JP2014115695A - タッチパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】視認性の向上を図ることが可能なタッチパネルを提供する。
【解決手段】タッチパネル1は、光透過性を有する基材10と、基材10の表面11に設けられ、Y方向に沿って相互に連結された複数のY電極パターン21と、前記表面11に設けられ、Y方向に沿って相互に間隔を空けて配列された複数のX電極パターン31と、相互に隣り合うY電極パターン21の連結部分を覆うように、前記表面11に設けられたジャンパ絶縁層40と、ジャンパ絶縁層40上に設けられ、相互に隣り合うX電極パターン31同士を電気的に接続するジャンパ配線50と、光透過性を有し、電極パターン21,31、ジャンパ絶縁層40及びジャンパ配線50を覆うように、前記表面11上に設けられた透明絶縁層60と、を備えており、透明絶縁層60の表面の高低差Δhは、ジャンパ配線50の高さh2よりも相対的に小さい。
【選択図】図2

Description

本発明は、静電容量型のタッチパネルに関するものである。
基板に形成される第1の電極パターンと、当該基板に形成されて第1の電極パターンと交差する第2の電極パターンと、を備えており、第2の電極パターンは、間隔をおいて並ぶ複数の電極と、隣接する複数の電極間に位置して第1の電極パターンの導電ラインを覆う絶縁被覆層と、この絶縁被覆層を被覆して複数の電極間を電気的に接続する導電ラインと、を含むタッチパネルが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−22659号公報
上記のタッチパネルは、第1の電極パターンと第2の電極パターンの交差部が凸状のジャンパ構造となっており、その部分で乱反射が生じたり光透過性が低下するため、タッチパネルの視認性が低下するという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、視認性の向上を図ることが可能なタッチパネルを提供することである。
[1]本発明に係るタッチパネルは、光透過性を有する基材と、前記基材の第1の主面に設けられ、第1の方向に沿って相互に連結された複数の第1の電極パターンと、前記第1の主面に設けられ、前記第1の方向に交差する第2の方向に沿って相互に間隔を空けて配列された複数の第2の電極パターンと、相互に隣り合う前記第1の電極パターンの連結部分を覆うように、前記第1の主面に設けられたジャンパ絶縁層と、前記ジャンパ絶縁層上に設けられ、相互に隣り合う前記第2の電極パターン同士を電気的に接続するジャンパ配線と、光透過性を有し、前記第1の電極パターン、前記第2の電極パターン、前記ジャンパ絶縁層及び前記ジャンパ配線を覆うように、前記第1の主面上に設けられた透明絶縁層と、を備えており、前記透明絶縁層の表面の高低差は、前記第1の主面からの前記ジャンパ配線の高さよりも相対的に小さいことを特徴とする。
[2]上記発明において、前記透明絶縁層は、紫外線硬化型の樹脂材料から構成されていてもよい。
[3]上記発明において、前記ジャンパ絶縁層は、光透過性を有する樹脂材料から構成されていてもよい。
[4]上記発明において、前記ジャンパ絶縁層は、1μm〜10μmの高さを有してもよい。
[5]上記発明において、前記透明絶縁層は、粘着性を有してもよい。
本発明によれば、透明絶縁層の表面の高低差は、ジャンパ配線の高さよりも相対的に小さいので、ジャンパ構造に起因した乱反射や光透過性の低下を抑制することができ、タッチパネルの視認性の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態におけるタッチパネルの平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。 図3は、図1のIII部を拡大した図であり、Y電極パターン及びX電極パターンを示す平面図である。 図4は、図3のIV部を拡大した図である。 図5は、本発明の実施形態におけるY電極パターンの変形例を示す平面図である。 図6は、本発明の実施形態におけるタッチパネルの変形例を示す断面図である。 図7は、本発明の他の実施形態におけるタッチパネルの変形例を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態におけるタッチパネルの平面図、図2は図1のII-II線に沿った断面図、図3は図1のIII部を拡大した図、図4は図3のIV部を拡大した図、図5は本実施形態におけるY電極パターンの変形例を示す平面図、図6は本実施形態におけるタッチパネルの変形例を示す断面図である。
