JP2014113904A - 車速制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車速センサが故障した場合でも、ドライバーに違和感を与えること無く、走行中の車両の車速を制限速度以下に制御することが出来る車速制御装置の提供。
【解決手段】車速計測装置(1)の計測結果から車速を決定する装置(14)と、GPSからの情報により車両の走行速度を決定する装置(15)と、車速計測装置(1)が故障した旨を検知する装置(11)と、車速計測装置が故障している場合にはGPSからの情報により車両の走行速度を決定する装置(15)により車速を決定する機能を有する判断装置(13)を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば貨物自動車等の車両の速度(車速)を、制限速度以下に制御する技術に関する。
従来、車速センサが故障した場合には、トランスミッションのギア比に関係なく、一律にエンジン回転数を制御することにより、車速が制限速度(高速道路であれば、例えば90km/h)を超過しないように制御してきた。
しかし、かかる制御では、車速が制限速度(90km/h)よりも低速である場合でもエンジン回転数が制限されてしまうために、車両の加速性能が低下してしまう。そして、度重なる加速性能の低下は、ドライバーに少なからぬストレスや違和感を与えてしまい、安全運転の妨げとなる。
また、ドライブライン(駆動系・走行装置:トランスミッション、ディファレンシャルギア、タイヤ径)の組み合わせによって、総合減速比の大きな車両(例えば、ダンプトラック)は、エンジン回転数が制限されてしまうと車速も極めて制限されてしまい、ドライバーの感じるストレスや違和感が大きくなってしまう。
その他の従来技術としては、例えば、GPS(Global Positioning System:全地球的位置測位システム)により走行中の車両の現在位置を特定し、当該現在位置における速度制限情報により、速度を制限する旨を開示する技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。しかし、当該技術(特許文献1)では、GPSからの情報は走行中の車両の現在位置を特定することにのみ用いられ、車速自体を決定するパラメータとしては用いられていない。
また、GPSからの情報に基づいて車速を補正する技術も存在する(例えば、特許文献2参照)が、GPSからの情報は補正についてのみ用いられており、車速自体を決定するものではない。
従って、上述した従来技術(特許文献1、特許文献2)においても、車速センサが故障した場合には、車両の速度を決定することが出来ず、ドライバーに与えるストレス或いは違和感を小さくしつつ、走行中の車両の車速を制限速度以下に制御することが困難であった。
特開2005−289213号公報 特開平10−2746号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、車速センサが故障した場合でも、ドライバーに違和感を与えること無く、走行中の車両の車速を制限速度以下に制御することが出来る車速制御装置の提供を目的としている。
本発明の車速制御装置は、車速計測装置(車速センサ1)の計測結果から車速を決定する装置(車速センサによる車速決定ブロック14)と、GPS(Global Positioning System:全地球的位置測位システム)からの情報により車両の走行速度を決定する装置(GPSによる車速決定ブロック15)と、車速計測装置(1)が故障した旨を検知する装置(車速センサ故障診断ブロック11)と、車速計測装置(1)が故障している場合にはGPSからの情報により車両の走行速度を決定する装置(GPSによる車速決定ブロック15)により車速を決定する機能を有する判断装置(判断ブロック13)を備えることを特徴としている。
本発明において、車速計測装置(1)の計測結果から車速を決定する装置(車速センサによる車速決定ブロック14)による車速と、GPSからの情報により車両の走行速度を決定する装置(GPSによる車速決定ブロック15)による車速との誤差(偏差)を演算して、GPSからの情報により車両の走行速度を決定する装置(GPSによる車速決定ブロック15)による車速の誤差を補正する誤差補正装置(GPS偏差学習ブロック16)を有していることが好ましい。
