JP2014103450A - 画像処理装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】例えば映像の色傾向を変更する映像効果の信号処理を行うときに、ユーザが輪郭色の設定変更を行わなくても、輪郭を視認しやすい状態にできるようにする。
【解決手段】ユーザの操作をアシストするために、映像の輪郭成分を強調して表示する。このとき、自動色選択部118は、フィルタ選択UI部117でユーザが映像の色傾向を変更するフィルタを選択しているか否かを判定し、映像の色傾向を変更するフィルタが選択されている場合、輪郭色をフィルタ効果で施す色傾向の補色とする。例えばアンバー傾向に変更するフィルタである場合は輪郭色をアンバーの補色である青色へと変更する。これにより、ユーザが適時設定変更をしなくとも視認しやすい輪郭色を保つことが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】ユーザの操作をアシストするために、映像の輪郭成分を強調して表示する。このとき、自動色選択部118は、フィルタ選択UI部117でユーザが映像の色傾向を変更するフィルタを選択しているか否かを判定し、映像の色傾向を変更するフィルタが選択されている場合、輪郭色をフィルタ効果で施す色傾向の補色とする。例えばアンバー傾向に変更するフィルタである場合は輪郭色をアンバーの補色である青色へと変更する。これにより、ユーザが適時設定変更をしなくとも視認しやすい輪郭色を保つことが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示手段に表示する映像に、ユーザの操作をアシストするアシスト表示を重畳する画像処理装置、方法及びプログラムに関する。
デジタルビデオカメラ等の撮像装置において、小さなLCDパネルでは焦点合わせを手動で行う際に焦点位置を把握しにくいことから、映像の輪郭成分を強調して表示する機能を持つものがある。また、輪郭をより判りやすくするために、輪郭色を変更してより認識しやすくすることも提案されている。輪郭色を変更するのは、撮影している被写体の色と同系色では輪郭が分かりにくくなるためであり、従来の撮像装置では、被写体とは異なる色に変更するようにユーザが選択できるような構成となっている。
例えば特許文献1には、入力映像信号の輝度信号に含まれる高域成分を抽出して、前記抽出した高域成分の大きさに応じたレベルの輪郭強調信号を生成する輪郭成分抽出部と、前記輪郭成分抽出部で生成された輪郭強調信号を所定のクロック周期毎にサンプリングして出力する周波数低減部と、前記周波数低減部から出力された輪郭強調信号を、前記入力映像信号を構成する色差信号に加算する加算器とを備えた映像信号処理装置が開示されている。
例えば特許文献1には、入力映像信号の輝度信号に含まれる高域成分を抽出して、前記抽出した高域成分の大きさに応じたレベルの輪郭強調信号を生成する輪郭成分抽出部と、前記輪郭成分抽出部で生成された輪郭強調信号を所定のクロック周期毎にサンプリングして出力する周波数低減部と、前記周波数低減部から出力された輪郭強調信号を、前記入力映像信号を構成する色差信号に加算する加算器とを備えた映像信号処理装置が開示されている。
一方で、撮影時の映像効果として、信号処理により映像の色傾向を変更、例えば映画調の映像に変更するフィルタ効果を与える撮像装置が提案されている(映像フィルタ)。映像フィルタの中には色味を変える効果を持つものがある。例えば全体をセピア調(アンバー色)に変えるフィルタや、青みがかった色に変えるフィルタ等が代表的である。
しかしながら、映像の色傾向を変更するフィルタ効果を与えると、その色味と同系色の輪郭色に設定している場合に、輪郭が視認しにくい状態となる。そのため、ユーザがその都度色選択する必要があり、フィルタ効果で色味を変えると、輪郭色も変更する必要があるという問題があった。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、例えば映像の色傾向を変更する映像効果の信号処理を行うときに、ユーザが輪郭色の設定変更を行わなくても、輪郭を視認しやすい状態にできるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、映像の色傾向を変更する映像効果の信号処理を行う処理手段と、前記処理手段による映像効果をユーザが選択するための映像効果選択手段と、表示手段に表示する映像に、ユーザの操作をアシストするアシスト表示を重畳するアシスト表示重畳手段と、前記映像効果選択手段でユーザが選択した映像効果に応じて、前記アシスト表示の色を決定する表示色決定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、例えば映像の色傾向を変更する映像効果の信号処理を行うときに、ユーザが輪郭色の設定変更を行わなくても、輪郭を視認しやすい状態にすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明を適用した画像処理装置として機能する第1の実施形態に係るデジタルビデオカメラの概略構成図である。
