JP2014116802A - 画像送信システム、画像送信方法、画像保存システムおよびプログラム - Google Patents

画像送信システム、画像送信方法、画像保存システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】読み取った画像を外部に送信する場合、送信設定によっては問題がある場合がある。従来は、送信設定が変更になった場合に利用者に通知していたが、送信設定に問題が無い場合でも通知されたり、通知を解消するため送信設定を変えることを繰り返してしまい使用者に通知が出続けたり、通知する手段が無い場合は実施できない。
【解決手段】アクセス可能な利用者が追加された場合のみ通知する手段と、通知せずに非公開の保存領域に保存する手段と、読み取った原稿に著作権情報や機密情報など特定のパターンが含まれた場合に通知手段とを持ち、三つの手段のいずれかの組み合わせによって利用者へ通知を行う。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像データを記憶装置に送信する情報処理技術に関する。
近年、画像読取装置で読み取った画像データを、外部ネットワークのストレージサーバに送信して保存させることが行われている。このストレージサーバは、特定利用者のみによりアクセスできるような設定にして特定利用者のみにより画像データを共有したり、だれでもアクセスできるような公開設定にして不特定の利用者が画像データを共有したりすることが可能である。
ここで、画像読取装置が読み取った画像データを送信する送信先のストレージサーバの格納場所が、例えば不特定の利用者がアクセス可能な設定がされた格納場所(非限定公開に設定された格納場所)であるか、あるいは特定の利用者に限ってアクセス可能な設定がされた格納場所であるか、など、どのように設定されているかを利用者は予め承知している必要がある。それというのも、本来不特定の者に公開すべきでない画像を非限定公開に設定された格納場所に格納すれば、その画像に係るセキュリティやプライバシ、著作権など(以下、セキュリティ等とよぶ。)が侵害される可能性があるためである。
ところがストレージサーバの公開範囲の設定が変更されたことを、利用者が知らないまま画像データを格納してしまうこともあり得る。このようなことが起きれば、上記のような侵害が生じ得る。
このような事態を防止すべく。利用者が関知しないところで設定が変更されたことを利用者に通知する技術が提案されている(たとえば特許文献1等参照)。特許文献1では、MFPが誤った送信先に対して画像データ等を送信することを防ぐため、登録されている送信先情報をそこへの送信に先立ってチェックし、当該送信先に対する最後の送信後に更新されていたらその旨を利用者に通知する。
特許第4174480号明細書
このようにデータの格納に先立って格納場所の公開範囲の設定を事前にチェックするとしても、公開範囲を限定する方向に変更した場合には、セキュリティ等の侵害のおそれはないため利用者への通知は不要であるところ、特許文献1の技術では、どのような変更であっても利用者に通知されることになる。
また、設定が変更されている旨の通知を受けた利用者が、例えばその変更を元に戻したとしても、特許文献1の技術ではその変更により更なる通知が発行されることになる。
さらに、利用者への通知を行うためには、画像読取装置にそのための手段を設ける必要があり、簡易な画像読取装置ではその通知を行うことが困難であった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、その課題を解決することを目的とする。具体的には、画像読取装置の構成に依存することなく、必要な通知をすることのできる画像送信装置および画像送信方法と画像保存システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
画像データをサーバに送信して保存させるための画像送信システムであって、
画像データを前記サーバに送信する前に、前記サーバから、前記サーバにおける前記画像データの保存領域の現在の公開範囲の設定を取得する取得手段と、
前回の送信時における公開範囲の設定を前記現在の公開範囲の設定と比較し、現在の公開範囲の設定が前回の送信時における公開範囲の設定よりも広い場合には、ユーザに対する通知を出力する通知手段と、
前記画像データを前記サーバに対して送信する送信手段とを有することを特徴とする画像送信システム。
あるいは、画像データをサーバに送信して保存させるための画像送信システムであって、
画像データを前記サーバに送信する前に、前記サーバから、前記サーバにおける前記画像データの保存領域の現在の公開範囲の設定を取得する取得手段と、
前回の送信時における公開範囲の設定を前記現在の公開範囲の設定と比較し、現在の公開範囲の設定が前回の送信時における公開範囲の設定よりも広い場合には、前記画像データの保存領域を、前記画像データを送信するユーザのみがアクセス可能な領域に変更して前記画像データを前記サーバに送信し、そうでない場合には前記画像データをそのまま前記サーバに送信する送信手段とを有する。
本発明によれば、画像データの保存領域の公開範囲の設定が前回よりも拡張されている場合に、利用者に通知したりあるいは保存領域をより公開範囲が限定された領域に変更することで、不用意に画像データを公開することを防止できる。また、単に変更があったことにとどまらず、公開範囲の変更が拡張である場合に通知等を行うことで、不要な通知を行わずに済む。
実施形態を説明するためのストレージシステムの構成図である。 実施形態を説明するための画像読取装置の構成図である。 実施形態を説明するための情報処理装置の構成図である。 実施形態を説明するためのソフトウェア構成図である。 実施形態を説明するための画像読取装置の操作パネルの図である。 実施形態を説明するための内部ディレクトリ図である。 実施形態のアクセス可能な利用者を説明するための図である。 実施形態1を説明するためのフローチャートである。 実施形態1で利用者へ保存先を選択させるUI図である。 実施形態1で利用者をログインさせるUI図である。 実施形態1で利用者への通知するUI図である。 実施形態2を説明するためのフローチャートである。 実施形態3を説明するためのフローチャートである。 実施形態3を説明するためのアクセス可能な利用者の図である。 実施形態4を説明するためのフローチャートである。 実施形態4で利用者に動作を選択させる方法を説明する図である。 実施形態5を説明するためのフローチャートである。 実施形態5で利用者への通知するUI図である。 実施形態6を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[実施形態1]
<ストレージシステムの構成>
本実施形態の構成を図1に示す。ストレージサーバ100は、外部ネットワーク、例えばインターネットに接続され、外部からアクセス可能な状態となっている。同じく外部ネットワークに、例えばディジタル複合機などの画像読取装置200と汎用コンピュータなどの情報処理端末300とが接続されている。画像読取装置200は利用者400によって操作され、ストレージサーバ100に読み取った画像データを送信可能である。また、情報処理端末300は利用者500によって操作され、画像読取装置200を制御し、画像読取装置200によって読み取られた画像データを受信し、当該画像データをストレージサーバ100に送信可能である。なお利用者400と利用者500は同一の利用者であっても良い。ここでストレージサーバ100は複数のサーバによって構成されていてもよい。また外部ネットワークは例えばイントラネットのこともあり得る。
図1のシステムは全体とした画像保存システムであり、そのうちストレージサーバ100を除いた画像読取装置200および情報処理装置300は、まとめて画像送信方法を実施する画像送信システムと称することもできる。この画像送信システムは、実施形態のように複数の装置の組み合わせでも実現できるが、情報処理装置のみや画像読取装置のみでも実現できる。
図2は本発明に代表的な実施形態である画像読取装置200の概略構成を示すブロック図である。画像読取装置200は、プリンタ機能、スキャナ機能を備えたいわゆる複合機であり、ネットワークを経由してそれぞれの機能によるサービスを提供することができる。
画像読取装置200において、プリンタ機能はプリンタ部201で、スキャナ機能はスキャナ部202で実現する。プリンタ部201は、外部から受信したプリントデータやメモリカード204に格納されている画像データなどを、インクジェット方式や電子写真方式などによって印刷用紙にプリントする。スキャナ部202は、原稿台にセットされた原稿を光学式に読み取って電子データに変換し、さらに指定されたファイル形式の画像データに変換してネットワーク経由で外部装置、たとえばストレージサーバ100や情報処理装置300などに送信する。
さらに、画像読取装置200は各機能部を制御するための中央制御部205、中央制御部205が読み出すプログラムコードなどを格納するROMなどのプログラムメモリ206を備える。また、各サービス実行時に画像データなどを一時格納したり、バッファリングしたりするためのRAMなどのワークメモリ207、LCDなどの表示部208、各スイッチからなる操作部209を備える。
また、画像読取装置200をネットワークに接続して各種通信を行うためのネットワーク通信部210と、ネットワーク通信部210をネットワーク媒体に接続するためのネットワーク接続部211とを備える。ネットワーク通信部210は有線LANと無線LANの内、少なくともいずれかに対応する。有線LAN対応の場合、ネットワーク接続部211は有線LANのケーブルを画像読取装置200に接続するためのコネクタであり、無線LAN対応の場合、ネットワーク接続部211はアンテナである。もちろん有線LANや無線LANはネットワークの一例であり、ネットワーク通信部210は、他のネットワークに代替的あるいは追加的に対応していてもよい。
またさらに、画像読取装置200はネットワーク通信部210が受信したパケットの送信元情報を格納するために、不揮発性フラッシュメモリなどのメモリ212を備える。
またさらに、画像読取装置200はUSB(Universal Serial Bus)インタフェースを介して情報処理装置と通信するためのUSB通信部214を備え、情報処理装置とはUSBコネクタなどによるUSB接続部215より接続する。以上説明した各機能部は信号線213により接続される。
