JP2014119937A - 入力装置および画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投影表示型の入力装置について、キャリブレーション等の特別な処理を利用者に強いることなく、投影面上に置かれた指示物の位置を精度よく特定できるようにする。
【解決手段】レーザ光の走査により投影面に表示された画像101の投影面上に置かれた指示物Fによる反射光を受光する受光部26と、受光部26による反射光の受光結果に基づいて投影面上に置かれた指示物Fの位置を検出し、当該位置を補正して画像101中のオブジェクトに対する指示位置を特定する指示位置特定部29と、画像101画像におけるオブジェクトの位置と当該オブジェクトについて指示位置特定部29により特定された指示位置とのズレに基づいて、投影面上に置かれた指示物Fの位置を補正するパラメータを修正するパラメータ修正部30と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、投影表示される画像によって利用者からの操作入力を受け付ける入力装置、および、このような入力装置を備えた画像表示装置に関する。
電子機器の入力インターフェースとして、画像が表示された表示面を利用者が指示物(例えば、利用者の指、利用者が操作する指示棒等)でタッチすることによって入力操作を行なうことが可能なタッチ式の入力装置が知られている。
また、近年では、レーザ光の走査により投影面に画像を表示する投影型の画像表示装置を利用して、投影面に対する指示物による入力操作を検出する投影表示型の入力装置も検討されている。すなわち、投影面上の任意の位置に置かれた指示物によるレーザ光の反射光を受光部で受光し、反射光を受光したタイミングにおけるレーザ光の走査位置に基づいて、画像上における指示物の位置を特定し、当該位置に応じた入力処理を行う。
投影表示型の入力装置によれば、投影面を指示物でタッチせずとも、投影面から所定高さ内に指示物を置くだけで当該指示物の位置が特定可能である。このため、表示面を直接タッチすることが必須の入力方式とは異なる操作感を得ることが可能となる。
上記のような入力装置では、利用者が指示物で指示しようとした画像上の座標値と、指示物の位置として特定された表示面(投影表示型の入力装置の場合は投影面)上の座標値との間にズレが生じてしまい、利用者に操作の違和感を与えることがある。そこで、このような事態の発生を抑制するために、指示物の位置として特定した座標値を画像上の座標値に補正(変換)する座標補正が行われる。
この座標補正は、一般に、指示物の位置として特定した座標値を所定の変換式に適用して演算することで行なわれる。ここで、個体差はあるものの大まかな補正量は各入力装置で共通しているため、変換式のパラメータを各入力装置で同じ設定にすれば、大まかな座標補正は行える。しかしながら、そのままでは、入力装置の個体差、使用状況、経年変化等に起因して微小なズレが生じてしまう。そこで、このズレの発生を抑えるために、定期的または利用者の指示などを契機として、変換式のパラメータを校正する処理(所謂キャリブレーション)を実行して座標補正の適正化を図る必要があった。
図7には、キャリブレーションに係る画面の例を示してある。
入力装置は、図7(a)に例示するようなメニュー画面を表示面に表示し、このメニュー画面に設けられた複数の選択肢の中から「キャリブレーション」が選択されたことに応じて、キャリブレーションを開始する。
キャリブレーションでは、入力装置はまず、図7(b)に例示するように、利用者に指示物による指示を求める複数の箇所(同図では、四隅と中央の5箇所)を規定した画像を表示面に表示する。その後、入力装置は、各々の箇所について実際に利用者に指示された表示面上の座標値を特定して収集し、当該収集した座標値に基づいて変換式のパラメータを校正する。
特許文献1には、タッチパネル式のデータ入力装置において、キャリブレーション機能を有する装置が開示されている。この装置は、タッチパネルの入力操作範囲とスクリーンの表示範囲が一致している構成を前提として、タッチパネルへの入力指示に応じて座標変換処理によって得られたスクリーン座標値がスクリーンの表示範囲内に含まれているか否かを判定する手段を有する。そして、スクリーン座標値がスクリーンの表示範囲外の場合に、スクリーンの表示範囲内の所定の基準位置からのズレ量に対応する変換係数のズレ情報を算出する。
特許文献1に開示された技術は、タッチパネルのズレの調整であり、スクリーン上のどの位置の座標値を検出しても同じズレ量となる。このため、変換式のパラメータ(変換係数など)として、スクリーン全体で同じパラメータを使用することができる。
これに対し、投影表示型の入力装置では、画像の投影で生じる台形歪等によって投影面上の位置に応じてズレ量が異なる。このため、台形歪等を考慮した多次元のパラメータを有する変換式が用いられることから、投影面上の複数の箇所でズレ量を測定して変換式に反映させる必要がある。
