JP2014118267A - 媒体繰り出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体繰り出し装置において、構造を簡素化する。
【解決手段】媒体繰り出し装置1は、媒体100を収容する媒体収容部と、この媒体収容部から媒体100を繰り出す繰り出しローラと、上記媒体収容部に収容された複数の媒体100から上記繰り出しローラにより繰り出される媒体100(P)を、弾性力で変形することにより分離させる第1のゲートGを形成する第1の弾性体(スポンジゴム30)と、第1のゲートG1を通過した複数の媒体100から上記繰り出しローラにより繰り出される媒体100(P)を、弾性力で変形することにより分離させる第2のゲートG2を形成する第2の弾性体(ゴム40)と、を備える。
【選択図】図2B

Description

本明細書で論じられる実施形態は、媒体を繰り出す媒体繰り出し装置に関する。
従来、例えば現金自動預け払い機(ATM:Auto Teller Machine)において、通帳、出入票(帳票)などの媒体を繰り出す媒体繰り出し装置が知られている。
このような媒体繰り出し装置において、軟質ゲートが変形することにより通帳類を分離する装置(例えば、特許文献1参照)や、通帳を押圧する押え板がスポンジゴム等のゴム質の部材である装置(例えば、特許文献2参照)が知られている。
また、紙葉類を搬送する紙葉類搬送機構におけるローラにおいて、外側がゴムで内側がスポンジの従動ローラ(例えば、特許文献3参照)が知られている。
さらには、媒体繰り出し装置において、繰り出しローラを挟んだ両側に媒体の収容部が配置される装置(例えば、特許文献4参照)が知られている。
特開2012−059159号公報 特開平4−75927号公報 特開2004−277172号公報 特開2011−68449号公報
図8は、参考技術に係る媒体繰り出し装置201の内部構造を示す正面図である。
図8に示す媒体繰り出し装置201は、媒体収容部210と、繰り出しローラ220と、加速ローラ230と、分離機構240と、センターパネル280と、を備える。
媒体繰り出し装置201は、例えば現金自動預け払い機(ATM)に配置され、媒体100を繰り出す。媒体100は、例えば、通帳、出入票(帳票)などである。
図8に示すように、媒体収容部210は、例えば、繰り出しローラ220を挟んで片側ずつに配置された第1の収容部210a及び第2の収容部210bのそれぞれにおいて媒体100を収容する。媒体収容部210は、ステンレス材料からなり、例えば上方から媒体100が挿入される。
繰り出しローラ220は、媒体収容部210から繰り出し位置の1枚の媒体100を繰り出す。繰り出しローラ220は、第1の収容部210a及び第2の収容部10bのそれぞれに配置されている。
加速ローラ230は、繰り出しローラ220により繰り出された媒体100を下方に搬送する。
分離機構240は、分離用ローラ241と、圧縮スプリング242と、を含む。
分離用ローラ241は、圧縮スプリング242により加速ローラ230側に付勢される。そして、加速ローラ230と圧縮スプリング242との間を媒体100が通過する。
繰り出しローラ220により媒体繰り出し装置201の外部に繰り出された媒体100は、搬送ローラ110及び搬送ベルト120により例えば現金自動預け払い機(ATM)内の通帳プリンタなどの他の装置に向けて搬送される。
上述の媒体繰り出し装置201では、加速ローラ230及び分離機構240を配置することによって媒体繰り出し装置201の構造が大型化・複雑化している。また、重量が大きいという問題や、部品点数が多いために組立て時間がかかるという問題もある。
1つの側面では、本発明の目的は、構造を簡素化することができる媒体繰り出し装置を提供することである。
開示の媒体繰り出し装置は、媒体を収容する媒体収容部と、前記媒体収容部から前記媒体を繰り出す繰り出しローラと、前記媒体収容部に収容された複数の前記媒体から前記繰り出しローラにより繰り出される前記媒体を、弾性力で変形することにより分離させる第1のゲートを形成する第1の弾性体と、前記第1のゲートを通過した複数の前記媒体から前記繰り出しローラにより繰り出される前記媒体を、弾性力で変形することにより分離させる第2のゲートを形成する第2の弾性体と、を備える。
