JP2014112148A - 撮像画像と位置特定画像とを重ねて表示させる装置 - Google Patents

撮像画像と位置特定画像とを重ねて表示させる装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014112148A
JP2014112148A JP2012266346A JP2012266346A JP2014112148A JP 2014112148 A JP2014112148 A JP 2014112148A JP 2012266346 A JP2012266346 A JP 2012266346A JP 2012266346 A JP2012266346 A JP 2012266346A JP 2014112148 A JP2014112148 A JP 2014112148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
name
display processing
processing unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012266346A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kunigome
祐司 國米
Yutaka Iwasaki
豊 岩崎
Tomomi Takashina
知巳 高階
Hideki Sasaki
秀貴 佐々木
Hironori Yazawa
洋紀 矢澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2012266346A priority Critical patent/JP2014112148A/ja
Publication of JP2014112148A publication Critical patent/JP2014112148A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】観察対象を相対移動させながら観察する光学装置の撮像画像において、観察対象の空間的な配置を容易に把握させる。
【解決手段】光学系と、光学系の観察範囲を移動させるステージ部と、光学系を通して被写体を撮像する撮像部と、撮像部が撮像した撮像画像に、撮像画像内の位置特定に用いる位置特定画像を重ねて表示させる表示処理部と、位置特定画像に基づく位置の指定を入力する入力部と、ステージ部を制御して、光学系の観察範囲を指定された位置に応じて移動させる駆動制御部と、を備える装置を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像画像と位置特定画像とを重ねて表示させる装置に関する。
レンズ等を含む光学系に対して観察対象を相対移動させながら、当該観察対象を観察する光学装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 特開2011−8032号公報
しかしながら、このような光学装置は、観察対象の空間的な配置を直感的に把握することが難しいので、観察したい場所を指し示すこと等が困難であった。また、光学装置が表示した撮像画像を複数の観察者が観察する場合、一の観察者が他の観察者に対して観察したい場所を指し示すことも困難であった。
本発明の第1の態様においては、光学系と、光学系の観察範囲を移動させるステージ部と、光学系を通して被写体を撮像する撮像部と、撮像部が撮像した撮像画像に、撮像画像内の位置特定に用いる位置特定画像を重ねて表示させる表示処理部と、位置特定画像に基づく位置の指定を入力する入力部と、ステージ部を制御して、光学系の観察範囲を指定された位置に応じて移動させる駆動制御部と、を備える装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る装置100の構成例を試料10と共に示す。 本実施形態に係る試料10を第1倍率で撮像した第1画像の例を示す。 本実施形態に係る第1画像に、位置特定画像を重ねて表示させた例を示す。 本実施形態に係る第1画像の対象物に、名称を付与して表示させた例を示す。 本実施形態に係る試料10を第2倍率で撮像した第2画像に、位置特定画像を重ねて表示させた例を示す。 本実施形態に係る第2画像の対象物に、名称を付与して表示させた例を示す。 本実施形態に係る装置100の動作フローを示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る装置100の構成例を試料10と共に示す。装置100は、試料10の画像を位置特定画像に重ねて表示する。装置100は、試料10の表面または内部の固体、液体、または生物等の対象物の画像を表示し、ユーザは当該対象物の表面形状等を観察する。例えば、試料10は、表面に対象物が形成または付着した、ガラス、金属、絶縁物、または半導体等の基板でよい。これに代えて、試料10は、対象物を固定処理したプレパラートであってよい。
