JP2014132618A - 半導体装置 - Google Patents

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利尚 石井
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Abstract

【課題】出力回路の出力特性を損なうことなく、出力回路の端子容量を削減することが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】出力Pch トランジスタ401と出力Nch トランジスタ402とを有する出力回路400と、出力Pch トランジスタ401と出力Nch トランジスタ402との間に設けられた分離領域810と、分離領域810に配置された出力抵抗450を有する半導体装置。
【選択図】図8

Description

本発明は、DRAM等の半導体装置に関する。
通常、DRAMのような半導体装置は、データを保持するメモリセルと、このメモリセルに接続された出力回路を有する。このような半導体装置においては、出力回路の端子容量を削減することが要求されている。
そして、近年の高速化の要求や積層実装(MCP(Multi Chip Package))の大容量化及びプロセスの微細化などに伴い、電源電圧だけでなく、出力回路の端子容量をさらに低減することが必要とされている。将来的には、さらなる高速化が予想され、その対策として出力回路の特性を向上させ、かつ端子容量を削減することがますます要求されているのが現状である。
上記積層実装(MCP)を例にとると、LSIの集積度を上げるために、複数の半導体チップを1つのパッケージ内部で積み重ねて実装して複合機能を実現している。半導体チップ間はワイヤ(ワイヤボンディング)により、あるいはフリップチップ接続により接続されている。
年々、高密度実装化が要求される携帯電話端末に代表されるモバイル向け携帯機器では、電気的特性の向上がこれまで以上に求められている。電気的特性を向上させるためには、半導体チップと半導体チップをつなぐ端子容量を小さくして配線長を短くすることが重要である。このような理由から、チップ・オン・チップ(COC)の技術が採用されている。ここで、代表的な半導体チップの組み合わせは、マイコンとメモリである。
このように、出力回路の端子容量を削減することに対する要求はますます増大している。
上記出力回路を有する半導体装置に関連する技術として、例えば、特開2011−61580公報(特許文献1)がある。また、上記出力回路に関連する技術として、例えば、特開2006−203405公報(特許文献2)、特開2008−228332公報(特許文献3)がある。
特開2011−61580公報 特開2006−203405公報 特開2008−228332公報
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するものであり、出力回路の出力特性を損なうことなく、出力回路の端子容量を削減することが可能な半導体装置を提供する。
本発明の一態様に係る半導体装置は、
出力Pch トランジスタと出力Nch トランジスタとを有する出力回路と、
前記出力Pch トランジスタと前記出力Nch トランジスタとの間に設けられた分離領域と、
前記分離領域に配置された出力抵抗を有することを特徴とする。
本発明によれば、出力回路の出力特性を損なうことなく、出力回路の端子容量を削減することができる。
本発明の実施形態による半導体装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態による半導体装置のデータ入出力回路の構成を示すブロック図である。 半導体チップの全体の概略図である。 データ入出力回路の概略図である。 出力回路の一例を示す図である。 出力回路400のプルダウン(Pull Down)特性を示すであり、(a)は出力回路の概略図であり、(b)は出力回路のId-Vd曲線である。 出力回路のレイアウトを示す図であり、(a)は特性が均一になる構成を示し、(b)は特性が不均一になる構成を示す。 本発明の出力回路と出力抵抗の配置と接続を示す図であり、(a)は本発明の接続、(b)は比較例の接続を示す。 本発明の出力特性のバラツキの削減効果を示す図である。 出力回路と出力抵抗とPADまでの配置例について説明する図であり、(a)は本発明の出力回路と出力抵抗とPADまでの配置例を示し、(b)は比較例の出力回路と出力抵抗とPADまでの配置例を示す。 出力回路と出力抵抗の配置例を示す図であり、(a)は本発明の出力回路と出力抵抗の配置例の拡大図であり、(b)はその等価回路である。 