JP2014105730A - Cushion clip - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、クッションクリップに関し、詳しくは、固定部材と可動部材のいずれかに形成された取付孔に装着可能となっており、これら固定部材と可動部材の間に位置して、固定部材に接近してくる可動部材の動きを受け止めて衝撃を吸収するクッションクリップに関する。 The present invention relates to a cushion clip, and more specifically, can be attached to a mounting hole formed in either the fixed member or the movable member, and is located between the fixed member and the movable member so as to approach the fixed member. The present invention relates to a cushion clip that absorbs an impact by receiving the movement of a movable member.
従来、例えば、グローブボックスにおいて、インストルメントパネルに対してグラブドアを閉じるとき、このグラブドアの動きを受け止めて衝撃を吸収するクッションクリップが既に知られている。ここで、下記特許文献1には、図13に示すように、この衝撃を吸収する衝撃吸収部202が中空の軟質樹脂材から成るクッションクリップ201が開示されている。これにより、軟質樹脂材の弾発力によってグラブドアを閉じるときに生じる打音を防止できると共に、このグラブドアを閉じ状態にロックしているときのインストルメントパネルに対するガタツキを防止できる。
2. Description of the Related Art Conventionally, for example, in a glove box, when a grab door is closed with respect to an instrument panel, a cushion clip that absorbs an impact by receiving the movement of the grab door is already known. Here, as shown in FIG. 13,
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、グラブドアを閉じ状態にロックしているとき、衝撃吸収部202は、グラブドアによって押し当てられた撓み状態となっている。この状態のまま、クッションクリップ201の使用環境が変化すると、この撓み状態が保持されるため、弾発力が低下してしまうことがあった。このように弾発力が低下してしまうと、グラブドアに作用する反力が低下してしまうため、グラブドアを閉じ状態にロックしているとき、グラブドアにガタツキが生じてしまうことがあった。
However, in the technique of
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、使用環境が変化しても、弾発力の低下を抑えることができるクッションクリップを提供することである。 The present invention is intended to solve such problems, and an object of the present invention is to provide a cushion clip that can suppress a decrease in resilience even if the use environment changes.
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、固定部材と可動部材のいずれかに形成された取付孔に装着可能となっており、これら固定部材と可動部材の間に位置して、固定部材に接近してくる可動部材の動きを受け止めて衝撃を吸収するクッションクリップであって、底壁を有する筒状に形成されたベースと、ベースの内部から進退可能に組み付けられたシャフトと、底壁を介してベースに対して進出方向にシャフトを付勢する圧縮ばねと、ベースの内部からシャフトが抜け落ちることを防止するようにベースに組み付け可能となっており、取付孔に装着可能なベゼルと、を備えていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、クッションクリップの弾発力の発生源は圧縮ばねとなっている。そのため、クッションクリップの使用環境が変化しても、その弾発力の低下を抑えることができる。
The present invention is for achieving the above object, and is configured as follows.
The invention according to
According to this configuration, the generation source of the elastic force of the cushion clip is the compression spring. Therefore, even if the usage environment of the cushion clip changes, it is possible to suppress a decrease in the elasticity.
