JP2014105866A - 流体動圧軸受のシーリングモジュール及びこれを含むスピンドルモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】外部衝撃が発生する場合に屈曲部によってオイル流動のダンピング効果が生じ、これによりオイルリークを防止することができ、外部衝撃によって回転部が昇降する場合に瞬間的な負圧発生によるオイルリークを防止することができる流体動圧軸受のシーリングモジュール及びこれを含むスピンドルモータを提供する。
【解決手段】本発明の流体動圧軸受のシーリングモジュールは、シャフト10とスリーブ20との間の微小間隔にオイルが充填されて流体動圧軸受部が形成されるものであって、シャフト10はホルダー30に固定結合され、スリーブ20はシャフト10に回転可能に支持され、シャフト10の軸直交方向に対してスリーブ20とホルダー30は、互いの対向面にそれぞれ屈曲部21,31が形成され、屈曲部21,31によって迷路型シーリング部が形成されるものである。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の流体動圧軸受のシーリングモジュールは、シャフト10とスリーブ20との間の微小間隔にオイルが充填されて流体動圧軸受部が形成されるものであって、シャフト10はホルダー30に固定結合され、スリーブ20はシャフト10に回転可能に支持され、シャフト10の軸直交方向に対してスリーブ20とホルダー30は、互いの対向面にそれぞれ屈曲部21,31が形成され、屈曲部21,31によって迷路型シーリング部が形成されるものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、流体動圧軸受のシーリングモジュール及びこれを含むスピンドルモータに関する。
通常、ハードディスクなど記録ディスクの駆動装置として用いられるスピンドルモータにおいて、モータの回転時に回転部と固定部との間に貯蔵されたオイル(Oil)などの潤滑流体により生じた動圧を利用する流体動圧軸受が広く用いられている。
より具体的には、遠心力による潤滑油の可動圧だけでシャフトの軸剛性を維持する流体動圧軸受が備えられたスピンドルモータは、遠心力に基づくことにより、金属摩擦がなく、高速回転であるほど安定感が上昇して騒音と振動の発生が少なく、回転物の高速回転が玉軸受を有するモータより順調であるため、ハイエンド用光ディスク装置、磁気ディスク装置に主に適用される。
また、特許文献1を含む従来技術によるスピンドルモータには、流体動圧軸受を形成するために注入したオイルをシールするためのオイルシーリング部が形成されるが、外部衝撃を受ける場合、流体動圧軸受部の回転部と固定部には瞬間的な相対運動が発生する。
これにより、オイル内に強い圧力波が発生し、前記圧力波がオイル界面に伝達されてオイルリークが生じる。また、オイルリークはオイル不足につながり、オイル不足によってモータの性能が低下する。
なお、このようなオイルリークを防止するために、テーパ(taper)状のシーリング部を形成し、表面張力によってオイルリークが発生しないようにオイル界面を維持する。しかし、瞬間的に大きい衝撃が加えられる場合、オイルリークが発生し、オイルが外部に蒸発されてモータ寿命が短縮し、モータ駆動が不安定になるという問題点を有している。
本発明は、前記のような問題点を解決するために導き出されたものであり、本発明の第一の目的は、オイルシーリング部に屈曲部を形成することにより、外部衝撃が発生する場合に屈曲部によってオイル流動のダンピング効果が生じ、これによりオイルリークを防止することができる流体動圧軸受のシーリングモジュール及びこれを含むスピンドルモータを提供することにある。
本発明の第二の目的は、回転部に対向するシャフトの外周部にオイル貯蔵溝を形成することにより、外部衝撃によって回転部が昇降する場合に瞬間的な負圧発生によるオイルリークを防止することができる流体動圧軸受のシーリングモジュール及びこれを含むスピンドルモータを提供することにある。
