JP2014106033A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反応容器の洗浄にかかる手間を軽減することができる自動分析装置を提供する。
【解決手段】試料及び試薬の混合液を収容する反応容器19と、反応容器19が移動可能に配置される恒温槽40と、恒温槽40内に配置された反応容器19内の混合液を空気を熱媒体として一定の温度に保持する加熱部43と、加熱部43により一定温度に保持された反応容器19内の混合液を測定する測定部31と、測定部31により測定された混合液を収容する反応容器19内を洗浄する洗浄ノズル32と、反応容器19外面を洗浄する外面洗浄部46とを備え、外面洗浄部46は、洗浄ノズル32により洗浄された反応容器19への照射により透過する光に基づいて、反応容器19の洗浄を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、被検体から採取された被検試料等の液体に含まれる成分を分析する自動分析装置に関する。
自動分析装置は生化学検査項目や免疫検査項目等を対象とし、被検体から採取された被検試料に含まれる検査項目成分とこの検査項目の分析に用いる試薬との反応によって生ずる色調や濁りの変化を光学的に測定する。この測定により、被検試料中の様々な検査項目成分の濃度や酵素の活性等で表される分析データを生成する。
この自動分析装置では、被検試料と試薬の混合液を収容する反応容器が恒温槽内に配置され、一定温度に保持された反応容器に光を照射して混合液を測定する。そして、水等の液体を熱媒体として反応容器を一定の温度に保持する恒温方法が知られている。また、空気を熱媒体として反応容器を一定の温度に保持する恒温方法がある。
特開2011−149905号公報
しかしながら、空気を熱媒体とする恒温方法では、光を照射する反応容器外面に水滴等の液体や汚れ等が付着すると光学的測定に悪影響を与える。このため、恒温槽から反応容器を取り外して洗浄し、洗浄した後に反応容器を取り付ける必要があり、反応容器を洗浄する作業に手間がかかる問題がある。
実施形態は、上記問題点を解決するためになされたもので、反応容器の洗浄にかかる手間を軽減することができる自動分析装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、実施形態の自動分析装置は、試料及び試薬の混合液を収容する反応容器と、前記反応容器が移動可能に配置される恒温槽と、前記恒温槽内に配置された前記反応容器内の混合液を、当該反応容器外面と接触する空気を熱媒体として一定の温度に保持する加熱部と、前記加熱部により一定温度に保持された前記反応容器内の混合液を、当該反応容器に光を照射して測定する測定部と、前記測定部により測定された混合液を収容する反応容器内面を洗浄する洗浄ノズルと、前記測定部により測定が行われる以外のときに、前記恒温槽内に洗浄液を供給して前記反応容器外面を洗浄する外面洗浄部とを備えたことを特徴とする。
実施形態に係る自動分析装置の構成を示すブロック図。 実施形態に係る分析部の構成を示す斜視図。 実施形態に係る恒温部の構成を示す断面図。 実施形態に係る恒温槽内に配置された液体検出センサの形状の例を示す図。 実施形態に係る反応容器外面洗浄の一例を示す図。 実施形態に係る反応容器外面洗浄の一例を示す図。 実施形態に係る反応容器外面乾燥の一例を示す図。 実施形態に係る反応容器外面洗浄の他の例を示す図。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係る自動分析装置の構成を示したブロック図である。この自動分析装置100は、各検査項目の標準試料や被検試料と各検査項目の分析用の試薬との混合液を測定して標準データや被検データを生成する分析部10と、分析部10のユニットの洗浄が必要か否かを判定する判定部60と、分析部10の測定に関る各分析ユニットを駆動制御する分析制御部65とを備えている。
また、自動分析装置100は、分析部10で生成された標準データや被検データを処理して検量データや分析データを生成するデータ処理部70と、データ処理部70で生成された検量データや分析データを出力する出力部80と、各検査項目の分析パラメータを設定するための入力等を行う操作部90と、判定部60、分析制御部65、データ処理部70、及び出力部80を統括して制御するシステム制御部91とを備えている。
