JP2014060952A - 生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミミズ飼育箱内の温度上昇を抑えて死滅数を減少させ、飼育箱への害虫の進入を防ぐことによって、ミミズの増殖を促進し、優良な堆肥を得る生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱を提供する。
【解決手段】外部容器101の内側に所望の間隙を設けて、内部容器102を設置することにより、外気温度の上昇と共に飼育箱内の温度が上昇した場合、間隙部分で生じる熱対流によって吸気口106から外気を取り込み、排気口110から熱を放出することにより、内部容器内の温度上昇を抑え、ミミズが死滅するのを防止する。また、排気口を極細網目のメッシュ素材で蓋う事と、間隙によりミズアブやアリなどが外部容器から内部へ接触ができない構造とすることによって害虫の進入を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミミズを利用して生ゴミを堆肥化し、家庭菜園やガーデニング、屋上緑化等に利用する為の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱に関するものである。
従来、ミミズを利用して堆肥を得る為の飼育箱では、図5の5−Aに示した特許文献1に見られるような外壁構造を持ち、通気口などを設けたものが多く用いられてきた。しかし、ミミズは30℃以上の温度になると死滅してしまう為、夏場の温度が高い時期では飼育箱内の熱の放出や十分な換気ができず、飼育箱内部の温度が上昇してミミズが死滅してしまうという欠点があった。そのような事から、同じく図5の5−Bに示した特許文献2では外周をメッシュ板で形成して飼育箱内の温度上昇を抑えるような構成をとっている。しかし、ミミズを飼育する土壌はミズアブの幼虫やトビムシ、アリ等その他の虫にとっても都合の良い環境であるため、メッシュ板が直接飼育土壌と接する構成では外部からの害虫の進入や産卵が容易となり、飼育箱で増殖してミミズの生活環境を悪化させ、結果として優良な堆肥を得ることができないという状況があった。
特開2003−236513 特開2001−260457
本発明の課題は、ミミズ飼育箱内の温度上昇を抑えてミミズの死滅数を減少させ、飼育箱への害虫の進入を防いでミミズの飼育環境を整えることによってミミズの増殖を促進し、優良な堆肥を得ることができる生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱を提供することである。
本発明の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱は、外側の容器(以下、外部容器)の内側に所望の間隙を設けて別の容器(以下、内部容器)を設置することにより、外気温度の上昇により前記間隙の空気が加温された場合に、前記間隙と排気口と吸気口との間で生じる熱対流によって、排気口から熱を含んだ空気を放出し、吸気口から冷たい外気を取り込むことにより、前記内部容器内の温度上昇を抑え、ミミズが死滅するのを防止する。
また、前記吸排気口を極細網目のメッシュ素材で蓋う事と、前記間隙によりミズアブやアリなどが前記外部容器から前記内部容器の内部へ接触ができない構造とすることによって害虫の進入を防止する。特にミズアブ等の飼育箱内で産卵を行って増殖する虫については、成虫の進入を防止すると共に前記外部容器や前記内部容器の内側への産卵も防止し、ミミズの飼育環境を良好に維持して優良な堆肥を得ることを特徴とする。以下、請求項に沿って記述する。
請求項1記載の発明は、生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱であって、
通気口を備えた壁で囲まれたミミズを飼育する空間を有する内部容器と、これとの間に間隙を持ってこれを内包する外部容器と、前記外部容器の下側に前記隙間と外気との間で開口した吸気口と、前記外部容器の上側に前記隙間と外気との間で開口した排気口とを有し、外気温度の上昇により前記間隙と、前記吸気口と、前記排気口の間で、前記間隙内で熱せられた空気が対流により上昇して前記排気口から排出し、冷たい前記外気が前記吸気口から前記間隙内に入ってくることで、前記間隙内の温度上昇が抑制され、その結果前記内部容器内の温度上昇が抑制されることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱において、前記吸気口と前記排気口、及び前記通気口の開口部は、通気性がある素材で蓋われたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱において、前記通気性がある素材は、微細な網目のメッシュ素材であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱において、前記吸気口と前記排気口には、スライドして開閉可能なスリットが付設されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱において、前記排気口は、前記外部容器の上面と平行な面に対して直角又は、前記排気口の上部が水平方向で外側に、前記排気口の下部が水平方向で内側になる傾斜角になるよう前記排気口の排気面を設けることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱において、前記外部容器と前記内部容器を支える台座を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱において、前記台座又は前記内部容器の下面に付設された液肥を収集する液肥収集箱と前記液肥収集箱に付設された前記液肥を採取するための液肥採取口を備えた事を特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱において、発電手段と、前記吸気口と前記排気口に付設された吸排気の為のファンと、前記隙間の空気の温度が所望の温度に上昇したら前記ファンを駆動するための所望の温度閾値を設定できるサーモスタットと、前記発電手段で発電した電気を蓄える蓄電池と、寒冷な場合の加熱のヒーターを備えることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱において、前記外部容器の外側に遮熱塗料を塗布して前記内部容器内の温度上昇を抑えることを特徴とする。
以上の様に構成されているので、本発明の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱は、外側の容器の内側に所望の間隙を設けて別の容器を設置することにより、外気温度の上昇と共に飼育箱内の温度が上昇した場合、前記間隙と排気口と吸気口との間で生じる熱対流によって、排気口から熱を含んだ空気を放出し、吸気口から冷たい外気を取り込むことにより、前記内部容器内の温度上昇を抑え、ミミズが死滅するのを防止する。また、前記吸排気口を極細網目のメッシュ素材で蓋う事と、前記間隙によりミズアブやアリなどが前記外部容器から前記内部容器の内部へ接触ができない構造とすることによって害虫の進入を防止する。特にミズアブ等の飼育箱内で産卵を行って増殖する虫については、成虫の進入を防止すると共に前記外部容器や前記内部容器の内側への産卵も防止し、ミミズの飼育環境を良好に維持して優良な堆肥を得ることを特徴とする。
本発明に係る生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱の一実施態様を示す図である。 本発明に係る生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱の一実施態様を示す図である。 本発明に係る生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱の一実施態様を示す図である。 本発明に係る生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱の別の実施態様を示す図である。 従来のミミズ飼育箱を示す図である。
本発明の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱は、外側の容器の内側に所望の間隙を設けて別の容器を設置することにより、外気温度の上昇により飼育箱内の温度が上昇する場合、前記間隙部分とその下に開口した吸気口と、その上に開口した排気口の間で、間隙部分内で熱せられた空気が対流により上昇して、排気口から排出し、冷たい空気が吸気口から間隙部分内に入ってくることで、間隙部分内の温度上昇が抑制され、その結果その内部の内部容器内の温度上昇が抑制されることで、ミミズが死滅するのを防止する。また、前記吸排気口を極細網目のメッシュ素材で蓋う事と、前記間隙があることでミズアブやアリなどが前記外部容器の外からは前記内部容器の内部へ接触ができない構造とすることによって害虫の進入を防止する。特にミズアブ等の飼育箱内で産卵を行って増殖する虫については、成虫の進入を防止すると共に前記外部容器や前記内部容器の内側への産卵も防止し、ミミズの飼育環境を良好に維持して優良な堆肥を得ることを特徴とする。以下図に沿って説明する。
