JP2014109337A - 上下免震装置 - Google Patents

上下免震装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014109337A
JP2014109337A JP2012264616A JP2012264616A JP2014109337A JP 2014109337 A JP2014109337 A JP 2014109337A JP 2012264616 A JP2012264616 A JP 2012264616A JP 2012264616 A JP2012264616 A JP 2012264616A JP 2014109337 A JP2014109337 A JP 2014109337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seismic isolation
chamber
vertical
cylinder
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012264616A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumi Yoneda
春美 米田
Masafumi Yamamoto
雅史 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP2012264616A priority Critical patent/JP2014109337A/ja
Publication of JP2014109337A publication Critical patent/JP2014109337A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】免震対象物に直接接続されたシリンダを最小限の受圧面積とし、さらに、高圧な圧縮空気を用いることなく免震対象物の上下免震が可能な上下免震装置を提供すること。
【解決手段】上下免震装置1は、シリンダ10に収容された作動油12を加圧又は減圧するシリンダ10と、作動油12を収容する第一室31と圧縮空気34を収容する第二室32とを有するタンク30であって、第一室31に配置された介在部33の第一面331aが作動油12から圧力を受けると共に、第二室32に配置された介在部33の第二面332aが圧縮空気34から圧力を受けることにより、作動油12により第一面331aに加えられる力を、圧縮空気34により第二面332aに加えられる力に変換するタンク30と、を備え、第二面332aが圧力を受ける第二受圧面積を、第一面331aが摺動方向に沿った圧力を受ける第一受圧面積よりも大きくした。
【選択図】図2

Description

本発明は、上下免震装置に関する。
従来、地震動に対する免震対象物の振動を抑えるための装置として、免震装置が利用されている。この免震装置は、大まかに、免震対象物の水平方向に沿った振動を抑える水平免震装置と、免震対象物の上下方向に沿った振動を抑える上下免震装置とに分類される。
このうち、水平免震装置は、例えば積層ゴムを用いた装置等といった、既に一般的に利用可能となっている技術が実際に存在する。この積層ゴムを用いた装置とは、免震対象物と基礎とを隔離する免震層に、水平方向に柔軟に変位可能な積層ゴムを設けて、免震対象物の固有振動水平周期を地震動の水平周期よりも大きくすることによって、免震対象物の振動を抑えるものである。
一方、上下免震装置は、一般的に実現が困難であると言われるものの、従来より幾つかの上下免震装置が提案されている。例えば、水平免震機構としての単一の積層ゴム等と、上下免震機構としての複数の空気バネを高剛性のフレームを介して一体化した、空気バネによる上下免震装置や(例えば、特許文献1参照)、ピストンの下室に作動油を収容したシリンダ機構と、作動油及び加圧ガスを収容したアキュムレータと、シリンダ機構のピストン下室とアキュムレータ内の作動油部位とを接続する油圧配管とを備えた、ガスバネによる上下免震装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−121328号公報 特開2001−295505号公報
しかし、上記の特許文献1に記載の上下免震装置によれば、免震対象物の重量が大きい場合、空気バネの圧力が高圧になることを回避するためには、免震層に設置するシリンダの受圧面積を大きくする必要があるため、シリンダ自体が大型化してしまい、免震層へのシリンダの取り付けが非常に難しくなってしまう。