装置100は、光学顕微鏡であってよく、これに代えて、レーザ顕微鏡、電子顕微鏡、X線顕微鏡、または超音波顕微鏡等であってよい。ここで、本実施形態に係る装置100は、光学顕微鏡の例を説明する。装置100は、光学系110と、撮像部120と、表示処理部130と、記憶部140と、表示部150と、光学制御部160と、ステージ部170と、駆動制御部180と、入力部190とを備える。
光学系110は、接眼レンズ112および対物レンズ114を有し、当該接眼レンズ112および/または対物レンズ114を切り替えることにより、倍率を切り替え可能とする。例えば、光学系110は、接眼レンズ112および対物レンズ114の組み合わせにより、数倍から数千倍程度の範囲で倍率を切り替え、対象物からの透過光、反射光、および/または蛍光等を結像させる。本実施例において、光学系110は、対物レンズ114を切り替える切替部116を有する例を説明する。
切替部116は、光学系110の光軸上の対物レンズ114を、指定された対物レンズ114に切り替える。切替部116は、一例として、複数の対物レンズ114が設けられる回転機構部を含み、当該回転機構部を回転させて光軸上の対物レンズ114を切り替えるレボルバである。当該レボルバは、手動で回転させて対物レンズ114を切り替える機構であってよく、これに代えて、電動による自動回転機構であってもよい。図1において、光学系110は、自動回転機構のレボルバを有する例を示す。
撮像部120は、光学系110を通して被写体である対象物を撮像する。撮像部120は、光学系110が結像した像を撮像画像に変換するCCD回路またはカメラ等である。撮像部120は、撮像した撮像画像を表示処理部130に送信する。また、撮像部120は、撮像した撮像画像を記憶部140に送信して記憶する。
表示処理部130は、撮像部120に接続され、撮像部120が撮像した撮像画像に、撮像画像内の位置特定に用いる位置特定画像を重ねて表示させる。例えば、表示処理部130は、撮像画像とはスケールが異なる地図画像を位置特定画像として、撮像画像に重ねて表示させる。また、表示処理部130は、少なくとも1つの対象物に付与された名称を表示した画像を、位置特定画像として撮像画像に重ねてもよい。なお、位置特定画像については、後述する。
表示処理部130は、撮像画像または撮像画像と位置特定画像とを重ねた画像を、表示部150に送信して表示させる。ここで、表示処理部130は、撮像画像を撮像部120から受け取ってもよく、これに代えて、記憶部140から読み出してもよい。また、表示処理部130は、ユーザの指定または装置100の設定に応じて、位置特定画像を表示させなくてよい。例えば、表示処理部130は、ユーザからの位置特定画像を表示させるか否かの指示に応じて、位置特定画像を表示させるか否かを切り換える。また、表示処理部130は、光学制御部160に接続され、光学系110を変更する指示を送信する。また、表示処理部130は、駆動制御部180に接続され、ステージ部170を移動する指示を送信する。
記憶部140は、撮像部120および表示処理部130に接続され、撮像部120および表示処理部130から送信される画像を記憶する。また、記憶部140は、表示処理部130からの読み出し命令に応じて、対応する画像を送信する。なお、記憶部140は、撮像部120が順次撮像する撮像画像を記憶してもよい。
記憶部140は、撮像画像と対応させて、光学系110の倍率および座標等の情報を記憶してもよい。この場合、記憶部140は、当該情報を撮像画像に含めて記憶してもよいし、撮像画像とは別に記憶してもよい。また、記憶部140は、ユーザが音声で指示を入力する場合、入力される音声を撮像画像と対応させて記憶してもよい。
表示部150は、表示処理部130に接続され、撮像部120が撮像した画像または表示処理部130が画像処理を施した画像を表示処理部130から受け取って表示する。表示部150は、例えば、ブラウン管、液晶、プラズマ、有機EL、およびプロジェクタ等のディスプレイ装置である。
光学制御部160は、表示処理部130の指示に応じて、光学系を制御する。例えば、光学制御部160は、切替部116と接続され、表示処理部130からの倍率変更の指示に応じて、切替部116の自動回転機構を駆動して、変更すべき倍率に対応する対物レンズに切り替える。
ステージ部170は、試料10を搭載し、光学系110に対する試料10の相対位置を変えて、光学系110の観察範囲を移動させる。ステージ部170は、例えば、X、Y、Z軸方向、および/またはθ軸を回転軸とした回転方向にそれぞれ移動させることができる多軸ステージである。ステージ部170は、X、Y、Z、および/またはθ軸の移動方向にそれぞれ対応するモーターまたはピエゾ等の駆動部を有する。即ち当該駆動部は、対象物に対する光学系110の観察範囲を移動させるように機能する。
