以下に添付図面を参照して、この発明にかかる点検支援装置、点検支援方法、および点検支援プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
<点検支援装置100による点検支援>
図1は、点検支援装置100による点検支援の一例を示す説明図である。図1の例では、点検支援装置100は、読取装置101と、記憶部102と、表示装置103と、を有する。読取装置101は、画像を光学的に読み取り、点検支援装置100内に画像データを取り込む。読取装置101は、例えば、2次元コードリーダである。
記憶部102は、点検対象になる複数の設備の各々の設備に付されたコード情報と、各々の設備における点検内容と、を対応付けて記憶する。記憶部102は、例えば、点検対象になる設備に付されたコード情報が示す設備の識別子と、設備における点検内容と、を対応付けて記憶する。また、記憶部102は、例えば、点検対象になる設備に付されたコード情報が示す点検内容の識別子と、点検内容と、を対応付けて記憶してもよい。
点検内容としては、例えば、「温度を計測した結果を数値入力する」という点検内容がある。点検内容の他の例としては、「設備の外観確認の結果を{異常あり/異常なし}の入力候補の中から選択入力する」という点検内容がある。また、点検内容の他の例としては、「点検状況を{点検済/未点検}の入力候補の中から選択入力する」という点検内容がある。また、点検内容の他の例としては、例えば、「設備に備えられた電力量計を検針する」という点検内容がある。
記憶部102は、さらに、各々の設備に付されたコード情報と、各々の設備の名称と、を対応付けて記憶してもよい。記憶部102は、例えば、点検対象になる設備に付されたコード情報が示す設備の識別子と、設備名称と、を対応付けて記憶する。設備名称としては、例えば、「ボイラー1号機」がある。表示装置103は、画像を表示する。また、ボイラー1号機110には、コード情報111が付される。
図1において、(1)点検支援装置100は、読取装置101を用いて、ボイラー1号機110に付されたコード情報111を読み取る。(2)点検支援装置100は、記憶部102の記憶内容を参照して、読み取ったコード情報111に対応する「温度を計測した結果を数値入力する」という点検内容を特定する。また、点検支援装置100は、記憶部102の記憶内容を参照して、読み取ったコード情報111に対応する設備名称「ボイラー1号機」を特定してもよい。
(3)点検支援装置100は、特定した点検内容を示す「温度」を表示装置103の表示領域104に表示すると共に、温度を計測した結果を数値入力する入力欄を表示装置103の表示領域105に表示する。また、点検支援装置100は、特定した設備名称「ボイラー1号機」を表示装置103の表示領域106に表示してもよい。
これにより、点検支援装置100の利用者は、表示装置103に表示された点検内容に基づいて設備において点検すべき点検内容を把握することができ、設備における点検内容を示したマニュアルを参照しなくてもよい。また、点検支援装置100の利用者は、点検項目ごとの点検結果を、点検結果ごとに表示装置103に表示された入力欄に入力することができ、点検項目ごとの点検結果を書面に書き込まなくてもよいし、手作業で点検結果の入力欄を作成しなくてもよい。そのため、点検支援装置100の利用者は、設備における点検作業の作業量を低減することができる。
また、点検支援装置100の利用者は、表示装置103に表示された点検対象の設備における点検内容の入力欄に基づいて、設備において点検すべき点検内容について漏らさず点検して点検結果を入力することができる。そのため、点検支援装置100の利用者は、設備において点検すべき点検内容について点検し忘れることを防止することができる。このように、点検支援装置100は、点検支援装置100の利用者による設備の点検作業を支援することができる。
<点検支援装置100のハードウェア構成例>
図2は、点検支援装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2において、点検支援装置100は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、フラッシュROM204と、I/F(Interface)205と、ディスプレイ206と、キーボード207と、リーダ208と、を備えている。また、各構成部はバス210によって、各々接続されている。
ここで、CPU201は、点検支援装置100の全体の制御を司る。ROM202は、アプリケーションプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。フラッシュROM204は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。図1に示した記憶部102は、例えば、ROM202、RAM203、フラッシュROM204などの記憶領域に対応する。
I/F205は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワーク220に接続され、このネットワーク220を介して他の装置に接続される。そして、I/F205は、ネットワーク220と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F205には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスプレイ206は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ206は、たとえば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。図1に示した表示装置103は、例えば、ディスプレイ206に対応する。キーボード207は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
リーダ208は、2次元コードのイメージを光学的に読み取り、点検支援装置100内に2次元コードのイメージを取り込む。リーダ208は、1次元コードを光学的に読み取り、点検支援装置100内にデータを取り込んでもよい。リーダ208は、OCR(Optical Character Reader)機能を持っていてもよい。図1に示した読取装置101は、例えば、リーダ208に対応する。点検支援装置100において、ディスプレイ206、およびキーボード207の少なくともいずれか1つは、なくてもよい。
<実施例1>
実施例1は、点検支援装置100が、設備の識別子を示すコード情報111が設備に付された場合に対して、点検支援装置100の利用者による設備の点検作業を支援する実施例である。これに対し、後述する実施例2は、点検支援装置100が、設備の識別子と設備における点検内容の識別子とを示すコード情報111が設備に付された場合に対して、点検支援装置100の利用者による設備の点検作業を支援する実施例である。
まず、上述した実施例1について説明する。実施例1では、設備の識別子を示すコード情報111が設備に付される。実施例1において、点検支援装置100は、図3に示す設備情報テーブル300と、図4に示す設備点検項目テーブル400と、図5に示す点検項目テーブル500と、図6に示す点検種別テーブル600と、を有する。
(設備情報テーブル300の記憶内容)
まず、図3を用いて、設備情報テーブル300の記憶内容の一例について説明する。設備情報テーブル300は、例えば、上述したROM202、RAM203、フラッシュROM204などにより実現される。
図3は、設備情報テーブル300の記憶内容の一例を示す説明図である。図3に示すように、設備情報テーブル300は、設備ID項目に対応付けて、設備名称項目を有し、設備IDごとに設備名称項目に情報が設定されることによりレコードを記憶する。
設備ID項目には、設備の識別子が記憶される。設備名称項目には、設備ID項目の設備IDによって識別される設備の設備名称が記憶される。例えば、レコード301には、設備ID「S1」と、設備名称「ボイラー1号機」と、が対応付けて記憶されている。
設備情報テーブル300は、設備名称以外の設備情報の項目を有してもよい。設備情報テーブル300は、例えば、設備の耐用年数が設定される項目を有してもよいし、設備の使用年数が設定される項目を有してもよいし、設備の使用条件が設定される項目を有してもよい。使用条件としては、例えば、温度の範囲などがある。
