JP2014126236A - 冷凍装置のコントローラ、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

冷凍装置のコントローラ、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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強 米森
Manabu Yoshimi
学 吉見
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Abstract

【課題】一時的に過剰に供給されている電力を積極的に利用させることが可能な冷凍装置のコントローラ等を提供する。
【解決手段】HEMS制御部52は、通常制御、抑制デマンドレスポンス制御、および、促進デマンドレスポンス制御のいずれかをヒートポンプ7に実行させるために、ヒートポンプコントローラ7sに指令を送る。HEMS制御部52は、通常制御を行わせる場合には、設定条件を満足させるようにヒートポンプ7を駆動させて熱負荷の処理を行ように、ヒートポンプコントローラ7sに指令を送る。HEMS通信部51が電力会社1等からの促進通知を受け付けてヒートポンプ7に促進デマンドレスポンス制御を行わせる場合には、HEMS制御部52は、通常制御よりも単位時間当たりの消費電力量の多い促進デマンドレスポンス制御を行うように、ヒートポンプコントローラ7sに指令を送る。
【選択図】図12

Description

本発明は、冷凍装置のコントローラ、プログラムおよび記録媒体に関する。
従来から、電力の需給状況に応じて、空気調和機における消費電力を制御する技術が提案されている。
例えば、特許文献1(特開平10−30834号公報)に記載の空気調和機では、特定の地域で使用電力量が増大した場合に電力会社等から送信される信号(電力の消費量の抑制を図る旨の信号)を受信した場合に、消費電力が低く抑制された運転モードを実行する空気調和機が提案されている。
上述の特許文献1(特開平10−30834号公報)に記載の空気調和機では、電力の需要量が増大する等して供給される電力が一時的に不足気味になった場合に、空気調和機の消費電力を低減させることだけが検討されており、供給される電力が一時的に過剰になった場合については全く検討されていない。
一方で、供給される電力が一時的に過剰になった状況下では、一時的に過剰に供給されている電力を積極的に消費して、できるだけ電力を消費してほしいというニーズが存在している。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、一時的に過剰に供給されている電力を積極的に利用させることが可能な冷凍装置のコントローラ、プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
第1観点に係る冷凍装置のコントローラは、電力を消費して熱負荷の処理を行う冷凍装置を制御する冷凍装置のコントローラであって、受付部および制御部を備えている。受付部は、電力の消費の促進を意図する促進通知を受け付ける。制御部は、第1運転モードと第2運転モードを冷凍装置に実行させる。第1運転モードでは、制御部は、設定条件を満足させるように冷凍装置を駆動させて熱負荷の処理を行う。第2運転モードは、受信部が促進通知を受け付けることに起因して制御部によって開始され、制御部は、第1運転モードよりも消費電力量の多い運転モードを冷凍装置に実行させる。
ここで、「電力の消費の促進を意図する促進通知」には、単に、電力の消費を促すことを示す指令だけでなく、電力の単価を下げる指令や、使用電力量の上限を上げさせる指令等のように促進の意図を間接的に示すものも含まれる。
この冷凍装置のコントローラでは、電力の消費の促進を意図する促進通知を受信部が受け付けた際に、制御部は、第1運転モードよりも消費電力量の多い運転モードである第2運転モードを冷凍装置に実行させ、消費電力量を自動的に増大させることが可能になる。
したがって、一時的に過剰に供給されている電力を、冷凍装置において積極的に利用させることが可能になる。
第2観点に係る冷凍装置のコントローラは、第1観点に係る冷凍装置のコントローラであって、第2運転モードでは、制御部は、熱負荷を処理して設定条件を満足させるため以外の目的で電力を消費させる。
この冷凍装置のコントローラでは、一時的に過剰に供給されている電力を、熱負荷処理以外の目的で冷凍装置において積極的に利用させることが可能になる。
第3観点に係る冷凍装置のコントローラは、第1観点に係る冷凍装置のコントローラであって、第2運転モードでは、制御部は、熱負荷を処理して設定条件を満足させるために消費する電力を増大させる。
この冷凍装置のコントローラでは、一時的に過剰に供給されている電力を、熱負荷処理の目的で冷凍装置において積極的に利用させることが可能になる。
第4観点に係る冷凍装置のコントローラは、第1観点に係る冷凍装置のコントローラであって、第2運転モードでは、制御部は、熱負荷を処理して設定条件を満足させるため以外の目的で電力を消費させ、かつ、熱負荷を処理して設定条件を満足させるために消費する電力を増大させる。
この冷凍装置のコントローラでは、一時的に過剰に供給されている電力を、熱負荷処理の目的と熱負荷処理以外の目的の両方で冷凍装置において積極的に利用させることが可能になる。
第5観点に係る冷凍装置のコントローラは、第1観点から第4観点のいずれかに係る冷凍装置のコントローラであって、促進通知には、電力の消費の促進を要求する要求期間に関する情報が含まれている。制御部は、要求期間の間だけ、第2運転モードを冷凍装置に実行させ、要求期間の経過後は第1運転モードを冷凍装置に実行させる。
この冷凍装置のコントローラでは、制御部は、電力の消費の促進を意図する促進通知を受信部が受け付けることで、消費電力量が第1運転モードよりも多い第2運転モードを冷凍装置に実行させ始める。そして、制御部は、要求期間が経過した際に、その消費電力量の多い第2運転モードを終了させ、第1運転モードを開始させる。これにより、促進通知において要求されている要求期間の間だけ消費電力量を高める制御を自動的に行うことが可能になる。
第6観点に係る冷凍装置のコントローラは、第1観点から第5観点のいずれかに係る冷凍装置のコントローラであって、促進通知は、自然エネルギ発電による発電量が増大したことに由来する通知である。
この自然エネルギ発電による発電としては、例えば、太陽光発電および/または風力発電等が含まれる。これらの自然エネルギ発電では、自然の環境変化によって発電量が変化し、人為的な発電量のコントロールが難しいため、電力の需要家側に供給される電力が不安定になることがあり、電力が供給不足になることだけでなく、電力が供給過剰になる場合がある。
これに対して、この冷凍装置のコントローラでは、自然エネルギ発電による発電量が増大したことに由来する促進通知を受信部が受信することで、制御部が、第1運転モードよりも消費電力量の多い運転モードである第2運転モードを冷凍装置に実行させ、消費電力量を自動的に増大させている。
したがって、自然エネルギ発電による発電量が一時的に増大し、電力が過剰に供給されることになった場合であっても、冷凍装置において当該過剰な電力を積極的に利用させることが可能になる。
第7観点に係る冷凍装置のコントローラは、第1観点から第6観点のいずれかに係る冷凍装置のコントローラであって、冷凍装置は、第1回路および第2回路の両方を含んでいる。第1回路は、圧縮機構、放熱器、膨張機構および蒸発器を有しており、一次冷媒が循環する。第2回路は、放熱器もしくは蒸発器の場所および熱負荷が生じている場所を通過するように設けられ、二次冷媒が循環する。
この冷凍装置のコントローラでは、一次冷媒が循環する第1回路だけでなく二次冷媒が循環する第2回路に含まれている制御対象の要素についても、消費電力量を増大させる制御対象に含めることが可能になる。
第8観点に係る冷凍装置のコントローラは、第7観点に係る冷凍装置のコントローラであって、冷凍装置は、圧縮機構と、放熱器および/または蒸発器として機能する室外熱交換器と、膨張機構と、ドレンパンヒータと、を内部に収容した筐体を有している。筐体の底板は、ドレンパンを構成している。ドレンパンヒータは、ドレンパンの上に配置されている。制御部は、第2運転モードを冷凍装置に実行させる際に、ドレンパンヒータへの通電量を増大させてドレンパンヒータを発熱させる。
なお、ここでの制御部による制御には、受信部が促進通知を受け付けた時点でドレンパンヒータに通電が行われていない場合には、ドレンパンヒータへの通電を開始させることが含まれる。受信部が促進通知を受け付けた時点で既にドレンパンヒータに通電が行われている場合には、ドレンパンヒータへの通電量をさらに増大させることが含まれる。
