JP2014134277A - 管継手 - Google Patents

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Takahito Murai
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Abstract

【課題】管体の連結状態を容易に確認することができ、管体を確実に連結することができる管継手を提供する。
【解決手段】管継手1は、第1開口部13に挿入した吐水管4の端部の一部分が表れる第1孔部16、及び、第2開口部14に挿入したシャワーホース5の端部の一部分が表れる第2孔部17を形成した外周壁11を有する本体10と、第1孔部16に挿入して吐水管4の端部を第1開口部13から抜け止めする第1ストッパー部51、第2孔部16に挿入してシャワーホース5の端部を第2開口部14から抜け止めする第2ストッパー部52、及び、第1ストッパー部51と第2ストッパー部52とを連結した連結部53を有する留め具50とを備えており、外周壁11は、第1ストッパー部51を第1孔部16に挿入し、第2ストッパー部52を第2孔部17に挿入した状態で、連結部53が嵌り込む溝部20を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は管継手に関する。
特許文献1の図9には従来の管継手が開示されている。この管継手は、両端に第1開口部及び第2開口部が開口した円筒状の外周壁を有する本体と、第1開口部及び第2開口部の夫々に挿入した各管体の端部を第1開口部及び第2開口部から抜け止めする2個のストッパー部材とを備えている。
外周壁は、両端部の外周面であって、同一円周上の対向する位置に周方向に延びたスリット孔を各2個ずつ貫設している。各ストッパー部材は、基部と、基部の両端から同じ方向に延びて、先端部同士が離れている一対の爪部とを有しており、略C字状に形成されている。ストッパー部材は、外周壁に貫設したスリット孔に爪部が嵌り込むように本体に装着される。この際、ストッパー部材の爪部の内縁部が外周壁の内周面よりも内側に突出する。
本体の第1開口部及び第2開口部に挿入する各管体は端部に鍔部を有している。各管体の鍔部がスリット孔よりも内側に位置するように、本体の第1開口部及び第2開口部に各管体の端部を挿入する。そして、各ストッパー部材を外周壁の両端に貫設した各スリットに合わせて本体に装着する。すると、各管体の鍔部がストッパー部材の内縁部に係止して、各管体の端部を第1開口部及び第2開口部から抜け止めした状態に連結することができる。また、この管継手は、各ストッパー部材を本体から取り外すと、各管体を第1開口部及び第2開口部から引き抜くことができる。
特開平7−190272号公報
しかし、特許文献1に開示された管継手は、本体の第1開口部及び第2開口部に各管体を挿入し、ストッパー部材を本体に装着した際、ストッパー部材の爪部の先端部がストッパー部材の基部に対して外周壁の反対側に回り込んだ状態になる。このため、ストッパー部材が本体に適切に装着されたかを確認する際には、ストッパー部材の基部と、外周壁の反対側に位置する爪部の先端部とをそれぞれの方向から目視し、装着具合を確認しなければならない。この管継手を利用して管体を連結する場所によっては、その確認作業が困難な場合がある。また、ストッパー部材が本体に適切に装着されていないと、漏水するおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、管体の連結状態を容易に確認することができ、管体を確実に連結することができる管継手を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の管継手は、
第1管体の端部を挿入することができる第1開口部、
第2管体の端部を挿入することができる第2開口部、
前記第1開口部と前記第2開口部とを連通した空洞部、
前記第1開口部の近傍に貫設し、前記第1開口部に前記第1管体の端部を挿入すると、前記第1管体の端部の一部分が表れる第1孔部、
