JP2014128550A - 生体情報検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体の体格にあわせて固定手段の実効長を調節でき、所定の押圧力により電極を生体の表面に接触させて安定した検出性を確保できる生体情報検出装置を提供する。
【解決手段】装置本体2と、装置本体2と一体的に設けられ、一対の電極7a,7bを有する心拍検出部3a,3bと、伸縮可能な帯状の部材により形成され、装置本体2および心拍検出部3a,3bを使用者に装着するための固定バンド80と、を備え、固定バンド80は、固定バンド80の実効長を調節可能な調節部30を有し、調節部30は、装置本体2および心拍検出部3a,3bが使用者に装着可能となるように、固定バンド80の実効長を粗調節および微調節する第一調節部50と第二調節部60と、により形成されていることを特徴としている。
【選択図】図2

Description

この発明は、生体の表面に電極を取り付け、生体信号を検出する生体情報検出装置に関するものである。
この種の生体情報検出装置の中には、例えば、心臓の鼓動にともなって発生する心電信号を検出し、生体の心拍数を計測するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の心拍計(請求項の「生体情報検出装置」に相当。)は、ベルト一体型として形成され胸部に取り付けられるチェストベルトを備えている。チェストベルトは、生体の表面に接触して心電信号を検出する電極を備えたトランスミッタと、伸縮性を有しトランスミッタの両端に接続されてこのトランスミッタを人体胸部に弾性支持する支持帯部(請求項の「固定手段」に相当。)とにより構成されている。
一般に、生体情報検出装置の検出精度は、生体情報検出装置の電極と生体の表面との密着性に依存することが知られている。特許文献1に記載の発明によれは、伸縮性を有する支持帯部により所定の締付力が得られるので、例えば、運動時においてもトランスミッタの電極が生体の表面から離反するのを抑制し、生体情報検出装置の電極を生体の表面に密着させていると考えられる。
ところで、生体情報検出装置が装着される使用者の胸囲には個人差がある。したがって、支持帯部の全長は、トランスミッタの電極が生体の表面に確実に密着できるように、使用者の胸囲に対応して適宜調節可能とされるのが望ましい。そこで、例えば、トランスミッタを弾性支持可能な支持帯部に、支持帯部の実効的な長さ(以下、「実効長」という。)を調節可能な長さ調節手段を設けることが考えられる。
長さ調節手段としては、例えば、以下のような構造のものが知られている。すなわち、枠状の調節具に中軸を設け、支持帯部の一方端部を中軸に取り付け、他方端部を中軸から引き出して折り返すことにより、中軸と支持帯部の折り返し部分との間に、支持帯部の二重部分を形成する。また、支持帯部の他方端部を、枠状の調節具に挿通して引き出すことにより、中軸と支持帯部の他方端部との間に支持帯部の一重部分を形成する。そして、調節具を支持帯部の長手方向に沿って移動させ、支持帯部の二重部分と一重部分との割合を変えることにより支持帯部の実効長を調節する、いわゆる送りカンが知られている。
特開平6−245913号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、支持帯部の実効長を調節しつつ、生体情報検出装置の装着時に所定の締付力を得るための微調節が必要となる。とりわけ、支持帯部の二重部分と一重部分との割合が変化することにより、支持帯部全体のばね定数が変化する。このため、支持帯部の実効長を調節しつつ、生体情報検出装置の装着時に所定の締付力を得るためには、支持帯部の実効長の調節に伴うばね定数の変化に対応して、支持帯部の実効長の微調節が必要となる。したがって、従来技術では、所定の押圧力により電極を生体の表面に接触させ、安定した検出性を確保可能なように支持帯部を調節するのが煩雑であった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、生体の体格にあわせて固定手段の実効長を調節でき、かつ所定の押圧力により電極を生体の表面に接触させて、安定した検出性を確保できる生体情報検出装置の提供を課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る生体情報検出装置は、装置本体と、前記装置本体と一体的に設けられ、生体の表面に接触する電極を有する生体信号検出部と、長手方向に伸縮可能な帯状の部材により形成され、前記装置本体および前記生体信号検出部を前記生体に装着するための固定手段と、を備え、前記固定手段は、前記固定手段の実効長を調節可能な複数の調節部を有し、前記複数の調節部は、前記装置本体および前記生体信号検出部が前記生体に装着可能となるように、前記固定手段の実効長を調節する粗調節部と、前記生体の表面に対する前記電極の押圧力を調節する微調節部と、により形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、粗調節部により装置本体および生体信号検出部が生体に装着可能となるように固定手段の長さを粗調節するとともに、微調節部により生体の表面に対する電極の押圧力が所定の押圧力となるように微調節することができる。したがって、生体の体格にあわせて固定手段の実効長を調節でき、かつ所定の押圧力により電極を生体の表面に接触させて、安定した検出性を確保できる。また、従来は、生体のサイズに対応して、種々のサイズの固定手段(例えばSサイズ用、Mサイズ用、Lサイズ用)を設ける必要があった。これに対して、本発明によれば、固定手段の長さを粗調節することで、生体のサイズに対応できるので、種々のサイズの固定手段を用意することなく生体のサイズに対応できる。
