JP2014109916A - ユーザ操作端末装置、ユーザ操作端末プログラム - Google Patents

ユーザ操作端末装置、ユーザ操作端末プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの操作への迷い度を検出し、効果的に操作支援ガイドを提供する。
【解決手段】ユーザによる操作を受け付けるユーザ操作端末装置であって、前記ユーザの画像に基づいて前記ユーザの視線を検出する視線検出手段と、前記検出された視線に基づいて、前記操作が可能な操作可能箇所、及び、前記操作可能箇所のうち次の操作可能箇所を示す操作目標箇所に対する視線箇所情報を生成する視線箇所情報生成手段と、前記視線箇所情報に基づいて、前記操作目標箇所での操作完了までの前記操作目標箇所に対する視線の滞留状態に基づく視線さまよい状態の有無を検出し、前記視線さまよい状態が有る場合は前記ユーザに操作支援ガイドを出力するガイド出力手段と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ユーザ操作端末装置、ユーザ操作端末プログラムに関する。
ユーザ操作端末装置とは、係員によって行われていた機械操作をユーザ自身によって操作させる機械であって、近年、オペレーションコスト削減の要望により導入が進んでいる。ユーザ操作端末装置は、例えば、金融機関のATM端末や、スーパーマーケット等のセルフチェックレジ、自動両替機、交通機関の指定席券売機(特急券や座席指定など)、航空機の自動チェックイン機、コンビニなどのチケットの販売等である。このように、生活の様々な場面において、ユーザ操作端末装置が導入される事例が増加している。
ユーザ操作端末装置は、慣れているユーザにとっては、窓口の列に並ぶ必要がなく、簡単な操作で比較的短い時間で目的が達せられるため、利便性が高い。ただし、不慣れなユーザにとっては、操作に時間を要し、係員による操作方法の解説の必要性が生じてしまう。このため、ユーザ操作端末装置を導入した店舗や金融機関、航空会社等では、操作のサポートを行う専任係員を配置することによって、不慣れなユーザに対応していた。しかしながら、オペレーションコスト削減のために、ユーザ操作端末装置を導入する事例が増加していることにより、専任係員を配置するコストが見合わないケースが想定される。そこで、ユーザ操作端末装置の普及のため、専任係員の配置を要することなく、不慣れなユーザへ対応可能なユーザ操作端末装置が求められる。
一般的に、ユーザ操作端末装置では、例えば、操作の種類を端末からユーザに指示し、ユーザの操作の終了を待機する工程を繰り返す。具体的に、例えば、ユーザ操作端末装置は、ユーザに数字の入力を促し、ユーザによる、ユーザタッチパネルからの数字入力の終了を待機する。または、ユーザ操作端末装置は、商品のバーコード入力を促し、ユーザによる、バーコードの読み取りの終了を待機する。
そこで、ユーザ操作端末装置は、例えば、次の方法に従って、ユーザが操作に迷っているか否かを判定しユーザへの操作支援ガイドを提供していた。第1の方法では、例えば、ユーザ操作端末装置は、操作開始時に、ユーザに、不慣れなユーザ向けの詳細ガイドモードと、慣れているユーザ向けのパワーユーザモードを選択させる(非特許文献1)。また、第2の方法では、例えば、ユーザ操作端末装置は、一定時間を経過してもユーザが操作を開始しない場合に、操作支援ガイドを提供する(特許文献1)。具体的に、例えば、ユーザ操作端末装置は、ガイド音声「開始ボタンを押してください」の後、5秒間、操作が行われない場合に、操作支援音声を発生させる。また、ユーザ操作端末装置は、さらに長い時間を経過してもユーザが操作を完了できない場合、専任係員を呼び出す。
特開2008-204443号公報
https://www.fureai-net.city.kawasaki.jp/
しかし、第1の方法によると、詳細ガイドモードでは説明が詳し過ぎて、ユーザが操作をまどろっこしく感じたとしても、操作の途中でモード変更できないことがある。一方、パワーユーザモードでは難解過ぎて、ユーザが操作を行えないことがある。また、第2の方法によると、操作に迷っているか否かを時間に基づいて検出するため、不慣れなユーザは、操作支援音声を聞くために、毎回、必ず一定時間待つ必要があった。また、操作支援音声が迅速に開始されないことにより、専任係員のサポートが必要となるケースがあった。
そこで、第1、2の方法のように、平均ユーザを想定したユーザへの操作支援ガイドを行うのではなく、個々のユーザの操作に対する迷い度合いに合わせた操作支援を提供することが求められる。
本発明は、ユーザの操作への迷い度を検出し、効果的に操作支援ガイドを提供するユーザ操作端末装置、ユーザ操作端末プログラムを提供することにある。
第1の側面は、ユーザによる操作を受け付けるユーザ操作端末装置であって、前記ユーザの画像に基づいて前記ユーザの視線を検出する視線検出手段と、前記検出された視線に基づいて、前記操作が可能な操作可能箇所、及び、前記操作可能箇所のうち次の操作可能箇所を示す操作目標箇所に対する視線箇所情報を生成する視線箇所情報生成手段と、前記視線箇所情報に基づいて、前記操作目標箇所での操作完了までの前記操作目標箇所に対する視線の滞留状態に基づく視線さまよい状態の有無を検出し、前記視線さまよい状態が有る場合は前記ユーザに操作支援ガイドを出力するガイド出力手段と、を有する。
第1の側面によれば、ユーザの操作への迷い度を検出し、効果的に操作支援ガイドを提供する。
ユーザ操作端末装置の一例であるセルフチェックレジを示す例図である。 図1に示されるユーザ操作端末装置の構成の一例を示す例図である。 操作可能箇所、及び、操作目標箇所の一例を表す図である。 メッシュ領域に対応する操作可能箇所、操作目標箇所を説明する図である。 視線さまよい状態の有無の第1の検出処理を説明するフローチャート図である。 視線さまよい状態の有無の第2の検出処理を説明するフローチャート図である。 第2の実施の形態例におけるユーザ操作端末装置の視線さまよい状態の有無の検出処理について説明するフローチャート図である。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
[ユーザ操作端末装置の例]
図1は、ユーザ操作端末装置の一例であるセルフチェックレジ100を示す例図である。同図において、セルフチェックレジ100は、例えば、カメラ10、買い物かご置き場11、バーコードリーダ12、13、タッチパネル14、精算機15、袋詰め部16等を有する。セルフチェックレジ100は、ユーザに操作を指示した後、指示にしたがってユーザが行った操作の終了を検出し、続いて、次の操作指示を出力する。
例えば、図1のセルフチェックレジ100の場合を例示する。ユーザは、まず、精算対象の商品の入った買い物カゴを買い物かご置き場11に置く。このとき、セルフチェックレジ100のタッチパネル14に会計開始ボタンが表示されている。そこで、ユーザは、会計開始ボタンを押下し、準備が整ったことをセルフチェックレジ100に認識させる。続いて、バーコードの読み取りが指示され、ユーザは、買い物カゴから精算する商品を1つずつ取り出し、商品に印刷されたバーコードを、バーコードリーダ12、13に読み込ませる。バーコードが読み込まれると、タッチパネル14に表示された商品の情報を確認し、商品を袋詰め部16のレジ袋に入れる。バーコードの読み取り処理は、買い物カゴにある全ての精算対象について繰り返される。
