JP2014112752A - 無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】下り制御チャネル用の無線リソース領域を拡張する場合に、下り制御情報のブラインド復号に用いられるサーチスペース候補を適切に構成可能とすること。
【解決手段】本発明の無線基地局は、下り共有データチャネルに周波数分割多重される拡張下り制御チャネルを用いて、ユーザ端末に対する下り制御情報を送信する無線基地局であって、前記ユーザ端末に対して、前記拡張下り制御チャネルに割り当てられる複数のリソースブロックを含んで各々が構成される複数のリソースセットを設定する設定部と、各リソースセットの複数のサーチスペース候補がそれぞれ異なるリソースブロックに配置されるように、前記複数のサーチスペース候補を構成する拡張制御チャネル要素を決定する決定部と、を具備する。
【選択図】図9

Description

本発明は、次世代無線通信システムにおける無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が検討されている(非特許文献1)。LTEではマルチアクセス方式として、下り回線(下りリンク)にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用い、上り回線(上りリンク)にSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用いている。
また、LTEからのさらなる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システム(例えば、LTEアドバンスト又はLTEエンハンスメントと呼ぶこともある(以下、「LTE−A」という))も検討されている。LTE(リリース8)やLTE−A(リリース9以降)においては、複数のアンテナでデータを送受信し、周波数利用効率を向上させる無線通信技術としてMIMO(Multi Input Multi Output)技術が検討されている。MIMO技術においては、送受信機に複数の送信/受信アンテナを用意し、異なる送信アンテナから同時に異なる送信情報系列を送信する。
LTE−Aなどの将来のシステムでは、異なる送信アンテナから同時に異なるユーザに送信情報系列を送信するマルチユーザMIMO(MU−MIMO:Multiple User MIMO)伝送が検討されている。このMU−MIMO伝送は、Hetnet(Heterogeneous network)やCoMP(Coordinated Multi-Point)伝送にも適用される。一方で、この将来のシステムでは、下り制御情報を伝送する下り制御チャネルの容量の不足により、MU−MIMO伝送等のシステム特性を十分に発揮できない恐れがある。
そこで、下り制御チャネル用の無線リソース領域を拡張して、より多くの下り制御情報を伝送することも考えられる。かかる場合、下り制御情報のブラインド復号に用いられるサーチスペース候補をどのように構成するかが問題となる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、下り制御チャネル用の無線リソース領域を拡張する場合に、下り制御情報のブラインド復号に用いられるサーチスペース候補を適切に構成可能な無線基地局、ユーザ端末、無線通信システム及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線基地局は、下り共有データチャネルに周波数分割多重される拡張下り制御チャネルを用いて、ユーザ端末に対する下り制御情報を送信する無線基地局であって、前記ユーザ端末に対して、前記拡張下り制御チャネルに割り当てられる複数のリソースブロックを含んで各々が構成される複数のリソースセットを設定する設定部と、各リソースセットの複数のサーチスペース候補がそれぞれ異なるリソースブロックに配置されるように、前記複数のサーチスペース候補を構成する拡張制御チャネル要素を決定する決定部と、を具備することを特徴とする。
本発明のユーザ端末は、下り共有データチャネルに周波数分割多重される拡張下り制御チャネルを用いて、無線基地局から下り制御情報を受信するユーザ端末であって、前記拡張下り制御チャネルに割り当てられる複数のリソースブロックを含んで各々が構成される複数のリソースセットが前記ユーザ端末に設定される場合、各リソースセットの複数のサーチスペース候補を構成する拡張制御チャネル要素を決定する決定部と、前記拡張制御チャネル要素をブラインド復号して、前記下り制御情報を取得する取得部と、を具備し、前記複数のサーチスペース候補は、前記各リソースセットを構成する異なるリソースブロックにそれぞれ配置されることを特徴とする。
本発明によれば、下り制御チャネル用の無線リソース領域を拡張する場合に、下り制御情報のブラインド復号に用いられるサーチスペース候補を適切に構成できる。
MU−MIMOが適用される無線通信システムの概略図である。 下りリンクのMU−MIMO伝送が行われるサブフレームの一例を示す図である。 拡張PDCCHのサブフレーム構成の説明図である。 拡張PDCCHのマッピング方法の説明図である。 拡張PDCCHの分散マッピングの一例を示す図である。 拡張PDCCHセットの一例を示す図である。 サーチスペース候補の構成方法の一例の説明図である。 サーチスペース候補の構成方法の一例の説明図である。 第1態様に係るサーチスペース候補の構成方法の一例の説明図である。 第2態様に係るサーチスペース候補の構成方法の一例の説明図である。 第3態様に係るサーチスペース候補の構成方法の一例の説明図である。 第4態様に係るサーチスペース候補の構成方法の一例の説明図である。 第5態様に係るサーチスペース候補の構成方法の一例の説明図である。 本実施の形態に係る無線通信システムのシステム構成の説明図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係る無線基地局のベースバンド処理部及び一部の上位レイヤを示す機能構成図である。 本実施の形態に係るユーザ端末のベースバンド処理部の機能構成図である。
図1は、MU−MIMO伝送が適用される無線通信システムの一例を示す図である。図1に示すシステムは、無線基地局(例えば、eNB:eNodeB)のカバレッジエリア内に局所的なカバレッジエリアを有する小型基地局(例えば、RRH:Remote Radio Headなど)が設けられ、階層的に構成されている。このようなシステムにおける下りリンクのMU−MIMO伝送では、無線基地局の複数のアンテナから複数のユーザ端末UE(User Equipment)#1及び#2に対するデータが同時に送信される。また、複数の小型基地局の複数のアンテナから複数のユーザ端末UE#3、#4に対するデータも同時に送信される。
図2は、下りリンクのMU−MIMO伝送が適用される無線フレーム(例えば、1サブフレーム)の一例を示す図である。図2に示すように、MU−MIMO伝送が適用されるシステムでは、各サブフレームにおいて先頭から所定のOFDMシンボル(最大3OFDMシンボル)まで、下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)用の無線リソース領域(PDCCH領域)として確保される。また、サブフレームの先頭から所定のシンボルより後の無線リソースに、下り共有データチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)用の無線リソース領域(PDSCH領域)が確保される。
PDCCH領域には、ユーザ端末UE(ここでは、UE#1〜#4)に対する下り制御情報(DCI:Downlink Control Information、以下、DCIという)が割当てられる。DCIには、PDSCH領域におけるユーザ端末UEに対するデータの割り当て情報等が含まれる。例えば、図2において、ユーザ端末UE#2は、PDCCH領域に割り当てられたユーザ端末UE#2に対するDCIに基づいて、PDSCH領域に割り当てられたユーザ端末UE#2に対するデータを受信する。
また、MU−MIMO伝送においては、同一時間及び同一周波数で複数のユーザ端末UEに対するデータ送信が可能となる。このため、図2のPDSCH領域において、ユーザ端末UE#1に対するデータとユーザ端末UE#5に対するデータを同一の周波数領域に多重することが考えられる。同様に、ユーザ端末UE#4に対するデータとユーザ端末UE#6に対するデータを同一の周波数領域に多重することも考えられる。
しかしながら、図2に示すように、PDSCH領域においてユーザ端末UE#1〜#6に対するデータを割り当てようとしても、PDCCH領域において全てのユーザ端末UE#1〜#6に対するDCIの割り当て領域を確保できない場合がある。例えば、図2のPDCCH領域では、ユーザ端末UE#5及び#6に対するDCIを割り当てることができない。この場合、DCIを割り当てるPDCCH領域の不足によりPDSCH領域に多重されるユーザ端末UEの数が制限されるため、MU−MIMO伝送による無線リソースの利用効率の向上効果を十分に得られない恐れがある。
このようなPDCCH領域の不足を解決する方法として、サブフレームの先頭から最大3OFDMシンボルの制御領域以外にPDCCHの割当て領域を拡張する(4OFDMシンボル以降の既存のPDSCH領域にPDCCH領域を拡張する)ことが考えられる。PDCCH領域の拡張方法としては、図3Aに示すように、既存のPDSCH領域においてPDSCHとPDCCHとを時分割多重する方法(TDMアプローチ)、図3Bに示すように、既存のPDSCH領域においてPDSCHとPDCCHとを周波数分割多重する方法(FDMアプローチ)が考えられる。