及び、前記第2開口部の近傍に貫設し、前記第2開口部に前記第2管体の端部を挿入すると、前記第2管体の端部の一部分が表れる第2孔部を形成した外周壁を有する本体と、
前記第1孔部に挿入して前記第1管体の端部を前記第1開口部から抜け止めする第1ストッパー部、
前記第2孔部に挿入して前記第2管体の端部を前記第2開口部から抜け止めする第2ストッパー部、
及び、前記第1ストッパー部と前記第2ストッパー部とが同じ方向を向くように連結した連結部、
を有する留め具とを備えており、
前記外周壁は、前記第1ストッパー部を前記第1孔部に挿入し、前記第2ストッパー部を前記第2孔部に挿入した状態で、前記連結部が嵌り込む溝部を有していることを特徴とする。
この管継手は、第1ストッパー部及び第2ストッパー部の夫々を第1孔部及び第2孔部に挿入すると、連結部が溝部へ嵌り込み、その状態を一方向から容易に視認することができる。このため、この管継手は、連結部の溝部への嵌り込み具合を確認し、第1ストッパー部及び第2ストッパー部が第1孔部及び第2孔部に適切に挿入されているか否か、つまり、第1開口部に挿入した第1管体の端部及び第2開口部に挿入した第2管体の端部が確実に抜け止めされているか否かを判断することができる。
したがって、本発明の管継手は、管体の連結状態を容易に確認することができ、管体を確実に連結することができる。
実施例の管継手に吐水管とシャワーホースとを連結した状態を示す概略図である。 実施例の管継手を示す斜視図である。 実施例の管継手の本体を示す断面図である。 実施例の管継手の留め具であって(A)は側面図であり、(B)は背面図である。 実施例の管継手にシャワーホースを連結し、第1ストッパー部の先端部が当接部に当接した状態を示す斜視図である。 実施例の管継手にシャワーホースを連結し、第1ストッパー部の先端部が当接部に当接した状態を示す断面図である。 実施例の管継手にシャワーホースを連結し、第1ストッパー部を第1孔部に挿入する状態を示す断面図である。 実施例の管継手に吐水管とシャワーホースとを連結した状態を示す斜視図である。 実施例の管継手に吐水管とシャワーホースとを連結した状態を示す断面図である。 実施例の管継手に連結した吐水管とシャワーホースとを分離する作業工程を示す斜視図であって、(A)は連結部の小孔にドライバーを挿入した状態を示し、(B)は第1ストッパー部を第1孔部から抜き出す状態を示す。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明において、前記溝部は前記連結部を完全に収納することができる深さを有し得る。この場合、管継手が第1管体及び第2管体を連結した状態で、連結部が溝部からはみ出さない。このため、この管継手は分離作業以外の時(キャビネット内の収納物を出し入れする時等)に連結部を引っ掛けて第1ストッパー部又は第2ストッパー部が不意に第1孔部又は第2孔部から抜き出されてしまうことを防ぐことができる。また、溝部の上端よりも連結部が少しでもはみ出していれば、第1ストッパー部及び/又は第2ストッパー部が適切に第1孔部及び/又は第2孔部に挿入されていないことを明確に認識することができる。このため、第1ストッパー部及び第2ストッパー部を適切に第1孔部及び第2孔部に挿入し、第1開口部に挿入した第1管体の端部及び第2開口部に挿入した第2管体の端部が確実に抜け止めされているか否かを判断することができる。
次に、本発明の管継手を具体化した実施例について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例>
実施例の管継手1は、図1に示すように、キッチン等のキャビネットの天板2等に取り付けられた水栓金具3の吐水管4(第1管体)とシャワーホース5(第2管体)とをキャビネット内で連結することができる。吐水管4は、上流端部を水栓金具本体6の内部に収納した図示しない湯水混合部の流出ポートに連結し、水栓金具本体6内を通過してキャビネット内に垂下しており、下流端部を管継手1に連結している。シャワーホース5は、下流端部を水栓金具3のシャワーヘッド部7に連結し、水栓金具本体6内を通過してキャビネット内に延びており、上流端部を管継手1に連結している。シャワーヘッド部7は水栓金具本体6から着脱することができる。この水栓金具3は、シャワーヘッド部7を水栓金具本体6から取り外し、シャワーホース5を引き出すことができる。