出力回路と出力抵抗の配置例を示す図であり、(a)は比較例の出力回路と出力抵抗の配置例の拡大図であり、(b)はその等価回路である。 比較例の出力回路と出力抵抗の配置例の断面図である。 本発明の出力回路と出力抵抗の配置例の断面図である。 出力回路の出力抵抗値の変更方法を示す図であり、(a)は本発明による出力抵抗値の変更方法を示し、(b)は比較例による出力抵抗値の変更方法を示す。 本発明の他の実施の形態に係る出力回路を示す図であり、(a)は出力回路を示し、(b)は(a)に示された出力Pch トランジスタと出力Nch トランジスタをOn抵抗に置き換えた模式図である。 本発明の他の実施の形態に係る出力回路の概略図である。 本発明の他の実施の形態に係る出力回路を示す図であり、(a)は出力回路の概略図であり、(b)は出力回路の等価回路を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態による半導体装置10の全体構成を示すブロック図である。
本実施形態による半導体装置10はDDR型のSDRAMであり、外部端子として、クロック端子11a,11b、コマンド端子12a〜12e、アドレス端子13、データ入出力端子(出力端子)DQ、キャリブレーション端子ZQ及び電源端子VDDQ,VSSQを備えている。その他、データストローブ端子やリセット端子なども備えられているが、これらについては図示を省略してある。
クロック端子11a,11bは、それぞれ外部クロック信号CK,/CKが供給される端子であり、供給された外部クロック信号CK,/CKは、クロック入力回路21に供給される。本明細書において信号名の先頭に「/」が付されている信号は、対応する信号の反転信号又はローアクティブな信号であることを意味する。したがって、外部クロック信号CK,/CKは互いに相補の信号である。クロック入力回路21は、外部クロック信号CK,/CKに基づいて単相の内部クロック信号PreCLKを生成し、これをDLL回路80に供給する。DLL回路80は、内部クロック信号PreCLKに基づいて、位相制御された内部クロックLCLKを生成し、データ入出力回路100に供給する。
コマンド端子12a〜12eは、それぞれロウアドレスストローブ信号/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE、チップセレクト信号/CS、及びオンダイターミネーション信号ODTが供給される端子である。これらのコマンド信号CMDは、コマンド入力回路31に供給される。コマンド入力回路31に供給されたこれらコマンド信号CMDは、コマンドデコーダ32に供給される。コマンドデコーダ32は、コマンド信号の保持、デコード及びカウントなどを行うことによって、各種内部コマンドICMDを生成する回路である。生成された内部コマンドICMDは、ロウ系制御回路51、カラム系制御回路52及びモードレジスタ53に供給される。
アドレス端子13は、アドレス信号ADDが供給される端子であり、供給されたアドレス信号ADDは、アドレス入力回路41に供給される。アドレス入力回路41の出力は、アドレスラッチ回路42に供給される。アドレスラッチ回路42にラッチされたアドレス信号ADDのうち、ロウアドレスについてはロウ系制御回路51に供給され、カラムアドレスについてはカラム系制御回路52に供給される。また、モードレジスタセットにエントリしている場合には、アドレス信号ADDはモードレジスタ53に供給され、これによってモードレジスタ53の内容が更新される。
ロウ系制御回路51の出力は、ロウデコーダ61に供給される。ロウデコーダ61は、メモリセルアレイ70に含まれるいずれかのワード線WLを選択する回路である。メモリセルアレイ70内においては、複数のワード線WLと複数のビット線BLが交差しており、その交点にはメモリセルMCが配置されている(図1では、1本のワード線WL、1本のビット線BL及び1個のメモリセルMCのみを示している)。ビット線BLは、センス回路63内の対応するセンスアンプSAに接続されている。
また、カラム系制御回路52の出力は、カラムデコーダ62に供給される。カラムデコーダ62は、センス回路63に含まれるいずれかのセンスアンプSAを選択する回路である。カラムデコーダ62によって選択されたセンスアンプSAは、データアンプ64に接続される。データアンプ64は、リード動作時においてはセンスアンプSAによって増幅されたリードデータRDをさらに増幅し、リードライトバスRWBSを介してこれをデータ入出力回路100に供給する。一方、ライト動作時においては、リードライトバスRWBSを介してデータ入出力回路100から供給されるライトデータを増幅し、これをセンスアンプSAに供給する。
