JP2014129124A - 容器のキャップシール装置 - Google Patents

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Mitsuaki Yamamoto
光昭 山本
Koichiro Numata
光一郎 沼田
Yoshihisa Toya
良尚 遠矢
Shinobu Ueno
忍 上野
Hiroshi Okada
博 岡田
Akira Yamamae
朗 山前
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Abstract

【課題】不良品の発生率を低下させることが可能なキャップシール装置を提供する。
【解決手段】シュリンクフィルム200を熱収縮させて樽100のスピアバルブ121を封緘するキャップシール装置1であって、樽100の側面両側から支持して樽100の位置を調整する一対の位置調整機構2を有し、一対の位置調整機構2には、樽100の側面の一方側から支持する第1支持部11、及び他方側から支持する第2支持部12と、容器を支持する第1支持位置P1と、樽100から後退する第1後退位置P2との間で第1支持部11を往復駆動させる第1駆動装置13と、樽100を支持する第2支持位置P3と、樽100から後退する第2後退位置P4との間で第2支持部12を往復駆動させる第2駆動装置15とを備え、第1支持部11が第1支持位置P1に到達した後に、第2支持部12が第2支持位置P3に到達するように各駆動装置13、15を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、容器の口部に封をするためのキャップシール装置に関する。
飲料や食品、調味料、医薬品、化粧品等の容器の口部を被覆して封緘性を高めたキャップシールが知られている(例えば特許文献1〜3参照)。これらのキャップシールは、シュリンクフィルムを利用するものである。
特開2007−168829号公報 特開2008−50015号公報 実公平05−020692号公報
シュリンクフィルムを利用する場合、フィルムを熱収縮させる機構が装置に設けられ、口部にあてがわれたフィルムが熱収縮する。熱収縮させるときにシュリンクフィルムと容器との相対関係がずれていると、不良品が生じるおそれがある。
そこで、本発明は不良品の発生率を低下させることが可能なキャップシール装置を提供することを目的とする。
本発明のキャップシール装置は、シュリンクフィルム(200)を熱収縮させて容器(100)の口部(121)を封緘するキャップシール装置(1)であって、容器の側面両側から支持して容器の位置を調整する一対の位置調整機構(2)と、前記一対の位置調整機構の駆動を制御する駆動制御手段(50)と、を備え、前記一対の位置調整機構には、容器の側面の一方側から支持する第1支持部(11)、及び他方側から支持する第2支持部(12)と、容器を支持する第1支持位置(P1)と、容器から後退する第1後退位置(P2)との間で前記第1支持部を往復駆動させる第1駆動装置(13)と、容器を支持する第2支持位置(P3)と、容器から後退する第2後退位置(P4)との間で前記第2支持部を往復駆動させる第2駆動装置(15)と、が設けられ、前記駆動制御手段が、前記第1支持部が前記第1支持位置に到達した後に、前記第2支持部が前記第2支持位置に到達するように前記第1駆動装置及び前記第2駆動装置を制御するものである。
本発明のキャップシール装置によれば、容器の位置を調整するに際し、第1支持部及び第2支持部の容器への接触タイミングがそれぞれ異なるので、各支持部が押し合うことなく安定して位置の調整をすることができる。よって、位置ずれを原因とする不良品の発生率を低下させることができる。
本発明のキャップシール装置の一形態において、前記第1駆動装置が、前記第2駆動装置よりも大きい速度で駆動されてもよい。これによれば、各駆動装置の動作に差が生じて容器への接触タイミングがずれる。
本発明のキャップシール装置の一形態において、前記第1支持部は、容器の側面の中央部を支持する中央部支持部材(22)、及び前記側面の下部を支持する下部支持部材(23)を有し、前記第2支持部は、容器の側面を支持する側面支持部材(32)と、前記側面支持部材を高さ方向に位置調整可能な位置調整部材(16)と、を有していてもよい。これによれば、第1支持部及び第2支持部が容器の側面中央部を支持することができるので、容器の安定性を向上させることができる。