一方、上記の特許文献2に記載の上下免震装置によれば、シリンダに連結させたアキュムレータによって上部構造の圧力を支持することができるため、免震対象物の重量が大きい場合であっても、免震層に設置するシリンダ自体を小型化することが可能である。しかし、このような上下免震装置でも、免震対象物の重量が大きい場合には、アキュムレータの内部のガスを極めて高圧にする必要があり、このような高圧ガスを取り扱う上下免震装置は、取り扱いや管理が非常に困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、免震対象物に直接接続されたシリンダを最小限の受圧面積とすることが可能であり、さらに、極めて高圧な圧縮空気を用いることなく免震対象物の上下免震が可能な上下免震装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の上下免震装置は、免震対象物の上下免震を行う上下免震装置であって、前記免震対象物の下方の免震層に設けられたシリンダであり、前記免震対象物の上下変位に追従して当該シリンダの内部を摺動するピストンロッドによって、当該シリンダに収容された作動流体を加圧又は減圧するシリンダと、作動流体を収容する第一室と圧縮空気を収容する第二室とを有するタンクであって、前記第一室から前記第二室に至って摺動可能に配置された介在手段を有し、前記第一室に配置された前記介在手段の第一面が作動流体から摺動方向に沿った圧力を受けると共に、前記第二室に配置された前記介在手段の第二面が圧縮空気から摺動方向に沿った圧力を受けることにより、第一室の作動流体により第一面に加えられる力を、第二室の圧縮空気により第二面に加えられる力に変換するタンクと、前記シリンダと前記タンクの前記第一室との相互間に作動流体が移動可能となるように、これらシリンダと第一室とを相互に接続する接続管と、を備え、前記タンクの前記介在手段の前記第二面が前記摺動方向に沿った圧力を受ける第二受圧面積を、前記タンクの前記介在手段の前記第一面が前記摺動方向に沿った圧力を受ける第一受圧面積よりも大きくした。
また、請求項2に記載の上下免震装置は、請求項1に記載の上下免震装置において、前記免震対象物の上下方向の位置を測定する位置測定手段を備え、前記位置測定手段により測定された前記免震対象物の位置が、所定の位置よりも沈降した位置に達している場合に、前記タンクの前記第二室に空気を注入することによって、前記圧縮空気の圧力を上昇させるコンプレッサを備える。
また、請求項3に記載の上下免震装置は、請求項1又は2に記載の上下免震装置において、前記第二室に絞り弁を設けた。
また、請求項4に記載の上下免震装置は、請求項1から3のいずれか一項に記載の上下免震装置において、前記接続管に調整弁を備えた。
また、請求項5に記載の上下免震装置は、請求項1から4のいずれか一項に記載の前記免震層に上下免震を行うダンパを配置した。
請求項1に記載の上下免震装置によれば、免震対象物から入力された上下振動を受圧するシリンダと、免震対象物の上下振動を長周期化するタンクと、を分離した構成とすることによって、免震対象物に直接接続されたシリンダを最小限の受圧面積とすることができ、シリンダの免震層への取り付けを容易に行うことが可能になる。また、作動流体と圧縮空気との受圧面積差を利用することによって、極めて高圧な圧縮空気を用いることなく免震対象物の上下免震が可能になる。
請求項2に記載の上下免震装置によれば、位置測定手段により測定された免震対象物の位置が所定の位置よりも沈降した位置に達している場合に、コンプレッサによってタンクの第二室に空気を注入することができるため、地震動終焉後においても未だ免震対象物が沈降してしまっていることを自動で検知し、地震動により免震対象物が沈降してしまう以前の位置に免震対象物を戻すことが可能になる。
請求項3に記載の上下免震装置によれば、第二室に絞り弁を設けることによって、絞り弁によって第二室の内部を流れる圧縮空気の流量を制限でき、免震対象物の上下振動に減衰を与えることができるので、地震動発生時における免震対象物の振幅を小さくすることが可能になる。
請求項4に記載の上下免震装置によれば、接続管に設けた調整弁の開度を絞ることによって、接続管の内部を流れる作動流体の流量を制限でき、免震対象物の上下振動に減衰を与えることができるので、地震動発生時における免震対象物の振幅を小さくすることが可能となる。また、調整弁を全閉状態とすることにより、接続管の内部を作動流体が流れなくなるため、シリンダに対するピストンロッドの位置が固定され、このことによって、シリンダを免震層に容易に設置することが可能となり、さらにシリンダを設置した後においてもメンテナンス等を容易に行うことが可能となる。
請求項5に記載の上下免震装置によれば、免震層にダンパを設けることによって、地震動発生時においてダンパが免震対象物の振動を抑制することにより、免震対象物の上下振動に減衰を与えることができ、このことによって、地震動発生時における免震対象物の振幅を小さくすることが可能になる。特に、ダンパは調整弁に比べて減衰の調整が容易であるため、一層精度の高い免震構造を構築することが可能になる。
本発明の実施の形態に係る上下免震装置を示す概略図である。 図1に係る上下免震装置の要部拡大図である。 タンクの形状を変更した上下免震装置を示す概略図である。 複数のタンクを接続した上下免震装置を示す概略図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る上下免震装置の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、〔III〕最後に、実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態に係る上下免震装置は、免震対象物の上下免震を行う装置である。そして、この上下免震装置は、免震構造建築物における免震層に設置されている。なお、本実施の形態では、免震構造建築物における、免震層よりも上方の部分を上部構造と称し、この上部構造よりも下方の部分(免震層も含む)を下部構造と称する。そして、「免震対象物」とは、当該上下免震装置による上下免震を行う対象となるものであり、本実施の形態においては、免震構造建築物における上部構造のことを指す。また、「基礎」とは、免震構造建築物の下部構造のうち、免震層よりも下方の部分のことを指す。
