JP2014128073A - 電気接続箱 - Google Patents

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俊介 勝瀬
Yoshihiko Goshima
善彦 五島
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Abstract

【課題】外部接続端子の位置の変更に対して、少ない部品点数で、優れた汎用性をもって対応することの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供すること。
【解決手段】外部接続端子24と、該外部接続端子24から延びるブリッジ部30とが互いに同形状に形成された3枚のプレート22a,22b,22cを、前記ブリッジ部30a,30b,30cを等間隔に隔てて並列配置すると共に、並列配置された複数の前記ブリッジ部30a,30b,30cの中の隣接する2つの前記ブリッジ部30,30間に電気部品16,18を選択的に接続可能とした。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に係り、特に、電線等が接続される外部接続端子を備えた複数のプレートが設けられている電気接続箱に関するものである。
良く知られているように、自動車等の車両には、各所に配設された電気部品に電力を分配する等のために、リレーボックスやジャンクションボックス等の電気接続箱が設けられている。そのような電気接続箱として、特開2005−253160号公報(特許文献1)や特開2010−41746号公報(特許文献2)には、バッテリからの電線が接続される外部接続端子と、オルタネータからの電線が接続される外部接続端子とが設けられた電気接続箱が開示されている。
ところで、特許文献1や特許文献2に記載のように、外部接続端子は、金属製のプレートに形成されており、複数のプレートが電気接続箱に配設されることで外部接続端子が電気接続箱に設けられている。そして、それらプレートと接続する導電路の間に跨って、オルタネータからの電流を測定するための電流センサや、オルタネータからの過電流を遮断するためのヒューズ等の電気部品が接続されるようになっている。
ところが、近年では、例えばガソリン仕様とディーゼル仕様等、仕様が異なる場合に、エンジンルーム内のワイヤハーネスのレイアウト等の都合により、バッテリが接続される外部接続端子と、オルタネータが接続される外部接続端子の位置が、互いに反対になる場合が生じている。
そこで、現在では、仕様毎にプレートを用意して、仕様の差異に応じてプレートを交換することが行われている。また、バッテリが接続されるプレートと、オルタネータが接続されるプレートの位置を入れ替えると、プレートが交叉することから、プレート間を絶縁するために、別途に用意した絶縁部材を介在させることが行われている。しかし、このような方策では、プレートの種類が増加すると共に、絶縁部材を用意する必要があって、部品点数の増加を招き、製造コストと、部品管理の負担が増加するという問題があった。
特開2005−253160号公報 特開2010−41746号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、外部接続端子の位置の変更に対して、少ない部品点数で、優れた汎用性をもって対応することの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、外部接続端子が設けられたプレートが複数枚配設されており、各前記外部接続端子に接続された導電路に跨って電気部品が接続される電気接続箱において、前記外部接続端子と、該外部接続端子から延出するブリッジ部とが互いに同形状に形成された3枚の前記プレートが、前記ブリッジ部を等間隔に隔てて並列配置されており、前記ブリッジ部によって前記導電路が形成されていると共に、並列配置された複数の前記ブリッジ部の中の隣接する2つの前記ブリッジ部間に前記電気部品が選択的に接続可能とされていることを、特徴とする。
