JP2014116994A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの駆動力をベルトを介して駆動対象物に伝達する際に、ベルトのすべりが発生する場合がある。この様な場合に、駆動対象物に位置検出器を取り付ける等のコストの増加を伴わずに、ベルトのすべりを検知することの可能な、モータ制御装置を提供する。
【解決手段】ベルト9のすべりが発生している場合、モータ8の速度検出値Vmが速度指令値Vcに到達した後に、その速度を速度指令値Vcから逸脱させようとする力が、駆動対象物10からモータ8に加わる。その際、トルク指令出力部22は、この力に抗するトルク指令値Tcを出力する。この現象を利用して、すべり判定部14は、モータ8の速度検出値Vmが速度指令値Vcに到達した後の、モータ8に対するトルク指令値Tcに基づいて、ベルト9のすべりを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベルトを介して被駆動軸に駆動力を伝達するモータを制御する、モータ制御装置に関するものである。
従来から、サーボモータなどのモータの動作を制御する、モータ制御装置が知られている。図7に、従来のモータ制御装置100の一例が示されている。モータ制御装置100は、速度検出部113及びトルク指令出力部114を備える。
速度検出部113は、モータ108の速度を検出する。トルク指令出力部114は、速度検出部113による速度検出値Vmと、速度指令演算器101から与えられた速度指令値Vcとの差を縮めるように、モータ108に対するトルク指令値Tcを出力する。トルク指令出力部114から出力されたトルク指令値Tcは、インバータ107に送られる。インバータ107では、トルク指令値Tcに従った電流をモータ108に供給することによって、モータ108の速度を制御する。トルク指令値Tcを調整することで、モータ108の動作を制御することができる。モータ108の動作を制御することで、モータ108の駆動力を受ける駆動対象物110の動作を、間接的に制御することができる。
モータ108は、ベルト109を介して、駆動対象物110に駆動力を伝達する。例えば、モータ108の駆動軸115に設けられたプーリと、駆動対象物110の被駆動軸116に設けられたプーリに、ベルト109が取り付けられている。モータ108の回転動力は、駆動軸115からベルト109に伝達され、さらにベルト109から被駆動軸116に伝達される。
ここで、ベルト109の伸びなどによりテンションが低下したり、ベルト109そのものが劣化したり、負荷イナーシャが大きくなると、伝達トルクが摩擦力を上回って、ベルト−プーリ間にすべりが発生するようになる。これをベルト109のすべりという。なお、ベルト109のすべりとは、駆動軸115のプーリとベルト109との間に発生するすべりと、被駆動軸116のプーリとベルト109との間に発生するすべりの、両方を含んでいる。
ベルト109にすべりが発生すると、ベルト109の劣化に繋がるおそれがある。また、駆動対象物110の速度が指令通りの速度に到達できなくなり、その結果、駆動対象物110の加工精度が低下するおそれがある。さらに、過度のすべりが発生した場合には、駆動対象物110や駆動対象物110を加工するツールやワークの破損に至る可能性もある。
そこで、特許文献1では、モータ108に加えて、駆動対象物110にも速度検出部を取り付けている。モータ108及び駆動対象物110のそれぞれの位置や速度の検出値を比較することによって、ベルト109のすべりを検出している。
特開2003−94289号公報
ところで、駆動対象物に位置検出器を取り付けると、その分、システム全体のコストが増加する。そこで、本発明は、コストの増加を伴わずに、ベルトのすべりを検知することの可能な、モータ制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、ベルトを介して被駆動軸に駆動力を伝達するモータを制御する、モータ制御装置に関するものである。当該制御装置は、前記モータの速度を検出する速度検出部と、