なお、本実施の形態に係る上下免震装置は、上下免震のみを行うものであり、水平免震を行わない。そのため、この上下免震装置を設置した上部構造を地震動に耐え得るようにするためには、上下免震装置と併せて他の水平免震装置も設置する必要があるが、この水平免震装置についての説明や図示は省略する。
また、本実施の形態に係る上下免震装置は、実際には免震層に複数設置するものであるが、本実施の形態においては、そのうちの一つの上下免震装置についてのみ具体的に説明し、他の上下免震装置については、同様に構成することが可能であるとして、説明を省略する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、本発明に係る実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まずは、本発明の実施の形態に係る上下免震装置1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る上下免震装置1を示す概略図であり、図2は、図1に係る上下免震装置1の要部拡大図である。これら図1、図2に示すように、上下免震装置1は、概略的に、シリンダ10、ピストンロッド20、タンク30、接続管40、位置センサ50、コンプレッサ60、調整弁70、及びダンパ80を備えて構成される。以下では、図1及び図2を参照しつつ、これら各構成要素について詳細に説明する。
(構成−シリンダ)
シリンダ10は、当該シリンダ10に収容された作動油12を加圧又は減圧する容器である。このシリンダ10は、上部構造2の下方の免震層3に設けられており、上部構造2と基礎4との間に介装された略中空円筒形状体として形成されている。ここで、シリンダ10は、軸芯方向が上下方向に沿うように配置されており、その底面が基礎4に接地されている。そして、このシリンダ10の内部には、シリンダ10の内部を上下方向に摺動可能な後述するピストンロッド20が配置されている。
ここで、シリンダ10の内部は後述するピストン21によって二つの分室に分割されており、ピストン21の下方に設けられた分室(以下、受圧室11と称する)の内部には作動油12が充填されている。この作動油12は、シリンダ10に収容された作動流体であって、この受圧室11の内部の他にも、後述する接続管40の内部、及び後述するタンク30の第一室31の内部に充填されている。
(構成−ピストンロッド)
ピストンロッド20は、免震対象物の上下変位に追従して当該シリンダ10の内部を摺動する摺動手段である。このピストンロッド20は、略円筒形状体に形成された棒状体であって、上端部が上部構造2に接地されている。ここで、ピストンロッド20の下端部は、円盤形状体として形成されるピストン21であって、シリンダ10の内径と略同一の外径を有するピストン21に接合されており、このピストン21によって、シリンダ10の内部がピストン21を隔てて二分割されている。ここで、ピストン21の下面は作動油12と接している。そして、地震動による基礎4の上下変位に追従してピストンロッド20がシリンダ10の内部を上下方向に摺動し、それに伴ってシリンダ10の受圧室11に充填された作動油12が加圧又は減圧される。
ここで、このように構成されたピストンロッド20は、地震動発生により想定し得る基礎4の最大振幅を許容することができるように形成する。例えば、地震動による基礎4の最大振幅を40cmと想定した場合には、ピストンロッド20が上下に40cm変位することが可能となるように、シリンダ10の上下方向の長さや、シリンダ10の内部に収容された作動油12の油圧を調整する。また、地震動発生前におけるピストン21の、シリンダ10内部における上下位置(以下、必要に応じて初期位置と称する)は、想定した基礎4の最大振幅40cmを許容することが可能なように、上下に20cm変位可能な位置となるように設定する。
(構成−タンク)
タンク30は、第一室31の作動油12により第一面331aに加えられる力を、第二室32の圧縮空気34により第二面332aに加えられる力に変換する変換手段であると共に、上部構造2の上下振動を長周期化することで上下免震を行う長周期化手段である。このタンク30は、軸断面の面積が其々異なる二つの略中空円筒形状体を軸芯方向に沿って並設した形状として形成されている。このうち、軸断面の面積が小さい方の略中空円筒形状体の内部には、後述する第一室31が設けられており、軸断面の面積が大きい方の略中空円筒形状体の内部には、後述する第二室32が設けられている。そして、この第一室31と第二室32との間に、タンク30内を軸芯方向に沿って摺動可能な介在部33が設けられている。以下では、タンク30を構成するこれらの、第一室31、第二室32、及び介在部33について説明する。
(構成−タンク−第一室)