本発明に従う構造とされた電気接続箱においては、プレートに形成されて、外部接続端子から延びる互いに同形状とされた3つのブリッジ部が並列配置されており、3つのブリッジ部の中から隣接する2つを選択して、それら2つのブリッジ部に跨って電気部品を接続することが出来る。これにより、例えば3つの外部接続端子のうちの1つにバッテリからの電線を接続すると共に、隣接する外部接続端子にオルタネータからの電線を接続して、これら2つの外部接続端子から延びるブリッジ部に跨ってメインヒューズを接続することで、オルタネータとバッテリの間にメインヒューズを接続することが出来る。そして、バッテリからの電線とオルタネータからの電線を接続する外部接続端子の位置を変更する場合には、変更された外部接続端子から延びるブリッジ部間にメインヒューズを接続し直すことで、外部接続端子の位置の変更に容易に対応することが出来る。その結果、プレートを交換することなく仕様の変更に対応することが出来、汎用性を向上することが出来る。そして、プレートの種類を削減できると共に、プレート間を絶縁する絶縁部材等の部品も不要となることから、製造コストを低減出来ると共に、部品管理の負担を軽減することが出来る。
なお、配設されるプレートの数は、3枚より多くても良い。また、プレートは、少なくとも外部接続端子とブリッジ部が各プレート間で同形状とされておれば良く、ブリッジ部から先は任意の形状が設定可能であり、各プレート毎に異なる形状を設定しても良い。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記外部接続端子と前記ブリッジ部が形成された各前記プレートが、何れも同一部品であるものである。
本態様においては、外部接続端子とブリッジ部が形成された複数のプレートが、何れも同一部品とされている。これにより、更なる部品点数の削減を図ることが出来る。
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記プレートにおける前記外部接続端子と前記ブリッジ部の間に屈曲部が形成されており、前記外部接続端子が前記ブリッジ部よりも鉛直下方に配設されているものである。
本態様によれば、例えば電気接続箱が被水した場合に、外部接続端子にかかった水がブリッジ部に伝達することを抑えることが出来る。これにより、電気接続箱内の電気回路を水濡れ等から保護することが出来る。
本発明の第四の態様は、前記第一〜第三の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記ブリッジ部には、該ブリッジ部の延伸方向で所定間隔を隔てて複数のボルト孔が形成されているものである。
本態様によれば、ブリッジ部のボルト孔を用いて、電気部品をブリッジ部にボルト固定することが出来る。これにより、電気部品のブリッジ部への接続と取り外しを容易に行うことが出来る。そして、ブリッジ部に複数のボルト孔が形成されていることから、ブリッジ部に複数の電気部品を接続することが出来る。
本発明の第五の態様は、前記第一〜第四の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記電気部品として、隣接する前記ブリッジ部に亘る長さ寸法を有する検知用バスバーが貫通して設けられた電流センサが前記ブリッジ部に接続されているものである。
本態様においては、電流センサの検知用バスバーの長さを、隣接するブリッジ部の間隔と合わせることにより、隣接するブリッジ部間に電流センサを接続することが出来る。これにより、例えばオルタネータからの電線が接続されたブリッジ部と、これに隣接してオルタネータから電源が供給される電気部品の上流に位置するブリッジ部との間に、オルタネータからの電流値を測定する電流センサを配設することが出来る。
本発明の第六の態様は、前記第一〜第五の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記電気部品としてのヒューズが前記ブリッジ部に接続されているものである。
本態様によれば、例えばオルタネータからの電線が接続されたブリッジ部と、これに隣接してバッテリからの電線が接続されたブリッジ部との間に、オルタネータとバッテリの間に介在される所謂メインヒューズを接続することが出来る。
本発明の第七の態様は、前記第一〜第六の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記電気部品としての外部電源接続端子が前記ブリッジ部に接続されているものである。
本態様によれば、例えば1つの外部接続端子をバッテリに接続して、隣接する外部接続端子をスタータに接続すると共に、それらのブリッジ部の間に外部電源接続端子を接続することにより、外部電源を外部電線接続端子に接続して、外部電源からスタータやバッテリに電力を供給することが出来る。これにより、例えばバッテリが車両後方に配設されている車両でも、電気接続箱が配設されているエンジンルーム等の車両前方に外部電源との接続端子を設けることが出来て、外部電源でスタータの始動やバッテリの充電等を可能とすることが出来る。
