JP2014119875A - 電子機器、操作入力装置、操作入力処理方法およびプログラム - Google Patents

電子機器、操作入力装置、操作入力処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの行った操作にて、ユーザの意図する処理とは異なる処理が行われる誤操作を低減させる。
【解決手段】電子機器が、ユーザ操作を受ける入力デバイスと、複数の判定基準を切り替えて用いて、前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する要求処理判定部と、前記要求処理判定部が判定した処理を実行する処理実行部と、前記入力デバイスの少なくとも一部分について、当該入力デバイスへの操作体の近接を検出する近接検出部と、前記近接検出部が前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する切替抑制部と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器、操作入力装置、操作入力処理方法およびプログラムに関する。
タッチパネルなどの入力デバイスにおける誤操作を防止するための幾つかの技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の操作入力装置は、人体の少なくとも一部の近接に応じて操作案内画面を表示すると共に前記操作案内画面から操作入力を行える操作入力装置において、画像を表示する表示部と、前記操作案内画面に対して操作入力を行うための操作入力部と、前記操作入力部に対して物体の接近を検出する近接検出部と、前記近接検出部の検出結果に応じて前記物体が前記表示部に対して近接しているか否かを判定する近接判定部と、前記近接判定部で前記物体が近接していると判定した時の軌跡を測定する軌跡測定部と、前記軌跡測定部で測定された前記軌跡を記録する軌跡記録部と、前記操作入力部による操作が行われたことを判定する操作検出部と、前記近接判定部で前記物体の近接を判定すると共に前記操作検出部で操作が行われていないと判定した際に前記記録部に記録された軌跡を誤検知軌跡として修正する軌跡修正部と、前記近接判定部により前記物体の近接を判定すると共に前記操作検出部で操作が行われていると判定した際に前記記録部に記録された誤検知軌跡と前記軌跡測定部で測定された前記軌跡を比較する軌跡比較判定部と、前記軌跡比較判定部の判定結果に基づいて前記表示部を制御する表示制御部と、を備える。
これにより、特許文献1に記載の操作入力装置では、人体が意図せずに接近した場合は、操作案内画面の表示などを表示しないようにする、とされている。
また、特許文献2に記載の車両用操作入力装置は、操作パネルと、該操作パネル上の指示位置を表示するための位置指示画像を表示する表示装置とを備える車両用操作入力装置であって、操作パネルに対向する手の指状態が、操作意思表示用指状態であるか否かを特定し、当該指状態が特定されると位置指示画像の表示を許可し、当該指状態が特定されないと位置指示画像の表示を禁止したままとなる。
これにより、特許文献2に記載の車両用操作入力装置では、遠隔操作部において誤操作がされ難い、とされている。
特開2012−118761号公報 特開2009−255903号公報
誤操作の1つとして、ユーザが操作を行う直前に新たな機能が立ち上がるなどして、ユーザの行った操作にて、ユーザの意図する処理とは異なる処理が行われてしまうことが考えられる。
例えば、タッチパネルを具備する電子機器において、タッチ操作が行われた際の動作は、当該電子機器が実行するソフトウェアや、タッチパネルに設定されているタッチ領域の位置により異なる。そのため、タッチする寸前に別のソフトウェアが起動する、あるいは、縦画面から横画面への切り替えが行われるなどにより、タッチ領域の設定が変化すると、ユーザが、意図するタッチ領域とは異なるタッチ領域をタッチしてしまうおそれがある。かかるタッチにより、電子機器は、意図しない動作をしてしまう。
さらに例えば、ユーザが、電車内でスマートフォンを用いてメール操作をしている際、メール操作のために画面にタッチしようとした瞬間に着信があると、スマートフォンの画面が着信画面に切り替わり、タッチ操作が通話開始操作として処理されることが考えられる。この場合、ユーザが、電車内なので着信保留したいと思っていても、着信応答してしまうことになる。
上記の各例の場合、ユーザは意図的にタッチ操作を行っているので、タッチ操作を行う指などの軌跡と、誤検知軌跡として記録されている軌跡とを比較しても、当該タッチ操作を誤操作として検出することはできないと考えられる。従って、特許文献1に示されている技術では、かかる誤操作を防止することはできない。
また、ユーザは意図的にタッチ操作を行っているので、ユーザの手の指状態が操作意思表示用指状態であるか否かを特定しても、当該タッチ操作を誤操作として検出することはできないと考えられる。従って、特許文献2に示されている技術でも、かかる誤操作を防止することはできない。
本発明は、上述の課題を解決することのできる電子機器、操作入力装置、操作入力処理方法およびプログラムを提供することを目的としている。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による電子機器は、ユーザ操作を受ける入力デバイスと、複数の判定基準を切り替えて用いて、前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する要求処理判定部と、前記要求処理判定部が判定した処理を実行する処理実行部と、前記入力デバイスの少なくとも一部分について、当該入力デバイスへの操作体の近接を検出する近接検出部と、前記近接検出部が前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する切替抑制部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様による操作入力装置は、ユーザ操作を受ける入力デバイスと、複数の判定基準を切り替えて用いて、前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する要求処理判定部と、前記要求処理判定部が判定した処理を示す信号を出力する要求処理信号出力部と、前記入力デバイスの少なくとも一部分について、当該入力デバイスへの操作体の近