JP2014110487A - 携帯端末、情報処理システム、情報処理方法、プログラム - Google Patents

携帯端末、情報処理システム、情報処理方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 効率的に複数の携帯端末間でデータ通信を行う方法を提供すること
【解決手段】 親機端末と複数の子機端末とを環状に配置し、親機端末から指示がなされると、子機端末は、順に自身が記憶しているデータを、隣の子機端末に送信する。隣の子機端末からデータを受信した子機端末は、当該受信したデータに自身が記憶するデータを追加して、さらに隣の端末に送信する。これを繰り返すことにより、最終的に親機端末に、子機端末のデータが集約される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末における赤外線等を用いたデータ通信の方法に関する。
近年、タブレット端末やスマートフォンに代表される携帯端末が広く普及してきている。このような携帯端末には、赤外線等により相互に通信する機能が備えられ、データの送受信が行われている。
また、携帯端末の中には、赤外線等の無線信号の通信部を複数持つものがあり、そのような携帯端末を用いた通信方法が特許文献1に開示されている。
特開平11−177505号公報
しかし、赤外線通信においては、携帯端末の通信部同士を向かい合わせて接近させなければ通信が確立しないため、データの送受信は1対1で行う必要がある。
そのため、例えば1台の携帯端末に記憶されたデータを多数の携帯端末で共有する場合や、多数の携帯端末に分散しているデータを集約したいといった場合には、携帯端末をひとつひとつ手作業で向き合わせて通信を確立させ、データのやり取りをしなければならず、手間と時間がかかってしまう。
そこで、本発明は、効率的に複数の携帯端末間でデータ通信を行う方法を提供することを目的とする。
本発明は、他の携帯端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備えた携帯端末であって、前記通信部からデータ収集指示を他の携帯端末に対して送信する収集指示送信手段と、前記収集指示送信手段によりデータ収集指示を送信した送信先の携帯端末とは異なる携帯端末から、当該データ収集指示にかかるデータを受信するデータ受信手段と、を備え、前記データ受信手段は、前記収集指示送信手段によるデータ収集指示を送信した通信部とは異なる通信部を介して、前記データを受信することを特徴とする。
また本発明は、他の携帯端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備えた携帯端末であって、前記通信部を介して、他の携帯端末から送信されたデータ収集指示を受信する収集指示受信手段と、前記収集指示受信手段により収集指示を受信した場合、当該データ収集指示にかかるデータを、前記データ収集指示の送信元の携帯端末とは異なる携帯端末に送信するデータ送信手段と、を備え、前記データ送信手段は、前記収集指示を受信した通信部とは異なる通信部により前記データを送信することを特徴とする。
また本発明は、親機端末と複数の子機端末とが環状に配置された情報処理システムであって、前記親機端末は、他の端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備え、前記通信部からデータ収集指示を前記子機端末に対して送信する収集指示送信手段と、前記収集指示送信手段によりデータ収集指示を送信した送信先の子機端末とは異なる子機端末から、当該データ収集指示にかかるデータを受信するデータ受信手段と、を備え、前記データ受信手段は、前記収集指示送信手段によるデータ収集指示を送信した通信部とは異なる通信部を介して、前記データを受信することを特徴とし、前記子機端末は、他の端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備え、前記通信部を介して、他の端末から送信されたデータ収集指示を受信する収集指示受信手段と、前記受信手段により収集指示を受信した場合、当該データ収集指示にかかるデータを、前記データ収集指示の送信元の端末とは異なる端末に送信するデータ送信手段と、を備え、前記データ送信手段は、前記収集指示を受信した通信部とは異なる通信部により前記データを送信することを特徴とする。
また本発明は、他の携帯端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備えた携帯端末における情報処理方法であって、前記携帯端末の収集指示送信手段が、前記通信部からデータ収集指示を他の携帯端末に対して送信する収集指示送信工程と、前記携帯端末のデータ受信手段が、前記収集指示送信工程によりデータ収集指示を送信した送信先の携帯端末とは異なる携帯端末から、当該データ収集指示にかかるデータを受信するデータ受信工程と、を備え、前記データ受信工程は、前記収集指示送信工程によるデータ収集指示を送信した通信部とは異なる通信部を介して、前記データを受信することを特徴とする。
また本発明は、他の携帯端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備えた携帯端末における情報処理方法であって、前記携帯端末の収集指示受信手段が、前記通信部を介して、他の携帯端末から送信されたデータ収集指示を受信する収集指示受信工程と、前記携帯端末のデータ送信手段が、前記収集指示受信工程により収集指示を受信した場合、当該データ収集指示にかかるデータを、前記データ収集指示の送信元の携帯端末とは異なる携帯端末に送信するデータ送信工程と、を備え、前記データ送信工程は、前記収集指示を受信した通信部とは異なる通信部により前記データを送信することを特徴とする。