また、請求項2に記載の発明は、固定部材と可動部材のいずれかに形成された取付孔に装着可能となっており、これら固定部材と可動部材の間に位置して、固定部材に接近してくる可動部材の動きを受け止めて衝撃を吸収するクッションクリップであって、底壁を有する筒状に形成され、取付孔に装着可能なベースと、ベースの内部から抜け落ちることなくベースの内部から進退可能に組み付けられたシャフトと、ベースに対して進出方向にシャフトを付勢する圧縮ばねと、を備えていることを特徴とする構成である。
この構成によれば、請求項1のクッションクリップと同様の作用効果を得ることができる。
The invention according to
According to this structure, the effect similar to the cushion clip of
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
まず、本発明の実施例1を、図1〜6を用いて説明する。はじめに、図1〜4を参照して、実施例1に係るクッションクリップ1の全体構成から説明する。クッションクリップ1は、主として、ベース2と、圧縮ばね3と、シャフト4と、ベゼル5とから構成されている。以下に、これらのうち、ベース2と、シャフト4と、ベゼル5とを個別に説明していく。なお、圧縮ばね3は、汎用のものでよいため、その詳細な説明は省略する。
Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
Example 1
First, Example 1 of the present invention will be described with reference to FIGS. First, with reference to FIGS. 1-4, it demonstrates from the whole structure of the
最初に、ベース2から説明していく。ベース2は、一方側に形成された開口20と他方側に形成された底壁22とを有する円筒部材から構成されている。底壁22には、圧縮ばね3の一方側を挿し込み可能な十字状のリブ22aが内側に向けて突出するように形成されている。ベース2の外周面には、後述するシャフト4のストッパ46を案内可能なガイド孔24がベース2の軸方向に沿う格好で形成されている。ガイド孔24は、ベース2の周方向に均等を成すように3箇所形成されている。
First, the
また、ベース2の外周面には、開口20の縁から切り欠かれた切欠26が形成されている。切欠26も、ベース2の周方向に均等を成すように3箇所形成されている。これにより、後述するベゼル5の係合爪54を撓ませることができる。また、ベース2の外周面には、後述するベゼル5の係合孔56に組み付け可能な係合爪28が形成されている。係合爪28も、ベース2の周方向に均等を成すように3箇所形成されている。なお、ベース2は、硬質樹脂材から一体的に成形されている。
Further, a
次に、シャフト4を説明する。シャフト4は、一方側に形成された開口40と他方側に形成された天壁42とを有しており、その開口40側をベース2の内部に挿し込み可能な円筒部材から構成されている。天壁42の表面は、エラストマ44(軟質樹脂材)によって覆われている。これにより、後述するグラブドア80を閉じるときに生じる打音の防止効果を高めることができる。
Next, the
シャフト4の外周面には、上述したベース2のガイド孔24に案内可能なストッパ46が形成されている。ストッパ46は、3箇所のガイド孔24それぞれに対応するように3箇所形成されている。また、シャフト4は、天壁42側が開口40側より細くなるようにシャフト4の軸方向の途中に段差48が形成されている。これにより、クッションクリップ1を組み立てたとき、段差48がベゼル5の開口50の縁に引っ掛かるため、シャフト4のストッパ46がベース2のガイド孔24から脱落しても、シャフト4がベース2から飛び出すことを防止できる。なお、シャフト4は、硬質樹脂材とエラストマ44(軟質樹脂材)とから一体的に成形(2色成形)されている。
A
最後に、ベゼル5を説明する。ベゼル5は、一方側に形成された開口50と他方側に形成された開口52とを有する円筒部材から構成されている。開口50の縁には、フランジ50aが形成されている。ベゼル5の外周面には、後述するインストルメントパネル70の取付孔72に組み付け可能な係合爪54が形成されている。係合爪54は、ベゼル5の周方向に均等を成すように3箇所形成されている。
Finally, the
これらフランジ50aと3箇所の係合爪54との間に後述するインストルメントパネル70の取付孔72の縁を挟むことで、インストルメントパネル70にベゼル5を装着できる、すなわち、インストルメントパネル70にクッションクリップ1を装着できる。また、ベゼル5の外周面には、上述したベース2の係合爪28を組み付け可能な係合孔56が形成されている。係合孔56は、3箇所の係合爪28それぞれに対応するように3箇所形成されている。なお、ベゼル5も、硬質樹脂材から一体的に成形されている。
The
次に、上述したベース2と、圧縮ばね3と、シャフト4と、ベゼル5とから構成されているクッションクリップ1を組み立てる手順を説明する。まず、ベース2のリブ22aに圧縮ばね3の一方側を挿し込む作業を行う。次に、圧縮ばね3の他方側がシャフト4の内部に挿し込まれるように、ベース2の内部にシャフト4を組み付ける作業を行う。
Next, a procedure for assembling the
このとき、ベース2のガイド孔24にシャフト4のストッパ46を嵌め込ませる(組み付ける)作業も行う。この嵌め込みは、3箇所同時に行う。これにより、進出方向に付勢させた状態でベース2に対して進退可能にシャフト4を組み付けることができる。最後に、ベゼル5の係合孔56にベース2の係合爪28を組み付ける作業を行う。この組み付けも、3箇所同時に行う。このようにしてクッションクリップ1が組み立てられる。
At this time, an operation of fitting (assembling) the
続いて、図5〜6を参照して、上述したクッションクリップ1の作用を説明する。この説明にあたって、クッションクリップ1をグローブボックス60に適用した例を説明する。グローブボックス60は、公知のものであり、インストルメントパネル70に開口74を介して形成されたボックス76と、ボックス76を塞ぎ可能にインストルメントパネル70にヒンジ結合されたグラブドア80とから構成されている。インストルメントパネル70が、特許請求の範囲に記載の「固定部材」に相当する。また、グラブドア80が、特許請求の範囲に記載の「可動部材」に相当する。
