JP2014105767A - 自転車用ブレーキシュー - Google Patents

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寿 内田
Kazuo Hokkirigawa
一男 堀切川
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健 山口
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Abstract

【課題】乾燥時と水濡れ時の両方において優れた制動性能が得られる自転車用ブレーキシューを提供すること。
【解決手段】自転車のリムに押圧してその摩擦力により車輪の回転を抑制する自転車用ブレーキシューであって、ゴムやエラストマー、熱可塑性樹脂などで構成され、リムとの接触面には、凹凸の小さいスムーズ面部分42と凹凸の大きい粗面部分43と凹凸の小さいスムーズ面部分42とをこの順にリムの移動方向に配置した第2の構造部分47をリムの移動方向に複数個配置し、自転車用ブレーキシュー40をリムに押圧したときにすべてのスムーズ面部分42とすべての粗面部分43の凸部は同時にリムに接触するように構成され、互いに隣接する第2の構造部分47の間は溝48により分離されており、溝48の形状は、第2の構造部分47がそれぞれ個々に独立に弾性変形可能であるように設定されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、自転車のリムに押圧してその摩擦力により車輪の回転を抑制する自転車用ブレーキシューに関する。
一般に、従来の自転車用ブレーキシューは、特許文献1に記載のように、リムとの接触部分はリムの移動方向に長手方向を有し、その長手方向が溝により複数のブロックに分割されている。また、雨や晴れの場合などの気象条件が変化した場合においてもその制動性能を確保するため、様々な工夫がなされている。例えば、特許文献1においてはリムとの接触部分に使用する材料を選択し、特許文献2においては溝の形状を水切に適した形状とし、特許文献3においてはリムと接触する面に凹凸を形成している。また、自転車用の高性能ブレーキの共同開発の実施報告が非特許文献1に記載されている。
特開2002−81477号公報 実開平4−23838号公報 実開平4−109234号公報
平成18年度自転車安全性向上研究開発実施報告書、財団法人自転車産業振興協会発行、平成19年3月
従来、自転車用ブレーキシューに関して上記のような様々な改良が行われてきたが、十分な性能は得られていない。例えば、非特許文献1の中のB−3報告書には溝形状について様々な改善を行った自転車用ブレーキシューの試験結果が掲載されているが、リムの材質がアルミニウム、ステンレスのいずれであっても、乾燥時と水濡れ時の両方で自転車協会認証(BAA)規格の制動性能を満たすものは得られていない。特に水濡れ時に制動性能が劣化してしまう場合が多い。
そこで、本発明は、係る問題を解決するためになされたものであり、乾燥時と水濡れ時の両方において優れた制動性能が得られる自転車用ブレーキシューを提供することを目的とする。
第1の観点では、本発明は、自転車のリムに押圧してその摩擦力により車輪の回転を抑制する自転車用ブレーキシューであって、ゴム、またはエラストマー、または熱可塑性樹脂、または熱硬化性樹脂で構成され、前記リムとの接触面に、少なくとも1つの凹凸の小さいスムーズ面部分と少なくとも1つの凹凸の大きい粗面部分とを前記リムの移動方向に配置し、当該ブレーキシューをリムに押圧したときに前記スムーズ面部分と前記粗面部分の凸部は同時に前記リムに接触することを特徴とする自転車用ブレーキシューを提供する。本発明において、凹凸の小さいスムーズ面部分とは、その面の形状が平面か曲面かによらず表面が滑らかな表面部分であり、凹凸の大きい粗面部分とは、表面が荒れた、または表面に故意に凹凸を設けた表面部分である。例えば、スムーズ面部分の表面粗さは1〜5μm程度以下、粗面部分の表面粗さは20〜100μm程度とすることができる。