しかしながら、このような事項は特許文献1では考慮されていない。また、特許文献1では、少なくとも前回のズレとの比較しか行なっておらず、値の信頼性に欠ける。
特許第3959163号公報
本発明は、上記のような従来の事情に鑑みてなされたものであり、投影表示型の入力装置について、キャリブレーション等の特別な処理を利用者に強いることなく、投影面上に置かれた指示物の位置を精度よく特定できるようにすることを目的とする。
本発明に係る入力装置は、操作の対象となるオブジェクトを含む画像をレーザ光の走査により投影面に表示する画像表示部と、前記投影面上に置かれた指示物によるレーザ光の反射光を受光する受光部と、前記受光部による反射光の受光結果に基づいて前記投影面上に置かれた指示物の位置を検出し、当該位置を補正して前記画像中のオブジェクトに対する指示位置を特定する位置特定部と、前記画像におけるオブジェクトの位置と当該オブジェクトについて前記位置特定部により特定された指示位置とのズレに基づいて、前記投影面上に置かれた指示物の位置を補正するパラメータを修正するパラメータ修正部と、を備える。
したがって、本発明に係る入力装置によれば、操作の対象となるオブジェクトを含む画像を用いた通常の入力操作の過程で、自動的に変換式のパラメータを修正することができる。このため、キャリブレーション等の特別な処理を利用者に強いることなく、座標変換の適正化を図ることが可能となる。
より具体的には、本発明に係る入力装置では、前記パラメータ修正部は、前記画像におけるオブジェクトの重心の位置と当該オブジェクトに対する複数の指示位置の平均値との差分を求め、当該差分が小さくなるように、前記パラメータの修正を行う。
これにより、過去の指示位置の傾向を鑑みてパラメータを修正することができ、座標変換の適正化を精度よく行うことが可能となる。
また、本発明に係る入力装置では、前記パラメータ修正部は、前記画像におけるオブジェクトの重心の位置と当該オブジェクトに対する複数の指示位置の平均値との差分が閾値以上の場合に、前記パラメータの修正を行う。
これにより、パラメータの修正が頻繁に発生することを抑制することができ、入力装置の処理負担の軽減を図ることが可能となる。
ここで、本発明に係る入力装置では、操作の対象となるオブジェクトを含む画像として、種々の画像を用いることが可能である。
一例として、複数のオブジェクトを分散して配置した画像を用いる。この場合には、前記パラメータ修正部は、前記画像に含まれるオブジェクト毎に、前記画像におけるオブジェクトの位置と当該オブジェクトについて前記位置特定部により特定された指示位置とのズレを算出し、各オブジェクトについて算出したズレに基づいて前記パラメータの修正を行えばよい。
また、他の例として、オブジェクトの位置を変更可能な画像を用いる。この場合には、前記パラメータ修正部は、前記画像に含まれるオブジェクトの位置毎に、前記画像におけるオブジェクトの位置と当該オブジェクトについて前記位置特定部により特定された指示位置とのズレを算出し、オブジェクトの各位置について算出したズレに基づいて前記パラメータの修正を行えばよい。
なお、本発明に係る入力装置は、レーザプロジェクタ等の画像表示装置に用いることができる。
すなわち、本発明に係る画像表示装置は、操作の対象となるオブジェクトを含む操作用画像をレーザ光の走査により第1投影面に表示する操作用画像表示部と、前記操作用画像に関連する表示用画像をレーザ光の走査により第2投影面に表示する表示用画像表示部と、前記第1投影面上に置かれた指示物によるレーザ光の反射光を受光する受光部と、前記受光部による反射光の受光結果に基づいて前記第1投影面上に置かれた指示物の位置を検出し、当該位置を補正して前記操作用画像中のオブジェクトに対する指示位置を特定する位置特定部と、前記操作用画像におけるオブジェクトの位置と当該オブジェクトについて前記位置特定部により特定された指示位置とのズレに基づいて、前記第1投影面上に置かれた指示物の位置を補正するパラメータを修正するパラメータ修正部と、を備える。
この場合、操作用画像と表示用画像は、それぞれ同じ画像としてもよく、異なる画像としてもよい。
本発明によれば、操作の対象となるオブジェクトを含む画像を用いた通常の入力操作の過程で、自動的に変換式のパラメータを修正することができるため、キャリブレーション等の特別な処理を利用者に強いることなく、座標変換の適正化を図ることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るレーザプロジェクタの使用態様の例を示す図である。 レーザプロジェクタの主要なハードウェア構成の例を示す図である。 変換式のパラメータ修正の概要を示す図である。 パラメータ修正部による変換式のパラメータ修正に係る処理フローの例を示す図である。 操作オブジェクトを有する画像の例を示す図である。 操作オブジェクトを有する画像の他の例を示す図である。 従来方式のキャリブレーションに係る画面の例を示す図である。
