JP2014106891A - Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法 - Google Patents

Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014106891A
JP2014106891A JP2012261377A JP2012261377A JP2014106891A JP 2014106891 A JP2014106891 A JP 2014106891A JP 2012261377 A JP2012261377 A JP 2012261377A JP 2012261377 A JP2012261377 A JP 2012261377A JP 2014106891 A JP2014106891 A JP 2014106891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
fixing member
housing
connecting portion
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012261377A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Hirasaki
延幸 平▲崎▼
Hironari Takahashi
裕也 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2012261377A priority Critical patent/JP2014106891A/ja
Publication of JP2014106891A publication Critical patent/JP2014106891A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】物品に対する特別な加工を必要とすることなく、容易に取り付けが可能であり、インレットの脱落を防止するとともに、物品を把持する部分までインレットが配置されていても、物品に対して強固に固定することができるICタグおよびこれを用いた物品の管理方法を提供する。
【解決手段】本発明のICタグ10は、筐体20および固定部材50が、隣り合う2つの柱状部材のそれぞれに外嵌される一対の外嵌部21A,21B,53A,53Bと、これら外嵌部の間に介在して、これら外嵌部を連結する連結部22,54と、外嵌部のそれぞれの外側に延出する延出部30A,30B,55A,55Bと、を有し、筐体20の延出部30A,30Bと固定部材50の延出部55A,55Bは、互いに嵌合する嵌合構造を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency IDentification)用途の情報記録メディアのように、電波を媒体として外部から情報を受信し、また、外部に情報を送信できるようにしたICタグおよびICタグを用いた物品の管理方法に関するものである。
ICタグは、基材と、その一方の面に設けられ互いに接続されたアンテナおよびICチップとから構成されるインレットを備えており、情報書込/読出装置からの電波を受信すると共振作用によりアンテナに起電力が発生し、この起電力によりICタグ内のICチップが起動し、このICチップ内の情報を信号化し、この信号がICタグのアンテナから発信される。
このようなICタグは、大量かつ多種類の物品が取り扱われる店舗や倉庫、あるいは、物流の現場において、物品の運搬に用いられるカゴ車などに取り付けられ、店舗や倉庫における物品の管理、物流における物品の管理などにおいて、各物品に関する情報をICチップに記録することによって作業効率の向上や正確な物品の管理を行うことを目的として、利用されつつある。
カゴ車へのICタグの取付構造としては、カゴ車を構成する周壁部の上端フレームに、その上側部分が欠如された形態の凹入部が設けられ、凹入部を覆う状態に上端フレームに装着される非金属製のカバーの内面にICタグを装着するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、カゴ車を構成する隣り合う2つの柱状部材を備えてなる物品に取り付けられ、その柱状部材の間を架け渡して配置される筐体と、筐体の一方の面に配置されるインレットと、を具備してなり、筐体は、互いに離隔して設けられ、2つの柱状部材のそれぞれに外嵌される一対の外嵌部および外嵌部の間に介在してこれらを連結する連結部を有しているICタグが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−18410号公報 特開2012−133460号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているカゴ車へのICタグの取付構造は、カゴ車に凹入部を設ける必要があるため、既存のカゴ車をそのまま用いることができなかった。また、内面にICタグを装着したカバーを、カゴ車に装着する際、カバーからICタグが脱落するおそれがあった。
また、特許文献2に記載されているICタグでは、インレットが長くなった場合、固定部材の外嵌部が柱状部材の外周の半分以下と接するだけになってしまい、外嵌部によって柱状部材を挟持する力が低下し、ICタグが脱落するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、物品に対する特別な加工を必要とすることなく、容易に取り付けが可能であり、かつ、インレットの脱落を防止するとともに、物品を把持する部分までインレットが配置されていても、物品に対して強固に固定することができるICタグおよびICタグを用いた物品の管理方法を提供することを目的とする。
本発明のICタグは、少なくとも隣り合う2つの柱状部材を備えてなる物品に取り付けられ、前記2つの柱状部材の間を架け渡して配置される筐体と、該筐体の一方の面側に配置され、ICチップおよび該ICチップと電気的に接続されたアンテナを有するインレットと、前記2つの柱状部材の間を架け渡して配置されるとともに、前記筐体に対して前記インレットを固定するために、前記筐体に対向して配置される固定部材と、を具備してなり、前記筐体および前記固定部材は、互いに離隔して設けられ、前記2つの柱状部材のそれぞれに外嵌される一対の外嵌部と、該一対の外嵌部の間に介在してこれらの外嵌部を連結する連結部と、前記一対の外嵌部のそれぞれの外側に延出する延出部と、を有し、前記筐体の延出部と前記固定部材の延出部は、互いに嵌合する嵌合構造を有することを特徴とする。
本発明の物品の管理方法は、少なくとも隣り合う2つの柱状部材を備えてなる物品に、ICタグが取り付けられ、前記物品が個別に管理される物品の管理方法であって、前記ICタグは、前記2つの柱状部材の間を架け渡して配置される筐体と、該筐体の一方の面側に配置され、ICチップおよび該ICチップと電気的に接続されたアンテナを有するインレットと、前記2つの柱状部材の間を架け渡して配置されるとともに、前記筐体に対して前記インレットを固定するために、前記筐体に対向して配置される固定部材と、を具備してなり、前記筐体および前記固定部材は、互いに離隔して設けられ、前記2つの柱状部材のそれぞれに外嵌される一対の外嵌部と、該一対の外嵌部の間に介在してこれらの外嵌部を連結する連結部と、前記一対の外嵌部のそれぞれの外側に延出する延出部と、を有し、前記筐体の延出部と前記固定部材の延出部は、互いに嵌合する嵌合構造を有し、前記筐体および前記固定部材が前記2つの柱状部材の間を架け渡すように配置され、前記2つの柱状部材に、前記筐体の外嵌部および前記固定部材の外嵌部が外嵌され、かつ、前記筐体の延出部と前記固定部材の延出部が、それぞれの嵌合構造によって嵌合されて、前記筐体と前記固定部材の間に前記インレットが保持され、情報読取/書込装置により前記ICタグに対する情報の読取りまたは書込みが非接触にて行われ、前記物品が管理されることを特徴とする。
