JP2014127796A - 光多重分離伝送装置、制御方法および光多重分離伝送制御システム - Google Patents

光多重分離伝送装置、制御方法および光多重分離伝送制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】コストを低減した光多重分離伝送装置、制御方法および光多重分離伝送制御システムを提供すること。
【解決手段】本発明にかかる光多重分離伝送装置0001は、第1の方路と第2の方路から伝送された波長の異なるそれぞれ第1及び第2の波長の2つの光信号を多重化する波長帯域多重手段0011と、波長帯域多重手段0011により多重化されたのうち所定の波長の光信号を光分岐/挿入し、当該信号を外部装置に入出力するとともに、所定の波長以外の光信号を通過させる光分岐挿入手段0012と、光分岐挿入手段0012から出力された光信号を波長分離し、分離した第1及び第2の光信号を第1の方路と第2の方路のいずれかに伝送する波長帯域分離手段0013と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、光多重分離伝送装置、制御方法および光多重分離伝送制御システムに関する。
光ファイバ通信システムにおいて、単心光ファイバによる双方向通信(以下、1心双方向とする)は光ファイバの利用効率を高めるため、設備コスト面で有利である。また通信容量の増大に伴い、波長分割多重(WDM: Wavelength Division Multiplexing)による波長チャネル数の増加、光ファイバ増幅器による伝送距離の延伸化が必須となっている。
一方、2心光ファイバによる双方向通信(以下、2心双方向とする)において、中継光多重分離伝送装置において波長チャネル単位で多重分離を行うOADM(Optical Add/Drop Multiplexing:光分岐挿入装置)により、中継光多重分離伝送装置間で波長パスを設定する光多重分離伝送装置が実用化されており、波長パス設定を遠隔制御により行うROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexing)装置が普及している。一般的に波長チャネルの多重分離を行うOADMまたはROADM光多重分離伝送装置においては、高コストの光スイッチモジュール、光ファイバ増幅器などが複数組み合わせて構成されており、光多重分離伝送装置が高コストになる。
特許文献1には、関連する1心双方向波長多重分離ノードについて開示されている。特許文献1に開示された1心双方向波長多重分離ノードでは奇数波長→上り、偶数波長→下りという波長配備のため、伝送路における光ファイバ増幅器を配備するために中継光多重分離伝送装置において波長チャネルのインターリーブおよびインターリーブされた上りおよび下りの波長チャネルを多重分離する多重分離器が必要となる。
特許文献2には、光パスネットワークの階層型光パスクロスコネクト装置について開示されている。特許文献2に開示された階層型光パスクロスコネクト装置は、ターミネート処理部へ光スイッチ機構を簡単にすることで、波長パスクロスコネクト部のスイッチ機構の規模を減少する。
特許文献3には、波長多重分離手段を通過した光を反射する反射器を設けることで、信号光源となる波長可変光源の波長を、波長多重分離手段を透過する波長に容易に調整する、光伝送システムが開示されている。
特許文献4には、大規模クロスコネクトスイッチおよび対応方路数に依存したトランスポンダ・アグリゲータの配備を必要とせず、特定のトランスポンダの送受信光信号を任意の伝送方路かつ任意の波長で通信可能とし、導入コストの低下、装置小型化および低消費電力化を図ることができる波長パス通信ノード装置について開示されている。
特開2006−319857号公報 特開2012−65292号公報 特開2012−15577号公報 国際公開2009/145118号
特許文献1に開示された1心双方向波長多重分離ノードでは、隣接する波長チャネルをインターリーブする多重分離器は周波数密度を高めるために波長間隔を狭くすると急峻なフィルタ特性が必要となるため、高コストとなる。また、個別のトランスポンダごとに光ファイバ増幅器を配備する実施例が示されているが、伝送路に一括して光ファイバ増幅器を配備する場合に比べて高コストとなる。
したがって本発明は、光多重分離伝送装置のコスト低減を図ることを目的とする。
本発明にかかる光多重分離伝送装置は、第1の方路と第2の方路から伝送された波長の異なるそれぞれ第1及び第2の波長グループの光信号を多重化する波長帯域多重手段と、前記波長帯域多重手段により前記多重化されたのうち所定の波長の光信号を光分岐/挿入し、当該信号を外部装置に入出力するとともに、前記所定の波長以外の光信号を通過させる光分岐挿入手段と、前記光分岐挿入手段から出力された光信号を波長分離し、分離した第1及び第2の光信号を第1の方路と第2の方路のいずれかに伝送する波長帯域分離手段と、を備える。
本発明にかかる光多重分離伝送方法は、第1の方路と第2の方路から伝送された波長の異なるそれぞれ第1及び第2の波長グループの光信号を多重化し、前記波長帯域多重手段により前記多重化されたのうち所定の波長の光信号を光分岐/挿入し、当該信号を外部装置に入出力するとともに、前記所定の波長以外の光信号を通過させ、前記光分岐挿入手段から出力された光信号を波長分離し、分離した第1及び第2の光信号を第1の方路と第2の方路のいずれかに伝送する。
本発明にかかる光多重分離伝送制御システムは、少なくとも1つの光多重分離伝送装置と、ネットワーク制御装置を備える光多重分離伝送制御システムであって、光多重分離伝送装置は、第1の方路と第2の方路から伝送された波長の異なるそれぞれ第1及び第2の波長グループの光信号を多重化する波長帯域多重手段と、前記波長帯域多重手段により前記多重化されたのうち所定の波長の光信号を光分岐/挿入し、当該信号をトランスポンダを介して外部装置に入出力するとともに、前記所定の波長以外の光信号を通過させる光分岐挿入手段と、前記光分岐挿入手段から出力された光信号を波長分離し、分離した第1及び第2の光信号を第1の方路と第2の方路のいずれかに伝送する波長帯域分離手段と、を備え、前記ネットワーク制御装置は、前記ネットワーク制御装置は、前記光多重分離伝送装置の前記光分岐挿入手段が所定の波長の光信号の光分岐/挿入を行い、トランスポンダが所定の波長の光信号を入出力するよう動作を制御する。
コストを低減した光多重分離伝送装置、制御方法および光多重分離伝送制御システムを提供する。
実施の形態1にかかる光多重分離伝送装置の構成図である。 実施の形態2にかかる1台の光多重分離伝送装置を備えた1心双方向通信のリニアトポロジの構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる2台の光多重分離伝送装置を備えた1心双方向通信のリニアトポロジの構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる波長多重分離通信システムの制御フローを示す図である。 本実施の形態3にかかる2心双方向通信のリニアトポロジの構成例を示す図である。 実施の形態4にかかる1心双方向通信のリングトポロジの構成例を示す図である。 実施の形態5にかかる2心双方向通信のリングトポロジの構成例を示す図である。 実施の形態2にかかるOADM機能部の構成例である。 実施の形態6にかかるOADM機能部の構成例である。 実施の形態6にかかるOADM機能部の構成例である。 実施の形態6にかかるOADM機能部の構成例である。 実施の形態6にかかるOADM機能部の構成例である。 実施の形態の前提例にかかるシステム構成を説明するための構成例である。 実施の形態の前提例にかかるシステム構成を説明するための構成例である。 実施の形態の前提例にかかるOADM機能部の構成例である。 実施の形態の前提例にかかるOADM機能部の構成例である。 実施の形態の前提例にかかるOADM機能部の構成例である。 実施の形態の前提例にかかるOADM機能部の構成例である。 実施の形態の前提例にかかるOADM機能部の構成例である。
(実施の形態の前提例)
図13は関連技術の組み合わせにより、想起される1心双方向による波長多重分離通信システムの1例を示したものである。図13においては、特定波長帯(C-band、L-bandなど)内の短波長帯および長波長帯、あるいは複数波長帯のそれぞれに対してそれぞれ上りおよび下りの通信が割り当てられ、伝送路光ファイバ0613での1心双方向を、OADM光多重分離伝送装置0612においてWDMカプラ0605で短波長帯および長波長帯に分離し、それぞれ波長パス分離多重(OADM)または透過(OADMせずにそのままOADMノードを通過する)波長パス設定を行った後に再びWDMカプラ0605で多重し、1心双方向で伝送する構成となっている。
OADM光多重分離伝送装置0612における光ファイバ増幅器0604、OADM部0606、DCM(分散補償器:Dispersion Compensation Module)0603は通常、上りおよび下りに割り当てている波長帯の全帯域をカバーする仕様のコンポーネントを適用するが、当該コンポーネントを入力する波長多重信号は短波長帯もしくは長波長帯の一方のみであり、実質的なコンポーネントの利用効率は図14の2心双方向システム構成におけるそれに比べて1/2となる問題がある。
また図14は2心双方向による波長多重分離通信システムの1例を示したものである。図15〜図19は、図13または図14に適用される光多重分離伝送装置のOADM機能部の典型例である。
