JP2014127480A - 電子機器および撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 有機ELディスプレイパネルなどの電子部品を効率的に冷却することができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】 電子部品と、空気中の湿気を吸着し湿気を電子部品の動作により発せられる熱で気化させて、電子部品を冷却する冷却部と、を備え、冷却部は、湿気を吸着する吸着部材と、電子部品から発せられる熱を吸着部材に伝える熱伝導部材とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 電子部品と、空気中の湿気を吸着し湿気を電子部品の動作により発せられる熱で気化させて、電子部品を冷却する冷却部と、を備え、冷却部は、湿気を吸着する吸着部材と、電子部品から発せられる熱を吸着部材に伝える熱伝導部材とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子機器および撮像装置に関する。
従来、デジタルカメラなどに用いられる電子部品、例えば、電子ビューファインダ(EVF)の有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)ディスプレイパネルや液晶ディスプレイ(LCD)パネルは、表示動作に伴い発熱し表示画像の画質を劣化させてしまう。そこで、画質の劣化を回避するために、ペルチェ素子や放熱板などの冷却機構を有機ELディスプレイパネルやLCDパネルに配置して冷却する技術が開発されている(特許文献1,2など参照)。
しかしながら、従来技術では、有機ELディスプレイパネルやLCDパネルなどをペルチェ素子で冷却する場合、ペルチェ素子を駆動するための電源が必要であり、放熱板で冷却する場合、放熱板を収納するための空間を確保する必要がある。
上記従来技術が有する問題に鑑み、本発明の目的は、有機ELディスプレイパネルなどの電子部品を効率的に冷却することができる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明を例示する電子機器の一態様は、電子部品と、空気中の湿気を吸着し湿気を電子部品の動作により発せられる熱で気化させて、電子部品を冷却する冷却部と、を備え、冷却部は、湿気を吸着する吸着部材と、電子部品から発せられる熱を吸着部材に伝える熱伝導部材とを有する。
また、冷却部は、吸着部材と熱伝導部材とを所定の割合で混合した混合物を用いて形成されてもよい。
また、冷却部は、吸着部材および熱伝導部材の粒状体を所定の割合で混合して形成されてもよい。
また、熱伝導部材は、カーボンナノチューブまたは炭素であってもよい。
また、熱伝導部材は、金属粉であってもよい。
また、吸着部材は、ケイ素化合物であってもよい。
また、吸着部材は、活性アルミナまたは塩化カルシウムであってもよい。
本発明を例示する撮影装置の一態様は、受光した被写体光に基づいて画像信号を出力する撮像素子と、撮像素子から出力される画像信号を表示する表示部と、表示部を電子部品として実装する本発明の電子機器と、を備える。
また、冷却部は、表示部の背面とともに表示側の一部分に配置されてもよい。
本発明によれば、有機ELディスプレイパネルなどの電子部品を効率的に冷却することができる。
図面に基づいて、本発明の実施形態について説明する。
《一の実施形態》
図1は、本発明の一の実施形態に係るデジタルカメラ100の構成を示す図である。なお、本実施形態のデジタルカメラ100は、ミラーレスタイプのデジタルカメラであるとする。
《一の実施形態》
図1は、本発明の一の実施形態に係るデジタルカメラ100の構成を示す図である。なお、本実施形態のデジタルカメラ100は、ミラーレスタイプのデジタルカメラであるとする。
図1に示すように、本実施形態のデジタルカメラ100は、CPU10を備える。CPU10には、不揮発性メモリ11およびワークメモリ12が接続されている。不揮発性メモリ11には、CPU10が種々の制御を行う際に参照される制御プログラムなどが格納されている。また、不揮発性メモリ11は、後述する撮像素子15の焦点検出用画素(AF画素)の位置座標を示すデータなどを記憶しているものとする。
