JP2014117545A - オージオメータ - Google Patents

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【課題】聴力検査に係る検者の負担を軽減することができるオージオグラムを提供する。
【解決手段】聴力検査に係る検査音を出力するオージオメータ100であって、検査音の出力レベルを示す軸であり、複数の出力レベル毎に分割された第1軸と、第1軸と直交する検査音の周波数を示す軸であり、複数の周波数毎に分割された第2軸とを有するグラフであるオージオグラム231を表示し、オージオグラム231に対するタッチ操作を受け付けるタッチパネル200と、タッチパネル200に対する所定のタッチ操作である第1タッチ操作がなされた座標である第1タッチ操作座標を取得する操作取得部901と、検査音を、複数の出力レベルと複数の周波数との交点から、操作取得部901により取得された第1タッチ操作座標と最も近い交点により示される出力レベル及び周波数に設定する設定部902とを備えた。
【選択図】図6

Description

本発明は、聴力検査に用いられるオージオメータに関するものである。
一般的な聴力検査方法として、標準純音聴力検査が知られている。この標準純音聴力検査は、検査音の周波数と出力レベルを設定し、検査音に対する被検者の応答を監視しながら検査音の出力レベルを調整し、被検者の応答が確認できた時点の検査音の出力レベルを設定した周波数の域値として記録することにより、被検者の聴力を検査する。
また、このような聴力検査を行うための機器として、オージオメータが知られている。このオージオメータは、検査音を出力する機器であり、少なくとも操作パネルとディスプレイとを備える。操作パネルは、検査条件としての検査音の周波数、出力レベル、検査音を出力する受話器の種類、検査をする対象である検耳(右耳または左耳)などの設定、被検者の応答に基づく域値の設定を変更するスイッチを備える。また、ディスプレイは、操作パネルにより変更される設定、被検者による検査音に対する応答の状態を表示する。オージオメータを用いる聴力検査の検者は、操作パネルによって聴力検査の検査条件の変更、被検者の応答に基づく域値の設定を行い、ディスプレイによって検査条件、域値の確認、応答の状態を確認する。
また、効率よく数値を入力する機能を付加したオージオメータが知られている(例えば、特許文献1)。このオージオメータは、聴力検査において、被検者のIDや日付情報などの数値を入力する必要がある場合、操作パネルから数値を入力することができるようにしたものである。
特開平7−143976号公報
しかしながら、従来のオージオメータによる聴力検査において、検者は、ディスプレイにより検査音に対する被検者の応答を監視し、検査条件を変えるために操作パネルにより設定を変更し、設定後にディスプレイにより意図した設定になっているかどうかを確認する必要があった。つまり、検査中、検者の視線はディスプレイと操作パネルとを交互に移動する。また、操作パネルにおいては、検査音の周波数と出力レベルとに対する操作がそれぞれ独立しているため、これらの操作をそれぞれ行う必要があり、操作が煩雑であった。これらのことから、従来のオージオメータには、聴力検査に係る操作、特に検査条件の変更において検者に大きな負担がかかるという問題がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、聴力検査に係る検者の負担を軽減することができるオージオメータを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、聴力検査に係る検査音を出力するオージオメータであって、検査音の出力レベルを示す軸であり、複数の出力レベル毎に分割された第1軸と、第1軸と直交する検査音の周波数を示す軸であり、複数の周波数毎に分割された第2軸とを有するグラフであるオージオグラムを表示し、オージオグラムに対するタッチ操作を受け付けるタッチパネルと、タッチパネルに対する所定のタッチ操作である第1タッチ操作がなされた座標である第1タッチ操作座標を取得する操作取得部と、検査音を、複数の出力レベルと複数の周波数との交点から、取得部により取得された第1タッチ操作座標と最も近い交点により示される出力レベル及び周波数に設定する設定部とを備える。
本発明によれば、聴力検査に係る検者の負担を軽減することができる。
