JP2014131777A - 超音波画像の画像復元方法およびその装置並びに超音波診断装置 - Google Patents

超音波画像の画像復元方法およびその装置並びに超音波診断装置 Download PDF

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Abstract

【技術課題】超音波診断装置においてフレームレートを維持しつつ高分解能な超音波画像を取得する。
【解決手段】時系列に沿って撮像した複数フレームの超音波画像と位置ずれ量を基に画像復元処理を行い高分解能の超音波画像を生成する、または,超音波プローブを制御してフレーム毎にスキャン方位,あるいはスキャン焦点距離を変化させて取得した複数フレームの超音波画像を基に画像復元処理を行い高分解能の超音波画像を生成するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は,超音波を被検体に送受信して画像を取得する超音波診断装置に係り,取得し
た画像に対して画像処理によって,空間分解能あるいは時間分解能を向上させる処理を施
す超音波画像の画像復元方法及びその装置並びに超音波診断装置に関する。
腹部や心臓を含む体内の多くの部位の検査において,超音波診断装置が利用されている。超音波診断装置は,X線検査などと異なり生体への害がないこと,操作が簡便であること,実時間での動画像観察が可能なことなどの利点を有し,幅広く活用されている。超音波診断装置では,超音波プローブから被検体にむけて超音波を放射し,被検体内部の組織からの反射波を上記超音波プローブで受信して,モニタ上に表示する。超音波画像の撮像時においては,特定方向に収束させた超音波を方位方向に対してスキャンすることにより,2次元画像または3次元画像をリアルタイムで取得することができる。
超音波診断装置を用いて医師は超音波画像を観察し,腫瘍などの微小な病変部位の発見
や診断を行うため,視認性の高い超音波画像の取得が要求される。特に近年では,ディス
プレイモニタの高精細化が進んでおり,これに合わせて超音波画像の高分解能化が求めら
れている。
これに対して,1フレームあたりの超音波プローブのスキャン回数を増やすことで,ス
キャン方位方向の分解能を向上させて高分解能の超音波を取得することができる。あるい
は,特許文献1のように取得した1フレームの画像に対してデコンボリューション処理を
施すことで,高分解能の画像を生成することができる。デコンボリューション処理として
は,非特許文献1に記載されているような、超音波ビームの収差による画像ぼやけやサン
プリングによる画像劣化をモデル化し,取得した超音波画像から前記劣化のない理想的な
超音波画像を推定する技術が知られている。
また、特許文献2には、超音波画像を用いて着目対象の撮像面内における体動を計測し、計測した体動分の補正処理を加えながら、時系列画像を積算または減算することにより、着目対象の形状や組織変性などの経時的に変化する情報を画像化して表示することが記載されている。
特開2005−95328号公報 国際公開番号 WO 2006/123742号公報
T.Taxt,R.Jirik:Superresolution of ultrasound images using the first and second harmonic signal, IEEE Trans. Ultrasonics, Ferroelectrics, and Frequency Control, Vol.51, No.2, pp.163-175, 2004
しかしながら,前記のように1フレームあたりのスキャン回数を増やす方式は,高い分
解能の超音波画像を得ることができるものの,超音波の伝播時間の増加により1フレーム
の画像取得に要する時間が増えるため,表示フレームレートが低下するといった問題があ
る。これは特に心臓等の動きの早い部位の観察においては,フレームレート不足となり診
断に支障が生じる。また,前記デコンボリューション処理に関しては,ノイズが多い画像
に対して不自然なアーチファクトが発生するなどの問題が知られている。したがって,ノ
イズが多い超音波画像ではあまり高分解能化の効果が期待できない。
また、引用文献2に記載されている方法では、時系列画像から経時的に変化する情報を
抽出・画像化することはできても、高分解能な超音波画像を取得することについては記載
されていない。
以上のように,従来技術においてはフレームレートを維持しつつ高分解能な超音波画像
を取得することが困難であった。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決して、フレームレートを維持しつつ高
分解能な超音波画像を取得することが可能な超音波画像の画像復元方法及びその装置並び
にそれを用いた超音波診断装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明では、超音波プローブを用いて超音波信号で試
料をスキャンし該試料からの反射波を受信した信号から超音波画像を取得し、この取得した超音波画像を構成する一連のフレームの超音波画像の中からある時点のフレームの超音波画像とある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像を抽出し、この抽出したある時点のフレームの超音波画像とある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像との位置ずれ量を算出し、この算出した位置ずれ量の情報を用いて抽出したある時点のフレームの超音波画像とある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像との間の位置ずれを補正し、復元画像を画像劣化させた画像と、前記取得した超音波画像との誤差が少なるようにして復元画像を求めるようにした。
又、上記した目的を達成するために、本発明では、超音波画像の画像復元装置を、超音
波プローブで試料をスキャンして試料からの反射波を受信した反射波信号を受ける受信回
路手段と、この受信回路手段で受信した反射波信号から超音波画像を生成する画像生成手
段と、この画像生成手段で生成した超音波画像を復元処理する画像処理手段と、この画像
処理手段で復元処理した超音波画像を画面上に表示する表示手段とを備えて構成し、画像
処理手段は、画像生成手段で生成した超音波画像を構成する一連のフレームの超音波画像
の中からある時点のフレームの超音波画像と該ある時点よりも前の時点におけるフレーム
の超音波画像を抽出し、この抽出したある時点のフレームの超音波画像とある時点よりも
前の時点におけるフレームの超音波画像との位置ずれ量を算出し、この算出した位置ずれ
量の情報を用いて抽出したある時点のフレームの超音波画像とある時点よりも前の時点に
おけるフレームの超音波画像との間の位置ずれを補正し、復元画像を劣化させた画像と、取得した超音波画像との誤差が少なくなるようにして復元画像を求めることにより1フレーム分の合成超音波画像を復元処理することを順次繰返すことによりフレームレートを画像生成手段で生成した超音波画像のフレームレートよりも落とすことなく超音波画像よりも分解能が高い高分解能超音波画像を復元処理するようにした。
更に、上記目的を達成するために、本発明では、超音波診断装置を超音波信号で試料を
スキャンして試料からの反射波を受信する超音波プローブと、超音波プローブを駆動する
高周波信号を発生する駆動回路部と、超音波プローブで受信した反射波を処理して超音波
画像を生成しこの生成した超音波画像を復元処理する超音波画像復元処理部と、全体を制
御すると共にデータを記憶し処理する制御・記憶・処理部とを備えて構成し、このうち超
音波画像復元処理部には、超音波プローブで受信した反射波信号を受ける受信回路手段と、
この受信回路手段で受信した反射波信号から超音波画像を生成する画像生成手段と、この
画像生成手段で生成した超音波画像を復元処理する画像処理手段と、この画像処理手段で
復元処理した超音波画像を画面上に表示する表示手段とを備え、画像処理手段では、画像
生成手段で生成した超音波画像を構成する一連のフレームの超音波画像の中からある時点
のフレームの超音波画像と該ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像を抽
出し、この抽出したある時点のフレームの超音波画像とある時点よりも前の時点における
フレームの超音波画像との位置ずれ量を算出し、この算出した位置ずれ量の情報を用いて
抽出したある時点のフレームの超音波画像とある時点よりも前の時点におけるフレームの