駆動制御部180は、ステージ部170を制御して、光学系110の観察範囲を、表示処理部130に指定された位置に応じて移動させる。駆動制御部180は、ステージ部170に接続され、ステージ部170の駆動部を制御してステージ部170を移動させる。
入力部190は、ユーザからの装置100に対する動作指示が入力される。例えば、入力部190は、位置特定画像に基づく位置の指定が入力される。また、入力部は、位置特定画像を表示させるか否かの指示が入力されてよい。また、入力部190は、光学系110の変更、光学系110の観察範囲の移動、または装置100の設定等の指示が入力されてもよい。
入力部190は、例えば、マイクロフォン等を備え、音声入力により位置の指定等が入力される入力デバイスを含む。この場合、入力部190は、入力された音声を対応する文字データ等に変換する音声認識部と、変換された文字データ等から動作指示を検出する指示検出部とを含み、ユーザの音声入力を動作指示に変換してよい。
これに代えて、またはこれに加えて、入力部190は、ユーザの手指等が接触することによって動作指示が入力されるタッチパネルを有し、タッチ入力により位置の指定等が入力される入力デバイスを含んでもよい。また、入力部190は、ユーザによる入力部190に対する手指等の移動、接触、離間、および接触箇所の移動等のジェスチャーに応じた動作指示が入力されてもよい。
これに代えて、またはこれに加えて、入力部190は、マウス、キーボード、ペンタブレット、および/またはジョイスティック等の入力デバイスを含んでもよい。入力部190は、表示処理部130に接続され、ユーザからの指示を表示処理部130に送信する。
以上の本実施形態にかかる装置100は、ユーザの指示に応じて、例えば試料10の表面上の対象物を光学系110の観察範囲に移動させ、当該対象物の撮像画像を表示部150に表示させる。また、装置100は、ユーザの指示または設定に応じて、撮像画像に位置特定画像を重ねた画像を表示部150に表示させる。
図2は、本実施形態に係る試料10を第1倍率で撮像した第1画像の例を示す。図中のX軸およびY軸は、一例として、ステージ部170が試料10を移動させることで、第1画像において当該試料10上の対象物が移動するXおよびY方向にそれぞれ対応する。図2の例は、試料10が半導体ウエハであり、当該半導体ウエハ上のパーティクルおよびキズ等を対象物212、214、216、および218として撮像した第1画像を示す。
即ち、図2は、表示処理部130がユーザの指定または装置100の設定に応じて、撮像部120が撮像した撮像画像を表示部150に表示させた例を示す。このように、第1画像は、ユーザが肉眼で見る光景とは異なるので、空間的な配置を直感的に把握することが難しい。したがって、第1画像中に複数の対象物が表示されている場合、注目している対象物を指し示すことが困難になる。
例えば、「左にある物体」だけでは、対象物216を指すのか、対象物218を指すのか、対象物216および対象物218の両方を指しているのか、または対象物216よりも左にある物体を指しているのかは判別できない。また、対象物212を指すべく、「右上方にある二つの物体のうちの左側」等とすると、表現が冗長になってしまう。また、第1画像中の対象物の数が増加するにつれて、表現方法はより複雑になり、正確に伝達することが困難になる。また、第1画像を観察するユーザの数が増加することによっても、表現方法の食い違い等が発生して、共通認識を得ることが困難になる。
そこで、本実施形態に係る表示処理部130は、撮像部が撮像した撮像画像に、撮像画像の位置特定に用いる位置特定画像を重ねて表示させる。
図3は、本実施形態に係る第1画像に、位置特定画像を重ねて表示させた例を示す。例えば、表示処理部130は、撮像画像に比べてより広い範囲の地域を表した地図画像を位置特定画像とする。図3において、表示処理部130は、日本の関東近辺の地図を表示する例を示す。
この場合、ユーザは、「小田原」と表現するだけで、対象物216を指し示すことができる。また、ユーザは、「尾瀬近辺を第2倍率で観察する」等、対象物がはっきりと特定できない領域等を指し示すこともできる。この場合、記憶部140が位置特定画像と、位置特定画像内に表示されている名称または地名等と、当該名称または地名等に対応する座標とを対応付けて記憶し、表示処理部130は、ユーザの指示に応じて「尾瀬」に対応する座標を観察範囲の中心に移動してから第2倍率に切り換えてよい。
このように、表示処理部130は、第1画像との関係にはよらず、ユーザにとって空間把握のしやすい画像を位置特定画像とする。本例において、表示処理部130は、地図画像を位置特定画像としたが、これに代えて、表示処理部130は、ひらがな又はカタカナの50音表、アルファベット表、キーボート画像、数字および/または文字を表記した表等を、位置特定画像としてもよい。
