JP2014113309A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の予告報知を実行制御する際に、第1制御部及び第2制御部を備える演出制御部に係る制御負荷を軽減することができる遊技機を提供する。
【解決手段】演出制御部は、特定演出パターンに基づいて、当りの信頼度に応じた第1及び第2予告報知の実行または停止に係る処理タイミングを決定することによって、第1及び第2予告パターンに対応する演出用デバイスを用いた演出の実行期間に係る管理に基づく前記予告報知の実行制御を行う。
【選択図】図11

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来、遊技機において、主制御基板からの制御コマンドを受信して、演出に係る制御を実行するサブ制御基板は、主制御基板からの制御信号に基づいて、演出の実行制御に係る演出態様データコマンドを選択及び送信処理する第1制御部と、送信処理された演出態様データコマンドに基づいて、演出報知手段を制御する第2制御部とを設けるものがある(特許文献1)。
また、主制御基板からの制御コマンドを受信して、演出に係る制御を実行するサブ制御基板は、例えば、遊技者にとって所定の重要度が設定された複数の演出からなる第1演出群、及び第1演出群より重要度が低く設定された複数の演出からなる第2演出群から演出を選択的に実行可能とする遊技機がある(特許文献2)。
このような遊技機においては、例えば、第2演出群に係る予告選択処理の結果に応じた所定の予告演出を、液晶表示器の表示領域に表示するとともに、音波装置に駆動信号を出力して所定の音を出力させる。さらに、第1演出群に係る演出を実行可能とするとともに、第1演出群の実行の有無にかかわらず、第2演出群を実行可能とする。
上記特許文献1に記載のようなサブ制御基板を備える遊技機においては、例えば、第1制御部により生成された制御コマンドに基づいて、各第2制御部が個別に演出制御に係る判断を行う場合がある 。
また、上記特許文献2に記載のような遊技機は、先に第1演出群に係る演出が実行され、後に第2演出群に係る演出が実行された場合、第1演出群に係る演出が第2演出群の前面に表示される態様で演出が実行される。
特開2006−068115号公報 特開2006−187326号公報
上記特許文献1に記載のような遊技機は、第2制御部が演出制御に係る判断、例えば、画像の表示・非表示に係る判断を個別に実行するものであるため、第2制御部の制御負荷過多となる虞があるため、サブ制御基板全体として負荷がかかる虞があった。
また、上記特許文献2に記載のような遊技機は、サブ制御基板が、第2演出群に係る演出を最適に表示するために、第1演出群に係る演出を停止(非表示)する必要がある。また、サブ制御基板は、第1演出群に係る演出を、第2演出群に係る演出実行後に再表示する場合は、再度、第1演出群に係る演出を実行するための制御コマンドを送信する必要がある場合があり、そのために制御負荷がかかる虞があった。
本発明は、上記課題を鑑み、所定期間行う演出において、複数の予告報知を実行制御する際に、第1制御部及び第2制御部を備える演出制御部に係る制御負荷を軽減することができる遊技機を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するため、本発明は、所定の契機に基づく抽選によって遊技の当否を決定するとともに、当りの信頼度に応じた演出を所定期間行うように決定可能な抽選制御部と、前記演出を複数の演出用デバイスを通して出力可能に制御する演出制御部とを備える遊技機であって、前記演出制御部は、前記抽選制御部により前記所定の契機で抽選された前記当否の結果を事前に示唆する予告報知を含む前記演出を、前記複数の演出用デバイスのうち1つまたは複数の何れかを通して実行処理させる複数の演出パターンを記憶するとともに、前記複数の演出パターンの中から前記抽選による当否の結果に対応した演出態様となるよう所定の演出パターンを決定する第1制御部と、前記複数の演出用デバイス毎に対応して設けられ、前記第1制御部から受けた前記所定の演出パターンに係る情報に基づいた出力態様となるように前記演出用デバイスを実行制御する複数の第2制御部とを有し、前記複数の演出パターンに含まれる特定演出パターンは、前記所定期間行う演出の一部に含まれる所定の演出態様が設定された第1予告報知を実行処理させる第1予告パターンと、前記第1予告報知よりも演出の表現の範囲が同等または比較的大の演出態様となるように設定された第2予告報知を前記所定期間行う演出の一部に含むよう実行処理させる第2予告パターンとが設定され、前記第2制御部は、前記複数の演出用デバイス毎に対応するように、前記所定期間において、前記第1予告パターン及び前記第2予告パターンの前記第1予告報知及び前記第2予告報知の実行及び停止処理タイミングに係る情報が予め設定された前記演出の実行期間に係る管理をするための予告パターンテーブルを有するとともに、前記第1制御部により決定される前記特定演出パターンに係る情報を受けた際に、前記予告パターンテーブルを参照して、当該受けた情報から得られる前記当りの信頼度に応じた前記第1予告報知及び/または前記第2予告報知の実行または停止に係る前記処理タイミングを決定することによって、前記第1予告パターン及び/または前記第2予告パターンに対応する前記演出用デバイスを通して前記予告報知の実行制御を行う。
この構成によれば、第2制御部は、第1制御部により抽選の当否結果によって決定された特定演出パターンに係る情報(例えば、第1コマンドまたは第2コマンド)を受けることに基づいて、予告パターンテーブルを参照することにより、当該特定演出パターンに対応付けられた当りの信頼度に応じた第1予告報知及び/または第2予告報知の処理タイミングを、演出実行における所定期間内(例えば、特図変動開始〜変動停止迄)において決定し、第1予告パターン及び/または第2予告パターンに対応する演出用デバイスを用いた演出の実行期間に係る管理に基づく予告報知(当否結果を事前に明示的または黙示的に示唆する演出報知)の実行制御を行うことができる。
即ち、第2制御部は、特定演出パターンに係る情報と予告パターンテーブルとに基づくことにより、所定期間行う演出中に1つまたは複数の演出用デバイスを用いた予告報知を実行及び停止をさせることについて、第2制御部自体で、実行すべき1つまたは複数の演出用デバイスを用いた演出態様の処理に係る判断をする必要なく、例えば、予告報知の実行期間に係る管理に基づく実行制御を行うことができ、当該第2制御部に係る処理負荷を軽減することができるため、演出制御部の円滑な制御処理を図ることができる。
ここで、「演出の表現の範囲」は、例えば、演出用デバイスが表示装置における液晶表示演出においては、液晶に表示可能な所定画像(図柄や絵柄等)の表示範囲(表示面積)や所定画像の色彩または明度等の表示変化に係る範囲である。
また、複数種類に係る他の演出用デバイスの1つが音出力装置(スピーカ)における音響演出においては、スピーカから放出される音量の大小の範囲であり、他の演出用デバイスの1つが照明装置(LED等のランプ)における照明演出においては、ランプから発光される光量の大小の範囲や色の変化に係る範囲であり、他の演出用デバイスの1つが演出用可動役物装置における変動演出においては、可動役物の変動(上下、左右、突没、拡縮、またはそれらの組み合わせ)可能範囲である。
(2)更に、上記目的を達成するため、上記(1)に係る発明において、前記予告パターンテーブルは、前記所定期間中に実行する演出において、当該演出の開始後に設定された報知に係る実行契機から所定時間経過するまでの間に、前記第1予告報知から前記第2予告報知の順番に前記演出用デバイスを用いて行わせる実行制御に係る設定情報が少なくとも設定され、前記特定演出パターンは、前記所定時間経過後において、前記当りの信頼度に応じ第1展開演出へ移行させる第1移行パターンを含む第1特定演出パターン、及び前記第1展開演出とは異なる第2展開演出へ移行させる第2移行パターンを含む第2特定演出パターンを含み、前記第1制御部は、前記当否の結果に基づいて決定した前記第1特定演出パターンに応じて、前記第1予告報知の実行及びその後から前記第2予告報知を主要とする報知として当該第1予告報知よりも相対的に目立つ表現態様で優先して実行させる第1コマンドと、前記当否の結果に基づいて決定した前記第2特定演出パターンに応じて、前記第1予告報知の実行及びその後から前記第2予告報知を前記主要とする報知として優先して実行させる第2コマンドとを生成可能とし、前記第2制御部は、前記第1制御部から前記第1コマンドに係る情報を受けて前記予告パターンテーブルを参照することに基づいて前記第1予告報知を行い、その後に前記第2予告報知を前記主要とする報知として優先して実行させるときに、前記第1予告報知に係る演出態様の前記表現の範囲を少なくとも減縮させてその存在の識別性を低下、または前記第1予告報知に係る演出態様の存在を識別不能とするとともに、前記所定時間経過以降も当該第1予告報知を終了させずに継続可能とする前記演出用デバイスの実行制御を行い、また、前記第1制御部から前記第2コマンドに係る情報を受けて前記予告パターンテーブルを参照することに基づいて前記第1予告報知を実行し、その後に前記第2予告報知を前記主要とする報知として優先して実行させるときに、少なくとも前記所定時間経過までに前記第1予告報知を終了させるよう前記演出用デバイスの実行制御を行う。
この構成によれば、第2制御部による、特定演出パターンに対応付けられる当りの信頼度(例えば、高値または低値)に応じて設定された、換言すると信頼度を示唆する第1及び第2予告報知の実行制御において、第1予告報知の実行制御を、第2予告報知の終了時期に影響されることのない処理を可能とし、第2予告報知を第1予告報知よりも優先させて報知させる効果的な制御を発揮することができる。
また、第1制御部の第1コマンドに係る情報を受けて予告パターンテーブルを参照することにより第1予告報知を実行した場合は、その後の所定時間経過以降に再び当該第1予告報知を実行することになるが、そのような場合は、所定時間経過時に第2予告報知を終了させるとともに、第1予告報知における演出の表現の範囲を減縮前の状態に復帰させることによって、再び第1予告報知をすればよい。従って、当該演出を再実行するための追加コマンドを生成して第2制御部へ送信する必要はない。
再び第1予告報知をした後は、例えば、当りの信頼度の低値(特定演出パターン)に応じて第1展開演出(例えば、外れを示唆する演出)へ移行させることが可能となる。
また、第1制御部の第2コマンドに係る情報を受けて予告パターンテーブルを参照することにより第1予告報知を実行した場合は、再び当該第1予告報知を実行することがないことから、優先させる第2予告報知の終了まで(少なくとも所定時間経過前まで)に第1予告報知を終了させればよい。従って、第1予告報知を終了させる追加コマンドを生成して第2制御部へ送信する必要はない。
第2予告報知の終了後は、例えば、当りの信頼度の高値(特定演出パターン)に応じて第2展開演出(例えば、当りを期待させる(信頼度が高い)演出)へ移行させることが可能となる。
これにより、第1制御部において、追加コマンドの生成等の処理負担を軽減することができるとともに、第2制御部において、受けるコマンドの種類の違いに応じて、第1予告報知及び第2予告報知の実行期間に係る管理に基づく実行制御を、予告パターンテーブルを参照して行うことにより制御の処理負荷を軽減することができ、演出制御部の制御処理を円滑に実行することができる。
(3)更に、上記目的を達成するため、上記(2)に係る発明において、前記複数の第2制御部は、前記演出用デバイスにおける表示装置に設けられた表示画面の演出制御を可能とする表示装置制御部を、少なくとも含むものであって、前記表示装置は、前記表示画面を仮想的な積層構造に分割した複数の層に画像を構成する個々の要素を置いて重ねて表示する演出を表示可能とし、前記表示装置制御部は、前記第1制御部から前記第1コマンドまたは前記第2コマンドに係る情報を受けることに基づいて、前記第1予告報知の演出態様に応じた第1画像を前記積層構造における所定の層に表示する制御をした後に、前記第1画像よりも表示領域が大きいまたは同等の前記第2予告報知の演出態様に応じた第2画像を前記積層構造における前記所定の層よりも前側の層に表示し、前記第1画像よりも前側に当該第2画像を位置させる優先表示制御を実行可能とし、前記第1コマンドに係る情報を受けた場合には、前記第1画像を表示した後に前記第2画像を前記優先表示制御するとともに、前記所定時間経過時に当該第2画像の表示を終了させ、前記第1画像の表示を現状に復帰させる制御を実行し、前記第2コマンドに係る情報を受けた場合には、前記第1画像を表示した後に前記第2画像を前記優先表示制御するとともに、少なくとも前記所定時間経過時までに前記第1画像の表示を終了させる制御を実行する。
この構成によれば、第1画像が表示される所定の層よりも前側の層に第2画像を表示する優先表示制御を実行し、第1画像を第2画像の背面側の層に位置させて、第1画像の少なくとも一部または大部分が隠れるように重畳的に表示させて第1画像の識別性を低下させることができる。これにより、第1画像の表示を終了させずとも、第2画像を主要とする報知に係る演出効果を発揮することができる。