従来の自転車用ブレーキシューにおいては、ゴムなどの材料で構成されたリムとの接触面は、単に滑らかなスムーズ面であるか、凹凸の大きい粗面であるかのどちらかである。この場合、自転車用ブレーキシューを水で濡れたリムと接触させたとき、リムとの間の摩擦係数は、スムーズ面の場合は動摩擦係数は大きいが静止摩擦係数は小さく、逆に粗面の場合は動摩擦係数は小さいが静止摩擦係数は大きくなり、いずれの場合もリムの滑り速度に対して摩擦係数の変化が大きいことが発明者らにより明らかとなった。一方、本発明のように、リムの移動方向にスムーズ面部分と粗面部分とを配置し、リムに押圧したときに両方の面が同時にリムに接触する構成とすることにより、静止摩擦係数と動摩擦係数の差は小さくなり、これによりリムの滑り速度に対する摩擦係数の変化が小さくなり、乾燥時と水濡れ時の両方において優れた制動性能が得られることが発明者らにより確認された。
第2の観点では、本発明は、第1の観点の自転車用ブレーキシューにおいて、前記リムとの接触面に、1つの凹凸の小さいスムーズ面部分と1つの凹凸の大きい粗面部分とをリムの移動方向にこの順に配置した第1の構造部分を有することを特徴とする。リムの移動方向に対して、第1の構造部分とは逆に先に凹凸の大きい粗面部分を配置しその後に凹凸の小さいスムーズ面部分を配置する場合に比べて、第1の構造部分のような順番でスムーズ面部分と粗面部分とを配置する構成の方が優れた制動性能が得られることが発明者らにより確認された。なお、自転車用ブレーキシューの接触面全体が1つの凹凸の小さいスムーズ面部分と1つの凹凸の大きい粗面部分とに分割されていてもよく、または、その接触面の一部に1個または複数個の第1の構造部分を有していてもよい。
第3の観点では、本発明は、前記第1の観点の自転車用ブレーキシューにおいて、前記リムとの接触面に、1つの凹凸の小さいスムーズ面部分と1つの凹凸の大きい粗面部分と1つの凹凸の小さいスムーズ面部分とをリムの移動方向にこの順に配置した第2の構造部分を有することを特徴とする。本観点の発明では、第2の観点の発明よりもさらに優れた制動性能が得られることが確認されている。なお、自転車用ブレーキシューの接触面全体で1つの第2の構造部分を構成していてもよく、または、その接触面の一部に1個または複数個の第2の構造部分を有していてもよい。
第4の観点では、本発明は、前記第2の観点の自転車用ブレーキシューにおいて、前記第1の構造部分をリムの移動方向に複数個配置したことを特徴とする。本観点の発明は、リムとの接触面の全体に対する第1の構造部分の占める面積が同じであれば、大きな面積の第1の構造部分を1つ配置するよりも、小さな面積の第1の構造部分をリムの移動方向に複数個配置した方が優れた制動性能が得られることによる。第1の構造部分の配置数は、2〜10個程度が望ましい。
第5の観点では、本発明は、前記第3の観点の自転車用ブレーキシューにおいて、前記第2の構造部分をリムの移動方向に複数個配置したことを特徴とする。本観点の発明は、リムとの接触面の全体に対する第2の構造部分の占める面積が同じであれば、大きな面積の第2の構造部分を1つ配置するよりも、小さな面積の第2の構造部分をリムの移動方向に複数個配置した方が優れた制動性能が得られることによる。その配置数は、2〜10個程度が望ましい。
第6の観点では、本発明は、前記第2または第3の観点の自転車用ブレーキシューにおいて、前記第1の構造部分および前記第2の構造部分のそれぞれ少なくとも1つをリムの移動方向に配置したことを特徴とする。本観点の発明は、リムとの接触面に、リムの移動方向に第1の構造部分と第2の構造部分を組み合わせて配置するものである。
第7の観点では、本発明は、前記第4乃至第6のいずれかの観点の自転車用ブレーキシューにおいて、互いに隣接する前記第1の構造部分または前記第2の構造部分の間は溝により分離されており、該溝の形状は、前記前記第1の構造部分または前記第2の構造部分がそれぞれ個々に独立に弾性変形可能であるように設定されていることを特徴とする。自転車用ブレーキシューのリムとの接触面をリムの移動方向に配置した複数個の第1の構造部分または第2の構造部分で構成する場合、リムに押圧した時にそれぞれの第1の構造部分または第2の構造部分が個々に独立に弾性変形可能であるように設定することにより、リムとの接触における個々の部分の密着性が高まり、また、リムの移動に対しても弾性変形して接触時間が長くなることにより摩擦力が大きくなる。そこで、本観点の発明の自転車用ブレーキシューでは、さらに優れた制動性能が得られる。なお、前記溝は第1の構造部分または第2の構造部分が個々に独立に弾性変形可能であるようにある程度の深さがあればよく、その形状は任意に選択でき、例えばリムの移動方向の断面形状は、矩形状、台形状、逆台形状、U字状、V字状などが可能である。
