JP2014115355A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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JP2014115355A JP2012267797A JP2012267797A JP2014115355A JP 2014115355 A JP2014115355 A JP 2014115355A JP 2012267797 A JP2012267797 A JP 2012267797A JP 2012267797 A JP2012267797 A JP 2012267797A JP 2014115355 A JP2014115355 A JP 2014115355A
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Hiroyuki Koide
弘行 小出
Tsutomu Komiyama
努 小宮山
Atsushi Kaneko
敦士 金子
Masafumi Kashiwabara
真文 柏原
Masanori Shirai
雅憲 白井
Takeshi Miura
剛 三浦
Yasuhiro Funayama
康弘 舩山
Masaaki Takahashi
政明 高橋
Kan Matsushima
幹 松島
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Abstract

【課題】画質の不良を抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】ベルト状部材と、電源に接続され前記ベルト状部材を介して対向する対向部品との間にトナー像を形成するための電流路を形成する電流路形成部材と、前記電流路形成部材に印加された電流又は電圧の検知結果に基づいて電流路形成部材の種類を判別する判別手段と、を有し、前記電源から印加された電流または電圧の出力時間に基づいて前記特性の異なる複数種類の電流路形成部材を識別する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
ベルト部材の裏面に転写部材として金属ロールを接触配置し、転写部材とベルト部材との当接部位を像担持体とベルト部材との当接部位より下流側に設置した画像形成装置が知られている(特許文献1)。
像担持体に担持されたトナー像を転写させる転写手段が導体かつ剛体であり、中間転写手段の転写手段側の面の算術平均粗さRa(B)と転写手段表面の算術平均粗さRa(R)の和が1.2(μm)以下である画像形成装置も知られている(特許文献2)。
特開2005−062553号公報 特開2006−184547号公報
本発明は、画質の不良を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1記載の画像形成装置は、
ベルト状部材と、
電源に接続され前記ベルト状部材を介して対向する対向部品との間にトナー像を転写するための電流路を形成する電流路形成部材部材と、
前記電流路形成部材に印加された電流または電圧の検知結果に基づいて電流路形成部材の種類を判別する判別手段と、を有し、
前記電源は、前記判別手段によって判別された電流路形成部材の種類に応じて動作する、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、
前記電源から印加された電流または電圧の出力時間に基づいて前記特性の異なる複数種類の電流路形成部材を識別する、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、
前記電源から印加された電流または電圧の検知結果に基づいて前記電源の出力を切り替える、
ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、
前記判別手段の検知結果基づいて前記電流路形成部材の状態を表示する、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項5記載のプログラムは、
像担持体を帯電させる帯電ステップと、
ベルト状部材を介して対向する対向部品との間にトナー像を転写するための電流路を形成する電流路形成部材に第1の値の電流若しくは電圧を生じさせて当該電流若しくは電圧に対応する電圧若しくは電流を測定する第1測定ステップと、
前記電流路形成部材に第2の値の電流若しくは電圧を生じさせて当該電流若しくは電圧に対応する電圧若しくは電流を測定する第2測定ステップと、
前記第1測定ステップと前記第2測定ステップとの測定結果を比較して前記電流路形成部材の種類を判別するステップと、を実行させる、
ことを特徴とする。
請求項1、2、3、5の発明によれば、本構成を有さない場合に比べ、画質の不良を抑制することができる。
請求項4の発明によれば、使用者やサービスマンが電流路形成部材を確認することなく電流路形成部材の状態を知ることができる。
