JP2014131196A - アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】送受信の感度の悪化を防ぐことができ、筐体が大型化することを抑えることで見た目がスマートになり、しかも、機器への設置がしやすいアンテナを提供する。
【解決手段】長手方向の先端側部位15の厚さ寸法が、長手方向の基端側部位13の厚さ寸法よりも小さくなっている筐体7と、導電性素子23,25が設けられ、長手方向の先端が、筐体の長手方向の先端側であって筐体の厚さ方向の一端側に位置し、長手方向の基端が、筐体の長手方向の基端側であって筐体の厚さ方向の他端側に位置して、筐体の内部に設けられた基板9と、ケーブル27が筐体の厚さ方向で基板とは反対側に位置して筐体の内部で延伸しているケーブル組立体11とを有するアンテナ1である。
【選択図】図6

Description

本発明は、アンテナに係り、特に、細長い筐体内に細長い基板が設けられているものに関する。
従来、細長い四角柱状のケース(筐体)内に、導電性素子(アンテナ素子)が設けられている細長い基板を設け、上記アンテナ素子にケーブルを接続しているアンテナが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2011−55466号公報
しかしながら、従来のアンテナでは、ケーブルの一部が筐体(ケース)内で、基板に設けられているアンテナ素子の近傍でアンテナ素子と並行して延伸しているので、ケーブルに流れる電流によって発生する磁界等の影響をアンテナ素子が受けてしまい、送受信感度が悪化するという問題がある。
また、従来のアンテナでは、筐体の厚さ寸法の値が筐体の幅寸法の値に比べて小さい一定値になっているので、コネクタを設けるスペースが乏しく、従来のアンテナをそのまま他の機器(送信機や受信機)に設置することは難しく、他の機器への設置には、たとえば別途接続用の部品等が必要になるという問題がある。
そこで、従来のアンテナにおいて筐体の厚さを厚くし、長手方向の基端部に他の機器への設置のためのコネクタを設け、接続用の部品無しで、他の機器への設置ができるようにすることも考えられる。しかし、筐体の厚さを厚くすることで、筐体が大型化するとともに見た目のスマートさが失われるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、送信機や受信機等の機器に設置されて使用される細長い形状のアンテナにおいて、送受信の感度の悪化を防ぐことができ、筐体が大型化することを抑えることで見た目がスマートになり、しかも、機器への設置がしやすいアンテナを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、長手方向の先端側部位の厚さ寸法が、長手方向の基端側部位の厚さ寸法よりも小さくなっている筐体と、長手方向の先端側に第1の導電性素子が設けられ、長手方向の基端側に第2の導電性素子が設けられ、長手方向の先端が、前記筐体の長手方向の先端側であって前記筐体の厚さ方向の一端側に位置し、長手方向の基端が、前記筐体の長手方向の基端側であって前記筐体の厚さ方向の他端側に位置して、前記筐体の内部で前記筐体に設けられた基板と、ケーブルの先端が前記基板の長手方向の中間部で前記各導電性素子に接続されており、前記ケーブルの基端にはプラグが設けられており、前記プラグの前記ケーブル側の部位が前記筐体内に位置し前記プラグの他の部位が前記筐体の基端から突出するようにして前記プラグが前記筐体の基端に設けられており、前記ケーブルが前記筐体の厚さ方向で前記基板とは反対側に位置して前記筐体の内部で延伸しているケーブル組立体とを有するアンテナである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアンテナにおいて、前記筐体の厚さ方向から見たときに、前記ケーブルの長手方向の中間部が、前記基板から離れて、前記基板の長手方向に延びているアンテナである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のアンテナにおいて、前記筐体の厚さ方向から見たときに、前記第2の導電性素子の前記第1の導電性素子側の部位は、前記ケーブル組立体のケーブルの中間部から離れた側で前記基板に設けられているアンテナである。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載のアンテナにおいて、前記筐体の内部には、前記筐体を補強するためのリブが設けられており、前記ケーブルは、前記リブによってガイドされている構成であるアンテナである。