このような光多重分離伝送装置では、光ファイバ増幅器、OADM機能部、DCM機能部を、上り方向と下り方向について別々に使用しており、波長パス利用効率が悪いという問題がある。OADM機能部は一般にコストが高く、体積が大きい場合が多いため、光多重分離伝送装置が高コスト化し、かつ体積が大きくなるという問題がある。また、光多重分離伝送装置に設けられたOADM機能部は、使用される場面によって必要とされる機能に差異があるため、要求される条件に合わせてサイズとコストを調整して、最適な光多重分離伝送装置を利用したいという要望がある。さらに、光多重分離伝送装置の一部に障害した場合に、障害が発生した光多重分離伝送装置を介して接続している他の光多重分離伝送装置には、光信号を伝送ができないという問題がある。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、光多重分離伝送装置を示す図である。光多重分離伝送装置0112は、合波用WDMカプラ0011と、OADM機能部(波長パス選択切替手段)0012と、分波用WDMカプラ0013を備える。
合波用WDMカプラ0011は、異なる2つの方路から入力された光信号を多重して出力する波長帯域多重手段である。より具体的には、合波用WDMカプラ0011は、第1の方路から入力された光信号と、第2の方路から入力された光信号を多重化する。なお第1の方路から入力される光信号と、第2の方路から入力される光信号は波長が異なる。例えば第1の方路から入力される第1の波長は長波長であり、第2の方路から入力される第2の波長は、短波長である。
合波用WDMカプラ0011は、多重した光信号をOADM機能部0012に出力する。
OADM機能部0012は、入力された光信号の光分岐および挿入を行う。OADM機能部0012には、合波用WDMカプラ0011と、分波用WDMカプラ0013と、トランスポンダを介してクライアント装置(外部装置:図示せず)が接続されている。OADM機能部0012は、合波用WDMカプラ0011から入力された光信号を分岐し、分波用WDMカプラ0013と、クライアント装置に出力する。またOADM機能部0012は、クライアント装置からトランスポンダを介して入力した信号を、合波用WDMカプラ0011から分波用WDMカプラ0013に伝送する光信号に挿入する。
より具体的にはOADM機能部0012は、光信号の分岐の際にクライアント装置に出力する波長の光信号を、合波用WDMカプラ0011から分波用WDMカプラ0013に出力しないよう制御する。またOADM機能部0012は、光信号の挿入の際にクライアント装置から入力する波長の光信号を、合波用WDMカプラ0011から分波用WDMカプラ0013に出力しないよう制御する。
なおトランスポンダについては、実施の形態2において詳述する。
分波用WDMカプラ0013は、OADM機能部0012から入力された光信号を、分岐して出力する波長帯域分離手段である。より具体的には、分波用WDMカプラ0013は、第1の方路と第2の方路に対し、それぞれ光信号を出力する。ここで、分波用WDMカプラ0013から、それぞれ第1の方路と第2の方路に出力する光信号の波長は異なるサブ波長帯域に分波する。典型的には、分波用WDMカプラ0013は、第1の方路から合波用WDMカプラ0011に入力された波長と同じ波長の光信号を、第2の方路に出力する。また分波用WDMカプラ0013は、第2の方路から合波用WDMカプラ0011に入力された波長と同じ波長の光信号を、第1の方路に出力する。
これにより光多重分離伝送装置における、OADM機能部の機能を、第1の方路から入力された光信号と、第2の方路から入力された光信号とで共通化することができる。したがって、光多重分離伝送装置を、低コスト化することができる。
(実施の形態2)
図2及び図3はリニアトポロジでネットワークシステムを構築した例である。具体的には、図2は1台の光多重分離伝送装置(ノード装置)を備えた例であり、図3は2台の光多重分離伝送装置を備えた例である。以下では、図2を参照して説明する。なお図2及び図3において、左側をWest、右側をEastとして説明する。光多重分離伝送装置0112のWest側からEast側の方向を第1の方路(あるいは下り方向)、East側からWest側の方向を第2の方路(あるいは上り方向)とする。
波長多重分離光通信ネットワークシステムは、WDM端局装置0111と、光多重分離伝送装置0112と、ネットワーク制御装置0114を備える。WDM端局装置0111および光多重分離伝送装置0112はネットワーク制御装置0114に接続されており、ネットワーク制御装置0114より波長パス設定に関する設定情報を受信する。なお、WDM端局装置0111は、光多重分離伝送装置0112のWest側と、East側に1台ずつ設けられており、それぞれWDM端局装置0111A、WDM端局装置0111Bとする。WDM端局装置0111Aと光多重分離伝送装置0112、及び光多重分離伝送装置0112とWDM端局装置0111Bの間は、それぞれ1つの伝送路光ファイバ0113により接続されている。言い換えると、波長多重分離光通信ネットワークシステムは、1心双方向による通信を行う。
WDM端局装置0111は、トランスポンダ0101と、波長多重分離デバイス0102と、第1のDCM0103A(波長分散補償モジュール:Dispersion Compensation Module)と、第2のDCM0103Bと、第1の光ファイバ増幅器0104Aと、第2の光ファイバ増幅器0104Bと、第1のWDMカプラ0105Aと、第2のWDMカプラ0105Bを備える。
トランスポンダ0101は、WDM端局装置0111に接続されるクライアント装置(図示なし)間の通信を提供する。トランスポンダ0101は特定の波長帯(C-band、L-bandなど)内のすべての波長(WDM波長チャネル)を選択できるフルチューナブル機能を有する。より具体的には、トランスポンダ0101は、ITU−T規格に準拠したOTN(Optical Transport Network)フレームの生成終端機能ならびにビットレートを有し、WDMライン光出力信号の波長は同規格に定められている複数の等間隔周波数の何れかを設定できる機能を有する。ここではOTU2(ビットレート=10.709Gbps)、周波数間隔100GHz、WDMチャネル数40チャネル、WDM帯域としてC−bandを仕様とするトランスポンダを適用する。なお、本実施の形態において、1心双方向伝送を実現するために、100GHz間隔、40チャネルの帯域を短波長帯の20チャネル、超波長帯の20チャネルに分割し、長波長帯を光多重分離伝送装置0112のWest側の装置からEast側の装置の方向のリンク設定に、短波長帯をEast側の装置からWest側の装置の方向のリンク設定に割り当てるものとする。言い換えると、長波長帯をWDM端局装置0111AからWDM端局装置0111B方向のリンク設定に、短波長帯をWDM端局装置0111BからWDM端局装置0111A方向のリンク設定に割り当てるものとする。
トランスポンダ0101は、波長多重分離デバイス0102に対して波長チャネルを選択して、入出力を行う。なお、光多重分離伝送装置0112のWest側に設けられたWDM端局装置0111Aのトランスポンダをトランスポンダ0101X、光多重分離伝送装置0112のWest側に設けられたWDM端局装置0111Bのトランスポンダをトランスポンダ0101Z、とする。
波長多重分離デバイス0102は、トランスポンダ0101から入力された信号の波長の多重化を行う。より具体的には、波長多重分離デバイス0102は、100GHz間隔、40チャネルの光信号を個別に入出力するための40ポートの入出力ポートを有し、これら複数の光信号を波長多重して出力、または複数の光信号に波長分離するための多重信号を入力するアップリンクポート1ポートを有する。波長多重分離デバイス0102は、多重化した信号を、第1のWDMカプラ0105Aに出力する。また、波長多重分離デバイス0102は、第1のWDMカプラ0105Aから入力された多重信号を分離し、トランスポンダ0101Xに出力する。
第1のDCM0103Aは、伝送品質の劣化を防ぐための分散補償ファイバを収納したモジュールである。より具体的には、第1のDCM0103Aは、伝送路光ファイバ0113によって累積する正の波長分散によりトランスポンダ受信端で生じる残留分散値を最適化するために分散補償を行う。第1のDCM0103AはDCF(Dispersion Compansation Fiber)またはFBG(Fiber Bragg Grating)を用いており、分散補償量は受信端でのビットエラーレートが規定値以下となるように設定される。
第1のDCM0103Aは、第1のWDMカプラ0105Aから入力された信号について、分散補償を行い、第1の光ファイバ増幅器0104Aに出力する。
第2のDCM0103Bは、伝送品質の劣化を防ぐための分散補償ファイバを収納したモジュールである。第2のDCM0103Bは、第2の光ファイバ増幅器0104Bから入力された信号について、分散補償を行い、第1のWDMカプラ0105Aに出力する。典型的には、第2のDCM0103Bは、第1のDCM0103Aと同様のものが利用されるが、これに限定されない。
第1の光ファイバ増幅器0104Aは、減衰した信号を増幅する機能を有するモジュールである。典型的には、光ファイバ増幅器0104Aは、EDF(Erbium Dopoed Fiber)を利得媒体に用い、励起用半導体レーザにより光ファイバに添加されたイオン化Erbiumを励起し、入力信号光を増幅して出力光信号として出力する。光ファイバ増幅器0104Aの増幅利得、入力光信号パワ、出力光信号パワなどは、トランスポンダ0101以外の受動光デバイスおよび伝送路光ファイバが有する損失により決定される光パワレベルダイヤグラムにおいて、トランスポンダ受信端の光パワレベルおよびOSNR(Optical Signal to Noise Ratio)が所定の特性を満足するように決定される。
第1の光ファイバ増幅器0104Aは、第1のDCM0103Aから入力された信号を増幅して、第2のWDMカプラ0105Bに出力する。
第2の光ファイバ増幅器0104Bは、減衰した信号を増幅する機能を有するモジュールである。第2の光ファイバ増幅器0104Bは、第2のWDMカプラ0105Bから入力された信号を増幅して、第2のDCM0103Bに出力する。典型的には、第2の光ファイバ増幅器0104Bは、第1の光ファイバ増幅器0104Aと同様のものが利用されるが、これに限定されない。
