JP2014130112A - 走査露光用マイクロレンズアレイの検査装置及び検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】走査露光用マイクロレンズアレイにおける光透過率の均一性を検査するに際して、簡易且つ迅速な判断を精度良く行う。
【解決手段】走査露光用マイクロレンズアレイの検査装置1は、検査対象のマイクロレンズアレイMに光を照射する光源2と、マイクロレンズアレイMの全体又は一部を透過した光を走査露光の走査方向に沿って線状に集光する集光光学系3と、集光光学系3によって集光された線像を撮像する検査用カメラ4と、検査用カメラ4によって得た画像によってマイクロレンズアレイMの照度均一性を評価する評価手段5とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】走査露光用マイクロレンズアレイの検査装置1は、検査対象のマイクロレンズアレイMに光を照射する光源2と、マイクロレンズアレイMの全体又は一部を透過した光を走査露光の走査方向に沿って線状に集光する集光光学系3と、集光光学系3によって集光された線像を撮像する検査用カメラ4と、検査用カメラ4によって得た画像によってマイクロレンズアレイMの照度均一性を評価する評価手段5とを備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、走査露光用マイクロレンズアレイの検査装置及び検査方法に関するものである。
マイクロレンズアレイを用いた露光装置は、光源から出射された光をマイクロレンズアレイの単レンズ毎に集光して被露光面に照射して露光処理や画像形成を行う。例えば、下記特許文献1に記載された露光装置(画像形成装置)は、マイクロレンズアレイの単レンズが複数の発光素子から出射された光ビームを被露光面となる像面に向けて結像している。そして、光源及びマイクロレンズアレイを被露光面に対して一方向に相対移動させて走査露光を行うものでは、マイクロレンズアレイの単レンズ毎に集光された複数の光ビームによって被露光面にストライプ状の露光パターンが形成される。
前述したマイクロレンズアレイを用いる走査露光装置では、マイクロレンズアレイにおける各単レンズの光透過特性にばらつきがあると、それが原因で露光面での照度ムラが生じ均一な露光処理や画像形成を行うことができなくなる。このような不具合を解消するためには、マイクロレンズアレイの単レンズが均一な光透過特性を有しているか否かを検査することがなされており、マイクロレンズアレイに照度不均一の不具合がある場合には、マイクロレンズアレイを照度均一性の高いものに交換することが必要になる。
このための検査装置としては、図1に示す装置が考えられる。この検査装置は、光源J1から出射した所定口径の光ビームL1をビームエキスパンダー(拡径光学系)J2によってマイクロレンズアレイM全体又は一部に拡径し、マイクロレンズアレイMを透過した光L2を検査用カメラJ3で撮像することで、マイクロレンズアレイMの単レンズ毎に集光した光による二次元的な受光量分布画像を得る。
このような検出画像によってマイクロレンズアレイMにおける光透過特性の均一性を判断しようとすると、マイクロレンズアレイMのレンズ配列が複雑になっているため、検出画像を目視しただけでは光透過特性の均一性を精度良く判断できない問題があった。また、画像処理によって判断することも考えられるが、レンズ配列の複雑さから均一性の数値化が複雑になり、簡易且つ迅速に判断することができない問題があった。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、走査露光用マイクロレンズアレイの照度均一性を検査するに際して、簡易且つ迅速な判断を精度良く行うこと、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明による走査露光用マイクロレンズの検査装置及び検査方法は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
検査対象のマイクロレンズアレイに光を照射する光源と、前記マイクロレンズアレイの全体又は一部を透過した光を走査露光の走査方向に交差する線状に集光する集光光学系と、前記集光光学系によって集光された線像を撮像する検査用カメラと、前記検査用カメラによって得た画像によって前記マイクロレンズアレイの照度均一性を評価する評価手段とを備えることを特徴とする走査露光用マイクロレンズアレイの検査装置。
検査対象のマイクロレンズアレイの全体又は一部を透過した光を集光光学系によって走査露光の走査方向に交差する線状に集光し、前記集光光学系によって集光された線像を検査用カメラで撮像し、前記検査用カメラによって得た画像の前記線像に沿った受光強度分布によって前記マイクロレンズアレイの照度均一性を評価することを特徴とする走査露光用マイクロレンズアレイの検査方法。
このような特徴を有する本発明によると、走査露光の走査方向に沿って並べられた複数の単レンズを透過した光が線像の一部に集光されることになるので、線像の一次元的な受光強度分布がマイクロレンズアレイの検査範囲全体の二次元的な照度分布を集約したものになる。よって、マイクロレンズアレイを透過した光で走査露光を行う際に、走査方向に沿った積算照度が均一であるか否かは前述した線像の一次元的な受光強度分布に反映されることになり、この一次元的な受光強度分布が基準分布と一致するか否かでマイクロレンズアレイの良否を簡易に評価することができる。