また、表示装置制御部は、第1コマンドまたは第2コマンドに基づく当りの信頼度を示唆する第1画像及び第2画像の表示演出の実行期間に係る管理に基づいて、表示演出制御を明確に区別可能な態様で効率良く実行することができる。
即ち、第1コマンドに係る情報を受けた場合は、所定時間経過時に第1画像よりも優先させた第2画像を終了(消去)させることにより、背面側の層に位置する第1画像の識別性が低下した状態から復帰させることができ、また第2コマンドに係る情報を受けた場合は、第1画像よりも第2画像を優先させるときに背面側の層に位置する当該第1画像の表示を所定時間経過時までに終了させることができる。
これにより、所定時間経過時になるまでにおいて、当りの信頼度を示唆する第1画像の表示が終了するか否かに注目させて期待感を持続させ続けることができる。
なお、この際に、複数種類に係る他の演出用デバイスの音出力装置における音響演出、照明装置における照明演出、演出用可動役物装置における変動演出、またはこれらの適宜な組合せにより、背面側の層に第1画像が位置していることを示唆する(遊技者に対し存在を判別可能とする)ように、第1画像の表示時において協働させて出力した複数種類に係る他の演出用デバイスの演出態様、または予め定めた所定の演出態様を所定時間経過時になるまで演出の表現の範囲を小さくして実行制御させるようにすると好適である。
更に、第1制御部において、追加コマンドの生成等の処理負荷を軽減することができるとともに、移行パターンの違いに応じた第1画像及び第2画像の表示演出の実行期間に係る管理に基づく実行制御を、第2制御部が予告パターンテーブルを参照することに基づいて行うことにより、制御の処理負荷を軽減することができ、演出制御部の制御処理を円滑に実行することができる。
(4)更に上記目的を達成するため、上記(3)に係る発明において、前記表示装置制御部は、前記第1制御部から前記第1コマンドまたは前記第2コマンドに係る情報を受けることに基づいて、前記第1画像よりも表示領域が大きい前記第2画像を前側の層に表示することにより、前記第1画像の全てを不可視に覆うように前記優先表示制御を実行可能とし、前記第1コマンドに係る情報を受けていた場合は、前記優先表示制御に基づいて前記第2画像の背面に覆われて位置する前記第1画像を前記所定時間経過以降もそのまま残存させるとともに、前記第2画像の表示を前記所定時間経過時に終了させて、前記第2画像を前記第1画像の前側から消去する表示制御を実行し、前記第2コマンドに係る情報を受けていた場合は、前記優先表示制御に基づいて前記第2画像の背面に覆われて位置する前記第1画像を前記所定時間経過まで残存させるとともに、前記第1画像及び第2画像の表示を前記所定時間経過時に終了させて、双方の画像を消去する表示制御を実行する。
この構成によれば、前側の層に第1画像よりも優先させる第2画像を表示することによって、当該第1画像の全てを不可視に覆うようにさせる優先表示制御を可能とすることにより、第1画像の表示を終了させずとも、第2画像のみを主要とする報知とする演出効果を発揮することができる。
また、表示装置制御部は、第1コマンドまたは第2コマンドに基づいて、当りの信頼度を示唆する第1画像及び第2画像の表示演出の実行期間に係る管理に基づいて、表示演出制御を明確に区別可能な態様で効率良く実行することができる。
即ち、第1コマンドに係る情報を受けた場合は、所定時間経過時に第1画像よりも優先させた第2画像を終了(消去)させることで背面側の層に位置する第1画像の識別性が低下した状態からから復帰させることができ、また第2コマンドに係る情報を受けた場合は、所定時間経過時に第1画像よりも優先させた第2画像を終了させるとともに、背面側の層に位置する第1画像の表示を終了させることができる。
これにより、所定時間経過時になるまでにおいて、当りの信頼度を示唆する第1画像の表示が終了するか否かに注目させて期待感を持続させ続けることができる。
なお、この際に、表示装置以外の他の演出用デバイスのうち、音出力装置(スピーカ)における音響演出、照明装置(LED等のランプ)における照明演出、演出用可動役物装置における変動演出、またはこれらの適宜な組合せにより、背面側の層に第1画像が位置していることを示唆する(遊技者に対し存在を判別可能とする)ように、第1画像の表示時において協働させて出力すると好適である。また、予め定めた所定の演出態様を所定時間経過時になるまで演出の表現の範囲を小さくして実行制御させるようにすると好適である。
更に、第1制御部において、追加コマンドの生成等の制御負荷を軽減することができるとともに、移行パターンの違いに応じた第1画像及び第2画像の表示演出の実行期間に係る管理に基づく実行制御を、第2制御部が予告パターンテーブルを参照することに基づいて行うことにより、制御の処理負荷を軽減することができ、演出制御部の制御処理を円滑に実行することができる。
本発明によれば、所定期間行う演出において、複数の予告報知を実行制御する際に、第1制御部及び第2制御部を備える演出制御部に係る制御負荷を軽減することができる。
本発明に係る遊技機の前方斜視図である。 同じく遊技機の背面図である。 同じく遊技機の遊技盤の拡大正面図である。 同じく遊技機の各構成要素の制御関係を示すブロック図である。 同じく遊技機の演出パターンの判定に係るツリー図である。 同じく遊技機のサブ制御装置及び演出用デバイスの制御関係を示すブロック図である。 同じく遊技機の特定演出パターンの設定情報を説明するためのマトリックス図である。 同じく遊技機において演出用デバイスと予告パターンとの関係を説明するためのマトリックス図である。 同じく遊技機において特定演出パターンが選択された際、各デバイス制御部に対応する演出コマンドを説明するためのマトリックス図である。 同じく遊技機の演出表示装置において図柄を表示させるための積層構造(レイヤー構造)の分解斜視図である。 同じく遊技機の第1特定演出パターンが選択された遊技において、演出コマンドに基づく各演出用デバイスの演出の実行及び停止について説明するためのタイムチャートである。 同じく遊技機の第2特定演出パターンが選択された遊技において、演出コマンドに基づく各演出用デバイスの演出の実行及び停止について説明するためのタイムチャートである。 同じく遊技機の特定演出パターンが選択された遊技における演出態様について説明するためのフロー図である。
以下、図1〜図13を参照し、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、本実施形態の遊技機は、パチンコ機(弾球遊技機)であるが、本発明はパチンコ機に限らず、スロットマシン(回動式遊技機)等の他の遊技機を含むものでもよい。
なお、以下の説明において遊技機(パチンコ機)の各部の左右方向は、その遊技機に対面する者にとっての左右方向に合わせて説明する。即ち、遊技機の正面から説明する場合は、遊技機の正面に対面する者(例えば、遊技者)の視点を基準とし、背面から説明する場合は、遊技機の背面に対面する者の視点を基準とする。
(遊技機)
図1に示すように、本実施形態の遊技機1は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2に開き戸状に開閉自在に取り付けられた本体枠3と、当該本体枠3の内側に装着された遊技盤30と、本体枠3の前面に開き戸状に開閉自在に取り付けられ、遊技盤30を視認させるよう中央に大きくガラス窓4Aが設けられたガラス扉4と、本体枠3の下側に開閉自在に設けられ、遊技球を貯留する受皿6を有する前面ボード5と、本体枠3内の下部に配設された遊技球を発射するための発射装置7B(図4参照)と、前面ボード5に取り付けられ、遊技者の回転操作に基づいて遊技球を発射装置7Bに発射させるためのハンドル7と、ガラス扉4の左右の上部にそれぞれ設けられ、遊技の状況に応じた効果音を出力するスピーカ8と、ガラス扉4の左右両側にそれぞれ設けられ、遊技の状況に応じて点灯、消灯及び点滅する照明演出を行う、例えばフルカラーLEDを搭載した照明装置9とを備える。さらに、受皿6の前縁部の中央には所定の状態のときに遊技者の押下操作によって後述する演出表示装置51を含む演出用デバイスの演出等を変化させることが可能な操作ボタンEが設けられる。
図2に示すように、遊技機1の背面側には、支持部材等を介して、主制御装置(抽選制御部)100と、カバー部材に覆われたサブ制御装置200(演出制御部)と、払出制御装置300とが設けられている。主制御装置100、サブ制御装置200、及び払出制御装置300は何れもCPUと、コンピュータプログラム及び遊技処理に必要なデータを格納したROMと、CPUがROMに格納されたコンピュータプログラムに従って処理を行うための一時記憶領域であるRAMとを備えるマイクロコンピュータである。
また、図2におけるサブ制御装置200の右隣には、入賞した賞球を払い出すための賞球払出装置301が設けられており、払出制御装置300の左隣には、各制御装置に電力を供給するための電源装置400が設けられている。
主制御装置100は、遊技機1全体を制御するための各種処理を実行し、その処理結果に基づいて、遊技を制御するための各種の制御コマンドを演算処理して出力する。詳細な説明は後述するが、例えば、第1特別図柄に係る電子抽選(第1特別図柄抽選)、第2特別図柄に係る電子抽選(第2特別図柄抽選)等をそれぞれ所定の契機で実行し、抽選結果に基づいて、例えば、後述する特別電動役物(アタッカ駆動装置66B)を作動させ、大入賞口65を開放することによって、役物連続作動装置が作動する(大当り遊技が開始される)ようになっている。
サブ制御装置200は、主制御装置100からの制御コマンドを受信して、スピーカ8、照明装置9、後述する演出表示装置51、演出用可動役物装置54等の演出用デバイス250へ制御コマンドを送信して演出に係る制御を実行する。
払出制御装置300は、主制御装置100からの制御コマンドを受信して、賞球払出装置301の作動を制御して、受皿6へ遊技球の払出しを行う。ここで、賞球払出装置301は、遊技球が入賞口に入賞したことを契機に、払出制御装置300の制御によって入賞口毎に予め対応付けられている賞球の払出個数を賞球として払出すようになっている。
また、払出制御装置300は、ハンドル7の回転操作量に応じて発射装置7Bの作動を制御し、遊技領域31へ遊技球の打ち出しを行う。遊技者の操作によって、ハンドル7の回転操作量が大となると、払出制御装置300は、発射装置7Bに対する遊技球の射出力が大となるように制御するため、遊技球を遊技領域31の右側まで発射させることができる。
(遊技領域)
図3に示すように、遊技盤30はその盤面に遊技球が流下する遊技領域31を備える。受皿6に貯留された遊技球は、発射装置7Bにより発射されて図3に示す矢印X方向へ飛んで発射口34を通過し、遊技領域31の上部に到達し、遊技領域31内を流下することになる。
遊技領域31は、ガラス窓4A(図1参照)を透して視認することができる。遊技領域31は、遊技球を滑走させるガイドレール32と遊技球規制レール33によって略円形状となるように区画形成されている。換言すると、遊技領域31は遊技球規制レール33より内側と外側に区画され、その外側、より具体的には、遊技盤30の右下隅部に、2桁の7セグメント表示装置からなる第1特別図柄表示装置40A及び第2特別図柄表示装置40Bと、2つのLEDランプからなる普通図柄表示装置41とが設けられている。
(特別図柄表示装置)
第1特別図柄表示装置40Aは、遊技球が後述する第1始動入賞口61に入賞したことを契機に、主制御装置100により実行される第1特別図柄抽選の結果を表示するためのものである。より具体的には、当該電子抽選の結果に基づいて数字や絵柄等の特別図柄(単に、特図ともいう。)を変動させた後に、所定の特別図柄を導出表示(停止表示)させるという態様で抽選結果が表示されるように主制御装置100により制御されるものである。
第2特別図柄表示装置40Bは、遊技球が後述する第2始動入賞口62に入賞したことを契機に、主制御装置100により実行される第2特別図柄抽選の結果を表示するためのものである。より具体的には、電子抽選の結果に基づいて数字や絵柄等の特別図柄を変動させた後に、所定の特別図柄を停止表示させるという態様で抽選結果が表示されるように主制御装置100によりにより制御されるものである。
なお、本実施形態の遊技機においては、遊技球の第1始動入賞口61への入賞を契機として変動する特別図柄を第1特別図柄とし、遊技球の第2始動入賞口62への入賞を契機として変動する特別図柄を第2特別図柄としており、第1特別図柄及び第2特別図柄の変動及び停止表示は、特別図柄の種類に応じた予め定めた優先順位の抽選処理の順番に基づいて主制御装置100により行われる。
(普通図柄表示装置)
普通図柄表示装置41は、遊技球が後述するスルーチャッカ64を通過したことを契機に、普通図柄(単に、普図ともいう)に係る電子抽選(普図抽選)の結果、普図当り、または外れが表示されるよう主制御装置100により制御されるものである。
遊技領域31における遊技球規制レール33の内側には、センター役物50と、演出表示装置51と、演出用可動役物装置54と、第1始動入賞口61と、第2始動入賞口62と、電動チューリップ63と、スルーチャッカ64と、大入賞口65と、アタッカ装置66と、複数の一般入賞口67と、アウト口68と、遊技領域31内の遊技球の流下方向に変化を与える複数の遊技釘N及び風車Pとが設けられている。