図3は、本発明の代表的な実施形態である情報処理装置300の概略構成を示すブロック図である。図3において、CPU301は情報処理装置300の各部を制御するための処理ユニットである。ディスクユニット302は、CPU301が読み出すアプリケーションプログラムやOS(Operation System)などをインストールされ、また各種ファイルなどを格納するファイルストレージであり、例えばディスク装置などである。外部ディスク読み取り部303はCD−ROMなどの外部記憶媒体の内容を読み出すためのであり、メモリ304は、CPU301が必要に応じてデータの一時的格納やバッファリング等を行うためのメモリである。表示部305は、ユーザインタフェース画面等を表示する、LCDなどからなる表示部、操作部306はキーボードやマウス、タッチパネルなどによる操作部である。ネットワーク通信部307は情報処理装置300をネットワークに接続して各種通信を行う。ネットワーク接続部308はネットワーク通信部307をネットワーク媒体に接続するための接続部である。
画像読取装置200と同様に、ネットワーク通信部307とネットワーク接続部308は、有線LANと無線LANの内、少なくともいずれかに対応する。具体的な形態は、画像読取装置200に内蔵のネットワーク通信部210及びネットワーク接続部211と同様に、対応LANに応じて必要な機能及び形態をとる。バス309は各部を接続するための信号線である。USB通信部310は各種周辺装置とUSBインタフェースを介して通信するためのUSB通信部、USB接続部311はUSBコネクタなどである。
<画像読取装置を制御するためのソフトウェア>
図4は画像読取装置200を制御するための情報処理装置300のソフトウェア構造を示す図である。アプリケーションソフトウェア401は、TWAINやWIA、またはベンダー独自の規格に基づいたアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を使用し、ドライバソフト402に対して、スキャン方法、カラー設定、解像度設定等のスキャン設定を指定して画像取得を指示する。なおWIAとは、マイクロソフト社がWindows(登録商標)Me以降に採用しているOS標準の画像入力APIである。また、アプリケーションソフトウェア401は、画像読取装置200の操作部209の機能を設定する機能や各種フォーマットでファイルを保存する機能を有する。ドライバソフト402はアプリケーションソフトウェア401に画像読取装置200から取得した画像を渡すと共に、独自のGUI(グラフィック・ユーザ・インタフェース)を表示することもできる。ドライバ402によるGUIは、ドライバソフト402に対して、プレビュー、プレビュー画像に対するクロップエリアの指定、解像度の設定、読み取りモード(2値、8ビット多値、24ビット多値等)の設定、ガンマ補正等の色調整の設定等を行う機能をユーザに提供する。デバイスドライバ403は、画像読取装置200に搭載されたプログラム206を制御するための制御コマンドを画像読取装置200に送り、画像の取得を行う。画像読取装置200にファームウェアが搭載されていない場合、デバイスドライバ403は、画像読取装置200の各モジュールの制御レジスタにアクセスし、シェーディングの制御、解像度やクロップ範囲に応じたモータスピードの設定、ドライバソフト402から受け取ったガンマ補正データの画像読取装置200への送信処理、画像読み取りのためのフロー制御を行う。ポートドライバ404は、パラレル、USB、IEEE1394、SCSI、LAN、無線LAN等のインタフェースに応じて画像読取装置200との通信制御を行う。オペレーティングシステム(OS)405は、Windows(登録商標)等の情報処理装置300のオペレーティングシステム(OS)である。ボタンモニタ407は、画像読取装置200の操作部209にあるボタンが押されたこと、および押されたボタンがどのボタンであるかを検知するモジュールであり、ある一定間隔のタイミングで、ボタンが押されたかを監視している。ボタンモニタ407は、ボタンが押されたことを検知すると、押されたボタンの情報をアプリケーションソフトウェア401に通知する。通知を受けたアプリケーションソフトウェア401はボタンごとに設定されている条件で画像読取を行う。
LCDなどの表示部208、各スイッチからなる操作部209から構成される画像読取装置の操作パネルを図5に示す。画像読取装置200には、操作者から操作可能なように操作パネル1000が搭載され、操作パネル1000上には情報や読み取り設定を表示するための表示部1001が搭載されている。この表示部1001の表示能力は、画像読取装置の機種によって異なるが、本実施形態で想定しているものはキャラクタ液晶と呼ばれるプリセットされている英数字や記号などの文字を複数行表示できるものである。また、操作キー1002やテンキー1003によって、読取設定などを変更あるいは設定したのち画像が読み込まれ、読み取られた画像データを外部ストレージサーバ100へ送信するようになっている。なお操作者とは、利用者のうち、情報処理装置300或いは画像読取装置200を操作して画像を読み取らせ、ストレージサーバ100に保存させる利用者であり、本実施形態以下では、ストレージサーバ100にログインする利用者すなわちログインユーザと同一であるものとする。
<外部ストレージサーバのディレクトリ構成>
外部ストレージサーバ100の格納場所、すなわちファイルディレクトリの構成を図6に示す。ディレクトリはフォルダとも呼ばれる。外部ストレージサーバ100では利用者ごとにディレクトリが分かれており、利用者の設定によって他の利用者からのアクセスを制御することが可能となる。例えばUserAという利用者には、ディレクトリ2006の下にディレクトリ2000が割り当てられており、他の利用者からもアクセス可能なパブリック(Public)ディレクトリ2001と、UserAのみがアクセス可能なプライベート(Private)ディレクトリ2002とという部分(サブディレクトリ)が設定されている。なお本実施形態以下では、アクセス可能とは接続の有無等の技術的な理由ではなく、アクセス権が設定されており、アクセスすることを許可されているという理由からアクセスできることをいう。各利用者それぞれのパブリックディレクトリおよびプライベートディレクトリに対して設定されるアクセス権の管理のために用いられるアクセス管理情報は、それぞれのディレクトリに保存されている。この各ディレクトリに保存されるアクセス管理情報は、該当するディレクトリにアクセス可能な利用者を特定するためにも用いられる。なおアクセス管理情報は、1つの保存場所に一括して保存されていても良い。
UserAとは異なるUserXという利用者には、ディレクトリ2006の下にディレクトリ2003が割り当てられており、他の利用者からもアクセス可能なパブリックディレクトリ2004と、UserAのみがアクセス可能なプライベートディレクトリ2005が設定されている。UserXのログイン利用者名(以下アカウント名と呼ぶ。)とパスワードは、UserAとは全く別のものが設定されている。このように、本実施形態の構成によれば、ユーザ毎にそれぞれ独立した管理が施されたシステムを構築できるため、ユーザ毎に管理可能な、セキュリティを高めたセキュアなシステムを実現することができる。
以下では、UserAのアカウント名とパスワードを使う例で説明するが、UserXやこれら以外のアカウント名とパスワードを使って、本システムを利用することも可能である。
<外部ストレージサーバのアクセス権限>
外部ストレージサーバ100のアクセス権限について図7に示す。図7では、各ユーザのディレクトリの下にあるサブディレクトリ"Private"(プライベート)および"Public"(パブリック)ごとに、アクセス権限を有するユーザ名を示している。図7(a)では、UserAに割り当てられているプライベートディレクトリ2002は、UserAのみがアクセス可能となっており、UserAに割り当てられているパブリックディレクトリ2001は、UserA,UserB,UserCがアクセス可能となっていることを示す。この構成により、UserAに割り当てられているプライベートディレクトリ2002に保存した画像データはUserAのみがアクセス可能であり、それ以外のユーザ、例えばUserB,USerCからはアクセスできない。一方、UserAに割り当てられているパブリックディレクトリ2001に保存した画像データは、UserA以外にも、UserB、UserCからアクセスすることが可能である。このため読み取った画像データをパブリックディレクトリに保存することで、その画像データを複数のユーザが共有することが出来る。なお、UserAに割り当てられているプライベートディレクトリ2002へのアクセス権限は、説明上UserAのみしかアクセスできないとし、アクセス可能な利用者の増減はないものとする。しかし、外部ストレージサーバの仕様によっては、プライベートディレクトリの仕組みは用意されていなくとも、アカウントを有するユーザが、そのユーザに対して割り当てられたディレクトリにアクセス可能な利用者を自分のみとし、アクセス権限の変更を行わないことで、実質的にプライベートディレクトリを実現できる。このようにプライベートディレクトリと称するディレクトリが提供されていない場合であっても、アカウントを有するユーザのみがアクセス可能なように限定公開のアクセス制限を設定したディレクトリは、実質的に本実施形態のプライベートディレクトリと同様の扱いとなる。
図7(b)では、アクセス可能な利用者UserD、UserEが追加された状態であり、UserD、UserEもUserAに割り当てられているパブリックディレクトリ2001にアクセスすることが可能となっている。図7(c)では、アクセス可能な利用者が減った状態であり、UserAのほか、UserBがUserAに割り当てられているパブリックディレクトリ2001にアクセスすることが可能となっている。また、アクセス可能な利用者を個別に指定する以外にも、図7(d)のように、AllUserなど、非限定公開の特別なアクセス制限を設定することにより、ユーザを限定せずに保存した画像データを公開することが可能となる。例えば、UserAに割り当てられているパブリックディレクトリ2001を図7(b)に設定することで、公開する利用者を限定した公開ディレクトリとなり、図7(d)に設定することで、公開する利用者を限定せずだれでもアクセス可能な公開ディレクトリとなる。
図7(e)では、UserAとは異なるUserXという利用者のプライベートディレクトリ2005とパブリックディレクトリ2004のアクセス権を表している。
<データ保存時の手順>