画像形成装置1の概略構成及び中間転写ユニット50aの内部構成を示す断面模式図である。 (a)は一次転写ローラ52に印加された抵抗検知用電流値(I)とモニター電圧(V)との関係を表したグラフ、(b)は抵抗検知用電流値(I)とモニター電圧(V)とから算出される傾きαを表したグラフである。 画像形成装置1が行う中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52の識別動作のタイミングチャートである。 画像形成装置1が行う中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52の識別動作の流れを示すフローチャートである。 一次転写ローラ52の接離機構の具体例を示した断面模式図である。 離間機構を動作させて一次転写ローラ52に転写電圧が印加されたときの時間とモニター電流の関係を示した図である。 画像形成装置1Aが行う中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52の識別動作のタイミングチャートである。 画像形成装置1Aが行う中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52の識別動作の流れを示すフローチャートである。
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
「第1実施形態」
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の内部構成を示す断面模式図である。
以下、図面を参照しながら、画像形成装置1の全体構成及び動作を説明する。
画像形成装置1は、制御装置10、給紙装置20、感光体ユニット30、現像装置40、転写装置50、定着装置60、排紙装置70、とを備えて構成されている。画像形成装置1の上面(Z方向)には、画像が記録された用紙が排出・収容される排出トレイ1aが形成されている。
制御装置10は、画像形成装置1の動作を制御するコントローラ11と、コントローラ11により作動を制御される画像処理部12、電源装置13等を有する。電源装置13は、後述する帯電ローラ32、現像ローラ42、一次転写ローラ52、二次転写ローラ53等に電圧を印加する。
画像処理部12は、外部の情報送信装置(例えばパーソナルコンピュータ等)から入力された印刷情報を潜像形成用の画像情報に変換して予め設定されたタイミングで、駆動信号を露光装置LHに出力する。本実施形態の露光装置LHは、LED(Light Emitting Diode)が線状に配置されたLEDヘッドにより構成されている。
画像形成装置1の底部には、給紙装置20が設けられている。給紙装置20は、用紙積載板21を備え、用紙積載板21の上面には多数の記録媒体としての用紙Pが積載される。用紙積載板21に積載され、規制板(不図示)で幅方向位置が決められた用紙Pは、上側から1枚ずつ用紙引き出し部22により前方(−X方向)に引き出された後、レジストローラ対23のニップ部まで搬送される。
感光体ユニット30は、給紙装置20の上方(Z方向)に、それぞれが並列して設けられ、回転駆動する像保持体としての感光体ドラム31を備えている。感光体ドラム31の回転方向にそって、帯電ローラ32、露光装置LH、現像装置40、一次転写ローラ52、クリーニングブレード34が配置されている。帯電ローラ32には、帯電ローラ32の表面をクリーニングするクリーニングローラ33が対向、接触して配置されている。
現像装置40は、内部に現像剤が収容される現像ハウジング41を有する。現像ハウジング41内には、感光体ドラム31に対向して配置された現像ローラ42と、この現像ローラ42の背面側斜め下方には現像剤を現像ローラ42側へ撹拌搬送する一対のオーガ44、45が配設されている。現像ローラ42には、現像剤の層厚を規制する層規制部材46が近接配置されている。
現像装置40各々は、現像ハウジング41に収容される現像剤を除いて略同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
回転する感光体ドラム31の表面は、帯電ローラ32により帯電され、露光装置LHから出射する潜像形成光により静電潜像が形成される。感光体ドラム31上に形成された静電潜像は現像ローラ42によりトナー像として現像される。
転写装置50は、各感光体ユニット30の感光体ドラム31にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト51、各感光体ユニット30にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト51に順次転写(一次転写)する電流路形成部材の一例としての一次転写ローラ52を備えている。さらに、中間転写ベルト51上に重畳して転写された各色トナー像を記録媒体である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ローラ53、とから構成されている。