管継手1は、図2〜図4に示すように、本体10と留め具50とを備えている。本体10は複数種類の外径及び内径を有する略円筒形の外周壁11を有している。外周壁11は外周面に軸方向及び周方向に延びる複数のリブ12を形成している。外周壁11は両端に開口した第1開口部13と第2開口部14とを形成している。第1開口部13と第2開口部14は略円形状である。第1開口部13は第2開口部14よりも開口面積が小さく形成されている。第1開口部13は吐水管4の下流端部に設けられた第1〜第3鍔部4A、4B、4Cの外径よりも僅かに大きい径を有している。第2開口部14はシャワーホース5の上流端部に設けられた第1〜第3鍔部5A、5B、5Cの外形より僅かに大きい径を有している。外周壁11は第1開口部13と第2開口部14とを連通する空洞部15を内部に形成している。この空洞部15は、吐水管4の下流端部とシャワーホース5の上流端部とを収納しつつ、中央部は流路を形成している。
外周壁11は第1孔部16と第2孔部17とを形成している。第1孔部16は第1開口部13の近傍の外周壁11に貫設され、第2孔部17は第2開口部14の近傍の外周壁11に貫設されている。第1孔部16と第2孔部17は外周壁11の軸方向に対して直角方向に延びたスリット形状に形成されている。第1孔部16と第2孔部17は同じ方向に開口している。第1孔部16の周方向の中心と第2孔部17の周方向の中心は外周壁11の軸方向に延びる同一直線上に位置している。第1孔部16は第2孔部17より周方向の幅が小さく形成されている。第1孔部16と第2孔部17は外周壁11の軸方向の幅が同じである。第1孔部16は、第1開口部13に吐水管4の端部を挿入すると、吐水管4の端部の一部分が表れる。また、第2孔部17は、第2開口部14にシャワーホース5の端部を挿入すると、シャワーホース5の端部の一部分が表れる。
外周壁11は、第1孔部16と第2孔部17の周囲に、後述する留め具50の第1ストッパー部51と第2ストッパー部52が嵌り込むように形成された包囲壁部16A、17Aを有している。この包囲壁部16Aは、第1ストッパー部51が第1孔部16に挿入された際、第1ストッパー部51の背面と略面一となるような高さを有している。また、包囲壁17Aも、第2ストッパー部52が第2孔部17に挿入された際、第2ストッパー部52の背面が略面一となるような高さを有している。
外周壁11は第1孔部16と第1開口部13との間の外周面に当接部18を有している。当接部18は、後述する留め具50の第1ストッパー部51の一対の各第1爪部51Bの先端部が当接するように、周方向に離れて平行に形成されており、第1孔部16の第1開口部13側の外縁から第1開口部13の方向に延びた帯状の平面である。
当接部18は、第1ストッパー部51の一対の各第1爪部51Bの先端部が当接した状態において、各第1爪部51Bの先端部より外側に位置して平行に配置され、各第1爪部51Bを第1孔部16に案内する2本のガイド部19を有している。これらガイド部19は当接部18より突出しており、第1孔部16の第1開口部13側の外縁から第1開口部13方向に延びている。
外周壁11は後述する留め具50の連結部53が嵌り込む溝部20を有している。溝部20は、外周壁11から立ち上がり、平行に配置された2つの壁部21によって形成されている。これら壁部21は第1孔部16と第2孔部17との間に、連結部53の幅より僅かに広い間隔で形成されている。これら2つの壁部21によって形成された溝部20は第1孔部16の周方向の中心と第2孔部17の周方向の中心とを結ぶ線上に延びている。溝部20に連結部53が嵌り込むと、その状態は一方向から容易に視認することができる。