また、GPSからの情報が入力可能な状態であるか否か(GPSからの電波信号が受信可能であるか否か)を検知するGPS信号受信状態検知装置(GPS電波受信ブロック12)と、エンジン回転数を制御するエンジン回転数制御装置(回転数制限ユニット20)を備え、前記判断装置(判断ブロック13)は、車速計測装置(1)が故障しており且つGPSからの情報が入力不可能(GPSからの電波信号が受信不可能)であれば、エンジン回転数制御装置(20)により車速が制限速度以下となる回転数にエンジン回転数を制御する機能を有しているのが好ましい。
そして、エンジン回転数制御装置(回転数制限ユニット20)は、エンジン回転数と車速から、エンジン回転数とギア比と制限速度に対応するエンジン回転数(制限回転数)との特性を求める機能を有しているのが好ましい。
上述する構成を具備する本発明によれば、車速計測装置(1)が故障した場合にはGPSからの情報により車両の走行速度を決定する装置(GPSによる車速決定ブロック15)により車速を決定するので、車速計測装置(1)が故障しても、車速を制限速度以下に抑制することが出来る。
ここで、エンジン回転数を制限してはいないので、制限速度に対してエンジン回転数が低くなり過ぎて、車両のドライバーの運転感覚に違和感を与えてしまう恐れはなく、ドライバーが不満を感じることが抑制される。
そして、GPSからの情報により車速を決定して、車速を制限、制御することが出来るので、車速計測装置(1)が故障しても、クルーズコントロール機能を発揮することが可能である。
また、誤差補正装置(GPS偏差学習ブロック16)により、車速計測装置(1)の計測結果から車速を決定する装置(14)による車速とGPSからの情報により車両の走行速度を決定する装置(15)による車速との誤差(偏差)を演算して、GPSからの情報による車両の走行速度を補正する様に構成すれば、実車速とGPSからの情報により推定された車速との誤差(偏差)が少なくなるため、車速計測装置(1)が故障しても、制限速度を超える車速で車両が走行する恐れはない。
ここで、車速計測装置(1)が故障して、GPSからの情報により車両の走行速度を決定している際に、例えばトンネルのように、GPSからの情報(電波信号)を入力(受信)することが困難になった場合には、エンジン回転数制御装置(20)により車速が制限速度以下となる回転数にエンジン回転数を制御することが出来る。
その際に、エンジン回転数と車速から、エンジン回転数とギア比と制限速度に対応するエンジン回転数(制限回転数)との特性に基づいて、エンジン回転数を制御する様に構成すれば、車速が極端に減速されてしまう事態が防止され、車速を制限速度以下に抑制しつつ、車両のドライバーの運転感覚に違和感を与えてしまうことなく、エンジン回転数を制御することが出来る。
本発明の第1実施形態を示すブロック図である。 第1実施形態における制御を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態を示すブロック図である。 第2実施形態における回転数制限ユニットを示すブロック図である。 第2実施形態における主たる制御を示すフローチャートである。 図4の回転数制限ユニットにおける制御を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるエンジン回転数とギア比と制限速度に対応するエンジン回転数の特性の一例を示す特性図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
最初に、図1、図2を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1において、第1実施形態に係る車速制御装置は全体を符号101で示しており、速度制御を行なうコントロールユニット10の構成を機能ブロックで示している。
図1において、車速制御装置101は、コントロールユニット10と車速センサ1を有している。
コントロールユニット10は、車速センサ故障診断ブロック11と、GPS電波受信ブロック12と、判断ブロック13と、車速センサによる車速決定ブロック14と、GPSによる車速決定ブロック15と、GPS偏差学習ブロック16を備えている。