そして、全ての商品のバーコードを読み込ませると、ユーザは、タッチパネル14に表示された精算ボタンを押下する。そこで、セルフチェックレジ100は、マネーカード、現金、クレジットカードのいずれで支払いを行うかを、タッチパネル上で選択するように指示する。ユーザは、例えば、現金による支払い方法を選択し、現金を精算機15に投入する。精算終了が通知されると、ユーザは、レシートとお釣りを取り出すと共に、精算済の商品の入ったレジ袋を袋詰め部16から取り上げる。
このように、ユーザ操作端末装置は、ユーザに操作を指示し、操作の終了を検出するまで待機する。また、一般的に、ユーザ操作端末装置は、タッチパネル14上のボタンや、バーコードリーダ12、13、買い物カゴ置き場11、袋詰め部16等、操作対象となる箇所を、複数、有する。このため、ユーザは、複数の操作箇所から、次に操作対象となる箇所を判別し、操作を行う。不慣れなユーザは、次に操作対象となる箇所を判別できず、処理が滞ってしまう。このため、ユーザ操作端末装置は、操作支援ガイドを提供する。
[操作支援ガイド]
操作支援ガイドは、ユーザが操作に迷っている場合に提供される、操作に関する音声や表示等による支援である。操作支援ガイドは、一般的なユーザ操作端末装置によると、ユーザへの操作を指示した後、例えば、一定時間を経過してもユーザが操作を開始しない場合に開始される。このため、一般的なユーザ操作端末装置において、不慣れなユーザは、一定時間待たないと操作支援ガイドの提供を受けることができない。一方、慣れているユーザにとっては、お財布を捜すのに手間取っている場合、一定時間経過すると操作支援ガイドが開始されてしまう。これにより、慣れているユーザは、不要な操作支援ガイドの提供を受け、不快な想いをもつことがあった。
そこで、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、ユーザの画像に基づいてユーザの視線を検出し、検出された視線に基づいて、操作が可能な操作可能箇所、及び、操作可能箇所のうち次の操作可能箇所を示す操作目標箇所に対する視線箇所情報を生成する。そして、ユーザ操作端末装置100は、視線箇所情報に基づいて、操作目標箇所への操作完了までの操作目標箇所に対する視線の滞留状態を示す視線さまよい状態の有無を検出し、視線さまよい状態がある場合はユーザに操作支援ガイドを出力する。
即ち、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、ユーザ操作端末装置100におけるユーザの視線の滞留状態に基づいて視線のさまよい状態の有無を検出する。これにより、ユーザ操作端末装置100は、視線のさまよい状態有りと検出されたユーザを対象として、操作支援ガイドを提供することができる。これにより、必要なユーザに対して、必要な操作において、必要なタイミングで操作支援ガイドが提供される。また、視線さまよい状態有りと検出された不慣れなユーザは、一定時間の待機すること無く、操作支援ガイドの提供を受けることができる。一方、視線さまよい状態無しと判定された、慣れているユーザにとっては、操作に迷っていないにもかかわらず、操作支援ガイドが誤って提供されることが回避される。
続いて、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100の構成について説明する。
[ユーザ操作端末装置の構成例]
図2は、図1に示されるユーザ操作端末装置100の構成の一例を示す例図である。同図において、ユーザ操作端末装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)21、ディスプレイ22、カメラ23、スピーカ24、メモリ25、バーコード読み取り装置26、タッチパネル27、紙幣・貨幣受出装置28、ハードディスク29を有する。
カメラ23は、例えば、図1のユーザ操作端末装置100におけるカメラ10のように、ユーザの視線を検知可能な位置に設置され、操作を行うユーザの画像データを生成する。ディスプレイ22は、例えば、操作指示や、バーコードが読み込まれた商品の情報を表示し、タッチパネル27は、図1のタッチパネル14に対応し、例えば、ボタンの押下等によるユーザの操作を受け付ける。スピーカ24は、ユーザへの操作指示や操作支援ガイド等を出力する。バーコード読み取り装置26は、商品のバーコードを読み取り、商品情報に変換する。紙幣・貨幣受出装置28は、ユーザからの支払いを受け付けると共に、お釣りやレシート等の出力を行う。ハードディスク29は、ユーザ操作端末装置100全体の制御に係る情報を記憶する。また、メモリ25は、例えば、本実施の形態例におけるユーザ操作端末処理を行うプログラムPR等を記憶する。
本実施の形態例におけるユーザ操作端末処理のプログラムPRは、CPU21と協働し、カメラ23によって生成されたユーザの画像に基づいてユーザの視線を検出すると共に視線箇所情報を生成する。そして、ユーザ操作端末処理のプログラムPRは、視線箇所情報に基づいて視線さまよい状態の有無を検出し、視線さまよい状態が有る場合に、ディスプレイ22やスピーカ24等を介して操作支援ガイドを出力させる。
続いて、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100による視線さまよい状態の検出処理について具体的に説明する。
[操作可能箇所、操作目標箇所]
まず、本実施の形態例のユーザ操作端末装置100における操作可能箇所A〜G、及び、操作目標箇所Tについて説明する。本実施の形態例において、図1に示したようなユーザ操作端末装置100において、ユーザの操作の対象となる箇所を操作可能箇所A〜G、操作可能箇所A〜Gのうち次に操作の対象となる操作可能箇所A〜Gを操作目標箇所Tとする。
図3は、図1に示したセルフチェックレジ100における操作可能箇所A〜G、及び、操作目標箇所Tの一例を表す図である。同図の例において、操作可能箇所Aは、例えば、現金を投入する精算機の位置に対応し、操作可能箇所Cはタッチパネル14における支払い方法指定ボタン、操作可能箇所Dは会計開始ボタンの位置に対応する。また、操作可能箇所Eはバーコードリーダ12、13、操作可能箇所Fは袋詰め部16、操作可能箇所Gは買い物かご置き場11の位置に対応する。そして、操作目標箇所Tは、支払い時に使用されるカードリーダの位置に対応する。
つまり、図3の例は、支払い方法指定ボタンによってカードによる支払いが指定された場合における操作可能箇所A〜G、及び、操作目標箇所Tを示す。このように、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100では、予め、操作可能箇所A〜Gが設定され、ユーザに操作が指示される度に、当該操作に対応する操作可能箇所が操作目標箇所Tとして設定される。ユーザ操作端末装置100は、操作可能箇所A〜G、及び、操作目標箇所Tに向けられたユーザの視線の情報を、視線箇所情報として生成する。ところで、操作可能箇所A〜G及び操作目標箇所Tは、例えば、視線検出の対象領域が区分されたメッシュ領域に合わせて設定されてもよい。これにより、視線箇所情報の生成処理の負荷が軽減される。