2つの壁部21は第1孔部16側の端部が外側に突出した略半円形状の凸部22を形成している。この凸部22は外形が後述する連結部53の曲がり部56の形状に沿っている。これら2つの壁部21は、第1ストッパー部51と第2ストッパー部52の夫々を第1孔部16と第2孔部17に挿入して吐水管4及びシャワーホース5を連結した際の留め具50の連結部53の背面よりも上面が僅かに外側に位置するように形成されている。つまり、溝部20は連結部53を完全に収納することができる深さに形成されている。
本体10は外周壁11の中央部に連結したホース挿通管30を有している。ホース挿通管30は、外周壁11と同じ方向に貫通した円筒状であり、本体10と並列に配置している。ホース挿通管30はシャワーホース5が挿通可能な内径を有している。ホース挿通管30は水栓金具本体6からキャビネット内に延びたシャワーホース5が挿通する。これによって、シャワーヘッド部7が水栓金具本体6から取り外され、シャワーホース5が引き出されたり、逆に、シャワーホース5が押し込まれつつシャワーヘッド部7が水栓金具本体6に取り付けられたりした際に、キャビネット内でシャワーホース5が暴れることを防止することができる。
留め具50は、図2及び図4に示すように、第1ストッパー部51、第2ストッパー部52、及び第1ストッパー部51と第2ストッパー部52とを連結する連結部53を有している。第1ストッパー部51は、第1基部51Aと、第1基部51Aの両側から同じ方向に延びた一対の第1爪部51Bとを有している。
第1ストッパー部51の各第1爪部51Bの内面と第1基部51Aの前面は吐水管4の下流端部の外周面に沿うような曲面で形成されている。各第1爪部51Bの先端部間の寸法は吐水管4の下流端部の外径よりも僅かに小さく形成されている。このため、第1ストッパー部51は、吐水管4の下流端部を嵌めこむ際に各第1爪部51Bの先端部間が僅かに開く方向に弾性変形し易いように、各第1爪部51Bが第1基部51Aに連結している部分の内側から第1基部51Aに向けて斜めに切り込み51Cが形成されている。
第1ストッパー部51を第1孔部16に挿入した際、第1開口部13に挿入した吐水管4(第1管体)の下流端部が各第1爪部51Bの内面と第1基部51Aの前面との間に形成された空間内に嵌り込む。これによって、吐水管4の下流端部に形成した第2鍔部4Bが第1ストッパー部51に係止して、吐水管4の下流端部を第1開口部13から抜け止めすることができる(図7及び図9参照)。
第1基部51Aは、連結部53が連結している部分とは反対面に突出した第1凸部54を有している。第1凸部54は作業者が指をかけて第1ストッパー部51を第1孔部16に挿入する際に利用することができる。また、第1凸部54は第1ストッパー部51を第1孔部16に挿入した際、外周壁11の外周面に当接するため、第1ストッパー部51が第1孔部16に押し込まれすぎない。
第2ストッパー部52は第1ストッパー部51より一回り大きく形成されている。第2ストッパー部52は、第2基部52Aと、第2基部52Aの両側から同じ方向に延びた一対の第2爪部52Bとを有している。
第2ストッパー部52の各第2爪部52Bの内面と第2基部52Aの前面はシャワーホース5の上流端部の外周面に沿うような曲面で形成されている。各第2爪部52Bの先端部間の寸法はシャワーホース5の上流端部の外径よりも僅かに小さく形成されている。このため、第2ストッパー部52は、シャワーホース5の上流端部を嵌めこむ際に一対の第2爪部52Bの先端部間が僅かに開く方向に弾性変形し易いように、各第2爪部52Bが第2基部52Aに連結している部分の内側から第2基部52Aに向けて斜めに切り込み52Cが形成されている。
第2ストッパー部52を第2孔部17に挿入した際、第2開口部14に挿入したシャワーホース5(第2管体)の上流端部が各第2爪部52Bの内面と第2基部52Aの前面との間に形成される空間内に嵌り込む。これによって、シャワーホース5の上流端部に形成した第2鍔部5Bが第2ストッパー部52に係止して、シャワーホース5の上流端部を第2開口部14から抜け止めすることができる(図6、図7及び図9参照)。
