく、かつ剥がし易いように平滑に処理されていることが好ましい。厚みは0.5mm以上、3mm以下程度であると、カッターナイフなどで容易に切断して、取り付けるべき箇所に合わせた形状に加工しやすいため好ましい。具体的に利用可能な製品としては、タキロン(株)製:セルラ、アクリサンデー(株)製:フォーレックスなどが挙げられる。
この発明にかかるディスプレイ用積層シート10、及びディスプレイ用積層ボード20は、顧客が来訪する店舗や、商店街の各所といった人の目に触れる場所におけるディスプレイに用いることができる。
ディスプレイ用積層シート10を用いたディスプレイ方法の例を図3に示す。店舗の壁31やガラス製の窓32のような平面だけでなく、円柱状の柱33の表面のような湾曲した面に対しても、ディスプレイ用積層シート10は簡便に貼り付けることができる。壁面31としては、コンクリートであれば接着力を確保するために下処理が必要となる場合があるが、一般的な木造の壁面やプラスチック、金属の壁面であれば、ほぼ下処理を必要とせずに貼り付けることが出来る。ここで、壁とは建物そのものの壁でなくてもよく、たとえばパーティションとして用いるような簡易的な壁でもよいし、物置や引き出しなどの家具の面であってもよい。また、さらに、同様の材質であれば扉面や天井面などにも当然に貼り付けることができ、店舗内の全面を本発明にかかるディスプレイ用積層シート10でディスプレイして仕上げることができる。さらに、磨りガラスのように表面の凹凸が無視できないようなものを除けば、一般的なガラス窓にも同様に貼り付けてディスプレイすることができる。なお、床面にも貼り付けることは可能であるが、歩行する人によって踏まれると、表面がラミネート加工されて保護されていても、易剥離性接着層の接着力が保持しきれない可能性があるため、床面に用いる場合は直接踏まれない場所に用いることが好ましい。
また、ディスプレイ用積層ボード20を用いたディスプレイ方法の例を図4に示す。印刷層15の図柄を表示して飾り付けることができるが、ボードを貼り付ける場所に合わせて切断すればよく、図4のようにテレビ34の周囲に合わせて凹んだ形状にカットしてから、壁面にボードを貼り付けるといった最適化したディスプレイが可能となる。
10 ディスプレイ用積層シート
11 基材層
12 易剥離性接着層
15 印刷層
16 ラミネート層
18 発泡ポリ塩化ビニルボード
20 ディスプレイ用積層ボード
31 壁
32 窓
33 柱
34 テレビ

Claims (4)

  1. フィルム又はシートである基材層の一方の面に易剥離性接着層が積層され、他方の面にディスプレイ用の印刷層が積層され、その印刷層の上にさらにラミネート層を積層したディスプレイ用積層シート。
  2. 請求項1に記載のディスプレイ用積層シートを壁面、窓面、柱面、扉面、天井面及び床面のすくなくともいずれかに貼り付けて上記印刷層を表示させるディスプレイ方法。
  3. 請求項1に記載のディスプレイ用積層シートの易剥離性接着層を、発泡ポリ塩化ビニルボードに貼り付けたディスプレイ用積層ボード。
  4. 請求項3に記載のディスプレイ用積層ボードを、上記発泡ポリ塩化ビニルボード側から壁面又は窓面に取り付けて上記印刷層を表示させるディスプレイ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016196602A (ja) * 2015-04-06 2016-11-24 大日本印刷株式会社 被転写シートおよび意匠シート

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