JP2014110314A - 非接触型ウエハ加熱ヒータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ウエハへのパーティクルの付着を少なくできるうえ、ウエハ面の温度を所定の温度まで均一に昇温することが可能なウエハ加熱ヒータを提供する。
【解決手段】 回転するウエハWを非接触で加熱する加熱部11を備えたウエハ加熱ヒータ10であって、加熱部11から放射される輻射熱が、ウエハWの回転中心部からウエハWの半径方向に延在してウエハWの縁部に至る領域に照射される。この発熱部11からウエハWに放射される輻射熱の熱流束は、回転中心軸Woに垂直な方向に関して変化可能であってもよいし、回転中心軸Woに垂直な軸を中心とする周方向に変化可能であってもよい。また、ウエハWと加熱部11との間に、ウエハWの面に平行な面上で回動し且つ加熱部11から放射される輻射熱を通す開口部を1つ以上有する熱遮蔽板18が設けられていてもよい。
【選択図】 図2
【解決手段】 回転するウエハWを非接触で加熱する加熱部11を備えたウエハ加熱ヒータ10であって、加熱部11から放射される輻射熱が、ウエハWの回転中心部からウエハWの半径方向に延在してウエハWの縁部に至る領域に照射される。この発熱部11からウエハWに放射される輻射熱の熱流束は、回転中心軸Woに垂直な方向に関して変化可能であってもよいし、回転中心軸Woに垂直な軸を中心とする周方向に変化可能であってもよい。また、ウエハWと加熱部11との間に、ウエハWの面に平行な面上で回動し且つ加熱部11から放射される輻射熱を通す開口部を1つ以上有する熱遮蔽板18が設けられていてもよい。
【選択図】 図2
Description
本発明は、半導体装置の製造工程で使用されるウエハ加熱装置に関し、特に回転するウエハを非接触で加熱する非接触型ウエハ加熱ヒータに関する。
半導体デバイス等の半導体装置の製造工程には、ウエハ面に成膜したりレジストパターン用の樹脂を硬化させたりするため、ウエハを加熱する工程が含まれている。このウエハ加熱工程においては、ウエハを直接ヒータの上に載置して熱伝導によりウエハを加熱する方法が一般に採用されている。例えば特許文献1には、ウエハが載置されるヒータの表面をできるだけ平坦にして、ウエハとヒータを面接触させて加熱する技術が開示されている。このように、ヒータの上にウエハを載置して加熱する方法は、ウエハに直に接触した状態で加熱することができるため、効率的に加熱することができる。
一方、特許文献2には、ヒータのウエハ載置面にいわゆるエンボス加工を施して複数の凸状体を形成することにより、ウエハをこれら複数の凸状体の頂部で支持する方法が開示されている。この方法では、各凸状体の頂部を除いてウエハをヒータの表面から若干離間させて加熱することになるので、加熱効率の点では上記した面接触による加熱方法と比較して若干劣る。しかし、ヒータの加熱面での温度のばらつきが当該ヒータの加熱面とウエハの下面との間の空間によって緩和されるため、比較的良好な均熱性が得られやすいというメリットがある。
近年、半導体装置の製造工程においては配線の微細化がますます進んでおり、上記の加熱工程において発生するパーティクルによる悪影響が問題になっている。しかしながら、例えば上記特許文献1の技術では、ウエハの背面をほぼ全面に亘ってヒータに面接触させるため、ウエハを短時間で効率よく加熱することができるものの、ヒータに付着しているパーティクルがウエハの背面に移りやすいという問題があった。また、ヒータ載置面の温度分布の影響を直接受けるうえ、ヒータのウエハ載置面やウエハ自身の反りの影響も受けやすいため、ウエハ面内においてばらつきのない均一な温度が得られにくいという問題があった。
一方、ウエハ載置面にエンボス加工を施した場合は、一般にエンボス加工による凸状体の高さは数十μm程度であるため、上記のようにヒータにウエハを直接載置する場合に比べてウエハの加熱速度は劣るものの、均熱性やパーティクルの付きにくさの面で優れている。しかし、この場合においても部分的にウエハの背面が凸状体の頂部に接触しており、更にはウエハの背面とヒータのウエハ載置面との離間距離が小さいことから、上記特許文献1の手法よりはパーティクルの付着量が少ないとはいえ、依然としてパーティクルの問題を十分に防ぐことはできなかった。
本発明はかかる従来の問題に鑑みてなされたものであり、従来に比べてウエハへのパーティクルの付着を少なくできるうえ、ウエハ面での均熱性を保ちながら所定の温度まで急速に昇温させることが可能な加熱ヒータを提供する事を目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係るウエハ加熱ヒータは、回転するウエハを非接触で加熱する加熱部を備えたヒータであって、該加熱部から放射される輻射熱が、ウエハの回転中心部からウエハの半径方向に延在してウエハの縁部に至る領域に照射されることを特徴としている。
本発明によれば、ウエハの背面側へのパーティクルやコンタミの付着量を低減することができる上、ウエハ面での高い均熱性を保ちながら急速に昇温させることが可能となる。
非接触でウエハを加熱するヒータにおいては、ウエハ面に対向する加熱面とウエハとの離間距離を狭くすることで効率のよい加熱が可能となり、また、温度上昇の際のウエハ面の温度分布を均一にすることも可能となる。しかし、上記離間距離を狭くしたことによりウエハ面の温度が設定温度を超えてオーバーシュートすることがあった。ヒータに冷媒循環機構等の冷却手段が備わっていれば、ヒータが設定温度に近づいた時に該冷却手段を働かせることでオーバーシュートを抑制することができるが、このような冷却手段がない場合、オーバーシュートを防ぐことが困難であった。
このオーバーシュートの問題を抑えるため、本発明の発明者らは鋭意研究を行った結果、ウエハが設定温度に到達した時にウエハとヒータの間の距離を広げれば良いことを見出した。ウエハとヒータの間の距離を広げるには、ウエハを上昇させるか、あるいはヒータを下降させることが考えられるが、ウエハを回転しながら処理する場合は、回転中のウエハを上昇させるのは非常に困難である上、ウエハの上方に存在するチャンバーの壁とウエハとの距離が変化することになるので、ウエハ面の成膜等の処理条件が大きく変化してウエハの処理に悪影響を及ぼすおそれがあった。一方、ヒータを下降させる場合は、そのような問題は特に生じない。
ところが、ヒータの加熱面の面積がウエハ面の面積の90%以上あり、かつヒータの体積が大きい場合、ヒータの熱容量が大きくなってヒータ自身の昇温に時間がかかり、冷却にも時間がかかることが問題になることがあった。特に、当該ヒータでの処理工程にウエハを所定の温度まで加熱する工程と冷却する工程とが含まれる場合は、1枚のウエハを処理するための時間が長くかかって高いスループットを得ることができなかった。