本発明の実施の形態に係る全体構成を示す図である。 オージオメータの操作パネルの構成を示す図である。 タッチパネルに表示されるGUIを示す図である。 オージオグラムを示す図である。 検査音設定の概要を示す図である。 オージオメータの機能構成を示すブロック図である。 純音設定処理の動作を示すフローチャートである。 タッチパネル設定処理の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。まず、本発明の実施の形態の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る全体構成を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る聴力検査システムは、オージオメータ100、応答用押ボタンスイッチ400、気導受話器500、骨導受話器600、マスキング用受話器700、電源コード800、医用安全パルストランス900を備える。オージオメータ100は、聴力検査において検者が用いる機器であり、検者の操作に基づいて、特定の周波数、特定の出力レベルを持つ純音を気導受話器500または骨導受話器600を用いて出力し、マスキングノイズを気導受話器500またはマスキング用受話器700を用いて出力する。気導受話器500は、気導聴力検査時に被検者が気導により純音を聞き取るための受話器であり、両耳用に2つの受話器(500A及び500B)を備える。また、骨導受話器600は、骨導聴力検査時に被検者が骨導により純音を聞き取るための受話器であり、片耳用に1つの受話器を備える。また、マスキング用受話器700は、骨導聴力検査時に検耳ではない耳にマスキングノイズを聞かせるための受話器であり、片耳用に1つの受話器を備える。
オージオメータ100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)とメモリとを備え、純音またはマスキングノイズを出力するためのメインチャンネル及びサブチャンネルを持ち、気導聴力検査の際には、気導受話器500の受話器500A及び500Bに対してメインチャンネル及びサブチャンネルから純音またはマスキングノイズを出力する。また、オージオメータ100は、骨導聴力検査の際には、骨導受話器600に対してメインチャンネルまたはサブチャンネルから純音を出力し、マスキング用受話器700に対して骨導受話器600に対する純音の出力に用いられていないチャンネルからマスキングノイズを出力する。応答用押ボタンスイッチ400は、純音に対する被検者の応答を示すためのスイッチであり、メインチャンネル用スイッチ400A、サブチャンネル用スイッチ400Bの2つのスイッチを備える。被検者は、気導受話器500または骨導受話器600から純音が聞こえる場合に応答用押ボタンスイッチ400を指で押し、聞こえない場合はボタンから指を離す。
次に、オージオメータの操作パネルについて説明する。図2は、オージオメータの操作パネルの構成を示す図である。なお、以降の説明において、操作パネルに配置される各入力装置のうち、本実施の形態に関連するものについて詳述する。
オージオメータ100の操作パネル300は、図2に示すように、電源ボタン310、操作パネル上部320、操作パネル中央部330、操作パネル下部340を備える。電源ボタン310は、オージオメータ100を起動するためのスイッチである。操作パネル上部320には、出力ボリュームに関するノブなどが配置されている。操作パネル中央部330は、受話器の切り替え、検耳の切り替えなどの検査項目の切り替えに関するボタンなどが配置されている。
また、操作パネル下部340には、メインチャンネル聴力レベルダイヤル341A、サブチャンネル聴力レベルダイヤル341B、メインインタラプタ342A及び342B、スケールアウトボタン343A及び343B、域値ボタン344A及び344B、次周波数ボタン345、サブインタラプタ346が配置されている。メインチャンネル聴力レベルダイヤル341Aは、メインチャンネルからの検査音の出力レベルを連続的に変更するものである。サブチャンネル聴力レベルダイヤル341Bは、サブチャンネルからの検査音の出力レベルを連続的に変更するものである。なお、これらメインチャンネル聴力レベルダイヤル341A及びサブチャンネル聴力レベルダイヤル341Bは、出力レベルの値の増減がダイヤルの位置に関係ない相対コントローラであり、操作量分だけ値を増減させるものである。メインインタラプタ342A及び342Bは、メインチャンネルから出力される検査音をON/OFFするものである。スケールアウトボタン343A及び343Bは、標準純音聴力検査で測定結果がスケールアウトの場合に押されるものである。域値ボタン344A及び344Bは、標準純音聴力検査で測定結果を入力する場合に押されるものである。次周波数ボタン345は、標準純音聴力検査において、押す毎に検査周波数を切り替えるものである。サブインタラプタ346は、サブチャンネルの検査音をON/OFFするものである。