図3Aに示すTDMアプローチでは、サブフレームの4OFDMシンボル以降の一部OFDMシンボルにおいてシステム帯域全体に渡りPDCCHが配置される。一方、図3Bに示すFDMアプローチでは、サブフレームの4OFDMシンボル以降の全OFDMシンボルにおいてシステム帯域の一部にPDCCHが配置される。このFDMアプローチによりPDSCHと周波数分割多重されるPDCCHは、ユーザ固有の参照信号である復調用参照信号(DM−RS:DeModulation-Reference Signal)を用いて復調される。このため、かかるPDCCHで伝送されるDCIは、PDSCHで伝送される下りデータと同様に、ビームフォーミングゲインを得ることができ、PDCCHのキャパシティの増大に有効である。今後は、このFDMアプローチが重要となると考えられる。
以下、FDMアプローチにおいてPDSCHと周波数分割多重されるPDCCHを拡張PDCCH(enhanced PDCCH)と称する。この拡張PDCCHは、拡張下り制御チャネル(enhanced physical downlink control channel)、ePDCCH、E−PDCCH、FDM型PDCCH、UE−PDCCH等と呼ばれてもよい。
以上のようなFDMアプローチの拡張PDCCHにおいて、DCIのマッピング方法として、局所マッピング(Localized mapping)と分散マッピング(Distributed Mapping)とが検討されている。図4は、拡張PDCCHにおけるDCIのマッピング方法を説明するための図である。図4Aは、局所マッピングを示し、図4Bは、分散マッピングを示す。
図4A及び4Bに示すように、拡張PDCCHは、システム帯域に分散された所定数の物理リソースブロック(PRB)ペアから構成される。PRBペアは、時間方向に連続する2つのPRBから構成され、周波数方向に付与されるPRBインデックスにより識別される。拡張PDCCHを構成する複数のPRBペアは、上位レイヤによって定められる。当該複数のPRBペアの各々を識別するPRBインデックスは、上位レイヤシグナリングによりユーザ端末UEに通知される。また、拡張PDCCHを構成する複数のPRBペアは、予め仕様で定められる場合もある。
図4Aに示すように、局所マッピングでは、1DCIが、拡張PDCCHを構成する特定のPRBペアに局所的にマッピングされる。具体的には、1DCIが、ユーザ端末UEからフィードバックされたチャネル品質情報(例えば、CQI)に基づいて、所定数のPRBペア(例えば、チャネル品質が良い1又は2のPRBペア)内にマッピングされる。これにより、局所マッピングでは、周波数スケジューリングゲインを得ることができる。なお、図4Aにおいて、拡張PDCCHを構成する複数のPRBペアのうち、DCIがマッピングされないPRBペアには、PDSCHがマッピングされてもよい。
図4Bに示すように、分散マッピングでは、1DCIが、拡張PDCCHを構成する複数のPRBペアに分散してマッピングされる。具体的には、1DCIが複数の分割ユニットに分割され、各分割ユニットが上記複数のPRBペア(全てのPRBペアでもよい)に分散してマッピングされる。分散マッピングでは、1DCIをシステム帯域に分散させることにより、周波数ダイバーシチゲインを得ることができる。
このように、分散マッピングでは、局所マッピングとは異なり、各DCIが複数の分割ユニットに分割され、各分割ユニットが拡張PDCCHを構成する複数のPRBペアに分散してマッピングされる。このため、図5Aに示すように、拡張PDCCHが多くのPRBペア(図5Aでは、8つのPRBペア)から構成される場合、1DCIのみをマッピングしようとすると、無線リソースの利用効率が低下する。1DCIの分割ユニットが多くのPRBペアに分散してマッピングされるので、PDSCHをマッピング可能なPRBペア数が減少するためである。
そこで、分散マッピングでは、図5Bに示すように、1DCIの分割ユニットが分散してマッピングされるPRBペア数を制限することが検討されている。図5Bでは、1DCIの分割ユニットが分散してマッピングされるPRBペア数が4に制限される。このため、図5Bでは、図5Aに示す場合と比較して、PDSCHをマッピング可能なPRBペア数が増加する。
また、PDSCHと周波数分割多重される拡張PDCCH(FDMアプローチ)を用いる場合、各ユーザ端末UEに対して複数の拡張PDCCHセットを設定(configure)することも検討されている。図6Aに示すように、各拡張PDCCHセットは、拡張PDCCHに割り当てられる複数のPRBペアを含んで構成される。なお、拡張PDCCHセットは、enhanced PDCCHセット、ePDCCHセット、E−PDCCHセット、単に、セット等と呼ばれてもよい。
図6Aでは、ユーザ端末UE#1−#10のそれぞれに対して、拡張PDCCHセット#1及び#2が重複して設定される。図6Aでは、DCIが伝送されるユーザ端末UEの数が所定数より少ない場合、一方の拡張PDCCHセット#1だけにDCIがマッピングされるので、他方の拡張PDCCH#2をPDSCHのために利用可能となる。このように、各ユーザ端末UEに対して複数の拡張PDCCHセットを重複して設定することで、無線リソースの利用効率を向上させることができる。
図6Aに示すように、各ユーザ端末UEに対して拡張PDCCHセット#1及び#2が設定される場合、各ユーザ端末UEは、拡張PDCCHセット#1及び#2のサーチスペース候補をブラインド復号する必要がある。かかる場合、図6Bに示すように、拡張PDCCHセット#1及び#2全体でのサーチスペース候補数が拡張PDCCHセットを設けない場合と比較して増加しないように、1拡張PDCCHセット当たりのサーチスペース候補数が設定されてもよい。これにより、各ユーザ端末UEが複数の拡張PDCCHセットをブラインド復号する場合でも、ブラインド復号回数が増加するのを防止できる。
以上のように、N(N≧1)個のPRBペアからなる拡張PDCCHセットが定義され、各ユーザ端末UEに対してK(K≧1)個の拡張PDCCHセットが設定される場合、各拡張PDCCHセットにおいて、DCIは、分散マッピングされてもよいし(図4B、図5参照)、局所マッピング(図4A参照)されてもよい。
ところで、拡張PDCCHセットにおいてDCIが局所マッピングされる場合、周波数スケジューリングゲインを得るためには、拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補が、当該拡張PDCCHセットを構成する異なるPRBペア内に配置されることが望ましい。
例えば、図6A及び6Bにおいて、拡張PDCCHセット#1のアグリゲーションレベル1の場合、3サーチスペース候補が設けられる。この3サーチスペース候補が、図6Aのそれぞれ異なる3PRBペア#1、#8及び#15に配置される場合、最もチャネル品質の良いPRBペア#15に配置されるサーチスペース候補に対してDCIをマッピングすることで、周波数スケジューリングゲインを得ることができる。
一方、上述の3サーチスペース候補が、図6Aの同一のPRBペア#1に配置される場合、PRBペア#1のチャネル品質が悪くても当該PRBペア#1に配置されるサーチスペース候補に対してマッピングせざるを得ない。このため、DCIの局所マッピングによる周波数スケジューリングゲインを得ることができない。
また、拡張PDCCHセットにおいてDCIが局所マッピングされる場合、ブロッキング確率を低減するためには、拡張PDCCHセットの各サーチスペース候補が、サブフレーム毎にランダムなECCEで構成されることが望ましい。すなわち、各サーチスペース候補を構成するECCEのインデックス番号が、サブフレーム毎にランダムであることが望ましい。
このように、拡張PDCCHセットにおいてDCIが局所マッピングされる場合、周波数スケジューリングゲインを得ることができるように、サーチスペース候補を構成することが望まれている。また、ブロッキング確率を低減できるように、サーチスペース候補を構成することも望まれている。
図7及び8は、拡張PDCCHセットにおいてDCIが局所マッピングされる場合のサーチスペースの構成例を説明するための図である。
図7では、各ユーザ端末UEに対して6個の拡張PDCCHセットが設定され、各拡張PDCCHセットが2個のPRBペアで構成される場合(すなわち、K=6、N=2の場合)が示される。図7に示す場合、拡張PDCCHセットを設けない場合と比較してユーザ端末UEにおけるブラインド復号回数が増加しないように、1拡張PDCCHセット当たりのサーチスペース候補数が設定される。
例えば、アグリゲーションレベル1、2の場合、拡張PDCCHセットを設けない場合のサーチスペース候補数は「6」であるので、拡張PDCCHセット1−6のサーチスペース候補数はそれぞれ「1」である。かかる場合、各拡張PDCCHセットのサーチスペース候補を構成するECCEは、例えば、式(1)に示すハッシュ関数に基づいて決定される。
Figure 2014112752
式(1)において、NECCEは、拡張PDCCHセット当たりのECCEの総数(図7では、8)である。また、Lは、アグリゲーションレベルである。また、i=0,…,L−1である。なお、m’は、mと等しく、m=0,…,M(L)−1である。また、M(L)は、アグリゲーションレベルLにおけるサーチスペース候補数(図7では、L=1、2の場合、1)である。また、式(1)のYは、式(2)で定義される。式(2)において、A=39827、D=65537であり、kは、サブフレーム毎に異なるパラメータである。
一方、アグリゲーションレベル4、8の場合、拡張PDCCHセットを設けない場合のサーチスペース候補数は「2」である。このため、拡張PDCCHセット1−6の全てにサーチスペース候補を設けることはできない。かかる場合、例えば、C−RNTI(Cell-Radio Network Temporary ID)などに基づいて、ランダムにPRBペアを選択し、選択したPRBペア内のECCEでサーチスペース候補を構成することが考えられる。
