JP2014123887A - 音声再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 騒音レベルの増大による難聴期間に応じて再生位置を自動的に巻き戻すことができる音声再生装置を提供する。
【解決手段】 音声コンテンツを保持する音声コンテンツ記憶手段と、音声コンテンツを再生する再生制御手段と、騒音レベルを検出する騒音検出手段により構成される。再生制御手段は、騒音レベルが第1閾値を上回った時点における音声コンテンツの再生位置を騒音増大位置として記憶する騒音増大位置記憶手段と、騒音レベルが第1閾値を上回ったときから第2閾値を下回るまでの時間を難聴期間として計測する難聴期間計測手段と、難聴期間に基づいて、巻戻時間を決定する巻戻時間決定手段と、難聴期間の終了時に、音声コンテンツの再生を騒音増大位置から巻戻時間だけ遡った位置まで巻き戻す巻戻再生手段とを有する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、音声再生装置に係り、さらに詳しくは、音声コンテンツを再生する音声再生装置の改良に関する。
音声再生装置には、報道番組の内容を音声で伝える音声ニュースや、書籍の内容を音声で伝える音声ブックをインターネットなどの通信ネットワーク上のサーバー装置からダウンロードして再生するものがある。ダウンロードした音声ニュースや音声ブックといった音声コンテンツは、メモリ内に格納され、音声コンテンツの再生中に、周囲の騒音が大きくなり、聞き漏らしが生じれば、ユーザが所定の操作を行うことにより、再生位置を任意に巻き戻すことができる。
しかしながら、周囲の騒音が増大して聞き取り難くなるごとに巻戻しの操作を行うのは煩雑であるという問題があった。特に、音声再生装置を携帯し、ジョギングやウォーキングをしながら音声コンテンツを聴取するような場合、立ち止まって音声再生装置を操作するのは極めて煩わしいという問題があった。
そこで、騒音レベルを検出し、騒音レベルが一定値を上回れば、音声コンテンツの再生を一時停止させ、その後に騒音レベルが一定値を下回れば、音声コンテンツの再生を自動的に再開させる音声再生装置が提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1には、音声コンテンツの再生を再開させる際に、再生位置を一定時間だけ巻き戻すことや、音量が無音レベルの位置、或いは、ユーザが予め指定した位置まで巻き戻すことが記載されている。
特開2006−295669号公報 特開2012−58355号公報
上述した様な従来の音声再生装置では、騒音レベルの増大によって再生が一時停止した期間にかかわらず、再生位置の巻戻しが行われる。つまり、予め定められた一定時間だけ巻戻しが行われ、或いは、予め定められた再生位置まで巻戻しが行われる。このため、一時停止の期間が短い場合には巻戻しが冗長になる一方、一時停止の期間が長い場合には、巻戻しが不十分になるという問題があった。特に、停止期間が長ければ、一時停止前のコンテンツ内容を忘れてしまう場合があり、巻戻しが不十分であれば、再度巻き戻さなければならず、不便であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、騒音レベルの増大による難聴期間に応じて再生位置を自動的に巻き戻すことができる音声再生装置を提供することを目的とする。特に、難聴期間が短い場合に、巻戻しが冗長になるのを抑制することができ、また、難聴期間が長い場合に、巻戻しが不十分になるのを抑制することができる音声再生装置を提供することを目的とする。
本発明による音声再生装置は、音声コンテンツを保持する音声コンテンツ記憶手段と、上記音声コンテンツを再生する再生制御手段と、騒音レベルを検出する騒音検出手段とを備え、上記再生制御手段が、上記騒音レベルが第1閾値を上回った時点における上記音声コンテンツの再生位置を騒音増大位置として記憶する騒音増大位置記憶手段と、上記騒音レベルが第1閾値を上回ったときから第2閾値を下回るまでの時間を難聴期間として計測する難聴期間計測手段と、上記難聴期間に基づいて、巻戻時間を決定する巻戻時間決定手段と、上記難聴期間の終了時に、上記音声コンテンツの再生を上記騒音増大位置から上記巻戻時間だけ遡った位置まで巻き戻す巻戻再生手段とを有するように構成される。