超音波画像との間の位置ずれを補正し、復元画像を劣化させた画像と、取得した超音波画像との誤差が少なくなるようにして復元画像を求めることにより1フレーム分の合成超音波画像を復元処理することを順次繰返すことによりフレームレートを画像生成手段で生成した超音波画像のフレームレートよりも落とすことなく超音波画像よりも分解能が高い高分解能超音波画像を復元処理するようにした。
本発明によれば,複数フレームの画像を用いた画像復元処理を適用することで,フレー
ムレートを低下させることなく超音波画像の高分解能化が実現する。また,画像復元処理
に好適な超音波プローブのスキャン方式を適用することで,高分解能化の効果を向上させ
ることができる。これらにより,フレームレートを維持しつつ高分解能の超音波画像を取
得することができ,特に動きの早い病変部位の視認性の向上が期待できる。
本発明を実現するための超音波診断装置の構成を示す図である。 本発明を実現するための図1とは別の超音波診断装置の構成を示す図である。 複数フレーム画像と位置ずれ量を用いて画像復元処理を行うフロー図である。 図3のフローにおいて記憶装置を設けた場合のフロー図である。 時刻t−3、t−2、t−1、tのタイミングで取得した超音波画像群を図2に示した構成を用いてスキャンコンバータにより扇型の画像に変換した超音波画像群の正面図である。 超音波画像群502〜505に対して画像復元処理を実行した結果例を示す超音波画像の正面図である。 時刻t−3、t−2、t−1、tのタイミングで取得した超音波画像群に対して図1に示した構成を用いて画像復元処理を実行したスキャンコンバータ前の結果例を示す図である。 超音波画像群507〜510に対して画像復元処理を実行した結果例を示す超音波画像の正面図である。 時刻t−2、t−1、tのタイミングで取得した超音波画像群を図2に示した構成を用いてスキャンコンバータにより扇型の画像に変換した超音波画像群の正面図である。 時刻t−2のタイミングで取得した超音波画像602において位置ずれ量を基に領域分割を行い画像復元処理の重みパラメータを設定した状態を示す図である。 時刻t−1のタイミングで取得した超音波画像603において位置ずれ量を基に領域分割を行い画像復元処理の重みパラメータを設定した状態を示す図である。 時刻tのタイミングで取得した超音波画像604において位置ずれ量を基に領域分割を行い画像復元処理の重みパラメータを設定した状態を示す図である。 超音波画像604と603との位置ずれ量を算出した結果を示す図である。 撮像した画像群から時間軸上での中間フレームの画像を推定するフロー図である。 時刻t−1における超音波画像802と時刻tにおける超音波画像803との位置ずれ量を算出した結果を示す図である。 時刻t−1とtのタイミングで取得した超音波画像群をスキャンコンバータにより扇型の画像に変換した超音波画像群802と803及び図7のフローにより推定した中間フレームの超音波画像804の正面図である。 時刻t−1とtのタイミングで取得した超音波画像群から推定した時刻t−Δtにおける位置ずれ量を示す図である。 フレーム毎にスキャン条件を変更して撮像した超音波画像群から画像復元処理を行うフロー図である。 フレームごとに変えるスキャン方位を示す超音波プローブの断面図である。 図9のフローにおいてフレーム毎にスキャン方位を変更して撮像した画像を合成した例を示すスキャンコンバータ後の超音波画像の正面図である。 図9のフローにおいてフレーム毎にスキャン方位を変更して撮像した画像を合成した例を示すスキャンコンバータ前の超音波画像の正面図である。 3フレームの場合のスキャン方位の変更例を示す超音波プローブの断面図である。 フレーム毎にスキャン範囲を変更する状態を示す超音波プローブの断面図である。 フレーム毎にスキャン範囲を変更して撮像した画像を合成した例を示す超音波画像の正面図である。 フレーム毎にスキャンの焦点距離を変える状態を示す超音波プローブの断面図である。 フレーム毎にスキャンの焦点距離を変えて撮像した画像を合成した例を示す超音波画像の正面図である。 超音波画像上でユーザが指定した密にスキャンする領域の例を示す超音波画像の正面図である。 ユーザが指定した領域を密にスキャンする例を示す超音波プローブの断面図である。 被検体の動きの周期性を利用してスキャン条件をフレーム毎に変更して撮像した超音波画像群から画像復元処理を行うフロー図である。 周期上で同一の時間位相となるフレーム画像を異なるスキャン条件で撮像する例を示す超音波画像群の正面図である。 フレーム毎にスキャン条件を変更して撮像した超音波画像群からの画像復元処理の実行およびパラメータ設定のGUIを示す図である。 ユーザが指定した範囲を高分解能化する処理およびパラメータ設定のGUIを示す図である。 撮像した画像群から時間軸上での中間フレームの画像を推定する処理およびパラメータ設定のGUIを示す図である。 被検体の動きの周期を利用してスキャン条件を変更して撮像した超音波画像群の画像復元処理実行およびパラメータ設定のGUIを示す図である。 本発明を実現するための画像復元処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明を実現するための図21とは別の画像復元処理装置の構成を示すブロック図である。 複数フレーム画像を用いた画像復元処理のフロー図である。 取得した超音波画像から時間軸上での中間フレーム画像を生成するフロー図である。
本発明では,以下の処理を含む超音波画像の画像復元方法および前記画像復元処理を搭
載した超音波診断装置あるいは画像処理装置により前記課題を解決する。
(1)時系列に沿って取得した複数の超音波画像(超音波画像群)から画像復元処理を
用いて1枚の高分解能な超音波画像を生成する。すなわち,1フレームの超音波画像を用
いて画像復元処理を行うのではなく,複数フレームの超音波画像を用いて1枚の高分解能
な超音波画像を生成することにより,ノイズによる影響を抑えた画像復元処理を実現する。さらに,画像復元処理に複数フレームの画像を用いることによって,各フレームの画像情報を相補的に合成することが可能となり,高分解能化において高い効果を得ることができる。
具体的に本発明では,まず処理対象となる特定の時相における超音波画像(処理対象画
像)と画像復元処理に入力する超音波画像群(入力画像群)を抽出する。次に前記処理対
象画像と前記入力画像群のそれぞれに対して位置ずれ量を算出し,画像復元処理を用いて
前記入力超音波画像群と前記位置ずれ量から,高分解能の処理対象画像を生成する。すな
わち,フレーム間での位置ずれ量を算出しておき,これを画像復元処理に用いることで,
単純なフレーム平均加算では発生してしまう位置ずれによる画像ぼやけの影響を抑えるこ
とができる。さらに,前記処理対象画像の領域分割を行い,分割して得られた領域毎に画
像復元処理の重みパラメータを設定することを特徴とする。
前記領域分割は,手動で与えた領域内で行うこともできるし,前記位置ずれ量を基に自
動で行うこともできる。ここで,前記重みパラメータが大きな領域の画像ほど画像復元処
理の結果に大きく反映されるように処理されることを特徴とする。例えば,位置ずれ量が
大きな箇所は,その周辺部位の形状が大きく変形している可能性が高く,前記変形を補正
して画像復元処理を行うことが困難である場合がある。そのような場合においては,本発
明により位置ずれ補正が困難な領域は前記重みパラメータが小さく設定され,その領域に
おいては前記処理対象画像の画像データが支配的になる。すなわち,本発明により心臓等
の動きが早い部位の観察においても画像復元処理の効果が出る領域のみを自動で抽出して
高分解能化することができる。
(2)時系列に沿って指定した時間間隔(取得撮像間隔)で撮像して得られる超音波画
像群と,(1)と同様の方法で算出した画像間の位置ずれ量を用いて,画像復元処理の対
象となる超音波画像(処理対象画像)を撮像したタイミングから前記取得撮像間隔より短
い時間だけずれたタイミングで撮像したときに得られる超音波画像を推定することを特徴
とする。すなわち,(1)は空間分解能を向上させる処理であったが,本発明は取得した
フレーム画像間のフレーム画像を推定することにより時間方向の分解能を向上させる処理
である。本発明により1フレームあたりのスキャン回数を低減させることなく(すなわち,画像の空間分解能を低下させることなく),フレームレートを向上させることができる。
(3)(1)で述べたように複数フレームによる画像復元処理は,各フレームの画像情
報を相補的に合成する処理であるため,画像復元処理に殆ど同じような画像群を入力して
も高分解能化の効果は小さい。それに対して,本発明では超音波プローブを制御してスキ
ャン条件が異なる超音波画像群を取得し,画像復元処理を行うことを特徴とする。すなわ
ち,スキャン条件を変更することにより,超音波画像群に相補的な情報を多分に含ませる
ことが可能となり,画像復元処理による高分解能化の効果を向上させることができる。ス