図7に示すように、各ユーザ端末UEに対して6個の拡張PDCCHセットが設定される場合(K=6の場合)、拡張PDCCHセット1−6の6個のサーチスペース候補はそれぞれ異なるPRBペアに配置される。このため、チャネル品質の良いPRBペアに配置された拡張PDCCHセットのサーチスペース候補を用いることで、周波数スケジューリングゲインを得ることができる。
また、上記式(1)では、サブフレーム毎に異なるパラメータYが考慮されるので、拡張PDCCHセット1−6のサーチスペース候補を構成するECCEのインデックス番号は異なる。このため、ブロッキング確率を低減することができる。
一方で、アグリゲーションレベル1、2と4、8とでは、サーチスペース候補を構成するECCEの決定方法が異なってしまう。また、分散マッピングでは、各ユーザ端末UEに対して2個又は3個の拡張PDCCHセットを設定する場合(K=2又は3の場合)が想定されるため、局所マッピングにおいてもかかる場合をサポートすることが望まれる。
図8では、各ユーザ端末UEに対して2個の拡張PDCCHセットが設定され、各拡張PDCCHセットが6個のPRBペアで構成される場合(すなわち、K=2、N=6の場合)が示される。図8に示す場合も、拡張PDCCHセットを設けない場合と比較してユーザ端末UEにおけるブラインド復号回数が増加しないように、1拡張PDCCHセット当たりのサーチスペース候補数が設定される。
例えば、アグリゲーションレベル1の場合、拡張PDCCHセットを設けない場合のサーチスペース候補数は「6」であるので、拡張PDCCHセット1、2のサーチスペース候補数はそれぞれ「3」である。かかる場合、各拡張PDCCHセットのサーチスペース候補を構成するECCEは、例えば、式(1)に示すハッシュ関数に基づいて決定すると、各拡張PDCCHセットの3サーチスペース候補がそれぞれ異なるPRBペアに配置されない場合がある。
具体的には、上記式(1)により、アグリゲーションレベル1において、拡張PDCCHセット1の1番目のサーチスペース候補がECCE#0に決定されるとする。かかる場合、上記式(1)によると、拡張PDCCHセット1の2、3番目のサーチスペース候補がそれぞれECCE#1、#2に決定されることになる。ここで、拡張PDCCHセット1のECCE#0−#3は全てPRBペア#0に含まれる。このため、拡張PDCCHセット1の3サーチスペース候補が全て同一のPRBペア#0に配置されてしまう。
同様に、上記式(1)により、アグリゲーションレベル1において、拡張PDCCHセット2の1番目のサーチスペース候補がECCE#7に決定されるとする。かかる場合、上記式(1)によると、拡張PDCCHセット2の2、3番目のサーチスペース候補がそれぞれECCE#8、#9に決定されることになる。ここで、拡張PDCCHセット2のECCE#7はPRBペア#10に含まれ、ECCE#8、#9はPRBペア#27に含まれる。このため、拡張PDCCHセット2の2サーチスペース候補が同一のPRBペア#27に配置されてしまう。
図8に示すように、各ユーザ端末UEに対して2個の拡張PDCCHセットが設定される場合(K=2の場合)、各拡張PDCCHセットの3個のサーチスペース候補がそれぞれ異なるPRBペアに配置されない場合がある。このように、各ユーザ端末UEに対して設定される拡張PDCCHセット数(K)が拡張PDCCHセットを設けない場合のサーチスペース候補数(例えば、「6」)よりも小さい場合、異なるサーチスペース候補が同一のPRBペアに配置されてしまう確率が高くなる。この結果、DCIの局所マッピングによる周波数スケジューリングゲインを得ることが難しくなるという問題点がある。
そこで、本発明者らは、各ユーザ端末UEに対して設定される拡張PDCCHセット数が拡張PDCCHセットを設けない場合のサーチスペース候補数よりも小さい場合であっても(例えば、K<6の場合)、DCIの局所マッピングによる周波数スケジューリングゲインを得られるサーチスペース候補の構成方法を検討し、本発明に至った。
本発明の第1態様では、無線基地局は、ユーザ端末UEに対して、拡張PDCCHに割り当てられる複数のリソースブロックを含んで各々が構成される複数の拡張PDCCHセット(リソースセット)を設定する。また、無線基地局は、各拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補がそれぞれ異なるリソースブロックに配置されるように、前記複数のサーチスペース候補を構成する拡張制御チャネル要素を決定する。ユーザ端末UEは、決定した拡張制御チャネル要素をブラインド復号して、ユーザ端末UEに対するDCIを取得する。
これにより、各拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補がそれぞれ異なるリソースブロックに配置される。このため、各ユーザ端末UEに対して設定される拡張PDCCHセット数が拡張PDCCHセットを設けない場合のサーチスペース候補数より小さくても、DCIの局所マッピングによる周波数スケジューリングゲインを得ることができる。
ここで、リソースブロックは、拡張PDCCHセットを構成する周波数リソース単位であり、例えば、PRBペアやPRBである。以下では、リソースブロックとして、PRBペアを用いる例を説明するが、これに限られない。
また、リソースブロックは、複数の拡張制御チャネル要素を含んで構成される。拡張制御チャネル要素とは、拡張PDCCHで伝送されるDCIに対するリソース割り当て単位である。拡張制御チャネル要素は、例えば、ECCE、eCCEなどと呼ばれる。以下では、拡張制御チャネル要素をECCEと称し、1リソースブロックが4ECCEで構成されるものとするがこれに限られない。また、1DCIに割り当てられるECCEの統合数(アグリゲーションレベル)は、例えば、1、2、4、8、16であるがこれに限られない。また、ECCEには、拡張PDCCHセット毎にインデックス番号が付与されてもよい。
また、リソースブロックは、複数の拡張リソース要素グループ(eREG)を含んで構成されてもよい。例えば、1リソースブロックは、16eREGで構成され、1eREGは、9RE(リソース要素)で構成されてもよい。また、1ECCEは、4eREGで構成されてもよい。この場合、ECCEは、eREG単位でリソースブロックにマッピングされてもよい。
また、本発明の第1態様では、無線基地局は、各拡張PDCCHセットを構成するPRBペア内のECCEの総数NECCEと、各拡張PDCCHセットにおけるアグリゲーションレベルL毎のサーチスペース候補数Mset (L)とに基づいて、各サーチスペース候補を構成するECCEを決定してもよい。
具体的には、無線基地局は、式(3)に示すハッシュ関数に基づいて、各サーチスペース候補を構成するECCEを決定する。
Figure 2014112752
式(3)において、NECCEは、各拡張PDCCHセットを構成するPRBペア内のECCEの総数、すなわち、拡張PDCCHセット当たりのECCEの総数である。また、Mset (L)は、アグリゲーションレベル毎のサーチスペース候補数である。Lは、ECCEのアグリゲーションレベルである。m=0,…,Mset (L)−1であり、i=0,…,L−1であり、Yは、サブフレーム毎に異なる所定のパラメータである。
ここで、図9を参照し、式(3)を用いたサーチスペース候補の構成方法を詳述する。図9は、第1態様に係るサーチスペース候補の構成方法の説明図である。図9では、各ユーザ端末UEに対して2個の拡張PDCCHセットが設定され、各拡張PDCCHセットが6個のPRBペアで構成される場合(すなわち、K=2、N=6の場合)が示される。なお、各拡張DPCCHセットのサーチスペース候補数は、図8と同様に設定される。
また、図9では、拡張PDCCHセット(set)1、2を構成するPRBペアが、周波数方向に連続する2PRBペア単位で交互に配置される。周波数方向に連続する2PRBペア単位で配置することにより、1PRBペアが4ECCEで構成される場合、8ECCEが連結されるアグリゲーションレベル8をサポートできる。また、各拡張PDCCHセットを構成するPRBペアを交互に配置することにより、各拡張PDCCHを周波数方向に分散させることができる。
なお、図9に示す配置は、例示にすぎず、これに限られない。例えば、1PRBペアが8ECCEで構成される場合やアグリゲーションレベル8をサポートしない場合、各拡張PDCCHペアを構成するPRBペアは、1PRBペア単位で配置されてもよい。また、拡張PDCCHセットを構成するPRBペアが交互に配置されてなくともよい。
また、図9では、各PRBペアを構成するECCEには、拡張PDCCHセット毎にインデックス番号が付与される。例えば、拡張PDCCHセット1を構成するPRBペア#0、#1、#18、#19、#36、#37に含まれる全24個のECCEは、周波数方向に通しのインデックス番号#0−#23が付与される。
図9に示す場合、拡張PDCCHセット当たりのECCEの総数NECCEは、「24」である。また、拡張PDCCHセット当たりのサーチスペース候補数Mset (L)は、アグリゲーションレベルLが1、2の場合「3」であり、アグリゲーションレベルLが4、8の場合「1」である。
ここで、上記式(3)の所定のパラメータY=0であるとし、アグリゲーションレベルL=2の場合を考える。かかる場合、上記式(3)によると、拡張PDCCHセット1の1番目のサーチスペース候補(m=0)がECCE#0に決定される。また、2番目のサーチスペース候補(m=1)がECCE#8に決定され、3番目のサーチスペース候補(m=2)がECCE#16に決定される。拡張PDCCHセット1のECCE#0、#8、#16は、それぞれPRBペア#0、#18、#36に含まれる。このため、拡張PDCCHセット1のアグリゲーションレベル2の3サーチスペース候補は、それぞれ異なるPRBペアに配置されることとなる。