なお、以下の遊技領域31内に配置された上述の各構成部材の説明は、他に示すものが無い限り図3を参照するものであり、その旨の記載は省略する。
(センター役物)
センター役物50は、遊技領域31のほぼ中央において、遊技領域31から前方へ突出し、その中央に前後方向の開口部50Aを有する枠状をなしている。センター役物50の後方には、矩形状の演出表示装置51が設けられており、センター役物50の左側には、遊技領域31に打ち出された遊技球の一部を、センター役物50内に導入可能とするための遊技球案内路50Bが設けられている。センター役物50の下部中央には、遊技球案内路50Bから導入された遊技球を、誘導し、かつ揺動させるステージ52が設けられている。ステージ52の左右は中央へ向かって傾斜しており、ステージ52の中央には前後方向の溝52Aが、僅かに前側が傾斜するように形成されている。この溝52Aの真下の位置には第1始動入賞口61が配置されているため、溝52Aから落下した遊技球は、高い確率で第1始動入賞口61に導かれる。
(演出表示装置)
演出表示装置51(表示装置)は、本実施形態の遊技機においては表示領域(表示画面)を有する液晶表示装置からなり、サブ制御装置200の制御に基づいて、所定の演出態様をセンター役物50の開口部50Aを透して表示するものである。
演出表示装置51には、所定の演出態様として、第1特別図柄表示装置40Aに表示される第1特別図柄の変動と連動して変動表示される第1演出図柄S1と、第2特別図柄表示装置40Bに表示される第2特別図柄の変動と連動して変動表示される第2演出図柄S2とが、共通化されて液晶画像の表示領域内で表示制御される。また、各演出図柄S1、S2が表示された後述するレイヤーの裏側のレイヤーには遊技状態に対応する背景画像(変動画像または静止画像)が表示制御される。また、各演出図柄S1、S2が縮小表示され、背景画像が前面に表示されるような、後述するスーパーリーチ演出や擬似連続演出(以下、単に擬似連ともいう)等の特殊演出が表示制御される場合がある。
なお、第1演出図柄S1及び第2演出図柄S2を共通化した演出図柄としないで表示制御するようにしてもよい。また、後述するモード状態などの遊技状態の変化に応じて演出図柄の形状などの意匠を変化させる表示制御をするようにしてもよい。
さらに、演出表示装置51の下部には、第1特別図柄抽選に対応する後述する保留球乱数が主制御装置100のRAMに記憶された旨の表示を行う表示領域A1が設けられ、当該表示領域とは別に、第2特別図柄抽選に対応する保留球乱数が主制御装置100の後述する乱数保留制御手段140に記憶された旨の表示を行う表示領域A2が設けられる。
(演出用可動役物装置)
さらに、センター役物50には、遊技の進行に合わせて、演出表示装置51の前方を遮蔽し、演出表示装置51における表示領域の前方からの視認性を制限しうる演出用可動役物装置54が設けられる。
演出用可動役物装置54は、遊技の進行や演出態様に合わせて、演出表示装置51の前面に出没可能であって、演出表示装置51の下方に初期位置として設けられる突没部材54Aと突没部材54Aを駆動するモータ(図示省略)とを設けている。
突没部材54Aは、図3の点線に示すように、演出表示装置51の下方に位置して、全部が遊技盤30の裏側に隠れて演出表示装置51の全面が開放されている没入位置と、図3の2点鎖線に示すように、演出表示装置51の前面に、全部を突出させ、演出表示装置51の前面の上部から下部にかけて遮蔽する突出位置との間を突没部材54Aに接続されたモータの駆動力によって移動可能となっている。
(入賞口及びスルーチャッカ)
第1始動入賞口61、第2始動入賞口62、大入賞口65、スルーチャッカ64、一般入賞口67のそれぞれには、遊技球の通過を検知する第1始動入賞口検知センサ91、第2始動入賞口検知センサ92、大入賞口検知センサ93、スルーチャッカ検知センサ94、一般入賞口検知センサ95が内蔵されている(図4参照)。
これらの検知センサ91〜95は、遊技球の通過に伴い遊技球検知信号(電気信号)を出力する磁気センサであり、その遊技球検知信号は主制御装置100に入力される(図4参照)。
ここで、本実施形態の遊技機における「入賞口」及び後述する「アウト口68」は、入球した遊技球を、遊技領域31の裏側に回収し排出された遊技球(排出球)として処理する遊技球排出口である。なお、排出球は、遊技機1の裏面に設けられた排出球受皿、または遊技機を設置する為の遊技機設置設備等(図示省略)に一時的に貯留され、再度遊技に使用する遊技球として払出制御装置300によって払出可能な状態となるように循環処理される。
また、「スルーチャッカ」は、遊技領域31に設けた遊技球の通過部を通過した後に、引き続き遊技領域31を流下させる遊技球通過口である。
また、本実施形態の遊技機における「1遊技(1ゲーム(1G)ともいう)」は、第1特別図柄表示装置40A、または第2特別図柄表示装置40Bが作動することとなる第1始動入賞口61または第2始動入賞口62への遊技球の入賞または保留球入賞を含む契機の作動を始期とし、第1特別図柄表示装置40A、または第2特別図柄表示装置40Bの特別図柄が変動を開始したときから、当該変動が継続している状態を経て、当該変動が終了する特別図柄の停止表示時を終期とする遊技とする。
また、「擬似連続演出(擬似連)」とは、1遊技において、複数回で連続的に演出がされるような一連の演出のことであって、擬似連続演出後、第1演出図柄S1または第2演出図柄S2において、例えば3つの同列図柄のうち2つが同一図柄で停止表示されるノーマルリーチ演出から、当該図柄が縮小表示されて画面背景の切り替えが伴うスーパーリーチ演出に発展する場合がある。
(始動入賞口)
第1始動入賞口61は、遊技領域31の略中央部におけるステージ52の下方に位置する。遊技球の第1始動入賞口61への入賞(第1始動入賞口検知センサ91による遊技球の検知)を契機に、主制御装置100により第1特別図柄抽選等が実行される。
第2始動入賞口62は、遊技球を所定のタイミングで受入れ可能とするための電動チューリップ63を有し、遊技領域31の右側部に位置している。遊技球の第2始動入賞口62への入賞(第2始動入賞口検知センサ92による遊技球の検知)を契機に、主制御装置100により第2特別図柄抽選等が実行される。
本実施形態の遊技機においては、遊技者の操作により遊技球が、遊技領域31の左側部を流下する場合、第1始動入賞口61に入賞し易く、遊技球が右側部を流下しなければ第2入賞口62に入賞し得ない盤面構成となっている。
電動チューリップ63は、第2始動入賞口62の上部の入口側に設けられ、遊技盤30の前面に直交する軸を中心に回動する1対の羽根部材63Aと、これら1対の羽根部材を駆動する電動チューリップ駆動装置(ソレノイド)63Bとを備え、そのソレノイド63Bへの通電により1対の羽根部材63Aの先端が互いに離れる方向に回動し、第2始動入賞口62の入口を拡大するものである。
電動チューリップ63は1対の羽根部材63Aを閉じた状態において、第2始動入賞口62の上方に稙設された遊技釘との間隔が、遊技球が通過不可能なものであるため、1対の羽根部材63Aが閉じた状態では第2始動入賞口62への遊技球の入賞は不可能である。
電動チューリップ63は、普通図柄に係る電子抽選(普通図柄抽選、または普図抽選という)の結果が当りとなった場合に、1対の羽根部材63Aが開放し、遊技球が受入れ可能となるように主制御装置100により制御される。
(スルーチャッカ)
スルーチャッカ64は、上述したように遊技球が通過可能なゲート構造をなしたものであり、本実施形態の遊技機においては、遊技盤30の右側部に位置している。
遊技球がスルーチャッカ64を通過することを契機に、主制御装置100により普通図柄抽選を行う。
従って、本実施形態の遊技機では、遊技者がハンドル7の回転操作量を大とする操作をして、遊技球を遊技領域の右側に打ち出して、スルーチャッカ64に遊技球を通過させなければ普図抽選も行われないため、第2始動入賞口62への遊技球の入賞は不可能となっている。
(大入賞口)
大入賞口65は横長な長方形の開口であり、第2始動入賞口62の下方に設けられる。
アタッカ装置66は、大入賞口65における開口の下辺部に水平な軸を中心として前後方向にフラップ状に回動白在に設けられ、大入賞口65の形状とほぼ同じ長方形の蓋部材66Aを駆動させるアタッカ駆動装置66B(図4参照)の駆動により蓋部材66Aが閉鎖状態から前方向に回動して大入賞口65を開放状態とする(役物作動装置または役物連続作動装置を作動状態とする)ものである。
アタッカ装置66は、第1始動入賞口61への遊技球の入賞を契機に行われる第1特別図柄に係る第1特別図柄抽選の結果が当り(第1特図当り、特図当り、大当り、または単に「当り」ともいう)となった場合、または第2始動入賞口62への遊技球の入賞を契機に行われる第2特別図柄に係る第2特別図柄抽選の結果が当り(第2特図当り、特図当り、大当り、または単に「当り」ともいう)となった場合に、主制御装置100によって決定された大当りの種類(ラウンド数)に基づいて大入賞口65を開放するラウンド処理が実行され、通常遊技よりも多くの遊技球が大入賞口65に入賞可能となる。これによって遊技者にとって通常遊技より有利な当り遊技(大当り遊技または有利遊技ともいう)が提供される。
本実施形態に係る遊技機において、大入賞口65を複数回に分けて開放状態とする有利遊技(役物連続作動装置を作動状態とする)におけるラウンド数は2ラウンド(2Rともいう)、3ラウンド(3Rともいう)、10ラウンド(10Rともいう)又は15ラウンド(15Rともいう)であり、1ラウンドあたりの遊技球の最大入賞可能個数は例えば、9個で、かつ、アタッカ装置66の最長開放時間は30秒である。
即ち、例えば、1ラウンドが上記条件(最大入賞可能個数が9個、アタッカ装置66の開放時間が30秒)の場合は、アタッカ装置66の開放時点から30秒経過する前に大入賞口65への遊技球の入賞個数が9個に達した場合と、大入賞口65への遊技球の入賞個数が9個に達する前にアタッカ装置66の開放時点から30秒が経過した場合に、1ラウンドが終了するようになっている。
なお、当り遊技が、2ラウンド、3ラウンド、10ラウンド又は15ラウンドの何れのラウンドとなるかは、主制御装置100による抽選の結果によって決定する。
例えば、主制御装置100による抽選(役物作動装置または役物連続作動装置における条件装置の作動許可とさせるか否かの抽選)の結果、有利遊技が15ラウンド(15ラウンド当り)となった場合には、大入賞口65が例えば30秒×15回の開閉パターン(当りパターン)を伴うことで約1000個〜1700個程度の期待出玉量となり、同じく、10ラウンド(10ラウンド当り)となった場合には、大入賞口65が例えば30秒×10回の開閉パターンを伴うことで約600個〜1200個程度の期待出玉量となり、同じく、3ラウンド(3ラウンド当り)となった場合には、大入賞口65が例えば30秒×3回の開閉パターンを伴うことで約200個〜350個程度の期待出玉量となる。
一方、主制御装置100による抽選の結果(後述する2R特別図柄Aに係る当り)、有利遊技が2ラウンドとなった場合には、大入賞口65は例えば0.5秒×2回程度しか開放せず、殆ど入賞や出玉が期待できない。このような大当り遊技は、殆ど入賞や出玉が期待できない代わりに、大当り終了後は、後述する持ち遊技球が殆ど減少しない「時短機能」を伴った、2ラウンド時短(2R時短)または、時短機能を伴った状態であって、かつ特図当りの確率が通常状態と比較して高く設定された確率状態(予め定められた遊技状態(後述する特図高確遊技モードまたは確変状態))へ移行する2ラウンド確変(2R確変または突確)となる。この他に、「時短機能」は伴わず、特図高確遊技モードとなり、遊技者には遊技状態における演出態様が通常状態と変わらない潜伏確変状態(潜確状態)や「時短機能」及び特図高確遊技モードを伴わない小当り遊技の状態(役物作動装置を作動状態とする)がある。
ここで、本実施形態に係る遊技機における「1ラウンド」は、アタッカ装置66を作動させる1回分のコマンド(主制御装置100からの指令)で得られる大入賞口65の開閉処理としている。そのため、1回分のコマンド(1ラウンド)に基づいて蓋部材66Aを駆動させる回数は1回に限らず、所定の複数回とすることもできる。
従って、例えば5ラウンドの当り遊技となる場合は、アタッカ装置66を作動させる1回分のコマンドが個別に5回分連続生成されることに基づいて、当該5ラウンドの当り遊技を実行することもできる。
アウト口68は、遊技領域31の最下部に設けられ、第1始動入賞口61、第2始動入賞口62、大入賞口65、一般入賞口67の何れにも入賞せずに流下してきた遊技球を排出球として回収する。
(遊技機の制御)
図4を参照し、主要な制御装置について詳説しながら本実施形態の遊技機の機能(制御)を説明する。
なお、本実施形態の遊技機は、主制御装置100及びサブ制御装置200によって制御され、主制御装置100及びサブ制御装置200の以下に説明する機能は、ROMに予め記憶されている所定のプログラム(ソフトウェア)による情報処理が、CPUやROMやRAM、その他演出用デバイス250等のハードウェア資源により具体的に実現されることによって達成される。