このように表示処理部130が撮像画像に位置特定画像を重ねて表示させるので、ユーザは位置特定画像に基づいて、撮像画像内の対象物の位置を把握して特定することができる。ここで、表示処理部130は、ユーザが対象物の位置の特定に用いた名称または地名等と、当該名称または地名等に対応する座標とを、第1画像と対応付けて記憶してもよい。
例えば、表示処理部130は、ユーザが対象物212を「袋田」を用いて特定した場合に、第1画像中の対象物212の座標および地名「袋田」の情報を、第1画像と対応付けて記憶部140に記憶する。この場合、表示処理部130は、ユーザが「袋田を第2倍率にする」、および「袋田の位置を観察範囲の中央に移動する」等の指示が入力部190に入力されたことに応じて、「袋田」の座標近辺の対象物を特定したと判断してよい。
また、表示処理部130は、ユーザが「袋田に対象物がある」、および「袋田の位置を登録する」等の指示が入力部190に入力されたことに応じて、「袋田」の座標近辺の対象物を特定したと判断してよい。また、入力部190がタッチパネル等の入力デバイスを含む場合に、対象物212の表示部分に対応するタッチパネルの位置にユーザの手指が接触して選択され、対象物212に対応する位置の拡大、移動、および登録等の指示が入力されたことに応じて、「袋田」の座標近辺の対象物を特定したと判断してよい。
このように、表示処理部130が対象物が特定された情報と対応付けて第1画像を記憶するので、ユーザが再び第1画像を呼び出して表示部150に表示させた場合に、表示処理部130は、第1画像と対応させて当該情報を表示することができる。即ち、表示処理部130は、第1画像に特定された対象物の情報を重ねて表示させることができる。
これに代えて、表示処理部130は、対象物に名称を付与して、位置特定画像を生成してもよい。図4は、本実施形態に係る第1画像の対象物に、名称を付与して表示させた例を示す。この場合、表示処理部130は、撮像画像から少なくとも1つの対象物を検出する検出部と、当該検出部が検出した少なくとも1つの対象物に名称を付与する名称付与部と、を有する。
検出部は、第1画像から対象物を検出する。例えば、検出部は、ユーザの対象物の指定に応じて、第1画像から対象物を検出する。一例として、ユーザが、タッチパネル等により対象物212の位置を指定したことに応じて、検出部は、指定した位置に対応する座標に対象物212が存在するとして検出してよい。検出部は、ユーザが対象物214、216、および218を順次指定することに応じて、当該対象物を順次検出する。
検出部は、ユーザの対象物の指定に代えて、画像認識技術等により対象物を検出してもよい。例えば、検出部は、撮像画像内またはユーザが指定する領域内において、隣り合う画素の輝度の変化が予め定められた値以上の画素が、連続して予め定められた長さ以上の線状に並ぶ場合、または閉じた図形等を形成する場合は、当該線または図形を、対象物として検出する。
これに代えて、検出部は、表示部150が表示している撮像画像内において、予め定められた輝度または表示画像内の輝度の平均値等に比べて、輝度の高い画素または低い画素が隣り合う画素領域を検出する。検出部は、撮像画像内またはユーザが指定する領域内において、抽出した画素領域が予め定められた面積よりも広い場合、当該画素領域を対象物として検出する。
名称付与部は、検出部が検出した対象物に名称を付与する。名称付与部は、ユーザに対して空間把握がしやすい名称を付けてよい。また、名称付与部は、対象物とは全く関連のない名称を付けてよい。図4において、名称付与部は、対象物212に「地球」、対象物214に「火星」、対象物216に「天王星」、対象物218に「土星」という名称を付与した例を示す。これによって、ユーザは、付与された名称で対象物を指し示すことができる。
図5は、本実施形態に係る試料10を第2倍率で撮像した第2画像に、位置特定画像を重ねて表示させた例を示す。ここで、第2倍率は第1倍率よりも高倍率であり、図5は、図3における対象物218を高倍率で表示した例である。表示処理部130は、図3と同様に、撮像画像に比べてより広い範囲の地域を表した地図画像を位置特定画像とする。
ここで、表示処理部130は、撮像画像の倍率に応じた範囲の地図画像を位置特定画像としてよい。即ち、表示処理部130は、撮像画像の倍率が高倍率になればなるほど、より狭い範囲の地域を表した地図画像を位置特定画像とする。一例として、表示処理部130は、低倍率側から高倍率側に倍率が変更されることに応じて、世界地図、国の地図、都道府県の地図、市町村の地図等を倍率に応じた順に位置特定画像としてよい。これによって、表示処理部130は、ユーザに対して、表示部150が表示している画像の倍率を感覚的に示すことができる。