同様の場合、上記式(3)によると、拡張PDCCHセット2の1、2、3番目のサーチスペース候補(m=0、1、2)がそれぞれECCE#0、#8、#16に決定される。拡張PDCCHセット2のECCE#0、#8、#16は、それぞれPRBペア#9、#27、#45に含まれる。このため、拡張PDCCHセット2のアグリゲーションレベル2の3サーチスペース候補も、それぞれ異なるPRBペアに配置されることとなる。
以上のように、上記式(3)によると、拡張PDCCHセット当たりのECCEの総数NECCEと拡張PDCCHセット当たりのサーチスペース候補数Mset (L)とを考慮して、各サーチスペース候補を構成するECCEが決定される。このため、各ユーザ端末UEに対して設定される拡張PDCCHセット数が小さくても(例えば、図9では、K=2)、各拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補がそれぞれ異なるPRBペアに配置される。したがって、各拡張PDCCHセットにおいてDCIを局所マッピングする場合に、周波数スケジューリングゲインを得ることができる。
また、上記式(3)によると、サブフレーム毎に異なる所定のパラメータYを考慮して、各サーチスペース候補を構成するECCEが決定される。このため、各サーチスペース候補を構成するECCEをサブフレーム毎にランダム化させることができ、ブロッキング確率を低減することもできる。
なお、上記式(3)は例示にすぎず、これに限られるものではない。拡張PDCCHセット当たりのECCEの総数NECCEと拡張PDCCHセット当たりのサーチスペース候補数Mset (L)とが考慮されれば、演算方式が変更されてもよく、また、他のパラメータが追加又は削除されてもよい。また、上記式(3)は、図9に示す場合(K=2の場合)に限られず、ユーザ端末UE当たりの拡張PDCCHセット数Kが2以外であっても適用可能である。
例えば、無線基地局は、上記式(3)に代えて、式(4)に示すハッシュ関数に基づいて、各サーチスペース候補を構成するECCEを決定してもよい。
Figure 2014112752
式(4)において、NECCEは、各拡張PDCCHセットを構成するPRBペア内のECCEの総数、すなわち、拡張PDCCHセット当たりのECCEの総数である。また、Mset (L)は、アグリゲーションレベル毎のサーチスペース候補数である。Lは、ECCEのアグリゲーションレベルである。m=0,…,Mset (L)−1であり、i=0,…,L−1であり、Yは、サブフレーム毎に異なる所定のパラメータである。
上記式(4)によると、各ユーザ端末UEに対して設定される拡張PDCCHセット数が小さい場合(例えば、図9では、K=2)、より確実に、各拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補をそれぞれ異なるPRBペアに配置できる。
また、無線基地局は、ユーザ端末UEに対してクロスキャリアスケジューリングが適用される場合、キャリア識別子(Carrier Indicator)に基づいて、各コンポーネントキャリアの各サーチスペース候補を構成するECCEを決定してもよい。
ここで、クロスキャリアスケジューリングとは、複数のコンポーネントキャリア(以下、CCという)を統合するキャリアアグリゲーションにおいて、あるCC(例えば、CC#1)の拡張PDCCH又はPDCCHを用いて、当該CC及び他のCC(例えば、CC#1及びCC#2)のPDSCHやPUSCHを割り当てることをいう。拡張PDCCHを用いたクロスキャリアスケジューリングが行なわれる場合、あるCC(例えば、CC#1)の拡張PDCCHを構成するPRBペアに、当該CC及び他のCC(例えば、CC#1及びCC#2)のサーチスペース候補が配置されることとなる。
また、キャリア識別子とは、クロスキャリアスケジューリングが適用される場合に、どのCCのDCIであるかを示す識別子であり、DCIに付加されるCIF(Carrier Indicator Field)に設定される。例えば、最大5CCを統合するキャリアアグリゲーションを想定する場合、CIFは3ビットで構成される。かかる場合、例えば、CIFの設定値「000」〜「100」がそれぞれCC#1〜CC#5に関連づけられてもよい。なお、CIFのビット数は、キャリアアグリゲーションにおいて統合されるCC数に応じて定められ、3ビットに限られるものではない。また、キャリア識別子は、CI、CC識別子、「Carrier Indicator field value」、「ServCellIndex」などと呼ばれてもよい。
具体的には、無線基地局は、ユーザ端末UEに対してクロスキャリアスケジューリングが適用される場合、式(5)に示すハッシュ関数に基づいて、各コンポーネントキャリアの各サーチスペース候補を構成するECCEを決定してもよい。
Figure 2014112752
式(5)において、NECCEは、各拡張PDCCHセットを構成するPRBペア内のECCEの総数、すなわち、拡張PDCCHセット当たりのECCEの総数である。また、Mset (L)は、アグリゲーションレベル毎のサーチスペース候補数である。Lは、ECCEのアグリゲーションレベルである。m=0,…,Mset (L)−1であり、i=0,…,L−1であり、Yは、サブフレーム毎に異なる所定のパラメータである。また、nCIFは、上述のキャリア識別子である。なお、nCIFは、キャリア識別子そのものであってもよいし、当該キャリア識別子に関連付けられる所定のパラメータであってもよい。
ここで、上述の図9を参照して、ユーザ端末UEに対してクロスキャリアスケジューリングが適用される場合における、式(5)を用いたサーチスペース候補の構成方法を詳述する。ここでは、一例として、2CC(例えば、CC#1及びCC#2)のキャリアアグリゲーションにおけるクロスキャリアスケジューリングを説明する。また、上記式(5)の所定のパラメータY=0であり、アグリゲーションレベルL=1であり、CC#1、#2のキャリア識別子nCIFがそれぞれ「0」、「1」であるものとする。
かかる場合、上記式(5)によると、CC#1の拡張PDCCHセット1の1、2、3番目のサーチスペース候補(m=0、1、2)がそれぞれECCE#0、#8、#16に決定される。また、CC#2のキャリア識別子「1」に基づいて、CC#2の拡張PDCCHセット1の1、2、3番目のサーチスペース候補(m=0、1、2)がそれぞれECCE#1、#9、#17に決定される。これにより、CC#1及びCC#2の拡張PDCCHセット1のアグリゲーションレベル1の3サーチスペース候補は、それぞれ異なるPRBペア#0、#18、#36に配置されることとなる。
同様の場合、上記式(5)によると、CC#1の拡張PDCCHセット2の1、2、3番目のサーチスペース候補(m=0、1、2)がそれぞれECCE#0、#8、#16に決定される。また、CC#2のキャリア識別子「1」に基づいて、CC#2の拡張PDCCHセット2の1、2、3番目のサーチスペース候補(m=0、1、2)がそれぞれECCE#1、#9、#17に決定される。これにより、CC#1及びCC#2の拡張PDCCHセット1のアグリゲーションレベル1の3サーチスペース候補は、それぞれ異なるPRBペア#9、#27、#45に配置されることとなる。
上記式(5)によると、各CCのキャリア識別子nCIFに基づいて、各CCの各サーチスペース候補を構成するECCEが決定されるので、拡張PDCCHに対してクロスキャリアスケジューリングが適用される場合にも、各拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補をそれぞれ異なるPRBペアに配置できる。なお、各CCの各サーチスペース候補を構成するECCEを決定する式は、キャリア識別子nCIFが考慮されれば、上記式(5)に限られない。
次に、図10−13を参照し、本発明の第2−5態様に係るサーチスペース候補の構成方法を説明する。上述の第1態様では、ユーザ端末UEに設定される拡張PDCCHセットの全てで局所マッピングが適用される。一方、第2−5態様では、一部の拡張PDCCHセットで局所マッピングが適用され、残りの拡張PDCCHセットで分散マッピングが適用される。なお、以下では、上述の第1態様との相違点を中心に説明する。
図10は、第2態様に係るサーチスペース候補の構成方法の説明図である。図10では、各ユーザ端末UEに対して2個の拡張PDCCHセットが設定され、各拡張PDCCHセットが6個のPRBペアで構成される場合が示される。また、図10では、拡張PDCCHセット1で分散マッピングが適用され、拡張PDCCHセット2で局所マッピングが適用される。このように、図10では、分散マッピングが適用される拡張PDCCHセット数(KD)、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット数(KL)が、それぞれ「1」に設定される。
図10でも、各拡張PDCCHセットのサーチスペース候補数は、ユーザ端末UEにおけるブラインド復号回数が増加しないように設定される。ただし、各拡張PDCCHセット間でサーチスペース候補数を均等にする(図9参照)代わりに、図10に示すように、局所/分散マッピングを考慮してサーチスペース候補数が非均等に設定されてもよい。
例えば、図10では、アグリゲーションレベル1、2のサーチスペース候補数は、拡張PDCCH1では「0」に設定される一方、拡張PDCCHセット2では「6」に設定される。拡張PDCCHセット2では局所マッピングが適用されるので、サーチスペース候補数を多くすることで、周波数スケジューリングゲインを得やすくなる。