キャン条件としては,フレーム毎に偶数番目のスキャン方位のみの取得,および奇数番目
のスキャン方位のみの取得を交互に切り替えるインターレース方式を用いることができる。動きが小さな箇所においては前記インターレース方式によって得られた画像を,単純に重ね合わせるだけでも高分解能化できる。
一方,心臓等の被検体の動きが大きな場合においては,画像のつなぎ目でジッタと呼ば
れる画像のずれが発生する場合がある。このようなジッタに対しても,前記位置ずれ量を
用いて補正処理を行うことでシームレスなフレーム画像の合成処理が可能である。また,
本方式は3フレーム以上の場合においても,同様の要領で実現可能である。
また,別のスキャン方式としては,フレーム毎にスキャンの焦点距離を切り替える方式
を用いることができる。すなわち,スキャン時に超音波ビームの焦点を特定の位置に絞る
と,ビームを絞った箇所は鮮明な画像を取得できるが,それ以外の箇所はぼやけてしまう。そこで,フレーム毎にスキャン焦点距離を変えて取得した超音波画像を合成することで,焦点があった画像領域を増やすことができる。なお,本発明は1フレームあたりのスキャン回数を増やすわけではないため,フレームレートを低下させることなく画像の空間分解能を向上させることが可能である。
(4)観察対象となる部位の動きの周期を取得し,前記周期の2倍以上の時間範囲(撮
像時間範囲)を撮像して得られた超音波画像群に対して,画像復元処理を用いて前記撮像
時間範囲より短い時間範囲内の超音波画像群を生成することを特徴とする。ここで,前記
超音波画像群の各画像(対象画像)と,前記対象画像を撮像するタイミングから前記周期
だけ過去にずれたタイミング付近で撮像した画像(過去対象画像)は,それぞれで異なる
スキャン条件で撮像されるように超音波プローブを制御することを特徴とする。すなわち
,心臓等の部位は周期的な反復運動を行うため,周期上で同一の時間位相となる超音波画
像は殆ど同じような画像が得られるが,(3)で述べた理由と同様に,殆ど同じような画
像を画像復元処理に多数入力しても高分解能化の効果はあまり望めない。
これに対して,本発明では前記対象画像と前記過去対象画像を撮像する際は,両画像を
異なるスキャン条件に変更して撮像することにより,超音波画像群に相補的な情報を多分
に含ませることができ,画像復元処理による効果を向上させることができる。前記スキャ
ン条件としては,スキャン方位,スキャン範囲,あるいは,スキャン焦点距離などを変更
することを特徴とする。
次に、本発明に係る実施の形態について図面を用いて説明する。
まず,本発明における超音波診断装置の構成について図1および図2を用いて説明する。
図1は,超音波診断装置101の構成の一実施例を表す図である。超音波診断装置10
1は,超音波信号の送受信を行う超音波プローブ103,超音波プローブ103へ入力す
るための駆動信号を発生する駆動回路102,受信信号の増幅やA/D変換を行う受信回路
104,超音波スキャンの走査線信号列を2次元状に並べた画像を生成する画像生成部1
05,画像復元処理等の画像処理を行う画像処理部106,走査線信号列で表現された画
像の座標変換処理や補間処理を行うスキャンコンバータ112,スキャンコンバータによ
り生成された画像を表示する表示部113,及びこれら全体を制御すると共にデータを記
憶し処理する制御・記憶・処理部120を備えている。
超音波プローブ103では,被検体100に対して駆動信号に基づく超音波信号を送信
し,また送信の際に得られる被検体100からの反射波を受信して電気的な受信信号に変
換する。超音波プローブ103の種類には,例えば,リニア,コンベックス,セクタ,ラ
ジアルと呼ばれるタイプがある。例えば,超音波プローブ103がコンベックスタイプの
場合には,スキャンコンバータ112により長方形状の画像から扇形状の画像に変換され
る。また,制御・記憶・処理部120は,入力部121,制御部122,記憶部123,
および処理部124を備えており,入力部121からは,画像生成開始のタイミングや画
像生成に関するパラメータなどが入力される。
制御部122は,駆動回路102,超音波プローブ103,受信回路104,画像処理
部106等の動作を制御する。記憶部123では,受信信号や,画像生成部105により
生成された画像,画像処理部106で計算された画像,スキャンコンバータ112の出力
である表示画像等が記憶される。処理部124では,超音波プローブ103に入力するた
めの電気信号の整形処理や,画像表示の際における明度およびコントラストを調整する処
理等を行う。
以上のような構成において,超音波プローブ103は,制御・記憶・処理部120の制
御部122で制御された駆動信号に基づく超音波信号を被検体100に対して送信し,こ
の送信により得られる被検体100からの反射信号を受信して電気的な受信信号に変換す
る。次に電気信号に変換された受信信号を受信回路104で増幅してA/D変換した後,
このA/D変換した信号を画像生成部105で処理して画像を生成し,画像処理部106
に入力する。画像処理部106において,入力された画像に対して,画像復元処理が行な
われ,高分解能の出力画像が得られる。
更に,この出力画像をスキャンコンバータ112で画像の座標変換処理や補間処理を行
なって画像を生成する。なお,本実施例に限定されるものではなく,例えば,図2の超音
波診断装置201の構成に示すように、画像処理部106がスキャンコンバータ112の
前段に配置されていても良い。
図21および図22は画像処理部106の内部処理を示す図である。画像生成部105
より出力された画像データは,まず超音波画像群取得部2101に入力されてフレーム画
像を制御・記憶・処理部120の記憶部123に格納すると共に、位置ずれ量算出部21
02へ送られる。次にこの送られてきたフレーム画像と記憶部123に格納された過去の
フレーム画像群を位置ずれ量算出部2102に入力して位置ずれ量を算出する。
次に,前記記憶部123に格納された過去のフレーム画像群と現在のフレーム画像と前
記位置ずれ量を画像復元処理部2103に入力して,高分解能な現在のフレーム画像を出
力する。図22は図21とは別の画像処理部106の内部処理例である。本例では,スキ
ャン条件選択部2201により超音波ビームのスキャン方位あるいは焦点距離が設定され,そのスキャン条件で超音波画像を撮像する。その後は図21の処理と同様に画像復元処理が実行される。
本発明における画像復元処理の実施例を図3のフローを用いて示す。まず,超音波プロ
ーブ103を用いて被検体100に向けて超音波を放射し、被検体100の内部の組織か
らの反射波を超音波プローブ103で検出し、検出信号を受信回路部104を経由して画
像生成部105へ送って処理することにより、時系列に沿って複数撮像した超音波画像群
X[t],X[t-1],X[t-2],…を取得する(S301)。ここで,X[t]は最後に撮像した超音波
画像で,X[t-1],X[t-2],…はX[t]よりも過去に撮像した超音波画像である。
この時系列に沿って複数取得された超音波画像群は画像処理部106に送られ、画像処
理部106の超音波画像群取得部2101に入力されてフレーム画像ごとに制御・記憶・
処理部120の記憶部123に格納される。続いて,位置ずれ量算出部2102において、超音波画像群取得部2101から出力された前記超音波画像群から画像復元処理対象となる超音波画像(処理対象画像)を抽出し、制御・記憶・処理部120の記憶部123に記憶されているフレーム画像の中から画像復元処理に入力する超音波画像群(入力画像群)を抽出する。
例えば,超音波画像群取得部2101から出力されたX[t]を処理対象画像とし,入力画
像群を記憶部123に記憶されているX[t],X[t-1],X[t-2]とする。次に,前記処理対象画
像と前記入力画像群のそれぞれの画像との位置ずれ量を算出する(S302)。位置ずれ
量の算出法としては,例えば,オプティカルフロー法やブロックマッチング法などの一般
の位置ずれ量の算出アルゴリズムを用いることができる。続いて,画像復元処理部210
3で前記入力画像群と算出された位置ずれ量から高分解能な処理対象画像Y[t]を生成して
(S303)、表示部113の画面上に表示する(S304)。
このように,フレーム間での位置ずれ量を算出しておき,これを画像復元処理に用いる
ことで,単純なフレーム平均加算では発生してしまう位置ずれによる画像ぼやけの影響を
抑えることができる。複数画像を用いた画像復元処理としては,例えば次に示す数1を最
小化することで高分解能画像を推定する再構成型超解像処理を用いることができる。
Figure 2014131777
前記数1のXiはN枚の前記入力画像群のi番目の画像,Yは画像復元処理により生成する
