JP2014125257A - 搬送補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器に入れられた搬送物を収容体に収容して搬送する場合に、収容体が傾いた場合でも搬送物を容器からこぼさずに搬送する。
【解決手段】容器に入れられた搬送物を収容体に収容して搬送する場合にその搬送を補助する搬送補助具であって、収容体に支持される台座部10と、台座部10から互いに並行して延びた2本の支持柱20a,20bと、2本の支持柱20a,20bを結ぶ直線を中心軸として回動自在に支持柱20a,20bに支持された枠部材30と、2本の支持柱20a,20bを結ぶ直線に直交する直線を中心軸として回動自在に枠部材30に支持され、容器を搭載する搭載容器40とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、容器に入れられた搬送物の収容体に収容しての搬送を補助する搬送補助具に関する。
従来より、病院等の医療機関において、病気の診療や検査等のために血液や尿等の検体を採取することが行われている。このように採取された検体は検体容器に入れられ、検体の検査を行う検査機関に搬送され、検査機関にて検体の検査が行われることになる。このような検体は、低温に保冷された状態で搬送されることが好ましいものが多い。そのため、保冷剤を収容した保冷容器に検体を収容して搬送することが行われている。
上述したような保冷容器を肩からかけるショルダーバッグタイプとした場合、検体を搬送する作業者の負担を大きくしないために、その重量や大きさに制限が生じてしまう。ここで、保冷容器にキャスターを取り付けた構成が、例えば、特許文献1に開示されている。このような保冷容器を用いれば、作業者の負担をそれほど大きくすることなく、一度に多数の検体を搬送することができるようになる。
特開平10−264978号公報
ところで、上述したように、検体は、例えば試験管等の容器に入れられて搬送、保管される場合が多い。そのため、上述したようなキャスターが取り付けられた保冷容器に検体を収容して搬送した場合、保冷容器が斜めになることによって容器から検体がこぼれてしまったり、保冷容器が斜めになる際の振動によって検体に悪影響を及ぼしてしまったりする虞れがある。
このような問題は、検体に限らず、液体や流体、顆粒体等、容器に入れた状態で傾けた場合に容器からこぼれてしまうものを容器に入れて搬送する場合にも同様に生じるものである。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、容器に入れられた搬送物を収容体に収容して搬送する場合に、収容体が傾いた場合でも搬送物を容器からこぼさずに搬送することができる搬送補助具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
容器に入れられた搬送物を収容体に収容して搬送する場合に該搬送を補助する搬送補助具であって、
前記収容体に支持される台座部と、
前記台座部から互いに並行して延びた2本の支持部材と、
前記2本の支持部材を結ぶ直線を中心軸として回動自在に前記2本の支持部材に支持され、前記容器を搭載する搭載部とを有する。
上記のように構成された本発明においては、台座部が収容体に支持され、搬送物が入れられた容器が搭載部に搭載される。搭載部は、台座部から互いに並行して延びた2本の支持部材を結ぶ直線を中心軸として回動自在に2本の支持部材に支持されているので、搬送物の搬送時に、収容体が2本の支持部材を結ぶ直線に直交する方向に傾いた場合においても、ジャイロ効果によってその傾く力が搭載部に作用せず、搭載部の向きが一定となり、それにより、容器に入れられた搬送物が容器からこぼれることがなくなる。
また、容器に入れられた搬送物を収容体に収容して搬送する場合に該搬送を補助する搬送補助具であって、
前記収容体に支持される台座部と、
前記台座部から互いに並行して延びた2本の支持部材と、
前記2本の支持部材を結ぶ直線を中心軸として回動自在に前記2本の支持部材に支持された枠部材と、
前記2本の支持部材を結ぶ直線に直交する直線を中心軸として回動自在に前記枠部材に支持され、前記容器を搭載する搭載部とを有する。
上記のように構成された本発明においては、台座部が収容体に支持され、搬送物が入れられた容器が搭載部に搭載される。台座部から互いに並行して延びた2本の支持部材には、2本の支持部材を結ぶ直線を中心軸として回動自在に枠部材が支持されており、搭載部が、2本の支持部材を結ぶ直線に直交する直線を中心軸として回動自在に枠部材に支持されているので、搬送物の搬送時に、収容体がいかなる方向に傾いた場合においても、ジャイロ効果によってその傾く力が搭載部に作用せず、搭載部の向きが一定となり、それにより、容器に入れられた搬送物が容器からこぼれることがなくなる。