本実施形態の処理を図8のフローチャートを使用して説明する。図8のフローは、情報処理装置300が、図8の手順をコード化したプログラムを実行することで実現できる。ただし、ユーザが操作する装置が画像読取装置200である場合には、S3001〜S3003までは画像読取装置200が実行する。残りのステップは情報処理装置300が実行する。ユーザが操作する装置が情報処理装置300の場合には、図8の手順はすべて情報処理装置300が実行する。なお、画像データの送信先はストレージサーバ100であり、そのディレクトリは図6に示したようなユーザごとの階層構造を持つものとする。
ステップ3001で、利用者による読み取った画像の保存先の指定に応じて、指定された保存先を示す識別子、たとえばストレージサーバ100のネットワークアドレスおよびディレクトリを示す識別子などを、たとえばディスクユニット302やあるいはフラッシュメモリ212等に格納する。ユーザの操作対象が情報処理装置300である場合は、操作者は操作部306を操作し、表示部305に、図9(a)のように表示されている設定画面から保存先を設定する。図9(a)では、"パブリック"が反転されて表示されており、これが選択されていることを示す。この状態で "OK"ボタンが押されると、保存先をパブリックに設定することが可能である。ここでパブリックが設定されると、操作を行っているログインユーザのためにストレージサーバ100に予め確保されたユーザディレクトリのサブディレクトリであるパブリックディレクトリが、画像データの保存先に決定され、その保存先を特定するための情報が記憶される。プライベートが選択された場合には、上記説明の「パブリック」を「プライベート」に読み替えればよい。
一方、ユーザの操作対象が画像読取装置200である場合は、操作者は操作部209を操作し、表示部208に、図9(b)のように表示されている設定画面から保存先を設定する。図9(b)では、"パブリック"の前に"*"が付加されており選択されていることを示し、この状態で"OK"ボタンを押すことで保存先をパブリックに設定することが可能である。この画像読取装置200のボタン操作は、情報処理装置300のボタンモニタ407により検知され、アプリケーションソフトウェア401が起動される。また設定された保存先は、情報処理装置300に送信され、たとえばアプリケーションソフトウェア401により、それがアクセスできる領域に保存される。
ステップ3002で、ユーザの操作対象が情報処理装置300である場合には、アプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402は、画像読取装置200にセットした原稿を読み取らせて画像データを取得する。そのために、たとえば操作者により読み取り開始の指示に応じて情報処理装置300から画像処理装置200へ読み取り命令を送り、読み取った画像をディスクユニット302に保存する。一方、ユーザの操作対象が画像読取装置200である場合には、たとえば読み取り開始の指示に応じて原稿の読み取りを開始し、読み取った画像データを情報処理装置300に送信する。情報処理装置300では、起動されているアプリケーションソフトウェア401が受信した画像データを保存する。
ステップ3003で、操作者は、外部のストレージサーバ100へアクセスできるように、情報処理装置300または画像読取装置200を端末としてログインする。情報処理装置300から画像データを送信する場合は、操作部306を操作し、表示部305に、図10(a)のように表示されているログイン画面から利用者名(アカウント名)と、パスワードを設定する。また、画像読取装置200から画像を読み取る場合は、操作部209を操作し、表示部208に、図9(b)のように表示されているログイン画面から利用者名(アカウント名)を入力し、その後図9(c)のように表示されているパスワード入力画面からパスワードを設定する。以降の説明は、"UserA"でログインに成功した状態とする。一方、画像読取装置200によるログイン操作及びログインの成功はボタンモニタ407により監視され、入力されたアカウント名およびパスワードは情報処理装置300に転送されて、ログインの手順が実行される。どちらの装置からログインの操作が行われても、本実施形態では、ログインの手順は情報処理装置300とストレージサーバ100との間で遂行される。すなわち、ログイン後にストレージサーバ100にアクセスできるのは情報処理装置300である。ログインが成功するとアプリケーションソフトウェア401によりステップ3004から実行される。
ステップ3004以降は情報処理装置300が主体となる。ステップ3004で、アプリケーションソフトウェア401は、保存先として指定されたディレクトリの公開範囲の設定、すなわちアクセス可能なユーザとして登録された利用者を取得する。この公開範囲の設定を、公開制限の設定とも呼ぶ。アクセス可能なユーザとして登録された利用者の取得とは、アプリケーションソフトウェア401による、アクセス管理情報を取得し、このアクセス管理情報によって特定されるアクセス可能な利用者の一覧(利用者一覧)を取得する処理でもある。ステップ3001でプライベートディレクトリが指定されていた場合は、図7のプライベートディレクトリへのアクセス可能な利用者一覧を取得する。ステップ3001でパブリックディレクトリが指定されていた場合は、図7のパブリックディレクトリのアクセス可能な利用者一覧を取得する。
ステップ3005で、アプリケーションソフトウェア401は、前回画像データを送信した時より後に、アクセス可能な利用者の追加があったかを調べる。このチェックは、前回画像データを送信した際に送信先ディレクトリへアクセス可能なユーザのリストを送信記録として記憶しておき、現在当該ディレクトリへアクセス可能なユーザのリストと比較することで行われる。ただし、初回の画像送信時は、前回の送信記録が無いため、ログインユーザのみをアクセス可能であったユーザとし、それと現在設定されているアクセス可能なユーザのリストとを比較する。前回の送信記録の保存先は、ストレージサーバ100に確保されたログインユーザのプライベートディレクトリとする。ステップ3005では、プライベートディレクトリから前回の送信記録を読み取り、送信先のディレクトリへアクセス可能な利用者の追加があったかを調べる。前回の送信記録には、少なくとも、送信先であるディレクトリの公開範囲の設定(たとえばアクセス権を持つユーザ名など)が含まれている。
例えば、パブリックディレクトリを指定しており、図7(a)から、図7(b)または図7(d)にアクセスが許諾されたユーザが変化したときは、利用者が追加されているため、ステップ3001ではYesと判定され、ステップ3006へ進む。一方、図7(a)から図7(c)へ変更した場合は、アクセス可能な利用者が減っておりNoと判定されるため、ステップ3011へ進む。また、初回の画像送信時は、ログインユーザ以外にアクセス可能な利用者が設定されているパブリックディレクトリが送信先として指定されていればS3005の判定結果はYesとなりステップ3006へ進む。また、ステップ3001で、プライベートディレクトリが指定されていた場合は、今回の送信時のアクセス可能な利用者はログインユーザのみとなるためNoと判定され、ステップ3011へ進む。このステップ3005における処理では、単純に利用者数の増減を調べるのではなく、前回利用者でなかった人が追加になった場合を考慮して判定する。したがって、前回の送信時におけるアクセス可能ユーザから一部のユーザが削除されているとしても、新たなユーザが追加されている場合には、利用者が追加されているものと判定され、S3006に分岐する。このように、前回の送信記録に含まれたアクセス可能ユーザおよび今回取得した当該ディレクトリへのアクセス可能ユーザが、ともにユーザ名のリストであれば、後者にのみ含まれているユーザ名があれば、新たなユーザへの追加があったと判断される。またユーザの範囲を示す包括的な記述によりアクセス可能なユーザが定められている場合には、たとえばユーザの範囲の間で包含関係を予め定めておき、それを用いて判定すればよい。たとえば図7(d)のようにすべてのユーザをアクセス可能なユーザの範囲としている記述が前回の送信記録にあれば、新たなユーザの追加はどのような場合であってもないと判定され、すべてのユーザを対象としている記述がステップ3004で取得したアクセス可能ユーザとしてされていれば、前回の送信記録にすべてのユーザを対象としているとの記述がある場合を除いて、新たなユーザの追加と判定される。
ステップ3006で、アプリケーションソフトウェア401は、ステップ3002にて利用者が情報処理装置300を使用して画像を読み取ったのか、画像読取装置200の操作パネルを使用して読み取ったのかを判定する。情報処理装置300による制御の下でアプリケーションソフトウェア401自身が、利用者によって操作されて画像を読み取った場合は、ステップ3007へ進む。利用者によって画像読取装置200の操作パネル209が操作され、その操作によってアプリケーションソフトウェア401が起動し画像を読み取った場合、すなわちプッシュスキャンの場合には、ステップ3009へ進む。ステップ3006の判断は、たとえばボタンモニタ407が画像読取装置200におけるログイン操作を検知した場合にそのことを記憶しておくことで、その記憶の有無に基づいて実現できる。
ステップ3007で、アプリケーションソフトウェア401は、表示部305に操作者への通知を出力(本例では表示)する。図11(a)に初回の画像送信時に、パブリックディレクトリが指定されていた時に情報処理装置のディスプレイに表示する通知の例を示す。また、図11(b)にアクセス可能な利用者が図7(a)から、図7(b)に変更されたときに、情報処理装置300のディスプレイに表示する通知の例を示す。操作者はこの通知を受け取り、アクセス可能な利用者が追加されても送信してよい場合はOKを押し、送信を中止した場合はCancelを押す。
ステップ3008で、ステップ3007で表示された通知を受け取った操作者が押したボタンがなんであるか判定し、OKボタンが押された場合はステップ3010へ進み、Cancelボタンが押されたた場合は、処理を終える。
ステップ3009で、アプリケーションソフトウェア401は、保存先をプライベートディレクトリへ自動的に変更する。このようにすることで、画像読取装置200の表示部1001が操作者に十分通知できるだけの表示能力を持っていなくても、利用者以外からアクセス不可能なプライベートディレクトリへ送信することで機密を守ることが出来る。