第8の観点では、本発明は、前記第7の観点の自転車用ブレーキシューにおいて、前記スムーズ面部分および前記粗面部分と前記溝の側面との成す角度が60度〜120度であることを特徴とする。複数個の第1の構造部分または第2の構造部分を個々に分離する溝の断面形状は台形または逆台形とするのが最も簡単であり、この場合、溝により分割された第1の構造部分または第2の構造部分が個々に独立に弾性変形可能であるようにするためには、リムとの接触面と溝の側面との成す角度が60度〜120度であることが望ましい。
第9の観点では、本発明は、前記第1乃至第8のいずれかの観点の自転車用ブレーキシューにおいて、前記リムとの接触面における前記粗面部分の面積は、前記リムとの接触面の全体の面積に対して30%〜80%であることを特徴とする。発明者らの実験を含めた検討の結果、優れた制動性能を得るためには接触面の全体に対する粗面部分の割合が30%〜80%であることが望ましく、その中でも50〜70%程度である場合が最も高い制動性能が得られることが確認されている。
上記のように、本発明により、乾燥時と水濡れ時の両方において優れた制動性能が得られる自転車用ブレーキシューが得られる。
実施例1に係る自転車用ブレーキシューを示す斜視図。 実施例2に係る自転車用ブレーキシューを示す斜視図。 実施例3に係る自転車用ブレーキシューを示す斜視図。 実施例4に係る自転車用ブレーキシューを示す斜視図。 実施例5に係る自転車用ブレーキシューを示す斜視図。
以下、図面を参照して本発明を実施例により詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一符号を付し、その重複した説明を省略する。
図1は、実施例1に係る自転車用ブレーキシューを示す斜視図である。図1において、本実施例の自転車用ブレーキシュー1は、自転車のリムに押圧してその摩擦力により車輪の回転を抑制する自転車用ブレーキシューであって、ゴムで構成され、リムとの接触面は、リムの移動方向に対して、凹凸の小さいスムーズ面部分2と凹凸の大きい粗面部分3とに分割され、このブレーキシューをリムに押圧したときにスムーズ面部分2と粗面部分3の凸部は同時にリムに接触するように構成されている。なお、自転車用ブレーキシュー1は、金属などで構成されたブレーキシューホルダー4に装着され、ブレーキシューホルダー4はブレーキアームなどのブレーキ機構に取り付けるためのシャフト5を備えている。スムーズ面部分2は表面が見かけ上滑らかな部分であり、粗面部分3は、表面を表面粗さ20〜50μm程度に荒らした部分である。スムーズ面部分2と粗面部分3の間の分離部分6は、リムへの押圧時に表面がリムと接触しなければよく、窪みや溝であってもよい。また、分離部分6の幅が0、すなわち、分離部分6が無く、スムーズ面部分2と粗面部分3が接していてもよい。なお、粗面部分3の面積は、リムとの接触面の全体の面積に対して50%〜70%程度である。
また、本実施例の自転車用ブレーキシュー1は、図1に示すように従来の自転車用ブレーキシューの外形と同様に全体が直方体に近い形状であるが、接触面の形状は、リムの移動方向の長さがそれと直行する方向の幅よりも大きければよく、長方形ではなく楕円形やその他の形状であってもよい。また、接触面は平面である必要はなく、リムとの接触面積が大きくなるような接触部分のリムの形状に合わせた曲面であってもよい。また、本実施例の自転車用ブレーキシュー1の材料としては、ゴム以外にも、エラストマー、または熱可塑性樹脂、または熱硬化性樹脂などが使用でき、リムとの間の摩擦力が大きく、摩耗による耐久性に優れ、ある程度の変形が可能な弾性が得られる材料であればよい。なお、使用可能なゴム材料の一例としては、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)がある。また、自転車用ブレーキシュー1の外形の一例としては、リムの移動方向の長さは30〜50mm程度、幅は5〜20mm程度、厚さは5〜20mm程度とすることができる。