この冷凍装置のコントローラでは、受信部が促進通知を受け付けた際に、制御部が、ドレンパンヒータへの通電量を増大させることで、一時的に過剰に供給されている電力を積極的に利用させ、ドレンパンにおける着霜を抑制することが可能になる。しかも、ドレンパンヒータへの通電量が増大して、ドレンパンヒータからの発熱量が増大したとしても、ドレンパンヒータが配置されている筐体の底板付近に存在する周囲の空気に対して放熱されるため、ドレンパンが過度に加熱されにくい。さらに、ドレンパンヒータは第1回路の一部を構成するものではなく、ドレンパンヒータから発熱した熱が第1回路を流れる一次冷媒の状態に与える影響が小さいため、運転状態が悪化することが抑制される。このため、ドレンパンの過度な加熱および運転状態の悪化を防止しつつ、消費電力量を増大させることが可能になる。
第9観点に係る冷凍装置のコントローラは、第8観点に係る冷凍装置のコントローラであって、冷凍装置は、ドレンパンヒータで発熱した熱を蓄える蓄熱体を有している。
この冷凍装置のコントローラでは、ドレンパンヒータで発熱した熱を蓄える蓄熱体を有しているため、ドレンパンヒータを発熱させたことでドレンパンにおける除霜を行った後であっても、ドレンパンヒータで発熱した熱を廃熱することなく蓄熱体に蓄えることができる。そして、制御部による第2運転モードが終了した後であっても、第2運転モード実行時にドレンパンヒータから発熱された熱を蓄熱体において保持し続けることができる。これにより、第2運転モードが終了した後であっても、蓄熱体に熱が保持されているしばらくの間は、ドレンパンにおける着霜を抑制することができる。
第10観点に係る冷凍装置のコントローラは、第7観点に係る冷凍装置のコントローラであって、冷凍装置は、第2回路を通過する二次冷媒を加熱するための二次ヒータを有している。制御部は、第2運転モードを冷凍装置に実行させる際に、第2回路を流れる二次冷媒が第1回路の蒸発器において冷却される冷房運転を行っている場合には、冷房運転を維持しつつ、二次ヒータへの通電量を増大させて二次ヒータを発熱させる。
この冷凍装置のコントローラでは、制御部は、第2運転モードを行う際に、第1回路において冷房運転を行わせつつ、蒸発器において冷却された二次冷媒が流れる第2回路において二次ヒータを発熱させる。これにより、第1回路の蒸発器で生じさせた冷熱熱を、第2回路の二次ヒータにおいて相殺させることによって、過度な冷却を抑制して室内環境の悪化を防止しつつ、一時的に消費電力量を増大させることが可能になる。
第11観点に係る冷凍装置のコントローラは、第7観点に係る冷凍装置のコントローラであって、圧縮機構は、三相交流によって駆動している。制御部は、第2運転モードを冷凍装置に実行させる際に、三相交流のうちの一相を欠相させ、他の二相に通電させて発熱させる。
この冷凍装置のコントローラでは、制御部は、第2運転モードを行う際に、圧縮機構の駆動方式を第1運転モードの場合とは変えて、三相交流のうちの一相を欠相させて、他の二相に通電させ、電気を流す部分をヒータとして利用することができる。これにより、圧縮機構の駆動方式を第1運転モードの場合とは変えて、一時的に消費電力量を増大させることが可能になる。
第12観点に係る冷凍装置のコントローラは、第7観点に係る冷凍装置のコントローラであって、冷凍装置は、室外に配置されており放熱器および/または蒸発器として機能する室外熱交換器と、室外熱交換器に対して室外の空気を送るための室外ファンと、を有している。制御部は、第2運転モードを冷凍装置に実行させる際に、室外ファンへの通電量を増大させて室外ファンによる風量を増大させる。
なお、ここでの制御部による制御には、受信部が促進通知を受け付けた時点で室外ファンが駆動していない場合には、室外ファンへの通電を開始させて室外ファンを駆動させることが含まれる。受信部が促進通知を受け付けた時点で既に室外ファンが駆動している場合には、室外ファンへの通電量をさらに増大させて室外ファンによる風量を増大させることが含まれる。
この冷凍装置のコントローラでは、制御部は、第2運転モードを行う際に、室外ファンへの通電量を増大させて、室外ファンによる風量を増大させている。ここで、第1回路において冷媒が循環していない状況であれば、室外ファンが駆動されたとしても、第1回路における冷媒の状態に特に変化を生じさせず、空調対象空間等の対象空間の環境を悪化させることなく一時的に消費電力量を増大させることが可能になる。また、第1回路において冷媒が循環している状況において室外ファンの風量が増大されたとしても、空調対象空間へ直接的に吹き出す空気流れの風量が増大することにはならないため、空調対象空間等の対象空間の環境を悪化させることなく一時的に消費電力量を増大させることが可能になる。
第13観点に係る冷凍装置のコントローラは、第7観点に係る冷凍装置のコントローラであって、冷凍装置は、圧縮機構に設けられたクランクケースヒータを有している。制御部は、第2運転モードを冷凍装置に実行させる際に、クランクケースヒータへの通電量を増大させてクランクケースヒータを発熱させる。
なお、ここでの制御部による制御には、受信部が促進通知を受け付けた時点でクランクケースヒータへの通電が行われていない場合には、クランクケースヒータへの通電を開始させることが含まれる。受信部が促進通知を受け付けた時点で既にクランクケースヒータへの通電が行われている場合には、クランクケースヒータへの通電量をさらに増大させることが含まれる。
この冷凍装置のコントローラでは、受信部が促進通知を受け付けた際に、制御部が、クランクケースヒータへの通電量を増大させることで、一時的に過剰に供給されている電力を積極的に利用させ、冷凍機油の冷媒への溶け込みを小さく抑制することが可能になる。これにより、冷凍機油の冷媒への溶け込みを小さく抑制しつつ、消費電力量を増大させることが可能になる。
第14観点に係るプログラムは、電力を消費して熱負荷の処理を行う冷凍装置の制御をコントローラに実行させるプログラムである。このプログラムは、熱負荷の処理を行って設定条件を満足させる第1運転モードを冷凍装置に実行させるステップを有している。また、このプログラムは、コントローラに設けられた受信部が電力の消費の促進を意図する促進通知を受け付けることに起因して、第1運転モードよりも消費電力量の多い運転モードである第2運転モードを冷凍装置に実行させ始めるステップを有している。
ここで、「電力の消費の促進を意図する促進通知」には、単に、電力の消費を促すことを示す指令だけでなく、電力の単価を下げる指令や、使用電力量の上限を上げさせる指令等のように促進の意図を間接的に示すものも含まれる。
このプログラムが管理装置によって実行されることで、電力の消費の促進を意図する促進通知を受信部が受け付けた際に、第1運転モードよりも消費電力量の多い運転モードである第2運転モードを冷凍装置に実行させ、消費電力量を自動的に増大させることが可能になる。
したがって、一時的に過剰に供給されている電力を、冷凍装置において積極的に利用させることが可能になる。
第15観点に係る記録媒体は、第14観点に係るプログラムが一時的でなく記録されている。
この記録媒体では、否一時的に格納されているプログラムを管理装置に実行させることで、第14観点に係るプログラムと同様の効果を得ることができる。
第1観点に係る冷凍装置のコントローラでは、一時的に過剰に供給されている電力を、冷凍装置において積極的に利用させることが可能になる。
第2観点に係る冷凍装置のコントローラでは、一時的に過剰に供給されている電力を、熱負荷の処理以外の目的で冷凍装置において積極的に利用させることが可能になる。
第3観点に係る冷凍装置のコントローラでは、一時的に過剰に供給されている電力を、熱負荷の処理の目的で冷凍装置において積極的に利用させることが可能になる。
第4観点に係る冷凍装置のコントローラでは、一時的に過剰に供給されている電力を、熱負荷処理の目的と熱負荷処理以外の目的の両方で冷凍装置において積極的に利用させることが可能になる。
第5観点に係る冷凍装置のコントローラでは、促進通知において要求されている要求期間の間だけ消費電力量を高める制御を自動的に行うことが可能になる。
第6観点に係る冷凍装置のコントローラでは、自然エネルギ発電による発電量が一時的に増大し、電力が過剰に供給されることになった場合であっても、冷凍装置において当該過剰な電力を積極的に利用させることが可能になる。
第7観点に係る冷凍装置のコントローラでは、一次冷媒が循環する第1回路だけでなく二次冷媒が循環する第2回路に含まれている制御対象の要素についても、消費電力量を増大させる制御対象に含めることが可能になる。
第8観点に係る冷凍装置のコントローラでは、ドレンパンの過度な加熱および運転状態の悪化を防止しつつ、消費電力量を増大させることが可能になる。
第9観点に係る冷凍装置のコントローラでは、第2運転モードが終了した後であっても、蓄熱体に熱が保持されているしばらくの間は、ドレンパンにおける着霜を抑制することができる。
第10観点に係る冷凍装置のコントローラでは、第1回路の蒸発器で生じさせた冷熱熱を、第2回路の二次ヒータにおいて相殺させることによって、過度な冷却を抑制して室内環境の悪化を防止しつつ、一時的に消費電力量を増大させることが可能になる。