本発明においては、外部接続端子および外部接続端子から延びるブリッジ部が互いに同形状に形成された3枚のプレートを並列配置して、並列配置された3つのブリッジ部の中から隣接する2つに電気部品を選択的に接続可能とした。これにより、仕様変更等により、利用される外部接続端子が変更された場合には、変更後の外部接続端子と接続するブリッジ部に電気部品を接続することで、プレートの交換を要することなく、優れた汎用性をもって仕様変更に柔軟に対応することが出来る。その結果、プレートの種類を削減することが出来ると共に、プレート間を絶縁する絶縁部材等も不要とすることが出来、製造コストの削減と、部品管理の負担を軽減することが出来る。
本発明の第一の実施形態としての電気接続箱の斜視図。 図1に示した電気接続箱の分解斜視図。 可換接続ユニットの上面図。 可換接続ユニットと、メインヒューズ、電流センサの分解斜視図。 図1に示した電気接続箱の接続態様を説明するための説明図。 本発明の第二の実施形態としての電気接続箱の接続態様を説明するための説明図。 本発明の第三の実施形態としての電気接続箱の接続態様を説明するための説明図。 図7に示した電気接続箱に用いられる外部電源接続端子の斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1および図2に、本発明の第一の実施形態としての電気接続箱10の要部を示す。電気接続箱10は、箱本体12に、可換接続ユニット14が組み付けられた構造とされている。なお、図1および図2に示した箱本体12は、電気接続箱10の要部を簡略的に図示したものであり、箱本体12には、例えば前記特許文献1や特許文献2に示されている電気接続箱のように、ヒューズ装着部やリレー装着部等が適宜に設けられる。
図3に、可換接続ユニット14を示すと共に、図4に、可換接続ユニット14と、これに装着される電気部品としてのメインヒューズ16および電流センサ18を併せ示す。可換接続ユニット14は、合成樹脂製のケース20に、複数(本実施形態においては、3枚)の金属製のプレート22a,22b,22cが装着された構造とされている。
本実施形態のプレート22a,22b,22cは、何れも同形状を有する同一部品とされている。以下、特に区別する必要のない場合には、プレート22として説明する。
プレート22は、金属板が屈曲されて形成されている。プレート22の一方の端部には、矩形平板形状の外部接続端子24が形成されている。外部接続端子24の中央には、ボルト孔26が貫設されている。そして、外部接続端子24の一方の端縁部から連続して、クランク状の屈曲部28が延出されていると共に、屈曲部28から連続して、ブリッジ部30が延出されている。これにより、ブリッジ部30によって、外部接続端子24と接続する導電路が形成されている。
ブリッジ部30は、屈曲部28における外部接続端子24と反対側の端縁部から、外部接続端子24と反対方向に突出する板形状とされている。なお、プレート22は、外部接続端子24から屈曲部28にかけて一定の幅寸法(図3中、左右方向寸法)をもって形成されていると共に、ブリッジ部30の幅寸法は、外部接続端子24および屈曲部28の幅寸法よりも小さくされている。そして、屈曲部28の幅方向の中央部分から、ブリッジ部30が直線状に突出されている。プレート22aを例にすると、ブリッジ部30aには、複数(本実施形態においては、2つ)のボルト孔32a1 ,32a2 が、ブリッジ部30aの延伸方向(図3中、上下方向)で所定の間隔を隔てて形成されている。また、ブリッジ部30における、屈曲部28からの突出先端縁部には、下方(図4中、下方)に屈曲された接続部34が形成されている。