また、前記調節部は、前記固定手段の一部が重なる重なり部を有し、前記重なり部の長さを調節することにより、前記生体の表面に対する前記電極の押圧力を調節することを特徴としている。
本発明によれば、重なり部の長さを調節することにより生体の表面に対する電極の押圧力を調節することができるので、適切な押圧力を簡単に得ることができる。また、例えば、生体情報検出装置を着用後、使用中に固定手段に緩みが発生するなどして電極の押圧力が低下した場合であっても、重なり部を引っ張って重なり部の長さを再調節することにより、適切な押圧力を簡単に得ることができる。したがって、さらに安定した検出性を確保できる。
また、前記調節部は、前記装置本体および前記生体信号検出部を前記生体に装着する前は、前記重なり部の長さを調節することにより前記粗調節部として機能し、前記装置本体および前記生体信号検出部を前記生体に装着した後は、前記重なり部の長さを調節することにより前記微調節部として機能することを特徴としている。
本発明によれば、調節部は、装置本体および前記生体信号検出部を生体に装着する前は粗調節部として機能し、装置本体および生体信号検出部を生体に装着した後は微調節部として機能するので、装置本体および生体信号検出部を生体に装着した後に固定手段に緩みが発生した場合であっても、調節部を微調節部として機能させて再調節できる。
また、前記調節部は、前記固定手段の一部を重ねた状態で保持する止め具を有することを特徴としている。
本発明によれば、止め具を設けるだけで、生体の表面に対する電極の押圧力が所定の押圧力となるように微調節する調節部を低コストに形成できる。また、止め具は、固定手段の一部を重ねた状態で保持するので、調節部により生体の表面に対する電極の押圧力を調節した後に、その押圧力を維持できる。したがって、さらに安定した検出性を維持できる。
また、本発明に係る生体情報検出装置は、装置本体と、前記装置本体と一体的に設けられ、生体の表面に接触する電極を有する生体信号検出部と、帯状に形成されて、前記装置本体および前記生体信号検出部を前記生体に装着するための固定手段と、を備え、前記固定手段は、前記固定手段の一部が重なる重なり部を有し、前記重なり部の長さを調節することにより前記固定手段の実効長を調節可能な調節部と、所定の長さに形成された非調節部と、を備え、前記調節部は、前記固定手段の長手方向に伸縮不能な部材により形成され、前記非調節部は、前記長手方向に伸縮可能な弾性部材により形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、重なり部の長さを調節することにより固定手段の実効長を調節可能な調節部を備えているので、生体の体格にあわせて固定手段の実効長を調節できる。また、調節部は、長手方向に伸縮不能な部材により形成されているので、重なり部の長さを調節することにより固定手段における重なり部の割合が変化しても、固定手段のばね定数が変化するのを防止できる。
また、固定手段は、調節部と非調節部とを備え、調節部が固定手段の長手方向に伸縮不能な部材により形成されるとともに、非調節部が所定の長さに形成され、かつ長手方向に伸縮可能な弾性部材により形成されているので、固定手段における重なり部の割合に関わらず、固定手段のばね定数を一定に確保できる。これにより、固定手段の実効長を調節したときでも所定の締付力が容易に得られるので、固定手段の実効長に関わらず所定の押圧力により電極を生体の表面に接触させて、安定した検出性を確保できる。
本発明によれば、生体の体格にあわせて固定手段の実効長を調節でき、かつ所定の押圧力により電極を生体の表面に接触させて、安定した検出性を確保できる生体情報検出装置を提供することができる。
第一実施形態に係る生体情報検出装置を使用者が装着した状態を示す説明図である。 第一実施形態に係る心拍計測装置および固定バンドの正面図である。 心拍計測装置の背面図である。 図2のA−A線に沿った固定バンドの断面図である。 止め具の斜視図である。 第二実施形態に係る心拍計測装置および固定バンドの正面図である。 図6のB−B線に沿った固定バンドの断面図である。 第二実施形態に係る固定バンドの単位長さあたりの伸び量と使用者の胸囲との関係を表したグラフである。
以下に、この発明の第一実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、第一実施形態に係る生体情報検出装置である心拍計測装置1を、使用者Uが装着した状態を示す説明図である。
図1に示すように、心拍計測装置1は、使用者Uの身体の表面である胸部に装着され、心臓の鼓動にともなって発生する心電信号を検出するものである。なお、以下では、使用者Uが心拍計測装置1を装着した状態で使用者Uに接する側を背面側とし、背面側とは反対側であって外方に向く側の面を正面側として説明する。また、以下の説明では、使用者Uの胸部の周方向に沿う方向を、単に胸部の周方向ということがある。