図4は、メッシュ領域erに対応する操作可能箇所A〜G、操作目標箇所Tについて説明する例図である。同図では、例えば、視線センサの対象とする領域が、x座標方向、y座標方向に等分割されたメッシュ領域が単位領域erとして設定される。同図において、1つまたは複数のメッシュ領域erが、操作可能箇所Ae〜Ge、及び、操作目標領域Teとして設定される。
ユーザ操作端末装置100は、ユーザの視線が向けられた箇所の情報を、例えば、デカルト座標型(x座標,y座標)によって表す。そして、視線が向けられた座標情報と、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所Tの座標情報とが照合され、視線箇所情報が生成される。図4の例において、操作可能箇所Ae〜Ge、及び、操作目標箇所Teとして、メッシュ単位の領域erが設定されることにより、視線箇所情報の生成処理がより簡易になる。ユーザ操作端末装置100は、視線が向けられた座標が、矩形領域である操作可能箇所Ae〜Ge、操作目標箇所Teに含まれるか否かを判別すればよいためである。また、さらに、操作可能箇所Ae〜Ge、操作目標箇所Teの領域の境界は、演算処理が簡易になる整数等の値に設定されてもよい。これにより、さらに、視線箇所情報の生成処理が簡易になり、処理に係る負荷が軽減される。
[第1の実施の形態例]
続いて、第1の実施の形態例において、ユーザ操作端末装置100が、視線箇所情報に基づいて視線のさまよい状態の有無を検出する処理について説明する。本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、操作目標箇所Tへの操作の完了までの、操作目標箇所Tに対する視線の滞留状態に基づいて、視線のさまよい状態の有無を検出する。
[視線さまよい状態の検出]
ユーザの視線は、その動作に先んじて動く特性を有する。このため、例えば、ボタン押下等の操作が指示された場合、ユーザは、ボタンに指を伸ばす前に、ボタンに視線を向ける。そこで、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、視線が動作に先んじて操作可能箇所A〜G、及び、操作目標箇所Tに向けられる特性を利用して、ユーザが操作に迷っているか否かを判別する。ここで、ユーザが操作に迷っている場合、迷っていない場合における視線の滞留状態について、具体例に基づいて説明する。
[操作に迷っていない場合]
ユーザが操作に迷っておらず、確信的に操作を行う場合、視線はまず操作目標箇所Tに向けられる。例えば、図3に示したセルフチェックレジ100において、精算対象の商品のバーコードを読ませる場合、ユーザの視線は、バーコードリーダ(操作目標箇所T)12、13に向けられた後、商品に向けられる。そして、ユーザは、商品をバーコードリーダ12、13の前に運ぶ。或いは、ユーザは、予め、視線を商品に向けてバーコードの位置を確認した後、バーコードリーダ(操作目標箇所T)12、13に向け、商品をバーコードリーダ12、13の前に運ぶ。このように、ユーザが操作に迷っていない場合、ユーザの視線はさまようことなく、操作目標箇所Tに向けられる。
[操作に迷っている場合]
一方、ユーザが操作に迷っている場合、ユーザの視線は、例えば、操作目標箇所Tを探して操作可能箇所A〜Gを巡る。人の視線は、緩やかにゆっくりと移動するのではなく、特徴を有する箇所をジャンプして移動する特性を有する。操作対象である、操作目標箇所Tを含む操作可能箇所A〜Gは、形状や色、マーク等の視覚的な特徴が付与され、視線を誘導するように表される。つまり、ユーザの視線は、操作目標箇所T、及び、操作可能箇所A〜Gに向けられやすい。このため、ユーザが操作に迷っている場合、ユーザの視線は、バーコードリーダ(操作目標箇所T)12、13にたどり着かず、操作可能箇所A〜Gをさまよう。或いは、ユーザは、視線をバーコードリーダ(操作目標箇所T)12、13に向けることができたとしても、バーコードリーダ(操作目標箇所T)を見つめながら考え込んでしまう。この場合、視線は、操作目標箇所Tにたどり着くものの、操作目標箇所Tから離れずに停滞し、凝視状態になる。ユーザが操作に迷っている場合、このような視線のさまよい状態がみられる。
そこで、ユーザ操作端末装置100は、本実施の形態例において、操作目標箇所T、操作可能箇所A〜Gへの視線の滞留時間、または、視線の滞留回数に基づいて視線のさまよい状態の有無を検出する。ここで、操作可能箇所A〜Gに視線が滞留した時間(回数)をAt〜Gt、操作目標箇所Tに視線が滞留した時間(回数)をTtとする。
[さまよい状態の第1の検出方法]
第1の検出方法では、ユーザ操作端末装置100は、操作可能箇所A〜G及び操作目標箇所Tに対する視線滞留時間または視線滞留回数の累積における、操作目標箇所A〜Gへの視線滞留時間または視線滞留回数の目標滞留割合が第1の基準値より小さいとき、視線さまよい状態が有ると判定し、操作支援ガイドを出力する。つまり、ユーザ操作端末装置100は、ユーザへの操作指示の後、操作が完了するまでの間における、操作目標箇所T、操作可能箇所A〜Gに対する視線滞留量の累計に対する、操作目標箇所Tへ視線滞留量の割合が小さいとき、視線のさまよい状態有りと判定する。即ち、操作目標箇所T、操作可能箇所A〜Gに対する視線滞留量の累計に対する操作目標箇所Tへ視線滞留量の割合が小さい場合、ユーザの視線が操作目標箇所Tを捜しながら操作可能箇所A〜Gを巡る場合を示す。これにより、ユーザが操作に迷っていることが検出され、操作支援ガイドが出力される。
具体的に、視線滞留時間に基づいて視線のさまよい状態の有無を検出する場合を例示する。まず、ユーザ操作端末装置100は、操作指示後、現時点までの間で、操作可能箇所A〜G、及び、操作目標箇所Tに視線が向けられた各時間を計測する。続いて、ユーザ操作端末装置100は、操作目標箇所T、操作可能箇所A〜Gへの累計の視線滞留時間「At+Ct+Dt+Et+Ft+Gt+Tt」における、操作可能箇所A〜Gへの視線滞留時間「At+Ct+Dt+Et+Ft+Gt」の割合を算出し、割合が第1の基準割合(例えば、50%)以上のとき、操作目標箇所Tへの視線滞留時間が十分ではないと判定し、視線さまよい状態有りとみなす。
なお、第1の検出方法における第1の基準割合(この例では50%)は、ユーザ操作端末装置100を利用する環境、コンテンツなどによって変化する。このため、第1の基準割合は、次のように調整される。ユーザ操作端末装置100は、まず、第1の基準割合が初期値に設定された状態で、さまよい状態の有無の検出を行う。このとき、操作支援ガイドが必要なユーザにガイドが提供されたか否か、及び、不要なユーザに提供されなかったか否かが検証される。第1の基準割合は、操作支援ガイドが必要なユーザに提供されていない場合に下げられ、操作支援ガイドが不要なユーザに提供された場合に上げられる。
なお、視線さまよい状態の有無の検出が、視線滞留回数に基づく場合についても同様である。操作可能箇所A〜Gに視線が滞留した回数をAt〜Gt、操作目標箇所Tに視線が滞留した回数をTtとする。ユーザ操作端末装置100は、操作目標箇所T、操作可能箇所A〜Gへの累計の視線滞留回数「At+Ct+Dt+Et+Ft+Gt+Tt」における、操作可能箇所A〜Gへの視線滞留回数「At+Ct+Dt+Et+Ft+Gt」の割合を算出し、割合が例えば50%以上のとき、操作目標箇所Tへの視線滞留回数が十分ではないと判定し、視線さまよい状態有りとみなす。