次に、オージオメータのタッチパネルについて説明する。図3は、タッチパネルに表示されるGUIを示す図である。また、図4は、オージオグラムを示す図である。また、図5は、検査音設定の概要を示す図である。
オージオメータ100のタッチパネル200は、静電容量方式のタッチパネルであり、パネル表面に微弱の電界を持たせ、タッチした部分の静電気による電界変化により位置検出を行う。また、タッチパネル200は、マルチタッチを検出し、操作として、タップ、ダブルタップ、フリック、ピンチ、スプレッド、2本指タップ、2本指スクロールなどの動作を検出できるものとする。なお、タッチパネル200は、例えば、赤外線センサ方式や光学センサ方式など、他の方式を採用するものであっても構わない。
オージオメータ100は、タッチパネル200により検者にGUI(Graphical User Interface)を提供する。このGUIは、図3に示すように、検査項目領域210、被検者情報領域220、メイン領域230、検査音領域240、ファンクションメニュー領域250により構成される。
ここで、GUIにおける各領域について説明する前に、純音聴力検査における気導純音聴力レベル測定の手順について説明する。気導純音聴力レベル測定において、検者は、被検者に対し、1回の検査音を同一の出力レベルで1〜2秒間提示する。また、検査周波数の順序は原則として1000Hzから始め、2000Hz,4000Hz,8000Hzと順次高い周波数に進み、再び1000Hzを測定し、500Hz、250Hz,125Hzと順次低い周波数に進む。750Hz,1500Hz,3000Hz,6000Hzなどの周波数については必要に応じて適宜検査する。
まず、被検者を検査に慣れさせるとともに、検査の手順に対する理解を確認するために、本測定に先立って予備測定が行われる。この予備測定において、まず、1000Hzにおいて応答が得られる最小の出力レベルを求める。次に、検者は、本測定として、予備測定で得られた1000Hzの出力レベルから10〜20dB下げ、5dBステップで段階的に出力レベルを上げることにより、被検者からの応答が初めて確実に得られる1000Hzの出力レベルを求める。次に、出力レベルを5〜10dB上げて検者に明確に検査音を聞かせたのち、求めた出力レベルから10〜20dB下げ、再度同様の手順により被検者から確実な応答が得られる最小の出力レベルを求める。3回の試行により応答として同一の出力レベルを2回得られた場合、その出力レベルの値を1000Hzに対する聴力レベルとする。一方、応答としての出力レベルに互いに15dB以上の差異がある場合、検査結果の信頼性が疑わしいとみなし、被検者に対して検査の手順について再度説明をしたのち再び予備測定から始める。また、1000Hzに対する聴力レベルが得られたのち、検査音の周波数を変更して1000Hzに対する検査と同様の手順により測定を繰り返す。
上述のように、対象とする周波数すべてについて測定したのち、再度、同様の手順により、対象とする周波数すべてについて2回目の測定を行う。この2回目の測定において、1回目の測定において得られた聴力レベルの15dB下に出力レベルを設定する。また、1回目の測定と比較して10dB以上の差がみられた場合は、1回目の測定との差が5dB以下となるまで検査を繰り返す。また、2回検査を行った周波数については、測定された2つの聴力レベルのうち、値が小さい方を検査結果とする。片側の耳の検査の終了後、同様の手順で反対側の耳の検査を行う。
なお、被検者の両耳について、その応答が両耳間移行減衰量に近い聴力レベルの差で起こる場合、聴力が悪い方の耳にマスキングを行う必要がある。このマスキングは非検耳にマスキングノイズを負荷することによりなされ、マスキングノイズに関しても所定の手順により適切な出力レベルを決定する必要がある。以上のように、純音聴力検査の手順においては検査音の周波数及び出力レベル、マスキングノイズの出力レベルなどを何度も設定しなければならない。本実施の形態に係るオージオメータは、これらの設定をGUIへのタッチ操作により可能とするものである。以下、GUIにおける各領域について説明する。
