JP2014109948A - 情報伝達装置、情報伝達システム - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の安全を損なうことなく、状況に応じた情報を運転者に伝達する情報伝達装置を提供する。
【解決手段】車両の運転者に情報を伝達する情報伝達装置10であって、複数段階に分けられた重要度のうち1つの段階が付加された重要度付き情報を受信する情報バッファ40と、複数段階に分けられた運転者の運転余裕度のうち1つの段階を取得するドライバ状況取得部20と、情報バッファ40により受信される重要度付き情報を、運転者に伝達する表示部51及び音声出力部52と、表示部51及び音声出力部52により運転者に伝達される重要度付き情報を、ドライバ状況取得部20により取得された運転余裕度の段階及び重要度付き情報に付加された重要度の段階に応じて制限する情報制御部50と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の運転者へ情報を伝達する情報伝達装置、及び情報伝達システムに関する。
近年、停車中に限定して運転者が膨大な情報にアクセスできるようにすることが考えられているが、停止中にのみ限定しているため利便性が損なわれる。そこで、運転者が望む情報を推定して取得し、取得した情報を運転者に提供する情報提供システムが存在する。
例えば、特許文献1では、ハンドル角度やスロットル角度等の運転挙動情報と位置情報を用いて、運転者の運転挙動のカテゴリ分類(スピード狂、市街地/山岳/海岸運転傾向等)を行っている。そして、運転挙動カテゴリと、車上センサや路側センサ等から得られる周辺環境情報と、運転者の情報アクセス履歴から算出した情報アクセス嗜好との関係を求めている。求めた関係から運転者の現在の情報嗜好を推定し、推定した現在の情報嗜好に応じて適切な情報を情報サービスセンタから取得して、取得した情報を運転者に提供している。さらに、運転者の運転挙動履歴、周辺環境履歴の情報を用いて近未来の危険度を算出し、算出した危険度に応じて、取得した情報を提供する際のメディア及びタイミングを決定している。
特開2001−188992号公報
特許文献1では、運転者の現在の情報嗜好に応じて適切な情報を取得して、運転挙動履歴や周辺環境履歴に応じて情報を提供するタイミングを決定している。しかしながら、車両の運行に必須な情報が、遅れて提供されたり提供されなかったりする虞があった。
本発明は、上記実情を鑑み、状況に応じた情報を運転者に伝達することを主たる目的とする。
請求項1に記載の発明は、車両の運転者に情報を伝達する情報伝達装置であって、複数段階に分けられた重要度のうち1つの段階が付加された重要度付き情報を受信する受信手段と、複数段階に分けられた前記運転者の運転余裕度のうち1つの段階を取得する取得手段と、前記受信手段により受信される前記重要度付き情報を、前記運転者に伝達する伝達手段と、前記伝達手段により前記運転者に伝達される前記重要度付き情報を、前記取得手段により取得される前記運転余裕度の段階及び前記重要度付き情報に付加された前記重要度の段階に応じて制限する制限手段と、を備える。
請求項1に記載の発明によれば、複数段階に分けられた重要度のうちの1つの段階が付加された重要度付き情報が受信されるとともに、複数段階に分けられた運転者の運転余裕度のうち1つの段階が取得される。そして、取得された運転者の運転余裕度の段階及び受信された重要度の段階に応じて、制限された重要度付き情報が運転者に伝達される。
よって、受信した重要度付き情報のうち、運転者の運転余裕度の段階及び重要度の段階に応じて制限された重要度付き情報を、運転者へ伝達することができる。したがって、運転者の安全を損なうことなく、状況に応じた情報を運転者に伝達することができる。
請求項9に記載の発明は、車両の運転者に情報を伝達する情報伝達システムであって、複数段階に分けられた重要度のうち1つの段階が付加された重要度付き情報を送信する送信手段と、前記送信手段により送信される前記重要度付き情報を受信する受信手段と、複数段階に分けられた前記運転者の運転余裕度のうち1つの段階を取得する取得手段と、前記受信手段により受信される前記重要度付き情報を、前記運転者に伝達する伝達手段と、前記伝達手段により前記運転者に伝達される前記重要度付き情報を、前記取得手段により取得される前記運転余裕度の段階及び前記重要度付き情報に付加された前記重要度の段階に応じて制限する制限手段と、を備える。