また本発明は、他の携帯端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備えた携帯端末において実行可能なプログラムであって、前記携帯端末を、前記通信部からデータ収集指示を他の携帯端末に対して送信する収集指示送信手段と、前記収集指示送信手段によりデータ収集指示を送信した送信先の携帯端末とは異なる携帯端末から、当該データ収集指示にかかるデータを受信するデータ受信手段として機能させ、前記データ受信手段は、前記収集指示送信手段によるデータ収集指示を送信した通信部とは異なる通信部を介して、前記データを受信することを特徴とする。
また本発明は、他の携帯端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備えた携帯端末において実行可能なプログラムであって、前記携帯端末を、前記通信部を介して、他の携帯端末から送信されたデータ収集指示を受信する収集指示受信手段と、前記収集指示受信手段により収集指示を受信した場合、当該データ収集指示にかかるデータを、前記データ収集指示の送信元の携帯端末とは異なる携帯端末に送信するデータ送信手段として機能させ、前記データ送信手段は、前記収集指示を受信した通信部とは異なる通信部により前記データを送信することを特徴とする。
本発明によれば、効率的に複数の携帯端末間でデータ通信を行う方法を提供することが可能となる。
本発明の情報処理システムの構成の一例を示す図である 図1の携帯端末のハードウエア構成の一例を示す図である 携帯端末が行うマスタファイル共有処理の流れについて説明する図である 携帯端末が行う販売データ収集処理の流れについて説明する図である 親機端末001が行うマスタファイル共有処理を示すフローチャートである。 子機端末001が行うマスタファイル共有処理を示すフローチャートである。 親機端末001が行うデータ収集処理を示すフローチャートである 子機端末001が行うデータ収集処理を示すフローチャートである 各携帯端末に記憶された販売データを示す図である 図7および図8に示す処理を実行したことにより親機端末001に集約された販売データを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は携帯端末を用いた本発明のシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
本実施形態では、4台の携帯端末(親機端末001、子機端末002、子機端末003、子機端末004)が円形に(環状に)連結される構成となっている。
各携帯端末は、少なくとも2つの無線通信部を備え、それぞれが隣り合う携帯端末と無線通信が可能となっている。例えば、子機端末002における通信部のうち1つは親機端末001と通信可能であり、もう1つは子機端末003と通信可能となっている。
親機端末001と子機端末002、子機端末002と子機端末003、子機端末003と子機端末004、子機端末004と親機端末001がそれぞれ無線を用いた通信により相互に通信可能に接続されている。
また、本実施形態では、4台の携帯端末を用いた構成について説明するが、携帯端末の台数に関わらず、本発明は適用可能である。
以下、本発明の情報処理システムを構成する各装置について説明する。
以下、図2を用いて、図1に示した携帯端末のハードウエア構成の一例について説明する。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な各種プログラム等が記憶されている。
202はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM203あるいは外部メモリ211からRAM202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、入力装置209等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置210への表示を制御する。なお、ディスプレイ装置は、液晶ディスプレイに限られず、CRTディスプレイなどであっても良い。これらは必要に応じてクライアントが使用するものである。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN400)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ装置210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
ハードウエア上で動作する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
なお、全ての装置がこれらの構成を備えているわけではなく、必要なものを夫々備えていればよい。
次に、図3を用いて、本発明の実施形態において携帯端末が行うマスタファイル共有処理の流れについて説明する。マスタファイル共有処理は、後述するデータ収集処理を行うための準備である。
本実施例におけるマスタファイルとは、商品IDとその単価に関する情報や、クレジットカードの番号と種別に関する情報、通過に関する情報、機内販売用のカートに積載される商品の情報などを指す。
親機端末001は、ユーザからマスタファイルの共有指示を受け付けると、子機端末002に対して、送付先端末確認電文を送付する(S101)。ここで送付先端末確認電文とは、送付先の端末が親機端末であるか子機端末であるかを確認するための電文である。
親機端末001から送付された電文を受信した端末(子機端末002)は、親機端末001に対して、自機が子機端末であることを示すデータを送信する(S102)。