本発明によれば、送信機や受信機等の機器に設置されて使用される細長い形状のアンテナにおいて、送受信の感度の悪化を防ぐことができ、筐体が大型化することを抑えることで見た目がスマートになり、しかも、機器への設置がしやすくなるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るアンテナの実際の使用態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るアンテナの基準となる使用態様を示す図である。 (a)は本発明の実施形態に係るアンテナの正面図であり、(b)は左側面図であり、(c)は右側面図であり、(d)は上から(先端側から)の矢視図であり、(e)は下から(基端側から)の矢視図である。 本発明の実施形態に係るアンテナの斜視図である。 本発明の実施形態に係るアンテナの正面図であって、先端側ケースの回動状態を示す図である。 図3(a)におけるVI−VI断面を示す図である。 図3(a)に示す状態から第2のケースを除去した状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るアンテナの筐体を構成する第1のケースを示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は(a)におけるVIIIB−VIIIB断面図であり、(c)は(a)におけるVIIIC−VIIIC断面図である。 本発明の実施形態に係るアンテナの筐体を構成する第2のケースを示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は(a)におけるIXB−IXB断面図であり、(c)は(a)におけるIXC−IXC断面図である。 本発明の実施形態に係るアンテナの筐体を構成する基端側ケースを示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は左側面図であり、(c)は上面図であり、(d)は下面図であり、(e)は(a)におけるXE−XE断面を示す図であり、(f)は(e)におけるXF−XF断面を示す図である。 本発明の実施形態に係るアンテナのケーブル組立体を示す図であり、(b)は(a)におけるXIB矢視図である。
本発明の実施形態に係るアンテナ1は、図1で示すように、絶縁監視装置3等の機器に設置されて使用されるものであり、アンテナ1を介して、絶縁監視装置3と基地局5との間で送受信がなされるようになっている。
アンテナ1は、図6等で示すように、筐体(ケース)7と基板9とケーブル組立体11とを備えて構成されている。
筐体7は、細長い棒状に形成されている。以下、アンテナ1において、筐体7の長手方向に対して直交する所定の一方向を幅方向とし、筐体7の長手方向と幅方向とに対して直交する方向を厚さ方向とする。
筐体7は、基端側部位13と先端側部位15とを備えて構成されており、長手方向の先端側部位15の厚さ寸法が、長手方向の基端側部位13の厚さ寸法よりも小さくなっている(図3(b)、(c)、図6等参照)。
筐体7は、たとえば、非導電性の樹脂で構成されている。筐体7は、この長手方向で、先端から基端に向かい、先端側部位15、中間部位17、基端側部位13がこの順につながってならんでいる。筐体7の外形形状は、一定の厚さの外皮19によって形成されている。したがって、筐体7の内部には空間21が形成されている。
筐体7の基端側部位13の断面形状(長手方向に対して直交する平面による断面の形状)は、正方形状の「ロ」字状になっている。筐体7の先端側部位15の断面形状(長手方向に対して直交する平面による断面の形状)は、長方形状の「ロ」字状になっている。筐体7の中間部位17の断面形状(長手方向に対して直交する平面による断面の形状)も、長方形状の「ロ」字状になっている。
ただし、筐体7の先端側部位15の断面の縦方向(筐体7の厚さ方向)の寸法は、筐体7の基端側部位13の断面の縦方向(筐体7の厚さ方向)の寸法よりも小さくなっている。
