JP2014113170A - 神経再生用医療デバイス - Google Patents

神経再生用医療デバイス

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    • A61B17/11Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for performing anastomosis; Buttons for anastomosis
    • A61B17/1128Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for performing anastomosis; Buttons for anastomosis of nerves

Abstract

【課題】神経と接合するときに縫合作業を必要とせず、高度な熟練性を要することなく神経との接合を容易かつ迅速に確立し得る神経再生用医療デバイスを提供する。
【解決手段】神経再生用医療デバイス101は、中空のチューブ体110と、チューブ体の両端部のそれぞれに神経30を接続する接続部120と、を有している。接続部は、神経の外周に接触自在な接触部材130と、接触部材を神経の径方向内方に向けて押付ける力を接触部材に付与する押付け部材140と、を含んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、神経再生用医療デバイスに関する。
末梢神経における外傷性あるいは医原性の損傷に対して、神経再生チューブを用いた末梢神経の再生治療が行われている(特許文献1参照)。神経と神経再生チューブとは、複数箇所において縫合糸によって縫合して接合されている。
国際公開第2008/001952号
神経と神経再生チューブとを縫合する手技において、術者は、顕微鏡を用いて観察しながら、神経上膜において神経再生チューブと縫合しなければならない。縫合時に、神経上膜よりも深層の神経束を坐滅すると、疼痛過敏などの障害が生じてしまう。神経と神経再生チューブとを縫合する手技には熟練が必要であり、手術時間も比較的長い時間を要している。
本発明の目的は、神経と接合するときに縫合作業を必要とせず、高度な熟練性を要することなく神経との接合を容易かつ迅速に確立し得る神経再生用医療デバイスを提供することにある。
上記目的を達成するための神経再生用医療デバイスは、中空のチューブ体と、前記チューブ体の両端部のそれぞれに神経を接続する接続部と、を有している。前記接続部は、前記神経の外周に接触自在な接触部材と、前記接触部材を前記神経の径方向内方に向けて押付ける力を前記接触部材に付与する押付け部材と、を含んでいる。
本発明の神経再生用医療デバイスによれば、押付け部材が、接触部材を神経の径方向内方に向けて押付ける力を接触部材に付与して、チューブ体の両端部のそれぞれに神経を接続するので、神経と接合するときに縫合作業を必要とせず、高度な熟練性を要することなく神経との接合を容易かつ迅速に確立することができる。
第1の実施形態の神経再生用医療デバイスを示す正面図である。 図2(A)は、神経再生用医療デバイスの要部を示す断面図、図2(B)は、図2(A)に二点鎖線によって囲まれる2B部を拡大して示す断面図である。 チューブ体、および接触部材を構成するスリーブ体を示す正面図である。 図4(A)(B)は、押付け部材を構成する締付け体を示す正面図である。 図5(A)(B)は、神経の外周に接触する部位を首振り自在に構成した接触部材の説明に使用する概念図である。 図6(A)(B)は、神経再生用医療デバイスについて使用手順の説明に使用する正面図である。 神経再生用医療デバイスについて使用手順の説明に使用する正面図である。 図8(A)(B)は、第2の実施形態の神経再生用医療デバイスについて使用手順の説明に使用する正面図である。 図9(A)(B)は、第2の実施形態の改変例の神経再生用医療デバイスについて使用手順の説明に使用する正面図である。 図10(A)(B)は、第3の実施形態の神経再生用医療デバイスを示す正面図および左側面図である。 図11(A)は、神経再生用医療デバイスの要部を示す断面図、図11(B)は、図11(A)に二点鎖線によって囲まれる11B部を拡大して示す断面図である。 神経再生用医療デバイスを示す斜視図である。 神経再生用医療デバイスを示す正面図である。 図14(A)(B)は、挟持ブロック体の嵌め合い部の説明に使用する斜視図である。 図15(A)(B)は、挟持ブロック体の嵌め合い部の説明に使用する断面図である。 挟持ブロック体を嵌め合うときに使用する治具を示す斜視図である。 第4の実施形態の神経再生用医療デバイスを示す正面図である。 図18(A)は、神経再生用医療デバイスの要部を示す断面図、図18(B)は、図18(A)に二点鎖線によって囲まれる18B部を拡大して示す断面図である。 第5の実施形態の神経再生用医療デバイスを示す正面図である。 図20(A)は、神経再生用医療デバイスの要部を示す断面図、図20(B)は、図20(A)に二点鎖線によって囲まれる20B部を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の神経再生用医療デバイスを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、図面において、理解を容易にするために誇張して図示される部分を含んでおり、寸法比率が実際の比率と異なる場合がある。なお、説明の都合上、神経やチューブ体が伸びる方向を、それぞれ「神経の長手方向」「チューブ体の長手方向」という。
(第1の実施形態)