CPU10は、不揮発性メモリ11に格納されている制御プログラムに従い、ワークメモリ12を一時記憶作業領域として利用して、デジタルカメラ100を構成する各部の制御を行う。
撮像レンズ13は、ズームレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成されている。撮影レンズ13から入射する被写体光は、絞り14、不図示のシャッタを介してCCDやCMOSなどの撮像素子15の受光面に結像する。なお、撮像レンズ13のレンズ位置は、CPU10の制御指示に基づき合焦モータ25によって光軸方向に調整される。簡単のため、図1では撮像レンズ13を1枚のレンズとして図示する。
撮像素子15は、撮像素子駆動回路16を介し、CPU10からの制御信号に基づいて駆動する。なお、本実施形態の撮像素子15は、その受光面上にある複数の撮像用画素の各々に、R(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかの原色透過フィルタがベイヤー配列型に設けられている。また、撮像素子15は、受光面上の一部の領域に配置された複数のAF画素を有する。それらのAF画素には、原色透過フィルタが設置されていない。本実施形態のAF画素は、撮像レンズ13の光学系の瞳の左側または右側を通過する光束を受光する2種類存在し、瞳分割型位相差方式で被写界の合焦状態を検出する。撮像素子15は、撮像素子駆動回路16の指示に基づいて、撮像用画素群およびAF画素群からの画素信号を個別に出力する。
撮像素子15の受光面に結像した被写体像は、アナログの画像信号に変換される。画像信号は、AFE17に入力される。AFE17は、撮像素子15の出力に対してアナログ信号処理を施すアナログフロントエンド回路である。このAFE17は、相関二重サンプリング、画像信号のゲインの調整、画像信号のA/D変換を行う。AFE17の出力は、画像処理部18に送られる。
画像処理部18は、分離回路、ホワイトバランス処理回路、画素補間(デモザイキング)回路、マトリクス処理回路、非線形変換(γ補正)処理回路、および輪郭強調処理回路などを備え、デジタルの画像データに対して、ホワイトバランス、画素補間、マトリクス、非線形変換(γ補正)、および輪郭強調などの処理を施す。なお、分離回路は、撮像用画素から出力される信号と、焦点検出用画素から出力される信号とを分離する回路である。また、画素補間回路は、1画素当たり1色のベイヤー配列信号を、1画素当たり3色を有する通常のカラー画像信号に変換する。
画像処理部18から出力される3色の画像データは、バス26を通じてSDRAM19に格納される。SDRAM19に格納された画像データは、CPU10の制御により読み出されてEVF制御部20aおよび/または表示制御部21aに送られる。EVF制御部20aおよび/または表示制御部21aは、入力された画像データを表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換してEVF20bおよび/または表示部21bにスルー画像として出力する。また、EVF20bおよび表示部21bは、上記スルー画像とともに、CPU10からの制御指示に基づいて、露出値やシャッタースピードなどの露出条件およびフラッシュ発光の有無などの撮影情報を表示する。
また、後述する操作部材23のレリーズ釦操作に応答して取得された画像データは、SDRAM19から読み出され圧縮伸長処理部29に送られる。圧縮伸長処理部29は、その画像データに圧縮処理を施し、メディアコントローラ22aを介して記録媒体であるメモリカード22bに記録する。
CPU10には、ユーザから撮像指示等を受け付けるレリーズ釦や電源釦等を有する操作部材23が接続されている。また、操作部材23として、表示部21bと同形状の透明のパネルで構成され表示部21bの表面全体に積層配置されるタッチパネルが用いられてもよい。すなわち、タッチパネルが、パネル表面に接触したスタイラス(または指先など)の位置を検出し、検出した位置情報をCPU10に出力することでユーザからの指示入力を受け付けるようにしてもよい。
さらに、本実施形態のCPU10は、不揮発性メモリ11に格納されている制御プログラムに従い、被写体検出部(不図示)やAF/AE検出部28などとして動作する。不図示の被写体検出部は、例えば、スルー画像や動画のフレームに対して被写体検出処理を施し、人物や動物の顔領域、および建物や自動車等の主要被写体の画像領域を検出する。この被写体検出処理は公知のアルゴリズムによって行われる。