本発明の実施例による流体動圧軸受のシーリングモジュールは、シャフトとスリーブとの間の微小間隔にオイルが充填されて流体動圧軸受部が形成される流体動圧軸受のシーリングモジュールであって、前記シャフトはホルダーに固定結合され、前記スリーブは前記シャフトに回転可能に支持され、前記シャフトの軸直交方向に対して前記スリーブとホルダーは、互いの対向面にそれぞれ屈曲部が形成され、屈曲部によって迷路型シーリング部が形成される。
また、本発明の実施例による流体動圧軸受のシーリングモジュールの前記スリーブの屈曲部は、スリーブの外周部に突出及び湾入して突出部と溝部が交互に配置されるように形成され、前記ホルダーの屈曲部は、スリーブの突出部に対向して溝部が形成され、前記スリーブの溝部に対向して突出部が形成される。
また、本発明の実施例による流体動圧軸受のシーリングモジュールの前記スリーブの屈曲部は、スリーブの下端部から上部に向かって連続して突出及び湾入して突出部と溝部が交互に配置されるように形成されることができる。
また、本発明の実施例による流体動圧軸受のシーリングモジュールの前記スリーブの屈曲部及びホルダーの屈曲部は、突出部及びこれに対向する溝部が交互に配置されるように複数個が形成されてなることができる。
また、本発明の実施例による流体動圧軸受のシーリングモジュールの前記スリーブは前記ホルダーの上部に位置し、前記シャフトの外周面には、スリーブの下端部に対向してオイル貯蔵溝が形成されることができる。
また、本発明の実施例による流体動圧軸受のシーリングモジュールの前記オイル貯蔵溝は、シャフトの円周方向に沿って形成された環状グルーブであることができる。
本発明の流体動圧軸受のシーリングモジュールが装着された一実施例によるスピンドルモータは、スリーブ一体型ハブと、前記ハブの内周面に結合したマグネットと、を含む回転部と、前記スリーブ一体型ハブを回転可能に支持するシャフトと、前記シャフトが固定結合したホルダーと、前記ホルダーが結合したベースと、前記マグネットに対向するように前記ベースの外周部に結合した電機子と、を含む固定部と、からなり、作業流体であるオイルが注入されて回転部と固定部との間に流体動圧軸受部が形成され、前記回転部のスリーブ一体型ハブとこれに対向する固定部のホルダーは、互いの対向面にそれぞれ屈曲部が形成され、屈曲部によって迷路型シーリング部が形成される。
また、本発明の流体動圧軸受のシーリングモジュールが装着された一実施例によるスピンドルモータの前記スリーブ一体型ハブの屈曲部は、スリーブ一体型ハブの外周部に突出及び湾入して突出部と溝部が交互に配置されるように形成され、前記ホルダーの屈曲部は、スリーブ一体型ハブの突出部に対向して溝部が形成され、前記スリーブ一体型ハブの溝部に対向して突出部が形成される。
また、本発明の流体動圧軸受のシーリングモジュールが装着された一実施例によるスピンドルモータの前記スリーブ一体型ハブの屈曲部は、スリーブ一体型ハブの下端部から上部に向かって連続して突出及び湾入して突出部と溝部が交互に配置されるように形成される。
また、本発明の流体動圧軸受のシーリングモジュールが装着された一実施例によるスピンドルモータにおいて、前記スリーブ一体型ハブの屈曲部及びホルダーの屈曲部は、突出部及びこれに対向する溝部が交互に配置されるように複数個が形成されてなる。
また、本発明の流体動圧軸受のシーリングモジュールが装着された一実施例によるスピンドルモータの前記スリーブ一体型ハブは、前記ホルダーの上部に位置し、前記シャフトの外周面には、スリーブ一体型ハブの下端部に対向してオイル貯蔵溝が形成される。
また、本発明の流体動圧軸受のシーリングモジュールが装着された一実施例によるスピンドルモータの前記オイル貯蔵溝は前記シャフトの円周方向に沿って形成された環状グルーブであることができる。
また、本発明の流体動圧軸受のシーリングモジュールが装着された一実施例によるスピンドルモータの前記固定部は、前記シャフトの上端部に結合し、スリーブ一体型ハブと対向するように位置したシーリング部材をさらに含み、前記スリーブ一体型ハブの間隔に上部オイルシーリング部が形成される。