前記モータの速度検出値と速度指令値とに基づいて、前記モータに対するトルク指令値を出力する、トルク指令出力部と、前記モータの速度検出値が前記速度指令値に到達したか否かを判定する、定速状態判定部と、前記モータの速度検出値が前記速度指令値に到達したと判定された後の、前記モータに対するトルク指令値に基づいて、前記ベルトのすべりを判定する、すべり判定部と、を備える。
また、上記発明において、前記ベルトのすべりが発生した際の速度変化率以上となるような速度指令値が前記トルク指令出力部に与えられたときに、加減速期間を延長することで前記速度変化率を緩和させて前記ベルトのすべりを抑制する、加減速期間変更部を備えることが好適である。
また、上記発明において、前記モータに対するトルク指令値が、前記ベルトのすべりが発生した際のトルクを下回るように、トルク指令値を制限して前記ベルトのすべりを抑制する、トルク指令値制限部を備えることが好適である。
本発明によれば、コストの増加を伴わずに、ベルトのすべりを検知することが可能となる。
本実施形態に係るモータ制御装置を例示する、ブロック図である。 モータ速度、駆動対象物速度、及びトルク指令値の関係を示すタイムチャートである。 本実施形態に係るモータ制御装置の別例を示す、ブロック図である。 モータ速度、駆動対象物速度、及びトルク指令値の関係を示すタイムチャートである。 本実施形態に係るモータ制御装置の別例を示す、ブロック図である。 モータ速度、駆動対象物速度、及びトルク指令値の関係を示すタイムチャートである。 従来のモータ制御装置を例示するブロック図である。
図1に、本実施形態に係るモータ制御装置20を例示する。モータ制御装置20の制御対象であるモータ8は、例えば、サーボモータから構成される。モータ8は、ベルト9を介して、駆動対象物10に駆動力を伝達する。具体的には、モータ8の駆動軸17に設けられたプーリと、駆動対象物10の被駆動軸18に設けられたプーリに、ベルト9が取り付けられている。モータ8の回転動力は、駆動軸17からベルト9に伝達され、さらにベルト9から被駆動軸18に伝達される。
モータ制御装置20は、速度検出部21、トルク指令出力部22、定速状態判定部13、及びすべり判定部14を備える。
速度検出部21は、モータ8の速度を検出する。速度検出部21は、例えば、位置検出器11及び微分器12を備える。位置検出器11は、モータ8に取り付けられるとともに、モータの位置検出値Pmを出力する。微分器12は、モータの位置検出値Pmを微分するとともに、微分によって得られたモータの速度検出値Vmを出力する。
トルク指令出力部22は、速度指令演算器1から出力された速度指令値Vcと、速度検出値Vmとに基づいて、モータ8に対するトルク指令値Tcを出力する。トルク指令出力部22は、例えば、減算器2、速度偏差演算部3、及び加算器6を備える。
減算器2は、速度指令値Vcと速度検出値Vmとの偏差を算出して速度偏差演算部3に出力する。速度偏差演算部3は、速度偏差比例成分演算器4及び速度偏差積分成分演算器5を備える。速度偏差比例成分演算器4は、減算器2から出力された速度偏差と、予め定められた速度ループ比例ゲインPvとに基づいて、速度偏差比例成分を出力する。速度偏差積分成分演算器5は、減算器2から出力された速度偏差と、予め定められた速度ループ積分ゲインIvとに基づいて、速度偏差積分成分を出力する。加算器6は、速度偏差比例成分と速度偏差積分成分との和を算出するとともに、トルク指令値Tcを出力する。
トルク指令出力部22から出力されたトルク指令値Tcは、インバータ7に送られる。インバータ7では、トルク指令値Tcに従った電流をモータ8に供給することによって、ベルト9を介して駆動される駆動対象物10の速度を制御する。