第一室31は、作動油12を収容するための分室であり、タンク30の内部の空間における、後述する介在部33の第一室側受圧板331によって区画された部分を指す。この第一室31の内部に充填された作動油12と、上述したシリンダ10の受圧室11の内部に充填された作動油12は同一のものであり、これらの作動油12は、第一室31と受圧室11との相互間を後述する接続管40を介して移動できる。
(構成−タンク−第二室)
第二室32は、圧縮空気34を収容するための分室であり、タンク30の内部の空間における、後述する介在部33の第二室側受圧板332によって区画された部分を指す。つまり、この第二室32は、タンク30の内部における、第一室31と反対側の端部に設けられている。この第二室32は、後述するコンプレッサ60と注入管61を介して接続されており、このコンプレッサ60によって第二室32に適宜圧縮空気34が注入される。
なお、この第二室32には、公知のオリフィスの如き絞り弁32aが設けられている。このように、第二室32に絞り弁32aを配置することによって、第二室32の内部を流れる圧縮空気34の流量を制限でき、上部構造2の上下振動に減衰を与えることができるので、地震動発生時における上部構造2の振幅を小さくすることが可能になる。
(構成−タンク−介在部)
介在部33は、タンク30の内部に配置されており、タンク30の軸芯方向に沿ってタンク30の内部を摺動可能に形成されている。この介在部33は、概略的に、第一室側受圧板331、第二室側受圧板332、及び緊結ロッド333を備えて構成される。
(構成−タンク−介在部−第一室側受圧板)
第一室側受圧板331は、作動油12から摺動方向に沿った圧力を受ける第一面331aを有する受圧手段である。この第一室側受圧板331は、第一室31の内径と略同一の外径を有する略円盤形状体として形成され、この円盤面のうち一方の面が第一室31に収容された作動油12に接しており、この作動油12と接している方の面を、必要に応じて「第一面331a」と称して以下では説明する。
(構成−タンク−介在部−第二室側受圧板)
第二室側受圧板332は、圧縮空気34から摺動方向に沿った圧力を受ける第二面332aを有する受圧手段である。この第二室側受圧板332は、第二室32の内径と略同一の外径を有する略円盤形状体として形成され、この円盤面のうち一方の面が第二室32に収容された圧縮空気34に接しており、この圧縮空気34と接している方の面を、必要に応じて「第二面332a」と称して以下では説明する。
(構成−タンク−介在部−緊結ロッド)
緊結ロッド333は、第一室側受圧板331と第二室側受圧板332とを接合する緊結手段であって、略円筒形状の棒状体として形成されている。この緊結ロッド333の一方の端部は、第一室側受圧板331における第一面331aと反対側の円盤面に接合されており、緊結ロッド333の他方の端部は、第二室側受圧板332における第二面332aと反対側の円盤面に接合されている。このようにして、第一室側受圧板331と第二室側受圧板332との間に介在して両者を接合することによって、第一室側受圧板331に加わる圧力を第二室側受圧板332に伝達し、また、第二室側受圧板332に加わる圧力を第一室側受圧板331に伝達することが可能となる。
(構成−接続管)
接続管40は、シリンダ10とタンク30の第一室31との相互間に作動油12が移動可能となるように、これらシリンダ10と第一室31とを相互に接続する接続手段である。具体的には、所定の長さを有するチューブ形状体として形成され、一方の端部がシリンダ10の受圧室11に接続され、もう一方の端部がタンク30の第一室31に接続されている。なお、この接続管40の管路中には、後述する調整弁70が設置されており、この調整弁70によって接続管40の内部を通過する作動油12の流量を調整することが可能である。
(構成−位置センサ)
位置センサ50は、上部構造2の上下方向の位置を測定する位置測定手段である。この位置センサ50は、上部構造2の上下方向が初期位置からどの程度変位しているかを測定して、測定結果を制御装置90に送信する。この制御装置90とは、位置センサ50及び後述するコンプレッサ60を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。なお、制御装置90は、必ずしもコンピュータでなくてもよく、例えば、公知のセルフレベリング装置のような手段により構成しても良い。なお、位置センサ50は、公知の光位置センサや超音波位置センサなどを用いることが可能であるため、位置センサ50の具体的な構成についての説明は省略する。
(構成−コンプレッサ)
コンプレッサ60は、タンク30の第二室32に空気を注入することによって、圧縮空気34の圧力を上昇させる圧縮手段であって、上部構造2を水平に維持するための機器であり、注入管61を介してタンク30の第二室32と接続されている。ここで、本来は地震動の終焉後においても上部構造2が水平に維持されている事が望ましい。しかし、免震層3に設置された複数の上下免震装置1のうち一部の上下免震装置1を構成するピストンロッド20が、地震動の終焉後においても地震動発生前の位置よりも沈降した位置で停止してしまう場合が考えられる。この場合には、当該一部の上下免震装置1が設置された位置において上部構造2が沈降した状態となってしまう。このような場合には、上部構造2の水平が維持されるように、上部構造2の位置を地震動発生前の位置まで復旧させる必要があり、このような際にコンプレッサ60を稼動させる。なお、このようなコンプレッサ60が有する上部構造2の位置を修正する機能については後述する。また、コンプレッサ60は公知のコンプレッサを用いることが可能であるため、コンプレッサ60の具体的な構成についての説明は省略する。