検査項目領域210は、気導、骨導などの検査対象を示す検査項目やどのような条件で検査を行うかを示す検査条件などが表示される領域である。被検者情報領域220は、被検者のID、氏名、検査年月日などが表示される領域である。メイン領域230は、後述するオージオグラム231、マスキングノイズの出力レベルを示すマスキングノイズテーブル232、メインインタラプタ342A及び342Bに対応するタッチ領域であるメインインタラプタ233、サブインタラプタ346に対応するタッチ領域であるサブインタラプタ234などが表示される領域である。検査音領域240は、メインチャンネル及びサブチャンネルからの出力音のパラメータなどが表示される領域である。例えば、この領域には、右耳に対する気導聴力検査において、メインチャンネルから1000Hzの純音が出力されることが表示される。ファンクションメニュー領域250は、様々な機能が割り当てられたファンクションキーが複数配置される領域である。このファンクションキーとして、検査条件を設定する条件設定画面を呼び出す条件設定キー、オージオグラム231の拡大と標準サイズへの変更を行う標準/拡大キー、気導と骨導を切り替える気導/骨導キー、対象とする耳を切り替える検耳キーなどがある。これらのキーをタッチすることにより、それぞれ割り当てられた機能や画面を呼び出すことができる。
オージオグラム231は、図4に示すように、縦軸が聴力レベル(dB)を示し、横軸が周波数(Hz)を示すグラフであり、右耳、左耳を対象とする折れ線により、それぞれの耳の聴力が示される。グラフは、縦軸方向に複数の出力レベルに分割され、横軸方向に複数の周波数に分割される。なお、このグラフにおける出力レベルは、検者がおおまかな出力レベル値を目視で確認するために10dB単位で分割されているが、出力レベルは10dB以下の単位毎、例えば5dBステップで段階的に設定することができるものとする。折れ線は、各周波数とそれぞれに対する聴力レベルの交点を示すシンボルを結んだ線である。シンボルは、右耳、左耳、気導、骨導などによって異なる形状で表現され、それぞれのシンボルは各周波数に対する域値を示す。域値は、純音聴力検査において、ある周波数に対して被検者が聞き取ることができる最小の出力レベルである。図4においては、右耳の気導を示すシンボルと、左耳の気導を示すシンボルとが示される。シンボルとして示される域値により各耳がどの周波数に対してどの程度聞こえるかが聴力として示される。また、図5に示すように、検査音の周波数及び出力レベルは、右耳用及び左耳用のカーソルによって示される。また、オージオグラム上の意図する周波数と意図する出力レベルが交差する場所をタップすることにより、このカーソルの位置を変更するとともに、検査音の周波数及び出力レベルの設定を変更する。なお、この操作は、タップに限らず、例えば、カーソルをタッチし続けながらスライドすることによりなされても良い。
また、オージオグラム上には、1つの画面に左右検耳それぞれに対応する気導/骨導の4つのグラフを同時に表示することもできるが、例えば、左耳の骨導のグラフのみを表示するなど、4つのグラフ毎にオージオグラムにプロットすることも可能である。この場合、例えば、左右のフリック操作に左右の検耳それぞれに対応するグラフ表示の切り替えを割り当て、上下のフリック操作に気導と骨導それぞれに対応するグラフ表示の切り替えを割り当てても良い。この操作により、例えば、オージオグラム上に左の気導のグラフ表示がなされている場合、左右のフリックと上下のフリックをそれぞれ1回ずつ行うことにより右の骨導のグラフ表示へ切り替えることができる。
次に、オージオメータの機能構成について説明する。図6は、オージオメータの機能構成を示すブロック図である。
図6に、示すように、オージオメータ100は、機能として、操作取得部901、設定部902、音声制御部903、表示制御部904を備える。これらの機能は、図示しないCPUとメモリとが協働することにより実現されるものとする。操作取得部901は、操作パネル300及びタッチパネル200に対する操作を取得する。設定部902は、オージオメータ100からの音声出力に係る設定をセットする。音声制御部903は、設定部902によりセットされた設定に基づくオージオメータ100による音声出力を制御する。表示制御部904は、設定部902によりセットされた設定、及び応答用押ボタンスイッチ400への入力に基づいて、タッチパネル200への表示を制御する。