[さまよい状態の第2の検出方法]
第2の検出方法では、ユーザ操作端末装置100は、操作可能箇所A〜G及び操作目標箇所Tに対する視線滞留時間または視線滞留回数の累積における、操作目標箇所A〜Gへの視線滞留時間または視線滞留回数の目標滞留割合が第2の基準値より大きく、且つ、操作目標箇所に対する1回の視線滞留時間または、累積の視線滞留時間が基準時間を超えるとき、視線さまよい状態有りと判定し、操作支援ガイドを出力する。操作目標箇所T、操作可能箇所A〜Gに対する視線滞留量の累計に対する操作目標箇所Tへ視線滞留量の割合が大きく、操作目標箇所Tに対する視線滞留時間が長い場合、ユーザが操作目標箇所Tを凝視している場合を示す。即ち、操作目標箇所Tに十分に視線が向けられているが、凝視したまま処理が完了しない場合である。これにより、ユーザが操作に迷っていることが検出され、操作支援ガイドが出力される。操作に慣れているユーザであれば、視線が操作目標箇所Tを捉えたのち、視線が停滞することはない。
具体的に、ユーザ操作端末装置100は、操作目標箇所T、操作可能箇所A〜Gへの累計の視線滞留時間(回数)「At+Ct+Dt+Et+Ft+Gt+Tt」における、操作目標箇所Tへの視線滞留時間(回数)「Tt」の割合が第2の基準割合(例えば、80%)以上であって、操作目標箇所Tに視線が基準時間(例えば、5秒)以上滞留しているとき、視線さまよい状態有りとみなす。なお、第2の検出方法における第2の基準割合、及び、基準時間についても、第1の検出方法と同様にして、環境、コンテンツ等に応じて、調整可能に設定される。
続いて、第1、2の検出方法に対応する処理について、フローチャート図に基づいて説明する。
[フローチャート図:第1の検出方法]
図5は、ユーザ操作端末装置100における視線さまよい状態の有無の第1の検出処理について説明するフローチャート図である。ユーザ操作端末装置100であるセルフチェックレジ100は、ユーザを検知すると、操作指示を出力する(S11)。ユーザへの操作指示は、例えば、支払い開始ボタンの押下処理等の指示である。
続いて、ユーザ操作端末装置100は、一定時間経過後、ユーザの視線をカメラ23によって計測し、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所Tへの視線滞留時間(回数)を計測し、その累計を記録する(S12)。具体的に、ユーザ操作端末装置100は、カメラ23によって生成されたユーザの画像データに基づいて、ユーザの視線を検出する。次に、ユーザ操作端末装置100は、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所Tへの視線滞留時間(回数)を視線箇所情報として生成する。そして、ユーザ操作端末装置100は、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所Tへの視線滞留時間(回数)の累計を算出すると共に、操作可能箇所A〜Gへの視線滞留時間(回数)の累計を算出する。
このとき、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、ユーザに操作を指示した後、一定時間の経過後に、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所Tへの視線滞留時間(回数)の計測を開始する。これは、操作指示の直後、一定時間が経過するまでは、ユーザが操作にまごつくためである。ユーザ操作端末装置100は、ユーザが操作にまごつく期間を除外することにより、より高精度に、さまよい状態の有無を検出することができる。
続いて、ユーザ操作端末装置100は、第1の検出方法として、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所Tへの視線滞留時間(回数)の累計「At+Ct+Dt+Et+Ft+Gt+Tt」における、操作可能箇所A〜Gへの視線滞留時間(回数)の累計「At+Ct+Dt+Et+Ft+Gt」の割合が50%を超えるか否かを判定する(S13、S14)。50%を超える場合(S14のYES)、操作目標箇所Tへの視線滞留時間(回数)の割合が少ないことを示す。つまり、ユーザが、操作目標箇所Tを見ている度合いが小さいことを示し、視線さまよい状態有りと判定される。視線さまよい状態有りと判定された場合、音声ガイドが開始される(S15)。そして、次のフローチャート図に示す工程(図6のフローチャート図の「3」)に遷移する。「3」に示す工程については、後述する。
一方、50%を超えない場合(S14のNO)、ユーザが、操作目標箇所Tを見ている度合いが大きく、視線さまよい状態無しと判定される。視線のさまよい状態無しと判定された場合、第2の検出方法による判定(図6のフローチャート図における「1」)に遷移する。
[フローチャート図:第2の検出方法]
図6は、ユーザ操作端末装置100における視線さまよい状態の有無の第2の検出処理について説明するフローチャート図である。同図のフローチャート図は、図5のフローチャート図における工程S14がNOの場合における処理に当たる。ユーザ操作端末装置100は、第2の検出方法として、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所Tへの視線滞留時間(回数)の累計「At+Ct+Dt+Et+Ft+Gt+Tt」における、操作目標箇所Tへの視線滞留時間(回数)の累計「Tt」の割合が80%を超えるか否かを判定する(S21)。割合が80%を超える場合(S21のYES)、ユーザ操作端末装置100は、さらに、操作指示から現在までの操作目標箇所Tへの視線滞留時間Ttの累計、または、1回の視線滞留時間が5秒以内か否かを判定する(S22)。
割合が80%を超え(S21のYES)、且つ、操作指示から現在までの操作目標箇所Tへの視線滞留時間が5秒を超える場合(S22のNO)、操作目標箇所Tへの視線滞留時間(回数)は十分であるものの、操作目標箇所Tに視線が停滞していることを示す。つまり、操作目標箇所Tへの凝視状態にあるとみなされる。この場合、視線さまよい状態有りと判定され、音声ガイドが開始される(S23)。そして、図5のフローチャート図における音声ガイドが出力(図5のS15)された場合と共に(図5の「3」)、次に、ユーザの操作が完了したか否かが判定される(S24)。また、割合が80%を超えない場合についても(S21のNO)、ユーザの操作が完了したか否かが判定される(S24)。
ユーザの操作が完了した場合(S24のYES)、続いて、全ての操作が完了したか否かが判定される(S25)。全ての操作が完了したか否かは、例えば、セルフチェックレジ100の例において、精算済の商品の入ったレジ袋を取り上げられたか否かが判定される。全ての操作が完了した場合(S25のYES)、ユーザ操作端末装置100は、処理を終了する。一方、全ての操作が完了していない場合(S25のNO)、及び、ユーザの操作が完了していない場合(S24のNO)、ユーザ操作端末装置100は、次の操作指示(S26)を行い、図5のフローチャート図における第1の検出工程(S13)に進む。