本発明のキャップシール装置の一形態において、前記第1駆動装置を位置調整可能に固定する固定部材(14)を備え、前記固定部材には、前記第1支持部の駆動方向の位置を調整する駆動方向調整部材(14c)と、前記駆動方向に対して直交する方向の位置を調整する直交方向調整部材(14d)と、が設けられていてもよい。これによれば、容易に第1駆動装置の位置調整をすることができる。
本発明のキャップシール装置の一形態において、前記口部に設置されるシュリンクフィルム(200)の前記口部の上面に位置する第1の領域(A)に対して、前記第1の領域の周囲に設けられた第2の領域(B)を収縮させるための熱から保護する第1保護部材(41)と、前記第2の領域の一部の加熱を制限する第2保護部材(43)と、をさらに備え、前記第2保護部材が、容器の上部に形成される凹凸形状に応じて形状が変化するように設けられていてもよい。これによれば、容器の形状に応じてシュリンクフィルムの第2の領域を熱から保護することができる。
なお、本発明のキャップシール装置の一形態において、第1駆動装置が、第2駆動装置よりも大きい圧力で駆動されてもよい。これによれば、第1駆動装置が第2駆動装置よりも大きい圧力で駆動されるので、各駆動装置の動作に差が生じて容器への接触タイミングがずれる。また、中央部支持部材が設けられた形態において、中央部支持部材が、高さ方向に延びる軸(21)に設けられ、その軸に沿って移動可能なコロ部材(22)であってもよい。これによれば、コロ部材が上下に移動するので容器に凸部がある場合でもその部分を自ら避けて位置調整することができる。また、本発明のキャップシール装置の一形態において、第2保護部材が、複数の部材(44a、44b、44c)に分割して構成され、各部材が上下方向に移動可能に設けられていてもよい。これによれば、容器の形状に応じて第2保護部材が移動するので、シュリンクフィルムの第2の領域を熱から保護することができる。
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
以上、説明したように、本発明のキャップシール装置においては、容器の位置を調整するに際し、第1支持部及び第2支持部の容器への接触タイミングがそれぞれ異なるので、各支持部が押し合うことなく安定して位置の調整をすることができる。よって、位置ずれを原因とする不良品の発生率を低下させることができる。
樽を示す斜視図。 本発明の一形態に係るキャップシール装置の要部を示す概略図。 第1駆動装置の位置を調整可能に固定する固定部の斜視図。 シュリンクフィルムの上面図。 加熱制限部の側面図。 一対の位置調整機構の動作の一連の様子を示した図。 加熱制限部を示す斜視図。
以下、本発明の一形態に係るキャップシール装置について説明する。まず、図1を参照して容器としての樽100について説明する。樽100は、ビール等の飲料が内容物として充填される容器として市場に流通し、内容物が消費されてその後回収される。回収後は、樽100の洗浄、検査等の工程を経て新たな内容物が充填されて再び流通する。樽100は、内容物が充填される胴部110と、胴部110の上下のそれぞれに位置する上スカート部111及び下スカート部112とを有している。樽100の天面120には、口金が設けられ、口金には、口部としてのスピアバルブ121が取り付けられている。スピアバルブ121は、口金から樽100内に延びて内容物を取り出すために使用される開閉可能な周知の弁装置である。スピアバルブ121は、シュリンクフィルム200で封緘されて出荷される。
図2は、キャップシール装置1の要部を示す概略図である。キャップシール装置1は、樽100の胴部110両側から支持して位置を調整する一対の位置調整機構2と、スピアバルブ121をシュリンクフィルム200で封緘するシール機構3とを備えている。一対の位置調整機構2には、搬送コンベア4上を搬送される樽100の側面の一方側から支持する第1支持部11と、他方側から対向するようにして支持する第2支持部12と、樽100を支持する第1支持位置P1と、樽100から後退した第1後退位置P2との間で第1支持部11を往復駆動させる第1駆動装置13と、第1駆動装置13を位置調整可能に固定する固定部材としての固定部14と、樽100を支持する第2支持位置P3と、樽100から後退した第2後退位置P4との間で第2支持部12を往復駆動させる第2駆動装置15と、第2駆動装置15を軸線AX方向(高さ方向)の位置を調整する位置調整部材16とが設けられている。