このような状況の下、本発明の発明者らは更に鋭意研究を行った結果、ウエハを回転させながら非接触で加熱する場合は、図1(a)のように回転するウエハWの全面を覆うようにヒータ1をウエハWに対向させる必要はなく、ヒータをウエハの回転中心軸近傍から該回転中心軸に垂直な方向に延在させてウエハの縁部近傍にまで至るようにするだけでも、時間平均的にはウエハ面の全周を常時加熱するのとほぼ同じ状態になることを見出した。しかも、この場合はヒータの熱容量を小さくできるため、急速な加熱や冷却が可能となり、スループットの向上に有効であることもわかった。
すなわち、本発明のウエハ加熱ヒータは、回転するウエハを非接触で加熱する加熱部を備えたヒータであって、該加熱部から放射される輻射熱が、ウエハの回転中心部からウエハの半径方向に延在してウエハの縁部に至る領域に照射されることを特徴としている。以下、かかる本発明の非接触型ウエハ加熱ヒータの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図2には本発明の第1の実施形態のウエハ加熱ヒータ10がその上方に位置するウエハW及びこれを回転可能に支持するウエハ支持体50と共に示されている。このウエハ加熱ヒータ10は、回転するウエハWの下面に対向するように設けられた加熱部11と、該加熱部11を下から支持する支持部16とからなる。加熱部11においてウエハWの下面に対向する加熱面11aは、図3(a)に示すように、上から見て略矩形形状を有しており、その長手方向の一端部がウエハWの回転中心軸Wo近傍に位置している。そして、そこから回転中心軸Woに垂直な方向(すなわち、ウエハWの半径方向)に延在しており、他端部はウエハWの縁部近傍にまで至っている。
なお、ここで回転中心軸Wo近傍とは、回転中心軸Woから30mm程度まで離れた領域内をいい、この領域内に加熱部11の一端部(以降、内周側端部とも称する)が位置していれば、ウエハWの回転中心部を良好に加熱することができる。同様に、縁部近傍とは、ウエハWの縁部から30mm程度まで離れた領域内をいい、この領域内に加熱部11の他端部(以降、外周側端部とも称する)が位置していれば、ウエハWの縁部を良好に加熱することができる。
上記のように加熱部11を配置することにより、加熱部11の加熱面11aは、ウエハWのほぼ回転中心部からウエハWの半径方向に延在してウエハWのほぼ縁部に至るまでの領域に輻射熱を照射することができるので、回転中心軸Woを中心として回転するウエハWにおいては、その円周方向のどの角度部分であっても、加熱部11の加熱面11aに一定の周期で対向してそこから放射される輻射熱が照射されることになる。その結果、時間平均的にみればウエハWの全面を均質に昇温させることが可能になる。
ただし、ウエハWの回転速度が非常に遅い場合(たとえば、10回転/分程度)は、回転が一周する間にウエハが冷やされることがある。この場合は、ウエハ加熱ヒータを適宜2つ以上配置すると良い。たとえば、図3(b)にはウエハ加熱ヒータを3つ配置した代替例が示されている。すなわち、この図3(b)に示す代替例では、図3(a)と同様の略矩形形状の加熱面111aを有する3つの加熱部111が、ウエハWの回転中心軸Woを中心とする円周方向に略均等に配置されている。これにより、ウエハWの回転速度が遅い場合でもウエハWの全面を均質に昇温させることが可能になる。
加熱部の加熱面の形状は、回転しているウエハWを時間平均的にみて均質に昇温できるのであれば上記した矩形形状に限定されるものではなく、円形、楕円形、扇型、ひし形などの形状でもよい。図3(c)には、代替例として加熱面の形状が円形の場合が示されている。この図3(c)の加熱部211は、ウエハWの半径よりも少し大きめの直径を有する円形の加熱面211aが、ウエハWの回転中心軸WoからウエハWの直径の約4分の1程度偏心して配置されている。よって、この場合においても、加熱面211aは、ウエハWのほぼ回転中心部からウエハWの半径方向に延在してウエハWのほぼ縁部に至るまでの領域に輻射熱を照射することができる。
ウエハ加熱ヒータ10は、例えば図4の構造を有しており、加熱部11の内部に埋設された発熱部13に電線14を介して給電することにより所望の温度に加熱部11を昇温させることができる。発熱部13を加熱部11の内部に埋設させる方法は特に限定するものではなく、例えば2枚の平板状の基材12を準備し、それらの内の一方に凹部を形成して絶縁体13bで包まれた抵抗発熱体13aからなる発熱部13を嵌め込んだ後、該発熱部13を挟み込むようにもう一方の基材12を重ね、これら2枚の基材12をネジ等の結合手段(図示せず)で結合すればよい。なお、発熱部13の種類は特に制約がなく、上記したような絶縁体で包まれた抵抗発熱体でもよいし、金属シースヒータなどでもよい。
抵抗発熱体13aに端子部(図示せず)を介して接続している電線14は、下側の基材12の略中央部に設けられた孔部を経て加熱部11の下側に延出しており、この電線14を介して外部電源から抵抗発熱体13aに給電できるようになっている。加熱部11には更に熱電対や測温抵抗体などの温度センサ15が設けられており、これにより抵抗発熱体13aへの給電量の制御が可能となる。
基材12の材質については特に制約はなく、ステンレスやニッケルなどの金属であっても良いし、セラミックスや樹脂であっても良い。セラミックスであれば、炭化ケイ素、窒化アルミニウム、アルミナなどを使用することができる。金属であれば、ステンレスやアルミニウムなどを使用できる。樹脂であれば、PEEKやテフロンなどを使用できる。基材12の表面には、更に耐蝕性向上のため、アルマイト処理、ニッケルメッキ、テフロンコートなどを施しても良い。
加熱部11を下側から支持する支持部16は、筒状部材で構成されており、その中心軸部分の中空部16aに前述した抵抗発熱体13aの電線14や温度センサ15の電線(図示せず)が納められている。この支持部16の材質には、金属、セラミックス、または樹脂を使用することができるが、断熱性の高い材質がより好ましい。例えば、金属であれば熱伝導率の低いステンレス、セラミックスであればアルミナやムライトアルミナ、樹脂であればテフロンやPEEKが好ましい。
上記した加熱部11の加熱面11aに非接触の状態で加熱されるウエハWは、そのウエハ面に均一な膜を形成するためやその他の目的のため、回転中心軸Woを中心として回転せしめられる。このように回転するウエハWの支持方法としては、図2に示すようにウエハWの外周部をウエハ支持体50を用いて支持し、そのウエハ支持体50を回転ステージ(図示せず)の上に載置すればよい。