Then, with reference to FIGS. 5-6, the effect | action of the
インストルメントパネル70の開口74の上縁には、クッションクリップ1のベゼル5の係合爪54を組み付け可能な取付孔72が形成されている。そのため、図5に示すように、インストルメントパネル70にクッションクリップ1を装着できる。この装着状態からグラブドア80を閉じていくと、シャフト4はグラブドア80の内面から押し当てられる。
At the upper edge of the
すると、圧縮ばね3の付勢力に抗してシャフト4がベース2に入り込んでいく。これにより、従来技術と同様に、グラブドア80を閉じるときに生じる打音を防止できる。やがて、図6に示すように、グラブドア80は閉じ状態にロック(図示しないロック機構によってロック)されるため、シャフト4はベース2に入り込んだ状態に保持される。
Then, the
これにより、グラブドア80には圧縮ばね3の付勢力が作用していることとなる。そのため、従来技術と同様に、撓んだ圧縮ばね3からシャフト4を介してグラブドア80に作用する反力によって、グラブドア80を閉じ状態にロックしているときのインストルメントパネル70に対するガタツキを防止できる。
As a result, the urging force of the
本発明の実施例1に係るクッションクリップ1は、上述したように構成されている。この構成によれば、クッションクリップ1の弾発力の発生源は圧縮ばね3となっている。そのため、クッションクリップ1の使用環境が変化しても、その弾発力の低下を抑えることができる。
The
(実施例2)
次に、本発明の実施例2を、図7〜12を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、実施例1と同一部材には、図面において同一符号を付すことで重複する説明は省略することとする。
(Example 2)
Next, Example 2 of the present invention will be described with reference to FIGS. In the following description, the same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals in the drawings, and redundant description will be omitted.
はじめに、図7〜10を参照して、実施例2に係るクッションクリップ101の全体構成から説明する。クッションクリップ101は、主として、ベース102と、圧縮ばね103と、シャフト104とから構成されている。以下に、これらのうち、ベース102と、シャフト104とを個別に説明していく。なお、圧縮ばね103は、汎用のものでよいため、その詳細な説明は省略する。
First, the overall configuration of the
最初に、ベース102から説明していく。ベース102は、一方側に形成された開口120と他方側に形成された底壁122とを有する円筒部材から構成されている。開口120の縁には、フランジ120aが形成されている。ベース102の外周面には、インストルメントパネル70の取付孔72に組み付け可能な係合爪124が形成されている。係合爪124は、ベース102の周方向に均等を成すように3箇所形成されている。
First, the
これらフランジ120aと3箇所の係合爪124との間に後述するインストルメントパネル70の取付孔72の縁を挟むことで、インストルメントパネル70にベース102を装着できる、すなわち、インストルメントパネル70にクッションクリップ101を装着できる。一方、底壁122には、後述するシャフト104のストッパ142を挿し込み可能な差込孔122aが形成されている。なお、ベース102は、硬質樹脂材から一体的に成形されている。
The base 102 can be attached to the
次に、シャフト104を説明する。シャフト104は、その一方側にシャフト104の軸径より太い径を成す受止部140と、他方側にストッパ142とを備えた軸部材から構成されている。この受止部140の表面は、エラストマ144(軟質樹脂材)によって覆われている。これにより、後述するグラブドア80を閉じるときに生じる打音の防止効果を高めることができる。なお、シャフト104は、硬質樹脂材とエラストマ144(軟質樹脂材)とから一体的に成形(2色成形)されている。
Next, the
次に、上述したベース102と、圧縮ばね103と、シャフト104とから構成されているクッションクリップ101を組み立てる手順を説明する。まず、圧縮ばね103の全てにシャフト104を挿し込む作業を行う。次に、この挿し込み状態のまま、ベース102の差込孔122aにシャフト104のストッパ142を挿し込む(組み付ける)作業を行う。これにより、進出方向に付勢させた状態でベース102に対して進退可能にシャフト104を組み付けることができる。このようにしてクッションクリップ101が組み立てられる。
Next, a procedure for assembling the
続いて、図11〜12を参照して、上述したクッションクリップ101の作用を説明する。この説明にあたって、実施例1と同様に、クッションクリップ101をグローブボックス60に適用した例を説明する。図11に示すように、インストルメントパネル70にはクッションクリップ101が装着されている。この装着状態からグラブドア80を閉じていくと、シャフト104はグラブドア80の内面から押し当てられる。
Then, with reference to FIGS. 11-12, the effect | action of the
すると、圧縮ばね103の付勢力に抗してシャフト104がベース102に入り込んでいく。これにより、従来技術と同様に、グラブドア80を閉じるときに生じる打音を防止できる。やがて、図12に示すように、グラブドア80は閉じ状態にロック(図示しないロック機構によってロック)されるため、シャフト104はベース102に入り込んだ状態に保持される。
Then, the
これにより、グラブドア80には圧縮ばね103の付勢力が作用していることとなる。そのため、従来技術と同様に、撓んだ圧縮ばね103からシャフト104を介してグラブドア80に作用する反力によって、グラブドア80を閉じ状態にロックしているときのインストルメントパネル70に対するガタツキを防止できる。
As a result, the urging force of the