本発明によると、オイルシーリング部に屈曲部を形成することにより、外部衝撃が発生する場合に屈曲部によってオイル流動のダンピング効果が生じ、これによりオイルリークを防止することができ、回転部に対向するシャフトの外周部にオイル貯蔵溝を形成することにより、外部衝撃によって回転部が昇降する場合に瞬間的な負圧発生によるオイルリークを防止することができる流体動圧軸受のシーリングモジュール及びこれを含むスピンドルモータが得られる。
本発明の目的、特定の長所及び新規の特徴は、添付図面に係る以下の詳細な説明及び好ましい実施例によってさらに明らかになるであろう。本明細書において、各図面の構成要素に参照番号を付け加えるに際し、同一の構成要素に限っては、たとえ異なる図面に示されても、できるだけ同一の番号を付けるようにしていることに留意しなければならない。また、「一面」、「他面」、「第1」、「第2」などの用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別するために用いられるものであり、構成要素が前記用語によって限定されるものではない。以下、本発明を説明するにあたり、本発明の要旨を不明瞭にする可能性がある係る公知技術についての詳細な説明は省略する。
以下、添付図面を参照して、本発明による流体動圧軸受のシーリングモジュール及びこれを含むスピンドルモータの好ましい実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例による流体動圧軸受のシーリングモジュールを概略的に図示した断面図である。
図1に図示したように、前記流体動圧軸受のシーリングモジュールは、シャフト10、スリーブ20及びホルダー30を含み、前記シャフト10とスリーブ20との間の微小間隔にオイルが充填されて流体動圧軸受部が形成され、前記シャフト10の軸直交方向に対して前記スリーブ20とホルダー30の互いの対向面にそれぞれ屈曲部21,31が形成され、屈曲部21,31による迷路型シーリング部が形成される。
より具体的に、固定部である前記シャフト10は、前記ホルダー30の内周部に固定結合される。また、回転部である前記スリーブ20は、回転可能に前記シャフト10の外周部に結合し、前記ホルダー30の上部に位置する。
また、前記シャフト10の半径方向に対してホルダー30に対向する前記スリーブ20の外周部には、屈曲部21が形成される。また、前記屈曲部21は、スリーブ20の外周部の下端部から上部に向かって連続して突出及び湾入し、突出部21aと溝部21bが交互に配置されるように形成される。
また、前記シャフト10の半径方向に対して前記スリーブ20に対向する前記ホルダー30の一面に屈曲部31が形成される。また、前記屈曲部31は、スリーブ20の突出部21aと溝部21bそれぞれに対向して、溝部31aと突出部31bが交互に配置されるように形成される。
従って、前記スリーブの屈曲部21とホルダーの屈曲部31によって迷路型シーリング部が形成され、前記迷路型シーリング部は、スリーブの突出部とこれに対向するホルダーの溝部、及びスリーブの溝部とこれに対向するホルダーの突出部によって形成される。
また、前記迷路型シーリング部は、突出部及びこれに対向する溝部が交互に配置されるように、複数個が形成されてなることができる。
また、本発明の一実施例による流体動圧軸受のシーリングモジュールは、前記シャフトの軸方向に対してシャフトの外周面には、スリーブ20の下端部に対向してオイル貯蔵溝11が形成されることができる。前記オイル貯蔵溝11は、外部衝撃等によって回転部が上昇する際に負圧発生による空洞現象(cavitation)を防止するためのものである。
また、前記オイル貯蔵溝11は、シャフトの円周方向に沿って形成された環状グルーブからなることができる。
このように構成され、本発明の一実施例による流体動圧軸受のシーリングモジュールは、前記シャフトとスリーブの微小間隔にオイルが注入されて流体動圧軸受部が形成され、前記オイルは、前記シャフトの軸方向に前記スリーブと前記ホルダーとの間の微小間隔に充填され、前記シャフトの半径方向に前記スリーブと前記ホルダーとの間のギャップ、即ち、スリーブの屈曲部31とホルダーの屈曲部31との間に迷路型オイルシーリング部が形成される。