判断ブロック13は、ラインL1を介して車速センサ故障診断ブロック11と接続されており、ラインL2を介してGPS電波受信ブロック12と接続されており、入力信号ラインLiを介して車速センサ1と接続されている。
また、判断ブロック13は、ラインL4を介して車速センサによる車速決定ブロック14と接続され、ラインL5を介してGPSによる車速決定ブロック15と接続されている。
GPS偏差学習ブロック16は、ラインL6を介して車速センサによる車速決定ブロック14と接続されている。
そしてGPS偏差学習ブロック16は、双方向信号ラインL7を介してGPSによる車速決定ブロック15とは接続されている。
車速センサ故障診断ブロック11は、車速センサ1が故障した旨を検知する機能を有している。車速センサ1が故障した旨を検知する機能については、公知技術を適用することが可能である。
GPS電波受信ブロック12は、実施形態の車速制御装置101を装備した車両の現在位置を、GPS(Global Positioning System:全地球的位置測位システム)からの位置情報として受信する機能を有している。
車速センサによる車速決定ブロック14は、車速センサ1の計測結果から車速を決定するように構成されている。車速センサによる車速決定ブロック14については、公知技術を適用可能である。
GPSによる車速決定ブロック15は、GPSからの情報により車速を決定する機能を有して構成されている。GPSからの情報により車両の走行速度を決定するに際しては、例えば、GPSからの情報により車両の位置を決定し、一定の走行時間を経過する前後の車両の位置から、当該一定の走行時間における車両の移動距離を演算し、当該移動距離を当該走行時間で除算する。ただし、それ以外の手法によって、GPSからの情報により車両の走行速度を決定することが可能である。
判断ブロック13は、車速センサ故障診断ブロック11による車速センサ1が故障したか否かの検知結果により、車速センサによる車速決定ブロック14により車速を決定するか、或いは、GPSによる車速決定ブロック15により車速を決定するかを判断する。
すなわち判断ブロック13は、車速センサ1が故障していなければ車速センサによる車速決定ブロック14により車速を決定し、車速センサ1が故障している場合には、GPSによる車速決定ブロック15により車速を決定する機能を有している。
GPS偏差学習ブロック16は、車速センサによる車速決定ブロック14による車速と、GPSによる車速決定ブロック15による車速との誤差(偏差)を演算し、係る誤差を保存し処理して、GPSによる車速決定ブロック15により求めた車速を補正する機能を有している。
次に、図2のフローチャートに基づいて、図1をも参照して、第1実施形態における車速の制御について説明する。
図2において、ステップS1では、コントロールユニット10の判断ブロック13は、車速センサ1の出力情報によって車両が走行中であるか否かを判断する。
車両が走行中であれば(ステップS1がYES)ステップS2に進み、車両が走行中でなければ(ステップS1がNO)ステップS5に進む。
ステップS2(車両が走行中の場合)では、車速センサ故障診断ブロック11において、車速センサ1が故障していないか否かを判断する。
車速センサ1が故障していない場合は(ステップS2がYES)ステップS3に進み、車速センサ1が故障している場合は(ステップS2がNO)ステップS4に進む。
ステップS3(車速センサ1が故障していない場合)では、判断ブロック13は、車速センサによる車速決定ブロック14を用いて、車速センサ1の計測結果から車両の車速を決定するモードを選択する。そしてステップS5に進む。
一方、ステップ4(車速センサ1が故障している場合)は、判断ブロック13は、GPSによる車速決定ブロック15を用いて、GPSからの情報により車速を決定するモードを選択する。そしてステップS5に進む。
ステップS5では、車両が完全に停止したか否かを判断する。車両が停止したのであれば(ステップS5がYES)、制御を終了する。
車両が停止していないのであれば(ステップS5がNO)、ステップS1まで戻り、再びステップ1以降を繰り返す。
図1、図2の第1実施形態によれば、車速センサ1が故障した場合には、GPSからの情報に基づいて、GPSによる車速決定ブロック15により車速を決定する。そのため、一律にエンジン回転数を制御しなくても、車速が制限速度を超えない様にすることが出来る。