この様な構成によれば、音声コンテンツを保持し、騒音レベルが第1閾値を上回った時点における再生位置を騒音増大位置として記憶するので、騒音増大位置を起点として巻き戻すことができる。また、難聴期間に基づいて巻戻再生時の巻戻時間を決定し、難聴期間の終了時に音声コンテンツの再生を騒音増大位置から巻戻時間だけ遡った位置まで巻き戻すので、騒音レベルの増大による難聴期間に応じて再生位置を自動的に巻き戻すことができる。
本発明による音声再生装置では、騒音レベルの増大による難聴期間に応じて再生位置を自動的に巻戻すことができる。特に、難聴期間が長いほど巻戻時間を長くすることにより、難聴期間が短い場合に、巻戻しが冗長になるのを抑制することができ、また、難聴期間が長い場合に、巻戻しが不十分になるのを抑制することができる。
本発明の実施の形態による音声再生装置1の一構成例を示した斜視図である。 図1の音声再生装置1内の機能構成の一例を示したブロック図である。 図2の音声再生装置1の動作の一例を示した図であり、騒音レベルの時間的変化と、難聴期間TNの対応が異なる2つの再生制御A,Bが示されている。 図2の音声再生装置1の動作の一例を示した図であり、基準位置Tcb1及びTcb2と、開始位置Tcs1及びTcs2との対応関係が示されている。 図2の主制御部20の構成例を示したブロック図である。 図5の主制御部20における音声コンテンツの再生時の動作の一例を示したフローチャートである。 図5の主制御部20における音声コンテンツの再生時の動作の一例を示したフローチャートである。
<音声再生装置1>
図1は、本発明の実施の形態による音声再生装置1の一構成例を示した斜視図である。この音声再生装置1は、移動体通信網を利用して通話を行うことができる携帯電話機であり、タッチパネル11、受話用のスピーカ12、送話用のマイクロホン13及び操作キー14a〜14cを備えた端末本体10と、騒音検出用のマイクロホン16を備えたヘッドホン15により構成されている。
端末本体10は、薄型で縦長の直方体形状からなり、タッチパネル11、スピーカ12、マイクロホン13及び操作キー14a〜14cは、筐体前面に配置されている。また、スピーカ12は、端末本体10の長手方向の一方の端部に配置され、マイクロホン13及び操作キー14a〜14cは、他方の端部に配置されている。
タッチパネル11は、表示画面を有する表示装置と、表示画面に対するタッチ操作を検出する操作入力装置により構成される。スピーカ12は、受話音を出力するための音声出力装置である。マイクロホン13は、送話音を入力するための音声入力装置である。操作キー14a〜14cは、各種機能が予め割り当てられ、ユーザの押下操作により、割当機能を実行するための物理キーである。例えば、操作キー14aは、前の画面に戻るためのリターンキーである。また、操作キー14bは、ホーム画面を表示するためのホームキーである。また、操作キー14cは、メニュー画面を表示するためのメニューキーである。
ヘッドホン15は、音声コンテンツの再生時に用いられる音声出力装置であり、端末本体10から出力された音声信号をスピーカを用いて可聴音に変換する。このヘッドホン15は、2つのスピーカをユーザの両方の耳にそれぞれ当てるステレオタイプのヘッドホンであり、伝送ケーブルを介して端末本体10と着脱可能に接続されている。
マイクロホン16は、騒音レベルを検出するための音声入力装置であり、ヘッドホン15の近傍における騒音の音圧レベルを検出することができる。なお、端末本体10とヘッドホン15との接続は、近距離無線通信を利用するものであっても良い。
この音声再生装置1には、音声ニュースや音声ブックなどの様々な音声コンテンツが保持され、所定の操作を行うことにより、音声コンテンツの一つを再生対象として選択し、音声コンテンツの再生を開始させ、或いは、再生を終了させることができる。