図1において、101は被写体からの入射光を結像させるレンズ部であり、フォーカスレンズ群も具備している。
102はイメージセンサ部であり、結像した光学像を電気信号に変換するCCD(Charged Coupled Device)素子やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)素子等で構成される。
103はCDS/AGC部であり、アナログ画像信号のノイズを相関二重サンプリング(Correlated Double Sampling)により削減し、自動利得制御(Auto Gain Controller)によりその信号レベルを自動制御する。
104はカメラ信号処理部であり、画像信号にガンマ処理、輪郭処理、色処理等を行う。
105はフィルタ信号処理部であり、予め設定されているフィルタ効果に応じて、画像信号に信号処理を行う。106は色変換部であり、画像信号に色処理を施す。107は輝度変換部であり、画像信号にガンマ処理等の輝度系信号処理を施す。108はグレイン処理部であり、フィルム撮影時のような粒子感を画像信号に付加する処理(グレイン処理)を施す。
109は記録部であり、画像信号を記録処理して記録媒体に記録する。
110は輪郭抽出部であり、画像信号の中から輪郭部分を抽出する。
111は輪郭色変換部であり、詳細は後述するが、輪郭色を変換し、画像信号に重畳する。
112はユーザが輪郭色を選択するための色選択手段である表示色選択ユーザインタフェース(UI)部である。
113は映像を表示する表示手段である液晶パネル等の表示装置部である。
114はフォーカス操作部である。
115はレンズ制御部である。
116はレンズ駆動部であり、レンズ部101に含まれるフォーカスレンズを駆動する。
117はユーザがフィルタ効果を選択するための映像効果選択手段であるフィルタ選択UI部である。
118は表示色決定手段である自動色選択部であり、フィルタ選択UI部117でユーザが選択したフィルタ効果に応じて、輪郭色を自動的に選択、決定する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明を適用した画像処理装置として機能する第1の実施形態に係るデジタルビデオカメラの概略構成図である。
図1において、101は被写体からの入射光を結像させるレンズ部であり、フォーカスレンズ群も具備している。
102はイメージセンサ部であり、結像した光学像を電気信号に変換するCCD(Charged Coupled Device)素子やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)素子等で構成される。
103はCDS/AGC部であり、アナログ画像信号のノイズを相関二重サンプリング(Correlated Double Sampling)により削減し、自動利得制御(Auto Gain Controller)によりその信号レベルを自動制御する。
104はカメラ信号処理部であり、画像信号にガンマ処理、輪郭処理、色処理等を行う。
105はフィルタ信号処理部であり、予め設定されているフィルタ効果に応じて、画像信号に信号処理を行う。106は色変換部であり、画像信号に色処理を施す。107は輝度変換部であり、画像信号にガンマ処理等の輝度系信号処理を施す。108はグレイン処理部であり、フィルム撮影時のような粒子感を画像信号に付加する処理(グレイン処理)を施す。
109は記録部であり、画像信号を記録処理して記録媒体に記録する。
110は輪郭抽出部であり、画像信号の中から輪郭部分を抽出する。
111は輪郭色変換部であり、詳細は後述するが、輪郭色を変換し、画像信号に重畳する。
112はユーザが輪郭色を選択するための色選択手段である表示色選択ユーザインタフェース(UI)部である。
113は映像を表示する表示手段である液晶パネル等の表示装置部である。
114はフォーカス操作部である。
115はレンズ制御部である。
116はレンズ駆動部であり、レンズ部101に含まれるフォーカスレンズを駆動する。
117はユーザがフィルタ効果を選択するための映像効果選択手段であるフィルタ選択UI部である。
118は表示色決定手段である自動色選択部であり、フィルタ選択UI部117でユーザが選択したフィルタ効果に応じて、輪郭色を自動的に選択、決定する。
次に、第1の実施形態に係るデジタルビデオカメラの動作を説明する。
レンズ部101によって結像される被写体像は、イメージセンサ部102で光学像を電気信号に変換される。イメージセンサ部102は、電荷蓄積時間を調整可能であり、これにより電子シャッター機能を実現することができる。続いてCDS/AGC部103では、イメージセンサ部102からのアナログ画像信号のノイズを相関二重サンプリングにより削減し、自動利得制御によりその信号レベルを自動制御した上でカメラ信号処理部104に供給する。カメラ信号処理部104は、ビデオカメラに必要なガンマ処理、輪郭処理、色処理等のカメラ信号処理を実行する。