これに対して、アグリゲーションレベル4、8のサーチスペース候補数は、拡張PDCCH1では「2」に設定される一方、拡張PDCCHセット2では「0」に設定される。アグリゲーションレベルが大きい場合、サーチスペースの候補数が少ないため、局所マッピングにおいて周波数スケジューリングゲインが小さくなることと、大きいアグリゲーションレベルを必要とするようなチャネル品質の悪い環境では、周波数ダイバーシチゲインが得られる分散マッピングの方がより適すると考えられるためである。
また、図10では、拡張PDCCHセット(set)1、2を構成するPRBペアが、周波数方向に1PRBペア単位で交互に配置される。図10では、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2では、8ECCEが統合されるアグリゲーションレベル8をサポートしていない。このため、1PRBペアが4ECCEで構成される場合、1PRBペア単位で拡張PDCCHセット2を構成するPRBペアを配置できる。
図10に示す場合、各サーチスペース候補を構成するECCEを決定するために、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2では上記式(3)に示すハッシュ関数を用いることができる。一方、分散マッピングが適用される拡張PDCCHセット1では上記式(1)に示すハッシュ関数を用いることができる。
このように、図10では、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2において、上記式(3)を用いて、各サーチスペース候補を構成するECCEが決定される。このため、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット数が小さくても(例えば、図10では、KL=1)、複数のサーチスペース候補がそれぞれ異なるPRBペアに配置される。したがって、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2において、周波数スケジューリングゲインを得ることができる。
図11は、第3態様に係るサーチスペース候補の構成方法の説明図である。図11では、図10と同様に、各ユーザ端末UEに対して2個の拡張PDCCHセットが設定され、拡張PDCCHセット1で分散マッピング適用され、拡張PDCCHセット2で局所マッピングが適用される。また、拡張PDCCHセット1で局所マッピング適用され、拡張PDCCHセット2で分散マッピングが適用されてもよい。
一方、図11では、拡張PDCCHセット(set)1、2が、図10のようにそれぞれ異なるPRBペアで構成されるのではなく、重複するPRBペアで構成される。具体的には、図11では、1PRBペアが、拡張PDCCHセット1用の8eREGと拡張PDCCHセット2用の8eREGとを含んで構成される。この場合、PRBペアに対してeREG単位でECCEがマッピングされる。
例えば、図11において、PRBペア#0内の8eREG(#2、#3、#6、#7、#10、#11、#14、#15)が、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2に割り当てられる。このうち、4eREG(#2、#6、#10、#11)により局所マッピング用のECCE#0が構成される。また、4eREG(#3、#7、#11、#15)により局所マッピング用のECCE#1が構成される。
図11では、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2では、1ECCEを構成する4eREGが同一のPRBペア内に含まれるように、4eREGと1ECCEとが対応づけられる。例えば、局所マッピング用のECCE#0(Localized ECCE#0)を構成するeREG#2、#6、#10、#14は全てPRBペア#0に含まれる。
一方、分散マッピングが適用される拡張PDCCHセット1では、1ECCEを構成する4eREGがそれぞれ異なるPRBペア内に含まれるように、4eREGと1ECCEとが対応づけられる。例えば、分散マッピング用のECCE#0(Distributed ECCE#0)を構成するeREG#0、#4、#8、#12は、それぞれ異なるPRBペア#0、#9、#18、#27に含まれる。
図11に示す場合にも、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2では上記式(3)に示すハッシュ関数を用いて、各サーチスペース候補を構成するECCEを決定できる。なお、分散マッピングが適用される拡張PDCCHセット1では、上記式(1)に示すハッシュ関数を用いることができる。
このように、図11では、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2において、上記式(3)を用いて、各サーチスペース候補を構成するECCEが決定される。このため、図11に示すように拡張PDCCHセット1、2が構成される場合でも、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2の各サーチスペース候補がそれぞれ異なるPRBペアに配置される。したがって、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2において、周波数スケジューリングゲインを得ることができる。
図12は、第4態様に係るサーチスペース候補の構成方法の説明図である。図12でも、各ユーザ端末UEに対して2個の拡張PDCCHセットが設定され、拡張PDCCHセット1で分散マッピング適用され、拡張PDCCHセット2で局所マッピングが適用される。
一方、図12では、拡張PDCCHセット(set)1、2を構成するPRB数が同一ではなく、異なるPRB数で構成される。具体的には、図12では、拡張PDCCHセット1は、5PRBペアで構成される。一方、拡張PDCCHセット2は、拡張PDCCHセット1と重複して使用する5PRBペアに、単独で使用する3PRBペアを加えた8PRBペアで構成される。
また、図12では、拡張PDCCHセット1、2で重複して使用されるPRBペアにおいて、拡張PDCCHセット1、2を構成するeREG数の比率が、図11のように同一ではなく、異なる。具体的には、1PRBペアが、拡張PDCCHセット1用の12eREGと拡張PDCCHセット2用の4eREGとを含んで構成される。この比率は、仕様で決めてもよいし、上位レイヤシグナリングにより通知してもよい。
例えば、図12において、拡張PDCCHセット1、2で重複して使用されるPRBペア#0内の4eREG(#3、#7、#11、#15)が、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2に割り当てられる。この4eREG(#3、#7、#11、#15)により局所マッピング用のECCE#0が構成される。
また、図12において、拡張PDCCHセット2単独で使用されるPRBペア#45では、16eREG(#0−#15)により局所マッピング用の4ECCE#5−8が構成される。具体的には、PRBペア#45のECCE#5は、4eREG(#0、#4、#8、#12)で構成される。このように、図12において、1PRBペア内の1ECCEは、連続する4eREGではなく、分散された4eREGで構成されてもよい。
図12に示す場合にも、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2において、上記式(3)に示すハッシュ関数を用いて、各サーチスペース候補を構成するECCEを決定できる。これにより、図12に示すように拡張PDCCHセット1、2が構成される場合でも、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2の各サーチスペース候補がそれぞれ異なるPRBペアに配置される。したがって、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセット2において、周波数スケジューリングゲインを得ることができる。
図13は、第5態様に係るサーチスペース候補の構成方法の説明図である。図13でも、各ユーザ端末UEに対して2個の拡張PDCCHセットが設定され、拡張PDCCHセット1で分散マッピング適用され、拡張PDCCHセット2で局所マッピングが適用される。
上記図11及び12では、拡張PDCCHセット1、2が、少なくとも一部が重複するPRBペアで構成される場合に、PRBペアに対してeREG単位でECCEがマッピングされる。しかしながら、上述のeREG単位でのマッピングは、図13に示すように、拡張PDCCHセット(set)1、2がそれぞれ異なるPRBペアで構成される場合に適用されてもよい。
以上、図9−13に示す拡張PDCCHセット1、2の構成は例示にすぎず、これに限られない。例えば、1PRBペアあたりのeREG数と1ECCEあたりのeREG数は、図11−13に示すものに限られない。また、図9−13に示す構成を2以上の拡張PDCCHセット数の場合にも適用可能であることはもちろんである。
また、図10−13を参照して説明した第2−第5態様に係るサーチスペース候補の構成方法では、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセットにおいて、各サーチスペース候補を構成するECCEが、上記式(4)を用いて決定されてもよい。