ステップ3010で、アプリケーションソフトウェア401は、ステップ3004で取得したアクセス可能な利用者一覧を示すアクセス管理情報を、送信記録として外部ストレージ上のプライベートディレクトリに保存する。保存した送信記録は、次回このディレクトリにデータが保存される際に、ステップ3005で前回の送信記録として参照される。このように外部ストレージ上に前回送信した記録を保存しておくことで、図示していない別の情報処理装置から操作を行った場合や、図示していいない別の画像読取装置から操作を行った場合でも、同じ送信した記録を利用することが出来る。
ステップ3011で、アプリケーションソフトウェア401は、設定されているディレクトリへ画像データを送信する。ステップ3009を通らなかった場合は、ステップ3001で設定されたディレクトリへ画像データを送信する。ステップ3009を通った場合は、ステップ3009で設定されたプライベートディレクトリへ画像データを送信する。
なお、ステップ3001で送信先としてプライベートディレクトリが指定されていた場合は、ステップ3005を常にNoと判定されるようにし、ステップ3004の処理を省くことも出来る。
なお、画像読取、保存、送信の処理を全て情報処理装置300で動作するアプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402で行ったが、画像読取装置200に搭載されている中央演算装置205、プログラムメモリ206、ワークメモリ207を使用し、一部の処理や全ての処理を画像読取装置で行うことも出来る。
なお、ステップ3010で、アクセス可能な利用者リストをストレージサーバ100のプライベートディレクトリに保存したが、どの情報処理装置や画像読取装置から使用した場合でも、ログインした利用者が許可した利用者リストを一つにする利便性のためであり、画像読取装置200に保存したり、情報処理装置300に保存したりしても、ステップ3005の判定処理を実行することは可能である。
以上の説明により、画像データをストレージサーバ100の指定されたディレクトリに保存する前に、前回当該ディレクトリに画像データが保存された時には設定されていなかった新たなユーザの追加があるか否かを判定し、追加されている場合には、操作者へ通知して、その承認を求めてから画像データを送信して保存する。このため、利用者が関知しないまま公開範囲が広げられたディレクトリへの画像データの保存を防止できる。また、その通知が困難であることが予想される場合、すなわち操作者が画像読取装置を操作して画像データの読み込みを行っている場合には、読み込まれた画像データをプライベートディレクトリへ送信する。こうすることで、画像読取装置のもつ機能に依存せずに、画像データの誤送信を防ぐことが出来る。
さらに、通常はプライベートディレクトリに送信しており、操作を誤ってパブリックディレクトリを選択して送信しようとした場合、ステップ3010で保存している前回のアクセス可能な利用者と、ステップ3004で取得できるアクセス可能な利用者の一覧を比較し、ステップ3005で追加していると判定されるため、利用者へ通知を行い、許可された場合のみ送信することで、誤送信を防ぐことが出来る。
<実施形態2>
本実施形態の構成については、実施形態1と同様なため割愛する。本実施形態は、著作権物を読み取り、その画像データを公開しては問題がある場合に通知し未然に防ぐ。本実施形態の処理を図12のフローチャートを参照して説明する。またログイン操作や保存領域の設定については、画像読取装置200からも情報処理装置300からも行うことができ、画像読取装置200から利用者が操作を行った場合でも、ストレージサーバ100へのアクセスは情報処理装置300が行うことは実施形態1と同様である。以下の説明では、本実施形態に固有であると記載していないステップについては、実施形態1における対応するステップと同様である。したがってそのようなステップについては説明を簡略化する。
ステップ10001で、操作者は、読み取った画像の保存先を指定する。情報処理装置300から画像を読み取る場合は、操作部306を操作し、表示部305に、図9(a)のように表示されている設定画面から保存先を設定する。図9(a)では、"パブリック"が反転されて表示されており選択されていることを示し、この状態で"OK"ボタンを押すことで保存先をパブリックに設定することが可能である。
また、画像読取装置200から画像を読み取る場合は、操作部209を操作し、表示部208に、図9(b)のように表示されている設定画面から保存先を設定する。図9(b)では、"パブリック"の前に"*"が付加されており選択されていることを示し、この状態で"OK"ボタンを押すことで保存先をパブリックに設定することが可能である。
ステップ10002で、アプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402は、画像読取装置200にセットした原稿を読み取り画像データを取得する。情報処理装置から画像処理装置200へ読み取り命令を送り、読み取った画像データをディスク装置302に保存する。
ステップ10003で、アプリケーションソフトウェア401は、読み取った画像データを判定する。この工程は本実施形態に固有のステップである。例えば、電子透かしや特定のパターンを検知したりすることで埋め込まれた著作情報を検出する。また著作権情報が埋め込まれていなくとも、複製を制限すべき原稿を読み取ったかどうかを判定する。複製を制限する原稿であるか否かは、たとえば刊行物の画像データであるか否かにより判定する。そこでステップ10003では、知著作権情報が埋め込まれていない場合は、以下の三つの判定を行う。
1.雑誌などの書籍を読み取った場合を想定し、網点が検知できるかを判定する。網点の検知は公知の技術であり、たとえば画像データとあらかじめ定めた網点判定パターンとを対比して網点領域の有無を判定する。
2.綴じられた書籍を読み取った場合を想定し、綴じ部の影が検知できるか判定する。綴じ部の影は、たとえば、画像データの中央部を上下又は左右方向に直線状に延び、綴じ線を最暗部としてその両側に向けてグラデーション状に濃度が下がる、輪郭が不鮮明なオブジェクトである。このようなパターンを画像データから捜索し、一致すれば綴じ線が含まれるものと判定できる。
3.書籍を切り抜いて読み取った場合を想定し、A4サイズなどの定型用紙サイズ以外かどうかを判定する。画像データのみから原稿サイズを判定することは困難であるので、この判定のためには、画像読取装置200が原稿センサを備えていることが望ましい。
以上の3つの判定を行い、どれか一つでも該当すると判定されれば、刊行物の複製である可能性が高いと判定する。著作権情報が含まれておらず、かつ、原稿が刊行物ではない場合であっても、原稿上の著作物には著作権が当然にあるものと考えるべきではあるが、全てのケースについて警告通知を行うのは煩わしいので、本実施形態では、著作権情報により著作権が明示されている画像データと、刊行物の複製である画像データに限って通知を行う。
そこでステップ10004で、アプリケーションソフトウェア401は、ステップ10003の判定結果により、著作権上情報が埋め込まれている画像データ、もしくは刊行物である可能性が高い画像データについては、操作者への通知が必要とし、ステップ10005へ進む。通知が不要であれば、ステップ10011へ進む。このステップ10004は本実施形態に固有のステップである。
ステップ10005で、操作者は、外部ストレージサーバへアクセスできるようにログインする。情報処理装置300から画像を読み取る場合は、操作部306を操作し、表示部305に、図10(a)のように表示されているログイン画面から利用者名(アカウント名)と、パスワードを設定する。また、画像読取装置200から画像を読み取る場合は、操作部209を操作し、表示部208に、図9(b)のように表示されているログイン画面から利用者名(アカウント名)を入力し、その後図9(c)のように表示されているパスワード入力画面からパスワードを設定する。以降の説明では、"UserA"でログインに成功した状態とする。
ステップ10006で、アプリケーションソフトウェア401は、保存先の利用者を取得する。ステップ10001でプライベートディレクトリを指定していた場合は、図6のプライベートディレクトリへのアクセス可能な利用者一覧を取得する。ステップ6001でパブリックディレクトリを指定していた場合は、図6のパブリックディレクトリのアクセス可能な利用者一覧を取得する。
ステップ10007で、アプリケーションソフトウェア401は、前回画像を送信した時からアクセス可能な利用者の追加があったかを調べる。初回の画像送信時は、前回送信した記録が無いため、初期値として前回のアクセス可能な利用者は利用者のみとする。前回送信した記録の保存先は、プライベートディレクトリとし、プライベートディレクトリから前回送信した記録を読み取り、アクセス可能な利用者の追加があったかを調べる。
例えば、ステップ10001で、パブリックディレクトリを指定しており、図6(a)から、図6(b)や図6(d)などに変化したときはアクセス可能ユーザが追加されているため、Yesと判定され、ステップ10008へ進む。一方、図6(a)から図6(c)へ変更した場合は、アクセス可能な利用者が減っておりNoと判定されるため、ステップ10011へ進む。また、初回の画像送信時は、ログインユーザ以外のアクセス可能な利用者が設定されているパブリックディレクトリが指定されていれば、Yesとなりステップ10008へ進む。また、ステップ10001で、プライベートディレクトリが指定されていた場合は、今回の送信時のアクセス可能な利用者はログインユーザのみとなるためNoと判定され、ステップ10011へ進む。この処理には単純に利用者数の増減を調べるのではなく、前回利用者でなかった人が追加になった場合を考慮して判定する。
ステップ10008で、アプリケーションソフトウェア401は、表示部305に利用者への通知を表示する。図11(a)に初回の画像送信時に、パブリックディレクトリが指定されていた時に情報処理装置のディスプレイに表示する通知の例を示す。また、図11(b)にアクセス可能な利用者が図6(a)から、図6(b)に変更されたときに、情報処理装置のディスプレイに表示する通知の例を示す。操作者はこの通知を受け取り、アクセス可能な利用者が追加されても送信してよい場合はOKを押し、送信を中止した場合はCancelを押す。
ステップ10009で、利用者は、ステップ10008で表示された通知を受け取り、OKかCancelを押す。OKを押した場合はステップ10010へ進み、Cancelを押した場合は、処理を終える。