請求項9に記載の発明によれば、複数段階に分けられた重要度のうちの1つの段階が付加された重要度付き情報が送信され、送信された重要度付き情報が受信される。また、複数段階に分けられた運転者の運転余裕度のうち1つの段階が取得される。そして、取得された運転者の運転余裕度の段階及び受信された重要度の段階に応じて、制限された重要度付き情報が運転者に伝達される。よって、請求項1と同様の効果を奏する。
一実施形態に係る情報伝達システムの構成図。 運転者の運転余裕度の段階と対応する運転状況を示す表。 重要度の段階と対応する重要度付き情報を示す表。 運転余裕度の段階と重要度の段階に基づいて重要度付き情報に優先度を設定した表。 運転者に重要度付き情報を伝達する処理手順を示すフローチャート。 運転者に伝達する重要度付き情報を選択する処理手順を示すサブルーチン。
以下、車両に適用した情報伝達システムを具現化した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る情報伝達システムは、車両に搭載された情報伝達装置10と、情報伝達装置10と無線通信が可能な情報センタ70とから構成される。車両は、車外カメラ21、車内カメラ22、操作センサ23、及び位置検出装置24等を備えている。
情報伝達装置10は、CPUと、ROM及びRAMと、I/O等から構成され、ドライバ状況取得部20(取得手段)、情報作成部30(作成手段、送信手段)、情報バッファ40(受信手段)、情報制御部50(制限手段)を備えるコンピュータ等により構成されている。CPUが、ROMに記憶されている各種コンピュータプログラムを実行することにより、ドライバ状況取得部20、情報作成部30、情報制御部50の各機能が実現される。また、情報伝達装置10は、表示部51(伝達手段)及び音声出力部52(伝達手段)を備えている。
ドライバ状況取得部20は、車外カメラ21、車内カメラ22、操作センサ23、及び位置検出装置24等が検出した検出値を取得し、運転者の状況を取得する。具体的には、各種検出値に基づいて運転状況が交差点の右折中や信号待ちであることを認識し、運転状況に応じて複数段階に分けられた運転者の運転余裕度のうちの1つの段階を取得する。取得する運転者の運転余裕度については、後で詳述する。
車外カメラ21は、車線や信号機、歩行者等の車両周辺の状況を検知する。車内カメラ22は、車室内の運転者の状況や、同乗者の有無等を検知する。操作センサ23は、操舵角センサ、ブレーキセンサ、アクセルセンサ等の各種センサであり、操舵角、ブレーキ操作の有無、アクセル操作量等の車両の操作情報を検出する。位置検出装置24は、GPS受信機、ジャイロセンサ、車速センサ等から構成され、車両の現在位置を検出する。
情報作成部30は、車外カメラ21、車内カメラ22、操作センサ23、及び位置検出装置24等が検出した検出値や、現在時刻、目的地等の情報に基づき、重要度付き情報を作成し、情報バッファ40へ送信する。重要度付き情報は、運転者に伝達される情報であり、複数段階に分けられた重要度のうちの1つの段階が付加されている。重要度付き情報については、後で詳述する。
情報バッファ40は、情報作成部30及び後述する情報センタ70の少なくとも一方により作成された重要度付き情報を受信し、一時的に記憶しておく記憶装置又は記憶領域である。
情報制御部50は、表示部51及び音声出力部52により運転者に伝達される重要度付き情報を、運転余裕度の段階及び重要度付き情報に付加された重要度の段階に応じて制限する。さらに、情報制御部50は、運転者に伝達する重要度付き情報に対して、運転者に伝達する順番を設定する。
表示部51は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を用いて構成されている。表示部51は、車室内において運転者が視認可能な位置に設置され、情報制御部50から出力される重要度付き情報を表示する。音声出力部52は、スピーカから構成され、情報制御部50から出力される重要度付き情報を音声メッセージとして出力する。
情報伝達装置10は、カーナビゲーション装置と一体化されていてもよいし、車両に搭載された専用の装置であってもよい。表示部51は、カーナビゲーション装置のディスプレイであってもよいし、メータ等のディスプレイであってもよい。