第1のWDMカプラ0105Aは、長波長帯および短波長帯を弁別する。例えば、第1のWDMカプラ0105Aは、C−band内の短波長帯20チャネルおよび長波長帯20チャネルごと多重または分離する機能を有する、光ファイバ溶融型WDMカプラが適用される。第1のWDMカプラ0105Aは、波長多重分離デバイス0102から入力した信号を第1のDCM0103Aに出力する。また、第1のWDMカプラ0105Aは、第2の光ファイバ増幅器0104Bから入力された信号を、波長多重分離デバイス0102に出力する。
第2のWDMカプラ0105Bは、長波長帯および短波長帯を弁別する。より具体的には、第2のWDMカプラ0105Bは、第1の光ファイバ増幅器0104Aから入力した信号を、伝送路光ファイバ0113を介して、光多重分離伝送装置0112に出力する。また第2のWDMカプラ0105Bは、伝送路光ファイバ0113を介して光多重分離伝送装置0112から入力した信号を、第2のDCM0103Bに出力する。典型的には、第2のWDMカプラ0105Bは、第1のWDMカプラ0105Aと同様のものが利用されるが、これに限定されない。
伝送路光ファイバ0113は、典型的には、SSMF(Standard Single Mode Fiber)を用いる。なお、WDM端局装置0111Aと光多重分離伝送装置0112との間に接続された伝送路光ファイバ0113を第1の光ケーブル、光多重分離伝送装置0112とWDM端局装置0111Bとの間に接続された伝送路光ファイバ0113を第2の光ケーブルとする。
光多重分離伝送装置0112は、トランスポンダ0101Yと、第3のDCM0103Cと、第3のWDMカプラ0105Cと、合波用WDMカプラ0107Aと、分波用WDMカプラ0107Bと、第3の光ファイバ増幅器0108Aと、第4の光ファイバ増幅器0108Bと、OADM機能部0109を備える。ここで典型的には、光多重分離伝送装置0112は、実施の形態1で示した光多重分離伝送装置0001に、第3のDCM0103Cと、第3のWDMカプラ0105Cと、第3の光ファイバ増幅器0108Aと、第4の光ファイバ増幅器0108Bを加えたものである。
トランスポンダ0101Yは、光多重分離伝送装置0112に接続されるクライアント装置(図示なし)間の通信を提供する。トランスポンダ0101Yは、OADM機能部0109に対して、波長信号の入出力を行う。
第3のWDMカプラ0105Cは、長波長帯および短波長帯を弁別する。より具体的には、第3のWDMカプラ0105Cは、分波用WDMカプラ0107Bから入力した信号を、伝送路光ファイバ0113を介して、光多重分離伝送装置0112のWest側に設けられたWDM端局装置0111Aに出力する。また、第3のWDMカプラ0105Cは、光多重分離伝送装置0112のWest側に設けられたWDM端局装置0111Bの第2のWDMカプラ0105Bから、伝送路光ファイバ0113を介して入力した信号を、合波用WDMカプラ0107Aに出力する。典型的には、第3のWDMカプラ0105Cは、第1のWDMカプラ0105Aと同様のものが利用されるが、これに限定されない。なお、以下では、第3のWDMカプラ0105Cを、第1の伝送用波長分割多重カプラと呼ぶ場合がある。
第4のWDMカプラ0105Dは、長波長帯および短波長帯を弁別する。より具体的には、第4のWDMカプラ0105Dは、分波用WDMカプラ0107Bから入力した信号を、伝送路光ファイバ0113を介して、光多重分離伝送装置0112のEast側に設けられたWDM端局装置0111Bに出力する。また、第4のWDMカプラ0105Dは、光多重分離伝送装置0112のEast側に設けられたWDM端局装置0111Bの第2のWDMカプラ0105Bから、伝送路光ファイバ0113を介して入力した信号を、合波用WDMカプラ0107Aに出力する。典型的には、第4のWDMカプラ0105Dは、第1のWDMカプラ0105Aと同様のものが利用されるが、これに限定されない。なお、以下では、第4のWDMカプラ0105Dを、第2の伝送用波長分割多重カプラと呼ぶ場合がある。
合波用WDMカプラ0107Aは、入力された各波長の信号を合成して出力する波長帯域多重手段である。具体的には、合波用WDMカプラ0107Aは、第3のWDMカプラ0105Cから入力された第1の波長グループの光信号と、第4のWDMカプラ0105Dから入力された第2の波長グループの光信号を合成し、第3の光ファイバ増幅器0108Aに出力する。典型的には、合波用WDMカプラ0107Aは、第1のWDMカプラ0105Aと同様のものが利用されるが、これに限定されない。
第3の光ファイバ増幅器0108Aは、減衰した信号を増幅する機能を有するモジュールである。第3の光ファイバ増幅器0108Aは、合波用WDMカプラ0107Aから入力された信号を増幅して、第3のDCM0103Cに出力する。典型的には、第3の光ファイバ増幅器0108Aは、第1の光ファイバ増幅器0104Aと同様のものが利用されるが、これに限定されない。
第3のDCM0103Cは、波長分散による伝送品質の劣化を防ぐための分散補償ファイバを収納したモジュールである。第3のDCM0103Cは、第3の光ファイバ増幅器0108Aから入力された信号について、分散補償を行い、OADM機能部0109に出力する。典型的には、第3のDCM0103Cは、第1のDCM0103Aと同様のものが利用されるが、これに限定されない。
OADM機能部109は、光分岐挿入手段を備える。具体的には、OADM機能部0109は、第3の光ファイバ増幅器0108Aから信号を入力し、OADM機能部0109は、トランスポンダ0101Yに対して、信号の入出力を行う。また、OADM機能部0109は、第4の光ファイバ増幅器0108Bに信号を出力する。図8は、OADM機能部0109の構成例である。
OADM機能部0109は、2×1波長選択スイッチ0901B、光カプラ1301、DCM0603、光ファイバ増幅器0604A、光ファイバ増幅器0604B、波長多重分離デバイス1302を備える。さらにOADM機能部0109は、外部にノード制御回路0811を有している。図8において、光信号のうち長波長のものをRed-band、短波長のものをBlue-bandで表示している。
DCM0603および光ファイバ増幅器0604A、0604Bは、前述の第3のDCM0103Cおよび第3の光ファイバ増幅器0108A、第4の光ファイバ増幅器0108Bと同一である。
2×1波長選択スイッチ0901Bは、入力ポートを2ポート、出力ポートを1ポート備え、任意の入力ポートに入力された任意の波長チャネルを出力ポートに出力する機能を有する。例えば、2×1波長選択スイッチ0901Bは、MEMS(Micro Electro Mechanical System)スイッチと回折格子(グレーティング)から構成されている。2×1波長選択スイッチ0901Bは、入力ポートから入力されたWDM信号光を回折格子に照射して分光し、分光されたWDM信号光をMEMSミラーにより特定の周波数成分ごとに、任意の出力ポートの光ファイバに集光する。
光カプラ1301は入力ポートを1ポート、出力ポートを2ポート有し、入力された波長チャネルについて運用波長全帯域にわたって比率α(0<α<1)の光パワを一方の出力ポートに、比率1−αの光パワをもう一方の出力ポートに分波して出力する機能を有する。
波長多重分離デバイス1302は、波長多重信号を入出力するポートを1ポート、分離された個別の波長信号を入出力するポートを運用波長帯域の全波長チャネル数分備えている。波長多重分離デバイス1302は、光カプラ1301または2×1波長選択スイッチ0901Bとトランスポンダ0601との間に配備され、運用波長帯域の波長チャネル多重分離機能を有する。光カプラ1301とトランスポンダ0601の間に配備されたものを波長多重分離デバイス1302A、2×1波長選択スイッチ0901Bとトランスポンダ0601との間に配備されたものを波長多重分離デバイス1302Bとする。言い換えると、トランスポンダ0601に信号を出力するものを波長多重分離デバイス1302A、トランスポンダ0601から信号を入力するものを波長多重分離デバイス1302Bとする。なお、波長多重分離デバイス1302はWDM端局装置に用いられているものと同じ機能を有するが、短波長帯および長波長帯の光信号が共に波長多重ポートから入力され、波長分離ポートより出力するため、入出力方向に関してWDM端局装置における適用形態と異なる。このトランスポンダ0601は、トランスポンダ0101Yと同一である。
ノード制御回路0811は、トランスポンダ0601と2×1波長選択スイッチ0901Bに接続し、動作を制御する。典型的には、ノード制御回路0811は、ネットワーク制御装置0114からの制御信号に基づいて、トランスポンダ0601と2×1波長選択スイッチ0901Bの動作を制御する。例えばノード制御回路0811は、トランスポンダ0601が特定の波長の光信号を入出力するように制御する。また、ノード制御回路0811は特定の波長について、2×1波長選択スイッチ0901Bにおいて、DCM0603から入力されて光カプラ1301を透過して入力された光信号の通過または阻止、および波長多重分離デバイス1302Bから入力された光信号の通過または阻止の制御を行う。
第4の光ファイバ増幅器0108Bは、減衰した信号を増幅する機能を有するモジュールである。第4の光ファイバ増幅器0108Bは、OADM機能部0109から入力された信号を増幅して、分波用WDMカプラ0107Bに出力する。典型的には、第4の光ファイバ増幅器0108Bは、第1の光ファイバ増幅器0104Aと同様のものが利用されるが、これに限定されない。