接を検出する近接検出部と、前記近接検出部が前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する切替抑制部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様による操作入力処理方法は、電子機器の操作入力処理方法であって、入力デバイスへのユーザ操作を検出するユーザ操作検出ステップと、複数の判定基準を切り替えて用いて、前記ユーザ操作検出ステップにて検出した前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する要求処理判定ステップと、前記要求処理判定ステップにて判定した処理を実行する処理実行ステップと、前記入力デバイスの少なくとも一部分について、当該入力デバイスへの操作体の近接を検出する近接検出ステップと、前記近接検出ステップにて前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する切替抑制ステップと、を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様による操作入力処理方法は、操作入力装置の操作入力処理方法であって、入力デバイスへのユーザ操作を検出するユーザ操作検出ステップと、複数の判定基準を切り替えて用いて、前記ユーザ操作検出ステップにて検出した前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する要求処理判定ステップと、前記要求処理判定ステップにて判定した処理を示す信号を出力する要求処理信号出力ステップと、前記入力デバイスの少なくとも一部分について、当該入力デバイスへの操作体の近接を検出する近接検出ステップと、前記近接検出ステップにて前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する切替抑制ステップと、を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様によるプログラムは、電子機器を制御するコンピュータに、入力デバイスへのユーザ操作を検出するユーザ操作検出ステップと、複数の判定基準を切り替えて用いて、前記ユーザ操作検出ステップにて検出した前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する要求処理判定ステップと、前記要求処理判定ステップにて判定した処理を示す信号を出力する要求処理信号出力ステップと、前記入力デバイスの少なくとも一部分について、当該入力デバイスへの操作体の近接を検出する近接検出ステップと、前記近接検出ステップにて前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する切替抑制ステップと、を実行させるためのプログラムである。
また、本発明の一態様によるプログラムは、操作入力装置を制御するコンピュータに、入力デバイスへのユーザ操作を検出するユーザ操作検出ステップと、複数の判定基準を切り替えて用いて、前記ユーザ操作検出ステップにて検出した前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する要求処理判定ステップと、前記要求処理判定ステップにて判定した処理を示す信号を出力する要求処理信号出力ステップと、前記入力デバイスの少なくとも一部分について、当該入力デバイスへの操作体の近接を検出する近接検出ステップと、前記近接検出ステップにて前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する切替抑制ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、ユーザの行った操作にて、ユーザの意図する処理とは異なる処理が行われる誤操作を低減させることができる。
本発明の第1の実施形態における電子機器の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における携帯端末装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における近接検出部が有する距離センサの配置例を示す説明図である。 同実施形態の切替抑制部が画像の切替を抑制する前の状態における画面画像の例を示す説明図である。 同実施形態の切替抑制部が画像の切替を抑制している状態における画面画像の例を示す説明図である。 同実施形態において、携帯端末装置が機能を実行する処理手順を示すフローチャートである。 同実施形態において、画像の切替前に表示していたタッチ領域の表示を継続している画面画像の例を示す説明図である。 同実施形態において、画像の切替前に表示していたタッチ領域の表示を終了した画面画像の例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態における操作入力装置の機能構成を示す概略ブロック図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における電子機器の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、電子機器10は、入力デバイス14と、近接検出部15と、要求処理判定部16と、処理実行部17と、切替抑制部18とを具備する。
入力デバイス14は、ユーザ操作を受ける。ここで、操作体を入力デバイスに接触ないし近接させてユーザ操作を行う様々な入力デバイスを入力デバイス14として用いることができる。例えば、入力デバイス14が、タッチパネルを構成するタッチセンサを有していてもよいし、押ボタンを有していてもよい。
なお、ここでいう操作体とは、ユーザ操作において操作入力部に作用する物体である。例えば、入力デバイス14がタッチパネルである場合、操作体の一例として、指やスタイラスペンが挙げられる。あるいは、入力デバイス14が押ボタンである場合、操作体の一例として指が挙げられる。
近接検出部15は、入力デバイス14の少なくとも一部分について、当該入力デバイス14への操作体の近接を検出する。近接検出部15の構成として、物体の近接を検出可能な様々な構成を用いることができる。例えば、近接検出部15は、入力デバイス14の近傍に設けられた反射型フォトセンサを有し、反射光を測定して、入力デバイス14に近接している物体の有無を判定する。あるいは、近接検出部15が、カメラを有して入力デバイス14の周囲を撮像し、撮像画像を解析して入力デバイス14に近接している物体の有無を判定するようにしてもよい。さらには、近接検出部15が、撮像画像を解析して入力デバイス14に近接している物体を検出した際、形状マッチング等にて当該物体が操作体か否かを判定するようにしてもよい。