図1には、本発明の一実施形態に係る画像表示装置の一例として、レーザプロジェクタ1を示してある。このレーザプロジェクタ1は、本発明の一実施形態に係る入力装置を内蔵して備えている。
レーザプロジェクタ1は、例えば、机100の上に設置されて使用される。レーザプロジェクタ1は、操作用画像101を第1の方向に投影し、表示用画像201を第1の方向とは異なる第2の方向に投影する。
操作用画像101は、プロジェクタ1の利用者(操作者)用の画像である。操作用画像101は、通常、プロジェクタ1の近傍に投影される。図1では、プロジェクタ1は、操作用画像101を机100上に投影している。
表示用画像201は、通常、多くの人が見ることのできるように投影される。図1では、プロジェクタ1は、表示用画像201を壁200に投影する。
なお、机100は、操作用画像101が投影される投影面の一例であり、壁200は、表示用画像201が投影される投影面の一例であり、これら画像の投影面として他のものを用いてもよい。
プロジェクタ1は、単一の画像を、プロジェクタ1内の光学素子(図1には示さず)により、操作用画像101と表示用画像201に分割している。したがって、操作用画像101と表示用画像201は、拡大率を除き、基本的に同一である。なお、通常、プロジェクタ1は、操作用画像101の大きさが表示用画像201の大きさよりも小さくなるように設計される。
プロジェクタ1は、光を検出するための受光部26を備える。受光部26は、机100(操作用画像101の投影面)に向かって照射され、机100付近の指示物Fにより反射(あるいは散乱)された光が入射する位置に設置される。なお、図1では、指示物Fとして利用者の指を描いているが、指示物Fは指に限られない。例えば、指示物Fは、筆記具等の棒状物であっても構わない。ただし、指示物Fは、受光部26が光を検出できるように、プロジェクタ1からの光を反射(あるいは散乱)することが好ましい。
本例では、受光部26は、フォトダイオードであるとする。なお、フォトダイオードに代えて、CCD(Charge Coupled Device)センサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどを用いてもよい。
プロジェクタ1は、受光部26の検出結果に基づいて、指示物Fの位置を算出する。また、プロジェクタ1は、算出した指示物Fの位置に基づいて、操作用画像101と表示用画像201との双方(これらをまとめて「投影画像」と呼ぶ)の表示制御を行う。
利用者は、操作用画像101へ指示物Fにより指示を与えることで、投影画像上のポインタを移動したり、投影画像の内容(表示スライドのページなど)を変更したりできる。また、例えば、アルファベット等の文字キーを模した複数のオブジェクト(操作子)を配置したキーボード画像の領域と、文章の表示領域とを含む投影画像を用い、キーボード画像に対する指示物Fによる指示によって入力された文章を表示領域に表示させることなどもできる。
すなわち、利用者は、その近くにある操作用画像101へ指示物Fにより指示を与えることで、操作用画像101と同内容の表示用画像201を変化させることができる。そのため、利用者は、直感的に表示用画像201に対する操作を行い易い。
なお、プロジェクタ1の形状および大きさは、図1に示すものに限られるわけではない。プロジェクタ1は、例えば、携帯可能な大きさのモバイル型のプロジェクタであってもよいし、据付型のプロジェクタであってもよい。
プロジェクタ1のハードウェア構成について、図2を参照して説明する。図2には、プロジェクタ1の主要なハードウェア構成の例を示してある。
プロジェクタ1は、レーザ光を投影面に照射して投影面に画像を表示する、いわゆるレーザプロジェクタである。プロジェクタ1は、光学系(11〜20)と、レーザ制御部21と、投影位置算出部22と、CPU(Central Processing Unit)23と、ミラー制御部24と、ミラードライバ25と、受光部26と、アンプ27と、A/D変換部28と、指示位置特定部29と、パラメータ修正部30とを備える。
光学系は、緑色レーザ光源11と、2色レーザ光源12と、第1のビームスプリッタ13と、コリメートレンズ14と、スキャンミラー15と、第2のビームスプリッタ16と、第3のビームスプリッタ17と、レンズ18と、光検出器19と、レーザパワー検出器20とを含む。
なお、本例では、表示用画像201を投影する表示用画像表示部と、操作用画像101を投影する操作用画像表示部とは、以下で述べるようにビームスプリッタ17に至る経路で共用されているが、それぞれ独立にレーザ光源や走査ミラー等の光学系を備えた別経路の構成としてもよい。
緑色レーザ光源11は、緑色レーザ光を出射する。なお、緑色レーザ光を発振できるレーザ光源がない場合、赤色レーザ光を出射する赤色レーザ光源とSHG(Second-Harmonic Generation)素子との組み合わせを緑色レーザ光源11として用いてもよい。