また、搬送物を保温または保冷しておく必要がある場合は、搬送物を保温または保冷しておくための温度調節部材を収容体に収容あるいは設けておく必要があるが、温度調節部材を搭載部に取り付けておくことにより、温度調節部材を収容体の内壁面に設けた場合に比べて、収容体が傾いた場合でも搬送物と温度調節部材との距離が一定となり、それにより、搬送物が厳密な温度管理が必要となるものであっても、搬送物に応じた温度管理を行うことができる。また、温度調節部材の重量によって搭載部の重心が安定し、外部から振動が加わった場合でも搬送物が揺れにくくなる。
本発明によれば、搬送物が入れられた容器が搭載された搭載部が、台座部から互いに並行して延びた2本の支持部材を結ぶ直線、または該直線及びこの直線に直交する直線を中心軸として回動自在に保持されているため、収容体が傾いた場合でも搭載部の向きが一定となり、それにより、搬送物を容器からこぼさずに搬送することができる。
また、搭載部に搬送物を保温または保冷するための温度調節部材が取り付けられているものにおいては、搬送物を保温または保冷しておく必要がある場合に、温度調節部材を収容体の内壁面に設けた場合に比べて、収容体が傾いた場合でも搬送物と温度調節部材との距離が一定となり、それにより、搬送物が厳密な温度管理が必要となるものであっても、搬送物に応じた温度管理を行うことができる。また、温度調節部材の重量によって搭載部の重心が安定し、外部から振動が加わった場合でも搬送物が揺れにくくすることができる。
本発明の搬送補助具の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は搭載容器の内部を示す断面図である。 図1に示した搬送補助具の使用方法を説明するための図であり、(a)は搬送補助具に搬送物を搭載した状態を示す外観斜視図、(b)は搬送補助具を収容体に取り付けた状態を示す図である。 図1及び図2に示した搬送補助具の作用を説明するための図であり、(a)は図2に示したキャリーバッグを手前に傾けた場合の搬送補助具の状態を示す図、(b)は図2に示したキャリーバッグを横に傾けた場合の搬送補助具の状態を示す図である。 図1及び図2に示した搬送補助具において保冷剤が搭載容器に取り付けられていることによる効果を説明するための図であり、(a)はキャリーバッグの内側面に保冷剤が取り付けられた状態を示す図、(b)は(a)に示した状態からキャリーバッグを傾けた状態を示す図、(c)はキャリーバッグの蓋部の内側に保冷剤が取り付けられた状態を示す図、(d)は(c)に示した状態からキャリーバッグを傾けた状態を示す図、(e)は図1及び図2に示した搬送補助具の搭載容器に試験管が搭載された状態を示す図である。 本発明の搬送補助具の他の実施の形態を示す外観斜視図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の搬送補助具の実施の一形態を示す図であり、(a)は外観斜視図、(b)は搭載容器40の内部を示す断面図である。
本形態は図1に示すように、台座部10上に支持部材となる2本の支持柱20a,20bが取り付けられ、この2本の支持柱20a,20bに枠部材30が支持され、さらに、枠部材30に搭載部となる搭載容器40が支持されて構成されている。
台座部10は、この搬送補助具1が取り付けられる収容体に支持可能に構成されており、中央部に開口を有する形状となっている。
支持柱20a,20bは、台座部10の開口を挟んで互いに対向するように起立して取り付けられており、台座部10から互いに並行して延びている。支持柱20a,20bの先端部には、それぞれ固定用ビス21a,21bが取り付けられている。
枠部材30は、隣接する面どうしが互いに直交する4つの面からなり、4つの面のうち互いに対向する2つの面にて固定用ビス21a,21bによって支持柱20a,20bに支持されている。固定用ビス21a,21bによって枠部材30が支持柱20a,20bに支持されている部分は、固定用ビス21a,21bを中心軸として枠部材30が支持柱20a,20bに対して回動可能なものとなっており、それにより、枠部材30は、固定ビス21a,21bを中心軸として図中A方向に回動する。すなわち、枠部材30は、2本の支持柱20a,20bを結ぶ直線を中心軸として回動自在に支持柱20a,20bに支持されていることになる。また、枠部材30には、上記4つの面のうち、固定用ビス21a,21bによって支持柱20a,20bに支持されていない2つの面の互いに対向する位置に、固定用ビス31a,31bが取り付けられている。
