JP2014110523A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体画像中に表示されるスプリットイメージ表示領域内の被写体画像のずれを視認しやすくする。
【解決手段】ライブビュー表示の際には、表示画面に表示画像D1が表示される。表示画面の中央付近にスプリットイメージ表示領域があり、スプリットイメージ表示領域の周囲には通常画素から生成された通常画像が表示される。スプリットイメージ表示領域は、所定の方向に分割された複数のサブ表示領域を有しており、各サブ表示領域内には、撮影レンズ4の被写体に対するピントずれに応じて相互にずれる各位相差画像が表示される。パターンメモリ202には、スプリットイメージ表示領域の形状や大きさ、位置、分割方向、分割数などの情報からなる表示パターンが複数記憶されている。選択部201で選択した表示パターンのスプリットイメージ表示領域に位相差画像が表示される。
【選択図】図74

Description

本発明は、マニュアルフォーカスでの合焦確認に用いる画像を表示する撮像装置に関する。
位相差検出方式やコントラスト検出方式を用いたオートフォーカスの他に、撮影者が手動でフォーカス調節を行うことができる、いわゆるマニュアルフォーカスを搭載したものがある。また、マニュアルフォーカス時のピント合わせを容易にするために、ライブビュー表示される被写体画像の一部をスプリットイメージとして表示するデジタルカメラが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
上記のスプリットイメージは、瞳分割方式の撮像で得られた二つの被写体画像(2つの位相差画像)からなり、隣接して表示される各位相差画像のずれ(位相差)によってピントのずれを表示する。例えば、2つの位相差画像は、表示画面上のスプリットイメージ表示領域の例えば上半分と下半分の各サブ表示領域内に表示される。ピントがずれた状態では隣接した二つの位相差画像が左右にずれて表示され、ピントが合った状態ではそれら位相差画像の左右のずれがなくなる。撮影者は、各位相差画像の左右のずれがなくなるようにフォーカスリングを操作することによってピントを被写体に合わせることができる。
特開2009−147665号公報
ところで、上記のように瞳分割方式の撮像で得られた二つの位相差画像の境界に対する、被写体の大きさや被写体の有するエッジ成分の方向によっては、表示された位相差画像同士のずれが認識しづらく、合焦状態が確認しにくいという問題があった。
本発明は、上記問題を鑑みて、様々の被写体に対して合焦状態を確認しやすい画像を表示する撮像装置を提供することを目的とする。
上記問題を解消するために、本発明の撮像装置は、撮影レンズからの光束を瞳分割した一方の光束を受光する第1画素群、及び他方の光束を受光する第2画素群と、瞳分割されていない光束を受光する第3画素群とを有する撮像素子と、スプリットイメージ表示領域の範囲、スプリットイメージ表示領域をサブ表示領域に分割する方向、サブ表示領域の個数を組み合わせた表示パターンを複数記憶したメモリと、メモリに記憶されている複数の表示パターンから1つの表示パターンを選択する選択部と、選択部で選択された表示パターンにしたがって、スプリットイメージ表示領域に表示すべき被写体像を第1画素群と第2画素群の各出力に基づいて生成し、この生成した被写体像を、第3画素群から生成した被写体画像に合成して表示画像を生成する画像処理部と、表示画面を有し、画像処理部で生成された表示画像を表示画面に表示する表示部と、を備えるものである。
本発明によれば、スプリットイメージ表示領域内に表示される被写体画像のずれを確認しやすい表示パターンを選ぶことができるので、被写体に対する撮影レンズの合焦状態を容易に確認できる。
デジタルカメラの外観を背面側から示す斜視図である。 デジタルカメラの正面図である。 デジタルカメラの背面図である。 デジタルカメラの平面図である。 デジタルカメラの底面図である。 デジタルカメラの左側面図である。 デジタルカメラの右側面図である。 デジタルカメラの要部構成を示すブロック図である。 撮像素子の画素配列の一例を示す説明図である。 通常画素,第1,第2位相差画素の構造を示す断面図である。 合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 合焦状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 デジタルカメラの姿勢を90°回転させたときの表示画面の表示状態を示す背面図である。 第2実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第2実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第3実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第3実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第4実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第4実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第5実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第5実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第6実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第6実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第7実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第7実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第8実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第8実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第9実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第9実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第10実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第10実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第11実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第11実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第12実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第12実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第12実施形態における情報表示部を上部に表示した表示画面の状態を示す説明図である。 第12実施形態における情報表示部を左端に表示した表示画面の状態を示す説明図である。 第12実施形態における情報表示部を右端に表示した表示画面の状態を示す説明図である。 第13実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第13実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第13実施形態における情報表示部を右上に表示した表示画面の状態を示す説明図である。 第13実施形態における情報表示部を左下に表示した表示画面の状態を示す説明図である。 第13実施形態における情報表示部を右下に表示した表示画面の状態を示す説明図である。 第14実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第14実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第15実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第15実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第16実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第16実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第17実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第17実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第18実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第18実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第19実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第19実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第20実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第20実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第21実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第21実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第22実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第22実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第23実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第23実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第24実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第24実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第25実施形態におけるスマートフォンの外観を正面側から示す斜視図である。 第25実施形態におけるスマートフォンの正面図である。 第25実施形態におけるスマートフォンの背面図である。 第25実施形態におけるスマートフォンの平面図である。 第25実施形態におけるスマートフォンの底面図である。 第25実施形態におけるスマートフォンの左側面図である。 第25実施形態におけるスマートフォンの右側面図である。 