2色レーザ光源12は、赤色レーザ光と青色レーザ光とを出射する。2色レーザ光源12のパッケージ内には、赤色レーザ光を発振するレーザチップと、青色レーザ光を発振するレーザチップとが組み込まれている。
2色レーザ光源12を用いることにより、互いに独立な赤色レーザ光源と青色レーザ光源とを用いる場合に比べ、部品点数の削減や光学系の小型化が可能となる。なお、使用に耐え得るかどうかあるいは価格等の観点から、製品化に適切な2色レーザ光源12が準備できない場合などは、2色レーザ光源12に代えて、互いに独立な赤色レーザ光源と青色レーザ光源を用いてもよい。
第1のビームスプリッタ13は、緑色レーザ光の光路と、赤色レーザ光および青色レーザ光の光路とを重ね合わせて、コリメートレンズ14に出力する。また、第1のビームスプリッタ13は、各色のレーザ光の一部を、レーザパワー検出器20に出力する。第1のビームスプリッタ13の光の反射率(あるいは透過率)は、レーザパワー検出器20でレーザパワーが測定できる範囲で、コリメートレンズ14側になるべく光が出力されるように設定されていることが好ましい。なお、第1のビームスプリッタ13は、レーザ光の光路を合成する合成素子の一例であり、第1のビームスプリッタ13に代えて、他の光学素子を用いても構わない。
コリメートレンズ14は、第1のビームスプリッタ13を通った光を集光し、平行光にする。
スキャンミラー15は、駆動信号を受けて、レーザ光を走査し、表示対象の画像の画素毎に選択的に投影面に向けて照射する。本例では、スキャンミラー15は、XY方向(水平および垂直方向)に2次元的に走査を行う共振型MEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラーであるとする。共振型MEMSミラーには、小型、低消費電力、安価に製造可能、といった利点がある。なお、スキャンミラー15は、共振型MEMSミラーに限られない。例えば、スキャンミラー15として、他のタイプの共振型走査ミラーやDMD(Digital Micromirror Device)、あるいは、2軸ガルバノミラーなどを用いてもよい。また、このような2軸型の走査ミラーに代えて、1軸の走査ミラーを2つ組み合わせたものを、スキャンミラー15として用いてもよい。
スキャンミラー15は、レーザ光を画像のフレーム単位で走査する。スキャンミラー15は、1フレームの間に、画像の画素数に応じた回数、走査位置を変更する。スキャンミラー15は、この走査位置の一連の変更を、フレーム毎に繰り返す。
第2のビームスプリッタ16は、スキャンミラー15により走査されたレーザ光を異なる方向に進行する2つのレーザ光に分割する。第2のビームスプリッタ16からの一方のレーザ光は、第3のビームスプリッタ17に入射する。第2のビームスプリッタ16からの他方のレーザ光は、光検出器19に入射する。
本例では、第2のビームスプリッタ16を透過したレーザ光が、第3のビームスプリッタ17に入射する。また、第2のビームスプリッタ16により反射されたレーザ光が、光検出器19に入射する。第2のビームスプリッタ16の反射率(あるいは透過率)は、各投影面になるべく多くの光が投射できるように、光検出器19で反射光を検出できる範囲内でなるべく低いことが好ましい。なお、ここで説明した透過光と反射光との関係は、逆であってもよい。
第3のビームスプリッタ17は、第2のビームスプリッタ16からのレーザ光を、机100(操作用画像101の投影面)に向かうレーザ光と、壁200(表示用画像201の投影面)に向かうレーザ光とに分割する。本例では、第3のビームスプリッタ17は、光の透過率(あるいは反射率)が50%のハーフミラーであるとする。したがって、操作用画像101と表示用画像201とは、ほぼ同じ明るさである。ただし、光の透過率(あるいは反射率)は、50%に限られない。
光検出器19は、光検出器19の検出面に入射した光を検出する。光検出器19の検出結果は、スキャンミラー15の振れ角(あるいは各投影面への画像の投影範囲)を検出するために用いられる。また、これらの検出結果は、画像投影のためのレーザ光の打ち出しタイミングの確認にも用いられる。
なお、スキャンミラー15の振れ角やレーザ光の打ち出しタイミングを検出するために、他の方法を用いることもできる。例えば、スキャンミラー15自身の信号を検出する検出器を用いてもよい。また、例えば、電磁誘導型の共振型MEMSの逆起電力や、静電容量型の共振型MEMSミラーのピエゾ信号を検知する方法もある。
光検出器19を用いる場合、光検出器19をスキャンミラー15の後方に配置する必要があるため、光検出器19の検出面サイズを大きくする必要がある。しかしながら、スキャンミラー15自身の信号を検知する方法によれば、光検出器19は不要であり、プロジェクタ1を小型化できる。また、これらの方法によれば、プロジェクタ1の製造コストを低減できる。