第11観点に係る冷凍装置のコントローラでは、圧縮機構の駆動方式を第1運転モードの場合とは変えて、一時的に消費電力量を増大させることが可能になる。
第12観点に係る冷凍装置のコントローラでは、空調対象空間等の対象空間の環境を悪化させることなく一時的に消費電力量を増大させることが可能になる。
第13観点に係る冷凍装置のコントローラでは、冷凍機油の冷媒への溶け込みを小さく抑制しつつ、消費電力量を増大させることが可能になる。
第14観点に係るプログラム、第15観点に係る記録媒体では、一時的に過剰に供給されている電力を、冷凍装置において積極的に利用させることが可能になる。
一実施形態に係る集中管理システムを備えたエネルギ管理システムのブロック概略構成図である。 アグリゲータの詳細構成を示した集中管理システムのブロック概略構成図である。 需要家が備える要素を示したブロック構成図である。 ヒートポンプのシステム構成図である。 室外ユニットの外観概略図である。 室外ユニットの底面を構成するドレンパン上に配置されたドレンパンヒータの概略図である。 ヒートポンプによる冷房運転の状態を示す概略図である。 ヒートポンプによる通常暖房運転の状態を示す概略図である。 ヒートポンプによる低外気時暖房運転の状態を示す概略図である。 ヒートポンプによる通常給湯運転の状態を示す概略図である。 ヒートポンプによる貯湯温度が低温である時の暖房給湯同時運転の状態を示す概略図である。 消費電力量の調整要求に対する制御処理のフローチャートである。 変形例(A)に係るHEMSプログラムが一時的でなく記録された記録媒体を示す図である。
一実施形態に係るHEMSコントローラ5がエネルギ管理システム100において用いられている場合を例に挙げて、以下、図面を参照しながら説明する。
(1)エネルギ管理システム
エネルギ管理システム100は、電力会社1と、集中管理システム10と、を備えている。
電力会社1は、特に限定されない発電手法によって発電を行っている。発電手法としては、例えば、太陽光発電や風力発電等の自然発電であってもよい。このような自然発電によって得られる電力は、太陽光が十分に得られる状態と雲等によって太陽光が遮られる状態との間で自然現象的に発電効率が変化したり、風の強い状態と弱い状態との間で自然現象的に発電効率が変化したりすることがあるため、安定的な電力の供給を見込みにくいものではあるが、発電に伴う二酸化炭素の排出量が低い点で好ましい。
なお、この電力会社1は、夏期の昼の時間帯等のように電力消費量が増大し電力供給量が不足した状況になるか、もしくは、太陽光による発電量が増大したり風量が増大して風力発電の発電量が増大した場合等に一時的に電力供給量が過剰な状況になると、集中管理システム10に対して、消費電力量の調整要求の信号を送る。この消費電力量の調整要求には、例えば、消費電力量を小さく抑えるように要求する信号(電力消費抑制信号)だけでなく、消費電力量を大きくするように要求する信号(電力消費促進信号)も含まれる。この消費電力量の調整要求には、電力消費の抑制が求められる抑制期間情報もしくは電力消費の促進が求められる促進期間情報が含まれている。なお、消費電力量の調整要求には、電力消費の抑制程度を示す情報もしくは電力消費の促進程度を示す情報が含まれていてもよい。
なお、電力会社1で発電された電力は、送配電業者によって設けられた伝送線等を介して、電力の消費を行う設備まで供給されている。
集中管理システム10は、通信ネットワーク2を介して、電力会社1と通信可能に接続されている。集中管理システム10は、電力会社1からの消費電力量の調整要求の信号を受信し、管理対象とされている複数の需要家それぞれから予め受信している予定情報に基づいて、当該消費電力量の調整要求に応じる程度等を定める処理を行う。なお、通信ネットワーク2の種類は、特に限定されるものではなく、例えば、インターネット等を挙げることができる。以下、集中管理システム10について、具体的に説明する。
(2)集中管理システム
集中管理システム10は、アグリゲータ3と、複数の需要家(需要家A、B、C・・・)に属する装置と、を有して構成されている。
図2に、アグリゲータの詳細構成を示した集中管理システム10のブロック概略構成図を示す。
(2−1)アグリゲータ
アグリゲータ3は、各需要家が消費する電力量の管理や、消費電力量の調整要求の処理に関する管理等を行う装置であって、図2に示すように、アグリゲータ通信部31と、アグリゲータ制御部32と、アグリゲータ記憶部33と、を有している。
アグリゲータ通信部31は、通信ネットワーク2を介して、電力会社1との間、および、各需要家に属する装置(ゲートウェイ4等)との間での通信が可能となるように接続されている。このアグリゲータ通信部31によって、アグリゲータ3は、電力会社1から発信される消費電力量の調整要求の信号を受信する。
アグリゲータ記憶部33には、各需要家から送信されてきた、受け入れ可否情報33aが格納される。この受け入れ可否情報33aは、本実施形態においては、各需要家から通信ネットワーク2を介して送信されてきたデータであって、アグリゲータ通信部31が受信し、アグリゲータ制御部32によってアグリゲータ記憶部33に格納させる処理が行われることで、アグリゲータ記憶部33に格納されることとなっているデータである。この受け入れ可否情報33aは、具体的には、消費電力量の調整要求が当該予定の日時に生じた場合に応じるか否かの予定を示した情報であり、消費電力量の調整要請のうち電力消費抑制信号による要求を受け入れる期間(図2に示す「電力消費抑制の受入期間」)と、消費電力量の調整要請のうち電力消費促進信号による要求を受け入れる期間(図2に示す「電力消費促進の受入期間」)と、の2つの期間の情報を含んでいる。
(2−2)各需要家(需要家A、B、C・・・)
図3に、需要家が備える要素を示したブロック構成図を示す。
なお、実施形態の説明では、「需要家」の文言は、需要家に属している通信装置や情報処理装置を含めた概念として用いている場合がある。
複数の需要家(需要家A、B、C・・・)は、いずれも、通信ネットワーク2を介して、アグリゲータ3と通信可能に接続されている。
各需要家が備えている通信装置や情報処理装置は、同様であるため、複数の需要家A、B、C・・・のうち、ここでは、需要家Aに属する装置を例に挙げて説明する。
図1および図3に示すように、需要家Aには、ゲートウェイ4、HEMSコントローラ5、スマートメータ6、ヒートポンプ7、および、電化製品8等が属している。
(2−2−1)ゲートウェイ
ゲートウェイ4は、ゲートウェイ通信部41と、変換部42と、を有している。ゲートウェイ通信部41は、通信ネットワーク2を介して、アグリゲータ3のアグリゲータ通信部31と通信可能となるように接続されている。また、ゲートウェイ通信部41は、HEMSコントローラ5との間で情報の送受信が可能となるように、スマートメータ6の計測値を受信できるように、それぞれ接続されている。変換部42は、通信ネットワーク2を介してゲートウェイ通信部41が受信した情報を、HEMSコントローラ5によって処理可能な形式の情報に変換する。また、変換部42は、HEMSコントローラ5からゲートウェイ通信部41が受信した情報を、通信ネットワーク2を介して送信可能な情報もしくはアグリゲータ通信部31と通信可能な形式の情報に変換する。
なお、ゲートウェイ4は、電力消費機器における消費電力量の計測データ(例えば、当該月の合計消費電力量)をスマートメータ6から受信し、通信ネットワーク2を介して、アグリゲータ3に送信する。
なお、ゲートウェイ通信部41は、電力会社1からの消費電力量の調整要求を、通信ネットワーク2とアグリゲータ3を介して受信してもよいし、通信ネットワーク2を介して電力会社1から直接受信してもよい。
(2−2−2)スマートメータ
スマートメータ6は、後述する、各電力消費機器における消費電力量を計測し、得られたデータ(例えば、当該月の合計消費電力量)をゲートウェイ4に送信する。
(2−2−3)HEMSコントローラ
HEMSコントローラ5は、上位のアグリゲータ3等から送信されてきた情報や各機器のセンサ情報等に基づいて、各設備機器に対して制御に関する指令を送る、Home Energy Management Systemのコントローラである。HEMSコントローラ5は、HEMS通信部51と、HEMS制御部52と、HEMS記憶部53と、HEMSプログラム54、HEMS入力部55、HEMS出力部56等を有している。
HEMS通信部51は、ゲートウェイ4と通信可能に接続されている。また、HEMS通信部51は、電化製品8やヒートポンプ7等の設備機器との間で通信可能に接続されている。
