JP2014110775A - キャンディ用のデポジッター、及びこれを利用した製造装置 - Google Patents

キャンディ用のデポジッター、及びこれを利用した製造装置 Download PDF

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浩一 中川
Toshiya Matsuoka
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Abstract

【課題】シリンダー内に吸い込まれる前の流動状態のキャンディの加熱が容易であり、また、製造装置を止めても大量のキャンディ材を捨てる必要もなく、さらに、清掃も容易であるキャンディ用のデポジッター、及びこれを利用した製造装置を提供すること。
【解決手段】流動状態のキャンディ材を吸込むための吸込み口32を有する複数のシリンダー41と、吸込み口32を基準にして各シリンダー41内を往復運動するピストン42とを有し、ピストン42の往復運動により成形型にキャンディ材を充填するようにしたキャンディ用のデポジッターであって、複数のシリンダー41の各吸込み口32と近接するように空間的に接続され、複数のシリンダー41へ吸込まれる前にキャンディ材が待機する待機室45が設けられており、待機室45の内側空間S1は外部空間に触れずに、流動状態のキャンディが隙間なく充満した状態となっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、キャンディ用のデポジッター、及びこれを利用した製造装置に関する。
従来から、流動状態にあるキャンディの材料を成形型に充填して、キャンディを成形する製造装置が知られている。
この製造装置では、複数の成形型がコンベアに固定されており、このコンベアで順次搬送されてきた成形型に対して、流動状態のキャンディ材を充填するデポジッターが設けられている。
デポジッターは、流動状態のキャンディ材を貯留しておくホッパーと、このホッパーから流動状態のキャンディ材を吸い込むシリンダーと、このシリンダー内を往復運動するピストンとからなっており、ピストンの往復運動でシリンダー内のキャンディ材が成形型のキャビティに吐出されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−227212号公報
ところで、従来のホッパーは、特許文献1のように、箱状の容器に蓋がされたような容器であって、ピストンの往復運動によりホッパー内の流動状態のキャンディ材が波立つなどして、空気がキャンディ材に混入しないように、大量のキャンディ材が常に収容されている。
しかし、このようにホッパー内に大量のキャンディ材を収容しておくと、その流動状態を維持するための加熱に多くのエネルギーが必要とされる。
また、保守作業などで製造装置を止めた際、ホッパー内の大量のキャンディ材を捨てなければならず、無駄が多かった。
また、製造装置を清掃する際も、ホッパー内に大量の湯を入れて清掃する必要があり、装置が水浸しになって悪影響を及ぼす恐れもある。
本願発明は以上の課題を解決するためのもので、シリンダー内に吸い込まれる前の流動状態のキャンディの加熱が容易であり、また、製造装置を止めても大量のキャンディ材を捨てる必要もなく、さらに、清掃も容易であるキャンディ用のデポジッター、及びこれを利用した製造装置を提供することを目的とする。
上記課題は、請求項1の発明によれば、流動状態のキャンディ材を吸込むための吸込み口を有する複数のシリンダーと、前記吸込み口を基準にして各前記シリンダー内を往復運動するピストンとを有し、前記ピストンの往復運動により成形型に前記キャンディ材を充填するようにしたキャンディ用のデポジッターであって、前記複数のシリンダーの各吸込み口と近接するように空間的に接続されると共に、前記キャンディ材が前記複数のシリンダーへ吸込まれる前に待機する待機室が設けられており、前記待機室の内側空間は外部空間に触れずに、前記流動状態のキャンディが隙間なく充満した状態となっているキャンディ用のデポジッターにより解決される。
請求項1の構成によれば、キャンディ用のデポジッターは、流動状態のキャンディ材を吸込むための吸込み口を有する複数のシリンダーと、吸込み口を基準にして各シリンダー内を往復運動するピストンとを有している。このため、ピストンが吸込み口を基準にして吐出口(ノズルの口)の反対側に移動すると、シリンダー内が負圧になって、吸込み口から流動状態のキャンディ材がシリンダー内に吸い込まれ、その状態からピストンを吐出口に向かって移動させると、吐出口からキャンディ材が吐出される。
そして、本発明では、複数のシリンダーの各吸込み口と近接するように空間的に接続されると共に、キャンディ材が複数のシリンダーへ吸込まれる前に待機する待機室を有している。このため、吸込み口の近くの待機室で流動状態のキャンディ材が待機をしているので、上述のように、ピストンの動きでシリンダー内が負圧になると、キャンディ材は吸込み口からシリンダー内に吸い込まれる。