AF/AE検出部28は、撮像素子15に撮像されたスルー画像におけるAF画素の信号を用い、瞳分割型位相差検出方式により、被写体検出部28により検出された各主要被写体のデフォーカス量およびデフォーカスの方向を検出する。CPU10は、AF/AE検出部28で得られたデフォーカス量およびデフォーカスの方向に基づいて、ドライバ24を制御して合焦モータ25を駆動し撮影レンズ13を光軸方向で進退させて焦点調整を行う。その焦点調整において、CPU10は、各主要被写体までの被写体距離を検出し、各主要被写体の画像領域の大きさや位置等とともに、デフォーカス量および被写体距離を取得しワークメモリ12に記録する。
また、AF/AE検出部28は、撮像用画素の信号に基づいて算出される測光輝度値と、ユーザが操作部材23を用いて設定したISO感度値とから光値を算出する。そして、CPU10は、露出値が求めた光値となるように、絞り値とシャッタ速度とを決定するAE演算を行う。このAE演算に基づいて、CPU10は、絞り駆動部27を駆動させて、求めた絞り値となるように絞り14の絞り径を調整する。
図2は、本実施形態のカメラ100において、不図示の回路基板に実装される各種電子部品のうち、EVF20bの構成の一例を示す。図2に示すように、EVF20bは、有機ELディスプレイパネル30、接眼レンズ31、および冷却部32を有する。
有機ELディスプレイパネル30は、EVF制御部20aから出力されるスルー画像および露光条件などの撮影情報を表示する。接眼レンズ31は、有機ELディスプレイパネル30に表示された映像の光を透過して不図示の接眼部に導き、ユーザの目に入射させる。
冷却部32は、図2に示すように、有機ELディスプレイパネル30の背面に配置され、空気中にある湿気(水蒸気)を吸着し、有機ELディスプレイパネル30の表示動作によって発せされる熱で気化させることで、有機ELディスプレイパネル30を冷却する。本実施形態の冷却部32は、例えば、多孔質素材の吸着部材であるシリカゲル(ケイ酸ナトリウム)の溶液に熱伝導性のよい熱伝導部材のカーボンナノチューブが所定の割合で混合された混合物を乾燥または焼結したものである。冷却部32は、有機ELディスプレイパネル30の背面と同じ形状および大きさを有した板状に形成され、熱伝導性のよい接着剤や止め金具などを用いて、有機ELディスプレイパネル30の背面に配置される。
冷却部32において、混合されたカーボンナノチューブが有機ELディスプレイパネル30の表示動作に伴って発せされる熱を効率的にシリカゲルに伝え、シリカゲルがその熱を気化熱として吸着した水分を蒸発させる。つまり、冷却部32は、有機ELディスプレイパネル30の温度を下げるとともに、再び空気中の湿気を吸着する。
なお、シリカゲルに混合されるカーボンナノチューブの量は、有機ELディスプレイパネル30が発する熱量に応じて適宜決定することが好ましい。また、冷却部32の厚さは、有機ELディスプレイパネル30が発する熱量や、デジタルカメラ100に配置される空間の大きさなどに応じて適宜決めることが好ましい。
このように、本実施形態では、多孔質で表面積の大きなシリカゲルと熱伝導性のよいカーボンナノチューブとが混合された冷却部32を有機ELディスプレイパネル30の背面に配置することで、別電源を用いることなく、有機ELディスプレイパネル30を効率的に冷却することができる。その結果、有機ELディスプレイパネル30に表示される画像の画質の劣化が抑制される。
また、冷却部32の形状を自由に形成することができることから、有機ELディスプレイパネル30などの大型化や形状に容易に対応することができる。
《一の実施形態の変形例》
本発明の一の実施形態の変形例に係るデジタルカメラについて説明する。本実施形態のデジタルカメラは、図1に示す一の実施形態に係るデジタルカメラ100と同一であり、構成についての詳細な説明は省略する。
《一の実施形態の変形例》
本発明の一の実施形態の変形例に係るデジタルカメラについて説明する。本実施形態のデジタルカメラは、図1に示す一の実施形態に係るデジタルカメラ100と同一であり、構成についての詳細な説明は省略する。