図2は、分析部10の構成を示した斜視図である。この分析部10は、標準試料や被検試料等の各試料を収容する試料容器11と、この試料容器11を移動可能に保持するサンプルラック12と、各検査項分析用の試薬である例えば1試薬系及び2試薬系の第1試薬並びに2試薬系の第2試薬を収容する試薬容器13と、この試薬容器13を保冷する試薬庫17とを備えている。
また、試薬庫17内に格納された試薬容器13を移動可能に保持する第1及び第2試薬ラック15,16と、この第1及び第2試薬ラック15,16に保持された試薬容器13に貼付されるラベルから試薬情報を読み取るリーダ18と、回転移動可能に円周上に一列に配列された複数の反応容器19と、空気を熱媒体として反応容器19を一定の温度に保持する恒温部20とを備えている。
また、サンプルラック12に保持された試料容器11内の試料を吸引して反応容器19内へ吐出する分注を行うサンプル分注プローブ21と、サンプル分注プローブ21を回動移動及び上下移動可能に保持するサンプル分注アーム22と、第1試薬ラック15に保持された試薬容器13内の第1試薬を吸引して各試料が吐出された反応容器19内に吐出する分注を行う第1試薬分注プローブ23とを備えている。
また、第1試薬分注プローブ23を回動移動及び上下移動可能に保持する第1試薬分注アーム24と、反応容器19内に吐出された試料と第1試薬の混合液を撹拌する第1撹拌子25と、第1撹拌子25を回動移動及び上下移動可能に保持する第1撹拌アーム26と、第2試薬ラック16に保持された試薬容器13内の第2試薬を吸引して第1試薬が吐出された反応容器19内に吐出する分注を行う第2試薬分注プローブ27とを備えている。
また、第2試薬分注プローブ27を回動移動及び上下移動可能に保持する第2試薬分注アーム28と、反応容器19内の各試料、第1試薬及び第2試薬の混合液を撹拌する第2撹拌子29と、第2撹拌子29を回動移動及び上下移動可能に保持する第2撹拌アーム30と、反応容器19に光を照射して反応容器19内の混合液を光学的に測定する測定部31と、測定部31で測定を終了した反応容器19内の混合液の吸引並びに反応容器19内面の洗浄を行う洗浄ノズル32とを備えている。
測定部31は、反応容器19の外周側に例えば光源が配置され、反応容器19の内周側に反応容器19内を透過した光を検出する光検出器が配置されている。そして、洗浄ノズル32により洗浄された後、試料及び試薬が吐出される前に測定位置を通過する反応容器19に光を照射し、その反応容器19内を透過した光を検出する検出信号に基づいて、判定データを生成する。そして、生成した判定データを判定部60に出力する。
また、測定部31は、回転毎に測定位置を通過する標準試料や被検試料を含む混合液を収容する反応容器19に光を照射し、その反応容器19内を透過した光を検出する検出信号に基づいて、例えば吸光度データや吸光度データの変化量で表される標準データや被検データを生成する。そして、生成した標準データや被検データをデータ処理部70に出力する。
判定部60は、分析部10の測定部31で生成された判定データに基づいて、反応容器19外面の洗浄が必要であるか否かを判定する。そして、判定データが予め設定された許容範囲内である場合、反応容器19の外面が汚染されていないため外面洗浄が不要であると判定する。また、判定データが予め設定された許容範囲から外れている場合、反応容器19の透過率が低下し、反応容器19の洗浄が必要であると判定する。
このように、空気を熱媒体として反応容器19を一定温度に保持することにより混合液を一定温度に保ち、反応容器19に光を照射して混合液を光学的に測定する場合、反応容器19外面に付着する液体やこの液体が蒸発して残存する成分による光の散乱や吸収等により、測定部31の測定に悪影響を与えるため洗浄が必要であると判定することができる。
分析制御部65は、分析部10の各分析ユニットや恒温部20を駆動する駆動部66と、各検査項目の分析パラメータや判定部60の判定結果に基づいて駆動部66を制御する駆動制御部67とを備えている。
駆動部66は、サンプルラック12を駆動して試料容器11を移動する。また、第1試薬ラック15及び第2試薬ラック16をそれぞれ独立に駆動して試薬容器13を回動する。また、反応容器19を回転移動する。また、サンプル分注アーム22、第1試薬分注アーム24、第2試薬分注アーム28、第1撹拌アーム26、及び第2撹拌アーム30をそれぞれ回動駆動及び上下駆動して、サンプル分注プローブ21、第1試薬分注プローブ23、第2試薬分注プローブ27、第1撹拌子25、及び第2撹拌子29をそれぞれ回動移動及び上下移動する。また、洗浄ノズル32を上下移動する。
