JP2014108432A - プレス成形装置 - Google Patents

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Hiroshi Takeshita
大志 竹下
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Abstract

【課題】プレス成形装置の製作コストの高騰や大型化を招くことなく、凹部の開口部のエッジとワークとの摩擦により生じる異物を除去して成形不良を防止する。
【解決手段】ダイ1の下面1b及びブランクホルダ3の上面3aの何れか一方に凸状ビード4を設けると共に、他方に凸状ビードが嵌り込む凹部5を設けたプレス成形装置において、凹部5と連通した連通路6と、連通路6を介して凹部5の内部の空気を吸引する吸引手段8とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、プレス成形装置に関する。
プレス成形装置として、ダイ、ポンチ、及びブランクホルダを有し、ダイの下面とブランクホルダの上面とでブランク材を挟持した状態で、これらを一体に降下させることにより、ブランク材をポンチに押し付けて引き伸ばしながら成形するものが知られている。この種のプレス成形装置では、ダイの下面及びブランクホルダの上面の何れか一方に凸状ビード(以下、単にビードとも言う)を設けると共に、他方にこのビードが嵌り込む凹部を設けることで、ダイ及びブランクホルダによるブランク材の保持力を高める構成が知られている。
上記のようなビードが設けられたプレス成形装置で、例えば表面に防錆材等のコーティングが施されたブランク材をプレス成形する場合、ビードとの摩擦によりコーティングの一部が剥離することがある。この剥離したコーティング材が異物(摩耗粉)として金型の成形面に付着し、その状態でプレス成形すると、異物の形状が転写されて成形不良となる恐れがある。
例えば特許文献1には、このような異物の噛み込みによる成形不良を防止するための異物除去装置が示されている。この異物除去装置では、図6に示すように、ブランクホルダ102に形成されたビード103の外側(ワークWの流入方向と反対側、図中左側)に凹溝107を設けると共に、この凹溝107に開口した通孔108、及び、この通孔108を介して凹溝107内の空気を吸引する真空吸引手段(図示省略)とを設けている。これにより、ビード103とワークWとの摩擦で生じた異物Oが、凹溝107の通孔108を介して真空吸引手段で吸引され、金型外部に排出される(図中矢印参照)。
特開昭62−161433号公報
上記特許文献1の異物除去装置によれば、ビード103とワークWとの摩擦により生じる異物(ワークWの下側に生じる異物)を排出することはできる。しかし、ダイ101には、ビード103が嵌り込む凹部104が形成されており、成形時には、この凹部104の開口部のエッジ104aとワークWとの間にも摩擦により異物が生じる。上記の異物除去装置では、凹部104のエッジ104aとワークWとの摩擦により生じる異物(ワークWの上側に生じる異物)を排除することはできない。ビード103及び凹部104の形状によっては、ビード103とワークWとの摩擦よりも凹部104のエッジ104aとワークWとの摩擦により生じる異物が多い場合があり、上記の構成ではこのような場合に対応することができない。
また、ダイ101の下面に凹溝107を形成する必要があるため、ダイ101の加工コスト、ひいてはプレス成形装置の製作コストが高くなる。
さらに、ビード103の外側に凹溝107を設けると、ダイ101とブランクホルダ102とでワークWを挟持した際、凹溝107の領域が押さえ面として機能しないため、押さえ面の有効面積を確保するためにブランクホルダ102及びダイ101を拡大せざるを得ず、装置の大型化を招く。
以上の事情に鑑み、本発明が解決すべき技術的課題は、プレス成形装置の製作コストの高騰や大型化を招くことなく、凹部の開口部のエッジとワークとの摩擦により生じる異物を除去して成形不良を防止することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、ダイと、ポンチと、ブランクホルダとを備え、前記ダイの下面及び前記ブランクホルダの上面の何れか一方に凸状ビードを設けると共に、他方に前記凸状ビードが嵌り込む凹部を設けたプレス成形装置において、前記凹部と連通した連通路と、前記連通路を介して前記凹部の内部の空気を吸引する吸引手段とを設けたプレス成形装置を提供する。