図2は、第一実施形態に係る心拍計測装置1および固定バンド80の正面図である。
図2に示すように、心拍計測装置1は、装置本体2と、装置本体2と一体的に設けられ、生体の表面に接触する電極7a,7bを有する一対の心拍検出部3a,3b(請求項の「生体信号検出部」に相当。)と、装置本体2および一対の心拍検出部3a,3bを一体的に被覆する本体ベルト4と、装置本体2および一対の心拍検出部3a,3bを使用者U(図1参照)に装着するための固定バンド80(請求項の「固定手段」に相当。)と、を備えている。なお、図2においては、固定バンド80の一端のみが本体ベルト4に連結されている状態を図示している。
図3は、心拍計測装置1の背面図である。なお、図3においては、固定バンド80(図2参照)の図示を省略している。
図3に示すように、装置本体2は、胸部の周方向に沿って長軸を有する楕円状のケース5を有している。ケース5の背面側には、中央に電池収納部8が形成されており、この電池収納部8内に不図示のボタン型電池が収納されている。さらに、ケース5の電池収納部8には、ボタン型電池を収納した状態で電池収納部8を閉塞するように、電池蓋10がネジ11によって締結固定されている。
図2に示すように、ケース5の正面側には、ケース5の正面側を覆うカバーガラス6が設けられている。カバーガラス6は、外表面が本体ベルト4と面一となるように形成されており、美観性を高めている。
図3に示すように、一対の心拍検出部3a,3bは、それぞれ装置本体2における胸部の周方向の両側端部に接続されており、一対の電極7a,7bにより構成されている。一対の電極7a,7bは、それぞれ例えば帯状の導電エラストマーにより形成されており、胸部の周方向の一端部がそれぞれケース5内の不図示の回路基板に電気的に接続されている。なお、導電エラストマーとしては、例えば、カーボンブラックを配合した導電シリコーンゴムやカーボンブラックを配合した導電ゴム、カーボンブラックを配合した導電ポリウレタンゴム等を用いることができる。
上述のように構成された装置本体2および一対の心拍検出部3a,3bを一体的に被覆する本体ベルト4は、例えば、ウレタンゴム等により、胸部の周方向に沿うように帯状に形成されており、例えば全長が260mm程度に形成されている。本体ベルト4は、装置本体2の背面側の縁部および一対の電極7a,7bの縁部を被覆するように形成されている。図2に示すように、本体ベルト4の両端部には、それぞれ固定バンド取付部9a,9bが形成されている。固定バンド取付部9a,9bは、例えば本体ベルト4の厚さ方向に貫通する貫通孔により形成されている。
(固定バンド)
固定バンド80は、胸部の周方向に沿う方向に長手方向を有しており、長手方向に伸縮可能な例えばゴム材料等の弾性部材からなる帯状の部材により形成されている。
固定バンド80は、固定バンド80(すなわち心拍計測装置1)の実効的な長さ(以下、「実効長」という。)を調節する調節部30として、調節具35を備えた第一調節部50と、調節具35よりも長手方向の一方側(図2における左側)に設けられ、止め具70を備えた第二調節部60と、を有している。
固定バンド80は、第一調節部50および第二調節部60を調節することにより、心拍計測装置1の実効長が使用者Uの胸囲(図1参照)よりもやや短くなるように設定されて、心拍計測装置1に所定の締付力を発生させている。これにより、固定バンド80は、一対の電極7a,7bを使用者Uの身体の表面に対して所定の押圧力で接触させている。
図4は、図2のA−A線に沿った固定バンド80の断面図である。なお、図4において、左側が固定バンド80の長手方向の一方側となっており、右側が固定バンド80の長手方向の他方側となっている。また、図4において、上側が正面側となっておる、下側が背面側となっている。
図4に示すように、固定バンド80の一方側の端部81aおよび他方側の端部81bには、それぞれ端末部を折り返すようにして形成されたリング部82a,82bが設けられている。
固定バンド80の一方側の端部81aは、本体ベルト4の固定バンド取付部9a(図2参照)に係脱可能な第一係合具21と連結されている。
第一係合具21は、例えば樹脂材料等により形成された部材であり、環状部21aと、係合片21bとを備えている。環状部21aは、固定バンド80のリング部82aに挿通されて固定バンド80の一方側の端部81aに連結されている。係合片21bは、環状部21aと一体的に形成されており、本体ベルト4の固定バンド取付部9aに対して係脱可能に形成されている。
固定バンド80の他方側の端部81bは、調節具35と連結されている。
調節具35は、正面視で例えば矩形枠状に形成されており(図2参照)、枠部36の内側には、長手方向と交差する幅方向に沿って中軸37が設けられている。
中軸37は、固定バンド80の他方側の端部81bに設けられたリング部82bに挿通されている。
中軸37を挟んで長手方向の一方側および他方側には、第一窓部35aおよび第二窓部35bが、それぞれ中軸37と調節具35の枠部36とにより画成されている。調節具35は、固定バンド80の正面側の面上を摺動させることにより、長手方向に沿ってスライド移動可能に構成されている。