第25実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第25実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 スマートフォンの姿勢を90°回転させたときの表示画面の表示状態を示す背面図である。 第26実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第26実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第27実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第27実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第28実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第28実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第29実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第29実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第30実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第30実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第31実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第31実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第32実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第32実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第33実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第33実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第34実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第34実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第35実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第35実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第36実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第36実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第36実施形態における情報表示部を上部に表示した表示画面の状態を示す説明図である。 第36実施形態における情報表示部を左端に表示した表示画面の状態を示す説明図である。 第36実施形態における情報表示部を右端に表示した表示画面の状態を示す説明図である。 第37実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第37実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第37実施形態における情報表示部を右上に表示した表示画面の状態を示す説明図である。 第37実施形態における情報表示部を左下に表示した表示画面の状態を示す説明図である。 第37実施形態における情報表示部を右下に表示した表示画面の状態を示す説明図である。 第38実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第38実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第39実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第39実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第40実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第40実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第41実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第41実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第42実施形態における合焦していない状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第42実施形態における合焦している状態での表示画面上の表示状態を示す説明図である。 第43実施形態におけるデジタルカメラの要部構成を示すブロック図である。
[第1実施形態]
図1ないし図7において、撮像装置としてのデジタルカメラ2は、マニュアルフォーカス時にスプリットイメージを生成して表示するものである。デジタルカメラ2のボディ3の前面に撮影レンズ4が設けられている。撮影レンズ4は、その鏡筒の外周にフォーカスリング(ピント調節リング)6を回転自在に設けてある。このフォーカスリング6の回転操作により、撮影レンズ4のピントを調節する。
ボディ3の上面にはシャッタボタン8が設けられ、背面には上部ダイアル9や背面ダイアル10を含む各種操作部材が設けられている。シャッタボタン8の押圧操作により、撮像素子12(図8参照)による撮影レンズ4を通した撮影が行われ、撮影画像がメモリカード13(図8参照)に記録される。ボディ3の底面に、メモリカード13が装填されるカードスロット(図示省略)と、このカードスロットの開口を開閉する装填蓋14とが設けられている。
上部ダイアル9,背面ダイアル10は、各種機能を設定により割り当てることができる。割り当てることができる機能の1つとして、ピントを調節機能がある。例えば、上部ダイアル9にピントの調節機能を割り当てた場合、上部ダイアル9の回転操作によって撮影レンズ4のピントの調節することができる。背面ダイアル10についても、同様である。
また、ボディ3の背面には、表示部としてのモニタ15を設けてある。モニタ15は、撮影モード下では、電子ビューファインダとして機能し、その表示画面15aにライブビュー表示を行う。ライブビュー表示は、撮影中の被写体画像(以下、表示される被写体画像を表示画像という)D1(図11A参照)を表示画面15aに連続的に表示するものである。また、表示画面15aの中央付近に、ライブビュー表示の際に被写体画像のスプリットイメージが表示される矩形形状のスプリットイメージ表示領域18がある。
スプリットイメージ表示領域18は、上下に4分割された上から順に第1〜第4サブ表示領域18a〜18dから構成され、それぞれのサブ表示領域18a〜18dには、それらの境界を挟んで上下に異なる位相を有する被写体画像が表示される。すなわち、第1〜第4サブ表示領域18a〜18d内には、スプリットイメージを構成する各被写体画像(以下、第1〜第4位相差画像という)P1〜P4(図11A参照)が表示される。第1〜第4位相差画像P1〜P4は、撮影レンズ4のピントのずれに応じて相互にずれて表示される。第1〜第4位相差画像P1〜P4は、撮影レンズ4のピントが被写体に合致しているときにはずれがない。
第1〜第4位相差画像がずれる方向は、スプリットイメージ表示領域18を分割した方向(サブ表示領域が並ぶ方向)と直交する方向であり、この例では左右方向である。第1位相差画像P1と第3位相差画像P3とが同じ方向にずれて表示され、また第2位相差画像P2と第4位相差画像P4とが同じ方向にずれて表示される。第1,第3位相差画像P1,P3と第2,第4位相差画像P2,P4は、互いに相反する方向にずれる。
撮影者は、第1〜第4位相差画像P1〜P4の相互のずれを見ることで被写体に対する撮影レンズ4のピントのずれを確認することができる。第1〜第4位相差画像P1〜P4は、白黒(グレースケール)で表示され、その外側の画像は、カラーで表示される。
図8において、制御部20は、シャッタボタン8,操作部21からの操作信号に基づいて、デジタルカメラ2の各部を統括的に制御する。操作部21は、上部ダイアル9や背面ダイアル10などの各種操作部材やスイッチなどで構成されている。撮影レンズ4は、光軸方向に移動自在なフォーカスレンズ4aを有している。レンズ移動機22は、フォーカスリング6の回転に応答して、フォーカスレンズ4aを光軸に沿って前後移動する。これにより、フォーカスリング6の回転操作で撮影レンズ4のピント位置が調節される。また、上部ダイアル9,背面ダイアル10にピントを調節機能を割り当てているときには、上部ダイアル9または背面ダイアル10が回転操作されると、制御部20によりレンズ移動機22内のモータが駆動されてフォーカスレンズ4aが光軸に沿って前後移動される。
撮影レンズ4の背後に、撮像素子12が配されており、撮影レンズ4を透過した被写体光が撮像素子12の撮像面12aに入射する。撮像面12aには、通常画素23,第1位相差画素24a,第2位相差画素24b(図9参照)が所定のパターンでマトリクス状に配列され、画像の各部を光電変換して出力する。なお、撮像素子12としては、CCD型、CMOS型などの各種のものを用いることができる。撮像素子12は、制御部20からの駆動信号によって作動する。
画像処理部25は、同時化処理、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理などの各種画像処理を施す。画像処理部25は、撮像素子12から出力される各通常画素23の画素値に基づいて、被写体画像を生成する。以下、通常画素23に基づいて生成される被写体画像を通常画像という。通常画像は、同時化処理によって全ての画素が3色の画素値を有したカラー画像である。
また、画像処理部25は、ライブビュー表示を行う場合には、撮像面12aのスプリットイメージ表示領域18に対応する領域にある各第1位相差画素24a,各第2位相差画素24bの画素値に基づいて、第1〜第4位相差画像P1〜P4を生成し、これら第1〜第4位相差画像P1〜P4を上下方向に順番に配したスプリットイメージを通常画像に合成することによって表示画像D1を生成する。第1〜第4位相差画像P1〜P4は、緑色の光を受光する第1,第2位相差画素24a,24bの画素値から輝度値を得て、この輝度値に基づいて白黒(グレースケール)の画像として生成される。また、表示画像D1を生成する場合には、通常画像に対して間引き処理を施すことによって、通常画像の解像度を第1〜第4位相差画像P1〜P4の解像度と同じにしている。
第1位相差画像P1は、第1サブ表示領域18aに対応する撮像面12aの領域内にある各第1位相差画素24aの画素値により生成される。第2位相差画像P2は、第2サブ表示領域18bに対応する撮像面12aの領域内にある各第2位相差画素24bの画素値により生成される。同様にして、第3位相差画像P3は、第3サブ表示領域18cに対応する撮像面12aの領域内にある各第1位相差画素24aの画素値から、第4位相差画像P4は、第4サブ表示領域18dに対応する撮像面12aの領域内にある各第2位相差画素24bの画素値からそれぞれ生成される。