図2は、図1の音声再生装置1内の機能構成の一例を示したブロック図である。この音声再生装置1は、タッチパネル11、スピーカ12、マイクロホン13,16、ヘッドホン15、主制御部20、セルラー通信部21、操作部22、音声入力部23、加速度センサ24、表示制御部25、音声出力部26、メモリ27及び騒音検出部28により構成される。
主制御部20は、通話処理や音声コンテンツの再生制御を行う。セルラー通信部21は、セルラー基地局を介して外部機器と通信し、通信相手と通話を行うための信号処理部である。操作部22は、タッチパネル11に対するタッチ操作や、操作キー14a〜14cの押下操作を受け付け、操作信号を生成する。音声入力部23は、マイクロホン13により集音された音声信号を増幅し、デジタルデータに変換して主制御部20へ出力する。
表示制御部25は、タッチパネル11を制御し、ホーム画面、メニュー画面、音声コンテンツの再生用の画面などを表示する。音声出力部26は、主制御部20から出力された音声データをアナログ信号に変換して駆動信号を生成し、スピーカ12又はヘッドホン15へ出力する。
メモリ27には、制御プログラムや音声コンテンツが保持される。例えば、インターネット上のサーバー装置からダウンロードした音声コンテンツがメモリ27内に格納されている。また、音声コンテンツは、再生時の読出し順序やビットレートが規定された多数の音声データからなり、所定のフォーマットで圧縮された音声ファイルとして格納されている。騒音検出部28は、マイクロホン16により集音された音声信号に基づいて、騒音レベルを検出し、その検出結果を主制御部20へ出力する。
加速度センサ24は、加速度を検出し、その検出結果を主制御部20へ出力する検出装置であり、ユーザが静止状態にあるか否かを判別するのに用いられる。例えば、可動部の位置変化を静電容量の変化によって検出する静電容量型センサが加速度センサ24として用いられる。
この音声再生装置1では、騒音レベルが第1閾値Lbを上回り、かつ、加速度の大きさが所定の判定閾値Th以下である場合に、音声コンテンツの再生を一時停止させる再生制御が行われる。また、騒音レベルが第1閾値Lbを上回ったときから第2閾値Ls(Ls≦Lb)を下回るまでの時間を難聴期間TNとして計測し、難聴期間TNの終了時に、音声コンテンツの再生を騒音増大時の再生位置よりも前に巻き戻す巻戻再生が行われる。この巻戻再生は、一時停止中であるか否かにかかわらず、騒音レベルが第2閾値Lsを下回った時点で実行される。なお、第2閾値Lsは、第1閾値Lbと同じであっても良い。
<難聴期間TN>
図3は、図2の音声再生装置1の動作の一例を示した図であり、横軸を経過時間tとして騒音レベルの時間的変化と、難聴期間TNの対応が異なる2つの再生制御A,Bが示されている。この図では、Ls<Lbの場合が示されている。騒音レベルは、時刻tにおいて第1閾値Lbを上回り、その後、時刻tにおいて第2閾値Lsを下回っている。
難聴期間TNは、音声コンテンツの再生を継続したとしても、騒音の影響によって音声コンテンツの内容が聞き取り難くなる期間であり、TN=(t−t)により求められる。再生制御A,Bは、コンテンツ時間Tcに対応づけて示されている。コンテンツ時間Tcは、音声コンテンツの先頭を下限とし、末尾を上限とする時間軸上の相対位置である。
再生制御Aは、難聴期間TNの開始時点、すなわち、騒音レベルが第1閾値Lbを上回った時点(時刻t)で、音声コンテンツの再生を一時停止させ、難聴期間TNの終了時点、すなわち、騒音レベルが第2閾値Lsを下回った時点(時刻t)で、当該音声コンテンツの再生を再開する。
騒音レベルが第1閾値Lbを上回った時点における再生位置Tcbは、騒音増大位置として記録される。音声コンテンツの再生を再開する際は、再生位置Tcbから所定の巻戻時間α(α≧0)だけ遡った位置(Tcb−α)を開始位置Tcsとして再生を開始する。この場合、巻戻しの起点は、再生位置Tcbである。巻戻時間αは、難聴期間TNの長さに応じて定められる。
