JP2014122868A - 接合力評価方法、接合力評価装置及び接合力評価用サンプル - Google Patents

接合力評価方法、接合力評価装置及び接合力評価用サンプル Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、接合力評価方法、接合力評価装置及び接合力評価用サンプルに関する。
【解決手段】本発明の接合力評価方法は、評価用サンプルにおいて接合境界面を含む微小領域を設定する段階と、微小領域の周辺に所定深さの第1溝を形成する段階と、微小領域の側面を加工して接合境界面まで連結される第2溝を形成する段階と、微小領域を加圧して微小領域の剥離が生じる限界点を測定する段階と、を含むことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、接合力評価方法、接合力評価装置及び接合力評価用サンプルに関し、より詳細には、微小領域の界面接合力を評価する接合力評価方法、接合力評価装置及び接合力評価用サンプルに関する。
現在、ほとんどの電子部品は多層構造からなっている。任意の工程で多層に接合した部品や製品は、その界面接合力が弱い場合、次の工程で剥離されるか、ユーザが使用する過程で剥離される可能性がある。
界面の接合力は、互いに異なる物質が接合するところで分子あるいは原子同士の結合によって発生するか、表面粗さによって発生する。前者及び後者はいずれも接合力に大きな影響を及ぼす。特に、ポリマー‐ポリマー又はポリマー‐金属の間の接合が行われる基板における界面接合力は、基板の生産収率や基板の実使用において非常に重要である。
このように、接合力が基板のような多層構造物の性能や信頼性に大きな影響を及ぼす要因であるにもかかわらず、多層構造物の接合力を評価する方法や装置の開発はまだ十分に行われていない。
一方、マクロ的な観点で、二つの層の剥離(delamination)に見られる現象は、ミクロ的な観点で、非常に小さい二つの領域での剥離や亀裂から発生する。ここで、剥離や亀裂が発生するために必要なエネルギーは、剥離や亀裂が周辺に伝播されるために必要なエネルギーより大きいため、微小領域で剥離や亀裂が発生するメカニズムに対する理解は、多層構造物の不良現象を把握し解決するために必ず必要な部分であると言える。したがって、微小領域の剥離又は亀裂の現象を効果的に評価することができる接合力評価方法又は接合力評価装置の開発が必要である。
参考までに、本発明に係る先行技術としては特許文献1が挙げられる。特許文献1は、被膜の耐剥離性を評価する試験方法と評価試験装置を開示している。しかし、特許文献1に開示された技術は、印刷回路基板のように薄いサンプルの剥離性を試験するには限界がある。
JP1998‐026583 A
本発明は、上記のような問題点を解決するためのものであり、微小領域の接合力を正確かつ効果的に評価することができる接合力評価方法、接合力評価装置及び接合力評価用サンプルを提供することを目的とする。
上記目的を果たすための本発明の一実施例による接合力評価方法は、評価用サンプルにおいて接合境界面を含む微小領域を設定する段階と、微小領域の周辺に所定深さの第1溝を形成する段階と、微小領域の側面を加工して接合境界面まで連結される第2溝を形成する段階と、微小領域を加圧して微小領域の剥離が生じる限界点を測定する段階と、を含むことができる。
本発明の一実施例による接合力評価方法において、第1溝は微小領域を中心として逆「コ」の字状に形成されることができる。
本発明の一実施例による接合力評価方法において、第1溝は機械的研磨工程により形成されることができる。
本発明の一実施例による接合力評価方法において、第2溝は微小領域の端部から接合境界面まで長く形成されることができる。
本発明の一実施例による接合力評価方法において、第2溝は集束イオンビーム(Focused Ion Beam)により形成されることができる。
上記目的を果たすための本発明の一実施例による接合力評価装置は、評価用サンプルの一面と平行な基準面を有する上部ホルダーと、上記基準面が水平に維持されるように上記上部ホルダーを支持する下部ホルダーと、評価用サンプルを加圧する加圧チップと、を含むことができる。
本発明の一実施例による接合力評価装置において、上記上部ホルダーは、受け台と、上記受け台から突出形成され、上記受け台に対して第1傾斜角を有する基準面が形成されるサンプル支持部材と、上記受け台から下方に延長される結合ピンと、を含むことができる。
本発明の一実施例による接合力評価装置において、上記サンプル支持部材の縦断面は直角三角形状であることができる。
本発明の一実施例による接合力評価装置において、上記下部ホルダーは、第2傾斜角を有する傾斜面を有する本体と、上記傾斜面に対して垂直方向に長く形成され、上記結合ピンが嵌合される結合溝と、上記本体の側面から上記結合溝に向かって挿入され、上記結合溝に嵌合される上記結合ピンを固定する結合ねじと、を含むことができる。