(主制御装置)
図4に示すように、主制御装置100は、各検知センサ91〜95からの遊技球の検知信号の入力に基づいて、遊技に係る抽選や制御を実行する。
主制御装置100は、遊技に係る抽選や制御を実行するため、乱数抽選手段105、特別図柄用当否判定手段110、特別図柄用種類判定手段115、特別図柄用変動表示判定手段120、特別図柄変動表示制御手段130、乱数保留制御手段140、保留球乱数先判定手段145、当り遊技制御手段150、遊技モード制御手段160、普通図柄用当否抽選手段170、電動チューリップ制御手段180、払出制御手段190等を有する。
乱数抽選手段105は、第1特別図柄または第2特別図柄に係る当りか否か(大当り遊技状態へ移行するか否か)を決定するための当否用乱数と、第1特別図柄表示装置40A及び第2特別図柄表示装置40Bに停止表示させる特別図柄の停止表示パターン(例えば、複数の記号又は数値の組合せ)の種類を決定するため図柄種類用乱数と、特別図柄に係る変動パターングループを決定するための変動パターングループ決定乱数と、変動パターンモードを決定するための変動パターンモード決定乱数と、変動パターン決定乱数とを生成し、第1始動入賞口61または第2始動入賞口62への遊技球の始動入賞に基づいてそれら各乱数を抽出する。
なお、本実施形態の遊技機における「乱数」とは、ハードウェア乱数生成手段やソフトウェア乱数生成手段などにより、高速で複数の数値をループ的に更新させて発生させるとともに、所定センサに基づく検知タイミングに応じて1の数値(ランダム値)の抽出を可能とした擬似乱数(電子抽選)であるものとする。
特別図柄用当否判定手段110は、第1始動入賞口検知センサ91からの検知信号の入力を契機に、当該信号入力時の遊技状態(例えば、特図高確遊技モードまたは特図低確遊技モード)に基づいて当否判定を行うための第1特別図柄当否用テーブル(例えば、特図高確遊技判定用テーブル又は特図低確遊技用判定用テーブル)を決定し、当該第1特別図柄当否用テーブルを参照して抽出された第1特別図柄当否用乱数を判定し当否を決定する。
また、第2始動入賞口検知センサ92からの検知信号の入力を契機に、当該信号入力時の遊技状態(例えば、特図高確遊技モードまたは特図低確遊技モード)に基づいて当否判定を行うための第2特別図柄当否用テーブル(例えば、特図高確遊技判定用テーブル又は特図低確遊技判判定用テーブル)を決定し、当該第2特別図柄当否用テーブルを参照して抽出された第2特別図柄当否用乱数を判定し当否を決定する。
特別図柄用種類判定手段115は、第1始動入賞口検知センサ91からの検知信号の入力に基づいて、当否判定の結果及び遊技状態等に応じて、第1特別図柄の種類を判定するための第1特別図柄種類テーブル(例えば、当り停止表示用テーブル又は外れ停止表示用テーブル)を決定し、当該第1特別図柄種類テーブルを参照して抽出された図柄種類用乱数を判定し、停止表示される第1特別図柄を決定する。
また、特別図柄用種類判定手段115は、第2始動入賞口検知センサ92からの検知信号の入力に基づいて、当否判定の結果及び遊技状態等に応じて第2特別図柄の種類を判定するための第2特別図柄種類テーブル(例えば、当り停止表示用テーブル又は外れ停止表示用テーブル)を決定し、当該第2特別図柄種類テーブルを参照して抽出された図柄種類用乱数を判定し、停止表示される第2特別図柄を決定する。
なお、本実施形態に係る遊技機で用いられる当りに係る特別図柄の種類は、2R特別図柄A、5R特別図柄A、5R特別図柄B、15R特別図柄Aの4種類であって、2R特別図柄Aは2ラウンド、5R特別図柄A、5R特別図柄Bは5ラウンド、15R特別図柄Aは15ラウンドの当り遊技に対応するようにそれぞれ設定されている。
特別図柄用変動表示判定手段120は、第1特別図柄表示装置40Aにおいて変動表示させる第1特別図柄、及び第2特別図柄表示装置41Aにおいて変動表示させる第2特別図柄に係る変動パターン(以下、特別図柄変動パターン、または変動パターンともいう)を決定する。本実施形態の遊技機においては、様々な遊技状態及び所定条件に基づいて変動パターンを決定付けるべく、当否判定、変動パターングループ及び変動パターンモード等の決定に基づいて、総合的に変動パターンを決定する。
変動パターンの判定(抽選)については、変動パターングループ、変動パターンモード及び変動パターン等(ノード)の関係をツリー構造(多分木)で表すことができる(図5参照)。
なお、図5に示すツリー図は、一遊技状態(例えば、特図高確遊技モード)の変動パターンの判定についてのノード同士の関係を示すものであって、遊技状態に応じて、最適な演出制御を実行すべく各ノード同士の関係が最適化されたものが設定されている。
なお、変動パターングループ、変動パターンモード及び変動パターンは、第1特別図柄及び第2特別図柄に対応するように、第1特別図柄変動パターングループ、第1特別図柄変動パターンモード、第1特別図柄変動パターン、第2特別図柄変動パターングループ、第2特別図柄変動パターンモード、及び第2特別図柄変動パターンがそれぞれ設けられているが、区別せずに、1つの変動パターングループ、1つの変動パターンモード、及び1種類の変動パターンからなるようにしてもよい。
図5に示すように、特別図柄用変動表示判定手段120は、特別図柄用当否判定手段110による当否判定結果(120−01または120−02)及び保留記憶個数(120−03または120−04)に応じて変動パターングループの振り分けをし、変動パターングループ決定乱数に基づいて変動パターングループ記憶手段122(図4参照)に記憶されている当り変動パターングループ(120−05)または外れ変動パターングループ(120−06)における複数種類の変動パターングループのうち、決定された変動パターングループにおける子ノードの範囲内において、1つの変動パターングループを決定する。
また特別図柄用変動表示判定手段120は、変動パターンモード決定乱数に基づいて変動パターンモード記憶手段124(図4参照)に記憶されている当り変動パターンモード(120−07)または外れ変動パターンモード(120−08)における複数種類の変動パターンモードのうち、決定された変動パターングループにおける子ノードの範囲内において、1つの変動パターンモードを決定する。
また、特別図柄用変動表示判定手段120は、変動パターン決定乱数に基づいて変動パターン記憶手段126(図4参照)に記憶されている当り変動パターン(120−09)または外れ変動パターン0〜外れ変動パターン4(120−10)における複数種類の変動パターンのうち、決定された変動パターンモードにおける子ノードの範囲内において、1つの変動パターンを決定する。
特別図柄変動表示制御手段130は、特別図柄用当否判定手段110による当否判定の結果に基づいて、第1特別図柄表示装置40A及び第2特別図柄表示装置40Bにおいて変動時間の概念を含む所定の変動パターンの変動表示(例えば、序列が定められた複数の記号又は数値を所定速度で順番に更新表示)をさせるための表示制御を行う。具体的には、決定した変動パターンに基づいて、第1特別図柄表示装置40A及び第2特別図柄表示装置40Bにおいて第1特別図柄または第2特別図柄を所定時間変動表示させてから、当否の結果に応じた態様となるようにして第1特別図柄または第2特別図柄を停止させる表示制御を行う。
乱数保留制御手段140は、上述の大当り遊技の移行中、または第1特別図柄表示装置40Aまたは第2特別図柄表示装置40Bが第1特別図柄又は第2特別図柄を変動表示しているときに、第1始動入賞口検知センサ91または、第2始動入賞口検知センサ92からの検知信号の入力に基づいて乱数の抽出処理が発生した場合に、規定数となるまでは判定許可待ちの保留処理として当該抽出乱数(保留球乱数ともいう)を記憶するとともに、演出表示装置51における表示領域A1またはA2にその旨を表示する。乱数保留制御手段140により記憶された保留球乱数は、変動中の特別図柄の停止表示、又は当り遊技の終了に基づいて、入賞順で1つずつ処理の許可条件が満たされる度に1つずつ判定処理され、この判定に係る保留球乱数の記憶が消去されるとともに、演出表示装置51における表示領域A1またはA2から表示が削除される。なお、記憶可能な保留球乱数の数(規定数)は、第1始動入賞口検知センサ91に係る乱数処理の場合は「4」、第2始動入賞口検知センサ92に係る乱数処理の場合も「4」であって、合計「8」の保留球乱数を記憶することができる。
保留球乱数先判定手段145は、乱数保留制御手段140による保留球乱数の仮判定を行う。具体的には、新規に記憶する保留記憶に係る第1及び第2特別図柄抽選用の乱数(当り乱数)、第1または第2特別図柄表示抽選用の乱数(当り図柄乱数)、変動パターン抽選用の乱数(変動パターン乱数)等の仮判定を行う。即ち、当該保留記憶に係る遊技において、特図当りか否か、どの特図の停止表示パターンが選択されるか、どの変動パターン(変動時間の概念を含む)が選択されるかを仮判定する。
保留球乱数先判定手段145は、保留記憶が新たに記憶された更新状態の判定を行い、新規の保留記憶があった場合に、上記各種乱数の仮判定処理を行う。仮判定処理の結果コマンド(仮判定情報)はサブ制御装置200へ送信される。
なお、仮判定の結果は、特別図柄用当否判定手段110、特別図柄用種類判定手段115及び特別図柄用変動表示判定手段120による判定結果と同一となり、両者の判定の結果に差違はない。
当り遊技制御手段150は、特図当り時における特図当りの種類に基づいて、遊技者に有利な遊技状態として、アタッカ駆動装置66Bにおける開閉パターン(開閉回数、開放時間等)の制御を行い、獲得可能な払出し賞球の出玉量の増減を制御する。
具体的には、特図当り時における特図当りの種類が2Rに対応する2R特別図柄Aである場合にアタッカ装置66を2ラウンドだけ開閉させて遊技者に当り遊技を提供するものであり、特図当り時における特図当りの種類が5Rに対応する5R特別図柄A又は5R特別図柄Bである場合にアタッカ装置66を5ラウンドだけ開閉させて遊技者に当り遊技を提供するものであり、特図当り時における特図当りの種類が15Rに対応する15R特別図柄Aである場合にアタッカ装置66を15ラウンドだけ開閉させて遊技者に当り遊技を提供するものである。
遊技モード制御手段160は、特別図柄用種類判定手段115において抽選決定された第1特別図柄又は第2特別図柄の種類等に基づいて、大当り遊技状態の終了後に所定期間移行させる遊技状態に影響を与えるモード状態(移行遊技状態)の種類の決定(抽選)を行う。
ここでいう、モード状態は、複数種類設定されており、具体的は、特図当りが通常遊技状態時と比較して当選し易い「特図高確遊技モード」、特図当りが特図高確遊技モードと比較して当選し難い「特図低確遊技モード」、普図当りが通常遊技状態時と比較して当選し易い「普図高確遊技モード」、普図当りが普図高確遊技モードと比較して当選し難い「普図低確遊技モード」、又はこれら遊技モードの組合せ等である。
このモード状態の変化に基づいて、変動パターン及び演出パターンの選択に係る設定等及びそれらに依存する演出制御も変化する。
本実施形態の遊技機においては、特図低確遊技モード及び普図低確遊技モードを組み合わせた状態が「通常状態」であり、特図高確遊技モード及び普図低確遊技モードを組み合わせた状態が例えば「潜確状態」であり、特図低確遊技モード及び普図高確遊技モードを組み合わせた状態が例えば「時短状態」、特図高確遊技モード及び普図高確遊技モードは例えば上述の「確変状態」(突確を含む)である。
普通図柄用当否抽選手段170は、スルーチャッカ検知センサ94からの検知信号に基づいて、乱数の抽出及び抽出した乱数の判定を行う普通図柄用当否抽選を実行する。また、普通図柄用当否抽選の結果、上記モード状態に対応した普通図柄を普通図柄表示装置41に所定時間、変動表示をさせた後、抽選の当否情報に対応した普通図柄の組み合わせを停止表示させる。
電動チューリップ制御手段180は、普通図柄用当否抽選手段170の普通図柄用当否抽選の結果、普図当りに当選した場合、電動チューリップ63のソレノイド63Bへの通電を行い、電動チューリップ63の1対の羽根部材63A(遊技球を誘導可能とする所定の可動部材)を当該普通図柄用当否抽選時のモード状態(普図低確遊技モードまたは普図高確遊技モード)に応じた開閉パターンとなるようにして開閉制御する。
払出制御手段190は、検知センサ91〜93、95等からの検知信号の入力に基づいて、各入賞口に予め対応付けられている賞球の払出個数に係る賞球信号を、払出制御装置300に送信する。
主制御装置100は、上記の各制御手段により処理された所定の結果を制御コマンドとしてサブ制御装置200へ送信する。
(サブ制御装置)
図4及び図6に示すように、サブ制御装置200は、主制御装置100からの制御コマンドを受信して、当否結果に応じた演出制御をさせるための演出パターン(詳細は後述する)を決定する第1制御部200Aと、演出パターンに基づいて、複数の演出用デバイス250(スピーカ8、照明装置9、演出表示装置51、演出用可動役物装置54等)のうち、対応する演出用デバイス250における演出態様の制御を実行する複数デバイス制御部からなる第2制御部200Bとを備える。
図6に示すように、第1制御部200Aは、演出用乱数抽選手段210A、演出パターンテーブル215A及び演出コマンド制御部220A演出コマンドテーブル225Aを有する。