換言すれば、図1、図2の第1実施形態によれば、車速センサ1が故障しても、ドライバーに多大な違和感やストレスを与えてしまう恐れがある「一律にエンジン回転数を制御する」ことを行うこと無く、車速を制限速度以下に抑制することが出来る。その結果、車速センサ1が故障しても、ドライバーの不満やストレスを最小限に抑えることが可能である。
また図1、図2の第1実施形態によれば、GPSからの情報により車速を決定して、車速を制限、制御することが出来るので、車速センサ1が故障しても、クルーズコントロール機能を発揮することが可能である。
換言すれば、従来の「一律にエンジン回転数を制御する」制御では、車速センサ1が故障するとクルーズコントロール機能を発揮することが出来ないが、図1、図2の第1実施形態であれば、車速センサ1が故障してもクルーズコントロール機能を発揮出来る。
さらに図1、図2の第1実施形態によれば、GPS偏差学習ブロック16により、車速センサによる車速決定ブロック14で求めた車速と、GPSによる速度決定ブロック15で求めた車速との誤差(偏差)を演算して、係る誤差を蓄積、分析して、GPSからの情報による車両の走行速度を補正することが出来る。
その結果、実車速とGPSからの情報により推定された車速との誤差(偏差)が少なくなり、高精度で車速を推定することが可能となり、車速センサ1が故障しても、車速が制限速度を超えてしまう事態が防止される。
次に、図3〜図7を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。
図1、図2の第1実施形態では、車速センサ故障時には、GPSから情報により(コントロールユニット10のGPSによる速度決定ブロック15で)車速を決定している。
これに対して、図3〜図7では、例えばトンネル等、GPSからの電波が受信できない地域を車両が走行している場合でも、ドライバーに違和感を与えること無く、走行中の車両の車速を制限速度以下に制御することが出来る。
図3において、第2実施形態に係る車両制御装置は全体が符号102で示されており、車速制御を実行するコントロールユニット10Aの構成が機能ブロックで示されている。
以下、図3を参照して、主として図1とは異なる構成について説明する。
図3で示す第2実施形態のコントロールユニット10Aは、図1のコントロールユニット10に比較すると、回転数制限ユニット20が付加されている。
そして、コントロールユニット10AにおけるGPS電波受信ブロック12は、実施形態の車速制御装置101を装備した車両の現在位置を、GPSからの位置情報として受信する機能に加えて、GPSからの情報が入力可能な状態であるか否か(GPSからの電波信号が受信可能であるか否か)を検知する機能を有している。
回転数制限ユニット20は、判断ブロック13とラインL8、ラインL9で接続されている。ラインL8を介して回転数制限ユニット20から判断ブロック13へエンジン回転数の情報が出力され、ラインL9を介して判断ブロック13から回転数制限ユニット20へ車速センサ1が故障した旨の情報及び/又はGPSが故障した旨の情報が出力される。
図4を参照して、回転数制限ユニット20を機能ブロックにより説明する。
図4において、回転数制限ユニット20は、ギア比決定&蓄積ブロック21と、エンジン回転数蓄積ブロック22と、エンジン回転制限ブロック23とを備えている。
ギア比決定&蓄積ブロック21はエンジン回転数蓄積ブロック22とラインL11で接続され、エンジン回転数蓄積ブロック22はエンジン回転制限ブロック23とラインL12で接続されている。
また、ギア比決定&蓄積ブロック21は、入力信号ラインSiにより、車速センサ1、エンジン回転数センサ2、データベース(記憶手段)30と接続されている。
エンジン回転数蓄積ブロック22は、入力信号ラインSiを介して、車速センサ1及びエンジン回転数センサ2と接続されている。
エンジン回転制限ブロック23も、入力信号ラインSiを介して、車速センサ1及びエンジン回転数センサ2と接続されている。
データベース30には、ディファレンシャルギア及びタイヤ径による補正係数が記憶されている。