一方、再生制御Bは、難聴期間TN中も音声コンテンツの再生を継続し、難聴期間TNの終了時点で、当該音声コンテンツの再生位置(Tcb+TN)を再生位置Tcbから巻戻時間αだけ遡った位置(Tcb−α)まで巻き戻す。つまり、騒音レベルが第2閾値Lsを下回った時点で時間(TN+α)だけ巻き戻され、位置(Tcb−α)を開始位置Tcsとして音声コンテンツの再生が開始される。この場合、巻戻しの起点は、再生位置(Tcb+TN)である。
<基準位置Tcb1,Tcb2と開始位置Tcs1,Tcs2>
図4は、図2の音声再生装置1の動作の一例を示した図であり、前回の巻戻再生における基準位置Tcb1及び開始位置Tcs1と、今回の巻戻再生における基準位置Tcb2及び開始位置Tcs2との対応関係が示されている。この図では、横軸をコンテンツ時間Tcとし、騒音増大位置(Tcb1,Tcb2)で再生を一時停止させた場合が示されている。
図中の(a)には、α2<(Tcb2−Tcs1)の場合が示され、(b)には、α2≧(Tcb2−Tcs1)の場合が示されている。基準位置Tcb1は、前回の再生時における騒音増大位置であり、この基準位置を起点として巻戻時間α1だけ巻き戻される。つまり、前回の巻戻再生の開始位置Tcs1=(Tcb1−α1)から今回の再生が開始される。巻戻時間α1は、前回の巻戻再生時における難聴期間TNの長さに応じて決定される。
また、基準位置Tcb2は、今回の再生時における騒音増大位置であり、この基準位置を起点として巻戻時間α2だけ巻き戻される。α2<(Tcb2−Tcs1)の場合、今回の巻戻再生における開始位置Tcs2=(Tcb2−α2)であり、前回の巻戻再生の開始位置Tcs1よりも後の再生位置である。
一方、α2≧(Tcb2−Tcs1)の場合には、再生位置(Tcb2−α2)を今回の巻戻再生の開始位置Tcs2とすれば、前回の巻戻再生の開始位置Tcs1よりも前に遡ってしまうことになる。そこで、この様な場合には、前回の巻戻再生の開始位置Tcs1を今回の巻戻再生における開始位置Tcs2の下限とする再生制御が行われる。つまり、前回の巻戻再生の開始位置Tcs1よりも前に遡って巻き戻すことはせず、今回の巻戻再生における開始位置Tcs2は、Tcs2=Tcs1である。
ここで、Tcb2<Tcb1の場合、前回の再生では再生されなかった基準位置Tcb1以降のコンテンツ内容を、今回の再生でも未聴取のまま、今回の巻戻再生(次回の再生)が生じることになる。この様な場合、本実施の形態では、前回の巻戻再生の開始位置Tcs1を今回の巻戻再生における開始位置Tcs2の下限とする再生制御が行われる。
一方、Tcb1≦Tcb2の場合には、前回の再生において再生されなかった基準位置Tcb1以降のコンテンツ内容の一部、すなわち、再生位置Tcb1から再生位置Tcb2までの部分を今回の再生で聴取していることになる。この様な場合には、本実施の形態では、特に下限を定めることなく、難聴期間TNの長さに応じて巻戻時間α2が決定される。
<主制御部20>
図5は、図2の主制御部20の構成例を示したブロック図である。この主制御部20は、静止判定部101、騒音増大判定部102、一時停止部103、騒音増大位置記憶部104、騒音減少判定部105、難聴期間計測部106、巻戻時間決定部107、巻戻再生部108及びデコード部109により構成される。
デコード部109は、メモリ27から音声コンテンツを読み出してデコードし、ヘッドホン15から再生するための音声データを生成して音声出力部26へ出力する。デコード部109は、操作部22からの再生指示に基づいて、音声コンテンツの再生を開始し、終了指示に基づいて、当該音声コンテンツの再生を終了する。
静止判定部101は、加速度センサ24の出力に基づいて、ユーザが静止状態にあるか否かを判定し、その判定結果を一時停止部103へ出力する。静止状態にあるか否かは、加速度の大きさを判定閾値Thと比較することによって判別される。
騒音増大判定部102は、騒音検出部28により検出された騒音レベルを第1閾値Lbと比較し、その比較結果に基づいて、騒音レベルが第1閾値Lbを上回ったか否かを判定し、その判定結果を一時停止部103及び難聴期間計測部106へ出力する。