圧縮伸長処理回路26は、シャッタボタン8の押圧操作に応答して生成される通常画像に対して圧縮処理を施す。また、圧縮伸長処理回路26は、メディアI/F27を介してメモリカード13から読み出された圧縮画像に対して伸長処理を施す。メディアI/F27は、メモリカード13に対する画像の記録及び読み出しなどを行う。
表示駆動部28は、モニタ15を駆動し、撮影モード下では、画像処理部25からの表示画像D1を表示画面15aに表示させる。また、表示駆動部28は、再生モード時には圧縮伸長処理回路26で伸長された通常画像を表示画面15aに表示させる。
制御部20には、姿勢センサ29が接続されている。姿勢センサは、例えば加速度センサなどで構成され、デジタルカメラ2の姿勢が、表示画面15aを横長にした横位置と、表示画面15aを縦長にした縦位置とのいずれであるかを検出する。
図9に示すように、撮像面12aには、通常画素23が多数設けられている。この通常画素23は、被写体からの光束を瞳分割することなく受光する画素である。通常画素23は、赤(R)色のR画素と、緑(G)色のG画素と、青(B)色のB画素のいずれかであり、これらは所定のパターンで配列されている。なお、図9では、R画素,G画素,B画素に「R」,「G」,「B」を付してある。
また、撮像面12aには、一部のG画素の代わりに、第1位相差画素24a(図中「G1」)、第2位相差画素24b(図中「G2」)を所定のパターンで配してある。この例においては、第1位相差画素24aと第2位相差画素24bは、水平及び垂直方向にそれぞれ所定の間隔をあけて交互に設けられている。なお、スプリットイメージ表示領域18に対応する領域にだけに第1,第2位相差画素24a,24bを所定のパターンで配してもよい。
図10において、各画素23,24a,24bは、半導体基板31に形成されたフォトダイオード32を有している。フォトダイオード32は、入射した光をその受光量に応じた信号電荷に変換して蓄積する光電変換部である。半導体基板31の表面に透明な絶縁膜33が形成され、その上に遮光膜34が形成されている。遮光膜34には、通常画素23のフォトダイオード32上に通常開口34aが形成されている。通常開口34aは、フォトダイオード32と同じ矩形状であるが、サイズがフォトダイオード32よりも小さく、その中心がフォトダイオード32の中心と一致した位置に設けられている。
また、遮光膜34には、第1位相差画素24aのフォトダイオード32上に第1偏心開口34bが、また第2位相差画素24bのフォトダイオード32上に第2偏心開口34cがそれぞれ形成されている。第1位相差画素24aの第1偏心開口34bは、フォトダイオード32の中心に対して右方向に、また第2位相差画素24bの第2偏心開口34cは、フォトダイオード32の中心に対して左方向にずれた位置に形成されている。
なお、各偏心開口34b,34cの偏心方向は、スプリットイメージ表示領域18の分割方向に直交する方向である。これは、スプリットイメージ表示領域18の分割方向に直交する方向に第1〜第4位相差画像P1〜P4をずらして表示するためである。
遮光膜34よりも上層に3原色のいずれかのカラーフィルタ36が設けられ、さらにその上に画素ごとのマイクロレンズ37を設けてある。カラーフィルタ36は、対応する画素の色の光を透過するものである。第1位相差画素24a,第2位相差画素24bには、緑色の光を透過するカラーフィルタ36が設けられている。
上記のような構成により、第1位相差画素24aは、撮影レンズ4の射出瞳を分割した左側部分からの光束38Lだけを受光し、第2位相差画素24bは、右側部分からの光束38Rだけを受光する。一方、通常画素23は、撮影レンズ4からの光束を瞳分割することなく受光する
図11Aに示すように、表示画面15aに表示される表示画像D1では、スプリットイメージ表示領域18の周囲に通常画像が表示され、スプリットイメージ表示領域18内にスプリットイメージが表示される。すなわち、第1〜第4サブ表示領域18a〜18dに第1〜第4位相差画像P1〜P4が表示される。被写体に撮影レンズ4のピント位置が合致していない場合、通常画素の画素値から生成される周囲の通常画像部分に対して、第1位相差画素24aの画素値によって生成される第1,第3位相差画像P1,P3は、例えば左方向にずれた状態で表示され、第2位相差画素24bの画素値によって生成される第2,第4位相差画像P2,P4は、右方向にずれた状態に表示される。
上述のように、第1位相差画素24aは、撮影レンズ4の射出瞳の左側領域からの光束を受光し、第2位相差画素24bは、射出瞳の右側領域からの光束を受光する。このため、スプリットイメージ表示領域18内の被写体に撮影レンズ4のピント位置が合致していない場合(非合焦状態)では、第1位相差画素24a上に生成される像と、第2位相差画素24b上に生成される像との間には、左右方向にずれ(位相差)が生じ、各像は、通常画素23上に生成される像ともずれる。したがって、被写体に撮影レンズ4のピント位置が合致していない場合、上述のように通常画素23の画素値から生成される周囲の通常画像部分に対して、第1位相差画素24aの画素値によって生成される第1,第3位相差画像P1,P3は、例えば左方向にずれた状態で表示され、第2位相差画素24bの画素値によって生成される第2,第4位相差画像P2,P4は、右方向にずれた状態に表示される。
第1,第3位相差画像P1,P3と第2,第4位相差画像P2,P4とのずれ方向は相反する方向であるが、前ピンと後ピンによって逆になる。また、第1〜第4位相差画像P1〜P4のずれ量は、ピントのずれ量に応じたものとなる。
被写体に撮影レンズ4のピント位置が合致した場合(合焦状態)では、第1位相差画素24a上に生成される像と、第2位相差画素24b上に生成される像との間には、左右方向にずれは生じない。また、通常画素23上に生成される像ともずれがなくなる。したがって、この場合には、第1〜第4位相差画像P1〜P4は、図11Bに示すように、それら相互の間、及び周囲の通常画像に対してずれがない状態で表示される。
スプリットイメージ表示領域18の輪郭は、スプリットイメージ表示領域18内外の各画像の生成に使用する位相差画素と通常画素の違いが表示状態の違いとして表われることで境界として見えるものである。各位相差画素24a,24bから生成されるスプリットイメージ表示領域18内の第1〜第4位相差画像P1〜P4は、非合焦状態で第1〜第4位相差画像P1〜P4が通常画素23から生成される周囲の通常画像に対して左右にずれて表示され、またカラー画像である周囲の通常画像に対して第1〜第4位相差画像P1〜P4がグレースケールで表示されるので、スプリットイメージ表示領域18の周囲に境界が見える。
同様に、第1〜第4サブ表示領域18a〜18dの相互の境界は、第1位相差画素24aと第2位相差画素24bとの違いが表示状態として表われることで見えるものである。第1位相差画素24aと第2位相差画素24bは、上述のようにそれらの上に生成される各像にずれが生じるので、それにより生成される隣接した各位相差画像間にもずれがあるため、各サブ表示領域18a〜18dの相互の境界が見える。このため、各サブ表示領域18a〜18dの相互の境界は、第1位相差画素24aと第2位相差画素24bの上に生成される各像のずれが小さくなるにしたがって境界が見えなっていく。
スプリットイメージ表示領域18とその外側の通常画像との境界線を表示し、また各サブ表示領域18a〜18dの相互の境界線を表示してもよい。この場合、各サブ表示領域18a〜18dの相互の境界線については、位相差画像のずれが小さくなるほど表示の濃度を薄めていき、すれが無い状態で境界線が消えるようにしてもよい。さらに、第1位相差画素24aから生成された第1,第3位相差画像P1,P3と第2位相差画素24bから生成された第2,第4位相差画像P2,P4とでずれ方向に互いに逆方向の濃度グラデーションをつけても良い。それにより非合焦状態の視認性が向上する。
なお、第1,第2位相差画素24a,24bの周囲の通常画素23から生成される色情報を第1〜第4位相差画像P1〜P4の各画素に与えることによって、第1〜第4位相差画像P1〜P4をカラー画像としてもよい。この場合には、スプリットイメージ表示領域18と通常画像の領域との境界を視認し易いように境界線を表示しても良い。
次に上記構成の作用について説明する。撮影モードにすると、ライブビュー表示が開始される。被写体からの光が撮影レンズ4を通して撮像面12aに入射し、通常画素23,第1位相差画素24a,第2位相差画素24bによって光電変換されて信号電荷として蓄積する。そして、これらの信号電荷が連続して読み出されることによって、1画面分の画像信号が画像処理部25に出力される。この画像処理部25によって、画像信号に含まれる通常画素23の画素値から通常画像が生成される。また、スプリットイメージ表示領域18に対応する撮像面12aの領域内にある第1位相差画素24aの画素値から第1,第3位相差画像P1,P3が生成され、第2位相差画素24bの画素値から第2,第4位相差画像P2,P4が生成される。そして、第1〜第4位相差画像P1〜P4を上下に並べたスプリットイメージを通常画像に合成して表示画像D1が生成される。このようにして生成される表示画像D1が表示駆動部28を介してモニタ15に送られる。
1画面分の撮影ごとに、上記のように撮像素子12から出力される画像信号に基づいて画像処理部25によって表示画像D1が生成され、それが表示駆動部28を介してモニタ15に送られる。これにより、表示画面15aに表示される表示画像D1が更新されて、ライブビュー表示が行われる。
表示画像D1中のスプリットイメージ表示領域18内で、例えば、図11Aに示されるように、第1,第3位相差画像P1,P3と、第2,第4位相差画像P2,P4とがずれている場合には、撮影者はフォーカスリング6を回転操作してピントを調節する。フォーカスリング6の調節により、ピント位置が変化すると、第1位相差画素24a上に生成される像と第2位相差画素24b上に生成される像のずれが変化する。このため、第1,第3位相差画像P1,P3と、第2,第4位相差画像P2,P4とのずれが大きく、あるいは小さくなる。
ピントのずれが小さくなると第1,第3位相差画像P1,P3と第2,第4位相差画像P2,P4とのずれが小さくなるから、撮影者は、ずれが小さくなる方向にフォーカスリング6を回転操作して、図11Bに示されるように、第1,第3位相差画像P1,P3と、第2,第4位相差画像P2,P4とのずれをなくす。このようにして、第1,第3位相差画像P1,P3と、第2,第4位相差画像P2,P4とにずれがない状態になると、撮影レンズ4のピントが被写体に合致した状態になる。そして、このときには隣接するサブ表示領域同士の境界が見えなくなる。
上記のようにして、ピントを調節した後にシャッタボタン8を押圧操作して、静止画の撮影を行う。シャッタボタン8が押圧されると、露出を調節した後、撮像素子12によって撮影が行われ、この後に撮像素子12から出力される画像信号から画像処理部25によって通常画像が生成される。そして、この通常画像が、圧縮伸長処理回路26で圧縮処理されてから、メディアI/F27を介してメモリカード13に記録される。
上記第1実施形態では、第1,第2位相差画素の画素値から直接に第1〜第4位相差画像P1〜P4を生成しているが、第1,第2位相差画素の画素値から撮影レンズのピントのずれ量、及びずれ方向を検出し、そのずれ量、及びずれ方向に基づいてずらした第1〜第4位相差画像P1〜P4を通常画素の画素値から生成してもよい。この場合には、各位相差画素の偏心開口の偏心方向を、スプリットイメージ表示領域の分割方向に直交する方向とする必要はない。