レンズ部101によって結像される被写体像は、イメージセンサ部102で光学像を電気信号に変換される。イメージセンサ部102は、電荷蓄積時間を調整可能であり、これにより電子シャッター機能を実現することができる。続いてCDS/AGC部103では、イメージセンサ部102からのアナログ画像信号のノイズを相関二重サンプリングにより削減し、自動利得制御によりその信号レベルを自動制御した上でカメラ信号処理部104に供給する。カメラ信号処理部104は、ビデオカメラに必要なガンマ処理、輪郭処理、色処理等のカメラ信号処理を実行する。
ユーザは、フォーカス操作部114によりフォーカスレンズを駆動するようレンズ制御部115に指示することができる。レンズ部101を収容するレンズ鏡筒の外周に、ユーザが回転操作可能なフォーカスリングが装備され、このフォーカスリングをユーザが回転操作することで、フォーカス位置をレンズ制御部115に指示する。電子的な機構又は機械的な回転検知機構が、フォーカスリングの回転方向と回転角を検出し、レンズ制御部115に通知する。このような電子的又は機械的な回転検知機構は周知である。レンズ駆動部116は、レンズ制御部115の制御信号に従ってフォーカスレンズを移動させる。
ここで、フィルタ効果を与えるための動作について説明する。ユーザはフィルタ選択UI部117により、予め設定されている、映像の色傾向を変更する映像効果を含む複数の特殊フィルタの中から任意のフィルタを選択することができる。フィルタ選択UI部117でユーザが選択したフィルタ情報は、フィルタ信号処理部105に送られる。また、フィルタ選択UI部117でユーザが選択したフィルタ情報は、自動色選択部118にも送られ、輪郭色を決定する際に利用される。
フィルタ信号処理部105では、カメラ信号処理部104から出力された画像信号に対して、フィルタ選択UI部117で選択されたフィルタに応じて、画像信号に信号処理を行う。色変換部106では予め設定されている色処理が施され、輝度変換部107では予め設定されたガンマ等の輝度系情報の変換が施され、グレイン処理部108では予め設定されているグレイン処理が施される。例えば色味をセピア調(アンバー色傾向)に変更するフィルタが選択された場合、色変換部106で赤の色相方向へ画像信号の色信号を変換し、カメラ信号処理部104より出力された画像信号がアンバー色の傾向になるよう補正が施される。フィルタが選択されていない場合、カメラ信号処理部104の出力が、そのままフィルタ信号処理部105より出力される。
フィルタ信号処理部105では、カメラ信号処理部104から出力された画像信号に対して、フィルタ選択UI部117で選択されたフィルタに応じて、画像信号に信号処理を行う。色変換部106では予め設定されている色処理が施され、輝度変換部107では予め設定されたガンマ等の輝度系情報の変換が施され、グレイン処理部108では予め設定されているグレイン処理が施される。例えば色味をセピア調(アンバー色傾向)に変更するフィルタが選択された場合、色変換部106で赤の色相方向へ画像信号の色信号を変換し、カメラ信号処理部104より出力された画像信号がアンバー色の傾向になるよう補正が施される。フィルタが選択されていない場合、カメラ信号処理部104の出力が、そのままフィルタ信号処理部105より出力される。
フィルタ信号処理部105より出力された信号処理の施された画像信号は、記録部109に送られる。記録部109では、画像信号を記録処理して記録媒体に記録する。記録媒体の例としては、SDカードや光ディスク又はハードディスク等がある。
次に、輪郭色変更の動作について説明する。
フィルタ信号処理部105より出力された信号処理の施された画像信号は、輪郭抽出部110に送られる。輪郭抽出部110は、輪郭補正回路、ピーキング回路又はエンハンサ等とも称される周知の回路で構成されており、画像信号の周波数成分より輪郭成分を抽出する。輪郭成分として抽出された輪郭信号は輪郭色変換部111に送られる。
フィルタ信号処理部105より出力された信号処理の施された画像信号は、輪郭抽出部110に送られる。輪郭抽出部110は、輪郭補正回路、ピーキング回路又はエンハンサ等とも称される周知の回路で構成されており、画像信号の周波数成分より輪郭成分を抽出する。輪郭成分として抽出された輪郭信号は輪郭色変換部111に送られる。
図2を参照して、輪郭色変換部111について説明する。図2において、輪郭色変換部111には、フィルタ信号処理部105より出力された信号処理の施された画像信号が入力される。また、輪郭色変換部111内部にある輪郭領域色変換部201には、輪郭抽出部110で輪郭成分として抽出された輪郭信号、及び自動色選択部118より決定された輪郭色の色情報が送られている。