なお、ユーザ操作端末装置100は、本実施の形態例において、操作可能箇所A〜G、及び、操作目標箇所Tを除く、操作不可箇所(図示せず)への視線滞留時間(回数)については、視線のさまよい状態の有無の検出に加味しない。これは、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所T以外の操作不可箇所に、長い時間、または頻繁に視線が向けられたとしても、さまよい状態有りと検出されないことを意味する。例えば、操作の指示が行われているにも関わらず、操作不可箇所に視線が向けられている場合、ユーザが操作に関連しない事項に気をとられている場合を示す。操作に関連しない行動とは、例えば、セルフチェックレジ100の例において、支払いのために、財布やポイントカード、小銭を探している等の行動を示す。また、操作に関連しない行動には、バーコードを読み取らせるために商品上のバーコードの印刷位置を探す行動や、他の係員や知人に気を取られている行動も含まれる。このような場合に操作支援ガイドが提供されると、ユーザは、不必要な指摘をユーザ操作端末装置100から受けたと感じ、不快感を感じ易い。
そこで、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、視線のさまよい状態の有無の検出にあたり、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所T以外への視線の滞留状態を使用しない。これにより、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、ユーザが操作に迷っている場合と、操作に直接的には関連しない事象や行動に気をとられている場合とを区別して、さまよい状態の有無を検出することを可能にする。
以上のように、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、ユーザの画像に基づいてユーザの視線を検出する視線検出手段と、検出された視線に基づいて、操作が可能な操作可能箇所A〜G、及び、操作可能箇所A〜Gのうち次の操作可能箇所A〜Gを示す操作目標箇所Tに対する視線箇所情報を生成する視線箇所情報生成手段とを有する。そして、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、視線箇所情報に基づいて、操作目標箇所Tでの操作完了までの操作目標箇所Tに対する視線の滞留状態に基づく視線さまよい状態の有無を検出し、視線さまよい状態が有る場合はユーザに操作支援ガイドを出力するガイド出力手段を有する。
このように、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、操作完了までの操作目標箇所Tに対する視線の滞留状態を利用することによって、ユーザ毎、操作毎の視線のさまよい状態の有無を検出可能にする。これにより、ユーザ操作端末装置は、操作支援ガイドを、必要とされる操作シーンにおいて、必要とするユーザに提供することを可能にする。このため、慣れているユーザに、誤って操作支援ガイドが提供されることがなくなると共に、不慣れなユーザに的確に操作支援ガイドが提供される。これにより、専任係員が呼び出される頻度が減少し、専任係員に要するコストが抑えられる。また、ユーザ操作端末装置の普及が促進する。
また、ユーザ操作端末装置100は、操作ではなく視線の滞留状態に基づいて、視線さまよい状態の有無を検出する。視線の移動は操作に先立って行われることにより、操作に基づいて操作の迷い度を判定するよりも、より迅速に、操作支援ガイドを提供するか否かの判定が可能になる。さらに、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、視線が操作目標箇所Tにたどり着く前に、視線さまよい状態の有無に基づいて、ユーザが操作に迷っているか否かが判定可能になる。これにより、ユーザが操作に迷っている場合、ユーザは、操作目標箇所Tに視線を向ける前に、迅速に、操作支援ガイドの提供を受けることができる。
これに対し、一般的なユーザ操作端末装置によると、操作の終了までの時間に基づいて、ユーザが操作に迷っているか否かが判定される。例えば、操作指示後、10秒経過しても操作が行われない場合、操作に迷っていると判定され、操作支援ガイドが開始される。一方、本実施の形態例のユーザ操作端末装置100によると、10秒が経過する前に、操作支援ガイドが提供可能になり、操作に迷っているユーザはより迅速に操作支援ガイドの提供を受けられる。これにより、不慣れなユーザが不快な想いをもつ機会が減少し、専任係員が呼び出される頻度についても減少する。
また、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100において、視線箇所情報は、操作可能箇所A〜G及び操作目標箇所Tに対する視線滞留時間、または、視線滞留回数のいずれかまたは両方である。そして、ユーザ操作端末装置100のガイド出力手段は、操作可能箇所A〜G及び操作目標箇所Tに対する視線滞留時間または視線滞留回数の累積における、操作目標箇所Tへの視線滞留時間または視線滞留回数の目標滞留割合に基づいて視線さまよい状態の有無を検出する。前述したように、10秒等の一定の経過時間に基づいて視線のさまよい状態の有無を検出する場合、個々のユーザに対して一律の経過時間を設定することは難しい。これに対し、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、視線滞留時間、または、視線滞留回数の割合に基づくことにより、一律の経過時間の設定が不要になり、視線のさまよい状態の有無をより高精度に検出することができる。
また、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、目標滞留割合が第1の基準値(本実施の形態例では、例えば50%)より小さいとき、視線さまよい状態が有ると判定する。これにより、本実施の形態例のユーザ操作端末装置100は、ユーザの視線が操作目標箇所Tを捉えた視線滞留時間、視線滞留回数が十分でない場合に、視線さまよい状態有りと検出し、操作支援ガイドを提供することができる。
また、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、目標滞留割合が第2の基準値(本実施の形態例では、例えば80%)より大きく、且つ、操作目標箇所Tに対する1回の視線滞留時間または、累積の視線滞留時間が基準時間(本実施の形態例では、例えば5秒)を超えるとき、視線さまよい状態有りと判定する。これにより、本実施の形態例のユーザ操作端末装置100は、視線が、操作目標箇所Tを捉えた後、操作目標箇所Tに停滞している場合を検出可能にする。これにより、ユーザ操作端末装置100は、操作目標箇所Tを凝視して操作を完了できないユーザに対して、迅速に操作支援ガイドを提供することができる。
また、本実施の形態例のユーザ操作端末装置100は、基準時間経過後に、視線箇所情報の生成を開始する。これにより、ユーザが操作の指示を受けてまごつく一定時間における視線の状態は、視線さまよい状態の有無の判定対象から除外される。これにより、より精度の高い視線箇所情報に基づくことにより、視線のさまよい状態の有無がより高精度に検出可能になる。