各感光体ユニット30の感光体ドラム31に形成された各色トナー像は、コントローラ11により制御される電源装置13等から所定の転写電圧が印加された一次転写ローラ52により中間転写ベルト51上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。
中間転写ベルト51上の重畳トナー像は、中間転写ベルト51の移動に伴って二次転写ローラ53が配置された領域(二次転写部T)に搬送される。重畳トナー像が二次転写部Tに搬送されると、そのタイミングに合わせて給紙装置20から用紙Pが二次転写部Tに供給される。そして、二次転写ローラ53には、コントローラ11により制御される電源装置13等から所定の転写電圧が印加され、レジストローラ対23から送り出され、搬送ガイドにより案内された用紙Pに中間転写ベルト51上の多重トナー像が一括転写される。
感光体ドラム31表面の残留トナーは、クリーニングブレード34により除去され、廃現像剤収容部に回収される。感光体ドラム31の表面は、帯電ローラ32により再帯電される。尚、クリーニングブレード34で除去しきれず帯電ローラ32に付着した残留物は、帯電ローラ32に接触して回転するクリーニングローラ33表面に捕捉され、蓄積される。
定着装置60は一方向へ回転する無端状の定着ベルト61と、定着ベルト61の周面に接し、一方向へ回転する加圧ローラ62と、を有し、定着ベルト61と加圧ローラ62の圧接領域によってニップ部N(定着領域)が形成される。
転写装置50においてトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で搬送ガイドを経由して定着装置60に搬送される。定着装置60に搬送された用紙Pは、一対の定着ベルト61と加圧ローラ62により、圧着と加熱の作用でトナー像が定着される。
定着トナー像が形成された用紙Pは、搬送ガイド65a、65bによってガイドされ、排出ローラ対69から画像形成装置1上面の排出トレイ1aに排出される。
(2)転写装置の構成と動作
以下、図1を参照しながら本実施形態に係る画像形成装置1の転写装置50を構成する中間転写ユニット50aの構成及び動作について説明する。
(2.1)中間転写ユニットの構成
中間転写ユニット50aは、中間転写体としての中間転写ベルト51、電流路形成部材の一例としての各一次転写ローラ52、ドライブローラ54、テンションローラ55及び電流路形成部材の他の一例としてのバックアップローラ56とを備え、これらローラがローラの回転軸方向の両側において支持部材(不図示)に支持されて構成されている。また、中間転写ユニット50aは、中間転写ベルト51上に存在する残留トナー等を除去するクリーニング装置57を備えている。
このように、中間転写ユニット50aは、ユニット化された部材であり、一体として画像形成装置1の本体フレーム着脱可能に取り付けられる。
中間転写ユニット50aが画像形成装置1に装着されると、各一次転写ローラ52の軸心は、トナーの帯電極性と逆極性(トナーの帯電極性がマイナスである場合には、正極)の高圧を定電流制御で印加する一次転写高圧電源13aと接続される。
又、バックアップローラ56の軸心は、トナーの帯電極性と同極性(トナーの帯電極性がマイナスである場合には、負極)の高圧を定電圧制御で印加する二次転写高圧電源13bと接続される。
各一次転写ローラ52としては、全体が金属で構成された金属一次転写ローラ52a、金属の芯金に発泡ゴム層を形成した弾性体である発泡一次転写ローラ52bのいずれかの一次転写ローラが取り付けられる構成となっている。
金属一次転写ローラ52aとしては、例えば、外径8mmの円筒形で、SUS、鉄、アルミなど従来公知の金属を用いることができるが、特に金属表面にニッケル、銅、クロム等のメッキ処理を施したものが好適に用いられる。
発泡一次転写ローラ52bとしては、例えば、外径8mmの金属製の心金に、肉厚2mmの発泡ゴム層を形成し、全体の硬度(アスカーC)が40°の弾性ローラとし、発泡ゴム層は、エピクロロヒドリンゴムとニトリルゴムをブレンドしたものに、導電剤を適量入れる事で、抵抗7.5LogΩに調整している。
そして、いずれの各一次転写ローラ52も、その中心が感光体ドラム31の直下から、中間転写ベルト51の移動方向下流に5mmの位置になるよう取り付けられている。
金属一次転写ローラ52aは、耐環境変動性に優れ、経時でのローラ抵抗上昇が抑制され、電源容量および電流値制御を低コストで行うことができる点で好適である。但し、従来においては、印刷速度が速くなった場合、記録材の端部近くに高濃度の点状汚れ(高濃度丸点ディフェクト)等の画質欠陥が発生しやすいという欠点を有していた。
発泡一次転写ローラ52bは、中間転写ベルト51裏面と安定してニップを形成し、抵抗も高いため、中間転写ベルト51裏面と一次転写ローラ52表面間の放電が抑制され、上述した画質欠陥は発生しないが、金属一次転写ローラ52aを使用する場合に比してコストが高くなる。
画像形成装置1は、中間転写ベルト51をはじめ部品の共通化を図りつつ、印刷速度が遅い画像形成装置1では金属一次転写ローラ52aを使用し、印刷速度が速い画像形成装置1では発泡一次転写ローラ52bを使用するように、適宜使い分けを行う事で、画像欠陥を抑制しながら、画像形成装置1の原価を下げる事が可能となる。
