JP2014133488A - 三輪自動車 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成により三輪自動車の高いコーナリング性能を実現する。
【解決手段】左右一対の後輪が独立懸架式サスペンションによりフレームに接続され、独立懸架式サスペンションは、一端がフレームに揺動自在に接続され、他端において一対の後輪の対応する一方の車軸を支持する左右一対のスイングアームと、一対のスイングアームの対応する一方とフレームとを連結し、一方のスイングアームを弾性支持する左右一対の緩衝ユニット65と、一対の後輪の中心を結ぶ軸をフレームの前後方向に延びる揺動軸の周りに揺動させることによりフレームを路面に対して左右に傾斜させるリーイン機構64と、を備える。一対の緩衝ユニットは、それぞれ一端がリーイン機構を介してフレームに接続されており、リーイン機構は、一対の緩衝ユニットの一端同士を連結するリーインアーム646と、リーインアームを揺動軸の周りに揺動させるリーインアーム揺動手段と、を備える。
【選択図】図18
【解決手段】左右一対の後輪が独立懸架式サスペンションによりフレームに接続され、独立懸架式サスペンションは、一端がフレームに揺動自在に接続され、他端において一対の後輪の対応する一方の車軸を支持する左右一対のスイングアームと、一対のスイングアームの対応する一方とフレームとを連結し、一方のスイングアームを弾性支持する左右一対の緩衝ユニット65と、一対の後輪の中心を結ぶ軸をフレームの前後方向に延びる揺動軸の周りに揺動させることによりフレームを路面に対して左右に傾斜させるリーイン機構64と、を備える。一対の緩衝ユニットは、それぞれ一端がリーイン機構を介してフレームに接続されており、リーイン機構は、一対の緩衝ユニットの一端同士を連結するリーインアーム646と、リーインアームを揺動軸の周りに揺動させるリーインアーム揺動手段と、を備える。
【選択図】図18
Description
本発明は、三輪自動車に関する。
三輪自動車は、二輪自動車と比べて積載量が多く、また、四輪自動車と比べて小回りが利く為、狭隘道路の多い市街地での貨物輸送に適しており、かつては数多くの三輪自動車が使用されていた。しかしながら、三輪自動車は、旋回時の走行安定性が低い為に、四輪自動車と比べると積載量が低く制限され、小型四輪自動車の普及に伴い市場から淘汰されていった。
特許文献1には、左右後輪をそれぞれアクティブサスペンションにより支持し、操舵方向側のアクティブサスペンションを収縮させ、反対側のアクティブサスペンションを伸長させることで、車体を操舵方向に傾斜させる手段を設けて、旋回時の走行安定性を向上させた三輪自動車が開示されている。
特許文献1の三輪自動車は原動機を一つのみ備えており、原動機の出力は、動力伝達機構によって2分割され、駆動輪である一対の後輪に伝達される。また、特許文献1の三輪自動車においては、各後輪の左右一方の側(内側)に動力伝達機構が設けられている。
しかしながら、特許文献1に開示される三輪自動車は、左右後輪のそれぞれをアクティブサスペンションで支持する構成であるため、構造が複雑であり、車体重量が大幅に増加し、また車内空間も狭くなるという問題があった。特に、三輪電気自動車では、大容量バッテリーを搭載する必要があることから、軽量化と車内空間の確保が設計上の重要課題となっており、特許文献1の構成を採用して旋回時の走行安定性を向上させることは難しい。
また、特許文献1の三輪自動車のように、一つの原動機を使用して駆動する構成においては、高出力の原動機を使用する必要があるため、十分な強度を確保するために原動機を含む駆動機構及びそれを支持する構造が大きくなり、室内空間や可積載量が少なくなるというデメリットがある。
また、悪路における安定走行には全輪駆動方式が有利であるが、一つしかない操舵輪(前輪)の片側に動力伝達機構を配置した構成とすると、左右の重量バランスが崩れて、旋回時の走行安定性が低下してしまう。
本発明の実施形態によれば、左右一対の後輪が独立懸架式サスペンションによりフレームに接続された三輪自動車が提供される。独立懸架式サスペンションは、一端がフレームに揺動自在に接続され、他端において一対の後輪の対応する一方の車軸を支持する左右一対のスイングアームと、一対のスイングアームの対応する一方とフレームとを連結し、該一方のスイングアームを弾性支持する左右一対の緩衝ユニットと、一対の後輪の中心を結ぶ軸をフレームの前後方向に延びる揺動軸の周りに揺動させることによりフレームを路面に対して左右に傾斜させるリーイン機構と、を備え、一対の緩衝ユニットは、それぞれ一端がリーイン機構を介してフレームに接続されており、リーイン機構は、一対の緩衝ユニットの一端同士を連結するリーインアームと、リーインアームを揺動軸の周りに揺動させるリーインアーム揺動手段と、を備える。
この構成によれば、リーインアーム揺動手段によりリーインアームを揺動させるだけで路面に対して車体を傾斜させることが可能となり、簡単な構成により三輪自動車のコーナリング性能を向上させることができる。