ここで、近接検出部15は、必ずしも入力デバイス14の全体について操作体の近接を検出する必要は無い。近接検出部15が入力デバイス14への操作体の近接を検出する目的は、新たな機能が立ち上がるなどしてユーザ操作と処理との対応付けが切り替わる際に、切替の前後で処理が異なるユーザ操作の有無を把握することである。従って、近接検出部15は、入力デバイス14のうち、ユーザ操作に対する処理が変更される部分についてのみ、操作体の近接を検出すればよい。
例えば、入力デバイス14のうち、ユーザ操作と処理との対応付けの切替(すなわち、判定基準の切替)の前後でユーザ操作に対する処理が同じ部分については、近接検出部15は、操作体の近接を検出する必要は無い。また、入力デバイス14がタッチパネルを構成するタッチセンサを有する場合、タッチパネルのうち表示のみを行ってユーザ操作を受け付けない領域については、近接検出部15は、操作体の近接を検出する必要は無い。また、入力デバイス14が押ボタンを有する場合、処理の割り当てられていない押ボタンについては、近接検出部15は、操作体の近接を検出する必要は無い。
このように、近接検出部15が、入力デバイス14のうちユーザ操作に対する処理が変更される部分についてのみ、操作体の近接を検出することで、判定基準の切替の前後で処理が異なるユーザ操作の有無を、より正確に把握することができる。判定基準の切替の前後で処理が異なるユーザ操作の有無をより正確に把握することで、後述する切替抑制部18が判定基準の切替を抑制する頻度を低減させることができる。切替抑制部18が判定基準の切替を抑制する頻度を低減させることで、処理実行部17は、よりスムーズに機能を実行することができる。
要求処理判定部16は、複数の判定基準を切り替えて用いて、前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する。ここでいう判定基準は、ユーザ操作と、当該ユーザ操作が行われた場合に実行すべき処理とが対応付けられた情報である。
要求処理判定部16は、例えば処理実行部17が実行可能な機能毎など複数の判定基準を予め記憶しておき、要求処理判定部16は、例えば処理実行部17が実行中の機能に応じた判定基準を用いる。入力デバイス14がユーザ操作を受けると、要求処理判定部16は、判定基準にて当該ユーザ操作に対応付けられている処理を、当該ユーザ操作にて要求されている処理(従って、処理実行部17が実行すべき処理)と判定して処理実行部17に通知する。
処理実行部17は、各種機能を実行する。例えば、処理実行部17がコンピュータである場合、処理実行部17は、各種アプリケーション(アプリケーション・プログラム)を実行する。
機能の実行に際して、処理実行部17は、要求処理判定部16が判定した処理を実行する。すなわち、入力デバイス14がユーザ操作を受けると、処理実行部17は、当該ユーザ操作にて要求されている処理であると要求処理判定部16が判定した処理を実行する。
切替抑制部18は、近接検出部15が入力デバイス14の少なくとも一部分への操作体の近接を検出すると、要求処理判定部16が用いる判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する。ここでいう少なくとも一時的に抑制することの一例として、遅延させることや、中止させることが挙げられる。
上述したように、近接検出部15が入力デバイス14への操作体の近接を検出する目的は、新たな機能が立ち上がるなどしてユーザ操作と処理との対応付けが切り替わる際に、切替の前後で処理が異なるユーザ操作の有無を判定することである。すなわち、近接検出部15が入力デバイス14への操作体の近接を検出した場合、要求処理判定部16が用いる判定基準を切り替えると、ユーザ操作に基づいてユーザの意図する処理とは異なる処理が行われてしまうおそれがある。そこで、切替抑制部18は、近接検出部15が入力デバイス14への操作体の近接を検出すると、要求処理判定部16が用いる判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制することで、ユーザの意図する処理とは異なる処理が行われるおそれを低減させる。
例えば、切替抑制部18は、判定基準の切替を所定時間だけ遅らせる。あるいは、切替抑制部18は、ユーザ操作が完了するまで判定基準の切替を遅らせる。あるいは、切替抑制部18は、近接検出部15が入力デバイス14への操作体の近接を検出しなくなるまで判定基準の切替を遅らせる。あるいは、切替抑制部18は、これらの組み合わせにて判定基準の切替を遅らせる。さらに、判定基準の切替を遅らせている間に切替の必要が無くなった場合、切替抑制部18は、判定基準の切替を中止させる。
以上のように、近接検出部15が入力デバイス14への操作体の近接を検出すると、切替抑制部18は、要求処理判定部16がユーザ操作にて要求されている処理の判定に用いる判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する。
これにより、ユーザの行った操作にて、ユーザの意図する処理とは異なる処理が行われる誤操作を低減させることができる。
すなわち、近接検出部15は、入力デバイス14への操作体の近接を検出することで、ユーザ操作が行われる途中の状態にあって判定基準が切り替わるとユーザの意図する処理とは異なる処理が行われるおそれがあることを検出する。そして、近接検出部15が入力デバイス14への操作体の近接を検出した場合、切替抑制部18は、判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制することで、ユーザの行った操作にて、ユーザの意図する処理とは異なる処理が行われる誤操作を低減させる。
なお、入力デバイス14のうちユーザ操作に対する処理が変更される部分の絞り込みを、近接検出部15ではなく切替抑制部18が行うようにしてもよい。
例えば、入力デバイス14がタッチパネルを構成するタッチセンサを有する場合、近接検出部15は、タッチパネル全面について、操作体の近接を検出する。操作体の近接を検出した場合、近接検出部15は、操作体の検出位置情報をタッチ画面における位置情報にて切替抑制部18へ出力する。