[第2の実施の形態例]
第2の実施の形態例において、ユーザ端末装置は、視線箇所情報として、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所T、及び、操作目標箇所Tと操作可能箇所A〜G以外の操作不可箇所に対する視線箇所の視線滞留順を生成し、視線滞留順に基づいて視線さまよい状態の有無を検出する。ここで、操作不可箇所Oは、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所Tを除く箇所(図示せず)を示す。操作不可箇所Oは、例えば、商品やお財布、他の人物等であって、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所Tを除く箇所を示す。
[操作に迷っていない場合]
ユーザが確信的に操作を行う場合、例えば、視線は、すぐに、操作目標箇所Tに到達する。セルフチェックレジ100の例において、操作目標箇所Tがバーコードリーダ12、13である場合、ユーザは、まず、視線を商品に向けて商品を手に取り、視線をバーコードリーダ12、13(操作目標箇所T)に移した後、商品をバーコードリーダ12、13の前に移動させバーコードを読み込ませる。この場合、視線は、「操作不可箇所O→操作目標箇所T」の順に移動する。または、ユーザは、まず、バーコードリーダ12、13(操作目標箇所T)に視線を向け、視線を商品に向けて商品を手に取り、視線をバーコードリーダ(操作目標箇所T)に移した後、商品をバーコードリーダ12、13の前に移動させバーコードを読み込ませる。この場合、視線は、「操作目標箇所T→操作不可箇所O→操作目標箇所T」の順に移動する。このように、ユーザが操作に迷っていない場合、視線は、「操作不可箇所O→操作目標箇所T」の順、または、「操作目標箇所T→操作不可箇所O→操作目標箇所T」の順に移動する。
また、ある程度慣れたユーザについては、視線は、すぐには、操作目標箇所Tに到達しないことがあるが、いくつかの操作可能箇所A〜Gを巡った後、最終的に操作目標箇所Tに到達する。このように、ユーザがある程度慣れている場合、視線がすぐには操作目標箇所Tに到達しなくても、最終的には操作目標箇所Tに到達する。
[操作に迷っている場合]
一方、ユーザが操作に迷っている場合、視線は操作可能箇所A〜Gを巡り続ける。または、視線は、一旦、操作目標箇所Tに到達しても、操作目標箇所Tであることが認識されないため、再び、他の操作可能箇所A〜Gを巡る。このように、ユーザが操作に迷っている場合、ユーザが操作目標箇所Tを認識できず、操作可能箇所A〜Gを巡るような視線のさまよい状態がみられる。
そこで、第2の実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、視線滞留順「操作目標箇所T→操作可能箇所A〜G」であるとき、視線さまよい状態有りと判定する。これは、例えば、視線が「操作可能箇所A→操作目標箇所T→操作可能箇所D」のように移動する場合に当たる。この場合、視線が操作目標箇所Tに到達したものの、続いて操作可能箇所A〜Gに移っていることから、視線さまよい状態有りと検出される。なお、「操作目標箇所T→操作可能箇所A〜G」を所定回数繰り返す場合に、視線さまよい状態有りと判定されてもよい。これは、例えば、視線が「操作可能箇所A→操作目標箇所T→操作可能箇所D→操作不可箇所O→操作目標箇所T→操作可能箇所G」のように移動する場合に当たる。この場合、視線が操作目標箇所Tに到達し、再び操作可能箇所A〜Gに移る工程が繰り返されていることから、ユーザが操作に迷っていると考えられ、視線さまよい状態有りと検出される(所定回数=2のとき)。
一方、第2の実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、視線滞留順「操作目標箇所T→操作不可箇所O」であるとき、視線さまよい状態無しと判定する。この場合、ユーザは、迷っているのではなく、操作目標箇所Tを認めた後、商品のバーコード位置の確認や財布の確認等、操作以外のことを行っていると考えられる。これは、例えば、視線が「操作可能箇所A→操作目標箇所T→操作不可箇所O」のように移動する場合に当たる。この場合、視線が操作目標箇所Tに到達した後、他の領域に移動しているものの、視線の移動先が操作不可箇所Oであることにより、視線さまよい状態無しと検出される。
ただし、「操作目標箇所T→操作不可箇所O」を所定回数繰り返した場合、視線さまよい状態有りと判定されてもよい。これは、例えば、視線が「操作可能箇所A→操作目標箇所T→操作不可箇所O→操作目標箇所T→操作不可箇所O」のように移動する場合に当たる。この場合、視線が操作目標箇所Tに到達し、再び操作不可箇所Oに移る工程が繰り返されていることから、ユーザが操作に迷っていると考えられ、視線さまよい状態有りと検出される(所定回数=2のとき)。
続いて、第2の実施の形態例における視線のさまよい状態の有無の検出処理について、フローチャート図に基づいて説明する。
[検出処理のフローチャート図]
図7は、第2の実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100の視線さまよい状態の有無の検出処理について説明するフローチャート図である。第1の実施の形態例と同様にして、ユーザ操作端末装置100であるセルフチェックレジ100は、ユーザを検知すると、操作指示を出力する(S31)。続いて、ユーザ操作端末装置100は、一定時間経過後、ユーザの視線をカメラ23によって計測し、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所T、操作不可箇所Oへの視線滞留順を計測し、記録する(S32)。具体的に、ユーザ操作端末装置100は、カメラ23によって生成されたユーザの画像データに基づいて、ユーザの視線を検出する。続いて、ユーザ操作端末装置100は、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所T、操作不可箇所Oへの視線滞留順を視線箇所情報として生成し記憶する。なお、第2の実施の形態例においても、ユーザ操作端末装置100は、ユーザに操作を指示した後、一定時間の経過後に、視線滞留順の記録を開始してもよい。これにより、ユーザが操作にまごつく初期の期間が除外され、より高精度に、視線のさまよい状態の有無が検出される。
続いて、ユーザ操作端末装置100は、ユーザが操作目標箇所Tに視線を向けたか否かを判定する(S33)。ユーザが操作目標箇所Tに視線を向けていない場合(S33のNO)、再び、工程S32に戻る。一方、操作目標箇所Tに視線が向けられた場合(S33のYES)、続いて、操作可能箇所A〜Gに視線が向けられたか否かが判定される(S34)。これにより、視線が、操作目標箇所Tの次に操作可能箇所A〜Gに向けられたか否かが判定される。