分波用WDMカプラ0107Bは、第4の光ファイバ増幅器0108Bから信号を入力する。分波用WDMカプラ0107Bは、波長に基づいて入力された信号を分離する波長帯域分離手段である。より具体的には、分波用WDMカプラ0107Bは、信号の波長を参照して、光多重分離伝送装置0112のWest側に出力する信号については第3のWDMカプラ0105Cに出力し、光多重分離伝送装置0112のEast側に出力する信号については第4のWDMカプラ0105Dに出力する。典型的には、分波用WDMカプラ0107Bは、第1のWDMカプラ0105Aと同様のものが利用されるが、これに限定されない。
次に、波長多重分離光通信ネットワークシステムの動作について、図面を参照しながら説明する。最初に、ネットワーク制御装置0114の動作について説明する。図4は波長多重分離光通信ネットワークシステムの制御フローである。なお図4では、WDM端局装置0111Aのトランスポンダ0101Xから、光多重分離伝送装置0112のトランスポンダ0101Yへの信号の送信の制御フローを示す。
ネットワーク制御装置0114は、上位サービス層などからの波長パス設定要求を受け、要求された波長パスを確立するために制御対象となる波長パス端点のWDM端局装置0111または光多重分離伝送装置0112を特定する(ステップS1)。
ネットワーク制御装置0114は、特定したWDM端局装置0111または光多重分離伝送装置0112に対して、波長パス設定コマンドを送信する。ネットワーク制御装置0114は、波長パス経路上のすべての光多重分離伝送装置0112に対して、新規設定波長パスについて上記設定波長で透過するよう設定コマンドを送信する(ステップS2)。
ここで、各装置のトランスポンダおよび波長チャネルのリソース状況については、ネットワーク制御装置0114または各端局装置、光多重分離伝送装置においてリソース情報として管理されているものとする。また、上位サービス層などからの波長パス設定の要求に対して、ネットワーク制御装置0114がリソース情報を参照して適切な波長およびトランスポンダを選択し、波長パス設定コマンドを波長パス設定に関係する端局装置および光多重分離伝送装置に送信するものとする。ただし、上記の前提は本発明を約するものではない。
次に、WDM端局装置0111Aのトランスポンダ0101Xと、光多重分離伝送装置0112のトランスポンダ0101Yとの間に波長パスP1を設定する動作について説明する。
ネットワーク制御装置0114は、上位サービス層より上記波長パスP1の設定要求を受け、WDM端局装置0111Aおよび光多重分離伝送装置0112に対し、それぞれトランスポンダ0101Xおよびトランスポンダ0101Yの送信信号波長、および必要に応じて受信信号波長を設定する設定コマンドを送信する(ステップS3)。トランスポンダ0101Xに対しては、WDM端局装置0111Aから光多重分離伝送装置0112方向へのリンクの送信波長について波長λR1を設定し、光多重分離伝送装置0112方向からWDM端局装置0111Aへのリンクの受信波長について波長λB1を設定する。トランスポンダ0101Yに対しては、光多重分離伝送装置0112方向からWDM端局装置0111Aへのリンクの送信波長について波長λB1を設定し、WDM端局装置0111Aから光多重分離伝送装置0112方向へのリンクの受信波長について波長λR1を設定する。なお、受信波長の設定は不要であれば省略してもよい。
まず波長パスP1に関し、WDM端局装置0111Aから光多重分離伝送装置0112方向へのリンク(図2における点線の矢印)について説明する。
波長多重分離デバイス0102は、トランスポンダ0101Xから送信された波長λR1の光信号を波長多重し、第1のWDMカプラ0105Aに出力する(ステップS4)。ここで、波長λR1は長波長帯である。
第1のWDMカプラ0105Aは、長波長帯および短波長帯の合分波を行う(ステップS5)。言い換えると、第1のWDMカプラ0105Aは、波長多重分離デバイス0102から出力された長波長帯の信号と、第2のDCM0103Bから入力された短波長帯の信号の合分波を行う。
ここでは、第1のWDMカプラ0105Aは、波長λR1の光信号を、第1のDCM0103A及び第1の光ファイバ増幅器0104Aを経由して、第2のWDMカプラ0105Bに出力する。
第2のWDMカプラ0105Bは、長波長帯と短波長帯の合分波を行う(ステップS6)。言い換えると、第2のWDMカプラ0105Bは、第1の光ファイバ増幅器0104Aから入力された長波長帯の信号と、第3のWDMカプラ0105Cから入力された短波長帯の信号の合分波を行う。
ここでは、第2のWDMカプラ0105Bは、波長λR1の光信号を、伝送路光ファイバ0113を経由して、光多重分離伝送装置0112の第3のWDMカプラ0105Cに出力する。
第3のWDMカプラ0105Cは、長波長帯と短波長帯の合分波を行う(ステップS6)。言い換えると、第3のWDMカプラ0105Cは、第2のWDMカプラ0105Bから入力された長波長帯の信号と、分波用WDMカプラ0107Bから入力された短波長帯の信号の合分波を行う。
ここでは、第3のWDMカプラ0105Cは、伝送後の波長λR1の光信号を波長帯域分離し、合波用WDMカプラ0107Aに出力する。
合波用WDMカプラ0107Aは、第3のWDMカプラ0105Cから入力された長波長帯の光信号と、対向側の短波長帯の光信号と合波する(ステップS8)。合波用WDMカプラ0107Aは、合波した信号を、第3の光ファイバ増幅器0108A、第3のDCM103Cを介して、OADM機能部0109に出力する。
なお、DCM0103は、WDM端局装置0111および光多重分離伝送装置0112のどちらか一方、または双方に実装され、伝送路光ファイバ0113の波長分散を補償し、トランスポンダ受信端において適切な残留分散値となるようにDCMの波長分散補償量を設定する。
次に、図8を参照してOADM機能部0109の動作を説明する。
OADM機能部0109は、光カプラ1301において、比率α(0<α<1)の光パワを波長多重分離デバイス1302Aに入力し、比率1−αの光パワを2×1波長選択スイッチ0901Bに入力する(ステップS9)。αの設定については、ネットワーク規模および光学ロスバジェットなどを勘案して上記範囲内で設定する。
トランスポンダ0101Yは、波長多重分離デバイス1302Aに入力された波長λR1の光信号を受信する(ステップS10)。
一方、ノード制御回路0811は、2×1波長選択スイッチ0901Bに入力された波長λR1の光信号が、2×1波長選択スイッチ0901B内で出力ポートに出力されないように阻止(終端)するよう、制御する(ステップS11)。
次に、波長パスP1に関し、光多重分離伝送装置0112からWDM端局装置0111A方向へのリンク(図2における実線の矢印)について説明する。
OADM機能部0109において、波長多重分離デバイス1302Bは、トランスポンダ0101Yから送信される波長λB1の光信号を他のトランスポンダの送信光信号とともに多重し、2×1波長選択スイッチ0901Bに出力する。
ノード制御回路0811は、2×1波長選択スイッチ0901Bにおいて、波長多重分離デバイス1302Bより入力された波長λB1の光信号を出力ポートに出力するよう、制御する。なお、波長λB1は短波長帯である。
2×1波長選択スイッチ0901Bは、波長λB1の光信号を、第4の光ファイバ増幅器0108Bを経由して、分波用WDMカプラ0107Bに出力する。
分波用WDMカプラ0107Bは、長波長帯と短波長帯の光信号を分波する。ここで、分波用WDMカプラ0107Bは、短波長帯である波長λB1の信号を、第3のWDMカプラ0105Cに出力する。
第3のWDMカプラ0105Cは、長波長帯と短波長帯の光信号を分波する。言い換えると、第3のWDMカプラ0105Cは、分波用WDMカプラ0107Bから入力された短波長帯の信号と、第2のWDMカプラ0105Bから入力された長波長帯の信号の合分波を行う。
ここで、第3のWDMカプラ0105Cは、伝送路光ファイバ0113を介して、波長λB1の信号を第2のWDMカプラ0105Bに出力する。
第2のWDMカプラ0105Bは、長波長帯と短波長帯の光信号を分波する。言い換えると、第2のWDMカプラ0105Bは、第3のWDMカプラ0105Cから入力された短波長帯の信号と、第1の光ファイバ増幅器0104Aから入力された長波長帯の信号の合分波を行う。
ここで、第2のWDMカプラ0105Bは、第2の光ファイバ増幅器0104Bおよび、第2のDCM0103Bを介して、波長λB1の信号を第1のWDMカプラ0105Aに出力する。
第1のWDMカプラ0105Aは、長波長帯と短波長帯の光信号を分波する。言い換えると、第1のWDMカプラ0105Aは、DCM0103Bから入力された短波長帯の信号と、波長多重分離デバイス0102から入力された長波長帯の信号の合分波を行う。
ここで、第1のWDMカプラ0105Aは、波長多重分離デバイス0102を介して、波長λB1の信号をトランスポンダ0101Xに出力する。
これにより、WDM端局装置0111Aと光多重分離伝送装置0112の間において、波長λR1のWDM端局装置0111Aから光多重分離伝送装置0112方向のリンク、および波長λB1の光多重分離伝送装置0112からWDM端局装置0111A方向のリンクにより構成される波長パスP1が確立される。
次に、WDM端局装置0111Aのトランスポンダ0101Xと、WDM端局装置0111Bのトランスポンダ0101Zとの間に波長パスP2を設定する動作について以下に説明する。
ネットワーク制御装置0114は、上位サービス層より上記波長パスP2の設定要求を受け、WDM端局装置0111A、光多重分離伝送装置0112およびWDM端局装置0111Bに対して、それぞれトランスポンダXおよびトランスポンダZの送信信号波長および必要に応じて受信信号波長を設定する設定コマンドを送信する。トランスポンダXに対しては、WDM端局装置0111AからWDM端局装置0111B方向リンクの送信波長について波長λR2を設定し、WDM端局装置0111BからWDM端局装置0111A方向リンクの受信波長について波長λB2を設定する。トランスポンダZに対しては、WDM端局装置0111BからWDM端局装置0111A方向リンクの送信波長について波長λB2を設定し、WDM端局装置0111AからWDM端局装置0111B方向リンクの受信波長について波長λR2を設定する。なお、受信波長の設定は不要であれば省略してもよい。