(設備点検項目テーブル400の記憶内容)
次に、図4を用いて、設備点検項目テーブル400の記憶内容の一例について説明する。設備点検項目テーブル400は、例えば、上述したROM202、RAM203、フラッシュROM204などにより実現される。
図4は、設備点検項目テーブル400の記憶内容の一例を示す説明図である。図4に示すように、設備点検項目テーブル400は、設備ID項目に対応付けて、点検項目ID項目を有し、設備IDごとに点検項目ID項目に情報が設定されることによりレコードを記憶する。
設備ID項目には、設備の識別子が記憶される。点検項目ID項目には、設備ID項目の設備IDによって識別される設備における点検項目の識別子が記憶される。例えば、レコード401には、設備ID「S1」と、点検項目ID「T1」と、が対応付けて記憶されている。
(点検項目テーブル500の記憶内容)
次に、図5を用いて、点検項目テーブル500の記憶内容の一例について説明する。点検項目テーブル500は、例えば、上述したROM202、RAM203、フラッシュROM204などにより実現される。
図5は、点検項目テーブル500の記憶内容の一例を示す説明図である。図5に示すように、点検項目テーブル500は、点検項目ID項目に対応付けて、点検名称項目と点検種別ID項目とを有し、点検項目IDごとに各項目に情報が設定されることによりレコードを記憶する。
点検項目ID項目には、点検項目の識別子が記憶される。点検名称項目には、点検項目ID項目の点検項目IDによって識別される点検項目の名称が記憶される。点検種別ID項目には、点検項目ID項目の点検項目IDによって識別される点検項目の種別の識別子が記憶される。例えば、レコード501には、点検項目ID「T1」と、点検名称「温度」と、点検種別ID「1」と、が対応付けて記憶されている。
(点検種別テーブル600の記憶内容)
次に、図6を用いて、点検種別テーブル600の記憶内容の一例について説明する。点検種別テーブル600は、例えば、上述したROM202、RAM203、フラッシュROM204などにより実現される。
図6は、点検種別テーブル600の記憶内容の一例を示す説明図である。図6に示すように、点検種別テーブル600は、点検種別ID項目に対応付けて、点検タイプ項目と表示データ項目とを有し、点検種別IDごとに各項目に情報が設定されることによりレコードを記憶する。
点検種別ID項目には、点検項目の種別の識別子が記憶される。点検タイプ項目には、点検種別ID項目の点検種別IDによって識別される点検種別のタイプが記憶される。表示データ項目には、点検種別ID項目の点検種別IDによって識別される点検種別に対する入力候補として表示するデータが記憶される。例えば、レコード601には、点検種別ID「1」と、点検タイプ「数値入力」と、表示データ「−(なし)」と、が対応付けて記憶されている。
(実施例1における点検支援装置100の機能的構成例)
次に、図7を用いて、実施例1における点検支援装置100の機能的構成例について説明する。図7は、実施例1における点検支援装置100の機能的構成を示すブロック図である。点検支援装置100は、読取部701と、特定部702と、制御部703と、受付部704と、出力部705と、更新部706と、を含む。
ここで、実施例1における点検支援装置100は、例えば、設備における点検内容についての点検結果を入力する入力欄をディスプレイ206に表示する動作を実行する。以下の説明では、設備における点検内容についての点検結果を入力する入力欄をディスプレイ206に表示する動作を、動作1と表記する場合がある。
さらに、実施例1における点検支援装置100は、当該入力欄に入力された点検結果を出力する動作を実行してもよい。以下の説明では、当該入力欄に入力された点検結果を出力する動作を、動作2と表記する場合がある。また、さらに、実施例1における点検支援装置100は、記憶部102の記憶内容を更新する動作を実行してもよい。以下の説明では、記憶部102の記憶内容を更新する動作を、動作3と表記する場合がある。
また、さらに、実施例1における点検支援装置100は、記憶部102の記憶内容が更新された場合に、設備における点検内容についての点検結果を入力する入力欄をディスプレイ206に表示し直す動作を実行してもよい。以下の説明では、記憶部102の記憶内容が更新された場合に、設備における点検内容についての点検結果を入力する入力欄をディスプレイ206に表示し直す動作を、動作4と表記する場合がある。
[動作1]
まず、動作1について説明する。動作1は、上述したように、設備における点検内容についての点検結果を入力する入力欄をディスプレイ206に表示する動作である。動作1は、読取部701と、特定部702と、制御部703と、によって実行される。
読取部701は、設備に付された設備の識別子を示すコード情報111を読み取る。設備とは、例えば、点検対象物である。設備の識別子とは、例えば、上述した設備IDである。コード情報111とは、例えば、1次元コードや2次元コードのイメージである。読取部701は、例えば、リーダ208を用いて、設備に付された2次元コードのイメージを読み取る。
これにより、特定部702は、読取部701によって読み取られたコード情報111から設備の識別子を取得することができる。読取部701は、例えば、図2に示したROM202、RAM203、フラッシュROM204などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、リーダ208により、その機能を実現する。読み取られたデータは、例えば、RAM203、フラッシュROM204などの記憶領域に記憶される。
特定部702は、記憶部102の記憶内容を参照して、読取部701によって読み取られたコード情報111が示す設備の識別子に対応する点検内容を特定する。ここで、点検内容とは、例えば、点検名称、点検タイプ、および表示データの組み合わせが示す内容である。点検内容は、具体的には、「温度を計測した結果を数値入力する」という内容である。また、点検内容は、「設備の外観確認の結果を{異常あり/異常なし}の入力候補の中から選択入力する」という内容であってもよい。また、点検内容は、「点検状況を{点検済/未点検}の入力候補の中から選択入力する」という内容であってもよい。
また、点検内容は、「設備に備えられた電力量計を検針する」という内容であってもよい。また、点検内容は、「設備に備えられた水量計を検針する」という内容であってもよい。また、点検内容は、「設備に備えられたガスメーターを検針する」という内容であってもよい。
記憶部102とは、例えば、上述したROM202、RAM203、フラッシュROM204である。記憶部102は、複数の設備の各々の設備の識別子と、各々の設備における点検内容と、を対応付けて記憶する。記憶部102は、さらに、各々の設備の識別子と対応付けて各々の設備の設備情報を記憶してもよい。設備情報とは、例えば、設備名称、設備の耐用年数、設備の使用年数、設備における点検内容の備考などである。記憶部102は、例えば、上述した設備情報テーブル300と、設備点検項目テーブル400と、点検項目テーブル500と、点検種別テーブル600と、を記憶する。
また、記憶部102は、例えば、外部装置が有してもよい。この場合、特定部702は、記憶部102を有する外部装置にアクセスすることにより、読取部701によって読み取られたコード情報111が示す設備の識別子に対応する点検内容を特定する。
特定部702は、例えば、設備点検項目テーブル400と点検項目テーブル500と点検種別テーブル600とを参照して、読取部701によって読み取られたコード情報111が示すボイラー1号機110の識別子「S1」に対応する点検内容を特定する。これにより、特定部702は、例えば、点検内容として、点検名称「温度」、点検タイプ「数値入力」、表示データ「−(なし)」を特定する。
また、特定部702は、記憶部102の記憶内容を参照して、読取部701によって読み取られたコード情報111が示す設備の識別子に対応する設備情報を特定してもよい。特定部702は、例えば、設備情報テーブル300を参照して、読取部701によって読み取られたコード情報111が示すボイラー1号機110の識別子「S1」に対応する設備名称「ボイラー1号機」を特定する。また、特定部702は、例えば、設備情報テーブル300を参照して、読取部701によって読み取られたコード情報111が示すボイラー1号機110の識別子「S1」に対応する使用条件「温度範囲:20度〜80度」を特定してもよい。