なお、HEMS入力部55では、消費電力量の調整要請のうち電力消費抑制信号による要求を受け入れる期間と、消費電力量の調整要請のうち電力消費促進信号による要求を受け入れる期間と、の2つの期間を示す情報を含む受け入れ可否情報33aを、需要家Aから受け付ける。また、HEMS入力部55は、需要家Aから、ヒートポンプ7や電化製品8等の設備機器の設定条件データを受け付ける。例えば、ヒートポンプ7の設定条件データとしては、室内設定温度や室内ファン74の風量や給湯温度等が含まれる。なお、このHEMS入力部55を介して需要家から受け付けた受け入れ可否情報33aおよび設定条件データは、HEMS制御部52によってHEMS記憶部53に記録させる処理が行われる。
HEMS記憶部53は、HEMS入力部55を介して需要家Aから受け付けた当該需要家A自身の受け入れ可否情報33a等の情報が格納されている。この受け入れ可否情報33aには、消費電力量の調整要請のうち電力消費抑制信号による要求を受け入れる期間と、消費電力量の調整要請のうち電力消費促進信号による要求を受け入れる期間と、の2つの期間の情報が含まれている。
なお、HEMS制御部52は、HEMS入力部55を介して需要家から受け付けた受け入れ可否情報33aを、所定期間間隔で、アグリゲータ3に対して送信する。
このHEMS制御部52は、ROM等に格納されているHEMSプログラム54を実行し、上位のアグリゲータ3等から消費電力量の調整要求が送信されてきているか否かを判断し、送信されてきていないと判断された場合には、通常制御を行う旨の指令を、HEMS通信部51を介して電化製品8やヒートポンプ7等の設備機器に送信し、ヒートポンプコントローラ7sや電化製品コントローラ8sに通常制御を実行させる。通常制御は、特に限定されないが、ユーザ(需要家A)の希望する設定条件データをできるだけ迅速に実現できるような電化製品8やヒートポンプ7の制御が含まれる。
また、HEMS制御部52は、HEMSプログラム54を実行し、上位のアグリゲータ3等から消費電力量の調整要求が送信されているか否か判断する。HEMS制御部52は、消費電力量の調整要求が送信されてきていると判断した場合には、当該消費電力量の調整要求が電力消費抑制信号と電力消費促進信号とのいずれであるのかを判断する。ここで、HEMS制御部52は、当該消費電力量の調整要求が電力消費抑制信号である場合には、当該消費電力量の調整要求に含まれている当該消費電力量の調整を行う期間を示す抑制期間情報を把握し、当該消費電力量の調整要求が電力消費促進信号である場合には、当該消費電力量の調整要求に含まれている当該消費電力量の調整を行う期間を示す促進期間情報を把握する。次に、HEMS制御部52は、HEMS記憶部53に格納されている需要家A自身の受け入れ可否情報33aの情報に基づいて、当該抑制期間情報もしくは促進期間情報が示す期間が、受け入れ可否情報33aにおいて消費電力量の調整要請を受け入れる期間として記録されているか否かを判断する。ここで、抑制期間情報もしくは促進期間情報が示す期間が受け入れ可否情報33aにおいて消費電力量の調整要請を受け入れる期間として記録されていなかった場合には、HEMS制御部52は、デマンドレスポンス制御を行うことなく(抑制デマンドレスポンス制御および促進デマンドレスポンス制御のいずれも行うことなく)、通常制御を行う旨の指令を、HEMS通信部51を介して電化製品8やヒートポンプ7等の設備機器に送信し、ヒートポンプコントローラ7sや電化製品コントローラ8sに通常制御を実行させる。他方、抑制期間情報が示す期間(抑制期間)が受け入れ可否情報33aにおいて消費電力量の調整要請のうち電力消費抑制信号による要求を受け入れる期間として記録されていた場合には、HEMS制御部52は、抑制デマンドレスポンス制御を行う旨の指令を、HEMS通信部51を介して電化製品8やヒートポンプ7等の設備機器に送信し、ヒートポンプコントローラ7sや電化製品コントローラ8sに抑制デマンドレスポンス制御を実行させる。なお、促進期間情報が示す期間(促進期間)が受け入れ可否情報33aにおいて消費電力量の調整要請のうち電力消費促進信号による要求を受け入れる期間として記録されていた場合には、HEMS制御部52は、促進デマンドレスポンス制御を行う旨の指令を、HEMS通信部51を介して電化製品8やヒートポンプ7等の設備機器に送信し、ヒートポンプコントローラ7sや電化製品コントローラ8sに促進デマンドレスポンス制御を実行させる。
上記抑制デマンドレスポンス制御は、特に限定されないが、通常制御を行う場合よりも単位時間当たりの消費電力量が小さくなるように予め定められた制御方法で、ユーザ(需要家A)の希望する設定条件データを参照しながら、抑制期間情報が示している期間の間、電化製品8やヒートポンプ7等が制御される。この通常制御を行う場合よりも単位時間当たりの消費電力量が小さくなる制御としては、特に限定されないが、例えば、ヒートポンプ7の制御を行う場合には、設定条件データ等として設定されている設定温度に達するまでの時間が長めになるように各構成機器の出力を下げることや、一部の構成機器の稼動を停止させる制御等が含まれる。
上記促進デマンドレスポンス制御は、特に限定されないが、通常制御を行う場合よりも単位時間当たりの消費電力量が大きくなるように予め定められた制御方法で、ユーザ(需要家A)の希望する設定条件データを参照しながら、促進期間情報が示している期間の間、電化製品8やヒートポンプ7等が制御される。この通常制御を行う場合よりも単位時間当たりの消費電力量が大きくなる制御としては、特に限定されないが、例えば、ヒートポンプ7の制御を行う場合には、設定条件データ等として設定されている設定温度に達するまでの時間が短めになるように各構成機器の出力を下げることや、駆動していない構成機器の一部の稼動を開始させたり、駆動中であればその出力を増大させる制御等が含まれる。
また、HEMS制御部52は、求められた電気料金の値等をHEMS出力部56に表示出力する。このHEMS出力部56は、液晶表示部によって構成されている。
(2−2−4)電化製品
電化製品8は、電化製品8の制御を行う電化製品コントローラ8sを有している。電化製品コントローラ8sは、HEMSコントローラ5と接続されており、HEMSコントローラ5からの指令に基づいて、通常制御とデマンドレスポンス制御(抑制デマンドレスポンス制御または促進デマンドレスポンス制御)のいずれかを実行して電化製品8の制御を行う。
ここでの電化製品8は、ヒートポンプ7以外の電力を消費して駆動するものを意味しており、冷蔵庫、照明器具等が含まれる。
(2−2−5)ヒートポンプ
ヒートポンプ7は、ヒートポンプ7の制御を行うヒートポンプコントローラ7sを有している。ヒートポンプコントローラ7sは、HEMSコントローラ5と接続されている。
また、ヒートポンプコントローラ7sは、後述する圧縮機21、四路切換弁22、室外ファン24、膨張弁25、水回路補助ヒータ71、水回路ポンプ72、室内ファン74、床暖房流量調節弁75、給湯流量調節弁77、給湯補助ヒータ79、給湯用ポンプ84、混合弁86を制御可能となるように接続されており、センサ89の検出値を取得できるように接続されている。
また、図示しないが、ヒートポンプコントローラ7sは、ヒートポンプ設定受付部を有している。需要家は、このヒートポンプ設定受付部を介して、設定温度や床暖房の温度や給湯温度等の設定条件を入力することができる。
さらに、ヒートポンプコントローラ7sは、図示しないヒートポンプ記憶部を有している。このヒートポンプ記憶部には、ヒートポンプ設定受付部を介して入力を受け付けたデータが、設定条件データとして格納されている。
ヒートポンプコントローラ7sは、上述のようにヒートポンプ記憶部に格納されている設定条件データと、センサ89を介して取得されるデータと、HEMSコントローラ5からの通常制御の指令もしくはデマンドレスポンス制御の指令(抑制デマンドレスポンス制御の指令または促進デマンドレスポンス制御の指令)と、の3つの情報に基づいて、ヒートポンプ7の制御を行う。
以下、ヒートポンプ7の具体的な構成を説明する。
(3)ヒートポンプの構成
図4に、ヒートポンプ7のシステム構成図を示す。
ヒートポンプ7は、ヒートポンプ部7aと、水循環部7bと、室内空調部7cと、床暖房部7dと、給湯部7e等を有して構成されている。
ヒートポンプ部7aは、水循環部7bに設けられている水熱交換器26を流れる水を加熱もしくは冷却するための装置であり、圧縮機21、四路切換弁22、室外熱交換器23、室外ファン24、膨張弁25を有している。これらの、圧縮機21、四路切換弁22、室外熱交換器23、室外ファン24、および、膨張弁25と、水循環部7bに設けられている水熱交換器26と、は、互いに冷媒配管で接続されることによって、内部を冷媒が循環する冷媒回路20を構成している。
なお、冷媒回路20のうちの圧縮機21、四路切換弁22、室外熱交換器23および膨張弁25と、室外ファン24とは、図5に示すように、室外ユニットケーシング27の内部に収容されている。