定速状態判定部13は、モータ8の速度検出値Vmが速度指令値Vcに到達したか否かを判定する。例えば、モータ8に回転指令が与えられた場合は、加速終了後、モータ8の回転速度が速度指令値Vcに到達したか否かを判定する。また、モータ8に停止指令(速度指令値Vc=0)が与えられた場合は、減速終了後、モータ8の回転速度が0に到達したか否かを判定する。なお、以下では、モータ8の速度検出値Vmが速度指令値Vcに到達してから以降の状態を、「定速状態」と呼ぶ。なお、定速状態判定部13は、常時速度検出値Vmを監視してもよいし、間欠的に速度検出値Vmを監視してもよい。定速状態判定部13は、モータ8の動作状態が定速状態に到達したと判定した際には、その判定信号をすべり判定部14に出力する。
すべり判定部14は、定常状態と判定された後の、モータ8に対するトルク指令値Tcに基づいて、ベルト9のすべりを判定する。なお、ベルト9のすべりとは、駆動軸17のプーリとベルト9との間に発生するすべりと、被駆動軸18のプーリとベルト9との間に発生するすべりの、両方を含むものとする。
ベルト9のすべりが発生している場合、モータ8の速度検出値Vmが速度指令値Vcに到達した後(定常状態)に、その速度を速度指令値Vcから逸脱させようとする力が、駆動対象物10からモータ8に加わる。その際、トルク指令出力部22は、この力に抗するトルク指令値Tcを出力する。この現象を利用して、すべり判定部14は、モータ8の速度検出値Vmが速度指令値Vcに到達したと判定された後の、モータ8に対するトルク指令値Tcに基づいて、ベルト9のすべりを判定する。
すべり判定部14は、モータ8が定速状態に到達したことを示す判定信号を定速状態判定部13から受信したときに、トルク指令値Tcを監視するとともに、下記の説明に従って、ベルト9のすべりの発生有無を検出する。なお、すべり判定部14は、すべりの度合いについて、予めしきい値等を準備してもよく、検出したすべりの度合いがしきい値を超えた場合には、過度のすべりが発生している旨、警告を発するようにしてもよい。
すべり判定部14における、ベルト9のすべりの発生有無の検知方法について、図2を用いて説明する。図2には、モータ速度、駆動対象物速度、及びトルク指令値Tcのタイムチャートが示されている。
A図には、ベルト9のすべりが発生していない、つまり、モータ速度と駆動対象物速度が一致しているときのタイムチャートが例示されている。この図によると、モータ8の加速期間(t0⇒t1)には、モータ8の加速度に応じたトルク指令値Tc1が出力される。次に、モータ8が速度指令値Vc0に到達した場合(t1⇒t2)、トルク指令値Tcは、モータ8の加速度に応じたトルクTc1から、摺動抵抗分だけのトルクTc2に減少する。次に、モータ8の減速期間(t2⇒t3)には、モータ8の減速度に応じたトルク指令値Tc3が出力される。次に、モータ8が停止した場合(t3以降)、トルク指令値Tcは0になる。
B図には、ベルト9のすべりが発生した、つまり、モータ速度と駆動対象物速度が一致していないときのタイムチャートが例示されている。この図によると、モータ8の加速期間(t0⇒t1)には、モータ8の加速度に応じたトルク指令値Tc1が出力される。その後、モータ8が速度指令値Vc0に到達した時点から、駆動対象物10が速度指令値Vc0に到達する前(t1⇒t1’)までの期間は、ベルト9のすべりに起因して、駆動対象物10から、モータ8に対して、モータ速度を低減させるような力が作用する。このとき、トルク指令出力部22は、速度指令値Vc0を維持しようとして、トルク指令値Tc1を維持する。さらに、駆動対象物10が速度指令値Vc0に到達した後(t1’⇒t2)に、トルク指令値Tcは、摺動抵抗分だけのトルクTc2に減少する。
次に、モータ8の減速期間(t2⇒t3)には、モータ8の減速度に応じたトルク指令値Tc3が出力される。その後、モータ8が停止した時点から、駆動対象物10が停止する前(t3⇒t3’)までの期間は、ベルト9のすべりに起因して、駆動対象物10から、モータ8に対して、モータ速度を増加させるような力が作用する。このとき、トルク指令出力部22は、モータ8の停止を維持しようとして、トルク指令値Tc3を減少させずに維持する。さらに、駆動対象物10が停止した後(t3’以降)に、トルク指令値Tcは0になる。