第一調節部50は、装置本体2および心拍検出部3a,3b(いずれも図1参照)が使用者Uの胸部(図1参照)に装着可能となるように、装置本体2および心拍検出部3a,3bの装着前には固定バンド80の実効長を粗調節する粗調節部として機能するとともに、装置本体2および心拍検出部3a,3bの装着後には固定バンド80の実効的な長さを微調節することで使用者Uの胸部に対する一対の電極7a,7bの押圧力を調節する微調節部として機能する。第一調節部50は、上述の調節具35と、固定バンド80のうち調節具35よりも他方側(図2における右側)の重合部54と、により構成されている。
重合部54は、固定バンド80の他方側の端部81bが調節具35の中軸37と連結された状態で、固定バンド80の一方側の端部81aを第二係合具22の環状部22aに背面側から正面側に向かって通した後、固定バンド80を折り返すことにより、中軸37と連結具25との間に形成されている。さらに、固定バンド80の一方側の端部81aは、中軸37と調節具35とにより画成された第二窓部35bに背面側から挿通された後、固定バンド80の他方側の端部81bを介して中軸37の正面側を跨ぎ、第一窓部35aの背面側から引き出されて、第一係合具21と連結されている。
第一調節部50は、調節具35を長手方向の一方側(すなわち第一係合具21側)に移動させることにより、固定バンド80の二重部分である重合部54の割合を増加させるとともに、重合部54以外の固定バンド80の一重部分の割合を減少させて、固定バンド80の実効長を短縮できる。また、調節具35を長手方向の他方側(すなわち第二係合具22側)に移動させることにより、固定バンド80の二重部分である重合部54の割合を減少させるとともに、重合部54以外の固定バンド80の一重部分の割合を増加させて、固定バンド80の実効長を伸長できる。このように、固定バンド80の実効長を粗調節することにより、装置本体2および心拍検出部3a,3bが使用者Uの胸部に装着可能となっている。
第二調節部60は、装置本体2および心拍検出部3a,3bの装着前には固定バンド80の実効長を粗調節する粗調節部として機能するとともに、装置本体2および心拍検出部3a,3bの装着後には固定バンド80の実効的な長さを微調節することで使用者Uの胸部に対する一対の電極7a,7bの押圧力を調節する微調節部として機能する。第二調節部60は、止め具70と、固定バンド80のうち止め具70よりも他方側(図2における右側)の重なり部64と、により構成されている。
図5は、止め具70の斜視図である。
図4および図5に示すように、止め具70は、例えば樹脂材料により形成されており、ブロック状に形成された止め具本体71と、止め具本体71から固定バンド80(図4参照)の長手方向の他方側に離間して設けられた挟持片75と、止め具本体71と挟持片75とを固定バンド80(図4参照)の幅方向の一方外側で接続する接続部72と、止め具本体71から張り出すとともに挟持片75と対向配置された張出部77と、により形成されている。
止め具本体71と挟持片75との間の空間は、固定バンド80が挿通される挿通孔73となっている。また、挟持片75と張出部77との間の空間は、挿通孔73から挿通された固定バンド80を長手方向の他方側に引き出すための引出部76となっている。
重なり部64は、固定バンド80のうち、第一係合具21と調節具35との間の一部において固定バンド80が重なることにより形成されている。重なり部64は、挿通孔73から挿通された後、引出部76から長手方向の他方側(すなわち第二係合具22側)に向かって引き出されている。
重なり部64のうち、挿通孔73に対応する部分は、止め具本体71と挟持片75とにより挟持されて所定の保持力により保持されている。ここで、止め具70の保持力は、装置本体2および心拍検出部3a,3bを使用者Uの胸部に装着したて使用しているときに、止め具本体71と挟持片75との間で固定バンド80にずれが発生しないような大きさに設定される。
第二調節部60は、重なり部64の長さを調節することにより、使用者Uの胸部に対する一対の電極7a,7bの押圧力を調節する。具体的には、止め具70の引出部76から引き出された重なり部64を長手方向の他方側にさらに引き出し、重なり部64の割合を増加させて、固定バンド80の実効長を短縮することにより、使用者Uの胸部に対する一対の電極7a,7bの押圧力を増加させることができる。また、止め具70の挿通孔73から固定バンド80を長手方向の一方側および他方側に引き出し、重なり部64の割合を減少させて、固定バンド80の実効長を伸長することにより、使用者Uの胸部に対する一対の電極7a,7bの押圧力を低下させることができる。このように、重なり部64の長さを調節することにより、固定バンド80の実効長を短縮または伸長させて固定バンド80の実効長を微調節し、使用者Uの胸部に対する一対の電極7a,7bの押圧力を微調節できる。
(作用)
続いて、以下に、第一実施形態の心拍計測装置1の作用について説明する。なお、以下の説明における各符号については、図1から図5を参照されたい。
このような構成のもと、以下の手順で使用者U(図1参照)の胸部に心拍計測装置1を装着している。
まず、固定バンド80の両端部に設けられた第一係合具21および第二係合具22のうち、例えば長手方向の一方側に設けられた第一係合具21の係合片21bと、本体ベルト4の固定バンド取付部9aとを係合する。これにより、心拍計測装置1は、固定バンド80の一方側の端部81aと本体ベルト4とが連結されて帯状となる。