図1〜図4を参照して、神経再生用医療デバイス101は、概説すれば、中空のチューブ体110と、チューブ体110の両端部のそれぞれに神経30を接続する接続部120と、を有している。接続部120は、神経30の外周に接触自在な接触部材130と、接触部材130を神経30の径方向内方に向けて押付ける力を接触部材130に付与する押付け部材140と、を含んでいる。接触部材130は、神経30の長手方向に伸びている。以下、詳述する。
チューブ体110は、神経30の端部を挿入する空間部111を備えている。周囲にある組織から区画して、神経30が再生する空間を確保することができる。チューブ体110の断面形状は、特に限定されず、円形形状のほか、楕円形や多角形など、再生すべき神経組織に応じた形状を種々選択することができる。
チューブ体110は、生分解性材料または生体吸収性材料から形成することが好ましい。生分解性材料、および生体吸収性材料は、例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、ポリジオキサノン、またはそれらの共重合体、あるいは、ポリアミノ酸およびそれらの共重合体を挙げることができる。
チューブ体110は、該チューブ内外の物質交換を許容する観点から、長手方向の外表面側から内表面側に貫通する微細孔が形成されている多孔体であることが好ましいが、再生すべき神経組織の長さが比較的短い場合、或いは比較的速い神経組織の伸長が期待できる場合等においてはその限りではなく、必ずしも微細孔が形成されていなくてもよい。
チューブ体110は、内周面の少なくとも一部に軸方向に伸びて形成され神経30の伸長をガイドするガイド溝112を有していることが好ましい(図2、図3を参照)。再生する神経線維および関連する各種細胞に伸長する方向性を与えて、中枢側神経端と末梢側神経端とが接合する時間を短縮することができるからである。
チューブ体110は、内部空間に収納され神経30の伸長を促進する材料を含む充填材150を有していることが好ましい(図1、図2を参照)。チューブ体110の内部において再生する神経30の細胞に対して適切な密度と足場を与え、神経軸索の接着や伸長を促進し、神経軸索の再生を促すことができるからである。充填材150として、例えば、細胞接着因子/分子、神経細胞増殖因子、線維芽細胞成長因子、神経作用因子、免疫活性因子、あるいは細胞外マトリックス(Extracellular Matrix)などを挙げることができる。
第1の実施形態にあっては、チューブ体110と接触部材130とが一体的に形成され、押付け部材140がチューブ体110と別体に形成されている。接触部材130は、神経30の端部外周を包み込むスリーブ体131から構成され、押付け部材140は、スリーブ体131の外周に巻きついてスリーブ体131を締付ける締付け体141から構成されている。
スリーブ体131は、端部から伸びるスリット132を介して複数個に分割されたアーム片133を備えている。このアーム片133は、締付け体141による締付けに伴って、神経30の外周に対して離反した位置(図3、図6(A)(B)を参照)から、神経30の外周に接する位置(図1、図2を参照)に変位する。初期状態では、スリーブ体131のアーム片133は弾性的に拡がっており、端部開口113、114は、大きく開いている。
スリーブ体131は、外径寸法が異なる神経30を保持することができるように、小径の神経30に合わせた内径寸法を有する中心孔134を形成することができる。この場合に、中心孔134の内径寸法よりも大きな外径寸法を有する神経30をスリーブ体131に挿入したときには、スリーブ体131が弾性的に圧縮され、神経30を径方向内方に向けて押付ける弾発力がスリーブ体131に付勢されることとなる。
締付け体141は、長手方向に沿ってスリーブ体131を越えない位置、つまりアーム片133に重なる位置においてスリーブ体131に巻きつけられている。アーム片133を締付け体141によって締付けることによって、神経30を径方向内方に向けて押付ける力を、アーム片133を介して均等に分散させ、局所的に集中することを防止できる。
締付け体141は、スリーブ体131を神経30の径方向内方に向けて押付ける力をスリーブ体131に付与する限りにおいて適宜の形態を採用できる。締付け体141として、例えば、シールテープ(図4(A)を参照)、あるいはタイバンド(図4(B)を参照)を例示することができる。
スリーブ体131や締付け体141は、チューブ体110と同様に、生分解性材料または生体吸収性材料から形成することが好ましい。
図2(B)を参照して、接触部材130は、神経30の外周に向かい合う面に形成された微小突起135を備えていることが好ましい。接触部材130が神経30の外周に対して滑ることを防ぎ、神経再生用医療デバイス101と神経30との接合状態を安定して維持できるからである。第1の実施形態では、微小突起135は、接触部材130としてのスリーブ体131のアーム片133に形成されている。
この場合において、微小突起135の突出寸法は、神経30の神経上膜31の厚さを超えない寸法であることが好ましい。神経上膜31の厚みは、部位や神経の太さによって異なるが、概ね20μm〜200μmの厚みの範囲である。故に、微小突起135の突出寸法は、神経上膜31の厚みである20μm〜200μmの範囲を超えない範囲で、部位や神経の太さにより最適なものが選択され得るべきである。そうすることで、神経束32の坐滅を防止することができるからである。
また、微小突起135の形状としては、神経30が抜け難い形状であれば特に限定されないが、長軸方向の断面構造が非対称かつ神経30がより抜け難い形状であることが好ましい。