一方、画像形成装置1と中間転写ユニット50aが、使用者や画像形成装置1の修理や消耗品の交換などを行う専門の業者(サービスマン)により誤った組み合せで装着されると、一次転写電圧の不適合による画質不良等が発生する虞がある。そのために、誤った中間転写ユニット50aが装着されないように正常装着な場合にのみ形状が一致する一組の凹凸部を設けたり、中間転写ユニット50aに互換性確認用の記録チップを設ける等の対応が必要となり、画像形成装置1の原価が高くなる。
本実施形態に係る画像形成装置1は、一次転写ローラ52に予め定められた一次転写バイアスを印加して検知した電流値または電圧値に基づいて、複数種類の一次転写ローラ52が組み合わされる中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52を識別する。
そして、画像形成装置1本体と中間転写ユニット50aの組合せが正常である場合には、識別された一次転写ローラ52用に設定された一次転写電圧テーブルを選択して画像形成処理を行い、組合せが正常でない場合には、その旨を表示するとともに、識別された一次転写ローラ52用に設定された他の一次転写電圧テーブルを選択して画像形成処理を行う。
(2.2)中間転写ユニットの識別
図2(a)は、一次転写ローラ52に印加された抵抗検知用電流値(I)と計測される電圧値(以下、モニター電圧と記す)(V)との関係を一次転写ローラ52の種類ごとに表したグラフ、図2(b)は、一次転写ローラ52に印加された抵抗検知用電流値(I)と、そのときのモニター電圧(V)とから算出される傾きαを表したグラフである。
図2(a)に示すように、金属一次転写ローラ52a及び発泡一次転写ローラ52bに、一次転写高圧電源13aから抵抗検知用電流値として、例えば10μAを印加した場合に、モニター電圧は、それぞれ金属一次転写ローラ52aの場合、V1=700Volts、発泡一次転写ローラ52bの場合、V1=1550Voltsとなる。
また、同様に、20μAを印加した場合に、モニター電圧値は、それぞれ金属一次転写ローラ52aの場合、V2=950Volts、発泡一次転写ローラ52bの場合、V2=2000Voltsとなる。
図2(b)に示すように、上述した抵抗検知用電流値(い)とモニター電圧(V)から算出された傾きα(α=(V2−V1)/(20−10))は、それぞれ金属一次転写ローラ52aの場合、α=25、発泡一次転写ローラ52bの場合、α=45となる。すなわち、金属一次転写ローラ52aは、発泡一次転写ローラ52bに比して抵抗が低いために、同一のバイアス電流が印加された場合のモニター電圧は低く計測される。
画像形成装置1は、上述した傾きαの値に対して、閾値を設定して、算出された傾きαに基づいて、装着されている一次転写ローラ52を識別する。
(2.3)中間転写ユニットの識別動作
図3は画像形成装置1が行う中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52の識別動作のタイミングチャート、図4は中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52の識別動作の流れの一例を示すフローチャートである。
画像形成装置1の動作を制御するコントローラ11は、それぞれの感光体ドラム31及び中間転写ユニット50aのドライブローラ54の回転を開始(S101)した後、帯電ローラ32に予め定められた電圧を印加して、感光体ドラム31の表面を一様に帯電させる(S102)。その後に印加される一次転写バイアスにより正極に帯電されないように、例えば−500Voltsに一様に帯電される。
そして、コントローラ11は、一次転写高圧電源13aを制御して、一次転写ローラ52に第1の水準の抵抗検知用一次転写電流(I1)を生じさせ(S103)、モニター電圧(V1)の計測を開始する(S104)。尚、抵抗検知用一次転写電流(I1)の印加時間は、一次転写ローラ52の抵抗に起因するモニター電圧が正確に評価される、例えば0.5秒間継続される(S105)。
次に、コントローラ11は、一次転写高圧電源13aを制御して、一次転写ローラ52の抵抗検知用一次転写電流(I)を第2の水準(I2)に切り替えて生じさせ(S106)、モニター電圧(V2)の計測を開始する(S107)。
コントローラ11は、計測されたそれぞれのモニター電圧(V1、V2)と、それぞれの抵抗検知用一次転写電流(I1、I2)から傾きαを算出する(S108)。
尚、傾きαは、(1)式に基づいて算出される。
α=(V2−V1)/(I2−I1)・・・(1)
そして、算出された傾きαが、予め定められた閾値よりも大きいか否か判断される(S109)。その結果、算出された傾きαが、予め定められた閾値よりも大きいと判断された場合(S109:Yes)、中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52は発泡一次転写ローラ52bと判断される(S110)。