(第1制御部)
図6に示す第1制御部200Aにおける演出用乱数抽選手段210Aは、演出パターンを決定するための演出パターン決定乱数を生成し、特別図柄用変動表示判定手段120により決定された変動パターンに基づいて1つの演出パターン決定乱数を抽出する。さらに、抽出した演出パターン決定乱数に基づいて、当該演出パターン決定乱数と演出パターンとの対応関係を規定する演出パターンテーブル215A(当り演出パターンテーブル及び外れ演出パターンテーブル)を参照して演出パターンを決定する。より具体的には、特定演出パターンである後述する第1特定演出パターン及び第2特定演出パターン等を決定する。
演出コマンド制御部220Aは、決定された演出パターンに基づいて、当該演出パターンと演出コマンドとの対応関係を規定する演出コマンドテーブル225Aを参照して、各デバイス制御部に対応する演出コマンドを生成し、演出コマンドを各デバイス制御部にそれぞれ送信する。例えば、個々の演出用デバイス250がそれぞれの契機で演出を実行する場合などの通常演出の場合は、演出コマンド制御部220Aは、通常演出コマンドを各デバイス制御部に対して送信する。なお、通常演出の他に、個々の演出用デバイス250が共通の契機により同時又は略同時で演出を実行する共通演出がある。
また、演出コマンド制御部220Aは、第1特定演出パターンに基づいて第1演出コマンド(第1コマンド)を生成し、第2特定演出パターンに基づいて第2演出コマンド(第2コマンド)を生成する。
(第2制御部)
図6に示すように、第2制御部200Bは、演出図柄表示制御部(表示装置制御部)210B、音響出力制御部220B、照明出力制御部230B、及び可動役物制御部240B(単に、デバイス制御部ともいう)を有する。デバイス制御部210B、220B、230B、240Bは、演出コマンド制御部220Aから送信された演出コマンド(第1演出コマンド、第2演出コマンド)と後述する第1予告パターン、第2予告パターン等との対応関係を規定する予告パターンテーブル215B、225B、235B、245Bを参照して、制御コマンドを生成し、各演出用デバイス250に対して送信することによって、各演出用デバイス250を通して演出を制御する。
予告パターンテーブル215B、225B、235B、245Bは、演出パターンに設定されている所定期間内の所定時間経過時に基づいて、第1予告パターン及び第2予告パターンに係る予告報知の実行処理に係る実行及び停止について設定されている。
各デバイス制御部210B、220B、230B、240Bの制御については以下の通りである。
なお、サブ制御装置200は、所定の演出パターンが選択されたとき、演出スイッチE1を内蔵した演出ボタンEを有効化して、押下操作することにより演出態様を変化可能となるように制御している。
(音響出力制御部)
音響出力制御部220Bは、演出コマンド制御部220Aから送信された演出コマンド(通常制御コマンド)に基づいて、予告パターンテーブル225Bを参照してスピーカ8において出力させる音響に係る制御コマンドである音響コマンド(第1予告パターン及び/または第2予告パターンに係るコマンド情報を含む)を決定するとともに、当該音響コマンドをスピーカ8に送信して効果音等の音響を出力する制御を行う。本実施形態の遊技機では、音響には、遊技状態に応じてほぼ継続的に出力する演出音楽、演出表示装置51に表示されるキャラクタ画像等の変動に併せて出力される効果音等がそれぞれ複数設定されており、音響パターンに基づいて適宜出力される。
音響出力制御部220Bは、例えば、後述する、第1予告報知、第2予告報知に係る演出音楽等の実行及び停止、音量の増大及び減少、演出音楽の開始及び終了の際のフェードイン及びフェードアウト等の処理を実行する。音量を減少する処理を実行することにより、当該演出音楽を認識できない程度に低下または当該演出音楽を認識不能とし、他の演出音楽の演出効果を損なわないようにすることができる。具体的には、第2予告報知に係る演出音楽を実行する際、第1予告報知に係る演出音楽を停止させず、音量を認識できない程度に減少させることによって、第2予告報知に係る演出音楽の演出効果を損なわないようにすることができる。また、第1予告報知に係る演出音楽を再度視聴可能とするには、第2予告報知に係る演出音楽を停止し、または音量を認識できない程度に減少させ、第1予告報知に係る演出音楽の音量を増大して減少前の状態に戻せばよく、再度、演出パターンを決定(選択)する必要はない。
また、音響出力制御部220Bは、第1予告報知、第2予告報知以外においても演出及び図柄等に対して上述と同様の処理を実行することができる。
(照明出力制御部)
照明出力制御部230Bは、演出コマンド制御部220Aから送信された演出コマンドに基づいて、予告パターンテーブル235Bを参照して照明装置9において出力させる照明に係る制御コマンドである照明コマンド(第1予告パターン及び/または第2予告パターンに係るコマンド情報を含む)を決定するとともに、当該照明コマンドを照明装置9に送信して照明を出力する制御を行う。本実施形態の遊技機では、照明演出の種類は、常時点灯、点滅、所定のタイミングで点灯、点滅、所定のタイミングで光源の色を変化させる等、複数設定されており、照明パターンに基づいて適宜出力される。
照明出力制御部230Bは、例えば、後述する、第1予告報知、第2予告報知に係る照明演出の実行及び停止、光量の増大及び減少、照明演出の開始及び終了の際のフェードイン及びフェードアウト等の処理を実行する。光量を減少する処理を実行することにより、当該照明の視認性を低下または当該照明を視認不能とし、他の照明演出の演出効果を損なわないようにすることができる。具体的には、第2予告報知に係る照明演出を実行する際、第1予告報知に係る照明演出を停止させず、光量を認識できない程度に減少させることによって、第2予告報知に係る照明演出の演出効果を損なわないようにすることができる。また、第1予告報知に係る照明演出を再度視聴可能とするには、第2予告報知に係る照明演出を停止し、または光量を認識できない程度に減少させ、第1予告報知に係る照明演出の光量を増大して減少前の状態に戻せばよく、再度、演出パターンを決定(選択)する必要はない。
また、照明出力制御部230Bは、第1予告報知、第2予告報知以外においても演出及び図柄等に対して上述と同様の処理を実行することができる。
(可動役物制御部)
可動役物制御部240Bは、演出コマンド制御部220Aから送信された演出コマンドに基づいて、予告パターンテーブル245Bを参照して演出用可動役物装置54を駆動させるための制御コマンドである駆動コマンド(第1予告パターン及び/または第2予告パターンに係るコマンド情報を含む)を決定するとともに、当該駆動コマンドを演出用可動役物装置54に送信して所定の変動態様で変位するように制御を行う。可動役物制御部240Bによって、演出用可動役物装置54は、上述の没入位置と突出位置とを移動可能となっている。また、所定の演出コマンドに基づいて、突出位置で振動したりする。
(演出図柄表示制御部)
演出図柄表示制御部210B(表示装置制御部)は、演出コマンド制御部220Aから送信された演出コマンドに基づいて、予告パターンテーブル215Bを参照して演出表示装置51に演出図柄を表示させるための制御コマンドである演出表示コマンド(第1予告パターン及び/または第2予告パターンに係るコマンド情報を含む)を決定するとともに、当該演出表示コマンドを演出表示装置51に送信して演出図柄を表示させるように制御を行う。
また、演出図柄表示制御部210Bは、後述する複数のレイヤーに表示された図柄を最適に表示することができる。
例えば、後述する、第1予告報知、第2予告報知に係る演出の実行及び停止、演出の図柄の縮小及び拡大、演出画像の表示開始及び終了の際の同図柄のフェードイン及びフェードアウト等の処理を実行する。演出図柄を縮小する処理を実行することにより、演出図柄の識別性を低下または演出図柄を識別不能とし、後述するレイヤーにおいて前面のレイヤーに表示された図柄(第2予告報知に係る演出図柄)の演出効果を損なわないようにすることができる。
具体的には、前面のレイヤーに表示される第2予告報知に係る演出を実行する際、第1予告報知に係る演出図柄の識別性を低下させることにより第2予告報知に係る演出の演出効果を損なわないようにすることができる。これにより、第2予告報知を、第1予告報知よりも目立つ表現態様となり、主要とする報知とすることができる。また、第1予告報知に係る演出を再度視聴可能とするには、第2予告報知に係る演出を停止し、または演出図柄の識別性を低下させるとともに、第1予告報知に係る演出の識別性を増大させて減少前の状態に戻せばよく、再度、演出パターンを決定(選択)する必要はない。
また、照明出力制御部230Bは、第1予告報知、第2予告報知以外においても演出及び図柄等に対して上述と同様の処理を実行することができる。
演出図柄表示制御部210Bは、また、演出図柄表示制御部210Bは、第1予告報知、第2予告報知以外においても演出及び図柄等に対して上述と同様の処理を実行することができる。
(演出パターン)
図7に示すように、演出パターンは、第1演出図柄S1及び第2演出図柄S2やその背景画像、キャラクタ画像等の変動に係る情報がそれぞれ設定されており、当否の予告報知を積極的に行う特定演出パターンである第1特定演出パターンと第2特定演出パターンとを含む。
特定演出パターンは、変動時間に対応する演出時間が設定されており、当りに対する信頼度を示唆しうる演出を実行可能とするものである。
第1特定演出パターンは、当りに対しての信頼度が低く(低値であって)、所定の共通演出後に信頼度が低い旨を示唆する第1展開演出を実行可能とするものである。
第2特定演出パターンは、当りに対しての信頼度が高く(高値であって)、所定の共通演出後に信頼度が高い旨を示唆する第2展開演出を実行可能とするものである。
なお、ここでいう、当りに対しての信頼度は、所定の演出が実行されたときの当りの当選確率のことである。
なお、図7に示すように、特定演出パターンは、第1特定演出パターン及び第2特定演出パターンに限らず、実行演出の種類、予告パターンの有無、信頼度、演出時間の組み合わせによって、様々な特定演出パターン(例えば、第3特定演出パターン、第4特定演出パターン等)を設定することが可能となっている。
第1展開演出及び第2発展演出は、演出の途中まで演出態様が共通している共通演出と、所定期間経過して共通演出終了後に共通演出から切り替わり、信頼度に応じてそれぞれ異なる演出態様をなす発展演出から構成されている。当該発展演出には、外れを示唆する外れ示唆演出を含む(図13参照)。
具体的には、第1発展演出に係る発展演出は、主に外れを示唆する演出態様となっており、実際上は、演出は発展せず、演出が継続することはないため演出時間が比較的短期となるように設定されている。
なお、本実施形態においては、当否抽選の結果、当りとなったときに、第1特定演出パターンが選択される確率は低く設定されているが、抽選の結果、第1特定演出パターンが選択された場合には、一旦外れを示唆した後、当りを明示的に示唆する演出(所謂、逆転演出)を実行することによって、遊技者は、外れの示唆による落胆状態から一転して大当りの期待感をもって遊技の当否を見守ることができる。また、遊技者は、出現頻度の低い演出を体感することによる満足感を得ることもできる。これにより遊技機の遊技性が単純化せずに興趣性が向上する。
また、第2発展演出に係る発展演出は、共通演出から当りを示唆する上述の擬似連続演出継続やスーパーリーチ演出への移行に際しての中継的な役割をなしており、演出の発展継続決定を示唆するものであるため、演出時間は、第1発展演出よりも長期となるように設定されている。
また、第1特定演出パターン及び第2特定演出パターンは、当りに対しての異なる信頼度がそれぞれに設定されている第1予告パターン及び第2予告パターンが設定されている。
第1予告報知及び第2予告報知は、演出パターンに設定されている所定期間内において、演出パターンが決定に基づく報知実行契機から、所定期間(例えば、20秒)経過するまで実行処理可能となっている。上述の第1展開演出及び第2発展演出は、当該所定期間を経過した後に実行されるものである。
図8に示すように、第1予告パターン(以下、小予告パターンともいう。)は、上記の共通演出時に演出態様としては比較的表現の範囲が小さい第1予告報知(以下、小予告ともいう。)を実行可能とするものである。第1予告報知は、例えば、演出表示装置51における液晶表示演出では、表示面積が小の小物体(例えば、小石等)が落下してくるような演出態様がある。スピーカ8における音響演出では、第2予告パターンにおける第2予告演出の内容を黙示的に示唆する効果音である、例えば、小物体の「落下音」の後に後述する大物体(例えば、大岩等)の「落下音」を出力する演出態様(例えば、効果音を漸次大とする態様)がある。照明装置9における照明演出では、演出表示装置51及び/または照明装置9の演出を補助するための効果照明である、例えば「大物体落下による危機感を想起させる態様(例えば、時間経過とともに点滅の速度が漸次早くなる)の白色点滅」の演出態様がある。第1予告パターンは信頼度が比較的に低く設定されており、第1予告パターンに基づく演出のみが実行されたとしても、当りに対しての信頼度は比較的低いことを示唆する。