開示の媒体繰り出し装置によれば、構造を簡素化することができる。
媒体繰り出し装置の内部構造を示す正面図である。 図1のA部拡大図(その1)である。 図1のA部拡大図(その2)である。 媒体繰り出し装置の内部構造を示す平面図(その1)である。 媒体繰り出し装置の内部構造を示す平面図(その2)である。 媒体繰り出し装置の内部構造を示す平面図(その3)である。 付勢機構を示す平面図である。 付勢機構及び媒体上部付勢機構を示す正面図(その1)である。 付勢機構及び媒体上部付勢機構を示す正面図(その2)である。 参考技術に係る媒体繰り出し装置の内部構造を示す正面図である。
以下、実施の形態に係る媒体繰り出し装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、媒体繰り出し装置1の内部構造を示す正面図である。
図2A及び図2Bは、図1のA部拡大図である。
図3〜図5は、媒体繰り出し装置1の内部構造を示す平面図である。図4は、図3の平面図から付勢機構60を取り除いた平面図であり、図5は、図3の平面図から付勢機構60及び繰り出しローラ20を取り除いた平面図である。
図6は、付勢機構60を示す平面図である。
図7A及び図7Bは、付勢機構60及び媒体上部付勢機構70を示す正面図である。
図1に示す媒体繰り出し装置1は、媒体収容部10と、繰り出しローラ20と、第1の弾性体の一例であるスポンジゴム30と、第2の弾性体の一例であるゴム40と、を備える。
また、媒体繰り出し装置1は、ガイドプレート50と、付勢機構60と、媒体上部付勢機構70と、センターパネル80と、可動部91と、固定部92と、を備える。
媒体繰り出し装置1は、例えば現金自動預け払い機(ATM)内の通帳プリンタに配置され、媒体100を繰り出す。媒体100は、媒体繰り出し装置1が通帳プリンタに配置される場合には通帳であるが、出入票(帳票)などの他の媒体であってもよい。
図1に示すように、媒体収容部10は、例えば、繰り出しローラ20を挟んで対向するように配置された第1の収容部10a及び第2の収容部10bのそれぞれにおいて媒体100を収容する。媒体収容部10には、例えば人の手により上方から媒体100が挿入される。なお、媒体収容部10は、第1の収容部10a及び第2の収容部10bの2つの収容部ではなく、単一の収容部に媒体100を収容するようにしてもよい。
図3〜図5に示すように、媒体収容部10は、平面視において1辺が開口する四角形状(コ字形状或いはU字形状)を呈する第1の外壁11及び第2の外壁12を含む。第1の外壁11と第2の外壁12とは、上記開口する1辺が対向するように固定されている。第1の外壁11と第2の外壁12とは、例えば同一形状の同一部品とすることで、部品共通化を図ることができる。第1の外壁11及び第2の外壁12の材料は、例えばプラスチックであり、金属材料よりも軽量化が図られている。
繰り出しローラ20は、媒体収容部10から繰り出し位置の1枚の媒体100(P)を繰り出す。繰り出しローラ20が配置される数は、第1の収容部10aに収容された媒体100を繰り出す2つ(図3及び図4参照)と、第2の収容部10bに収容された媒体100を繰り出す2つとの計4つである。図3及び図4に示すように、2つの繰り出しローラ20は、ローラ回転軸シャフト93により連結されている。繰り出しローラ20は、センターパネル80を貫通するように設けられている。
なお、第1の収容部10aに配置される2つの繰り出しローラ20は、第2の収容部10bに配置される2つの繰り出しローラ20との干渉を回避するべく、第2の収容部10bの2つの繰り出しローラ20よりも上方に設けられている。なお、繰り出しローラ20の数は、1枚の媒体100を繰り出すのに、2つ配置されるのではなく、1つだけ配置されても3つ以上配置されてもよい。