次に、当該画像形成装置1の中間転写ユニット50aにおいて設定されている一次転写ローラ52が、発泡一次転写ローラ52bであるか否かが判断される(S111)。その結果、当該画像形成装置1の中間転写ユニット50aにおいて設定されている一次転写ローラ52が、発泡一次転写ローラ52bであった場合(S111:Yes)、コントローラ11は、画像形成装置1と一次転写ローラ52の組合せが正常であると判断し(S112)、予め設定されている発泡一次転写ローラ52b用の一次転写電圧が格納されたテーブルを選択する(S113)。
尚、当該画像形成装置1の中間転写ユニット50aにおいて設定されている一次転写ローラ52が、発泡一次転写ローラ52bではなかった場合(S111:No)、コントローラ11は、画像形成装置1と一次転写ローラ52の組合せが異常であると判断する(S114)。
そして、表示装置等に装着される中間転写ユニット50aが正しくない旨の警告等を表示し(S115)、予め設定されている金属一次転写ローラ52a用の一次転写電圧が格納されたテーブルを選択する(S116)。
算出された傾きαが、予め定められた閾値よりも小さいと判断された場合(S109:No)、中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52は金属一次転写ローラ52aと判断される(S117)。
そして、当該画像形成装置1の中間転写ユニット50aにおいて設定されている一次転写ローラ52が、金属一次転写ローラ52aであるか否かが判断される(S118)。その結果、当該画像形成装置1の中間転写ユニット50aにおいて設定されている一次転写ローラ52が、金属一次転写ローラ52aであった場合(S118:Yes)、コントローラ11は、画像形成装置1と一次転写ローラ52の組合せが正常であると判断し(S119)、予め設定されている金属一次転写ローラ52a用の一次転写電圧が格納されたテーブルを選択する(S120)。
尚、当該画像形成装置1の中間転写ユニット50aにおいて設定されている一次転写ローラ52が、金属一次転写ローラ52aではなかった場合(S118:No)、コントローラ11は、画像形成装置1と一次転写ローラ52の組合せが異常であると判断する(S121)。
そして、表示装置等に装着される中間転写ユニット50aが正しくない旨の警告等を表示し(S122)、予め設定されている金属一次転写ローラ52a用の一次転写電圧が格納されたテーブルを選択する(S123)。
算出された傾きαに基づいて、装着されている一次転写ローラ52を識別し、それぞれの一次転写ローラ52用に設定された一次転写電圧が格納されたテーブルを選択した後、一次転写ローラ52の抵抗検知用一次転写電流(I)をOFFとし(S124)、帯電ローラ32への印加電圧もOFFとする(S125)。そして、それぞれの感光体ドラム31及び中間転写ユニット50aのドライブローラ54の回転を停止する(S126)。
(3)作用・効果
本実施形態に係る画像形成装置1は、一次転写ローラ52に抵抗検知用一次転写電流(I1)を印加して、モニター電圧(V1)を計測する。そして、計測されたモニター電圧値から算出した傾きαに基づいて、複数種類の一次転写ローラ52が組み合わされる中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52の識別を行う。
そして、識別された一次転写ローラ52と画像形成装置1との組合せが正常であるか否かの判断を行い、正常である場合には、識別された一次転写ローラ52用に設定された一次転写電圧が格納されたテーブルを選択する。
識別された一次転写ローラ52と画像形成装置1との組合せが正常でない場合には、その旨を表示して、他の種類の一次転写ローラ52用に設定された一次転写電圧が格納されたテーブルを選択する。
その結果、中間転写ベルト51をはじめ部品の共通化を図りつつ、印刷速度が異なる画像形成装置1において、適宜使い分けを行い、画像欠陥を抑制しながら、画像形成装置1の原価を下げる事が可能となる。
すなわち、画像形成装置1に誤った中間転写ユニット50aが装着されないように正常装着な場合にのみ形状が一致する一組の凹凸部を設けたり、中間転写ユニット50aに互換性確認用の記録チップを設けることなく、中間転写ユニット50aが、使用者やサービスマンにより誤った組み合せで装着されることによる一次転写電圧の不適合による画質不良等の発生を抑制することができる。
「第2実施形態」
本実施形態に係る画像形成装置1Aは、一次転写ローラ52を中間転写ベルト51裏面から離間させる、一次転写ローラ52の接離機構58を有する。また本実施例では、1次転写高圧電源の制御方式を定電圧制御として、電流をモニターできる回路を設けている。
そして、一次転写電圧を印加しながら、一次転写ローラ52の接離機構58を動作させ、計測された電流が流れる時間に基づいて、複数種類の一次転写ローラ52が組み合わされる中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52の識別を行う。