一方、ケース20は、プレート22よりも僅かに大きな長さ寸法(図3中、上下方向寸法)と、3枚のプレート22a,22b,22cを並列配置した幅寸法よりも僅かに大きな幅寸法(図3中、左右方向寸法)を有するブロック形状とされている。図4に示すように、ケース20には、プレート22a,22b,22cに対応する凹形状のプレート収容部36a,36b,36cが形成されている。本実施形態においては、プレート22a,22b,22cが互いに同形状とされていることから、プレート収容部36a,36b,36cは、互いに同一形状とされている。プレート収容部36aを例に説明すると、プレート収容部36aの底面は、屈曲部28が形成されたプレート22aの形状に対応する段付形状とされており、プレート22aのボルト孔26a,32a1 ,32a2 とそれぞれ対応する位置に、ナット収容部40が形成されている。このようなプレート収容部36a,36b,36cが並列して形成されており、プレート22a,22b,22cの外部接続端子24a,24b,24cの配設される部分が、隔壁38,38で仕切られている。更に、プレート22a,22b,22cのブリッジ部30a,30b,30cが配設される部分の間は、凹形状の部品収容部39,39が形成されて仕切られている。また、ケース20の両側の側面には、箱本体12と係合する係合爪42,42が形成されている。
そして、各プレート収容部36a,36b,36cのナット収容部40にナット44がそれぞれ差し込まれて収容された後に、プレート22a,22b,22cが重ね合わされて、各プレート収容部36a,36b,36cに収容されている。なお、図4においては、メインヒューズ16および電流センサ18の固定に必要なナット収容部40にのみナット44が収容されているが、例えば電気部品の装着位置の変更が考えられる場合等には、全てのナット収容部40にナット44を収容しても良い。これにより、図3に示したように、3枚のプレート22a,22b,22cが並列配置されており、各プレート22a,22b,22cのブリッジ部30a,30b,30cが、互いに等間隔を隔てて並列されている。なお、隣接するプレート22a,22bと、プレート22b,22cの間は、隔壁38および部品収容部39で絶縁されている。ブリッジ部30a,30b,30cが互いに同形状とされていることにより、各ブリッジ部30a,30b,30cのボルト孔32a1 ,32b1 ,32c1 と、ボルト孔32a2 ,32b2 ,32c2 が、それぞれ、プレート22a,22b,22cの配列方向(図3中、左右方向)で一直線上に等間隔を隔てて位置されており、隣接するボルト孔32,32(具体的には、例えばボルト孔32a1 とボルト孔32b1 )間のピッチ:Pが、各ボルト孔32,32間で何れも等しくされている。
このような可換接続ユニット14のブリッジ部30a,30b,30cの中から、隣接する2つを選択して、電気部品としてのメインヒューズ16と電流センサ18が接続されている。メインヒューズ16は、溶断部を収容するヒューズ本体46から端子部48,48が両側に突出された形状とされており、端子部48,48に貫設されたボルト挿通孔50,50のピッチ:Pf (図3参照)が、隣接するボルト孔32,32のピッチ:Pと等しくされている。また、電流センサ18は、磁性体コアおよびホール素子等が収容されたセンサ本体52に検知用バスバー54が貫通して設けられた構造とされている。検知用バスバー54は長手の板形状とされており、隣接するブリッジ部30,30間に亘る長さ寸法を有すると共に、両端部に貫設されたボルト挿通孔56,56のピッチ:Ps (図3参照)が、隣接するボルト孔32,32のピッチ:Pと等しくされている。
そして、メインヒューズ16の端子部48,48が、ボルト孔32a1 ,32b1 に重ね合わされてボルト58,58で固定されることにより、メインヒューズ16が、ブリッジ部30aとブリッジ部30bの間に跨って接続されている。また、電流センサ18の検知用バスバー54の両端部が、ボルト孔32b2 ,32c2 に重ね合わされてボルト58,58で固定されることにより、電流センサ18が、ブリッジ部30bとブリッジ部30cの間に跨って接続されている。なお、メインヒューズ16のヒューズ本体46および電流センサ18のセンサ本体52は、それぞれ、ケース20の部品収容部39内に収容されている。
このような可換接続ユニット14が、図2に示したように、箱本体12に組み付けられる。箱本体12は合成樹脂から形成されている。箱本体12には、矩形の貫通孔形状を有するブリッジ収容部60が形成されており、ブリッジ収容部60の内周壁において、可換接続ユニット14の係合爪42と対応する位置には切欠が形成されており、該切欠の開口端と反対側の端部によって、係合爪42と係合する係合部62,62(図2においては一方のみ図示)が形成されている。また、箱本体12において、ブリッジ収容部60の外側に位置する外周壁64は、箱本体12の内側に入り込んで形成されており、これにより、ブリッジ収容部60の外側には、箱本体12の内側に入り込む外部端子収容空所66が形成されている。