(構成−調整弁)
調整弁70は、接続管40の内部を通過する作動油12の流量を調整する調整手段であって、接続管40に対して取り付けられている。この調整弁70は、公知の調整弁を用いることが可能であるため、調整弁70の具体的な構成についての説明は省略する。
ここで、例えば、ユーザが調整弁70の開度を絞った場合には、接続管40の内部を流れる作動油12の流量が制限され、このことによって、地震動に対する上部構造2の上下振動に減衰を与えることができ、地震動発生時における上部構造2の振幅を小さくすることが可能になる。
また、通常は作動油12がシリンダ10の受圧室11とタンク30の第一室31の内部を相互に移動可能となっているため、シリンダ10に対するピストンロッド20の位置が上下に自由に変位してしまう。そのため、シリンダ10を免震層3に設置する際に安定的に取り付けを行うことが難しく、また、シリンダ10を免震層3に設置した後において、上下免震装置1のメンテナンス等を行う際にも不便であった。しかし、この調整弁70を全閉状態とすることによって、接続管40の内部を作動油12が流れなくなるため、シリンダ10に対するピストンロッド20の位置が固定され、このことによって、シリンダ10を免震層3に容易に設置することが可能となり、さらにシリンダ10を設置した後においてもメンテナンス等を容易に行うことが可能となる。
(構成−ダンパ)
ダンパ80は、免震層3に配置され、上下免震を行うための減衰手段である。このダンパ80は公知のダンパを用いることができるため、その具体的な構成についての説明は省略する。このように、シリンダ10やタンク30に加えてダンパ80によって上下免震を行うことによって、上部構造2の上下振動に減衰を与えることができ、地震動発生時における上部構造2の振幅を小さくすることが可能になる。特に、ダンパ80は絞り弁32a等に比べて減衰の調整が容易であるため、一層精度の高い免震構造を構築することが可能になる。
なお、このダンパ80は、シリンダ10の数によらず任意の数を免震層3に設置することができ、例えば想定した基礎4の最大の振幅などを考慮して、上部構造2の振幅が一定の値以下となるような数を設置しても良い。なお、ダンパ80を設けなくても、同じく上部構造2の上下振動に対して減衰を与える調整弁や絞り弁によって、上下振動に所望の減衰を与えることができる場合には、ダンパ80を省略しても良い。
(機能)
続いて、このように構成された上下免震装置1が有する、上部構造2に対して上下免震を行う機能(以下、上下免震機能と称する)と、地震動終焉後においてもピストンロッド20の位置が初期位置にない場合に、上下位置の修正を行う機能(以下、上下位置修正機能と称する)について説明する。
(機能−上下免震機能)
はじめに、上下免震機能について説明する。まず、地震動が発生した際には、基礎4が変位し、これに伴って、基礎4に設置されたシリンダ10の内部を、上部構造2に設置されたピストンロッド20が上下に摺動する。ここで、以下では、地震動発生中において、ピストンロッド20が初期位置よりも下の位置に摺動した後に、初期位置よりも上の位置に摺動したものと仮定して、上下免震装置1の機能について説明する。
まず、地震動による基礎4の変位によりピストンロッド20が下方向に摺動することによって、シリンダ10の受圧室11に充填された作動油12が加圧され、これに伴い、受圧室11と接続管40によって接続されたタンク30の第一室31に充填された作動油12が加圧される。そして、このようにして第一室31に充填された作動油12が加圧されることによって、第一室31に充填された作動油12が第一室側受圧板331の第一面331aを摺動方向に沿った向きに押圧し、そして第二室側受圧板332の第二面332aが、第二室32の圧縮空気34を圧縮する。これに伴って、第二室32に充填された圧縮空気34が第二室側受圧板332の第二面332aを摺動方向に沿った向きに押圧する。このように、介在部33は、第一室31の作動油12により第一面331aに加えられる力を、第二室32の圧縮空気34により第二面332aに加えられる力に変換する。
次に、地震動による基礎4の変位によりピストンロッド20が上方向に摺動することによって、シリンダ10の受圧室11に充填された作動油12が減圧され、これに伴い、受圧室11と接続管40によって接続されたタンク30の第一室31に充填された作動油12が減圧される。そして、このようにして第一室31に充填された作動油12が減圧されることによって、第一室31に充填された作動油12が第一室側受圧板331の第一面331aを摺動方向に沿った向きに引っ張り、そして第二室側受圧板332の第二面332aが、第二室32の圧縮空気34を膨張させる。これに伴って、第二室32に充填された圧縮空気34が第二室側受圧板332の第二面332aを摺動方向に沿った向きに引っ張る。このように、介在部33は、第一室31の作動油12により第一面331aに加えられる力を、第二室32の圧縮空気34により第二面332aに加えられる力に変換する。