本発明の実施例2に係るクッションクリップ101は、上述したように構成されている。この構成によれば、実施例1のクッションクリップ1と同様に、クッションクリップ101の使用環境が変化しても、その弾発力の低下を抑えることができる。また、この構成によれば、圧縮ばね103の全てにシャフト104を挿し込む構成となっている。そのため、シャフト104がグラブドア80の内面から押し当てられているとき、圧縮ばね103が座屈してしまうことを防止できる。したがって、圧縮ばね103による弾発力を充分に発生させることができる。
The
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例1では、インストルメントパネル70にクッションクリップ1が装着される形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、グラブドア80にクッションクリップ1が装着される形態でも構わない。このことは、実施例2においても同様である。
The contents described above are only related to one embodiment of the present invention, and do not mean that the present invention is limited to the above contents.
In the first embodiment, the configuration in which the
1 クッションクリップ(実施例1)
2 ベース(実施例1)
3 圧縮ばね(実施例1)
4 シャフト(実施例1)
5 ベゼル(実施例1)
70 インストルメントパネル(固定部材)
80 グラブドア(可動部材)
101 クッションクリップ(実施例2)
102 ベース(実施例2)
103 圧縮ばね(実施例2)
104 シャフト(実施例3)
1 Cushion clip (Example 1)
2 Base (Example 1)
3 Compression spring (Example 1)
4 Shaft (Example 1)
5 Bezel (Example 1)
70 Instrument panel (fixing member)
80 Grab door (movable member)
101 Cushion clip (Example 2)
102 base (Example 2)
103 Compression spring (Example 2)
104 Shaft (Example 3)
Claims (2)
底壁を有する筒状に形成されたベースと、
ベースの内部から進退可能に組み付けられたシャフトと、
底壁を介してベースに対して進出方向にシャフトを付勢する圧縮ばねと、
ベースの内部からシャフトが抜け落ちることを防止するようにベースに組み付け可能となっており、取付孔に装着可能なベゼルと、を備えていることを特徴とするクッションクリップ。 It can be mounted in the mounting hole formed in either the fixed member or the movable member, and is located between these fixed member and the movable member, and receives the impact of the movable member approaching the fixed member to make an impact. A cushion clip that absorbs
A base formed in a cylindrical shape having a bottom wall;
A shaft assembled to be able to move forward and backward from the inside of the base,
A compression spring that biases the shaft in the advancing direction with respect to the base via the bottom wall;
A cushion clip comprising: a bezel that can be assembled to a base so as to prevent the shaft from falling off from the inside of the base, and can be attached to a mounting hole.
底壁を有する筒状に形成され、取付孔に装着可能なベースと、
ベースの内部から抜け落ちることなくベースの内部から進退可能に組み付けられたシャフトと、
ベースに対して進出方向にシャフトを付勢する圧縮ばねと、を備えていることを特徴とするクッションクリップ。
It can be mounted in the mounting hole formed in either the fixed member or the movable member, and is located between these fixed member and the movable member, and receives the impact of the movable member approaching the fixed member to make an impact. A cushion clip that absorbs
A base formed in a cylindrical shape having a bottom wall and attachable to a mounting hole;
A shaft assembled so as to be able to advance and retract from the inside of the base without falling off from the inside of the base;
A cushion clip comprising: a compression spring that biases the shaft in the advancing direction with respect to the base.
Priority Applications (1)
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- 2012-11-26 JP JP2012257434A patent/JP2014105730A/en active Pending
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