図1は、本発明に係る生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱の一実施態様を示す図である。1−Aでは、外観の一実施態様を斜視図で、側面図を1−Bで示す。本ミミズ飼育箱は、一番外側の容器となる外部容器101とその内側に内部容器102を有し、外部容器101と内部容器102との間には、断熱の為の間隙103(以下、間隙103という。)を設けている。また、外部容器101の上部には外部容器蓋105、内部容器102の上部には内部容器蓋104があり、それぞれの蓋は開閉可能となっている。更に、外部容器蓋105の上面には、外部容器内と外気との間の通気を行うための外部容器蓋排気口109が、内部容器蓋104の上面には、内部容器内とその外との間の通気を行うための内部容器蓋排気口110、また、内部容器102の側面には、内部容器内とその外との間の通気を行うための内部容器通気口111が設けられている。
また、外部容器101と内部容器102を支える台として基礎台座108、その下に基礎台座脚112が付設されており、基礎台座108の側面には外気取入口106、基礎台座108の上面で間隙103に接する部分には外気流入口107を設ける。さらに、基礎台座108の下部には液肥収集箱113が設けられており、その基底面には液肥採取口114、側面には液肥収集箱取手115が付設されている。この時、外気取入口106の開口部にはスライドバーを左右にスライドさせて開閉するスリット(詳細は図3で説明をする。)も本飼育箱の温度を調節することを目的として付設されている。また、別の実施態様として、外気取入口106は、基礎台座108に設けるのではなく、外部容器101の側面に設けても良い。その場合は、外部容器101の側面下部に設ける事が望ましい。尚、本ミミズ飼育箱を構成する素材は、木材や樹脂等、容易に加工できるものを用いて製作されることが望ましい。
これらの構成により本ミミズ飼育箱の間隙103の温度が上昇した場合、間隙103内の気体に熱対流が生じる。熱を含んだ間隙内の空気が外部容器蓋排気口109から排気され、負圧となった間隙内に外気取入口106から冷たい外気が吸い込まれて外気流入口107を通り、間隙103内に流入する。その結果、間隙103内の温度上昇は抑制され、
内部容器102内の温度上昇を抑えることが可能となり、ミミズが死滅する事を抑制することができる。
次に、飼育箱外からの虫の進入を防止する為の構成を説明する。外気取入口106、外気流入口107、外部容器蓋排気口109は、極細にメッシュ加工され通気性を確保された素材で覆われており、外部容器蓋105と外部容器101は外部固定具116で、内部容器蓋104と内部容器102は内部固定具117で各々固定される。これらの固定具は、確実に密閉して虫の進入を防止する為にパッチン錠(商品名)等を所望の箇所に数箇所用いるのが良い。また、各々の容器と蓋の接触部分にはゴムパッキン等も併用して密閉度を上げることが望ましい。
また、内部容器蓋排気口110と内部容器通気口111の開口部においても外気取入口106と同じように極細の網目にメッシュ加工され通気性が確保された素材で蓋うことが望ましい。この時、外部容器蓋105を閉じた状態で上面から見た場合、外部容器蓋排気口109から内部容器蓋排気口110がずれるように設けることにより、間隙103により保たれている間隙と相まって、外部容器蓋排気口109から飼育土へ産卵管を突き刺して産卵するミズアブなどの害虫などから、内部容器102内部への直接的な接触を絶って進入を防ぎ、ミミズの飼育環境を良好に保つことが可能となる。更に、別の実施態様として(詳細は図3−Dで説明する。)外部容器蓋排気口109の排気面を外部容器蓋105の上面と平行な面に対して直角以上の角度をもって設け、卵の産み落としによる卵の滞留を防止することにより、滞留場所で孵化した幼虫による内部への侵入も防ぐことが可能となる。
図2は、本発明に係る生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱の一実施態様を示す図である。2-Aは外部容器101を外し、内部容器102の内部を透視した状態を表した側面図である。飼育土201は腐葉土等を用いたミミズ飼育用土壌であり、生ゴミ203を食料としてミミズ202はこの土壌中で飼育され、糞として排出されたものは堆肥と液肥となる。2−Bに表した内部容器底板204は、内部容器102の一番底面に取り付けられて基底面となっており、液肥は液肥通過口205を通して液肥収集箱113で集め、液肥採取口114よりビンなどの容器に回収される。また、液肥収集箱113は、液肥収集箱取手115を持って液肥通過口205に対して平行にスライドさせる事により着脱する事ができ、着脱後には液肥通過口205も内部容器102の基底面と平行してスライドして着脱ができる。このとき、飼育土201は内部容器102からミミズ202と共に外へ落下し、ミミズ202と飼育土201とを分離して堆肥として回収することができる。