情報センタ70は、情報伝達装置10に設けられた通信装置11と情報センタ70に設けられた通信装置71を介して、車外カメラ21、車内カメラ22、操作センサ23、及び位置検出装置24等が検出した検出値や、目的地等の情報を受信する。さらに、情報センタ70は、通信装置71を介してインターネットから情報を収集する。情報センタ70は、取得した情報に基づいて重要度付き情報を作成し、作成した重要度付き情報を、通信装置11,71(送信手段)を介して、情報バッファ40へ送信する。なお、情報センタ70は特定の情報センタに限らず、通信装置11,71を介して情報伝達装置10と通信できる情報センタであればよい。
次に、ドライバ状況取得部20により取得される運転者の運転余裕度について説明する。図2は、ドライバ状況取得部20により取得される運転者の運転余裕度の段階と、運転余裕度の各段階に対応する運転状況の一例を示す表である。ここでは、運転者の運転余裕度は5段階に分けられている。5段階の運転余裕度に対応する運転状況は、運転余裕度の段階が小さい順に、負荷大の運転中、負荷中の運転中、負荷小の運転中、停車中、駐車中となっている。
運転余裕度の段階が最も小さい負荷大の運転中の例として、交差点の右折中や左折中、車線変更中が挙げられる。運転余裕度の段階が2番目に小さい負荷中の運転中の例として、一般道路走行中が挙げられる。運転余裕度の段階が3番目に小さい負荷小の運転中の例として、高速道路等の自動車専用道路の巡航中が挙げられる。運転余裕度の段階が2番目に大きい停車中の例として、信号待ちが挙げられる。また、運転余裕度の段階が最も大きい駐車中は、車両を静止させて運転していない状態である。運転余裕度の段階が小さいほど、運転者が伝達された情報に注意を向けることにより、運転者の安全を損ねる可能性が高くなる。よって、運転余裕度の段階が小さいほど、運転者に伝達する情報を制限する必要がある。
ドライバ状況取得部20は、各種検出値に基づいて運転状況を認識し、認識した運転状況を、負荷大の運転中、負荷中の運転中、負荷小の運転中、停車中、駐車中の5つの運転状況に分類する。そして、5段階の運転余裕度うち、分類した運転状況に対応する1つの段階を取得する。
次に、情報作成部30及び情報センタ70により作成される重要度付き情報について説明する。図3は、重要度の段階と重要度の各段階に対応する重要度付き情報の一例を示す表である。ここでは、重要度は6段階に分けられている。6段階の重要度に対応する重要度付き情報の種類は、重要度の段階が高い順に、緊急災害情報、車両の走行に必須の情報、車両の走行の快適性に影響を及ぼす情報、運転者の行動の参考になる情報、一般的な情報、その他の情報となっている。すなわち、運転者の安全に対する影響が大きい重要度付き情報ほど、高い段階の重要度が付加されている。
重要度の段階が最も高い緊急災害情報に対応する情報は、例えば、緊急地震速報や津波速報である。すなわち、運転者の運転余裕度がどの段階であっても、運転者に伝達しないことにより却って運転者の安全を損なうおそれがある情報である。重要度の段階が2番目に高い車両の走行に必須の情報に対応する情報は、例えば、高速道路に入る前にガソリンが少ない場合の給油提案情報である。すなわち、運転者に伝達されないことにより車両の運転に支障をきたすおそれがある情報である。重要度の段階が3番目に高い車両の走行の快適性に影響を及ぼす情報に対応する情報は、例えば、渋滞情報や長時間連続運転中における休憩場所の提案情報である。すなわち、運転者に伝達されることにより、車両の走行の快適性を高める情報である。
重要度の段階が3番目に低い運転者の行動の参考になる情報に対応する情報は、例えば、初めての土地での食事場所の提案情報である。重要度の段階が2番目に低い一般情報に対応する重要度付き情報は、例えば、車両の運転を考慮していない一般的な提案情報である。すなわち、運転者の運転余裕度が大きい場合に限って運転者に提供すれば問題ない情報である。重要度の段階が最も低いその他の情報に含まれる情報は、上記5つの情報種類に含まれる情報以外の情報である。なお、重要度の付加されていない情報は、重要度の段階が最も低いその他の情報に分類されている。
情報作成部30及び情報センタ70は、作成した重要度付き情報を、緊急災害情報、車両の走行に必須の情報、車両の走行の快適性に影響を及ぼす情報、運転者の行動の参考になる情報、一般的な情報、及びその他の情報の6種類に分類する。そして、情報作成部30及び情報センタ70は、分類された重要度付き情報に、上記6つの情報種類のうちの1つ、すなわち6段階に分けられた重要度のうちの1つの段階を付加して、情報バッファ40に送信する。