そして、切替抑制部18は、要求処理判定部16が用いている判定基準を参照して、操作体の検出位置が、ユーザ操作に対する処理が変更される部分に該当するか否かを判定し、該当すると判定した場合に、要求処理判定部16が用いる判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する。
このように、切替抑制部18は、判定基準の切替抑制の対象とする操作体検出領域を、入力デバイス14のうちユーザ操作に対する処理が変更される部分に絞り込むことで、判定基準の切替を抑制する頻度を低減させることができる。切替抑制部18が判定基準の切替を抑制する頻度を低減させることで、処理実行部17は、よりスムーズに機能を実行することができる。
次に、図2を参照して、本発明を携帯端末装置に適用した場合を例に、本発明の実施形態についてさらに詳細に説明する。ここでいう携帯端末装置は、携帯電話網(通信事業者が提供する携帯電話用の無線通信ネットワーク)に接続可能な端末装置である。携帯端末装置の具体例として、携帯電話機やスマートフォンが挙げられる。
但し、本発明の適用範囲は、携帯端末装置に限らない。例えば、パソコンや、携帯情報端末(Personal Digital Assistant;PDA)など、ユーザの意図しないタイミングで同一の操作入力に対する処理が変わり得る様々な電子機器に本発明を適用可能である。例えば、ソコンの場合、ユーザの意図しないタイミングで同一の操作入力に対する処理が変わる一例として、ユーザがパソコンにてインターネット・ブラウザ(Internet Browser)の起動操作を行ったがなかなか起動せず、ユーザが他の機能に対する操作を行っている際に突然インターネット・ブラウザが起動した場合が挙げられる。この場合、ユーザが他の機能に対して行った操作が、インターネット・ブラウザに対する操作として処理されてしまう誤操作が生じるおそれがある。
図2は、本実施形態における携帯端末装置の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、携帯端末装置100は、送受信部110と、送受信制御回路120と、表示部130と、タッチセンサ140と、近接検出部150と、制御部160と、記憶部170とを具備する。表示部130は、表示画面131を具備する。制御部160は、要求処理判定部161と、処理実行部162と、切替抑制部163とを具備する。
送受信部110は、携帯電話の無線基地局との間で無線通信を行うことで、携帯電話網に接続して各種データの送受信を行う。例えば、送受信部110は、音声通話の発着信や、音声通話時における音声データの送受信を行う。また、送受信部110は、電子メールデータの送受信を行う。また、送受信部110は、インターネット・ブラウジング時におけるHTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエストファイルの送信およびHTTPレスポンスファイルの受信を行う。
送受信制御回路120は、送受信部110を制御して無線通信を実行させる。
表示部130は、例えば液晶パネルまたは有機EL(Organic Electro-Luminescence)パネルなどの表示画面131を有し、動画像や静止画像やテキスト(文字)など各種画像を表示する。特に、表示部130は、タッチセンサ140と共にタッチパネルを構成し、タッチ領域を表示画面131に表示する。その際、表示部130は、要求処理判定部161が用いている判定基準に応じてタッチ領域を表示画面131に表示することで、処理実行部162が実行する機能に応じたタッチ領域を表示する。
上述したように、ここでいう判定基準とは、ユーザ操作と、当該ユーザ操作が行われた場合に実行すべき処理とが対応付けられた情報である。また、後述するように、要求処理判定部161は、処理実行部162が実行する機能に応じて判定基準を切り替えて用いる。従って、表示部130は、要求処理判定部161が用いている判定基準に応じてタッチ領域を表示することで、処理実行部162が実行している機能に応じたタッチ領域を表示することができる。
タッチセンサ140は、入力デバイス14(図1)の一例に該当し、ユーザ操作を受ける。特に、タッチセンサ140は、表示画面131に設けられて表示画面131と共にタッチパネルを構成する。そして、タッチセンサ140は、表示画面131へのタッチ操作をユーザ操作として検出する。
近接検出部150は、近接検出部15の一例に該当し、タッチセンサ140の少なくとも一部分について、当該タッチセンサ140への操作体の近接を検出する。具体的には、近接検出部150は、タッチセンサ140が構成するタッチパネルの少なくとも一部分について、当該タッチパネルへの操作体の近接を検出する。例えば、近接検出部150は、タッチパネルの近傍に設けられた距離センサを用いて、タッチパネルに近接している物体(操作体とみなされる物体)の有無を検出する。タッチパネルに近接している物体がある場合、近接検出部150は、当該物体のタッチ画面における位置を検出する。
図3は、近接検出部150が有する距離センサの配置例を示す説明図である。同図において、タッチセンサ140の構成するタッチパネルの周囲4箇所に、近接検出部150の距離センサが配置されている。距離センサにて検出可能な位置に物体がある場合、近接検出部150は、各距離センサから物体までの距離を測定し、例えば各距離センサからの距離の平均値が所定の閾値以下の場合に、タッチパネルへの操作体の近接ありと判定する。
また、近接検出部150は、各距離センサから当該物体までの距離に基づいて、タッチパネルにおける当該物体の位置を検出する。
ここでいうタッチパネルにおける物体の位置とは、タッチ平面のうち、当該物体に最も近い位置である。近接検出部150は、例えば、タッチパネルに設定された二次元座標(XY座標)にて、当該物体の位置を検出する。
但し、近接検出部15の場合と同様、近接検出部150の構成として、物体の近接を検出可能な様々な構成を用いることができる。例えば、近接検出部150が、タッチセンサ140の構成するタッチパネル近傍に設けられた反射型フォトセンサを有し、当該反射型フォトセンサの検出距離内に物体を検出した場合に、タッチパネルに近接している操作体ありと判定するようにしてもよい。