まず波長パスP2に関し、WDM端局装置0111AからWDM端局装置0111B方向へのリンク、すなわち光多重分離伝送装置0112のWest側からEast側の方向のリンク(図3における点線の矢印)について説明する。
波長多重分離デバイス0102は、トランスポンダ0101Xから送信された波長λR2の光信号を波長多重し、第1のWDMカプラ0105Aに出力する。ここで、波長λR2は長波長帯である。
第1のWDMカプラ0105Aは、長波長帯および短波長帯の合分波を行う。ここでは、第1のWDMカプラ0105Aは、波長λR2の光信号を、第1のDCM0103A及び第1の光ファイバ増幅器0104Aを経由して、第2のWDMカプラ0105Bに出力する。
第2のWDMカプラ0105Bは、長波長帯と短波長帯の合分波を行う。ここでは、第2のWDMカプラ0105Bは、波長λR2の光信号を、伝送路光ファイバ0113を経由して、光多重分離伝送装置0112の第3のWDMカプラ0105Cに出力する。
第3のWDMカプラ0105Cは、長波長帯と短波長帯の合分波を行う。ここでは、第3のWDMカプラ0105Cは、伝送後の波長λR2の光信号を波長帯域分離し、合波用WDMカプラ0107Aに出力する。
合波用WDMカプラ0107Aは、第3のWDMカプラ0105Cから入力された長波長帯の光信号と、対向側の短波長帯の光信号と合波する。合波用WDMカプラ0107Aは、合波した信号を、第3の光ファイバ増幅器0108A、第3のDCM103Cを介して、OADM機能部0109に出力する。
OADM機能部0109は、光カプラ1301において、比率α(0<α<1)の光パワを波長多重分離デバイス1302Aに入力し、比率1−αの光パワを2×1波長選択スイッチ0901Bに入力する。
ノード制御回路0811は、2×1波長選択スイッチ0901Bに入力された波長λR2の光信号は2×1波長選択スイッチ0901B内で出力ポートに出力される(透過される)ように制御する。これにより、2×1波長選択スイッチ0901Bは、波長λR2を含む光信号を、第4の光ファイバ増幅器0108Bを介して、分波用WDMカプラ0107Bに出力する。
分波用WDMカプラ0107Bは、長波長帯と短波長帯の光信号を分波する。ここで、分波用WDMカプラ0107Bは、長波長帯である波長λR2の信号を、第4のWDMカプラ0105Dに出力する。
第4のWDMカプラ0105Dは、長波長帯と短波長帯の光信号を分波する。ここで、第4のWDMカプラ0105Dは、伝送路光ファイバ0113を介して、波長λR2の信号を、WDM端局装置0111Bの第2のWDMカプラ0105Bに出力する。
WDM端局装置0111Bの第2のWDMカプラ0105Bは、長波長帯と短波長帯の光信号を分波する。ここでWDM端局装置0111Bにおいて、第2のWDMカプラ0105Bは、第2の光ファイバ増幅器0104Bおよび、第2のDCM0103Bを介して、波長λB1の信号を、第1のWDMカプラ0105Aに出力する。
WDM端局装置0111Bの第1のWDMカプラ0105Aは、長波長帯と短波長帯の光信号を分波する。ここでWDM端局装置0111Bにおいて、第1のWDMカプラ0105Aは、波長多重分離デバイス0102を介して、波長λR2の信号をトランスポンダ0101Zに出力する。
波長パスP2に関して、WDM端局装置0111BからWDM端局装置0111A方向へのリンク、すなわちEast→West方向のリンクについても、上記と同様の設定によりリンクが確立される。したがって、波長λR2の、WDM端局装置0111AからWDM端局装置0111Bの方向リンク(West→East方向リンク)、および波長λB2の、WDM端局装置0111BからWDM端局装置0111Aの方向リンク(East→West方向リンク)により構成される波長パスP2が確立される。
これにより、光多重分離伝送装置における、光ファイバ増幅器、OADM機能部、DCM機能部を、短波長帯(上り)と長波長帯(下り)に関して共通化することができるため、波長パス利用効率を最大化することができる。したがって、光多重分離伝送装置を、低コスト化することができる。
より具体的には、双方向のそれぞれに対してOADM機能部0109に相当する機能ブロックを配備する構成と比較して、片方向分のOADM機能部のみで短波長帯および長波長帯、すなわち双方向のAdd/Drop/Through処理を行うことができるため、OADM機能部の装置コストを1/2に縮減することができる。したがって、OADM機能部を有する光多重分離伝送装置を低コスト化および小型化することができる。
(実施の形態3)
次に、図5を参照して本発明の実施の形態について説明する。図5は、波長多重分離光通信ネットワークシステムにおいて、2心双方向による通信を行う状態を示す図である。なお以下では、実施の形態1に示した構成物品と同様の機能を奏する構成物品については、同一の符号を付し、説明を省略する。
波長多重分離光通信ネットワークシステムは、WDM端局装置0311Aと、第1の光多重分離伝送装置0312Aと、第2の光多重分離伝送装置0312Bと、WDM端局装置0311Bと、ネットワーク制御装置0114を備える。第2の光多重分離伝送装置0312Bは、第1の光多重分離伝送装置0312AのEast側に設けられている。WDM端局装置0311Aは、第1の光多重分離伝送装置0312AのWest側に設けられている。WDM端局装置0311Bは、第2の光多重分離伝送装置0312BのEast側に設けられている。WDM端局装置0311A、0311Bおよび光多重分離伝送装置0312A、0312Bはネットワーク制御装置0114に接続されており、ネットワーク制御装置0114より波長パス設定に関する設定情報を受信する。
WDM端局装置0311Aと第1の光多重分離伝送装置0312Aは、2つの伝送路光ファイバ0313A、0313Bにより接続されている。第1の光多重分離伝送装置0312Aと第2の光多重分離伝送装置0312Bは、2つの伝送路光ファイバ0313C、0313Dにより接続されている。第2の光多重分離伝送装置0312BとWDM端局装置0311Bは、2つの伝送路光ファイバ0313E、0313Fにより接続されている。
WDM端局装置0311Aは、トランスポンダ0101Xと、波長多重分離デバイス0302Aと、第1のDCM0103Aと、第2のDCM0103Bと、第1の光ファイバ増幅器0304Aと、第2の光ファイバ増幅器0304Bを備える。
波長多重分離デバイス0302Aは、多重部0302Bと、分離部0302Cを備える。
多重部0302Bは、トランスポンダ0101Xから入力された信号を多重化し、第1のDCM0103Aに出力する。分離部0302Cは、第2のDCM0103Bから入力された信号を分離し、トランスポンダ0101Xに出力する。
第1の光ファイバ増幅器0304Aは、減衰した信号を増幅する機能を有するモジュールである。第1の光ファイバ増幅器0304Aは、第1のDCM0103Aから入力された信号を、伝送路光ファイバ0313Aを介して第1の光多重分離伝送装置0312Aに出力する。
第2の光ファイバ増幅器0304Bは、減衰した信号を増幅する機能を有するモジュールである。第2の光ファイバ増幅器0304Bは、伝送路光ファイバ0313Bを介して第1の光多重分離伝送装置0312Aから入力された信号を、第2のDCM0103Bに出力する。
WDM端局装置0311Bは、トランスポンダ0101Zと、波長多重分離デバイス0302Dと、第1のDCM0103Aと、第2のDCM0103Bと、第3の光ファイバ増幅器0304Cと、第4の光ファイバ増幅器0304Dを備える。
波長多重分離デバイス0302Dは、多重部0302Eと、分離部0302Fを備える。
多重部0302Eは、トランスポンダ0101Zから入力された信号を多重化し、第1のDCM0103Aに出力する。分離部0302Fは、第2のDCM0103Bから入力された信号を分離し、トランスポンダ0101Zに出力する。
第3の光ファイバ増幅器0304Cは、減衰した信号を増幅する機能を有するモジュールである。第3の光ファイバ増幅器0304Cは、第1のDCM0103Aから入力された信号を、伝送路光ファイバ0313Fを介して第2の光多重分離伝送装置0312Bに出力する。
第4の光ファイバ増幅器0304Dは、減衰した信号を増幅する機能を有するモジュールである。第4の光ファイバ増幅器0304Dは、伝送路光ファイバ0313Eを介して第2の光多重分離伝送装置0312Bから入力された信号を、第2のDCM0103Bに出力する。
第1の光多重分離伝送装置0312Aは、トランスポンダ0101Yと、第3のDCM0103Cと、合波用WDMカプラ0307Aと、分波用WDMカプラ0307Bと、光ファイバ増幅器0108Aと、光ファイバ増幅器0108Bと、OADM機能部0109を備える。
合波用WDMカプラ0307Aは、第1の光ファイバ増幅器0304Aから伝送路光ファイバ0313Aを介して入力された信号と、後述する第2の光多重分離伝送装置0312Bの分波用WDMカプラ0307Dから、伝送路光ファイバ0313Cを介して入力された信号とを合波する。合波用WDMカプラ0307Aは、合波した信号を光ファイバ増幅器0108Aに出力する。
分波用WDMカプラ0307Bは、光ファイバ増幅器0108Bから入力された信号を分波する。例えば分波用WDMカプラ0307Bは、長波長帯の信号を、伝送路光ファイバ0313Dを介して、後述する第2の光多重分離伝送装置0312Bの合波用WDMカプラ0307Cに出力し、短波長帯の信号を、伝送路光ファイバ0313Bを介して、第2の光ファイバ増幅器0304Bに出力する。
第2の光多重分離伝送装置0312Bは、トランスポンダ0101Yと、第3のDCM0103Cと、合波用WDMカプラ0307Cと、分波用WDMカプラ0307Dと、光ファイバ増幅器0108Aと、光ファイバ増幅器0108Bと、OADM機能部0109を備える。