なお、スキャンミラー15自身の信号を検知する検出器を用いる場合も、光検出器19を同位置に設け、光検出器19をAPC(Auto Power Control)に用いてもよい。なお、APC用の光検出器19は、スキャンミラー15へ入射する前の光を検出できる位置に配置してもよい。
レーザパワー検出器20は、第1のビームスプリッタ13からの光の強度を検出する。レーザパワー検出器20の検出結果は、緑色レーザ光源11および2色レーザ光源12が出力するレーザ光の強度の制御に用いられる。
なお、光学系の構成は、上記のものに限られるわけではない。光学系は、走査されたレーザ光が、各投影面に投射されるように配置された複数の光学素子を含むものであればよい。
レーザ制御部21は、レーザパワー検出器20の検出結果に基づいて、緑色レーザ光源11および2色レーザ光源12を制御する。具体的には、レーザ制御部21は、緑色レーザ光源11および2色レーザ光源12が、所定のタイミングで指定された強度のレーザ光を出力するように、緑色レーザ光源11および2色レーザ光源12の駆動電流などを制御する。
投影位置算出部22は、光検出器19の検出結果に基づいて、画像の投影位置(スキャンミラー15により走査された光の進行方向)を検出する。具体的には、投影位置算出部22は、レーザ光の出力タイミングの指定値と、光検出器19によるレーザ光の検出タイミングとに基づいて、画像の投影位置を検出する。検出された投影位置は、走査異常の検出や指示位置の特定などに用いられる。
CPU23は、レーザ制御部21、投影位置算出部22、ミラー制御部24、指示位置特定部29の動作を制御する。例えば、CPU23は、投影画像に応じた画像信号をレーザ制御部21へ送る。例えば、CPU23は、投影位置算出部22の検出結果(投影位置)をミラー制御部24に与える。例えば、CPU23は、後述する指示物Fによる反射光の検出信号を指示位置特定部29に与える。
ミラー制御部24は、ミラードライバ25の駆動信号を作成する。この駆動信号は、スキャンミラー15の駆動周波数や駆動波形を指定する。詳しくは、ミラー制御部24は、Y方向(垂直方向)についての駆動信号と、X方向(水平方向)についての駆動信号を作成する。
また、ミラー制御部24は、光検出器19により検出された投影位置の変化に応じて、ミラードライバ25の駆動信号を変更する。つまり、ミラー制御部24は、CPU23から投影位置に応じた信号を受け取り、受け取った信号に基づいて、ミラードライバ25の駆動信号を作成する。
ミラードライバ25は、ミラー制御部24からの駆動信号に応じて、スキャンミラー15に走査動作を行わせる。具体的には、ミラードライバ25は、スキャンミラー15(共振型MEMSミラー)に対して、駆動信号に応じた波形の電流を生成し、生成した電流をスキャンミラー15に与える。
より詳しくは、ミラードライバ25は、ミラー制御部24からの駆動周波数の制御指示あるいは波形パターンの生成または切替指示に基づいて、水平方向駆動(高速駆動)のためのパルス矩形波や、垂直方向駆動のためのDC波形を生成する。
ミラードライバ25は、水平方向については、矩形波によって、スキャンミラー15を共振駆動する。共振駆動は、少ない電流でスキャンミラー15を高速に動かすことができる。ミラードライバ25は、スキャンミラー15固有の共振周波数に合わせたパルスで、スキャンミラー15を駆動する。
ミラードライバ25は、垂直方向については、スキャンミラー15を低速DC駆動する。低速DC駆動は、スキャンミラー15の位置を電流によって、所望の位置に制御可能である。垂直駆動波形は、投影画像のフレームの投影期間中、徐々に時間とともに減少(あるいは増加)する電流パターンの繰り返しとなる。垂直の駆動周波数が、フレームレートを規定する。
プロジェクタ1の水平方向の解像度は、水平1走査期間中に各レーザ光源がレーザを出力する回数により決まる。したがって、プロジェクタ1の水平方向の解像度は、スキャンミラー15の共振周波数、および、レーザの打ち出し周波数に依存する。
一方、プロジェクタ1の垂直方向の解像度は、垂直駆動波形によって決まる。詳しくは、垂直方向の1往復期間に、スキャンミラー15が垂直方向の解像度分のラインを走査できるように、垂直駆動波形の1サイクルにおいて、投影方向(走査の往路あるいは復路)の波形が時間的に占める比率が、設定される。
なお、プロジェクタ1の解像度は、走査方式にも依存する。具体的には、プロジェクタ1の解像度は、走査方式がプログレッシブ方式であるかインタレース方式であるかによっても異なる。
走査方式は、レーザ光の出力期間と、走査の往路あるいは復路の期間との関係により決まる。本例では、スキャンミラー15は、光をフレームの上から下に走査するものとする。つまり、各レーザ光源は、往路期間に、レーザ光を出力する。なお、走査方向は、これに限られない。例えば、各レーザ光源が復路期間にレーザ光を出力すると、走査方向は逆(下から上)になる。また、各レーザ光源が、往路期間および復路期間の両方でレーザ光を出力すると、光は、双方向に走査される。