リーイン機構は、リーイン機構を駆動するリーイン用モータと、リーイン用モータの駆動力をリーインアームに伝達する駆動軸とを備え、駆動軸は、揺動軸上に延び、一対の緩衝ユニットの一端間においてリーインアームに接続されており、リーインアームは、駆動軸の駆動により、揺動軸の周りに揺動するように構成されていてもよい。
リーイン機構は、リーイン用モータの回転を減速して駆動軸に伝達するリーイン用ギヤ装置と、リーインアームの揺動角を検出する角度センサと、を備え、リーイン用ギヤ装置は、リーイン用モータに駆動されるウォームと、駆動軸が接続され、ウォームと係合して揺動軸周りに回転するウォームホイールと、内部にウォーム及びウォームホイールを保持し、フレームに固定されたギアケースと、を備え、揺動軸はウォームホイールを貫通し、該揺動軸の一端にリーインアームが接続され、他端に角度センサが接続された構成であってもよい。
また、本発明の実施形態によれば、前輪を駆動する第1及び第2前輪駆動手段と、第1及び第2前輪駆動手段の動力を結合する動力結合手段と、を備え、第1及び第2前輪駆動手段が、前輪の中心面を挟んで配置された三輪自動車が提供される。
この構成によれば、前輪を駆動する前輪駆動手段を複数の低出力の駆動手段に分割することにより、小型化が可能になり、また自由度の高い配置設計が可能になる。また、各駆動手段を前輪の中心面を挟んで配置することにより、左右の重量バランスが良好な駆動手段の配置が可能になる。
第1及び第2前輪駆動手段が、前輪の中心面に対して略対称に配置された構成であってもよい。
この構成によれば、左右の重量バランスがより向上し、特に旋回時の重心の変動が少なく、走行安定性が向上する。
第1及び第2前輪駆動手段の其々が、少なくとも一つの原動機と、原動機の駆動力を減速する減速手段とを備えた構成であってもよい。
この構成によれば、原動機及び減速手段の其々を低出力のものに分割することにより、小型化・軽量化をより効果的に実現することが可能になる。
第1及び前記第2前輪駆動手段の其々が、前輪の車軸に対して略垂直に延び、原動機の駆動力を伝達する動力伝達軸と、動力伝達軸の回転を車軸と平行な軸周りの回転に変換するベベルギヤ装置と、を備え、第1前輪駆動手段のベベルギヤ装置は減速比が1である等速ベベルギヤ装置であり、第1前輪駆動手段は、等速ベベルギヤ装置の出力軸の回転を減速して前輪に伝達する最終減速装置を備え、第2前輪駆動手段のベベルギヤ装置は最終減速装置と同じ減速比を有する減速ベベルギヤ装置であり、減速ベベルギヤ装置の出力軸が最終減速装置の出力軸に接続されており、第1及び第2前輪駆動手段の原動機を同期駆動させたときに、最終減速装置の出力軸が第1及び第2前輪駆動手段により同期駆動されるように構成されていてもよい。
第1及び第2前輪駆動手段の其々が、前輪の車軸に対して略垂直に延び、原動機の駆動力を伝達する動力伝達軸と、動力伝達軸の回転を車軸と平行な軸周りの回転に変換するベベルギヤ装置と、を備え、ベベルギヤ装置は減速比が1である等速ベベルギヤ装置であり、前輪のホイールが、第1及び第2前輪駆動手段のベベルギヤ装置の出力軸に両側から挟みこまれて、該出力軸のそれぞれに接続されており、第1及び第2前輪駆動手段の原動機を同期駆動させたときに、第1及び前記第2前輪駆動手段のベベルギヤ装置により同期駆動されるように構成されていてもよい。
また、原動機が電気モータである構成としてもよい。
本発明の実施形態の構成によれば、簡単な構成によって三輪自動車のコーナリング性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1〜3は、本発明の実施形態に係る全輪駆動型電動三輪自動車1(以下、「自動車1」と略記する。)をそれぞれ異なる3方向から見た外観図である。以下の説明においては、図1に示される直交座標軸XYZに従い、自動車1の進行方向(前方)をX軸正方向、進行方向に向かって左側をY軸正方向、鉛直上方をZ軸正方向とする。
自動車1は、本体1aと、本体1aに対して開閉自在に構成されたキャノピ1bを備えている。図1はキャノピ1bが閉じた状態を示し、図2はキャノピ1bが開いた状態を示す。キャノピ1bは、閉じた状態において、本体1aに設けられた運転席101を覆うように構成されている。キャノピ1bは、自動車1の走行時に閉じられ、風雨や飛散物からドライバーを保護する。図2に示すように、キャノピ1bは、閉じた状態において前方から上方にかけて運転席101を覆うメインウィンドー4と、運転席101上部の両側面を覆う一対のサイドウィンドー5と、メインウィンドー4及びサイドウィンドー5を支持するキャノピ開閉フレーム3を備えている。メインウィンドー4及びサイドウィンドー5は、それぞれガラス又は樹脂から形成された透明部材である。キャノピ開閉フレーム3は、その下端に設けられた蝶番機構(不図示)によって本体1aに取り付けられており、Y軸と平行な蝶番軸の周りに本体1aに対して揺動自在に構成されている。キャノピ開閉フレーム3は、前方の視界を確保する為に、後方よりメインウィンドー4を支持し、また側方の視界を確保する為、後端上部にてサイドウィンドー5を支持するように構成される。また、図3に示されるように、キャノピ1bの背面上部には、各左右一対の方向指示灯124及び制動灯126と、後退灯128が設けられている。