次に、使用者Uは、第一調節部50の調節具35を長手方向に沿ってスライド移動させて、装置本体2および心拍検出部3a,3bが使用者Uの胸部に装着可能となるように、固定バンド80の実効長を粗調節する。このとき、第一調節部50は、固定バンド80の実効長を粗調節する粗調節部として機能している。
次に、使用者Uは、固定バンド80の長手方向の他方側に設けられた第二係合具22の係合片22bと、本体ベルト4の固定バンド取付部9bとを係合する。これにより、心拍計測装置1は、環状とされて使用者Uの胸部に取り付けられる。
次に、使用者Uは、第二調節部60を調節することにより固定バンド80の実効的な長さを微調節する。これにより、一対の電極7a,7bに所定の押圧力が作用し、使用者Uの身体の表面に対して一対の電極7a,7bが所定の押圧力で接触する。このとき、第二調節部60は、固定バンド80の実効長を微調節する微調節部として機能している。以上により、心拍計測装置1の使用者Uへの装着が完了する。そして、心拍計測装置1は、一対の電極7a,7bから使用者Uの心臓の鼓動にともなって発生する心電信号を生体情報として検出する。
心拍計測装置1の使用者Uへの装着後、固定バンド80に緩みが発生した場合には、第一調節部50および第二調節部60の少なくともいずれか一方を微調節部として機能させ、固定バンド80の実効的な長さを微調節することにより、一対の電極7a,7bが所定の押圧力で接触することができる。このように、固定バンド80に第一調節部50および第二調節部60を設けることで、適切な押圧力を簡単に得ることができる。
(第一実施形態の効果)
第一実施形態によれば、第一調節部50により装置本体2および一対の電極7a,7bが使用者Uの身体に装着可能となるように固定バンド80の長さを粗調節するとともに、第二調節部60により使用者Uの身体の表面に対する一対の電極7a,7bの押圧力が所定の押圧力となるように微調節することができる。したがって、使用者Uの体格にあわせて固定バンド80の実効長を調節でき、かつ所定の押圧力により一対の電極7a,7bを使用者Uの身体の表面に接触させて、安定した検出性を確保できる。また、従来は、使用者Uのサイズに対応して、種々のサイズの固定バンド80(例えばSサイズ用、Mサイズ用、Lサイズ用の固定バンド)を設ける必要があった。これに対して、第一実施形態によれば、固定バンド80の長さを粗調節することで、使用者Uのサイズに対応できるので、種々のサイズの固定バンドを用意することなく使用者Uのサイズに対応できる。
また、重なり部64の長さを調節することにより使用者Uの身体の表面に対する一対の電極7a,7bの押圧力を調節することができるので、適切な押圧力を簡単に得ることができる。また、心拍計測装置1を着用後、使用中に固定バンド80に緩みが発生するなどして一対の電極7a,7bの押圧力が低下した場合であっても、重なり部64を引っ張って重なり部64の長さを再調節することにより、適切な押圧力を簡単に得ることができる。したがって、さらに安定した検出性を確保できる。
また、止め具70を設けるだけで、使用者Uの身体の表面に対する一対の電極7a,7bの押圧力が所定の押圧力となるように微調節する第二調節部60を低コストに形成できる。また、止め具70は、固定バンド80の一部を重ねた状態で保持するので、第二調節部60により使用者Uの身体の表面に対する一対の電極7a,7bの押圧力を調節した後に、その押圧力を維持できる。したがって、さらに安定した検出性を維持できる。
(第二実施形態)
続いて、第二実施形態に係る心拍計測装置201について説明する。
図6は、第二実施形態に係る心拍計測装置201および固定バンド20の正面図であり、図7は、図6のB−B線に沿った固定バンド20の断面図である。
第一実施形態に係る心拍計測装置1は、固定バンド80が長手方向に伸縮可能な例えばゴム材料等の弾性部材からなる帯状の部材により形成されているとともに、第一調節部50と第二調節部60とを備えていた(図2参照)。
これに対して第二実施形態に係る心拍計測装置201は、長手方向の一方側に設けられた調節部30と、長手方向の他方側に設けられた非調節部40と、を備えている点で、第一実施形態とは異なっている。なお、以下では、第一実施形態と異なる構成についてのみ説明する。また、第二実施形態に係る心拍計測装置201の使用者Uへの装着状態は、図1を参照されたい。
図6および図7に示すように、固定バンド20は、胸部の周方向に沿う方向に長手方向を有する帯状に形成されており、長手方向の一方側に設けられた調節部30と、長手方向の他方側に設けられた非調節部40と、を備えている。調節部30と非調節部40とは、環状の連結具25を介して互いに連結されている。
(調節部)
調節部30は、調節バンド体31と、調節具35とにより形成されている。
調節バンド体31は、例えば、化学繊維等からなる布等、長手方向に伸縮不能な部材により帯状に形成されている。調節バンド体31の一方側の端部31aおよび他方側の端部31bには、それぞれ端末部を折り返すようにして形成されたリング部32a,32bが設けられている。
調節バンド体31の一方側の端部31aは、本体ベルト4の固定バンド取付部9aに係脱可能な第一係合具21と連結されている。
第一係合具21は、例えば樹脂材料等により形成された部材であり、環状部21aと、係合片21bとを備えている。環状部21aは、調節バンド体31のリング部32aに挿通されて調節バンド体31の一方側の端部31aに連結されている。係合片21bは、環状部21aと一体的に形成されており、本体ベルト4の固定バンド取付部9aに対して係脱可能に形成されている。