ここで、この待機室の内側空間は外部空間に触れずに、流動状態のキャンディ材が隙間なく充満した状態となっている。そうすると、待機室内は空気が触れる状態にないため、例えばピストン運動による波立ちで空気が混入することもなく、従来のホッパーのように大量のキャンディ材を入れる必要もなくなり、その結果、待機室は少なくとも一回のピストンの往復運動で吐出される量と同等の容量を有すれば足りる。
従って、流動状態のキャンディ材を加熱するエネルギー量も少なくて済み、製造装置を止めた場合であっても、大量のキャンディが無駄になるようなこともない。また、待機室内はそもそも外部空間に触れないので清掃の必要性も低く、また、その容積は少なくて済むため、清掃の際に大量のお湯を注入する必要もない。
また、好ましくは、前記待機室の内側空間には、流動状態のキャンディ材を撹拌するための撹拌棒が配設されていることを特徴とし、このため、キャンディ材の流動状態を良好に維持できる。
また、好ましくは、前記複数のシリンダーは金属製であって、互いに密着するように集合してなるシリンダーユニットが形成されており、前記シリンダーユニット内には、前記複数のシリンダーが並ぶ方向に沿って前記待機室が配置されると共に、前記待機室の周辺にヒーターが設けられていることを特徴とする。
そうすると、シリンダーユニット内には、複数のシリンダーが並ぶ方向に沿って待機室が配置されているので、待機室内の容量を無駄なく形成できる。
また、待機室の周辺にヒーターが設けられているので、待機室内の流動状態のキャンディ材を加温して、粘度の増加を抑制することができる。そして、このヒーターは、複数の金属製のシリンダーが互いに密着してなるシリンダーユニットの中に設けられているため、複数のシリンダー同士の間に隙間が設けられている場合に比べて、ヒーターの熱を効率よく待機室に伝達することができる。
また、好ましくは、前記複数のシリンダーの夫々は管状であり、前記待機室は前記複数のシリンダーが接続された管状とされ、前記複数のシリンダーと前記待機室は、内側が中空状とされたハウジングに収容されており、前記ハウジング内に蒸気を注入するようにしたことを特徴とする。
このため、管状の複数のシリンダーと管状の待機室とを予め接合しておいて、それを中空状のハウジングに収容すれば、複数のシリンダーと待機室を有するデポジッターを容易に構成することができる。
しかも、ハウジングの中空状の空間に蒸気を注入するようにしているため、電熱線等のヒーターに比べて迅速に保温することができる。
また、上記課題は、請求項5の発明によれば、搬送手段により搬送されてきた複数のキャビティを有する成形型に対して、流動状態のキャンディ材を充填するデポジッターを備え、前記デポジッターは、前記キャンディ材を吸込むための吸込み口を有する複数のシリンダーと、前記吸込み口を基準にして各前記シリンダー内を往復運動するピストンとを有し、前記ピストンの往復運動により前記成形型に前記キャンディ材を充填するようにしたキャンディ用の製造装置であって、前記デポジッターには、前記複数のシリンダーの各吸込み口と近接するように空間的に接続され、前記複数のシリンダーへ吸込まれる前に前記キャンディ材が待機する待機室が設けられており、前記待機室の内側空間は外部空間に触れずに、前記流動状態のキャンディが隙間なく充満した状態となっているキャンディ用の製造装置により解決される。
以上説明したように、本発明によれば、シリンダー内に吸い込まれる前の流動状態のキャンディの加熱が容易であり、また、製造装置を止めても大量のキャンディ材を捨てる必要もなく、さらに、清掃も容易であるキャンディ用のデポジッター、及びこれを利用した製造装置を提供できる。
本発明の実施形態に係るキャンディの製造装置の概略図。 本発明の実施形態に係るキャンディの製造装置の図1のF方向から見たデポジッターの概略正面図。 図2の概略A−A断面図。 図2のシリンダーユニットを分解して、シリンダーの数を減らした概略斜視図。 図1のB−B断面図。 図1の成形型の下型であって、図6(A)は概略平面図、図6(B)は概略底面図、図6(C)は図6(A)のC−C断面図。 図1の成形型の上型であって、図7(A)は概略平面図、図7(B)は図7(A)のD−D断面図。 図1の製造装置の搬送手段の概念図。 図1の成形型が上下方向に反転する状態を表す図。 図2のデポジッターの変形例に係る概略正面図。 図10の概略E−E断面図。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、各図において付した同じ符号は同様の構成を有している。
図1は、本発明の実施形態に係るキャンディの製造装置10の概略図である。なお、図1では、理解の便宜のため、装置の躯体部分を適宜省略して図示している。
この製造装置10は、ドロップや飴玉等のハードキャンディや、キャラメル等のソフトキャンディ、特にハードキャンディを製造するのに適している。
〔製造装置10の概要〕
先ず、図1に示される製造装置10の概要を説明する。