第2基部52Aは、連結部53が連結している部分とは反対面に突出した第2凸部55を有している。第2凸部55は第2ストッパー部52を第2孔部17に挿入した際、外周壁11の外周面に当接するため、第2ストッパー部52が第2孔部17に押し込まれすぎない。
連結部53は、第1ストッパー部51と第2ストッパー部52とが同じ方向を向くように第1ストッパー部51と第2ストッパー部52とを連結している。連結部53は、一端部を第1ストッパー部51の第1基部51Aの背面側の中央部に連結し、他端部を第2ストッパー部52の第2基部52Aの背面側の中央部に連結している。連結部53は、平板状であり、厚さ方向に撓むことができる。つまり、後述するように、留め具50の連結部53が厚さ方向に撓むため、第2ストッパー部52を第2孔部17に挿入した状態で、第1ストッパー部51を第1孔部16に抜き差しすることができる。
連結部53は、第1ストッパー部51側の端部に第1ストッパー部51及び第2ストッパー部52が向いている方向とは反対方向に突出するように曲がった曲がり部56を有している。曲がり部56は略半円弧状に曲がっている。連結部53は、曲がり部56の第2基部52A側の端部の曲面から平面にかけて、連結部53が延びた方向と同じ方向に延びたスリット状の小孔57を形成している。
次に、このような構成を有する管継手1を利用して、水栓金具3の吐水管4とシャワーホース5とを連結する連結作業、及び連結した吐水管4とシャワーホース5とを分離する分離作業について説明する。
<連結作業>
先ず、シャワーホース5の上流端部をキャビネットの手前側に引き出して、管継手1の本体10の第2開口部14にシャワーホース5の上流端部を挿入する。シャワーホース5は上流端部の先端側から順に第1鍔部5A、第2鍔部5B、及び第3鍔部5Cを形成している。第1鍔部5Aはシャワーホース5の上流端に形成されている。シャワーホース5は第1鍔部5Aと第2鍔部5Bとの間に1個のOリングPを外嵌している。第2鍔部5Bと第3鍔部5Cとの間は、第2ストッパー部52が嵌り込むことができるように、第2ストッパー部52の第2基部52A及び各第2爪部52Bの厚さよりわずかに広い間隔を有している。
そして、図5及び図6に示すように、第2孔部17に第2ストッパー部52を挿入する。第2孔部17に挿入した第2ストッパー部52は、一対の第2爪部52Bの先端部間が僅かに開く方向に弾性変形し、シャワーホース5の第2鍔部5Bと第3鍔部5Cとの間の上流端部を各第2爪部52Bの内面と第2基部52Aの前面との間に形成された空間内に嵌め込む。これによって、シャワーホース5の上流端部に形成した第2鍔部5Bが第2ストッパー部52に係止して、シャワーホース5の上流端部を第2開口部14から抜け止めした状態に連結する。第2ストッパー部52を第2孔部17に挿入すると、第2ストッパー部52の背面と第2ストッパー部52の周囲に形成した包囲壁部17Aの上面とが略面一になる。
第2ストッパー部52を第2孔部17に挿入した状態で、留め具50の連結部53が撓み、第1ストッパー部51は一対の各第1爪部51Bの先端部が当接部18に当接して保持される。つまり、留め具50は、第2ストッパー部52を第2孔部17に挿入した状態で、第1ストッパー部51が第1孔部16に挿入されていない状態にすることができる。
この状態で、キャビネット内に垂下している吐水管4の下流端部を本体10の第1開口部13に挿入する。この際、第1ストッパー部51を第1孔部16に挿入せず、第1ストッパー部51の各第1爪部51Bの先端部を当接部18に当接して保持することができるため、第1開口部13に吐水管4の下流端部を容易に挿入することができる。吐水管4は下流端部の先端側から順に第1鍔部4A、第2鍔部4B、及び第3鍔部4Cを略等間隔に形成している。吐水管4は第1鍔部4Aと第2鍔部4Bとの間に2個のOリングPと円筒状のスペーサーSとを外嵌している。第2鍔部4Bと第3鍔部4Cとの間は第1ストッパー部51が嵌り込むのに充分に広い間隔を有している。