ここで、介在部33の第二面332aが摺動方向に沿った圧力を受ける第二受圧面積は、第一面331aが摺動方向に沿った圧力を受ける第一受圧面積よりも大きい。すなわち、介在部33は、圧縮空気34によって力を受ける面積が、作動油12によって力を受ける面積よりも大きい。そのため、圧縮空気34の気圧を高くせずとも、介在部33を介して、第一室31の作動油12によって加えられる力を、第二室32の圧縮空気34によって加えられる力に変換することができる。
続いて、このような上下免震装置1の構成によって上下免震が可能であることの原理を以下に示す。まず、上下免震装置1による上部構造2の振動数f(Hz)は、下記式(1)で表すことができる。
f=1/(2π){(1+A/W)(γgA/V)}1/2 ・・・(1)
ここで、
A=タンク30の受圧面積(m
W=建物重量(kg)
V=タンク30の空気室体積(m
γ=ポリトロープ係数
g=重力加速度(m/s
ここで、建物重量Wの値は、上部構造2が一般的な一戸建て建物(重量50t)であるものと仮定し、この重量50tを用いるものとする。また、常時の空気圧を0.67MPaとし、目標とする上下周期を2秒とする。ここで、タンク30の受圧面積Aは、建物重量(50t)を常時の空気圧(0.67MPa)で除することにより算出することが可能であり、目標とするタンク30の受圧面積Aとして、0.735mを算出することができる。
ここで、建物重量W(50t)、受圧面積A(0.735m)、及び目標とする振動数f(目標とする上下周期の逆数である0.5)の値を上記式(1)に代入することにより、目標とする上下周期を2秒とするために必要な空気室体積Vの値1.18mが導出される。
このようなタンク30の受圧面積A(0.735m)、及びタンク30の空気室体積V(1.18m)を達成するために、本実施の形態では、4本のシリンダ10(75mm径)によって上部構造2を支持し、これら4本のシリンダ10をそれぞれ4本のタンク30(500mm径、長さ1.5m)に接続した。この4本のタンク30を総合した受圧面積Aは約0.785mとなり、目標となる受圧面積A(0.735m)を充足し、4本のタンク30を総合した空気室体積Vは約1.18mとなり、目標となる空気室体積V(1.18m)を充足する。このように、4本のシリンダ10に対して4本のタンク30を設置することによって、目標とする上下周期T(2秒)を達成することが可能となる。
(機能−上下位置修正機能)
次に、上下位置修正機能について説明する。まず、上述した位置センサ50が、任意のタイミングで起動し、上部構造2の上下位置を測定して、測定結果を制御装置90に送信する。なお、本実施の形態では、地震動の終焉を検知したタイミングで位置センサ50が起動するものとして説明する。そして、制御装置90は、この測定結果を参照し、測定結果から導出された上部構造2の位置と、予め制御装置90の図示しない記憶部等に記憶された上部構造2の初期位置とを比較する。そして、制御装置90は、両者が所定の距離以上離れている場合には、上下位置の修正が必要と判断し、後述するコンプレッサ60に上下位置の修正を指示する信号を送信する。
そして、この信号を受信したコンプレッサ60は、後述するタンク30の第二室32に対して、注入管61を介して空気を送出して上部構造2の上下方向の修正を行う。この上下位置の修正作業を行っている際も位置センサ50は測定を継続し、上部構造2の上下位置を制御装置90に対して送信する。そして、制御装置90は、コンプレッサ60による圧縮空気34の注入によって、上部構造2の上下位置が初期位置に到達したと判断した場合には、コンプレッサ60に対して圧縮空気34の注入の停止を指示する信号を送信する。そして、この信号を受信したコンプレッサ60は、空気の送出を中止する。このようにして、上部構造2の位置を初期位置まで復旧させることができる。
(効果)
このように本実施の形態によれば、上部構造2から入力された上下振動を受圧するシリンダ10と、上部構造2の上下振動を長周期化することで上下免震を行うタンク30と、を分離した構成とすることによって、上部構造2に直接接続されたシリンダ10を最小限の受圧面積とすることができ、シリンダ10の免震層3への取り付けを容易に行うことが可能である。また、作動油12と圧縮空気34との受圧面積差を利用することによって、極めて高圧な圧縮空気34を用いることなく上部構造2の上下免震が可能である。
また、位置センサ50により測定された上部構造2の位置が所定の位置よりも沈降した位置に達している場合に、コンプレッサ60によってタンク30の第二室32に空気を注入することができるため、地震動終焉後においても未だ上部構造2が沈降してしまっていることを自動で検知し、地震動により上部構造2が沈降してしまう以前の位置まで上部構造2を戻すことが可能である。
また、第二室32に絞り弁32aを設けることによって、絞り弁32aによって第二室32の内部を流れる圧縮空気34の流量が制限され、上部構造2の上下振動に減衰を与えることができるので、地震動発生時における上部構造2の振幅を小さくすることが可能になる。