本体1aは、車体外装として、運転席101を前方から保護するフロントカウル112、運転席101を側方から保護する一対のサイドカウル114、及び各サイドカウル114の後下部側方に配置された、後述する後輪駆動機構80を保護するカバー116を備えている。上記の車体外装を含む本体1aの各部は、後述するメインフレーム12に支持されている。
図4〜図6は、車体外装を取り外した状態の自動車1の外観図である。また、図7は、更に運転席101を取り外した状態の自動車1の外観図である。また、図8及び図9は、更にフロアプレート102及びサイドフレーム14を取り外した状態の自動車1の外観図である。図8及び図9に示されるように、メインフレーム12の前後方向中央部には、前部支柱12a、後部支柱12b、前部支柱12aと後部支柱12bの上端同士及び下端同士をそれぞれ連結する上部梁12c及び下部梁12dから形成される枠状部が配置される。前部支柱12aと上部梁12cとの結合部からは、前方斜め上に向かって前方張出支柱12eが張り出している。前方張出支柱12eの中途からは、上延枝12fが上方へ延びている。上延枝12fの先端部には軸受(不図示)が設けられており、この軸受によって後述する操舵機構30のステアリングシャフト32が回転自在に支持されている。前方張出支柱12eの先端部からは、下垂枝12gが下方に突出している。下垂枝12gの下端部には、Y軸方向に貫通するボス穴12hが形成されている。また、後部支柱12bと上部梁12cとの結合部からは、後方斜め上に向かって後方張出支柱12jが張り出している。
図7に示すように、メインフレーム12の下部梁12d(図8)には、略箱形のサイドフレーム14が固定されており、サイドフレーム14の筐体内には、バッテリー92及びコントローラ94が配置されている(図4〜6)。コントローラ94は、各駆動輪(前輪7、後輪8)の駆動及び制動、後述する駐車用電磁ブレーキ82f(図19、20)やリーイン機構64(図8、18)の動作を制御する。また、メインフレーム12の前部支柱12aにはフロアプレート102が固定されており、フロアプレート102にはブレーキペダル104及びアクセルペダル106(図5)が設けられている。ブレーキペダル104及びアクセルペダル106は、通信線によりコントローラ94に接続されており、踏み込み量に応じた信号をコントローラ94に出力する。また、メインフレーム12の前方張出支柱12eには前後進の切り換え及び後述する駐車用電磁ブレーキ82fのON/OFFを操作するための走行レバー108が、更に上延枝12fの先端部にはコンソールパネル96が設けられている。走行レバー108及びコンソールパネル96も通信線によりコントローラ94に接続されており、ユーザ操作に応じた信号をコントローラ94に出力すると共に、コントローラ94から入力される自動車1の動作状態を示す信号に基づいてインジケータの表示が行われる。
前方張出支柱12eの付け根部、及び、前部支柱12aと下部梁12dとの結合部には、それぞれ後述する前輪懸架機構20を取り付けるためのナックルジョイント部12k及びボス部12mが設けられている。また、後部支柱12bと下部梁12dとの結合部には、後述する後輪懸架機構60を取り付けるためのボス部12nが設けられている。
次に、メインフレーム12に前輪7を接続する前輪懸架機構20の構成を説明する。図8及び図9に示すように、前輪懸架機構20は、サスペンションアーム22と、コイルオーバー(緩衝ユニット)26を備える。サスペンションアーム22はクランク形状に形成されたアームであり、その一端がピン21によりメインフレーム12のボス部12mに揺動自在に接続されている。また、サスペンションアーム22の他端には、前輪7を支持するU字状のフロントアクスル38が、Y軸方向に延びるピン23により揺動自在に取り付けられている。
コイルオーバー26は、コイルスプリング内にショックアブソーバーを配置し、コイルスプリングとショックアブソーバーの端部同士を連結(すなわち並列接続)した部材である。コイルオーバー26の一端はピン25によりメインフレーム12のナックルジョイント部12kに接続されており、他端はピン24によりサスペンションアーム22の長手方向中途に設けられたナックルジョイント部22aに接続されている。この構成により、サスペンションアーム22は、コイルオーバー26によって弾性支持されている。