データ入出力端子DQは、リードデータの出力及びライトデータの入力を行うための端子であり、データ入出力回路100に接続されている。
図1に示すように、データ入出力回路100には複数の単位バッファが含まれている。また、データ入出力回路100はキャリブレーション端子ZQにも接続されており、内部コマンドICMDがキャリブレーション動作を指示している場合には、キャリブレーション端子ZQに接続された外部抵抗Rを用いてキャリブレーション動作が行われる。キャリブレーション動作によって得られたインピーダンスコードは、複数の単位バッファに対して共通に設定される。
尚、図1にはデータ入出力端子DQを1つだけ示しているが、データ入出力端子DQの数が1つである必要はなく、複数個設けても構わない。データ入出力端子DQを複数個設ける場合には、データ入出力回路100をデータ入出力端子DQと同数設ける必要がある。
図2は、本発明の実施形態による半導体装置10のデータ入出力回路100の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態によるデータ入出力回路100は、データピンDQに接続された第1の出力バッファ110及び第2の出力バッファ120と、キャリブレーション用ピンZQに接続されたキャリブレーション回路130と、データピンDQに接続された入力バッファ170とを備えている。
本実施形態によるデータ入出力回路100は、通常のデータ入出力機能の他、ODT機能を有している。ODT機能とは、データピンDQに接続された外部バス上で他の半導体装置がデータ転送を行っている場合に、データ入出力回路100を終端抵抗として機能させることによって信号の反射を防止する機能である。本実施形態によるデータ入出力回路100では、データ出力時には第1の出力バッファ110と第2の出力バッファ120の両方が活性化され、ODT動作時は第2の出力バッファ120のみが活性化される。つまり、ODT動作時には第1の出力バッファ110は非活性化される。尚、入力バッファ170は、データ入力時に活性化される回路であるが、入力バッファ170の構成やデータ入力動作の詳細は、本発明の要旨と直接関係がないため、本明細書での説明は省略する。
図2に示すように、第1の出力バッファ110は並列接続された3つの単位バッファ111〜113によって構成され、第2の出力バッファ110も並列接続された3つの単位バッファ121〜123によって構成されている。これら単位バッファ111〜113,121〜123は互いに同一の回路構成を有しており、一例として、本実施形態ではいずれも240Ω(調整後の値)のインピーダンスを有している。したがって、全ての単位バッファ111〜113,121〜123が活性化されれば、データピンDQからみた出力回路100のインピーダンスは40Ω(=240Ω/6)となる。また、第2の出力バッファ110を構成する3つの単位バッファ121〜123のうち、2つの単位バッファ121,122のみが活性化されれば、データピンDQからみたデータ入出力回路100のインピーダンスは120Ω(=240Ω/2)となり、1つの単位バッファ123のみが活性化されれば、データピンDQからみたデータ入出力回路100のインピーダンスは240Ωとなる。
単位バッファ111〜113の動作は、前段回路161より供給される動作信号161P,161Nによって制御され、単位バッファ121,122の動作は、前段回路162より供給される動作信号162P,162Nによって制御され、単位バッファ123の動作は、前段回路163より供給される動作信号163P,163Nによって制御される。図1に示すように、前段回路161〜163には、キャリブレーション回路130より供給されるインピーダンス制御信号DRZQが共通に供給されている。出力制御回路150は、選択信号151P〜153P,151N〜153Nをそれぞれ前段回路161〜163に供給する。
次に、本発明の実施形態による半導体装置10のデータ入出力回路100の構成について詳細に説明する。
図3は、半導体チップの全体の概略図である。
図3に示すように、半導体チップ300は複数のバンク(Bank)310を有し、その周辺にデータ入出力回路領域320が設けられている。このデータ入出力回路領域320にデータ入出力回路100が形成される。
図4は、データ入出力回路100の概略図である。
図4に示すように、データ入出力回路100は、出力回路400、CDM保護回路410、入力回路420、出力保護回路430、PAD440を有する。