図2A及び図2Bに示すスポンジゴム30は、例えば図3〜図5に破線で示すように、各収容部10a,10b(図3〜図5では第1の収容部10aのみ図示)に2つずつ配置される。スポンジゴム30は、媒体収容部10に収容された複数の媒体10から繰り出しローラ20により繰り出される媒体100(P)を、弾性力で変形することにより分離させる第1のゲートG1を形成する。ただし、スポンジゴム30の第1のゲートG1は、繰り出し位置Pの媒体100だけでなく同時に複数枚の媒体100を通過させうる程度に媒体100を分離させる。これは、繰り出される媒体100(P1)がスポンジゴム30の第1のゲートG1を確実に通過できるようにするためである。
スポンジゴム30は、ガイドプレート50の底面に設けられ、ガイドプレート50の底面からセンターパネル80側に突出するように設けられている。
図2A及び図2Bに示すように、ガイドプレート50は、水平面50aと、この水平面50aからセンターパネル80に向けて下方に傾斜した傾斜面50bとを含む。ガイドプレート50は、媒体収容部10に収容された複数の媒体100の底面に接触し、傾斜面50bにおいて、これら複数の媒体100を第1のゲートG1に向けてガイドする。なお、スポンジゴム30は、水平面50a及び傾斜面50bの両方の下方に位置するようにガイドプレート50の底面に設けられている。
ガイドプレート50は、図3〜図5に示すように各収容部10a,10b(図3〜図5では第1の収容部10aのみ図示)に2つ配置される。これら2つのガイドプレート50は、例えば互いに一体に設けられ、ガイドプレート50の下方で互いに連結されている。
図2A及び図2Bに示すように、ゴム40は、第1のゲートG1を通過した複数の媒体100から繰り出しローラ20により繰り出される媒体100を、弾性力で変形することにより分離させる。ゴム40には、切込みの一例であるV溝40aがセンターパネル80側に開口するように形成されている。
ゴム40は、V溝40aよりも上側の上側部分40bにおいて第2のゲートG2を形成する。上側部分40bの第2のゲートG2は、第1のゲートG1を通過した複数の媒体100から繰り出しローラ20により繰り出される媒体100を、弾性力で変形することにより分離させる。ただし、上側部分40bの第2のゲートG2も、第1のゲートG1と同様に、繰り出し位置Pの媒体100だけでなく同時に複数枚の媒体100を通過させうる。なお、上側部分40bは、V溝40aに媒体100をガイドするように傾斜しているとよい。
また、ゴム40は、V溝40aよりも下側の下側部分40cにおいて第3のゲートG3を形成する。下側部分40cの第3のゲートG3は、第2のゲートG2を通過した複数の媒体100から繰り出しローラ20により繰り出される媒体100を、弾性力で変形することにより分離させる。
ゴム40は、図3〜図5に示すように各収容部10a,10b(図3〜図5では第1の収容部10aのみ図示)において、平面視で2つのスポンジゴム30の間に2つ配置されている。
図2A及び図2Bに示すように、ゴム40は、可動部91のうちセンターパネル80側の面に設けられている。
可動部91は、ゴム40と同様に2つ設けられ、固定部92との間に設けられた図示しない圧縮スプリングによりセンターパネル80側に付勢されている。これにより、ゴム40もセンターパネル80側に付勢されている。固定部92は、例えばガイドプレート50と固定されている。なお、2つの可動部91は、一体の1つの可動部91であってもよいし、固定部92の数も1つでも複数でもよい。
スポンジゴム30を一例とする第1の弾性体の硬度(H1)は、ゴム40を一例とする第2の弾性体の硬度(H2)よりも低い(H1<H2)ことが望ましい。これは、ゴム40(第2の弾性体)において、繰り出し位置の媒体100(P)をより確実に分離させるためであるが、例えば、第1の弾性体と第2の弾性体とで同一硬度(H1=H2)の材料或いは同一材料を用いることも可能であるし、第1の弾性体の硬度を第2の弾性体の硬度よりも高くすること(H1>H2)も可能である。