図12に示す例は、表示画面15aが縦長な状態となるようにデジタルカメラ2の姿勢を90°回転させたとき、すなわち縦位置としたときに、スプリットイメージ表示領域18をデジタルカメラ2とは逆方向に90°回転した姿勢として、スプリットイメージ表示領域18の分割方向を上下方向に維持するものである。制御部20に接続された姿勢センサ29により、デジタルカメラ2の姿勢が表示画面15aを横長にした横位置から90°回転させて表示画面15aを縦長にした縦位置にしたことが検出された場合、制御部20は、縦位置の表示となるように画像処理部25制御する。これにより、例えば、デジタルカメラ2の姿勢が横位置から縦位置になったことが検出されると、スプリットイメージ表示領域18は、図11A,図11Bの表示状態から、図12に示すように、デジタルカメラ2とは逆方向に90°回転した姿勢で表示される。
[第2実施形態]
第2実施形態は、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状を楕円としたものである。この第2実施形態、及びこれ以降の各実施形態では、デジタルカメラの形状は、第1実施形態の正面、背面、各側面,平面、及び底面と同じである。また、各実施形態では、デジタルカメラの姿勢を90°回転して、表示画面が縦長な状態となる縦位置にしたときは、図12に示す例のようにスプリットイメージ表示領域を90°回転し、スプリットイメージ表示領域の分割方向が変わらないように表示する。さらに、各実施形態では、スプリットイメージ表示領域内の表示状態は、第1実施形態と同様に描いてある。
図13Aに示すように、スプリットイメージ表示領域41は、楕円形状である。スプリットイメージ表示領域41は、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域41a〜41dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図13Aに示すように、第1〜第4サブ表示領域41a〜41dに表示されている各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図13Bに示すように、スプリットイメージ表示領域41内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域41a〜41dの境界が見えなくなる。
[第3実施形態]
第3実施形態は、輪郭形状が矩形のスプリットイメージ表示領域を左右方向に4分割したものである。図14Aに示すように、スプリットイメージ表示領域42は、矩形形状であり、左右方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域42a〜42dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図14Aに示すように、各サブ表示領域42a〜42d内の各位相差画像が上下方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図14Bに示すように、スプリットイメージ表示領域42内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域42a〜42dの境界が見えなくなる。
[第4実施形態]
第4実施形態は、輪郭形状が楕円のスプリットイメージ表示領域を左右方向に4分割したものである。図15Aに示すように、スプリットイメージ表示領域43は、楕円形状であり、左右方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域43a〜43dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図15Aに示すように、各サブ表示領域43a〜43d内の各位相差画像が上下方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図15Bに示すように、スプリットイメージ表示領域43内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域43a〜43dの境界が見えなくなる。
[第5実施形態]
第5実施形態は、輪郭形状が矩形のスプリットイメージ表示領域を上下方向に8分割したものである。図16Aに示すように、スプリットイメージ表示領域44は、矩形形状であり、上下方向に8分割されて第1〜第8サブ表示領域44a〜44hを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図16Aに示すように、各サブ表示領域44a〜44h内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図16Bに示すように、スプリットイメージ表示領域44内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域44a〜44hの境界が見えなくなる。
[第6実施形態]
第6実施形態は、輪郭形状が矩形のスプリットイメージ表示領域を斜め方向に4分割したものである。図17Aに示すように、スプリットイメージ表示領域45は、矩形形状であり、斜め方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域45a〜45dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図17Aに示すように、各サブ表示領域45a〜45d内の各位相差画像がスプリットイメージ表示領域45の分割方向に直交する方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図17Bに示すように、スプリットイメージ表示領域45内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域45a〜45dの境界が見えなくなる。
[第7実施形態]
第7実施形態は、輪郭形状が楕円のスプリットイメージ表示領域を斜め方向に4分割したものである。図18Aに示すように、スプリットイメージ表示領域46は、楕円形状である楕円形状であり、斜め方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域46a〜46dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図18Aに示すように、各サブ表示領域46a〜46d内の各位相差画像がスプリットイメージ表示領域46の分割方向と直交する方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図18Bに示すように、スプリットイメージ表示領域46内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域46a〜46dの境界が見えなくなる。
[第8実施形態]
第8実施形態は、輪郭形状が矩形のスプリットイメージ表示領域を斜め方向に2分割したものである。図19Aに示すように、スプリットイメージ表示領域47は、矩形形状であり、斜め方向に2分割されて第1,第2サブ表示領域47a,47bを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図19Aに示すように、各サブ表示領域47a,47b内の各位相差画像がスプリットイメージ表示領域47の分割方向と直交する方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図19Bに示すように、スプリットイメージ表示領域47内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1,第2サブ表示領域47a,47bの境界が見えなくなる。
[第9実施形態]
第9実施形態は、輪郭形状が楕円のスプリットイメージ表示領域を斜め方向に2分割したものである。図20Aに示すように、スプリットイメージ表示領域48は、楕円形状であり、斜め方向に2分割されて第1,第2サブ表示領域48a,48bを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図20Aに示すように、各サブ表示領域48a,48b内の各位相差画像がスプリットイメージ表示領域48の分割方向と直交する方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図20Bに示すように、スプリットイメージ表示領域48内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1,第2サブ表示領域48a,48bの境界が見えなくなる。
[第10実施形態]
第10実施形態は、輪郭形状が真円のスプリットイメージ表示領域を上下方向に4分割したものである。図21Aに示すように、スプリットイメージ表示領域49は、真円形状であり、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域49a〜49dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図21Aに示すように、各サブ表示領域49a〜49d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図21Bに示すように、スプリットイメージ表示領域49内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域49a〜49dの境界が見えなくなる。
[第11実施形態]
第11実施形態は、輪郭形状が真円のスプリットイメージ表示領域を左右方向に4分割したものである。図22Aに示すように、スプリットイメージ表示領域50は、真円形状であり、左右方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域50a〜50dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図22Aに示すように、各サブ表示領域50a〜50d内の各位相差画像が上下方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図22Bに示すように、スプリットイメージ表示領域50内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域50a〜50dの境界が見えなくなる。
[第12実施形態]
第12実施形態は、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状を矩形とするとともに、情報表示部を表示するものである。図23Aに示すように、表示画面15aには、スプリットイメージ表示領域51内にスプリットイメージが表示されるとともに、情報表示部52とが表示される。情報表示部52は、表示画面15aの下部に表示され、デジタルカメラに設定されている露出モード(絞り優先AE,シャッタ速度優先AE、プログラムなど)や測光モード、電池残量を示す記号、設定されているシャッタ速度、絞り値、撮影感度などが表示される。なお、この情報表示部52に、第1,第2位相差画素上に形成される像のずれ(位相差)に相当する値を表示してもよい。ずれに相当する値としては、そのずれ量を示す画素数や、撮影レンズのピントが合致している距離と被写体距離との差などがある。