出力回路400は出力抵抗450に接続されており、出力回路400、出力抵抗450及びPAD440によりRead経路が形成される。
また、入力回路420は、CDM保護回路410を介して入力抵抗460に接続されている。そして、PAD440、入力抵抗460、CDM保護回路410及び入力回路420によりWrite経路が形成される。なお、出力回路400は、出力Pch トランジスタ401と出力Nch トランジスタ402を有し、そのドレインが出力抵抗450に接続されている。
入力回路420はトランジスタサイズも小さく、またゲート接続のため、端子容量に対しての影響度は少ない。一方、出力回路400はトランジスタサイズが大きく、ドレインがPAD440と接続されるためジャンクション容量が発生する。このため、出力回路400の存在が端子容量が大きくなる主な原因となっている。将来的に電源電圧が低下すると、出力特性を満足させるためには出力回路400のさらなるサイズアップが予想され、このため端子容量の低減がさらに必要となる。
次に、図5を参照して、出力回路400の一例を示す。
図5に示すように、基本となるサイズのトランジスタがあり、その2倍、4倍、8倍、・・・と接続され、ドライバ強度選択信号により、出力回路400のサイズを変更可能な回路構成となっている。単位ユニット(240Ωユニット)を単体で240Ωとして使用し、2並列で120Ωとして使用し、4並列で60Ωとして使用する。ここで、図5に示す出力抵抗450は120Ωである。
なお、出力抵抗450は全て120Ωである必要は無い。例えば、240Ωユニットを組み合わせて60Ω、120Ωを実現すると、実際には抵抗値にズレが生じるときがある。そのズレを解消すべく、出力抵抗450の抵抗値として120Ωに補正値を加算した値であっても良い。
次に、図6に、出力回路400のプルダウン(Pull Down)特性を示す。図6(a)は、出力回路400の概略図であり、図6(b)は、出力回路400のId-Vd曲線である。
図6(a)において、点線で囲った部分は、寄生容量、寄生抵抗の成分を示している。
図6(b)に示すように、出力回路400は、Id-Vd曲線がスペック(Spec)の最大値(Max)と最小値(Min)の間になるように設計する必要がある。ここで、Rout(出力抵抗)がRon(出力トランジスタ(Tr)のOn抵抗)より十分に大きくないと、Ronの非線形性の影響が大きくなり、Min側にスペックアウト(Spec Out)する(図6(b)のLine_A参照)。逆に、Rout(出力抵抗)がRon(出力TrのOn抵抗)より十分に大きいと、Ronが相対的に小さく見えて、線形性がでる(図6(b)のLine_B参照)。ここで、図6(b)においては、Max側にスペックアウト(Spec Out)しているが、出力特性としては良い方向である。
図6(a)に示すように、実際のレイアウトでは、出力トランジスタ(Tr)から出力抵抗450までは寄生抵抗、寄生容量成分(図6(a)の点線で囲った部分)が付加される。この寄生抵抗成分が多かったり、出力回路400ごとにバラツキが生じると、プルダウン(PullDown)特性も均一にならない。寄生容量成分はそのまま端子容量成分となり、PAD440と接続する出力回路400の個数分だけ端子容量が増加してしまう。よって、寄生抵抗及び容量成分を減らすため、出力回路400から出力抵抗450を介してPAD440に接続されるまでの配線はできるだけ短くする必要がある。
さらに、寄生抵抗及び容量成分を減らすためには、出力回路400のレイアウトは、図7(a)に示すようできるだけ特性が均一になるような構成を採用する必要がある。出力回路400のレイアウトとして、図7(b)に示すような特性が不均一になる構成を採用すると、寄生抵抗及び容量成分を減らすことは困難となる。
次に、図8を参照して、本発明の出力回路と出力抵抗の配置と接続(図8(a))について、比較例(図8(b))を参照して説明する。
図8(b)に示すように、比較例では、専用の領域を設けて出力抵抗800を配置している。
これに対して、本発明では、図8(a)に示すように、出力回路400の出力Pchトランジスタ401と出力Nchトランジスタ402の分離領域810に出力抵抗450を配置する。
このように、本発明は、比較例では専用の領域を設けて配置していた出力抵抗450を、出力回路400の出力Pchトランジスタ401と出力Nchトランジスタ402の分離領域810に配置することを特徴とする。その際、出力抵抗450は出力回路400のドレインを束ねる単一のアルミニウム配線(1AL)の下に配置する構成とし、その接続は単一のスルーホール(1TH)により行う(図14参照)。
次に、図9を参照して、本発明の出力回路400の出力特性のバラツキの削減結果を示す。