本発明のICタグによれば、筐体の延出部と固定部材の延出部は、筐体および固定部材の外嵌部が2つの柱状部材に外嵌された状態で互いに当接し、筐体の延出部と固定部材の延出部は、それぞれに設けられた嵌合構造によって嵌合するので、筐体と固定部材の間にインレットが固定され、物品へのICタグの取り付け作業時に、筐体からインレットが脱落することがない。したがって、物品に対して、ICタグを容易に取り付けることができる。また、インレットの長さを長くして、インレットの両端部が、柱状部材に外嵌する筐体の外嵌部を越える場合であっても、インレットの両端部を筐体の延出部と固定部材の延出部の間に配置し、かつ、これらの間に保持して、筐体の延出部と固定部材の延出部にそれぞれ設けられた嵌合構造により、筐体の延出部と固定部材の延出部を互いに嵌合することによって、柱状部材に対して、ICタグを強固に固定することができる。また、インレットの両端部を筐体の延出部と固定部材の延出部の間に配置し、かつ、これらの間に保持することにより、インレットの両端部が折れ曲がって通信特性を劣化することを防止することができる。
本発明の物品の管理方法によれば、ICタグを取り付けた物品を正確に管理することができるとともに、その作業効率を向上することができる。また、本発明の物品の管理方法によれば、外観がほぼ等しく、一見しただけでは見分けのつき難い物品を多数重ね置きした場合にも、それぞれの物品を確実に識別して、個別に管理することができる。
本発明のICタグの一実施形態を示す概略斜視図である。 本発明のICタグの一実施形態の一部を示す概略斜視図である。 本発明のICタグの一実施形態の一部を示す概略斜視図である。 本発明のICタグの一実施形態の使用方法を示し、ICタグをカゴ車に取り付けた状態を示す概略斜視図である。 本発明のICタグの一実施形態の使用方法を示す概略斜視図である。 筐体と固定部材の嵌合構造の一例を示す概略断面図である。 筐体と固定部材の嵌合構造の他の例を示す概略断面図である。 筐体と固定部材の嵌合構造の他の例を示す概略断面図である。 筐体と固定部材の嵌合構造の他の例を示す概略断面図である。
本発明のICタグおよびICタグを用いた物品の管理方法の実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
図1は、本発明のICタグの一実施形態を示す概略斜視図である。図2は、本発明のICタグの一実施形態の一部を示す概略斜視図である。図3は、本発明のICタグの一実施形態の一部を示す概略斜視図である。図4は、本発明のICタグの一実施形態の使用方法を示し、ICタグをカゴ車に取り付けた状態を示す概略斜視図である。図5は、本発明のICタグの一実施形態の使用方法を示す概略斜視図である。
本実施形態のICタグ10は、筐体20と、筐体20の一方の面20a側に配置され、ICチップ41およびICチップ41と電気的に接続されたアンテナ42を有するインレット40と、筐体20に対してインレット40を固定するための固定部材50とから概略構成されている。
このICタグ10は、例えば、図4に示すようなカゴ車60に取り付けられて用いられる。本実施形態では、ICタグ10がカゴ車60に取り付けられた場合について説明する。
インレット40は、平面視長方形状をなすフィルム状またはシート状の基材43と、ICチップ41と、アンテナ42とから概略構成されている。また、ICチップ41およびアンテナ42は、基材43の一方の面43aに設けられ、互いに電気的に接続されている。また、アンテナ42は、互いに対向し、その対向する側にそれぞれ給電点(ICチップ41と接続する部分)を有する一対の放射素子44,44から構成されるダイポールアンテナである。
アンテナ42は、非接触ICカードなどの非接触ICモジュールに利用できる極超短波帯〈UHF〉やマイクロ波帯の電波帯の周波数(300MHz〜30GHz)の1/2波長に相当する長さとなっている。すなわち、放射素子44,44の長手方向における長さは、1/4波長に相当する長さとなっている。
本実施形態では、インレット40が、その両方の端部40a,40aが筐体20の延出部30A,30Bにおける固定部材50と対向する面(以下、「一方の面」と言う。)30a,30aまで沿在する長さとなっている。すなわち、基材43の両方の端部43b,43bは、筐体20の延出部30A,30Bの一方の面30a,30aまで沿在する長さとなっており、基材43の両方の端部43b,43bまで、放射素子44,44が沿在している。
なお、本実施形態では、インレット40の両方の端部40a,40aが筐体20の延出部30A,30Bの一方の面30a,30aまで沿在している場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、インレットの両方の端部が、筐体の外嵌部まで沿在していればよい。
インレット40の基材43における、筐体20の一方の面20a(連結部22の一方の面22a)に配置される部分(本実施形態では、基材43の中央部)には、その長手方向に沿う一方の側面43cを基端として、基材43の長手方向と垂直に、外側に突出するように、一対の平面視長方形状の突条部(嵌合部)43d,43dが間隔を隔てて設けられている。これにより、一対の突条部(嵌合部)43d,43dの間、すなわち、基材43の長手方向の中央部には、基材43の長手方向(すなわち、筐体20の連結部22の長手方向)と垂直に、内側に窪む、平面視長方形状の嵌合凹部(嵌合部)43eが形成されている。突条部(嵌合部)43d,43dは、連結部22の長手方向と垂直な中心線を介して対称な位置に対応する位置に設けられている。
同様に、インレット40の基材43における、筐体20の一方の面20a(連結部22の一方の面22a)に配置される部分(本実施形態では、基材43の中央部)には、その長手方向に沿う他方の側面43fを基端として、基材43の長手方向と垂直に、外側に突出するように、一対の平面視長方形状の突条部(嵌合部)43g,43gが間隔を隔てて設けられている。これにより、一対の突条部(嵌合部)43g,43gの間、すなわち、基材43の長手方向の中央部には、基材43の長手方向(すなわち、筐体20の連結部22の長手方向)と垂直に、内側に窪む、平面視長方形状の嵌合凹部(嵌合部)43hが形成されている。突条部(嵌合部)43g,43gは、連結部22の長手方向と垂直な中心線を介して対称な位置に対応する位置に設けられている。
さらに、嵌合凹部(嵌合部)43eと嵌合凹部(嵌合部)43hは、連結部22の長手方向と平行な中心線を介して対称な位置に設けられている。
ICタグ10が取り付けられるカゴ車60としては、例えば、図4に示すものが挙げられる。
カゴ車60は、物品を載置支持する平面視長方形状の載置台61と、その載置台61における四辺のうちの三辺を基端として立設され、かつ、上端箇所に水平方向に沿う長尺状の上端フレーム62A,63A,64Aを有し、全体として格子状に形成された周壁部62,63,64と、載置台61よりも下方、かつ、載置台61の四隅に配置された複数の車輪65とから概略構成されている。
カゴ車60は、載置台61の四隅に設けられた車輪65により手押し可能となっている。
載置台61は、その後端部(載置台61において、周壁部62,63,64が設けられていない辺側を前端部とした場合、その対向する辺側)が、載置台61の後端部側に設けられた周壁部63の下端部に、ヒンジ部材(図示略)を介して横軸心周りに回転自在に支持されている。これにより、載置台61は、周壁部63に対して、上方側に折り畳み自在に支持されている。