筐体7の中間部位17の断面の縦方向(筐体7の厚さ方向)の寸法は、基端側部位13から先端側部位15に向かうにしたがって次第に小さくなっている。さらに説明すると、筐体7の中間部位17の断面の縦方向の寸法は、基端側部位13と接している箇所では、基端側部位13のものと等しくなっており、先端側部位15と接している箇所では、先端側部位15のものと等しくなっている。
筐体7の先端側部位15の断面の横方向(筐体7の幅方向)の寸法と、筐体7の中間部位15の断面の横方向(筐体7の幅方向)の寸法と、筐体7の基端側部位13の断面の横方向(筐体7の幅方向)の寸法とはお互いが等しくなっている。
また、筐体7の長手方向から見ると、筐体7の先端側部位15の断面の中心と、筐体7の中間部位17の断面の中心と、筐体7の基端側部位13の断面の中心とはお互いに一致している。
これにより、筐体7の厚さ方向から見ると、筐体7は、細長い矩形状になっている(図3(a)等参照)。また、筐体7の幅方向から見ると、中間部位17は、テーパ状になっており、基端側部位13は、テーパの大径部に隣接している長方形状になっており、先端側部位15は、テーパの小径部に隣接している長方形状になっている(図3(b),(c)等参照)。
基板9には、図7等で示すように、第1の導電性素子(第1のアンテナ素子)23と第2の導電性素子(第2のアンテナ素子)25とが設けられている。第1の導電性素子23は、基板9の長手方向の先端側に設けられており、第2の導電性素子25は、基板9の長手方向の基端側に設けられている。
図6で示すように、基板9の長手方向の先端が筐体7の長手方向の先端側であって筐体7の厚さ方向の一端側に位置し、基板9の長手方向の基端が筐体7の長手方向の基端側であって筐体7の厚さ方向の他端側に位置して、基板9が、筐体7の内部で筐体7に一体的に設けられている。
基板9は、絶縁性の材料で細長い矩形な平板状に形成されている。
図7で示すように、筐体7の幅方向と基板9の幅方向とはお互いが一致している。また、アンテナ1(筐体7)の幅方向から見た場合、図6で示すように、基板9の長手方向の先端は、筐体7の長手方向の先端の近傍で筐体7の内壁(外皮19の内面)に接しており、基板9の長手方向の基端は、筐体7の長手方向の中間部位17の基端(中間部位17と基端側部位13との境界)の近傍で筐体7の内壁(外皮19の内面)から僅かに離れている。なお、基板9の長手方向の基端が筐体7の長手方向の中間部位17の基端の接している構成であってもよい。
そして、基板9は、長手方向が筐体7の長手方向に対して僅かに傾き、厚さ方向が筐体7の厚さ方向に対して僅かに傾いて、直線状に延びている。さらに、基板9の長手方向の中間部は、筐体7の中間部位17における長手方向の先端(中間部位17と先端側部位15との境界)で筐体7の内壁(外皮19の内面)からごく僅かに離れている。なお、基板9の長手方向の中間部が筐体7の内壁に接していてもよい。各導電性素子23,25は、薄い膜状になって、基板9の厚さ方向の一方の面(筐体7の厚さ方向の他端側の面)に設けられている。
ケーブル組立体11は、図11等で示すように、細長い線状のケーブル(たとえば同軸ケーブル)27とプラグ29とを備えて構成されている。そして、ケーブル27の先端が基板9の長手方向の中間部(たとえば中央部)で各導電性素子23,25に(電気的に)接続されている。
ケーブル27の基端にはプラグ(接続用端子部品)29が設けられている。プラグ29のケーブル27側の部位が筐体7内に位置し、プラグ29の他の部位が筐体7の基端から突出するようにして、プラグ29が筐体の基端に(一体的に)設けられている。
ケーブル27は、図6等で示すように、筐体7の内部で延伸している。また、ケーブル27は、基板9から離れて、筐体7の厚さ方向で基板9とは反対側に位置している。
プラグ29は、貫通孔を備えた中空なボルト31とナット33とを備えて構成されている。ボルト31の頭部35とナット33とは六角柱状に形成されている。ボルト31の頭部35が筐体7の外に位置しており、ボルト31の雄ネジ部37が筐体7の外皮19(長手方向基端の外皮)を貫通している貫通孔39を通って、筐体7の内部に浸入している。ナット33は、筐体7の内部に浸入しているボルト31の雄ネジ部37に螺合している。