ギア比決定&蓄積ブロック21には、車速センサ1からは車速情報が送られ、エンジン回転数センサ2からはエンジン回転数情報が送られ、データベース30からは正確な車速を演算するためのパラメータ(ディファレンシャルギアのギア比及びタイヤ径)が送られる。ギア比決定&蓄積ブロック21は、それらの情報によって、走行中のトランスミッションのギア比を決定する機能と、決定したギア比を(ブロック21内の)図示しない記憶手段に蓄積する機能を有して構成されている。
エンジン回転数蓄積ブロック22は、ギア比決定&蓄積ブロック21により決定されたギア比と、車速センサ1からの車速情報と、エンジン回転数センサ2からのエンジン回転数情報に基づいて、図7に示す特性図(エンジン回転数とギア比との関係を示すグラフ:Re/rg特性線図)を決定する(作る)機能を有している。
図7の特性図において、縦軸がエンジン回転数、横軸がギア比である。そして、各ギヤ比において車両が制限速度を越えないエンジン回転数が、「Re/rg特性線」として示されている。
エンジン回転数蓄積ブロック22は、車速センサ1が故障していない状態である間に、車両の速度と、ギア比決定&蓄積ブロック21により決定されたギア比と、エンジン回転数センサ2からのエンジン回転数情報に基づいて、図7の特性図を作成する。換言すれば、車速センサ1が故障した時点では、図7の特性図は既に作成されている。
エンジン回転制限ブロック23は、エンジン回転数蓄積ブロック22が決定した図7の特性図と、エンジン回転数センサ2からのエンジン回転数情報と、ギア比決定&蓄積ブロック21により決定されたギア比によって、車両の速度が制限速度(たとえば、車速が90km/h)を越えないように、エンジン回転数を制御する機能を有している。
換言すれば、エンジン回転制限ブロック23は、制御時点におけるギヤ比と図7の特性図から、制御時点におけるエンジン回転数を、車両の速度が制限速度(たとえば、車速が90km/h)となってしまう回転数よりも低くなる様に制御する機能を有している。
図7の特性図を決定、作成する制御について、図4を参照しつつ、図6のフローチャートに基づいて説明する。
図6のステップS21では、回転数制限ユニット20におけるギア比決定&蓄積ブロック21が、エンジン回転数センサ2から得たエンジン回転数の情報と車速センサ1から得た車速情報に基づいて、その制御サイクルの時点におけるギア比を決定する。そして、ステップS22に進む。
ステップS22では、エンジン回転数蓄積ブロック22は、ステップS21で決定したギア比と、図7の特性図と、エンジン回転数センサ2で計測されたエンジン回転数の情報と車速センサ1から得た車速情報を記憶し、蓄積する。そして、各ギヤ比における制限速度に対応するエンジン回転数の特性(例えば、図7の特性図)を決定(作成)する(ステップS23)。
次に、図5のフローチャートに基づいて、図3、図4をも参照して、第2実施形態における車速制御を説明する。
図5のステップS11では、コントロールユニット10Aの判断ブロック13は、車速センサ1の出力情報により、車両が走行中であるか否かを判断する。
車両が走行中であれば(ステップS11がYES)ステップS12に進み、走行中でなければ(ステップS11がNO)ステップS17に進む。
ステップS12(車両が走行中の場合)では、車速センサ故障診断ブロック11において、車速センサ1が故障していないか否かを判断する。車速センサ1が故障していない場合は(ステップS12がYES)ステップS13に進み、車速センサ1が故障している場合は(ステップS12がNO)ステップS14に進む。
ステップS13(車速センサ1が故障していない場合)では、判断ブロック13は、車速センサによる車速決定ブロック14を用いて、車速センサ1の計測結果から車両の車速を決定するモードを選択する。そしてステップS17に進む。
一方、ステップS14(車速センサ1が故障している場合)では、GPSからの電波が受信できない状態にあるか否かを判断する。なお図5では、ステップS14におけるGPSからの電波が受信できない状態にあるか否かの判断を、「GPSは故障なし?」と表示している。
GPSからの電波が受信出来る状態であれば(ステップS14がYES)、ステップS15に進み、GPSからの電波が受信できない状態であれば(ステップS14がNO)、ステップS16に進む。
ステップ15では(GPSからの電波が受信出来る状態)、GPSによる車速決定ブロック15を用いて、GPSからの情報により車速を決定するモードを選択する。そしてステップS17に進む。