なお、図2では、タッチパネル1の構造を簡略化しているため、X電極パターン31をベタパターンで図示しているが、実際には、X電極パターン31は後述するようなメッシュ形状を有している。また、図3では、Y電極パターン21のメッシュの交点24を図示するために、ジャンパ絶縁層40とジャンパ配線50を破線にて図示している。
本実施形態におけるタッチパネル1は、図1〜図3に示すように、基材10と、複数のY電極パターン21と、複数のX電極パターン31と、複数のジャンパ絶縁層40と、複数のジャンパ配線50と、透明絶縁層60と、を備えた静電容量センサ(タッチセンサ、入力装置)である。
基材10は、可視光線が透過することが可能であると共に電気絶縁性を有する透明な基板である。この基材10を構成する材料の具体例としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、ビニル系樹脂、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド(PA)、ポリイミド(PI)、ポリビニルアルコール(PVA)、アクリル樹脂、トリアセチルセルロース(TAC)等の樹脂材料を例示することができる。なお、樹脂材料に代えて、ガラスで基材10を構成してもよい。
この基材10の表面11には、複数のY電極パターン21と、複数のX電極パターン31が形成されている。つまり、本実施形態では、Y電極パターン21とX電極パターン31の双方が基材10の同一主面11上に設けられている。
このため、Y電極パターン21とX電極パターン31を同時に形成することができ、Y電極パターン21とX電極パターン31の位置関係を高い精度で容易に確保することができるので、モアレの発生が抑制され、タッチパネル1の視認性が向上する。また、Y電極パターン21とX電極パターン31を基材10の同一主面11上に設けることで、タッチパネル1の薄型化を図ることもできる。
なお、本実施形態におけるY電極パターン21が本発明における第1の電極パターンの一例に相当し、本実施形態におけるX電極パターン31が本発明における第2の電極パターンの一例に相当する。また、本実施形態における基材10の表面11が、本発明における基材の第1の主面の一例に相当する。
図1及び図3に示すように、複数のY電極パターン21は、それぞれ略菱形形状を有しており、その頂点同士が相互に対向するように、基材10の表面11上にX方向及びY方向に沿ってマトリクス状に配列されている。
個々のY電極パターン21は、全体として略菱形形状の外形を有するメッシュから構成されている。このメッシュは、図4に示すように、Y方向を中心として線対称に傾斜した2種類の金属細線22,23を格子状に交差させて形成されている。なお、タッチパネル1の入力エリアを矩形状とするために、図1中の上下両端に位置するY電極パターン21は、略菱形形状を半分にした略三角形状を有している。
このY電極パターン21を構成する金属細線22,23は、例えば20μm以下の線幅を有しており、導電性ペーストを基材10の表面11上に印刷して硬化させることで形成されている。こうした金属細線22,23を形成するための導電性ペーストの具体例としては、例えば、銅(Cu)ペーストや銀(Ag)ペースト等を例示することができる。また、導電性ペーストの具体的な印刷方法としては、例えば、スクリーン印刷法、インクジェット印刷法、グラビアオフセット印刷法等を例示することができる。
なお、金属細線22,23の形成方法は、上記のような印刷に特に限定されない。たとえば、スパッタリング等によって基材10の表面11上に金属薄膜を形成した後に、当該薄膜をフォトリソグラフィやエッチング等によってパターニングすることで、金属細線22,23を形成してもよい。
図3に示すように、Y方向に沿って隣り合うY電極パターン21同士は、それぞれのメッシュの交点24で直接連結され、この交点24を介して相互に電気的に接続されている。図1に示すように、本実施形態では、Y方向に沿って交点24を介して接続された5つのY電極パターン21がY電極20を構成しており、4列のY電極20が、基材10上にX方向に沿って実質的に等間隔に配列されている。なお、X方向に沿って隣り合うY電極20同士は、間隔を空けて配置されており、相互に電気的に絶縁されている。
なお、図3に示す例では、Y方向に沿って隣り合うY電極パターン21同士が一つの交点24のみで連結されているが、特にこれに限定されない。例えば、図5に示すように、Y方向に沿って隣り合うY電極パターン21同士を2つの交点24で連結してもよいし、特に図示しないが3以上の交点24で連結してもよい。
図1に示すように、複数のX電極パターン31も、Y電極パターン21と同じ略菱形形状を有している。このX電極パターン31は、マトリクス状に配列されたY電極パターン21の間に形成された空各部分を埋めるように、基材10の表面11上に形成されている。なお、Y電極パターン21やX電極パターン31の形状は、略菱形形状に特に限定されない。