これにより、制御部703は、特定部702によって特定された点検内容や設備情報を表示装置に表示させることができる。特定部702は、例えば、図2に示したROM202、RAM203、フラッシュROM204などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、I/F205により、その機能を実現する。特定されたデータは、例えば、RAM203、フラッシュROM204などの記憶領域に記憶される。
制御部703は、特定部702によって特定された点検内容に対応付けて、当該点検内容の点検結果を入力する入力欄を表示画面に表示させる。ここで、表示画面とは、例えば、上述したディスプレイ206である。制御部703は、例えば、点検名称「温度」の点検内容についての点検結果を入力する入力欄を、ディスプレイ206に表示させる。
また、制御部703は、特定部702によって特定された点検内容に対応付けて、当該点検内容の点検結果を入力する入力欄を表示画面に表示させるとともに、特定部702によって特定された設備情報を表示画面に表示させてもよい。制御部703は、例えば、点検名称「温度」の点検内容についての点検結果を入力する入力欄をディスプレイ206に表示させるとともに、設備名称「ボイラー1号機」をディスプレイ206に表示させる。また、制御部703は、設備の使用条件「温度範囲:20度〜80度」をディスプレイ206に表示させる。
これにより、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検内容に基づいて設備において点検すべき点検内容を把握することができ、設備における点検内容を示したマニュアルを参照しなくてもよい。また、点検支援装置100の利用者は、点検項目ごとの点検結果を点検結果ごとにディスプレイ206に表示された入力欄に入力することができ、点検項目ごとの点検結果を書面に書き込まなくてもよいし、手作業で点検結果の入力欄を作成しなくてもよい。そのため、点検支援装置100の利用者は、点検作業の作業量を低減することができる。
また、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検対象の設備における点検内容の入力欄に基づいて、設備において点検すべき点検内容について漏らさず点検して点検結果を入力することができる。そのため、点検支援装置100の利用者は、設備において点検すべき点検内容について点検し忘れることを防止することができる。このように、点検支援装置100は、点検支援装置100の利用者による設備の点検作業を支援することができる。
また、点検支援装置100の利用者は、設備を点検する際に、ディスプレイ206に表示された設備情報を参照して、点検結果を入力することができる。制御部703は、例えば、図2に示したROM202、RAM203、フラッシュROM204などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、その機能を実現する。
[動作2]
次に、動作2について説明する。動作2は、上述したように、設備における点検内容についての点検結果を入力する入力欄に対して入力された点検結果を出力する動作である。動作2は、受付部704と、出力部705と、によって実行される。
受付部704は、制御部703の制御に従って表示画面に表示された点検内容の点検結果を入力する入力欄に対する点検結果の入力を受け付ける。受付部704は、例えば、ディスプレイ206に表示された点検名称「温度」の点検内容についての点検結果を入力する入力欄に対する「60度」の入力を受け付ける。
これにより、出力部705は、点検結果を出力することができる。受け付けられたデータは、例えば、RAM203、フラッシュROM204などの記憶領域に記憶される。受付部704は、例えば、図2に示したROM202、RAM203、フラッシュROM204などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、キーボード207により、その機能を実現する。
出力部705は、設備の識別子と、設備における点検内容と、受付部704によって入力が受け付けられた当該点検内容の点検結果と、を対応付けて出力する。出力部705は、例えば、ボイラー1号機110の識別子「S1」と、点検名称「温度」の点検内容と、点検内容についての点検結果「60度」と、を対応付けて出力する。出力部705は、ボイラー1号機110の識別子「S1」と、点検名称「温度」の点検項目ID「T1」と、点検内容についての点検結果「60度」と、を対応付けて出力してもよい。
出力形式としては、例えば、I/F205による外部装置への送信がある。また、RAM203、フラッシュROM204などの記憶領域に記憶することとしてもよい。これにより、出力部705は、点検結果を記憶することができる。出力部705は、例えば、図2に示したROM202、RAM203、フラッシュROM204などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、その機能を実現する。
[動作3]
次に、動作3について説明する。動作3は、上述したように、記憶部102の記憶内容を更新する動作である。動作3は、制御部703と、受付部704と、更新部706と、によって実行される。
制御部703は、設備における点検内容を入力する入力欄を表示画面に表示させてもよい。制御部703は、例えば、ボイラー1号機110における点検内容を入力する入力欄をディスプレイ206に表示させる。これにより、受付部704は、点検内容を入力する入力欄に対する入力を受け付けることができる。
受付部704は、制御部703の制御に従って表示画面に表示された設備における点検内容を入力する入力欄に対する点検内容の入力を受け付ける。受付部704は、例えば、点検内容として、点検名称「使用年数」と点検タイプ「数値入力」と表示データ「−(なし)」との入力を受け付ける。
更新部706は、受付部704によって入力が受け付けられた点検内容に基づいて、記憶部102の記憶内容を更新する。更新部706は、例えば、受付部704によって受け付けられた点検内容に対応する点検項目ID「T6」を作成し、設備ID「S1」と対応付けて、設備点検項目テーブル400にレコードとして追加する。
また、更新部706は、受付部704によって受け付けられた点検内容に対応する点検種別ID「7」を作成し、点検名称「使用年数」と点検項目ID「T6」と対応付けて、点検項目テーブル500にレコードとして追加する。また、更新部706は、受付部704によって受け付けられた点検名称「使用年数」と点検タイプ「数値入力」と表示データ「−」とを、点検種別ID「7」と対応付けて、点検種別テーブル600にレコードとして追加する。
これにより、点検支援装置100の利用者は、設備における点検内容を追加し、変更し、または削除することができる。更新部706は、例えば、図2に示したROM202、RAM203、フラッシュROM204などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、I/F205により、その機能を実現する。
[動作4]
次に、動作4について説明する。動作4は、上述したように、記憶部102の記憶内容が更新された場合に、設備における点検内容についての点検結果を入力する入力欄をディスプレイ206に表示し直す動作である。動作4は、特定部702と、制御部703と、によって実行される。
特定部702は、更新部706によって更新された記憶部102の記憶内容を参照して、読取部701によって読み取られたコード情報111が示す設備の識別子に対応する点検内容を特定する。特定部702は、例えば、動作1の場合と同様にして、設備IDに対応する点検内容を特定する。
また、特定部702は、更新部706によって更新された記憶部102の記憶内容を参照して、読取部701によって読み取られたコード情報111が示す設備の識別子に対応する設備情報を特定してもよい。特定部702は、例えば、動作1の場合と同様にして、設備IDに対応する設備名称を特定する。これにより、特定部702は、更新後の点検内容を特定することができる。
制御部703は、動作1の場合と同様にして、特定部702によって特定された点検内容をディスプレイ206に表示する。また、制御部703は、動作1の場合と同様にして、特定部702によって特定された設備情報をディスプレイ206に表示する。これにより、点検支援装置100は、更新部706によって更新された点検内容を、更新された直後にディスプレイ206に表示することができる。そのため、点検支援装置100の利用者は、更新された点検内容についての点検結果も漏れなく入力することができる。
