JP2014114561A - 葦簀・簾用散け防止・補強器具 - Google Patents
葦簀・簾用散け防止・補強器具 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】
本発明は、従来の葦簀及び簾が数十本の葦をシュロまたは麻の紐で編んで仕上げられているので、直射日光や風雨に曝されると2〜3年で基の編み紐部分が朽ちて切れ、葦簀及び簾の全体、特に、葦簀の下半分が竹ほうきの如く散けて曲がったり折損したりし寿命となるのが一般的である故、散け防止及び補強器具を提供する。
【解決手段】
本発明によると葦簀の葦と葦の間に鉤付コイル状器具を3〜4個平行に間隔を置いて差し込み、葦簀の表面と裏面のそれぞれの面に出ている鉤付コイル状器具の輪に押さえ棒を通して取り付け葦簀全体を補強する。簾も同様にする。
【選択図】図1
本発明は、従来の葦簀及び簾が数十本の葦をシュロまたは麻の紐で編んで仕上げられているので、直射日光や風雨に曝されると2〜3年で基の編み紐部分が朽ちて切れ、葦簀及び簾の全体、特に、葦簀の下半分が竹ほうきの如く散けて曲がったり折損したりし寿命となるのが一般的である故、散け防止及び補強器具を提供する。
【解決手段】
本発明によると葦簀の葦と葦の間に鉤付コイル状器具を3〜4個平行に間隔を置いて差し込み、葦簀の表面と裏面のそれぞれの面に出ている鉤付コイル状器具の輪に押さえ棒を通して取り付け葦簀全体を補強する。簾も同様にする。
【選択図】図1
Description
本発明は、立てかけて置いている葦簀及び吊るしている簾が長年の直射日光や風雨に曝されると編み紐が朽ちて切れたり、葦がばらばらに散け折れることにより、葦簀及び簾の寿命が短くなるのを防止するための解け防止及び補強器具に関するものである。
従来の技術は、葦簀に金具など取り付けて建屋や大地に固定するものが公開されている。例えば、特許公開2005−090211号公報には、葦簀用転倒防止器具が開示されている。また、実公開平06−052676号公報には、脚付よしずが開示されている。
従来の葦簀は、数十本の葦をシュロまたは麻の紐で編んで仕上げられているので、直射日光や風雨に曝されると2〜3年で該編み紐部分が朽ちて切れ、葦簀全体が散けて寿命となるのが一般的であり、特に、葦の下半分が竹ほうきの如く散け、葦それぞれに均等に荷重が掛からなくなり、曲がったり折損したりする。
本発明は、該編み紐が朽ちて切れそれぞれの葦が散けることなく、初期の製作時の状態を保持する散け防止及び補強器具を提供することを目的とする。
本発明は、葦簀1の葦と葦の間に鉤付コイル状器具3を3〜4個平行に間隔を置いて差し込み、葦簀1の表面と裏面のそれぞれの面に出ている鉤付コイル状器具3の輪に葦簀1の幅より少し長めの押さえ棒4を通して、固定し取り付ける。即ち、二本の押さえ棒4で葦簀1をサンドイッチ状に挟み込む。この状態を一組とし、葦簀1の上下位置と中間位置に取り付ける。
上述の鉤付コイル状器具3の輪に押さえ棒4を通した葦簀1は強風などにより散けたり、どちらか一方に片寄ったりすることがないし、風などによる摩擦も少なくなり、基の編んでいる紐2も切れ難くなる。
また、鉤付コイル状器具3や押さえ棒4の数を多く使い固定箇所を増すと、葦簀1の強度を増やすことができるし、一般の葦簀1より日よけや風雨よけとして長く利用できる。
葦簀1を頻繁に折り曲げる必要のある場合は、鉤付コイル状器具3を2個 使い短い押さえ棒4−1を2本上述の要領でセットし、これを1セットとし「図7」の如く上下の位置及び中間の位置に3セット取り付けるとその切れ目で容易に折り曲げることができる。
葦簀1を頻繁に繰り返し折り曲げていると、基の編んでいるその部分の紐2が切れやすくなるので、予め頻繁に繰り返し折り曲げる部分に、鉤付コイル状器具3を編み具として使って、別の補強紐7で補強しておけば、たとえ基の編んである紐2が切れたとしても、補強してあるので、葦簀1は散けたり折れたりし難くなる。
鉤付コイル状器具3を編み具として使って補強する仕方は、補強する所の幅の5倍ぐらいの補強紐7を用意し、補強する所の一方の端から葦2本を補強紐7で結ぶ。結んだ補強紐7の長さが、表側と裏側で2対3の割合で残るように結び、結んだ所より2本開けて鉤付コイル状器具3の鉤部分を表より裏に差込み裏の補強紐7を表に出し、引っ掛けて出した部分は輪になっているので、輪の中に表の補強紐7を通し、通した補強紐7を持ったまま裏の補強紐7を引っ張る。補強したい幅まで鉤付コイル状器具3の鉤部分を使い、上述の作業を繰り返す。最後に表の補強紐7を裏側に引き、裏側で両方の補強紐7を結ぶと、補強したい所まで編めている。
鉤付コイル状器具3は3〜5巻きが最適な巻き数である。6巻き以上ではコイル状器具が葦と葦の間に挿入し難く、また、2巻きではコイル状器具を葦と葦の間に保持し難い。また、コイル状器具3の材質は金属製で、その素線径は1〜3mm程度で、コイル内径は、押さえ棒4の直径の二倍プラス葦の直径プラス間隙3〜5mm程度とする。押さえ棒4の材質は金属製、木製または樹脂製である。
簾用散け防止・補強器具についても、葦簀用散け防止・補強器具を小型化することにより、同様に取り付けることができる。簾8に鉤付コイル状器具3−1を簾8の表面と裏面のそれぞれの面に出ている鉤付コイル状器具3−1の輪に押さえ棒4−2を通して、固定し取り付ける。
本発明の効果は、該発明を取り付けた葦簀1や簾8において、長年の直射日光や風雨に曝されて仮に基の編み紐2が朽ちて切れても、葦がばらばらに散け折れたり、どちらか一方に片寄ることがないので葦簀1及び簾8の寿命が長くなる。