次に、設定処理の動作について説明する。この設定処理は、純音の周波数及び出力レベル、域値を設定する処理である。図7は、純音設定処理の動作を示すフローチャートである。なお、図7において、検耳はすでに左右いずれかに設定されているものとする。
まず、設定部902は、操作取得部901により操作パネル300に対する操作が検知されたかどうかを判断する(S10)。
操作パネル300に対する操作が検知されない場合(S10,NO)、設定部902は、操作取得部901によりタッチパネル200に対する操作が検知されたかどうかを判断する(S11)。
タッチパネル200に対する操作が検知された場合(S11,YES)、タッチパネル設定処理が実行される(S12)。このタッチパネル設定処理については後述する。
一方、タッチパネル200に対する操作が検知されない場合(S11,NO)、設定部902は、再度、操作取得部901により操作パネル300に対する操作が検知されたかどうかを判断する(S10)。
また、ステップS10の判断において、操作パネルに対する操作が検知された場合(S10,YES)、操作パネル設定処理が実行される(S13)。この操作パネル設定処理は、操作パネル300に対する操作に応じて、聴力検査に係る各種設定を変更する処理である。
次に、タッチパネル設定処理について説明する。図8は、タッチパネル設定処理の動作を示すフローチャートである。
まず、操作取得部901は、タッチ位置の座標を取得する(S121)。次に、設定部902は、取得された座標位置がオージオグラム231の表示領域内であり、且つタッチ操作がタップであるかどうかを判断する(S122)。
オージオグラム上をタップされた場合(S122,YES)、設定部902は、横軸方向においてタップされた座標に最も近い位置に対応する周波数に対して出力レベルが設定されているかどうかを判断する(S123)。
出力レベルが設定されている場合(S123,YES)、設定部902は、タップされた座標が、縦軸方向において、設定された出力レベルに対応する位置に対して所定の距離内かどうかを判断する(S124)。
所定の距離内である場合(S124,YES)、設定部902は、純音の周波数及び出力レベルを、タップされた座標から最も近い、周波数と出力レベルの交点に対応する周波数に設定する(S125)。次に、表示制御部904は、設定部902により設定された交点にカーソルが表示されるようにタッチパネル200を制御し(S126)、タッチパネル設定処理を終了する。
一方、所定の距離内ではない場合(S124,NO)、設定部902は、タッチパネル設定処理を終了する。
また、ステップS123の判断において、出力レベルが設定されていない場合(S123,NO)、ステップS125の処理がなされる。
また、ステップS122の判断において、オージオグラム上をタップされない場合(S122,NO)、設定部902は、取得された座標位置がオージオグラム231の表示領域内であり、且つタッチ操作がダブルタップであるかどうかを判断する(S127)。
オージオグラム上をダブルタップされた場合(S127,YES)、設定部902は、域値を、ダブルタップされた座標から最も近い、周波数と出力レベルの交点に対応する周波数に設定する(S128)。次に、表示制御部904は、設定部902により域値として設定された交点にシンボルが表示されるようにタッチパネル200を制御し(S126)、タッチパネル設定処理を終了する。
一方、オージオグラム上をダブルタップされない場合(S127,NO)、設定部902は、タッチパネル設定処理を終了する。
以上の説明においては、タップとダブルタップに対する動作を説明したが、ピンチ、スプレッド、2本指タップ、2本指スクロールなどの他の操作に対して所定の動作を割り当てても良い。例えば、スプレッドにオージオグラム231の拡大表示処理を、ピンチに拡大表示されたオージオグラム231をデフォルトの大きさに戻す処理を割り当てても良い。