(実施例1における点検支援装置100による点検支援の具体例)
次に、図8および図9を用いて、実施例1における点検支援装置100による点検支援の具体例について説明する。図8および図9に示す点検支援装置100の動作は、上述した動作1に対応する。
図8および図9は、実施例1における点検支援装置100による点検支援の具体例を示す説明図である。図8において、点検支援装置100は、リーダ208を用いて、ボイラー1号機110に付された2次元コードのイメージを読み取る。次に、点検支援装置100は、読み取った2次元コードのイメージから、ボイラー1号機110の設備ID「S1」を取得する。
そして、点検支援装置100は、取得した設備ID「S1」をキーにして、設備情報テーブル300の中から、設備ID「S1」に対応する設備名称「ボイラー1号機」を取得する。ここで、点検支援装置100は、取得した設備名称「ボイラー1号機」を、ディスプレイ206に表示するデータとしてRAM203に記憶しておく。
また、点検支援装置100は、取得した設備ID「S1」をキーにして、設備点検項目テーブル400の中から、設備ID「S1」に対応する点検項目ID「T1,T2,T3,T4」を取得する。次に、点検支援装置100は、取得した点検項目ID「T1」をキーにして、点検項目テーブル500の中から、点検項目ID「T1」に対応する点検名称「温度」および点検種別ID「1」を取得する。
そして、点検支援装置100は、取得した点検種別ID「1」をキーにして、点検種別テーブル600の中から、点検種別ID「1」に対応する点検タイプ「数値入力」および表示データ「−(なし)」を取得する。ここで、点検支援装置100は、取得した点検名称「温度」、点検タイプ「数値入力」、および表示データ「−(なし)」を、対応付けて、ディスプレイ206に表示するデータとしてRAM203に記憶しておく。
次に、点検支援装置100は、取得した点検項目ID「T2」をキーにして、点検項目テーブル500の中から、点検項目ID「T2」に対応する点検名称「外観確認」および点検種別ID「4」を取得する。そして、点検支援装置100は、取得した点検種別ID「4」をキーにして、点検種別テーブル600の中から、点検種別ID「4」に対応する点検タイプ「選択入力」および表示データ「異常あり/異常なし」を取得する。ここで、点検支援装置100は、取得した点検名称「外観確認」、点検タイプ「選択入力」、および表示データ「異常あり/異常なし」を、対応付けて、ディスプレイ206に表示するデータとしてRAM203に記憶しておく。
次に、点検支援装置100は、取得した点検項目ID「T3」をキーにして、点検項目テーブル500の中から、点検項目ID「T3」に対応する点検名称「点検状況」および点検種別ID「5」を取得する。そして、点検支援装置100は、取得した点検種別ID「5」をキーにして、点検種別テーブル600の中から、点検種別ID「5」に対応する点検タイプ「選択入力」および表示データ「点検済/未点検」を取得する。ここで、点検支援装置100は、取得した点検名称「点検状況」、点検タイプ「選択入力」、および表示データ「点検済/未点検」を、対応付けて、ディスプレイ206に表示するデータとしてRAM203に記憶しておく。
次に、点検支援装置100は、取得した点検項目ID「T4」をキーにして、点検項目テーブル500の中から、点検項目ID「T4」に対応する点検名称「点検結果」および点検種別ID「2」を取得する。そして、点検支援装置100は、取得した点検種別ID「2」をキーにして、点検種別テーブル600の中から、点検種別ID「2」に対応する点検タイプ「選択入力」および表示データ「あり/なし」を取得する。ここで、点検支援装置100は、取得した点検名称「点検結果」、点検タイプ「選択入力」、および表示データ「あり/なし」を、対応付けて、ディスプレイ206に表示するデータとしてRAM203に記憶しておく。次に、図9の説明に移行する。
図9において、点検支援装置100は、図8においてRAM203に記憶した設備名称「ボイラー1号機」を、ディスプレイ206の表示領域901に表示する。また、点検支援装置100は、図8においてRAM203に記憶した点検名称「温度」をディスプレイ206の表示領域902に表示する。次に、点検支援装置100は、点検名称「温度」に対応する点検タイプ「数値入力」および表示データ「−(なし)」を参照して、点検名称「温度」の点検結果を入力する入力欄が「任意の数値を入力する数値入力欄」であると判定する。そして、点検支援装置100は、点検名称「温度」に対応付けた「任意の数値を入力する数値入力欄」を、ディスプレイ206の表示領域903に表示する。
また、点検支援装置100は、図8においてRAM203に記憶した点検名称「外観確認」をディスプレイ206の表示領域904に表示する。次に、点検支援装置100は、点検名称「外観確認」に対応する点検タイプ「選択入力」および表示データ「異常あり/異常なし」を参照する。そして、点検支援装置100は、点検名称「外観確認」の点検結果を入力する入力欄が「{異常あり/異常なし}の入力候補の中から選択して入力する選択入力欄」であると判定する。次に、点検支援装置100は、点検名称「外観確認」に対応付けた「{異常あり/異常なし}の入力候補の中から選択して入力する選択入力欄」を、ディスプレイ206の表示領域905に表示する。
図9の例では、例えば、表示領域905の選択入力欄は、「▼」が選択されると{異常あり/異常なし}の入力候補がプルダウンの形式で表示され、表示された入力候補の中から選択された入力候補を入力として受け付ける。選択入力欄は、例えば、入力候補をラジオボタンやチェックボックスの形式で表示してもよい。
また、点検支援装置100は、図8においてRAM203に記憶した点検名称「点検状況」をディスプレイ206の表示領域906に表示する。次に、点検支援装置100は、点検名称「点検状況」に対応する点検タイプ「選択入力」および表示データ「点検済/未点検」を参照する。そして、点検支援装置100は、点検名称「点検状況」の点検結果を入力する入力欄が「{点検済/未点検}の入力候補の中から選択して入力する選択入力欄」であると判定する。次に、点検支援装置100は、点検名称「点検状況」に対応付けた「{点検済/未点検}の入力候補の中から選択して入力する選択入力欄」を、ディスプレイ206の表示領域907に表示する。
また、点検支援装置100は、図8においてRAM203に記憶した点検名称「点検結果」をディスプレイ206の表示領域908に表示する。次に、点検支援装置100は、点検名称「点検結果」に対応する点検タイプ「選択入力」および表示データ「あり/なし」を参照する。そして、点検支援装置100は、点検名称「点検結果」の点検結果を入力する入力欄が「{あり/なし}の入力候補の中から選択して入力する選択入力欄」であると判定する。そして、点検支援装置100は、点検名称「点検結果」に対応付けた「{あり/なし}の入力候補の中から選択して入力する選択入力欄」を、ディスプレイ206の表示領域909に表示する。
これにより、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検内容に基づいて設備において点検すべき点検内容を把握することができ、設備における点検内容を示したマニュアルを参照しなくてもよい。また、点検支援装置100の利用者は、点検項目ごとの点検結果を点検結果ごとにディスプレイ206に表示された入力欄に入力することができ、点検項目ごとの点検結果を書面に書き込まなくてもよいし、手作業で点検結果の入力欄を作成しなくてもよい。そのため、点検支援装置100の利用者は、点検作業の作業量を低減することができる。
また、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検対象の設備における点検内容の入力欄に基づいて、設備において点検すべき点検内容について漏らさず点検して点検結果を入力することができる。そのため、点検支援装置100の利用者は、設備において点検すべき点検内容について点検し忘れることを防止することができる。このように、点検支援装置100は、点検支援装置100の利用者による設備の点検作業を支援することができる。
(実施例1における点検支援処理手順)