本発明の一実施例による接合力評価装置において、上記第1傾斜角と上記第2傾斜角の合計は90度であることができる。
上記目的を果たすための本発明の一実施例による接合力評価用サンプルは、接合境界面を含み、所定深さの第1溝により形成される微小領域と、上記微小領域の端部から接合境界面まで延長される第2溝により分離される突起部と、を含むことができる。
本発明の一実施例による接合力評価用サンプルにおいて、上記突起部は片持ち梁形状であることができる。
本発明は、多層構造物の接合力を信頼性高く評価することができる。
さらに、本発明は、多層構造物の接合界面で生じる吸収挙動及び高温挙動の両方を評価することができる。
本発明の一実施例による接合力評価用サンプルの部分拡大斜視図である。 図1に図示された接合力評価用サンプルのA‐A断面図である。 本発明の一実施例による接合力評価装置の構成図である。 図3に図示された上部ホルダーの正面図である。 図4に図示された上部ホルダーの側面図である。 図4に図示された上部ホルダーの平面図である。 図3に図示された下部ホルダーの正面図である。 図7に図示された下部ホルダーの側面図である。 図7に図示された下部ホルダーの平面図である。 本発明の一実施例による接合力評価方法による評価結果を示すグラフである。 図10に表示された各段階に対応する評価用サンプルの状態を示す図面である。
通常、微小領域の界面接合力評価方法は、部材の間の接合が行われた界面で剥離が生じる限界点に達するまで評価用サンプルの一面に力を加える方式(以下、圧入試験という)により行われた。しかし、このような方法は次のような限界がある。
第一に、複合多層構造物の場合には正確な剥離限界点を評価することが困難である。
評価用サンプルの圧入試験を行うためには、評価用サンプルの下側にかなり硬い受け台が配置されなければならない。しかし、評価用サンプルを構成する一部の部材が柔らかい材質からなる場合には、評価用サンプルの下側に硬い受け台を配置しても、柔らかい材質が評価用サンプルに加えられる力を吸収するため、評価用サンプルの剥離が行われないだけでなく、正確な接合力評価を行うことができない。
第二に、応力状態が不均一である。
圧入試験を行う際に、先端が球形や三角錐の形態を有するチップを使用する。しかし、チップの面積が小さいと、チップによる力が評価用サンプルに均一に伝達されないため、評価用サンプルで発生する応力の分布が不均一になるという問題点がある。また、チップの面積が小さいと、剥離の進行過程で剥離を誘発する応力(normal stress)と剪断応力(shear stress)が同時に発生するため、評価結果に対する解釈が困難である。
第三に、評価結果の信頼性が低下する。
圧入試験は、評価用サンプルの粗さから多くの影響を受ける。そのため、メッキ層又は有機フィラーが含まれたポリマー層に対する圧入試験を行う場合には信頼性のある結果を導出することが困難である。
第四に、界面と平行な溝を形成することが困難である。
圧入試験は、評価用サンプルに界面と平行な溝を形成しなければならない。しかし、評価用サンプルがかなり薄い場合には、評価用サンプルに界面と平行な溝を形成することが困難である。
本発明は、上記のような問題点を解消するためのものであり、薄型の評価用サンプルに対しても接合力評価を効果的に行うことができる接合力評価方法、接合力評価装置及び接合力評価用サンプルを提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施例を添付の例示図面に基づいて詳細に説明する。
以下で本発明を説明するにあたり、本発明の構成要素を示す用語は、それぞれの構成要素の機能を考慮してつけられたものであって、本発明の技術的な構成要素を限定する意味に理解してはならない。
図1は本発明の一実施例による接合力評価用サンプルの部分拡大斜視図であり、図2は図1に図示された接合力評価用サンプルのA‐A断面図であり、図3は本発明の一実施例による接合力評価装置の構成図であり、図4は図3に図示された上部ホルダーの正面図であり、図5は図4に図示された上部ホルダーの側面図であり、図6は図4に図示された上部ホルダーの平面図であり、図7は図3に図示された下部ホルダーの正面図であり、図8は図7に図示された下部ホルダーの側面図であり、図9は図7に図示された下部ホルダーの平面図であり、図10は本発明の一実施例による接合力評価方法による評価結果を示すグラフであり、図11は図10に表示された各段階に対応する評価用サンプルの状態を示す図面である。
図1及び図2を参照して本発明の一実施例による接合力評価用サンプルについて説明する。
本実施例による接合力評価用サンプル100は、互いに異なる部材が接合した多層構造物であることができる。詳細に説明すると、接合力評価用サンプル100は、第1材質の部材102と第2材質の部材104が接合して構成された多層構造物であることができる。したがって、接合力評価用サンプル100には、第1材質の部材102と第2材質の部材104が当接する境界面106が形成されることができる。