また、周壁部63は、その一方の側端部63B(図4において右側の側端部)が、ヒンジ部材66を介して、隣り合う周壁部64(図4において右側の周壁部64)の一方の側端部64Bに連結されている。さらに、周壁部63は、その他方の側端部63C(図4において左側の側端部)が、ヒンジ部材67を介して、隣り合う周壁部62(図4において左側の周壁部62)の一方の側端部62Bに連結されている。
また、周壁部64の一方の側端部64Bが、ヒンジ部材66を介して、周壁部63の右側端部(一方の側端部63B)に縦軸心周りに回転自在に支持されることにより、周壁部64が、上方側に折り畳まれた載置台61を周壁部63との間で挟んだ状態で折り畳み自在となっている。
つまり、載置台61は、横軸心周りの揺動操作により水平方向に沿う姿勢の載置姿勢と、上方側に折り畳まれて周壁部63と重なる垂直方向に沿う格納姿勢とに、姿勢変更自在に構成されている。また、周壁部64は、縦軸心周りの揺動操作により前後方向に沿う姿勢の使用姿勢と、内方側に折り畳まれて周壁部63および載置台61と重なる横幅方向に沿う折畳姿勢とに、姿勢変更自在に構成されている。
カゴ車60は、載置姿勢の載置台61を上方側に折り畳んで格納姿勢に姿勢変更させた後、使用姿勢の周壁部64を内方側に折り畳んで折畳姿勢に姿勢変更させることにより、平面視でL字状となるように折り畳むことができる。そして、L字状に折り畳んだカゴ車60の内方側や外方側に、他のL字状に折り畳んだカゴ車60を重ねることで、複数のカゴ車60を省スペースで格納することができるように構成されている。
車輪65には、車輪本体を遊転自在に支持する支持体68にロック手段としてのストッパー69が取り付けられている。ストッパー69は、車輪65の転動を許容する傾斜姿勢のロック解除位置と、車輪65の転動を禁止する水平姿勢のロック位置とに、車輪65の回転軸心周りに回転自在に取り付けられている。つまり、ストッパー69は、車輪65の転動を許容する開放状態と、車輪65の転動を禁止する禁止状態とに、人為操作にて切り換え操作自在に取り付けられている。
周壁部62,63,64は、金属製、プラスチック製または木製である。周壁部62,63,64は、その外枠(フレーム)をなす上端フレーム62A,63A,64A、および、側端部62B,63B,63C,64Bなどが円柱状(柱状部材)をなしている。
ICタグ10では、図4および図5に示すように、カゴ車60に取り付けた場合、筐体20が、ヒンジ部材66を介して連結された、隣り合う2つの周壁部63,64に対して、それぞれの側端部63B,64Bの間を架け渡して配置される。
筐体20は、互いに離隔して設けられ、かつ、2つの側端部63B,64Bのそれぞれに外嵌される一対の外嵌部21A,21B、および、この一対の外嵌部21A,21Bの間に、外嵌部21A,21Bに直交するように介在して、これらの外嵌部21A,21Bを連結する平板状の連結部22を有している。すなわち、筐体20は、連結部22を介して一対の外嵌部21A,21Bが連結されてなる略亜鈴形状をなしている。
外嵌部21A,21Bは、筐体20の幅方向に互いに離隔して設けられた一対の爪部21b,21bと、この一対の爪部21b,21bの間に介在して、これらの爪部21b,21bを連結する連結部21cとから構成されている。なお、筐体20の幅方向とは、筐体20の外嵌部21A,21Bのそれぞれが外嵌されるカゴ車60の周壁部63,64の側端部63B,64Bの長手方向に沿う方向である。一方、筐体20の長手方向とは、筐体20の外嵌部21A,21Bのそれぞれが外嵌されるカゴ車60の周壁部63,64の側端部63B,64Bの長手方向と垂直な方向である。また、外嵌部21A,21Bにおける側端部63B,64Bと対向する面(以下、「内面」と言う。)21a,21aの形状は、側端部63B,64Bの外形に沿った形状、すなわち、円弧状をなしている。
なお、外嵌部21A,21Bの内面21a,21aとは、外嵌部21A,21Bが側端部63B,64Bに外嵌されたとき、爪部21bにおける側端部63B,64Bの外周面と対向する面、および、連結部21cにおける側端部63B,64Bの外周面と対向する面のことである。また、爪部21b,21bは、側端部63B,64Bの外形(外周面)に沿って、連結部21cよりも長めに設けられており、側端部63B,64Bの外周の1/2〜3/4程度を覆う長さをなしている。
これにより、側端部63B,64Bのそれぞれに、外嵌部21A,21Bが外嵌された場合、側端部63B,64Bの外周面に対する外嵌部21A,21Bの内面21a,21aの密着性が高くなり、側端部63B,64Bに対して、ICタグ10が強固にクランプ固定される。
筐体20の連結部22における側端部63B,64Bと対向する面(以下、「一方の面」と言う。)22aには、その幅方向の両端部において、固定部材50における筐体20と対向する面(以下、「一方の面」と言う。)50aに立設された4つの嵌合突起51を嵌合し、連結部22を厚さ方向に貫通する4つの平面視長方形状の嵌合穴23が設けられている。また、4つの嵌合穴23は、連結部22の長手方向と平行な中心線を介して対称な位置、および、連結部22の長手方向と垂直な中心線を介して対称な位置に設けられている。
また、筐体20の連結部22の一方の面22aには、連結部22の中央部において、連結部22の長手方向に延在し、インレット40の基材43に設けられた突条部43d,43dの間に形成された嵌合凹部43eに嵌合する、平面視長方形状の嵌合突起(嵌合部)24が設けられている。
同様に、筐体20の連結部22の一方の面22aには、連結部22の中央部において、連結部22の長手方向に延在し、インレット40の基材43に設けられた突条部43g,43gの間に形成された嵌合凹部43hに嵌合する、平面視長方形状の嵌合突起(嵌合部)25が設けられている。すなわち、嵌合突起24,25は、嵌合凹部43e,43hとほぼ形状が等しくなっており、かつ、連結部22の長手方向と平行な中心線を介して対称な位置に設けられている。
さらに、筐体20の連結部22の一方の面22aには、その長手方向の両端部において、インレット40の基材43の突条部43d,43d,43g,43gに係合する、4つの平面視長方形状の嵌合突起(嵌合部)26,26,27,27が所定の間隔を置いて突設されている。すなわち、嵌合突起26,26が対をなして基材43の一方の側面43cに外嵌し、嵌合突起27,27が対をなして基材43の他方の側面43fに外嵌する。
嵌合突起26と嵌合突起24の間に形成される凹部28は、インレット40の基材43に設けられた突条部43dの外形とほぼ形状が等しくなっている。同様に、嵌合突起27と嵌合突起25の間に形成される凹部29は、インレット40の基材43に設けられた突条部43gの外形とほぼ形状が等しくなっている。そして、一対の嵌合突起26,26と、一対の嵌合突起27,27とが、連結部22の長手方向と垂直な中心線を介して対称な位置に設けられている。
また、筐体20は、外嵌部21A,21Bのそれぞれの外側に延出する延出部30A,30Bを有している。延出部30A,30Bは、外嵌部21A,21Bの爪部21b,21bを連結する連結部21cから外側に延出するように設けられている。延出部30A,30Bは、平板状をなし、筐体20の連結部22の長手方向と平行になっている。
また、筐体20の延出部30A,30Bは、カゴ車60の側端部63B,64Bのそれぞれに、外嵌部21A,21Bが外嵌された状態で、後述する固定部材50の延出部55A,55Bと対向するようになっている。ここで、筐体20の延出部30A,30Bと固定部材50の延出部55A,55Bとが対向するとは、筐体20の延出部30A,30Bの一方の面30aと、固定部材50の延出部55A,55Bにおける筐体20の延出部30A,30Bに対向する面(以下、「一方の面」と言う。)55aとが接近して対向することをいう。