図2は、実施例2に係る自転車用ブレーキシューを示す斜視図である。図2において、本実施例の自転車用ブレーキシュー10は、外形や材料などは実施例1と同様であるが、リムとの接触面のみ異なっている。本実施例においては、リムとの接触面は、リムの移動方向に対して、凹凸の小さいスムーズ面部分12と凹凸の大きい粗面部分13と凹凸の小さいスムーズ面部分12とをこの順に配置するように分割され、この自転車用ブレーキシューをリムに押圧したときにスムーズ面部分12と粗面部分13の凸部は同時にリムに接触するように構成されている。スムーズ面部分12と粗面部分13の表面状態は実施例1のスムーズ面部分2、粗面部分3とそれぞれ同じである。スムーズ面部分12と粗面部分13の間の分離部分16も実施例1の分離部分6と同様である。なお、粗面部分13の面積は、リムとの接触面の全体の面積に対して50%〜70%程度である。
本実施例においては、実施例1よりも優れた制動性能が得られる。
図3は、実施例3に係る自転車用ブレーキシューを示す斜視図である。図3において、本実施例の自転車用ブレーキシュー20は、外形や材料などは実施例1と同様であるが、リムとの接触面のみ異なっている。本実施例においては、リムとの接触面には、実施例1のような凹凸の小さいスムーズ面部分22と凹凸の大きい粗面部分23とをこの順にリムの移動方向に配置した第1の構造部分27をリムの移動方向に4個配置している。自転車用ブレーキシュー20をリムに押圧したときにすべてのスムーズ面部分22とすべての粗面部分23の凸部は同時にリムに接触するように構成されている。スムーズ面部分22と粗面部分23の間の分離部分26、および第1の構造部分27の間の分離部分28は実施例1の分離部分6と同様にリムへの押圧時に表面がリムと接触しなければよく、窪みや溝であってもよい。なお、粗面部分23の面積は、リムとの接触面の全体の面積に対して50%〜70%程度である。
本実施例においては、実施例1や実施例2よりも優れた制動性能が得られる。
図4は、実施例4に係る自転車用ブレーキシューを示す斜視図である。図4において、本実施例の自転車用ブレーキシュー30は、外形や材料などは実施例1と同様であるが、リムとの接触面のみ異なっている。本実施例においては、リムとの接触面には、実施例2のような凹凸の小さいスムーズ面部分32と凹凸の大きい粗面部分33と凹凸の小さいスムーズ面部分32とをこの順にリムの移動方向に配置した第2の構造部分37をリムの移動方向に4個配置している。自転車用ブレーキシュー30をリムに押圧したときにすべてのスムーズ面部分32とすべての粗面部分33の凸部は同時にリムに接触するように構成されている。スムーズ面部分32と粗面部分33の間の分離部分36、および第2の構造部分37の間の分離部分38は実施例1の分離部分6と同様にリムへの押圧時に表面がリムと接触しなければよく、窪みや溝であってもよい。なお、粗面部分33の面積は、リムとの接触面の全体の面積に対して50%〜70%程度である。
本実施例においては、実施例3よりも優れた制動性能が得られる。
図5は、実施例5に係る自転車用ブレーキシューを示す斜視図である。図5において、本実施例の自転車用ブレーキシュー40は、実施例4と同様に、リムとの接触面には、実施例2のような凹凸の小さいスムーズ面部分42と凹凸の大きい粗面部分43と凹凸の小さいスムーズ面部分42とをこの順にリムの移動方向に配置した第2の構造部分47をリムの移動方向に4個配置している。自転車用ブレーキシュー40をリムに押圧したときにすべてのスムーズ面部分42とすべての粗面部分43の凸部は同時にリムに接触するように構成されている。さらに、互いに隣接する第2の構造部分47の間は溝48により分離されており、溝48の形状は、第2の構造部分47がそれぞれ個々に独立に弾性変形可能であるように設定されている。また、スムーズ面部分42および粗面部分43と溝48の側面49との成す角度は80度〜100度程度となっている。スムーズ面部分42と粗面部分43の間の分離部分46は実施例1の分離部分6と同様にリムへの押圧時に表面がリムと接触しなければよく、窪みや溝であってもよい。なお、粗面部分43の面積は、リムとの接触面の全体の面積に対して50%〜70%程度である。全体の外形や材料などは実施例1と同様である。