輪郭領域色変換部201では、輪郭信号を自動色選択部118で輪郭色として選択された色情報に一律変換を行う。輪郭色変換部111では、フィルタ信号処理部105より出力された信号処理の施された画像信号に、輪郭領域色変換部201で所定の色に変換された輪郭信号を重畳して出力する。輪郭色変換部111より出力された画像信号は表示装置部113に送られ、ユーザが画像信号及び色変換された輪郭部を視認できる構成となっている。上記構成により、マニュアルフォーカス時のピント合わせが容易になる。
輪郭領域色変換部201では、輪郭信号を自動色選択部118で輪郭色として選択された色情報に一律変換を行う。輪郭色変換部111では、フィルタ信号処理部105より出力された信号処理の施された画像信号に、輪郭領域色変換部201で所定の色に変換された輪郭信号を重畳して出力する。輪郭色変換部111より出力された画像信号は表示装置部113に送られ、ユーザが画像信号及び色変換された輪郭部を視認できる構成となっている。上記構成により、マニュアルフォーカス時のピント合わせが容易になる。
図3は、フィルタ選択UI部117でユーザが選択したフィルタ効果に応じて、自動色選択部118が輪郭色を選択、決定する処理を示すフローチャートである。本実施形態では、映像の色傾向を変更する映像効果として、アンバー傾向に変更するフィルタ効果(フィルタA)、青傾向に変更するフィルタ効果(フィルタB)、マゼンタ傾向に変更するフィルタ効果(フィルタC)の3種と、色傾向を変更しないフィルタ効果(フィルタD)がある場合を例として説明を行う。
自動色選択部118には、表示色選択UI部112でユーザが選択した輪郭色と、フィルタ選択UI部117でユーザが選択したフィルタ情報とが送られている。
自動色選択部118には、表示色選択UI部112でユーザが選択した輪郭色と、フィルタ選択UI部117でユーザが選択したフィルタ情報とが送られている。
ステップS301で、映像フィルタが選択されているか否かを判断する。映像フィルタが選択されている場合はステップS302へと進み、映像フィルタが選択されていない場合は輪郭色をユーザが選択した輪郭色とする。
ステップS302で、映像の色傾向を変更するフィルタ、すなわちフィルタA、B、Cであるか否かを判定する。映像の色傾向を変更するフィルタである場合はステップS303へと進み、映像の色傾向を変更するフィルタでない場合は輪郭色をユーザが選択した色とする。
ステップS303で、アンバー傾向に変更するフィルタAであるか否かを判定する。アンバー傾向に変更するフィルタAである場合は輪郭色をアンバーの補色である青色へと変更する。アンバー傾向に変更するフィルタAでない場合はステップS304へと進む。
ステップS304で、青傾向に変更するフィルタBであるか否かを判定する。青傾向に変更するフィルタBである場合は輪郭色を青の補色である赤色へと変更する。青傾向に変更するフィルタBでない場合、言い換えればマゼンタ傾向に変更するフィルタCである場合は輪郭色をマゼンタの補色である緑色へと変更する。
このように映像の色傾向を変更するフィルタ効果に応じて、輪郭色をフィルタ効果で施す色傾向の補色とすることで、ユーザが適時設定変更をしなくとも視認しやすい輪郭色を保つことが可能となる。
ステップS302で、映像の色傾向を変更するフィルタ、すなわちフィルタA、B、Cであるか否かを判定する。映像の色傾向を変更するフィルタである場合はステップS303へと進み、映像の色傾向を変更するフィルタでない場合は輪郭色をユーザが選択した色とする。
ステップS303で、アンバー傾向に変更するフィルタAであるか否かを判定する。アンバー傾向に変更するフィルタAである場合は輪郭色をアンバーの補色である青色へと変更する。アンバー傾向に変更するフィルタAでない場合はステップS304へと進む。
ステップS304で、青傾向に変更するフィルタBであるか否かを判定する。青傾向に変更するフィルタBである場合は輪郭色を青の補色である赤色へと変更する。青傾向に変更するフィルタBでない場合、言い換えればマゼンタ傾向に変更するフィルタCである場合は輪郭色をマゼンタの補色である緑色へと変更する。
このように映像の色傾向を変更するフィルタ効果に応じて、輪郭色をフィルタ効果で施す色傾向の補色とすることで、ユーザが適時設定変更をしなくとも視認しやすい輪郭色を保つことが可能となる。
なお、本実施形態ではアシスト表示として輪郭強調を例とし、輪郭色を変更することについて述べたが、それに限定されるものではない。例えば輝度が一定レベルを越えた部分に縞状のパターンを表示させるゼブラパターンについて表示色を変更するようにしてもよい。また、輪郭強調及びゼブラパターンの両方同時に表示色を変更するようにしてもよい。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、映像の色傾向を変更するフィルタ効果に応じてアシスト表示の色を変更する例を説明した。第2の実施形態では、被写体の色情報を検出し、被写体の色情報に応じてアシスト表示の色を変更する例を説明する。