なお、親機端末であるか子機端末であるかの情報は、予め設定されているものとする。
親機端末001は、子機端末002から送信されたデータを受信すると、当該子機端末002に対して、設定情報とマスタファイルとを送信する(S103)。
子機端末002は、親機端末001から設定情報とマスタファイルを受信すると、子機端末003に対して、送信先端末確認電文を送付する。これはS101の処理と同様の処理である。
そして子機端末002から送付された電文を受信した子機端末003は、子機端末002に対して自機が子機端末であることを示すデータを送信する(S105)。
子機端末003からのデータを受信した子機端末002は、親機端末001から受信した設定情報およびマスタファイルを子機端末003に転送する。また、子機端末002の端末IDについても送信する(S106)。
子機端末003と子機端末004との間でも、S104〜S106の処理と同様の処理を行う(S107〜S109)。S109において送信される端末IDについては、子機端末002と子機端末003の両方のIDが送信される。
そして、子機端末004は、親機端末001に対して、送信先端末確認電文を送付する(S110)。この応答として親機端末001は、自機が親機端末である旨の情報を子機端末004に送信する(S111)。
親機端末である旨の情報を受信した子機端末004は、子機端末002、003、004の端末IDを親機端末001に送信する(S112)。
以上の処理をすることで、親機端末001のもつマスタファイルを子機端末で共有することができる。また、親機端末001は、マスタファイルが共有された子機端末の端末IDを取得することができる。
次に、図5を用いて、親機端末001のCPU201が行うマスタファイル共有処理について説明する。
なお、図5のフローチャートで示す処理については、親機端末001のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
ステップS301では、親機端末001のCPU201は、USBメモリなどの外部記憶装置からマスタ情報を取得する。
ステップS302では、親機端末001のCPU201は、販売情報(日付やロケーションなど商品の販売に必要な情報)を設定する。
ステップS303では、親機端末001のCPU201は、送付先端末確認電文を送信する。送付先端末確認電文とは、データの送信先となる端末が、親機端末(マスタ情報の発信元であり、販売データ等を集約する端末として設定された端末)であるか、子機端末であるかを確認するための電文である。
ステップS304では、親機端末001のCPU201は、ステップS303において送信した電文の応答として受信したデータから、送信先端末が親機端末か子機端末かを判断する。
親機端末である場合(ステップS304:NO)は、処理をステップS305に移行し、エラーメッセージを表示して(S306)、再度子機端末との通信接続を試みる(S303)。
子機端末である場合(ステップS304:YES)は、処理をステップS306に移行する。
ステップS306では、親機端末001のCPU201は、ステップS301で取得したマスタファイル、ステップS302で設定した設定情報を、ステップS303で電文を送信した子機端末に対して送信する。
ステップS307では、親機端末001のCPU201は、送信先端末確認電文を受信するまで待機する。すなわち、図1に示すように、子機端末002、003、004と通信がなされ、子機端末004から送信された確認電文を受信するまで待機する。
送信先確認電文を受信すると(ステップS307:YES)、ステップS308において親機端末001のCPU201は、送信先確認電文の送信元である子機端末に対して端末情報を送信する(図3のS111)。
ステップS309では、親機端末001のCPU201は、子機端末から端末IDを受信する。ここで受信する端末IDは、例えば図3の例だと子機端末002、003、004の3台の携帯端末の端末IDとなる。すなわち、マスタファイルを共有した端末のIDを受信することとなる。
ステップS310は、親機端末001のCPU201は、USBメモリなどの外部記憶装置にステップS309で受信した端末IDを保存する。
次に、図6を用いて、子機端末002〜004のCPU201が行うマスタファイル共有処理について説明する。
なお、図6のフローチャートで示す処理については、子機端末のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
また、ここでは子機端末002〜004を単に子機端末として説明する。
まず子機端末のCPU201は、送付先端末確認電文を受信するまで待機し(ステップS401)、受信したら処理をステップS402に移行する。
ステップS402では、子機端末のCPU201は、受信した確認電文の応答として、端末情報を確認電文の送信元に送信する。
ステップS403では、子機端末のCPU201は、確認電文の送信元から、設定情報とマスタファイルを受信する。また、確認電文の送信元が子機端末の場合は、当該端末の端末IDも受信する。
ステップS404では、子機端末のCPU201は、ステップS403で受信した設定情報とマスタファイルを記憶領域に保存する。また、当該設定情報を自機に対しても適用する。
ステップS405では、子機端末のCPU201は、送付先端末確認電文を送信する。
ステップS406では、子機端末のCPU201は、ステップS405で送信した電文の応答として受信した端末情報から、送信先の端末が親機端末であるか子機端末であるかを判断する。
子機端末である場合(ステップS406:YES)は、処理をステップS407に移行する。