高分解能画像,Siはi番目の画像の位置ずれを示す作用,Fiはi番目の画像のぼやけを示す作用で,Dは量子化による作用,Txは画像をx方向に1ピクセルずらす作用,Tyは画像をy方向に1ピクセルずらす作用を示す。
数1の第1項は高分解能な画像Yが様々な画像劣化要因を受けて観測された画像Xiと
の誤差を示す項で,第2項は復元する高分解能な画像Yが滑らかな輝度値となるように安
定化する項である。安定化項はパラメータγで調整される。このように,1フレームの超
音波画像を用いて画像復元処理を行うのではなく,複数フレームの超音波画像を用いて1
枚の高分解能な超音波画像を生成することにより,ノイズによる影響を抑えた画像復元処
理を実現する。さらに,複数フレームの画像を用いることにより,各フレームの画像情報
を相補的に合成することが可能となり,高分解能化において高い効果を得ることができる。
本画像復元処理のフローを図23で説明する。2301は画像復元処理で推定すべき高
分解能な超音波画像Yである。2306−1および2306−2はそれぞれ取得した1フ
レーム目および2フレーム目の超音波画像である。次に,算出した1フレーム目および2
フレーム目の位置ずれ量を用いて画像2301に対して位置ずれ作用を施す(S2302
−1,S2302−2)。次に,撮像に伴う画像のぼやけの作用を施し(S2303−1,S2303−2),次に画像の量子化の作用を施す(S2304−1,S2304−2)。以上の処理を加えて得たそれぞれの画像DFiSiYと撮像画像Xiとの差分(S2305−1,S2305−2)を計算し,これらを足し合わせて,この値をLn(Y)とする(S2308)。続いて,前記Ln(Y)の値を小さくするように画像Yの更新を行う(S2309)。以上の処理を繰り返して今回求めたLn(Y)の値とその前の回に求めたLn−1(Y)の値との差が一定値以下になるまで行うことで,複数フレームの超音波画像から一枚の高分解能な超音波画像を生成することができる。
なお,図3の処理フローは実際の処理においては図4に示すように画像生成部105で
生成した被検体100の超音波画像を制御・記憶・処理部120の記憶部123に格納し
ておき,格納した超音波画像群X[t],X[t-1],X[t-2]を画像復元処理に用いることもできる。また,記憶部123に蓄積した各画像をオフラインでまとめて高分解能化することで,高分解能な動画データを作成することもできる。
図4に示した処理のフローを説明する。まず、超音波プローブ103を用いて被検体1
00に向けて超音波を放射し、被検体100の内部の組織からの反射波を超音波プローブ
103で検出し、検出信号を受信回路部104を経由して画像生成部105へ送って処理
することにより、超音波画像群X[t],X[t-1],X[t-2],…を取得する(S401)。この取
得した超音波画像群X[t],X[t-1],X[t-2],…は、制御・記憶・処理部120の記憶部12
3に格納される。
次に,画像処理部106の超音波画像群取得部2101により記憶部123に格納され
た超音波画像群X[t],X[t-1],X[t-2],…の中から処理対象画像と入力画像群とがそれぞれ
取得され、位置ずれ量算出部2102において、これらの取得した処理対象画像と入力画
像群とのそれぞれの画像の位置ずれ量を算出する(S402)。
続いて,画像復元処理部2103で前記入力画像群と算出された位置ずれ量から高分解能な処理対象画像Y[t]を生成して(S403)、表示部113の画面上に表示する(S4
04)。
この一連の処理を、撮像が終了するまで実行する(S405)。
図4で示した処理フローにより超音波画像を高分解能化した例を図5A〜Dに示す。図
5Aにおいて、画像502〜505は時間軸501に沿ってそれぞれ時刻t-3,t-2,t-1,t
のタイミングで取得した超音波画像群である。図5Bの506は画像復元処理により図5
Aの画像502〜505を用いて時刻tにおける超音波画像505を高分解能化した画像
を示す。本例は超音波プローブ103から得られた画像データをスキャンコーバータ11
2によって扇型の画像に変換した超音波画像群を用いて処理をした例である(つまり,図
2に示す装置構成における処理例である)。
一方,図1に示す装置構成においても本実施例を適用することができる。この場合,図
5Cに示すようなスキャンコンバータ前の超音波画像群507〜510から、図5Dに示
すような高分解能のスキャンコンバータ前の超音波画像511を生成する。すなわち、図
5A及びBを用いて説明したのと同様に、図5Cにおいて、画像507〜510は時間軸
501に沿ってそれぞれ時刻t-3,t-2,t-1,tのタイミングで取得した超音波画像群である
。図5Dの511は画像復元処理により図5Cの画像507〜510を用いて時刻tにお
ける超音波画像510を高分解能化した画像を示す。この高分解能化した超音波画像51
0に対してスキャンコンバータ112で座標変換処理や補間処理を行うことにより図5B
の扇形をした画像に変換され、表示部113の画面上に表示することができる。
また,画像間の位置ずれ量を基に超音波画像の領域分割を行い,分割された領域毎に画
像復元処理の重みパラメータを設定する実施例を図6A〜Eに示す。ここで,前記重みパ
ラメータが大きな領域の画像ほど画像復元処理の結果に大きく反映されることを特徴とす
る。例えば,位置ずれ量が大きな箇所は,その周辺部位の形状が大きく変形している可能
性が高く,前記変形を補正して画像復元処理を行うことが困難である場合がある。そのよ
うな場合においては,本発明により位置ずれ補正が困難な領域は前記重みパラメータが小
さく設定され,その領域においては処理対象画像の画像データが支配的になる。すなわち,本発明により心臓等の動きが早い部位の観察においても画像復元処理の効果が出る領域のみを自動で抽出して高分解能化することができる。
図6Aの602〜604は時間軸601に沿って撮像された超音波画像である。この場
合,処理対象となる画像を超音波画像604とする。超音波画像604と603との位置
ずれ量を算出した結果を図6Eの605に示し,位置ずれの方向と大きさを矢印615で
示している。図6Eの606〜608は前記位置ずれ量を基に,3つの領域に分割した結
果である。領域607は位置ずれがもっとも大きな領域で,領域606は位置ずれがもっ
とも小さな領域である。図6Bの609、図6Cの610及び図6Dの611は図6Eに
示した領域分割結果606〜608を基に画像復元処理における重みパラメータを設定し
た結果である。
図6B乃至Dの位置ずれ量が小さな領域612〜614はそれぞれ0.3,0.3,0.4が設定
されている。すなわちこのことは,画像復元処理において,図6B乃至Dの領域612〜
614の画像はどれも同じように画像復元結果に反映されることを意味する。図6B乃至
Dの位置ずれ量が大きな領域615〜617については,図6Dの領域617以外は重み
パラメータがゼロと設定されている。すなわち図6Eの領域607の部分に関しては,画
像復元処理において図6Dの領域617の画像のみを画像復元結果に反映させることを意
味する。同様に,図6B乃至Dの領域618〜620も重みパラメータを設定されている。
ここで,重みパラメータを考慮した画像復元処理は,次に示す数式2を最小化すること
で行うことができる。
Figure 2014131777
ここで,式中のWiはi番目の画像の重みパラメータをかける作用である。なお,領域分割
に関しては上記のように位置ずれ量を基に自動で行うこともできるし,GUI上でユーザ
が指定した領域を用いても良い。
図17は、本実施例において、フレーム毎にスキャン条件を変更して取得した超音波画
像群から画像復元処理を行って高分解能の超音波画像を生成し,それをリアルタイムに表
示およびスキャン条件・画像復元処理パラメータを設定するGUIの例である。1701
は超音波プローブにより撮像した超音波画像をリアルタイムに表示している。ボックス1
702で撮像フレームレートを設定する。実際の撮像フレームレートは1703に表示し
ている。ボックス1704〜1706で画像復元処理のパラメータを設定する。
ボックス1704では画像復元処理後の出力画像のサイズを設定する。ボックス170
5では画像復元処理に用いるフレーム画像枚数を指定する。ボックス1706ではスキャ
ン方式を選択する。チェックボックス1707を選択すれば,フレーム毎にスキャン方位
をインターレース方式で撮像する。また,チェックボックス1708を選択すれば,フレ
ーム毎に超音波ビームの焦点距離を変化させながら撮像する。
画像復元処理のパラメータを設定のちに,ボタン1709を押すと画像復元処理が実行
され,画像復元処理を施して高分解能化した画像および表示フレームレートが1710お
よび1711にリアルタイムに表示される。