図10及び図11に、前輪7の支持構造の詳細を示す。図11に示されるように、前輪ホイール7aは、複数のホイールナット7bにより、ファイナルケース57内に保持されたギヤ57bの出力軸に取り付けられている。尚、ギヤ57bの出力軸には、ホイールナット7bと係合する複数のスタッドボルトが植え込まれている。また、図10に示されるように、ファイナルケース57にはナックルスピンドル37が固定されている。ナックルスピンドル37は、その軸方向がギヤ57bの出力軸と略直交するように配置されている。ナックルスピンドル37は、その両端から突出する一対の軸部37aを有している。また、フロントアクスル38の平行な一対のアーム部38aには、それぞれY軸と垂直な略上下方向に延びる直線上にボス穴38bが形成されている。ナックルスピンドル37はフロントアクスル38の一対のアーム部38a間に配置され、ナックルスピンドル37の一対の軸部37aはフロントアクスル38に形成された一対のボス穴38bにそれぞれ差し込まれている。これにより、ナックルスピンドル37はフロントアクスル38によってY軸と垂直な軸周りに回転自在に軸支されている。なお、前輪7は、サスペンションアーム22及びフロントアクスル38によって片持ち支持されている。
次に、図12に示される操舵機構30の構成を説明する。本実施形態の操舵機構30は、リンク機構を介してステアリング操作を前輪の車軸に伝達する、所謂ハブセンターステアリング機構を構成する。上述のようにメインフレーム12の上延枝12f(図8)により回転自在に軸支されたステアリングシャフト32は、その上端に取り付けられたステアリングホイール31の操作によって長軸周りに回転する。ステアリングシャフト32の下端部からは、レバー33が垂直且つ略水平方向に突出している。レバー33の先端部には、自在ナックルピン34aにより、略上下方向に伸びるロッド35aの一端が接続されている。ステアリングシャフト32の回転に連動して、ロッド35aは長さ方向(上下方向)に移動する。
また、上述したメインフレーム12の下垂枝12gの下端部に設けられたボス穴12h(図8)には、Y軸方向に延びる回転軸36が回転自在に軸支されている。回転軸36の両端部には、軸と垂直に延びるレバー36a、36bがそれぞれ固定されている。レバー36aの先端には、自在ナックルピン34bにより、ロッド35aの他端が接続されている。また、レバー36bの先端には、自在ナックルピン34cにより、前後方向(略X軸方向)に伸びるロッド35bの一端が接続されている。また、レバー36aと36bの長さ方向は、互いに回転軸36の周りに90度傾いている。具体的には、レバー36aは前後方向に延び、レバー36bは上下方向(略Z軸方向)に延びている。そのため、レバー36aの先端部における上下方向の運動が、レバー36bの先端部における前後方向の運動に変換される。従って、ステアリングホイール31の回転操作により、ロッド35aが長さ方向(略Z軸方向)に移動すると、ロッド35bも長さ方向(略X軸方向)に移動する。
また、図10に示されるように、ナックルスピンドル37の側面に設けられた張出部37dには、前輪7の車軸方向に延びるナックルアーム37bが固定されている。ロッド35bの他端は、自在ナックルピン34dにより、ナックルアーム37bの先端部と、ナックルスピンドル37の中心軸と平行な軸の周りに揺動自在に接続されている。そのため、ステアリングホイール30の操作により、ロッド35bが長さ方向に移動すると、ナックルスピンドル37がその中心軸周りに回転する。これにより、ナックルスピンドル37に支持された車輪7の車軸も、ナックルスピンドル37の中心軸の周りに回転し、ステアリングホイール30の舵角に応じた偏角D(図12)が前輪7に与えられる。
また、図10に示すように、ステアリングシャフト32の下端部には、ステアリングホイール30(図8)の舵角を検出する入力ポテンショメーター32aが設けられている。入力ポテンショメーター32aは、コントローラ94に接続されており、ステアリングホイール30の舵角に応じた信号(すなわち、前輪7の偏角Dに応じた信号)をコントローラ94へ出力する。
図11に示されるように、下垂枝12gの下端部に設けられたボス穴12hの端部(レバー36b側)に垂下して、突起ボス穴12iが設けられている。また、図10に示されるように、フロントアクスル38の胴部38eには、ナックルスピンドル37の回転軸方向に突出するレバー38cが固定されている。また、突起ボス穴12iとレバー38cの先端部には、それぞれ自在ナックルピン34eと34fが配置されて、サスペンションアーム22と略平行に配置されたロッド39の各端部にそれぞれ連結されている。