また、表示処理部130は、倍率の変更に応じて表示する位置特定画像を、変更前の対象物の位置特定に用いた地域に応じた位置特定画像にしてよい。例えば、表示処理部130は、ユーザの指定に応じて指定した位置を高倍率に変更する場合、当該指定した位置の地図画像を表示する。また、表示処理部130は、ユーザが指定に応じて指定した位置を低倍率に変更する場合、当該指定した位置を含む地図画像を表示する。
ここで、図5は、図3においてユーザが対象物218の高倍率画像を表示させるべく、「高崎」および第2倍率を指定したことに応じて、第2倍率の撮像画像に高崎の地図画像を位置特定画像として重ねて表示した例を示す。また、図5の状態において、ユーザが第1倍率への変更を指示した場合、高崎を含む地図画像を位置特定画像として重ねて表示する。これによって、表示処理部130は、ユーザに対して、表示部150が表示している画像の倍率および異なる倍率の画像に対する当該画像の配置を感覚的に示すことができる。
ここで、装置100が第1倍率よりも高倍率の撮像画像を表示部150に表示させると、ユーザは新たに観察すべき対象物等を見いだす場合がある。例えば、1つのパーティクルを拡大した場合に、更に細かいパーティクルおよびキズ等を観察する場合がある。そこで、表示処理部130は、図3および図4の例で説明した場合と同様に、ユーザからの対象物の特定、当該特定に基づく移動、当該指定に基づく倍率変更、対象物に対応する情報の記憶/読み出し、および名称付与を実行してよい。
図5の例において、表示処理部130は、ユーザの入力に応じて、対象物502、504、および506等が特定される。例えば、対象物502は「高崎駅」、対象物504は「あら町」、対象物506は「宮本町」等の地名を用いてユーザによって特定される。
図6は、本実施形態に係る第2画像の対象物に、名称を付与して表示させた例を示す。ここで、表示処理部130が対象物に名称を付与する動作については、図4で説明した動作と略同一なので説明を省略する。図6において、名称付与部は、対象物502に「日本」、対象物504に「フランス」、対象物506に「ブラジル」という名称を付与した例を示す。これによって、ユーザは、付与された名称で対象物を指し示すことができる。
ここで、表示処理部130は、複数の対象物をグループ分けして、グループ毎に関連する名称を付与してもよい。この場合、検出部は、3以上の対象物が検出された場合に、当該複数の対象物を2以上のグループに分け、名称付与部は、グループ毎に、関連する名称を付与する。ここで、検出部は、対象物が撮像された条件、および観察位置等に基づき、複数の対象物をグループ分けしてよい。
また、名称付与部は、検出部が光学系110の倍率に応じて複数の対象物をグループ分けした場合、倍率に応じたスケールまたは階層等に関連する名称を付与してよい。ここで、名称付与部は、検出部が複数の対象物を第1倍率のグループと第1倍率よりも高倍率の第2倍率のグループに分けた場合、第1倍率のグループの名称を、第2倍率のグループの名称よりもスケールまたは階層が上の名称を付与してよい。
例えば、名称付与部は、第1倍率のグループに「国」の名称を付与し、第2倍率のグループに「都市」の名称を付与する。同様に、名称付与部は、第1倍率のグループに、「動物」、「ほ乳類」、「大学」等の名称を付与してよく、この場合、第1倍率のグループの名称に対応して順に、第2倍率のグループに「昆虫」、「は虫類」、「高校」等の名称を付与する。
図3および図5において、表示処理部130は、対象物212、214、216、218、502、504、および506の合計7個の対象物を検出し、当該7個の対象物を光学系110の倍率に応じて2つのグループに分け、第1倍率のグループには「惑星」に関連する名称を付与し、第2倍率のグループには「国名」に関連する名称を付与する例を示す。これによって、ユーザは、対象物に付与された名称に基づき、当該対象物が撮像された条件、および観察位置等を直感的に把握することができる。
ここで、表示処理部130は、対象物に付与した名称と、当該名称に対応する座標とを、当該対象物が特定された画像と対応付けて記憶部140に記憶してもよい。例えば、表示処理部130は、対象物212、214、216、および218の座標と、それぞれの対象物に付与した名称とを、第1画像と対応付けて記憶する。また、表示処理部130は、対象物502、504、および506の座標と、それぞれの対象物に付与した名称とを、第2画像と対応付けて記憶する。
このように、表示処理部130が名称等と対応付けて対象物が特定された画像を記憶することで、ユーザが名称を指定することに応じて、指定した名称に対応する画像を表示することができる。この場合、入力部190は、名称付与部が付与した名称の指定が入力されてよく、これに加えて、当該名称に対応する対象物に対する動作指示等が入力されてもよい。例えば、ユーザの対象物の表示の指示に応じて、表示処理部130は、当該対象物を観察範囲の中央に移動させる指示を駆動制御部180に送信し、駆動制御部180は、当該名称に対応付けられた対象物を表示するようにステージ部170を移動する。