また、駆動部66は、サンプル分注プローブ21が試料の吸引及び吐出を行うようにポンプを駆動する。また、第1試薬分注プローブ23が第1試薬の吸引及び吐出を行うようにポンプを駆動する。第2試薬分注プローブ27が第2試薬の吸引及び吐出を行うようにポンプを駆動する。また、第1撹拌子25を撹拌駆動する。また、第2撹拌子29を撹拌駆動する。また、洗浄ノズル32が洗浄液の吐出及び吸引を行うようにポンプを駆動する。また、恒温部20を駆動して反応容器19を加熱する。
駆動制御部67は、駆動部66を制御して反応容器19を一定の温度に保持させる。また、判定部60により洗浄が不要であると判定された反応容器19内への試料、第1試薬及び第2試薬の吐出を実行させる。また、判定部60により洗浄が必要であると判定された反応容器19内への試料、第1試薬及び第2試薬の吐出を停止させる。判定部60により洗浄が必要であると判定された場合、反応容器19外面を洗浄させる。
図1のデータ処理部70は、分析部10の測定部31で生成された標準データや被検データを処理して各検査項目の検量データや分析データを生成する演算部71と、演算部71で生成された標準データや分析データを保存するデータ記憶部72とを備えている。
演算部71は、測定部31で生成された標準データ及び標準試料に予め設定された標準値の関係を示す検量データを生成し、生成した検量データを出力部80に出力すると共にデータ記憶部72に保存する。また、測定部31で生成された被検データに対応する検量データをデータ記憶部72から読み出して濃度値や酵素の活性値として表される分析データを生成する。そして、生成した分析データを出力部80に出力すると共にデータ記憶部72に保存する。
データ記憶部72は、ハードディスク等のメモリデバイスを備え、演算部71から出力された検量データを検査項目毎に保存する。また、演算部71から出力された各検査項目の分析データを被検試料毎に保存する。
出力部80は、データ処理部70の演算部71から出力された検量データや分析データを印刷出力する印刷部81及び表示出力する表示部82を備えている。そして、印刷部81は、プリンタなどを備え、演算部71から出力された検量データや分析データを予め設定されたフォーマットに従って、プリンタ用紙などに印刷する。
表示部82は、CRTや液晶パネルなどのモニタを備え、演算部71から出力された検量データや分析データを表示する。また、検査項目毎に分析パラメータを設定するための分析パラメータ設定画面、被検試料毎にこの被検試料を識別する氏名やID等の被検識別情報の設定及び検査に必要な検査項目を設定するための検査項目設定画面等を表示する。
操作部90は、キーボード、マウス、ボタン、タッチキーパネルなどの入力デバイスを備え、各検査項目の分析パラメータを設定するための入力、被検試料の被検識別情報及び検査項目を設定するための入力等を行う。
システム制御部91は、CPU及び記憶回路を備え、操作部90からの操作により入力されたコマンド信号、各検査項目の分析パラメータ、被検識別情報及び検査項目等の入力情報を記憶回路に記憶した後、これらの入力情報に基づいて、判定部60、分析制御部65、データ処理部70、及び出力部80を統括してシステム全体を制御する。
次に、図2乃至図7を参照して、分析部10における恒温部20の構成の一例を説明する。
図3は、恒温部20の構成を示した断面図である。この恒温部20は、反応容器19が配置される恒温槽40と、反応容器19を保持する反応ディスク41とを備えている。また、反応ディスク41を回転可能に支持する回転軸42と、反応容器19内の混合液を一定の温度に保持する加熱部43とを備えている。また、恒温槽40内に浸入した液体を検出する液体検出器44と、液体検出器44により検出された液体を恒温槽40から排出する排液ポンプ45とを備えている。また、測定部31により測定が行われる以外のときに、恒温槽40内に洗浄液や乾燥した空気を供給して反応容器19外面の洗浄や乾燥を行う外面洗浄部46を備えている。
恒温槽40は、回転移動する反応容器19の円軌道に沿って上部が開口した円環状空間の通路が形成され、その通路に反応容器19及び加熱部43が配置されている。また、外周側及び内周側の側壁に測定部31からの光が通過する2つの第1の開口が形成され、その第1の開口を閉塞するように測定部31の光が透過する例えばガラス材からなる透過窓40a,40bが配設されている。