搭載容器40は、固定用ビス31a,31bによって枠部材30に支持されている。固定用ビス31a,31bによって搭載容器40が枠部材30に支持されている部分は、固定用ビス31a,31bを中心軸として搭載容器40が枠部材30に対して回動可能なものとなっており、それにより、搭載容器40は、固定ビス31a,31bを中心軸として図中B方向に回動する。すなわち、搭載容器40は、2本の支持柱20a,20bを結ぶ直線に直交する直線を中心軸として回動自在に枠部材30に支持されていることになる。また、搭載容器40には、その底部に温度調節部材である保冷剤50が収容されており、この保冷剤50上に、複数の保持穴42が設けられたスポンジ41が搭載されている。これにより、搭載容器40に保冷剤50が取り付けられていることになる。なお、保冷剤50は、例えば、冷凍庫等にて冷却して凝固させる場合等において、搭載容器40からスポンジ41を取り出せば、搭載容器40から取り出すことができる。
このように本形態の搬送補助具1は、互いに直交する2つの軸を組み合わせることで、搭載容器40を任意の方向に傾けることができるジンバル機構を有している。
以下に、上記のように構成された搬送補助具1の使用方法について説明する。
図2は、図1に示した搬送補助具1の使用方法を説明するための図であり、(a)は搬送補助具1に搬送物を搭載した状態を示す外観斜視図、(b)は搬送補助具1を収容体に取り付けた状態を示す図である。
図1に示した搬送補助具1は、例えば、検体を搬送する場合に使用される。その場合、図2(a)に示すように、検体が入れられた容器となる試験管60をスポンジ41に設けられた保持穴42に保持する。
そして、図2(b)に示すように、検体を搬送するための収容体となるキャリーバッグ70に搬送補助具1を収容し、キャリーバッグ70の底部に台座部10を取り付ける。これにより、台座部10がキャリーバッグ70の底部に支持されて搬送補助具1がキャリーバッグ70の底部に固定され、検体が搬送されることになる。
以下に、上述した搬送補助具1による作用について説明する。
図3は、図1及び図2に示した搬送補助具1の作用を説明するための図であり、(a)は図2に示したキャリーバッグ70を手前に傾けた場合の搬送補助具1の状態を示す図、(b)は図2に示したキャリーバッグ70を横に傾けた場合の搬送補助具1の状態を示す図である。
図1に示した搬送補助具1が図2(b)に示したようにキャリーバッグ70に収容、固定されている状態において、キャリーバッグ70を手前に傾けると、図3(a)に示すように、搬送補助具1は、2本の支持柱20a,20bが対向する方向とは直交する方向に傾くことになる。すると、台座部10及び支持柱20a,20bは、キャリーバッグ70とともに、2本の支持柱20a,20bが対向する方向とは直交する方向に傾く。ところが、枠部材30は、固定用ビス21a,21bによって固定用ビス21a,21bを中心軸として支持柱20a,20bに回動可能に支持されているため、支持柱20a,20bが傾いてもジャイロ効果によってその傾く力が枠部材30に作用せず、元の状態、すなわち、4つの面が水平となる状態が保持される。また、搭載容器40は、固定用ビス31a,31bによって固定用ビス31a,31bを中心軸として回動可能に枠部材30に支持されているものの、固定用ビス31a,31bによる軸は、搬送補助具1が傾く方向に延びるものであるため、搭載容器40は枠部材30に対して回動せず、枠部材30とともに元の状態、すなわち、試験管60の搭載面が水平となる状態が保持される。このような作用は、キャリーバッグ70を手前に傾けた場合に限らず、キャリーバッグ70を手前とは反対側に傾けた場合にも生じる。
また、図1に示した搬送補助具1が図2(b)に示したようにキャリーバッグ70に収容、固定されている状態において、キャリーバッグ70を横に傾けると、図3(b)に示すように、搬送補助具1は、2本の支持柱20a,20bが対向する方向に傾くことになる。すると、台座部10及び支持柱20a,20bは、キャリーバッグ70とともに、2本の支持柱20a,20bが対向する方向に傾く。また、枠部材30においても、固定用ビス21a,21bによって固定用ビス21a,21bを中心軸として回動可能に支持柱20a,20bに支持されているものの、固定用ビス21a,21bによる軸は、搬送補助具1が傾く方向に延びるものであるため、枠部材30は支持柱20a,20bに対して回動せず、台座部10及び支持柱20a,20bとともに、2本の支持柱20a,20bが対向する方向に傾く。ところが、搭載容器40は、固定用ビス31a,31bによって固定用ビス31a,31bを中心軸としてキャリーバッグ70が傾く方向に枠部材30に回動可能に支持されているため、枠部材30が傾いてもジャイロ効果によってその傾く力が搭載容器40に作用せず、元の状態、すなわち、試験管60の搭載面が水平となる状態が保持される。このような作用は、キャリーバッグ70を左右いずれの方向に傾けた場合において同様に生じる。