そして、ボルト31の雄ネジ部27の基端に設けられている鍔部(筐体7の外部に存在している鍔部)31とナット33とで、筐体7の外皮19を挟み込んでいることで、プラグ29が筐体7と一体化している。ボルト31の頭部35は、ボルト31の鍔部41よりも、筐体7から離れている。筐体7の厚さ方向および幅方向において、筐体7の中心とプラグ29の中心とがお互いに一致している。
プラグ29を構成しているボルト31の頭部35の端には、アンテナ1が設置される機器3の端子が係合し、この係合によって、アンテナ1が、機器3に一体的に設置されるようになっている。ボルト31の雄ネジ部37の端からは、ケーブル27が延出している。
筐体7や基板9の長手方向で基板9の中央部と基板9の基端との間に存在しているケーブル27の部位(ケーブルの先端側部位)43は、図6で示すように、筐体7の厚さ方向の一端側の内壁に接するかもしくはごく僅かに離れて、筐体7内を延伸している。したがって、アンテナ1(筐体7)の幅方向から見ると、基板9における長手方向の中央部と基端との間の部位(第2の導電性素子25が設けられている部位)と、ケーブル27の先端側部位43とは、交差角度の小さい「V」字状になっている。
ケーブル27の他の部位(基端側部位)45は、ケーブル27の先端側部位43とプラグ29との間で適宜曲げられて、基板9から離れ筐体7内(筐体7の基端側部位13内)で延びている。
また、筐体7の基端側部位の内部空間21は、厚さ方向の寸法と幅方向の寸法とが、プラグ29のナット33やボルト31の頭部35の外径よりも大きくなっており、しかも、ナット33やボルト31の頭部35を回すための工具が入り込める寸法になっている。筐体7の先端側部位15の内部空間は、厚さ方向の寸法が、プラグ29のナット33やボルト31の頭部35の外径よりも小さくなっている。
なお、上記説明では、プラグ29のボルト31の頭部35が筐体7の外部に位置し、ナット33が筐体7の内部に位置しているが、逆に、プラグ29のボルト31の頭部35が筐体7の内部に位置し、ナット33が筐体7の外部に位置するように、アンテナ1(ケーブル組立体11)を構成してもよい。
アンテナ1を筐体7(アンテナ1)の厚さ方向から見ると、図7で示すように、ケーブル組立体11のケーブル27の長手方向(延伸方向)の中間部49が、基板9から離れて、基板9(筐体7)の長手方向に延びている。
また、筐体7の厚さ方向から見ると、基板9は、筐体7の幅方向一端側に偏って設けられている。そして、筐体7の厚さ方向から見ると、基板9の幅方向の他端と、筐体7の幅方向の他端側の内面との間には、ケーブル27の外径よりも僅かに広い幅の空間47が形成されており、この空間47の一部(長手方向の基端側の部位)を通って、ケーブル27の中間部49が延伸している。
ケーブル27は、前述したように先端側部位43と基端側部位45とで形成されているが、ケーブル27の中間部49は、先端側部位43のうちの基端側(プラグ29側)よりの一部の部位と、基端側部位45のうちの先端側よりの一部の部位とで形成されている。すなわち、ケーブル27は、中間部49を除く先端側部位43と、中間部49と、中間部49を除く基端側部位45とがこの順につながって、基板9からプラグ29に向かって延びている。
さらに説明すると、筐体7の厚さ方向から見ると次のようになっている。ケーブル27の先端は、回動ジョイント51(図6参照)を介し、基板9の中央部(長手方向および幅方向の中央部)であって筐体7の厚さ方向の一端側の面で、各導電性素子23,25に接続されている。ケーブル27の中間部49を除く先端側部位43は、斜めになって、中間部49まで延伸している。ケーブル27の中間部49は、前述したように、基板9から離れて基板9の長手方向に直線的に延出している。ただし、ケーブル27の中間部49は、基板9の長手方向の基端よりもさらに筐体7の基端側に所定の長さだけ延びている。ケーブル27の中間部49を除く基端側部位45は、ケーブル27の中間部49とプラグ29との間で適宜曲げられて、基板9から離れ筐体7内(筐体7基端側部位13内)で延びている。
また、筐体7の厚さ方向から見ると、筐体7の幅方向において、第1の導電性素子23の第2の導電性素子25側の部位が、ケーブル組立体11のケーブル27の中間部49とは反対側で基板9に設けられている。