第1支持部11は、樽100の軸線AX方向に並行する回転軸21の回りに回転可能に設けられ、樽100の胴部110を支持する中央部支持部材としての第1コロ22、及び樽100の下スカート部112を支持する下部支持部材としての第2コロ23と、回転軸21を支持する支持部材24とを有している。第1支持部11には、回転軸21、第1コロ22及び第2コロ23がそれぞれ2個ずつ設けられている。第1コロ22は、回転軸21に沿って移動可能に設けられ、かつ回転軸21の所定の位置でその移動が制限される。第1駆動装置13は、支持部材24に連結され、第1及び第2コロ22、23を駆動させる。第1駆動装置13は、一例としてエアシリンダ等のアクチュエータで構成される。また、第1駆動装置13には、圧力を調整するレギュレータ(不図示)が取り付けられている。
図3は、第1駆動装置13の位置を調整可能に固定する固定部14の斜視図である。固定部14は、第1駆動装置13を固定するT字型の部材で、第1駆動装置13を取り付ける取付け部14aと、固定部14を搬送コンベア4に隣接するベースプレート5に設置する設置部14bとを有している。取付け部14aには、第1支持部11の駆動方向D1に沿って駆動方向調整部材としての長孔14cが設けられている。また、設置部14bには、駆動方向D1に対して直交する方向(搬送方向)D2に沿って直交方向調整部材としての長孔14dが設けられている。長孔14cを介してねじ14eにより固定部14に第1駆動装置13が固定されるとともに、長孔14dを介してねじ14eにより固定部14がベースプレート5に固定される。このとき、各長孔14c、14dにより、第1駆動装置13の駆動方向D1と搬送方向D2との位置を別個に調整しながら固定することができる。長孔14c、14dは、適宜の個数設けられる。
図2に戻って、第2支持部12は、樽100の軸線AX方向に並行する回転軸31の回りに回転可能に設けられ、樽100の胴部110を支持する側面支持部材としての第3コロ32と、回転軸31を支持する支持部材33とを有している。第2支持部12には、回転軸31及び第3コロ32がそれぞれ2個ずつ設けられている。第2駆動装置15は、支持部材33に連結され、第3コロ32を駆動させる。第2駆動装置15も第1駆動装置13と同様に、各種のアクチュエータで構成される。位置調整部材16は、所定の高さに第2駆動装置15を調整して固定する。位置調整部材16は、駆動機構で位置調整可能に実現されてもよいし、ねじ等で所定位置に手動で固定されるように実現されてもよい。
シール機構3は、樽100に取り付けられた状態のスピアバルブ121をシュリンクフィルム200で封緘する。まず、シュリンクフィルム200を説明する。図4は、シュリンクフィルム200の上面図である。シュリンクフィルム200は、略正方形状のポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂で形成されたフィルムである。シュリンクフィルム200は、ロール状に巻かれたフィルムロールから適宜の大きさに切り出されて使用される。シュリンクフィルム200の切り出し時に、シュリンクフィルム200には、切込み201が設けられる。シュリンクフィルム200には、スピアバルブ121を封緘する際にスピアバルブ121の天面121a(図1参照)に位置する第1の領域Aと、第1の領域Aの周囲に設けられる第2の領域B(図4の無地の領域)とが設けられている。第2の領域Bが加熱されることによりシュリンクフィルム200が収縮してスピアバルブ121が封緘される。
第2の領域Bの一部には、加熱を制限して収縮の程度が異なる収縮制限部Cが形成される。第2の領域Bと収縮制限部Cとの境界の一部に上述した切込み201が設けられる。切込み201は、第1の領域Aの周縁で形成される半径aの円内に切込み201から延びる延長線が進入する位置、かつ半径dの円に端部が接する位置に設けられる。半径dの円で示す範囲は、スピアバルブ121の天面121a及び側面121bを覆う範囲を着色等の印刷で区別した印刷領域Dである。印刷領域Dに含まれる第1の領域Aには、内容物の情報等の必要な情報が印刷されている。従って、シュリンクフィルム200は封緘機能とともにラベル機能を有している。また、印刷領域Dに切込み201の端部が接するように設けられているので、開封時に切込み201から延びる切れ目が第1の領域Aを通過してシュリンクフィルム200を剥がしやすくさせる。
シール機構3には、第1の領域Aを熱から保護する第1保護部材としての保護部材41と、スピアバルブ121に設置したシュリンクフィルム200に対して第2の領域Bをスピアバルブ105の側面に沿って曲げるリング42と、収縮制限部Cへの加熱を制限する第2保護部材としての加熱制限部43と、保護部材41及びリング42をそれぞれ上下方向に駆動する駆動機構(不図示)と、シュリンクフィルム200の第2の領域Bを加熱する加熱装置(不図示)とが設けられている。保護部材41は、スピアバルブ121の天面121aを覆うように円盤状に設けられている。保護部材41は、スピアバルブ121に設置されるシュリンクフィルム200に接触して保護する接触位置と退避位置との間で往復移動可能に設けられる。リング42は、スピアバルブ121の直径よりも大きい直径を有し、スピアバルブ121の周囲に設置される。リング42を下方に移動させることで、スピアバルブ121の天面121aに設置されたシュリンクフィルム200を側面121bに沿って曲げる。リング42には、加熱制限部43が設けられている。