また、キャリーバッグ70を手前、手前とは反対側、あるいは左右のみに傾けるだけでなく、これらの向きが組み合わされた場合であっても、搭載容器40には、上述したジャイロ効果によってその傾く力が作用せず、それにより、試験管60の搭載面が水平となる状態が保持されることになる。
このように、キャリーバッグ70をいずれの方向に傾けた場合でも、搭載容器40の向きが一定となり、搭載容器40に搭載された試験管60が傾くことがなく、試験管60に入れられた検体が試験管60からこぼれることがなくなる。
以下に、上述した搬送補助具1において保冷剤50が搭載容器40に取り付けられていることによる効果について説明する。
図4は、図1及び図2に示した搬送補助具1において保冷剤50が搭載容器40に取り付けられていることによる効果を説明するための図であり、(a)はキャリーバッグ70の内側面に保冷剤が取り付けられた状態を示す図、(b)は(a)に示した状態からキャリーバッグ70を傾けた状態を示す図、(c)はキャリーバッグ70の蓋部の内側に保冷剤が取り付けられた状態を示す図、(d)は(c)に示した状態からキャリーバッグ70を傾けた状態を示す図、(e)は図1及び図2に示した搬送補助具1の搭載容器40に試験管60が搭載された状態を示す図である。
図4(a)に示すように、図2に示したキャリーバッグ70の内側面に保冷剤51,52を取り付けた状態で、このキャリーバッグ70に搬送補助具1を取り付けた場合、搭載容器40に搭載された試験管60は、その搭載位置40によって保冷剤51,52との距離が互いに異なるものとなる。また、図4(a)中左端の試験管60と保冷剤51との最短距離がd1であった場合でも、キャリーバッグ70を傾けると、図4(b)に示すようにその最短距離はd3に変化してしまう。同様に、図4(a)中右端の試験管60と保冷剤52との最短距離がd2であった場合でも、キャリーバッグ70を傾けると、図4(b)に示すようにその最短距離はd4に変化してしまう。このように、試験管60と保冷剤51,52との最短距離が、試験管60の搭載位置やキャリーバッグ70の傾きによって異なるものとなってしまう。
また、図4(c)に示すように、図2に示したキャリーバッグ70の蓋部の内側に保冷剤53を取り付けた状態で、このキャリーバッグ70に搬送補助具1を取り付けた場合においても、図4(c)中左端の試験管60と保冷剤53との最短距離がd5であった場合でも、キャリーバッグ70を傾けると、図4(d)に示すようにその最短距離はd7に変化してしまう。同様に、図4(c)中右端の試験管60と保冷剤53との最短距離がd6であった場合でも、キャリーバッグ70を傾けると、図4(d)に示すようにその最短距離はd8に変化してしまう。このように、試験管60と保冷剤53との最短距離が、キャリーバッグ70の傾きによって異なるものとなってしまう。
このように、試験管60に入れられた検体を保冷するための保冷剤を、キャリーバッグ70の内側面や蓋部の内側に取り付けた場合、試験管60に入れられた検体と保冷剤との最短距離が、試験管60の搭載位置やキャリーバッグ70の傾きによって異なるものとなってしまう。そのため、試験管60に入れられた検体が厳密な温度管理が必要となるものである場合、検体に応じた温度管理を行うことができなくなってしまう。
これに対して、図1に示した搬送補助具1においては、搭載容器40の底部に保冷剤50が収容されているため、図4(e)に示すように、スポンジ41に設けられた保持穴42にて試験管60が保持されている状態においては、全ての試験管60と保冷剤50との距離d9は同一のものとなっている。また、キャリーバッグ70を傾けた場合においても、保冷剤50と試験管60とは搭載容器40によって一体となった状態であるため、試験管60と保冷剤50との距離が一定のまま保たれる。
このように、保冷剤50が搭載容器40の底部に収容されていることにより、キャリーバッグ70が傾いた場合でも試験管60に入れられた検体61と保冷剤50との距離が一定となり、検体61が厳密な温度管理が必要となるものであっても、検体61に応じた温度管理を行うことができる。また、保冷剤50の重量によって搭載容器40の重心が安定し、外部から振動が加わった場合でも検体61が揺れにくくなる。このような作用は、保冷剤50が搭載容器40の底部に収容されているものに限らず、保冷剤50が搭載容器40の底部の外側に取り付けられているものにおいても同様に生じる。また、保冷剤50が搭載容器40の側面に取り付けられているものにおいても、搭載容器40に搭載された全ての試験管と保冷剤との距離を同一のものとすることはできないものの、キャリーバッグ70が傾いた場合でも試験管60に入れられた検体61と保冷剤50との距離を一定とすることができる。