あるいは、近接検出部150が、カメラを有してタッチセンサ140の構成するタッチパネルの周囲を撮像し、撮像画像を解析して当該タッチパネルに近接している物体の有無を判定するようにしてもよい。さらには、近接検出部150が、撮像画像を解析して当該タッチパネルに近接している物体を検出した際、形状マッチング等にて当該物体が操作体か否かを判定するようにしてもよい。
制御部160は、携帯端末装置100の各部を制御して各種機能を実行する。制御部160は、例えば、携帯端末装置100の具備するCPU(Central Processing Unit;中央処理装置)が、携帯端末装置100の具備する記憶デバイスからプログラムを読み出して実行することによって構成される。あるいは、制御部160が専用回路にて構成されるなど、CPU以外を用いた構成としてもよい。
要求処理判定部161は、要求処理判定部16の一例に該当し、複数の判定基準を切り替えて用いて、タッチセンサ140へのユーザ操作にて要求されている処理を判定する。
具体的には、要求処理判定部161は、画面画像(表示画面に表示する画像)のパターン毎に、画面画像におけるタッチ領域の位置と、各タッチ領域へのタッチ操作に対して実行すべき処理とを対応付けた判定基準を予め記憶しておく。そして、要求処理判定部161は、表示部130が表示画面131に表示している画面画像に応じた判定基準を用いる。タッチセンサ140がユーザ操作を受けると、要求処理判定部161は、判定基準にて当該ユーザ操作に対応付けられている処理を、当該ユーザ操作にて要求されている処理(従って、処理実行部162が実行すべき処理)と判定して処理実行部162に通知する。
処理実行部162は、各種アプリケーション・プログラムを実行することで、各種機能を実行する。また、処理実行部162は、処理実行部17の一例に該当し、機能の実行に際して、要求処理判定部161が判定した処理を実行する。
切替抑制部163は、切替抑制部18の一例に該当し、近接検出部150がタッチセンサ140の少なくとも一部への操作体の近接を検出すると、判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する。特に、切替抑制部163は、表示画面131に表示されているタッチ領域のうち、判定基準の切替にてタッチ操作の際の処理が変更されるタッチ領域への操作体の近接を近接検出部150が検出すると、判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する。
具体的には、切替抑制部163は、要求処理判定部161が用いている判定基準を参照して、タッチパネルにおける当該操作体の検出位置が、ユーザ操作に対する処理が変更される部分に該当するか否かを判定する。該当すると判定した場合、切替抑制部163は、要求処理判定部16が用いる判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する。
さらに、切替抑制部163は、近接検出部150がタッチセンサ140への操作体の近接を検出すると、表示部130が表示画面131に表示する画像の切替を少なくとも一時的に抑制する。
図4は、切替抑制部163が画像の切替を抑制する前の状態における画面画像の例を示す説明図である。同図では、電子メール作成画面の例を示している。図4に示す電子メール作成画面は、タイトルの表示領域A11と、メニューボタンの領域A12と、作成している電子メールの表示領域A13と、操作キーの領域A14とを含んでいる。
これらのうち、タイトルの表示領域A11と、作成している電子メールの表示領域A13とは、ユーザ操作を受け付けない表示専用の領域として設定されている。
また、メニューボタンの領域A12は、処理実行部162が実行可能な機能のメニューを表示する領域であり、各画面画像に共通して設けられている。従って、メニューボタンの領域A12は、判定基準の切替の前後でユーザ操作に対する処理が同じ領域となっている。
一方、操作キーの領域A14は、例えば後述する着信画面においては、通話開始を指示するタッチ領域の一部に相当する。このように、操作キーの領域A14は、判定基準の切替の前後でユーザ操作に対する処理が異なる領域(すなわち、ユーザ操作に対する処理が変更される部分)となっている。
図5は、切替抑制部163が画像の切替を抑制している状態における画面画像の例を示す説明図である。図5では、表示部130が図4の電子メール作成画面を表示している状態で音声通話の着信があった場合に、切替抑制部163が画像の切替を抑制している例を示している。
切替抑制部163が画像の切替を抑制していることで、表示部130は、着信画面の表示を行わずに電子メール作成画面の表示を継続している。
具体的には、表示部130は、メニューボタンの領域A12と、作成している電子メールの表示領域A13と、操作キーの領域A14との表示を継続している。このように、表示部130が電子メール作成画面の表示を継続することで、ユーザは、操作しかけのタッチ操作を確実に行うことができる。また、要求処理判定部161が電子メール作成画面に応じた判定基準の使用を継続することで、要求処理判定部161は、ユーザが行った処理に応じた電子メール作成処理を処理実行部162に指示することができる。このように、携帯端末装置100は、ユーザの行った操作にてユーザの意図する処理とは異なる処理が行われる誤操作を低減させることができる。
一方、表示部130は、図4におけるタイトルの表示領域A11を着信の表示領域A21に切り替えて着信があることを表示している。
これにより、ユーザは、着信があることを認識して電子メール作成操作を中断することができる。ユーザが電子メール作成操作を中断した後に、表示部130が電子メール作成画面から着信画面に切り替え、要求処理判定部161が、判定基準を着信画面に応じた判定基準に切り替えることで、携帯端末装置100は、ユーザの行った電子メール作成操作を、音声通話開始を指示する操作として処理してしまうことを防止できる。このように、携帯端末装置100は、ユーザ操作が誤操作となってしまうことを防止し得る。
図2に戻って、記憶部170は、携帯端末装置100の具備する記憶デバイスにて構成され、各種データを記憶する。例えば、記憶部170は、携帯端末装置100の具備するCPUが実行するための各種プログラムや、機能実行のための各種設定データや、ユーザが生成したデータを記憶する。また、記憶部170はワーキングメモリとしても用いられる。
次に図6を参照して、携帯端末装置100の動作について説明する。