そして、作業者は、第1ストッパー部51の第1凸部54に指をかけて第1ストッパー部51の各第1爪部51Bの先端部を第1孔部16に挿入するように押し下げる。この際、各第1爪部51Bの先端部はガイド部19に沿って下方に移動する。このため、第1ストッパー部51を第1下降部に容易かつ確実に挿入することができる。また、図7に示すように、第1ストッパー部51の各第1爪部51Bを第1孔部16に挿入するように押し下げる際、曲がり部56が撓むことによって、第1ストッパー部51を第1孔部16に容易に挿入させることができる。
このようにして、図8及び図9に示すように、第1孔部16に第1ストッパー部51を挿入する。第1孔部16に挿入した第1ストッパー部51は、一対の第1爪部51Bの先端部間が僅かに開く方向に弾性変形し、吐水管4の第2鍔部4Bと第3鍔部4Cとの間の上流端部を各第1爪部51Bの内面と第1基部51Aの前面との間に形成された空間内に嵌め込む。これによって、吐水管4の下流端部に形成した第2鍔部4Bが第1ストッパー部51に係止して、吐水管4の上流端部を第1開口部13から抜け止めした状態に連結し、吐水管4及びシャワーホース5の連結作業を完了することができる。第1ストッパー部51を第1孔部16に挿入すると、第1ストッパー部51の背面と第1ストッパー部51の周囲に形成した包囲壁部16Aの上面とが略面一になる。
このように、この管継手1は、第1ストッパー部51及び第2ストッパー部52の夫々を同時に第1孔部16及び第2孔部17に挿入する必要がなく、第2孔部17に第2ストッパー部52を挿入して第2開口部14にシャワーホース5の上流端部を連結した後に、第1開口部13に吐水管4の下流端部を挿入して第1孔部16に第1ストッパー部51を挿入すればよく、第1ストッパー部51及び第2ストッパー部52を一つずつ第1孔部16及び第2孔部17に容易かつ確実に挿入することができる。このため、この管継手1は第1開口部13及び第2開口部14に吐水管4の下流端部及びシャワーホース5の上流端部を容易かつ確実に連結することができる。
また、この管継手1は、第1ストッパー部51及び第2ストッパー部52を第1孔部16及び第2孔部17に挿入すると、留め具50の連結部53が溝部20へ完全に収納された状態で嵌り込む。つまり、溝部20を形成する2つの壁部21の上面が連結部53の背面よりも僅かに外側に位置する。このため、この管継手1は、連結した吐水管4とシャワーホート5を分離する分離作業以外の時(キャビネット内の収納物を出し入れする時等)に連結部53を引っ掛けて第1ストッパー部51又は第2ストッパー部52が不意に第1孔部16又は第2孔部17から抜き出されてしまうことを防ぐことができる。また、溝部20の上端よりも連結部53が少しでもはみ出していれば、第1ストッパー部51及び/又は第2ストッパー部52が適切に第1孔部16及び/又は第2孔部17に挿入されていないことを明確に認識することができる。すなわち、連結部53の溝部20の嵌り具合を確認することによって、第1ストッパー部51及び/又は第2ストッパー部52が適切に第1孔部16及び/又は第2孔部17に挿入されているか否か、つまり、第1開口部13に挿入した吐水管4の下流端部及び第2開口部14に挿入したシャワーホース5の上流端部が確実に抜け止めされているか否かを判断することができる。
<分離作業>
この管継手1によって連結した吐水管4とシャワーホース5とを分離するには、図10(A)(B)に示すように、先ず、連結部53に形成した小孔57に先の細いドライバー等の工具Dを挿入し、こじるようにして第1ストッパー部51を第1孔部16から抜き出す。この際、留め具50の連結部53が撓むことによって、第1ストッパー部51のみを第1孔部16から容易に抜き出すことができる。そして、本体10の第1開口部13に挿入した吐水管4の下流端部を第1開口部13から引き抜く。
次に、シャワーホース5が第2開口部14に連結した状態で管継手1をキャビネットの手前側に引き出して、第2ストッパー部52を第2孔部17から抜き出す。そして、第2開口部14からシャワーホース5の上流端部を引き抜き、連結した吐水管4及びシャワーホース5の分離作業を完了することができる。