概念的に示す図5(A)(B)を参照して、接触部材130は、押付け部材140からの押付け力が伝達される本体部130aと、神経30の外周に接触する接触部130bと、接触部130bを本体部130aに対して首振り自在に保持する保持機構160と、を備えていることが好ましい。接触部材130の本体部130aが神経30の長手方向に対して交差する方向に傾いた場合であっても(図5(B)を参照)、保持機構160によって接触部130bを首振りさせて、接触部130bが神経30を径方向内方に向けて押付ける力を、神経30の長手方向に沿って均等に分散させ、局所的に集中することを防止できるからでる。第1の実施形態にあっては、接触部材130としてのスリーブ体131におけるアーム片133を、押付け部材140としての締付け体141からの押付け力が伝達される本体部130aと、神経30の外周に接触する接触部130bと、接触部130bを本体部130aに対して首振り自在に保持する保持機構160とから構成すればよい。
保持機構160は、チューブ体110と同様に、生分解性材料または生体吸収性材料から形成することが好ましい。
神経30、チューブ体110やスリーブ体131の寸法は特に限定されないが、一例を挙げれば、
神経30 :外径 0.5〜8mm
チューブ体110:外径 1〜12mm
:内径 0.8〜10mm
:長さ 10〜100mm
スリーブ体131:アーム片133の長さ 1〜10mm
である。
第1の実施形態の神経再生用医療デバイス101の使用例を説明する。
初期状態では、スリーブ体131のアーム片133は弾性的に拡がっている。中枢側の神経端を図6(A)(B)中左側に示されるスリーブ体131の中心孔134に挿入し、末梢側の神経端を図中右側に示されるスリーブ体131の中心孔134に挿入する(図6(A)(B)を参照)。神経30の外径が中心孔134の内径よりも大きいときには、スリーブ体131は弾性的に圧縮され、神経30を径方向内方に向けて押付ける弾発力が付勢される。
締付け体141としてのシールテープを、スリーブ体131のアーム片133に重なる位置において巻きつける。シールテープによる締付けに伴って、アーム片133は、神経30の外周に対して離反した位置(図7を参照)から、神経30の外周に接する位置(図1、図2を参照)に変位する。シールテープをスリーブ体131に巻きつけることによって、神経30を径方向内方に向けて押付ける力を、スリーブ体131に付与する(図1、図2を参照)。神経30を径方向内方に向けて押付ける力は、アーム片133を介して均等に分散されており、局所的に集中することを防止できる。
シールテープを適宜回数巻き付けると、神経再生用医療デバイス101と神経30との接合が完了する。アーム片133の微小突起135が神経30の神経上膜31に食い込み、スリーブ体131が神経30の外周に対して滑ることを防いでいる。これによって神経再生用医療デバイス101と神経30との接合状態を安定して維持できる。
以上説明したように、第1の実施形態の神経再生用医療デバイス101によれば、チューブ体110の両端部のそれぞれに神経30を接続する接続部120は、神経30の外周に接触自在な接触部材130と、接触部材130を神経30の径方向内方に向けて押付ける力を接触部材130に付与する押付け部材140と、を含んでいるので、神経30と接合するときに縫合作業を必要とせず、高度な熟練性を要することなく神経30との接合を容易かつ迅速に確立することができる。
接触部材130は、押付け部材140からの押付け力が伝達される本体部130aと、神経30の外周に接触する接触部130bと、接触部130bを本体部130aに対して首振り自在に保持する保持機構160と、を備えているので、接触部材130が神経30を径方向内方に向けて押付ける力を、神経30の長手方向に沿って均等に分散させ、局所的に集中することを防止できる。
接触部材130は、神経30の外周に向かい合う面に形成された微小突起135を備えているので、接触部材130が神経30の外周に対して滑ることを防ぎ、神経再生用医療デバイス101と神経30との接合状態を安定して維持できる。また、微小突起135の突出寸法は、神経30の神経上膜31の厚さを超えない寸法であるので、神経束32の坐滅を防止できる。
接触部材130はスリーブ体131から構成され、押付け部材140は締付け体141から構成されており、簡単な構造で、神経30との接合を容易かつ迅速に確立することができる。
スリーブ体131のアーム片133は、締付け体141による締付けに伴って、神経30の外周に対して離反した位置から、神経30の外周に接する位置に変位するので、神経30の端部を包み込んで、しっかりと保持することができる。
締付け体141は、アーム片133に重なる位置においてスリーブ体131に巻きつけられているので、神経30を径方向内方に向けて押付ける力を、アーム片133を介して均等に分散させ、局所的に集中することを防止できる。
また、チューブ体110は神経30の端部を挿入する空間部111を備えており、神経30が再生する空間を周囲から区画して確保することができる。
さらに、神経再生用医療デバイス101を全て生分解性材料または生体吸収性材料から形成することにより、神経細胞が再生伸長し、中枢側神経端が末梢側神経端と繋がった後に、神経再生用医療デバイス101を体内から取り出す必要もない。
チューブ体110は神経30の伸長をガイドするガイド溝112を有しているので、再生する神経線維および関連する各種細胞に伸長する方向性を与えて、中枢側神経端と末梢側神経端とが接合する時間を短縮することができる。
チューブ体110は、内部空間に収納され神経30の伸長を促進する材料を含む充填材150を有しているので、神経軸索の接着や伸長を促進し、神経軸索の再生を促すことができる。