スプリットイメージ表示領域51は、矩形形状であり、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域51a〜51dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図23Aに示すように、各サブ表示領域51a〜51d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図23Bに示すように、スプリットイメージ表示領域51内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域51a〜51dの境界が見えなくなる。
図24に示す変形例は、情報表示部52に代えて、表示画面15aの上部に情報表示部53を表示したものである。また、図25に示す変形例は、表示画面15aの左端に情報表示部54を表示したものである。さらに、図26に示す変形例は、表示画面15aの右端に情報表示部56を表示したものである。なお、図24〜図26の各変形例におけるスプリットイメージ表示領域の表示は、図23A,図23Bに示すものと同様である。
なお、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状は、矩形に限られず、例えば真円や楕円であってもよい。また、スプリットイメージ表示領域の分割の方向,分割数についても、上記のものに限られず、左右方向や斜め方向に分割してもよく、2分割、3分割、あるいは5分割以上であってもよい。
[第13実施形態]
第13実施形態は、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状を矩形形状とするとともに小サイズの情報表示部を表示画面に表示したものである。図27Aに示すように、表示画面15aにスプリットイメージ表示領域57と情報表示部58とが表示される。情報表示部58は、小サイズの矩形形状であり、表示画面15aの左上に表示される。情報表示部58には、例えばデジタルカメラに設定されている露出モード(絞り優先AE,シャッタ速度優先AE、プログラムなど)を示す記号を表示する。なお、この情報表示部58に、第1,第2位相差画素上に形成される像のずれ(位相差)に相当する値を表示してもよい。ずれに相当する値としては、そのずれ量を示す画素数や、撮影レンズのピントが合致している距離と被写体距離との差などがある。
スプリットイメージ表示領域57は、矩形形状であり、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域57a〜57dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図27Aに示すように、各サブ表示領域57a〜57d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図27Bに示すように、スプリットイメージ表示領域57内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域57a〜57dの境界が見えなくなる。
図28に示す変形例は、情報表示部58の表示位置を表示画面15aの右上としたものである。また、図29に示す変形例は、情報表示部58の表示位置を左下としたものである。さらに、図30に示す変形例は、情報表示部58の表示位置を右下としたものである。図28〜図30の各変形例におけるスプリットイメージ表示領域57の表示は、図27A,図27Bに示すものと同じである。
なお、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状は、矩形に限られず、例えば円や楕円であってもよい。また、スプリットイメージ表示領域の分割を方向,分割数についても、上記のものに限られず、左右方向や斜め方向に分割してもよく、2分割、3分割、あるいは5分割以上であってもよい。
[第14実施形態]
第14実施形態は、表示画面上の情報表示部以外の領域をスプリットイメージ表示領域としたものである。図31Aに示すように、表示画面15aの下部に画面幅で情報表示部61が表示される。情報表示部61は、デジタルカメラに設定されている露出モード(絞り優先AE,シャッタ速度優先AE、プログラムなど)や測光モード、残存電気量(電池残量)を示す記号、設定されているシャッタ速度、絞り値、撮影感度などを表示する。なお、この情報表示部61に、第1,第2位相差画素上に形成される像のずれ(位相差)に相当する値を表示してもよい。ずれに相当する値としては、そのずれ量を示す画素数や、撮影レンズのピントが合致している距離と被写体距離との差などがある。
表示画面15a上の情報表示部61を除く領域がスプリットイメージ表示領域62になっている。したがって、表示画像D1の全てがスプリットイメージ表示領域62内に表示される。スプリットイメージ表示領域62は、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域62a〜62dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図31Aに示すように、各サブ表示領域62a〜62d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図31Bに示すように、スプリットイメージ表示領域62内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域62a〜62dの境界が見えなくなる。
[第15実施形態]
第15実施形態は、輪郭形状が矩形のスプリットイメージ表示領域を上下方向に2分割したものである。図32Aに示すように、スプリットイメージ表示領域63は、矩形形状であり、上下方向に2分割されて第1,第2サブ表示領域63a,63bを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図32Aに示すように、各サブ表示領域63a,63b内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図32Bに示すように、スプリットイメージ表示領域63内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1,第2サブ表示領域63a,63bの境界が見えなくなる。
[第16実施形態]
第16実施形態は、輪郭形状が楕円のスプリットイメージ表示領域を上下方向に2分割したものである。図33Aに示すように、スプリットイメージ表示領域64は、楕円形状であり、上下方向に2分割されて第1,第2サブ表示領域64a,64bを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図33Aに示すように、各サブ表示領域64a,64b内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図33Bに示すように、スプリットイメージ表示領域64内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1,第2サブ表示領域63a,63bの境界が見えなくなる。
[第17実施形態]
第17実施形態は、表示画像の全面をスプリットイメージ表示領域とし上下方向に2分割したものである。図34Aに示すように、表示画像D1の全面がスプリットイメージ表示領域65になっている。スプリットイメージ表示領域65は、上下方向に2分割されて第1,第2サブ表示領域65a,65bを有している。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図34Aに示すように、各サブ表示領域65a,65b内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図34Bに示すように、スプリットイメージ表示領域65内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1,第2サブ表示領域65a,65bの境界が見えなくなる。
[第18実施形態]
第18実施形態は、表示画像の全面をスプリットイメージ表示領域とし上下方向に4分割したものである。図35Aに示すように、表示画像D1の全面がスプリットイメージ表示領域66になっている。スプリットイメージ表示領域66は、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域66a〜66dを有している。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図35Aに示すように、各サブ表示領域66a〜66d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図35Bに示すように、スプリットイメージ表示領域66内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域66a〜66dの境界が見えなくなる。
[第19実施形態]
第19実施形態は、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状を矩形とするとともに背部ダイアルを想起させるダイアルイメージを表示するものである。図36Aに示すように、表示画面15aには、スプリットイメージ表示領域67内にスプリットイメージが表示されるとともに、ダイアルイメージ68が表示される。ダイアルイメージ68は、フォーカス用ダイアルが背部ダイアル10(図1参照)であることを想起させるものであり、ピント調節機能が背部ダイアル10に割り当ててあるときに表示画面15aの右端に表示される。背部ダイアル10をまわすと、ダイアルイメージ68が移動して合焦操作が行われていることが表示される。
スプリットイメージ表示領域67は、矩形形状であり、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域67a〜67dを有している。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図36Aに示すように、各サブ表示領域67a〜67d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図36Bに示すように、スプリットイメージ表示領域67内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域67a〜67dの境界が見えなくなる。
なお、スプリットイメージ表示領域の分割の方向,分割数は、上記のものに限られず、左右方向や斜め方向に分割してもよく、2分割、3分割、あるいは5分割以上であってもよい。
[第20実施形態]
第20実施形態は、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状を矩形とするとともに、背部ダイアルを想起させる小サイズのダイアルイメージを表示するものである。図37Aに示すように、表示画面15aには、スプリットイメージ表示領域71内にスプリットイメージが表示されるとともに、ダイアルイメージ72が表示される。ダイアルイメージ72は、フォーカス用ダイアルが背部ダイアル10(図1参照)であることを想起させるものであり、ピント調節機能が背部ダイアル10に割り当ててあるときに表示画面15aの右端に表示される。背部ダイアル10をまわすと、ダイアルイメージ72が移動して合焦操作が行われていることが表示される。