室外ユニットケーシング27の底面は、図6に示すように、ドレンパン28を構成している。室外ユニットケーシング27の内部であって、このドレンパン28の上方の空間には、室外熱交換器23および室外ファン24が配置されている。そして、ドレンパン28の上には、室外熱交換器23から落下してきた結露水がドレンパン28上で凍結しないように、通電されることで発熱するドレンパンヒータ29が配置されている。このドレンパンヒータ29に通電してドレンパン28を暖めることにより、室外熱交換器23の下方や室外ファン24の下方の霜を取り除くことができる。なお、室外ユニットケーシング27の内部には、ドレンパンヒータ29の一部に接触するようにして蓄熱体29aが配置されている。これにより、ドレンパンヒータ29で生じた熱を蓄熱することができ、ドレンパンヒータ29への通電を停止した後であってもしばらくの間ドレンパン28を暖め続けることができる。
圧縮機21には、冷凍機油が冷媒に溶け込んでしまうことを抑制するために、通電されることで発熱するクランクケースヒータ21aが取り付けられている。このクランクケースヒータ21aに通電することで、圧縮機21を暖めることができ、冷凍機油の冷媒への寝込みを抑制することができる。
冷媒回路20は、四路切換弁22の接続状態を切り換えることによって、冷房運転接続状態と、暖房運転接続状態と、に切り換えられる。冷房運転接続状態では、室外熱交換器23が冷媒の放熱器として機能し、水熱交換器26が冷媒の蒸発器として機能するように、四路切換弁22の接続状態が切り換えられる。暖房運転接続状態では、室外熱交換器23が冷媒の蒸発器として機能し、水熱交換器26が冷媒の放熱器として機能するように、四路切換弁22の接続状態が切り換えられる。
水熱交換器26では、冷媒回路20内を循環する冷媒と、水回路70内を循環する水との間で、互いに混ざり合うことなく熱交換が行われている。
水循環部7bは、上記水熱交換器26と、水回路補助ヒータ71と、水回路ポンプ72と、がこの順に並んで直列に接続されている。水回路補助ヒータ71は、水熱交換器26の下流側に配置されており、駆動される場合には、内部を通過する水を加熱する。水回路ポンプ72は、水回路補助ヒータ71の下流側に配置されており、水回路70内において水を循環させるように水の搬送を行う。なお、水回路ポンプ72は、流量を調節することが可能な構成となっている。
室内空調部7cと、床暖房部7dと、給湯部7eは、水回路70のうち、水熱交換器26の上流側と水回路ポンプ72の下流側との間で互いに並列に接続するように設けられている。
室内空調部7cは、水回路70のうち水熱交換器26の上流側と水回路ポンプ72の下流側との間を接続する空調回路70cと、空調回路70cの途中に設けられた室内熱交換器73と、室内ファン74と、を有している。室内熱交換器73は、室内ファン74からの空気流れを受けることで、ヒートポンプ部7aが上記冷房運転接続状態の場合には冷風を室内に供給し、ヒートポンプ部7aが上記暖房運転接続状態の場合には温風を室内に供給する。なお、空調回路70cを流れる水の流量は、水回路ポンプ72の出力と、床暖房流量調節弁75の弁開度と、給湯流量調節弁77の弁開度と、を制御することによって調節される。
床暖房部7dは、水回路70のうち水熱交換器26の上流側と水回路ポンプ72の下流側との間を空調回路70cとは独立して接続する床暖房回路70dと、床暖房回路70dに設けられた床暖房流量調節弁75と、床暖房流量調節弁75よりも下流側に設けられた床暖房熱交換器76と、を有している。床暖房流量調節弁75は、弁開度が制御されることで、床暖房回路70dを流れる水の流量の調節を行う。床暖房熱交換器76は、床暖房回路70dの一部であって、対象空間の床裏に配置された部分である。床暖房熱交換器76に温水が流れることで、当該対象空間の床を暖めることができる。
給湯部7eは、水回路70のうち水熱交換器26の上流側と水回路ポンプ72の下流側との間を空調回路70cとは独立し、床暖房回路70dとも独立して接続する給湯回路70eと、給湯回路70eに設けられた給湯流量調節弁77と、給湯流量調節弁77よりも下流側に設けられた給湯熱交換器78と、を有している。給湯流量調節弁77は、弁開度が制御されることで、給湯回路70eを流れる水の流量の調節を行う。給湯熱交換器78は、給湯回路70eの一部であって、後述する貯湯タンク82の内部空間の下方の位置を通過するように配置された部分である。給湯熱交換器78に温水が流れることで、貯湯タンク82の内部下方の比較的温度が低い水を温めることができる。なお、給湯熱交換器78の内部を流れる水と、貯湯タンク82の内部の水とは、互いに直接接触することなく、熱交換のみが行われている。
ここで、貯湯タンク82は、給湯回路80に設けられている。給湯回路80は、市水が貯湯タンク82の下端に流れ込むように構成された入水管81と、入水管81から分岐した連絡管85と、貯湯タンク82の上端からお湯を出湯するように伸びだしている出湯管83と、出湯管83の途中に貯湯タンク82からお湯を出湯するように設けられた給湯用ポンプ84と、連絡管85を流れる温度の低い水と出湯管83を流れる温度の高い湯とを混合する混合弁86と、を有している。
なお、貯湯タンク82の内部の上方には、給湯補助ヒータ79が配置されている。この給湯補助ヒータ79は、必要に応じて駆動され、貯湯タンク82の上方に位置する水を加熱する。
図3に示すセンサ89は、室外温度を検知するセンサ、室内温度を検知するセンサ、給湯温度を検知するセンサ等の制御に用いられる各種センサをまとめて示している。
(4)ヒートポンプの動作
ヒートポンプ7の各種動作について、図7、図8、図9、図10、図11を参照しながら説明する。
ヒートポンプ7は、各種設定条件や温度条件に応じて、冷房運転、暖房運転、低外気時暖房運転、給湯運転、および、暖房給湯同時運転等が行われる。
なお、これらの各運転それぞれについて、通常制御と抑制デマンドレスポンス制御と促進デマンドレスポンス制御とが行われる。すなわち、冷房通常制御、冷房消費抑制デマンドレスポンス制御、冷房消費促進デマンドレスポンス制御、暖房通常制御、暖房消費抑制デマンドレスポンス制御、暖房消費促進デマンドレスポンス制御、低外気時暖房通常制御、低外気時暖房消費抑制デマンドレスポンス制御、低外気時暖房消費促進デマンドレスポンス制御、給湯通常制御、給湯消費抑制デマンドレスポンス制御、給湯消費促進デマンドレスポンス制御、暖房給湯同時通常制御、暖房給湯同時消費抑制デマンドレスポンス制御、および、暖房給湯同時消費促進デマンドレスポンス制御のいずれかが行われる。
(4−1)冷房運転
冷房運転時には、図7の冷房運転の状態の概略図に示すように、室外熱交換器23が冷媒の放熱器として機能し、水熱交換器26が冷媒の蒸発器として機能するように、ヒートポンプコントローラ7sが、四路切換弁22の接続状態を冷房運転接続状態に切り換える。
また、冷房通常制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、水回路補助ヒータ71および給湯補助ヒータ79をいずれも停止させ、床暖房流量調節弁75および給湯流量調節弁77の両方を全閉状態として、圧縮機21、膨張弁25、室外ファン24、水回路ポンプ72および室内ファン74を制御する。これにより、室内に冷風を供給することができる。
冷房消費抑制デマンドレスポンス制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、水回路補助ヒータ71および給湯補助ヒータ79をいずれも停止させ、床暖房流量調節弁75および給湯流量調節弁77の両方を全閉状態として、冷房通常制御の設定条件の温度と比べて室内の設定温度が高めに変更されるように、および/または、設定温度に到達させるために必要な時間を長くなるように、ヒートポンプ7を制御する。これにより、単位時間当たりの消費電力量の低減化が図られる。
冷房消費促進デマンドレスポンス制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、給湯補助ヒータ79を停止させ、床暖房流量調節弁75および給湯流量調節弁77の両方を全閉状態として、水回路補助ヒータ71での出力を高めるように、ヒートポンプ7の制御を行う。これにより、水熱交換器26から室内熱交換器73に送られる水が、水回路補助ヒータ71によって加熱されることになる。このため、室内熱交換器73において室内の負荷を処理して設定温度に到達させようとして、ヒートポンプ部7aでは、水熱交換器26における一次冷媒の蒸発温度が低下するように出力を高められる。これにより、室内環境が悪化することなく、設定条件を満足させるため以外の目的で電力を消費することができ、単位時間当たりの消費電力量を増大させることができる。
(4−2)暖房運転
暖房運転時には、図8の暖房運転の状態の概略図に示すように、室外熱交換器23が冷媒の蒸発器として機能し、水熱交換器26が冷媒の放熱器として機能するように、ヒートポンプコントローラ7sが、四路切換弁22の接続状態を暖房運転接続状態に切り換える。