また、図10−13を参照して説明した第2−第5態様に係るサーチスペース候補の構成方法では、ユーザ端末UEに対してクロスキャリアスケジューリングが適用される場合には、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセットにおいて、各CCの各サーチスペース候補を構成するECCEが、キャリア識別子に基づいて決定されてもよい。より具体的には、上記式(5)を用いて、各CCの各サーチスペース候補を構成するECCEが決定されてもよい。
以下、本実施の形態に係る無線通信システムについて、詳細に説明する。この無線通信システムでは、上述の第1−5態様に係るサーチスペース候補の構成方法が適用される。
(無線通信システムの構成)
図14は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成図である。なお、図14に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム或いは、SUPER 3Gが包含されるシステムである。この無線通信システムでは、LTEシステムのシステム帯域を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーションが適用される。また、この無線通信システムは、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4G、FRA(Future Radio Access)と呼ばれても良い。
図14に示すように、無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12a及び12bとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12の双方と無線通信可能に構成されている。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)で帯域幅が広いキャリア(既存キャリア、Legacy carrierなどと呼ばれる)を用いて通信が行なわれる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHzなど)で帯域幅狭いキャリアが用いられてもよいし、無線基地局11との間と同じキャリアが用いられてもよい。無線基地局11及び各無線基地局12は、有線接続又は無線接続されている。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、eNodeB、無線基地局装置、送信ポイントなどと呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、ピコ基地局、フェムト基地局、Home eNodeB、RRH(Remote Radio Head)、マイクロ基地局、送信ポイントなどと呼ばれてもよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。各ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
無線通信システムにおいては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、図14に示す無線通信システムで用いられる通信チャネルについて説明する。下りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有されるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)と、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH、拡張PDCCH)とを有する。PDSCHにより、ユーザデータ及び上位制御情報が伝送される。PDCCH(Physical Downlink Control Channel)により、PDSCHおよびPUSCHのスケジューリング情報等が伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。また、拡張PDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel、ePDCCH、E-PDCCH、FDM型PDCCH等とも呼ばれる)により、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報等が伝送されてもよい。この拡張PDCCH(拡張下り制御チャネル)は、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHの容量不足を補うために使用される。
上りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有される上りデータチャネルとしてのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とを有する。このPUSCHにより、ユーザデータや上位制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、ACK/NACK等が伝送される。
図15は、本実施の形態に係る無線基地局10(無線基地局11及び12を含む)の全体構成図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下りリンクの制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
また、ベースバンド信号処理部104は、報知チャネルにより、ユーザ端末20に対して、当該セルにおける通信のための制御情報を通知する。当該セルにおける通信のための情報には、例えば、上りリンク又は下りリンクにおけるシステム帯域幅などが含まれる。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。
一方、上りリンクによりユーザ端末20から無線基地局10に送信されるデータについては、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力されたベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図16は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部(受信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205とを備えている。
下りリンクのデータについては、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部204でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下りリンクのデータの内、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(H−ARQ (Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等が行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
図17は、本実施の形態に係る無線基地局10が有するベースバンド信号処理部104及び一部の上位レイヤの機能構成図である。なお、図17においては、下りリンク(送信)用の機能構成を主に示しているが、無線基地局10は、上りリンク(受信)用の機能構成を備えてもよい。
図17に示すように、無線基地局10は、上位レイヤ制御情報生成部300、データ生成部301、チャネル符号化部302、変調部303、マッピング部304、下り制御情報生成部305、共通制御情報生成部306、チャネル符号化部307、変調部308、制御チャネル多重部309、インタリーブ部310、測定用参照信号生成部311、IFFT部312、マッピング部313、復調用参照信号生成部314、ウェイト乗算部315、CP挿入部316、スケジューリング部317を具備する。なお、無線基地局10が、スモールセルC2を形成する無線基地局12である場合、制御チャネル多重部309、インタリーブ部310は省略されてもよい。
上位レイヤ制御情報生成部300は、ユーザ端末20毎に上位レイヤ制御情報を生成する。また、上位レイヤ制御情報は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)される制御情報であり、例えば、拡張PDCCH割当情報などを含む。ここで、拡張PDCCH割当情報は、例えば、ユーザ端末20に設定される各拡張PDCCHセットを構成するPRBペア(リソースブロック)を示す。
データ生成部301は、ユーザ端末20毎に下りユーザデータを生成する。データ生成部301で生成された下りユーザデータと上位レイヤ制御情報生成部300で生成された上位レイヤ制御情報とは、PDSCHで伝送される下りデータとして、チャネル符号化部302に入力される。チャネル符号化部302は、各ユーザ端末20に対する下りデータを、各ユーザ端末20からのフィードバック情報に基づいて決定された符号化率に従ってチャネル符号化する。変調部303は、チャネル符号化された下りデータを各ユーザ端末20からのフィードバック情報に基づいて決定された変調方式に従って変調する。マッピング部304は、スケジューリング部317からの指示に従って、変調された下りデータをマッピングする。
下り制御情報生成部305は、ユーザ端末20毎に、UE固有(UE-specific)の下り制御情報(DCI)を生成する。UE固有の下り制御情報には、PDSCH割当情報(DLグラント)、PUSCH割当情報(ULグラント)などが含まれる。共通制御情報生成部306は、セル共通(Cell-specific)の共通制御情報を生成する。