本発明では、比較例と比べて、出力回路400の配線容量で比較すると、約18%程度の端子容量の削減効果がある。さらに、図9に示すように、出力特性のバラツキを抑える効果も確認した。
次に、図10を参照して、本発明と比較例の出力回路と出力抵抗とPADまでの配置例について説明する。ここで、図10(a)は、本発明の出力回路と出力抵抗とPADまでの配置例を示し、図10(b)は、比較例の出力回路と出力抵抗とPADまでの配置例を示す。
比較例では、図10(b)に示す通り、出力回路400と出力抵抗800はそれぞれ固有のサイズを必要とするため、配置箇所に制限ができる。そのため、出力回路400から出力抵抗800までのアルミニウム配線(1AL)の配線長が異なったり、出力抵抗800が均一に並べられないことで、光学的にバラツキを発生させやすい形状となる。
また、出力抵抗800を配置する専用の領域を必要とするため、出力回路400からPAD440までの距離が長くなり、その分、端子容量が付加される形状となる。その他にも、出力抵抗800の上層にその他に信号や電源などが配線されることが考えられ、カップリング容量(図10(b)の点線部分)が付加されるという問題がある。
それに対し、本発明では、図10(a)に示すように、出力回路400の単位回路470あたりに出力抵抗450が配置されているため、出力回路400から出力抵抗450までのアルミニウム配線(1AL)480は全て統一され、その抵抗値も全て同一となる。また、出力抵抗450の形状も統一されるため、光学的なバラツキが抑えられる。
また、出力抵抗専用の領域を必要としないため、出力回路400からPAD440までの距離を短くすることが可能となり、出力回路400の端子容量が削減できる。
さらに、出力抵抗450の上層は、出力回路400のドレインのアルミニウム配線(1AL)480でカバーする形状となるため、出力抵抗450にその他の信号や電源などとのカップリング容量が付加されることが抑制される。
次に、図11に、本発明の出力回路と出力抵抗の配置例を示す。ここで、図11(a)は、本発明の出力回路と出力抵抗の配置例の拡大図であり、図11(b)はその等価回路である。
また、図12に、比較例の出力回路と出力抵抗の配置例を示す。ここで、図12(a)は、比較例の出力回路と出力抵抗の配置例の拡大図であり、図12(b)はその等価回路である。
図11、図12に示すように、本発明は比較例と比較すると、ドレインを束ねるアルミニウム配線(1AL)480まで、タングステン配線等により引き回す必要があるため、ドレイン抵抗が増加する傾向にあるが、ドレインを束ねた後の出力抵抗の値は調整可能である。従って、比較例と比較し、出力回路400からPAD440までの抵抗値を増加させることなく端子容量の削減が可能となる。
次に、図13に比較例の出力回路と出力抵抗の配置例の断面図を示す。また、図14に本発明の出力回路と出力抵抗の配置例の断面図を示す。
図14に示すように、本発明では、アルミニウム配線(1AL)480は、出力抵抗450と単一のスルーホール(1TH)490を介して接続されている。
図13、図14に示すように、本発明は比較例と比較し、アルミニウム配線(1AL)480で出力抵抗450まで引き回す必要がないため、配線容量の削減が可能となる。
また、比較例と比べて、出力回路400のドレインのアルミニウム配線(1AL)の面積が少ないため、上層や下層の電源配線とのカップリング容量を削減することができる。
また、ソースのアルミニウム配線(1AL)と出力回路400のアルミニウム配線(1AL)の距離が長くなるため、カップリング容量を削減することができる。これらは全て出力回路400の端子容量の削減に貢献する。その他の効果として、出力抵抗45を出力回路400のドレインのアルミニウム配線(1AL)の直下に配置する構成となっており、上層とのカップリングを無視できる。(シールドのような効果がある)。
次に、図15を参照して、本発明と比較例の出力抵抗値の変更方法を示す。
ここで、図15(a)は、本発明による出力抵抗値の変更方法を示し、図15(b)は、比較例による出力抵抗値の変更方法を示す。
図15(b)に示すように、比較例では、出力抵抗値を少ない工程で変更するため、スルーホール(1TH)やM/Sなどの仕込みが必要となる。これは、出力回路400のドレインに冗長性を持たせることにつながり、端子容量の増加につながる。
これに対して、図15(a)に示すように、本発明では、出力回路400のドレインを束ねるアルミニウム配線(1AL)480と出力抵抗が重なって配置されているため、スルーホール(1TH)490の位置を変更するだけで容易に出力抵抗値の変更が可能となる。その際、余計な仕込みや引き回しが必要ないため、端子容量に影響することなく出力抵抗値が変更可能になる。