本実施形態のEVF20bは、図2に示す一の実施形態のものと同一であり、構成についての詳細な説明は省略する。
本実施形態のEVF20bと一の実施形態のものとの相違点は、冷却部32が、カーボンナノチューブの代わりに、アルミニウムや銅、銀または金などの金属粉あるいは炭(炭素)が熱伝導部材として用いられている。
なお、シリカゲルに混合される金属粉や炭の量は、有機ELディスプレイパネル30が発する熱量に応じて適宜決定することが好ましい。また、冷却部32の厚さは、有機ELディスプレイパネル30が発する熱量や、デジタルカメラ100に配置される空間の大きさなどに応じて適宜決めることが好ましい。
このように、本実施形態では、多孔質で表面積の大きなシリカゲルと熱伝導性のよい金属粉や炭が混合された冷却部32を有機ELディスプレイ30パネルの背面に配置することにより、別電源を用いることなく、有機ELディスプレイパネル30を効率的に冷却することができる。その結果、有機ELディスプレイパネル30に表示される画像の画質の劣化が抑制される。
また、冷却部32の形状を自由に形成することができることから、有機ELディスプレイパネル30などの大型化や形状に容易に対応することができる。
《他の実施形態》
本発明の他の実施形態に係るデジタルカメラについて説明する。本実施形態のデジタルカメラは、図1に示す一の実施形態に係るデジタルカメラ100と同一であり、構成についての詳細な説明は省略する。
《他の実施形態》
本発明の他の実施形態に係るデジタルカメラについて説明する。本実施形態のデジタルカメラは、図1に示す一の実施形態に係るデジタルカメラ100と同一であり、構成についての詳細な説明は省略する。
図3aは、本実施形態のEVF20bの構成を示す。なお、本実施形態のEVF20bの構成要素において、図2に示す一の実施形態のものと同じものについては同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
本実施形態のEVF20bと一の実施形態のものとの相違点は、シリカゲルとカーボンナノチューブとが所定の割合で混合された混合物を、数mm程度の大きさの粒状体41に形成して、有機ELディスプレイパネル30の背面に配置され粒状体41の直径よりも細かな網目を有する容器42に充填された冷却部40である。
なお、シリカゲルに混合されるカーボンナノチューブの量は、有機ELディスプレイパネル30が発する熱量に応じて適宜決定することが好ましい。また、カーボンナノチューブの代わりに、アルミニウムや銅、銀または金などの金属粉あるいは炭が混合されてもよい。さらに、粒状体41や容器42の大きさは、有機ELディスプレイパネル30が発する熱量や、デジタルカメラ100に配置される空間の大きさなどに応じて適宜決めることが好ましい。
このように、本実施形態では、多孔質で表面積の大きなシリカゲルと熱伝導性のよいカーボンナノチューブなどとが混合された粒状体41を有する冷却部40を有機ELディスプレイパネル30の背面に配置することにより、別電源を用いることなく、有機ELディスプレイパネル30を効率的に冷却することができる。その結果、有機ELディスプレイパネル30に表示される画像の画質の劣化が抑制される。
また容器42の形状を自由に形成することができることから、有機ELディスプレイパネル30などの大型化や形状に容易に対応することができる。
《他の実施形態の変形例》
次に、本発明の他の実施形態の変形例に係るデジタルカメラについて説明する。本実施形態のデジタルカメラは、図1に示す一の実施形態に係るデジタルカメラ100と同一であり、構成についての詳細な説明は省略する。
《他の実施形態の変形例》
次に、本発明の他の実施形態の変形例に係るデジタルカメラについて説明する。本実施形態のデジタルカメラは、図1に示す一の実施形態に係るデジタルカメラ100と同一であり、構成についての詳細な説明は省略する。
一方、図3bは、本実施形態のEVF20bの構成を示す。なお、本実施形態のEVF20bの構成要素において、図2に示す一の実施形態のものと同じものについては同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