スプリットイメージ表示領域71は、矩形形状であり、表示画面15aの中央に表示される。スプリットイメージ表示領域71は、それを上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域71a〜71dを有している。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図37Aに示すように、各サブ表示領域71a〜71d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図37Bに示すように、スプリットイメージ表示領域71内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域71a〜71dの境界が見えなくなる。
なお、スプリットイメージ表示領域の分割の方向,分割数は、上記のものに限られず、左右方向や斜め方向に分割してもよく、2分割、3分割、あるいは5分割以上であってもよい。
[第21実施形態]
第21実施形態は、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状を楕円とするとともに背部ダイアルを想起させるダイアルイメージを表示するものである。図38Aに示すように、表示画面15aには、スプリットイメージ表示領域71内にスプリットイメージが表示されるとともに、ダイアルイメージ74が表示される。ダイアルイメージ74は、フォーカス用ダイアルが背部ダイアル10(図1参照)であることを想起させるものであり、ピント調節機能が背部ダイアル10に割り当ててあるときに表示画面15aの右端に表示される。背部ダイアル10をまわすと、ダイアルイメージ74が移動して合焦操作が行われていることが表示される。
スプリットイメージ表示領域73は、楕円形状であり、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域73a〜73dを有している。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図38Aに示すように、各サブ表示領域73a〜73d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図38Bに示すように、スプリットイメージ表示領域73内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域73a〜73dの境界が見えなくなる。
なお、スプリットイメージ表示領域の分割の方向,分割数は、上記のものに限られず、左右方向や斜め方向に分割してもよく、2分割、3分割、あるいは5分割以上であってもよい。
[第22実施形態]
第22実施形態は、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状を楕円とするとともに背部ダイアルを想起させる小サイズのダイアルイメージを表示するものである。図39Aに示すように、表示画面15aには、スプリットイメージ表示領域76内にスプリットイメージが表示されるとともに、ダイアルイメージ76が表示される。ダイアルイメージ76は、フォーカス用ダイアルが背部ダイアル10(図1参照)であることを想起させるものであり、ピント調節機能が背部ダイアル10に割り当ててあるときに表示画面15aの右端に表示される。背部ダイアル10をまわすと、ダイアルイメージ76が移動して合焦操作が行われていることが表示される。
スプリットイメージ表示領域75は、楕円形状であり、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域75a〜75dを有している。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図39Aに示すように、各サブ表示領域75a〜75d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図39Bに示すように、スプリットイメージ表示領域75内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域75a〜75dの境界が見えなくなる。
なお、スプリットイメージ表示領域の分割の方向,分割数は、上記のものに限られず、左右方向や斜め方向に分割してもよく、2分割、3分割、あるいは5分割以上であってもよい。
[第23実施形態]
第23実施形態は、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状を矩形とするとともに上部ダイアルを想起させるダイアルイメージを表示するものである。図40Aに示すように、表示画面15aには、スプリットイメージ表示領域77内にスプリットイメージが表示されるとともに、ダイアルイメージ78が表示される。ダイアルイメージ78は、フォーカス用ダイアルが上部ダイアル9(図1参照)であることを想起させるものであり、ピント調節機能が上部ダイアル9に割り当ててあるときに表示画面15aの下部に表示される。上部ダイアル9をまわすと、ダイアルイメージ78が移動して合焦操作が行われていることが表示される。
スプリットイメージ表示領域77は、矩形形状であり、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域77a〜77dを有している。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図40Aに示すように、各サブ表示領域77a〜77d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図40Bに示すように、スプリットイメージ表示領域77内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域77a〜77dの境界が見えなくなる。
なお、スプリットイメージ表示領域の分割の方向,分割数は、上記のものに限られず、左右方向や斜め方向に分割してもよく、2分割、3分割、あるいは5分割以上であってもよい。
[第24実施形態]
第24実施形態は、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状を楕円とするとともに上部ダイアルを想起させるダイアルイメージを表示するものである。図41Aに示すように、表示画面15aには、スプリットイメージ表示領域79内にスプリットイメージが表示されるとともに、ダイアルイメージ80が表示される。ダイアルイメージ80は、フォーカス用ダイアルが上部ダイアル9(図1参照)であることを想起させるものであり、ピント調節機能が上部ダイアル9に割り当ててあるときに表示画面15aの下部に表示される。上部ダイアル9をまわすと、ダイアルイメージ80が移動して合焦操作が行われていることが表示される。
スプリットイメージ表示領域79は、矩形形状であり、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域79a〜79dを有している。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図41Aに示すように、各サブ表示領域79a〜79d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図41Bに示すように、スプリットイメージ表示領域79内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域79a〜79dの境界が見えなくなる。
なお、スプリットイメージ表示領域の分割の方向,分割数は、上記のものに限られず、左右方向や斜め方向に分割してもよく、2分割、3分割、あるいは5分割以上であってもよい。
[第25実施形態]
第25実施形態は、カメラ付スマートフォン(多機能携帯電話機)に本発明を適用したものである。図42ないし図48に示すように、スマートフォン102は、そのボディ103に通話ための通信回路などとともにカメラ部104を内蔵しており、そのカメラ部104の撮影レンズ104aがボディ103の背面に露呈している。また、ボディ103の前面には、表示部としてのディスプレイ115が配されている。ディスプレイ115は、撮影モード下では、その表示画面115aにライブビュー表示を行う電子ビューファインダとして機能する。
また、表示画面115a上には透明なタッチセンサ(図示せず)が重ねられており、表示画面115aに対するタッチ操作によって各種操作を行うことができる。この操作の1つとして、撮影レンズ104aのピント調節操作がある。例えば、表示画面115aに指をタッチした状態で、その指を上下にスライド移動することでピント調節を行うことができる。ボディ103の上面に操作ボタン109が設けられており、撮影モード下で操作ボタン109を押圧操作することによって、カメラ部104による撮影が行われる。撮影された画像は内蔵メモリに記憶される。
ライブビュー表示では、表示画面115aに表示画像D2(図49A参照)が表示される。表示画面115aに中央付近にスプリットイメージを表示するスプリットイメージ表示領域118がある。スプリットイメージ表示領域118は、矩形形状であり、上下方向に4分割され、上から順に第1〜第4サブ表示領域118a〜118dとなっている。
図49Aに示すように、表示画面115a上には、表示画像D2が表示される。表示画像D2のスプリットイメージ表示領域118の第1〜第4サブ表示領域118a〜118dにはスプリットイメージを構成する第1〜第4位相差画像が表示され、これらのずれにより被写体に対する撮影レンズ4のピントのずれを確認することができる。なお、表示画像D2を表示するための構成は第1実施形態のもとの同様であるのでその説明を省略する。
撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図49Aに示すように、第1〜第4サブ表示領域118a〜118dに表示されている各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図49Bに示すように、スプリットイメージ表示領域181内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域118a〜118dの境界が見えなくなる。
第1実施形態のデジタルカメラと同様に、第1,第2位相差画素の画素値から撮影レンズのピントのずれ量、及びずれ方向を検出し、そのずれ量、及びずれ方向に基づいてずらした第1〜第4位相差画像を通常画素の画素値から生成してもよい。
図50に示す例は、表示画面115aを縦長な状態から横長な状態となるようにスマートフォン102の姿勢を縦位置から横位置に90°回転させたとき、スプリットイメージ表示領域118をスマートフォン102とは逆方向に90°回転して、スプリットイメージ表示領域118の分割方向を上下方向に維持するものである。スマートフォン102に内蔵した姿勢センサにより縦位置から横位置になったことが検出されると、図49A,図49Bに示すような表示状態から、図50に示すように、スプリットイメージ表示領域118を90°回転されて表示が変えられる。
[第26実施形態]