本実施形態では、モータ8が速度指令値Vc0に到達してから駆動対象物10が速度指令値Vc0に到達するまでの期間(t1⇒t1’)、または、モータ8が停止してから駆動対象物10が停止するまでの期間(t3⇒t3’)におけるトルク指令値Tcに着目し、モータ8が速度指令値Vc0に到達した後にも関わらず、トルク指令値Tcが変動しない場合は、ベルト9にすべりが発生しているものと判定する。例えば、回転指令において、加速終了後、モータ8の速度が速度指令値Vc0に到達したにもかかわらず、トルク指令値Tcが、摺動抵抗分だけのトルク指令値Tc2に減少しない場合、または、停止指令において、減速終了後、モータ8の速度が0に到達したにもかかわらず、トルク指令値Tcが0にならない場合には、ベルト9がすべっていると判定する。
なお、すべり判定部14によってベルト9のすべりが検知された際に、この検知結果を以降のモータ制御に活用するようにしてもよい。図3には、図1で例示した構成に加えて、加減速期間変更部15を備えた、モータ制御装置20が例示されている。加減速期間変更部15は、例えば、すべり判定部14の後段に設けられている。
加減速期間変更部15は、ベルト9のすべりが発生した際の速度変化率以上となるような速度指令値Vcがトルク指令出力部22に与えられたときに、加減速期間を延長することで速度変化率を緩和させて、ベルト9のすべりを抑制する。
加減速期間変更部15による加減速期間の緩和制御について、図4を用いて説明する。図4では、図2と同様に、モータ速度、駆動対象物速度、及びトルク指令値Tcのタイムチャートが示されている。
図4のC図では、加減速期間を変更する前の、ベルト9のすべりが発生したときのタイムチャートが示されている。すべり判定部14は、モータ8の速度検出値Vmと速度指令値Vcとの差から、モータ8の速度増加率が、ベルト9のすべりが発生したときの速度増加率以上であることを検知したときに、当該検知結果を加減速期間変更部15に出力する。または、ベルト9のすべりの発生を予告する予告信号を加減速期間変更部15に出力する。
加減速期間変更部15は、すべり判定部14からの信号を受けて、C図のモータ速度波形において、予め定められた加減速期間、言い換えると、モータ8の加速度に応じたトルク指令値Tcが継続する期間を、破線で示すように(t0⇒t1’またはt2⇒t3’)延長する。加減速期間が延長された結果、トルク指令値Tcは加減速期間変更前よりも低減され(Tc1⇒Tc4,Tc3⇒Tc5)、その結果、伝達トルクが摩擦力を下回って、ベルト9のすべりを抑制することが可能となる。つまり、D図に示す通り、モータ速度と駆動対象物速度が一致するようになる。
なお、図3、4の実施形態では、加減速期間を延長することで、トルク指令値Tcを低減していたが、これに代えて、直接トルク指令値Tcを制限するようにしてもよい。
図5では、図1で例示した構成に加えて、トルク指令値制限部16を備えた、モータ制御装置20が例示されている。トルク指令値制限部16は、モータ8に与えられるトルク指令値Tcが、ベルト9のすべりが発生した際のトルクを下回るように、トルク指令値Tcを制限することで、ベルト9のすべりを抑制する。トルク指令値制限部16は、例えば、トルク指令出力部22とインバータ7との間に設けられる。
トルク指令値制限部16によるトルク指令値Tcの制限制御について、図6を用いて説明する。図6では、図2、4と同様に、モータ速度、駆動対象物速度、及びトルク指令値Tcのタイムチャートが示されている。
図6のE図では、トルク指令値Tcに制限を設ける前の、ベルト9のすべりが発生したときのタイムチャートが示されている。すべり判定部14は、トルク指令出力部22が算出したトルク指令値Tcが、ベルト9のすべりが発生したときのトルク指令値Tc以上であることを検知したときに、当該検知結果をトルク指令値制限部16に出力する。または、ベルト9のすべりの発生を予告する予告信号をトルク指令値制限部16に出力する。