この方法によれば、ウエハWの外周部のみを支持するため、従来のエンボスで支持する場合に比べてウエハとウエハ支持体との間の接触面積を小さくすることができる。よって、パーティクルの発生を抑えることができると共に、パーティクルが発生してもその付着部位をウエハの外周部に留めることができるため、パーティクルによる悪影響を小さくすることができる。また、加熱部11の加熱面11aとウエハWとの間に障害物を存在させることがなくなる上、所望の離間距離を簡単に確保することができる。
ウエハ支持体は、円周上に等間隔に配置された複数の脚部を用いてウエハを下から支持しても良いし、円周上に等間隔に配設された複数の垂下部を用いてウエハを上からつり下げても良い。これらの方法によれば、ウエハの外縁部を最低3点で支持するだけでよいので、ウエハが他の部材と接触する面積を最小限に抑えることができる。よって、パーティクルの付着をより一層少なくすることが可能となる。
ウエハ支持体の材質については特に制限はなく、公知の材料を使用することができる。例えばセラミックスであれば、耐蝕性に比較的優れている窒化アルミニウム、炭化ケイ素、アルミナ、窒化ケイ素などを使用することができる。また金属であればステンレス、ニッケル、アルミニウムなど使用することができる。更に使用する温度条件によっては、フッ素樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂なども使用することができる。すなわち、ウエハを加熱する温度や環境により適宜材料を選択すれば良い。
この回転するウエハWの下面と加熱部11の加熱面11aとは回転中心軸Wo方向に0.5mm以上離間させるのが好ましい。この距離が0.5mm未満では加熱面11aからウエハWに移るパーティクルの量が多くなるおそれがあるからである。特に、0.5mm未満では静電気の影響が大きくなるため、ウエハWの被加熱面側にパーティクルが付着しやすくなる。
また、ウエハWの下面と加熱面11aとの距離は20mm以下であることが好ましい。この距離が20mmを超えると、加熱部11の輻射熱がウエハWに届きにくくなるため好ましくない。加熱面11aとウエハWの間の距離は1.0mm〜10mm程度がより好ましいく、1.0〜4.0mmが昇温速度とパーティクルの関係から最も好ましい。
次に、上記したウエハ加熱ヒータ10の基本的な温度制御方法について説明する。ウエハWが搬送されてウエハ支持体50に載置される前に加熱部11を所定の温度に予備加熱しておく。これにより、搬送されてきたウエハWを急速に昇温することができる。具体的には、ウエハWの加熱工程の最終目標温度をT1℃とすると、T1−30℃からT1℃の間に予備加熱しておく。
そして、ウエハWが搬送されてウエハ支持体50に載置された時に、ウエハ支持体50を所定の回転数で回転させると共に、加熱部11の加熱面11aが所定の温度分布になるように供給する電力を調整する。これにより、局所的な温度ばらつきのない均一なウエハ面内温度を確保しながら短時間で所定の温度までウエハWを昇温させることができる。なお、加熱部11に定常状態よりも大きな電力(たとえば、最大電力)を与えることで、ウエハWの温度分布をセンタークールにすることもできる。
ウエハWの温度を急速に昇温させるためには、加熱部11の設定温度を高くすれば良いが、この設定温度がウエハWの目標温度より高く設定されている場合は、時間が経つとウエハWの温度が目標温度を超えてオーバーシュートするおそれがある。これが問題となる場合は、加熱部11の昇降機構を設けて所定の時間が経過した時や所定の温度に到達した時に加熱部11を降下させるのが好ましい。これにより、ウエハWの温度をオーバーシュートさせることなく急速に昇温することができ、更にウエハ面内での温度を均一にすることができる。
上記昇降機構としては、例えば加熱部11を支持する支持部16を断熱機能を有するシャフトで構成し、このシャフト下部に軸方向に歯列を形成し、モータのスピンドル端部に設けたギアを該歯列に螺合させることにより、モータの回転駆動で加熱部11を昇降させることができる。上記シャフトの材料には金属、セラミックス、樹脂などを使用することができるが、金属であれば熱伝導率の低いステンレス、セラミックスであればアルミナやムライトアルミナ、樹脂であればテフロンやPEEKが好ましい。
ところで、半導体装置の製造工程では様々な理由によりウエハの処理条件(処理時間、処理温度等)を変える必要が生ずることがあるが、このような場合においてもウエハ面での所望の温度分布を得るには、加熱面において各条件毎に最適な発熱分布となるように、加熱面の発熱密度分布を適宜変更することができるのが好ましい。
このように加熱面の発熱密度分布を変える場合、従来の面接触型のウエハ加熱ヒータでは、例えば図1(b)に示すように発熱ゾーンを内周側ゾーン1aと外周側ゾーン1bの2つに分割したり、3つ以上に分割したりして、ゾーン間の発熱量比を変化させることで、発熱密度分布を変更することが行われてきた。しかし、このようにゾーン数を複数にすると各ゾーン毎に温度コントローラーが必要になるためコストがかかる上、図3(a)〜(c)のような小さな加熱面を有するヒータではゾーンを複数に分割するには狭すぎてヒータの作製が困難になる。
これに対して本発明者らは鋭意研究を行った結果、ウエハと加熱部との距離を維持したまま加熱部全体又は加熱部が有する発熱部を動かすことが有効であることを見出した。これにより、加熱部から発せられてウエハの下面に到達する輻射熱の熱流束をウエハの回転中心軸に垂直な方向(すなわち、ウエハの半径方向)に関して変化させることができるため、加熱面のゾーン数が1つである加熱部であっても複数のゾーンを有しているのと同等の効果が得られる。
すなわち、本発明の第2の実施形態のウエハ加熱ヒータは、図5(a)に示すように加熱部21内の発熱部23をウエハの半径方向に往復動させたり、図5(b)に示すように発熱部123を備えた加熱部121全体をウエハの半径方向に往復動させたり、図5(c)に示すように発熱部223を備えた加熱部221全体をウエハの回転中心軸に平行な軸を中心として回動させたりすることを特徴としている。
発熱部23を加熱部21内で往復動させる方法としては、例えば加熱部21にXYステージやソレノイドなどの往復動機構(図示せず)を設け、その可動部に発熱部23を取り付けて往復動させればよい。加熱部121全体を往復動させる方法としては、例えば加熱部121を支持する支持部をXYステージ(図示せず)に搭載し、所望の移動範囲内で平行移動させればよい。加熱部221全体を回動させる方法としては、例えば加熱部221を支持する支持部をZ軸回転ステージ(図示せず)に搭載し、所望の角度範囲内で回動させればよい。なお、上記XYステージとZ軸回転ステージとを組み合わせることで、往復動と回動とを両方とも行うようにしてもよい。