なお、本形態においては、試験管60に入れられた検体61を搬送するためにキャリーバッグ70を用い、このキャリーバッグ70に搬送補助具1を取り付けたものを例に挙げて説明したが、搬送補助具1は、試験管60に入れられた検体61を搬送するためのものであれば、手提げ袋等、任意のものに取り付けて使用することができる。
また、搭載容器40に収容する保冷剤50は上述したように1つでなくてもよい。例えば、検体61を冷やしすぎないように2つの保冷剤を積層させて搭載容器40に収容してもよい。この場合、2つの保冷剤のうち試験管60側となる保冷剤を凝固していない状態とするとともに、他方の保冷剤を凝固した状態とすることにより、検体61を冷やしすぎないようにすることができる。また、保温が必要となるものを搬送する場合は、保冷剤ではなく、保温効果を奏するものを用いることができる。
また、支持柱20a,20bと台座部10との間に、スプリング等、衝撃を吸収する部材を挟み込むことにより、キャリーバッグ70によって検体61を搬送する際に路面等の凹凸による振動を吸収することができ、検体61に振動による悪影響が及ぶことを回避することもできる。また、支持柱20a,20bと枠部材30との間に衝撃を吸収する部材を挟み込むことによっても、上記同様に検体61に振動による悪影響が及ぶことを回避することができる。この場合、例えば、固定用ビス21a,21bをスプリング状のものから構成したり、支持柱20a,20bの固定用ビス21a,21bが取り付けられる箇所において支持柱20a,20bと固定用ビス21a,21bとの間にスプリングを介在させたりすることが考えられる。
(他の実施の形態)
図5は、本発明の搬送補助具の他の実施の形態を示す外観斜視図である。
本形態は図5に示すように、図1に示したものに対して、枠部材30を有していない点が異なるものである。そのため、搭載容器40は、枠部材30に支持されているのではなく、固定用ビス21a,21bによって支持柱20a,20bに支持されている。固定用ビス21a,21bによって搭載容器40が支持柱20a,20bに支持されている部分は、固定用ビス21a,21bを中心軸として搭載容器40が支持柱20a,20bに対して回動可能なものとなっており、それにより、搭載容器40は、固定ビス21a,21bを中心軸として図中A方向に回動する。すなわち、搭載容器40は、2本の支持柱20a,20bを結ぶ直線を中心軸として回動自在に支持柱20a,20bに支持されていることになる。
上記のように構成された搬送補助具101においては、搭載容器40が、台座部10から互いに並行して延びた2本の支持部材20a,20bを結ぶ直線を中心軸として回動自在に支持部材20a,20bに支持されているので、上述したものと同様に検体の搬送時に、キャリーバッグ70が2本の支持部材20a,20bを結ぶ直線に直交する方向に傾いた場合においても、ジャイロ効果によってその傾く力が搭載容器40に作用せず、搭載容器40の向きが一定となり、それにより、試験管60に入れられた検体61が試験管60からこぼれることがなくなる。
1,101 搬送補助具
10 台座部
20a,20b 支持柱
21a,21b,31a,31b 固定用ビス
30 枠部材
40 搭載容器
41 スポンジ
42 保持穴
50〜53 保冷剤
60 試験管
61 検体
70 キャリーバッグ

Claims (3)

  1. 容器に入れられた搬送物を収容体に収容して搬送する場合に該搬送を補助する搬送補助具であって、
    前記収容体に支持される台座部と、
    前記台座部から互いに並行して延びた2本の支持部材と、
    前記2本の支持部材を結ぶ直線を中心軸として回動自在に前記2本の支持部材に支持され、前記容器を搭載する搭載部とを有する搬送補助具。
  2. 容器に入れられた搬送物を収容体に収容して搬送する場合に該搬送を補助する搬送補助具であって、
    前記収容体に支持される台座部と、
    前記台座部から互いに並行して延びた2本の支持部材と、
    前記2本の支持部材を結ぶ直線を中心軸として回動自在に前記2本の支持部材に支持された枠部材と、
    前記2本の支持部材を結ぶ直線に直交する直線を中心軸として回動自在に前記枠部材に支持され、前記容器を搭載する搭載部とを有する搬送補助具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の搬送補助具において、
    前記搭載部は、前記搬送物を保温または保冷するための温度調節部材が取り付けられている搬送補助具。
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