また、恒温槽40は、外周側の側壁及びこの側壁に対向する内周側の側壁に2つの第3の開口が形成され、その第3の開口に外面洗浄部46の一部が配設されている。また、底部に、液体検出器44により検出された液体や、外面洗浄部46により供給された洗浄液を排出する第4の開口が形成されている。
反応ディスク41は、恒温槽40の上部の開口全体を覆うように配置され、縁辺の円周上に等間隔に設けられた複数の開口部で反応容器19の上端部を保持している。また、下側に配置された加熱部43の上端部を保持している。
回転軸42は、恒温槽40の中央を貫通して配置され、上端部が反応ディスク41の中心部に連結されている。また、中空をなし、加熱部43に反応容器19を加熱する電力を供給するためのケーブル421が挿通配置されている。そして、分析制御部65の駆動部66により回転駆動される。この駆動により反応ディスク41が回転され、反応ディスク41の回転により反応容器19が回転移動される。
加熱部43は、恒温槽40内に配置され、反応容器19をこの上端部以外を包囲する空気を熱媒体として加熱するための恒温ブロック50と、恒温ブロック50を加熱するヒータ51と、恒温ブロック50の温度を検出する温度センサ52とを備えている。
恒温ブロック50は、例えば熱伝導性に優れたアルミニウム材により形成され、上端部が反応ディスク41に固定されている。また、上端部が開口した円環状空間を形成し、その円環状空間に反応容器19上端部以外を近接包囲して恒温槽40内の通路に配置される。また、測定部31から照射され、恒温槽40外周側の透過窓40aを透過した光が測定位置Mの反応容器19に入射可能なように、反応容器19と同じ数の開口部50aが外周側の側壁に形成されている。
また、恒温ブロック50は、測定位置Mの反応容器19から出射した光が通過可能なように反応容器19と同じ数の開口部50bが内周側の側壁に形成されている。また、恒温槽40内に洗浄液が供給されたとき、恒温ブロック50から下方に流出可能なように、各反応容器19が配置された下方に反応容器19と同じ数の開口部50cが形成されている。
ヒータ51は、例えば恒温ブロック50の内周側の側壁内に環状に配置される。そして、分析制御部65の駆動部66により駆動され、恒温ブロック50を加熱する。また、温度センサ52は、恒温部ブロック50上部に配置されている。そして、分析制御部65の駆動制御部67により、温度センサ52により検出された温度に基づいてヒータ51の駆動が制御され、恒温ブロック50に近接された反応容器19内の混合液を、その反応容器19外面と接触する空気を熱媒体として例えば37℃の一定の温度に保持する。
液体検出器44は、恒温槽40内の底部に配置された例えば液体の導電率を測定するための液体検出センサ441と、この液体検出センサ441に接触する液体の導電率を測定する導電率計442を備えている。
図4は、恒温槽40内の底面に配置された液体検出センサ441の形状の例を示した図である。そして、図4(a)は、同心円状に配置された2つの円形の電極により構成される液体検出センサ441が恒温槽40底面の円周上に8組配置された場合の例を示した図である。また、図4(b)は、平行配置された2つの直線状の電極により構成される液体検出センサ441が恒温槽40底面の円周上に放射状に8組配置された場合の例を示した図である。また、図4(c)は、平行配置された2つのジグザグ状の電極により構成される液体検出センサ441が底面の円周上に4組配置された場合の例を示した図である。また、図4(d)は、平行配置された2つのジグザグ状の電極により構成される液体検出センサ441が底面の円周上に1組配置された場合の例を示した図である。また、図4(e)は、恒温槽40底面の円周上に同心円状に配置された2つの円形の電極により構成される液体検出センサ441が1組配置された場合の例を示した図である。
図3に示した液体検出器44は、洗浄ノズル32の吸引不具合により、反応容器19から流出して恒温槽40内に落下した洗浄液を検出する。また、サンプル分注プローブ21、第1試薬分注プローブ23及び第2試薬分注プローブ27の各分注プローブの停止位置の不具合や各分注プローブの吐出方向の不具合により、反応容器19外に飛散して恒温槽40内に落下した試料、第1試薬及び第2試薬の各液体を検出する。そして、洗浄液、試料、第1試薬及び第2試薬の各液体の検出信号を分析制御部65の駆動制御部67及び判定部60に出力する。