下り制御情報生成部305で生成された下り制御情報、共通制御情報生成部306で生成された共通制御情報は、PDCCH又は拡張PDCCHで伝送される下り制御情報として、チャネル符号化部307に入力される。チャネル符号化部307は、入力された下り制御情報を、後述するスケジューリング部317から指示された符号化率に従ってチャネル符号化する。変調部308は、チャネル符号化された下り制御情報を変調する。
ここで、PDCCHで伝送される下り制御情報は、変調部308から制御チャネル多重部309に入力されて多重される。制御チャネル多重部309で多重された下り制御情報は、インタリーブ部310においてインタリーブされる。インタリーブされた下り制御情報は、測定用参照信号生成部311で生成された測定用参照信号(CSI−RS:Channel State Information-Reference Signal、CRS:Cell specific Reference Signalなど)とともに、IFFT部312に入力される。
一方、拡張PDCCHで伝送される下り制御情報は、変調部308からマッピング部313に入力される。マッピング部313は、後述するスケジューリング部317からの指示に従って、下り制御情報を所定の割り当て単位(例えば、eCCEやeREG)でマッピングする。マッピング部313は、スケジューリング部317の指示に従って、分散マッピング(Distributed Mapping)を用いて下り制御情報をマッピングしてもよいし、局所マッピング(Localized Mapping)を用いて下り制御情報をマッピングしてもよい。
マッピングされた下り制御情報は、PDSCHで伝送される下りデータ(すなわち、マッピング部304でマッピングされた下りデータ)と、復調用参照信号生成部314で生成された復調用参照信号(DM−RS)とともに、ウェイト乗算部315に入力される。ウェイト乗算部315は、PDCSHで伝送される下りデータ、拡張PDCCHで伝送される下り制御情報、復調用参照信号に対して、ユーザ端末20固有のプリコーディングウェイトを乗算し、プリコーディングを行う。プリコーディングされた送信データは、IFFT部312に入力され、逆高速フーリエ変換により周波数領域の信号から時系列の信号に変換される。IFFT部312からの出力信号には、CP挿入部316によりガードインターバルとして機能するサイクリックプリフィクス(CP)が挿入され、送受信部103に出力される。
スケジューリング部317は、上位局装置30からの指示情報や各ユーザ端末20からのフィードバック情報(例えば、CQI(Channel Quality Indicator)、RI(Rank Indicator)などを含むCSI(Channel State Information)など)に基づいて、下りユーザデータや下り制御情報に対する無線リソースの割り当てを行う。
本実施の形態において、スケジューリング部317は、各ユーザ端末20に対して、複数の拡張PDCCHセット(リソースセット)を設定(configure)する。また、スケジューリング部317は、各拡張PDCCHセットを構成するPRBペア(リソースブロック)を決定する。また、スケジューリング部317は、ユーザ端末20の数等に基づいて、使用する拡張PDCCHセットを決定する。スケジューリング部317は、本発明の設定部を構成する。
また、本実施の形態において、スケジューリング部317は、局所マッピングが適用される各拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補がそれぞれ異なるPRBペア(リソースブロック)に配置されるように、各サーチスペース候補を構成するECCE(拡張制御チャネル要素)を決定する。スケジューリング部317は、本発明の決定部を構成する。
具体的には、スケジューリング部317は、局所マッピングが適用される各拡張PDCCHセットを構成する複数のPRBペア内のECCEの総数(NECCE)と、各拡張PDCCHセットにおけるアグリゲーションレベル毎のサーチスペース候補数(Mset (L))と、に基づいて、各サーチスペース候補を構成するECCEを決定してもよい。このECCEは、例えば、上記式(3)で示されるインデックス番号で特定される。
また、本実施の形態において、スケジューリング部317は、ユーザ端末20からのフィードバックされるチャネル品質情報(例えば、CQI)に基づいて、拡張PDCCHセットを構成する複数のPRBペアの中から、DCIを局所マッピングするPRBペアを選択する。スケジューリング部317は、選択したPRBペアに配置されるサーチスペースを構成するECCEに対してDCIを局所マッピングするように、マッピング部313に指示する。スケジューリング部317は、本発明の選択部を構成する。
なお、スケジューリング部317は、分散マッピングが適用される拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補を構成するECCEを、上記式(1)を用いて決定してもよい。
また、スケジューリング部317は、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補を構成するECCEを、上記式(4)を用いて決定してもよい。
また、スケジューリング部317は、ユーザ端末20に対してクロスキャリアスケジューリングが適用される場合、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補を構成するECCEを、キャリア識別子に基づいて決定してもよい。より具体的には、スケジューリング部317は、上記式(5)を用いて決定してもよい。
図18は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204の機能構成図である。ユーザ端末20は、下りリンク(受信)用の機能構成として、CP除去部401、FFT部402、デマッピング部403、デインタリーブ部404、PDCCH復調部405、拡張PDCCH復調部406、PDSCH復調部407、チャネル推定部408を具備する。
無線基地局10から受信データとして受信された下り信号は、CP除去部401でサイクリックプリフィクス(CP)が除去される。CPが除去された下り信号は、FFT部402へ入力される。FFT部402は、下り信号を高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)して時間領域の信号から周波数領域の信号に変換し、デマッピング部403へ入力する。デマッピング部403は、下り信号をデマッピングする。デマッピング部403から出力された下り制御情報は、デインタリーブ部404でデインタリーブされる。
PDCCH復調部405は、後述するチャネル推定部408によるチャネル推定結果に基づいて、デインタリーブ部404から出力された下り制御情報(DCI)のブラインド復号、復調、チャネル復号などを行う。具体的には、PDCCH復調部405は、無線基地局10から予め通知されたサーチスペース候補、または予め決められたサーチスペース候補をブラインド復号して、下り制御情報を取得する。PDCCH復調部405は、DCIに含まれるPDSCH割当情報をPDSCH復調部407に出力する。
拡張PDCCH復調部406は、後述するチャネル推定部408によるチャネル推定結果に基づいて、デマッピング部403から出力された下り制御情報(DCI)のブラインド復号、復調、チャネル復号などを行う。
本実施の形態において、拡張PDCCH復調部406は、PDSCH復調部407から入力される拡張PDCCH割当情報に基づいて、各拡張PDCCHセットを構成するPRBペアを検出する。
また、本実施の形態において、拡張PDCCH復調部406は、各拡張PDCCHセット(リソースセット)を構成する異なるPRBペア(リソースブロック)にそれぞれ配置される複数のサーチスペース候補の各々を構成するECCE(拡張制御チャネル要素)を決定する。
具体的には、拡張PDCCH復調部406は、局所マッピングが適用される各拡張PDCCHセットを構成する複数のPRBペア内のECCEの総数(NECCE)と、各拡張PDCCHセットにおけるアグリゲーションレベル毎のサーチスペース候補数(Mset (L))と、に基づいて、各サーチスペース候補を構成するECCEを決定してもよい。このECCEは、例えば、上記式(3)で示されるインデックス番号で特定される。
拡張PDCCH復調部406は、以上のように決定されたECCEをブラインド復号して、DCIを取得する。拡張PDCCH復調部406は、DCIに含まれるPDSCH割当情報をPDSCH復調部407に出力する。拡張PDCCH復調部406は、本発明の決定部と取得部とを構成する。
なお、拡張PDCCH復調部406は、局所マッピングが適用される拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補を構成するECCEを、上記式(4)を用いて決定してもよい。
また、拡張PDCCH復調部406は、ユーザ端末20に対してクロスキャリアスケジューリングが適用される場合、各CCの拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補を構成するECCEを、キャリア識別子に基づいて決定してもよい。より具体的には、拡張PDCCH復調部406は、上記式(5)を用いて決定してもよい。
PDSCH復調部407は、後述するチャネル推定部408によるチャネル推定結果に基づいて、デマッピング部403から出力された下りデータの復調、チャネル復号などを行う。具体的には、PDSCH復調部407は、PDCCH復調部405又は拡張PDCCH復調部406で復調された下り制御情報に基づいて自端末に割り当てられたPDSCHを復調し、自端末宛ての下りデータ(下りユーザデータ及び上位レイヤ制御情報)を取得する。