前述した一次元的な受光強度分布が基準分布と一致するか否かの判断はグラフ表示による目視判断や比較的簡単な比較処理によって精度良く行うことができるので、走査露光用マイクロレンズアレイにおける照度均一性を検査するに際して、簡易且つ迅速な判断を精度良く行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。図2は走査露光装置による露光状況を示した説明図であり、図3は、走査露光用マイクロレンズアレイを示した平面図である。走査露光装置Aは、光源A1、マスクA2、マイクロレンズアレイMを備えており、光源A1から出射されマスクA2を透過した光をマイクロレンズアレイMによって集光し、被露光面である基板B上に照射している。ここで、基板BはY方向を長手方向とする長尺な被露光面を有しており、走査露光装置Aは、Y方向に平行な走査方向Sに沿って光源A1とマイクロレンズアレイMを移動させることで走査露光を行っている。図示の例では、光源A1とマイクロレンズアレイMを移動させているが、これらを固定して基板BをY方向と逆向きに移動させることでも同様の走査露光を行うことができる。
図3に示すように、マイクロレンズアレイMは、複数の単レンズMaが平面的に分散配置されている。単レンズMaは、走査方向Sに平行な複数の線S1〜S9上に配置されており、各線上の単レンズMaの数は全て同じ数(図示の例では4個)だけ配置されている。このようなマイクロレンズアレイMをY方向に移動させながら走査露光を行うことで、線S1〜S9に沿ったストライプ状の露光パターンが形成され、各露光パターンには、同じ数の単レンズMaを透過した光による多重露光がなされることになる。
このため、各露光パターンを均一な照度で露光するためには、線S1〜S9毎の積算照度を全て等しくする必要があり、各単レンズMaの光透過特性に不均一があると、それによって露光ムラが生じることになる。例えば、線S7上の一つの単レンズMa(1)の光透過特性が他の単レンズMaに比べて低い場合には、線S7に沿った露光パターンの積算照度が他の露光パターンに比べて低くなり、線S7に沿って線状の露光ムラが生じることになる。このような露光ムラの原因となるマイクレンズアレイMの照度不均一を検査するための装置及び方法が本発明の実施形態である。
図4は、本発明の実施形態に係る走査露光用マイクロレンズアレイの検査装置を示した説明図である。検査装置1は、光源2、集光光学系3、検査用カメラ4、評価手段5を基本構成として備えている。また、光源2から出射した光を検査対象のマイクロレンズアレイMに照射するための光学系6を必要に応じて備えている。
光源2は、検査用の光(光ビーム)Lを出射するものであり、レーザーやランプなどを用いることができる。検査用の光ビームLとしては、所定の口径を有して、その口径内での照度分布が均一なものが好ましい。光源2の一部として照度分布を均一化するための光学系など(照度均一化手段)を付加することができる。
光学系6は、所定口径の光ビームLをマイクロレンズアレイMの検査範囲に照射するためのものであり、必要に応じて光源2から出射される光ビームLを拡径(又は縮径)してマイクロレンズアレイMの検査範囲に照射する。マイクロレンズアレイMの検査範囲は、マイクロレンズアレイMの全体(全ての単レンズMaが含まれる範囲)であってもその一部(一部の単レンズMaが含まれる範囲)であってもよい。
集光光学系3は、マイクロレンズアレイMの全体又は一部を透過した光を走査露光の走査方向(S方向)と交差する線状に集光する光学系である。集光光学系3はシリンドリカルレンズ3Aによって構成することができる。シリンドリカルレンズ3Aは、走査方向Sに沿った方向のみに集光機能を備えており、これによって、マイクロレンズアレイMを透過した光を走査方向Sと交差する(直交する)方向に沿った線状に集光することができるものである。
検査用カメラ4は、集光光学系3によって集光された線像を撮像するもの、この線像の画像情報をX方向に沿った受光強度分布として出力できるものであればよい。この検査用カメラ4は2次元画像情報を出力できる撮像センサや、一次元画像情報を出力できるラインセンサなどで構成することができる。
評価手段5は、検査用カメラ4によって得た画像(画像情報)によってマイクロレンズアレイMの照度均一性を評価する機能を有するものであり、画像情報を処理する演算処理手段、画像情報を表示する表示手段などによって構成することができる。評価手段5は、例えば、検査用カメラ4によって得た画像の線像に沿った受光強度分布を基準分布と比較することで評価することができる。また、評価手段5は、例えば、検査用カメラ4によって得た画像の線像に沿った受光強度分布を表示する表示手段を備えることができる。
図5は、本発明の実施形態における評価手段の機能を示す説明図である。ここでは、評価手段5は、検査用カメラ4によって得た画像の線像に沿った受光強度分布をグラフ表示する機能を有しており、横軸をX方向、縦軸を相対強度としたグラフで示している。ここでの相対強度とは、適正な均一照度分布を示す基準分布に対する受光強度分布の比を示している。すなわち、評価手段5が図5(a)に示すようにX方向に沿って一定値「1」を示すグラフを表示する場合には、均一照度分布を示す基準分布と受光強度分布が一致することを示しており、この表示によってマイクロレンズアレイMの照度均一性を良と判断することができる。