製造装置10は、キャンディを成形するための複数の成形型30と、この複数の成形型30に流動状態のキャンディ材を充填させるためのデポジッター40と、成形型30内のキャンディ材を冷却する冷却装置50と、成形型30を上下方向に旋回可能なように搬送する搬送手段12とを有している。
搬送手段12には熱変形に強く、剛性の高いチェーンコンベアが用いられており、紙面の厚み方向に所定の距離を置いて配置された一対の無端状のチェーン14,15を有している。なお、チェーン14,15は弛まないように、支持板22で下支えされている(図5も参照)。
このチェーン14,15は、モータ等の駆動源17により周回するようになっている。図の場合、駆動源17はベルト又はチェーン18等を介して、第一の従動輪19に駆動力を伝達し、この第一の従動輪19と反対側の第二の従動輪20にチェーン14,15がかけられ、チェーン14,15は図のR方向に回転可能とされている。即ち、搬送手段12に固定された成形型30は、第一の従動輪19側では上下が反転しながら下降し、第二の従動輪20側では上下が反転しながら上昇するようになっている。
そして、成形型30が下降する側に配置された第一の従動輪19は、その半径r1が第二の従動輪20の半径r2に比べて小さく形成され、これにより第一の従動輪19側において、チェーン14,15は相対的に小さな回転半径をもって旋回するようになっている。また、この第一の従動輪19の図の右下、つまり下側近傍であって第二の従動輪20側には、第三の従動輪24が配設されており、この第三の従動輪24は、第一の従動輪19でなる回転半径を緩やかにする役割を有している。これらの回転半径については、また後で説明する。
デポジッター40は、溶融して流動状態にあるキャンディ材を成形型30に充填する装置であって、第二の従動輪20側に配置されている。具体的には、デポジッター40は、流動状態のキャンディ材を吸込むための吸込み口32を有する複数のシリンダー41と、各シリンダー41の上下方向に沿って形成された空間S2内を、該吸込み口32を基準にして往復運動(図の場合、上下運動)するピストン42とを有し、このピストン42の往復運動によりキャンディ材を吐出している。シリンダー41及びピストン42は金属製である。
なお、キャンディ材は、所定の原料や香料等を貯蔵槽44内で混合するなどして作られ、この貯蔵法44内の流動状態のキャンディ材がプランジャーポンプ等のポンプ43でデポジッター40側に送られるようになっている。
冷却装置50は、成形型30とその中のキャンディ材を冷却すると共に、成形型30とキャンディとの分離を早める効果を発揮し、デポジッター40と第一の従動輪19との間に配置されている。図の冷却装置50は空冷式であり、冷却空調ユニット52で冷却された空気Arが、ダクト54を通って、成形型30に吹き付けられている。
なお、冷却された空気Arの温度は、キャンディの種類を考慮して決められる。また、冷却された空気Arは、搬送されてきた成形型30周辺の領域では、破線の矢印に示されるように、成形型30の搬送方向Rと反対側に向けて吹いている。
そして、このようにして冷却固化されたキャンディは、成形型30から取出されて、他のコンベア57により搬送される。
〔デポジッター40の構成〕
本装置10の概要は以上の通りであり、次に、図1のデポジッター40について、図2及び図3を中心に詳細に説明する。
図2は図1のF方向から見たデポジッター40の概略正面図、図3は図2の概略A−A断面図である。
これらの図に示すように、デポジッター40は、流動状態のキャンディ材を吸込むための吸込み口32を有する複数のシリンダー41と、吸込み口32を基準にして各シリンダー41内を上下運動するピストン42とを有している。
シリンダー41は、一対のチェーン14,15(図1参照)の並列方向Xに沿って、一つの成形型30のキャビティCAの数に対応した数だけ設けられており、図の場合、10個のシリンダー41がX方向に沿って列設している。各シリンダー41はブロック状であり、複数が密着するように連続して設けられており、複数のシリンダー41の集合体でなる略矩形状のシリンダーユニット37が形成されている。なお、複数のシリンダー41はボルト等の接続手段25で接続され、接続手段25を外すことでシリンダーユニット37は各シリンダー41に分解可能となっている。
各シリンダー41は、その配列方向Xに沿って貫通した穿孔部34を有しており、この穿孔部34は各シリンダー41とも同じ位置に形成されて、シリンダーユニット37となった状態において空間的に直線状に繋がっている。
ここで、このように各シリンダー41の穿孔部34が連続して配置されることで、シリンダーユニット37には列設方向X(図の場合、水平方向)に沿って内部空間が形成され、この内部空間に(即ち、複数の穿孔部34に連続して)金属管45が挿入されている。この金属管45は、従来のホッパーと同様の役割を果たす部材であり、その内側空間S1が複数のシリンダー41の各吸込み口32と空間的に接続され、複数のシリンダー41へ吸込まれる前のキャンディ材が待機する待機室となる(以下、金属管45を待機室45と言う)。