そして、メインヒューズ16および電流センサ18が装着された可換接続ユニット14が、箱本体12の下方(図2中、下方)から差し込まれて、ケース20の係合爪42,42が、箱本体12の係合部62,62と係合されることにより、可換接続ユニット14が、箱本体12に組み付けられる。これにより、図1に示したように、メインヒューズ16および電流センサ18が組み付けられたブリッジ部30a,30b,30cが箱本体12のブリッジ収容部60に収容されると共に、外部接続端子24a,24b,24cが、箱本体12の外周壁64の外側に突出されて、外部端子収容空所66内に配設される。なお、各ブリッジ部30の先端に設けられた接続部34(図4参照)は、それぞれ、図示しない電線や箱本体12に設けられたバスバー等と接続される。以上のようにして、電気接続箱10が形成されている。このような電気接続箱10は、例えば自動車の車両前方に設けられたエンジンルーム内等に配設されて、外部接続端子24を、ブリッジ部30よりも鉛直下方に位置して配設される。
本実施形態に従う構造とされた電気接続箱10は、例えば図5(a)に示すように、外部接続端子24aに、バッテリ70からの図示しない電線端末に設けられた端子が重ね合わされてボルト68で固定されると共に、外部接続端子24bに、オルタネータ72からの図示しない電線端末に設けられた端子が重ね合わされてボルト68で固定される。また、ブリッジ部30aが、接続部34a(図4参照)を介して、バッテリ70から電源が供給されるバッテリ側負荷74と電気的に接続されると共に、ブリッジ部30cが、接続部34c(図4参照)を介して、オルタネータ72から電源が供給されるオルタネータ側負荷76と電気的に接続される。これにより、オルタネータ72からバッテリ70の間にメインヒューズ16を介在すると共に、オルタネータ72からオルタネータ側負荷76の間に電流センサ18を介在した電気回路を形成することが出来る。
そして、本実施形態の電気接続箱10によれば、仕様の変更等により、バッテリ70とオルタネータ72の接続される外部接続端子24が変更された場合には、メインヒューズ16および電流センサ18の接続するブリッジ部30を変更することで、プレート22の交換を要することなく対応することが出来る。即ち、図5(b)に示すように、バッテリ70が外部接続端子24cに、オルタネータ72が外部接続端子24bに接続される場合には、メインヒューズ16をブリッジ部30c,30bに跨って接続すると共に、電流センサ18をブリッジ部30b,30aに跨って接続して、バッテリ側負荷74をブリッジ部30cに、オルタネータ側負荷76をブリッジ部30aに接続することで、図5(a)と同様の電気回路を形成することが出来る。
このように、本実施形態の電気接続箱10によれば、バッテリ70とオルタネータ72の接続される外部接続端子24が変更された場合でも、プレート22を交換することなく、メインヒューズ16と電流センサ18を接続するブリッジ部30を変更するのみで仕様変更に対応することが出来、汎用性を向上することが出来る。これにより、プレートの種類を削減することが出来ると共に、仕様変更で異なるプレートに交換した際に、プレートが交差する場合に必要とされていた絶縁部材等の特別な部品も不要とされて、部品点数を削減することが出来る。特に本実施形態においては、3枚のプレート22a,22b,22cが何れも同一部品とされていることから、更なる部品点数の削減が図られている。その結果、製造コストを低減出来ると共に、部費管理の負担を軽減することが出来る。
また、プレート22のブリッジ部30に、複数(本実施形態においては、2つ)のボルト孔32,32が形成されていることから、ブリッジ部30に、複数の電気部品を接続することが出来て、より優れた汎用性を得ることが出来る。更に、電気部品がボルト固定されることから、電気部品の接続と取り外しを容易に行なうことが出来、例えば本実施形態において、メインヒューズ16が溶断したような場合には、容易に交換することが出来る。
さらに、プレート22には、外部接続端子24とブリッジ部30の間に屈曲部28が形成されており、外部接続端子24が、ブリッジ部30よりも鉛直下方に配設されている。これにより、例えば電気接続箱10が被水したような場合には、外部接続端子24からブリッジ部30に水が伝達することを抑えることが出来て、電気接続箱10内の回路の短絡等を防止することが出来る。