次に、図16、図17を参照して、本発明の他の実施の形態について説明する。
ここで、図16(a) は、本発明の出力回路を示す図であり、図16(b)は、図16(a)に示された出力Pch トランジスタ401と出力Nch トランジスタ402をOn抵抗に置き換えた模式図である。
図16(b)において、Ron_Pは出力Pch トランジスタ401のOn抵抗であり、Rd_Pは出力Pch トランジスタ401のPch側のドレイン抵抗である。また、Ron_Nは出力Nch トランジスタ402のOn抵抗であり、Rd_Nは出力Nch トランジスタ402のNch側のドレイン抵抗である。
図17は、本発明の出力回路400の概略図である。
図17に示すように、Pch側のドレイン抵抗Rd_Pは、アルミニウム配線(1AL)480までの距離が短く抵抗は小さい。一方、Nch側のドレイン抵抗Rd_Nは、アルミニウム配線(1AL)480までの距離が長く抵抗は大きい。また、一般的に出力Pchトランジスタ401はキャリアの移動度が低いため、出力Nchトランジスタ402と比較しOn抵抗が高くなる傾向にある。
このような条件下で、トランジスタのOn抵抗とドレインの抵抗(タングステン抵抗)の合計が、Pch側とNch側とで等しくなるようにドレインのアルミニウム配線(1AL)480を束ねる位置を調整する。
具体的には、以下の式を満たすように、ドレインのアルミニウム配線(1AL)480を束ねる位置を調整する。
Ron_P+Rd_P=Ron_N+Rd_N
上記式を満たすことにより、High側とLow側の出力特性を揃えることが可能となる。
次に、図18を参照して、本発明のさらに他の実施の形態について説明する。
ここで、図18(a)は本発明の出力回路400の概略図であり、図18(b) 本発明の出力回路400の等価回路を示す図である。
図18に示すように、出力回路400のドレインを束ねるアルミニウム配線(1AL)480を、出力回路400の出力Pch トランジスタ401と出力Nch トランジスタ402の上で接続する。このような構成にすることにより、出力回路400のドレインに付加される抵抗値を削減することができる。
上記本発明の実施の形態によれば、以下のような効果を奏する。
出力回路400から出力抵抗450までの寄生容量と寄生抵抗を最小限にすることで、出力回路400の出力特性の向上が可能となる。
また、出力回路400から出力抵抗450までの形状を揃えることで、出力回路400の出力特性のバラツキを削減することが可能となる。
また、出力抵抗450を配置する専用の領域を設ける必要がなくなり、チップサイズの縮小が可能となる。
また、出力回路400のドレインを束ねるアルミニウム配線(1AL)の本数が削減されることにより、出力回路400の端子容量の削減が可能となる。
また、出力回路400のドレインを束ねるアルミニウム配線(1AL)480から出力抵抗450までの引き回しが必要なくなるため、出力回路400の端子容量の削減が可能となる。
また、出力回路400のドレインとソースのアルミニウム配線(1AL)の間隔が広がることで、線間容量が低減され、出力回路400の端子容量の削減が可能となる。
また、出力抵抗450を、出力回路400のドレインを束ねるアルミニウム配線(1AL)480の下に配置することで、出力抵抗450とその他の信号配線や電源配線とのカップリング容量が削減され、出力回路400の端子容量の削減が可能となる。
また、出力回路400のドレインを束ねるアルミニウム配線(1AL)480と出力抵抗450を接続するスルーホール(1TH)490の位置を変更することで、出力回路400の端子容量に影響することなく容易に抵抗値の修正が可能となる。
また、出力回路400のドレインを束ねるアルミニウム配線(1AL)の位置をトランジスタのOn抵抗の比率で調整することで、High側とLow側の出力特性を揃えることが可能となる。
さらに、近年の高速化要求のために出力回路400の端子容量をさらに削減する必要があるという状況下で、ESD素子の耐圧削減を行わなくても設計の工夫で出力回路400の端子容量を削減することが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
21 クロック入力回路
31 コマンド入力回路
32 コマンドデコーダ
41 アドレス入力回路
42 アドレスラッチ回路
51 ロウ系制御回路
52 カラム系制御回路
53 モードレジスタ
61 ロウデコーダ
62 カラムデコーダ
63 センス回路
64 データアンプ
70 メモリセルアレイ