調節バンド体31の他方側の端部31bは、調節具35と連結されている。
調節部30は、長手方向の他方側に、固定バンド20の一部である調節バンド体31が重なる重なり部38を有している。重なり部38は、調節バンド体31の他方側の端部31bが調節具35の中軸37と連結された状態で、調節バンド体31の一方側の端部31aを連結具25の枠内に背面側から正面側に向かって通した後、調節バンド体31を折り返すことにより、中軸37と連結具25との間に形成されている。さらに、調節バンド体31の一方側の端部31aは、中軸37と調節具35とにより画成された第二窓部35bに背面側から挿通された後、調節バンド体31の他方側の端部31bを介して中軸37の正面側を跨ぎ、第一窓部35aの背面側から引き出されて、第一係合具21と連結されている。
調節具35は、調節部30の正面側の面上を摺動させることにより、第一係合具21と連結具25との間を長手方向に沿ってスライド移動可能に構成されている。これにより、調節部30における重なり部38の割合を変更でき、調節部30の長さを変更することができる。具体的には、調節具35を長手方向の一方側(すなわち第一係合具21側)に移動させることにより、調節バンド体31の二重部分である重なり部38の割合を増加させるとともに、重なり部38以外の調節バンド体31の一重部分の割合を減少させて、調節部30の全長を短縮できる。また、調節具35を長手方向の他方側(すなわち連結具25側)に移動させることにより、調節バンド体31の二重部分である重なり部38の割合を減少させるとともに、重なり部38以外の調節バンド体31の一重部分の割合を増加させて、調節部30の全長を伸長できる。このように、固定バンド20の全長を短縮または伸長させ、固定バンド20の実効的な長さ(実効長)を調節可能としている。
なお、本実施形態においては、調節部30は、調節具35が調節部30の長手方向の中間部(以下「基準位置」という。)に位置したときの全長が、例えば本体ベルト4の全長と略同一の260mm程度となるように形成されている。したがって、調節部30は、例えば195mm程度から390mm程度の範囲にわたって全長を調節できるようになっている。
(非調節部)
非調節部40は、長手方向に伸縮可能な例えばゴム材料等の弾性部材からなる帯状の非調節バンド体41により、所定の長さに形成されている。本実施形態の非調節部40は、全長が、例えば本体ベルト4の全長と略同一の260mm程度となるように形成されている。ここで、調節部30は、前述のとおり、例えば195mm程度から390mm程度の範囲にわたって全長を調節できるようになっている。したがって、調節部30と非調節部40とを備えた固定バンド20の実効長は、455mm程度から650mm程度の範囲で調節可能となっている。
非調節バンド体41の一方側の端部41aおよび他方側の端部41bには、それぞれ端末部を折り返すようにして形成されたリング部42a,42bが設けられている。
非調節バンド体41の一方側の端部41aは、リング部42aに連結具25の枠部26が挿通されて連結具25と連結されている。
また、非調節バンド体41の他方側の端部41bは、本体ベルト4の固定バンド取付部9bに係脱可能な第二係合具22と連結されている。第二係合具22は、環状部22aと、係合片22bとを備えており、第一係合具21と同一形状に形成されている。非調節バンド体41の他方側の端部41bは、リング部42bに第二係合具22の環状部22aが挿通されて第二係合具22と連結されている。
上述の心拍計測装置201は、固定バンド20の第一係合具21および第二係合具22を、それぞれ本体ベルト4の固定バンド取付部9a,9bに係合することにより、使用者Uの胸部に装着可能なように環状に形成される(図1参照)。なお、本実施形態の心拍計測装置201の周方向の長さは、調節部30の調節具35が基準位置にあるときに、例えば780mm程度となる。
また、本実施形態の固定バンド20は、前述のとおり実効長を455mm程度から650mm程度の範囲で調節可能となっている。したがって、本実施形態の心拍計測装置201における胸部の周方向に沿う実効長(以下、「心拍計測装置201の実効長」という。)は、715mm程度から910mm程度の範囲で調節可能となっている。
ここで、本実施形態の固定バンド20は、長手方向に伸縮不能な調節部30と、長手方向に伸縮可能な非調節部40とを備えている。したがって、心拍計測装置201の実効長を使用者Uの胸囲よりもやや短く設定することにより、心拍計測装置201を使用者Uの胸部に装着した時に、非調節部40が弾性変形して伸長する。そして、非調節部40の弾性復元力により心拍計測装置201に所定の締付力が発生するので、心拍計測装置201の一対の電極7a,7bに所定の押圧力が作用し、一対の電極7a,7bが使用者Uの身体の表面に接触する。
図8は、横軸を使用者Uの胸囲とし、縦軸を単位長さあたりの固定バンド20の伸び量としたときの、使用者Uの胸囲と固定バンド20の伸び量との関係を表したグラフである。なお、図8における破線は、比較例として、従来技術の伸縮可能な固定バンドに二重部分を設けたときの、単位長さあたりの固定バンドの伸び量と、使用者Uの胸囲との関係を表したグラフである。なお、以下の説明における各符号については、図1、図6および図7を参照されたい。