本実施形態のEVF20bと一の実施形態のものとの相違点は、大きさの異なるシリカゲルの粒状体51とアルミニウムなどの金属粉から形成される粒状体52とが、有機ELディスプレイパネル30の背面に配置され粒状体51,52の直径よりも小さな網目を有する容器53に所定の割合で混合して充填された冷却部50である。なお、図3bでは、シリカゲルの粒状体51が、金属粉の粒状体52より小さく金属粉の粒状体52の隙間に充填される場合を示す。しかしながら、シリカゲルの粒状体51が金属粉の粒状体52より大きくてもよいし、粒状体51,52が同じ大きさであってもよい。また、シリカゲルの粒状体51と金属粉の粒状体52との混合比は、有機ELディスプレイパネル30が発する熱量に応じて適宜決定することが好ましい。
さらに、粒状体52は、金属粉の代わりに、カーボンナノチューブや炭(炭素)から形成されてもよい。また、粒状体51,52や容器53の大きさは、有機ELディスプレイパネル30が発する熱量や、デジタルカメラ100に配置される空間の大きさなどに応じて適宜決めることが好ましい。
このように、本実施形態では、多孔質で表面積が大きいシリカゲルの粒状体51と金属粉の粒状体52とを有する冷却部50を有機ELディスプレイパネル30の背面に配置することにより、別電源を用いることなく、有機ELディスプレイパネル30を効率的に冷却することができる。その結果、有機ELディスプレイパネル30に表示される画像の画質の劣化が抑制される。
また容器53の形状を自由に形成することができることから、有機ELディスプレイパネル30などの大型化や形状に容易に対応することができる。
《別の実施形態》
次に、本発明の別の実施形態に係るデジタルカメラについて説明する。本実施形態のデジタルカメラは、図1に示す一の実施形態に係るデジタルカメラ100と同一であり、構成についての詳細な説明は省略する。
《別の実施形態》
次に、本発明の別の実施形態に係るデジタルカメラについて説明する。本実施形態のデジタルカメラは、図1に示す一の実施形態に係るデジタルカメラ100と同一であり、構成についての詳細な説明は省略する。
一方、図4は、本実施形態のEVF20bの構成を示す。なお、本実施形態のEVF20bの構成要素において、図2に示す一の実施形態のものと同じものについては同一の符号を付し詳細な説明を省略する。
本実施形態のEVF20bと一の実施形態のものとの相違点は、冷却部32とともに、有機ELディスプレイパネル30の表示側の一部分に冷却部60が形成される点にある。本実施形態の冷却部60は、例えば、カーボンナノチューブや炭、アルミニウムなどの金属粉をコロイド粒子として混合されたシリカの溶液を、有機ELディスプレイパネル30の表示側の一部分に1回以上塗布して形成される単層または多層の薄膜である。
なお、冷却部60は、カーボンナノチューブや金属粉が混合されることから、冷却部60が形成される有機ELディスプレイパネル30の一部分の表示の視認性が悪くなる。したがって、カーボンナノチューブや金属粉の混合量は、冷却部32との場合と比較して少なくすることが好ましい。また、冷却部60が配置される有機ELディスプレイパネル30の部分としては、発熱量が多く、視認性が多少犠牲になっても問題が少ない、露光条件やフラッシュ発光の有無などの撮影情報が表示される部分であることが好ましい。
このように、本実施形態では、有機ELディスプレイパネル30の背面に冷却部32を、表示側の一部分に冷却部60をそれぞれ配置することにより、冷却部32のみの場合と比較して、有機ELディスプレイパネル30をより効率的に冷却することができる。
《実施形態の補足事項》
(1)上記実施形態では、デジタルカメラ100はミラーレスタイプとしたが、本発明はこれに限定されず、一眼レフタイプやコンパクトタイプのデジタルカメラ、携帯電話やスマートフォン、あるいは外付けのEVFなどのカメラの周辺装置に対しても適用可能である。また、デジタルカメラ以外の一般的な電子機器に対しても適用可能である。
《実施形態の補足事項》
(1)上記実施形態では、デジタルカメラ100はミラーレスタイプとしたが、本発明はこれに限定されず、一眼レフタイプやコンパクトタイプのデジタルカメラ、携帯電話やスマートフォン、あるいは外付けのEVFなどのカメラの周辺装置に対しても適用可能である。また、デジタルカメラ以外の一般的な電子機器に対しても適用可能である。