図6は、携帯端末装置100が機能を実行する処理手順を示すフローチャートである。携帯端末装置100は、自らの電源を接続(ON)されて起動し動作状態となると、同図の処理を行う。
図6の処理において、まず、処理実行部162は、新たな機能の起動要求など、画面画像や判定基準の切替の契機となる事象が発生しているか否かを判定する(ステップS101)。
当該事象が発生していると判定した場合(ステップS101:YES)、切替抑制部163は、近接検出部150からのセンサ信号に基づいて、タッチセンサ140が構成するタッチパネルのうち、判定基準を切り替えるとユーザ操作に対する処理が変更される部分に操作体が近接しているか否かを判定する(ステップS102)。
操作体が近接していると判定した場合(ステップS102:YES)、すなわち、操作体の近接を検出した場合、切替抑制部163は、画面画像や判定基準の切替を抑制する(ステップS111)。
次に、切替抑制部163は、画面画像の切替予告を表示部130に表示させる(ステップS112)。そして、制御部160(特に、要求処理判定部161および処理実行部162)は、機能実行のための処理を行う(ステップS113)。すなわち、制御部160は、切替の事象発生前から実行している機能を実行するための処理を継続する。
次に、処理実行部162は、タッチ操作が完了したか否かを判定する(ステップS114)。具体的には、タッチセンサ140がタッチ操作を検出すると、処理実行部162は、タッチ操作が完了したと判定する。
タッチ操作が完了したと判定した場合(ステップS114:YES)、制御部160(特に、要求処理判定部161および処理実行部162)は通常動作を行う(ステップS131)。ここでいう通常動作は、画像切替や判定基準の切替に対する制限のない状態での、機能を実行するための動作(処理)である。
ステップS131の後、ステップS101へ戻る。
一方、ステップS114において、タッチ操作が完了していないと判定した場合(ステップS114:NO)、切替抑制部163は、画面画像や判定基準の切替を抑制してから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS121)。所定時間経過したと判定した場合(ステップS121:YES)、ステップS131へ進む。
一方、ステップS121において、所定時間経過していないと判定した場合(ステップS121:NO)、ステップS113へ戻る。
ここで、所定時間を例えば0.3秒など比較的短い時間とすることで、ユーザが画面の切り替わりを期待している場合に、表示部130がスムーズに画面を切り替えることができ、ユーザが違和感を抱くおそれを軽減できる。
一方、ステップS101において、画面画像や判定基準の切替の契機となる事象が発生していないと判定した場合(ステップS101:NO)、ステップS131へ進む。
また、ステップS102において、操作体が近接していないと判定した場合(ステップS101:NO)、すなわち、操作体の近接を検出しなかった場合も、ステップS131へ進む。
以上のように、近接検出部150がタッチセンサ140への操作体の近接を検出すると、切替抑制部163は、要求処理判定部161がユーザ操作にて要求されている処理の判定に用いる判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する。
これにより、ユーザの行った操作にて、ユーザの意図する処理とは異なる処理が行われる誤操作を低減させることができる。
すなわち、近接検出部150は、タッチセンサ140への操作体の近接を検出することで、ユーザ操作が行われる途中の状態にあって判定基準が切り替わるとユーザの意図する処理とは異なる処理が行われるおそれがあることを検出する。そして、近接検出部150がタッチセンサ140への操作体の近接を検出した場合、切替抑制部163は、判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制することで、ユーザの行った操作にて、ユーザの意図する処理とは異なる処理が行われる誤操作を低減させる。
また、表示部130は、要求処理判定部161が用いている判定基準に応じてタッチ領域を表示画面131に表示する。
これにより、要求処理判定部161は、表示部130が表示画面131に表示している表示領域に対応した判定基準を用いることになり、ユーザ操作が行われた際、ユーザの意図する処理を処理実行部162に指示することが期待される。従って、ユーザの行った操作にて、ユーザの意図する処理とは異なる処理が行われる誤操作を低減させることができる。
また、切替抑制部163は、表示画面131に表示されているタッチ領域のうち、判定基準の切替にてタッチ操作の際の処理が変更されるタッチ領域への操作体の近接を近接検出部150が検出すると、判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する。
このように、切替抑制部163は、判定基準の切替抑制の対象とする操作体検出領域を、タッチセンサ140の構成するタッチパネルのうち、ユーザ操作に対する処理が変更される部分に絞り込むことで、判定基準の切替を抑制する頻度を低減させることができる。切替抑制部163が判定基準の切替を抑制する頻度を低減させることで、処理実行部162は、よりスムーズに機能を実行することができる。
また、切替抑制部163は、近接検出部150がタッチセンサ140の少なくとも一部への操作体の近接を検出すると、表示部130が表示画面131に表示する画像の切替を少なくとも一時的に抑制する。
これにより、ユーザは、表示画面131に表示されている画像を参照しながらユーザ操作を行うことができるので、より容易にユーザ操作を行い得る。
なお、切替抑制部163が判定基準の切替を遅らせる遅延幅は、図6のステップS114およびS121に示されている、タッチ操作完了と所定時間経過との組み合わせによる遅延幅に限らない。切替抑制部18の場合と同様、切替抑制部163が判定基準の切替を遅らせる遅延幅は、様々に設定可能である。
例えば、切替抑制部163が、判定基準の切替を所定時間だけ遅らせるようにしてもよい。あるいは、切替抑制部163が、ユーザ操作が完了するまで判定基準の切替を遅らせるようにしてもよい。あるいは、切替抑制部163が、タッチセンサ140の構成するタッチパネルへの操作体の近接を近接検出部150が検出しなくなるまで判定基準の切替を遅らせるようにしてもよい。あるいは、切替抑制部163が、これらの組み合わせにて判定基準の切替を遅らせるようにしてもよい。さらに、判定基準の切替を遅らせている間に切替の必要が無くなった場合、切替抑制部163が、判定基準の切替を中止させるようにしてもよい。