駆動制御部67では、液体検出器44により各液体が検出されたとき、試料、第1試薬及び第2試薬の分注を停止させる。次いで、分注を停止させたときに試料及び試薬の分注を終了している反応容器19内の混合液の測定を行わせる。そして、測定により得られた分析データの出力部80からの出力が終了し、且つ、全ての反応容器19内面の洗浄が終了した後、全ての反応容器19を測定させて判定データを生成させる。
判定部60では、液体検出器44により各液体が検出されたとき、反応容器19外面を経由して恒温槽40内に落下し、反応容器19の外面に液体が付着して測定部31の測定に悪影響を与える可能性があると判断し、判定データに基づいて反応容器19の外面洗浄が必要であるか否かを判定する。
そして、全ての反応容器19の判定データが許容範囲内である場合、反応容器19外面洗浄が不要であると判定し、全ての反応容器19外面の乾燥を行わせる。この乾燥により、液体が経由した反応容器19外面へのほこり等の付着を防いで測定部31の測定に与える悪影響を未然に防ぐことができる。また、判定データが許容範囲から外れている反応容器19がある場合、その反応容器19の外面洗浄が必要であると判定する。そして、洗浄が必要であると判定された反応容器19外面を洗浄及び乾燥させる。
外面洗浄部46は、恒温槽40の第3の開口に配設された2つの吐出ノズル461と、反応容器19の外面を洗浄するための洗浄液を吐出ノズル461から恒温槽40内に供給する供給ポンプ462とを備えている。また、反応容器19の外面を乾燥させるための、シリカゲル等の乾燥剤を通過させた空気を吐出ノズル461から恒温槽40内に供給する送風ポンプ463を備えている。また、吐出ノズル461と送風ポンプ463の間を閉鎖して吐出ノズル461と供給ポンプ462の間を開放する流路と、吐出ノズル461と供給ポンプ462の間を閉鎖して吐出ノズル461と送風ポンプ463の間を開放する流路に切換える例えば三方電磁弁である三方弁464を備えている。
そして、供給ポンプ462は、図5に示すように、測定部31からの光が入射及び出射する反応容器19外面の領域を含む所定の高さまで恒温槽40内に洗浄液を供給して洗浄を行う。また、供給ポンプ462は、図6に示すように、洗浄位置Wで停止した反応容器19の測定部31からの光が入射及び出射する外面の領域に向けて、吐出ノズル461から洗浄液を吐出させて洗浄を行う。更に、送風ポンプ463は、図7に示すように、洗浄位置Wの測定部31からの光が入射及び出射する反応容器19外面の領域に向けて吐出ノズル461から乾燥空気を吐出させて乾燥を行う。
なお、図8に示すように、恒温槽40の外周側の側壁及びこの側壁に対向する内周側の側壁に第3の開口と同じ高さに2つの第5の開口を形成する。そして、外周側の第5の開口に下端部が位置し、サンプル分注プローブ21、第1試薬分注プローブ23及び第2試薬分注プローブ27のうちのいずれか1つの分注プローブの軌道下に上端部の開口が位置するように管状のL字型をなす第1の吐出ノズル461aを配設する。また、内周側の第5の開口に一端部が位置し、他端部の開口が第1の吐出ノズル461aに連通するように管状の第2の吐出ノズル461bを配設する。また、いずれか1つの分注プローブの下端部が第1の吐出ノズル461a内に進入する貫通孔が形成され、その分注プローブが進入した状態で第1の吐出ノズル461aの上端部の開口を封止するように蓋47を配設する。
そして、吸引及び吐出を行わせ、且つ、内部を洗浄する洗浄液を兼ねた圧力伝達媒体を他のポンプの吐出動作により吐出可能に保持するいずれか1つの分注プローブが第1の吐出ノズル461a内へ進入して洗浄液を吐出することにより、第1の吐出ノズル461a下端部の開口及び第2の吐出ノズル461b一端部の開口から洗浄液を吐出させて、洗浄位置W1で停止した反応容器19外面の洗浄を行わせるように実施してもよい。
以下、図1乃至図7を参照して、自動分析装置100の動作の一例を説明する。
操作部90から測定開始の入力が行われると、分析制御部65の駆動制御部67は、駆動部66を制御して分析部10を作動させる。分析部10の洗浄ノズル32は、各反応容器19を洗浄する。洗浄が行われた反応容器19は回転移動する。測定部31は、回転移動して測定位置Mを通過する洗浄が行われた反応容器19を測定して判定データを生成する。
判定部60は、測定部31で生成された判定データに基づいて、反応容器19外面の洗浄が必要であるか否かを判定する。そして、判定データが許容範囲内である場合、反応容器19の外面洗浄が不要であると判定する。また、判定データが許容範囲から外れている場合、反応容器19外面の洗浄が必要であると判定する。システム制御部91は、判定部60により外面洗浄が必要であると判定された反応容器19を識別する例えば識別番号をエラーメッセージとして表示部82に表示させる。