一方、図5(b)に示すように、相対強度が「1」から外れる分布を示した場合には、「1」から外れたX方向の範囲に光透過特性が不良の単レンズMaが存在することが示されていることになる。図示の例では、図3におけるS6〜S9の範囲で光透過特性が不良の単レンズMaが存在することが示されている。
走査露光用のマイクロレンズアレイMにおける照度均一性を評価するには、不良の単レンズMaが何処にあるかを正確に知る必要性は低く、不良の単レンズMaの存在によって露光ムラが生じる可能性があることが分かれば十分である。図5に示した評価手段5の出力例によると、表示出力を目視するだけで簡易に照度均一性の良否を判断することができ、走査露光用マイクロレンズアレイMの照度均一性を検査するに際して、簡易且つ迅速な判断を精度良く行うことができる。
検査装置1を用いた走査露光用マイクロレンズアレイの検査方法は、検査対象のマイクロレンズアレイMの全体又は一部を透過した光を集光光学系3によって走査露光の走査方向に交差する線状に集光し、集光光学系3によって集光された線像を検査用カメラ4で撮像し、検査用カメラ4によって得た画像の線像に沿った受光強度分布によってマイクロレンズアレイMの照度均一性を評価する。このような検査方法によると、複数の単レンズからなるマイクロレンズアレイに点在する単レンズの光透過性不良を一次元的な受光強度分布によって簡易に見つけることができる。また、走査露光の走査方向に交差する方向に沿った線像の受光強度分布によってマイクロレンズアレイMの照度均一性を評価するので、受光強度分布の凹凸によってマイクロレンズアレイMの照度不均一がどのように露光ムラに影響するかが一目で分かり、迅速に良否判定を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1:検査装置,2:光源,3:集光光学系,4:検査用カメラ,
5,評価手段,6:光学系
5,評価手段,6:光学系
Claims (4)
- 検査対象のマイクロレンズアレイに光を照射する光源と、
前記マイクロレンズアレイの全体又は一部を透過した光を走査露光の走査方向に交差する線状に集光する集光光学系と、
前記集光光学系によって集光された線像を撮像する検査用カメラと、
前記検査用カメラによって得た画像によって前記マイクロレンズアレイの照度均一性を評価する評価手段とを備えることを特徴とする走査露光用マイクロレンズアレイの検査装置。 - 前記評価手段は、前記画像の前記線像に沿った受光強度分布を基準分布と比較することで評価することを特徴とする請求項1に記載された走査露光用マイクロレンズアレイの検査装置。
- 前記評価手段は、前記画像の前記線像に沿った受光強度分布を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載された走査露光用マイクロレンズアレイの検査装置。
- 検査対象のマイクロレンズアレイの全体又は一部を透過した光を集光光学系によって走査露光の走査方向に交差する線状に集光し、前記集光光学系によって集光された線像を検査用カメラで撮像し、
前記検査用カメラによって得た画像の前記線像に沿った受光強度分布によって前記マイクロレンズアレイの照度均一性を評価することを特徴とする走査露光用マイクロレンズアレイの検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012289067A JP2014130112A (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | 走査露光用マイクロレンズアレイの検査装置及び検査方法 |
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Publications (1)
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JP2014130112A true JP2014130112A (ja) | 2014-07-10 |
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JP2012289067A Pending JP2014130112A (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | 走査露光用マイクロレンズアレイの検査装置及び検査方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106226037A (zh) * | 2016-08-20 | 2016-12-14 | 南京理工大学 | 一种大孔径微光像增强器成像均匀性测试装置 |
CN114279690A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-05 | 中国科学院光电技术研究所 | 一种用于微复眼透镜阵列元件测量的傅里叶变换物镜 |
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2012
- 2012-12-28 JP JP2012289067A patent/JP2014130112A/ja active Pending
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