筐体20の延出部30A,30Bには、固定部材50の延出部55A,55Bの一方の面55aに立設された嵌合突起52を嵌合し、延出部30A,30Bを厚さ方向に貫通する平面視長方形状の嵌合穴31が設けられている。また、嵌合穴31は、連結部22の長手方向と垂直な中心線を介して対称な位置に設けられている。
固定部材50は、上述の側端部63B,64Bのそれぞれに外嵌される一対の外嵌部53A,53Bと、この一対の外嵌部53A,53Bの間に、外嵌部53A,53Bに直交するように介在して、これらの外嵌部53A,53Bを連結する平板状の連結部54と、連結部54における筐体20と対向する面(以下、「一方の面」と言う。)54aの四隅に立設された4つの略四角柱状の嵌合突起51とから概略構成されている。すなわち、固定部材50は、連結部54を介して一対の外嵌部53A,53Bが連結されてなる略亜鈴形状をなしている。連結部54は、筐体20の連結部22と大きさ(面積)がほぼ等しくなっている。また、4つの嵌合突起51は、連結部54の長手方向と垂直な中心線、または、連結部54の長手方向と平行な中心線を介して対称な位置に設けられている。
また、固定部材50の外嵌部53A,53Bの外形は、筐体20の外嵌部21A,21Bに設けられた爪部21b,21bの間の間隙の形状と等しくなっている。したがって、固定部材50を筐体20に固定する際、固定部材50の嵌合突起51が、筐体20の嵌合穴23に嵌合されるとともに、固定部材50の外嵌部53A,53Bが、筐体20の外嵌部21A,21Bの爪部21b,21bの間に嵌合される。そして、筐体20の外嵌部21A,21Bと、固定部材50の外嵌部53A,53Bとが、上述の側端部63B,64Bのそれぞれに外嵌され、カゴ車60に対してICタグ10が固定される。
また、固定部材50は、外嵌部53A,53Bのそれぞれの外側に延出する延出部55A,55Bを有している。延出部55A,55Bは、平板状をなし、固定部材50の連結部54の長手方向と平行になっている。
また、固定部材50の延出部55A,55Bは、カゴ車60の側端部63B,64Bのそれぞれに、外嵌部53A,53Bが外嵌された状態で、筐体20の延出部30A,30Bと対向するようになっている。
固定部材50の延出部55A,55Bの一方の面55aには、筐体20の延出部30A,30Bに設けられた嵌合穴31に嵌合される嵌合突起52が立設されている。また、嵌合突起52は、連結部54の長手方向と垂直な中心線を介して対称な位置に設けられている。
また、筐体20は、非導電性部材、あるいは、非導電性部材と金属の複合材からなり、連結部22のうち少なくともインレット40が配置される領域(以下、「領域α」と言う。)が非導電性部材で形成されていればよい。したがって、筐体20は、連結部22における領域α以外の領域が、非導電性部材、金属、あるいは、非導電性部材と金属の複合材のいずれかで形成されていてもよい。例えば、筐体20は、連結部22が非導電性部材からなり、外嵌部21A,21Bが金属からなっていてもよい。
同様に、固定部材50は、非導電性部材、あるいは、非導電性部材と金属の複合材からなり、連結部54のうち少なくともインレット40が配置される領域(以下、「領域β」と言う。)が非導電性部材で形成されていればよい。したがって、固定部材50は、連結部54における領域β以外の領域が、非導電性部材、金属、あるいは、非導電性部材と金属の複合材のいずれかで形成されていてもよい。例えば、固定部材50は、連結部54が非導電性部材からなり、外嵌部53A,53Bが金属からなっていてもよい。
筐体20または固定部材50を構成する非導電性部材としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル樹脂;ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン樹脂;ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレンなどのポリフッ化エチレン系樹脂;ナイロン6、ナイロン6,6などのポリアミド樹脂;ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ビニロンなどのビニル重合体;ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル系樹脂;ポリスチレン;ポリカーボネート(PC);ポリアリレート;ポリイミド;ガラスエポキシ樹脂などのプラスチックからなる部材などが用いられる。
インレット40の基材43としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PET−G)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル樹脂からなる基材;ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン樹脂からなる基材;ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレンなどのポリフッ化エチレン系樹脂からなる基材;ナイロン6、ナイロン6,6などのポリアミド樹脂からなる基材;ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ビニロンなどのビニル重合体からなる基材;ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル系樹脂からなる基材;ポリスチレンからなる基材;ポリカーボネート(PC)からなる基材;ポリアリレートからなる基材;ポリイミドからなる基材;上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸紙などの紙からなる基材などが用いられる。
インレット40のICチップ41としては、特に限定されず、アンテナ42を介して非接触状態にて情報の書き込みおよび読み出しが可能なものであれば、非接触型ICタグや非接触型ICラベル、あるいは、非接触型ICカードなどのRFIDメディアに適用可能なものであればいかなるものでも用いられる。
インレット40のアンテナ42は、基材43の一方の面43aに、ポリマー型導電インクを用いて所定のパターンにスクリーン印刷、インクジェット印刷などの印刷法により形成されてなるもの、もしくは、導電性箔をエッチングしてなるもの、金属メッキしてなるものである。
ポリマー型導電インクとしては、例えば、銀粉末、金粉末、白金粉末、アルミニウム粉末、パラジウム粉末、ロジウム粉末、カーボン粉末(カーボンブラック、カーボンナノチューブなど)などの導電微粒子が樹脂組成物に配合されたものが挙げられる。
樹脂組成物として熱硬化型樹脂を用いれば、ポリマー型導電インクは、200℃以下、例えば、100〜150℃程度でアンテナ42をなす塗膜を形成することができる熱硬化型となる。アンテナ42をなす塗膜の電気の流れる経路は、塗膜をなす導電微粒子が互いに接触することにより形成され、この塗膜の抵抗値は10−5Ω・cmオーダーである。
また、本発明におけるポリマー型導電インクとしては、熱硬化型の他にも、光硬化型、浸透乾燥型、溶剤揮発型といった公知のものが用いられる。
光硬化型のポリマー型導電インクは、光硬化性樹脂を樹脂組成物に含むものであり、硬化時間が短いので、製造効率を向上させることができる。光硬化型のポリマー型導電インクとしては、例えば、熱可塑性樹脂のみ、あるいは、熱可塑性樹脂と架橋性樹脂(特に、ポリエステルとイソシアネートによる架橋系樹脂など)とのブレンド樹脂組成物に、導電微粒子が60質量%以上配合され、ポリエステル樹脂が10質量%以上配合されたもの、すなわち、溶剤揮発型あるいは架橋/熱可塑併用型(ただし、熱可塑型が50質量%以上である)のものや、熱可塑性樹脂のみ、あるいは、熱可塑性樹脂と架橋性樹脂(特に、ポリエステルとイソシアネートによる架橋系樹脂など)とのブレンド樹脂組成物に、ポリエステル樹脂が10質量%以上配合されたもの、すなわち、架橋型あるいは架橋/熱可塑併用型のものなどが好適に用いられる。