比較例に係る心拍計測装置は、使用者Uの胸囲に対応してばね定数の高い二重部分とばね定数の低い一重部分との割合が変化していた。具体的には、使用者Uの胸囲が大きくなるほど、固定バンドのうち締付力の大きい二重部分の割合が減少し、締付力の小さい一重部分の割合が増加していた。このため、単位長さあたりの固定バンドの伸び量は増加する傾向にあり(図8における破線参照)、所定の締付力を確保できるように固定バンドの実効長を調節するのが容易ではなかった。
これに対して、第二実施形態に係る心拍計測装置201は、例えば化学繊維等からなる布等の長手方向に伸縮不能な部材により形成された調節部30を備えているので、重なり部38の長さを調節することにより固定バンド20における重なり部38の割合が変化しても、調節部30の長さが変化することがない。すなわち、使用者Uの胸囲に対する調節部30の単位長さあたりの伸び量は、常に一定である(図8における実線参照)。
これにより、使用者Uの胸囲に対して一定の長さを足し合わせるだけで、使用者Uの胸囲に対応して所定の締付力が得られる固定バンド20の長さを求めることができるので、使用者Uは、胸囲に対応して固定バンドの実効長を容易に調節できる。したがって、固定バンド20の実効長に関わらず所定の押圧力により心拍計測装置201の一対の電極7a,7bを使用者Uの身体表面に接触させて、心拍計測装置201の安定した検出性を確保できる。
(作用)
続いて、以下に、本実施形態の心拍計測装置201の作用について説明する。
このような構成のもと、以下の手順で使用者Uの胸部に心拍計測装置201を装着している。
まず、固定バンド20の両端部に設けられた第一係合具21および第二係合具22のうち、例えば長手方向の一方側に設けられた第一係合具21の係合片21bと、本体ベルト4の固定バンド取付部9aとを係合する。これにより、心拍計測装置201は、固定バンド20の一方側の端部と本体ベルト4とが連結されて帯状となる。
次に、使用者Uが胸部に心拍計測装置201を装着したときに所定の締付力が得られるように、心拍計測装置201の固定バンド20の実効長を調節する。本実施形態では、例えば、所定の締付力が得られる固定バンド20の実効長と使用者Uの胸囲との関係が記載されたグラフ(図8参照)やテーブル(不図示)等が、心拍計測装置201の取扱説明書等に表記されている。そして、使用者Uは、取扱説明書等に表記されたグラフやテーブル等を基に調節部30の長さを調節し、固定バンド20の実効長を調節する。固定バンド20の実効長の調節は、調節具35を調節部30の正面側の面上において摺動させ、第一係合具21と連結具25との間を長手方向に沿ってスライド移動させることにより行う。これにより、調節部30における重なり部38の割合を変更し、調節部30の長さを変更できるので、固定バンド20の実効長(すなわち心拍計測装置201の実効長)を調節できる。
次に、固定バンド20の一方側の端部と本体ベルト4とが連結された帯状の心拍計測装置201を、使用者Uの胸部に巻き付ける。このとき、装置本体2を使用者Uの胸部の中心に配置しつつ、一対の電極7a,7bを使用者Uの身体の表面に接触させる。
そして、固定バンド20の長手方向の他方側に設けられた第二係合具22の係合片22bと、本体ベルト4の固定バンド取付部9bとを係合する。これにより、心拍計測装置201は、環状とされて使用者Uの胸部に取り付けられる。
このとき、心拍計測装置201の実効長は、使用者Uの胸囲よりもやや短く設定されていることから、心拍計測装置201を使用者Uの胸部に巻き付けたときに、弾性部材により形成された非調節部40が弾性変形して伸長する。そして、非調節部40の弾性復元力により、心拍計測装置201に所定の締付力が発生し、一対の電極7a,7bに所定の押圧力が作用して使用者Uの身体の表面に接触する。
以上により、心拍計測装置201の使用者Uへの装着が完了する。そして、心拍計測装置201は、一対の電極7a,7bから使用者Uの心臓の鼓動にともなって発生する心電信号を生体情報として検出する。
(第二実施形態の効果)
第二実施形態によれば、重なり部38の長さを調節することにより固定バンド20の実効長を調節可能な調節部30を備えているので、使用者Uの体格にあわせて固定バンド20の実効長を調節できる。また、調節部30は、長手方向に伸縮不能な部材により形成されているので、重なり部38の長さを調節することにより固定バンド20における重なり部38の割合が変化しても、固定バンド20のばね定数が変化するのを防止できる。
また、固定バンド20は、調節部30と非調節部40とを備え、調節部30が固定バンド20の長手方向に伸縮不能な部材により形成されるとともに、非調節部40が所定の長さに形成され、かつ長手方向に伸縮可能な弾性部材により形成されているので、固定バンド20における重なり部38の割合に関わらず、固定バンド20のばね定数を一定に確保できる。これにより、固定バンド20の実効長を調節したときでも所定の締付力が容易に得られるので、固定バンド20の実効長に関わらず所定の押圧力により心拍計測装置201の一対の電極7a,7bを使用者Uの身体表面に接触させて、心拍計測装置201の安定した検出性を確保できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