なお、具体的に本実施形態の待機室45の製造方法を説明すると、次の通りである。
先ず、ブロック状でなる各シリンダー41には、予め、縦穴からなる空間(ピストン42が摺動する空間)S2、及び横穴からなる穿孔部34を形成しておく。この際、穿孔部34の一部と空間S2とが繋がるように形成しておく。
次いで、複数のシリンダー41を密着するように列設して接続部材25で接続する。
次いで、複数のシリンダー41の列設方向に沿って連続してなる複数の穿孔部34に対して、後に待機室45となる金属管を挿入する。そうすると、穿孔部34の一部と空間S2とが繋がるように形成してあるため、金属管の一部は空間S2に入り混む。
次いで、空間S2を間に挟んで金属管とは反対側から穴95を開けて、空間S2に入り混んだ金属管の部分に孔を開ける(この孔が吸込み口32となる)。なお、穴95は予め形成しておいてもよい。
次いで、穴95を充填材97で塞いでシリンダーユニット37を完成させる。
このようにして、図3に示すように、シリンダー41のピストン42が摺動する空間S2と内側空間S1とが直接繋がった待機室45が完成する。
このようにしてシリンダーユニット37内に形成された待機室45の内側空間S1には、常に流動状態のキャンディ材が隙間なく充満した状態となっている(なお、図2及び図3ではキャンディ材は図示されていない)。すなわち、図の場合、待機室45はシリンダーユニット37の外側に配置された配管39に接続されており、この配管39にポンプ43から流動状のキャンディ材が供給し続けられている。そして、配管39内にも、少なくとも一回のピストン42の上下運動で吐出されるキャンディ材の量が収容されており、これにより、待機室45から一回分の吐出量が出て行っても、内側空間S1内に常に(即ち、ピストン運動をしている際は常時)キャンディ材を充満させることができる。
本発明では配管39とポンプ43とを接続してもよいが、図2のように、配管39とポンプ43とは接続せず、配管39の大気解放された開口部39aにポンプ43からキャンディ材を充填するのが好ましい。これにより、待機室45への圧力のかけ過ぎによるキャンディ材の漏れを防止し、また、待機室45内の圧力の均等を図れる。
なお、シリンダー41内のピストン42が往復運動する空間S2は先端のノズル29内の空間S4と繋がっており、この空間S4の内径L2は空間S2の内径L1に比べて大きく形成されている。また、空間S4には、空間S2の内径L1に比べて大きな直径を有するボール弁38が内蔵され、ピストン42の上昇により、空間S2と空間S4とを隔離するようにボール弁38が空間S2を塞ぐと共に、空間S2が負圧になって、キャンディ材が吸込み口32から空間S2に引き込まれる。そして、ピストン42が下降すると、引き込まれたキャンディ材はボール弁38を押し開け、ノズル29から吐出される。このようにして、シリンダー41内にキャンディ材を吸込む量と成形型30の一つのキャビティCAに吐出する量とを一致させると共に、吐出させるタイミングを調整している。
本実施形態のデポジッター40は以上のような特徴と有しており、ホッパーが存在しない装置となっている。
そして、ホッパーの代わりとなる待機室45の内側空間S1は外部空間に触れずに、流動状態のキャンディが常に隙間なく充満した状態となっている。このため、従来のホッパーのように大量のキャンディ材を待機させておく必要がなく、本実施形態の待機室45は、少なくとも一回のピストン42の上下運動で吐出されるキャンディの量と同等の容量を有すれば足りる。
従って、キャンディ材の流動状態を維持するための加熱量が少なくて済み、また、製造装置を止めた場合であっても、大量のキャンディが無駄になるようなこともない。さらに、待機室45内はそもそも外部空間に触れないので清掃の必要性も低く、また、その容積は少なくて済むため、清掃時に大量のお湯を注入する必要もない。
しかも、従来のホッパーでは、キャンディ材の空気に触れている表面温度が下がり、品質に悪影響を及ぼすと共に、粘度の増加によりピストンの吸込み口に詰まりが生じ易くなるが、本実施形態の待機室45内のキャンディ材は空気に触れていないため、品質への悪影響や詰まり等を有効に防止できる。
さらに、本実施形態では、待機室45の内側空間S1内の流動状態のキャンディ材の粘度が増さないように、その他にも種々の工夫をしている。
先ず、内側空間S1内に、モータ58により回転する撹拌棒13が配置され、流動状態のキャンディ材を撹拌している。
また、シリンダーユニット37は、その内側であって待機室45の周辺に、電熱ヒーター等のヒーター26を有している。なお、ヒーター26は待機室45の長手方向Xに沿って配置されると共に、待機室45を挟んで上下に配置されており、待機室45内の流動状態のキャンディ材を加温すると共に、金属製からなるシリンダーユニット37全体を加温するようにしている。