ここで、外面洗浄が不要であると判定された反応容器19について説明する。サンプル分注プローブ21は、洗浄が不要であると判定された反応容器19内に被検試料を吐出する。また、第1試薬分注プローブ23は、被検試料が吐出された反応容器19内に第1試薬を吐出する。また、第2試薬分注プローブは、第1試薬が吐出された反応容器19内に第2試薬を吐出する。恒温部20は、被検試料、第1試薬及び第2試薬が吐出された反応容器19内の混合液を一定の温度に保持する。測定部31は、一定温度に保持された反応容器19内の混合液を測定して被検データを生成する。データ処理部70は、測定部31で生成された被検データに基づいて分析データを生成する。出力部80は、データ処理部70で生成された分析データを印刷出力及び表示出力する。
次に、外面洗浄が必要であると判定された反応容器19について説明する。サンプル分注プローブ21は、洗浄が必要であると判定された反応容器19内への被検試料の吐出を停止する。また、第1試薬分注プローブは、洗浄が必要であると判定された反応容器19内への第1試薬の吐出を停止する。また、第2試薬分注プローブは、洗浄が必要であると判定された反応容器19内への第2試薬の吐出を停止する。
このように、洗浄ノズル32により内面洗浄が行われた反応容器19外面の洗浄が必要であると判定された場合、その反応容器19への試料、第1試薬及び第2試薬の吐出を停止させることができる。
測定部31の測定及び洗浄ノズル32の全ての反応容器19内の洗浄が終了し、出力部80がデータ処理部70により生成された全ての分析データを出力した後、恒温部20の液体検出器44により液体が検出された場合、排液ポンプ45は恒温槽40内から液体検出器44より検出された恒温槽40内の液体を排出する。判定部60は、恒温槽40内に配置された全ての反応容器19の洗浄が必要であると判定する。システム制御部91は、判定部60により判定された判定情報をエラーメッセージとして表示部82に表示させる。
恒温槽40内から液体が排出された後、外面洗浄部46の供給ポンプ462は、所定の高さまで恒温槽40内に洗浄液を供給して洗浄を行う。所定の時間経過して排液ポンプ45により恒温槽40内から洗浄液が排出された後、駆動部66は、回転軸42を駆動して反応容器19を回転移動する。送風ポンプ463は、回転移動している反応容器19外面に向けて吐出ノズル461から乾燥空気を吐出させて乾燥を行う。
このように、液体検出器44により液体が検出された場合、恒温槽40内に洗浄液及び空気を供給して反応容器19外面の洗浄及び乾燥を行うことができる。
また、液体検出器44により液体が検出されず、分析部10の測定中に洗浄が必要であると判定された反応容器19がある場合、駆動部66は、洗浄が必要であると判定された反応容器19を回転移動して洗浄位置Wで停止させる。供給ポンプ462は、洗浄位置Wで停止した反応容器19外面に向けて、吐出ノズル461から洗浄液を吐出させて洗浄を行う。排液ポンプ45は、恒温槽40内から洗浄液を排出する。送風ポンプ463は、洗浄位置Wの反応容器19外面の領域に向けて吐出ノズル461から乾燥空気を吐出させて乾燥を行う。
このように、外面洗浄が必要であると判定された反応容器19外面に向けて洗浄液及び空気を吐出させて洗浄及び乾燥を行うことができる。
以上述べた実施形態によれば、空気を熱媒体として反応容器19内の混合液を一定に保持し、反応容器19に光を照射して混合液を光学的に測定する場合、洗浄ノズル32により洗浄が行われた反応容器19に光を照射して生成される判定データに基づいて反応容器19外面の洗浄が必要であるか否かを判定することができる。そして、反応容器19外面の洗浄が必要であると判定された場合、その反応容器19への試料、第1試薬及び第2試薬の吐出を停止させることができる。そして、外面洗浄が必要であると判定された反応容器19に向けて洗浄液を吐出させて、反応容器19外面の洗浄を行うことができる。
また、液体検出器44により液体が検出された場合、洗浄ノズル32により洗浄が行われた反応容器19に光を照射して生成される判定データに基づいて反応容器19の外面洗浄が必要であるか否かを判定する。そして、全ての反応容器19の判定データが許容範囲内である場合、反応容器19外面洗浄が不要であると判定し、全ての反応容器19外面の乾燥を行わせることができる。この乾燥により、液体が経由した反応容器19外面へのほこり等の付着を防いで測定部31の測定に与える悪影響を未然に防ぐことができる。また、判定データが許容範囲から外れている反応容器19がある場合、その反応容器19の外面洗浄が必要であると判定し、洗浄が必要であると判定された反応容器19外面を洗浄及び乾燥させることができる。