なお、スポンジゴム30はガイドプレート50に設けられ、ゴム40は可動部91に設けられる例について説明しているが、スポンジゴム30及びゴム40の配置位置は特に限定されない。
図3及び図6に示す付勢機構60は、媒体収容部10に収容された複数の媒体100を、繰り出しローラ20による繰り出し位置P側(繰り出しローラ20側或いはセンターパネル80側)に付勢する。付勢機構60は、図3に示すように各収容部10a,10b(図3では第1の収容部10aのみ図示)に配置されている。
付勢機構60は、当接部61と、ベース部62と、圧縮スプリング63と、連結部64と、引張スプリング65と、を含む。ベース部62に代えて媒体収容部10の第1の外壁11及び第2の外壁12を用いることも可能である。
当接部61は、媒体100に当接する。当接部61は、図7Aに示すように圧縮スプリング63の圧縮方向Dに直交する面(仮想平面)Sに対し、媒体100の上面側よりも媒体100の底面側で繰り出し位置P側(繰り出しローラ20側或いはセンターパネル80側)側に近くなるように傾いた面で媒体100に当接する当接プレート61aを有する。
圧縮スプリング63は、当接部61に対向するベース部62と当接部61との間に2つ設けられて当接部61を押圧し、ひいては媒体100を上記のように繰り出し位置P側に付勢する。
連結部64は、互いに交差するように設けられた第1の連結バー64a及び第2の連結バー64bを含み、当接部61とベース部62とを連結する。
第1の連結バー64aは、一端において当接部61に固定されている。第1の連結バー64aの他端部は、ベース部62に沿って移動可能にベース部62に固定されている。
第2の連結バー64bは、一端においてベース部62に固定されている。第2の連結バー64bの他端部は、当接部61に沿って移動可能に当接部61に固定されている。
これにより、圧縮スプリング63の伸縮状態に応じて第1の連結バー64aと第2の連結バー64bとのなす角度が変わる。
引張スプリング65は、連結部64のうち例えば第1の連結バー64aとベース部62との間に配置されている。引張スプリング65は、圧縮スプリング63が圧縮して、第1の連結バー64aにおける固定位置がベース部62における固定位置から遠ざかるほど、引っ張られて引張強さが強くなる。これにより、引張スプリング65は、圧縮スプリング63が圧縮するほど引っ張られて圧縮スプリング63の付勢力に反する力を発揮する。そのため、媒体収容部10に収容された媒体100の数が多いときに圧縮スプリング63の圧縮量が増えて強まる付勢力を、媒体100の数が少ないとき(圧縮スプリング63の圧縮量が小さいとき)の圧縮スプリング63の付勢力に近づけることができる。
図7A及び図7Bに示すように、媒体上部付勢機構70は、媒体上部当接プレート71と、媒体上部当接プレート用圧縮スプリング72とを含む。媒体上部当接プレート用圧縮スプリング72は、媒体上部当接プレート71を押圧することで、媒体収容部10に収容された複数の媒体100の上部を、圧縮スプリング63の押圧方向(繰り出しローラ20による繰り出し位置P側)とは反対側(すなわち、図7Aに示す圧縮スプリング63の圧縮方向D)に付勢する。媒体上部当接プレート71の当接面71aは、当接プレート61aと平行にするとよい。
図1に示すように、繰り出しローラ20により媒体繰り出し装置1の外部に繰り出された媒体100は、搬送ローラ110及び搬送ベルト120により例えば現金自動預け払い機(ATM)内の通帳プリンタなどの他の装置に向けて搬送される。
以上説明した実施の形態では、スポンジゴム30(第1の弾性体の一例)は、媒体収容部10に収容された複数の媒体100から繰り出しローラ20により繰り出される媒体100を、弾性力で変形することにより分離させる第1のゲートG1を形成する。また、ゴム40(第2の弾性体の一例)は、第1のゲートG1を通過した複数の媒体100から繰り出しローラ20により繰り出される媒体100を、弾性力で変形することにより分離させる第2のゲートG2を形成する。