図3は、本発明に係る生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱の一実施態様を示す図である。3−Aは、外部容器蓋105を上面からみた図であり、外部容器蓋排気口109から外部へ排出熱301が排出される状態を表している。3−Bは、外部容器蓋105を外した状態で外部容器101を上面から見た図であり、外気取入口106から外気302が流入するところを表している。また、3−Cは、熱対流によって外部容器蓋排気口109からの排熱と外気取入口106から吸気が行われているところを表した図であり、3−Dは外部容器蓋排気口109部分の別の実施態様を表した図である。3−Eは、外部容器蓋105と基礎台座108に付設されている外気取入口106と外部容器蓋排気口109を表した図である。
夏場などの外気温の上昇により、本ミミズ飼育箱の内部温度が上昇した場合、間隙103部分の気体は暖められて上昇し、間隙103部分において熱対流が生じる。この時、3−Aに示したように、暖められた気体は上昇し外部容器蓋排気口109から外部容器105の外部へ排気される。それと同時に、3−Bに示したように前記外部容器101の下部に位置する外気取入口106からは外気302が取り込まれることとなり、3−Cに示したように、外気取入口106から取り込まれた外気302は、外気流入口107を通り、間隙103を介して外部容器蓋排気口109から継続的に排出される。これにより、前記内部容器102内の温度上昇を抑えることが可能となり、ミミズの高温による死滅する事を減少させることができる。尚、3−Dに示すような外部容器蓋排気口109部分の別の実施態様として、外部容器蓋105の上面にフードを付設し、外部容器蓋排気口109の排気面を外部容器蓋105の上面と平行な面に対して直角以上(直角又は、上側ほど外側になる傾斜とする)の角度をもって設ける。これにより、ミズアブなどの害虫が産み落とした卵が外部容器蓋排気口109の排気面に滞留し、又は、排気面の外側に落ちることで孵化した幼虫が飼育箱内部に侵入することも防ぐことが可能となる。
また、3−Eで表されているように外気取入口106と外部容器蓋排気口109の開口部は、スライドにより開閉可能な二重のスリット構造となっており、スリットスライダーレール303に沿ってスリットスライダーノブ304をスライドさせてスリットを開閉することができるようになっている。これにより、冬場の低温時にはスリットを閉じることにより間隙103部分の気体の流動を止めて内部温度を維持することが可能となり、低温では衰えるミミズの活動を活発にして 優良な堆肥を継続して得ることが可能となる。
図4は、本発明に係る生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱の別の実施態様を示す図である。4−Aは、図1で説明した実施態様において、排気用ファン402、吸気用ファン403、サーモスタット付き蓄電池404、吸排気用ファン配線405を付設したところを表した図である。また、4−Bは、図1で説明した実施態様に太陽光パネル401を付設した斜視図である。夏場の気温が高い地域においては、図1で表した実施態様では熱対流による排熱だけでは内部温度の上昇を抑えることが不十分な場合がある。そのような状況に対応する為、4−Aに表したように外気取入口106には吸気用ファン403を、外部容器蓋排気口109には排気ファン402を付設してサーモスタット付き蓄電池404と接続して、設定した所望の閾値で稼動させ強制的に排熱を行うことにより、内部の温度上昇を抑え、ミミズの飼育に適切な温度を保つことができる。
この時、外部容器101の外側の部分全体に太陽光を遮断する塗料(遮熱塗料)を塗布する事により、直射日光による温度上昇を緩和することも可能である。尚、本実施態様ではサーモスタット付き蓄電池404に排気ファン402、吸気用ファン403がそれぞれ接続されているが、別の実施態様として更にヒーターを接続して極寒地域における冬場の低温時に対応することも可能となる。尚、サーモスタット付き蓄電池404は、それぞれサーモスタットと蓄電池が別々の物であっても良い。また、サーモスタット付き蓄電池404を充電する電源として4−Bに示したように太陽光パネルや、図示してはいないが、小型の風力発電機など用いて発電した再生可能エネルギーを蓄電池等に充電し、独立電源で稼動させることにより、電力会社からの電源供給が不可能である場所でも設置することが可能となる。