また、アンテナ42をなす導電性箔としては、銅箔、銀箔、金箔、白金箔、アルミニウム箔などが挙げられる。
さらに、アンテナ42をなす金属メッキとしては、銅メッキ、銀メッキ、金メッキ、白金メッキなどが挙げられる。
このICタグ10によれば、筐体20の連結部22に設けられた嵌合突起24,26,26が、インレット40の基材43の一方の側面43cに外嵌し、筐体20の連結部22に設けられた嵌合突起25,27,27が、インレット40の基材43の他方の側面43fに外嵌するとともに、筐体20の一方の面20a側にインレット40を配置した状態で、上述の通りカゴ車60の側端部63B,64Bに筐体20および固定部材50を外嵌することにより、筐体20の連結部22の一方の面22a側にインレット40が固定され、カゴ車60へのICタグ10の取り付け作業時に、筐体20からインレット40が脱落することがない。したがって、カゴ車60に対して、ICタグ10を容易に取り付けることができる。また、筐体20の外嵌部21A,21Bと、固定部材50の外嵌部53A,53Bとによって、上述の側端部63B,64BにICタグ10が固定されるので、カゴ車60に対してICタグ10をより強固に固定することができる。また、インレット40の長さを長くして、インレット40の両方の端部40a,40aが、側端部63B,64Bに外嵌する筐体20の外嵌部21A,21Bを越えて、筐体20の延出部30A,30Bの一方の面30a,30aまで沿在する長さであっても、インレット40の両方の端部40a,40aを、筐体20の延出部30A,30Bと固定部材50の延出部55A,55Bの間に配置し、かつ、これらの間に保持して、筐体20の延出部30A,30Bと固定部材50の延出部55A,55Bにそれぞれ設けられた嵌合構造により、筐体20の延出部30A,30Bと固定部材50の延出部55A,55Bを互いに嵌合することによって、側端部63B,64Bに対して、ICタグ10を強固に固定することができる。また、インレット40の両方の端部40a,40aを、筐体20の延出部30A,30Bと固定部材50の延出部55A,55Bの間に配置し、かつ、これらの間に保持することにより、インレット40の両方の端部40a,40aが折れ曲がって通信特性を劣化することを防止することができる。
なお、本実施形態では、インレット40の基材43における、筐体20の連結部22の一方の面22aに配置される部分に平面視長方形状の突条部43d,43d,43g,43gが設けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、インレットの基材に設けられる突条部(嵌合部)の形状は、平面視半円形状、平面視四角形状、平面視多角形状(五角形以上)などであってもよい。そして、筐体の連結部に設けられる嵌合突起の形状は、前記の突条部(嵌合部)の形状に応じて、半円柱状、四角柱状、多角柱状(五角形以上)などであってもよい。
また、本実施形態では、筐体20の連結部22に、4つの平面視長方形状の嵌合穴23が設けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、筐体の連結部に設けられる嵌合穴の形状は、平面視円形状、平面視半円形状、平面視楕円形状、平面視三角形状、平面視正方形状、平面視多角形状(五角形以上)などであってもよい。また、筐体の連結部に設けられる嵌合穴の数は、筐体に固定部材を安定に固定することができれば特に限定されるものではない。そして、固定部材の連結部に設けられる嵌合突起の形状は、前記の嵌合穴の形状に応じて、円柱状、半円柱状、楕円柱状、三角柱状、多角柱状(五角形以上)などであってもよい。
また、本実施形態では、筐体20の連結部22に、固定部材50の連結部54の一方の面54aに立設された嵌合突起51を嵌合する嵌合穴23が設けられている場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、固定部材の連結部に、その連結部を厚さ方向に貫通する嵌合穴が設けられ、筐体の連結部における固定部材と対向する面に、固定部材の連結部に設けられた嵌合穴に嵌合する嵌合突起が立設されていてもよい。
また、本実施形態では、筐体20の延出部30A,30Bに、固定部材50の延出部55A,55Bの一方の面55aに立設された嵌合突起52を嵌合する嵌合穴31が設けられている場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、固定部材の延出部に、筐体の延出部の一方の面に立設された嵌合突起を嵌合する嵌合穴が設けられていてもよい。
また、本実施形態では、筐体20が、並列に設けられた2つの側端部63B,64Bの間を架け渡して配置されるように設けられたICタグ10を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、ICタグが取り付けられる隣り合う2つの柱状部材は並列に設けられていなくてもよく、この2つの柱状部材は交差していてもよい。このように、隣り合う2つの柱状部材が交差している場合も、筐体は、これら2つの柱状部材の間を架け渡して配置されるように設けられる。
また、カゴ車などを構成する柱状部材が金属製の場合、インレットを構成するアンテナの放射素子の先端部の一部または全部が、柱状部材と交差するように配置されるのが好ましい。また、この場合、柱状部材に対して、放射素子の先端部の一部または全部が交差する角度は、90°であることが好ましく、実用的には45°〜90°である。
これにより、アンテナの放射素子と金属製の柱状部材の間には、電磁誘導または静電誘導により電流が流れるようになり、柱状部材は、アンテナの一部、すなわち、アンテナを延長した延長部として機能する。したがって、アンテナのみでは、インレットの長手方向からは通信できなかったが、アンテナの延長部をなす柱状部材を介して、インレットの長手方向からも通信可能となる。すなわち、金属製の柱状部材を介して、アンテナの指向性を広く(指向性を弱く)することができる。
また、柱状部材が金属製、かつ、隣り合う2つの柱状部材に、筐体の外嵌部が外嵌された場合、筐体の一方の面または他方の面(一方の面とは反対側の面)から見て、柱状部材が、筐体から突出していることが好ましい。柱状部材が、筐体から突出しているとは、柱状部材に対して、アンテナの放射素子の先端部の一部または全部を交差させた場合に、柱状部材の長さが、筐体の外嵌部の幅(筐体の長手方向と垂直な方向の長さ)よりも大きいことをいう。このようにすれば、金属製の柱状部材を介して、インレットの長手方向からも電波の送受信をより効率的に行うことができる。すなわち、金属製の柱状部材を介して、アンテナの指向性をより広く(指向性をより弱く)することができる。
さらに、柱状部材の筐体に対する突出する方向は、筐体の外嵌部の幅方向の両端側であることが好ましい。このようにすれば、柱状部材の筐体に対する突出する方向が、筐体の外嵌部の幅方向の一端側のみである場合よりも、金属製の柱状部材を介して、アンテナの指向性を広く(指向性を弱く)することができる。
なお、柱状部材の筐体に対する突出量は、特に限定されず、必要に応じて、適宜調整される。
また、アンテナの放射素子の先端部と柱状部材の間に、電磁誘導または静電誘導を生じさせるためには、両者が密着していても、密着していなくてもよく、両者が対向してさえいればよい。したがって、インレットの一方の面には、アンテナを覆うように、被膜が設けられていてもよい。
この被膜は、アンテナの保護、外嵌部と柱状部材の密着性、柱状部材に対する外嵌部の保持力の向上などを目的として設けられるものである。
被膜の厚さは、その目的に応じて、適宜調整される。