合波用WDMカプラ0307Cは、第3の光ファイバ増幅器0304Cから伝送路光ファイバ0313Fを介して入力された信号と、第1の光多重分離伝送装置0312Aの分波用WDMカプラ0307Bから、伝送路光ファイバ0313Dを介して入力された信号とを合波する。合波用WDMカプラ0307Cは、合波した信号を光ファイバ増幅器0108Aに出力する。
分波用WDMカプラ0307Dは、光ファイバ増幅器0108Bから入力された信号を分波する。例えば分波用WDMカプラ0307Dは、長波長帯の信号を、伝送路光ファイバ0313Eを介して、第4の光ファイバ増幅器0304Dに出力し、短波長帯の信号を、伝送路光ファイバ0313Cを介して、第1の光多重分離伝送装置0312Aの合波用WDMカプラ0307Aに出力する。
これにより、光ファイバ増幅器など方向性のあるデバイスなどが伝送路に予め設置されているために1心双方向伝送が不可能な場合などにおいて、2心双方向伝送への対応も可能であり、装置の小型・低コスト化が可能となる。
(実施の形態4)
図6は、複数の光多重分離伝送装置をリングトポロジで接続した1心双方向伝送の波長多重分離光通信ネットワークシステムの一例である。リングトポロジで接続した1心双方向伝送の波長多重分離光通信ネットワークシステムは、第1〜第4の光多重分離伝送装置0112A〜0112Dを有するものとして説明する。
第1の光多重分離伝送装置0112Aは、第2の光多重分離伝送装置0112Bおよび第4の光多重分離伝送装置0112Dと接続している。
第2の光多重分離伝送装置0112Bは、第1の光多重分離伝送装置0112Aおよび第3の光多重分離伝送装置0112Cと接続している。
第3の光多重分離伝送装置0112Cは、第2の光多重分離伝送装置0112Bおよび第4の光多重分離伝送装置0112Dと接続している。
第4の光多重分離伝送装置0112Dは、第1の光多重分離伝送装置0112Aおよび第3の光多重分離伝送装置0112Cと接続している。
ここで、第1〜第4の光多重分離伝送装置0112A〜0112Dは、それぞれ第2の実施形態で示した光多重分離伝送装置0112と同様の構成である。
このようにリングトポロジとした場合であっても、実施の形態3に示した方法と同様の方法により光多重分離伝送装置における、光ファイバ増幅器、OADM機能部、DCM機能部を、短波長帯(上り)と長波長帯(下り)に関して共通化することができるため、装置の小型・低コスト化が可能である。
またこのような構成とすることで、たとえば第1の光多重分離伝送装置0112Aから第3の光多重分離伝送装置0112Cに信号を伝送する場合に、第2の光多重分離伝送装置0112Bに障害が発生しても、第4の光多重分離伝送装置0112Dを経由して信号を伝送することができるため、障害への耐性が強くなる。
(実施の形態5)
図7は、複数の光多重分離伝送装置をリングトポロジで接続した2心双方向伝送の波長多重分離光通信ネットワークシステムの一例である。リングトポロジで接続した1心双方向伝送の波長多重分離光通信ネットワークシステムは、第1〜第4の光多重分離伝送装置0312A〜0312Dを有するものとして説明する。
第1の光多重分離伝送装置0312Aは、第2の光多重分離伝送装置0312Bおよび第4の光多重分離伝送装置0312Dと接続している。
第2の光多重分離伝送装置0312Bは、第1の光多重分離伝送装置0312Aおよび第3の光多重分離伝送装置0312Cと接続している。
第3の光多重分離伝送装置0312Cは、第2の光多重分離伝送装置0312Bおよび第4の光多重分離伝送装置0312Dと接続している。
第4の光多重分離伝送装置0312Dは、第1の光多重分離伝送装置0312Aおよび第3の光多重分離伝送装置0312Cと接続している。
ここで、第1〜第4の光多重分離伝送装置0312A〜0312Dは、それぞれ第3の実施形態で示した光多重分離伝送装置0312と同様の構成である。
このようにリングトポロジとした場合であっても、実施の形態4に示した方法と同様の方法により光多重分離伝送装置における、光ファイバ増幅器、OADM機能部、DCM機能部を、短波長帯(上り)と長波長帯(下り)に関して共通化することができるため、装置の小型・低コスト化が可能である。
またこのような構成とすることで、たとえば第1の光多重分離伝送装置0312Aから第3の光多重分離伝送装置0312Cに信号を伝送する場合に、第2の光多重分離伝送装置0312Bに障害が発生しても、第4の光多重分離伝送装置0312Dを経由して信号を伝送することができるため、障害への耐性が強くなる。
(実施の形態6)
OADM機能部に関する他の実施形態について、実施の形態1に示したOADM機能部0109との差分を用いて説明する。
図9に示すOADM機能部0909は、波長ブロッカー0801、入力側光カプラ1301A(光パワ分波手段)、出力側光カプラ1301B(光パワ合波手段)、DCM0603、光ファイバ増幅器0604、波長多重分離デバイス1302A(波長パス分離手段)、波長多重分離デバイス1302B(波長パス多重手段)、ノード制御回路0911から構成される。構成要素間の相互接続は図に示すとおりである。波長ブロッカー0801は、入力ポートと出力ポートをそれぞれ1ポートずつ備え、入力された個別の波長チャネルに対して、任意の波長のチャネルの通過を阻止し、その他の波長チャネルについては透過して出力ポートに出力する機能を有する。波長ブロッカー0801は、波長パス透過阻止手段である。以下では、トランスポンダに光信号を出力する波長多重分離デバイス1302Aを第1の波長多重分離デバイス、トランスポンダから光信号を入力する波長多重分離デバイス1302Bを第1の波長多重分離デバイスとする。
図9に示すOADM機能部に関連する波長パス設定に動作について説明する。WDMラインからトランスポンダ0601へのDrop光信号については、入力側光カプラ1301AによりWDMラインより光パワ分岐された後に波長多重分離デバイス1302を介してトランスポンダに受信される。同時に、ノード制御回路1011により制御される波長ブロッカー0801によって当該Drop光信号と同一の波長について光信号が透過しないように阻止設定を行う。光多重分離伝送装置0112における波長パスの透過設定については、ノード制御回路1011により制御される波長ブロッカー0801によって当該透過光信号と同一の波長について光信号が透過するように設定を行う。トランスポンダ0601よりWDMラインへのAdd光信号は波長多重分離デバイス1302を介して出力側光カプラ1301BによりWDMラインに多重される。
図10に示すOADM機能部1009は、ノード制御回路0811以外は図8に示す構成例と同様の光コンポーネントで構成されているが、波長選択スイッチとして1×2波長選択スイッチ0901Aを用い、配備箇所が異なる。構成要素間の相互接続は図に示すとおりである。
図10に示すOADM機能部に関連する波長パス設定に動作について説明する。WDMラインからトランスポンダ0601へのDrop設定ついては、ノード制御回路1011により制御される1×2波長選択スイッチ0901Aにおいて、入力ポートより入力された当該Drop信号を波長多重分離デバイス1302に接続されている出力ポートより出力するようノード制御回路1011により設定され、波長多重分離デバイス1302を介してトランスポンダ0601により受信される。光多重分離伝送装置0112における波長パスの透過設定については、1×2波長選択スイッチ0901Aにおいて、入力ポートより入力された当該透過光信号を光カプラ1301に出力されるよう、ノード制御回路1011により1×2波長選択スイッチ0901Aが制御される。トランスポンダ0601よりWDMラインへのAdd光信号は波長多重分離デバイス1302を介して光カプラ1301によりWDMラインに多重される。
図11に示すOADM機能部1109は、1×N(Nは2以上の自然数)波長選択スイッチ1101、光カプラ1301、光ファイバ増幅器0604、DCM0603、波長多重分離デバイス1302、ノード制御回路1111から構成される。構成要素間の相互接続は図に示すとおりである。1×N波長選択スイッチ1101は、入力ポートを1ポート、出力ポートをNポート有し、入力ポートから入力される任意の波長およびチャネル数について、任意の出力ポートに出力する機能を有する。
図11に示すOADM機能部に関連する波長パス設定に動作について説明する。WDMラインからトランスポンダ0601へのDrop設定ついては、ノード制御回路1111により制御される1×N波長選択スイッチ1101において、入力ポートより入力された当該Drop信号を指定のトランスポンダ0601に接続されている出力ポートより出力するようノード制御回路1111により設定され、トランスポンダ0601により受信される。光多重分離伝送装置0112における波長パスの透過設定については、1×N波長選択スイッチ1101において、入力ポートより入力された当該透過光信号を光カプラ1301に出力されるよう、ノード制御回路1011により1×N波長選択スイッチ1101が制御される。トランスポンダ0601よりWDMラインへのAdd光信号は波長多重分離デバイス1302を介して光カプラ1301によりWDMラインに多重される。
図12に示すOADM機能部1209は、1×N波長選択スイッチ1201A、N×1波長選択スイッチ1201B、光ファイバ増幅器0604、DCM0603、から構成される。構成要素間の相互接続は図に示すとおりである。またOADM機能部109Bは、外部にノード制御回路1211を設けている。ノード制御回路1211は、1×N波長選択スイッチ1201Aと、N×1波長選択スイッチ1201Bと、トランスポンダ0601にそれぞれ接続している。