なお、接触部材130としてのスリーブ体131をチューブ体110と一体的に形成した形態を図示したが、スリーブ体131をチューブ体110と別体に形成することもできる。この場合には、例えば、接触部材130としてのスリーブ体を、神経30の端部外周を包み込むとともにチューブ体の端部開口に挿入自在な形状とする。一方、押付け部材140としての締付け体を、チューブ体の外周に巻きついてチューブ体を介してスリーブ体を締付けるように構成すればよい。
(第2の実施形態)
図8(A)(B)を参照して、第2の実施形態の神経再生用医療デバイス102について説明する。なお、第1の実施形態と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
第2の実施形態の神経再生用医療デバイス102は、押付け部材140としての締付け体142がスライド移動自在にチューブ体110に予め保持されている点において、第1の実施形態と相違している。他の点は第1の実施形態と共通するので説明は省略する。
締付け体142は、筒状あるいはC−リング形状を有し、チューブ体110の長手方向に沿ってスライド移動自在なように、チューブ体110に保持されている。
そして、締付け体142を中央部分から、両端部にスライド移動させると(図8(A)(B)を参照)、アーム片133を神経30の径方向内方に向けて押付ける力をスリーブ体131に付与することができる。
第2の実施形態の神経再生用医療デバイス102によれば、締付け体142をスライド移動自在にチューブ体110に予め保持してあるので、第1の実施形態のようにシールテープをチューブ体110に巻きつける形態に比べると、神経30との接合を一層容易かつ迅速に確立することができる。
(第2の実施形態の改変例)
図9(A)(B)を参照して、第2の実施形態の改変例の神経再生用医療デバイス102aについて説明する。なお、第1、第2の実施形態と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
第2の実施形態の改変例にあっては、締付け体143として、紐などの線状部材を用いている点において、第2の実施形態と相違している。
締付け体143として紐などの線状部材を用いる場合、締付け体143を中央部分から、両端部にスライド移動させ、締結することによって(図9(A)(B)を参照)、アーム片133を神経30の径方向内方に向けて押付ける力をスリーブ体131に付与することができる。
第2の実施形態の改変例によっても、締付け体143として線状部材をスライド移動自在にチューブ体110に予め保持してあるので、第1の実施形態のようにシールテープをチューブ体110に巻きつける形態に比べると、神経30との接合を一層容易かつ迅速に確立することができる。
(第3の実施形態)
図10〜図16を参照して、第3の実施形態の神経再生用医療デバイス103について説明する。なお、第1、第2の実施形態と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
第3の実施形態の神経再生用医療デバイス103は、第1、第2の実施形態と同様に、チューブ体110の両端部のそれぞれに神経30を接続する接続部120は、神経30の外周に接触自在な接触部材130と、接触部材130を神経30の径方向内方に向けて押付ける力を接触部材130に付与する押付け部材140と、を含んでいる。
第3の実施形態にあっては、チューブ体110と接触部材130とが別体に形成され、押付け部材140がチューブ体110と一体的に形成されている点で、第1、第2の実施形態と相違している。チューブ体110は、上下に2分割された第1と第2の分割チューブ体115、116から構成されている(図10(A)、図11(A)、図12を参照)。
接触部材130としての保持リング136は、神経30を挿通するための中心孔137が形成されている。保持リング136における外周リング部は、断面三角形状を有している。
押付け部材140は、接触部材130の外周を神経30の径方向外方から挟み込む複数個(図示例では、第1と第2の2個)の挟持ブロック体144、145から構成されている。第1の挟持ブロック体144と、第2の挟持ブロック体145とは、相互に嵌め合い自在となっている。第1の挟持ブロック体144に第1の分割チューブ体115が一体的に設けられ、第2の挟持ブロック体145に第2の分割チューブ体116が一体的に設けられている(図12および図13を参照)。説明の便宜上、一体的に形成された第1の挟持ブロック体144および第1の分割チューブ体115を、第1の半割れ体171といい、一体的に形成された第2の挟持ブロック体145および第2の分割チューブ体116を、第2の半割れ体172ともいう。
第1と第2の挟持ブロック体144、145は、互いの距離を調節自在な嵌め合い部173、174を備えている(図14および図15を参照)。嵌め合い部173、174は、第1と第2の分割チューブ体115、116にも備えられている。嵌め合い部173、174には、第1の半割れ体171に形成された凸状の嵌め合い部173と、第2の半割れ体172に形成された凹状の嵌め合い部174とがある。凸状の嵌め合い部173および凹状の嵌め合い部174は、複数の段部を備えており、いずれの段部同士を係合させるかによって、第1の半割れ体171と第2の半割れ体172との互いの距離を調節することができる。そして、嵌め合い部173、174を介して第1と第2の半割れ体171、172相互を接近または離反させることによって、保持リング136を神経30の径方向内方に向けて押付ける力を増減調節自在である。つまり、凸状の嵌め合い部173と凹状の嵌め合い部174とを深く嵌め合わせ、第1の半割れ体171と第2の半割れ体172とを相互に接近させると、保持リング136を神経30の径方向内方に向けて押付ける力が増加する。一方、凸状の嵌め合い部173と凹状の嵌め合い部174とを浅く嵌め合わせ、第1の半割れ体171と第2の半割れ体172とを相互に離反させると、保持リング136を神経30の径方向内方に向けて押付ける力が減少する。