この被膜を形成する材料としては、特に限定されないが、外嵌部と柱状部材の密着性、または、柱状部材に対する外嵌部の保持力の向上を目的とした場合、アクリルゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム、ブチルゴムなどから選択される合成ゴム(弾性ゴム)が好適に用いられる。
また、本実施形態では、ICタグ10がカゴ車60に取り付けられた場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明のICタグは、少なくとも隣り合う2つの柱状部材を備えてなる全ての物品に対して適用することができる。このような少なくとも隣り合う2つの柱状部材を備えた構造を有する物品としては、例えば、椅子、テーブル、机、箪笥などの家具、台車などが挙げられる。
次に、図1〜5を参照して、ICタグ10を用いたカゴ車60の管理方法を例示して、本発明の物品の管理方法を説明する。
まず、筐体20の一方の面20a側に、インレット40を配置する。
次いで、図4および図5に示すように、筐体20を、カゴ車60の周壁部のうち隣り合う2つの周壁部63,64に対して、それぞれの側端部63B,64Bの間を架け渡すように配置し、側端部63B,64Bのそれぞれに、外嵌部21A,21Bを外嵌する。この際、筐体20の外嵌部21A,21Bと側端部63B,64Bとの間に、インレット40の両方の端部40a,40aが挟持される。
次いで、筐体20の連結部22と固定部材50の連結部54の間に、インレット30を挟むようにして、固定部材50を、カゴ車60の周壁部のうち隣り合う2つの周壁部63,64に対して、それぞれの側端部63B,64Bの間を架け渡すように配置し、側端部63B,64Bのそれぞれに、外嵌部53A,53Bを外嵌する。この際、インレット40の両方の端部40a,40aを、筐体20の延出部30A,30Bと固定部材50の延出部55A,55Bの間に配置するとともに、筐体20の延出部30A,30Bに設けられた嵌合穴31に、固定部材50の延出部55A,55Bの一方の面55aに立設された嵌合突起52を嵌合して、インレット40の両方の端部40a,40aを、筐体20の延出部30A,30Bと固定部材50の延出部55A,55Bの間に保持する。これにより、カゴ車60の側端部63B,64BにICタグ10が固定される。
この状態で、情報読取/書込装置(図示略)により、ICタグ10を構成するインレット40のICチップ41に対する情報の読取りまたは書込みが非接触にて行われ、カゴ車60が個別に管理される。
ICチップ41に書き込まれる情報としては、カゴ車60の識別番号、所属(保管場所)、管理者;カゴ車60によって運搬される物品の種類、製造者、製造場所、製造年月日、発注者、配送先(住所、電話電話番号など)、保管場所などが挙げられる。
このように、ICタグ10を用いたカゴ車60の管理方法によれば、ICタグ10を取り付けたカゴ車60を正確に管理することができるとともに、その作業効率を向上することができる。特に、このカゴ車60の管理方法によれば、外観がほぼ等しく、一見しただけでは見分けのつき難いカゴ車60を多数重ね置きした場合にも、それぞれのカゴ車を確実に識別して、個別に管理することができる。
また、側端部63B,64Bが金属製であり、側端部63B,64Bと外嵌部21A,21Bとの間に、アンテナ42の放射素子44,44の先端部の一部または全部が介在するように、筐体20に対してインレット40が配置され、かつ、側端部63B,64Bに対して、アンテナ42の放射素子44,44の先端部の一部または全部が対向し、交差するように、カゴ車60の所定の位置にICタグ10を配置した場合、放射素子44,44と側端部63B,64Bの間には、電磁誘導または静電誘導により電流が流れるようになり、側端部63B,64Bを、アンテナ42の延長部として機能させることができる。これにより、この延長部を介して、情報読取/書込装置(図示略)によるインレット40のICチップ41に対する情報の読取りまたは書込みが非接触にて行われ、カゴ車60を個別に管理することができる。
このように、金属製の側端部63B,64Bを、アンテナ42の延長部として機能させることにより、この側端部63B,64Bを介して、アンテナ42の指向性を広くすることができるので、アンテナ42のみで、情報読取/書込装置とICタグ10の非接触通信を行った場合には、インレット40の長手方向からは、情報読取/書込装置によるICチップ41に対する情報の読取りまたは書込みを行うことができなかったのが、全ての方向、すなわち、ICタグ10に対して360°の全方向から、情報読取/書込装置によるICチップに対する情報の読取りまたは書込みを行うことができるようになる。
なお、上述の実施形態では、筐体の連結部に設けられた嵌合穴に、固定部材の連結部に設けられた嵌合突起を嵌合し、嵌合突起の先端が筐体における固定部材と対向する面とは反対側の面から突出している場合や、筐体の延出部に設けられた嵌合穴に、固定部材の延出部に設けられた嵌合突起を嵌合し、嵌合突起の先端が筐体における固定部材と対向する面とは反対側の面から突出している場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、例えば、図6〜9に示すような形態を採用することもできる。
図6は、筐体と固定部材の嵌合構造の一例を示す概略断面図である。この断面図は、例えば、図5において、筐体の連結部と固定部材の連結部の厚さ方向に沿う断面図である。
図6は、筐体70の連結部71に、連結部71を厚さ方向に貫通する嵌合穴72,72が設けられ、この嵌合穴72,72に、固定部材80の連結部81における筐体70と対向する面(以下、「一方の面」と言う。)81aに立設された嵌合突起82,82が嵌合されている状態を示している。
この例では、筐体70の厚さが、嵌合突起82の高さ(嵌合突起82における固定部材80の連結部81の一方の面81aから、嵌合突起82の上面82aまでの長さ)よりも大きくなっているので、嵌合穴72,72に嵌合突起82,82を嵌合しても、筐体70の連結部71における固定部材80と対向する面とは反対側の面71aから、嵌合突起82,82が突出しない。
なお、この嵌合構造は、筐体の延出部と固定部材の延出部にも適用できる。
上述の実施形態のように、例えば、筐体の連結部に設けられた嵌合穴に、固定部材の連結部に設けられた嵌合突起を嵌合し、嵌合突起の先端が筐体における固定部材と対向する面とは反対側の面から突出している場合には、嵌合突起の先端を摘み易くなっている。そのため、嵌合突起を摘むことによって、筐体の連結部の嵌合穴から、固定部材の連結部の嵌合突起を容易に取り外すことができる。一方、図6に示すように、筐体70の連結部71における固定部材80と対向する面とは反対側の面81aから、嵌合突起82,82が突出していない場合には、嵌合突起82,82の先端を摘み難くなっている。そのため、嵌合突起82,82を摘むことによって、筐体70の連結部71の嵌合穴72,72から、固定部材80の連結部81の嵌合突起82,82を取り外し難くなっている。
なお、ここでは、筐体70の連結部71に嵌合穴72,72が設けられ、この嵌合穴72,72に、固定部材80の連結部81に立設された嵌合突起82,82が嵌合されている場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、固定部材の連結部に、その連結部を厚さ方向に貫通する嵌合穴が設けられ、この嵌合穴に、筐体の連結部における固定部材と対向する面に立設された嵌合突起が嵌合されていてもよい。また、固定部材の延出部に、その延出部を厚さ方向に貫通する嵌合穴が設けられ、この嵌合穴に、筐体の延出部における固定部材の延出部と対向する面に立設された嵌合突起が嵌合されていてもよい。
図7は、筐体と固定部材の嵌合構造の他の例を示す概略断面図である。この断面図は、例えば、図5において、筐体の連結部と固定部材の連結部の厚さ方向に沿う断面図である。