このX電極パターン31は、全体として略菱形形状の外形を有するメッシュから構成されている。当該メッシュは、Y電極パターン21と同様に、相互に交差する2種類の金属細線を格子状に配置することで形成されており、この金属細線は、上述の金属細線22,23と同様に、導電性ペーストを基材10の表面11上に印刷して硬化させることで形成されている。なお、タッチパネル1の入力エリアを矩形状とするために、図1中の左右両端に位置するX電極パターン31は、略菱形形状を半分にした略三角形状を有している。
図1〜図3に示すように、X方向に沿って隣り合うX電極パターン31の間には、Y電極パターン21同士を連結しているメッシュの交点24が介在している。そのため、X方向に沿って隣り合うX電極パターン31同士は、相互に間隔をあけて配置されており、メッシュの交点に代えて、後述するジャンパ配線50を介して連結され電気的に接続されている。
図1に示すように、本実施形態では、X方向に沿ってジャンパ配線50を介して接続された5つのX電極パターン31がX電極30を構成しており、4列のX電極30が、基材10上にY方向に沿って実質的に等間隔に配列されている。それぞれのX電極30は、引出線82を介して駆動回路80にそれぞれ接続されている。なお、Y方向に沿って隣り合うX電極30同士は、間隔を空けて配置されており、相互に電気的に絶縁されている。
駆動回路80は、例えば、Y電極20を送信電極とし,X電極30を受信電極として、当該電極20,30の間に指が近づいたときの静電容量の変化に基づいて、タッチパネル1上における接触位置を検出する(いわゆる相互容量方式)。なお、本実施形態におけるタッチパネル1の位置検出の方式として、自己容量方式を採用してもよい。
本実施形態では、相互に隣り合うY電極パターン21間のY方向に沿ったピッチPy(図1及び図3参照)と、Y電極パターン21のメッシュのY方向に沿ったピッチLy(図4参照)とが下記の(1)式を満たしている。但し、下記の(1)式において、m1は自然数である。
Ly=Py/m1 … (1)
本実施形態では、Y電極パターン21が上記の(1)式を満たしていることで、Y電極パターン21の交点24をX電極パターン31の連結部分と一致させることができるので、不自然にメッシュのピッチを変える必要がなく、タッチパネル1の視認性が向上する。
また、本実施形態では、相互に隣り合うY電極パターン21間のX方向に沿ったピッチPx(図1及び図3参照)と、Y電極パターン21のメッシュのX方向に沿ったピッチLx(図4参照)とが下記の(2)を満たしている。但し、下記の(2)式において、m2は自然数である。
Lx=Px/m2 … (2)
さらに、本実施形態では、X電極パターン31も、上述のY電極パターン21と同様に、図1に示すように、上記の(1)式及び(2)式を満たしている。
但し、この場合には、上記の(1)式において、ピッチLyは、相互に隣り合うX電極パターン31間のY方向に沿ったピッチであり、ピッチPyは、X電極パターン31のメッシュのY方向に沿ったピッチである。また、上記の(2)式において、ピッチLxは、相互に隣り合うX電極パターン31間のX方向に沿ったピッチであり、ピッチPxは、X電極パターン31のメッシュのX方向に沿ったピッチである。
つまり、本実施形態では、Y電極パターン21間のXピッチとX電極パターン31間のXピッチが実質的に同一となっており、Y電極パターン21間のYピッチとX電極パターン31間のYピッチも実質的に同一となっている。また、Y電極パターン21のメッシュのXピッチとX電極パターン21のメッシュのXピッチが実質的に同一となっており、Y電極パターン21のメッシュのYピッチとX電極パターン21のメッシュのYピッチも実質的に同一となっている。
さらに、本実施形態では、相互に隣り合うY電極パターン21とX電極パターン31との間のY方向に沿ったピッチQy(図1参照)が、下記の(3)式を満たしていると共に、相互に隣り合うY電極パターン21とX電極パターン31との間のX方向に沿ったピッチQx(図1参照)が、下記の(4)式を満たしている。
Qy=Py/2 … (3)
Qx=Px/2 … (4)
本実施形態では、電極パターン21,31が上記の(1)〜(4)を満たしているので、タッチパネル1の全面に亘ってすべての電極パターン21,31のメッシュの規則性が整合しており、タッチパネル1の視認性の向上が図られている。
ジャンパ絶縁層40は、図2及び図3に示すように、基材10の表面11上においてY電極パターン21の連結部分とX電極パターン31の連結部分とが交差している箇所にそれぞれ形成されており、Y電極パターン21のメッシュの交点24を覆っている。このジャンパ絶縁層40は、可視光線が透過することが可能であると共に電気絶縁性を有する透明な樹脂層である。このように、ジャンパ絶縁層40が光透過性を有することで、タッチパネル1の視認性が向上する。