同様にして、筐体7の厚さ方向から見たときに、筐体7の幅方向において、第2の導電性素子25の第1の導電性素子23側の部位が、ケーブル組立体11のケーブル27の中間部49とは反対側で基板9に設けられている。
詳しく説明すると、基板9の厚さ方向から見た場合、図7で示すように、第1の導電性素子23は、矩形状の第1の部位53と、矩形状の第2の部位55と、矩形状の第3の部位57と、矩形状の第4の部位59と、矩形状の第5の部位61とを備えて「C」字状に形成されている。
また、基板の厚さ方向から見ると、第1の導電性素子23の第1の部位53〜第5の部位61の位置関係は次のようになっている。第1の部位53は、基板9の長手方向先端側であって幅方向一端の近傍で、基板9の長手方向に長く延びている。第2の部位55は、第1の部位53の長手方向の先端から基板9の幅方向他端に向かって突出している。第3の部位57は、基板9の幅方向他端の近傍で、第2の部位55の端(第1の部位53とは反対側の端)から、基板9の長手方向基端に向かって突出している。ただし、第3の部位57の端(第2の部位55とは反対側の端)は、第1の部位53の長手方向の中央よりも第2の部位55側に位置している。第4の部位59は、第1の部位53の長手方向の基端から基板9の幅方向他端に向かって第2の部位55よりも短く突出している。第5の部位61は、基板9の幅方向のほぼ中央部で、第4の部位59の端(第1の部位53とは反対側の端)から、基板9の長手方向先端に向かって突出している。ただし、第5の部位61の端(第4の部位59とは反対側の端)は、第1の部位53の長手方向の中央よりも第2の部位55側に位置している。また、第5の部位61は第3の部位57から僅かに離れている。
これにより、筐体7の厚さ方向から見ると、第1の導電性素子23の第2の導電性素子側の部位(主に第5の部位61)は、ケーブル組立体11のケーブル27の中間部49とは反対側で基板9に設けられていることになる(基板9の幅方向で第5の部位61は第3の部位57よりもケーブル27の中間部49から離れている)。
また、基板9の厚さ方向から見ると、第2の導電性素子25も、矩形状の第1の部位63と、矩形状の第2の部位65と、矩形状の第3の部位67と、矩形状の第4の部位69と、矩形状の第5の部位71とを備えて「C」字状に形成されている。なお、第2の導電性素子25は、第1の導電性素子23から僅かに離れ、基板9の中心を通って幅方向に延びる中心線に対して第1の導電性素子23と対称に配置されている。
すなわち、基板9の厚さ方向から見ると、第2の導電性素子25の第1の部位63〜第5の部位71の位置関係は次のようになっている。第1の部位63は、基板9の長手方向基端側であって幅方向一端の近傍で、基板9の長手方向に長く延びている。第2の部位65は、第1の部位63の長手方向の基端から基板9の幅方向他端に向かって突出している。第3の部位67は、基板9の幅方向他端の近傍で、第2の部位65の端(第1の部位63とは反対側の端)から、基板9の長手方向先端に向かって突出している。ただし、第3の部位67の端(第2の部位65とは反対側の端)は、第1の部位63の長手方向の中央よりも第2の部位65側に位置している。第4の部位69は、第1の部位63の長手方向の先端から基板9の幅方向他端に向かって第2の部位65よりも短く突出している。第5の部位71は、基板9の幅方向のほぼ中央部で、第4の部位69の端(第1の部位63とは反対側の端)から、基板9の長手方向基端に向かって突出している。第5の部位71の端(第4の部位69とは反対側の端)は、第1の部位63の長手方向の中央よりも第2の部位65側に位置している。ただし、第5の部位71は第3の部位67から僅かに離れている。
これにより、筐体7の厚さ方向から見ると、第2の導電性素子25の第1の導電性素子23側の部位(主に第5の部位71)は、ケーブル組立体11のケーブル27の中間部49とは反対側で基板9に設けられていることになる(基板9の幅方向で第5の部位71は第3の部位67よりもケーブル27の中間部49から離れている。)。
また、筐体7の内部には、筐体7を補強するためのリブ73が設けられており、ケーブル27(特に、ケーブル27の中間部49)は、リブ73によってガイドされている。