これにより、加熱部からウエハ面に到達させる輻射熱の熱流束をウエハの回転中心軸に垂直な方向に関して変化させることができ、ウエハの処理条件等が様々に変化するような場合であっても、ウエハ面において温度ばらつきのない均一な温度分布を実現することができる。なお、小さな加熱面ではあるものの、加熱部の加熱面を複数のゾーンに分割してもよく、これにより、よりきめ細かな温度制御が可能になることはいうまでもない。
次に、図6(a)、(b)を参照しながら本発明の第3の実施形態のウエハ加熱ヒータについて説明する。この第3の実施形態のウエハ加熱ヒータの加熱部31は、中心軸部分に発熱部33が埋設された円柱状の基材32からなり、該基材32の外周面のうち該中心軸を中心とする所定の角度範囲内だけに断熱体34が被覆されている。これにより、基材32の外周面のうち断熱体34が被覆されていない領域のみから輻射熱を放射することができる。
加熱部31は、その一端部がウエハWの回転中心軸Wo近傍に位置しており、そこから回転中心軸Woに垂直な方向に延在して他端部がウエハWの縁部近傍にまで至っている。また、加熱部31全体は、基材32の中心軸を中心として所望の角度範囲で回動できるように図示しない支持部によって回動自在に支持されている。
かかる構成により、上記基材32の中心軸を中心として加熱部31が回動することで、加熱部31から放射される輻射熱の熱流束がウエハWの回転中心軸Woに垂直な軸を中心とする周方向に関して変化する。具体的には、基材32の中心軸を中心として加熱部31を180°回動させることにより、基材32の外周面が断熱体34から露出する高温部分がウエハWに対向するウエハ昇温状態(図6(a)の状態)から断熱体34が被覆された冷温部分がウエハWに対向する非昇温状態(図6(b)の状態)に瞬時に切り替えることが可能になる。
基材32の外周面を被覆する断熱体34の形状をウエハの回転中心軸Wo方向に変えることにより、加熱部31からウエハWに到達させる輻射熱の熱流束をウエハの回転中心軸Woに垂直な方向に関して変化させることも可能になる。これにより、ウエハの様々な処理条件に応じて、加熱部31での発熱量や発熱密度分布を変化させることができ、均一なウエハ面温度を保ちながらウエハを処理することが可能になる。なお、断熱体34の材質は特に制約はないが、アルマイト処理膜、アルミナ溶射膜、テフロンなど熱伝導率の低い材料を使用することができる。これらの中では比較的熱伝導の低いアルミナやテフロンが良い。
回動軸周りに異なる温度分布を形成する方法は、図6(a)、(b)に示す方法に限定されるものではなく、図7に示すように、断熱体を使用せずに、円柱状の基材132の中心軸方向に関して発熱密度分布が互いに異なる複数の発熱体133a〜133dを基材132内に埋設してもよい。すなわち、この図7の代替例の加熱部131は、基材132の内部にその中心軸方向に延在する4本の発熱部133a〜133dが基材132の周方向に略等間隔に埋設されている。そして、そのうちの1本の発熱部133dはその他の3本とは回動軸方向の発熱密度分布が疎になっている。
これにより、加熱部131が基材132の中心軸を中心として回動して発熱部133dが最もウエハWに近づいた時は、発熱部133a〜133cが最も近づいた時に比べてウエハWを照射する輻射熱の熱流束を小さくすることが可能になる。よって、この場合も基材132の中心軸を中心として加熱部131が回動することで、加熱部131から放射される輻射熱の熱流束がウエハWの回転中心軸Woに垂直な軸を中心とする周方向に関して変化する。なお、図7には発熱部133aと発熱部133dとが等しくウエハWに近づいた場合が示されている。
回動軸周りに異なる温度分布を形成する方法のさらに他の代替例として、図8に示すような構造を用いてもよい。すなわち、この図8の構造では、ウエハの回転中心軸Woに垂直な回転軸42oを中心として回転する回転板42が設けられており、この回転板42に、ウエハWの半径と略同等の長さを有する円柱状の基材からなる加熱部41が回転軸42oから偏心して取り付けられている。加熱部41の基材の中心軸部分には棒状の発熱体43が設けられている。
かかる構成により、回転板42がその回転軸42oを中心として回動して加熱部41がウエハWに最も近づいた時は、最も離れた時に比べてウエハWを照射する輻射熱の熱流束を多くすることが可能になる。よって、この場合も回転板42の回転軸42oを中心として加熱部41が回動することで、加熱部41から放射される輻射熱の熱流束がウエハWの回転中心軸Woに垂直な軸を中心とする周方向に関して変化する。
なお、回転板42および加熱部41の基材の材料には金属やセラミックスなどを使用することができるが、比較的剛性の高いものが好ましい。たとえば、金属であればアルミニウムやステンレス、セラミックスであればSiC、AlN、Al2O3が好ましい。また、発熱体43の種類は特に制約がなく、絶縁体で包まれた抵抗発熱体でもよいし、加熱部41を含めて一体化した金属シースヒータなどでもよい。加熱部41の表面には、更に耐蝕性向上のため、アルマイト処理、ニッケルメッキ、テフロンコートなどを施しても良い。
次に、図9を参照しながら本発明の第4の実施形態のウエハ加熱ヒータについて説明する。この第4の実施形態のウエハ加熱ヒータは、実施例1と同様の加熱部11とウエハWとの間に、ウエハ面に平行な面上で回動し且つ加熱部11からウエハWに向けて放射される輻射熱を通す開口部を1つ以上有する熱遮蔽板18が設けられている。なお、図9には、縦横のサイズが異なる3つの開口部18a、18b、18cを有する熱遮蔽板18の例が示されている。
かかる構成により、熱遮蔽板18を回動させてウエハWと加熱部11との間に所定の開口部を配置させたり非開口部を配置させたりすることで加熱部11からウエハに向けて放射される輻射熱の熱流束を調節することが可能となる。これは、ウエハW側から見ると、加熱部11の加熱面11aの発熱密度分布が変化してそこから放射される輻射熱の熱流束が変化することと等価である。
このように、熱遮蔽板18を回動させて所定の開口部や非開口部を加熱部11とウエハWとの間に配置することにより、ウエハの様々な処理条件に応じた最適な熱流束となるように調節することができる。なお、熱遮蔽板18の材質にはSiC、AlN、Al2O3などのセラミックやアルミニウム、SUSなどの金属を使用することができる。
以上、本発明の非接触型ウエハ加熱ヒータについて複数の実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨から逸脱しない範囲の種々の態様で実施することができる。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲およびその均等物に及ぶものである。