図2は、本発明の流体動圧軸受のシーリングモジュールが装着された一実施例によるスピンドルモータを概略的に図示した断面図である。
図2に図示されたように、前記スピンドルモータ100は、シャフト110、ホルダー120、ベース130、コア141及びコイル142からなる電機子140、シーリング部材170を含む固定部と、スリーブ一体型ハブ150、マグネット160を含む回転部と、からなり、作業流体であるオイルが前記回転部と固定部との間に注入されて流体動圧軸受が形成される。
また、前記回転部のスリーブ一体型ハブ150とこれに対向する固定部のホルダーとの間には前記オイルをシールするために屈曲部が形成された迷路型シーリング部が形成される。
より具体的には、前記回転部において、前記スリーブ一体型ハブ150は、前記シャフト110によって回転可能に支持される。また、前記スリーブ一体型ハブ150の内径部は前記シャフト110の外径部と微小間隔を有しており、前記微小間隔にオイルが充填されてラジアル動圧軸受部が形成される。このために、前記スリーブの内径部または前記シャフトの外径部に選択的に動圧発生溝が形成される。
また、前記スリーブ一体型ハブ150は、前記シャフトに対向し、円筒状からなるスリーブ部151と、前記スリーブ部151から半径方向外側に延長した円盤部152と、前記円盤部152の半径方向外側端部からシャフトの軸方向に、下向きに延長する側壁部153と、からなる。
また、前記スリーブ部151には、オイルシーリングのために、シャフトの軸方向上部に上部シーリング部151bが形成され、下部に下部シーリング部である屈曲部151aが形成される。また、前記上部シーリング部151bは、前記シーリング部材170に部分的に対応するように形成された溝部である。
また、前記上部シーリング部151bは、前記スリーブの円周方向に延長するように形成された環状グルーブからなることができる。
また、前記下部シーリング部である屈曲部151aは、前記シャフト110の半径方向に対して前記ホルダー120に対向するスリーブ一体型ハブ150の外周部に形成される。また、前記屈曲部151aは、スリーブ一体型ハブ150が前記ホルダーに対向して連続して突出及び湾入し、突出部151a’と溝部151a”が形成され、前記突出部151a’と溝部151a”は、前記スリーブ一体型ハブ150の外周部の下端部から上部に向かって交互に配置されるように形成される。
また、前記側壁部153の内周面には、前記コア141及びコイル142からなる電機子140に対向するように環状リング状からなる前記マグネット160が装着される。
本発明の流体動圧軸受のシーリングモジュールが装着された一実施例によるスピンドルモータにおいて、前記スリーブ一体型ハブは、スリーブとハブが個別に形成され、これらが結合してなることもできる。
次に、前記固定部において、前記シャフト110は、前記のように、前記スリーブ一体型ハブ150を回転可能に支持し、上端部にシーリング部材170が固定結合し、下端部に前記ホルダー120が圧入または接着等によって固定される。
また、前記シャフト110の軸方向に対してシャフトの外周面には、スリーブ20の下端部に対向してオイル貯蔵溝111が形成されることができる。前記オイル貯蔵溝111は、外部衝撃等によって回転部であるスリーブ一体型ハブ150が上昇する場合、負圧発生による空洞現象(cavitation)を防止するためのものである。
また、前記オイル貯蔵溝111は、シャフトの円周方向に沿って形成された環状グルーブからなることができる。
また、前記ホルダー120は、前記シャフト110の半径方向に対して前記スリーブ一体型ハブ150の下部シーリング部に対向する一面にシーリング部が形成される。また、前記シーリング部は屈曲部121aからなる。また、前記屈曲部121aは、前記スリーブ一体型ハブの下部シーリング部の突出部151a’と溝部151a”にそれぞれ対向して溝部121a’と突出部121a”が交互に配置されるように形成される。