下段の押さえ棒4にブロックなどの重いものを結んでおけば、風による葦簀1の倒れ及び一方に片寄ったりするを防ぐことができる。
葦簀1の表面が、日差しや風雨で汚れが目立つようになった時、鉤付コイル状器具3を使い押さえ棒4で葦簀1を固定しておけば、そのまま容易に裏返して、裏面を表面として使うことができる。
葦簀1を固定する押さえ棒4−1を短くし鉤付コイル状器具3で止めれば、好きな幅で折りたたむことができるし、また、頻繁に折りたたむ箇所を鉤付コイル状器具3を編み具として使い、始めから強い補強紐7で編んで補強しておけば切れ難く長持ちする。
葦簀1を格納する時は、鉤付コイル状器具3で固定されている押さえ棒4を片方に引っ張って抜くだけで、簡単に鉤付コイル状器具3を取り外すことができ、普通に巻いて格納することができる。次にまた必要な時は、この逆の作業で再度使うことができる。
鉤付コイル状器具3を使って押さえ棒4を高いところに固定しておけば、鉤付コイル状器具3の鉤部分に朝顔やごうやなどのつるものを誘因するネット9を簡単に掛けて張ることができる。鉤部分を使用しないときは、鉤部分を上方向に回転させ出っ張りをなくすることができる。図4参照。
時々の季節の飾りに、ヒマワリや朝顔の造花をまたはタコやイカや魚の絵を鉤付コイル状器具3の鉤部分に掛けると見た目も楽しい。
散け防止・補強器具で固定した簾8は90度回転させて横向きに長く伸ばして、ベランダやマンションのテラスの日よけや目隠しとして利用できる。
以下、本発明に係る葦簀・簾用散け防止・補強器具の好ましい実施形態を添付の図面に基づき説明する。
図1は本発明にかかる該発明器具を取り付けた葦簀の正面図であり、葦簀1と該発明品の配置関係を示している。
図2はA部拡大図、図3はB−B矢視図、図4はC矢視図であり、それぞれの方向からの葦簀1と該発明品との関係を拡大表示している。
図5は鉤付コイル状器具3の斜視図で鉤部とコイル部が3巻きである関係を示している。
図6は鉤付コイル状器具3で葦簀1をブロック5に連結紐6で結びつけた図で、葦簀1が風などで移動しないことを示している。
図7は折り曲げを必要とする該発明器具を取り付けた葦簀1の正面図であり、図1に比べ押さえ棒4−1が短く、補強紐7が追加されている。
図8は該発明器具付葦簀1を折たたむときの要領図である。
図9はD部詳細図で、折りたたむ部分の補強紐7の関係を示している。
図10は鉤付コイル状器具3と補強紐7を使って葦簀を補強してる図で、該鉤付コイル状器具3を編み具として使っている様子を示す。
図11は該発明器具を取り付けた簾8の正面図で、該発明品を小型化したものである。
図12は該発明器具を取り付けた簾8の正面図を90度回転させた図で、ベランダやテラスの目隠しとして利用する。
図13は鉤付コイル状器具に朝顔用ネット9を取り付けた図で鈎部が多目的に使えることを示している。
図14は該発明の実施写真図で鉤付コイル状器具3と押さえ棒4、葦簀1の相互関係が写っている。
図15は鉤付コイル状器具3の写真図で、鉤部の形状及びコイル部が3巻きであることが理解できる。
葦簀及び簾は殆どが中国からの輸入品であり、一般的に品質が悪く強度的に弱い。よく店先の葦簀及び簾が散けているのを目にする故、葦簀・簾の散け防止・補強器具の需要はかなりあると確信している。
1 葦簀
2 シュロまたは麻の編み紐
3 鉤付コイル状器具
3−1 鉤付コイル状器具
4 押さえ棒
4−1 押さえ棒
4−2 押さえ棒
5 ブロック
6 ブロックと鉤付コイル状器具間の連結紐
7 補強紐
8 簾
9 ネット
2 シュロまたは麻の編み紐
3 鉤付コイル状器具
3−1 鉤付コイル状器具
4 押さえ棒
4−1 押さえ棒
4−2 押さえ棒
5 ブロック
6 ブロックと鉤付コイル状器具間の連結紐
7 補強紐
8 簾
9 ネット
Claims (2)
- 葦簀及び簾が散けるのを防止および補強するためのもので、葦簀及び簾をサンドイッチ状に挟み固定するための複数の形状が3〜5巻きからなる鉤付コイル状器具と複数の押さえ棒から構成される葦簀・簾用散け防止・補強器具
- 頻繁に折りたたみを必要とする葦簀において、折りたたみ部に編みこみ用の補強紐を用いた請求項1の葦簀・簾用散け防止・補強器具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012268040A JP5209822B1 (ja) | 2012-12-07 | 2012-12-07 | 葦簀・簾用散け防止・補強器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012268040A JP5209822B1 (ja) | 2012-12-07 | 2012-12-07 | 葦簀・簾用散け防止・補強器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP5209822B1 JP5209822B1 (ja) | 2013-06-12 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2012268040A Expired - Fee Related JP5209822B1 (ja) | 2012-12-07 | 2012-12-07 | 葦簀・簾用散け防止・補強器具 |
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