上述したように、タッチパネル設定処理によれば、タッチパネル200をタップすることにより、任意の周波数及び出力レベルに純音を設定することができる。また、タッチパネル200をダブルタップすることにより、任意の周波数及び出力レベルに域値を設定することができる。このことによれば、操作パネル300を用いる場合に比べて、聴力検査における視線の移動を減らすことができ、検者の負担を軽減することができる。
また、純音の設定対象とする周波数に対してすでに出力レベルが設定されている場合、タップされた座標位置が設定された出力レベルに対応するオージオグラム231の位置から所定の距離内である場合のみに出力レベルを設定することにより、純音の出力レベルが極端に上がることを防ぐことができ、被検者の安全を確保することができる。
また、メインチャンネル聴力レベルダイヤル341A及びサブチャンネル聴力レベルダイヤル341Bを相対コントローラとすることにより、出力レベルの値がダイヤルの位置と対応する場合に比べて、出力レベル及び域値に対する操作パネル300の操作とタッチパネル200の操作に整合性を持たせることができる。
本発明は、その要旨または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替及び改質は、全て本発明の範囲内のものである。
100 オージオメータ、200 タッチパネル、300 操作パネル、310 電源ボタン、320 操作パネル上部、330 操作パネル中央部、340 操作パネル下部、341A メインチャンネル聴力レベルダイヤル、341B サブチャンネル聴力レベルダイヤル、342A メインインタラプタ、342B メインインタラプタ、343A スケールアウトボタン、343B スケールアウトボタン、344A 域値ボタン、344B 域値ボタン、345 次周波数ボタン、346 サブインタラプタ、400 応答用押ボタンスイッチ、500 気導受話器、500A 受話器、500B 受話器、600 骨導受話器、700 マスキング用受話器、800 電源コード、900 医用安全パルストランス、901 操作取得部、902 設定部、903 音声制御部、904 表示制御部。

Claims (5)

  1. 聴力検査に係る検査音を出力するオージオメータであって、
    前記検査音の出力レベルを示す軸であり、複数の出力レベル毎に分割された第1軸と、該第1軸と直交する前記検査音の周波数を示す軸であり、複数の周波数毎に分割された第2軸とを有するグラフであるオージオグラムを表示し、該オージオグラムに対するタッチ操作を受け付けるタッチパネルと、
    前記タッチパネルに対する所定のタッチ操作である第1タッチ操作がなされた座標である第1タッチ操作座標を取得する操作取得部と、
    前記検査音を、前記複数の出力レベルと前記複数の周波数との交点から、前記操作取得部により取得された第1タッチ操作座標と最も近い交点により示される出力レベル及び周波数に設定する設定部と
    を備えるオージオメータ。
  2. 請求項1に記載のオージオメータにおいて、
    前記設定部は、前記操作取得部により取得された第1タッチ操作座標が予め設定された出力レベル及び周波数との交点から前記第1軸方向に所定の距離内である場合、前記検査音を、前記複数の出力レベルと前記複数の周波数との交点から、前記操作取得部により取得された第1タッチ操作座標と最も近い交点により示される出力レベル及び周波数に設定することを特徴とするオージオメータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のオージオメータにおいて、
    前記操作取得部は、前記第1タッチ操作とは異なるタッチ操作である第2タッチ操作がなされた座標である第2タッチ操作座標を取得し、
    前記設定部は、前記複数の出力レベルと前記複数の周波数との交点から、前記操作取得部により取得された第2タッチ操作座標と最も近い最短交点により示される周波数に対し、前記最短交点により示される出力レベルを、前記聴力検査における域値として設定することを特徴とするオージオメータ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のオージオメータにおいて、
    前記第1タッチ操作は、タップであることを特徴とするオージオメータ。
  5. 請求項3乃至請求項4のいずれかに記載のオージオメータにおいて、
    前記第2タッチ操作は、ダブルタップであることを特徴とするオージオメータ。
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