従って、前記スリーブ一体型ハブ150の屈曲部151aと前記ホルダー120の屈曲部121aによって迷路型シーリング部が形成される。即ち、前記迷路型シーリング部は、前記スリーブ一体型ハブの突出部とこれに対向するホルダーを溝部、及び前記スリーブ一体型ハブの溝部とこれに対向する前記ホルダーの突出部によって形成される。
また、前記迷路型シーリング部は、突出部及びこれに対向する溝部が交互に配置されるように複数個が形成されてなることができる。
次に、前記ベース130の内周部には前記ホルダー120が圧入固定され、外周部には前記マグネット160に対向するようにコア141及びコイル142からなる電機子140が圧入または接着等によって固定結合される。
また、本発明によるスピンドルモータにおいて、前記ホルダー120及びベース130が一体に形成されることができる。
また、前記シーリング部材170は、前記スリーブ一体型ハブ150と上部シーリング部を形成するためのものであり、前記シャフトの上端部に結合される。このために、前記シーリング部材170は、前記シャフト110に結合される結合部171がシャフトの外径部に対応するように形成され、前記スリーブ一体型ハブ150の上部シーリング部151bに対応するようにシーリング部172が形成される。また、前記シーリング部172はテーパ状に形成されることができる。
図3は、図2に図示したスピンドルモータの使用状態を概略的に図示した断面図であり、図3Aは、正常状態、図3Bは、回転部が上昇した状態、図3Cは、回転部が下降した状態を図示したものである。
図3Aに図示したように、前記スピンドルモータは、正常状態において、前記スリーブ一体型ハブ150の屈曲部151aと前記ホルダー120の屈曲部121aによって迷路型シーリング部が形成される。
また、外部の衝撃等で回転部が上昇する場合、図3Bに図示したように、前記スリーブ一体型ハブ150と前記ホルダー120との間の間隔にオイルが流入される。
以降、回転部が下降する場合、図3Cに図示したように、スリーブ一体型ハブ150と前記ホルダー120との間の迷路型シーリング部にまたオイルが流入される。この際、屈曲部を通過することでオイル流入速度が減少してオイルリークが防止される。
以上、本発明を具体的な実施例に基づいて詳細に説明したが、これは本発明を具体的に説明するためのものであり、本発明はこれに限定されず、該当分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想内にての変形や改良が可能であることは明白であろう。
本発明の単純な変形乃至変更はいずれも本発明の領域に属するものであり、本発明の具体的な保護範囲は添付の特許請求の範囲により明確になるであろう。
本発明は、流体動圧軸受のシーリングモジュール及びこれを含むスピンドルモータに適用可能である。
10 シャフト
11 オイル貯蔵溝
20 スリーブ
21 屈曲部
21a 突出部
21b 溝部
30 ホルダー
31 屈曲部
31a 溝部
31b 突出部
100 スピンドルモータ
110 シャフト
111 オイル貯蔵溝
120 ホルダー
121a’ 溝部
121a” 突出部
130 ベース
141 コア
142 コイル
140 電機子
150 スリーブ一体型ハブ
151 スリーブ部
151a 屈曲部
151b 上部シーリング部
151a’ 突出部
151a” 溝部
152 円盤部
153 側壁部
160 マグネット
170 シーリング部材
11 オイル貯蔵溝
20 スリーブ
21 屈曲部
21a 突出部
21b 溝部
30 ホルダー
31 屈曲部
31a 溝部
31b 突出部
100 スピンドルモータ
110 シャフト
111 オイル貯蔵溝
120 ホルダー
121a’ 溝部
121a” 突出部
130 ベース
141 コア
142 コイル
140 電機子
150 スリーブ一体型ハブ
151 スリーブ部
151a 屈曲部
151b 上部シーリング部
151a’ 突出部
151a” 溝部