従って、本実施形態の画像形成装置1Aの基本構成は第1実施形態の画像形成装置1と同様であり、第1実施形態の画像形成装置1と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
(1)一次転写ローラの接離機構
図5は、本実施形態に係る画像形成装置1Aの一次転写ローラ52の接離機構58を示した断面模式図である。
接離機構58は、モータおよび駆動伝達機構(不図示)を介して取り付けられた偏心カム58a、偏心カム58aの回動により一次転写ローラ52の配列方向と略同じ方向に移動するスライド部材58bを有している。
一次転写ローラ52は、軸59aを中心に回動する一次転写ローラホルダ59によって、回転可能に支持されている。一次転写ローラホルダ59の一方の先端部分には、一次転写ローラ52の回転軸が回転可能に取り付けられ、他の先端部分には、押圧バネの一端が連結され、一次転写ローラ52を中間転写ベルト51を介して感光体ドラム31に付勢している。
この一次転写ローラ52の接離機構58は、偏心カム58aの回動により、一次転写ローラホルダ59を図中の矢印方向に回動させることにより、一次転写ローラ52を中間転写ベルト51を介して感光体ドラム31に接離させる。尚、一次転写ローラ52の接離機構58は、一次転写ローラ52が中間転写ベルト51を介して感光体ドラム31に接触しているか否かの検知を行うホームポジションセンサS(不図示)を備えている。
(2)中間転写ユニットの識別
図6は、一次転写ローラ52の接離機構58を動作させて、一次転写ローラ52に定電圧制御された転写電圧が印加されたときの、時間(偏心カム58aの回転位相)と計測される1次転写電流(モニター電流)の関係を示した図である。
図6に示すように、発泡一次転写ローラ52bは、中間転写ベルト51を介して感光体ドラム31に接触した状態では中間転写ベルト51へのニップ幅が広くなっているため、電流が流れる時間(t1)が長いのに対し、金属一次転写ローラ52aは、略線接触の状態のため、電流が流れる時間(t2)が短い。
画像形成装置1Aは、上述した時間に対して、閾値を設定して、算出された時間に基づいて、装着されている一次転写ローラ52を識別する。
(3)中間転写ユニットの識別動作
図7は、画像形成装置1Aが行う中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52の識別動作のタイミングチャート、図8は、画像形成装置1Aが行う中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52の識別動作の流れの一例を示すフローチャートである。
画像形成装置1Aの動作を制御するコントローラ11は、それぞれの感光体ドラム31及び中間転写ユニット50aのドライブローラ54の回転を開始(S201)した後、帯電ローラ32に予め定められた電圧を印加して、感光体ドラム31の表面を一様に帯電させる(S202)。その後に印加される一次転写バイアスにより正極に帯電されないように、例えば−500Voltsに一様に帯電される。
そして、コントローラ11は、一次転写高圧電源13aを制御して、一次転写ローラ52に一次転写電圧(V)を印加(S203)し、接離機構58の偏心カム58aの回転を開始する(S204)。
その後、接離機構58のホームポジションセンサSがOFFからON(接触状態)へ切り替わったと判断された場合(S205:Yes)、モニター電流(I)の計測を開始する(S206)。
そして、計測されたモニター電流(I)が、予め定められた閾値(I0)よりも大きいと判断された場合(S207:Yes)、一次転写ローラ52に流れる電流の時間の計測を開始し(S208)、計測されているモニター電流(I)が、予め定められた閾値(I0)よりも小さいと判断された場合(S209:Yes)、一次転写ローラ52に流れる電流の時間の計測を終了する(S210)。
そして、計測された時間(t)が、予め定められた閾値よりも大きいか否か判断される(S211)。その結果、計測された時間(t)が、予め定められた閾値よりも大きいと判断された場合(S211:Yes)、中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52は発泡一次転写ローラ52bと判断される(S212)。
接離機構58のホームポジションセンサSがOFFからON(接触状態)へ切り替わったと判断された場合(S213:Yes)、接離機構58の偏心カム58aの回転を停止(S214)した後、一次転写ローラ52の一次転写電圧(V)の印加をOFFとし(S215)、帯電ローラ32への印加電圧もOFFとする(S216)。そして、それぞれの感光体ドラム31及び中間転写ユニット50aのドライブローラ54の回転を停止する(S217)。
尚、計測された時間(t)が、予め定められた閾値よりも小さいと判断された場合(S211:No)、中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52は金属一次転写ローラ52aと判断される(S218)。