本実施例においては、リムとの接触における個々の第2の構造部分47の密着性が高まり、また、リムの移動に対しても第2の構造部分47が弾性変形して接触時間が長くなることにより摩擦力が大きくなるため、実施例4よりも優れた制動性能が得られる。
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではないことは言うまでもなく、目的や用途に応じて設計変更可能である。例えば、実施例3〜5の構成と同様な構成で、第1の構造部分と第2の構造部分を組み合わせて配置することや、リムとの接触面への第1の構造部分または第2の構造部分の配置個数を2〜10個程度とすることが可能である。また、自転車用ブレーキシューの外形は使用するブレーキ機構に合わせて選択可能である。
1、10,20,30,40 自転車用ブレーキシュー
2、12、22、32、42 スムーズ面部分
3、13、23、33、43 粗面部分
4 ブレーキシューホルダー
5 シャフト
6、16、26、28、36、38、46 分離部分
27 第1の構造部分
37、47 第2の構造部分
48 溝
49 側面

Claims (9)

  1. 自転車のリムに押圧してその摩擦力により車輪の回転を抑制する自転車用ブレーキシューであって、ゴム、またはエラストマー、または熱可塑性樹脂、または熱硬化性樹脂で構成され、前記リムとの接触面に、少なくとも1つの凹凸の小さいスムーズ面部分と少なくとも1つの凹凸の大きい粗面部分とを前記リムの移動方向に配置し、当該ブレーキシューをリムに押圧したときに前記スムーズ面部分と前記粗面部分の凸部は同時に前記リムに接触することを特徴とする自転車用ブレーキシュー。
  2. 前記リムとの接触面に、1つの凹凸の小さいスムーズ面部分と1つの凹凸の大きい粗面部分とをリムの移動方向にこの順に配置した第1の構造部分を有することを特徴とする請求項1に記載の自転車用ブレーキシュー。
  3. 前記リムとの接触面に、1つの凹凸の小さいスムーズ面部分と1つの凹凸の大きい粗面部分と1つの凹凸の小さいスムーズ面部分とをリムの移動方向にこの順に配置した第2の構造部分を有することを特徴とする請求項1に記載の自転車用ブレーキシュー。
  4. 前記第1の構造部分をリムの移動方向に複数個配置したことを特徴とする請求項2に記載の自転車用ブレーキシュー。
  5. 前記第2の構造部分をリムの移動方向に複数個配置したことを特徴とする請求項3に記載の自転車用ブレーキシュー。
  6. 前記第1の構造部分および前記第2の構造部分のそれぞれ少なくとも1つをリムの移動方向に配置したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の自転車用ブレーキシュー。
  7. 互いに隣接する前記第1の構造部分または前記第2の構造部分の間は溝により分離されており、該溝の形状は、前記前記第1の構造部分または前記第2の構造部分がそれぞれ個々に独立に弾性変形可能であるように設定されていることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の自転車用ブレーキシュー。
  8. 前記スムーズ面部分および前記粗面部分と前記溝の側面との成す角度が60度〜120度であることを特徴とする請求項7に記載の自転車用ブレーキシュー。
  9. 前記リムとの接触面における前記粗面部分の面積は、前記リムとの接触面の全体の面積に対して30%〜80%であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の自転車用ブレーキシュー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106005207A (zh) * 2016-05-12 2016-10-12 苏州爱盟机械有限公司 一种新型自行车刹车片
CN110753800A (zh) * 2017-06-16 2020-02-04 三菱电机株式会社 制动器衬片

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