ステップ10010で、アプリケーションソフトウェア401は、ステップ10006で取得したアクセス可能な利用者一覧を送信した記録として、外部ストレージ上のプライベートディレクトリに保存する。このように外部ストレージ上に前回送信した記録を保存しておくことで、図示していない別の情報処理装置から操作を行った場合や、図示していいない別の画像読取装置から操作を行った場合でも、同じ送信した記録を利用することが出来る。
ステップ10011で、アプリケーションソフトウェア401は、ステップ10001で設定されたディレクトリへ画像を送信する。
また、ステップ10003・ステップ10004と、ステップ10005・ステップ10006・ステップ10007の順序に制限が無く、先にステップ10005・ステップ10006・ステップ10007を実行してから、ステップ10003・ステップ10004を実行するように実施してもよい。
なお、ステップ10001で送信先をプライベートディレクトリが指定されてあった場合は、ステップ10004を常にNoと判定されるようにし、ステップ10003の処理を省くことも出来る。あるいは、ステップ10007を常にNoと判定されるようにし、ステップ10006の処理を省くことが出来る。
なお、画像読取、保存、送信の処理を全て情報処理装置300で動作するアプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402で行ったが、画像読取装置200に搭載されている中央演算装置205、プログラムメモリ206、ワークメモリ207を使用し、一部の処理や全ての処理を画像読取装置で行うことも出来る。
なお、ステップ10010で、アクセス可能な利用者リストをストレージサーバ100のプライベートディレクトリに保存したが、どの情報処理装置や画像読取装置から使用した場合でも、ログインした利用者が許可した利用者リストを一つにする利便性のためであり、画像読取装置200に保存したり、情報処理装置300に保存したりしても、ステップ10007の判定処理を実行することは可能である。
以上の説明により、前回画像を送信した時の利用者数が増加した場合のみ、利用者へ送信先を確認することで不要なユーザ通知を減らしつつ読み取った画像データの誤った公開を防ぐことが出来る。さらに、アクセス可能ユーザの追加の有無の判定は、著作権情報が含まれた画像データまたは刊行物らしい画像データを対象とすることで、著作権の観点からアクセスに制限がないと考えられる画像データンついては、アクセス権を持つユーザの判定を省いている。これにより、アクセス可能ユーザの追加に関する通知のうち、不要である蓋然性の高いものを省くことができる。
<実施形態3>
本実施形態の構成については、実施形態1と同様なため割愛する。本実施形態は、利用者の増減をみるだけでなく利用者の属性を加味して、通知するかを判定することで、より細かな通知制御を行う。以下の説明では、本実施形態に固有であると記載していないステップについては、実施形態1における対応するステップと同様である。したがってそのようなステップについては説明を簡略化する。本実施形態の処理を図13のフローチャートを使用して説明する。
ステップ11001で、利用者は、情報処理装置300などにおいて、利用者に設定可能な属性に基づき、通知の必要のない属性あるいは属性の閾値を設定する。例えば、属性が部長以上であれば、新しい利用者として通知が必要ないと設定する。属性である「部長」は予め定められた属性である。また「部長以上」が何を意味するかは、属性値の間の関係とした予め定められている。その定義にしたがって、利用者は属性あるいはその閾値を設定する。設定された属性或いは閾値は、メモリ等に保存される。このステップ11001は本実施形態に固有のステップである。
ステップ11002で、操作者は、読み取った画像の保存先を指定する。情報処理装置300から画像を読み取る場合は、操作部306を操作し、表示部305に、図9(a)のように表示されている設定画面から保存先を設定する。図9(a)では、"パブリック"が反転されて表示されており選択されていることを示し、この状態で"OK"ボタンを押すことで保存先をパブリックに設定することが可能である。
また、画像読取装置200から画像を読み取る場合は、操作部209を操作し、表示部208に、図9(b)のように表示されている設定画面から保存先を設定する。図9(b)では、"パブリック"の前に"*"が付加されており選択されていることを示し、この状態で"OK"ボタンを押すことで保存先をパブリックに設定することが可能である。
ステップ11003で、アプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402は、画像読取装置にセットした原稿を読み取り画像データを取得する。情報処理装置から画像処理装置へ読み取り命令を送り、読み取った画像をディスク装置302に保存する。
ステップ11004で、操作者は、外部ストレージサーバへアクセスできるようにログインする。情報処理装置300から画像を読み取る場合は、操作部306を操作し、表示部305に、図10(a)のように表示されているログイン画面から利用者名(アカウント名)と、パスワードを設定する。また、画像読取装置200から画像を読み取る場合は、操作部209を操作し、表示部208に、図9(b)のように表示されているログイン画面から利用者名(アカウント名)を入力し、その後図9(c)のように表示されているパスワード入力画面からパスワードを設定する。以降の説明では、"UserA"でログインに成功した状態とする。
ステップ11005で、アプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402は、保存先のディレクトリにアクセス可能な利用者及びその属性をストレージサーバ100から取得する。ステップ3001でプライベートディレクトリを指定していた場合は、図14のプライベートディレクトリへのアクセス可能な利用者一覧を取得する。ステップ3001でパブリックディレクトリを指定していた場合は、図14のパブリックディレクトリのアクセス可能な利用者一覧を取得する。このステップ11005は本実施形態に固有のステップである。
図14のアクセス可能な利用者一覧には属性が設定されている。この属性には比較できるようにレベル(Lv)が設定されており、レベルが高い方が、より多くの情報にアクセスできることを示す。これは比較しやすいように数字であってもよいし、大小関係により順序が一意に決まる値であってもよい。このレベルを権限レベルとも呼ぶ。
ステップ11006で、アプリケーションソフトウェア401は、前回画像を送信した時から、アクセス可能な利用者の属性に基づき通知が必要か判定する。このステップ11006は、属性についても考慮する点において本実施形態に固有のステップである。
初回の画像送信時は、前回送信した記録が無いため、初期値として前回のアクセス可能な利用者はログインユーザのみとする。前回送信した記録の保存先は、プライベートディレクトリとし、プライベートディレクトリから前回送信した記録を読み取り、アクセス可能な利用者の追加があったかを調べる。
例えば、ステップ11002で、パブリックディレクトリを指定しており、図14(a)から図14(b)と変化したときは、UserBが昇進などで上位の属性となった。この場合は、利用者数は増加しておらず、UserBの属性が変わっているが前回のLv2からLv3と上がっているため利用者への通知は不要な為Noとなる。同じく図14(a)から図14(c)と変化したときは、UserBが退職などで下位の属性となった。この場合は、利用者数は増加していないが、UserBの属性が前回のLv2からLv0と下がっており、利用者への通知が必要となりYesとなる。同じく図14(a)から図14(d)と変化したときは、組織の中で権限を持つあたらしい利用者であるUserDが加わった。この場合は、利用者が増加しているが、新しい利用者であるUserDは部長でありステップ11001で設定した所定のレベル以上すなわち所定の属性閾値以上であるため、利用者への通知が不要なためNoとなる。同じく図14(a)から図14(e)と変化したときは、新入社員である利用者UserEが加わった。この場合は、利用者が増えており、新しい利用者であるUserEはステップ11001で設定した属性閾値未満であるため、利用者の通知が必要となりYesとなる。このように、新たなアクセス可能ユーザの追加がなくとも、既存のユーザのアクセス権限が下がれば、それは警告通知の対象となる。また、新たなアクセス可能ユーザの追加があった場合には、その属性であるアクセス権限が設定された値より下であれば、それも警告通知の対象となる。
このように、ユーザ名のみならず、各ユーザの有する権限に応じて、アクセス可能なユーザであるか否かを判定する。そしてアクセス可能な新たなユーザが、前回の送信記録に比べて追加されている場合には、ステップ1107で通知を行う。
ステップ11007で、アプリケーションソフトウェア401は、表示部305など利用者へ通知を表示する。図10(a)に初回の画像送信時に、パブリックディレクトリが指定されていた時に情報処理装置のディスプレイに表示する通知の例を示す。また、図10(b)にアクセス可能な利用者が図6(a)から、図6(b)に変更されたときに、情報処理装置のディスプレイに表示する通知の例を示す。操作者はこの通知を受け取り、アクセス可能な利用者が追加されても送信してよい場合はOKを押し、送信を中止した場合はCancelを押す。
ステップ11008で、操作者は、ステップ11007で表示された通知を受け取り、OKかCancelを押す。OKを押した場合はステップ11009へ進み、Cancelを押した場合は、処理を終える。
ステップ11009で、アプリケーションソフトウェア401は、ステップ11005で取得したアクセス可能な利用者及び属性一覧を送信した記録として、外部ストレージ上のプライベートディレクトリに保存する。このように外部ストレージ上に前回送信した記録を保存しておくことで、図示していない別の情報処理装置から操作を行った場合や、図示していいない別の画像読取装置から操作を行った場合でも、同じ送信した記録を利用することが出来る。
ステップ11010で、アプリケーションソフトウェア401は、ステップ11002で設定されているディレクトリへ画像データを送信する。
なお、ステップ11002で送信先をプライベートディレクトリが指定されていた場合は、ステップ11006を常にNoと判定されるようにし、ステップ11005の処理を省くことも出来る。