また、表示処理部130は、光学系110の倍率が指定された名称に対応する画像の倍率と異なる場合に、当該光学系110の倍率を当該名称に対応する倍率に変更する。また、表示処理部130は、ユーザが名称の指定と対応させて倍率の変更も指示した場合、対応する対象物を観察範囲の中央に移動する指示を駆動制御部180に送信し、倍率を変更する指示を光学制御部160に送信する。このように、本実施形態に係る装置100は、対象物に付与した名称に基づき、表示部150に表示させる指示を入力することができる。
図7は、本実施形態に係る装置100の動作フローを示す。撮像部120は、対象物を撮像する(S700)。ここで、表示処理部130は、試料10を観察する倍率をユーザから入力部190に入力されたことに応じて、光学系110を入力された倍率にする指示を光学制御部160に送信し、撮像部120は、ユーザが指定した倍率で対象物を撮像してよい。
次に、表示処理部130は、倍率に応じた位置特定画像を撮像画像に重ねて表示する(S710)。ここで、表示処理部130は、予め位置特定画像を表示する指示が設定されていることに応じて、位置特定画像を撮像画像に重ねて表示してよい。また、表示処理部130は、位置特定画像を表示する指示に応じて、位置特定画像を撮像画像に重ねて表示してよい。図3は、ユーザが第1倍率で試料10を観察する指示を入力したことに応じて、表示処理部130が第1倍率に対応する位置特定画像を撮像画像に重ねて表示部150に表示した例である。
次に、表示処理部130は、ユーザの指定に応じて、対象物を特定する(S720)。表示処理部130は、位置特定画像に表示された名称および地名等を用いたユーザの入力に応じて対象物を特定してよく、これに代えて、タッチパネル等の入力デバイス等を用いたユーザの入力に応じて対象物を特定してよい。
ここで、表示処理部130は、予め対象物に付与され、記憶部140に記憶された名称が入力されたことに応じて、当該名称に対応する対象物を特定してもよい。このように、表示処理部130は、付与した名称に基づいて対象物を特定することができるので、当該対象物を表示させることにより、ユーザが一度観察した場所を再現することができる。
表示処理部130は、ユーザの指定に応じて、特定した対象物に対する動作を実行する(S730)。例えば、表示処理部130は、特定した対象物を移動するユーザの指示に応じて、当該移動の指示を駆動制御部180に送信する。また、表示処理部130は、特定した対象物に名称を付与するユーザの指示に応じて、名称を付与する。
また、入力部190は、ユーザの音声を記録する指示が入力されてもよい。この場合、表示処理部130は、ユーザの指定する期間または予め定められた期間のユーザの音声を、特定した対象物に対応付けて記憶部140に記憶する。また、入力部190は、記録したユーザの音声の再生、消去、および更新等の指示が入力されてよい。表示処理部130は、ユーザの指示に応じて、記憶部140に記憶した音声データの再生、消去、および更新を実行してよい。この場合、装置100は、記憶した音声データの再生するスピーカ等の出力デバイスを備えてよい。
また、表示処理部130は、ユーザの音声を記憶した場合に、当該対象物が特定された座標近辺に音声メモが記録されていることを示すマーカを表示してよい。また、表示処理部130は、音声メモの少なくとも一部をテキストに変換したテキストデータを、マーカとして表示してもよい。このように、装置100は、特定した対象物に対応するユーザの音声を記録および再生するので、ユーザは観察した対象物を容易に特定しつつ、当該対象物に応じた音声メモを記録することができる。
また、表示処理部130は、倍率を変更するユーザの指示に応じて、光学系110の倍率を変更する指示を光学制御部160に送信する(S740)。表示処理部130は、ステップS700に戻り、指定された倍率で撮像した撮像画像を表示部150に表示する。図5は、ユーザが第2倍率で試料10を観察する指示を入力したことに応じて、表示処理部130が第2倍率に対応する位置特定画像を撮像画像に重ねて表示部150に表示した例である。また、表示処理部130は、ユーザの指示に応じてステージ部170を移動させた場合も、ステップS700に戻り、移動前の倍率で移動後の対象物を撮像した撮像画像を表示部150に表示する。
ここで、表示処理部130は、ユーザの指示が倍率の変更または移動の指示ではない場合は、ステップS720に戻って、ユーザから次の対象物の指定の入力を待つ。以上のように、ステップS700からステップS750を繰り返すことにより、本実施形態に係る装置100は、試料10の撮像画像に位置特定画像を重ねて表示してユーザに対象物を観察させる。