(2)上記実施形態では、有機ELディスプレイパネル30の背面や表示側に直接冷却部を配置し、有機ELディスプレイパネル30を冷却したが、本発明はこれに限定されない。例えば、LCDパネル、CPU10、撮像素子15、または画像処理部18として動作するASICなどの背面に冷却部が配置されてもよい。
(3)上記実施形態では、冷却部の吸着部材として、ケイ素化合物のシリカゲルとしたが、本発明はこれに限定されず、ゼオライトなどの他のケイ素化合物、活性アルミナまたは塩化カルシウムなどを用いてもよい。
(4)上記実施形態では、冷却部の厚さを一定にしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図5に示すように、冷却部32は、有機ELディスプレイパネル30のうち、露光条件やフラッシュ発光の有無などの撮影情報が表示され発熱が大きい部分での厚みが厚くなるように形成されてもよい。同様に、冷却部40,50の容器42,53は、撮影情報が表示され発熱が大きい部分での厚みが厚くなるような形状を有してもよい。
(5)上記実施形態では、容器42,53は、粒状体41や粒状体51,52より細かな網目を有する容器としたが、本発明ではこれに限定されない。例えば、容器42,53は、少なくとも水蒸気を通すことできる繊維で織られた布の容器などでもよい。また、容器42,53を用いずに、冷却部40や冷却部50は、粒状体41同士または粒状体51と粒状体52とを焼結されたり熱伝導性のよい接着剤で固められたりして形成される集合体であってもよい。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図する。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
10…CPU、13…撮像レンズ、14…絞り、15…撮像素子、18…画像処理部、19…SDRAM、20b…EVF、28…AF/AE検出部、30…有機ELディスプレイパネル、31…接眼レンズ、32、40、50、60…冷却部、100…デジタルカメラ
Claims (9)
- 電子部品と、
空気中の湿気を吸着し前記湿気を前記電子部品の動作により発せられる熱で気化させて、前記電子部品を冷却する冷却部と、を備え、
前記冷却部は、
前記湿気を吸着する吸着部材と、
前記電子部品から発せられる熱を前記吸着部材に伝える熱伝導部材とを有する
ことを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器において、
前記冷却部は、前記吸着部材と前記熱伝導部材とを所定の割合で混合した混合物を用いて形成されることを特徴とする電子部品。 - 請求項1に記載の電子機器において、
前記冷却部は、前記吸着部材および前記熱伝導部材の粒状体を所定の割合で混合して形成されることを特徴とする電子部品。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記熱伝導部材は、カーボンナノチューブまたは炭素であることを特徴とする電子機器。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記熱伝導部材は、金属粉であることを特徴とする電子機器。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記吸着部材は、ケイ素化合物であることを特徴とする電子機器。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記吸着部材は、活性アルミナまたは塩化カルシウムであることを特徴とする電子機器。 - 受光した被写体光に基づいて画像信号を出力する撮像素子と、
前記撮像素子から出力される前記画像信号を表示する表示部と、
前記表示部を前記電子部品として実装する請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の電子機器と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項8に記載の撮像装置において、
前記冷却部は、前記表示部の背面とともに表示側の一部分に配置されることを特徴とする撮像装置。
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