次に、図10を用いて、実施例1における点検支援装置100の点検支援処理手順の一例について説明する。点検支援処理は、上述した動作1および動作2に対応する処理である。また、点検支援処理は、上述した動作4に対応する処理でもある。
図10は、実施例1における点検支援装置100の点検支援処理手順の一例を示すフローチャートである。図10に示すように、点検支援装置100は、点検支援装置100の利用者から、読取指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS1001)。ここで、読取指示を受け付けていない場合(ステップS1001:No)、点検支援装置100は、ステップS1001に戻る。
一方、読取指示を受け付けた場合(ステップS1001:Yes)、点検支援装置100は、リーダ208を用いて2次元コードを読み取り、読み取った2次元コードから設備IDを取得する(ステップS1002)。
次に、点検支援装置100は、設備情報テーブル300を参照して、取得した設備IDに対応する設備名称を取得する(ステップS1003)。そして、点検支援装置100は、設備点検項目テーブル400を参照して、取得した設備IDに対応する点検項目IDを取得する(ステップS1004)。
次に、点検支援装置100は、点検項目テーブル500を参照して、取得した設備項目IDに対応する点検名称と点検種別IDとを取得する(ステップS1005)。そして、点検支援装置100は、点検種別テーブル600を参照して、取得した点検種別IDに対応する点検タイプと表示データとを取得する(ステップS1006)。
次に、点検支援装置100は、取得した設備名称と点検名称と点検タイプと表示データとを用いて、ディスプレイ206に点検結果の入力欄を表示する(ステップS1007)。そして、点検支援装置100は、点検結果の入力欄に対する点検結果の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS1008)。ここで、入力を受け付けていない場合(ステップS1008:No)、点検支援装置100は、ステップS1008に戻る。
一方、入力を受け付けた場合(ステップS1008:Yes)、点検支援装置100は、設備IDと、点検項目IDと、入力を受け付けた点検結果と、を対応付けて出力する(ステップS1009)。そして、点検支援装置100は、点検支援処理を終了する。
これにより、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検内容に基づいて設備において点検すべき点検内容を把握することができ、設備における点検内容を示したマニュアルを参照しなくてもよい。また、点検支援装置100の利用者は、点検項目ごとの点検結果を点検結果ごとにディスプレイ206に表示された入力欄に入力することができ、点検項目ごとの点検結果を書面に書き込まなくてもよいし、手作業で点検結果の入力欄を作成しなくてもよい。そのため、点検支援装置100の利用者は、点検作業の作業量を低減することができる。
また、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検対象の設備における点検内容の入力欄に基づいて、設備において点検すべき点検内容について漏らさず点検して点検結果を入力することができる。そのため、点検支援装置100の利用者は、設備において点検すべき点検内容について点検し忘れることを防止することができる。このように、点検支援装置100は、点検支援装置100の利用者による設備の点検作業を支援することができる。
(記憶部更新処理手順)
次に、図11を用いて、点検支援装置100の記憶部更新処理手順の一例について説明する。記憶部更新処理は、上述した動作3に対応する処理である。
図11は、点検支援装置100の記憶部更新処理手順の一例を示すフローチャートである。図11に示すように、点検支援装置100は、記憶部102を更新する更新内容を含む記憶部更新指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS1101)。ここで、記憶部更新指示を受け付けていない場合(ステップS1101:No)、点検支援装置100は、ステップS1101に戻る。
一方、記憶部更新指示を受け付けた場合(ステップS1101:Yes)、点検支援装置100は、記憶部更新指示に含まれる更新内容を参照して、設備点検項目テーブル400と、点検項目テーブル500と、点検種別テーブル600と、を更新する(ステップS1102)。これにより、点検支援装置100の利用者は、設備における点検内容を追加し、変更し、または削除することができる。
<実施例2>
次に、上述した実施例2について説明する。実施例2では、設備の識別子と設備における点検内容の識別子とを示すコード情報111が設備に付される。実施例2において、点検支援装置100は、図3に示す設備情報テーブル300と、図12に示す点検情報テーブル1200と、を有する。
(点検情報テーブル1200の記憶内容)
次に、図12を用いて、点検情報テーブル1200の記憶内容の一例について説明する。点検情報テーブル1200は、例えば、上述したROM202、RAM203、フラッシュROM204などにより実現される。
図12は、点検情報テーブル1200の記憶内容の一例を示す説明図である。図12に示すように、点検情報テーブル1200は、点検種別ID項目に対応付けて、点検タイプ項目と、点検名称項目と、表示データ項目とを有し、点検種別IDごとに各項目に情報が設定されることによりレコードを記憶する。
点検種別ID項目には、点検項目の種別の識別子が記憶される。点検タイプ項目には、点検種別ID項目の点検種別IDによって識別される点検種別のタイプが記憶される。点検名称項目には、点検種別ID項目の点検種別IDによって識別される点検項目の名称が記憶される。表示データ項目には、点検種別ID項目の点検種別IDによって識別される点検種別に対する入力候補として表示するデータが記憶される。例えば、レコード1201には、点検種別ID「1」と、点検タイプ「数値入力」と、点検名称「温度」と、表示データ「−(なし)」と、が対応付けて記憶されている。
(実施例2における点検支援装置100の機能的構成例)
次に、実施例2における点検支援装置100の機能的構成例について説明する。実施例2における点検支援装置100の機能的構成例は、図7に示した実施例1における点検支援装置100の機能的構成例と更新部706を除き同様である。実施例2において、更新部706はなくてもよい。
ここで、実施例2における点検支援装置100は、例えば、設備における点検内容についての点検結果を入力する入力欄をディスプレイ206に表示する動作を実行する。以下の説明では、設備における点検内容についての点検結果を入力する入力欄をディスプレイ206に表示する動作を、動作5と表記する場合がある。
さらに、実施例1における点検支援装置100は、当該入力欄に入力された点検結果を出力する動作を実行してもよい。以下の説明では、当該入力欄に入力された点検結果を出力する動作を、動作6と表記する場合がある。
[動作5]
まず、動作5について説明する。動作5は、上述したように、設備における点検内容についての点検結果を入力する入力欄をディスプレイ206に表示する動作である。動作5は、読取部701と、特定部702と、制御部703と、によって実行される。
読取部701は、設備に付された点検内容の識別子を示すコード情報111を読み取る。ここで、点検内容の識別子とは、例えば、点検種別IDである。読取部701は、設備に付され、設備の識別子と、設備における点検内容の識別子と、を示すコード情報111を読み取ってもよい。読取部701は、例えば、リーダ208を用いて、設備に付された2次元コードのイメージを読み取る。これにより、特定部702は、読取部701によって読み取られたコード情報111から点検内容の識別子を取得することができる。また、特定部702は、読取部701によって読み取られたコード情報111から設備の識別子を取得することができる。
特定部702は、記憶部102の記憶内容を参照して、読取部701によって読み取られたコード情報111が示す点検内容の識別子に対応する点検内容を特定する。記憶部102は、複数の点検内容の各々の点検内容の識別子と、各々の点検内容と、を対応付けて記憶する。記憶部102は、さらに、複数の設備の各々の設備の識別子と、各々の設備の設備情報と、を対応付けて記憶してもよい。