図5は、加熱制限部43の側面図である。加熱制限部43は、シュリンクフィルム200の収縮制限部Cと接触する保護部材44と、保護部材44を上下方向に移動可能に支持する支持部材45と、リング42に固定される固定部材46とを有している。保護部材44は、3個に分割されて設けられ、特に区別して説明する場合には、参照符号44a、44b、44cを付すことがある。保護部材44がシュリンクフィルム200と接触する面には、フッ素スポンジ44aが設けられる。フッ素スポンジ44aは、シュリンクフィルム200との加熱制限部43との滑りを防止する。支持部材45は、ばね等で構成され、保護部材44の上下方向の移動を可能にする。固定部材46は、リング42に保護部材44及び支持部材45を固定するもので、ねじ等で構成される。加熱装置は、熱風を送出する公知の装置で、シュリンクフィルム200を熱収縮させる。
キャップシール装置1には、駆動制御手段としての制御装置50が設けられる。制御装置50は、マイクロプロセッサと、そのマイクロプロセッサの動作に必要な内部記憶装置等の周辺装置を組み合わせたコンピュータユニットとして構成されている。制御装置50は、一対の位置調整機構2と、シール機構3と接続される。制御装置50は、一対の位置調整機構2の第1駆動装置13及び第2駆動装置15の駆動を制御する。また、制御装置50はシール機構3の保護部材41及びリング42の駆動を制御する。
一対の位置調整機構2の動作を説明する。一対の位置調整機構2は、搬送されてくる樽100の位置を調整する。樽100の位置を調整することで、シュリンクフィルム200との位置がずれずに封緘することができる。一対の位置調整機構2の第1駆動装置13及び第2駆動装置15を駆動すると、第1支持部11及び第2支持部12が樽100に向かって移動する。第1駆動装置13にはレギュレータ(不図示)が取り付けられており、第1駆動装置13の動作圧力が減圧され、動作速度が遅くなっている。一例として、第1駆動装置13の動作圧力は0.25[MPa]、第2駆動装置15の動作圧力は0.50[MPa]に設定される。
図6は、一対の位置調整機構2の動作の一連の様子を示した図である。一対の位置調整機構2の間に樽100が搬送されると(図6の(A))、第1駆動装置13及び第2駆動装置15が同時に駆動する。駆動圧力(動作速度)の差により、第2支持部12が先に第2後退位置P4から第2支持位置P3へ移動して樽100に接触する(図6の(B))。第2支持部12には、第3コロ32が左右方向に2個設けられている。第3コロ32が樽100の胴部110に接触して位置を調整する。その後、第1支持部11が第1後退位置P2から第1支持位置P1へ移動して樽100に接触する(図6の(C))。第1支持部11には、上下左右方向にそれぞれ2個ずつ計4個のコロ22、23が設けられ、樽100の位置を調整する。第1コロ22が樽100の胴部110を支持し、第2コロ23が下スカート部112を支持するので安定した位置調整を実現する。特に、第1コロ22は、回転軸21に沿って上下方向に移動可能であり、第1コロ22が樽100に接触したときに胴部110と下スカート部112との間にある凸部113に接触すると、上方向に第2コロ22が移動する。従って、第1コロ22が凸部113に接触したままで位置調整されることを回避することができる。
樽100に凹みがあり、自立させた状態で斜めに傾いていると樽100の軸線AXを鉛直方向に調整しなければならないが、本発明では、樽100の胴部110を両側から支持することで確実にセンタリングすることができる。また、第1支持部11及び第2支持部12のそれぞれの動作圧力を変更することで支持部11、12同士の押合いを防止し、さらに接触タイミングをずらすことで樽100の位置調整を安定化させることができる。このように、樽100の変形が原因による位置ずれに対して、第1駆動装置13及び第2駆動装置15の駆動圧力に差を設けて、常に圧力の高い側の駆動装置がフルストロークとなって、位置が決定するようにする。さらに、位置調整部材16により、樽100の形状に応じて第2支持部12の位置を調整できるので、確実に樽100を固定できる。