また、接続管40に設けた調整弁70の開度を絞ることによって、接続管40の内部を流れる作動油12の流量が制限され、上部構造2の上下振動に減衰を与えることができるので、地震動発生時における上部構造2の振幅を小さくすることが可能になる。また、調整弁70を全閉状態とすることにより、接続管40の内部を作動油12が流れなくなるため、シリンダ10に対するピストンロッド20の位置が固定され、このことによって、シリンダ10を免震層3に容易に設置することが可能となり、さらにシリンダ10を設置した後においてもメンテナンス等を容易に行うことが可能となる。
免震層3にダンパ80を設けることによって、上部構造2の上下振動に減衰を与えることができ、地震動発生時における上部構造2の振幅を小さくすることが可能になる。特に、ダンパ80は絞り弁32a等に比べて減衰の調整が容易であるため、一層精度の高い免震構造を構築することが可能になる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(寸法や材料について)
発明の詳細な説明や図面で説明した上下免震装置1の各部の寸法、形状、比率等は、あくまで例示であり、その他の任意の寸法、形状、比率等とすることができる。また、各部を構成する材料については、金属や樹脂を含む任意の材料を用いることができる。また、構成要素の一部について適宜省略しても良く、例えば、絞り弁32aや調整弁70を省略しても良い。
(設置対象について)
本実施の形態に係る上下免震装置1は必ずしも上部構造2全体の上下免震を行うものでなくても良く、いわゆる床免震に対しても用いることが可能である。このように床免震を行う場合には、免震対象物は床となり、上部構造2全体の上下免震を行う場合と比べて建物重量Wが小さくなるため、より空気室体積Vや受圧面積Aの小さいタンクを用いても良い。
(位置センサについて)
位置センサ50は設けなくても良い。すなわち、ユーザが上部構造2の水平が維持されているか否かの判断を行い、水平が維持されていないと判断した場合に、手動でコンプレッサ60を稼動させても良い。
(コンプレッサについて)
コンプレッサ60は常設しなくても良い。例えば、地震動により上部構造2が傾いてしまった際に初めてコンプレッサ60を設置して稼動し、上部構造2の水平を維持しても良い。
(第二室の形状について)
第二室32の形状はどのようなものであっても構わない。図3は、タンク30の形状を変更した上下免震装置100を示す概略図である。例えばこの図3に示すように、第二室32の形状を、タンク30において第一室31が配置されている側と反対側の部分の軸断面積をさらに大きくした形状にて形成することにより、第二室32の空気室体積を変化させずに、軸芯方向に沿った長さを小さくすることが可能である。
(タンクについて)
図4は、複数のタンク30を接続した上下免震装置110を示す概略図である。このように、本実施の形態では、一つのシリンダ10に対して一つのタンク30が接続されているものとして説明したが、これに限定されず、一つのシリンダ10に対して複数のタンク30を接続しても良い。このことによって、より大きい荷重を一つのシリンダ10によって支えることが可能となり、また、一つのタンク30の圧力負担を低減することが出来る。
(作動流体について)
本実施の形態に係る作動流体は作動油12であるものとして説明したが、作動流体は、ピストンロッド20により加えられた圧力をタンク30内の介在部33に伝達することが可能なものであればどのようなものであってもよく、例えば、作動流体は空気であっても構わない。
1、100、110 上下免震装置
2 上部構造
3 免震層
4 基礎
10 シリンダ
11 受圧室
12 作動油
20 ピストンロッド
21 ピストン
30 タンク
31 第一室
32 第二室
32a 絞り弁
33 介在部
331 第一室側受圧板
331a 第一面
332 第二室側受圧板
332a 第二面
333 緊結ロッド
34 圧縮空気
40 接続管
50 位置センサ
60 コンプレッサ
61 注入管
70 調整弁
80 ダンパ
90 制御装置

Claims (5)

  1. 免震対象物の上下免震を行う上下免震装置であって、
    前記免震対象物の下方の免震層に設けられたシリンダであり、前記免震対象物の上下変位に追従して当該シリンダの内部を摺動するピストンロッドによって、当該シリンダに収容された作動流体を加圧又は減圧するシリンダと、
    作動流体を収容する第一室と圧縮空気を収容する第二室とを有するタンクであって、前記第一室から前記第二室に至って摺動可能に配置された介在手段を有し、前記第一室に配置された前記介在手段の第一面が作動流体から摺動方向に沿った圧力を受けると共に、前記第二室に配置された前記介在手段の第二面が圧縮空気から摺動方向に沿った圧力を受けることにより、第一室の作動流体により第一面に加えられる力を、第二室の圧縮空気により第二面に加えられる力に変換するタンクと、
    前記シリンダと前記タンクの前記第一室との相互間に作動流体が移動可能となるように、これらシリンダと第一室とを相互に接続する接続管と、を備え、
    前記タンクの前記介在手段の前記第二面が前記摺動方向に沿った圧力を受ける第二受圧面積を、前記タンクの前記介在手段の前記第一面が前記摺動方向に沿った圧力を受ける第一受圧面積よりも大きくした、