一時停止部103は、騒音レベルを第1閾値Lbと比較した比較結果と、加速度の大きさを判定閾値Thと比較した比較結果とに基づいて、音声コンテンツの再生を一時停止させる。具体的には、騒音レベルが第1閾値Lbを上回った際に、加速度の大きさが判定閾値Th以下であれば、再生を一時停止させるべくデコード部109を制御する。
騒音増大位置記憶部104には、騒音レベルが第1閾値Lbを上回った時点における音声コンテンツの再生位置が騒音増大位置(基準位置Tcb)として記憶される。騒音減少判定部105は、騒音検出部28により検出された騒音レベルを第2閾値Lsと比較し、その比較結果に基づいて、騒音レベルが第2閾値Lsを下回ったか否かを判定し、その判定結果を難聴期間計測部106及び巻戻再生部108へ出力する。
難聴期間計測部106は、騒音レベルが第1閾値Lbを上回ったときから第2閾値Lsを下回るまでの時間を難聴期間TNとして計測する。巻戻時間決定部107は、難聴期間TNに基づいて、巻戻時間αを決定する。この巻戻時間決定部107は、難聴期間TNが長いほど巻戻時間αを長くする。
巻戻再生部108は、難聴期間TNの終了時に、音声コンテンツの再生を基準位置Tcbから巻戻時間αだけ遡った位置まで巻き戻す巻戻再生を実行すべくデコード部109を制御する。この巻戻再生部108は、Tcb2<Tcb1である場合に、前回の巻戻再生の開始位置Tcs1を今回の巻戻再生における開始位置Tcs2の下限とする。
図6及び図7のステップS101〜S121は、図5の主制御部20における音声コンテンツの再生時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、主制御部20は、操作部22において再生指示が受け付けられれば、各種パラメータを初期化し、音声コンテンツの再生を開始する(ステップS101,S102)。
例えば、時刻データt,tをリセットし、基準位置Tcb1,Tcb2及び開始位置Tcs1,Tcs2を初期値Tc0とする。音声コンテンツの再生は、初期値Tc0を開始位置として開始される。この初期値Tc0は、音声コンテンツの先頭であっても良いし、前回の終了指示時における再生位置であっても良い。
次に、主制御部20は、騒音レベルを確認し、騒音レベルが第1閾値Lbを上回っていれば(ステップS103,S104)、その時点の再生位置を基準位置Tcb2として記録するとともに、現在時刻tを時刻tとして記録する(ステップS105)。そして、主制御部20は、加速度を確認し、ユーザが静止状態であれば(ステップS106,S107)、音声コンテンツの再生を一時停止させる(ステップS108)。
次に、主制御部20は、騒音レベルを確認し、騒音レベルが第2閾値Lsを下回っていれば(ステップS109,S110)、現在時刻tを時刻tとして記録する(ステップS111)。そして、主制御部20は、時刻t,tから難聴期間TNを算出し、難聴期間TNに応じて巻戻時間αを決定する(ステップS112,S113)。
例えば、難聴期間TNが1秒未満である場合に、α=2秒とし、1≦TN<10である場合に、α=TN×2秒とし、難聴期間TNが10秒以上である場合に、α=20秒とする。
次に、主制御部20は、基準位置Tcb2がTcb2≧Tcb1を満たす場合、前回の巻戻再生における開始位置Tcs1を初期化する(ステップS114,S115)。すなわち、主制御部20は、開始位置Tcs1をTcs1=0とする。
次に、主制御部20は、再生位置(Tcb2−α)が(Tcb2−α)≧Tcs1を満たす場合、当該再生位置(Tcb2−α)を今回の巻戻再生における開始位置Tcs2とする(ステップS116,S117)。一方、主制御部20は、再生位置(Tcb2−α)が(Tcb2−α)≧Tcs1を満たさない場合、前回の巻戻再生の開始位置Tcs1を今回の巻戻再生における開始位置Tcs2とする(ステップS116,S121)。