暖房通常制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、水回路補助ヒータ71および給湯補助ヒータ79をいずれも停止させ、給湯流量調節弁77を全閉状態とし、圧縮機21、膨張弁25、室外ファン24、水回路ポンプ72、室内ファン74、および、床暖房流量調節弁75を制御する。これにより、室内に温風を供給しつつ、床暖房によって床を暖めることができる。
暖房消費抑制デマンドレスポンス制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、水回路補助ヒータ71および給湯補助ヒータ79をいずれも停止させ、給湯流量調節弁77を全閉状態とし、暖房通常制御の設定条件の温度と比べて室内の設定温度を低めに変更されるように、および/または、設定温度に到達させるために必要な時間を長くなるように、ヒートポンプ7を制御する。これにより、単位時間当たりの消費電力量の低減化が図られる。
暖房消費促進デマンドレスポンス制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、水回路補助ヒータ71および給湯補助ヒータ79をいずれも停止させ、給湯流量調節弁77を全閉状態とし、ドレンパンヒータ29への通電を開始させるかもしくはドレンパンヒータ29における通電量を増大させる。ここで、ドレンパンヒータ29からの熱でドレンパン28が暖められたとしても、冷媒回路20を循環する冷媒の状態にはほとんど変化が生じない。これにより、室内環境が悪化することなく、設定条件を満足させるため以外の目的で電力を消費することができ、単位時間当たりの消費電力量を増大させることができる。
(4−3)低外気時暖房運転
室外温度センサ89a(センサ89の1つ)から取得される室外温度が所定の室外温度よりも低い場合には、ヒートポンプコントローラ7sは、図9の低外気時暖房運転の状態の概略図に示すように、低外気時暖房運転を行う。
低外気時暖房運転の際には、暖房運転と同様に、室外熱交換器23が冷媒の蒸発器として機能し、水熱交換器26が冷媒の放熱器として機能するように、ヒートポンプコントローラ7sが、四路切換弁22の接続状態を暖房運転接続状態に切り換える。
低外気時暖房通常制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、給湯補助ヒータ79を停止させ、給湯流量調節弁77を全閉状態とし、圧縮機21、膨張弁25、室外ファン24、水回路ポンプ72、室内ファン74、床暖房流量調節弁75、および、水回路補助ヒータ71を制御する。このように、水回路補助ヒータ71への通電を行って発熱させることにより、室外気温が所定の温度よりも低い温度になった状況であっても、室内に温風を供給しつつ、床暖房によって床を暖めることができる。
低外気時暖房消費抑制デマンドレスポンス制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、給湯補助ヒータ79を停止させ、給湯流量調節弁77を全閉状態とし、低外気時暖房通常制御の設定条件の温度と比べて室内の設定温度を低めに変更されるように、および/または、設定温度に到達させるために必要な時間を長くなるように、ヒートポンプ7を制御する。これにより、単位時間当たりの消費電力量の低減化が図られる。
低外気時暖房消費促進デマンドレスポンス制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、給湯補助ヒータ79を停止させ、給湯流量調節弁77を全閉状態とし、ドレンパンヒータ29への通電を開始させるかもしくはドレンパンヒータ29における通電量を増大させる。ここで、ドレンパンヒータ29からの熱でドレンパン28が暖められたとしても、冷媒回路20を循環する冷媒の状態にはほとんど変化が生じない。これにより、室内環境が悪化することなく、設定条件を満足させるため以外の目的で電力を消費することができ、単位時間当たりの消費電力量を増大させることができる。
(4−4)給湯運転
ヒートポンプコントローラ7sは、図10の給湯運転の状態の概略図に示すように、所定の時間帯等の給湯条件を満たした場合に、給湯運転を行う。
給湯運転時には、室外熱交換器23が冷媒の蒸発器として機能し、水熱交換器26が冷媒の放熱器として機能するように、ヒートポンプコントローラ7sが、四路切換弁22の接続状態を暖房運転接続状態に切り換える。
給湯通常制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、水回路補助ヒータ71を停止させ、床暖房流量調節弁75を全閉状態とし、給湯流量調節弁77を全開状態とし、圧縮機21、膨張弁25、室外ファン24、水回路ポンプ72、室内ファン74、および、給湯補助ヒータ79を制御する。これにより、貯湯タンク82の下方についてはヒートポンプ7の熱で水を温め、貯湯タンク82の上方については給湯補助ヒータ79でお湯を生じさせることができる。
給湯消費抑制デマンドレスポンス制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、水回路補助ヒータ71を停止させ、床暖房流量調節弁75を全閉状態とし、給湯流量調節弁77を全開状態とし、給湯補助ヒータ79を発熱させつつ、給湯通常制御で沸き上げに費やす時間よりも沸き上げ終了までに長い時間が費やされるように、ヒートポンプ7を制御する。これにより、単位時間当たりの消費電力量の低減化が図られる。
給湯消費促進デマンドレスポンス制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、水回路補助ヒータ71を停止させ、床暖房流量調節弁75を全閉状態とし、給湯流量調節弁77を全開状態とし、給湯補助ヒータ79を発熱させつつ、給湯通常制御で沸き上げに費やされる時間よりも短い時間で沸き上げを終了させることができるように、ヒートポンプ7を制御する。これにより、設定条件を満足させる目的で消費する電力を増大させて、単位時間当たりの消費電力量を増大させることができる。
(4−5)暖房給湯同時運転
貯湯温度センサ89b(センサ89の1つ)から取得される温度が所定の貯湯温度よりも低い場合には、ヒートポンプコントローラ7sは、図11の暖房給湯同時運転の状態の概略図に示すように、暖房給湯同時運転を行う。
暖房給湯同時運転時には、室外熱交換器23が冷媒の蒸発器として機能し、水熱交換器26が冷媒の放熱器として機能するように、ヒートポンプコントローラ7sが、四路切換弁22の接続状態を暖房運転接続状態に切り換える。
暖房給湯同時通常制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、水回路補助ヒータ71を停止させ、圧縮機21、膨張弁25、室外ファン24、水回路ポンプ72、床暖房流量調節弁75、給湯流量調節弁77、室内ファン74、および、給湯補助ヒータ79を制御する。これにより、貯湯タンク82の下方についてはヒートポンプ7の熱で水を温めることができ、貯湯タンク82の上方については給湯補助ヒータ79でお湯を生じさせることができると同時に、室内を暖めることができる。
暖房給湯同時消費抑制デマンドレスポンス制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、水回路補助ヒータ71を停止させて給湯補助ヒータ79への通電を行いながら、暖房給湯同時通常制御で沸き上げに費やす時間よりも長い時間が費やされるように、および/または、暖房給湯同時通常制御の設定条件の温度と比べて室内の設定温度を低めに変更するか設定温度に到達するまでの時間が長くなるように、ヒートポンプ7の制御を行う。これにより、単位時間当たりの消費電力量の低減化が図られる。
暖房給湯同時消費促進デマンドレスポンス制御を行う場合には、HEMS制御部52がHEMSプログラム54を読み出して実行することで、ヒートポンプコントローラ7sに以下の制御を行わせる。すなわち、ヒートポンプコントローラ7sは、水回路補助ヒータ71を停止させて給湯補助ヒータ79への通電を行いながら、暖房給湯同時通常制御で沸き上げに費やす時間を短くするように、および/または、ドレンパンヒータ29への通電を開始させるかもしくはドレンパンヒータ29における通電量を増大させる。このように暖房給湯同時通常制御で沸き上げに費やす時間を短くさせる場合には、室内環境が悪化することなく、設定条件を満足させるため消費する電力を増大させて、単位時間当たりの消費電力量を増大させることができる。また、ドレンパンヒータ29への通電を開始もしくは通電量を増大させる場合には、室内環境が悪化することなく、設定条件を満足させるため以外の目的で電力を消費することができ、単位時間当たりの消費電力量を増大させることができる。また、暖房給湯同時通常制御で沸き上げに費やす時間を短くさせつつドレンパンヒータ29への通電を開始もしくは通電量を増大させる場合には、設定条件を満足させる目的およびそれ以外の目的の両方で消費する電力を増大させて、単位時間当たりの消費電力量を増大させることができる。
(5)消費電力量の調整要求に対する制御処理のフローチャート