これにより、1×N波長選択スイッチ1201Aの入出力ポートに直接トランスポンダのWDM信号を収容しているため、トランスポンダのWDM送信信号波長および受信信号波長の設定に制約がなく、運用帯域(たとえばC−band)の全ての波長チャネルが設定可能である。一方、図8から図11に示す構成例における波長多重分離デバイス1302は固定波長を入出力する波長分離ポートとトランスポンダのWDM送信信号およびWDM受信信号の入出力ポートとの接続が固定的であるため、トランスポンダのWDM送受信波長の設定は接続された波長多重分離デバイスの波長分離ポートの波長に固定される。本発明の形態はこの制約が解消されるため、トランスポンダのWDM送信信号波長ならびにWDM受信信号波長を任意に設定が可能となる効果を有する。
なお、ノード制御回路0911、1011、1111、1211はノード制御回路0811と同様、ネットワーク制御装置0114から受信した波長パス設定要求に基づき、OADM機能部の波長パス設定に必要な光コンポーネントを制御するためのインターフェースを有し、光多重分離伝送装置内でそれぞれの光コンポーネントと制御線で接続されている。例えば、ノード制御回路1211は、1×N波長選択スイッチ1201AおよびN×1波長選択スイッチ1201Bと、トランスポンダ0601にそれぞれ接続し、ネットワーク制御装置0114から受信した波長パス設定要求に基づき、波長パス設定の制御を行う。
これによりOADM機能部は、要求される条件に合わせて構成を変更することができる。したがってOADM機能部について、用いられる場面に応じてサイズおよびコストの最適化を図ることができるため、OADM機能部を有する光多重分離伝送装置の、サイズおよびコストの最適化を図ることができる。
(実施の形態6)
光パワ・ロスバジェット設計および波長分散設計により、運用トランスポンダの光受信部における受光パワレベル、OSNR(Optical Signal to Noise Ratio)および残留分散値などの伝送品質を決定するパラメータについて、トランスポンダ受信部における誤り率が要求される数値以下となる範囲とする。このとき、図2におけるWDM端局装置0111において、光カプラ0105A、O105B、DCM0103A、0103B、光ファイバ増幅器0104A、0104Bにより構成される機能部を、波長多重分離装置0112よりOADM機能部0109を取り除き、DCM0103Cと光ファイバ増幅器0108Bを接続した機能構成に置き換えてもよい。
これにより、WDM端局装置0111における短波長帯および長波長帯のDCMおよび光ファイバ増幅器の共用化が可能となり、WDM端局装置の小型・低コスト化を実現することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば実施の形態2において、光多重分離伝送装置0112のWest側に設けられた装置からEast側に設けられた装置へは長波長帯の光信号を伝送し、East側に設けられた装置からWest側に設けられた装置へは短波長帯の光信号を伝送するものとして説明したが、これに限られない。また、上記で用いられる複数のDCM0103、光ファイバ増幅器0104については、それぞれの性能パラメータ(分散補償量、利得、入出力光パワ範囲など)について、配備される箇所により異なるものが適用されてもよい。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
波長パスおよび波長帯域多重分離機能部ならびにトランスポンダから構成され、複数の波長パスを複数の方路に対して設定する波長パス多重分離伝送装置において、
波長帯域が複数の方路に対応付けられた複数のサブ波長帯域に分割され、
前記波長パスおよび波長帯域多重分離機能部は波長帯域多重手段、波長帯域分離手段および波長パス選択切替手段から構成され、
前記波長帯域多重手段は、複数の方路に対応する伝送路と入力ポートとが接続され、入力ポートに入力されるサブ波長帯域に含まれる波長信号を多重して出力ポートに出力し、前記波長帯域多重手段の出力ポートは前記波長パス選択切替手段の入力ポートに接続され、
前記波長パス選択切替手段は波長パス多重分離ポートを介してトランスポンダと接続され、
前記波長パス選択切替手段の出力ポートは前記波長帯域分離手段の入力ポートに接続され、
前記波長帯域分離手段は、入力ポートから入力される波長パス多重信号を複数のサブ波長帯域に分離して出力ポートに出力し、前記波長帯域分離手段の出力ポートは複数の方路に対応する伝送路に接続される構成
であることを特徴とする波長パス多重分離伝送装置。
(付記2)
前記波長帯域多重手段は、複数の方路に対応する伝送路と1心双方向波長帯域多重手段を介して接続され、
前記波長帯域分離手段は、複数の方路に対応する伝送路と1心双方向波長帯域分離手段を介して接続される
ことを特徴とする付記1に記載の波長パス多重分離伝送装置。
(付記3)
波長パス多重切替手段が
第1の波長パス選択切替手段および第2の波長パス選択切替手段から構成され、
前記波長帯域多重手段の出力ポートが前記第1の波長パス選択切替手段の入力ポートに接続され、
前記第1の波長パス選択切替手段の出力ポートがトランスポンダの受信ポートに接続され、
前記第1の波長パス選択切替手段の出力ポートが前記第2の波長パス選択切替手段の入力ポートに接続され、
トランスポンダの送信ポートが前記第2の波長パス選択切替手段の入力ポートに接続され、
前記第2の波長パス選択切替手段の出力ポートが前記波長帯域分離手段の入力ポートに接続される
ことを特徴とする付記1または付記2に記載の波長パス多重分離伝送装置。
(付記4)
波長パス多重分離部が
光パワ合波手段、波長パス透過阻止手段、光パワ分波手段、波長パス多重手段および波長パス分離手段から構成され、
前記波長帯域多重手段の出力ポートが前記光パワ分波手段の入力ポートに接続され、
前記光パワ分波手段の出力ポートが前記波長パス分離手段を介してトランスポンダの受信ポートに接続され、
前記光パワ合波手段の出力ポートが前期波長パス透過阻止手段の入力ポートに接続され、
前記波長パス透過阻止手段の出力ポートが前記光パワ合波手段の入力ポートに接続され、
トランスポンダの送信ポートが前記波長パス多重手段を介して前記光パワ合波手段の入力ポートに接続され、
前記光パワ合波手段の出力ポートが前記波長帯域分離手段の入力ポートに接続される
ことを特徴とする付記1または付記2に記載の波長パス多重分離伝送装置。
(付記5)
波長パス多重分離部が
光パワ分波手段、波長パス選択切替手段、波長パス多重手段および波長パス分離手段から構成され、
前記波長帯域多重手段の出力ポートが前記光パワ分波手段の入力ポートに接続され、
前記光パワ分波手段の出力ポートが前記波長パス分離手段を介してトランスポンダの受信ポートに接続され、
前記光パワ分波手段の出力ポートが前期波長パス選択切替手段の入力ポートに接続され、
トランスポンダの送信ポートが前記波長パス多重手段を介して前記波長パス選択切替手段の入力ポートに接続され、
前記波長パス選択切替手段の出力ポートが前記波長帯域分離手段の入力ポートに接続される
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の波長パス多重分離伝送装置。
(付記6)
波長パス多重分離部が
光パワ合波手段、波長パス選択切替手段、波長パス多重手段および波長パス分離手段から構成され、
前記波長帯域多重手段の出力ポートが前記波長パス選択切替手段の入力ポートに接続され、
前記波長パス選択切替手段の出力ポートが波長パス分離手段を介してトランスポンダの受信ポートに接続され、
前記波長パス選択切替手段の出力ポートが前記光パワ合波手段の入力ポートに接続され、
トランスポンダの送信ポートが前記波長パス多重手段を介して前記光パワ合波手段の入力ポートに接続され、
前記光パワ合波手段の出力ポートが前記波長帯域分離手段の入力ポートに接続される
ことを特徴とする付記1または付記2に記載の波長パス多重分離伝送装置。
(構成例7)
波長パス多重分離部が
光パワ合波手段、波長パス選択切替手段および波長パス多重手段から構成され、
前記波長帯域多重手段の出力ポートが前記波長パス選択切替手段の入力ポートに接続され、
前記波長パス選択切替手段の出力ポートがトランスポンダの受信ポートに接続され、
前記波長パス選択切替手段の出力ポートが前記光パワ合波手段の入力ポートに接続され、
トランスポンダの送信ポートが前記波長パス多重手段を介して前記光パワ合波手段の入力ポートに接続され、
前記光パワ合波手段の出力ポートが前記波長帯域分離手段の入力ポートに接続される
ことを特徴とする付記1または付記2に記載の波長パス多重分離伝送装置。
(付記8)
波長パス多重分離部を構成する任意の2つの機能手段の入力ポートおよび出力ポート間に光増幅手段を挿入した
ことを特徴とする付記1から付記7のいずれかに記載の波長パス多重分離伝送装置。
(付記9)
波長パス多重分離部を構成する任意の2つの機能手段の入力ポートおよび出力ポート間に波長分散補償手段を挿入した
ことを特徴とする付記1から付記7のいずれかに記載の波長パス多重分離伝送装置。
(付記10)
波長パス多重分離部を構成する任意の2つの機能手段の入力ポートおよび出力ポート間に光増幅手段を挿入し、
さらに波長パス多重分離部を構成する任意の2つの機能手段の入力ポートおよび出力ポート間に波長分散補償手段を挿入した
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の波長パス多重分離伝送装置。(付記11)
波長パスおよび波長帯域多重分離機能部ならびにトランスポンダから構成される波長パス多重分離装置により構成され、複数の波長パスを複数の方路に対して設定する波長パス多重分離ネットワークにおいて、
波長帯域を複数の方路に対応付けられた複数のサブ波長帯域に分割し、
前記波長パスおよび波長帯域多重分離機能部は、
複数の方路に対応する伝送路より入力されるサブ波長帯域に含まれる波長信号を波長帯域多重して波長帯域多重信号を生成し、
前記波長帯域多重信号に含まれる任意の波長パスに対して、
波長パス信号を前記波長帯域多重信号より波長パス分離してトランスポンダ受信部に入力する、または