なお、画像読取、保存、送信の処理を全て情報処理装置300で動作するアプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402で行ったが、画像読取装置200に搭載されている中央演算装置205、プログラムメモリ206、ワークメモリ207を使用し、一部の処理や全ての処理を画像読取装置で行うことも出来る。
なお、ステップ11009で、アクセス可能な利用者リストをストレージサーバ100のプライベートディレクトリに保存したが、どの情報処理装置や画像読取装置から使用した場合でも、ログインした利用者が許可した利用者リストを一つにする利便性のためであり、画像読取装置200に保存したり、情報処理装置300に保存したりしても、ステップ11006の判定処理を実行することは可能である。
以上の説明により、前回画像を送信した時の利用者属性に基づき、利用者へ通知し許可を求めてから画像を送信することで不要なユーザ通知を減らしつつ読み取った画像の誤送信を防ぐことが出来る。また、通知にあたりユーザの権限を参照することができる。
<実施形態4>
本実施形態の構成については、実施形態1と同様なため割愛する。本実施形態は、事前に通知を受けるか自動的にプライベートディレクトリに送信するかを選択しておいて画像を送信する。以下の説明では、本実施形態に固有であると記載していないステップについては、実施形態1における対応するステップと同様である。したがってそのようなステップについては説明を簡略化する。本実施形態の処理を図15のフローチャートを使用して説明する。
ステップ5001で、操作者は、画像データを保存するディレクトリにアクセス可能なユーザが追加された時の設定を情報処理装置300で行う。例えば図16に示すようなUIによって、どちらの設定が好ましいかを選択させる。選択肢4001では送信前にアクセス可能なユーザが増えたことを通知し、ログインユーザの許可を得てから画像を送信する。選択肢4002はプライベートディレクトリに転送先を自動的に変更して画像を送信する。なお、便宜上フローチャートの先頭にこの処理が来ているが、処理ごとに行う必要はなく利用者が一回設定しておけば、次回以降は同じ設定で動作するものとする。後述のステップ5006における判定で、画像データを保存するディレクトリにアクセス可能なユーザが追加されている場合には、このステップにおける設定に従って動作する。なおこのステップは本実施形態に固有である。
ステップ5002で、操作者は、読み取った画像の保存先を指定する。情報処理装置300から画像を読み取る場合は、操作部306を操作し、表示部305に、図9(a)のように表示されている設定画面から保存先を設定する。図9(a)では、"パブリック"が反転されて表示されており選択されていることを示し、この状態で"OK"ボタンを押すことで保存先をパブリックに設定することが可能である。また、画像読取装置200から画像を読み取る場合は、操作部209を操作し、表示部208に、図9(b)のように表示されている設定画面から保存先を設定する。図9(b)では、"パブリック"の前に"*"が付加されており選択されていることを示し、この状態で"OK"ボタンを押すことで保存先をパブリックに設定することが可能である。
ステップ5003で、アプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402は、画像読取装置にセットした原稿を読み取り画像データを取得する。情報処理装置から画像処理装置へ読み取り命令を送り、読み取った画像をディスク装置302に保存する。
ステップ5004で、操作者は、外部ストレージサーバへアクセスできるようにログインする。情報処理装置300から画像を読み取る場合は、操作部306を操作し、表示部305に、図10(a)のように表示されているログイン画面から利用者名(アカウント名)と、パスワードを設定する。また、画像読取装置200から画像を読み取る場合は、操作部209を操作し、表示部208に、図9(b)のように表示されているログイン画面から利用者名(アカウント名)を入力し、その後図9(c)のように表示されているパスワード入力画面からパスワードを設定する。以降の説明では、"UserA"でログインに成功した状態とする。
ステップ5005で、アプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402は、保存先の利用者を取得する。ステップ5002でプライベートディレクトリを指定していた場合は、図6のプライベートディレクトリへのアクセス可能な利用者一覧を取得する。ステップ5002でパブリックディレクトリを指定していた場合は、図6のパブリックディレクトリのアクセス可能な利用者一覧を取得する。
ステップ5006で、アプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402は、前回画像を送信した時からアクセス可能な利用者の追加や、利用者の属性の低下があったかを調べる。初回の画像送信時は、前回送信した記録が無いため、初期値として前回のアクセス可能な利用者は利用者のみとする。前回送信した記録の保存先は、プライベートディレクトリとし、プライベートディレクトリから前回送信した記録を読み取り、アクセス可能な利用者の追加があったかを調べる。
例えば、ステップ5002で、パブリックディレクトリを指定しており、図6(a)から、図6(b)や図6(d)などに変化したときは利用者が追加されているため、Yesと判定され、ステップ5007へ進む。一方、図6(a)から図6(c)へ変更した場合は、アクセス可能な利用者が減っておりNoと判定されるため、ステップ5012へ進む。また、初回の画像送信時は、ログインユーザ以外のアクセス可能な利用者が設定されているパブリックディレクトリが指定されていれば、Yesとなりステップ5007へ進む。また、ステップ5002で、プライベートディレクトリが指定されていた場合は、今回の送信時のアクセス可能な利用者はログインユーザのみとなるためNoと判定され、ステップ5012へ進む。この処理には単純に利用者数の増減を調べるのではなく、前回利用者でなかった人が追加になった場合を考慮して判定する。
ステップ5007で、アプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402は、利用者が図16のUIで、送信前の通知とプライベートディレクトリへの送信・保存のうちどちらを選択したかを取得する。選択肢4001すなわち送信前の通知が選択されていれば、ステップ5008へ進み、選択肢4002すなわちプライベートディレクトリへの送信・保存が選択されていればステップ5009へ進む。なおこのステップは本実施形態に固有である。このステップ以降は図8のステップ3007以降と同様となる。
ステップ5008で、ステップ11007で、アプリケーションソフトウェア401は、表示部305に利用者への通知を表示する。図10(a)に初回の画像送信時に、パブリックディレクトリが指定されていた時に情報処理装置のディスプレイに表示する通知の例を示す。また、図10(b)にアクセス可能な利用者が図6(a)から、図6(b)に変更されたときに、情報処理装置のディスプレイに表示する通知の例を示す。利用者はこの通知を受け取り、アクセス可能な利用者が追加されても送信してよい場合はOKを押し、送信を中止した場合はCancelを押す。
ステップ5009で、アプリケーションソフトウェア401は、保存先をプライベートディレクトリへ自動的に変更する。このようにすることで、事前通知および利用者による確認を受けることなく、ログインユーザ以外からアクセス不可能なプライベートディレクトリへ送信することで機密を守ることが出来る。
ステップ5010で、利用者は、ステップ5008で表示された通知を受け取り、OKかCancelを押す。OKを押した場合はステップ5011へ進み、Cancelを押した場合は、処理を終える。
ステップ5011で、アプリケーションソフトウェア401は、ステップ5005で取得したアクセス可能な利用者一覧を送信した記録として、外部ストレージ上のプライベートディレクトリに保存する。このように外部ストレージ上に前回送信した記録を保存しておくことで、図示していない別の情報処理装置から操作を行った場合や、図示していいない別の画像読取装置から操作を行った場合でも、同じ送信した記録を利用することが出来る。
ステップ5012で、アプリケーションソフトウェア401は、設定されているディレクトリへ画像を送信する。ステップ5009を通らなかった場合は、ステップ5002で設定されたディレクトリへ画像を送信する。ステップ5009を通った場合は、ステップ5009で設定されたプライベートディレクトリへ画像を送信する。
なお、ステップ5002で、プライベートディレクトリを送信先とする設定がされていた場合は、ステップ5006を常にNoと判定されるようにし、またステップ5005の処理を省くことも出来る。
なお、画像読取、保存、送信の処理を全て情報処理装置300で動作するアプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402で行ったが、画像読取装置200に搭載されている中央演算装置205、プログラムメモリ206、ワークメモリ207を使用し、一部の処理や全ての処理を画像読取装置で行うことも出来る。
なお、ステップ5011で、アクセス可能な利用者リストをストレージサーバ100のプライベートディレクトリに保存したが、どの情報処理装置や画像読取装置から使用した場合でも、ログインした利用者が許可した利用者リストを一つにする利便性のためであり、画像読取装置200に保存したり、情報処理装置300に保存したりしても、ステップ5006の判定処理を実行することは可能である。
以上の説明により、前回画像を送信した時には登録されていなかったアクセス可能ユーザが新たに追加され、かつ事前通知の設定がされているときのみユーザへ通知して許可を求めてから画像を送信する。一方、新たなアクセス可能ユーザが追加されても、プライベートディレクトリへの送信が設定されていれば、事前通知することなくプライベートディレクトリに送信して保存する。こうすることで不要なユーザ通知を減らしつつ読み取った画像の誤送信を防ぐことが出来る。
<実施形態5>
本実施形態の構成については、実施形態1と同様なため割愛する。本実施形態は、アクセス可能ユーザが追加されている旨の通知時に、利用者に画像データの送信先を選ばせ、選択された保存領域に画像データを送信する。以下の説明では、本実施形態に固有であると記載していないステップについては、実施形態1における対応するステップと同様である。したがってそのようなステップについては説明を簡略化する。本実施形態の処理を図17のフローチャートを使用して説明する。