一方、ステップS16(GPSからの電波が受信できない状態)では、エンジン回転制限機能を作動させる。
エンジン回転制限機能を作動させた場合には、エンジン回転制限ブロック23により、制御時点におけるエンジン回転数を、制限速度に対応するエンジン回転数以下に抑制する。ここで、制御時点における制限速度に対応するエンジン回転数は、ギヤ比と図7で求めたエンジン回転数により決定する。
そしてステップS17に進む。
ステップS13における「車速センサ1の計測結果から車両の車速を決定するモード」、ステップS15における「GPSからの情報により車速を決定するモード」、ステップS16の「エンジン回転制限機能を作動」させた状態の何れかよりステップS17に進んだならば、車両が停止したか否かを判断する。車両が停止したのであれば(ステップS17がYES)、制御を終了する。
車両が停止していないのであれば(ステップS17がNO)、ステップS11まで戻り、再びステップ11以降を繰り返す。
上述した第2実施形態によればGPSからの電波が受信出来ない状態であっても、エンジン回転数を制御することにより、車速を制限速度以下に制御することが出来る。すなわち、ギヤ比と図7の特性図から制限速度に対応するエンジン回転数を決定し、エンジン回転数センサ2で計測されたエンジン回転数を制限速度に対応するエンジン回転数よりも低回転になる様に制御している。
係る制御を行なうことにより、エンジン回転数を制御する場合であっても、ギヤ比毎に制限速度に対応するエンジン回転数に設定されるので、必要以上にエンジン回転数及び車速を低下させてしまうことはない。
従って、速度センサ1が故障しており且つGPSからの電波が受信出来ない状態であっても、ドライバーが感じるストレスや違和感を最小限に抑制しつつ、車速を制限速度(例えば、90km/h)以下に厳守して、運転を行うことが出来る。
第2実施形態における上記以外の構成及び作用効果は、図1、図2の第1実施形態と同様である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
1・・・車速センサ
2・・・エンジン回転数センサ
10、10A・・・コントロールユニット
11・・・車速センサ故障診断ブロック
12・・・GPS電波受信ブロック
13・・・判断ブロック
14・・・車速センサによる車速決定ブロック
15・・・GPSによる車速決定ブロック
16・・・GPS偏差学習ブロック
20・・・回転数制限ユニット
21・・・ギア比決定&蓄積ブロック
22・・・エンジン回転数蓄積ブロック
23・・・エンジン回転制限ブロック
30・・・データベース

Claims (4)

  1. 車速計測装置の計測結果から車速を決定する装置と、全地球的位置測位システムからの情報により車両の走行速度を決定する装置と、車速計測装置が故障した旨を検知する装置と、車速計測装置が故障している場合には全地球的位置測位システムからの情報により車両の走行速度を決定する装置により車速を決定する機能を有する判断装置を備えることを特徴とする車速制御装置。
  2. 車速計測装置の計測結果から車速を決定する装置による車速と全地球的位置測位システムからの情報により車両の走行速度を決定する装置による車速との誤差を演算して、全地球的位置測位システムからの情報により車両の走行速度を決定する装置による車速の誤差を補正する誤差補正装置を有している請求項1の車速制御装置。
  3. 全地球的位置測位システムからの情報が入力可能な状態であるか否かを検知する全地球的位置測位システム信号受信状態検知装置と、エンジン回転数を制御するエンジン回転数制御装置を備え、前記判断装置は、車速計測装置が故障しており且つ全地球的位置測位システムからの情報が入力不可能であれば、エンジン回転数制御装置により車速が制限速度以下となる回転数にエンジン回転数を制御する機能を有している請求項1、2の何れかの車速制御装置。
  4. エンジン回転数制御装置は、エンジン回転数と車速から、エンジン回転数とギア比と制限速度に対応するエンジン回転数との特性を求める機能を有している請求項3の車速制御装置。
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