以上のように、本発明の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱は、外側の容器の内側に所望の間隙を設けて別の容器を設置することにより、外気温度の上昇と共に飼育箱内の温度が上昇した場合、間隙部分で生じる熱対流によって吸気口から外気を取り込み、間隙を介して排気口から熱を放出することにより、内部容器内の温度上昇を抑え、ミミズが死滅するのを防止する。また、吸排気口を極細網目のメッシュ素材で蓋う事と、間隙によりミズアブやアリなどが外部容器から内部容器の内部へ接触ができない構造とすることによって害虫の進入を防止する。特にミズアブ等の飼育箱内で産卵を行って増殖する虫については、成虫の進入を防止すると共に外部容器や内部容器の内側への産卵も防止し、ミミズの飼育環境を良好に維持して優良な堆肥を得ることが可能となるので、産業上の利用性が極めて大きい。
101 外部容器
102 内部容器
103 間隙
104 内部容器蓋
105 外部容器蓋
106 外気取入口
107 外気流入口
108 基礎台座
109 外部容器蓋排気口
110 内部容器蓋排気口
111 内部容器吸気口
112 基礎台座脚
113 液肥収集箱
114 液肥採取口
115 液肥収集箱取手
116 外部固定具
117 内部固定具
201 飼育土
202 ミミズ
203 生ゴミ
204 内部容器底板
205 液肥通過口
301 排出熱
302 外気
303 スリットスライダーレール
304 スリットスライダーノブ
401 太陽光パネル
402 排気用ファン
403 吸気用ファン
404 サーモスタット付き蓄電池
405 吸排気用ファン配線

Claims (9)

  1. 通気口を備えた壁で囲まれたミミズを飼育する空間を有する内部容器と、これとの間に間隙を持ってこれを内包する外部容器と、前記外部容器の下側に前記隙間と外気との間で開口した吸気口と、前記外部容器の上側に前記隙間と外気との間で開口した排気口とを有し、外気温度の上昇により前記間隙と、前記吸気口と、前記排気口の間で、前記間隙内で熱せられた空気が対流により上昇して前記排気口から排出し、冷たい前記外気が前記吸気口から前記間隙内に入ってくることで、前記間隙内の温度上昇が抑制され、その結果前記内部容器内の温度上昇が抑制されることを特徴とする生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱。
  2. 前記吸気口と前記排気口、及び前記通気口の開口部は、通気性がある素材で蓋われたことを特徴とする請求項1記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱。
  3. 前記通気性がある素材は、微細な網目のメッシュ素材であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱。
  4. 前記吸気口と前記排気口には、スライドして開閉可能なスリットが付設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱。
  5. 前記排気口は、前記外部容器の上面と平行な面に対して直角又は、前記排気口の上部が水平方向で外側に、前記排気口の下部が水平方向で内側になる傾斜角になるよう前記排気口の排気面を設けることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱。
  6. 前記外部容器と前記内部容器を支える台座を有することを特徴とする
    請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱。
  7. 前記台座又は前記内部容器の下面に付設された液肥を収集する液肥収集箱と前記液肥収集箱に付設された前記液肥を採取するための液肥採取口を備えた事を特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱。
  8. 発電手段と、前記吸気口と前記排気口に付設された吸排気の為のファンと、
    前記隙間の空気の温度が所望の温度に上昇したら前記ファンを駆動するための所望の温度閾値を設定できるサーモスタットと、前記発電手段で発電した電気を蓄える蓄電池と、寒冷な場合の加熱のヒーターを備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱。
  9. 前記外部容器の外側に遮熱塗料を塗布して前記内部容器内の温度上昇を抑えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の生ゴミ堆肥化用ミミズ飼育箱。

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