なお、タッチセンサ140のタッチ領域のうち、判定基準の切替の前後でユーザ操作に対する処理が異なる領域の絞り込みを、切替抑制部163ではなく近接検出部150が行うようにしてもよい。
具体的には、近接検出部150が、タッチセンサ140のタッチ領域のうち、判定基準の切替の前後でユーザ操作に対する処理が異なる領域についてのみ、当該領域に近接している物体の有無を検出するようにする。特に、表示部130が表示画面131に表示する各画面画像において、同じ位置に判定基準の切替の前後でユーザ操作に対する処理が異なる領域が設けられている場合、近接検出部150が、当該領域についてのみ、近接している物体の有無を検出するようにするようにしてもよい。
なお、タッチセンサ140が検出するタッチ領域と、表示部130が表示するタッチ領域とを一致させる方法は、上述した、表示部130が表示画面131に表示する画像の切替を切替抑制部163が抑制する方法に限らない。例えば、切替抑制部163が判定基準の切替を抑制している状態で表示部130が表示画面131に表示する画像を切り替える場合に、表示部130が、画像の切替前に表示していたタッチ領域の表示を継続するようにしてもよい。
図7は、画像の切替前に表示していたタッチ領域の表示を継続している画面画像の例を示す説明図である。同図は、図4に示す電子メール作成画面から着信画面に切り替わる際の例を示している。携帯端末装置100(特に、切替抑制部163および表示部130)は、図6のステップS111における画面画像切替の抑制およびステップS112における切替予告表示に代えて、図7の例のように部分的に切り替わった画面画像の表示を行う。
図4におけるユーザ操作を受け付けない表示専用の領域と各画面画像に共通の領域には、図7においては切替後の画面画像が表示されている。
具体的には、図7において、タイトルの表示領域A31には、着信画面のタイトルが表示されている。また、図4における作成している電子メールの表示領域A13に対応する領域A33には、着信画面の画像が表示されている。なお、領域A33は、音声通話開始を指示するタッチ操作を受ける領域となっている。
また、メニューボタンの領域A12は、各画面画像に共通して設けられる領域であり、着信画面にも用いられている。
一方、図4における、判定基準の切替の前後でユーザ操作に対する処理が異なる領域である操作キーの領域A14は、図7においても引き続き表示されている。
図8は、画像の切替前に表示していたタッチ領域の表示を終了した画面画像の例を示す説明図である。同図は、図7の例から画像の切替前に表示していたタッチ領域の表示を終了した例を示している。
図8の例では、図7における操作キーの領域A14も着信画面に切り替わり、画面画像全体が着信画面となっている。領域A31およびA12は図7の場合と同様である。また、領域A43は、音声通話開始を指示するユーザ操作を受けるタッチ領域となっている。
以上のように、表示部130は、切替抑制部163が判定基準の切替を抑制している状態で表示画面に表示する画像を切り替える場合、画像の切替前に表示していたタッチ領域の表示を継続する。
これにより、ユーザは、表示画面131に表示されているタッチ領域の表示を参照しながらユーザ操作を行うことができるので、より容易にユーザ操作を行い得る。
また、ユーザは、切り替わった領域の画像を参照して、表示画面の切替が行われていることを認識し、切替前の画像におけるタッチ操作を中止することができる。
<第2の実施形態>
図9は、本発明の第2の実施形態における操作入力装置の機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、操作入力装置20は、入力デバイス14と、近接検出部15と、要求処理判定部16と、要求処理信号出力部27と、切替抑制部18とを具備する。図9において図1の各部に対応して同様の機能を有する部分に同一の符号(14、15、16、18)を付して説明を省略する。
要求処理信号出力部27は、要求処理判定部161の判定した処理を示す信号を出力する。すなわち操作入力装置20は、ユーザ操作を検出し、検出したユーザ操作に対応する処理を他の装置に行わせる。
以上のように、要求処理判定部161は、複数の判定基準を切り替えて用いて、タッチセンサ140へのユーザ操作にて要求されている処理を判定する。そして、要求処理信号出力部27は、要求処理判定部161が判定した処理を示す信号を出力する。また、近接検出部150がタッチセンサ140の少なくとも一部分への操作体の近接を検出すると、切替抑制部163は、要求処理判定部161がユーザ操作にて要求されている処理の判定に用いる判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する。
これにより、ユーザの行った操作にて、ユーザの意図する処理とは異なる処理が行われる誤操作を低減させることができる。
すなわち、近接検出部150は、タッチセンサ140への操作体の近接を検出することで、ユーザ操作が行われる途中の状態にあって判定基準が切り替わるとユーザの意図する処理とは異なる処理が行われるおそれがあることを検出する。そして、近接検出部150がタッチセンサ140への操作体の近接を検出した場合、切替抑制部163は、判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制することで、ユーザの行った操作にて、ユーザの意図する処理とは異なる処理が行われる誤操作を低減させる。
なお、電子機器10や、携帯端末装置100や、操作入力装置200の機能の全部または一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することで各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
10 電子機器
14 入力デバイス
15、150 近接検出部
16、161 要求処理判定部
17、162 処理実行部
18、163 切替抑制部
100 携帯端末装置
110 送受信部
120 送受信制御回路
130 表示部
131 表示画面
140 タッチセンサ
160 制御部
170 記憶部
20 操作入力装置
27 要求処理信号出力部