    上下免震装置。
  2. 前記免震対象物の上下方向の位置を測定する位置測定手段を備え、
    前記位置測定手段により測定された前記免震対象物の位置が、所定の位置よりも沈降した位置に達している場合に、前記タンクの前記第二室に空気を注入することによって、前記圧縮空気の圧力を上昇させるコンプレッサを備える、
    請求項1に記載の上下免震装置。
  3. 前記第二室に絞り弁を設けた、
    請求項1又は2に記載の上下免震装置。
  4. 前記接続管に調整弁を備えた、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の上下免震装置。
  5. 前記免震層に上下免震を行うダンパを配置した、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の上下免震装置。
JP2012264616A 2012-12-03 2012-12-03 上下免震装置 Pending JP2014109337A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012264616A JP2014109337A (ja) 2012-12-03 2012-12-03 上下免震装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012264616A JP2014109337A (ja) 2012-12-03 2012-12-03 上下免震装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014109337A true JP2014109337A (ja) 2014-06-12

Family

ID=51030094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012264616A Pending JP2014109337A (ja) 2012-12-03 2012-12-03 上下免震装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014109337A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104695579A (zh) * 2015-03-13 2015-06-10 淮海工学院 一种建筑物防震保护装置
KR101937252B1 (ko) * 2017-02-08 2019-01-14 김점철 건축물의 방진 시스템

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104695579A (zh) * 2015-03-13 2015-06-10 淮海工学院 一种建筑物防震保护装置
KR101937252B1 (ko) * 2017-02-08 2019-01-14 김점철 건축물의 방진 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6340153B1 (en) Shock and acoustic mount
EP1999490B1 (en) Apparatus and method for generating a seismic source signal
CN105992698B (zh) 车轮的减振器
CN103572837B (zh) 一种建筑物顶升方法
JP2017512694A (ja) 高さ調節を伴う振動ダンパ
JP2014507613A5 (ja)
CN105235552B (zh) 车辆悬挂系统以及悬挂安装车辆部件的方法
CN108458040B (zh) 一种集成式可调节双层减振模块
KR20170058925A (ko) 로드의 운동을 제어하기 위한 시스템
JPS5943656B2 (ja) 2つの要素間に取付けられる振動隔離支持装置
CN105220789B (zh) 一种刚柔组合式抗拉隔震装置
JP2014109337A (ja) 上下免震装置
CN104918851B (zh) 船舶发动机用减振装置
US20040145100A1 (en) Distributed power suspension system
JP6777418B2 (ja) 免震装置
US2688984A (en) Hydropneumatic accumulator
KR101236437B1 (ko) 구면베어링 및 이를 이용한 진동시험용 지지장치
TW201215788A (en) A shock absorber using air pressure
JP2001304331A (ja) 可変減衰要素
KR20100100013A (ko) 제진대 수평유지장치
JP4700781B2 (ja) ガス・バネによる上下免震構造及びその施工方法
US20060201759A1 (en) Isolation cabinet
RU2435999C1 (ru) Гидравлический демпфер
CN113605399A (zh) 用于基坑支护内支撑的连接装置及自调节轴力控制机构
RU2481507C1 (ru) Пневмогидравлический амортизатор