図13及び図14は、ロッド39及びレバー38cから構成されるリンク機構(スイング角補正機構)の機能を説明する図である。上述のように、サスペンションアーム22は、ピン21の周りに揺動(スイング)自在となっている。図13は、無負荷状態(自動車1が外力を受けずに静止している状態)を示している。無負荷状態におけるメインフレーム12に対するサスペンションアーム22の位置を基準位置とし、このときのサスペンションアーム22のスイング角SWを0°と定義する。尚、スイング角SWは、図13における時計回りの揺動を正とする。また、この時のキャスター角Cの補角SCをSC0とする。尚、本実施形態のサスペンションの構成においては、鉛直軸に対するナックルスピンドル37のY軸周りの傾斜角がキャスター角Cとなり、その補角SCはSC=90−C(単位:°)により与えられる。自動車1は、キャスター角C0(補角SC0)において、操舵性と走行安定性の最適バランスが得られるように設定されている。
図14は、スイング角補正機構を備えていない自動車1’に負荷が加わり(例えば制動により前輪7に荷重が移動して)、サスペンションアーム22がピン21の周りにスイング角SW1だけ揺動した状態を示す図である。
自動車1’のフロントアクスル38がサスペンションアーム22により回転不能に支持された構成であった場合、サスペンションアーム22の揺動に伴い、ナックルスピンドル37もスイング角SW1だけ傾き、キャスター角の補角SC1はSC1=SC0−SW1(≠SC0)となり、操舵性及び/又は走行安定性が低下してしまう。
本実施形態においては、フロントアクスル38がサスペンションアーム22により回転自在に支持されており、且つロッド39を含むリンク機構によってメインフレーム12に対するフロントアクスル38の傾きが略一定に維持されている。そのため、サスペンションアーム22が揺動しても、キャスター角Cは大きく変動せず、常に操舵性と走行安定性の最適バランスが維持される。
次に、図15〜17を参照して、前輪駆動機構50について説明する。前輪駆動機構50は、メインフレーム12の進行方向右側に配置された制動側前輪駆動機構50a、進行方向左側に配置された操舵側前輪駆動機構50b、及び各駆動機構50a、50bに駆動電流を供給するインバーター51(図5)を備える。インバーター51は、メインフレーム12の前方張出支柱12eの先端部に取り付けられている。また、インバーター51は、バッテリー92及びコントローラ94に接続されており、コントローラ94の制御に応じて駆動電流を出力する。制動側前輪駆動機構50aは、サイドフレーム14(図4)の下面に取り付けられた駆動モータ52aと、駆動モータ52aの出力軸に接続されたドライブジョイント54aと、略X軸方向に延びる入力軸の回転を略Y軸方向に延びる出力軸の回転に変換して減速する減速ベベルギヤ装置56aとを備える。減速ベベルギヤ装置56aの出力軸は、前輪ブレーキ機構40のブレーキディスク40a及び前輪ホイール7aを介して、ファイナルケース57内に保持されたギヤ57bの出力軸に連結される。図17に示すように、減速ベベルギヤ装置56aの出力軸には凸スプライン56cが形成されており、またギヤ57bの出力軸には凹スプライン(スプライン穴)57cが形成されており、凸スプライン56cと凹スプライン57cとの係合により、減速ベベルギヤ装置56aの出力軸とギヤ57bの出力軸とが連結する。
また、操舵側前輪駆動機構50bは、サイドフレーム14(図4)の下面に取り付けられた駆動モータ52bと、駆動モータ52aの出力軸に接続されたドライブジョイント54bと、略X軸方向に延びる入力軸の回転を減速して略Y軸方向に延びる出力軸の回転に変換する等速ベベルギヤ装置56bとを備える。等速ベベルギヤ装置56bの出力軸は、ファイナルケース57内に保持されたピニオン57aの入力軸に接続される。ピニオン57aの回転は、ギヤ57bに伝達されることで減速される。また、ピニオン57aとギヤ57bから構成される操舵側ファイナルギヤの減速比は、減速ベベルギヤ装置56aの減速比と同一の値に設定されており、ギヤ57bは、制動側前輪駆動機構50a及び操舵側前輪駆動機構50bにより同一の速度で駆動される。また、上述のように、ギヤ57bの出力軸には複数のスタッドボルトが植え込まれており、前輪ホイール7aに設けられた複数のボルト穴に各スタッドボルトを挿し込み、ホイールナット7bで締め付けることにより、前輪ホイール7aがギヤ57bの出力軸に固定される。
上記の構成により、制動側前輪駆動機構50a及び操舵側前輪駆動機構50bの駆動力が、ギヤ57bにおいて結合され、前輪ホイール7aに伝達される。このように、駆動機構を複数系統に分けることにより、各駆動機構に加わる負荷が減少し、構成部品の小型・軽量化が可能になり、駆動機構全体の質量も軽減される。そのため、ばね下質量が軽減され、自動車1の運動性能が向上する。また、前輪に対して左右対称に同様の重量分布を有する1対の駆動機構を配置する構成により、左右の重量バランスに優れた自動車1が実現する。
また、ファイナルケース57内には、ギヤ57bの回転数を検出するロータリーエンコーダ(不図示)が設け有られている。このロータリーエンコーダは、コントローラ94に接続されており、ギヤ57bの回転数に応じた信号(すなわち、自動車1の走行速度に応じた信号)をコントローラ94へ出力する。