ステップ6001で、利用者は、読み取った画像の保存先を指定する。情報処理装置300から画像を読み取る場合は、操作部306を操作し、表示部305に、図9(a)のように表示されている設定画面から保存先を設定する。図9(a)では、"パブリック"が反転されて表示されており選択されていることを示し、この状態で"OK"ボタンを押すことで保存先をパブリックに設定することが可能である。
また、画像読取装置200から画像を読み取る場合は、操作部209を操作し、表示部208に、図9(b)のように表示されている設定画面から保存先を設定する。図9(b)では、"パブリック"の前に"*"が付加されており選択されていることを示し、この状態で"OK"ボタンを押すことで保存先をパブリックに設定することが可能である。
ステップ6002で、アプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402は、画像読取装置にセットした原稿を読み取り画像データを取得する。情報処理装置から画像処理装置へ読み取り命令を送り、読み取った画像をディスク装置302に保存する。
ステップ6003で、利用者は、外部ストレージサーバへアクセスできるようにログインする。情報処理装置300から画像を読み取る場合は、操作部306を操作し、表示部305に、図10(a)のように表示されているログイン画面から利用者名(アカウント名)と、パスワードを設定する。また、画像読取装置200から画像を読み取る場合は、操作部209を操作し、表示部208に、図9(b)のように表示されているログイン画面から利用者名(アカウント名)を入力し、その後図9(c)のように表示されているパスワード入力画面からパスワードを設定する。以降の説明では、"UserA"でログインに成功した状態とする。
ステップ6004で、アプリケーションソフトウェア401は、保存先の利用者を取得する。ステップ6001でプライベートディレクトリを指定していた場合は、図6のプライベートディレクトリへのアクセス可能な利用者一覧を取得する。ステップ6001でパブリックディレクトリを指定していた場合は、図6のパブリックディレクトリのアクセス可能な利用者一覧を取得する。
ステップ6005で、アプリケーションソフトウェア401は、前回画像を送信した時からアクセス可能な利用者の追加があったかを調べる。初回の画像送信時は、前回送信した記録が無いため、初期値として前回のアクセス可能な利用者はログインユーザのみとする。前回送信した記録の保存先は、プライベートディレクトリとし、プライベートディレクトリから前回送信した記録を読み取り、アクセス可能な利用者の追加があったかを調べる。
例えば、ステップ6001で、パブリックディレクトリを指定しており、図6(a)から、図6(b)や図6(d)などに変化したときはアクセス可能ユーザが追加されているため、Yesと判定され、ステップ6006へ進む。一方、図6(a)から図6(c)へ変更した場合は、アクセス可能な利用者が減っておりNoと判定されるため、ステップ6010へ進む。また、初回の画像送信時は、ログインユーザ以外のアクセス可能な利用者が設定されているパブリックディレクトリが指定されていれば、Yesとなりステップ6006へ進む。また、ステップ6001で、プライベートディレクトリが指定されていた場合は、今回の送信時のアクセス可能な利用者はログインユーザのみとなるためNoと判定され、ステップ6010へ進む。この処理には単純に利用者数の増減を調べるのではなく、新たなアクセス可能ユーザが追加になった場合を考慮して判定する。
ステップ6006で、アプリケーションソフトウェア401は、表示部305に利用者への通知を表示する。図18にアクセス可能な利用者が図6(a)から、図6(b)に変更されたときに、情報処理装置のディスプレイに表示する通知の例を示す。操作者はこの通知を受け取り、プライベートディレクトリかパブリックディレクトリへの送信先を選んだり、送信を行わずにCancelしたりすることが出来る。
ステップ6007で、操作者はステップ6006の通知を受け取り、アクセス可能な利用者が追加され問題があるが、外部ストレージサーバに送信した場合は、プライベートディレクトリに送信を選択してOKを押す。この時は、ステップ6008へ進む。アクセス可能な利用者が追加されても問題ない場合は、パブリックディレクトリに送信を選択してOKを押す。この時は、ステップ6009へ進む。送信を中止した場合は、Cancelを押す。この時は、処理を終える。
ステップ6008で、アプリケーションソフトウェア401は、保存先をプライベートディレクトリに変更する。このようにすることで、パブリックディレクトリ送信時に、利用者の増加があり、画像送信を行うと問題がある場合でも、利用者以外からアクセス不可能なプライベートディレクトリに送信することで、機密を守りながら外部ストレージサーバに画像を送信することが可能となる。
ステップ6009で、アプリケーションソフトウェア401は、ステップ6004で取得したアクセス可能な利用者一覧を送信した記録として、外部ストレージ上のプライベートディレクトリに保存する。このように外部ストレージ上に前回送信した記録を保存しておくことで、図示していない別の情報処理装置から操作を行った場合や、図示していいない別の画像読取装置から操作を行った場合でも、同じ送信した記録を利用することが出来る。
ステップ6010で、アプリケーションソフトウェア401は、設定されているディレクトリへ画像を送信する。ステップ6008を通らなかった場合は、ステップ6001で設定されたディレクトリへ画像を送信する。ステップ6008を通った場合は、ステップ6008で設定されたプライベートディレクトリへ画像を送信する。
なお、ステップ6001で送信先をプライベートディレクトリが指定されていた場合は、ステップ6005を常にNoと判定されるようにし、またステップ6004の処理を省くことも出来る。
なお、画像読取、保存、送信の処理を全て情報処理装置300で動作するアプリケーションソフトウェア401及びドライバソフト402で行ったが、画像読取装置200に搭載されている中央演算装置205、プログラムメモリ206、ワークメモリ207を使用し、一部の処理や全ての処理を画像読取装置で行うことも出来る。
なお、ステップ6009で、アクセス可能な利用者リストをストレージサーバ100のプライベートディレクトリに保存したが、どの情報処理装置や画像読取装置から使用した場合でも、ログインした利用者が許可した利用者リストを一つにする利便性のためであり、画像読取装置200に保存したり、情報処理装置300に保存したりしても、ステップ6005の判定処理を実行することは可能である。
以上の説明により、前回画像を送信した時に対して、新たなアクセス可能ユーザの追加がされた場合のみ、操作者へ送信先を確認することで不要なユーザ通知を減らしつつ読み取った画像の誤送信を防ぐことが出来る。
<実施形態6>
本実施形態の構成については、実施形態1と同様なため割愛する。本実施形態は、情報処理装置を使用せず、画像読取装置のみで画像を送信する。以下の説明では、本実施形態に固有であると記載していないステップについては、実施形態1における対応するステップと同様である。したがってそのようなステップについては説明を簡略化する。本実施形態の処理を図19のフローチャートを使用して説明する。
ステップ17001で、操作者は、読み取った画像の保存先を指定する。画像読取装置200の操作部209を操作し、表示部208に、図9(b)のように表示されている設定画面から保存先を設定する。図9(b)では、"パブリック"の前に"*"が付加されており選択されていることを示し、この状態で"OK"ボタンを押すことで保存先をパブリックに設定することが可能である。
ステップ17002で、画像読取装置200は、スキャナ部にセットした原稿を読み取り画像データを取得する。
ステップ17003で、操作者は、外部ストレージサーバへアクセスできるようにログインする。画像読取装置200の操作部209を操作し、表示部208に、図9(b)のように表示されているログイン画面から利用者名(アカウント名)を入力し、その後図9(c)のように表示されているパスワード入力画面からパスワードを設定する。以降の説明では、"UserA"でログインに成功した状態とする。
ステップ17004で、画像読取装置200は、保存先の利用者を取得する。ステップ17001でプライベートディレクトリを指定していた場合は、図6のプライベートディレクトリへのアクセス可能な利用者一覧を取得する。ステップ17001でパブリックディレクトリを指定していた場合は、図6のパブリックディレクトリのアクセス可能な利用者一覧を取得する。
ステップ17005で、画像読取装置200は、前回画像を送信した時からアクセス可能な利用者の追加や、利用者の属性の低下があったかを調べる。初回の画像送信時は、前回送信した記録が無いため、初期値として前回のアクセス可能な利用者はログインユーザのみとする。前回送信した記録の保存先は、プライベートディレクトリとし、プライベートディレクトリから前回送信した記録を読み取り、アクセス可能な利用者の追加があったかを調べる。
例えば、ステップ17001で、パブリックディレクトリを指定しており、図6(a)から、図6(b)や図6(d)などに変化したときは利用者が追加されているため、Yesと判定され、ステップ17006へ進む。一方、図6(a)から図6(c)へ変更した場合は、アクセス可能な利用者が減っておりNoと判定されるため、ステップ17008へ進む。また、初回の画像送信時は、ログインユーザ以外のアクセス可能な利用者が設定されているパブリックディレクトリが指定されていれば、Yesとなりステップ17006へ進む。また、ステップ17001で、プライベートディレクトリが指定されていた場合は、今回の送信時のアクセス可能な利用者はログインユーザのみとなるためNoと判定され、ステップ17008へ進む。この処理には単純に利用者数の増減を調べるのではなく、前回利用者でなかったアクセス可能なユーザが追加になった場合を考慮して判定する。
ステップ17006では、画像読取装置200は、保存先をプライベートディレクトリへ自動的に変更する。このようにすることで、画像読取装置から操作しており利用可能な利用者を確認することが困難であっても、ログインユーザ以外からアクセス不可能なプライベートディレクトリへ送信することで機密を守ることが出来る。