図4は、本発明を適用した画像処理装置として機能する第2の実施形態に係るデジタルビデオカメラの概略構成図である。図4において、401〜404は図1の101〜104に相当する。また、409〜416及び418は図1の109〜116及び118に相当する。
419は被写体の色情報を抽出する被写体色抽出部である。第1の実施形態では、図1のフィルタ選択UI部117でユーザが選択したフィルタ情報が自動色選択部118に伝達される構成としたが、第2の実施形態では、被写体色抽出部419で抽出された被写体の色情報が自動色選択部418に伝達される構成となる。第2の実施形態では、フィルタ情報によらないため、フィルタ選択UI部117及びフィルタ信号処理部105は省いた構成となっている。
第1の実施形態では、映像の色傾向を変更するフィルタ効果に応じてアシスト表示の色を変更する例を説明した。第2の実施形態では、被写体の色情報を検出し、被写体の色情報に応じてアシスト表示の色を変更する例を説明する。
図4は、本発明を適用した画像処理装置として機能する第2の実施形態に係るデジタルビデオカメラの概略構成図である。図4において、401〜404は図1の101〜104に相当する。また、409〜416及び418は図1の109〜116及び118に相当する。
419は被写体の色情報を抽出する被写体色抽出部である。第1の実施形態では、図1のフィルタ選択UI部117でユーザが選択したフィルタ情報が自動色選択部118に伝達される構成としたが、第2の実施形態では、被写体色抽出部419で抽出された被写体の色情報が自動色選択部418に伝達される構成となる。第2の実施形態では、フィルタ情報によらないため、フィルタ選択UI部117及びフィルタ信号処理部105は省いた構成となっている。
ここで、例えば画像データ全体の平均色を算出し、それを被写体の色情報として抽出してもよい。また、主被写体が画角中心に位置することが多いことから、画像データの中心付近の色情報を収集し、その平均色を被写体の色情報として抽出してもよい。
被写体色抽出部419で抽出された被写体の色情報は、自動色選択部418に送られる。自動色選択部418には、表示色選択UI部412でユーザが選択した表示色の情報も送られている。自動色選択部418は、表示色選択UI部412でユーザがアシスト表示の色を選択している場合、ユーザ設定色に設定する。それに対して、ユーザがアシスト表示の色を選択していない場合、被写体色抽出部419で抽出された被写体の色情報の補色を設定する。例えば被写体の色情報がアンバー色であった場合、アシスト表示の色をアンバー色の補色である青色へと変更する。
被写体色抽出部419で抽出された被写体の色情報は、自動色選択部418に送られる。自動色選択部418には、表示色選択UI部412でユーザが選択した表示色の情報も送られている。自動色選択部418は、表示色選択UI部412でユーザがアシスト表示の色を選択している場合、ユーザ設定色に設定する。それに対して、ユーザがアシスト表示の色を選択していない場合、被写体色抽出部419で抽出された被写体の色情報の補色を設定する。例えば被写体の色情報がアンバー色であった場合、アシスト表示の色をアンバー色の補色である青色へと変更する。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は、ビデオカメラ、電子スチルカメラ等に適用されて好適な画像処理装置、方法及びプログラムに関し、特にピーキングやゼブラ等アシスト信号の色を変更し、アシスト信号を視認しやすくする手段を備えた装置のアシスト信号色の制御に関するものである。
101、401:レンズ部
102、402:イメージセンサ部
103、403:CDS/AGC部
104、404:カメラ信号処理部
105:フィルタ信号処理部
106:色変換部
107:輝度変換部
108:グレイン処理部
109、409:記録部
110:輪郭抽出部
111、411:輪郭色変換部
112、412:表示色選択UI部
113、413:表示装置部
114、414:フォーカス操作部
115、415:レンズ制御部
116、416:レンズ駆動部
117:フィルタ選択UI部
118、418:自動色選択部
201:輪郭領域色変換部
419:被写体色抽出部
102、402:イメージセンサ部
103、403:CDS/AGC部
104、404:カメラ信号処理部
105:フィルタ信号処理部
106:色変換部
107:輝度変換部
108:グレイン処理部
109、409:記録部
110:輪郭抽出部
111、411:輪郭色変換部
112、412:表示色選択UI部
113、413:表示装置部
114、414:フォーカス操作部
115、415:レンズ制御部
116、416:レンズ駆動部
117:フィルタ選択UI部
118、418:自動色選択部
201:輪郭領域色変換部
419:被写体色抽出部
Claims (13)