挟持ブロック体144、145は、内周面の一部に、保持リング136の外周部が係合する係合溝146が形成されていることが好ましい(図11(A)を参照)。保持リング136が挟持ブロック体144、145の内周面に対して滑ることを防ぎ、神経再生用医療デバイス103と神経30との接合状態を安定して維持できるからである。また、係合溝146は軸方向に沿って複数個設けることが好ましい。神経30の長さに合わせて、セットする位置を選択することができるからである。
保持リング136は、神経30の径方向内方に向けて押付ける力が付与されることによって、縮径するとともに軸方向に伸長する弾性素材から形成することが好ましい。神経30の外周面との接触面積が増し、神経30をしっかりと保持できるからである。
挟持ブロック体144、145を嵌め合うときには、図16に示される治具180を使用する。治具180は、第2の半割れ体172を載置する下台181と、第2の半割れ体172の上に重ねた第1の半割れ体171を上方から押さえる上台182と、を有している。上台182は、下台181に対してヒンジ部を介して開閉自在に接続されている。下台181には、第2の半割れ体172を保持する円弧溝183が形成され、上台182には、第1の半割れ体171を保持する円弧溝184が形成されている。嵌め合い部173、174の嵌め方によって第1の半割れ体171と第2の半割れ体172との距離が異なることを考慮して、上台182の円弧溝184は、下台181の円弧溝183に比べて幅広に形成してある。
図11(B)を参照して、第1の実施形態と同様に、接触部材130は、神経30の外周に向かい合う面に形成された微小突起135を備えていることが好ましい。接触部材130が神経30の外周に対して滑ることを防ぎ、神経再生用医療デバイス103と神経30との接合状態を安定して維持できるからである。第3の実施形態では、微小突起135は、接触部材130としての保持リング136の内周面に形成されている。
第3の実施形態におけるチューブ体110も、神経30の端部を挿入する空間部111を備えている点、生分解性材料または生体吸収性材料から形成している点、内周面の少なくとも一部に軸方向に伸びて形成され神経30の伸長をガイドするガイド溝112を有している点、および、内部空間に収納され神経30の伸長を促進する材料を含む充填材150を有している点については、第1の実施形態と同様である。また、保持機構160を適用する場合には、接触部材130としての保持リング136におけるリング状部分を、押付け部材140としての挟持ブロック体144、145からの押付け力が伝達される本体部130aと、神経30の外周に接触する接触部130bと、接触部130bを本体部130aに対して首振り自在に保持する保持機構160とから構成すればよい。
第3の実施形態の神経再生用医療デバイス103の使用例を説明する。
まず、中枢側の神経端を図12中左側に示される保持リング136の中心孔137に挿入し、末梢側の神経端を図中右側に示される保持リング136の中心孔137に挿入する(図12を参照)。
神経端を保持したそれぞれの保持リング136を、治具180の下台181に載置した第2の半割れ体172の第2の挟持ブロック体145にセットする。保持リング136の外周部を、第2の挟持ブロック体145の係合溝146に係合させる。
第2の半割れ体172の上に、第1の半割れ体171を上方から重ねる。上台182を閉じて、第1と第2の半割れ体171、172を相互に押さえつける。凸状の嵌め合い部173と凹状の嵌め合い部174とが嵌り合う位置によって、第1の半割れ体171と第2の半割れ体172との距離が定まり、神経30を径方向内方に向けて押付ける力を、保持リング136に付与する(図11を参照)。
治具180を開き、一体となった第1の半割れ体171と第2の半割れ体172とを取り出すと、神経再生用医療デバイス103と神経30との接合が完了する。保持リング136の微小突起135が神経30の神経上膜31に食い込み、保持リング136が神経30の外周に対して滑ることを防いでいる。また、保持リング136の外周部が挟持ブロック体144、145の係合溝146に係合し、保持リング136が挟持ブロック体144、145の内周面に対して滑ることを防いでいる。これによって神経再生用医療デバイス103と神経30との接合状態を安定して維持できる。
以上説明したように、第3の実施形態の神経再生用医療デバイス103によれば、第1、第2の実施形態と同様に、チューブ体110の両端部のそれぞれに神経30を接続する接続部120は、神経30の外周に接触自在な接触部材130と、接触部材130を神経30の径方向内方に向けて押付ける力を接触部材130に付与する押付け部材140と、を含んでいるので、神経30と接合するときに縫合作業を必要とせず、高度な熟練性を要することなく神経30との接合を容易かつ迅速に確立することができる。
押付け部材140は、接触部材130の外周を神経30の径方向外方から挟み込む複数個の挟持ブロック体144、145から構成され、挟持ブロック体144、145が相互に嵌め合い自在であるので、簡単な構造で、神経30との接合を容易かつ迅速に確立することができる。