なお、低速(垂直方向)ミラーも共振周波数を有している。そのため、ミラー制御部24は、垂直方向の駆動周波数の高調波を、高調波が共振周波数成分にかからないように、アナログおよびデジタル的に除去する。また、ミラードライバ25が、このようなフィルタ処理を行ってもよい。
受光部26は、受光部26に入射した光を検出し、光の検出に応じた検出信号をアンプ27に出力する。すでに説明したように、受光部26は、机100(操作用画像101の投影面)上の指示物Fによる反射光(散乱光を含む)を検出する。すなわち、受光部26は、指示物Fによる反射光の検出信号をアンプ27に出力する。
なお、操作用画像101を形成するレーザ光とは別に、位置判定用のレーザ光(例えば、赤外線等の不可視なレーザ光)を重畳して走査し、受光部26が指示物Fによる位置判定用レーザ光の反射光を受光するように構成してもよい。
アンプ27は、受光部26からの検出信号を増幅して、増幅した検出信号をA/D変換部28に出力する。
A/D変換部28は、アンプ27により増幅された検出信号をデジタル信号に変換し、CPU23に与える。
指示位置特定部29は、CPU23からデジタルの検出信号を受け取り、この検出信号の発生タイミング(指示物Fによる反射光の受光タイミング)に基づいて、指示物Fによる操作用画像101への指示位置を特定する。
より具体的には、指示位置特定部29は、まず、スキャンミラー15への制御信号および光検出器19の検出結果に基づき算出された投影位置に基づいて、検出信号の発生タイミングでの走査位置(光の進行方向)を検出する。すなわち、指示位置特定部29は、検出信号の発生タイミングにおける走査位置を、操作用画像101の投影面上の指示位置として検出し、その座標値を求める。次に、指示位置特定部29は、操作用画像101の投影面上の指示位置を示す座標値を補正して、操作用画像101上の座標値を求める。この座標補正は、操作用画像101の投影面上の座標値を、多次元のパラメータを有する変換式に適用して演算することで行われる。
以上の処理により、指示物Fによる操作用画像101への指示位置を示す座標が特定される。
パラメータ修正部30は、指示位置特定部29により特定された操作用画像101上の指示位置の座標値に基づいて、指示位置特定部29において座標補正に用いる変換式のパラメータを修正する。
パラメータ修正部30による変換式のパラメータ修正の概要を、図3を参照して説明する。
図3(a)には、変換式のパラメータ修正に使用する画像の例を示してある。同図の画像は、キャリブレーション等の特別な処理のために専用に用意したものではなく、プロジェクタ1の操作に通常使用されるものであり、利用者による操作の対象となる操作オブジェクトを含む。プロジェクタ1は、例えば、“1”の数値キーを模したオブジェクトK1の画像領域が指示物Fで指示された場合に、“1”の数値入力の指示であるとして処理する。なお、同図では、画像に対し、投影により生じる台形歪とは逆方向の歪を予め加えた様子を示してあり、投影面(本例では机100)上では長方形に表示される。
図3(b)には、指示位置特定部29により特定された、図3(a)の画像に対する指示物Fによる指示位置の例を示してある。図中の各点は、操作オブジェクトに対するものと推定される指示位置を表す。例えば、符号D1で示す点の集合は、オブジェクトK1(“1”の数値キー)に対するものとしてサンプリングされた指示位置の集合である。これら指示位置の座標値は、図3(a)の画像を用いた入力操作の度に特定され、その対象となった画像中の操作オブジェクトに対応付けてメモリに蓄積される。すなわち、プロジェクタ1は、操作オブジェクト毎に、その操作オブジェクトに対するものと推定される指示位置の座標値を履歴として蓄積する。
本例のプロジェクタ1では、画像中の操作オブジェクト毎に、直近から遡って予め定められた個数(又は期間)の座標値を蓄積することで、座標値の蓄積に係るメモリ容量の増大を抑えている。
図3(c)には、オブジェクトK1(“1”の数値キー)の画像領域と、オブジェクトK1に対する指示位置の集合とを示してある。
パラメータ修正部30は、オブジェクトK1に対する複数の指示位置の座標値について平均値P1を求め、オブジェクトK1の画像領域の重心P2と指示位置の平均値P1との差分を算出し、予め定められた閾値未満であるか否か(ズレが許容範囲内か否か)を判定する。そして、画像領域の重心P2と指示位置の平均値P1との差分(ズレ)が閾値以上(ズレが許容範囲内ではない)と判定された場合に、画像領域の重心P2と指示位置の平均値P1との差分が小さくなるように、指示位置特定部29で使用する変換式のパラメータを修正する。
本例では、各操作オブジェクトの画像領域を示す領域情報をメモリに保持しており、当該領域情報に基づいて画像領域の重心P2を求めているが、各操作オブジェクトの画像領域の重心P2を示す座標値そのものをメモリに保持するようにしてもよい。