図7は、加熱制限部43を示す斜視図である。図7では、シュリンクフィルム200を押しつけて加熱を制限している様子を示している。図7で示す樽100には、天面120に凸部122が設けられている。保護部材44が3個に分かれているので、保護部材44を押し下げたときに、支持部材45により天面120の凹凸に応じて保護部材44が押し返される(図7の場合は、保護部材44a、44cが押し返されている。)。一方で、凸部122が設けられていない位置に対応する保護部材44bは奥まで移動できるので、シュリンクフィルム200を確実に熱から保護することができる。また、一対の位置調整機構2がスピアバルブ121の位置をずれないように調整するので、シュリンクフィルム200とのずれが生じず不良品の発生率が低下させることができる。
本発明は、上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、本形態では、容器として樽100で説明したがこれに限られない。各種のペットボトルや壜等の口部の封緘に適用することができる。また、上述した形態では、加熱制限部43の保護部材44が3個に分割されている例で説明したがこれに限られない。分割される個数は2個であっても4個以上であってもよい。樽100の天面120に設けられた凹凸の形状に合わせて設ければよい。保護部材44を分割しなくてもよく、スポンジ等の柔らかな素材を採用して使用時に保護部材44が変形するようにしてもよい。また、第1駆動装置13及び第2駆動装置15が同時に駆動するとして説明したが、装置の構成に応じ駆動タイミングは、適宜変更してよい。例えば、駆動タイミングをずらしつつ、同じ圧力で動作させてもよい。適宜の変更が可能である。
1 キャップシール装置
2 一対の位置調整機構
3 シール機構
11 第1支持部
12 第2支持部
13 第1駆動装置
15 第2駆動装置
50 制御装置(駆動制御手段)
100 容器(樽)
121 口部(スピアバルブ)
200 シュリンクフィルム
P1 第1支持位置
P2 第1後退位置
P3 第2支持位置
P4 第2後退位置

Claims (5)

  1. シュリンクフィルムを熱収縮させて容器の口部を封緘するキャップシール装置であって、
    容器の側面両側から支持して容器の位置を調整する一対の位置調整機構と、
    前記一対の位置調整機構の駆動を制御する駆動制御手段と、を備え、
    前記一対の位置調整機構には、
    容器の側面の一方側から支持する第1支持部、及び他方側から支持する第2支持部と、
    容器を支持する第1支持位置と、容器から後退する第1後退位置との間で前記第1支持部を往復駆動させる第1駆動装置と、
    容器を支持する第2支持位置と、容器から後退する第2後退位置との間で前記第2支持部を往復駆動させる第2駆動装置と、
    が設けられ、
    前記駆動制御手段が、前記第1支持部が前記第1支持位置に到達した後に、前記第2支持部が前記第2支持位置に到達するように前記第1駆動装置及び前記第2駆動装置を制御するキャップシール装置。
  2. 前記第1駆動装置が、前記第2駆動装置よりも大きい速度で駆動される請求項1に記載のキャップシール装置。
  3. 前記第1支持部は、容器の側面の中央部を支持する中央部支持部材、及び前記側面の下部を支持する下部支持部材を有し、
    前記第2支持部は、容器の側面を支持する側面支持部材と、前記側面支持部材を高さ方向に位置調整可能な位置調整部材と、を有している請求項1又は2に記載のキャップシール装置。
  4. 前記第1駆動装置を位置調整可能に固定する固定部材を備え、
    前記固定部材には、前記第1支持部の駆動方向の位置を調整する駆動方向調整部材と、前記駆動方向に対して直交する方向の位置を調整する直交方向調整部材と、が設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載のキャップシール装置。
  5. 前記口部に設置されるシュリンクフィルムの前記口部の上面に位置する第1の領域に対して、前記第1の領域の周囲に設けられた第2の領域を収縮させるための熱から保護する第1保護部材と、
    前記第2の領域の一部の加熱を制限する第2保護部材と、
    をさらに備え、
    前記第2保護部材が、容器の上部に形成される凹凸形状に応じて形状が変化するように設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載のキャップシール装置。
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