[実施例1]
図3(a)及び図4に示すようなウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。具体的には、長さ100mm×幅30mm×厚み5mmのアルミニウム製の基材12を2枚準備した。それらの一方に、発熱部13を嵌め込むための深さ0.4mmのザグリ溝を形成し、更に、ヒータの温度を制御するための温度センサ15(PT100)を中央部に埋め込んだ。
図3(a)及び図4に示すようなウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。具体的には、長さ100mm×幅30mm×厚み5mmのアルミニウム製の基材12を2枚準備した。それらの一方に、発熱部13を嵌め込むための深さ0.4mmのザグリ溝を形成し、更に、ヒータの温度を制御するための温度センサ15(PT100)を中央部に埋め込んだ。
ザグリ溝を形成していないもう一方の基材12には、両基材12をステンレス製のM3ネジ6本でネジ止めするためのネジを貫通させる貫通孔を設け、更に、抵抗発熱体13aに電力を供給するための電線14や温度センサ15の電線を通すための貫通穴を中心に形成した。なお、ザグリ溝を形成した基材12において上記貫通孔に対応する位置には、上記M3ネジ6本が螺合する雌ねじ部を形成した。
図4に示すように、抵抗発熱体13aとして、ステンレス箔製の抵抗発熱体(長さ80mm×幅2mm×厚み40μm×抵抗値10Ω)を用意し、これを90mm×幅25mm×厚み0.2mmのポリイミドシートからなる絶縁体13bで包んで圧着し、発熱部13とした。この発熱部13を上記基材12のザグリ溝に嵌め込んだ後、もう一方の基材12を重ねて上記M3ネジ6本で結合し、加熱部11を作製した。
この加熱部11を下から支持するため、直径20mm長さ50mmのステンレス製の筒状シャフトからなる支持部16を用意した。このシャフト中央の中空部16aに電線14を通した後、加熱部11の下部にシャフトの上端部をネジ止めした。シャフトの下端フランジ部は床部に設置した。その際、加熱部11の長手方向が後述するウエハ支持体50に載置されたウエハWの半径方向に延在するようにし、その一端部がウエハWの回転中心軸Woから25mm離間するようにした。また、加熱部11の加熱面11aとウエハWとの距離を調節できるように、シャフトの下部フランジ部は高さ調整が可能な機構を介して床部に設置した。
次に、ウエハを支持するための窒化アルミニウム製の直径3mm長さ20mmの3本の支持棒を用意し、各支持棒の上に窒化アルミニウム製の縦5.5mm×横5.5mm×厚み0.5mmの板を取り付け、その支持棒を回転台の上に直径310mmの円周上に等配で並べウエハ支持体50とした。そしてこの上にウエハWとして直径300mmのウエハ型温度計(KLA TENCOR社製、型番:3240A−12−8015−SA)を載置した。このウエハ型温度計は、ウエハ面に複数の温度計が設けられており、ウエハ面内の温度分布を測定することができるようになっている。
加熱部11の加熱面11aとウエハ型温度計との距離を0〜15mmの間で様々に変えた場合の各々について、回転台を400回転/分の速度で回転させながらウエハ型温度計を加熱したときの昇温中の温度分布を測定した。更に、ウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置して加熱を開始してから30秒後に加熱部11をその位置から6mm下降させた場合とさせない場合の各々において、ウエハ型温度計の加熱開始から60秒後のウエハ温度の200℃からのオーバーシュート量を記載した。
なお、ウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置する前に加熱部11の温度を150℃まで昇温し、更に加熱部11の内周側端部と外周側端部で温度差がつくように30秒間プレ加熱した。また、測定終了後はウエハ型温度計の背面に付着したパーティクル(サイズ:0.8μm以上)の数量をJIS B9921−1989に基づいてカウントした。それらの結果を下記表1に示す。
上記表1の結果から、ウエハと加熱部との離間距離を1.0mm以上にすれば、従来の面接触の場合に比べてパーティクル数を大幅に減らすことが出来る事が分かる。また、この離間距離を4.0mm以上にした場合はオーバーシュートは小さくなるものの、上昇中の温度分布が大きくなり、好ましくないことが分かる。更に、この離間距離が0〜3.0mmの場合、30秒後にヒータを下降することで、60秒後のウエハ温度のオーバーシュートを抑制できることが分かる。
[実施例2]
基材12の材質にアルミニウムに代えて炭化ケイ素を使用し、またウエハ支持体50の材質も窒化アルミニウムに代えて炭化ケイ素を使用した以外は実施例1と同様にして実験を行った。その結果を下記表2に示す。
基材12の材質にアルミニウムに代えて炭化ケイ素を使用し、またウエハ支持体50の材質も窒化アルミニウムに代えて炭化ケイ素を使用した以外は実施例1と同様にして実験を行った。その結果を下記表2に示す。
上記表1と表2の結果から、炭化ケイ素の場合はアルミニウムの場合と比較してパーティクルの発生量が少なくなっていることが分かる。
[実施例3]
図5(a)に示すような往復動自在な発熱部23を有するウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。具体的には、発熱部23として、長さ45mm×幅25mm×厚み0.2mmのポリイミドシートで圧着したステンレス箔製の抵抗発熱体(長さ40mm×幅2mm×厚み20μm×抵抗値10Ω)を作製した。
図5(a)に示すような往復動自在な発熱部23を有するウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。具体的には、発熱部23として、長さ45mm×幅25mm×厚み0.2mmのポリイミドシートで圧着したステンレス箔製の抵抗発熱体(長さ40mm×幅2mm×厚み20μm×抵抗値10Ω)を作製した。
この発熱部23を加熱部21内で往復動させるため、薄型のXYステージを用意し、その可動部に発熱部23を貼り付けた後、加熱部21内部に設置した。これ以外は実施例1と同様にしてウエハ加熱ヒータを作製し、ウエハ支持体及びウエハ型温度計も実施例1と同様のものを使用した。