次に、主制御部20は、開始位置Tcs1、基準位置Tcb1を更新し、巻戻再生を実行する(ステップS118,S119)。ステップS103からステップS119までの処理手順は、操作部22において終了指示が受け付けられるまで繰り返され、終了指示が受け付けられれば、音声コンテンツの再生を終了し、この処理を終了する(ステップS120)。
本実施の形態によれば、音声コンテンツを保持し、騒音レベルが第1閾値Lbを上回った時点における再生位置を騒音増大位置(基準位置Tcb)として記憶するので、騒音増大位置を起点として巻き戻すことができる。また、難聴期間TNに基づいて巻戻再生時の巻戻時間αを決定し、難聴期間TNの終了時に音声コンテンツの再生を騒音増大位置から巻戻時間αだけ遡った位置まで巻き戻すので、騒音レベルの増大による難聴期間TNに応じて再生位置を自動的に巻き戻すことができる。
特に、難聴期間TNが短い場合に、巻戻しが冗長になるのを抑制することができ、また、難聴期間TNが長い場合に、巻戻しが不十分になるのを抑制することができる。また、前回の巻戻再生の開始位置Tcs1を今回の巻戻再生における開始位置Tcs2の下限とするので、騒音増大による再生の一時停止が短い時間間隔で繰り返された場合に、巻戻再生の開始位置Tcsが際限なく遡ってしまうのを防止することができる。
なお、本実施の形態では、音声再生装置1が携帯電話機である場合の例について説明したが、本発明は、その様な携帯通信端末の他に、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistants)などの携帯情報端末、或いは、携帯型オーディオプレーヤーなどに好適である。また、据置型の音声再生装置にも本発明は適用することができる。
また、本実施の形態では、騒音レベルを第1閾値Lbと比較した比較結果と、加速度の大きさを判定閾値Thと比較した比較結果とに基づいて、音声コンテンツの再生を一時停止させる場合の例について説明したが、本発明は、一時停止の条件をこれに限定するものではない。例えば、騒音レベルが第1閾値Lbを上回った時点で、加速度の大きさにかかわらず、再生を一時停止させるような構成であっても良い。また、この様な一時停止の再生制御は行わず、難聴期間TN中、音声コンテンツの再生を継続させるような構成であっても良い。
また、本実施の形態では、Tcb2<Tcb1であれば、前回の巻戻再生の開始位置Tcs1を今回の巻戻再生における開始位置Tcs2の下限とする場合の例について説明したが、本発明は、Tcb2<Tcb1であるか否かにかかわらず、前回の巻戻再生の開始位置Tcs1を今回の巻戻再生における開始位置Tcs2の下限とするような構成であっても良い。
本発明の実施の形態による音声再生装置の構成と対応する作用効果とを以下に整理してまとめる。
第1の本発明による音声再生装置は、音声コンテンツを保持するメモリ27と、音声コンテンツを再生する主制御部20と、騒音レベルを検出する騒音検出部28とを備え、主制御部20が、騒音レベルが第1閾値Th1を上回った時点における音声コンテンツの再生位置を騒音増大位置Tc1として記憶する騒音増大位置記憶部104と、騒音レベルが第1閾値Th1を上回ったときから第2閾値Th2を下回るまでの時間を難聴期間TNとして計測する難聴期間計測部106と、難聴期間TNに基づいて、巻戻時間αを決定する巻戻時間決定部107と、難聴期間TNの終了時に、音声コンテンツの再生を騒音増大位置Tc1から巻戻時間αだけ遡った位置まで巻き戻す巻戻再生部108とを有するように構成される。
この様な構成によれば、音声コンテンツを保持し、騒音レベルが第1閾値Lbを上回った時点における再生位置を騒音増大位置として記憶するので、騒音増大位置を起点として巻き戻すことができる。また、難聴期間TNに基づいて巻戻再生時の巻戻時間αを決定し、難聴期間TNの終了時に音声コンテンツの再生を騒音増大位置から巻戻時間αだけ遡った位置まで巻き戻すので、騒音レベルの増大による難聴期間TNに応じて再生位置を自動的に巻き戻すことができる。