本発明における画像復元処理の第2の実施例を図7のフローを用いて示す。
本例では,取得した超音波画像間の時間軸上の中間のフレーム画像を推定して表示する
ことで,フレームレートを向上させる例である。すなわち,実施例1は空間分解能を向上
させる処理であったが,本実施例では取得したフレーム画像間のフレーム画像を推定する
ことにより時間方向の分解能を向上させる。これにより1フレームあたりのスキャン回数
を低減させることなく(すなわち,画像の空間分解能を低下させることなく),フレーム
レートを向上させることができる。
まず,本処理フローにおいては,超音波画像の撮像時間の間隔H(取得撮像間隔)を取
得する(S701)。取得撮像間隔Hは手動で与えても良いし要求フレームレート値から
割り出してもよい。次に,超音波プローブ103を用いて被検体100を時系列に沿って,前記取得撮像間隔で複数撮像した超音波画像群X[t],X[t-1],X[t-2],…を取得する(S702)。取得したフレーム画像は記憶部123に格納される。続いて,実施例1と同様に画像間の位置ずれ量を算出する(S704)。続いて,前記超音波画像群および前記位置ずれ量を基に,前記処理対象画像を撮像したタイミングから前記取得撮像間隔より短い時間だけずれたタイミングで撮像したときに得られる超音波画像(中間フレーム画像)を推定して(S705),画面に出力する(S706)。終了判定(S707)の結果にしたがってS702〜706の処理を繰り返す。
図24に本処理において,出力フレームレートを指定した場合のフローを示す。まず,
推定する中間フレーム画像の時間軸上のずれ量Δtをゼロに初期化する(S2400)。
次に,超音波画像の撮像時間の間隔Hを取得する(S2401)。前記撮像時間の間隔H
は手動で入力した値を用いても良いし,入力されたフレームレートから割り出してもよい。次に,出力画像の時間間隔Kを取得する(S2402)。前記出力画像の時間間隔Kも前記Hと同様に,手動で入力した値を用いてもよいし,要求フレームレートから割り出しても良い。次に,前記撮像時間の間隔Hで超音波画像X[t]を取得し,時刻t=t+1とする(S2403)。取得した画像は記憶装置2410に格納される。
次に,図7のフローと同様に画像間の位置ずれ量を算出し(S2404),中間フレー
ム画像X[t-Δt]を前記位置ずれ量および記憶部123に格納された超音波画像群を基に推
定する(S2405)。このとき,もしΔt=0もしくはΔt=1の場合は中間フレーム画
像を推定せずに,取得した超音波画像を出力することができる。次に,時間軸上のずれ量
をΔt←Δt−K/Hと更新する(S2406)。
処理終了判定(S2407)を経て,処理を継続するならば(Nの場合)時間軸上のず
れ量Δtの符号を判定する(S2408)。もし,Δtが負の値であるならばΔt←Δt+1
と値を更新(S2409)し,超音波画像X[t]取得ステップ(S2403)へ進む。そう
でなければ,位置ずれ量算出ステップ(S2404)に進む。
図8A乃至Cに本フローによる処理結果例を示す。図8Bの超音波画像802および8
03は時間軸801に沿って,取得撮像間隔Hで撮像された超音波画像である。一方、超
音波画像804は、超音波画像802および803から,t-Δt(Δt≦1)で撮像した場
合に得られる超音波画像を推定した画像である。超音波画像804の内部の805の領域
内の線状の部位は,超音波画像802および803間で左上から右下方向に移動している
が,超音波画像804ではその中間の位置に前記部位が配置されるように推定されている。
中間フレーム画像の推定方法としては,図8Aに示すように、まず時刻tと時刻t-1との位置ずれ量を算出する(806)。次に,前記位置ずれ量806から図8Cに示すような
中間フレーム画像の時刻における位置ずれ量を推定する(807)。推定方法としては単
純に算出した位置ずれ量806を線形補間して求めることができる。最後に,前記推定し
た位置ずれ量を基に図8Bに示す取得した超音波画像802および803の画素を張り合
わせ,あるいは重みつき加算を行うことで中間フレーム画像804を生成することができ
る。
図19は、本実施例において、撮像した超音波画像において,時間軸上の中間のフレー
ム画像を推定し,フレームレートを向上させた超音波画像を表示するGUIの例である。
1901は超音波プローブにより撮像した超音波画像をリアルタイムに表示している。ボ
ックス1902で撮像フレームレートを設定する。実際の撮像フレームレートは1903
に表示している。ボックス1904で出力画像のフレームレートを設定する。ボタン19
10を押すと本処理が開始される。1905は最も新しく取得したフレーム画像(tフレ
ーム)で,1906はフレーム画像1905の一つ前に取得した画像(t-1フレーム)を
示す。1907は1905および1906から推定した,時間軸上でちょうど中間フレー
ムの画像(t-0.5フレーム)である。前記の処理を行ってフレームレートを向上させた画
像を1908にフレームレート1909と共に表示する。
本発明における画像復元処理の第3の実施例を図9のフローを用いて示す。本例では,
超音波プローブのスキャン条件をフレーム毎に切り替えることにより,画像復元処理をよ
り効果的に行う例である。すなわち,画像復元処理は複数フレーム間の画像情報を相補的
に補間する処理であるため,画像復元処理に殆ど同じような画像群を入力しても高分解能
化の効果は小さい。
それに対して,本実施例では超音波プローブを制御してスキャン条件が異なる超音波画
像群を取得し,画像復元処理を行うことを特徴とする。つまり,スキャン条件を変更する
ことにより,超音波画像群に相補的な情報を多分に含ませることが可能となり,画像復元
処理による高分解能化の効果を向上させることができる。
本処理フローにおいては,まず超音波プローブのスキャン条件を予め用意していたスキ
ャン条件群の中から一つ選択して設定する(S901)。選択可能なスキャン条件として
は,フレーム毎に偶数番目のスキャン方位のみの取得,および奇数番目のスキャン方位の
みの取得を交互に切り替えるインターレース方式を用いることができる。動きが小さな箇
所においては前記インターレース方式で単純に2フレームの画像を重ね合わせるだけでも
高分解能化が図れる。
一方,動きが大きな場合ではフレーム間のつなぎ目でジッタと呼ばれる位置ずれが発生
する場合がある。このようなジッタに対しても,前記位置ずれ量を用いて補正処理を行う
ことが可能である。また,本方式は3フレーム以上の場合でのスキャン方位の切り替え,
および合成も同様の要領で可能である。
また,別のスキャン方式としては,フレーム毎にスキャンの焦点距離を切り替える方式
を用いることができる。すなわち,スキャンにおいて超音波ビームの焦点を特定の位置に
絞ると,その箇所は鮮明に画像取得できるが,それ以外の箇所はぼやけてしまう。そこで,フレーム毎にスキャン焦点距離を変えて取得した超音波画像を合成することで,焦点があった画像領域を増やすことができる。
続いて,超音波プローブ103を用いて被検体100を時系列に沿って,選択したスキ
ャン条件で撮像した超音波画像X[t]を取得する(S902)。取得した超音波画像群X[t]
,X[t-1],…は記憶部123に格納される。続いて,画像復元処理を用いて前記超音波画像
群から超音波画像X[t]の高分解能な超音波画像Y[t]を生成して(S904)表示する(S
905)。なお,本実施例では1フレームあたりのスキャン回数を増やすわけではないた
め,フレームレートを低下させることなく画像の空間分解能を向上させることが可能であ
る。
図10A乃至Cにスキャン方位を切り替える例および本処理フローの結果例を示す。本
例はスキャン方位の異なる2枚のフレーム画像から1枚のフレーム画像を生成した例であ
る。図10Aのスキャン方位1001−1〜1001−5は1フレーム目の超音波プロー
ブ103から発した超音波ビームのスキャン方位を示し,スキャン方位1002−1〜1
002−4は2フレーム目の超音波プローブ103から発した超音波ビームのスキャン方
位を示す。図10Bの部分画像1003−1〜1003−5は1フレーム目のスキャンに
よって得られた画像データを示し,部分画像1004−1〜1004−4は2フレーム目
のスキャンによって得られた画像データを示す。このように,両フレームの画像データを
統合することで各フレームの画像情報を相補的に合成して方位方向の分解能が向上した超
音波画像1007を取得することができる。
超音波画像1007の生成には実施例1と同様に画像間の位置ずれ量を求めて画像復元
処理を用いても良いし,単純に加算平均を行って生成してもよい。3フレーム目では1フ
レーム目と同じく,図10Aの矢印1001−1〜1001−5で示すスキャン方位に超
音波ビームを発することで2フレーム目,3フレーム目で得られた画像データを統合して