図5(a)に示すように、加熱部21を上から見た時に、ウエハの回転中心軸Woから加熱部21の長手方向の一端部(内周側端部)が20mm離間し、そこからウエハの半径方向に延在して加熱部21の長手方向の他端部(外周側端部)がウエハの縁部から30mm離間するようにヒータを配置した。また、加熱部21の加熱面とウエハとの間の鉛直方向の離間距離が1mmとなるようにシャフトの高さを調整した。
更に、発熱部23の内周側端部と回転中心軸Woとの距離が30mmとなるように加熱部21内の発熱部23の位置を内周側(ウエハの中心側)に移動させ、この状態でヒータの温度が150℃となるように定値制御した。この状態で、25℃のウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置するのと同時にウエハ型温度計を400回転/分の速度で回転させた。そして、ウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置してから0〜60秒の間のウエハ面の温度分布を測定した。その結果を下記の表3に示す。
上記表3において、ウエハ内温度分布が負の値は中心部が外周部よりも温度が低い、いわゆるセンタークールを示し、正の値は中心部が外周部よりも温度が高い、いわゆるセンターホットを示す。上記表3から分かるように、ウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置してから10秒後以降は、センターホット度合いが大きくなった。
次に、加熱部21内の発熱部23を内周側から外周側に移動させた以外は上記と同様に試験した。具体的には、ウエハ型温度計を載置してから5秒後から30秒間後にかけて、XYステージをゆっくりと作動させて、発熱部23の内周側端部と回転中心軸Woとの距離を、30mmから100mmに移動させた。その際、ウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置してから0〜60秒の間に測定したウエハ面の温度分布を下記の表4に示す。
上記表3と表4を比較して分かるように、発熱部23を内周側から外周側に移動させることで、ウエハ内の温度分布が劇的に小さくなり好ましい結果が得られた。
[実施例4]
図5(b)に示すような往復動自在な加熱部121を有するウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。具体的には、アルミニウム製の基材には長さ50mm×幅30mm×厚み5mmを2枚使用し、発熱部には長さ45mm×幅25mm×厚み0.2mmのポリイミドシートで圧着したステンレス箔製の抵抗発熱体(長さ40mm×幅2mm×厚み20μm×抵抗値10Ω)を使用した以外は実施例1と同様にしてウエハ加熱ヒータを作製した。
図5(b)に示すような往復動自在な加熱部121を有するウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。具体的には、アルミニウム製の基材には長さ50mm×幅30mm×厚み5mmを2枚使用し、発熱部には長さ45mm×幅25mm×厚み0.2mmのポリイミドシートで圧着したステンレス箔製の抵抗発熱体(長さ40mm×幅2mm×厚み20μm×抵抗値10Ω)を使用した以外は実施例1と同様にしてウエハ加熱ヒータを作製した。
このウエハ加熱ヒータを、XYステージに搭載し、ヒータの初期位置として、加熱部121の内周側端部をウエハの回転中心軸Woから25mm離間させた。この時、発熱部123の内周側端部はウエハの回転中心軸Woから30mm離間していた。更に、加熱部121の加熱面とウエハとの間の鉛直方向の離間距離が1mmとなるようにシャフトの高さを調整した。
そして、加熱部121の位置を変えない場合と、ウエハ型温度計を載置してから5秒後から30秒後にかけてXYステージをゆっくりと作動させて、発熱部123の内周側端部とウエハの回転中心軸Woとの距離を25mmから95mmに変えた場合の2通りの試験を実施した。なお、それぞれウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置するのと同時にウエハ型温度計を400回転/分の速度で回転させた。そして、ウエハ型温度計を載置してから0〜60秒の間のウエハの温度分布を測定した。その結果を下記の表5に示す。
上記表5から分かるように、発熱部123の位置を内周側から外周側に変化させた場合、ウエハ内の温度分布が劇的に小さくなり好ましい結果が得られた。
[実施例5]
図5(c)に示すような回動自在な加熱部221を有するウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。具体的には、実施例1と同様にしてウエハ加熱ヒータ及びウエハ支持体を作製したが、該ウエハ加熱ヒータのシャフト下部については固定せずにZ軸回転ステージに取り付けた。これにより、ウエハ加熱ヒータの加熱部221を、ウエハ面に平行な面上で回動できるようにした。加熱部221の初期位置は、図5(c)の上側に示すように、加熱部221の長手方向の内周側端部がウエハの回転中心軸Wo近傍に位置し、かつ加熱部221の長手方向がウエハの半径方向に延在するようにした。
図5(c)に示すような回動自在な加熱部221を有するウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。具体的には、実施例1と同様にしてウエハ加熱ヒータ及びウエハ支持体を作製したが、該ウエハ加熱ヒータのシャフト下部については固定せずにZ軸回転ステージに取り付けた。これにより、ウエハ加熱ヒータの加熱部221を、ウエハ面に平行な面上で回動できるようにした。加熱部221の初期位置は、図5(c)の上側に示すように、加熱部221の長手方向の内周側端部がウエハの回転中心軸Wo近傍に位置し、かつ加熱部221の長手方向がウエハの半径方向に延在するようにした。
そして、加熱部221を回動させなかった場合と、ウエハ型温度計を載置してから5秒後から30秒後にかけてZ軸回転ステージをゆっくりと作動させて図5(c)の下側に示すように、加熱部221の外周側端部を中心としてウエハ面と平行な面上で約30度回動させた場合の2通りの試験を行った。なお、それぞれウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置するのと同時にウエハ型温度計を400回転/分の速度で回転させた。そして、ウエハ型温度計を載置してから0〜60秒の間のウエハの温度分布を測定した。その結果を下記の表6に示す。
上記表6から分かるように、ヒータの加熱部をウエハ面と平行な面上で回動させた場合、ウエハ内の温度分布が劇的に小さくなり好ましい結果が得られた。
[実施例6]