親機端末である場合(ステップS406:NO)は、処理をステップS408に移行する。
ステップS407では、子機端末のCPU201は、ステップS403で受信した設定情報、マスタファイルを子機端末に転送する。また、ステップS403で受信した端末IDに自機のIDを追加して、子機端末に送信する。
ステップS408では、子機端末のCPU201は、ステップS403で受信した端末IDに自機のIDを追加して、親機端末に送信する。
以上の処理により、親機端末のマスタファイルと設定情報が、子機端末にも適用されることとなる。また、親機端末は、マスタファイルと設定情報を共有した子機端末の端末IDを取得することが可能となる。
次に、図4を用いて、本発明の実施形態において携帯端末が行う販売データ収集処理の流れについて説明する。なお、本実施例においては販売データを例にして説明するが、各子機端末が記憶しているデータを親機端末に収集する処理であれば、いずれのデータであっても適用可能である。
まず親機端末001から子機端末002に対して販売データ収集指示を送信する(S201)。子機端末002は販売データ収集指示を受信すると、子機端末003に対して自身が記憶している販売データを送信する(S202)。
子機端末003は、子機端末002から送信された販売データを受信すると、当該販売データに、自身が記憶している販売データを追加して、子機端末004に送信する(S203)。
子機端末004は、子機端末003から送信された販売データを受信すると、当該販売データ(子機端末002と子機端末003の販売データ)に自身が記憶している販売データを追加して、親機端末001に送信する(S204)。
次に図7を用いて、親機端末001のCPU201が行うデータ収集処理について説明する。
なお、図7のフローチャートで示す処理については、親機端末001のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
ステップS501では、親機端末001のCPU201は、販売データ収集指示を子機端末に対して送信する。
そして、親機端末001は、子機端末から送信される販売データを受信するまで待機する(ステップS502)。
販売データを受信した場合(ステップS502:YES)は、処理をステップS503に移行する。
ステップS503では、親機端末001のCPU201は、USBメモリ等の外部記憶装置にステップS502で取得した販売データを保存する。
次に図8を用いて、子機端末のCPU201が行うデータ収集処理について説明する。
なお、図8のフローチャートで示す処理については、子機端末のCPU201が所定の制御プログラムを読み出して実行する処理である。
まず子機端末は、親機端末から送信される販売データ収集指示の受信または子機端末から送信される販売データの受信をするまで待機する(ステップS601)。
例えば親機端末の隣に配置されている場合は、親機端末から販売データ収集指示を受信することになる。他方、子機端末の隣に配置されている場合は、子機端末から販売データを受信することになる。
販売データ収集指示または販売データを受信した場合(ステップS601:YES)は、処理をステップS602に移行する。
ステップS602では、子機端末のCPU201は、自身の端末に記憶している販売データを親機端末または子機端末に送信する。
ここで、ステップS601で受信したのが販売データだった場合は、当該受信した販売データに自身の端末が記憶している販売データを追加して送信する。
データの送信先は、ステップS601で受信した版場データ収集指示または販売データの送信元とは異なる端末に対して送信する。
以上の図7および図8に示す処理により、各子機端末が記憶している販売データを親機端末が収集することが可能となる。
図9は、各携帯端末に記憶された販売データの一例を示す。図9Aが親機端末001に記憶された販売データの一例である。図9Bは、子機端末002に記憶された販売データの一例である。図9Cは子機端末003に記憶された販売データの一例である。図9Dは、子機端末004に記憶された販売データの一例である。
図7及び図8の処理が実行されることにより、図9B、C、Dの販売データが親機端末001に集約される。
図10は、図7および図8に示す処理を実行したことにより親機端末001に集約された販売データを示す。
例えば商品ID:AAAの商品については、親機端末001に10個分、子機端末002に20個分の販売データが記憶されていた(図9A、B)。これが集約された図10においては合計の30個分のデータとなっている。
以上のように、複数の携帯端末を円形(環状)に配置し、それぞれ隣り合う端末同士で通信可能にすることで、効率的に1つの端末の情報を共有できる。また、効率的に1つの端末に他の端末の情報を集約することが可能となる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
また、本発明におけるプログラムは、図5〜図8の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムである。なお、本発明におけるプログラムは図5〜図8の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
001 携帯端末(親機端末)
002 携帯端末(子機端末)
003 携帯端末(子機端末)
004 携帯端末(子機端末)

Claims (8)

  1. 他の携帯端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備えた携帯端末であって、
    前記通信部からデータ収集指示を他の携帯端末に対して送信する収集指示送信手段と、