ここで、第1材質の部材102と第2材質の部材104は互いに同一の材質の部材であるか、互いに異なる材質の部材であることができる。例えば、接合力評価用サンプル100は、ポリマー材質の部材とポリマー材質の部材が接合した多層構造物であってもよく、ポリマー材質の部材と金属材質の部材が接合した多層構造物であってもよい。さらに、接合力評価用サンプル100は、金属材質の部材と金属材質の部材が接合した多層構造物であってもよい。参考までに、図1に図示された接合力評価用サンプル100は、ニッケル材質の部材とEMC(Epoxy Molding Compound)の接合により形成された多層構造物である。
接合力評価用サンプル100は、接合力評価のための微小領域110を有することができる。詳細に説明すると、接合力評価用サンプル100には、機械加工により微小領域110が形成されることができる。例えば、微小領域110は、接合力評価用サンプル100の一面から所定深さで形成される第1溝120により形成されることができる。ここで、第1溝120は、接合力評価用サンプル100を集束イオンビームを利用するか、機械的に研磨することで形成されることができる。
微小領域110は、第1材質の部材102と第2材質の部材104が当接する境界面106を含む領域であることができる。詳細に説明すると、微小領域110の第1領域112は、第1材質の部材102からなる領域であることができ、微小領域110の第2領域114は、第2材質の部材104からなる領域であることができる。ここで、第2領域114は、第1溝120によって少なくとも3面が隣合う領域と分離されることができる。このために第2溝130は、図1に図示されたように、逆「コ」の字状に形成されることができる。
微小領域110の第2領域114には第2溝130が形成されることができる。詳細に説明すると、第2領域114には、第2領域114を二つに分割する第2溝130が形成されることができる。ここで、第2溝130は、第2領域114の端部から第1領域112と第2領域114の境界面116まで長く形成されることができる。したがって、第2溝130により分離された第2領域114は、図1に図示されたように、第1領域112に対して片持ち梁状に連結された構造を有することができ、第1材質の部材102と第2材質の部材104との間の接合力を評価する部分として活用されることができる。ここで、第2溝130は、集束イオンビーム(FIB:Focused Ion Beam)により加工されることができる。しかし、第2溝130の加工方法は集束イオンビームに限定されるものではなく、必要に応じて、他の加工方式によって加工されることができる。
一方、図1及び図2には、第2溝130が第1領域112と第2領域114の境界面116まで長く延長されることが図示されているが、必要に応じて、第2溝130が第1領域112まで延長されることもできる。
このように構成された接合力評価用サンプル100は、接合力を評価する領域(すなわち、第2領域114)が周辺の領域と完全に分離されることで、部材102、104の間の接合力を評価するためのサンプルとして効果的に活用されることができる。したがって、本接合力評価用サンプル100からは、信頼性の高い評価結果を導出することができる。
以下では図3から図9を参照して本発明の一実施例による接合力評価装置について説明する。
本実施例による接合力評価装置200は、図3に図示されたように、上部ホルダー210と、下部ホルダー220と、加圧チップ230と、を含むことができる。さらに、接合力評価装置200は、加圧チップ230に所定の力を加える圧力装置をさらに含むことができ、上記圧力装置を介して加えられる力の大きさを測定する測定装置をさらに含むことができる。上部ホルダー210は第1ホルダーの一例であってよく、下部ホルダー220は第2ホルダーの一例であってよい。
上部ホルダー210は、図4に図示されたように、受け台212と、サンプル支持部材214と、結合ピン216と、を含むことができる。このように構成された上部ホルダー210には接合力評価用サンプル100が装着されることができる。
受け台212は、概して薄い板状であることができる。詳細に説明すると、受け台212は、図6に図示されたように、円板状であることができる。しかし、受け台212の横断面の形状は円形に限定されず、必要に応じて、他の形状に変更されることができる。