図8に示すように、第2予告パターンは(以下、大予告パターンともいう。)、演出の前段と後段とに分けて、前期第2予告パターンと後期第2予告パターンとが設定され、上述の共通演出時に演出態様としては比較的表現の範囲が大きい演出である前期第2予告報知及び後期第2予告報知(以下、大予告ともいう。)を実行可能とするものである。
第2予告報知は、第1予告報知と関連付けされており、一連の演出態様をなすことにより、効果的に予告報知をすることができるが、第1予告報知及び第2予告報知とを関連付けせずに、信頼度等に応じて単独で報知するようにしてもよい。
前期第2予告報知は、第1予告報知から演出的な継続状態を維持しつつ変化する発展演出であって、具体的には、液晶表示演出として、画面上に落下してきた大岩が画面一杯に表示される態様がある。また、それに伴い、音響演出として「大岩の着地時の衝撃音」、照明演出として「大岩の着地時の衝撃を擬似的に表現した白色点滅(高輝度)」の演出態様がある。さらに、これらの演出の演出効果を向上させるために、演出用可動役物装置54における変動演出として「着弾時の衝撃を擬似的に表現した振動」の演出態様がある。
後期第2予告報知は、前期第2予告報知に係る演出の発展演出であって、具体的には、液晶表示演出として、遊技者による、操作ボタンEの押下操作により、画面上の大岩がひび割れ、そのひびが拡大する態様がある。また、それに伴い、音響演出として「大岩のひび割れ音」、照明演出として「岩のひび割れを擬似的に表現した白色点滅(低輝度)」の演出態様がある。
第2予告パターンは信頼度が比較的に高く設定されており、第2予告パターンに基づく演出が実行された場合、当りに対しての信頼度は比較的高いことを示唆する。
なお、効果音を変化させたり、効果照明における発光色を変化させたりすることによって、信頼度を示唆するようにしてもよい。
また、演出パターンにおける信頼度は、当り決定の際に選択されやすい演出パターンほど信頼度は高く、外れ決定の際に選択されやすい演出パターンほど信頼度は低くなっている。
(演出コマンド)
演出コマンドは、演出パターンに基づいて、演出コマンド制御部220Aにより生成されるものであって、第1制御部200Aから第2制御部220Bへの制御コマンドである。第1特定演出パターンに基づいて第1演出コマンドが生成され、第2特定演出パターンに基づいて第2演出コマンドが生成される。
図9に示すように、本実施形態の遊技機では、第1演出コマンド及び第2演出コマンドは各デバイス制御部に対応するように生成される。
第1演出コマンドとして、演出図柄表示制御部210Bに対して演出コマンドB1、音響出力制御部220Bに対して演出コマンドC1、照明出力制御部230Bに対して演出コマンドD1がそれぞれ設定されている。可動役物制御部240Bに対しては、演出コマンドは設定されていない。また、第2演出コマンドとして、演出図柄表示制御部210Bに対して演出コマンドF1、音響出力制御部220Bに対して演出コマンドG1、照明出力制御部230Bに対して演出コマンドH1、可動役物制御部240Bに対して演出コマンドI1がそれぞれ設定されている。
(画像の表示方法)
ここで、演出表示装置51に表示される画像は、例えば、演出表示において背景をなす複数の背景画像、遊技機を代表する人物等の複数のキャラクタ画像、当該キャラクタ画像等の変動に併せて当該変動を効果的に演出するための複数の効果画像、当りを示唆する予告を示唆する複数の予告画像、第1演出図柄S1及び第2演出図柄S2等が設定されている。
各画像は、決定された演出パターンに基づいて、演出表示装置51において演出を表現する上で表示上設定された複数のレイヤー(積層構造)にそれぞれ表示されるようになっており、演出図柄表示制御部210Bによりレイヤーに表示される図柄の縮小及び拡大処理、また、表示及び非表示処理等を実行して、一連の演出を実行するようになっている(図10参照)。
具体的には、図10に示すように、背景画像は、背面側の背面レイヤーBRに表示され、キャラクタ画像は、背面レイヤーより前面側の中位レイヤーMRに表示され、特別図柄画像は、中位レイヤーの前面側の前面レイヤーFRに表示される。また、前面レイヤーのさらに前面には、効果演出(画像)、当りを示唆する予告演出(小予告、大予告)、特別図柄に係る所謂リーチ演出用図柄を表示可能な複数の特殊図柄用レイヤーSRが表示される。特殊図柄用レイヤーSRは、第1特殊図柄用レイヤーSR1、第2特殊図柄用レイヤーSR2及び第3特殊図柄用レイヤーSR3から構成されており、第1特殊図柄用レイヤーSR1に大予告に係る画像が表示(第2予告報知)され、第2特殊図柄用レイヤーSR2に小予告に係る画像が表示(第1予告報知)されるようになっている。第3特殊図柄用レイヤーSR3には、その他の予告等に係る画像が表示される。
本実施形態の遊技機では、第2特殊図柄用レイヤーSR2に小予告として表示された画像の前側の第1特殊図柄用レイヤーSR1に、大予告に係る画像を表示する優先表示制御を実行することによって、大予告と小予告とを効率よく最適に表示することができる。
(払出制御装置)
払出制御装置300は、ハンドル7の回動操作量に対応して増減する発射ボリューム(可変抵抗器)7Aからの入力に基づいて所定の強度で遊技球が発射されるように発射装置7Bを駆動制御するようになっている。
また、払出制御装置300には、ハンドル7の円周上に設けられた発射停止スイッチ7Cやハンドル7に配設され、ハンドル7の回転操作が有効となる条件とするハンドル7の表面接触検出を行うためのタッチセンサ7Dが接続されている。
(演出コマンドに基づくデバイス制御部における演出態様)
図11及び図12を参照して、演出パターンに基づく各演出用デバイス250における小予告及び大予告の演出態様について説明する。なお、図11及び図12は大予告(演出)及び少予告(演出)の実行及び停止に係るタイムチャートであり、図左から、右に向かって時間経過を示し、図中のONは「予告演出の実行」を示し、OFFは「予告演出の停止」を示す。
図11に示すように、演出用乱数抽選手段により決定された予告演出パターンが第1特定演出パターンの場合、演出コマンド制御部220Aは、当該第1特定演出パターンに基づいて、演出図柄表示制御部210Bに対応する演出コマンドB1、音響出力制御部220Bに対応する演出コマンドC1、照明出力制御部230Bに対応する演出コマンドD1をそれぞれ生成する。
なお、第1予告パターンにおいては、可動役物制御部240Bに係る演出は実行されないため、可動役物制御部240Bに対応する演出コマンドは生成されない。
また、(1)Aのタイミングにおいて、各演出コマンドが生成され、生成された演出コマンドが各演出用デバイス250に対して一斉に送信されるものとする。
図11における、演出コマンドB1、C1、D1に基づいて、各デバイス制御部210B、220B、230Bは、小予告に係る演出を、(1)Aから所定の第1期間が経過した(2)小予告出現契機に基づいて実行し(ON)、(3)大予告出現契機に基づいて減縮し(図11における時間管理統制期間において点線が減縮期間を示す)、大予告終了時に縮小前の状態に拡大し、(6)第1演出図柄S1または第2演出図柄S2の停止、または擬似連の継続確定演出の実行を契機に停止する(OFF)。
また、各デバイス制御部210B、220B、230Bは、大予告に係る演出を、(1)Aから所定の第2期間が経過した(3)大予告出現契機に基づいて実行し(ON)、(5)大予告非発展示唆後でかつ(6)第1演出図柄S1または第2演出図柄S2停止前にフェードアウト処理を実行して停止する(OFF)。大予告が停止する際は、フェードアウト処理がなされる。
従って、各デバイス制御部210B、220B、230Bは、大予告を表示させている間(図11における時間管理統制期間)に、小予告に係る演出の出力状態を減縮(減少)して表示させることによって、大予告に係る演出に影響を及ぼすことがなくなり、大予告の効果を発揮することができる。また、演出を停止させる必要がないため、再度、小予告の表示が必要となった場合であっても、再度表示するためにコマンドを再送信する必要がないため、第2制御部の200Bの負荷を軽減することができる。即ち、サブ制御装置200により、演出の表示/非表示に係る時間管理を実行することによって、サブ制御装置200の制御負荷を軽減することができる。
図12に示すように、演出用乱数抽選手段により決定された予告演出パターンが第2特定演出パターンの場合、演出コマンド制御部220Aは、当該第2特定演出パターンに基づいて、演出図柄表示制御部210Bに対応する演出コマンドF1、音響出力制御部220Bに対応する演出コマンドG1、照明出力制御部230Bに対応する演出コマンドH1、可動役物制御部240Bに対応する演出コマンドI1を生成する。
また、(1)Aのタイミングにおいて、各演出コマンドが生成され、生成された演出コマンドが各演出用デバイス250に対して一斉に送信されるものとする。
図12における、演出コマンドF1、G1、H1に基づいて、各デバイス制御部210B、220B、230Bは、小予告に係る演出を、(1)Aから所定の第1期間が経過した(2)小予告出現契機に基づいて実行し(ON)、(3)大予告出現契機に基づいて減縮し(図12における時間管理統制期間において点線が減縮期間を示す)、(4)演出分岐点において停止する(OFF)。なお、小予告に係る演出を、(3)大予告出現契機から(6)第1演出図柄S1または第2演出図柄S2停止までの間であればどのタイミングで停止するようにしてもよい。
また、各デバイス制御部210B、220B、230Bは、大予告に係る演出を、(1)Aから所定の第2期間が経過した(3)大予告出現契機に基づいて実行し(ON)、(5)大予告発展示唆(例えば、大岩が破壊されてその裏から異なる発展演出が表示される演出態様)、の際に停止する。なお、大予告に係る演出停止後に、発展演出(スーパリーチや擬似連継続)に係る演出コマンドが別途実行される(図示省略)。
図12における、演出コマンドI1に基づいて、可動役物制御部240Bは、演出用可動役物装置54に係る演出(振動等)を、(3)大予告出現契機、及び(4)演出分岐点の各タイミングにおいて短期間、また、(5)大予告発展示唆のタイミング(例えば、大岩が破壊されている状態)に連動して比較的長期間実行する。
このように、他の演出用デバイス250の大予告の実行タイミングで、演出用可動役物装置54に係る演出(振動等)を、実行することによって大予告の演出効果をさらに向上させることができる。
従って、各デバイス制御部210B、220B、230Bは、再表示の必要がない小予告に係る演出を停止させることにより、大予告に係る演出に影響を及ぼすことがなくなり、大予告の効果を発揮することができる。また、演出を停止させることにより、第2制御部における電力消費を抑えることができる。
(各デバイス制御部に係る具体的演出態様)
図13に示すように、特定演出パターンが選択された際には、小告知、大告知、発展示唆、発展演出の順番で演出が実行される。
小予告(STEP1)は、第1予告パターンに基づいて、液晶表示演出として小石が落下してくるような演出が実行され、音響演出として、小石の落下音が液晶表示演出と同期するように出力され、その後に、大岩の落下音が出力され、照明演出として、大岩落下による緊張感を白色の点滅の速度が漸次早くなる態様で表現した演出が実行されている。
大予告(STEP2)は、前期第2予告パターンに基づいて、液晶表示演出として画面上に落下してきた大岩が画面一杯に表示される演出が実行され、音響演出として、大岩の着地時の衝撃音が液晶表示演出と同期するように出力され、照明演出として、大岩の着地時の衝撃を白色の高輝度の点滅により表現した演出が実行されている。
大予告(STEP3)は、後期第2予告パターンに基づいて、液晶表示演出として画面上の大岩がひび割れ、及びそのひびが拡大する態様で表示される演出が実行され、液晶表示演出と同期するように、音響演出として、大岩のひび割れ音が出力され、照明演出として、岩のひび割れを表現した白色の低輝度の点滅により表現した演出が実行され、可動役物に係る演出として、演出用可動役物装置54を突出位置に変位させて振動させる演出を実行されている。
なお、本実施形態の遊技機では、小予告(STEP1)〜大予告(STEP3)までに係る演出を共通演出とし、第1特定演出パターン及び第2特定演出パターンのいずれが決定された場合においても上述の態様で演出が実行される。ただし、上記特定演出パターン以外の特定演出パターンが決定された場合においては、第1予告パターンのみが実行されたり、第2予告パターンのみが実行されたりする場合もある。
その後、第1特定演出パターンに基づく外れ示唆演出と、第2特定演出パターンに基づく発展示唆演出とに演出が分岐する。
第1特定演出パターンが選択された場合、ひび割れた大岩を破壊できなかった態様で表示し(STEP4)、外れを示唆する演出である大岩画像をフェードアウト処理が実行される(STEP5)。大岩画像の表示を停止、即ち大岩画像を非表示とすることにより、その背面に継続して表示していた小石の落下演出を再表示するとともに、第1演出図柄S1または第2演出図柄S2を停止表示させる(STEP6)、小石の落下演出を停止することにより通常背景に戻る(STEP7)。