チャネル推定部408は、復調用参照信号(DM−RS)、測定用参照信号(CRS、CSI−RS)などを用いてチャネル推定を行う。チャネル推定部408は、測定用参照信号(CRS、CSI−RS)によるチャネル推定結果をPDCCH復調部405に出力する。一方、チャネル推定部408は、復調用参照信号(DM−RS)によるチャネル推定結果をPDSCH復調部407及び拡張PDCCH復調部406に出力する。ユーザ端末20に固有の復調用参照信号(DM−RS)を用いた復調により、PDSCH及び拡張PDCCHについては、ビームフォーミングゲインを得ることができる。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信システム1によれば、無線基地局10は、各拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補がそれぞれ異なるリソースブロックに配置されるように、例えば、式(3)を用いて、各サーチスペース候補を構成するECCEを決定する。これにより、各拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補がそれぞれ異なるリソースブロックに配置される。このため、各ユーザ端末10に対して設定される拡張PDCCHセット数が拡張PDCCHセットを設けない場合のサーチスペース候補数より小さくても、DCIの局所マッピングによる周波数スケジューリングゲインを得ることができる。また、式(3)では、サブフレーム毎に異なるパラメータYが考慮されるので、ブロッキング確率を低減することもできる。
なお、式(3)に代えて、式(4)を用いる場合、より確実に、各拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補がそれぞれ異なるリソースブロックに配置できる。
また、式(5)に示されるように、各CCのキャリア識別子nCIFに基づいて、各CCの各サーチスペース候補を構成するECCEを決定することで、拡張PDCCHに対してクロスキャリアスケジューリングが適用される場合にも、各拡張PDCCHセットの複数のサーチスペース候補をそれぞれ異なるPRBペアに配置できる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…無線通信システム
10、11、12…無線基地局
20…ユーザ端末
30…上位局装置
40…コアネットワーク
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…伝送路インターフェース
201…送受信アンテナ
202…アンプ部
203…送受信部
204…ベースバンド信号処理部
205…アプリケーション部
300…上位レイヤ制御情報生成部
301…データ生成部
302…チャネル符号化部
303…変調部
304…マッピング部
305…下り制御情報生成部
306…共通制御情報生成部
307…チャネル符号化部
308…変調部
309…制御チャネル多重部
310…インタリーブ部
311…測定用参照信号生成部
312…IFFT部
313…マッピング部
314…復調用参照信号生成部
315…ウェイト乗算部
316…CP挿入部
317…スケジューリング部
401…CP除去部
402…FFT部
403…デマッピング部
404…デインタリーブ部
405…PDCCH復調部
406…拡張PDCCH復調部
407…PDSCH復調部
408…チャネル推定部

Claims (11)

  1. 下り共有データチャネルに周波数分割多重される拡張下り制御チャネルを用いて、ユーザ端末に対する下り制御情報を送信する無線基地局であって、
    前記ユーザ端末に対して、前記拡張下り制御チャネルに割り当てられる複数のリソースブロックを含んで各々が構成される複数のリソースセットを設定する設定部と、
    各リソースセットの複数のサーチスペース候補がそれぞれ異なるリソースブロックに配置されるように、前記複数のサーチスペース候補を構成する拡張制御チャネル要素を決定する決定部と、
    を具備することを特徴とする無線基地局。
  2. 前記ユーザ端末からのチャネル品質情報に基づいて前記複数のリソースブロックの中からリソースブロックを選択する選択部と、
    前記選択されたリソースブロックに配置されるサーチスペース候補を構成する拡張チャネル要素に対して、前記下り制御情報をマッピングするマッピング部を、更に具備することを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記決定部は、前記各リソースセットを構成する前記複数のリソースブロック内の拡張制御チャネル要素の総数と、前記各リソースセットにおけるアグリゲーションレベル毎のサーチスペース候補数と、に基づいて、前記拡張制御チャネル要素を決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記拡張制御チャネル要素は、リソースセット毎に付されるインデックス番号によって特定されることを特徴とする請求項3に記載の無線基地局。
  5. 前記拡張制御チャネル要素は、
    Figure 2014112752
    で示されるインデックス番号によって特定され、
    ECCEは、前記拡張制御チャネル要素の総数であり、
    set (L)は、前記アグリゲーションレベル毎のサーチスペース候補数であり、
    Lは、前記拡張制御チャネル要素のアグリゲーションレベルであり、
    m=0,…,Mset (L)−1であり、
    i=0,…,L−1であり、
    は、サブフレーム毎に異なる所定のパラメータであることを特徴とする請求項4に記載の無線基地局。
  6. 前記拡張制御チャネル要素は、
    Figure 2014112752
    で示されるインデックス番号によって特定され、
    ECCEは、前記拡張制御チャネル要素の総数であり、
    set (L)は、前記アグリゲーションレベル毎のサーチスペース候補数であり、
    Lは、前記拡張制御チャネル要素のアグリゲーションレベルであり、
    m=0,…,Mset (L)−1であり、
    i=0,…,L−1であり、
    は、サブフレーム毎に異なる所定のパラメータであることを特徴とする請求項4に記載の無線基地局。
  7. 前記ユーザ端末に対してクロスキャリアスケジューリングが適用される場合、前記拡張制御チャネル要素は、キャリア識別子に基づいて特定されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線基地局。
  8. 前記拡張制御チャネル要素は、
    Figure 2014112752
    で示されるインデックス番号によって特定され、
    ECCEは、前記拡張制御チャネル要素の総数であり、
    set (L)は、前記アグリゲーションレベル毎のサーチスペース候補数であり、
    Lは、前記拡張制御チャネル要素のアグリゲーションレベルであり、
    m=0,…,Mset (L)−1であり、
    i=0,…,L−1であり、
    は、サブフレーム毎に異なる所定のパラメータであり、
    CIFは、前記キャリア識別子であることを特徴とする請求項7に記載の無線基地局。
  9. 下り共有データチャネルに周波数分割多重される拡張下り制御チャネルを用いて、無線基地局から下り制御情報を受信するユーザ端末であって、
    前記拡張下り制御チャネルに割り当てられる複数のリソースブロックを含んで各々が構成される複数のリソースセットが前記ユーザ端末に設定される場合、各リソースセットの複数のサーチスペース候補を構成する拡張制御チャネル要素を決定する決定部と、
    前記拡張制御チャネル要素をブラインド復号して、前記下り制御情報を取得する取得部と、を具備し、
    前記複数のサーチスペース候補は、各リソースセットを構成する異なるリソースブロックにそれぞれ配置されることを特徴とするユーザ端末。
  10. 下り共有データチャネルに周波数分割多重される拡張下り制御チャネルを用いて、無線基地局がユーザ端末に対する下り制御情報を送信する無線通信システムであって、
    前記無線基地局は、前記ユーザ端末に対して、前記拡張下り制御チャネルに割り当てられる複数のリソースブロックを含んで各々が構成される複数のリソースセットを設定する設定部と、各リソースセットの複数のサーチスペース候補がそれぞれ異なるリソースブロックに配置されるように、前記複数のサーチスペース候補を構成する拡張制御チャネル要素を決定する決定部と、を具備し、
    前記ユーザ端末は、前記拡張制御チャネル要素をブラインド復号して、前記下り制御情報を取得する取得部と、を具備することを特徴とする無線通信システム。
  11. 下り共有データチャネルに周波数分割多重される拡張下り制御チャネルを用いて、無線基地局がユーザ端末に対する下り制御情報を送信する無線通信方法であって、
    前記無線基地局は、前記ユーザ端末に対して、前記拡張下り制御チャネルに割り当てられる複数のリソースブロックを含んで各々が構成される複数のリソースセットを設定する工程と、各リソースセットの複数のサーチスペース候補がそれぞれ異なるリソースブロックに配置されるように、前記複数のサーチスペース候補を構成する拡張制御チャネル要素を決定する工程と、を有し、
    前記ユーザ端末は、前記拡張制御チャネル要素をブラインド復号して、前記下り制御情報を取得する工程と、を有することを特徴とする無線通信方法。
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