サンプル支持部材214は受け台212と結合することができる。サンプル支持部材214は、概して三角形状であることができる。詳細に説明すると、サンプル支持部材214の縦断面は、図4に図示されたように、三角形であることができる。より詳細に説明すると、サンプル支持部材214の縦断面は一側角部の角度が90度である直三角形であることができる。参考までに、本実施例では、評価用サンプル100が装着される部分の角が90度である。サンプル支持部材214には基準面218が形成されることができる。基準面218は、評価用サンプル100の一面と平衡であることができる。さらに、基準面218は、受け台212に対して第1傾斜角αを有することができる。ここで、第1傾斜角αは90度未満であることができる。一方、基準面218と対向する面219は、評価用サンプル100の他の面と平行であることができる。さらに、上記面219は基準面218と90度の角をなすことができる。
結合ピン216は受け台212に形成されることができる。詳細に説明すると、結合ピン216は、受け台212の下部から下方に長く形成されることができ、下部ホルダー220の結合溝224に挿入されることができる。すなわち、結合ピン216は、上部ホルダー210を下部ホルダー220に固定する機能を果たすことができる。
このように構成された上部ホルダー210は、評価用サンプル100の一面を加工するため用いられることができる。詳細に説明すると、上部ホルダー210は、評価用サンプル100に第1溝120と第2溝130を形成する段階において用いられることができる。特に、本実施例による上部ホルダー210は、評価用サンプル100の一側面を図4に図示されたように斜めに支持することで、評価用サンプル100の加工を容易にすることができる。
下部ホルダー220は、本体222と、結合溝224と、結合ねじ226と、を含むことができる。本体222は、図7及び図8に図示されたように、概して円筒形状であることができる。ここで、本体222の一面(図7における上面)には傾斜面228が形成されることができる。傾斜面228は、垂直軸に対して第2傾斜角βを有することができる。詳細に説明すると、第2傾斜角βは90度未満であることができる。より具体的に説明すると、第2傾斜角βは第1傾斜角αと合わせて90度になるように決定されることができる。結合溝224は傾斜面228に形成されることができる。詳細に説明すると、結合溝224は、傾斜面228に対して垂直方向に長く形成されることができる。結合ねじ226は本体222の側面から上記結合溝224に向かって長く挿入されることができる。詳細に説明すると、結合ねじ226は結合溝224に突出し、結合溝224に挿入される結合ピン216を堅固に固定することができる。
このように構成された下部ホルダー220は上部ホルダー210と結合することができ、上部ホルダー210を支持することができる。詳細に説明すると、下部ホルダー220は、上部ホルダー210の基準面218が水平状態を維持するように支持することができる。
加圧チップ230は、上部ホルダー210の上部に配置されることができ、上部ホルダー210の基準面218と平行な評価用サンプル100の一面を加圧することができる。詳細に説明すると、加圧チップ230は、評価用サンプル100において第2領域114(図1参照)を加圧することができる。一方、本実施例において、加圧チップ230の先端は第2領域114に力を均一に加えるように、図3に図示されたように平坦に形成されることができる。しかし、加圧チップ230の先端は必ずしも平坦に形成される必要はなく、必要に応じて変更されることができる。
このように構成された接合力評価装置200は、評価用サンプル100の表面加工のための治具と評価実験のための治具を兼ねることができるため、評価用サンプル100に対する接合力評価を迅速かつ容易に実施することができる。また、本接合力評価装置200では、評価用サンプル100が上部ホルダー210に固定された状態で維持され続けることで、評価結果に対する信頼性を向上させることができる。
以下では上述した接合力評価用サンプル及び接合力評価装置に基づき本発明の一実施例による接合力評価方法について説明する。参考までに、図10及び図11は本発明の一実施例による接合力評価方法について説明するための評価結果グラフと評価用サンプルの状態を示す図面である。
本実施例による接合力評価方法は、微小領域の設定段階と、微小領域の分割段階と、加圧段階と、を含むことができる。さらに、本接合力評価方法は、加圧結果に対する数値を分析する段階をさらに含むことができる。
1)微小領域の設定段階
本段階は、評価用サンプル100において接合境界面106を含む任意の領域を微小領域110と設定する段階であることができる。例えば、多層構造である評価用サンプル100において二つの部材が接合した任意の部分を微小領域110と設定する段階であることができる。したがって、上記微小領域110には、第1材質の部材102と第2材質の部材104が当接する境界面106が含まれることができる。
2)微小領域の分割段階