図4は、情報制御部50により、運転者の運転余裕度の段階及び重要度付き情報に付加される重要度の段階に基づいて、情報バッファ40に格納されている重要度付き情報に、伝達の優先度及び伝達の不可を設定した表である。運転者に伝達できる重要度付き情報には、早く伝達されるものほど高い優先度(小さい数字)が設定されている。そして、運転者に伝達できない重要度付き情報には、優先度は設定されていない(表では×印を記入している)。なお、情報バッファ40には、緊急災害情報、車両の走行に必須な情報、車両の走行の快適性に影響を及ぼす情報、行動の参考になる情報、一般情報、及びその他の情報のそれぞれに属する重要度付き情報が格納されている。
運転余裕度の段階が最小の運転状況では、運転者に伝達される重要度付き情報は、重要度の段階が最高の緊急災害情報に対応する重要度付き情報に限定されている。よって、運転余裕度の段階が最小の場合でも、運転者に伝達しないことにより却って運転者の安全を損なうおそれがある情報に限って、運転者に伝達される。
運転余裕度の段階が2番目に小さい運転状況では、運転者に伝達される重要度付き情報は、重要度の段階が最高の緊急災害情報、及び2番目に高い車両の走行に必須な情報に対応する重要度付き情報に制限されている。そして、重要度の段階が高いものから順に、高い優先度が設定されている。よって、制限された重要度付き情報のうち、付加された重要度の段階が高いものから運転者に伝達される。
そして、運転余裕度の段階が大きくなるにつれ、運転者に伝達される重要度付き情報は、重要度の段階が低いものにまで対応している。運転余裕度の段階が最大となる駐車中では、付加された重要度の段階に関わらず、全ての重要度付き情報に優先度が設定されている。すなわち、運転者に伝達される重要度付き情報は、車両が駐車中でないことを条件として制限され、且つ運転余裕度の段階が小さいほど、付加された重要度の段階が高い重要度付き情報に制限される。
ここで、情報バッファ40に、ある優先度の重要度付き情報が格納されていない場合は、次に優先度の高い重要度付き情報から順に運転者に伝達される。例えば、緊急災害情報に属する重要度付き情報が格納されていない場合、運転余裕度の段階が最小の運転状況では、運転者に伝達される重要度付き情報はなしになる。運転余裕度の段階が2番目に小さい運転状況から最大の運転状況では、緊急災害情報の次に優先度の高い、車両の走行に必須な情報に属する重要度付き情報から順に運転者に伝達される。
次に、図5のフローチャートを参照して、運転者に重要度付き情報を伝達する処理手順について説明する。本フローチャートの処理は、情報制御部50が実行する。
まず、S10では、運転者の運転余裕度の段階、及び重要度付き情報に付加された重要度の段階に基づいて、運転者に伝達する重要度付き情報を選択する。運転者に伝達できる情報がない場合は、重要度付き情報を選択しない。重要度付き情報を選択する処理の詳しい説明は後述する。
続いて、S11では、S10において、選択された重要度付き情報があるか否かを判定する。S10において、重要度付き情報が選択されていない場合には、S10の処理に戻る。一方、S10において、重要度付き情報が選択されている場合には、S12の処理に進む。
S12では、表示部51及び音声出力部52の少なくとも一方により、S10において選択された重要度付き情報を運転者に伝達させる。その後、S10の処理に戻り、S10〜S12の処理を、所定間隔で繰り返し実行する。なお、重要度付き情報を運転者に伝達させた後、情報伝達装置10と運転者との対話を開始する。
次に、図6のサブルーチンを参照して、S10における処理を詳しく説明する。本サブルーチンの処理は、情報制御部50が実行する。
まず、S101では、ドライバ状況取得部20が取得した運転余裕度を、ドライバ状況取得部20から取得する。
続いて、S102では、運転余裕度の段階と重要度の段階に基づいて重要度付き情報に優先度を予め設定した表(図4参照)を参照する。そして、情報バッファ40から、S101で取得した運転余裕度に対して、優先度が設定されている重要度付き情報を読み出す。例えば、3番目に小さい運転余裕度に対応する高速道路の走行中では、優先度1、2、3が設定されている緊急災害情報、車両の走行に必須な情報、車両の走行の快適性に影響を及ぼす情報に対応する重要度付き情報を読み出す。