更にまた、本実施形態においては、電流センサ18の検知用バスバー54の長さ寸法が、隣接するブリッジ部30,30に亘る長さ寸法に設定されている。これにより、オルタネータ72からの電流を測定する電流センサ18を、ブリッジ部30,30の間に配設することが出来る。
なお、本発明の電気接続箱は、前記第一の実施形態に示した回路に限定して用いられるものではなく、本発明の電気接続箱を用いて、様々な回路を形成することが出来る。以下に、本発明の電気接続箱を用いた回路構成の例を幾つか示すが、本発明の実施形態は、以下に限定されるものではない。また、以下の説明において、前記第一の実施形態と同様の構造とされた部材および部位には、図中に第一の実施形態と同一の符号を付することにより、その説明を省略する。
例えば、図6に、本発明の第二の実施形態としての電気接続箱80の要部を示す。本実施形態においては、図6(a)に示すように、外部接続端子24aにバッテリ70が接続されると共に、外部接続端子24bにオルタネータ72が接続されている。更に、オルタネータ72の出力電線は分岐されて、電流センサを内蔵する電気接続箱80とは別体の電流センササブボックス82に接続されており、電流センササブボックス82の出力電線が、外部接続端子24cに接続されている。そして、メインヒューズ16が、ブリッジ部30a,30bの間に跨って接続されている。また、バッテリ側負荷74がブリッジ部30aに接続されていると共に、オルタネータ側負荷76がブリッジ部30cに接続されている。
このように、電流センサを、電気接続箱80の外部に設けて、外部接続端子24に接続する等しても良い。そして、本実施形態においても、図6(b)に示すように、バッテリ70が外部接続端子24c、オルタネータ72が外部接続端子24b、電流センササブボックス82の出力電線が外部接続端子24aに接続される場合には、メインヒューズ16を、ブリッジ部30b,30cの間に跨って接続すると共に、バッテリ側負荷74をブリッジ部30cに、オルタネータ側負荷76をブリッジ部30aに接続することにより、図6(a)と同様の回路を形成することが出来る。
次に、図7に、本発明の第三の実施形態としての電気接続箱90の要部を示す。電気接続箱90には、ブリッジ部30に、図8に示す外部電源接続端子92が接続されている。外部電源接続端子92は金属板から形成されており、隣接するブリッジ部30,30間に亘る長さ寸法(図7中、左右方向寸法)を有すると共に、長さ方向の両端部に、ボルト挿通孔94,94が貫設されている。外部電源接続端子92の長さ方向の中央部分には、垂直に立ち上がる突片形状の端子部96が一体形成されている。
そして、図7(a)に示すように、外部接続端子24aにオルタネータ72が、外部接続端子24bにバッテリ70が、外部接続端子24cにスタータ98が接続されている。更に、メインヒューズ16が、ブリッジ部30a,30bに跨って接続されていると共に、外部電源接続端子92が、ブリッジ部30b,30cに跨って接続されている。また、バッテリ側負荷74が、ブリッジ部30bに接続されている。
本実施形態によれば、バッテリ70とスタータ98の間に、外部電源接続端子92を設けることが出来る。これにより、例えばバッテリ上がり等の場合には、図示しない外部電源を外部電源接続端子92の端子部96に接続することによって、スタータ98やバッテリ70に外部電源から電力を供給することが出来る。従って、バッテリ70が車両の後方に配設されている車両でも、電気接続箱90を車両前方のエンジンルーム等に配設することによって、外部電源を接続する外部電源接続端子92を車両の前方に設けることが出来て、外部電源でスタータ98の始動やバッテリ70の充電を可能とすることが出来る。
そして、本実施形態においても、図7(b)に示すように、オルタネータ72が外部接続端子24c、バッテリ70が外部接続端子24b、スタータ98が外部接続端子24aに接続される場合には、メインヒューズ16をブリッジ部30b,30cの間に、外部電源接続端子92をブリッジ部30a,30bの間に跨って接続することにより、図7(a)と同様の回路を形成することが出来る。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、プレートの枚数は3枚に限定されるものではなく、4枚以上のプレートを設けても良い。また、各プレートは、少なくとも外部接続端子およびブリッジ部において同形状を有しておれば良く、ブリッジ部から先は任意の形状が採用可能であり、例えば各プレート間でブリッジ部から先の形状が異ならされていても良い。従って、例えば電気接続箱に設けられるバスバーをプレートとして用いて、バスバーに外部接続端子とブリッジ部を形成することにより、ブリッジ部から先は所定の回路形状を有するプレートなども採用可能である。更に、ブリッジ部から先の電気回路との接続形態も任意に設定可能であって、例えばブリッジ部を電線と接続しても良いし、電気接続箱に設けられたバスバーと接続する等しても良い。