本段階は、微小領域110を形成する段階であることができる。すなわち、本段階は、前段階で設定された微小領域110が他の領域と分離されるように第1溝120と第2溝130を形成する段階であることができる。詳細に説明すると、第1溝120は、評価用サンプル100の一面から所定深さで形成されて、他の部分と分離される微小領域110を形成することができる。また、第2溝130は、微小領域110の端部から境界面116まで長く形成されて、微小領域110の第1領域112に片持ち梁状に連結される第2領域114を形成することができる。ここで、第1溝120は機械的研磨加工により形成されることができ、第2溝130は集束イオンビームを利用した加工方法により形成されることができる。
3)加圧段階
本段階は、微小領域110の第2領域114を加圧する段階であることができる。詳細に説明すると、本段階は、微小領域110において第1領域112と第2領域114の分離が生じるように第2領域114に力を加える段階であることができる。さらに、本段階は、第1領域112と第2領域114の分離現象(又は剥離現象)が生じる過程を評価する段階であることができる。
図10は第1領域112と第2領域114の分離が生じるまでの変位と荷重との関係を示すグラフであり、図11は図10に図示された主要段階による状態を概略的に示す図面である。
図10に図示されたように、第1領域112と第2領域114は、荷重が増加しても所定の変位のみが発生するだけであって、接合した状態をそのまま維持することができる(図10及び図11の(a)段階)。以降、ある瞬間に至ると、変位が多少増加して第1領域112と第2領域114の局部的な分離が発生することができる(図10及び図11の(b)段階)。また、荷重が増加し続けると、変位が増加して第1領域112と第2領域114が分離する(図10及び図11の(c)段階)。
一方、図10において、荷重を第1領域112と第2領域114の接合面積で除し、変位を接触界面の厚さで除して応力‐変形率の曲線で示すと破壊(failure)に抵抗する能力である破壊靱性を求めることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で多様な修正及び変形が可能であるということは、当技術分野の通常の知識を有する者には明らかである。
100 接合力評価用サンプル
110 微小領域
120 第1溝
130 第2溝
200 接合力評価装置
210 上部ホルダー
212 受け台
214 サンプル支持部材
216 結合ピン
218 基準面
220 下部ホルダー
222 本体
224 結合溝
226 結合ねじ
228 傾斜面
230 加圧チップ

Claims (12)

  1. 評価用サンプルにおいて接合境界面を含む微小領域を設定する段階と、
    前記微小領域の周辺に所定深さの第1溝を形成する段階と、
    前記微小領域の側面を加工して接合境界面まで連結される第2溝を形成する段階と、
    前記微小領域を加圧して前記微小領域の剥離が生じる限界点を測定する段階と、を含む、接合力評価方法。
  2. 前記第1溝は前記微小領域を中心として逆「コ」の字状に形成される、請求項1に記載の接合力評価方法。
  3. 前記第1溝は機械的研磨工程により形成される、請求項1または2に記載の接合力評価方法。
  4. 前記第2溝は前記微小領域の端部から接合境界面まで形成される、請求項1から3の何れか1項に記載の接合力評価方法。
  5. 前記第2溝は集束イオンビーム(Focused Ion Beam)により形成される、請求項1から4の何れか1項に記載の接合力評価方法。
  6. 評価用サンプルの一面と平行な基準面を有する第1ホルダーと、
    前記基準面が水平に維持されるように前記第1ホルダーを支持する第2ホルダーと、
    評価用サンプルを加圧する加圧チップと、を含む、接合力評価装置。
  7. 前記第1ホルダーは、
    受け台と、
    前記受け台から突出形成され、前記受け台に対して第1傾斜角を有する基準面が形成されるサンプル支持部材と、
    前記受け台から前記第2ホルダー側に延長される結合ピンと、を含む、請求項6に記載の接合力評価装置。
  8. 前記サンプル支持部材の縦断面は直角三角形状である、請求項7に記載の接合力評価装置。
  9. 前記第2ホルダーは、
    第2傾斜角を有する傾斜面を有する本体と、
    前記傾斜面に対して垂直方向に形成され、前記結合ピンが嵌合される結合溝と、
    前記本体の側面から前記結合溝に向かって挿入され、前記結合溝に嵌合される前記結合ピンを固定する結合ねじと、を含む、請求項7または8に記載の接合力評価装置。
  10. 前記第1傾斜角と前記第2傾斜角の合計は90度である、請求項9に記載の接合力評価装置。
  11. 接合境界面を含み、所定深さの第1溝により形成される微小領域と、
    前記微小領域の端部から接合境界面まで延長される第2溝により分離される突起部と、を含む、接合力評価用サンプル。
  12. 前記突起部は片持ち梁形状である、請求項11に記載の接合力評価用サンプル。
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