- 映像の色傾向を変更する映像効果の信号処理を行う処理手段と、
前記処理手段による映像効果をユーザが選択するための映像効果選択手段と、
表示手段に表示する映像に、ユーザの操作をアシストするアシスト表示を重畳するアシスト表示重畳手段と、
前記映像効果選択手段でユーザが選択した映像効果に応じて、前記アシスト表示の色を決定する表示色決定手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記表示色決定手段は、前記アシスト表示の色を、前記映像効果選択手段でユーザが選択した映像効果による色傾向の補色とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記アシスト表示は、映像の輪郭強調であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記アシスト表示は、輝度が一定レベルを越えた部分に縞状のパターンを表示させるゼブラパターンであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記アシスト表示の色をユーザが選択するための色選択手段を備え、
前記表示色決定手段は、前記映像効果選択手段でユーザが映像の色傾向を変更する映像効果を選択していない場合、前記アシスト表示の色を前記色選択手段でユーザが選択した色とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 被写体の色情報を抽出する抽出手段と、
表示手段に表示する映像に、ユーザの操作をアシストするアシスト表示を重畳するアシスト表示重畳手段と、
前記抽出手段で抽出した被写体の色情報に応じて、前記アシスト表示の色を決定する表示色決定手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記表示色決定手段は、前記アシスト表示の色を、前記抽出手段で抽出した被写体の色情報の補色とすることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
- 前記アシスト表示は、映像の輪郭強調であることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像処理装置。
- 前記アシスト表示は、輝度が一定レベルを越えた部分に縞状のパターンを表示させるゼブラパターンであることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 映像の色傾向を変更する映像効果の信号処理を行うステップと、
表示手段に表示する映像に、ユーザの操作をアシストするアシスト表示を重畳するステップと、
ユーザが選択した映像効果に応じて、前記アシスト表示の色を決定するステップとを有することを特徴とする画像処理方法。 - 被写体の色情報を抽出するステップと、
表示手段に表示する映像に、ユーザの操作をアシストするアシスト表示を重畳するステップと、
前記抽出した被写体の色情報に応じて、前記アシスト表示の色を決定するステップとを有することを特徴とする画像処理方法。 - 映像の色傾向を変更する映像効果の信号処理を行う処理と、
表示手段に表示する映像に、ユーザの操作をアシストするアシスト表示を重畳する処理と、
ユーザが選択した映像効果に応じて、前記アシスト表示の色を決定する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 被写体の色情報を抽出する処理と、
表示手段に表示する映像に、ユーザの操作をアシストするアシスト表示を重畳する処理と、
前記抽出した被写体の色情報に応じて、前記アシスト表示の色を決定する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012252392A JP2014103450A (ja) | 2012-11-16 | 2012-11-16 | 画像処理装置、方法及びプログラム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019187502A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | ソニー株式会社 | 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム |
WO2020195246A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | ソニー株式会社 | 撮像装置、撮像方法、及びプログラム |
-
2012
- 2012-11-16 JP JP2012252392A patent/JP2014103450A/ja active Pending
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