複数個の挟持ブロック体144、145は、互いの距離を調節自在な嵌め合い部173、174を備えており、嵌め合い部173、174を介して挟持ブロック体144、145同士を相互に接近または離反させることによって、保持リング136を神経30の径方向内方に向けて押付ける力を増減調節自在である。
チューブ体110を、複数個の挟持ブロック体144、145のそれぞれに一体的に設けられた分割チューブ体115、116から構成したので、保持リング136および神経30を、挟み込むような態様や動作によって固定することができる。
挟持ブロック体144、145の内周面に、保持リング136の外周部が係合する係合溝146を形成したので、保持リング136が挟持ブロック体144、145の内周面に対して滑ることを防ぎ、神経再生用医療デバイス103と神経30との接合状態を安定して維持することができる。
保持リング136は、神経30の径方向内方に向けて押付ける力が付与されることによって、縮径するとともに軸方向に伸長する弾性素材から形成してあるので、神経30の外周面との接触面積が増し、神経30をしっかりと保持できる。
なお、チューブ体110が第1と第2の分割チューブ体115、116から構成されている形態を図示したが、分割されていないチューブ体でもよい。この場合には、複数個の挟持ブロック体144、145のうち一方の挟持ブロック体144(145)がチューブ体110に固定され、この挟持ブロック体144(145)に対して、他の挟持ブロック体145(144)が嵌め合い自在であればよい。
また、接触部材130として保持リング136を例に挙げたが、神経30を挿通するコイルスプリングを使用してもよい。コイルスプリングのような弾性素材も、神経30の径方向内方に向けて押付ける力が付与されることによって、縮径するとともに軸方向に伸長することから、接触部材130に適用して好適なものとなる。
(第4の実施形態)
図17および図18を参照して、第4の実施形態の神経再生用医療デバイス104について説明する。なお、第1〜第3の実施形態と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
第4の実施形態の神経再生用医療デバイス104は、第1〜第3の実施形態と同様に、チューブ体110の両端部のそれぞれに神経30を接続する接続部120は、神経30の外周に接触自在な接触部材130と、接触部材130を神経30の径方向内方に向けて押付ける力を接触部材130に付与する押付け部材140と、を含んでいる。
第4の実施形態にあっては、接続部120は、機械的要素200をさらに含み、機械的要素200を介してチューブ体110の両端部のそれぞれに神経30を接続している。
チューブ体110の外周面には、機械的要素200としてのねじ部201が形成されている。チューブ体110の端部に接続されるキャップ210の内周面には、チューブ体110のねじ部201にねじ込まれる機械的要素200としてのねじ部202が形成されている。
チューブ体110は切断自在に構成されている。チューブ体110のねじ部201が、押付け部材140のねじ部202の長さよりも長い寸法を有し、切断自在であり、かつ、接触部材130がチューブ体110と一体になっておらず、単独の部材として存在している。これにより、神経30を径方向内方に向けて押付ける押付力を、神経30の長手方向に沿って均等に分散させ、局所的に集中することを防止しつつ、チューブ体110の長さを、神経30同士の間のギャップ寸法に合致した長さに簡単に調整できる。
キャップ210内には、接触部材130としてのスリーブ211が収納されている。スリーブ211は、テーパ面212が形成された弾性舌部213を備えている。弾性舌部213の内周面は、神経30の外周面に接触する。弾性舌部213は、テーパ面212にチューブ体110の端部が当接することによって、径方向内方に向けて変位する。これによって、神経30の径方向内方に向けて押付ける力がスリーブ211に付与される。
キャップ210のねじ込み量を増加すると、スリーブ211の弾性舌部213が径方向内方に向けて変位する量が増え、神経30を径方向内方に向けて押付ける力が増加する。一方、キャップ210のねじ込み量を減少すると、スリーブ211の弾性舌部213が径方向内方に向けて変位する量が減り、神経30を径方向内方に向けて押付ける力が減少する。
図18(B)を参照して、第1〜第3の実施形態と同様に、接触部材130は、神経30の外周に向かい合う面に形成された微小突起135を備えていることが好ましい。接触部材130が神経30の外周に対して滑ることを防ぎ、神経再生用医療デバイス104と神経30との接合状態を安定して維持できるからである。第4の実施形態では、微小突起135は、接触部材130としてのスリーブ211の弾性舌部213の内周面に形成されている。
第4の実施形態におけるチューブ体110も、神経30の端部を挿入する空間部111を備えている点、生分解性材料または生体吸収性材料から形成している点、内周面の少なくとも一部に軸方向に伸びて形成され神経30の伸長をガイドするガイド溝112を有している点、および、内部空間に収納され神経30の伸長を促進する材料を含む充填材150を有している点については、第1〜第3の実施形態と同様である。また、保持機構160を適用する場合には、接触部材130としてのスリーブ211における弾性舌部213を、押付け部材140としてのキャップ210およびチューブ体110からの押付け力が伝達される本体部130aと、神経30の外周に接触する接触部130bと、接触部130bを本体部130aに対して首振り自在に保持する保持機構160とから構成すればよい。