図6(a)、(b)に示すようなウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。具体的には外径10mm×長さ130mmのアルミニウム製の基材を用意し、その一方の端面から中心軸方向に内径3mm×深さ115mmの有底穴を穿孔し、その中に抵抗発熱体としてエナメル被覆されたニクロム線(線径0.5mm×長さ300mm)をコイル状にして入れた。このコイル状の抵抗発熱体は、一端から他端に向かって密になるように巻いた。これにより、ウエハの外周側の発熱密度が高くなるようにした。
図6(a)、(b)に示すようなウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。具体的には外径10mm×長さ130mmのアルミニウム製の基材を用意し、その一方の端面から中心軸方向に内径3mm×深さ115mmの有底穴を穿孔し、その中に抵抗発熱体としてエナメル被覆されたニクロム線(線径0.5mm×長さ300mm)をコイル状にして入れた。このコイル状の抵抗発熱体は、一端から他端に向かって密になるように巻いた。これにより、ウエハの外周側の発熱密度が高くなるようにした。
温度センサとしてK熱電対を上記基材の中心部に設置し、充填材としてMgOパウダー(粒径0.1mm)を入れ、基材の端面をシリコンゴムでシールした。更に、図6(a)に示す状態から図6(b)に示す状態に回動できるように、回動装置を取り付けた。アルミニウム製の基材の外周部には、図6(a)、(b)に示すように一部に切り込みを入れて露出部とした外径20mm×内径10mmのテフロン製チューブを断熱層として接着した。このようにしてウエハ加熱ヒータを作製した。
このウエハ加熱ヒータは、図6(a)、(b)のように、ウエハ上面から見て一端部がウエハの回転中心軸Woから15mm離間し、そこからウエハの半径方向に延在して他端部がウエハの縁部から内周側に5mm離間するように配置した。また、該ヒータのうち最もウエハに近接する部分がウエハから1mmの位置に来るように固定した。その他のウエハ支持体やウエハ型温度計は実施例1と同様にした。
図6(a)に示すように、先ず露出部を上向きにしてウエハ型温度計に対向させた状態でヒータの温度を150℃として定値制御した。そして、ウエハ型温度計をウエハ支持体に載置するのと同時にウエハ型温度計を400回転/分の速度で回転させた。ウエハ型温度計をウエハ支持体に載置してから30秒後にヒータの投入パワーをゼロにした場合と、ウエハ型温度計をウエハ支持体に載置してから30秒後に図6(b)の状態にした場合の2通りの試験を実施し、それぞれウエハ型温度計を載置してから0〜60秒の間のウエハの温度分布を測定した。それらの測定結果を下記表7に示す。
上記表7から分かるように、ヒータを回動させず且つパワーを入れ続けた場合は、時間の経過とともにウエハの中心温度が高くなり続けた上、ウエハ面内での温度分布もセンターホットの度合いが大きくなることが分かる。一方、ウエハ型温度計をウエハ支持体に載置してから30秒後にヒータのパワーをゼロにした場合、ウエハの中心温度が高くなる速度と、センターホット度合いが強まる速度が小さくなったが、いずれも依然として増加傾向を示した。これは、たとえ、パワーをOFFにしても、ヒータからの輻射熱でウエハが温められていることに起因する。
ところが、ウエハ型温度計をウエハ支持体に載置してから30秒後にヒータを回動させた場合、ウエハの中心温度は高くならずほぼ横ばいとなり、ウエハ面内での温度分布も小さくなった。これは、ヒータが回動して露出部がウエハ面に対向しないようにすることで、ヒータからウエハに向かう輻射熱の熱流束が実質的にゼロになり、ウエハへの熱の供給が断たれたことを意味する。
[実施例7]
図8に示すようなウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。具体的には回転板42として、外径20mm×厚み5mmのアルミニウム円板を用意し、加熱部41および発熱体43として、直径8mm×長さ125mmのステンレス製のシースヒータを用意した。回転板42の回転軸42oから6mm離間した位置に上記シースヒータの中心が来るように接着した。温度センサとしてK熱電対をシースヒータの側面に貼り付けた。図8(a)に示す状態から図8(b)に示す状態に回動できるように、回転板42に回動装置を取り付けた。
図8に示すようなウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。具体的には回転板42として、外径20mm×厚み5mmのアルミニウム円板を用意し、加熱部41および発熱体43として、直径8mm×長さ125mmのステンレス製のシースヒータを用意した。回転板42の回転軸42oから6mm離間した位置に上記シースヒータの中心が来るように接着した。温度センサとしてK熱電対をシースヒータの側面に貼り付けた。図8(a)に示す状態から図8(b)に示す状態に回動できるように、回転板42に回動装置を取り付けた。
このウエハ加熱ヒータは、図8(a)、(b)の各々下側の側面図に示すように、加熱部41の一端部がウエハWの回転中心軸Woから15mm離間し、そこからウエハWの半径方向に延在して他端部がウエハWの縁部から内周側に5mm離間するように配置した。また、図8(a)に示すように回転板42が回動して加熱部41が最もウエハWに近接した時、加熱部41の最上部がウエハWの下面から1mm離間するように回転板42を回動させる回動装置の位置を固定した。その他のウエハ支持体やウエハ型温度計は実施例1と同様にした。
図8(a)に示すように、先ず加熱部41がウエハ型温度計に最も近づけた状態でヒータの温度を150℃として定値制御した。そして、ウエハ型温度計をウエハ支持体に載置するのと同時にウエハ型温度計を400回転/分の速度で回転させた。ウエハ型温度計をウエハ支持体に載置してから30秒後にヒータの投入パワーをゼロにした場合と、ウエハ型温度計をウエハ支持体に載置してから30秒後に図8(b)の状態にした場合の2通りの試験を実施し、それぞれウエハ型温度計を載置してから0〜60秒の間のウエハの温度分布を測定した。それらの測定結果を下記表8に示す。
上記表8から分かるように、回転板42を回動させず且つパワーを入れ続けた場合は、時間の経過とともにウエハの中心温度が高くなり続けた上、ウエハ面内での温度分布もセンターホットの度合いが大きくなることが分かる。一方、ウエハ型温度計をウエハ支持体に載置してから30秒後にヒータのパワーをゼロにした場合、ウエハの中心温度が高くなる速度と、センターホット度合いが強まる速度が小さくなったが、いずれも依然として増加傾向を示した。これは、たとえ、パワーをOFFにしても、ヒータからの輻射熱でウエハが温められていることに起因する。