第2特定演出パターンが選択された場合、ひび割れた大岩を破壊した態様で表示し(STEP10)、発展演出であるキャラクタ図柄及びセリフ図柄を表示し(STEP11)、第1演出図柄S1または第2演出図柄S2を停止表示して(STEP12)、例えば、スーパーリーチ演出に発展する(STEP13)。また、STEP12において、第1演出図柄S1または第2演出図柄S2を停止表示せず、擬似連続演出を継続させる(STEP14)。この場合、STEP2に戻るようにしても良い。
なお、STEP4〜7、STEP10〜13については、液晶表示演出のみ説明したが、当該液晶表示演出に伴って、音響演出、照明演出、可動役物に係る演出が実行される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は以下の構成要素からなる。
(1)本発明は、所定の契機に基づく抽選によって遊技の当否を決定するとともに、演出を所定期間行うように決定可能な抽選制御部(主制御装置100に相当する。以下、抽選制御部100とする。)と、演出を複数の演出用デバイス250を通して出力可能に制御する演出制御部(サブ制御装置200に相当する。以下、演出制御部200とする。)とを備える遊技機である。
演出制御部200は、抽選制御部100により所定の契機で抽選された当否の結果を事前に示唆する予告報知を含む演出を、複数の演出用デバイス250のうち1つまたは複数の何れかを通して実行処理させる複数の演出パターンを記憶するとともに、複数の演出パターンの中から抽選による当否の結果に対応した演出態様となるよう所定の演出パターンを決定する第1制御部200Aと、複数の演出用デバイス250毎に対応して設けられ、第1制御部200Aから受けた所定の演出パターンに係る情報に基づいた出力態様となるように演出用デバイス250を実行制御する複数の第2制御部200Bとを有するものである。
また、複数の演出パターンのうち特定演出パターンは、所定期間行う演出の一部に含まれる所定の演出態様が設定された第1予告報知を実行処理させる第1予告パターンと、第1予告報知よりも演出の表現の範囲が同等または比較的大の演出態様となるように設定された第2予告報知を前記所定期間行う演出の一部に含むよう実行処理させる第2予告パターンとが設定されている。
第2制御部200Bは、複数の演出用デバイス250毎に対応するように、所定期間において、第1予告パターン及び第2予告パターンの第1予告報知及び第2予告報知の実行及び停止処理タイミングに係る情報が予め設定された演出の実行期間に係る管理をするための予告パターンテーブル215Bを有する。
また、第2制御部200Bは、第1制御部200Aにより決定される特定演出パターンに係る情報を受けた際に、予告パターンテーブル215Bを参照して、当該受けた情報から得られる当りの信頼度に応じた第1予告報知及び/または第2予告報知の実行または停止に係る処理タイミングを決定することによって、第1予告パターン及び/または第2予告パターンに対応する演出用デバイス250を用いた演出の実行期間に係る管理に基づく前記予告報知の実行制御を行う。
上記構成によれば、第2制御部200Bは、第1制御部200Aにより抽選の当否結果によって決定された特定演出パターンに係る情報(例えば、第1コマンドまたは第2コマンド)を受けることに基づいて、予告パターンテーブル215Bを参照することにより、当該特定演出パターンに対応付けられた当りの信頼度に応じた第1予告報知及び/または第2予告報知の処理タイミングを、演出実行における所定期間内(例えば、特図変動開始〜変動停止迄)において決定し、第1予告パターン及び/または第2予告パターンに対応する演出用デバイス250を用いた演出の実行期間に係る管理に基づく予告報知(当否結果を事前に明示的または黙示的に示唆する演出報知)の実行制御を行うことができる。
即ち、第2制御部200Bは、特定演出パターンに係る情報と予告パターンテーブル215Bとに基づくことにより、所定期間行う演出中に1つまたは複数の演出用デバイス250を用いた予告報知を実行及び停止をさせることについて、第2制御部200B自体で、実行すべき1つまたは複数の演出用デバイス250を用いた演出態様の処理に係る判断をする必要なく、例えば、予告報知の実行期間に係る管理に基づく実行制御を行うことができ、第2制御部200Bに係る処理負荷を軽減することができるため、演出制御部200の円滑な制御処理を図ることができる。
ここで、「演出の表現の範囲」は、例えば、演出用デバイス250が表示装置51における液晶表示演出においては、液晶に表示可能な所定画像(図柄や絵柄等)の表示範囲(表示面積)や所定画像の色彩または明度等の表示変化に係る範囲である。
また、複数種類に係る他の演出用デバイス250の1つがスピーカ等の音出力装置8における音響演出においては、音出力装置8から放出される音量の大小の範囲であり、他の演出用デバイス250の1つがLED等のランプ等の照明装置9における照明演出においては、ランプから発光される光量の大小の範囲や色の変化に係る範囲であり、他の演出用デバイス250の1つが演出用可動役物装置54における変動演出においては、可動役物の変動(上下、左右、突没、拡縮、またはそれらの組み合わせ)可能範囲である。
(2)更に、上記(1)に係る発明として、予告パターンテーブル215Bは、所定期間中に実行する演出において、当該演出の開始後に設定された報知に係る実行契機から所定時間経過するまでの間に、第1予告報知から第2予告報知の順番に演出用デバイス250を用いて行わせる実行制御に係る設定情報が少なくとも設定される。
特定演出パターンは、所定時間経過後において、当りの信頼度に応じ第1展開演出へ移行させる第1移行パターンを含む第1特定演出パターン、及び第1展開演出とは異なる第2展開演出へ移行させる第2移行パターンを含む第2特定演出パターンを含むものである。
第1制御部200Aは、当否の結果に基づいて決定した第1特定演出パターンに応じて、第1予告報知の実行及びその後から第2予告報知を主要とする報知として当該第1予告報知よりも相対的に目立つ表現態様で優先して実行させる第1コマンド(第1演出コマンドに相当する。)と、当否の結果に基づいて決定した第2特定演出パターンに応じて、第1予告報知の実行及びその後から第2予告報知を主要とする報知として優先して実行させる第2コマンド(第2演出コマンドに相当する。)とを生成可能とする。
第2制御部200Bは、第1制御部200Aから第1コマンドに係る情報を受けて、予告パターンテーブル215Bを参照することに基づいて第1予告報知を行い、その後に第2予告報知を主要とする報知として優先して実行させるときに、第1予告報知に係る演出態様の表現の範囲を少なくとも減縮させてその存在の識別性を低下、または第1予告報知に係る演出態様の存在を識別不能とするとともに、所定時間経過以降も当該第1予告報知を終了させずに継続可能とする演出用デバイス250の実行制御を行う。
また、第2制御部200Bは、第1制御部200Aから第2コマンドに係る情報を受けて予告パターンテーブル215Bを参照することに基づいて第1予告報知を実行し、その後に第2予告報知を主要とする報知として優先して実行させるときに、少なくとも所定時間経過までに第1予告報知を終了させるよう演出用デバイス250の実行制御を行う。
上記構成によれば、第2制御部200Bによる、特定演出パターンに対応付けられる当りの信頼度(例えば、高値または低値)に応じて設定された、換言すると信頼度を示唆する第1及び第2予告報知の実行制御において、第1予告報知の実行制御を、第2予告報知の終了時期に影響されることのない処理を可能とし、第2予告報知を第1予告報知よりも優先させて報知させる効果的な制御を発揮することができる。
また、第1制御部200Aの第1コマンドに係る情報を受けて予告パターンテーブル215Bを参照することにより第1予告報知を実行した場合は、その後の所定時間経過以降に再び当該第1予告報知を実行することになるが、そのような場合は、所定時間経過時に第2予告報知を終了させるとともに、第1予告報知における演出の表現の範囲を減縮前の状態に復帰させることによって、再び第1予告報知をすればよい。従って、当該演出を再実行するための追加コマンドを生成して第2制御部200Bへ送信する必要はない。
再び第1予告報知をした後は、例えば、当りの信頼度の低値(特定演出パターン)に応じて第1展開演出(例えば、外れを示唆する演出)へ移行させることが可能となる。
また、第1制御部200Aの第2コマンドに係る情報を受けて、予告パターンテーブル215Bを参照することにより第1予告報知を実行した場合は、再び当該第1予告報知を実行することがないことから、優先させる第2予告報知の終了まで(少なくとも所定時間経過前まで)に第1予告報知を終了させればよい。従って、第1予告報知を終了させる追加コマンドを生成して第2制御部200Bへ送信する必要はない。
第2予告報知の終了後は、例えば、当りの信頼度の高値(特定演出パターン)に応じて第2展開演出(例えば、当りを期待させる(信頼度が高い)演出)へ移行させることが可能となる。
これにより、第1制御部200Aにおいて、追加コマンドの生成等の処理負荷を軽減することができるとともに、第2制御部200Bにおいて、受けるコマンドの種類の違いに応じて、第1予告報知及び第2予告報知の実行期間に係る管理に基づく実行制御を、予告パターンテーブル215Bを参照して行うことにより、制御の処理負荷を軽減することができ、演出制御部200の制御処理を円滑に実行することができる。
(3)更に、上記(2)に係る発明として、複数の第2制御部200Bは、演出用デバイス250における表示装置(演出表示装置51に相当する。以下、表示装置51とする。)に設けられた表示画面の演出制御を可能とする表示装置制御部(演出図柄表示制御部に210Bに相当する。以下、表示装置制御部210Bとする。)を、少なくとも含むものである。
表示装置51は、表示画面を仮想的な積層構造に分割した複数の層SR、FR、MR、BR、に画像を構成する個々の要素を置いて重ねて表示する演出を表示可能とする。
表示装置制御部210Bは、第1制御部200Aから第1コマンドまたは第2コマンドに係る情報を受けることに基づいて、第1予告報知の演出態様に応じた第1画像を積層構造における所定の層に表示する制御をした後に、第1画像よりも表示領域が大きいまたは同等の第2予告報知の演出態様に応じた第2画像を積層構造における所定の層よりも前側の層に表示し、第1画像よりも前側に当該第2画像を位置させる優先表示制御を実行可能とする。そして、第1コマンドに係る情報を受けた場合には、第1画像を表示した後に第2画像を優先表示制御するとともに、所定時間経過時に当該第2画像の表示を終了させ、第1画像の表示を現状に復帰させる制御を実行し、第2コマンドに係る情報を受けた場合には、第1画像を表示した後に第2画像を前記優先表示制御するとともに、少なくとも前記所定時間経過時までに前記第1画像の表示を終了させる制御を実行する。
上記構成によれば、第1画像が表示される所定の層よりも前側の層に第2画像を表示する優先表示制御を実行し、第1画像を第2画像の背面側の層に位置させて、第1画像の少なくとも一部または大部分が隠れるように重畳的に表示させて第1画像の識別性を低下させることができる。これにより、第1画像の表示を終了させずとも、第2画像を主要とする報知に係る演出効果を発揮することができる。
また、表示装置制御部210Bは、第1コマンドまたは第2コマンドに基づく当りの信頼度を示唆する第1画像及び第2画像の表示演出の実行期間に係る管理に基づいて、表示演出制御を明確に区別可能な態様で効率良く実行することができる。
即ち、第1コマンドに係る情報を受けた場合は、所定時間経過時に第1画像よりも優先させた第2画像を終了(消去)させることにより、背面側の層に位置する第1画像の識別性が低下した状態から復帰させることができ、また第2コマンドに係る情報を受けた場合は、第1画像よりも第2画像を優先させるときに背面側の層に位置する当該第1画像の表示を所定時間経過時までに終了させることができる。
これにより、所定時間経過時になるまでにおいて、当りの信頼度を示唆する第1画像の表示が終了するか否かに注目させて期待感を持続させ続けることができる。
なお、この際に、複数種類に係る他の演出用デバイス250の音出力装置(スピーカ8に相当する。以下、音出力装置8とする。)における音響演出、照明装置(LED等のランプ)9における照明演出、演出用可動役物装置54における変動演出、またはこれらの適宜な組合せにより、背面側の層に第1画像が位置していることを示唆する(遊技者に対し存在を判別可能とする)ように、第1画像の表示時において協働させて出力した複数種類に係る他の演出用デバイス250の演出態様、または予め定めた所定の演出態様を所定時間経過時になるまで演出の表現の範囲を小さくして実行制御させるようにすると好適である。
更に、第1制御部200Aにおいて、追加コマンドの生成等の処理負荷を軽減することができるとともに、移行パターンの違いに応じた第1画像及び第2画像の表示演出の実行期間に係る管理に基づく実行制御を、第2制御部200Bが予告パターンテーブルを参照することに基づいて行うことにより、制御の処理負荷を軽減することができ、演出制御部の制御処理を円滑に実行することができる。