第4の実施形態の神経再生用医療デバイス104によれば、第1〜第3の実施形態と同様に、チューブ体110の両端部のそれぞれに神経30を接続する接続部120は、神経30の外周に接触自在な接触部材130と、接触部材130を神経30の径方向内方に向けて押付ける力を接触部材130に付与する押付け部材140と、を含んでいるので、神経30と接合するときに縫合作業を必要とせず、高度な熟練性を要することなく神経30との接合を容易かつ迅速に確立することができる。
接続部120は、機械的要素200(ねじ部201、202)をさらに含み、機械的要素200を介してチューブ体110の両端部のそれぞれに神経30を接続している。機械的要素200の作動量、第4の実施形態にあっては、ねじ部201、202におけるねじ込み量を調整するだけで、神経30を径方向内方に向けて押付ける力を調整することができる。
(第5の実施形態)
図19および図20を参照して、第5の実施形態の神経再生用医療デバイス105について説明する。なお、第1〜第4の実施形態と共通する部材には同一の符号を付し、その説明は一部省略する。
第5の実施形態の神経再生用医療デバイス105は、第1〜第4の実施形態と同様に、チューブ体110の両端部のそれぞれに神経30を接続する接続部120は、神経30の外周に接触自在な接触部材130と、接触部材130を神経30の径方向内方に向けて押付ける力を接触部材130に付与する押付け部材140と、を含んでいる。
第5の実施形態にあっては、接続部120は、機械的要素200をさらに含み、機械的要素200を介してチューブ体110の両端部のそれぞれに神経30を接続している。
チューブ体110の外周面には、機械的要素200としての嵌め合いを行うための係合リング部203が形成されている。チューブ体110の端部に接続されるキャップ220の内周面には、チューブ体110の係合リング部203に係合する機械的要素200としての係合爪204が形成されている。
このとき、係合リング部203を複数設けることで、チューブ体110の距離を調節可能とすることができる。すなわち、チューブ体110は複数個の係合リング部203を有し、かつ、接触部材130がチューブ体110と一体になっておらず、単独の部材として存在していることにより、係合爪204を係合させる一の係合リング部203を選択可能である。これにより、神経30を径方向内方に向けて押付ける押付力を、神経30の長手方向に沿って均等に分散させ、局所的に集中することを防止しつつ、チューブ体110の長さを、神経30同士の間のギャップ寸法に合致した長さに簡単に調整できる。
キャップ220内には、接触部材130としてのスリーブ部221が一体的に形成されている。キャップ220部の外周面にはリング溝222にストッパリング223が嵌め込まれている。スリーブ部221は、リング溝222にストッパリング223が嵌め込まれることによって、径方向内方に向けて変位する。これによって、神経30の径方向内方に向けて押付ける力がスリーブ部221に付与される。
ストッパリング223を嵌め込む位置を図示の状態から左側のリング溝222に変更すると、スリーブ部221が径方向内方に向けて変位する量が増え、神経30を径方向内方に向けて押付ける力が増加する。一方、ストッパリング223を嵌め込む位置を図示の状態から右側のリング溝222に変更すると、スリーブ部221が径方向内方に向けて変位する量が減り、神経30を径方向内方に向けて押付ける力が減少する。
図20(B)を参照して、第1〜第4の実施形態と同様に、接触部材130は、神経30の外周に向かい合う面に形成された微小突起135を備えていることが好ましい。接触部材130が神経30の外周に対して滑ることを防ぎ、神経再生用医療デバイス105と神経30との接合状態を安定して維持できるからである。第5の実施形態では、微小突起135は、接触部材130としてのスリーブ部221の内周面に形成されている。
第5の実施形態におけるチューブ体110も、神経30の端部を挿入する空間部111を備えている点、生分解性材料または生体吸収性材料から形成している点、内周面の少なくとも一部に軸方向に伸びて形成され神経30の伸長をガイドするガイド溝112を有している点、および、内部空間に収納され神経30の伸長を促進する材料を含む充填材150を有している点については、第1〜第4の実施形態と同様である。また、保持機構160を適用する場合には、接触部材130としてのスリーブ部221を、押付け部材140としてのストッパリング223からの押付け力が伝達される本体部130aと、神経30の外周に接触する接触部130bと、接触部130bを本体部130aに対して首振り自在に保持する保持機構160とから構成すればよい。
第5の実施形態の神経再生用医療デバイス105によれば、第1〜第4の実施形態と同様に、チューブ体110の両端部のそれぞれに神経30を接続する接続部120は、神経30の外周に接触自在な接触部材130と、接触部材130を神経30の径方向内方に向けて押付ける力を接触部材130に付与する押付け部材140と、を含んでいるので、神経30と接合するときに縫合作業を必要とせず、高度な熟練性を要することなく神経30との接合を容易かつ迅速に確立することができる。
接続部120は、機械的要素200(嵌め合い構造となった、係合リング部203と係合爪204、リング溝222とストッパリング223)をさらに含み、機械的要素200を介してチューブ体110の両端部のそれぞれに神経30を接続している。機械的要素200の作動量、第5の実施形態にあっては、ストッパリング223を嵌め込むリング溝222の位置を変更するだけで、神経30を径方向内方に向けて押付ける力を調整することができる。