分解能が向上した超音波画像を生成できる。また,図10Bの超音波画像1007は、図
2に示したシステム構成でスキャンコンバータ後の超音波画像で本処理を行っているが,
図1に示したシステム構成を用いてスキャンコンバータ前の超音波画像で本処理を行って
も良い。
図10Cの1008はスキャンコンバータ前の超音波画像で本処理を適用した例である。本例では,1フレーム目に部分画像1005−1〜1005−5の画像データを取得し,2フレーム目に部分画像1006−1〜1006−4の画像データを取得して,両画像データを合成して高分解能な超音波画像1008を生成している。また,本例では2フレームの場合で説明したが,3フレーム以上の場合も同じ要領で行うことができる。
図11に3フレームの例を示す。本例ではスキャン方位1101−1〜1101−3が
1フレーム目のスキャン方位で,スキャン方位1102−1〜1102−3が2フレーム
目のスキャン方位で,スキャン方位1103−1〜1103−3が3フレーム目のスキャ
ン方位となっている。
また,図10A乃至Cを用いて説明した実施例ではスキャン方位をフレーム毎に変更す
る場合であったが,フレーム毎にスキャンにおける超音波ビームの焦点距離を変更して超
音波画像群を取得する例を、図13A及びBに示す。本例では,図13Aに示すようにス
キャン方位1301−1〜1301−5の方位に超音波ビームを発するが,1フレーム目
においては丸印1302−1〜1302−5の位置に焦点を合わせて超音波画像を取得し,2フレーム目においては丸印1303−1〜1303−5の位置に焦点を合わせて超音波画像を取得する。
すなわち,図13Bに示すような超音波画像のうち1フレーム目は超音波画像の下側の
領域1305が鮮明になるが,上側の領域1306がぼやける。同様に2フレーム目は超
音波画像の下側の領域1305がぼやけるが,上側の領域1306が鮮明になる。このよ
うに,超音波ビームはどこか一箇所に焦点を合わせると,それ以外がぼやけるという性質
があり,通常,この焦点は画像全体が平均的に鮮明になるように中央付近に焦点が設定さ
れる。一方,本発明では積極的に焦点位置を変更して超音波画像を取得し,これらの複数
の超音波画像を統合することで,画像全体の焦点のあった鮮明な超音波画像の取得が可能
となる。
また,図14A及びBに示すように、本処理はユーザが指定した領域に対してのみ適用
することも可能である。図14Aの超音波画像1401で,1402はユーザが指定した
領域(ROI)である。この場合,図14Bのスキャン方位1403で示すスキャン方位
のように,超音波プローブ103を制御して図14AのROI1402にスキャン方位を
集中させるように超音波画像を撮像することもできる。
また,本処理は,同時に二つの方位に超音波ビームを照射して信号を受信,あるいは一
方の方位に超音波ビームを照射し信号を受信する前にもう一方の方位に超音波ビームを照
射するマルチビーム方式と併用して適用することもできる。
図18は、本実施例において、ユーザが指定した領域(ROI)を高分解能化して表示
するGUIの例である。1801は超音波プローブにより撮像した超音波画像をリアルタ
イムに表示している。ボックス1802で撮像フレームレートを設定する。実際の撮像フ
レームレートは1803に表示している。1804はユーザがマウスクリック等で指定し
たROIである。ボックス1805〜1807で画像復元処理のパラメータを設定する。
ボックス1805では画像復元処理による画像の拡大倍率を設定する。ボックス1806
では画像復元処理に用いるフレーム画像枚数を指定する。ボックス1807はスキャン方
式を選択する。ボタン1808を押すと1804のROI内のみに画像復元処理が実行さ
れ,画像復元処理を施して高分解能化した画像が1809に表示される。なお,指定した
ROIのみにスキャンを集中させて,ROIの画像のみを高分解能化して表示することも
できる。
本発明における画像復元処理の第4の実施例を図15のフローを用いて示す。本例では,例えば心臓等の周期的な動きをおこなう被検体に対して,その周期情報を用いて超音波プローブを制御して超音波画像群を取得し,画像復元処理を用いて2周期以上の超音波画像群から,それよりも短い時間範囲(例えば,1周期分)の高分解能の超音波画像郡を生成する例である。すなわち,心臓等の部位は周期的な反復運動を行うため,周期上で同一の時間位相となる超音波画像は殆ど同じような画像が得られるが,実施例3で述べた理由と同様に,殆ど同じような画像を画像復元処理に多数入力しても高分解能化の効果はあまり望めない。
これに対して,本発明では前記対象画像と前記過去対象画像を撮像する際は,両画像を
異なるスキャン条件に変更して撮像することにより,超音波画像群に相補的な情報を多分
に含ませることができ,画像復元処理による効果を向上させることができる。
本処理フローにおいては,まず被検体100の動きの周期Tを取得する(S1501)。周期Tは手動で与えても良いし,被検体100をある程度の時間範囲で撮像して得た超音波画像群から自動で算出することもできる。次に,超音波プローブのスキャン条件を予め用意していたスキャン条件群の中から一つ選択して設定する(S1502)。選択可能なスキャン条件としては,実施例3の場合と同様に、スキャン方位,スキャン範囲,スキャン焦点距離などを変更することができる。続いて,超音波プローブ103を用いて被検体100を時系列に沿って,フレーム毎にスキャン条件を変えて2周期以上の超音波画像群を取得する(S1503)。
スキャン条件としては,スキャン方位,スキャン範囲,スキャン焦点距離などを変更す
ることができる。取得した画像は記憶部123に格納される。スキャン条件の変更のタイ
ミングとしては,1周期毎にスキャン条件を変更してもよいし,1周期分だけずれた超音
波画像間のスキャン条件が異なるようにしさえすればフレーム毎にスキャン条件を変更し
てもよい。画像の撮像は終了判定(S1505)によって撮像が終了していない場合には
、スキャン条件選択ステップ(S1502)と超音波画像取得ステップ(S1503)を
ループする。撮像終了後,前記超音波画像群を画像復元処理に入力して高分解能な超音波
画像群を生成し(S1506),それを表示する(S1507)。
図16は図15のフローにより,周期的な動きを行う被検体に対して周期毎にスキャン
方位を変更した例を示す。超音波画像1601−1は時刻tに取得したフレーム画像で,
超音波画像1601−4は超音波画像1601−1より1周期だけ過去に取得したフレー
ム画像である。超音波画像1601−3及び1601−2はそれぞれ時刻t-T+1,t-T+2に取得したフレーム画像である。スキャン方位1602−1〜1602−4はそれぞれ超音波画像1601−1〜1601−4を取得したときのスキャン方位を示す。
図12Aは図15のフローにより,周期的な動きを行う被検体に対して周期毎にスキャ
ン範囲を変更して画像を取得・合成した例である。スキャン方位1201−1〜1201
−3は時刻tのスキャン方位で,スキャン方位1202−1〜1202−3はスキャン方
位1201−1〜1201−3よりも1周期だけ過去のスキャン方位で,スキャン方位1
203−1〜1203−3はスキャン方位1201−1〜1201−3よりも2周期だけ
過去のスキャン方位である。
図12Bの部分画像1204−1はスキャン方位1201−1〜1201−3により得
られた超音波画像で,部分画像1204−2はスキャン方位1202−1〜1202−3
により得られた超音波画像で,部分画像1204−3はスキャン方位1203−1〜12
03−3により得られた超音波画像である。
部分画像1204−1〜1204−3を連結することで,1枚の高分解能な超音波画像
1204を生成することができる。この画像の連結においては,各画像が重なる部分は加
算平均をとってもよいし,画像の連結部分の境界がシームレスに繋がるように,前記境界
付近をぼかしフィルタなどで補正処理を加えてもよい。
図20は、本実施例において、被検体の動きの周期を利用してスキャン条件を変更して
撮像した超音波画像群から画像復元処理を行うGUIの例である。本実施例による処理は
実施例1乃至3で説明したようなリアルタイム処理ではなく,一定の時間範囲を撮像した
超音波画像群(入力超音波動画)から,高分解能の超音波動画をオフラインで生成する例
である。
2001は処理対象となる超音波動画を示す。超音波動画2001はツールバー200
2で再生,停止,再生位置の変更等を行いプレビューすることができる。2003〜20
07は画像復元処理のパラメータを設定する項目である。
ボックス2003で出力画像のサイズを設定する。ボックス2004で被検体の動きの
周期を設定する。前記周期は手動で与えても良いし,ボタン2008を押して入力超音波