なお、本実施形態では、複数のシリンダー41に連続して形成された穿孔部34に金属管を挿入し、この金属管を待機室45としているが、本発明はこのような実施形態に限られるものではなく、複数のシリンダー41が分解不可能なように一体成形されて一塊となったシリンダーユニットを形成し、このシリンダーユニットの金属管を挿入していない内部空間自体を待機室45にしてもよい。
但し、好ましくは、本実施形態のように、シリンダーユニット37を上述のようにブロック状の各シリンダー41に分解可能とすると共に、待機室45を金属管にするのがよい。すなわち、シリンダーユニット37が各シリンダー41に分解可能であると、例えば図2のシリンダー41の数を減らした図4に示すように、互いに隣接する複数のシリンダー41,41間に隙間KAを与えて、任意のピッチW1をもってボルト25等で接続固定できる。これにより、成形型30−1の大きさや形状を変更した場合であっても、その複数のキャビティCAのピッチW2に複数のシリンダー41のピッチW1を合わせて、対応することができる。また、成形型30−1の変更に対応して複数のシリンダー41のピッチW1を変更した場合であっても、穿孔部34は各シリンダー41とも同じ位置に形成されているため、この複数の連続した穿孔部34に金属管からなる待機室45を挿入し、その後、吸込み口32となる孔を開ければ、変更した成形型30−1に対応させたデポジッター40−1を完成させることができる。
〔成形型30の構成〕
次に、図1の成形型30について、図5乃至図7を中心に詳細に説明する。
図5は図1のB−B断面図である。また、図6は図1の成形型30の下型60であって、図6(A)はその概略平面図、図6(B)はその概略底面図、図6(C)は図6(A)のC−C断面図である。また、図7は図1の成形型30の上型70であって、図7(A)はその概略平面図、図7(B)は図7(A)のD−D断面図である。
図5に示されるように、成形型30は下型60と、この下型60に対して重ねて位置決めされた上型70とを有している。
下型60は搬送手段12に固定されている。具体的には、チェーン14,15に接続固定されたL字状部材31やボルト及びナットでなる接合部材33を用いて、下型60とチェーン14,15とが着脱可能に固定されている。これにより、チェーン14,15に引っ張られて、下型60は図1のR方向に搬送されることとなる。なお、図5及び図6の符号63が付された箇所は、接合部材33を挿入するための厚み方向に貫通した孔である。
また、下型60の底面側には、冷却装置50で効率のよい冷却が可能なように、複数の凹部65を有している。なお、凹部65は、複数のキャビティCAに対応して配置されるのが好ましい。
上型70は、下型60に対して位置決めして重ねられ、その重ねられた方向(厚み方向)に貫通した貫通孔72を有している。図5の場合、貫通孔72は、上型70と下型60とを重ねた型閉め状態において、その全体が下型60の上面と共同してキャビティCAを構成するようになっている。そして、この上型70が下型60に密着して重ねられた型閉め状態で、図2のデポジッター40のノズル29から流動状態のキャンディ材が吐出されて、キャビティCA内に該キャンディ材が充填される。
ここで、このような上型70を下型60に位置決めするための手段は、下型60と上型70のいずれか一方がいずれか他方に向かって突出する突出部67を有すると共に、当該いずれか他方が突出部67を収容する開口穴74を有することで構成されている。
本実施形態の場合、下型60と上型70の内、下型60が上型70に向かって突出する突出部67を有し、上型70がこの突出部67を収容する開口穴74を有している。
突出部67と開口穴74は、上型70と下型60とが重なった方向Yについて互いに係止することがない形状とされ、図の場合、突出部67は方向Yに真っ直ぐなピン状とされ、開口穴74も方向Yに真っ直ぐな孔とされている。
これにより、開口穴74に突出部67を差し込むようにして、上型70を下型60に重ねるだけで、少なくとも重ねた方向Yと直交する水平方向の互いの位置関係を決めることができる。そして、上型70を交換する必要がある場合、図5のY1の方向に上型70を持ち上げれば、上型70を簡単に取り外すことができる。
なお、開口穴74は上型70の両端部に配置され、上型70を貫通する穴であると共に、上面の主面よりも突出した筒状部11の内側に形成されている。そして、突出部67は下型60の両端部に配置され、図5の型閉め状態で上型70の筒状部11よりもさらに突出して形成されている。
また、下型60の上面は、型閉めした際に、上型70の貫通孔72と共にキャビティCAを構成する面となり、図5に示すように、少なくとも、貫通孔72に露出する面60aが略平坦とされるのが好ましい。これにより、型閉めした際のキャビティCAの多く面積を占めるのは上型70の貫通孔72となるため、キャンディの形状を変えるために成形型を交換する際、上型70だけを交換すれば足りる可能性が高くなる。特に、本実施形態では、図6(A)に示すように、下型60の両端部を除く主面全体を略平坦にして、上型70だけを交換すれば足りる可能性を高めている。