そのため、繰り出しローラ20により繰り出される媒体100を簡素な構成で分離させせることができる。よって、本実施の形態によれば、媒体繰り出し装置1の構造を簡素化することができる。なお、付加的な効果としては、媒体収容部10の材料がステンレス材料ではなくプラスチック材料であること、媒体収容部10に互いに同一形状で同一部品である第1の外壁11及び第2の外壁12を用いたこと、並びに、加速ローラ230及び分離機構240を省略したことなどによって、全体として、図1の媒体繰り出し装置1は、図8の媒体繰り出し装置201よりも、高さを8.6%低くし、部品点数を35%削減し、重量を28%減少させることができる。
また、本実施の形態では、ゴム40(第2の弾性体の一例)には、V溝40a(切込みの一例)が形成され、ゴム40は、上記第2のゲートG2をV溝40aよりも上側の上側部分40bにおいて形成する。また、ゴム40は、V溝40aよりも下側の下側部分40cにおいて、第2のゲートG2を通過した複数の媒体100から繰り出しローラ20により繰り出される媒体100を、弾性力で変形することにより分離させる第3のゲートG3を形成する。そのため、繰り出しローラ20により繰り出される媒体100を、簡素な構成でより確実に分離させることができる。
また、本実施の形態では、ガイドプレート50は、媒体収容部10に収容された複数の媒体100の底面に接触し、例えば傾斜面50bを含むことで複数の媒体100を第1のゲートG1に向けてガイドする。また、スポンジゴム30(第1の弾性体の一例)は、ガイドプレート50の底面から突出するように設けられている。そのため、媒体繰り出し装置1の構造をより簡素化することができるとともに、繰り出しローラ20により繰り出される媒体100をより確実に分離させることができる。
また、本実施の形態では、スポンジゴム30を一例とする第1の弾性体の硬度(H1)は、ゴム40を一例とする第2の弾性体の硬度(H2)よりも低い(H1<H2)。そのため、繰り出しローラ20により繰り出される媒体100を、段階的に分離させることでより確実に分離させることができる。
また、本実施の形態では、付勢機構60は、媒体収容部10に収容された複数の媒体100を、繰り出しローラ20による繰り出し位置P側に付勢する。また、付勢機構60は、媒体100に当接する当接部61と、この当接部61に対向するベース部62と当接部61との間に設けられ当接部61を押圧する圧縮スプリング63と、当接部61とベース部62とを連結する連結部64と、ベース部62と連結部64との間に配置され、圧縮スプリング63が圧縮するほど引っ張られて圧縮スプリング63の付勢力に反する力を発揮する引張スプリング65と、を含む。そのため、媒体収容部10に収容された媒体100の数が多いときに圧縮スプリング63の圧縮量が増えても圧縮スプリング63による付勢力を弱めて、媒体100の数が少ないとき(圧縮スプリング63の圧縮量が小さいとき)の圧縮スプリング63による付勢力に近づけることができる。
また、本実施の形態では、付勢機構60の当接部61は、圧縮スプリング63の圧縮方向Dに直交する面Sに対し、媒体100の上面側よりも媒体100の底面側で繰り出し位置P側に近くなるように傾いた面で媒体100に当接する当接プレート61aを有する。そのため、媒体100を傾かせて確実に第1のゲートG1にガイドすることができ、繰り出しローラ20により繰り出される媒体100をより確実に分離させることができる。
また、本実施の形態では、媒体上部付勢機構70は、媒体収容部10に収容された複数の媒体100の上部を、繰り出しローラ20による繰り出し位置P側(圧縮スプリング63の押圧方向)とは反対側に付勢する。そのため、媒体100を傾かせて確実に第1のゲートG1にガイドすることができ、繰り出しローラ20により繰り出される媒体100をより確実に分離させることができる。
1 媒体繰り出し装置
10 媒体収容部
10a 第1の収容部
10b 第2の収容部
11 第1の外壁
12 第2の外壁
20 繰り出しローラ
30 スポンジゴム
40 ゴム
40a V溝
40b 上側部分
40c 下側部分
50 ガイドプレート
50a 水平面
50b 傾斜面
60 付勢機構
61 当接部
61a 当接プレート