次に、メインフレーム12に後輪8を接続する後輪懸架機構60の構成を説明する。図8及び図9に示すように、後輪懸架機構60は、リーイン機構64と、一対のスイングアーム61と、一対のコイルオーバー65を備える。
一対のスイングアーム61は、クランク形状に形成されたアームであり、それぞれ一端がY軸方向に延びるピン62によりメインフレーム12のボス部12nに揺動自在に接続されている。各スイングアーム61の他端部には、後輪8を支持するファイナルケース85(後述する図19)が固定されている。また、スイングアーム61の他端部にはボス穴が設けられており、このボス穴にはコイルオーバー65の一端がピン63により接続されている。尚、コイルオーバー65は、コイルオーバー26と同様の構成の部材である。
リーイン機構64は、メインフレーム12の後方張出支柱12jの上端部に取り付けられている。図18にリーイン機構64の詳細を示す。リーイン機構64は、サーボモータ644、ギヤボックス642及びアーム646を備えている。サーボモータ644はコントローラ94から供給される駆動電流によって駆動する。ギヤボックス642内には、ウォーム642a及びこのウォーム642aと係合するウォームホイール642bが保持されている。ウォーム642aの入力軸には、ベベルギヤ装置645を介してサーボモータ644の出力軸が接続されている。ウォームホイール642bは、円弧面にはす歯が形成された略扇状の歯車であり、その両面から円弧の中心軸上に出力軸が突出する。ウォームホイール642bの背面(X軸負方向側の面)から突出する出力軸には、アーム646の中央部が固定されている。サーボモータ644がウォーム642aを回転駆動すると、ウォームホイール642bが出力軸を中心に揺動し、ウォームホイール642bの出力軸に固定されたアーム646もウォームホイール642bと共に揺動する。アーム646の両端部には、それぞれコイルオーバー65の他端が接続されている。リーイン機構64によってアーム646を揺動させてメインフレーム12の横軸(Y軸)に対して傾けることで、2つの後輪8の中心を結ぶ軸もメインフレーム12の横軸に対して傾斜し(以下、この傾斜角度を「リーイン角」と呼ぶ)、その結果、メインフレーム12は路面に対して傾斜する。また、ウォームホイール642bの正面(X軸正方向側の面)から突出する出力軸には、ウォームホイール642bの回転角を検出する出力ポテンショメーター648が接続されている。出力ポテンショメーター648は、コントローラ94に接続されており、検出したウォームホイール642bの回転角に応じた信号を出力する。
上述のように、リーイン機構64はコントローラ94の制御に基づいて動作する。コントローラ94は、入力ポテンショメーター32aからの信号に基づいて前輪7の偏角Dを検知すると共に、出力ポテンショメーター648からの信号に基づいて現在のリーイン角を検知する。また、コントローラ94は、前輪駆動機構50のファイナルケース57内に設けられたロータリーエンコーダからのパルス信号に基づいて自動車1の走行速度を検知する。コントローラ94は、前輪7の偏角D及び走行速度に基づいてリーイン角の目標値を演算し、リーイン角の目標値と現在値との差分を無くすようにサーボモータ644を駆動してリーイン角を修正する。
次に、図19及び図20を参照して、後輪駆動機構80の構成を説明する。後輪駆動機構80は、左右の各後輪8につき1系統が設けられている。左右2系統の後輪駆動機構80は、形状及び配置が互いに面対称の関係にある点を除けば、同一の構成を有している。後輪駆動機構80は、駆動ユニット82、ドライブジョイント83、等速ベベルギヤ装置84、ファイナルケース85、そして駆動ユニット82に駆動電流を供給するインバーター81(図6)を備えている。駆動ユニット82は、トランスファギヤケース82aと、このトランスファギヤケース82aに取り付けられた一対の駆動モータ82eを備える。
図20に示されるように、トランスファギヤケース82a内には、各駆動モータ82eの出力軸にそれぞれ接続された一対のピニオン82bと、各ピニオン82bと係合するアイドラギヤ82cと、アイドラギヤ82cと係合する出力ギヤ82dが保持されている。すなわち、2つの駆動モータ82eの出力が、アイドラギヤ82cにおいて結合され、出力ギヤ82dを介して出力される。出力ギヤ82dの背面(X軸負方向側の面)には、ドライブジョイント83の一端が接続されており、ドライブジョイント83の他端は、等速ベベルギヤ装置84を介して、ファイナルケース85内に保持されたピニオン85aに接続されている。また、出力ギヤ82dの正面(X軸正方向側の面)には、駐車用電磁ブレーキ82fが接続されている。駐車用電磁ブレーキ82fを作動することにより、駆動力伝達軸を介した後輪8の回転の制動が可能になっている。