ケーブル27の先端は、上述したように、回動ジョイント51を介して、第1の導電性素子23の第4の部位59と、第2の導電性素子25の第4の部位69とに接続されている。また、ケーブル27の内側導体(図示せず)が第2の導電性素子25に接続されており、ケーブル27の外側導体(図示せず)が第1の導電性素子23に接続されている。
筐体7は、先端側ケース75(第1のケース77、第2のケース79)と、基端側ケース(第3のケース)81とで構成されている。基板9は先端側ケース75内で先端側ケース75に一体的に設けられており、プラグ29は、基端側ケース81に一体的設けられている。
先端側ケース75を構成している一対の各ケース77,79同士は、お互いが係合して一体化しており、基端側ケース81に対し、基端側ケース81を通っている軸(幅方向では基端側ケース81の中央を通り長手方向では先端側の部位を通り筐体7の厚さ方向に延びている軸)C1を回動中心にして、回動位置決め自在になっている(図5等参照)。
先端側ケース75は、図5で示すように、基端側ケース81に対して所定の方向に旋回し45°、90°の角度で位置決め固定されるようになっている。
なお、回動角度が0°の状態では、図5に参照符号P1で示すようになり、回動角度が45°の状態では、図5に参照符号P2で示すようになり、回動角度が90°の状態では、図5に参照符号P3で示すようになる。
先端側ケース75は、成形のために、第1のケース77(図8参照)と第2のケース79(図9参照)とで構成されている。基板9は、第1のケース77に第2のケース79を設けるときに、各ケース77,79で挟まれて先端側ケース75に固定されるようになっている。
リブ73は、第1のケース77の外皮19の内側の面から突出しており、筐体7の長手方向に延びている。リブ73は、筐体7の長手方向で複数の分断されている(図8(a)参照)。筐体7の幅方向におけるリブ73と外皮19との間の距離の値は、ケーブル27の外径の値よりもごく僅かに小さくなっている。そして、リブ73と外皮19との間にケーブル27を差し込むことで、ケーブル27がガイドされ第1のケース77に固定される。なお、リブ73が筐体7の長手方向で複数の分断されていることで、リブ73と外皮19との間にケーブル27を差し込むときにリブ73が弾性変形しやすくなっており、リブ73と外皮19との間へのケーブル27の差し込みがしやすくなっている。
アンテナ1によれば、基端側部位13で厚く先端側部位15で薄くなっている筐体7内に、導電性素子23,25が設けられている基板9を僅かに傾けて斜めに設け、基板9から延出している同軸ケーブル27を基板9から離れるように僅かに斜め(基板9とは逆向きの斜め)に設けてあるので、同軸ケーブル27に電流が流れて磁界が発生する等しても、この影響を基板9の各導電性素子23,25が受けにくくなっており、送信や受信の感度の悪化を防ぐことができる。
また、アンテナ1によれば、筐体7の厚さが基端側部位13で厚く先端側部位15で薄くなっているので、筐体7が大型化してしまうことが抑制されており、アンテナ1が見た目にもスマートになっている。
また、アンテナ1によれば、筐体7の厚さが基端側部位13で厚くなっているので、ここにアンテナ1を設置するためのプラグ(コネクタ)29を設けることができ、このプラグ29を用いてアンテナ1を送信機や受信機等の機器3に直接設置することができ、アンテナ1の機器3への設置がしやすくなる。
また、アンテナ1によれば、上述した基板9とアンテナ1との「V」字形状による同軸ケーブル27と基板9との離反の態様(図6参照)に加えて、アンテナ1の厚さ方向から見たときも、同軸ケーブル27が基板9から離れているので(図7参照)、送受信の感度の悪化を一層抑制することができる。
また、アンテナ1によれば、アンテナ1(筐体7)の厚さ方向から見たとき、図7等で示すように、第2の導電性素子25の第1の導電性素子23側の部位(第5の部位71)が、同軸ケーブル27の中間部(アンテナの幅方向で他端側に位置している中間部)49から離れた側で基板9に設けられているので(アンテナ1の幅方向で第5の部位71が第3の部位67よりも一端側に設けられているので)、これよっても、第2の導電性素子25が同軸ケーブル27から離れていることになり、アンテナ1における送受信の感度の悪化をさらに一層抑制することができる。