このように、パラメータ修正部30は、操作オブジェクトを有する画像を用いた通常の入力操作の過程で、操作オブジェクトの画像領域の重心と当該操作オブジェクトに対する指示位置の座標値の平均値との比較により、自動的に変換式のパラメータを修正する。このため、キャリブレーション等の特別な処理を利用者に強いることなく、座標変換の適正化を図ることができる。
なお、指示位置の座標値をサンプリングする箇所は、座標変換を行う際の変換式のパラメータの数に応じて決まる。例えば、1つのパラメータに起因するズレであれば1箇所のズレの測定が必要であり、2つのパラメータに起因するズレであれば2箇所のズレの測定が必要である。具体的には、変換式の係数のみに起因するズレの場合(例えば、フォトダイオードが一次的にズレために、一次方向にのみ発生したズレ)は、1箇所のズレを測定し、その結果に基づいてパラメータの修正を行えば済む。図3の例では、9個の操作オブジェクト(“1”〜“9”の数値キー)の各々についてズレを測定できるため、多数のパラメータについての修正が可能である。
図4には、パラメータ修正部30による変換式のパラメータ修正に係る処理フローの例を示してある。
パラメータ修正部30は、指示位置特定部29により指示物Fによる指示位置が特定された場合に、指示位置特定部29から当該指示位置を示す座標値を取得する(ステップS1)。
次に、投影画像は操作オブジェクトを含むか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2において、投影画像は操作オブジェクトを含まないと判定された場合には、処理を終了する。
一方、ステップS2において、投影画像は操作オブジェクトを含むと判定された場合には、指示位置特定部29から取得した座標値に基づいて、操作オブジェクトに対する操作か否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3では、例えば、取得した座標値が操作オブジェクトの画像領域内に含まれる場合に、当該操作オブジェクトに対する操作と判定する。また、操作オブジェクトの画像領域を或る程度拡張した拡張領域内に座標値が含まれる場合に、当該操作オブジェクトに対する操作と判定してもよい。なお、取得した座標値を拡張領域内に含む複数の操作オブジェクトが存在する場合には、予め定められた基準により1つの操作オブジェクトを選択すればよい。すなわち、例えば、取得した座標値との距離が最も近い操作オブジェクトに対する操作と判定すればよい。
ステップS3において、操作オブジェクトに対する操作ではないと判定された場合には、処理を終了する。
一方、ステップS3において、操作オブジェクトに対する操作であると判定された場合には、指示位置特定部29から取得した座標値を当該操作オブジェクトに対応付けて蓄積する(ステップS4)。すなわち、対象の操作オブジェクトについてのサンプルデータとして今回の座標値を追加する。
次に、対象の操作オブジェクトについてのサンプルデータに基づいて、当該操作オブジェクトに対する操作と判断された座標値の平均値を求める(ステップS5)。
その後、対象の操作オブジェクトの画像領域の重心と当該操作オブジェクトについて算出した平均値とを比較して、これらの誤差(差分)が許容範囲内(所定の閾値未満)であるか否かを判定する(ステップS6)。
ステップS6において、誤差が許容範囲内であると判定された場合には、処理を終了する。
一方、ステップS6において、誤差が許容範囲内ではないと判定された場合には、誤差が小さくなるように、指示位置特定部29で使用する変換式のパラメータを更新(修正)する(ステップS7)。
図5には、操作オブジェクトを有する画像の例を示してある。
図5(a)は、“1”〜“9”の数値キー等を模した複数の操作オブジェクトを有するテンキー画像の例である。また、図5(b)は、“A”〜“Z”のアルファベットキー等を模した複数の操作オブジェクトを有するキーボード画像の例である。また、図5(c)は、機能毎にその処理内容を表象した図柄を有する複数の操作オブジェクト、および、“戻る”や“次へ”といったボタン形式の複数の操作オブジェクトを有する操作メニュー画面の例である。
これらは、プロジェクタ1の操作に通常使用される画像の例であり、操作の対象となる複数の操作オブジェクトを画像内に分散して配置してある。このため、操作オブジェクト毎に、その操作オブジェクトに対するものと推定される指示位置の座標値を収集して、変換式が有する多次元のパラメータの修正に用いることで、画像の投影で生じる台形歪等を考慮した座標補正の適正化を自動的に実施することが可能となる。
図6には、操作オブジェクトを有する画像の他の例を示してある。
同図の画像は、“はい”と“いいえ”の2つのボタン形式の操作オブジェクトを有する確認画面の例であり、図6(a)では画面中央、図6(b)では画面左上、図6(c)では画面左下に各操作オブジェクトの位置が変化している。すなわち、同じ処理内容の操作オブジェクトの位置を可変にすることで、ズレを測定する箇所数を増加させている。