図19に示されるように、ファイナルケース85内には、前輪駆動機構50のファイナルケース57と同様に、ピニオン85aと、このピニオン85aと係合するギヤ85bが保持されている。ギヤ 85bの出力軸には、複数のスタッドボルトが植え込まれており、後輪ホイール8aに設けられた複数のボルト穴に各スタッドボルトを挿し込み、ホイールナット8bで締め付けることにより、後輪ホイール8aがギヤ85bの出力軸に固定される。
以上が本発明の実施形態の一例の説明である。本発明は、本発明の実施形態の構成は、上記に説明したものに限定されず、特許請求の範囲の記載により表現された技術的思想の範囲内で変更することができる。
図21及び図22に、本発明の実施形態の一変形例を示す。上記の実施形態では、駆動モータ52a、52bがサイドフレーム14(図7)の下面に取り付けられ、ドライブジョイント54a、54bが前後方向に略直線状に配置されている。そのため、低重心で高い走行安定性が実現される一方で、舵取り角度(偏角D)が比較的に狭い角度範囲に制限され、最小回転半径が大きいというデメリットもある。図21及び図22に示す変形例では、駆動モータ52a’、52b’が、インバーター51の左右両側に配置される。また、ドライブジョイント54a’、54b’は、少し「くの字」状に屈曲した状態で、ナックルスピンドル37と略平行に配置される。ドライブジョイント54a’、54b’をこのように配置すると、ステアリングホイール30の操作により、前輪7に偏角D(図12)が与えられたときに、ドライブジョイント54a’、54bが自在に屈曲して、車輪7の動きに追従することができる。そのため、舵取り角度(偏角D)の制限が緩和され、最小回転半径が小さく、小回りの利く操舵が可能になる。
1 全輪駆動型電動三輪自動車(自動車)
1a 本体
1b キャノピ
7 前輪
8 後輪
12 メインフレーム
20 前輪懸架機構
30 操舵機構
40 前輪ブレーキ機構
50 前輪駆動機構
60 後輪懸架機構
64 リーイン機構
70 後輪ブレーキ機構
80 後輪駆動機構
1a 本体
1b キャノピ
7 前輪
8 後輪
12 メインフレーム
20 前輪懸架機構
30 操舵機構
40 前輪ブレーキ機構
50 前輪駆動機構
60 後輪懸架機構
64 リーイン機構
70 後輪ブレーキ機構
80 後輪駆動機構
Claims (11)
- 左右一対の後輪が独立懸架式サスペンションによりフレームに接続された三輪自動車であって、
前記独立懸架式サスペンションは、
前記フレームから後方へ延び、一端が前記一対の後輪の対応する一方の車軸を支持し、他端が該車軸と平行な軸の周りに揺動自在に前記フレームに接続された、左右一対のスイングアームと、
前記一対のスイングアームの対応する一方と前記フレームとを連結し、該一方のスイングアームを弾性支持する左右一対の緩衝ユニットと、
前記一対のスイングアームを互いに反対方向に揺動させることにより前記フレームを路面に対して左右に傾斜させるリーイン機構と、を備え、
前記一対の緩衝ユニットは、それぞれ一端が前記リーイン機構を介して前記フレームに接続されており、
前記リーイン機構は、
前記一対の緩衝ユニットの一端同士を連結するリーインアームと、
前記リーインアームを前後方向に延びる揺動軸の周りに揺動させるリーインアーム揺動手段と、を備えた三輪自動車。 - 前記リーイン機構は、
該リーイン機構を駆動するリーイン用モータと、
該リーイン用モータの駆動力を前記リーインアームに伝達する駆動軸と
を備え、
前記駆動軸は、前記揺動軸上に延び、前記一対の緩衝ユニットの一端間において前記リーインアームに接続されており、
前記リーインアームは、前記駆動軸の駆動により、前記揺動軸の周りに揺動するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の三輪自動車。 - 前記リーイン機構は、
前記リーイン用モータの回転を減速して前記駆動軸に伝達するリーイン用ギヤ装置と、
前記リーインアームの揺動角を検出する角度センサと、を備え、
前記リーイン用ギヤ装置は、
前記リーイン用モータに駆動されるウォームと、
前記駆動軸が接続され、前記ウォームと係合して前記揺動軸周りに回転するウォームホイールと、
内部に前記ウォーム及び前記ウォームホイールを保持し、前記フレームに固定されたギアケースと、を備え、
前記揺動軸は前記ウォームホイールを貫通し、該揺動軸の一端に前記リーインアームが接続され、他端に前記角度センサが接続されたことを特徴とする請求項2に記載の三輪自動車。 - 駆動輪が電気モータにより駆動されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の三輪自動車。
- 全輪駆動式であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の三輪自動車。
- 各駆動輪に専用の動力伝達装置を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の三輪自動車。
- 前輪を駆動する第1及び第2前輪駆動手段と、
前記第1及び前記第2前輪駆動手段の動力を結合する動力結合手段と、