また、アンテナ1によれば、筐体7の内部には筐体7を補強するためのリブ73が設けられており、同軸ケーブル27がリブ73によってガイドされているので、筐体7の構成を煩雑にすることなく、筐体7の剛性を高めることができ、しかも、同軸ケーブル27を筐体7に確実に固定することができる。
アンテナ1によれば、同軸ケーブル27の先端が回動ジョイント51を介して各導電性素子23,25に接続されているので、ケーブル組立体11が接続された基板9の筐体7への設置がしやすくなっている。
また、アンテナ1によれば、先端側ケース75が基端側ケース81に対して回動位置決め自在になっているので、アンテナ1の指向性を調整することが容易になる。
ここでアンテナ1の試験結果について説明する。
試験は、図1の状態と図2の状態とで行った。アンテナ1は、800MHz帯域の所定の周波数と、2GHz帯域の所定の周波数とが共振周波数になっている。図1は、アンテナ1の実際の使用態様を示しており、専用アタッチメント85を機器3の電源を使用して駆動し、アンテナ1から送信し基地局のアンテナ83で受信している。図2は、アンテナ1の基準となる使用態様を示しており、専用アタッチメント85を機器3の電源でなくて専用の冶具87を使用して駆動し、アンテナ1から送信し基地局のアンテナ83で受信している。
図2に示す態様では、800MHzの帯域の周波数で送信したとき、従来と同様に基板とケーブルとがくっついているアンテナでは、受信感度が−111.6dBmであり、本発明の実施形態にかかるアンテナ1では、受信感度が−112.8dBmであり、大きな差はなかった。なお、受信感度は、その値の絶対値が大きいほど、感度が良いことを示している。
図1に示す実際の使用の態様では、800MHzの周波数で送信したとき、従来と同様に基板とケーブルとがくっついているアンテナでは、受信感度が−90.3dBmであり、本発明の実施形態にかかるアンテナ1では、受信感度が−101.3dBmであり、大きな差が出た。アンテナ1のほうが、受信感度が明らかに良くなっている。
なお、2GHzの帯域の周波数で送信したときには、受信感度の差は、ほとんどでなかった。
1 アンテナ
7 筐体
9 基板
11 ケーブル組立体
13 筐体の基端側部位
15 筐体の先端側部位
23 第1の導電性素子
25 第2の導電性素子
27 ケーブル
29 プラグ
49 中間部
73 リブ

Claims (4)

  1. 長手方向の先端側部位の厚さ寸法が、長手方向の基端側部位の厚さ寸法よりも小さくなっている筐体と、
    長手方向の先端側に第1の導電性素子が設けられ、長手方向の基端側に第2の導電性素子が設けられ、長手方向の先端が、前記筐体の長手方向の先端側であって前記筐体の厚さ方向の一端側に位置し、長手方向の基端が、前記筐体の長手方向の基端側であって前記筐体の厚さ方向の他端側に位置して、前記筐体の内部で前記筐体に設けられた基板と、
    ケーブルの先端が前記基板の長手方向の中間部で前記各導電性素子に接続されており、前記ケーブルの基端にはプラグが設けられており、前記プラグの前記ケーブル側の部位が前記筐体内に位置し前記プラグの他の部位が前記筐体の基端から突出するようにして前記プラグが前記筐体の基端に設けられており、前記ケーブルが前記筐体の厚さ方向で前記基板とは反対側に位置して前記筐体の内部で延伸しているケーブル組立体と、
    を有することを特徴とするアンテナ。
  2. 請求項1に記載のアンテナにおいて、
    前記筐体の厚さ方向から見たときに、前記ケーブルの長手方向の中間部が、前記基板から離れて、前記基板の長手方向に延びていることを特徴とするアンテナ。
  3. 請求項2に記載のアンテナにおいて、
    前記筐体の厚さ方向から見たときに、前記第2の導電性素子の前記第1の導電性素子側の部位は、前記ケーブル組立体のケーブルの中間部から離れた側で前記基板に設けられていることを特徴とするアンテナ。
  4. 請求項2または請求項3に記載のアンテナにおいて、
    前記筐体の内部には、前記筐体を補強するためのリブが設けられており、前記ケーブルは、前記リブによってガイドされている構成であることを特徴とするアンテナ。
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