以上により、反応容器19の洗浄にかかる手間を軽減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
19 反応容器
20 恒温部
21 サンプル分注プローブ
23 第1試薬分注プローブ
27 第2試薬分注プローブ
31 測定部
32 洗浄ノズル
40 恒温槽
43 加熱部
44 液体検出器
45 排液ポンプ
46 外面洗浄部
60 判定部
65 分析制御部
66 駆動部
67 駆動制御部
100 自動分析装置

Claims (6)

  1. 試料及び試薬の混合液を収容する反応容器と、
    前記反応容器が移動可能に配置される恒温槽と、
    前記恒温槽内に配置された前記反応容器内の混合液を、当該反応容器外面と接触する空気を熱媒体として一定の温度に保持する加熱部と、
    前記加熱部により一定温度に保持された前記反応容器内の混合液を、当該反応容器に光を照射して測定する測定部と、
    前記測定部により測定された混合液を収容する反応容器内面を洗浄する洗浄ノズルと、
    前記測定部により測定が行われる以外のときに、前記恒温槽内に洗浄液を供給して前記反応容器外面を洗浄する外面洗浄部とを
    備えたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 前記洗浄ノズルにより洗浄された反応容器への光の照射により透過した光に基づいて、当該反応容器の洗浄が必要か否かを判定する判定部と、
    前記判定部により洗浄が不要であると判定された反応容器内に前記試料及び試薬を吐出し、前記判定部により洗浄が必要であると判定された反応容器内に前記試料及び試薬の吐出を停止する分注プローブとを
    有することを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記外面洗浄部は、前記判定部により洗浄が必要であると判定された反応容器外面に向けて洗浄液を吐出して洗浄を行うことを特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記外面洗浄部は、洗浄を行った前記反応容器外面に向けて空気を吐出して乾燥を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動分析装置。
  5. 前記恒温槽内の液体を検出する液体検出器を有し、
    前記判定部は、前記液体検出器により液体が検出されたとき、前記洗浄ノズルにより洗浄された反応容器への光の照射により透過した光に基づいて、当該反応容器の洗浄が必要か否かを判定し、
    前記外面洗浄部は、前記判定部により洗浄が必要であると判定された反応容器外面の洗浄及び乾燥を行い、前記判定部により洗浄が不要であると判定された反応容器外面の乾燥を行うことを特徴とする請求項4に記載の自動分析装置。
  6. 前記外面洗浄部は、
    前記反応容器が移動する通路を形成する前記恒温槽の2つの側壁のうち、一方の側壁の前記測定部からの光が前記反応容器を通過する高さに形成された開口に一端部が位置し、前記試料又は前記試薬を吸引及び吐出する移動可能な分注プローブの軌道下に他端部の開口が位置するように配設された管状の第1の吐出ノズルと、
    前記恒温槽の他方の側壁の前記測定部からの光が前記反応容器を通過する高さに形成された開口に一端部が位置し、他端部の開口が前記第1の吐出ノズルに連通するように配設された管状の第2の吐出ノズルと、
    前記分注プローブが前記第1の吐出ノズル内に進入する貫通孔が形成され、前記分注プローブが進入した状態で前記第1の吐出ノズル他端部の開口を封止するように配設された蓋とを備え、
    前記第1の吐出ノズル内へ進入した前記分注プローブから洗浄液を吐出させることにより、前記第1及び第2の吐出ノズルの一端部の開口から前記洗浄液を吐出させて前記反応容器外面洗浄を洗浄することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動分析装置。
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