(4)更に上記目的を達成するため、上記(3)に係る発明において、表示装置制御部210Bは、第1制御部200Aから第1コマンドまたは第2コマンドに係る情報を受けることに基づいて、第1画像よりも表示領域が大きい第2画像を前側の層に表示することにより、第1画像の全てを不可視に覆うように優先表示制御を実行可能とする。
第1コマンドに係る情報を受けていた場合は、優先表示制御に基づいて第2画像の背面に覆われて位置する第1画像を所定時間経過以降もそのまま残存させるとともに、第2画像の表示を所定時間経過時に終了させて、第2画像を第1画像の前側から消去する表示制御を実行する。
第2コマンドに係る情報を受けていた場合は、優先表示制御に基づいて第2画像の背面に覆われて位置する第1画像を所定時間経過以降もそのまま残存させるとともに、第1画像及び第2画像の表示を所定時間経過時に終了させて、双方の画像を消去する表示制御を実行する。
上記構成によれば、前側の層に第1画像よりも優先させる第2画像を表示することによって、当該第1画像の全てを不可視に覆うようにさせる優先表示制御を可能とすることにより、第1画像の表示を終了させずとも、第2画像のみを主要とする報知に係る演出効果を発揮することができる。
また、表示装置制御部210Bは、第1コマンドまたは第2コマンドに基づいて、当りの信頼度を示唆する第1画像及び第2画像の表示演出の実行期間に係る管理に基づいて、表示演出制御を明確に区別可能な態様で効率良く実行することができる。
即ち、第1コマンドに係る情報を受けた場合は、所定時間経過時に第1画像よりも優先させた第2画像を終了(消去)させることにより、背面側の層に位置する第1画像の識別性が低下した状態からから復帰させることができる。また、第2コマンドに係る情報を受けた場合は、所定時間経過時に第1画像よりも優先させた第2画像を終了させるとともに、背面側の層に位置する第1画像の表示を終了させることができる。これにより、所定時間経過時になるまでにおいて、当りの信頼度を示唆する第1画像の表示が終了するか否かに注目させて期待感を持続させ続けることが可能となる。
なお、この際に、表示装置51以外の他の演出用デバイス250のうち、音出力装置8における音響演出、照明装置9における照明演出、演出用可動役物装置51における変動演出、またはこれらの適宜な組合せにより、背面側の層に第1画像が位置していることを示唆するように、第1画像の表示時において協働させて出力すると好適である。また、予め定めた所定の演出態様を所定時間経過時になるまで演出の表現の範囲を小さくして実行制御させるようにすると好適である。
更に、第1制御部200Aにおいて、追加コマンドの生成等の制御負荷を軽減することができるとともに、移行パターンの違いに応じた第1画像及び第2画像の表示演出の実行期間に係る管理に基づく実行制御を、第2制御部200Bが予告パターンテーブル215Bを参照することに基づいて行うことにより、制御の処理負荷を軽減することができ、演出制御部200の制御処理を円滑に実行することができる。
また、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、本実施形態の遊技機に対して、次のような変形や変更を施すことが可能である。なお、上述の本発明の一実施形態、及び下記変形例におけるそれぞれの構成要件及び遊技上の条件等を組み合わせることが可能である。
また、変形例で説明する構成要件以外は、上記の実施例の構成要件と同様のものを採用する。また、上記実施例において説明した構成要素であっても、変形例において機能が拡充したものについては、改めてその説明をしている。
(変形例1)
演出コマンド制御部220Aは、共通コマンド制御部(図示省略)を設けてもよい。
共通コマンド制御部は、例えば、少なくとも2以上の演出用デバイス250同士が演出の始期が同一または略同一となる共通契機演出の場合等において、コマンド情報が同一の共通制御コマンドを各第2制御部200Bに対して一斉送信することができる。各デバイス制御部210B、220B、230B、240Bは、受信した共通制御コマンドに基づいて予告パターンテーブル215B、225B、235B、245Bを参照して各演出用デバイス250に実行させる演出情報を有する制御コマンドを決定し、当該制御コマンドを対応する演出用デバイス250に対して送信して演出を制御する。
これにより、演出の実行タイミングに係る情報のみを記載した共通制御コマンドに基づいて、各演出用デバイス250は、それぞれの演出を実行することができるので、各デバイス制御部に対応する演出コマンドを生成及び送信する必要がなくなるため、第1制御部200Aの処理負担が軽減され、サブ制御装置200の処理負担が軽減する。
(変形例2)
第1特殊図柄用レイヤーSR1に表示する大予告に係る画像、及び第2特殊図柄用レイヤーSR2に表示する小予告に係る画像に代えて、第1特殊図柄用レイヤーSR1及び第1特殊図柄用レイヤーSR2に同等の表示領域を有する画像をそれぞれ表示して、一方を縮小又は拡大した際に、他方を拡大、縮小するようにして、画像同士を対比または対決する態様で演出を実行してもよい。
これにより、レイヤーにおいて図柄を拡大及び縮小表示することによって、サブ制御装置200の処理負担を抑えつつ、演出のバリエーションを増加させることができる。
E 操作ボタン,1 遊技機,8 スピーカ,9 照明装置,30 遊技盤,31 遊技領域,40A 第1特別図柄表示装置,40B 第2特別図柄表示装置,41 普通図柄表示装置,51 演出表示装置,54 演出用可動役物装置,61 第1始動入賞口,62 第2始動入賞口,65 大入賞口,100 主制御装置,105 乱数抽選手段,110 特別図柄用当否判定手段,115 特別図柄用種類判定手段,120 特別図柄用変動表示判定手段,130 特別図柄変動表示制御手段,200 サブ制御装置,200A 第1制御部,210A 演出用乱数抽選手段,215A 演出パターンテーブル,220A 演出コマンド制御部,225A 演出コマンドテーブル,200B 第2制御部,210B 演出図柄表示制御部,215B 予告パターンテーブル,220B 音響出力制御部,225B 予告パターンテーブル,230B 照明出力制御部,235B 予告パターンテーブル,240B 可動役物制御部,245B 予告パターンテーブル,250 演出用デバイス

Claims (4)

  1. 所定の契機に基づく抽選によって遊技の当否を決定するとともに、当りの信頼度に応じた演出を所定期間行うように決定可能な抽選制御部と、前記演出を複数の演出用デバイスを通して出力可能に制御する演出制御部とを備える遊技機であって、
    前記演出制御部は、前記抽選制御部により前記所定の契機で抽選された前記当否の結果を事前に示唆する予告報知を含む前記演出を、前記複数の演出用デバイスのうち1つまたは複数の何れかを通して実行処理させる複数の演出パターンを記憶するとともに、
    前記複数の演出パターンの中から前記抽選による当否の結果に対応した演出態様となるよう所定の演出パターンを決定する第1制御部と、
    前記複数の演出用デバイス毎に対応して設けられ、前記第1制御部から受けた前記所定の演出パターンに係る情報に基づいた出力態様となるように前記演出用デバイスを実行制御する複数の第2制御部とを有し、
    前記複数の演出パターンに含まれる特定演出パターンは、前記所定期間行う演出の一部に含まれる所定の演出態様が設定された第1予告報知を実行処理させる第1予告パターンと、
    前記第1予告報知よりも演出の表現の範囲が同等または比較的大の演出態様となるように設定された第2予告報知を前記所定期間行う演出の一部に含むよう実行処理させる第2予告パターンとが設定され、
    前記第2制御部は、前記複数の演出用デバイス毎に対応するように、前記所定期間において、前記第1予告パターン及び前記第2予告パターンの前記第1予告報知及び前記第2予告報知の実行及び停止処理タイミングに係る情報が予め設定された前記演出の実行期間に係る管理をするための予告パターンテーブルを有するとともに、
    前記第1制御部により決定される前記特定演出パターンに係る情報を受けた際に、前記予告パターンテーブルを参照して、当該受けた情報から得られる前記当りの信頼度に応じた前記第1予告報知及び/または前記第2予告報知の実行または停止に係る前記処理タイミングを決定することによって、前記第1予告パターン及び/または前記第2予告パターンに対応する前記演出用デバイスを通して前記予告報知の実行制御を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記予告パターンテーブルは、前記所定期間中に実行する演出において、当該演出の開始後に設定された報知に係る実行契機から所定時間経過するまでの間に、前記第1予告報知から前記第2予告報知の順番に前記演出用デバイスを用いて行わせる実行制御に係る設定情報が少なくとも設定され、
    前記特定演出パターンは、前記所定時間経過後において、前記当りの信頼度に応じ第1展開演出へ移行させる第1移行パターンを含む第1特定演出パターン、及び前記第1展開演出とは異なる第2展開演出へ移行させる第2移行パターンを含む第2特定演出パターンを含み、
    前記第1制御部は、前記当否の結果に基づいて決定した前記第1特定演出パターンに応じて、前記第1予告報知の実行及びその後から前記第2予告報知を主要とする報知として当該第1予告報知よりも相対的に目立つ表現態様で優先して実行させる第1コマンドと、
    前記当否の結果に基づいて決定した前記第2特定演出パターンに応じて、前記第1予告報知の実行及びその後から前記第2予告報知を前記主要とする報知として優先して実行させる第2コマンドとを生成可能とし、
    前記第2制御部は、前記第1制御部から前記第1コマンドに係る情報を受けて前記予告パターンテーブルを参照することに基づいて前記第1予告報知を行い、その後に前記第2予告報知を前記主要とする報知として優先して実行させるときに、前記第1予告報知に係る演出態様の前記表現の範囲を少なくとも減縮させてその存在の識別性を低下、または前記第1予告報知に係る演出態様の存在を識別不能とするとともに、前記所定時間経過以降も当該第1予告報知を終了させずに継続可能とする前記演出用デバイスの実行制御を行い、
    また、前記第1制御部から前記第2コマンドに係る情報を受けて前記予告パターンテーブルを参照することに基づいて前記第1予告報知を実行し、その後に前記第2予告報知を前記主要とする報知として優先して実行させるときに、少なくとも前記所定時間経過までに前記第1予告報知を終了させるよう前記演出用デバイスの実行制御を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記複数の第2制御部は、前記演出用デバイスにおける表示装置に設けられた表示画面の演出制御を可能とする表示装置制御部を、少なくとも含むものであって、
    前記表示装置は、前記表示画面を仮想的な積層構造に分割した複数の層に画像を構成する個々の要素を置いて重ねて表示する演出を表示可能とし、
    前記表示装置制御部は、
    前記第1制御部から前記第1コマンドまたは前記第2コマンドに係る情報を受けることに基づいて、前記第1予告報知の演出態様に応じた第1画像を前記積層構造における所定の層に表示する制御をした後に、前記第1画像よりも表示領域が大きいまたは同等の前記第2予告報知の演出態様に応じた第2画像を前記積層構造における前記所定の層よりも前側の層に表示し、前記第1画像よりも前側に当該第2画像を位置させる優先表示制御を実行可能とし、
    前記第1コマンドに係る情報を受けた場合には、前記第1画像を表示した後に前記第2画像を前記優先表示制御するとともに、前記所定時間経過時に当該第2画像の表示を終了させ、前記第1画像の表示を現状に復帰させる制御を実行し、
    前記第2コマンドに係る情報を受けた場合には、前記第1画像を表示した後に前記第2画像を前記優先表示制御するとともに、少なくとも前記所定時間経過時までに前記第1画像の表示を終了させる制御を実行することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記表示装置制御部は、
    前記第1制御部から前記第1コマンドまたは前記第2コマンドに係る情報を受けることに基づいて、
    前記第1画像よりも表示領域が大きい前記第2画像を前側の層に表示することにより、前記第1画像の全てを不可視に覆うように前記優先表示制御を実行可能とし、
    前記第1コマンドに係る情報を受けていた場合は、前記優先表示制御に基づいて前記第2画像の背面に覆われて位置する前記第1画像を前記所定時間経過以降もそのまま残存させるとともに、前記第2画像の表示を前記所定時間経過時に終了させて、前記第2画像を前記第1画像の前側から消去する表示制御を実行し、
    前記第2コマンドに係る情報を受けていた場合は、前記優先表示制御に基づいて前記第2画像の背面に覆われて位置する前記第1画像を前記所定時間経過まで残存させるとともに、前記第1画像及び第2画像の表示を前記所定時間経過時に終了させて、双方の画像を消去する表示制御を実行することを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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