動画から自動で算出してもよい。ボックス2005で画像復元処理の出力画像の時間範囲
を設定する。ボックス2006で画像復元処理に用いるフレーム画像の枚数を設定する。
ボックス2007ではスキャン方式を選択する。チェックボックス2008を選択すれ
ば,フレーム毎にスキャン方位をインターレースに切り替えて撮像する。また,チェック
ボックス2009を選択すれば,フレーム毎にスキャン範囲を変化させながら撮像する。
また,チェックボックス2010を選択すれば,フレーム毎に超音波ビームの焦点距離を
変化させながら撮像する。画像復元処理のパラメータを設定した後に,ボタン2011を
押すと画像復元処理が実行される。
2011は画像復元処理より出力された高分解能な超音波動画である。この動画はツー
ルバー2012で再生,停止,再生位置の変更等を行いプレビューすることができる。ま
た,画像2013〜2015は表示中の出力画像2010に対する画像復元処理への入力
超音波画像群である。画像2014は表示中の出力画像2010の1周期だけ過去のフレ
ーム画像で,画像2015は表示中の出力画像2010の2周期だけ過去のフレーム画像
である。
以上,本発明の実施例について述べてきたが,本発明は上述の実施例に限定されるもの
では無く,変形して実施することが可能である。
(付記1)
以上説明したように、本発明は、超音波プローブを用いて超音波信号で試料をスキャンし試料からの反射波を受信した信号から得られる超音波画像を処理して試料の超音波画像を復元する方法であって、撮像して得た超音波画像を構成する一連のフレームの超音波画像の中からある時点のフレームの超音波画像と該ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像を抽出し、この抽出したある時点のフレームの超音波画像とある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像との位置ずれ量を算出し、この算出した位置ずれ量の情報を用いて抽出したある時点のフレームの超音波画像と前記ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像との間の位置ずれを補正し、抽出したある時点のフレームの超音波画像とある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とを合成することにより1フレーム分の合成超音波画像を復元処理することを特徴とする超音波画像の画像復元方法である。
(付記2)
また、本発明は、ある時点のフレームの超音波画像と抽出したある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とは、超音波プローブを用いて超音波信号で試料をスキャンするときのスキャンの条件が異なる状態で得られたものであることを特徴とする付記1記載の超音波画像の画像復元方法である。
(付記3)
更に、本発明は、ある時点のフレームの超音波画像と抽出したある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とは、超音波プローブを用いて超音波信号で試料をスキャンするときのスキャンの方位又は焦点距離のうちの少なくとも一方が異なる状態でスキャンして得られたものであることを特徴とする付記1記載の超音波画像の画像復元方法である。
(付記4)
更に、本発明は、位置ずれを補正したある時点のフレームの超音波画像と該ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とを合成することを、ある時点のフレームの超音波画像とこのある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とをそれぞれ局所的な領域に分割し,この局所的に分割された領域毎に異なる値の重みパラメータを設定し、重みが大きな領域ほど画像復元処理結果を大きく反映させることを特徴とする付記1記載の超音波画像の画像復元方法である。
(付記5)
更に、本発明は、位置ずれを補正した抽出したある時点のフレームの超音波画像とある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とを合成することによりある時点とある時点よりも前の時点との間の時点における1フレーム分の合成超音波画像を推定して作成することを特徴とする付記1記載の超音波画像の画像復元方法である。
(付記6)
更に、本発明は、試料は周期的な動作を行うものであり、撮像して得た画像は試料を周期の2倍以上の時間に亘って周期ごとの異なるスキャン条件でスキャンして得た超音波画像であり、ある時点のフレームの超音波画像とこのある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像を抽出することが、ある時点のフレームの超音波画像とこのある時点よりも1周期前の時点におけるフレームの超音波画像を抽出することであることを特徴とする付記1記載の超音波画像の画像復元方法である。
本発明は,超音波を被検体に送受信して画像を取得する超音波診断装置に利用でき,特に、取得した画像に対して画像処理によって,空間分解能あるいは時間分解能を向上させる処理を施す超音波画像の画像復元方法を備えた超音波診断装置に利用できる。
100…被検体 101…超音波診断装置 102…駆動回路部 103…超音波プローブ 104…受診回路部 105…画像生成部 106…画像処理部 112…スキャンコンバータ 113…表示部 120…制御・記憶・処理部 121…入力部 122…制御部 123…記憶部 124…処理部。

Claims (18)

  1. 超音波プローブを用いて超音波信号で試料をスキャンし、
    該試料からの反射波を受信した信号から超音波画像を取得し、
    該取得した超音波画像を構成する一連のフレームの超音波画像の中からある時点のフレームの超音波画像と該ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像を抽出し、
    該抽出した前記ある時点のフレームの超音波画像と前記ある時点よりも前の時点におけ
    るフレームの超音波画像との位置ずれ量を算出し、
    該算出した位置ずれ量の情報を用いて前記抽出したある時点のフレームの超音波画像と
    前記ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像との間の位置ずれを補正し、
    復元画像を画像劣化させた画像と、前記取得した超音波画像との誤差が少なるようにして復元画像を求めることを特徴とする超音波画像の画像復元方法。
  2. 前記ある時点のフレームの超音波画像と前記抽出したある時点よりも前の時点における
    フレームの超音波画像とは、前記超音波プローブを用いて超音波信号で試料をスキャンす
    るときのスキャンの条件が異なる状態で得られたものであることを特徴とする請求項1記
    載の超音波画像の画像復元方法。
  3. 前記ある時点のフレームの超音波画像と前記抽出したある時点よりも前の時点における
    フレームの超音波画像とは、前記超音波プローブを用いて超音波信号で試料をスキャンす
    るときのスキャンの方位又は焦点距離のうちの少なくとも一方が異なる状態でスキャンし
    て得られたものであることを特徴とする請求項1記載の超音波画像の画像復元方法。
  4. 前記位置ずれを補正した前記ある時点のフレームの超音波画像と該ある時点よりも前の
    時点におけるフレームの超音波画像とを合成することを、前記ある時点のフレームの超音
    波画像と該ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とをそれぞれ局所的な
    領域に分割し,該局所的に分割された領域毎に異なる値の重みパラメータを設定し、前記
    重みが大きな領域ほど画像復元処理結果を大きく反映させることを特徴とする請求項1記
    載の超音波画像の画像復元方法。
  5. 該位置ずれを補正した前記抽出したある時点のフレームの超音波画像と前記ある時点よ
    りも前の時点におけるフレームの超音波画像とを合成することにより前記ある時点と前記
    ある時点よりも前の時点との間の時点における1フレーム分の合成超音波画像を推定して
    作成することを特徴とする請求項1記載の超音波画像の画像復元方法。
  6. 前記試料は周期的な動作を行うものであり、前記撮像して得た画像は前記試料を前記周
    期の2倍以上の時間に亘って前記周期ごとの異なるスキャン条件でスキャンして得た超音
    波画像であり、
    前記ある時点のフレームの超音波画像と該ある時点よりも前の時点におけるフレームの