このジャンパ絶縁層40は、例えば、樹脂材料を基材10の表面11上に印刷して硬化させることで形成されている。このジャンパ絶縁層40を構成する樹脂材料の具体例としては、例えば、ウレタンアクリレートやポリエステル等を例示することができる。また、樹脂材料の具体的な印刷方法としては、例えば、スクリーン印刷法、インクジェット印刷法、グラビアオフセット印刷法等を例示することができる。
ジャンパ絶縁層40を樹脂材料で構成することで、酸化シリコン(SiO)等と比較して誘電率が低くなり、Y電極20とX電極30との間の寄生容量を低減させることができるので、タッチパネル1の検出精度の向上を図ることができる。
また、図2に示すように、このジャンパ絶縁層40は、1μm〜10μm程度の高さh1を有している。なお、この高さh1は、電極パターン21,31の上面からジャンパ絶縁層40の最上部までの高さである。このように、ジャンパ絶縁層40を厚くすることで、スパッタリング等で酸化シリコン膜を形成した場合と比較して、Y電極20とX電極30の間の寄生容量を低減させることができる。
ジャンパ配線50は、このジャンパ絶縁層40の上に形成されており、X方向に沿って隣り合うX電極パターン31同士を連結して電気的に接続している。このジャンパ配線50は、電極パターン21,31を構成する金属細線22,23の光透過性よりも相対的に高い光透過性を有していると共に導電性を有する導電層である。このように、ジャンパ配線50が高い光透過性を有することで、タッチパネル1の視認性が向上する。
このジャンパ配線50は、例えば、導電性を有するインクをジャンパ絶縁層40の上に印刷して硬化させることで形成されている。ジャンパ配線50に高い光透過性を付与できるインクの具体例としては、例えば、導電性高分子、金属ナノワイヤ、カーボンナノチューブ等を含有したものを例示することができる。また、このインクを印刷する具体的な印刷方法としては、例えば、スクリーン印刷法、インクジェット印刷法、グラビアオフセット印刷法等を例示することができる。
なお、導電性高分子の具体例としては、例えば、ポリチオフェン系、ポリピロール系、ポリアニリン系、ポリフェニレン系等の有機化合物が例示することができるが、この中でもPEDOT/PSS化合物を用いることが好ましい。
また、金属ナノワイヤとしては、例えば、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、ロジウム、パラジウム、カドミウム、イリジウム、金、白金、銀等で構成されたナノワイヤを例示することができる。
また、カーボンナノチューブの具体例としては、例えば、多層カーボンナノチューブ、二層カーボンナノチューブ、単層カーボンナノチューブ等を例示することができる。
因みに、このジャンパ配線50を、銀ペーストやカーボンペーストを印刷して硬化させることで形成してもよい。銀ペーストからなる配線は、その表面に凹凸があり、金属光沢が発現しにくいため、タッチパネル1の視認性劣化が抑制される。一方、カーボンペーストからなる配線は、金属光沢のない黒色であるため、モニタオフ時のタッチパネル1の外観の均一化を図ることができる。
透明絶縁層60は、可視光線が透過可能であり且つ電気絶縁性を有する樹脂層であり、電極パターン21,31、ジャンパ絶縁層40及びジャンパ配線50を覆うように、基材10の表面11の全体に形成されている。この透明絶縁層60は、例えば、基材10の表面11に紫外線硬化型樹脂材料を塗布した後に紫外線を照射して硬化させることで形成されている。
紫外線硬化型樹脂材料は、紫外線エネルギーを用いて液体から固体に変化させるため、熱硬化性樹脂材料と比較して、樹脂材料の効果に伴う体積収縮が小さい。このため、本実施形態では、透明絶縁層60を紫外線硬化型樹脂材料で構成することで、ジャンパ絶縁層40とジャンパ配線50からなる凸状のジャンパ構造部の厚さを、透明絶縁層60で吸収している。
具体的には、図2に示すように、ジャンパ構造40,50によって透明絶縁層60の表面にも凸部61が形成されているが、本実施形態では、この透明絶縁層60の表面の凹凸の高低差Δh(不図示)が、基材10の表面11からのジャンパ配線50の高さh2(図2参照)よりも相対的に小さくなっている(Δh<h2)。このため、本実施形態では、ジャンパ構造に起因した透明絶縁層60の表面の凹凸での光の反射や屈折が抑制され、タッチパネル1の視認性の向上が図られる。