トルク指令値制限部16は、すべり判定部14からの信号を受けて、E図のトルク指令値波形において、破線で示すようなトルク指令値Tc4、及びTc5となるように、トルク指令値Tcを制限した上で、制限されたトルク指令値Tcを、インバータ7へ入力する。その結果、伝達トルクが摩擦力を下回って、ベルト9のすべりを抑制することが可能となり、F図に示す通り、モータ速度と駆動対象物速度が一致するようになる。
なお、E図のトルク指令値Tcの波形において、破線で示したトルク指令値Tc4及びTc5は、例えば、ベルト9のすべりが発生する限界値を予め実験的に求めたものを固定値として使用しても良いし、オペレータがベルト9の状態(テンション・劣化等)や負荷イナーシャに応じて経験的に求めたものを任意の数値として可変しても良い。
以上説明したように、本実施形態に係るモータ制御装置20によれば、工作機械やロボット等において、機械コストを上昇させることなく、モータ8の動力を主軸や円テーブル等の駆動対象物10に伝達する際にベルト9のすべりを監視する。その結果、ベルト9の状態(テンション・劣化等)や負荷イナーシャに応じて最適な加減速期間を提供することが可能となるとともに、過度のすべりを検出したときには警告を発することによって、ベルト9のすべりに起因したツールやワークの破損を防止することができる。
なお、上述した実施形態では、被駆動軸18を回転軸としたが、駆動対象物10側にギアまたはボールネジ等を介することによって、本実施形態に係るモータ制御装置を、直線軸の被駆動軸18に適用しても同様な機能が実現できる。
また、上記説明では、定速状態の判定を、加速終了後及び減速終了後の両方について行っていたが、特にその構成に限定するものではない。例えば、定速状態の判定を、加速終了後または減速終了後の一方のみに対して行ってもよい。
1,101 速度指令演算器、2,102 減算器、3,103 速度偏差演算部、4,104 速度偏差比例成分演算器、5,105 速度偏差積分成分演算器、6,106 加算器、7,107 インバータ、8,108 モータ、9,109 ベルト、10,110 駆動対象物、11,111 位置検出器、12,112 微分器、13 定速状態判定部、14 すべり判定部、15 加減速期間変更部、16 トルク指令値制限部、17,115 駆動軸、18,116 被駆動軸、20,100 モータ制御装置、21,113 速度検出部、22,114 トルク指令出力部。

Claims (3)

  1. ベルトを介して被駆動軸に駆動力を伝達するモータを制御する、モータ制御装置であって、
    前記モータの速度を検出する速度検出部と、
    前記モータの速度検出値と速度指令値とに基づいて、前記モータに対するトルク指令値を出力する、トルク指令出力部と、
    前記モータの速度検出値が前記速度指令値に到達したか否かを判定する、定速状態判定部と、
    前記モータの速度検出値が前記速度指令値に到達したと判定された後の、前記モータに対するトルク指令値に基づいて、前記ベルトのすべりを判定する、すべり判定部と、
    を備えることを特徴とする、モータ制御装置。
  2. 請求項1記載の、モータ制御装置であって、
    前記ベルトのすべりが発生した際の速度変化率以上となるような速度指令値が前記トルク指令出力部に与えられたときに、加減速期間を延長することで前記速度変化率を緩和させて前記ベルトのすべりを抑制する、加減速期間変更部を備えることを特徴とする、モータ制御装置。
  3. 請求項1記載の、モータ制御装置であって、
    前記モータに対するトルク指令値が、前記ベルトのすべりが発生した際のトルクを下回るように、トルク指令値を制限して前記ベルトのすべりを抑制する、トルク指令値制限部を備えることを特徴とする、モータ制御装置。
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