続いて、S103では、優先度が設定された重要度付き情報のうち、最も高い優先度の重要度付き情報を選択する。例えば、高速道路の走行中では、優先度1の緊急災害情報に対応する重要度付き情報を選択する。情報バッファ40内に、緊急災害情報に対応する重要度付き情報が複数ある場合は、そのうちの1つを選択する。また、情報バッファ40内に、緊急災害情報に対応する重要度付き情報が存在しない場合は、次に優先度が高い車両の走行に必須な情報に対応する重要度付き情報を選択する。情報バッファ40内に、緊急災害情報、車両の走行に必須な情報、車両の走行の快適性に影響を及ぼす情報に対応する重要度付き情報が存在しない場合は、重要度付き情報を選択しない。
重要度付き情報を選択した場合は、選択した重要度付き情報を、情報バッファ40から消去する。これにより、次に運転者に伝達する重要度付き情報を選択する際に、運転者に伝達していない重要度付き情報の中から、運転者に伝達する重要度付き情報を選択できる。本処理の後、S11の処理に進む。
本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
・情報バッファ40に格納された重要度付き情報のうち、運転者の運転余裕度の段階及び重要度の段階に応じて制限された重要度付き情報を、運転者へ伝達することができる。したがって、運転者の安全を損なうことなく、状況に応じた情報を運転者に伝達することができる。
・運転者の運転余裕度の段階が小さい場合には、情報伝達により運転者の注意を引くことを抑制しつつ、重要度の段階が高い重要度付き情報を運転手に伝達することができる。
・制限された重要度付き情報のうち重要度の段階が高いものから運転者に伝達することにより、重要度の段階が高い重要度付き情報を確実に運転者に伝達することができる。
・運転者の安全に対する影響が大きい重要度付き情報ほど、運転者の運転余裕度の段階が小さい場合でも運転者に伝達することができる。
・運転者の運転余裕度の段階が最小の場合でも、運転者に伝達しないことにより却って運転者の安全を損なうおそれがある情報を、運転者へ伝達することができる。
・運転者の運転余裕度の段階が最大となる駐車中では、重要度の段階に関わらず、情報バッファ40に格納されたすべての重要度付き情報を運転者へ伝達することができる。
・情報センタ70が作成した重要度付き情報だけでなく、情報伝達装置10が作成した重要度付き情報を運転者に伝達することができる。
上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・重要度付き情報に付加された重要度の段階が高い場合は、音声出力部52のみにより、運転者に重要度付き情報を伝達するようにしてもよい。さらに、重要度付き情報に付加された重要度の段階が低い場合は、表示部51のみ、又は表示部51と音声出力部により、運転者に重要度付き情報を伝達するようにしてもよい。
・運転余裕度の段階及び重要度の段階は、上記実施形態に限らず任意の数に分ければよい。
・S102において、予め設定した優先度を用いず、S102の都度優先度を設定してもよい。S101で取得した運転余裕度の段階が、前回S102の処理を実行した時の運転余裕度の段階と異なる場合には、情報バッファ40に格納されている重要度付き情報に対して、重要度の段階が高いものから順に優先度を設定する。
また、S101で取得した運転余裕度の段階が、前回S102の処理を実行した時の運転余裕度の段階と同じ場合には、前回のS102の処理時に設定した優先度を利用する。具体的には、今回S102の処理を実行する際に、前回優先度1を設定した重要度付き情報が情報バッファ40に残っている場合は、前回設定した優先度をそのまま今回設定した優先度とする。
一方、今回S102の処理を実行する際に、前回優先度1を設定した重要度付き情報が情報バッファ40に残っていない場合は、前回設定した優先度の段階を1つ上げる。例えば、前回のS102の処理時に、緊急災害情報、車両の走行に必須な情報、車両の走行の快適性に影響を及ぼす情報に対応する重要度付き情報に、それぞれ1、2、3の優先度を設定している場合は、車両の走行に必須な情報、及び車両の走行の快適性に影響を及ぼす情報に対応する重要度付き情報に設定されている優先度を、それぞれ1、2に上げる。
続いて、S103では、S102において優先度が設定された重要度付き情報のうち、優先度1が設定された重要度付き情報を選択する。優先度1が設定された重要度付き情報が複数ある場合には、そのうちの1つを選択する。
10…情報伝達装置、20…ドライバ状況取得部、30…情報作成部、40…情報バッファ、50…情報制御部、51…表示部、52…音声出力部、70…情報センタ。

Claims (10)