Claims (10)

  1. ユーザ操作を受ける入力デバイスと、
    複数の判定基準を切り替えて用いて、前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する要求処理判定部と、
    前記要求処理判定部が判定した処理を実行する処理実行部と、
    前記入力デバイスの少なくとも一部分について、当該入力デバイスへの操作体の近接を検出する近接検出部と、
    前記近接検出部が前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する切替抑制部と、
    を具備することを特徴とする電子機器。
  2. 表示画面を有する表示部を具備し、
    前記表示画面に設けられて当該表示画面へのタッチ操作を前記ユーザ操作として検出するタッチセンサを前記入力デバイスとして具備し、
    前記表示部は、前記要求処理判定部が用いている判定基準に応じてタッチ領域を前記表示画面に表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記切替抑制部は、前記表示画面に表示されているタッチ領域のうち、前記判定基準の切替にてタッチ操作の際の処理が変更されるタッチ領域への前記操作体の近接を前記近接検出部が検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記切替抑制部は、前記近接検出部が前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記表示部が前記表示画面に表示する画像の切替を少なくとも一時的に抑制する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の電子機器。
  5. 前記表示部は、前記切替抑制部が前記判定基準の切替を抑制している状態で前記表示画面に表示する画像を切り替える場合、画像の切替前に表示していたタッチ領域の表示を継続することを特徴とする請求項2または3に記載の電子機器。
  6. ユーザ操作を受ける入力デバイスと、
    複数の判定基準を切り替えて用いて、前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する要求処理判定部と、
    前記要求処理判定部が判定した処理を示す信号を出力する要求処理信号出力部と、
    前記入力デバイスの少なくとも一部分について、当該入力デバイスへの操作体の近接を検出する近接検出部と、
    前記近接検出部が前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する切替抑制部と、
    を具備することを特徴とする操作入力装置。
  7. 電子機器の操作入力処理方法であって、
    入力デバイスへのユーザ操作を検出するユーザ操作検出ステップと、
    複数の判定基準を切り替えて用いて、前記ユーザ操作検出ステップにて検出した前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する要求処理判定ステップと、
    前記要求処理判定ステップにて判定した処理を実行する処理実行ステップと、
    前記入力デバイスの少なくとも一部分について、当該入力デバイスへの操作体の近接を検出する近接検出ステップと、
    前記近接検出ステップにて前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する切替抑制ステップと、
    を具備することを特徴とする操作入力処理方法。
  8. 操作入力装置の操作入力処理方法であって、
    入力デバイスへのユーザ操作を検出するユーザ操作検出ステップと、
    複数の判定基準を切り替えて用いて、前記ユーザ操作検出ステップにて検出した前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する要求処理判定ステップと、
    前記要求処理判定ステップにて判定した処理を示す信号を出力する要求処理信号出力ステップと、
    前記入力デバイスの少なくとも一部分について、当該入力デバイスへの操作体の近接を検出する近接検出ステップと、
    前記近接検出ステップにて前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する切替抑制ステップと、
    を具備することを特徴とする操作入力処理方法。
  9. 電子機器を制御するコンピュータに、
    入力デバイスへのユーザ操作を検出するユーザ操作検出ステップと、
    複数の判定基準を切り替えて用いて、前記ユーザ操作検出ステップにて検出した前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する要求処理判定ステップと、
    前記要求処理判定ステップにて判定した処理を示す信号を出力する要求処理信号出力ステップと、
    前記入力デバイスの少なくとも一部分について、当該入力デバイスへの操作体の近接を検出する近接検出ステップと、
    前記近接検出ステップにて前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する切替抑制ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  10. 操作入力装置を制御するコンピュータに、
    入力デバイスへのユーザ操作を検出するユーザ操作検出ステップと、
    複数の判定基準を切り替えて用いて、前記ユーザ操作検出ステップにて検出した前記入力デバイスへのユーザ操作にて要求されている処理を判定する要求処理判定ステップと、
    前記要求処理判定ステップにて判定した処理を示す信号を出力する要求処理信号出力ステップと、
    前記入力デバイスの少なくとも一部分について、当該入力デバイスへの操作体の近接を検出する近接検出ステップと、
    前記近接検出ステップにて前記入力デバイスの少なくとも一部分への前記操作体の近接を検出すると、前記判定基準の切替を少なくとも一時的に抑制する切替抑制ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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