そして、図5及び図7に示すように、上型70には成形型30が反転する際に回転可能なローラー77が設けられている。具体的には、ローラー77は、上型70の図7の左右側面70a,70bから左右に突出した回転軸部78を中心に回転するようになっている。また、ローラー77は、左右側面70a,70bの夫々について、搬送方向Rの中心部に配置されている。このローラー77は、型開き及び型閉めする際に、下型60と上型70とを容易に離間・接近させるため用いられる。
以下、この型開き及び型閉め構造について説明する。
〔搬送手段12の構成〕
図8は図1の製造装置10の搬送手段12の概念図であり、チェーン14,15と従動輪19,20,24等の配置を示している。また、図9は図1の成形型30が上下方向に反転する状態を表す図である。なお、図9に図示された成形型30は全て同じ型であって、その動きを順に表している。
これらの図に示すように、搬送手段12は、成形型30が上下方向に反転する際の領域ER(第一の従動輪19側)に、上型70を下型60から離間する方向に導くガイドレール80が配設されている。
ガイドレール80は、少なくとも、成形型30が旋回を開始する位置PO1から垂直状態になる位置PO2までの領域ER1において、第一の従動輪19の回転半径r1に比べて大きな回転半径r3をもって上型70を旋回させるように、チェーン14,15よりも外側に配置されている。
そして、ガイドレール80は、第1のレール82と、この第1のレール82よりもさらに外側を回る第2のレール81とを有しており、この第1のレール82と第2のレール81はその間に上型70のローラー77のみを挟み、上型70はローラー77を回転しながら下型60から除々に引き離す方向に案内される。本実施形態では、成形型30が垂直状態になった位置PO2又はその直前直後で、最も上型70と下型60との間隔Lが大きくなり、間隔LがキャンディDRの高さ(上型70と下型60とが接近離間する方向の寸法)H1に比べて大きくなっている。これにより、下型60に残ったキャンディDRは自重で落下し、本実施形態の場合、キャンディDRは、ベルトコンベア等の別の搬送手段57の上に落下して、この別の搬送手段57で別の場所に搬送される。
ここで、領域ER1におけるチェーン14,15の回転半径r1は、少なくとも第二の従動輪20側の回転半径r2よりも小さくなっており、これにより、互いに隣接する複数の成形型30,30間のピッチW(図1参照)を小さくしたとしても、落下したキャンディDRが先に搬送されている前方の成形型30に衝突しないようにすることができる。しかも、回転半径r1が小さいと、キャンディを振り落し易くもなる。
また、本実施形態のガイドレール80は、成形型30が垂直状態になった位置PO2の直前まで、上型70がキャンディDRの一部を収容するように形成されており、これにより、キャンディDRを位置PO2及びその直前直後のタイミングで落下させ、先に搬送された前方の成形型30への衝突を防止している。
図9では、領域ER1で型開きする際、キャンディDRが落下し易いように、種々の工夫がなされている。
先ず、下型60側に残ったキャンディDRが落下し易いように、図5に示すように、下型60の少なくとも貫通孔72に露出する面60aは略平坦とされている。
そして、図9に示すように型開きする際、キャンディDRが出来るだけ下型60側に残って、下型60側からキャンディDRを落下させるように、図5に示すように上型70の貫通孔72は下型60に向かうに従って徐々に拡がっており、貫通孔72の内面が傾斜面とされている。
また、図5に示すように、上型70は、下型60に重ねられた方向Yに貫通した貫通孔72を有し、この貫通孔72がキャビティCAとされているため、空冷式の冷却装置の中で、キャビティCAの内面とキャンディとの間に空気を入れ易くして、キャビティCAとキャンディとの密着を防止している。
また、図8及び図9に示すように、ガイドレール80は、成形型30が旋回を開始する位置PO1よりも第2の従動輪20側(図の右側)に延伸して形成されており、この延伸した領域ER3のガイドレール80は、成形型30が搬送されるに従って、水平に配置されたチェーン14,15から緩やかに離される方向に傾斜している。これにより上型70を下型60から除々に引き離すと共に、上型70の貫通孔が略下向きとなる時間帯を可及的に長くつくって、キャンディDRを落下し易くしている。
また、駆動源に近い第一の従動輪19側で型開きをして、成形型30に相当の振動を与えるようにしている。
なお、下型60の上記平坦な面は、上型70の貫通孔72の内面に比べて粗面にする等して、キャンディが下型60に残り易くしてもよい。或いは、本実施形態では、下型60及び上型70は共にステンレス製であるが、上型70のみにテフロン(登録商標)コーティングを施してもよい。