62 ベース部
63 圧縮スプリング
64 連結部
64a 第1の連結バー
64b 第2の連結バー
65 引張スプリング
70 媒体上部付勢機構
71 媒体上部当接プレート
71a 当接面
72 媒体上部当接プレート用圧縮スプリング
80 センターパネル
91 可動部
92 固定部
93 ローラ回転軸シャフト
G1 第1のゲート
G2 第2のゲート
G3 第3のゲート
100 媒体
110 搬送ローラ
120 搬送ベルト

Claims (7)

  1. 媒体を収容する媒体収容部と、
    前記媒体収容部から前記媒体を繰り出す繰り出しローラと、
    前記媒体収容部に収容された複数の前記媒体から前記繰り出しローラにより繰り出される前記媒体を、弾性力で変形することにより分離させる第1のゲートを形成する第1の弾性体と、
    前記第1のゲートを通過した複数の前記媒体から前記繰り出しローラにより繰り出される前記媒体を、弾性力で変形することにより分離させる第2のゲートを形成する第2の弾性体と、
    を備えることを特徴とする媒体繰り出し装置。
  2. 前記第2の弾性体には、切込みが形成され、
    前記第2の弾性体は、前記切り込みよりも上側の部分において前記第2のゲートを形成し、前記切込みよりも下側の部分において、前記第2のゲートを通過した複数の前記媒体から前記繰り出しローラにより繰り出される前記媒体を、弾性力で変形することにより分離させる第3のゲートを形成する、
    ことを特徴とする請求項1記載の媒体繰り出し装置。
  3. 前記媒体収容部に収容された前記複数の媒体の底面に接触し、該複数の媒体を前記第1のゲートに向けてガイドするガイドプレートを更に備え、
    前記第1の弾性体は、前記ガイドプレートの底面から突出するように設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の媒体繰り出し装置。
  4. 前記第1の弾性体は、前記第2の弾性体よりも硬度が低いことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項記載の媒体繰り出し装置。
  5. 前記媒体収容部に収容された前記複数の媒体を、前記繰り出しローラによる繰り出し位置側に付勢する付勢機構を更に備え、
    前記付勢機構は、
    前記媒体に当接する当接部と、
    前記当接部に対向するベース部と前記当接部との間に設けられ該当接部を押圧する圧縮スプリングと、
    前記当接部と前記ベース部とを連結する連結部と、
    前記ベース部と前記連結部との間に配置され、前記圧縮スプリングが圧縮するほど引っ張られて前記圧縮スプリングの付勢力に反する力を発揮する引張スプリングと、
    を含む、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項記載の媒体繰り出し装置。
  6. 前記媒体収容部に収容された前記複数の媒体を、前記繰り出しローラによる繰り出し位置側に付勢する付勢機構を更に備え、
    前記付勢機構は、
    前記媒体に当接する当接部と、
    前記当接部に対向するベース部と前記当接部との間に設けられ該当接部を押圧する圧縮スプリングと、
    を含み、
    前記当接部は、前記圧縮スプリングの圧縮方向に直交する面に対し、前記媒体の上面側よりも前記媒体の底面側で前記繰り出し位置側に近くなるように傾いた面で前記媒体に当接する当接プレートを有する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項記載の媒体繰り出し装置。
  7. 前記媒体収容部に収容された前記複数の媒体の上部を、前記繰り出しローラによる繰り出し位置側とは反対側に付勢する媒体上部付勢機構を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項記載の媒体繰り出し装置。
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