    前記収集指示送信手段によりデータ収集指示を送信した送信先の携帯端末とは異なる携帯端末から、当該データ収集指示にかかるデータを受信するデータ受信手段と、
    を備え、
    前記データ受信手段は、前記収集指示送信手段によるデータ収集指示を送信した通信部とは異なる通信部を介して、前記データを受信することを特徴とする携帯端末。
  2. 他の携帯端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備えた携帯端末であって、
    前記通信部を介して、他の携帯端末から送信されたデータ収集指示を受信する収集指示受信手段と、
    前記収集指示受信手段により収集指示を受信した場合、当該データ収集指示にかかるデータを、前記データ収集指示の送信元の携帯端末とは異なる携帯端末に送信するデータ送信手段と、
    を備え、
    前記データ送信手段は、前記収集指示を受信した通信部とは異なる通信部により前記データを送信することを特徴とする携帯端末。
  3. 他の携帯端末から送信されたデータを受信するデータ受信手段をさらに備え、
    前記データ送信手段は、前記データ受信手段で受信したデータと、自身が記憶するデータとを送信することを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  4. 親機端末と複数の子機端末とが環状に配置された情報処理システムであって、
    前記親機端末は、
    他の端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備え、
    前記通信部からデータ収集指示を前記子機端末に対して送信する収集指示送信手段と、
    前記収集指示送信手段によりデータ収集指示を送信した送信先の子機端末とは異なる子機端末から、当該データ収集指示にかかるデータを受信するデータ受信手段と、
    を備え、
    前記データ受信手段は、前記収集指示送信手段によるデータ収集指示を送信した通信部とは異なる通信部を介して、前記データを受信することを特徴とし、
    前記子機端末は、
    他の端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備え、
    前記通信部を介して、他の端末から送信されたデータ収集指示を受信する収集指示受信手段と、
    前記受信手段により収集指示を受信した場合、当該データ収集指示にかかるデータを、前記データ収集指示の送信元の端末とは異なる端末に送信するデータ送信手段と、
    を備え、
    前記データ送信手段は、前記収集指示を受信した通信部とは異なる通信部により前記データを送信することを特徴とする情報処理システム。
  5. 他の携帯端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備えた携帯端末における情報処理方法であって、
    前記携帯端末の収集指示送信手段が、前記通信部からデータ収集指示を他の携帯端末に対して送信する収集指示送信工程と、
    前記携帯端末のデータ受信手段が、前記収集指示送信工程によりデータ収集指示を送信した送信先の携帯端末とは異なる携帯端末から、当該データ収集指示にかかるデータを受信するデータ受信工程と、
    を備え、
    前記データ受信工程は、前記収集指示送信工程によるデータ収集指示を送信した通信部とは異なる通信部を介して、前記データを受信することを特徴とする情報処理方法。
  6. 他の携帯端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備えた携帯端末における情報処理方法であって、
    前記携帯端末の収集指示受信手段が、前記通信部を介して、他の携帯端末から送信されたデータ収集指示を受信する収集指示受信工程と、
    前記携帯端末のデータ送信手段が、前記収集指示受信工程により収集指示を受信した場合、当該データ収集指示にかかるデータを、前記データ収集指示の送信元の携帯端末とは異なる携帯端末に送信するデータ送信工程と、
    を備え、
    前記データ送信工程は、前記収集指示を受信した通信部とは異なる通信部により前記データを送信することを特徴とする情報処理方法。
  7. 他の携帯端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備えた携帯端末において実行可能なプログラムであって、
    前記携帯端末を、
    前記通信部からデータ収集指示を他の携帯端末に対して送信する収集指示送信手段と、
    前記収集指示送信手段によりデータ収集指示を送信した送信先の携帯端末とは異なる携帯端末から、当該データ収集指示にかかるデータを受信するデータ受信手段として機能させ、
    前記データ受信手段は、前記収集指示送信手段によるデータ収集指示を送信した通信部とは異なる通信部を介して、前記データを受信することを特徴とするプログラム。
  8. 他の携帯端末とのデータ送受信を行うための通信部を複数備えた携帯端末において実行可能なプログラムであって、
    前記携帯端末を、
    前記通信部を介して、他の携帯端末から送信されたデータ収集指示を受信する収集指示受信手段と、
    前記収集指示受信手段により収集指示を受信した場合、当該データ収集指示にかかるデータを、前記データ収集指示の送信元の携帯端末とは異なる携帯端末に送信するデータ送信手段として機能させ、
    前記データ送信手段は、前記収集指示を受信した通信部とは異なる通信部により前記データを送信することを特徴とするプログラム。
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