  1. 車両の運転者に情報を伝達する情報伝達装置(10)であって、
    複数段階に分けられた重要度のうち1つの段階が付加された重要度付き情報を受信する受信手段(40)と、
    複数段階に分けられた前記運転者の運転余裕度のうち1つの段階を取得する取得手段(20)と、
    前記受信手段により受信される前記重要度付き情報を、前記運転者に伝達する伝達手段(51,52)と、
    前記伝達手段により前記運転者に伝達される前記重要度付き情報を、前記取得手段により取得される前記運転余裕度の段階及び前記重要度付き情報に付加された前記重要度の段階に応じて制限する制限手段(50)と、
    を備えることを特徴とする情報伝達装置。
  2. 前記制限手段は、前記伝達手段により前記運転者に伝達される前記重要度付き情報を、前記取得手段により取得される前記運転余裕度の段階が小さいほど、前記付加された前記重要度の段階が高い重要度付き情報に制限する請求項1に記載の情報伝達装置。
  3. 前記伝達手段は、前記制限手段により制限された前記重要度付き情報のうち、付加された前記重要度の段階が高いものから伝達する請求項1又は2に記載の情報伝達装置。
  4. 前記重要度付き情報は、前記運転者の安全に対する影響が大きいほど、前記付加された前記重要度の段階が高い請求項1〜3のいずれかに記載の情報伝達装置。
  5. 最も高い段階の前記重要度が付加された前記重要度付き情報は、緊急災害情報に対応しており、
    前記制限手段は、前記運転余裕度の段階が最も小さい場合に、前記伝達手段により前記運転者に伝達される前記重要度付き情報を、前記緊急災害情報に対応する前記重要度付き情報に限定する請求項1〜4のいずれかに記載の情報伝達装置。
  6. 前記重要度付き情報は、前記重要度の段階が高い順に、前記緊急災害情報、前記車両の走行に必須の情報、前記車両の走行の快適性に影響を及ぼす情報に対応している請求項5に記載の情報伝達装置。
  7. 前記運転余裕度の段階は、前記車両の駐車中に最も大きくなり、
    前記制限手段は、前記車両が駐車中でないことを条件として、前記伝達手段により前記運転者に伝達される前記重要度付き情報を制限する請求項1〜6のいずれかに記載の情報伝達装置。
  8. 前記情報伝達装置は、前記重要度付き情報を作成する作成手段(30)を備え、
    前記受信手段は、前記作成手段により作成された前記重要度付き情報を受信する請求項1〜7のいずれかに記載の情報伝達装置。
  9. 車両の運転者に情報を伝達する情報伝達システムであって、
    複数段階に分けられた重要度のうち1つの段階が付加された重要度付き情報を送信する送信手段(30,71)と、
    前記送信手段により送信される前記重要度付き情報を受信する受信手段(40)と、
    複数段階に分けられた前記運転者の運転余裕度のうち1つの段階を取得する取得手段(20)と、
    前記受信手段により受信される前記重要度付き情報を、前記運転者に伝達する伝達手段(51,52)と、
    前記伝達手段により前記運転者に伝達される前記重要度付き情報を、前記取得手段により取得される前記運転余裕度の段階及び前記重要度付き情報に付加された前記重要度の段階に応じて制限する制限手段(50)と、
    を備えることを特徴とする情報伝達システム。
  10. 前記制限手段は、前記伝達手段により前記運転者に伝達される前記重要度付き情報を、前記取得手段により取得される前記運転余裕度の段階が小さいほど、前記付加された前記重要度の段階が高い重要度付き情報に制限する請求項9に記載の情報伝達システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016014969A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 クラリオン株式会社 車載装置、及び、情報処理システム
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US10906534B2 (en) 2015-09-10 2021-02-02 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Automatic stop device and automatic stop method

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