第26実施形態は、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状を楕円としたものである。この第26実施形態、及びこれ以降の各実施形態では、スマートフォンの形状は、第25実施形態の正面、背面、各側面,平面、及び底面と同じである。また、各実施形態では、スマートフォンの姿勢を90°回転して、表示画面が縦長な状態となる縦位置にしたときは、図50に示す例のようにスプリットイメージ表示領域を90°回転し、スプリットイメージ表示領域の分割方向が変わらないように表示する。さらに、各実施形態では、スプリットイメージ表示領域の表示状態は、第1実施形態と同様に描いてある。
図51Aに示すように、スプリットイメージ表示領域141は、楕円形状であり、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域141a〜141dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図51Aに示すように、第1〜第4サブ表示領域141a〜141dに表示されている各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図51Bに示すように、スプリットイメージ表示領域141内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域141a〜141dの境界が見えなくなる。
[第27実施形態]
第27実施形態は、輪郭形状が矩形のスプリットイメージ表示領域を左右方向に4分割したものである。図52Aに示すように、スプリットイメージ表示領域142は、矩形形状であり、左右方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域142a〜142dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図52Aに示すように、各サブ表示領域142a〜142d内の各位相差画像が上下方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図52Bに示すように、スプリットイメージ表示領域142内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域142a〜142dの境界が見えなくなる。
[第28実施形態]
第28実施形態は、輪郭形状が楕円のスプリットイメージ表示領域を左右方向に4分割したものである。図53Aに示すように、スプリットイメージ表示領域143は、楕円形状であり、左右方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域143a〜143dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図53Aに示すように、各サブ表示領域143a〜143d内の各位相差画像が上下方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図53Bに示すように、スプリットイメージ表示領域143内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域143a〜143dの境界が見えなくなる。
[第29実施形態]
第29実施形態は、輪郭形状が矩形のスプリットイメージ表示領域を上下方向に8分割したものである。図54Aに示すように、スプリットイメージ表示領域144は、矩形形状であり、上下方向に8分割されて第1〜第8サブ表示領域144a〜144hを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図54Aに示すように、各サブ表示領域144a〜144h内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図54Bに示すように、スプリットイメージ表示領域144内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第8サブ表示領域144a〜144hの境界が見えなくなる。
[第30実施形態]
第30実施形態は、輪郭形状が矩形のスプリットイメージ表示領域を斜め方向に4分割したものである。図55Aに示すように、スプリットイメージ表示領域145は、縦横比が表示画面115aと同じ矩形形状であり、斜め方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域145a〜145dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図55Aに示すように、各サブ表示領域145a〜145d内の各位相差画像がスプリットイメージ表示領域145の分割方向と直交する方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図55Bに示すように、スプリットイメージ表示領域145内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域145a〜145dの境界が見えなくなる。
[第31実施形態]
第31実施形態は、輪郭形状が楕円のスプリットイメージ表示領域を斜め方向に4分割したものである。図56Aに示すように、スプリットイメージ表示領域146は、楕円形状であり、斜め方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域146a〜146dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図56Aに示すように、各サブ表示領域146a〜146d内の各位相差画像がスプリットイメージ表示領域146の分割方向と直交する方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図56Bに示すように、スプリットイメージ表示領域146内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域146a〜146dの境界が見えなくなる。
[第32実施形態]
第32実施形態は、輪郭形状が矩形のスプリットイメージ表示領域を斜め方向に2分割したものである。図57Aに示すように、スプリットイメージ表示領域147は、矩形形状であり、斜め方向に2分割されて第1,第2サブ表示領域147a,147bを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図57Aに示すように、各サブ表示領域147a,147b内の各位相差画像がスプリットイメージ表示領域147の分割方向に直交する方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図57Bに示すように、スプリットイメージ表示領域147内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1,第2サブ表示領域147a,147bの境界が見えなくなる。
[第33実施形態]
第33実施形態は、輪郭形状が楕円のスプリットイメージ表示領域を斜め方向に2分割したものである。図58Aに示すように、スプリットイメージ表示領域148は、楕円形状であり、斜め方向に2分割されて第1,第2サブ表示領域148a,148bを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図58Aに示すように、各サブ表示領域148a,148b内の各位相差画像がスプリットイメージ表示領域148の分割方向に直交する方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図58Bに示すように、スプリットイメージ表示領域148内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1,第2サブ表示領域148a,148bの境界が見えなくなる。
[第34実施形態]
第34実施形態は、輪郭形状が真円のスプリットイメージ表示領域を上下方向に4分割したものである。図59Aに示すように、スプリットイメージ表示領域149は、真円形状であり、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域149a〜149dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図59Aに示すように、各サブ表示領域149a〜149d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図59Bに示すように、スプリットイメージ表示領域149内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域149a〜149dの境界が見えなくなる。
[第35実施形態]
第35実施形態は、輪郭形状が真円のスプリットイメージ表示領域を左右方向に4分割したものである。図60Aに示すように、スプリットイメージ表示領域150は、真円形状であり、左右方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域150a〜150dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図60Aに示すように、各サブ表示領域150a〜150d内の各位相差画像が上下方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図60Bに示すように、スプリットイメージ表示領域150内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域150a〜150dの境界が見えなくなる。
[第36実施形態]
第36実施形態は、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状を矩形とするとともに情報表示部を表示画面に表示したものである。図61Aに示すように、表示画面115aには、スプリットイメージ表示領域151内にスプリットイメージが表示されるとともに、情報表示部152とが表示される。情報表示部152は、表示画面115aの下部に表示され、デジタルカメラに設定されている露出モード(絞り優先AE,シャッタ速度優先AE、プログラムなど)や測光モード、残存電気量(電池残量)を示す記号、設定されているシャッタ速度、絞り値、撮影感度などを表示する。なお、この情報表示部152に、第1,第2位相差画素上に形成される像のずれ(位相差)に相当する値を表示してもよい。ずれに相当する値としては、そのずれ量を示す画素数や、撮影レンズのピントが合致している距離と被写体距離との差などがある。
スプリットイメージ表示領域151は、矩形形状であり、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域151a〜151dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図61Aに示すように、各サブ表示領域151a〜151d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図61Bに示すように、スプリットイメージ表示領域151内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域151a〜151dの境界が見えなくなる。
図62に示す変形例は、情報表示部152に代えて、表示画面115aの上部に情報表示部153を表示したものである。また、図63に示す変形例は、表示画面115aの左端に情報表示部154を表示したものである。図64に示す変形例は、表示画面115aの右端に情報表示部156を表示したものである。なお、図62〜図64の各変形例におけるスプリットイメージ表示領域の表示は、図61A,図61Bに示すものと同様である。