視線が操作目標箇所Tの次に操作可能箇所A〜Gに向けられた場合(S34のYES)、さらに、この工程が所定回数繰り返されたか否かが判定される(S36)。つまり、視線滞留順「操作目標箇所T→操作可能箇所A〜G」が所定回数、繰り返されたか否かが判定される。所定回数繰り返されている場合(S36のYES)、音声ガイドが開始される(S37)。このように、視線が、操作目標箇所Tと操作可能箇所A〜Gとを繰り返し巡る場合、視線さまよい状態有りと判定され、操作支援ガイドが提供される。なお、図7のフローチャート図では、視線が、操作目標箇所Tの次に操作可能箇所A〜Gに移動する工程が所定回数、繰り返される場合に(S36のYES)、音声ガイドが開始されるが(S37)、この例に限定されるものではない。視線が、一度、操作目標箇所Tの次に操作可能箇所A〜Gに移動した場合に(S34のYES)、視線さまよい状態有りと判定され、操作支援ガイドが提供されてもよい(S37)。
また、視線が、操作目標箇所Tの次に操作可能箇所A〜G以外、即ち、操作不可箇所Oに視線が向けられた場合(S34のNO)、視線滞留順「操作目標箇所T→操作不可箇所O」が所定回数、繰り返されたか否かが判定される(S35)。所定回数繰り返されている場合(S35のYES)、音声ガイドが開始される(S37)。このように、視線が、操作目標箇所Tと操作不可箇所Oとを繰り返し巡る場合、視線さまよい状態有りと判定され、操作支援ガイドが提供される。一方、工程S35においてNOの場合、即ち、視線が、一度、操作目標箇所Tの次に操作不可箇所Oに移動した場合に(S35のNO)、視線さまよい状態無しと判定され、操作支援ガイドは提供されない。この場合、操作目標箇所Tを認識した上で、お財布や商品に視線を向けたような場合を示すため、視線さまよい状態無しと判定される。
続いて、ユーザの操作が完了したか否かが判定される(S38)。ユーザの操作が完了した場合(S38のYES)、続いて、全ての操作が完了したか否かが判定される(S39)。全ての操作が完了した場合(S39のYES)、ユーザ操作端末装置100は、処理を終了する。一方、全ての操作が完了していない場合(S39のNO)、及び、ユーザの操作が完了していない場合(S38のNO)、ユーザ操作端末装置100は、次の操作指示(S40)を行い、工程S32に進む。
以上のように、第2の実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、操作可能箇所A〜G、操作目標箇所T、及び、操作目標箇所Tと操作可能箇所A〜G以外の操作不可箇所Oに対する視線箇所の視線滞留順に基づいて視線さまよい状態の有無を検出する。このように、第2の実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、視線の滞留順に基づくことにより、視線のさまよい状態の有無を高精度に検出可能にし、効果的に操作支援ガイドを出力することができる。また、より迅速に、操作支援ガイドの提供が可能になる。
また、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、視線滞留順が、操作目標箇所Tの次に操作可能箇所A〜Gに移るとき、視線さまよい状態有りと判定する。または、ユーザ操作端末装置100は、視線滞留順が、操作目標箇所Tの次に操作可能箇所A〜Gに移ることを第1の基準回数(所定回数)繰り返すとき、視線さまよい状態有りと判定する。
このように、ユーザ操作端末装置100は、視線が、一度、または、所定回数、操作目標箇所Tに続いて操作可能箇所A〜Gに向けられるとき、視線さまよい状態有りと判定し、操作支援ガイドを提供することができる。これにより、ユーザ操作端末装置100は、ユーザの視線が操作目標箇所Tに到達した場合であっても、操作目標箇所Tであることが認識できていない場合を迅速に検出し、操作支援ガイドを提供することができる。
また、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置100は、視線滞留順が、操作目標箇所Tの次に操作不可箇所Oに移るとき、視線さまよい状態無しと判定する。これにより、ユーザ操作端末装置100は、ユーザの視線が操作目標箇所Tに到達した後、操作以外のことを行っている場合を迅速に検出し、操作支援ガイドの提供を回避することができる。このため、ユーザが商品上のバーコードの印刷位置を探す場合や、他の係員や知人に気を取られている場合に操作支援ガイドが提供され、操作に迷っていないユーザが不快感を感じることが回避される。
ただし、ユーザ操作端末装置100は、視線滞留順が、操作目標箇所Tの次に操作不可箇所Oに移ることを第2の基準回数(所定回数)繰り返すとき、視線さまよい状態有りと判定する。これにより、ユーザ操作端末装置100は、ユーザの視線が操作目標箇所Tと操作不可箇所Oとを繰り返し巡り、ユーザが操作目標箇所Tを認識できていない場合を迅速に検出し、操作支援ガイドを提供することができる。
また、また、ユーザ操作端末装置100は、視線滞留順が、操作目標箇所Tの次に操作不可箇所Oに移り、さらに操作可能箇所A〜Gに移るとき、視線さまよい状態有りと判定する。これにより、ユーザ操作端末装置100は、ユーザの視線が操作目標箇所Tに到達した場合であっても他の箇所を巡り、操作目標箇所Tであることが認識できていない場合を迅速に検出し、操作支援ガイドを提供することができる。
なお、第1、2の実施の形態例を別々に説明したが、各実施の形態例におけるさまよい状態の有無の検出方法は、組み合わせて使用されてもよい。これにより、ユーザ操作端末装置100は、さらに高精度に視線のさまよい状態の有無の検出を可能にし、効果的に操作支援ガイドを出力することができる。
なお、本実施の形態例におけるユーザ操作端末装置処理は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体にプログラムとして記憶され、当該プログラムをコンピュータが読み出して実行することによって行われてもよい。
以上の実施の形態をまとめると、次の付記のとおりである。
(付記1)
ユーザによる操作を受け付けるユーザ操作端末装置であって、
前記ユーザの画像に基づいて前記ユーザの視線を検出する視線検出手段と、
前記検出された視線に基づいて、前記操作が可能な操作可能箇所、及び、前記操作可能箇所のうち次の操作可能箇所を示す操作目標箇所に対する視線箇所情報を生成する視線箇所情報生成手段と、
前記視線箇所情報に基づいて、前記操作目標箇所での操作完了までの前記操作目標箇所に対する視線の滞留状態に基づく視線さまよい状態の有無を検出し、前記視線さまよい状態が有る場合は前記ユーザに操作支援ガイドを出力するガイド出力手段と、を有するユーザ操作端末装置。
(付記2)
付記1において、
前記視線箇所情報は、前記操作可能箇所及び前記操作目標箇所に対する視線滞留時間、または、視線滞留回数のいずれかまたは両方であって、
前記ガイド出力手段は、前記操作可能箇所及び前記操作目標箇所に対する視線滞留時間または視線滞留回数の累積における、前記操作目標箇所への視線滞留時間または視線滞留回数の目標滞留割合に基づいて前記視線さまよい状態の有無を検出するユーザ操作端末装置。
(付記3)
付記2において、
前記ガイド出力手段は、前記目標滞留割合が第1の基準値より小さいとき、前記視線さまよい状態が有ると判定するユーザ操作端末装置。
(付記4)
付記2または3において、