なお、透明絶縁層60の表面の凹凸の高低差Δhは、特に図示しないが、透明絶縁層60の最高点(具体的には、透明絶縁層60においてジャンパ構造40,50に対応する部分の高さ)と、透明絶縁層60の最低点(具体的には、透明絶縁層60において基材10の表面11に直接積層されている部分の高さ)との間の高低差である。この高低差Δhが0であってもよく、この場合には凸部61は透明絶縁層60の表面に形成されない。
特に紫外線硬化型樹脂材料の中でも、ジャンパ構造部の厚さを吸収するためには固形分率の高いものが好ましく、無溶剤型の紫外線硬化型樹脂材料を用いることが好ましい。この無溶剤型の紫外線硬化型樹脂材料は、常温で流動性を有し、紫外線に反応する反応基を有する反応性材料又は反応性希釈剤のみからなる樹脂材料である。ここで、本実施形態における「のみ」には、少量の溶剤成分を含有している場合も含む。こうした無溶剤型の紫外線硬化型樹脂材料を採用することにより、樹脂材料の硬化前後の体積変化を一層少なくすることができるので、タッチパネル1の視認性が更に向上する。この無溶剤型の紫外線硬化型樹脂材料の一例としては、例えば、紫外線硬化型ウレタンナクリレートや紫外線硬化型エポキシアクリレート等を挙げることができる。
なお、紫外線硬化型樹脂材料が、ガラス転移点の低い材料や、分子量の小さい材料でもよいし、更に、可塑材を含んでいてもよい。これにより、硬化後の透明絶縁層60に粘着性を付与することができる。こうした紫外線硬化型樹脂材料の一例としては、例えば、紫外線硬化型ウレタンアクリレートや紫外線硬化型エポキシアクリレート等を挙げることができる。このように透明絶縁層60に粘着性を付与することで、透明絶縁層60の上に別の粘着層を形成する必要がなくなるので、タッチパネル1の薄型化や低コスト化を図ることができる。
また、図6に示すように、タッチパネル1が、透明絶縁層60の上に積層されたカバー70をさらに備えてもよい。このカバー70は、ガラスやポリカーボネート等の可視光線が透過可能な材料から構成されている。
図6に示す構成を採用する場合には、基材10上に紫外線硬化型樹脂材料を塗布しカバー70を被せた後に、当該紫外線硬化型樹脂材料に紫外線を照射することで、透明絶縁層60を形成する。この場合に、硬化後の透明絶縁層60が粘着性を有してもよい。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
図7は本発明の他の実施形態におけるタッチパネルを示す平面図である。例えば、図7に示すように、電極パターン21B,31Bを、金属製メッシュに代えて、酸化インジウム錫(ITO)や導電性高分子で形成された透明電極で構成してもよい。
1…タッチパネル
10…基材
11…表面
20…Y電極
21…Y電極パターン
22,23…金属細線
24…交点
30…X電極群
31…X電極パターン
40…ジャンパ絶縁層
50…ジャンパ配線
60…透明樹脂層
61…凸部
70…カバー
80…駆動回路
81,82…引出線

Claims (5)

  1. 光透過性を有する基材と、
    前記基材の第1の主面に設けられ、第1の方向に沿って相互に連結された複数の第1の電極パターンと、
    前記第1の主面に設けられ、前記第1の方向に交差する第2の方向に沿って相互に間隔を空けて配列された複数の第2の電極パターンと、
    相互に隣り合う前記第1の電極パターンの連結部分を覆うように、前記第1の主面に設けられたジャンパ絶縁層と、
    前記ジャンパ絶縁層上に設けられ、相互に隣り合う前記第2の電極パターン同士を電気的に接続するジャンパ配線と、
    光透過性を有し、前記第1の電極パターン、前記第2の電極パターン、前記ジャンパ絶縁層及び前記ジャンパ配線を覆うように、前記第1の主面上に設けられた透明絶縁層と、を備えており、
    前記透明絶縁層の表面の高低差は、前記第1の主面からの前記ジャンパ配線の高さよりも相対的に小さいことを特徴とするタッチパネル。
  2. 請求項1に記載のタッチパネルであって、
    前記透明絶縁層は、紫外線硬化型の樹脂材料から構成されていることを特徴とするタッチパネル。
  3. 請求項1又は2に記載のタッチパネルであって、
    前記ジャンパ絶縁層は、光透過性を有する樹脂材料から構成されていることを特徴とするタッチパネル。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のタッチパネルであって、
    前記ジャンパ絶縁層は、1μm〜10μmの高さを有することを特徴とするタッチパネル。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のタッチパネルであって、
    前記透明絶縁層は、粘着性を有することを特徴とするタッチパネル。
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