さらに、成形型30の垂直になる位置PO2で、上側60と下型70の間に対して、上から風KKを吹きかけ、キャンディDRが自重で落下しないような事態を防止している。なお、この風KKの吹きかけはあくまでも自重落下を助ける補助的なものであり、然程の強さは必要とせず、少なくとも落下中のキャンディDRが風KKで水平方向に動かない程度の強さである。本実施形態の場合、風KKは大き目のダクト87から吹き付けられており、成形型30が反転を開始し初めてから垂直状態になるまでの領域ER1全体に、風が上から当たるようになっている。これにより、上述した上型70の貫通孔72(図5参照)内にも風KKを当てて、キャンディDRが上型70から落下し易くしている。
以上のようにして、図9に示す成形型30が垂直状態になる位置PO2又はその直前直後で、キャンディDRが確実に落下し、そして、この成形型30が垂直状態になる位置PO2で、ガイドレール80は最も急に曲がり、この位置PO2から成形型30が完全に反転するまでの領域ER2では、再度、ガイドレール80の回転半径r3は、チェーン14,15の回転半径r1に比べて大きくなりながら、最終的にチェーン14,15と略平行になっている。
具体的には、領域ER2におけるチェーン14,15は、第一の従動輪19の図の右下側に配設された第三の従動輪24により、領域ER2の途中から直線状部ST1を有している。これに対して、領域ER2におけるガイドレール80は、回転半径r3を除々に大きくしながら、領域ER2の途中から直線状部ST2を有しており、この直線状部ST1と直線状部ST2とが略平行になっている。
このようにして、領域ER2において、下型60と上型70とを除々に接近可能とすると共に、成形型30が再び水平になる前に、可及的に早く型閉めしている。従って、早く型閉めすることで、落下したキャンディDRが前方の成形型30の上型70に衝突することを有効に防止できる。
このように、成形型30は、領域ER1〜3において型開きと型閉めをするようになっているが、この間、突出部67は、図9に示すように、ガイドレール80により上型70と下型60とが離間する方向に移動しても、即ち、型開きから型閉めまでの一連の動きをする領域ER1〜ER3において、図5に示す開口穴74に挿入された状態を維持している。換言すれば、突出部67が開口穴74の中で動く範囲で、成形型30は開閉するようになっており、本実施形態では、図9のガイドレール80とチェーン14,15との間隔が最も大きくなった位置PO2でも、図5の開口穴74の中に突出部67が挿入している。従って、図9に示すように、上型70と下型60とは互いに接近離間する方向には移動しても、該接近離間する方向と直交する方向については互いに離れずに、下型60に追従して上型70も搬送される。また、型閉めする際も、上型70は突出部67に案内されながら、円滑に下型60に密接される。
そして、図8及び図9に示すように、型閉めした後においても、上型70が落下しないように、搬送手段12は、旋回して上型70が下型60よりも下側である領域ER4に、上型70の上下方向の動きを規制するようにした規制レール85が配設されている。具体的には、ガイドレール80は型開きから型閉めまでの間に配置されており、この型閉めが終了した位置(ガイドレール80の途切れた位置)PO3から、第二の従動輪20側で成形型が上昇するように旋回して、上型70が上側になって略水平となる位置PO4まで、規制レール85が設けられている。なお、規制レール85は、上型70のローラー77を規制することで、上型70の落下を防止するものであり、ガイドレール80の第2のレール81がそのまま延伸して形成されている。また、規制レール85で上型70の落下を防止している最中、突出部67が開口穴74(図5参照)に挿入された状態は維持されている。
なお、第1のレール82と第2のレール81との間隔L1はローラー77の直径と略同じであるが、領域ER3における第1及び第2のレール81,82の先端部における互いの間隔は第2の従動輪20側に向かって除々に開いている。これにより、第1のレール82と第2のレール81との間にローラー77を円滑に侵入させるようにしている。
本実施形態のキャンディの製造装置10は以上のように構成されているが、本発明は、この実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。また、上記実施形態の各構成は、その一部を省略し、或いは上記とは異なるように任意に組み合わることができる。
例えば、図2のデポジッター40の変形例である図10、及び図10の概略E−E断面である図11に示すようなデポジッター40−2としてもよい。
この変形例に係るデポジッター40−2では、複数のシリンダー41の夫々はY方向に沿って配置された金属管であり、吸込み口32となる孔が形成されている。一方、待機室45は複数のシリンダー41が接続された金属管であり、X方向に沿って所定のピッチで吸込み口32となる孔が開けられている。そして、待機室45の孔とシリンダー41の孔とを合わせるようにして、溶接等で一本の待機室45に対して複数のシリンダー41が接合されている。