ステップ17007、画像読取装置200は、ステップ17004で取得したアクセス可能な利用者一覧を送信した記録として、外部ストレージ上のプライベートディレクトリに保存する。このように外部ストレージ上に前回送信した記録を保存しておくことで、情報処理装置300から操作を行った場合や、図示していいない別の画像読取装置から操作を行った場合でも、同じ送信した記録を利用することが出来る。
ステップ17008で、画像読取装置200は、設定されているディレクトリへ画像を送信する。ステップ17006を通らなかった場合は、ステップ17001で設定されたディレクトリへ画像を送信する。ステップ17006を通った場合は、ステップ17006で設定されたプライベートディレクトリへ画像を送信する。
なお、ステップ17001で送信先をプライベートディレクトリが指定されてあった場合は、ステップ17005を常にNoと判定されるようにし、またステップ17004の処理を省くことも出来る。
なお、ステップ17007で、アクセス可能な利用者リストをストレージサーバ100のプライベートディレクトリに保存したが、どの情報処理装置や画像読取装置から使用した場合でも、ログインした利用者が許可した利用者リストを一つにする利便性のためであり、画像読取装置200に保存して、ステップ17005の判定処理を実行することは可能である。
以上の説明により、前回画像データを送信した時には登録されていなかった新たなアクセス可能ユーザが追加された場合は、画像データの送信先を自動的にプライベートディレクトリに変更して送信する。こうすることで、不要な通知を無くし読み取った画像の誤送信を防ぐことが出来る。
<変形例>
上記実施形態では、構成はすべて実施形態1に準じており、画像読取装置200が単体でストレージサーバ100にログインし、画像データをアップロードする構成ではなかった。しかしながら、アプリケーションソフトウェア401に相当する機能を持つアプリケーションプログラムを、画像読取装置200にインストールし、画像読取装置にアプリケーションソフトウェア401の機能を持たせれば、上記実施形態すべてにおいて、画像読取装置200を操作して行っている画像データの読み取りおよびアップロードは、情報処理装置300が介在しなくとも実現できる。その場合には、画像読取装置200の操作をきっかけとして実行されるフローチャートで示した処理は、すべて画像読取装置200で実行される。
また、上記実施形態では、画像データの送信時に、その時の画像データを保存したディレクトリの公開範囲の設定、例えばユーザ名のリストやユーザごとの属性などを、ストレージサーバ100の当該ユーザのプライベートディレクトリに保存している。しかし、ログインユーザがアクセス可能な保存領域であれば、プライベートディレクトリには限られない。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (15)

  1. 画像データをサーバに送信して保存させるための画像送信システムであって、
    画像データを前記サーバに送信する前に、前記サーバから、前記サーバにおける前記画像データの保存領域の現在の公開制限の設定を取得する取得手段と、
    前回の送信時における公開制限の設定を前記現在の公開制限の設定と比較し、前記現在の公開制限の設定が前回の送信時における公開制限の設定よりも広い場合には、ユーザに対する通知を出力する通知手段と、
    前記画像データを前記サーバに対して送信する送信手段と
    を有することを特徴とする画像送信システム。
  2. 前記通知に対して、ユーザによる、画像データの送信を行うか或いは中止するかの選択の入力を受け付ける手段を更に有し、
    画像データの送信を行うことが選択された場合には前記送信手段により前記画像データを送信するとともに、前記現在の公開制限の設定を、前回の送信時における公開制限の設定として記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像送信システム。
  3. 前記サーバには、ユーザごとに保存領域が確保されており、前記サーバにログインしたログインユーザのために確保された保存領域が前記画像データの保存領域であり、
    前記ログインユーザのために確保された保存領域のうち、どの部分に画像データを保存するか設定するための手段と、
    利用者によるログイン操作を受け付けて、前記サーバにログインする手段とを更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像送信システム。
  4. 前回の送信時における公開制限の設定は、前記画像データの保存領域に記憶されており、前記画像送信システムは、前記現在の公開制限の設定と共に、前回の送信時における公開制限の設定を前記サーバから取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像送信システム。
  5. 前記画像データの保存領域の公開制限の設定は、当該保存領域にアクセスが許可されたユーザ名のリストまたはユーザの範囲として記述され、当該保存領域に保存されていることを特徴とする請求項4に記載の画像送信システム。
  6. 前記画像送信システムは、画像読取装置と情報処理装置とを含み、
    前記ログインする手段が、前記画像読取装置に含まれる場合には、前記画像データの保存領域を、前記ログインユーザのみがアクセス可能な領域に変更して前記画像データを前記送信手段により送信することを特徴とする請求項3に記載の画像送信システム。
  7. 前記画像データに含まれる著作権情報を検出するか、或いは刊行物の複製であることを判定する手段を更に有し、
    送信しようとする画像データに含まれる著作権情報を検出せず、かつ刊行物の複製であると判定されなかった場合には、当該画像データを、前記送信手段により送信して前記サーバの保存領域に保存させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像送信システム。
  8. 前記画像データの保存領域の公開制限の設定は、当該保存領域にアクセスが許可されたユーザ名のリストおよび各ユーザの権限レベルとして記述され、
    前記前回の送信時における公開制限の設定として含まれた権限レベルに対して、現在の公開制限の設定においては権限レベルが下げられたユーザがいる場合には、現在の公開制限の設定は、前回の送信時における公開制限の設定よりも広いと判定され、
    前記現在の公開制限の設定において、新たなユーザが前記前回の送信時における公開制限の設定に対して追加されている場合であっても、追加されたユーザの権限レベルが、所定のレベル以上であれば、前記現在の公開制限の設定は、前回の送信時における公開制限の設定よりも広いとは判定されないことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像送信システム。
  9. 前記現在の公開制限の設定において、現在の公開制限の設定が前回の送信時における公開制限の設定よりも広い場合の動作の設定を予めするための手段を更に有し、
    前記通知手段により現在の公開制限の設定が前回の送信時における公開制限の設定よりも広いと判定された場合には、前記動作の設定に応じて、ユーザに対する通知を行うか或いは、前記ユーザのみがアクセス可能な保存領域を、前記画像データの新たな保存領域として前記送信手段により送信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像送信システム。
  10. 前記ユーザに対する通知に応じて、前記画像データの送信を中止するか、そのまま送信するか、前記ユーザのみがアクセス可能な保存領域を、前記画像データの新たな保存領域として前記送信手段により送信するかをユーザにより選択をするための手段を更に有し、
    前記画像データの送信は、前記選択に応じて行われることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像送信システム。
  11. 画像データをサーバに送信して保存させるための画像送信システムであって、
    画像データを前記サーバに送信する前に、前記サーバから、前記サーバにおける前記画像データの保存領域の現在の公開制限の設定を取得する取得手段と、
    前回の送信時における公開制限の設定を前記現在の公開制限の設定と比較し、現在の公開制限の設定が前回の送信時における公開制限の設定よりも広い場合には、前記画像データの保存領域を、前記画像データを送信するユーザのみがアクセス可能な領域に変更して前記画像データを前記サーバに送信し、そうでない場合には前記画像データをそのまま前記サーバに送信する送信手段と
    を有することを特徴とする画像送信システム。
  12. 請求項1乃至5又は請求項7乃至11のいずれか一項に記載の画像送信システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  13. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像送信システムとサーバとを含むことを特徴とする画像保存システム。
  14. 画像データをサーバに送信して保存させるための画像送信システムにおける画像送信方法であって、
    取得手段が、画像データを前記サーバに送信する前に、前記サーバから、前記サーバにおける前記画像データの保存領域の現在の公開制限の設定を取得する取得工程と、
    通知手段が、前回の送信時における公開制限の設定を前記現在の公開制限の設定と比較し、現在の公開制限の設定が前回の送信時における公開制限の設定よりも広い場合には、ユーザに対する通知を出力する通知工程と、
    送信手段が、前記画像データを前記サーバに対して送信する送信工程と
    を有することを特徴とする画像送信方法。
  15. 画像データをサーバに送信して保存させるための画像送信システムにおける画像送信方法であって、
    取得手段が、画像データを前記サーバに送信する前に、前記サーバから、前記サーバにおける前記画像データの保存領域の現在の公開制限の設定を取得する取得工程と、
    送信手段が、前回の送信時における公開制限の設定を前記現在の公開制限の設定と比較し、現在の公開制限の設定が前回の送信時における公開制限の設定よりも広い場合には、前記画像データの保存領域を、前記画像データを送信するユーザのみがアクセス可能な領域に変更して前記画像データを前記サーバに送信し、そうでない場合には前記画像データをそのまま前記サーバに送信する送信工程と
    を有することを特徴とする画像送信方法。
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