これによって、装置100は、ユーザに対象物の空間的な配置を直感的に把握させて、観察したい場所を指示させることができる。また、表示部150に表示した撮像画像を複数の観察者が観察する場合においても、一の観察者が他の観察者に対して観察したい場所を容易に指し示すことができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 試料、100 装置、110 光学系、112 接眼レンズ、114 対物レンズ、116 切替部、120 撮像部、130 表示処理部、140 記憶部、150 表示部、160 光学制御部、170 ステージ部、180 駆動制御部、190 入力部、212 対象物、214 対象物、216 対象物、218 対象物、502 対象物、504 対象物、506 対象物

Claims (12)

  1. 光学系と、
    前記光学系の観察範囲を移動させるステージ部と、
    前記光学系を通して被写体を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した撮像画像に、前記撮像画像内の位置特定に用いる位置特定画像を重ねて表示させる表示処理部と、
    前記位置特定画像に基づく位置の指定が入力される入力部と、
    前記ステージ部を制御して、前記光学系の観察範囲を指定された位置に応じて移動させる駆動制御部と、
    を備える装置。
  2. 前記表示処理部は、前記撮像画像とはスケールが異なる地図画像を前記位置特定画像とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記表示処理部は、前記撮像画像に比べてより広い範囲の地域を表した地図画像を前記位置特定画像とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記表示処理部は、前記撮像画像の倍率に応じた範囲の地図画像を前記位置特定画像とする請求項2または3に記載の装置。
  5. 前記入力部は、音声入力により位置の指定が入力される請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記入力部は、タッチパネルを更に有し、タッチ入力により位置の指定が入力される請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記表示処理部は、
    前記撮像画像から少なくとも1つの対象物を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した前記少なくとも1つの対象物に名称を付与する名称付与部と、
    を有し、
    当該表示処理部は、前記少なくとも1つの対象物に付与された名称を表示した画像を、位置特定画像として前記撮像画像に重ねる請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記検出部は、3以上の複数の対象物が検出された場合に、当該複数の対象物を2以上のグループに分け、
    前記名称付与部は、前記グループ毎に、関連する名称を付与する請求項7に記載の装置。
  9. 前記検出部は、前記光学系の倍率に応じて、前記複数の対象物を2以上のグループに分け、
    前記名称付与部は、前記グループ毎に、関連する名称を付与する請求項8に記載の装置。
  10. 前記入力部は、前記名称付与部が付与した前記名称の指定が入力され、
    前記駆動制御部は、当該名称に対応付けられた対象物を表示するように前記ステージ部を移動させる請求項7から9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記表示処理部は、前記光学系の倍率が指定された前記名称に対応する画像の倍率と異なる場合に、当該光学系の倍率を当該名称に対応する倍率に変更する請求項10に記載の装置。
  12. 前記入力部は、前記位置特定画像を表示させるか否かの指示が入力され、
    前記表示処理部は、当該指示に応じて、前記位置特定画像を表示させるか否かを切り換える請求項1から11のいずれか一項に記載の装置。
JP2012266346A 2012-12-05 2012-12-05 撮像画像と位置特定画像とを重ねて表示させる装置 Pending JP2014112148A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012266346A JP2014112148A (ja) 2012-12-05 2012-12-05 撮像画像と位置特定画像とを重ねて表示させる装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012266346A JP2014112148A (ja) 2012-12-05 2012-12-05 撮像画像と位置特定画像とを重ねて表示させる装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014112148A true JP2014112148A (ja) 2014-06-19