このように、ビードが嵌り込む凹部に連通路を設け、この連通路を介して吸引手段で吸引することで、凹部の開口部のエッジとワークとの摩擦により生じた異物を、凹部及び連通部を介して吸引手段で吸引することができる。この場合、従来の金型装置に設けられていた凹部に連通路を形成すればよいため、図6のように新たな凹溝を形成する必要はなく、加工コストが抑えられる。さらに、図6のようにビードの外側に凹溝は設けられないため、この部分も押さえ面として機能させることができる。これにより、押さえ面の有効面積を確保しながら、ブランクホルダ及びダイの小型化、ひいてはプレス成形装置全体の小型化を図ることができる。
上記のプレス成形装置において、凸状ビードをダイの下面に設けると共に、凹部をブランクホルダの上面に設ければ、凹部が上向きに開口した状態となる。これにより、凹部の開口部のエッジとワークとの摩擦で生じた異物が、自重により凹部に落下しやすくなり、より確実に異物を除去することができる。
以上のように、本発明のプレス成形装置によれば、装置の製作コストの高騰や大型化を招くことなく、凹部の開口部のエッジとワークとの摩擦により生じる異物を除去して成形不良を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るプレス成形装置の断面図である。 上記プレス成形装置の一部を拡大した断面図である。 上記プレス成形装置でブランク材を保持した状態を示す断面図である。 上記プレス成形装置で成形している様子を示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係るプレス成形装置の拡大断面図である。 従来のプレス成形装置の拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態に係るプレス成形装置は、図1に示すように、ダイ1と、ポンチ2と、ブランクホルダ3とを主に備える。ダイ1はポンチ2に対して相対的に昇降可能とされる。本実施形態では、ポンチ2が固定され、ダイ1が、図示しない駆動手段により鉛直方向に昇降駆動される。ダイ1の下面の中央部及びポンチ2の上面には、ワークWを上下から挟持して成形する成形面1a、2aが形成される。
ブランクホルダ3は、ポンチ2の全周を囲むように環状に設けられ、鉛直方向に昇降可能とされる。ブランクホルダ3は、図示しない付勢手段で上向きに付勢され、ダイ1により下向きに押圧されることで降下する。
ダイ1の下面1bには、下面1bから下方に突出したビード4が設けられる。本実施形態では、成形面1aの全周を囲む平坦な下面1bに、ビード4が環状に設けられる。ビード4の先端は、曲面状に形成される。ブランクホルダ3の上面3aには、ビード4が嵌りこむ凹部5が設けられる。本実施形態では、ビード4に対応した位置に、全周に連続した環状の凹部5が設けられる。ダイ1の下面1bのビード4を除く領域、及び、ブランクホルダ3の上面3aの凹部5を除く領域は、ブランク材Wを挟持する押さえ面として機能する。
ブランクホルダ3の内部には、凹部5と連通した連通路6が設けられる。図2に示すように、ブランクホルダ3の下方には連通管7が設けられ、連通管7の上端が連通路6の下端と連通している。連通管7の下端は、後述する吸引手段8の配管8cに接続している。連通管7の途中には、下向きの空気の流れのみを許容する逆止弁7aが設けられる。連通管7をブランクホルダ3の昇降動作に追従させるために、連通管7の一部又は全部は可撓性のチューブで構成することが好ましい。
吸引手段8は、連通路6及び連通管7を介して、凹部5の内部の空気を吸引するものである。本実施形態では、ダイ1と一体に昇降可能に設けられた押さえ部8a(図1参照)と、固定側に設けられたポンプ8bと、ポンプ8bと接続された配管8cとで、吸引手段8が構成される。ポンプ8bは、図2に示すように、外筒8b1と、外筒の内周面と摺動しながら昇降するピストン8b2と、ピストン8b2を上方に付勢するスプリング8b3とを有する。配管8cの上端は、ポンプ8bの外筒8b1の下端に接続し、外筒8b1の内部空間と連通している。配管8cの途中には、連通管7の端部が接続される。図示例では、配管8cのうち、水平方向に延びる部分の上面に連通管7の下端が接続され、この接続部の下方に、異物を受け取るトレー9が設けられる。
以下、上記のプレス成形装置によりブランク材Wをプレス成形する手順を説明する。
まず、図1に示すように、ブランクホルダ3の上面3aにブランク材Wを載置する。そして、ダイ1を降下させ、図3に示すように、ダイ1の下面1bとブランクホルダ3の上面3aとでブランク材Wの周縁を上下から挟持する。このとき、ブランク材Wがビード4の形状に倣って変形する。