以上、本発明の神経再生用医療デバイス101〜105を図示の実施形態および改変例について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、神経再生用医療デバイス101〜105を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
30 神経、
31 神経上膜、
32 神経束、
101、102、102a、103、104、105 神経再生用医療デバイス、
110 チューブ体、
111 空間部、
112 ガイド溝、
113、114 端部開口、
115 第1の分割チューブ体、
116 第2の分割チューブ体、
120 接続部、
130 接触部材、
130a 本体部、
130b 接触部、
131 スリーブ体、
132 スリット、
133 アーム片、
135 微小突起、
140 押付け部材、
141、142、143 締付け体、
144 第1の挟持ブロック体、
145 第2の挟持ブロック体、
146 係合溝、
150 充填材、
160 保持機構、
173、174 嵌め合い部、
200 機械的要素、
201、202 ねじ部、
203 係合リング部、
204 係合爪、
222 リング溝、
223 ストッパリング。

Claims (18)

  1. 中空のチューブ体と、
    前記チューブ体の両端部のそれぞれに神経を接続する接続部と、を有し、
    前記接続部は、
    前記神経の外周に接触自在な接触部材と、
    前記接触部材を前記神経の径方向内方に向けて押付ける力を前記接触部材に付与する押付け部材と、を含んでいる、神経再生用医療デバイス。
  2. 前記接触部材は、前記押付け部材からの押付け力が伝達される本体部と、前記神経の外周に接触する接触部と、前記接触部を前記本体部に対して首振り自在に保持する保持機構と、を備えている、請求項1に記載の神経再生用医療デバイス。
  3. 前記接触部材は、前記神経の外周に向かい合う面に形成された微小突起を備えている、請求項1または請求項2に記載の神経再生用医療デバイス。
  4. 前記微小突起の突出寸法は、前記神経の神経上膜の厚さを超えない寸法である、請求項3に記載の神経再生用医療デバイス。
  5. 前記接触部材は、前記神経の端部外周を包み込むスリーブ体から構成され、
    前記押付け部材は、前記スリーブ体の外周に巻きついて前記スリーブ体を締付ける締付け体から構成されている、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の神経再生用医療デバイス。
  6. 前記スリーブ体は、端部から伸びるスリットを介して複数個に分割されたアーム片を備え、
    前記アーム片は、前記締付け体による締付けに伴って、前記神経の外周に対して離反した位置から、前記神経の外周に接する位置に変位する、請求項5に記載の神経再生用医療デバイス。
  7. 前記締付け体は、前記アーム片に重なる位置において、前記スリーブ体に巻きつけられている、請求項6に記載の神経再生用医療デバイス。
  8. 前記締付け体は、スライド移動自在に前記チューブ体に保持されている、請求項5〜請求項7のいずれか1つに記載の神経再生用医療デバイス。
  9. 前記押付け部材は、前記接触部材の外周を前記神経の径方向外方から挟み込む複数個の挟持ブロック体から構成され、
    複数個の前記挟持ブロック体のうち少なくとも一つの挟持ブロック体が前記チューブ体に固定され、前記少なくとも一つの挟持ブロック体に対して、他の挟持ブロック体が嵌め合い自在である、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の神経再生用医療デバイス。
  10. 複数個の前記挟持ブロック体は、互いの距離を調節自在な嵌め合い部を備え、前記嵌め合い部を介して相互に接近または離反させることによって、前記接触部材を前記神経の径方向内方に向けて押付ける力を増減調節自在である、請求項9に記載の神経再生用医療デバイス。
  11. 前記チューブ体は、複数個の前記挟持ブロック体のそれぞれに一体的に設けられた分割チューブ体から構成されている、請求項9または請求項10に記載の神経再生用医療デバイス。
  12. 前記挟持ブロック体は、内周面の一部に、前記接触部材の外周部が係合する係合溝が形成されている、請求項9〜請求項11のいずれか1つに記載の神経再生用医療デバイス。
  13. 前記接触部材は、前記神経の径方向内方に向けて押付ける力が付与されることによって、縮径するとともに軸方向に伸長する弾性素材から形成されている、請求項9〜請求項12のいずれか1つに記載の神経再生用医療デバイス。
  14. 前記接続部は、機械的要素をさらに含み、前記機械的要素を介して前記チューブ体の両端部のそれぞれに神経を接続する、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の神経再生用医療デバイス。
  15. 前記チューブ体は、前記神経の端部を挿入する空間部を備えている、請求項1〜請求項14のいずれか1つに記載の神経再生用医療デバイス。
  16. 前記チューブ体は、生分解性材料または生体吸収性材料から形成されている、請求項1〜請求項15のいずれか1つに記載の神経再生用医療デバイス。
  17. 前記チューブ体は、内周面の少なくとも一部に軸方向に伸びて形成され神経の伸長をガイドするガイド溝を有する、請求項1〜請求項16のいずれか1つに記載の神経再生用医療デバイス。
  18. 前記チューブ体は、内部空間に収納され神経の伸長を促進する材料を含む充填材を有する、請求項1〜請求項17のいずれか1つに記載の神経再生用医療デバイス。
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