そして、デポジッター40−2では、待機室45とシリンダー41とが接合された状態で、これを箱状のハウジング90に収容するようになっている。ハウジング90は内側が中空状とされ、待機室45とシリンダー41を封止しており、この中空状の空間S5に蒸気が注入されるようになっている。蒸気は図に示すように蒸気供給口93を介してボイラー92で供給される。
図10及び図11の変形例に係るデポジッター40−2は以上のように構成され、このため、管状の複数のシリンダー41と管状の待機室45とを予め接合しておいて、それを中空状のハウジング90に収容するだけで、図2及び図3に比べて容易にデポジッター40−2を完成させることができる。しかも、密閉したハウジング90内に蒸気を注入して、空間S5に露出した待機室45及びシリンダー41を迅速かつ効果的に保温することができる。
なお、上述した各デポジッター40,40−1,40−2では、待機室45の内側空間S1とシリンダー41内の空間S2とが直接繋がっている好ましい形態を例示したが、内側空間S1と空間S2とが近接していれば、別の通路を介して繋がっていてもよい。
また、搬送手段12は、上述の実施形態ではチェーンコンベアであるが、スチールコンベアを用いても構わない。この際、スチールコンベアのスチール板に下型60の役割を兼ねさせてもよい。すなわち、成形型の複数のキャビティの列設方向に沿って配置されたスチール板について、少なくとも上型70の貫通孔72に露出する面60aを略平坦にし、そして、上型70の2個所の開口穴74に挿入される突出部67を設ければ、コンベアと下型60の双方の機能を兼ねさせることができる。
12・・・搬送手段、14,15・・・チェーン、30・・・成形型、32・・・吸込み口、40,40−1,40−2・・・デポジッター、41・・・シリンダー、42・・・ピストン、60・・・下型、67・・・突出部、70・・・上型、74・・・開口穴、80・・・ガイドレール、85・・・規制レール

Claims (5)

  1. 流動状態のキャンディ材を吸込むための吸込み口を有する複数のシリンダーと、前記吸込み口を基準にして各前記シリンダー内を往復運動するピストンとを有し、前記ピストンの往復運動により成形型に前記キャンディ材を充填するようにしたキャンディ用のデポジッターであって、
    前記複数のシリンダーの各前記吸込み口と近接するように空間的に接続されると共に、前記キャンディ材が前記複数のシリンダーへ吸込まれる前に待機する待機室が設けられており、
    前記待機室の内側空間は外部空間に触れずに、前記流動状態のキャンディが隙間なく充満した状態となっている
    ことを特徴とするキャンディ用のデポジッター。
  2. 前記待機室の内側空間には、前記流動状態のキャンディ材を撹拌するための撹拌棒が配設されていることを特徴とする請求項1に記載のキャンディ用のデポジッター。
  3. 前記複数のシリンダーは金属製であって、互いに密着するように集合してなるシリンダーユニットが形成されており、
    前記シリンダーユニット内には、前記複数のシリンダーが並ぶ方向に沿って前記待機室が配置されると共に、前記待機室の周辺にヒーターが設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のキャンディ用のデポジッター。
  4. 前記複数のシリンダーの夫々は管状であり、
    前記待機室は前記複数のシリンダーが接続された管状とされ、
    前記複数のシリンダーと前記待機室は、内側が中空状とされたハウジングに収容されており、
    前記ハウジング内に蒸気を注入するようにした
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のキャンディ用のデポジッター。
  5. 搬送手段により搬送されてきた複数のキャビティを有する成形型に対して、流動状態のキャンディ材を充填するデポジッターを備え、
    前記デポジッターは、前記キャンディ材を吸込むための吸込み口を有する複数のシリンダーと、前記吸込み口を基準にして各前記シリンダー内を往復運動するピストンとを有し、前記ピストンの往復運動により前記成形型に前記キャンディ材を充填するようにした
    キャンディ用の製造装置であって、
    前記デポジッターには、前記複数のシリンダーの各前記吸込み口と近接するように空間的に接続され、前記複数のシリンダーへ吸込まれる前に前記キャンディ材が待機する待機室が設けられており、
    前記待機室の内側空間は外部空間に触れずに、前記流動状態のキャンディが隙間なく充満した状態となっている
    ことを特徴とするキャンディ用の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07227212A (ja) * 1994-02-21 1995-08-29 Meiji Seika Kaisha Ltd マーブルキャンディの製造方法およびその装置

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