    超音波画像を抽出することが、前記ある時点のフレームの超音波画像と該ある時点よりも
    1周期前の時点におけるフレームの超音波画像を抽出することであることを特徴とする請
    求項1記載の超音波画像の画像復元方法。
  7. 超音波プローブで試料をスキャンして該試料からの反射波を受信した反射波信号を受け
    る受信回路手段と、
    該受信回路手段で受信した反射波信号から超音波画像を生成する画像生成手段と、
    該画像生成手段で生成した超音波画像を復元処理する画像処理手段と、
    該画像処理手段で復元処理した超音波画像を画面上に表示する表示手段と
    を有し、
    前記画像処理手段は、前記画像生成手段で生成した超音波画像を構成する一連のフレームの超音波画像の中からある時点のフレームの超音波画像と該ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像を抽出し、該抽出した前記ある時点のフレームの超音波画像と前記ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像との位置ずれ量を算出し、該算出した位置ずれ量の情報を用いて前記抽出したある時点のフレームの超音波画像と前記ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像との間の位置ずれを補正し、復元画像を劣化させた画像と、取得した超音波画像との誤差が少なくなるようにして復元画像を求めることにより1フレーム分の合成超音波画像を復元処理することを特徴とする超音波画像の画像復元装置。
  8. 前記画像処理手段で処理する前記ある時点のフレームの超音波画像と前記抽出したある
    時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とは、前記超音波プローブを用いて超
    音波信号で試料をスキャンするときのスキャンの条件が異なる状態で得られたものである
    ことを特徴とする請求項7記載の超音波画像の画像復元装置。
  9. 前記画像処理手段で処理する前記ある時点のフレームの超音波画像と前記抽出したある
    時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とは、前記超音波プローブを用いて超
    音波信号で試料をスキャンするときのスキャンの方位又は焦点距離のうちの少なくとも一
    方が異なる状態でスキャンして得られたものであることを特徴とする請求項7記載の超音
    波画像の画像復元装置。
  10. 前記画像処理手段は、前記位置ずれを補正した前記ある時点のフレームの超音波画像と
    該ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とを合成することを、前記ある
    時点のフレームの超音波画像と該ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像
    とをそれぞれ局所的な領域に分割し,該局所的に分割された領域毎に異なる値の重みパラ
    メータを設定し、前記重みが大きな領域ほど画像復元処理結果を大きく反映させることを
    特徴とする請求項7記載の超音波画像の画像復元装置。
  11. 前記画像処理手段は、前記位置ずれを補正した前記抽出したある時点のフレームの超音
    波画像と前記ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とを合成することに
    より前記ある時点と前記ある時点よりも前の時点との間の時点における1フレーム分の合
    成超音波画像を推定して作成することを特徴とする請求項7記載の超音波画像の画像復元
    装置。
  12. 前記試料は周期的な動作を行うものであり、前記超音波プローブで撮像して得た画像は
    前記試料を前記周期の2倍以上の時間に亘って前記周期ごとの異なるスキャン条件でスキ
    ャンして得た超音波画像であり、前記画像処理手段において、前記ある時点のフレームの
    超音波画像と該ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像を抽出することが
    、前記ある時点のフレームの超音波画像と該ある時点よりも1周期前の時点におけるフレ
    ームの超音波画像を抽出することであることを特徴とする請求項7記載の超音波画像の画
    像復元装置。
  13. 超音波信号で試料をスキャンして該試料からの反射波を受信する超音波プローブと、
    前記超音波プローブで受信した反射波信号を処理して超音波画像を生成する超音波画像
    処理部と、
    を備えた超音波診断装置であって、
    前記超音波画像処理部は、
    前記反射波信号から超音波画像を生成する画像生成手段と、
    該画像生成手段で生成した超音波画像を復元処理する画像処理手段とを有し、
    前記画像処理手段は、前記画像生成手段で生成した超音波画像を構成する一連のフレームの超音波画像の中からある時点のフレームの超音波画像と該ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像を抽出し、該抽出した前記ある時点のフレームの超音波画像と前記ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像との位置ずれ量を算出し、該算出した位置ずれ量の情報を用いて前記抽出したある時点のフレームの超音波画像と前記ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像との間の位置ずれを補正し、復元画像を劣化させた画像と、取得した超音波画像との誤差が少なくなるようにして復元画像を求めることにより1フレーム分の合成超音波画像を復元処理することを特徴とする超音波診断装置。
  14. 前記画像処理手段で処理する前記ある時点のフレームの超音波画像と前記抽出したある
    時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とは、前記超音波プローブを用いて超
    音波信号で試料をスキャンするときのスキャンの条件が異なる状態で得られたものである
    ことを特徴とする請求項13記載の超音波診断装置。
  15. 前記画像処理手段で処理する前記ある時点のフレームの超音波画像と前記抽出したある
    時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とは、前記超音波プローブを用いて超
    音波信号で試料をスキャンするときのスキャンの方位又は焦点距離のうちの少なくとも一
    方が異なる状態でスキャンして得られたものであることを特徴とする請求項13記載の超
    音波診断装置。
  16. 前記画像処理手段は、前記位置ずれを補正した前記ある時点のフレームの超音波画像と
    該ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とを合成することを、前記ある
    時点のフレームの超音波画像と該ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像
    とをそれぞれ局所的な領域に分割し,該局所的に分割された領域毎に異なる値の重みパラ
    メータを設定し、前記重みが大きな領域ほど画像復元処理結果を大きく反映させることを
    特徴とする請求項13記載の超音波診断装置。
  17. 前記画像処理手段は、前記位置ずれを補正した前記抽出したある時点のフレームの超音
    波画像と前記ある時点よりも前の時点におけるフレームの超音波画像とを合成することに
    より前記ある時点と前記ある時点よりも前の時点との間の時点における1フレーム分の合
    成超音波画像を推定して作成することを特徴とする請求項13記載の超音波診断装置。
  18. 前記試料は周期的な動作を行うものであり、前記超音波プローブで撮像して得た画像は
    前記試料を前記周期の2倍以上の時間に亘って前記周期ごとの異なるスキャン条件でスキ
    ャンして得た超音波画像であり、
    前記画像処理手段は、前記ある時点のフレームの超音波画像と該ある時点よりも前の時
    点におけるフレームの超音波画像を抽出することが、前記ある時点のフレームの超音波画
    像と該ある時点よりも1周期前の時点におけるフレームの超音波画像を抽出することであ
    ることを特徴とする請求項13記載の超音波診断装置。
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