図7は、筐体90の連結部91に、連結部91を厚さ方向に貫通する嵌合穴92が設けられ、この嵌合穴92に、固定部材100の連結部101における筐体90と対向する面(以下、「一方の面」と言う。)101aに立設された嵌合突起102,102が嵌合されている状態を示している。筐体90の嵌合穴92の内部には、筐体90の連結部91の厚さ方向とは垂直な方向に窪む凹部92aが設けられ、この凹部92aに、固定部材100の嵌合突起102,102の先端部に設けられた係止部102a,102aが係止されて、筐体90に対して、固定部材100が固定されている。
この例では、筐体90の嵌合穴92の内部に設けられた凹部92aに、固定部材100の嵌合突起102,102の先端部に設けられた係止部102a,102aが係止されているので、嵌合穴92に嵌合突起102,102を嵌合しても、筐体90の連結部91における固定部材100と対向する面とは反対側の面91aから、嵌合突起102,102が突出しない。
なお、この嵌合構造は、筐体の延出部と固定部材の延出部にも適用できる。
上述の実施形態のように、例えば、筐体の連結部に設けられた嵌合穴に、固定部材の連結部に設けられた嵌合突起を嵌合し、嵌合突起の先端が筐体における固定部材と対向する面とは反対側の面から突出している場合には、嵌合突起の先端を摘み易くなっている。そのため、嵌合突起を摘むことによって、筐体の連結部の嵌合穴から、固定部材の連結部の嵌合突起を容易に取り外すことができる。一方、図7に示すように、筐体90の連結部91における固定部材100と対向する面とは反対側の面91aから、嵌合突起102,102が突出していない場合には、嵌合突起102,102の先端を摘み難くなっている。そのため、嵌合突起102,102を摘むことによって、筐体90の連結部91の嵌合穴92から、固定部材100の連結部101の嵌合突起102,102を取り外し難くなっている。
なお、ここでは、筐体90の連結部91に嵌合穴92が設けられ、この嵌合穴92に、固定部材100の連結部101に立設された嵌合突起102,102が嵌合されている場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、固定部材の連結部に、その連結部を厚さ方向に貫通する嵌合穴が設けられ、この嵌合穴に、筐体の連結部における固定部材と対向する面に立設された嵌合突起が嵌合されていてもよい。また、固定部材の延出部に、その延出部を厚さ方向に貫通する嵌合穴が設けられ、この嵌合穴に、筐体の延出部における固定部材の延出部と対向する面に立設された嵌合突起が嵌合されていてもよい。
図8は、筐体と固定部材の嵌合構造の他の例を示す概略断面図である。この断面図は、例えば、図5において、筐体の連結部と固定部材の連結部の厚さ方向に沿う断面図である。
図8は、筐体110の連結部111に、連結部111の厚さ方向に窪む嵌合凹部112が設けられ、この嵌合凹部112に、固定部材120の連結部121における筐体110と対向する面(以下、「一方の面」と言う。)121aに立設された嵌合突起122,122が嵌合されている状態を示している。筐体110の嵌合凹部112の内部には、筐体110の連結部111の厚さ方向とは垂直な方向に窪む凹部112aが設けられ、この凹部112aに、固定部材120の嵌合突起122,122の先端部に設けられた係止部122a,122aが係止されて、筐体110に対して、固定部材120が固定されている。
この例では、筐体110の嵌合凹部112の内部に設けられた凹部112aに、固定部材120の嵌合突起122,122の先端部に設けられた係止部122a,122aが係止されているので、嵌合凹部112に嵌合突起122,122を嵌合しても、筐体110の連結部111における固定部材120と対向する面とは反対側の面111aから、嵌合突起122,122が突出しない。
なお、この嵌合構造は、筐体の延出部と固定部材の延出部にも適用できる。
上述の実施形態のように、例えば、筐体の連結部に設けられた嵌合穴に、固定部材の連結部に設けられた嵌合突起を嵌合し、嵌合突起の先端が筐体における固定部材と対向する面とは反対側の面から突出している場合には、嵌合突起の先端を摘み易くなっている。そのため、嵌合突起を摘むことによって、筐体の連結部の嵌合穴から、固定部材の連結部の嵌合突起を容易に取り外すことができる。一方、図8に示すように、筐体110の連結部111における固定部材120と対向する面とは反対側の面111aから、嵌合突起122,122が突出していない場合には、嵌合突起122,122の先端を摘み難くなっている。そのため、嵌合突起122,122を摘むことによって、筐体110の連結部111の嵌合凹部112から、固定部材120の連結部121の嵌合突起122,122を取り外し難くなっている。
なお、ここでは、筐体110の連結部111に嵌合凹部112が設けられ、この嵌合凹部112に、固定部材120の連結部121に立設された嵌合突起122,122が嵌合されている場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、固定部材の連結部に嵌合凹部が設けられ、この嵌合凹部に、筐体の連結部における固定部材と対向する面に立設された嵌合突起が嵌合されていてもよい。また、固定部材の延出部に嵌合凹部が設けられ、この嵌合凹部に、筐体の延出部における固定部材の延出部と対向する面に立設された嵌合突起が嵌合されていてもよい。
図9は、筐体と固定部材の嵌合構造の他の例を示す概略断面図である。この断面図は、例えば、図5において、筐体の連結部と固定部材の連結部の厚さ方向に沿う断面図である。
図9は、筐体130の連結部131に、連結部131の厚さ方向に窪む嵌合凹部132が設けられ、この嵌合凹部132に、固定部材140の連結部141における筐体130と対向する面(以下、「一方の面」と言う。)141aに立設された嵌合突起142が嵌合されている状態を示している。筐体130の嵌合凹部132の内部には、筐体130の連結部131の厚さ方向とは垂直な方向に窪む凹部132aが設けられ、この凹部132aに、固定部材140の嵌合突起142の先端部に設けられた係止部142aが係止されて、筐体130に対して、固定部材140が固定されている。また、筐体130の嵌合凹部132の開口部132bは、筐体130の連結部131における固定部材140と対向する面131aから、嵌合凹部132の内部に向かって幅が狭くなるテーパー形状をなしている。したがって、筐体130の嵌合凹部132に、固定部材140の嵌合突起142を押し込む際には、嵌合凹部132の開口部132bが内側に撓んで、嵌合突起142を嵌合凹部132内に嵌入しやすくするが、一旦、嵌合凹部132内に嵌合突起142が嵌合した後は、嵌合凹部132から嵌合突起142が外れ難くなっている。
この例では、筐体130の嵌合凹部132の内部に設けられた凹部132aに、固定部材140の嵌合突起142の先端部に設けられた係止部142aが係止されているので、嵌合凹部132に嵌合突起142を嵌合しても、筐体130の連結部131における固定部材140と対向する面とは反対側の面131bから、嵌合突起142が突出しない。
なお、この嵌合構造は、筐体の延出部と固定部材の延出部にも適用できる。
上述の実施形態のように、例えば、筐体の連結部に設けられた嵌合穴に、固定部材の連結部に設けられた嵌合突起を嵌合し、嵌合突起の先端が筐体における固定部材と対向する面とは反対側の面から突出している場合には、嵌合突起の先端を摘み易くなっている。そのため、嵌合突起を摘むことによって、筐体の連結部の嵌合穴から、固定部材の連結部の嵌合突起を容易に取り外すことができる。一方、図9に示すように、筐体130の連結部131における固定部材140と対向する面とは反対側の面131bから、嵌合突起142が突出していない場合には、嵌合突起142の先端を摘み難くなっている。そのため、嵌合突起142を摘むことによって、筐体130の連結部131の嵌合凹部132から、固定部材140の連結部141の嵌合突起142を取り外し難くなっている。