以下、HEMSコントローラ5のHEMS制御部52が、HEMSプログラム54を実行して行う消費電力量の調整要求に対する制御処理の流れについて、図12を参照しながら説明する。なお、ここでは、例として、通常制御(冷房通常制御、暖房通常制御、低外気時暖房通常制御、給湯通常制御、暖房給湯同時通常制御のいずれか)が行われている状態で消費電力量の調整要求を受け付ける場合を例に挙げて説明する。
ステップS11では、HEMSコントローラ5のHEMS制御部52は、HEMS入力部55を介して需要家が入力した受け入れ可否情報33aが、HEMS記憶部53に格納されることで、受け付けられているか否か判断する。ここで、受け入れ可否情報33aが受け付けられている場合には、ステップS12に移行する。なお、ここで、HEMS制御部52は、受け付けた受け入れ可否情報33aを、ゲートウェイ4および通信ネットワーク2を介して、アグリゲータ3に送信する。
ステップS12では、HEMS制御部52は、通信ネットワーク2を介して消費電力量の調整要求の指示を受信しているか否か判断する。ここで、受信していない場合には、ステップS11に戻る。受信していた場合には、ステップS13に移行する。
ステップS13では、HEMS制御部52は、ステップS12において受信していた消費電力量の調整要求の日時と、HEMS記憶部53に格納されている受け入れ可否情報33aと、を比較することで、受信した消費電力量の調整要求の期間が、受け入れを許容している期間か否かを判断する。ここで、受け入れを許容していない期間であった場合には、ステップS14に移行する。受け入れを許容している期間であった場合には、ステップS15に移行する。
ステップS14では、HEMS制御部52は、ヒートポンプ7の通常制御を継続させつつ、ステップS11に戻る。
ステップS15では、HEMS制御部52は、ステップS12において受信していた消費電力量の調整要求が、電力消費促進信号による要求であるか否か判断する。電力消費促進信号による要求であったと判断した場合には、ステップS16に移行する。電力消費促進信号による要求でなかったと判断した場合には、HEMS制御部52は、当該消費電力量の調整要求が電力消費抑制信号による要求であると判断して、ステップS18に移行する。
ステップS16では、HEMS制御部52は、単位時間当たりの消費電力量を増大させた促進デマンドレスポンス制御(通常制御に対応する制御)を実行して、ヒートポンプ7の制御を開始し、ステップS17に移行する。
ステップS17では、HEMS制御部52は、促進期間が経過しているか否か判断する。経過している場合には、ステップS20に移行する。
ステップS18では、HEMS制御部52は、単位時間当たりの消費電力量を小さく抑える抑制デマンドレスポンス制御(通常制御に対応する制御)を実行して、ヒートポンプ7の制御を開始し、ステップS19に移行する。
ステップS19では、HEMS制御部52は、抑制期間が経過しているか否か判断する。経過している場合には、ステップS20に移行する。
ステップS20では、HEMS制御部52は、促進デマンドレスポンス制御が行われていた場合には当該制御を終了させ、抑制デマンドレスポンス制御が行われていた場合には当該制御を終了させ、対応する通常制御を開始させる。そして、HEMS制御部52は、ステップS11に戻って以上の処理を繰り返す。
(6)本実施形態の特徴
上記実施形態に係るエネルギ管理システム100では、一時的に供給過多となった電力を、積極的に消費することができ、過剰な電力供給によってエネルギ管理システム100の各要素に生じうる不具合を、蓄電池設備などを用いることなく回避することができる。特に、電力会社1の発電設備が、太陽光発電や風力発電等の発電量のコントロールが困難な自然エネルギ発電である場合であって、発電が一時的に過剰に行われた場合であっても、過剰に供給される電力を吸収することが可能になっている。
(7)変形例
(7−1)変形例A
上記実施形態では、HEMSプログラム54が、予め、HEMSコントローラ5のROM等に格納されている場合を例に挙げて説明した。
HEMSコントローラ5としては、これに限られるものではなく、例えば、図13に示すように、上述したHEMSプログラム54が一時的でなく格納されている記録媒体154を介して、このようなプログラムが格納されていなかったHEMSコントローラ5に対してインストールさせるようにしてもよい。
また、HEMSプログラム54は、通信ネットワーク2を介してダウンロード可能に接続された任意の場所に格納されていてもよい。すなわち、このようなHEMSプログラム54が格納されていなかったHEMSコントローラに、通信ネットワーク2を介してHEMSプログラム54をダウンロードさせ、インストールさせるようにしてもよい。
(7−2)変形例B
上記実施形態では、電力会社1からの消費電力量の調整要求のうち、消費電力量を大きくするように要求する信号(電力消費促進信号)を受信したHEMSコントローラ5による制御を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、HEMSコントローラ5が受信する信号としては、消費電力量を大きくするように要求する信号に限られるものではなく、例えば、電力の単価を促進期間の間下げる信号や、使用電力量の上限を促進期間の間上げさせる信号等のように、消費電力の促進を間接的に示す信号であってもよい。この場合であっても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
(7−3)変形例C
上記実施形態では、促進デマンドレスポンス制御の例として、ドレンパンヒータ29の発熱量を上げる制御や、水熱交換器26で冷却した水を水回路補助ヒータ71で加熱する制御等を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、圧縮機21が駆動しておらずヒートポンプ7の運転が停止している際に、消費電力量を大きくするように要求する信号(電力消費促進信号)を受信した場合には、HEMS制御部52は、圧縮機21の通電箇所を変更する制御を行って単位時間当たりの消費電力量を増大させてもよい。
具体的には、例えば、三相交流電流によって駆動される圧縮機21において、圧縮機21の運転停止時に消費電力量を大きくするように要求する信号(電力消費促進信号)を受信した場合には、HEMS制御部52は、三相のうちの一相を欠相させ、他の二相が電気抵抗となるように通電して発熱させることで、単位時間当たりの消費電力量を増大させてもよい。
(7−4)変形例D
上記実施形態では、促進デマンドレスポンス制御の例として、ドレンパンヒータ29の発熱量を上げる制御や、水熱交換器26で冷却した水を水回路補助ヒータ71で加熱する制御等を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、室外ファン24が駆動していない状態で、消費電力量を大きくするように要求する信号(電力消費促進信号)を受信した場合には、HEMS制御部52は、室外ファン24の回転数を増大させて風量を高める制御を行って単位時間当たりの消費電力量を増大させてもよい。
また、例えば、室外ファン24が駆動している状態で、消費電力量を大きくするように要求する信号(電力消費促進信号)を受信した場合であっても、HEMS制御部52は、室外ファン24の回転数をさらに増大させて風量を高める制御を行って単位時間当たりの消費電力量を増大させてもよい。
なお、冷媒回路20において冷媒が循環していない状況であれば、室外ファン24の駆動を開始させる制御が行われたとしても、冷媒回路20における冷媒の状態に特に変化を生じさせず、室内等の空調対象空間等の環境を悪化させることなく一時的に消費電力量を増大させることができる。
また、冷媒回路20において冷媒が循環している状況において室外ファン24の回転数をさらに増大させる制御を行ったとしても、空調対象空間等に向けて直接的に吹き出す空気流れの風量が増大することにはならないため、室内等の空調対象空間等の環境を大きく悪化させることなく一時的に消費電力量を増大させることができる。
(7−5)変形例E
上記実施形態では、促進デマンドレスポンス制御の例として、ドレンパンヒータ29の発熱量を上げる制御や、水熱交換器26で冷却した水を水回路補助ヒータ71で加熱する制御等を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、クランクケースヒータ21aへの通電が行われていない状態で、消費電力量を大きくするように要求する信号(電力消費促進信号)を受信した場合には、HEMS制御部52は、クランクケースヒータ21aへの通電を開始させる制御を行って単位時間当たりの消費電力量を増大させてもよい。
また、例えば、クランクケースヒータ21aへの通電が行われている状態で、消費電力量を大きくするように要求する信号(電力消費促進信号)を受信した場合であっても、HEMS制御部52は、クランクケースヒータ21aへの通電量をさらに増大させる制御を行って単位時間当たりの消費電力量を増大させてもよい。