を備え、
前記第1及び前記第2前輪駆動手段が、前記前輪の中心面を挟んで配置されたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の三輪自動車。 - 前記第1及び前記第2前輪駆動手段が、前記前輪の中心面に対して略対称に配置されたことを特徴とする請求項7に記載の三輪自動車。
- 前記第1及び前記第2前輪駆動手段の其々が、
少なくとも一つの原動機と、
前記原動機の駆動力を減速する減速手段と
を備えたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の三輪自動車。 - 前記第1及び前記第2前輪駆動手段の其々が、
前記前輪の車軸に対して略垂直に延び、前記原動機の駆動力を伝達する動力伝達軸と、
前記動力伝達軸の回転を前記車軸と平行な軸周りの回転に変換するベベルギヤ装置と、を備え、
前記第1前輪駆動手段のベベルギヤ装置は減速比が1である等速ベベルギヤ装置であり、
前記第1前輪駆動手段は、前記等速ベベルギヤ装置の出力軸の回転を減速して前記前輪に伝達する最終減速装置を備え、
前記第2前輪駆動手段のベベルギヤ装置は前記最終減速装置と同じ減速比を有する減速ベベルギヤ装置であり、
前記減速ベベルギヤ装置の出力軸が前記最終減速装置の出力軸に接続されており、前記第1及び前記第2前輪駆動手段の原動機を同期駆動させたときに、前記最終減速装置の出力軸が前記第1及び前記第2前輪駆動手段により同期駆動されるように構成されたことを特徴とする請求項9に記載の三輪自動車。 - 前記第1及び前記第2前輪駆動手段の其々が、
前記前輪の車軸に対して略垂直に延び、前記原動機の駆動力を伝達する動力伝達軸と、
前記動力伝達軸の回転を前記車軸と平行な軸周りの回転に変換するベベルギヤ装置と、を備え、
前記ベベルギヤ装置は減速比が1である等速ベベルギヤ装置であり、
前記前輪のホイールハブは、前記第1及び前記第2前輪駆動手段のベベルギヤ装置の出力軸に両側から挟みこまれて、該出力軸のそれぞれに接続されており、前記第1及び前記第2前輪駆動手段の原動機を同期駆動させたときに、前記第1及び前記第2前輪駆動手段のベベルギヤ装置により同期駆動されるように構成されたことを特徴とする請求項9に記載の三輪自動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013002860A JP2014133488A (ja) | 2013-01-10 | 2013-01-10 | 三輪自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013002860A JP2014133488A (ja) | 2013-01-10 | 2013-01-10 | 三輪自動車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014133488A true JP2014133488A (ja) | 2014-07-24 |
Family
ID=51412121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013002860A Pending JP2014133488A (ja) | 2013-01-10 | 2013-01-10 | 三輪自動車 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014133488A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016068727A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | ヤンマー株式会社 | 走行車両 |
CN107054528A (zh) * | 2017-02-15 | 2017-08-18 | 天津内燃机研究所(天津摩托车技术中心) | 前轮的摇臂结构及双前轮摩托车的前轮摇摆倾斜机构 |
US10053166B2 (en) | 2014-04-28 | 2018-08-21 | Yanmar Co., Ltd. | Traveling vehicle |
CN112298433A (zh) * | 2020-11-02 | 2021-02-02 | 贵州大学 | 一种三轮车后桥减震悬架 |
-
2013
- 2013-01-10 JP JP2013002860A patent/JP2014133488A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016068727A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | ヤンマー株式会社 | 走行車両 |
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