第2の本発明による音声再生装置は、上記構成に加え、巻戻時間決定部107が、難聴期間TNが長いほど巻戻時間αを長くするように構成される。この様な構成によれば、難聴期間TNが短い場合に、巻戻しが冗長になるのを抑制することができ、また、難聴期間TNが長い場合に、巻戻しが不十分になるのを抑制することができる。
第3の本発明による音声再生装置は、上記構成に加え、巻戻再生部108が、前回の巻戻再生の開始位置Tcs1を今回の巻戻再生における開始位置Tcs2の下限とするように構成される。この様な構成によれば、騒音増大による再生の一時停止が短い時間間隔で繰り返された場合に、巻戻再生の開始位置Tcsが際限なく遡ってしまうのを防止することができる。
第4の本発明による音声再生装置は、上記構成に加え、主制御部20が、騒音レベルを第1閾値Lbと比較した比較結果に基づいて、音声コンテンツの再生を一時停止させる一時停止部103を有するように構成される。この様な構成によれば、騒音レベルの増大に応じて音声コンテンツの再生を自動的に一時停止させることができる。
第5の本発明による音声再生装置は、上記構成に加え、加速度を検出する加速度センサ24を備え、一時停止部103が、騒音レベルを第1閾値Lbと比較した比較結果と、加速度の大きさを判定閾値Thと比較した比較結果とに基づいて、音声コンテンツの再生を一時停止させるように構成される。この様な構成によれば、騒音レベルの増大及び加速度の大きさに応じて音声コンテンツの再生を自動的に一時停止させることができる。
1 音声再生装置
10 端末本体
11 タッチパネル
12 受話用のスピーカ
13 送話用のマイクロホン
14a〜14c 操作キー
15 ヘッドホン
16 騒音検出用のマイクロホン
20 主制御部
21 セルラー通信部
22 操作部
23 音声入力部
24 加速度センサ
25 表示制御部
26 音声出力部
27 メモリ
28 騒音検出部
101 静止判定部
102 騒音増大判定部
103 一時停止部
104 騒音増大位置記憶部
105 騒音減少判定部
106 難聴期間計測部
107 巻戻時間決定部
108 巻戻再生部
109 デコード部
TN 難聴期間
Tc1 騒音増大位置
Tcb 前回の巻戻再生における基準位置
Tcs 前回の巻戻再生における開始位置

Claims (5)

  1. 音声コンテンツを保持する音声コンテンツ記憶手段と、
    上記音声コンテンツを再生する再生制御手段と、
    騒音レベルを検出する騒音検出手段とを備え、
    上記再生制御手段は、上記騒音レベルが第1閾値を上回った時点における上記音声コンテンツの再生位置を騒音増大位置として記憶する騒音増大位置記憶手段と、
    上記騒音レベルが第1閾値を上回ったときから第2閾値を下回るまでの時間を難聴期間として計測する難聴期間計測手段と、
    上記難聴期間に基づいて、巻戻時間を決定する巻戻時間決定手段と、
    上記難聴期間の終了時に、上記音声コンテンツの再生を上記騒音増大位置から上記巻戻時間だけ遡った位置まで巻き戻す巻戻再生手段とを有することを特徴とする音声再生装置。
  2. 上記巻戻時間決定手段は、上記難聴期間が長いほど上記巻戻時間を長くすることを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
  3. 上記巻戻再生手段は、前回の巻戻再生の開始位置を今回の巻戻再生における開始位置の下限とすることを特徴とする請求項2に記載の音声再生装置。
  4. 上記再生制御手段は、上記騒音レベルを第1閾値と比較した比較結果に基づいて、上記音声コンテンツの再生を一時停止させる一時停止手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の音声再生装置。
  5. 加速度を検出する加速度検出手段を備え、
    上記一時停止手段は、上記騒音レベルを第1閾値と比較した比較結果と、上記加速度の大きさを判定閾値と比較した比較結果とに基づいて、上記音声コンテンツの再生を一時停止させることを特徴とする請求項4に記載の音声再生装置。
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