なお、冷媒回路20において冷媒が循環していない状況であれば、クランクケースヒータ21aへの通電を開始する制御が行われたとしても、冷媒回路20における冷媒の状態に特に変化を生じさせず、室内等の空調対象空間等の環境を悪化させることなく一時的に消費電力量を増大させることができる。
また、冷媒回路20において冷媒が循環している状況においてクランクケースヒータ21aへの通電量をさらに増大させる制御を行ったとしても、冷媒回路20を流れる冷媒の状態に大きな変化は生じにくいため、室内等の空調対象空間等の環境を大きく悪化させることなく一時的に消費電力量を増大させることができる。
(7−6)変形例F
上記実施形態では、消費電力量の調整要求に対して応じるか否かの2択の予定を提示する場合を例に挙げて説明した。
これに対して、例えば、電力会社1等から発信される消費電力量の調整要求に対して、単に応じるか否かの2択ではなく、受け入れ可否情報33aには、応じるか否かの情報および応じるのであれば複数のレベルのうちのどのレベルで応じるのかが特定された情報が含まれているようにしてもよい。
すなわち、いずれも消費電力量の調整要求に応じる予定ではあるが、特定の日時に消費電力量の調整要求に応じる程度と、他の特定の日時に消費電力量の調整要求に応じる程度と、が異なるように予定を組むようにしてもよい。この場合には、例えば、ヒートポンプ7の制御方式が、通常制御と抑制デマンドレスポンス制御と促進デマンドレスポンス制御の3択ではなく、抑制デマンドレスポンス制御および促進デマンドレスポンス制御がさらに単位時間当たりの消費電力量のレベル毎に複数種類に分けられていてもよい。
3 アグリゲータ
4 ゲートウェイ
5 HEMSコントローラ(冷凍装置のコントローラ)
6 スマートメータ
7 ヒートポンプ(冷凍装置)
7s ヒートポンプコントローラ(制御部)
8 電化製品
10 集中管理システム
20 冷媒回路(第1回路)
21 圧縮機(圧縮機構)
22 四路切換弁
23 室外熱交換器(放熱器、蒸発器)
24 室外ファン
25 膨張弁(膨張機構)
26 水熱交換器(蒸発器、放熱器)
27 室外機ケーシング(筐体)
28 ドレンパン
29 ドレンパンヒータ
29a 蓄熱体
31 アグリゲータ通信部
32 アグリゲータ制御部
33 アグリゲータ記憶部
33a 受け入れ可否情報
41 ゲートウェイ通信部
42 変換部
51 HEMS通信部
52 HEMS制御部(制御部)
53 HEMS記憶部
54 HEMSプログラム(プログラム)
55 HEMS入力部
56 HEMS出力部
70 水回路(第2回路)
70c 空調回路
70d 床暖房回路
70e 給湯回路
71 水回路補助ヒータ(二次ヒータ)
72 水回路ポンプ
73 室内熱交換器(熱負荷が生じている場所)
74 室内ファン
75 床暖房流量調節弁
76 床暖房熱交換器
77 給湯流量調節弁
78 給湯熱交換器
79 給湯補助ヒータ
80 給湯回路
81 入水管
82 貯湯タンク
83 出湯管
84 給湯ポンプ
85 連絡管
86 混合弁
100 エネルギ管理システム
154 記録媒体
特開平10−30834号公報

Claims (15)

  1. 電力を消費して熱負荷の処理を行う冷凍装置(7)を制御する冷凍装置のコントローラ(5)であって、
    電力の消費の促進を意図する促進通知を受け付ける受信部(51)と、
    設定条件を満足させるように前記冷凍装置を駆動させて前記熱負荷の処理を行う第1運転モードと、
    前記受信部が前記促進通知を受け付けることに起因して開始され、前記第1運転モードよりも消費電力量の多い運転モードである第2運転モードと、
    を前記冷凍装置に実行させる制御部(52、7s)と、
    を備えた冷凍装置のコントローラ(5)。
  2. 前記第2運転モードでは、前記制御部は、前記熱負荷を処理して前記設定条件を満足させるため以外の目的で電力を消費させる、
    請求項1に記載の冷凍装置のコントローラ。
  3. 前記第2運転モードでは、前記制御部は、前記熱負荷を処理して前記設定条件を満足させるために消費する電力を増大させる、
    請求項1に記載の冷凍装置のコントローラ。
  4. 前記第2運転モードでは、前記制御部は、前記熱負荷を処理して前記設定条件を満足させるため以外の目的で電力を消費させ、かつ、前記熱負荷を処理して前記設定条件を満足させるために消費する電力を増大させる、
    請求項1に記載の冷凍装置のコントローラ。
  5. 前記促進通知には、電力の消費の促進を要求する要求期間に関する情報が含まれており、
    前記制御部は、前記要求期間の間だけ、前記第2運転モードを前記冷凍装置に実行させ、前記要求期間の経過後は前記第1運転モードを前記冷凍装置に実行させる、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の冷凍装置のコントローラ。
  6. 前記促進通知は、自然エネルギ発電による発電量が増大したことに由来する通知である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の冷凍装置のコントローラ。
  7. 前記冷凍装置は、圧縮機構(21)、放熱器(23、26)、膨張機構(25)および蒸発器(26、23)を有しており一次冷媒が循環する第1回路(20)と、前記放熱器(26)もしくは前記蒸発器(26)の場所および前記熱負荷が生じている場所(73)を通過するように設けられ二次冷媒が循環する第2回路(70)と、の両方を含んでいる、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の冷凍装置のコントローラ。
  8. 前記冷凍装置は、前記圧縮機構と、前記放熱器および/または前記蒸発器として機能する室外熱交換器と、前記膨張機構と、ドレンパンヒータ(29)と、を内部に収容した筐体(27)を有しており、
    前記筐体の底板は、ドレンパン(28)を構成しており、
    前記ドレンパンヒータは、前記ドレンパンの上に配置されおり、
    前記制御部は、前記第2運転モードを前記冷凍装置に実行させる際に、前記ドレンパンヒータへの通電量を増大させて前記ドレンパンヒータを発熱させる、
    請求項7に記載の冷凍装置のコントローラ。
  9. 前記冷凍装置は、前記ドレンパンヒータで発熱した熱を蓄える蓄熱体(29a)を有している、
    請求項8に記載の冷凍装置のコントローラ。
  10. 前記冷凍装置は、前記第2回路を通過する二次冷媒を加熱するための二次ヒータ(71)を有しており、
    前記制御部は、前記第2運転モードを前記冷凍装置に実行させる際に、前記第2回路を流れる二次冷媒が前記第1回路の蒸発器において冷却される冷房運転を行っている場合には、前記冷房運転を維持しつつ、前記二次ヒータへの通電量を増大させて前記二次ヒータを発熱させる、
    請求項7に記載の冷凍装置のコントローラ。
  11. 前記圧縮機構は、三相交流によって駆動しており、
    前記制御部は、前記第2運転モードを前記冷凍装置に実行させる際に、前記三相交流のうちの一相を欠相させ、他の二相に通電させて発熱させる、
    請求項7に記載の冷凍装置のコントローラ。
  12. 前記冷凍装置は、室外に配置されており放熱器および/または前記蒸発器として機能する室外熱交換器(23)と、前記室外熱交換器に対して室外の空気を送るための室外ファン(24)と、を有しており、
    前記制御部は、前記第2運転モードを前記冷凍装置に実行させる際に、前記室外ファンへの通電量を増大させて前記室外ファンによる風量を増大させる、
    請求項7に記載の冷凍装置のコントローラ。
  13. 前記冷凍装置は、前記圧縮機構に設けられたクランクケースヒータ(21a)を有しており、
    前記制御部は、前記第2運転モードを前記冷凍装置に実行させる際に、前記クランクケースヒータへの通電量を増大させて前記クランクケースヒータを発熱させる、
    請求項7に記載の冷凍装置のコントローラ。
  14. 電力を消費して熱負荷の処理を行う冷凍装置(7)の制御をコントローラ(5、52)に実行させるプログラム(54)であって、
    前記熱負荷の処理を行って設定条件を満足させる第1運転モードを前記冷凍装置に実行させるステップと、
    前記コントローラに設けられた受信部が電力の消費の促進を意図する促進通知を受け付けることに起因して、前記第1運転モードよりも消費電力量の多い運転モードである第2運転モードを前記冷凍装置に実行させ始めるステップと、
    を含む処理を前記コントローラ(5、52)に実行させるプログラム(54)。
  15. 請求項14に記載のプログラムが一時的でなく記録されている記録媒体(154)。
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