このように、この管継手1は、第1ストッパー部51及び第2ストッパー部52の夫々を同時に第1孔部16及び第2孔部17から抜き出す必要がなく、第1ストッパー部51を第1孔部16から抜き出し第1開口部13から吐水管4の下流端部を引き抜いた後に、第2ストッパー部52を第2孔部17から抜き出し第2開口部14からジャワーホース5の上流端部を引き抜くことができる。このため、この管継手1は第1開口部13及び第2開口部14から吐水管4の下流端部及びシャワーホース5の上流端部を容易に分離することができる。
したがって、実施例の管継手1は管体の連結作業及び分離作業を容易かつ確実に行うことができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例では、溝部が連結部を完全に収納することができる深さを有していたが、溝部は連結部を完全に収納しなくてもよい。
(2)実施例では、連結部が可撓性を有していたが、連結部が可撓性を有していなくてもよい。この場合、外周壁に当接部、ガイド部を形成する必要がなくなる。また、連結部に曲がり部を有する必要がなくなる。
(3)実施例では、連結した吐水管とシャワーホースとを分離する分離作業をする際、先ず、第1ストッパー部を第1孔部から抜き出し、吐水管を第1開口部から引き抜いてから第2ストッパー部を第2孔部から抜き出し、シャワーホースを第2開口部から引き抜いて分離作業を完了したが、第1ストッパー部及び第2ストッパー部を同時に第1孔部及び第2孔部から抜き出し、その後に吐水管を第1開口部から引き抜き、シャワーホースを第2開口部から引き抜いて分離作業を完了してもよい。
(4)実施例では、水栓金具の吐水管とシャワーホースと連結するために管継手を利用したが、他の管体を連結するのに利用してもよい。
(5)第1ストッパー部及び第2ストッパー部は他の形態であってもよい。
本発明は管体の連結に利用可能である。
1…管継手
4…吐水管(第1管体)
5…シャワーホース(第2管体)
10…本体
11…外周壁
13…第1開口部
14…第2開口部
15…空洞部
16…第1孔部
17…第2孔部
20…溝部
50…留め具
51…第1ストッパー部
52…第2ストッパー部
53…連結部

Claims (2)

  1. 第1管体の端部を挿入することができる第1開口部、
    第2管体の端部を挿入することができる第2開口部、
    前記第1開口部と前記第2開口部とを連通した空洞部、
    前記第1開口部の近傍に貫設し、前記第1開口部に前記第1管体の端部を挿入すると、前記第1管体の端部の一部分が表れる第1孔部、
    及び、前記第2開口部の近傍に貫設し、前記第2開口部に前記第2管体の端部を挿入すると、前記第2管体の端部の一部分が表れる第2孔部を形成した外周壁を有する本体と、
    前記第1孔部に挿入して前記第1管体の端部を前記第1開口部から抜け止めする第1ストッパー部、
    前記第2孔部に挿入して前記第2管体の端部を前記第2開口部から抜け止めする第2ストッパー部、
    及び、前記第1ストッパー部と前記第2ストッパー部とが同じ方向を向くように連結した連結部、
    を有する留め具とを備えており、
    前記外周壁は、前記第1ストッパー部を前記第1孔部に挿入し、前記第2ストッパー部を前記第2孔部に挿入した状態で、前記連結部が嵌り込む溝部を有していることを特徴とする管継手。
  2. 前記溝部は前記連結部を完全に収納することができる深さを有していることを特徴とする請求項1記載の管継手。
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JP2006336764A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Sanyo Kasei:Kk 管継手

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