第二調節部60を構成する止め具70の形状は第一実施形態に限定されることはなく、固定バンド80の重なり部64を形成した状態で保持できるものであればよい。したがって、例えば、固定バンド80の一部を重ねた状態で挟持可能なクリップ等であってもよい。また、例えば、固定バンド80の一部にボタン等を設けて、重なり部64を形成した状態で保持可能な構成としてもよい。
また、第一実施形態では、固定バンド80の重なり部64のうち、挿通孔73に対応する部分が、止め具本体71と挟持片75とにより挟持されて所定の保持力により保持されていた。これに対して、例えば、止め具70の引出部76や張出部77、挿通孔73の内面等に、固定バンド80の重なり部64を係止可能な爪部を設けてもよい。
第一実施形態の固定バンド80は、心拍計測装置1の実効長を調節する調節部30として、第一調節部50および第二調節部60をそれぞれ1個ずつ備えていたが、第一調節部50および第二調節部60の個数はそれぞれ1個ずつに限定されない。したがって、固定バンド80は、調節部30として、第一調節部50および第二調節部60をそれぞれ複数有していてもよい。
第二実施形態では、生体情報検出装置として使用者Uの心拍数を計測する心拍計測装置201に、装置本体2と一対の心拍検出部3a,3bとを一体的に構成し、装置本体2および一対の心拍検出部3a,3bを固定バンド20により使用者Uの胸部に取り付ける場合について説明したが、この場合に限定されない。また、各実施形態では、生体情報検出装置として心拍計測装置を例にして本発明の実施形態を説明したが、例えば、血圧や体温、筋電位等を計測する装置に本発明を適用してもよい。
第二実施形態の固定バンド20では、調節部30および非調節部40をそれぞれ1個ずつ備えていたが、調節部30および非調節部40の個数はそれぞれ1個に限定されない。例えば、固定バンドを3分割し、調節部を固定バンドの長手方向の両側に1個ずつ設け、各調節部の間に非調節部を1個配置する構成としてもよい。また、例えば、固定バンドを3分割し、非調節部を固定バンドの長手方向の両側に1個ずつ設け、各非調節部の間に調節部を1個配置する構成としてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1,201・・・心拍計測装置(生体情報検出装置) 2・・・装置本体 3a,3b・・・心拍検出部(生体信号検出部) 7a,7b・・・電極 20,80・・・固定バンド(固定手段) 30・・・調節部 38,64・・・重なり部 40・・・非調節部 50・・・第一調節部(粗調節部、微調節部) 60・・・第二調節部(粗調節部、微調節部) 70・・・止め具 U・・・使用者(生体)

Claims (5)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体と一体的に設けられ、生体の表面に接触する電極を有する生体信号検出部と、
    長手方向に伸縮可能な帯状の部材により形成され、前記装置本体および前記生体信号検出部を前記生体に装着するための固定手段と、
    を備え、
    前記固定手段は、前記固定手段の実効長を調節可能な複数の調節部を有し、
    前記複数の調節部は、
    前記装置本体および前記生体信号検出部が前記生体に装着可能となるように、前記固 定手段の実効長を調節する粗調節部と、
    前記生体の表面に対する前記電極の押圧力を調節する微調節部と、
    により形成されていることを特徴とする生体情報検出装置。
  2. 請求項1に記載の生体情報検出装置であって、
    前記調節部は、前記固定手段の一部が重なる重なり部を有し、前記重なり部の長さを調節することにより、前記生体の表面に対する前記電極の押圧力を調節することを特徴とする生体情報検出装置。
  3. 請求項2に記載の生体情報検出装置であって、
    前記調節部は、前記装置本体および前記生体信号検出部を前記生体に装着する前は、前記重なり部の長さを調節することにより前記粗調節部として機能し、前記装置本体および前記生体信号検出部を前記生体に装着した後は、前記重なり部の長さを調節することにより前記微調節部として機能することを特徴とする生体情報検出装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の生体情報検出装置であって、
    前記調節部は、前記固定手段の一部を重ねた状態で保持する止め具を有することを特徴とする生体情報検出装置。
  5. 装置本体と、
    前記装置本体と一体的に設けられ、生体の表面に接触する電極を有する生体信号検出部と、
    帯状に形成されて、前記装置本体および前記生体信号検出部を前記生体に装着するための固定手段と、
    を備え、
    前記固定手段は、
    前記固定手段の一部が重なる重なり部を有し、前記重なり部の長さを調節することにより前記固定手段の実効長を調節可能な調節部と、
    所定の長さに形成された非調節部と、
    を備え、
    前記調節部は、前記固定手段の長手方向に伸縮不能な部材により形成され、前記非調節部は、前記長手方向に伸縮可能な弾性部材により形成されていることを特徴とする生体情報検出装置。
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