JP2014117275A5

JP2014117275A5 -

Info

Publication number: JP2014117275A5
Application number: JP2012289358A
Authority: JP
Filing date: 2012-12-19
Publication date: 2016-01-14

Claims

植物についた害虫を炭酸ガスにより殺虫する方法であって、
植物が置かれた密閉空間の炭酸ガスの濃度範囲を４０〜６０％とし、前記空間の温度範囲を２５〜３０℃とするとともに、前記濃度範囲及び前記温度範囲を２４時間以上保持することにより、植物についたハダニを殺虫する、害虫殺虫方法。
前記植物が、イチゴ苗である、請求項１に記載の害虫殺虫方法。
前記空間内を撹拌して、当該空間内の炭酸ガスの濃度を均一化する、請求項１又は２に記載の害虫殺虫方法。
密閉可能な設備の内部の空間に植物を置いた後、前記空間を密閉するステップと、
前記設備の下方から炭酸ガスを前記空間に注入するとともに、前記設備の上方から当該空間に残存する空気を排出するステップと、
前記空間の炭酸ガスの濃度範囲を４０〜６０％とし、前記空間の温度範囲を２５〜３０℃とするステップと、
前記濃度範囲及び前記温度範囲を２４時間以上保持するステップと、を備える、請求項１乃至３のいずれか一項に記載の害虫殺虫方法。
内部に設けられた空間と、前記空間に植物の出し入れを可能とするとともに当該空間を密閉可能とする開閉機構と、を有する設備本体と、
前記設備本体の下部に設けられた炭酸ガス注入用開閉口と、
前記設備本体の上部に設けられた空気抜き用開閉口と、
前記空間内の雰囲気を撹拌する撹拌手段（内部ガス循環用ファン）と、
前記空間内の炭酸ガスの濃度を検出する濃度検出手段と、
前記空間内の温度を調整する温度調整手段と、を備える、害虫殺虫用設備。
前記開閉機構が、気密ファスナー、気密可能な開閉扉又は水封方式である、請求項５に記載の害虫殺虫用設備。
前記設備本体が、炭酸ガスを透過しない素材で作られた袋、容器又は部屋である、請求項５又は６に記載の害虫殺虫用設備。
前記素材が、ガスバリアーシート、塗料、金属、コンクリート及び水のうち、いずれか１つ又は２以上の組み合わせである、請求項７に記載の害虫殺虫用設備。
前記空間に、植物を収納可能な棚を設置する、請求項５乃至８のいずれか一項に記載の害虫殺虫用設備。
前記設備本体の一の側面の下部に前記炭酸ガス注入用開閉口を設置し、前記一の側面と対向する他の側面の上部に前記空気抜き用開閉口を設置する、請求項５乃至９のいずれか一項に記載の害虫殺虫設備。
前記濃度検出手段が、前記設備本体の上部、中間部及び下部に設けられた、ガスサンプリング口又は炭酸ガス濃度計検知部である、請求項５乃至１０のいずれか一項に記載の害虫殺虫設備。
前記温度調整手段が、前記空間の内側又は前記設備本体の外側に設けられている、請求項５乃至１１のいずれか一項に記載の害虫殺虫設備。