ところが、ウエハ型温度計をウエハ支持体に載置してから30秒後に回転板42を回動させて図8(b)の状態にした場合、ウエハの中心温度は高くならずほぼ横ばいとなり、ウエハ面内での温度分布も小さくなった。これは、回転板42を回動させて加熱部41をウエハから遠ざけることで、ウエハに照射される輻射熱の熱流束が実質的にゼロになり、ウエハへの熱の供給が断たれたことを意味する。
[実施例8]
図9に示すような熱遮蔽板18を有するウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。加熱部11、支持部16及びウエハ支持体50については実施例1と同様のものを用意し、ウエハ型温度計も実施例1と同様のものを用意した。熱遮蔽板18として、外径300mm×厚み1.0mmのアルミニウム製の円板を用意した。
図9に示すような熱遮蔽板18を有するウエハ加熱ヒータを作製して非接触でウエハを加熱する試験を行った。加熱部11、支持部16及びウエハ支持体50については実施例1と同様のものを用意し、ウエハ型温度計も実施例1と同様のものを用意した。熱遮蔽板18として、外径300mm×厚み1.0mmのアルミニウム製の円板を用意した。
この円板に、図9に示すように90度ごとに第1の開口部18a(縦120mm×横20mm)、第2の開口部18b(縦60mm×横20mm)、及び第3の開口部18c(縦20mm×横20mm)の計3つの矩形の開口部を設けた。更に、円板の中心部に回動シャフト19として外径10mm×長さ100mmのアルミニウム製の棒状の回動シャフトを取り付け、その回動シャフト19を回動装置に取り付けた。その際、ウエハと円板との間、及び円板と加熱部11の加熱面11aとの間は、共に1mmとなるように回動シャフト19と支持部16の高さを調整した。
この状態でヒータの温度を170℃として定値制御した。また、熱遮蔽板18の第1の開口部18aがヒータの真上にくるように熱遮蔽板18を回動させた。そして、ウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置するのと同時にウエハ型温度計を400回転/分の速度で回転させた。その時のウエハ型温度計を載置してから0〜60秒の間のウエハ内の温度分布を測定した。
また、ウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置してから15秒後、30秒後、及び45秒後に、それぞれ第2の開口部18b、第3の開口部18c、及び非開口部がヒータの真上にくる様に順に熱遮蔽板18を回動させた場合についても同様にウエハ内の温度分布を測定した。それらの測定結果を下記表9に示す。
上記表9の結果から分かるように、熱遮蔽板18の第1の開口部18aがヒータの真上に常時存在する場合は、熱遮蔽板18が無い場合とほぼ等価となり、ウエハの中心温度は上がり続け、ウエハ面内での温度分布もセンターホット度合いが大きくなった。一方、熱遮蔽板18を回動させて3つの開口部が順次ヒータの真上にくるようにした場合は、ウエハの中心温度はウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置してから15秒後に安定し、ウエハ面内での温度分布もウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置してから30秒後には1.0以内と良くなった。これは、熱遮蔽板18を回動させたことによって、ヒータからウエハに向かう輻射熱を実質的に制限したことによるものと考えられる。
さらに、ヒータの昇降による効果を観るため、ウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置してから15秒後にヒータの位置を3mm下げた場合について同様に測定した。それらの測定結果を下記表10に示す。
上記表10から分かるように、熱遮蔽板18の第1の開口部18aが常時ヒータの真上に存在していても、ウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置してから15秒後にヒータの位置を3mm下げることで、ウエハの中心温度はほぼ安定し、ウエハ面内での温度分布も2℃以下と良い結果を得た。一方、熱遮蔽板18を回動させて3つの開口部が順次ヒータの真上にくるようにすると共にヒータの位置を3mm下げることで、ウエハの中心温度はほぼ安定し、ウエハ面内での温度分布もウエハ型温度計をウエハ支持体50に載置してから30秒後で0.5℃以下と非常に良い結果が得られた。
W ウエハ
Wo ウエハの回転中心軸
10 ウエハ加熱ヒータ
11、21、31 加熱部
12、32 基材
13、23、33 発熱部
14 電線
15 温度センサ
16 支持部
18 熱遮蔽板
34 断熱体
50 ウエハ支持体
Wo ウエハの回転中心軸
10 ウエハ加熱ヒータ
11、21、31 加熱部
12、32 基材
13、23、33 発熱部
14 電線
15 温度センサ
16 支持部
18 熱遮蔽板
34 断熱体
50 ウエハ支持体
Claims (4)
- 回転するウエハを非接触で加熱する加熱部を備えた非接触型ウエハ加熱ヒータであって、該加熱部から放射される輻射熱が、ウエハの回転中心部からウエハの半径方向に延在してウエハの縁部に至る領域に照射されることを特徴とする非接触型ウエハ加熱ヒータ。
- 前記加熱部から放射される輻射熱の熱流束がウエハの回転中心軸に垂直な方向に関して変化可能であることを特徴とする、請求項1に記載の非接触型ウエハ加熱ヒータ。
- 前記加熱部から放射される輻射熱の熱流束がウエハの回転中心軸に垂直な軸を中心とする周方向に変化可能であることを特徴とする、請求項1または2に記載の非接触型ウエハ加熱ヒータ。
- 前記ウエハと前記加熱部との間に、前記ウエハの面に平行な面上で回動し且つ該加熱部から放射される輻射熱を通す開口部を1つ以上有する熱遮蔽板が設けられていることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の非接触型ウエハ加熱ヒータ。
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JP2002367914A (ja) * | 2001-06-11 | 2002-12-20 | Tokyo Electron Ltd | 熱処理装置 |
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- 2012-11-30 JP JP2012263852A patent/JP2014110314A/ja active Pending
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