このような操作オブジェクトの位置の変更は、必要に応じて行えばよい。例えば、一定の箇所でデータ(指示位置の座標値)を或る程度サンプリングするために、所定回数(例えば20回)の指示操作があるまでは操作オブジェクトの位置の変更を行わず、所定回数の指示操作があった場合に操作オブジェクトの位置を変更する。
このように、画像内の一部にしか操作オブジェクトがない場合でも、その位置を適宜に変更することで複数の箇所でズレを測定することができ、変換式が有する多次元のパラメータを修正することが可能となる。
本発明は、例えば、レーザプロジェクタ等の画像表示装置の入力装置として利用することが可能である。また、他にも、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、携帯情報端末等のあらゆる電子機器において、投影された操作用画像で利用者からの入力を受け付ける入力装置に利用することが可能である。
1:レーザプロジェクタ、 11:緑色レーザ光源、 12:2色レーザ光源、 13:第1のビームスプリッタ、 14:コリメートレンズ、 15:スキャンミラー、 16:第2のビームスプリッタ、 17:第3のビームスプリッタ、 18:レンズ、 19:光検出器、 20:レーザパワー検出器、 21:レーザ制御部、 22:投影位置算出部、 23:CPU、 24:ミラー制御部、 25:ミラードライバ、 26:受光部、 27:アンプ、 28:A/D変換部、 29:指示位置特定部、 30:パラメータ修正部、 100:机、 101:操作用画像、 200:壁、 201:表示用画像、 F:指示物

Claims (6)

  1. 操作の対象となるオブジェクトを含む画像をレーザ光の走査により投影面に表示する画像表示部と、
    前記投影面上に置かれた指示物によるレーザ光の反射光を受光する受光部と、
    前記受光部による反射光の受光結果に基づいて前記投影面上に置かれた指示物の位置を検出し、当該位置を補正して前記画像中のオブジェクトに対する指示位置を特定する位置特定部と、
    前記画像におけるオブジェクトの位置と当該オブジェクトについて前記位置特定部により特定された指示位置とのズレに基づいて、前記投影面上に置かれた指示物の位置を補正するパラメータを修正するパラメータ修正部と、
    を備えたことを特徴とする入力装置。
  2. 前記パラメータ修正部は、前記画像におけるオブジェクトの重心の位置と当該オブジェクトに対する複数の指示位置の平均値との差分を求め、当該差分が小さくなるように、前記パラメータの修正を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記パラメータ修正部は、前記画像におけるオブジェクトの重心の位置と当該オブジェクトに対する複数の指示位置の平均値との差分が閾値以上の場合に、前記パラメータの修正を行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記画像として、複数のオブジェクトを分散して配置した画像を用い、
    前記パラメータ修正部は、前記画像に含まれるオブジェクト毎に、前記画像におけるオブジェクトの位置と当該オブジェクトについて前記位置特定部により特定された指示位置とのズレを算出し、各オブジェクトについて算出したズレに基づいて前記パラメータの修正を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の入力装置。
  5. 前記画像として、オブジェクトの位置を変更可能な画像を用い、
    前記パラメータ修正部は、前記画像に含まれるオブジェクトの位置毎に、前記画像におけるオブジェクトの位置と当該オブジェクトについて前記位置特定部により特定された指示位置とのズレを算出し、オブジェクトの各位置について算出したズレに基づいて前記パラメータの修正を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の入力装置。
  6. 操作の対象となるオブジェクトを含む操作用画像をレーザ光の走査により第1投影面に表示する操作用画像表示部と、
    前記操作用画像に関連する表示用画像をレーザ光の走査により第2投影面に表示する表示用画像表示部と、
    前記第1投影面上に置かれた指示物によるレーザ光の反射光を受光する受光部と、
    前記受光部による反射光の受光結果に基づいて前記第1投影面上に置かれた指示物の位置を検出し、当該位置を補正して前記操作用画像中のオブジェクトに対する指示位置を特定する位置特定部と、
    前記操作用画像におけるオブジェクトの位置と当該オブジェクトについて前記位置特定部により特定された指示位置とのズレに基づいて、前記第1投影面上に置かれた指示物の位置を補正するパラメータを修正するパラメータ修正部と、
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
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