さらにダイ1を降下させると、ブランクホルダ3が押し下げられ、ダイ1、ブランクホルダ3、及びブランク材Wが一体に降下する。そして、図4に示すように、ブランク材Wの周縁をダイ1及びブランクホルダ3で保持された状態で、ブランク材Wの中央部がポンチ2の成形面2aに押し付けられ、成形される。このとき、ブランク材Wの周縁の材料は、成形面2a側に向けて流入するため、ブランク材Wと、ダイ1の下面1b及びブランクホルダ3の上面3aとの間に摩擦が生じ、異物となる摩耗粉が生成される。特に、ブランク材Wと、ビード4の先端、及び、凹部5の開口部のエッジ5a(図2参照)との間で強い摩擦が生じるため、この部分付近で摩耗粉が生成されやすい。
凹部5のエッジ5aで生成された摩耗粉は、そのほとんどが自重により凹部5の内部に落下する。本実施形態では、吸引手段8で凹部5の内部の空気を吸引することで、凹部5のエッジ5aとブランク材Wとの摩擦で生じた摩耗粉を、連通路6を介して金型の外部に排出する。具体的には、ダイ1に設けられた押さえ部8aが、ポンプ8bのピストン8b2を押し下げることで(図2の点線矢印A参照)、配管8cに空気が送り込まれる。この空気が配管8cの内部を流れ、連通管7との分岐部を通過することで(点線矢印B参照)、連通管7の下端部付近に負圧が発生する。これにより連通路6及び連通管7に下向きの空気の流れが生じ(点線矢印C参照)、凹部5の内部の空気が連通路6に引き込まれる。この空気の流れと共に、凹部5の内部に落下した摩耗粉が連通路6及び連通管7に引き込まれ、トレー9に回収される。
その後、ダイ1を降下させ続けて、ダイ1の成形面1aとポンチ2の成形面2aとでブランク材Wを挟持し、これによりプレス成形が完了する。尚、吸引手段8による吸引は、プレス開始(すなわち、ブランク材Wがポンチ2の成形面2aに当接した瞬間)からプレス完了(すなわち、ダイ1が下死点に達した瞬間)まで行うことが好ましい。本実施形態では、プレス開始直前にピストン8b2が降下し始め、プレス完了と同時にピストン8b2が停止するように、ピストン8b2のストローク量やポンプ8b及び押さえ部8aの位置(高さ)が設定される。吸引手段8による吸引が終了した後、連通管7内の空気が上向きに逆流しようとした場合、逆止弁7aで上向きの空気の流れが遮断されるため、トレー9に回収した摩耗粉や連通管7及び連通路6内で浮遊する摩耗粉が、再び金型内部に逆流する事態を防止できる。
その後、ダイ1が上昇し、成形されたワークWが金型から搬出される。このとき、凹部5の内部の摩耗粉はトレー9に排出されているため、ワークWの搬出と共に舞い上がって成形面2a等に付着する事態を回避できる。また、凹部5の内部に摩耗粉が堆積することがないため、ビード4と凹部5によるブランク材Wの挟持圧力が局部的に高くなって、ブランク材Wの流入を阻害する事態も回避できる。
上記のプレス成形装置によれば、ビード4が嵌り込む凹部5を利用して摩耗粉を排出する機構を構成しているため、摩耗粉を排出するために別途の凹溝等を形成する必要がなく、加工コストが抑えられる。また、ブランクホルダ3の上面3aのうち、凹部5を除く領域全体が、ブランク材Wを挟持する押さえ面として機能するため、押さえ面の有効面積を確保しながらブランクホルダ3の小型化を図ることができる。
本発明は上記の実施形態に限られない。例えば図5に示す実施形態では、ブランクホルダ3の上面3aにビード4を設けると共に、ダイ1の下面1bに凹部5を設けた点で、上記の実施形態と異なる。ダイ1には、凹部5から上方に延びる連通路6が形成され、連通路6が、連通管7を介して吸引手段(図示省略)に接続される。この場合でも、吸引手段で凹部5の内部の空気を吸引しながらプレス成形を行うことにより、ワークWと凹部5のエッジ5aとの摩擦により生じる摩耗粉を吸引して、金型の外部に排出することができる。
また、上記の実施形態では、吸引手段8としてピストン8b2等を用いた構成を示したが、これに限らず、例えば吸引ポンプを用いてもよい。
1 ダイ
2 ポンチ
3 ブランクホルダ
4 凸状ビード
5 凹部
6 連通路
7 連通管
8 吸引手段
8b ポンプ
9 トレー
W ブランク材

Claims (2)

  1. ダイと、ポンチと、ブランクホルダとを備え、前記ダイの下面及び前記ブランクホルダの上面の何れか一方に凸状ビードを設けると共に、他方に前記凸状ビードが嵌り込む凹部を設けたプレス成形装置において、
    前記凹部と連通した連通路と、前記連通路を介して前記凹部の内部の空気を吸引する吸引手段とを設けたプレス成形装置。
  2. 前記凸状ビードが前記ダイの下面に設けられると共に、前記凹部が前記ブランクホルダの上面に設けられた請求項1記載のプレス成形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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