Family

ID=51169329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012266346A Pending JP2014112148A (ja) 2012-12-05 2012-12-05 撮像画像と位置特定画像とを重ねて表示させる装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014112148A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018072272A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 株式会社ニコン 装置、方法、およびプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018072272A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 株式会社ニコン 装置、方法、およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4878913B2 (ja) 顕微鏡システム、顕微鏡画像の合成方法、及びプログラム
US20180088306A1 (en) Observation Method and Specimen Observation Apparatus
JP4970869B2 (ja) 観察装置および観察方法
JP6455829B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
CN109983767B (zh) 图像处理装置、显微镜系统、图像处理方法及计算机程序
US10051241B2 (en) Method and apparatus for image combination and displaying the combined image
US10613313B2 (en) Microscopy system, microscopy method, and computer-readable recording medium
JP2014130221A (ja) 画像処理装置、その制御方法、画像処理システム、及びプログラム
US11112952B2 (en) Interface for display of multi-layer images in digital microscopy
JP2012013804A (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法及びプログラム
US11010914B2 (en) Image processing device, microscope system, image processing method, and program
JP5893314B2 (ja) 表示装置および顕微鏡システム
US10429632B2 (en) Microscopy system, microscopy method, and computer-readable recording medium
US10721413B2 (en) Microscopy system, microscopy method, and computer readable recording medium
US20140063072A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing program
JP2014112148A (ja) 撮像画像と位置特定画像とを重ねて表示させる装置
JP2010170025A (ja) 画像出力システム、画像出力方法及び画像出力プログラム
JP2005266718A (ja) 顕微鏡画像撮影システム
JP7375007B2 (ja) サンプル領域を画像化するための顕微鏡システムおよび相応する方法
JP4346888B2 (ja) 顕微鏡装置
JP4046161B2 (ja) 標本画像データ処理方法及び標本検査システム
JP2008175764A (ja) 外観検査装置
JP6472950B2 (ja) 診断用システム
JP6068010B2 (ja) 顕微鏡システム
JP7060394B2 (ja) 顕微鏡システム、表示制御方法、及び、プログラム