152 円盤部
153 側壁部
160 マグネット
170 シーリング部材
Claims (13)
- シャフトとスリーブとの間の微小間隔にオイルが充填されて流体動圧軸受部が形成される流体動圧軸受のシーリングモジュールであって、
前記シャフトはホルダーに固定結合され、前記スリーブは前記シャフトに回転可能に支持され、
前記シャフトの軸直交方向に対して前記スリーブとホルダーは、互いの対向面にそれぞれ屈曲部が形成され、屈曲部によって迷路型シーリング部が形成される、流体動圧軸受のシーリングモジュール。 - 前記スリーブの屈曲部は、スリーブの外周部に突出及び湾入して突出部と溝部が交互に配置されるように形成され、
前記ホルダーの屈曲部は、スリーブの突出部に対向して溝部が形成され、前記スリーブの溝部に対向して突出部が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の流体動圧軸受のシーリングモジュール。 - 前記スリーブの屈曲部は、スリーブの下端部から上部に向かって連続して突出及び湾入して突出部と溝部が交互に配置されるように形成されることを特徴とする、請求項2に記載の流体動圧軸受のシーリングモジュール。
- 前記スリーブの屈曲部及びホルダーの屈曲部は、突出部及びこれに対向する溝部が交互に配置されるように複数個が形成されてなることを特徴とする、請求項2に記載の流体動圧軸受のシーリングモジュール。
- 前記スリーブは前記ホルダーの上部に位置し、
前記シャフトの外周面には、スリーブの下端部に対向してオイル貯蔵溝が形成されることを特徴とする、請求項1に記載の流体動圧軸受のシーリングモジュール。 - 前記オイル貯蔵溝は、シャフトの円周方向に沿って形成された環状グルーブであることを特徴とする、請求項5に記載の流体動圧軸受のシーリングモジュール。
- スリーブ一体型ハブと、前記ハブの内周面に結合したマグネットと、を含む回転部と、
前記スリーブ一体型ハブを回転可能に支持するシャフトと、前記シャフトが固定結合したホルダーと、前記ホルダーが結合したベースと、前記マグネットに対向するように前記ベースの外周部に結合した電機子と、を含む固定部と、からなり、
作業流体であるオイルが注入されて回転部と固定部との間に流体動圧軸受部が形成され、
前記回転部のスリーブ一体型ハブとこれに対向する固定部のホルダーは、互いの対向面にそれぞれ屈曲部が形成され、屈曲部によって迷路型シーリング部が形成される、スピンドルモータ。 - 前記スリーブ一体型ハブの屈曲部は、スリーブ一体型ハブの外周部に突出及び湾入して突出部と溝部が交互に配置されるように形成され、
前記ホルダーの屈曲部は、スリーブ一体型ハブの突出部に対向して溝部が形成され、前記スリーブ一体型ハブの溝部に対向して突出部が形成されることを特徴とする、請求項7に記載のスピンドルモータ。 - 前記スリーブ一体型ハブの屈曲部は、スリーブ一体型ハブの下端部から上部に向かって連続して突出及び湾入して突出部と溝部が交互に配置されるように形成されることを特徴とする、請求項8に記載のスピンドルモータ。
- 前記スリーブ一体型ハブの屈曲部及びホルダーの屈曲部は、突出部及びこれに対向する溝部が交互に配置されるように複数個が形成されてなることを特徴とする、請求項8に記載のスピンドルモータ。
- 前記スリーブ一体型ハブは、前記ホルダーの上部に位置し、
前記シャフトの外周面には、スリーブ一体型ハブの下端部に対向してオイル貯蔵溝が形成されることを特徴とする、請求項7に記載のスピンドルモータ。 - 前記オイル貯蔵溝は前記シャフトの円周方向に沿って形成された環状グルーブであることを特徴とする、請求項11に記載のスピンドルモータ。
- 前記固定部は、
前記シャフトの上端部に結合し、スリーブ一体型ハブと対向するように位置したシーリング部材をさらに含み、前記スリーブ一体型ハブの間隔に上部オイルシーリング部が形成されることを特徴とする、請求項7に記載のスピンドルモータ。
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