更にまた、ブリッジ部に形成されるボルト孔の個数は限定されるものではなく、任意の数が設定可能である。また、ブリッジ部への電気部品の接続態様も、ボルト固定に限定されるものではなく、例えばブリッジ部を切り起こしてコネクタ等と接続可能な端子部を形成する等しても良い。
また、前記実施形態においては、箱本体12と別体の可換接続ユニット14が組み付けられることで、複数のプレート22が電気接続箱10に配設される構造とされていたが、箱本体にプレート収容部を形成して、プレートを箱本体に直接に配設することも勿論可能である。
10,80,90:電気接続箱、12:箱本体、14:可換接続ユニット、16:メインヒューズ(電気部品)、18:電流センサ(電気部品)、20:ケース、22a,b,c:プレート、24a,b,c:外部接続端子、28:屈曲部、30a,b,c:ブリッジ部、32a,b,c:ボルト孔、54:検知用バスバー、92:外部電源接続端子

Claims (7)

  1. 外部接続端子が設けられたプレートが複数枚配設されており、各前記外部接続端子に接続された導電路に跨って電気部品が接続される
    電気接続箱において、
    前記外部接続端子と、該外部接続端子から延出するブリッジ部とが互いに同形状に形成された3枚の前記プレートが、前記ブリッジ部を等間隔に隔てて並列配置されており、前記ブリッジ部によって前記導電路が形成されていると共に、
    並列配置された複数の前記ブリッジ部の中の隣接する2つの前記ブリッジ部間に前記電気部品が選択的に接続可能とされている
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記外部接続端子と前記ブリッジ部が形成された各前記プレートが、何れも同一部品である
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記プレートにおける前記外部接続端子と前記ブリッジ部の間に屈曲部が形成されており、前記外部接続端子が前記ブリッジ部よりも鉛直下方に配設されている
    請求項1又は2に記載の電気接続箱。
  4. 前記ブリッジ部には、該ブリッジ部の延伸方向で所定間隔を隔てて複数のボルト孔が形成されている
    請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱。
  5. 前記電気部品として、隣接する前記ブリッジ部に亘る長さ寸法を有する検知用バスバーが貫通して設けられた電流センサが前記ブリッジ部に接続されている
    請求項1〜4の何れか1項に記載の電気接続箱。
  6. 前記電気部品としてのヒューズが前記ブリッジ部に接続されている
    請求項1〜5の何れか1項に記載の電気接続箱。
  7. 前記電気部品としての外部電源接続端子が前記ブリッジ部に接続されている
    請求項1〜6の何れか1項に記載の電気接続箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9842718B1 (en) 2016-06-10 2017-12-12 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Fuse array for vehicle electrical system having multiple discrete circuits
WO2019134119A1 (zh) * 2018-01-05 2019-07-11 深圳市品川能源电气有限公司 电动车高压配电箱
WO2022168600A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11 住友電装株式会社 電気接続箱

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