特定部702は、例えば、点検情報テーブル1200を参照して、読取部701によって読み取られたコード情報111が示す点検内容の識別子「1,3,4」に対応する点検内容を特定する。これにより、特定部702は、例えば、点検内容の識別子「1」に対応する点検内容として、点検名称「温度」、点検タイプ「数値入力」、表示データ「−(なし)」を特定する。
また、特定部702は、さらに、記憶部102の記憶内容を参照して、読取部701によって読み取られたコード情報111が示す設備の識別子に対応する設備情報を特定してもよい。特定部702は、例えば、設備情報テーブル300を参照して、読取部701によって読み取られたコード情報111が示すボイラー1号機110の識別子「S1」に対応する設備名称「ボイラー1号機」を特定する。これにより、制御部703は、特定部702によって特定された点検内容や設備情報を表示装置に表示させることができる。
制御部703は、特定部702によって特定された点検内容に対応付けて、当該点検内容の点検結果を入力する入力欄を表示画面に表示させる。制御部703は、例えば、点検名称「温度」の点検内容についての点検結果を入力する入力欄を、ディスプレイ206に表示させる。
また、制御部703は、特定部702によって特定された点検内容に対応付けて、当該点検内容の点検結果を入力する入力欄を表示画面に表示させるとともに、特定部702によって特定された設備情報を表示画面に表示させてもよい。制御部703は、例えば、点検名称「温度」の点検内容についての点検結果を入力する入力欄をディスプレイ206に表示させるとともに、設備名称「ボイラー1号機」をディスプレイ206に表示させる。
これにより、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検内容に基づいて設備において点検すべき点検内容を把握することができ、設備における点検内容を示したマニュアルを参照しなくてもよい。また、点検支援装置100の利用者は、点検項目ごとの点検結果を点検結果ごとにディスプレイ206に表示された入力欄に入力することができ、点検項目ごとの点検結果を書面に書き込まなくてもよいし、手作業で点検結果の入力欄を作成しなくてもよい。そのため、点検支援装置100の利用者は、点検作業の作業量を低減することができる。
また、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検対象の設備における点検内容の入力欄に基づいて、設備において点検すべき点検内容について漏らさず点検して点検結果を入力することができる。そのため、点検支援装置100の利用者は、設備において点検すべき点検内容について点検し忘れることを防止することができる。また、点検支援装置100の利用者は、設備を点検する際に、ディスプレイ206に表示された設備情報を参照して、点検結果を入力することができる。
[動作6]
次に、動作6について説明する。動作6は、上述したように、設備における点検内容についての点検結果を入力する入力欄に対して入力された点検結果を出力する動作である。動作6は、受付部704と、出力部705と、によって実行される。
受付部704は、制御部703の制御に従って表示画面に表示された点検内容の点検結果を入力する入力欄に対する点検結果の入力を受け付ける。受付部704は、例えば、ディスプレイ206に表示された点検名称「温度」の点検内容についての点検結果を入力する入力欄に対する「60度」の入力を受け付ける。これにより、出力部705は、点検結果を出力することができる。
出力部705は、設備の識別子と、設備における点検内容と、受付部704によって入力が受け付けられた当該点検内容の点検結果と、を対応付けて出力する。出力部705は、例えば、ボイラー1号機110の識別子「S1」と、点検名称「温度」の点検内容と、点検内容についての点検結果「60度」と、を対応付けて出力する。出力部705は、ボイラー1号機110の識別子「S1」と、点検名称「温度」の点検項目ID「T1」と、点検内容についての点検結果「60度」と、を対応付けて出力してもよい。
出力形式としては、例えば、I/F205による外部装置への送信がある。また、RAM203、フラッシュROM204などの記憶領域に記憶することとしてもよい。これにより、出力部705は、点検結果を記憶することができる。
(実施例2における点検支援装置100による点検支援の具体例)
次に、図13および図14を用いて、実施例2における点検支援装置100による点検支援の具体例について説明する。図13および図14に示す点検支援装置100の動作は、上述した動作5に対応する。
図13および図14は、実施例2における点検支援装置100による点検支援の具体例を示す説明図である。図13において、点検支援装置100は、リーダ208を用いて、ボイラー1号機110に付された2次元コードのイメージを読み取る。次に、点検支援装置100は、読み取った2次元コードのイメージから、ボイラー1号機110の設備ID「S1」と、点検種別ID「1,3,4」を取得する。
そして、点検支援装置100は、取得した設備ID「S1」をキーにして、設備情報テーブル300の中から、設備ID「S1」に対応する設備名称「ボイラー1号機」を取得する。ここで、点検支援装置100は、取得した設備名称「ボイラー1号機」を、ディスプレイ206に表示するデータとしてRAM203に記憶しておく。
次に、点検支援装置100は、取得した点検種別ID「1」をキーにして、点検情報テーブル1200の中から、点検種別ID「1」に対応する点検名称「温度」、点検タイプ「数値入力」、および表示データ「−(なし)」を取得する。ここで、点検支援装置100は、取得した点検名称「温度」、点検タイプ「数値入力」、および表示データ「−(なし)」を、対応付けて、ディスプレイ206に表示するデータとしてRAM203に記憶しておく。
次に、点検支援装置100は、取得した点検種別ID「3」をキーにして、点検情報テーブル1200の中から、点検種別ID「3」に対応する点検名称「点検状況」、点検タイプ「選択入力」、および表示データ「点検済/未点検」を取得する。ここで、点検支援装置100は、取得した点検名称「点検状況」、点検タイプ「選択入力」、および表示データ「点検済/未点検」を、対応付けて、ディスプレイ206に表示するデータとしてRAM203に記憶しておく。
次に、点検支援装置100は、取得した点検種別ID「4」をキーにして、点検情報テーブル1200の中から、点検種別ID「4」に対応する点検名称「点検結果」、点検タイプ「選択入力」、および表示データ「あり/なし」を取得する。ここで、点検支援装置100は、取得した点検名称「点検結果」、点検タイプ「選択入力」、および表示データ「あり/なし」を、対応付けて、ディスプレイ206に表示するデータとしてRAM203に記憶しておく。次に、図14の説明に移行する。
図14において、点検支援装置100は、図13においてRAM203に記憶した設備名称「ボイラー1号機」を、ディスプレイ206の表示領域1401に表示する。また、点検支援装置100は、図13においてRAM203に記憶した点検名称「温度」を、ディスプレイ206の表示領域1402に表示する。次に、点検支援装置100は、点検名称「温度」に対応する点検タイプ「数値入力」および表示データ「−(なし)」を参照して、点検名称「温度」の点検結果を入力する入力欄が「任意の数値を入力する数値入力欄」であると判定する。そして、点検支援装置100は、点検名称「温度」に対応付けた「任意の数値を入力する数値入力欄」を、ディスプレイ206の表示領域1403に表示する。
また、点検支援装置100は、図13においてRAM203に記憶した点検名称「点検状況」をディスプレイ206の表示領域1404に表示する。次に、点検支援装置100は、点検名称「点検状況」に対応する点検タイプ「選択入力」および表示データ「点検済/未点検」を参照する。そして、点検支援装置100は、点検名称「点検状況」の点検結果を入力する入力欄が「{点検済/未点検}の入力候補の中から選択して入力する選択入力欄」であると判定する。次に、点検支援装置100は、点検名称「点検状況」に対応付けた「{点検済/未点検}の入力候補の中から選択して入力する選択入力欄」を、ディスプレイ206の表示領域1405に表示する。