トランスポンダ送信部より送信される波長パス信号を前記波長帯域多重信号に波長パス多重する、または
当該ノード装置で前記波長パス分離、前記波長パス多重動作を行わずに任意の方路に波長パス透過出力する、
のいずれかまたは任意の組み合わせの動作を行い、
前記波長パス分離、前記波長パス多重、または前記波長パス透過出力の処理が行われた後の前記波長帯域多重信号について、
複数のサブ波長帯域に波長帯域分離し、複数の方路に対応する伝送路に対してサブ波長帯域を出力する
ことを特徴とする波長パス設定方法。
(付記12)
前記波長パスおよび波長帯域多重分離機能部において、
当該ノード装置から出力され、隣接ノード装置に入力される波長パス信号と、前記隣接ノード装置から出力され、当該ノード装置に入力される波長パス信号とを波長帯域多重および波長帯域分離して単一の伝送路で伝送する
ことを特徴とする付記1に記載の波長パス設定方法。
0101 トランスポンダ
0102 波長多重分離デバイス
0104、 光ファイバ増幅器
0105A−D WDMカプラ
0107A、0107B WDMカプラ
0108A、0108B 光ファイバ増幅器
0109 機能部
0111 端局装置
0112 光多重分離伝送装置
0113 伝送路光ファイバ
0114 ネットワーク制御装置
0302A、0302D 波長多重分離デバイス
0302B、0302E 多重部
0302C、0302F 分離部
0304A−D 光ファイバ増幅器
0307A、0307C 合波用WDMカプラ
0307B、0307D 分波用WDMカプラ
0311A、0311B 端局装置
0312A、0312B 光多重分離伝送装置
0313A−F 伝送路光ファイバ
0601 トランスポンダ
0604 光ファイバ増幅器
0605 カプラ
0606 OADM部
0612 光多重分離伝送装置
0613 伝送路光ファイバ
0801 波長選択スイッチ
0811 ノード制御回路
0901 波長選択スイッチ
0909 OADM機能部
0911 ノード制御回路
1009 OADM機能部
1011 ノード制御回路
1101 波長選択スイッチ
1109 OADM機能部
1111 ノード制御回路
1201 波長選択スイッチ
1209 OADM機能部
1211 ノード制御回路
1301 光カプラ
1301A 入力側光カプラ
1301B 出力側光カプラ
1302 波長多重分離デバイス
1302A 波長多重分離デバイス
1302B 波長多重分離デバイス

Claims (14)

  1. 第1の方路と第2の方路から伝送された波長の異なるそれぞれ第1及び第2の波長グループの光信号を多重化する波長帯域多重手段と、
    前記波長帯域多重手段により前記多重化されたのうち所定の波長の光信号を光分岐/挿入し、当該信号を外部装置に入出力するとともに、前記所定の波長以外の光信号を通過させる光分岐挿入手段と、
    前記光分岐挿入手段から出力された光信号を波長分離し、分離した第1及び第2の光信号を第1の方路と第2の方路のいずれかに伝送する波長帯域分離手段と、を備える、
    光多重分離伝送装置。
  2. 前記波長帯域分離手段は、前記波長帯域多重手段に第1の方路から入力された第1の波長の光信号を第2の方路に出力し、前記波長帯域多重手段に第2の方路から入力された第2の波長の光信号を第1の方路に出力する、
    請求項1に記載の光多重分離伝送装置。
  3. 波長帯域多重手段は、第1の光信号を第1の光ケーブルから入力し、第2の光信号を第2の光ケーブルから入力し、
    波長帯域分離手段は、第1の光ケーブルに第1/第2の光信号をいずれかを一方を出力し、第2の光ケーブルに第1/第2の光信号のいずれかの他方を出力する、
    請求項1に記載の光多重分離伝送装置。
  4. 前記光多重分離伝送装置は、
    前記第1の方路からの光信号と、前記波長帯域分離手段が前記第1の方路に出力する光信号とを入力し、前記第1の方路からの光信号を前記波長帯域多重手段に出力し、前記波長帯域分離手段から入力した光信号を前記第1の方路に出力するよう光信号を分割多重する第1の伝送用波長分割多重手段、をさらに備える、
    請求項1〜請求項3に記載の光多重分離伝送装置。
  5. 波長帯域多重手段は、第1の光信号を第1の光ケーブルから入力し、第2の光信号を第2の光ケーブルから入力し、
    波長帯域分離手段は、第3の光ケーブルに第1/第2の光信号のいずれか一方を出力し、第4の光ケーブルに第1/第2の光信号のいずれかの他方を出力する、
    請求項1に記載の光多重分離伝送装置。
  6. 前記光分岐挿入手段は、前記波長帯域多重手段から入力した前記光信号を分波する光カプラと、
    前記第光カプラから入力した入力信号を分離して、所定の波長の光信号を前記外部装置に出力する第1の波長多重分離デバイスと、
    前記外部装置から入力した所定の波長の光信号を出力する第2の波長多重分離デバイスと、
    前記光カプラにより分波された光信号と、前記外部装置から入力された光信号を多重する2×1波長選択スイッチと、を備える、
    請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の光多重分離伝送装置。
  7. 前記光分岐挿入手段は、
    入力された光信号を分離する1×2波長選択スイッチと、
    前記1×2波長選択スイッチから入力した入力信号を分離して、所定の波長の光信号を前記外部装置に出力する第1の波長多重分離デバイスと、
    前記外部装置から入力した所定の波長の光信号を出力する第2の波長多重分離デバイスと、
    前記1×2波長選択スイッチ通過した光信号と、前記外部装置から入力された光信号と、を多重する光カプラと、を備える、
    請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の光多重分離伝送装置。
  8. 前記光分岐挿入手段は、
    入力された光信号を分離して、所定の波長の光信号を前記外部装置に出力する1×N(Nは2以上の自然数)波長選択スイッチと、
    前記外部装置から入力した所定の波長の光信号を出力する第2の波長多重分離デバイスと、
    前記1×N波長選択スイッチを通過した光信号と、前記外部装置から入力された光信号と、を多重する光カプラと、を備える、
    請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の光多重分離伝送装置。
  9. 前記光分岐挿入手段は、
    入力された光信号を分離して、所定の波長の光信号を前記外部装置に出力する1×N(Nは2以上の自然数)波長選択スイッチと、
    前記1×N波長選択スイッチにより分離された光信号のうち通過した光信号と、前記外部装置から入力された光信号と、を多重するN×1波長選択スイッチと、を備える、
    請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の光多重分離伝送装置。
  10. 複数請求項1〜9のいずれか1項に記載の光多重分離伝送装置を備える光多重分離伝送制御システムであって、
    前記複数の光多重分離伝送装置は、リニアトポロジより接続されている、
    光多重分離伝送制御システム。
  11. 複数請求項1〜9のいずれか1項に記載の光多重分離伝送装置を備える光多重分離伝送制御システムであって、
    前記複数の光多重分離伝送装置は、リングトポロジより接続されている、
    光多重分離伝送制御システム。
  12. 前記光分岐挿入手段は、
    入力された光信号を分離する入力側光カプラと、
    前記第光カプラから入力した入力信号を分離して、所定の波長の光信号を前記外部装置に出力する第1の波長多重分離デバイスと、
    前記光カプラにより分離した光信号の一部の波長信号の通過および阻止を制御する波長ブロッカーと、
    前記外部装置から入力した所定の波長の光信号を出力する第2の波長多重分離デバイスと、
    前記波長ブロッカーを通過した光信号と、前記第2の波長多重分離デバイスから入力された光信号と、を多重する出力側光カプラと、を備える、
    請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の光多重分離伝送装置。
  13. 第1の方路と第2の方路から伝送された波長の異なるそれぞれ第1及び第2の波長グループの光信号を多重化し、
    前記波長帯域多重手段により前記多重化されたのうち所定の波長の光信号を光分岐/挿入し、当該信号を外部装置に入出力するとともに、前記所定の波長以外の光信号を通過させ、
    前記光分岐挿入手段から出力された光信号を波長分離し、分離した第1及び第2の光信号を第1の方路と第2の方路のいずれかに伝送する、
    光多重分離伝送方法。
  14. 少なくとも1つの光多重分離伝送装置と、ネットワーク制御装置を備える光多重分離伝送制御システムであって、
    光多重分離伝送装置は、
    第1の方路と第2の方路から伝送された波長の異なるそれぞれ第1及び第2の波長グループの光信号を多重化する波長帯域多重手段と、
    前記波長帯域多重手段により前記多重化されたのうち所定の波長の光信号を光分岐/挿入し、当該信号をトランスポンダを介して外部装置に入出力するとともに、前記所定の波長以外の光信号を通過させる光分岐挿入手段と、
    前記光分岐挿入手段から出力された光信号を波長分離し、分離した第1及び第2の光信号を第1の方路と第2の方路のいずれかに伝送する波長帯域分離手段と、を備え、
    前記ネットワーク制御装置は、
    前記ネットワーク制御装置は、前記光多重分離伝送装置の前記光分岐挿入手段が所定の波長の光信号の光分岐/挿入を行い、トランスポンダが所定の波長の光信号を入出力するよう動作を制御する、
    ネットワーク制御システム。
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