なお、ここでは、筐体130の連結部131に嵌合凹部132が設けられ、この嵌合凹部132に、固定部材140の連結部141に立設された嵌合突起142が嵌合されている場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にあっては、固定部材の連結部に嵌合凹部が設けられ、この嵌合凹部に、筐体の連結部における固定部材と対向する面に立設された嵌合突起が嵌合されていてもよい。また、固定部材の延出部に、その延出部を厚さ方向に貫通する嵌合穴が設けられ、この嵌合穴に、筐体の延出部における固定部材の延出部と対向する面に立設された嵌合突起が嵌合されていてもよい。
10・・・ICタグ
20・・・筐体
21A,21B,53A,53B・・・外嵌部
22,54・・・連結部
30A,30B,55A,55B・・・延出部
40・・・インレット
41・・・ICチップ
42・・・アンテナ
50・・・固定部材
60・・・カゴ車
61・・・載置台
62,63,64・・・周壁部
63B,63C,64B・・・側端部
65・・・車輪
66,67・・・ヒンジ部材
68・・・支持体
69・・・ストッパー

Claims (2)

  1. 少なくとも隣り合う2つの柱状部材を備えてなる物品に取り付けられ、前記2つの柱状部材の間を架け渡して配置される筐体と、該筐体の一方の面側に配置され、ICチップおよび該ICチップと電気的に接続されたアンテナを有するインレットと、前記2つの柱状部材の間を架け渡して配置されるとともに、前記筐体に対して前記インレットを固定するために、前記筐体に対向して配置される固定部材と、を具備してなり、
    前記筐体および前記固定部材は、互いに離隔して設けられ、前記2つの柱状部材のそれぞれに外嵌される一対の外嵌部と、該一対の外嵌部の間に介在してこれらの外嵌部を連結する連結部と、前記一対の外嵌部のそれぞれの外側に延出する延出部と、を有し、
    前記筐体の延出部と前記固定部材の延出部は、互いに嵌合する嵌合構造を有することを特徴とするICタグ。
  2. 少なくとも隣り合う2つの柱状部材を備えてなる物品に、ICタグが取り付けられ、前記物品が個別に管理される物品の管理方法であって、
    前記ICタグは、前記2つの柱状部材の間を架け渡して配置される筐体と、該筐体の一方の面側に配置され、ICチップおよび該ICチップと電気的に接続されたアンテナを有するインレットと、前記2つの柱状部材の間を架け渡して配置されるとともに、前記筐体に対して前記インレットを固定するために、前記筐体に対向して配置される固定部材と、を具備してなり、
    前記筐体および前記固定部材は、互いに離隔して設けられ、前記2つの柱状部材のそれぞれに外嵌される一対の外嵌部と、該一対の外嵌部の間に介在してこれらの外嵌部を連結する連結部と、前記一対の外嵌部のそれぞれの外側に延出する延出部と、を有し、
    前記筐体の延出部と前記固定部材の延出部は、互いに嵌合する嵌合構造を有し、
    前記筐体および前記固定部材が前記2つの柱状部材の間を架け渡すように配置され、前記2つの柱状部材に、前記筐体の外嵌部および前記固定部材の外嵌部が外嵌され、かつ、前記筐体の延出部と前記固定部材の延出部が、それぞれの嵌合構造によって嵌合されて、前記筐体と前記固定部材の間に前記インレットが保持され、
    情報読取/書込装置により前記ICタグに対する情報の読取りまたは書込みが非接触にて行われ、前記物品が管理されることを特徴とする物品の管理方法。
JP2012261377A 2012-11-29 2012-11-29 Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法 Pending JP2014106891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012261377A JP2014106891A (ja) 2012-11-29 2012-11-29 Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012261377A JP2014106891A (ja) 2012-11-29 2012-11-29 Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014106891A true JP2014106891A (ja) 2014-06-09

Family

ID=51028280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012261377A Pending JP2014106891A (ja) 2012-11-29 2012-11-29 Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014106891A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5275922B2 (ja) Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法
JP2018205927A (ja) Rfid付きかんばん
JP2018205926A (ja) Rfid付きかんばん
JP5542644B2 (ja) Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法
JP6216625B2 (ja) 無線ic搭載物品およびその製造方法
JP2014106892A (ja) Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法
JP6088879B2 (ja) Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法
JP5326033B2 (ja) Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法
JP2014106891A (ja) Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法
JP2014003452A (ja) 非接触型データ受送信体
JP4837597B2 (ja) 非接触型データ受送信体
JP5286195B2 (ja) 非接触通信部内蔵型金属製筐体
JP2014106893A (ja) Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法
JP2011159212A (ja) 非接触型データ受送信体およびこれを用いた重量物検知装置
JP2011096056A (ja) 非接触型データ受送信体
WO2015099026A1 (ja) 非接触型データ受送信体、並びに、それを備えた無線icタグおよび無線ic保持体
JP5587757B2 (ja) Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法
JP2014021824A (ja) 非接触型データ受送信体およびこれを備えた樹脂成形体
JP5328522B2 (ja) Icタグ
JP6130127B2 (ja) Icタグ
JP5372281B2 (ja) Icタグ
JP5969823B2 (ja) 非接触型データ受送信体およびこれを備えた樹脂成形体
JP2014106890A (ja) Icタグおよびicタグを用いた物品の管理方法
US9495630B2 (en) Electronic tag
JP6029880B2 (ja) 非接触通信媒体