また、点検支援装置100は、図13においてRAM203に記憶した点検名称「点検結果」をディスプレイ206の表示領域1406に表示する。次に、点検支援装置100は、点検名称「点検結果」に対応する点検タイプ「選択入力」および表示データ「あり/なし」を参照する。そして、点検支援装置100は、点検名称「点検結果」の点検結果を入力する入力欄が「{あり/なし}の入力候補の中から選択して入力する選択入力欄」であると判定する。次に、点検支援装置100は、点検名称「点検結果」に対応付けた「{あり/なし}の入力候補の中から選択して入力する選択入力欄」を、ディスプレイ206の表示領域1407に表示する。
これにより、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検内容に基づいて設備において点検すべき点検内容を把握することができ、設備における点検内容を示したマニュアルを参照しなくてもよい。また、点検支援装置100の利用者は、点検項目ごとの点検結果を点検結果ごとにディスプレイ206に表示された入力欄に入力することができ、点検項目ごとの点検結果を書面に書き込まなくてもよいし、手作業で点検結果の入力欄を作成しなくてもよい。そのため、点検支援装置100の利用者は、点検作業の作業量を低減することができる。
また、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検対象の設備における点検内容の入力欄に基づいて、設備において点検すべき点検内容について漏らさず点検して点検結果を入力することができる。そのため、点検支援装置100の利用者は、設備において点検すべき点検内容について点検し忘れることを防止することができる。このように、点検支援装置100は、点検支援装置100の利用者による設備の点検作業を支援することができる。
(実施例2における点検支援処理手順)
次に、図15を用いて、実施例2における点検支援装置100の点検支援処理手順の一例について説明する。図15に示す点検支援処理は、動作5および動作6に対応する処理である。
図15は、実施例2における点検支援装置100の点検支援処理手順の一例を示すフローチャートである。図15に示すように、点検支援装置100は、点検支援装置100の利用者から、読取指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS1501)。ここで、読取指示を受け付けていない場合(ステップS1501:No)、点検支援装置100は、ステップS1501に戻る。
一方、読取指示を受け付けた場合(ステップS1501:Yes)、点検支援装置100は、リーダ208を用いて2次元コードを読み取り、読み取った2次元コードから設備IDと点検種別IDとを取得する(ステップS1502)。
次に、点検支援装置100は、設備情報テーブル300を参照して、取得した設備IDに対応する設備名称を取得する(ステップS1503)。そして、点検支援装置100は、点検情報テーブル1200を参照して、取得した点検種別IDに対応する点検名称と点検タイプと表示データとを取得する(ステップS1504)。
次に、点検支援装置100は、取得した設備名称と点検名称と点検タイプと表示データとを用いて、ディスプレイ206に点検結果の入力欄を表示する(ステップS1505)。そして、点検支援装置100は、点検結果の入力欄に対する点検結果の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS1506)。ここで、入力を受け付けていない場合(ステップS1506:No)、点検支援装置100は、ステップS1506に戻る。
一方、入力を受け付けた場合(ステップS1506:Yes)、点検支援装置100は、設備IDと、点検項目IDと、入力を受け付けた点検結果と、を対応付けて出力する(ステップS1507)。そして、点検支援装置100は、点検支援処理を終了する。
これにより、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検内容に基づいて設備において点検すべき点検内容を把握することができ、設備における点検内容を示したマニュアルを参照しなくてもよい。また、点検支援装置100の利用者は、点検項目ごとの点検結果を点検結果ごとにディスプレイ206に表示された入力欄に入力することができ、点検項目ごとの点検結果を書面に書き込まなくてもよいし、手作業で点検結果の入力欄を作成しなくてもよい。そのため、点検支援装置100の利用者は、点検作業の作業量を低減することができる。
また、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検対象の設備における点検内容の入力欄に基づいて、設備において点検すべき点検内容について漏らさず点検して点検結果を入力することができる。そのため、点検支援装置100の利用者は、設備において点検すべき点検内容について点検し忘れることを防止することができる。このように、点検支援装置100は、点検支援装置100の利用者による設備の点検作業を支援することができる。
以上説明したように、点検支援装置100によれば、設備に付されたコード情報111から設備の識別子を取得して、各種テーブル400〜600を参照して設備の識別子に対応する点検内容を特定して表示することができる。これにより、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検内容に基づいて設備において点検すべき点検内容を把握することができ、設備における点検内容を示したマニュアルを参照しなくてもよい。また、点検支援装置100の利用者は、点検項目ごとの点検結果を点検結果ごとにディスプレイ206に表示された入力欄に入力することができ、点検項目ごとの点検結果を書面に書き込まなくてもよいし、手作業で点検結果の入力欄を作成しなくてもよい。そのため、点検支援装置100の利用者は、点検作業の作業量を低減することができる。
また、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検対象の設備における点検内容の入力欄に基づいて、設備において点検すべき点検内容について漏らさず点検して点検結果を入力することができる。そのため、点検支援装置100の利用者は、設備において点検すべき点検内容について点検し忘れることを防止することができる。このように、点検支援装置100は、点検支援装置100の利用者による設備の点検作業を支援することができる。
また、点検支援装置100によれば、設備の識別子に対応する設備情報を表示することができる。これにより、点検支援装置100の利用者は、設備名称や設備の耐用年数や設備における点検内容の備考などといった設備情報を参照しつつ、設備の点検結果を入力することができる。このように、点検支援装置100は、点検支援装置100の利用者による設備の点検作業を支援することができる。
また、点検支援装置100によれば、設備における点検内容の点検結果の入力欄に入力された点検結果を、設備の識別子と点検内容の識別子と対応付けて出力することができる。これにより、点検支援装置100は、設備の識別子と点検内容の識別子と対応付けて、当該点検内容についての点検結果をROM202、RAM203、フラッシュROM204などの記憶領域に保存することができる。そのため、点検支援装置100の利用者は、点検結果を保存する作業を削減することができる。
また、点検支援装置100によれば、設備における点検内容を更新する更新内容を入力する入力欄に入力された更新内容を参照して、設備における点検内容を更新することができる。これにより、点検支援装置100の利用者は、設備を点検する時に、設備における点検内容を追加し、変更し、または削除することができる。
また、点検支援装置100によれば、点検内容が更新された場合に、更新後の点検内容の点検結果の入力欄を表示することができる。これにより、点検支援装置100は、更新部706によって更新された点検内容を、更新された直後にディスプレイ206に表示することができる。そのため、点検支援装置100の利用者は、更新された点検内容についての点検結果も漏れなく入力することができる。
また、点検支援装置100によれば、設備に付されたコード情報111から点検内容の識別子を取得して、点検内容の識別子が示す点検内容を特定して表示することができる。これにより、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検内容に基づいて設備において点検すべき点検内容を把握することができ、設備における点検内容を示したマニュアルを参照しなくてもよい。また、点検支援装置100の利用者は、点検項目ごとの点検結果を点検結果ごとにディスプレイ206に表示された入力欄に入力することができ、点検項目ごとの点検結果を書面に書き込まなくてもよいし、手作業で点検結果の入力欄を作成しなくてもよい。そのため、点検支援装置100の利用者は、点検作業の作業量を低減することができる。