なお、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状は、矩形に限られず、例えば円や楕円であってもよい。また、スプリットイメージ表示領域の分割を方向,分割数についても、上記のものに限られず、左右方向や斜め方向に分割してもよく、2分割、3分割、あるいは5分割以上であってもよい。
[第37実施形態]
第37実施形態は、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状を矩形とするとともに小サイズの情報表示部を表示画面に表示したものである。図65Aに示すように、表示画面115aには、スプリットイメージ表示領域157内にスプリットイメージが表示されるとともに、情報表示部158とが表示される。情報表示部158は、小サイズの矩形形状であり、表示画面115aの左上に表示される。情報表示部158には、例えばスマートフォン102に設定されている露出モード(絞り優先AE,シャッタ速度優先AE、プログラムなど)を示す記号を表示する。なお、この情報表示部157に、第1,第2位相差画素上に形成される像のずれ(位相差)に相当する値を表示してもよい。ずれに相当する値としては、そのずれ量を示す画素数や、撮影レンズのピントが合致している距離と被写体距離との差などがある。
スプリットイメージ表示領域157は、矩形形状である。また、スプリットイメージ表示領域157は、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域157a〜157dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図65Aに示すように、各サブ表示領域157a〜157d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図65Bに示すように、スプリットイメージ表示領域157内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域157a〜157dの境界が見えなくなる。
図66に示す変形例は、情報表示部158の表示位置を表示画面115aの右上としたものである。また、図67に示す変形例は、情報表示部158の表示位置を表示画面115aの左下としたものである。さらに、図68に示す変形例は、情報表示部158の表示位置を表示画面115aの右下としたものである。図66〜図68の各変形例におけるスプリットイメージ表示領域57の表示は、図65A,図65Bと同じである。
なお、スプリットイメージ表示領域の輪郭形状は、矩形に限られず、例えば円や楕円であってもよい。また、スプリットイメージ表示領域の分割を方向,分割数についても、上記のものに限られず、左右方向や斜め方向に分割してもよく、2分割、3分割、あるいは5分割以上であってもよい。
[第38実施形態]
第38実施形態は、表示画面上の情報表示部以外の領域をスプリットイメージ表示領域としたものである。図69Aに示すように、表示画面115aの下部に画面幅で情報表示部161が表示される。情報表示部161は、スマートフォン2に設定されている露出モード(絞り優先AE,シャッタ速度優先AE、プログラムなど)や測光モード、残存電気量(電池残量を示す記号、設定されているシャッタ速度、絞り値、撮影感度などを表示する。なお、この情報表示部161に、第1,第2位相差画素上に形成される像のずれ(位相差)に相当する値を表示してもよい。ずれに相当する値としては、そのずれ量を示す画素数や、撮影レンズのピントが合致している距離と被写体距離との差などがある。
表示画面115a上の情報表示部161を除く領域がスプリットイメージ表示領域162になっている。したがって、表示画像D2の全てがスプリットイメージ表示領域162内に表示される。スプリットイメージ表示領域162は、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域162a〜162dを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図69Aに示すように、各サブ表示領域162a〜162d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図69Bに示すように、スプリットイメージ表示領域162内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域162a〜162dの境界が見えなくなる。
[第39実施形態]
第39実施形態は、輪郭形状が矩形のスプリットイメージ表示領域を上下方向に2分割したものである。図70Aに示すように、スプリットイメージ表示領域163は、縦横比が表示画面115aと同じ矩形形状であり、上下方向に2分割されて第1,第2サブ表示領域163a,163bを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図70Aに示すように、各サブ表示領域163a,163b内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図70Bに示すように、スプリットイメージ表示領域163内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1,第2サブ表示領域163a,163bの境界が見えなくなる。
[第40実施形態]
第40実施形態は、輪郭形状が楕円のスプリットイメージ表示領域を上下方向に2分割したものである。図71Aに示すように、スプリットイメージ表示領域164は、楕円形状であり、上下方向に2分割されて第1,第2サブ表示領域164a,164bを有する。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図71Aに示すように、各サブ表示領域164a,164b内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図71Bに示すように、スプリットイメージ表示領域164内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1,第2サブ表示領域164a,164bの境界が見えなくなる。
[第41実施形態]
第41実施形態は、表示画像の全面をスプリットイメージ表示領域とし上下方向に2分割したものである。図72Aに示すように、表示画像D2の全面がスプリットイメージ表示領域165になっており、スプリットイメージ表示領域165は、上下方向に2分割されて第1,第2サブ表示領域165a,165bを有している。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図72Aに示すように、各サブ表示領域165a,165b内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図72Bに示すように、スプリットイメージ表示領域165内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1,第2サブ表示領域165a,165bの境界が見えなくなる。
[第42実施形態]
第42実施形態は、表示画像の全面をスプリットイメージ表示領域とし上下方向に4分割したものである。図73Aに示すように、表示画像D2の全面がスプリットイメージ表示領域166になっており、スプリットイメージ表示領域166は、上下方向に4分割されて第1〜第4サブ表示領域166a〜166dを有している。撮影レンズのピントが被写体に合致していない非合焦状態では、図73Aに示すように、各サブ表示領域166a〜166d内の各位相差画像が左右方向にずれて表示される。撮影レンズのピントが被写体に合致した合焦状態となると、図73Bに示すように、スプリットイメージ表示領域166内に表示されている各位相差画像のずれがなくなり、第1〜第4サブ表示領域166a〜166dの境界が見えなくなる。
[第43実施形態]
第43実施形態は、スプリットイメージの表示パターンを選択可能にしたものである。以下に説明する他の構成は、第1実施形態のもとの同じであり、同じ構成部材には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。なお、デジタルカメラを例にして説明するが、スマートフォンにも利用することができる。
図74に示すように、制御部20には、選択部201とパターンメモリ202とが接続されている。パターンメモリ202には、上記第1〜第24実施形態で示した各スプリット表示領域に対応するスプリットイメージの各表示パターンが記憶されている。表示パターンは、スプリットイメージの表示形式を規定する情報であり、スプリットイメージ表示領域の範囲(形状やサイズ、位置)、分割方向,分割数(サブ表示領域の個数)の各情報を組み合わせたものとなっている。また、第12〜14実施形態のように情報表示部を表示するものでは、情報表示部の表示位置、情報表示部に表示すべき情報の種類なども含んでいる。選択部201は、それを操作することによって、パターンメモリ202に記憶されている各表示パターンを表示画面15に表示させ、そのうちの1つを選択できる。
制御部20は、選択部201で選択された表示パターンの各情報を画像処理部25に送ることによって、画像処理部25が選択された表示パターンのスプリットイメージを構成する各位相差画像を第1,第2位相差画素の画素値から生成し、そのスプリットイメージを合成した表示画像を生成するように制御する。
この例によれば、スプリットイメージの表示パターンを選択することができるので、被写体の有するエッジ成分の方向や位置などに応じて位相差画像同士のずれが認識しやすい表示ーンのスプリットイメージを用いて撮影レンズ4のピント調節を行える。
2 デジタルカメラ
4 撮影レンズ
6 フォーカスリング
12 撮像素子
15 モニタ
15a 表示画面
18 スプリットイメージ表示領域
18a〜18d サブ表示領域
P1〜P4 位相差画像

Claims (1)

  1. 撮影中の被写体画像を表示するとともに、被写体画像中のスプリットイメージ表示領域を分割した各サブ表示領域内に表示される各被写体画像を、隣接するもの同士で被写体に対する撮影レンズのピントのずれに応じて相反する方向にずらして表示する撮像装置において、
    撮影レンズからの光束を瞳分割した一方の光束を受光する第1画素群、及び他方の光束を受光する第2画素群と、瞳分割されていない光束を受光する第3画素群とを有する撮像素子と、
    前記スプリットイメージ表示領域の範囲、スプリットイメージ表示領域をサブ表示領域に分割する方向、サブ表示領域の個数を組み合わせた表示パターンを複数記憶したメモリと、
    前記メモリに記憶されている複数の表示パターンから1つの表意パターンを選択する選択部と、
    前記選択部で選択された表示パターンにしたがって、スプリットイメージ表示領域に表示すべき被写体像を前記第1画素群と前記第2画素群の各出力に基づいて生成し、この生成した被写体像を、前記第3画素群から生成した被写体画像に合成して表示画像を生成する画像処理部と、
    前記表示画面を有し、前記画像処理部で生成された表示画像を前記表示画面に表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
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