80 DLL回路
100 データ入出力回路
110 第1の出力バッファ
111〜113 単位バッファ
120 第2の出力バッファ
121〜123 単位バッファ
130 キャリブレーション回路
150 出力制御回路
161〜163 前段回路
170 入力バッファ
300 半導体チップ
310 バンク(Bank)
320 データ入出力回路領域
400 出力回路
401 出力Pch トランジスタ
402 出力Nch トランジスタ
410 CDM保護回路
420 入力回路
430 出力保護回路
440 PAD
450 出力抵抗
460 入力抵抗
480 アルミニウム配線(1AL)
490 スルーホール(1TH)
800 出力抵抗
810 分離領域

Claims (15)

  1. 出力Pch トランジスタと出力Nch トランジスタとを有する出力回路と、
    前記出力Pch トランジスタと前記出力Nch トランジスタとの間に設けられた分離領域と、
    前記分離領域に配置された出力抵抗を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記出力抵抗は、前記出力Pch トランジスタと前記出力Nch トランジスタのドレインを束ねる配線の下に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記配線は単一のアルミニウム配線であり、前記出力抵抗と単一のスルーホールを介して接続されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記出力抵抗の一端は前記出力回路に接続されており、
    前記出力抵抗の他端はPADに接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記出力回路は複数の単位回路を有し、
    前記出力抵抗は前記単位回路ごとに配置されており、
    前記出力回路から前記出力抵抗までの前記配線が全て統一されるように構成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記出力回路から前記出力抵抗までの前記配線が全て統一されることにより、前記出力回路から前記出力抵抗までの抵抗値が全て同一になることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記出力抵抗の形状を全て統一することのより光学的バラツキを抑えることを特徴とする請求項5又は6に記載の半導体装置。
  8. 前記出力抵抗にカップリング容量が付加されるのを防止するように、前記出力抵抗を前記配線の下に配置することを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記カップリング容量は、前記出力抵抗の上層又は下層の電源配線との容量であることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記スルーホールの位置を変更することにより、前記出力抵抗の抵抗値を可変に構成したことを特徴とする請求項2から9のいずれか1項に記載の半導体装置。
  11. 前記出力Pch トランジスタのオン抵抗とドレイン抵抗の合計が、前記出力Nch トランジスタのオン抵抗とドレイン抵抗の合計と等しくなるように、前記配線のドレインを束ねる位置を調整可能に構成したことを特徴とする請求項2から10のいずれか1項に記載の半導体装置。
  12. 前記配線の前記ドレインを束ねる位置を調整することにより、High側の出力特性とLow側の出力特性を揃えるようにしたことを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記ドレインを束ねる配線を、前記出力Pch トランジスタと前記出力Nch トランジスタの上で接続したことを特徴とする請求項2から12のいずれか1項に記載の半導体装置。
  14. さらに、メモリチップを有し、
    前記出力回路は、前記メモリチップの周辺に設けられたデータ出力回路領域に配置されていることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の半導体装置。
  15. さらに、複数のメモリセルが配置されたメモリアレイを有し、
    前記出力回路は、前記メモリアレイに接続されていることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の半導体装置。
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