また、点検支援装置100の利用者は、ディスプレイ206に表示された点検対象の設備における点検内容の入力欄に基づいて、設備において点検すべき点検内容について漏らさず点検して点検結果を入力することができる。そのため、点検支援装置100の利用者は、設備において点検すべき点検内容について点検し忘れることを防止することができる。このように、点検支援装置100は、点検支援装置100の利用者による設備の点検作業を支援することができる。
また、点検支援装置100によれば、設備に付されたコード情報111から設備の識別子を取得して、設備の識別子に対応する設備情報を特定して表示することができる。これにより、点検支援装置100の利用者は、設備名称や設備の耐用年数や設備における点検内容の備考などといった設備情報を参照しつつ、設備の点検結果を入力することができる。このように、点検支援装置100は、点検支援装置100の利用者による設備の点検作業を支援することができる。
また、点検支援装置100によれば、設備における点検内容の点検結果の入力欄に入力された点検結果を、設備の識別子と点検内容の識別子と対応付けて出力することができる。これにより、点検支援装置100は、設備の識別子と点検内容の識別子と対応付けて、当該点検内容についての点検結果をROM202、RAM203、フラッシュROM204などの記憶領域に保存することができる。そのため、点検支援装置100の利用者は、点検結果を保存する作業を削減することができる。
なお、本実施の形態で説明した本点検支援方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。本点検支援プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本点検支援プログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)設備に付された前記設備の識別子を示すコード情報を読み取る読取部と、
複数の設備の各々の設備の識別子と、前記各々の設備における点検内容と、を対応付けて記憶する記憶部の記憶内容を参照して、前記読取部によって読み取られた前記コード情報が示す前記設備の識別子に対応する点検内容を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された前記点検内容に対応付けて、当該点検内容の点検結果を入力する入力欄を表示画面に表示させる制御部と、
を有することを特徴とする点検支援装置。
(付記2)前記記憶部は、
さらに、前記各々の設備の識別子と対応付けて前記各々の設備の設備情報を記憶しており、
前記特定部は、
前記記憶部の記憶内容を参照して、前記読取部によって読み取られた前記コード情報が示す設備の識別子に対応する点検内容および設備情報を特定し、
前記制御部は、
前記特定部によって特定された前記点検内容に対応付けて、当該点検内容の点検結果を入力する入力欄を前記表示画面に表示させるとともに、前記特定部によって特定された前記設備情報を前記表示画面に表示させる、
ことを特徴とする付記1に記載の点検支援装置。
(付記3)前記制御部の制御に従って前記表示画面に表示された前記点検内容の点検結果を入力する入力欄に対する点検結果の入力を受け付ける受付部と、
前記設備の識別子と、前記設備における点検内容と、前記受付部によって入力が受け付けられた当該点検内容の点検結果と、を対応付けて出力する出力部と、
を有することを特徴とする付記1または2に記載の点検支援装置。
(付記4)前記記憶部の記憶内容を更新する更新部を有し、
前記制御部は、
前記設備における点検内容を入力する入力欄を前記表示画面に表示させ、
前記受付部は、
前記制御部の制御に従って前記表示画面に表示された前記設備における点検内容を入力する入力欄に対する点検内容の入力を受け付け、
前記更新部は、
前記受付部によって入力が受け付けられた前記点検内容に基づいて、前記記憶部の記憶内容を更新する、
ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の点検支援装置。
(付記5)前記特定部は、
前記更新部によって更新された前記記憶部の記憶内容を参照して、前記読取部によって読み取られた前記コード情報が示す前記設備の識別子に対応する点検内容を特定し、
前記制御部は、
前記特定部によって特定された前記点検内容に対応付けて、当該点検内容の点検結果を入力する入力欄を前記表示画面に表示させる、
ことを特徴とする付記4に記載の点検支援装置。
(付記6)設備に付された点検内容の識別子を示すコード情報を読み取る読取部と、
複数の点検内容の各々の点検内容の識別子と、前記各々の点検内容と、を対応付けて記憶する記憶部の記憶内容を参照して、前記読取部によって読み取られた前記コード情報が示す前記点検内容の識別子に対応する点検内容を特定する特定部と、
前記特定部によって特定された前記点検内容に対応付けて、当該点検内容の点検結果を入力する入力欄を表示画面に表示させる制御部と、
を有することを特徴とする点検支援装置。
(付記7)前記記憶部は、
さらに、複数の設備の各々の設備の識別子と、前記各々の設備の設備情報と、を対応付けて記憶しており、
前記読取部は、
前記設備に付され、前記設備の識別子と、前記設備における点検内容の識別子と、を示すコード情報を読み取り、
前記特定部は、
前記記憶部の記憶内容を参照して、前記読取部によって読み取られた前記コード情報が示す前記点検内容の識別子に対応する点検内容と、前記読取部によって読み取られたコード情報が示す前記設備の識別子に対応する設備情報と、を特定し、
前記制御部は、
前記特定部によって特定された前記点検内容に対応付けて、当該点検内容の点検結果を入力する入力欄を前記表示画面に表示させるとともに、前記特定部によって特定された前記設備情報を前記表示画面に表示させる、
ことを特徴とする付記6に記載の点検支援装置。
(付記8)前記制御部の制御に従って前記表示画面に表示された前記点検内容の点検結果を入力する入力欄に対する点検結果の入力を受け付ける受付部と、
前記設備の識別子と、前記設備における点検内容と、前記受付部によって入力が受け付けられた当該点検内容の点検結果と、を対応付けて出力する出力部と、
を有することを特徴とする付記6または7に記載の点検支援装置。
(付記9)コンピュータが、
設備に付された前記設備の識別子を示すコード情報を読み取り、
複数の設備の各々の設備の識別子と、前記各々の設備における点検内容と、を対応付けて記憶する記憶部の記憶内容を参照して、読み取った前記コード情報が示す前記設備の識別子に対応する点検内容を特定し、
特定した前記点検内容に対応付けて、当該点検内容の点検結果を入力する入力欄を表示画面に表示させる、
処理を実行することを特徴とする点検支援方法。
(付記10)コンピュータが、
設備に付された点検内容の識別子を示すコード情報を読み取り、
複数の点検内容の各々の点検内容の識別子と、前記各々の点検内容と、を対応付けて記憶する記憶部の記憶内容を参照して、読み取った前記コード情報が示す前記点検内容の識別子に対応する点検内容を特定し、
特定した前記点検内容に対応付けて、当該点検内容の点検結果を入力する入力欄を表示画面に表示させる、
処理を実行することを特徴とする点検支援方法。
(付記11)コンピュータに、
設備に付された前記設備の識別子を示すコード情報を読み取り、
複数の設備の各々の設備の識別子と、前記各々の設備における点検内容と、を対応付けて記憶する記憶部の記憶内容を参照して、読み取った前記コード情報が示す前記設備の識別子に対応する点検内容を特定し、
特定した前記点検内容に対応付けて、当該点検内容の点検結果を入力する入力欄を表示画面に表示させる、
処理を実行させることを特徴とする点検支援プログラム。
(付記12)コンピュータに、
設備に付された点検内容の識別子を示すコード情報を読み取り、
複数の点検内容の各々の点検内容の識別子と、前記各々の点検内容と、を対応付けて記憶する記憶部の記憶内容を参照して、読み取った前記コード情報が示す前記点検内容の識別子に対応する点検内容を特定し、
特定した前記点検内容に対応付けて、当該点検内容の点検結果を入力する入力欄を表示画面に表示させる、
処理を実行させることを特徴とする点検支援プログラム。