(4)作用・効果
本実施形態に係る画像形成装置1Aは、1次転写高圧電源の制御方式を定電圧制御として、一次転写電圧を印加しながら、一次転写ローラ52の接離機構58を動作させ、計測された電流が流れる時間に基づいて、複数種類の一次転写ローラ52が組み合わされる中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52の識別を行う。
従って、中間転写ベルト51をはじめ部品の共通化を図りつつ、印刷速度が異なる画像形成装置1において、適宜使い分けを行い、画像欠陥を抑制しながら、画像形成装置1Aの原価を下げる事が可能となる。
すなわち、画像形成装置1Aに誤った中間転写ユニット50aが装着されないように正常装着な場合にのみ形状が一致する一組の凹凸部を設けたり、中間転写ユニット50aに互換性確認用の記録チップを設けることなく、中間転写ユニット50aが、使用者やサービスマンにより誤った組み合せで装着されることによる一次転写電圧の不適合による画質不良等の発生を抑制することができる。
以上、本発明に係る実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更を行うことが可能である。
例えば、本実施形態では画像形成装置1、1Aは中間転写ユニット50aにおける一次転写ローラ52の識別を行うことができるが、二次転写高圧電源13bを利用して中間転写ユニット50aにおけるバックアップローラ56の種類の識別を行っても良い。
また、本実施形態では画像形成装置1として、中間転写ベルト方式のカラー画像形成装置について説明したが、ベルト状の用紙搬送ベルトを備えた直接転写方式の画像形成装置にも適用できる。
本願明細書中において、プログラムが予めインストールされている実施形態として説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納して提供することも可能であり、電気通信回線等のネットワークに接続されているサーバ装置等から画像形成装置内の記憶部にダウンロードしてもよい。
1、1A・・・画像形成装置
10・・・制御装置
11・・・コントローラ
12・・・画像処理部
13・・・電源装置
13a・・・一次転写高圧電源
13b・・・二次転写高圧電源
20・・・給紙装置
30・・・感光体ユニット
31・・・感光体ドラム
32・・・帯電ローラ
40・・・現像装置
42・・・現像ローラ
50・・・転写装置
50a・・・中間転写ユニット
51・・・中間転写ベルト
52・・・一次転写ローラ
52a・・・金属一次転写ローラ
52b・・・発泡一次転写ローラ
53・・・二次転写ローラ
54・・・ドライブローラ
55・・・テンションローラ
56・・・バックアップローラ
57・・・クリーニング機構
58・・・接離機構
58a・・・偏心カム
58b・・・スライド部材
59・・・一次転写ローラホルダ
60・・・定着装置
S・・・ホームポジションセンサ

Claims (5)

  1. 像保持体と、
    ベルト状部材と、
    電源に接続され前記ベルト状部材を介して対向する対向部品との間にトナー像を転写するための電流路を形成する電流路形成部材部材と、
    前記電流路形成部材に印加された電流または電圧の検知結果に基づいて電流路形成部材の種類を判別する判別手段と、を有し、
    前記電源は、前記判別手段によって判別された電流路形成部材の種類に応じて動作する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電源から印加された電流または電圧の出力時間に基づいて前記特性の異なる複数種類の電流路形成部材を識別する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電源から印加された電流または電圧の検知結果に基づいて前記電源の出力を切り替える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記判別手段の検知結果に基づいて前記電流路形成部材の状態を表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 像担持体を帯電させる帯電ステップと、
    ベルト状部材を介して対向する対向部品との間にトナー像を転写するための電流路を形成する電流路形成部材に第1の値の電流若しくは電圧を生じさせて当該電流若しくは電圧に対応する電圧若しくは電流を測定する第1測定ステップと、
    前記電流路形成部材に第2の値の電流若しくは電圧を生じさせて当該電流若しくは電圧に対応する電圧若しくは電流を測定する第2測定ステップと、
    前記第1測定ステップと前記第2測定ステップとの測定結果を比較して前記電流路形成部材の種類を判別するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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