前記ガイド出力手段は、前記目標滞留割合が第2の基準値より大きく、且つ、前記操作目標箇所に対する1回の前記視線滞留時間または、累積の前記視線滞留時間が基準時間を超えるとき、前記視線さまよい状態有りと判定するユーザ操作端末装置。
(付記5)
付記1において、
前記視線箇所情報は、前記操作可能箇所、前記操作目標箇所、及び、前記操作目標箇所と前記操作可能箇所以外の操作不可箇所に対する前記視線箇所の視線滞留順であって、
前記ガイド出力手段は、前記視線滞留順に基づいて前記視線さまよい状態の有無を検出するユーザ操作端末装置。
(付記6)
付記5において、
前記ガイド出力手段は、前記視線滞留順が、前記操作目標箇所の次に前記操作可能箇所に移るとき、前記視線さまよい状態有りと判定するユーザ操作端末装置。
(付記7)
付記6において、
前記ガイド出力手段は、前記視線滞留順が、前記操作目標箇所の次に前記操作可能箇所に移ることを第1の基準回数繰り返すとき、前記視線さまよい状態有りと判定するユーザ操作端末装置。
(付記8)
付記5または6において、
前記ガイド出力手段は、前記視線滞留順が、前記操作目標箇所の次に前記操作不可箇所に移るとき、前記視線さまよい状態無しと判定するユーザ操作端末装置。
(付記9)
付記8において、
前記ガイド出力手段は、前記視線滞留順が、前記操作目標箇所の次に前記操作不可箇所に移ることを第2の基準回数繰り返すとき、前記視線さまよい状態有りと判定するユーザ操作端末装置。
(付記10)
付記8において、
前記ガイド出力手段は、前記視線滞留順が、前記操作目標箇所の次に前記操作不可箇所に移り、さらに前記操作可能箇所に移るとき、前記視線さまよい状態有りと判定するユーザ操作端末装置。
(付記11)
付記1乃至10のいずれかにおいて、
前記視線箇所情報生成手段は、基準時間経過後に、前記視線箇所情報の生成を開始するユーザ操作端末装置。
(付記12)
ユーザによる操作を受け付けるユーザ操作端末処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なユーザ操作端末プログラムであって、
前記ユーザ操作端末処理は、
前記ユーザの画像に基づいて前記ユーザの視線を検出する視線検出工程と、
前記検出された視線に基づいて、前記操作が可能な操作可能箇所、及び、前記操作可能箇所のうち次の操作可能箇所を示す操作目標箇所に対する視線箇所情報を生成する視線箇所情報生成工程と、
前記視線箇所情報に基づいて、前記操作目標箇所への操作完了までの前記操作目標箇所に対する視線の滞留状態を示す視線さまよい状態の有無を検出し、前記視線さまよい状態が有る場合は前記ユーザに操作支援ガイドの出力を指示するガイド指示工程と、を有するユーザ操作端末プログラム。
100:ユーザ操作端末装置、21:CPU、22:ディスプレイ、23:カメラ、24:スピーカ、25:メモリ、26:バーコード読み取り装置、27:タッチパネル、28:紙幣・貨幣受出装置、29:ハードディスク

Claims (12)

  1. ユーザによる操作を受け付けるユーザ操作端末装置であって、
    前記ユーザの画像に基づいて前記ユーザの視線を検出する視線検出手段と、
    前記検出された視線に基づいて、前記操作が可能な操作可能箇所、及び、前記操作可能箇所のうち次の操作可能箇所を示す操作目標箇所に対する視線箇所情報を生成する視線箇所情報生成手段と、
    前記視線箇所情報に基づいて、前記操作目標箇所での操作完了までの前記操作目標箇所に対する視線の滞留状態に基づく視線さまよい状態の有無を検出し、前記視線さまよい状態が有る場合は前記ユーザに操作支援ガイドを出力するガイド出力手段と、を有するユーザ操作端末装置。
  2. 請求項1において、
    前記視線箇所情報は、前記操作可能箇所及び前記操作目標箇所に対する視線滞留時間、または、視線滞留回数のいずれかまたは両方であって、
    前記ガイド出力手段は、前記操作可能箇所及び前記操作目標箇所に対する視線滞留時間または視線滞留回数の累積における、前記操作目標箇所への視線滞留時間または視線滞留回数の目標滞留割合に基づいて前記視線さまよい状態の有無を検出するユーザ操作端末装置。
  3. 請求項2において、
    前記ガイド出力手段は、前記目標滞留割合が第1の基準値より小さいとき、前記視線さまよい状態が有ると判定するユーザ操作端末装置。
  4. 請求項2または3において、
    前記ガイド出力手段は、前記目標滞留割合が第2の基準値より大きく、且つ、前記操作目標箇所に対する1回の前記視線滞留時間または、累積の前記視線滞留時間が基準時間を超えるとき、前記視線さまよい状態有りと判定するユーザ操作端末装置。
  5. 請求項1において、
    前記視線箇所情報は、前記操作可能箇所、前記操作目標箇所、及び、前記操作目標箇所と前記操作可能箇所以外の操作不可箇所に対する前記視線箇所の視線滞留順であって、
    前記ガイド出力手段は、前記視線滞留順に基づいて前記視線さまよい状態の有無を検出するユーザ操作端末装置。
  6. 請求項5において、
    前記ガイド出力手段は、前記視線滞留順が、前記操作目標箇所の次に前記操作可能箇所に移るとき、前記視線さまよい状態有りと判定するユーザ操作端末装置。
  7. 請求項6において、
    前記ガイド出力手段は、前記視線滞留順が、前記操作目標箇所の次に前記操作可能箇所に移ることを第1の基準回数繰り返すとき、前記視線さまよい状態有りと判定するユーザ操作端末装置。
  8. 請求項5または6において、
    前記ガイド出力手段は、前記視線滞留順が、前記操作目標箇所の次に前記操作不可箇所に移るとき、前記視線さまよい状態無しと判定するユーザ操作端末装置。
  9. 請求項8において、
    前記ガイド出力手段は、前記視線滞留順が、前記操作目標箇所の次に前記操作不可箇所に移ることを第2の基準回数繰り返すとき、前記視線さまよい状態有りと判定するユーザ操作端末装置。
  10. 請求項8において、
    前記ガイド出力手段は、前記視線滞留順が、前記操作目標箇所の次に前記操作不可箇所に移り、さらに前記操作可能箇所に移るとき、前記視線さまよい状態有りと判定するユーザ操作端末装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記視線箇所情報生成手段は、基準時間経過後に、前記視線箇所情報の生成を開始するユーザ操作端末装置。
  12. ユーザによる操作を受け付けるユーザ操作端末処理をコンピュータに実行させるコンピュータ読み取り可能なユーザ操作端末プログラムであって、
    前記ユーザ操作端末処理は、
    前記ユーザの画像に基づいて前記ユーザの視線を検出する視線検出工程と、
    前記検出された視線に基づいて、前記操作が可能な操作可能箇所、及び、前記操作可能箇所のうち次の操作可能箇所を示す操作目標箇所に対する視線箇所情報を生成する視線箇所情報生成工程と、
    前記視線箇所情報に基づいて、前記操作目標箇所への操作完了までの前記操作目標箇所に対する視線の滞留状態を示す視線さまよい状態の有無を検出し、前記視線さまよい状態が有る場合は前記ユーザに操作支援ガイドの出力を指示するガイド指示工程と、を有するユーザ操作端末プログラム。
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